Department of Otorhinolaryngology, Head and Neck Surgery, Interdisciplinary Graduate School of Medicine and Engineering, Faculty of Medicine, Universi

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1 Department of Otorhinolaryngology, Head and Neck Surgery, Interdisciplinary Graduate School of Medicine and Engineering, Faculty of Medicine, University of Yamanashi κ

2 表 1 現在日本で使用可能な 薬剤名 ベクロメタゾンプロピオン酸エステル beclometasonedipropionate アルデシン AQ ネーサル AldecinAQ nasal( シェリング ブラウ ) 組成 性状 点鼻液 1 瓶 8.5g 中 8.5mg 効能 効果 アレルギー性鼻炎, 血管運動性鼻炎 リノコート RIunocoat( 帝人ファーマ ) カプセル 50μg ( 鼻用噴霧容器パブライザー ) パウダースプレー :150mg アレルギー性鼻炎, 血管運動性鼻炎 アルペソンアルロイヤー, エスペタット AQ, タウナス, ナイヌピー, ナナドラ, ベクローゼ AQ ベクロメタゾン トーワ, ペンプリン AQ マイリー フルチカゾンプロビオン酸エステル fluticasonepropionate フルナーゼ Flunase ( グラクソ スミスクライン ) 点鼻液 50μg28 噴霧用 (1 瓶 ) 2.04mg 4mL(1 噴霧中 : 50μg) 点鼻液 50μg56 噴霧用 (1 瓶 )4.08mg8mL(1 噴霧中 50μg) 小児用点鼻液 25μg56 噴霧用 (1 瓶 ):2.04mg 4mL(1 噴霧中 25μg) アレルギー性鼻炎, 血管運動性鼻炎 ファビフルチカゾン イセイ アメル サワイ トーワ テイコク, キリガミール, スカイロン, フルチカゾンプルピオン酸エステル PH, フルチカノーズ, フロラーズ, プロチカゾン, プロピオン酸フルチカゾン CH タイヨー マイラン メルク PH ミリカレット モメタゾンフランカルボン酸エステル水和物 mometasonefuroatehydrate ナゾネックス Nasonex( シェリング プラウ ) 点鼻液 50μg56 噴霧用 :1 瓶 10g 中 5mg(1 噴霧中 50μg) アレルギー性鼻炎

3 用法 用量 1 回各鼻腔 1 噴霧, 1 日 4 回小児 :1 日 2 回, 最大 1 日 16 噴霧 ( 小児 :8 噴霧 ) カプセル 1 回 50μg 1 日 2 回朝, 夜 ( 起床時, 就寝時 ), 小型噴霧器を用いて鼻腔内噴霧吸入パウダースプレー, 1 回 25μg,1 日 2 回, 朝, 夜 ( 起床時, 就寝時 ) に各鼻腔内噴霧吸入 1 回各鼻腔 1 噴霧 (50μg),1 日 2 回 (200μg)1 日最大 8 噴霧 (400μg) 小児用 1 回各鼻腔 1 噴霧 (25μg),1 日 2 回 (100μg)1 日最大 8 噴霧 (200μg) 薬効薬理 抗炎作用, 全身性ステロイド作用, 鼻誘発反応防御作用など 抗炎作用, 鼻誘発反応防御作用など 鼻粘膜浸潤細胞抑制作用, 抗炎作用, アレルギー性鼻炎抑制作用, 抗アレルギー作用など 禁忌 禁忌有効な抗菌薬の存在しない感染, 全身の真菌, 本剤過敏, 原則禁忌結核性疾患, 呼吸器感染高血圧, 糖尿病 禁忌有効な抗菌薬の存在しない感染, 全身の真菌本剤過敏, 原則禁忌, 結核性疾患, 呼吸器感染, 高血圧, 糖尿病 有効な抗菌薬の存在しない感染, 全身の真菌, 本剤過敏 相互作用 CYP3A4 阻害作用を有する薬剤 ( リトナビル等 ) 副作用 大 : 眼 : 外国において眼圧亢進, 緑内障の報告, その他 : 蕁麻疹等の発疹, 紅斑, 瘙痒, 鼻状 ( 刺激感など ). 咽喉頭状, 悪心, 嘔吐, 頭痛など, 大 : 眼 : 外国において眼圧亢進, 緑内障の報告, その他 : 鼻内刺激感, 鼻内異物感, 鼻閉感, 頭痛 頭など 大 : アナフィラキシー様状その他 : 鼻状, 鼻出血, 不快臭, 咽喉頭状 ( 刺激感, 乾燥感など ), 頭痛など 各鼻腔に 2 噴霧, 1 日 1 回 (1 日 200μg) アレルギー性鼻炎抑制作用, 局所抗炎作用,IL-4, IL-5 産生抑制作用など 有効な抗菌薬の存在しない感染, 全身の真菌, 本剤過敏 大アナフィラキシー様状その他 : 鼻状, 鼻出血, 咽喉頭状,( 刺激感, 乾燥など ), ビリルビン上昇, リンパ球減少など ( 文献 1 より引用 )

4 表 2 通年性アレルギー性鼻炎の治療 度 軽 病型 くしゃみ 鼻漏型 鼻閉型または鼻閉を主とする充全型 くしゃみ 鼻漏型 鼻閉型または鼻閉を主とする充全型 1 第 2 世代抗ヒスタミン薬 2 遊離抑制薬 3Th2 サイトカイン阻害薬 1 第 2 世代抗ヒスタミン薬 2 遊離抑制薬 3Th2 サイトカイン阻害薬 4 1 抗 LTs 薬 2 抗 PGD2 TXA2 薬 3 第 2 世代抗ヒスタミン薬 抗 LTs 薬または抗 PGD2 TXA2 薬 治療 1,2,3 のいずれか 1 つ. 1,2,3,4 のいずれか 1 つ. 必要に応じて 1, 2,3 に 4 を併用する. 1,2,3 のいずれか 1 つ. 必要に応じて 1 または 2 に 3 を併用する. 必要に応じて点鼻用血管収縮薬を治療開始時の 5~ 7 日間に限って用いる. 鼻閉型で鼻腔形態異常を伴う例では手術 特異的免疫療法 抗原除去 回避 状が改善してもすぐには投薬を中止せず, 救カ月の安定を確かめて, ステップダウンしていく. 遊離抑制薬 : ケミカルメディエーター遊離抑制薬. 抗 LTs 薬 : 抗ロイコトリエン薬. 抗 PGD2 TXA2 薬 : 抗プロスタグランジン D2 トロンボキサン A2 薬. ( 文献 1 より引用 )

5 度 病型 治療 初期療法 1 第 2 世代抗ヒスタミン 2 遊離抑制薬 3Th2 サイトカイン阻害薬 4 抗 LTs 薬 5 抗 PGD2 TXA2 薬 表 3 度に応じた花粉に対する治療法の選択 軽 1 第 2 世代抗ヒスタミン薬 2 1,2,3,4, 1と点眼薬で治 5のいずれか 1 療を開始し, 必つ. 要に応じて2を追加. くしゃみ 鼻漏型 第 2 世代抗ヒスタミン薬 鼻閉型または鼻閉を主とする充全型 抗 LTs 薬 第 2 世代抗ヒスタミン薬 点眼用抗ヒスタミン薬または遊離抑制薬 特異的免疫療法 抗原除去 回避 遊離抑制薬 : ケミカルメディエーター遊離抑制薬. 抗 LTs 薬 : 抗ロイコトリエン薬. 抗 PGD2 TXA2: 抗プロスタグランジン D2 トロンボキサン A2 薬. くしゃみ 鼻漏型 2 世代抗ヒスタミン薬 鼻閉型または鼻閉を主とする充全型 抗 LTs 薬 2 世代抗ヒスタミン薬 必要に応じて点鼻用血管収縮薬を治療開始時の 7~10 日間に限って用いる. 鼻閉が特に強い例では経口ステロイド薬 4~ 7 日間処方で治療開始することもある. 点眼用抗ヒスタミン薬, 遊離抑制薬またはステロイド薬 鼻閉型で鼻腔形態異常を伴う例では手術 ( 文献 1 より引用 )

6 表 4 アレルギー性鼻炎状の度分類 程度および度 くしゃみ発作または鼻漏 * 鼻 閉 軽 軽 軽 無状 * くしゃみか鼻漏の強い方をとるくしゃみ 鼻漏型鼻閉型充全型従来の分類では,,, 軽である. スギ花粉飛散の多いときはで律しきれない状も起こるので, を入れてある. ( 文献 1 より引用 )

7 図 1. 鼻炎の管理

8 表 5 ARIA によるアレルギー性鼻炎の分類 1. 間欠性 とは, 状の存在が以下の場合である週に 4 日未満みられるまたは, 連続 4 週間未満みられる 2. 持続性 とは, 状の存在が以下の場合である週に 4 日以上出現し, かつ, 連続 4 週間以上持続する 3. 軽 とは, 以下の問題が存在しない場合である睡眠障害日常活動, レジャー, および / またはスポーツにおける障害学業や仕事の障害煩わしい状 ( 煩わしくない程度の状はあってもよい ) 4. / とは, 以下の問題が 1 つ以上ある場合である睡眠障害日常活動, レジャー, および / またはスポーツにおける障害学業や仕事の障害煩わしい状 ( 文献 2 より引用 ) 図 年のスギ花粉飛散状況と鼻状スコアの変動

9 図 3. は花粉飛散ピーク時の鼻粘膜炎細胞浸潤を抑制する. κ κ κ

10 Brit Med J Am J Med Ann Allergy Asthma Immunol Otolaryngol Head Neck Surg J Allergy Clin Immunol