<4D F736F F D E D8A E291E F0939A816A>

Size: px

Start display at page:

Download "<4D F736F F D E D8A E291E F0939A816A>"

あゆみさんきち
4 years ago
Views:

1 平成 26 年度前期心理学 ⅡA 試験問題 (2014/7/28) 学部学籍番号氏名問題 1 次の A J の空欄にあてはまる最適な語句を語群から選び解答欄に記述しなさい 1) 網膜には同心円状の中心周辺拮抗型の [ A ] を持ち光の [ B ] を検出する細胞が存在する 2) 物の色や形の認知には大脳視覚経路のうちなに (what) 経路と称される後頭葉から [ C ] に至る [ D ] が主に関与する 3) 形態の知覚過程は 1) 光の検出と [ B ] 処理 2) 形態要素の基本処理 3)[ E ] 4) 意味的処理の 4 段階で捉えることができる第二段階の主な機能として [ F ] の処理があり実際には存在しない [ F ] がみえる主観的 [ F ] はその好例である第三段階の [ E ] には背景から視覚対象を切り出す [ G ] や物の背後を見る [ H ] が含まれる 4) [ I ] のよいかたちの法則には近接類似 ( 類同 ) 連続閉合の4 法則がある 5) リンゴが赤色に見えるのはリンゴの分光反射率特性が [ J ] で高いためである ( 語群 ) アモーダル補完色エッシャー境界線ゲシュタルト心理学コントラスト遮蔽性遮蔽補完受容野図形的処理図地分離背側経路セザンヌ前頭葉側頭経路側頭葉対象抽出短波長領域知覚心理学知覚的体制化中脳中波長領域強さ頭頂経路頭頂葉どこ経路長波長領域なに経路認知的処理腹側経路反応特性反応野モーダル補完立体輪郭線 A 受容野 B コントラスト C 側頭葉 D 腹側経路 E 知覚的体制化 F 輪郭線 G 図地分離 H アモーダル補完 I ゲシュタルト心理学 J 長波長領域

2 問題 2 以下の文章の正否を下記の解答欄にで解答しなさい 1) 記憶には最低 3つの過程がありそれらは記銘 ( 登録符号化 ) 保持( 保存 ) 再生 ( 想起検索 ) とされている 2) 記憶の内容による分類では大きく分けて記憶は陳述記憶と手続き記憶に分けられるが手続き記憶では一般に記憶の意識的想起がされない 3) エピソード記憶 ( 出来事記憶 ) とは出来事の内容に加えていつどこでといった時間や場所の文脈情報が付随している記憶のことを指す 4) 健忘症ではエピソード記憶の障害が中核症状であり通常意味記憶も障害されることが多い 5) 側頭葉性健忘例の報告として最も有名な例は症例 HM である 6) 前脳基底部性健忘例では多くの場合で再生も再認も同程度障害されているのが特徴である 7) 手続き記憶とは陳述やイメージとしては再生されないが行動の中に再生される記憶のことを指し一般に健忘症例でも障害されている 8) 意味記憶とは主に知識や概念の記憶のことを指しそのカテゴリーの違いによってある程度異なった脳領域が関与することが示唆されている 9) 脳機能イメージング研究の結果では記憶に重要な側頭葉内側面領域のうち後方の海馬傍回に含まれる内嗅皮質や周嗅皮質は主にエピソード記憶の処理の中でも出来事の文脈の処理に関連すると考えられている 10) 脳機能イメージング研究では情動的なエピソード記憶の処理が促進されるメカニズムとして扁桃体と側頭葉内側面領域の相互作用が指摘されている 1) 2) 3) 4) 5) 6) 7) 8) 9) 10)

3 問題 3 次の A J の空欄にあてはまる最適な語句を語群から選び解答欄に記述しなさい 1) 記憶は保持時間の長さによって分類され臨床神経学の分野では保持時間の短い順に [ A ] [ B ] [ C ] の3つに分類されている 2) 記憶の評価法には主に2つの方法があり保持されていた情報を口頭や筆記あるいは行為によって生成する [ D ] と提示された情報が記憶として保持されているものかどうかを参照する [ E ] に分けられる 3) 健忘症患者において発症時点より以前の経験を想起することの障害のことは [ F ] と定義されておりより以前の出来事の記憶ほど想起することが困難でより最近の出来事の記憶ほど想起しやすいという [ G ] を伴うことが多い 4) ヒトを対象とした脳機能イメージング法には複数の方法がこれまでに用いられているがそれらの各種計測法の特徴はどれだけ時間的に精緻な測定をできるのかの指標である [ H ] とどれだけ空間的に精緻な測定ができるのかの指標である [ I ] の 2 軸によって位置づけられている 5) 脳機能イメージングの代表的な方法である [ J ] 法では特定の認知課題の遂行に関連して変化する神経活動を反映した局所血流量の変化を酸化ヘモグロビンと還元ヘモグロビンの比率の変化によって起きる局所的な磁化率の変化を媒介として捉えている ( 語群 ) 短期記憶遠隔記憶作業記憶即時記憶近時記憶長期記憶感覚記憶再回想再認再生再選択再構成前向性健忘回想健忘逆向性健忘進行性健忘逆向抑制順向抑制時間的勾配時間分解能計時分解能領域分解能空間分解能 fmri MEG PET A 即時記憶 B 近時記憶 C 遠隔記憶 D 再生 E 再認 F 逆向性健忘 G 時間的勾配 H 時間分解能 I 空間分解能 J fmri

4 問題 4 以下の文章の正否を下記の解答欄にで解答しなさい 1) 網膜像を静止させても視知覚が消失することはない 2) 注意の機能の個人差は知能と同様に一つの尺度上で評価できる 3) 注意の機能はある特定の脳領域ではなく領域間の相互作用によって実現される 4) アイコニックメモリの内容はリハーサルという働きにより意図的に維持できる 5) 随意性眼球運動は不随意的眼球運動同様無意識に生じることもある 1) 2) 3) 4) 5)

5 問題 5 以下の文の内容を表す最も適切な語句を後続のカッコ内から一つ選びを付けなさい 1) 急速な眼球運動で生じる網膜像のブレが知覚を妨げない仕組み (Change blindness, ultra-rapid categorization, 色の恒常性サッカード抑制 ) 2) 部分報告法という実験方法を用いることで調べられる心的機能 ( 視覚的短期記憶視覚的長期記億アイコニックメモリ視覚的注意 ) 3) 奥行き方向に焦点を合わせるために生じる眼球運動 ( 固視微動サッカード輻輳開散眼球運動前庭動眼反射 ) 4) 眼球運動を伴わない視覚的注意の機能を調べるための実験方法 ( 空間手がかり課題ストループ課題サイモン課題視覚探索課題 ) 5) 視知覚の時間的文脈依存性を反映すると考えられる錯視現象 ( 同時対比残効多義図形主観的輪郭 )

6 問題 6 次の記述に最も適切に当てはまる語句を ( ) 内に記入し答えなさい 1) 注意によって複数の選択肢からある情報を選択する能力のことを ( 定位 (orienting でも可 )) と呼び通常は空間手がかり課題を用いて調べられる 2) 視覚的短期記憶の容量を調べるために最もよく使われる実験パラダイムを ( 変化検出 ) 課題という 3) ヒトのサッカードの潜時は ( 200 )ms 程度と言われている 4) 色のついた単語の色名呼称において単語の意味と色が不一致な場合呼称時間が著しく遅延する現象を ( ストループ (Stroop) ) 効果という 5) 時計回りに回転する刺激に順応した時運動残効の生じる方向は ( 反時計回り ) である 6) ( アイコニックメモリ ) の容量は文字くらいと言われている 7) 網膜位置に依存した形で記憶が保持されているのは ( アイコニックメモリ ) である 8) 瞬間呈示された写真に動物が写っているかどうかの実験を行うと ( 事象関連電位 ( 脳波でも可 ) ) は写真呈示から 150ms 後に動物の有無で違いが生じる 9) ( 視覚的短期記憶 ( 視覚的作業記憶も可 )) の容量は 3-4 個の物体であると言われている 10) 頭を動かすと自動的にその反対方向に眼球が運動する現象を ( 前庭動眼反射 ) と呼ぶ

偶発学習及び意図学習の自由再生に及ぼすBGM文脈依存効果

偶発学習及び意図学習の自由再生に及ぼすBGM文脈依存効果漁田俊子 ( 静岡県立大学 ) 漁田武雄林部敬吉 ( 静岡大学 ) 符号化対象となる焦点情報とともに存在する偶発的環境情報をいう ( 例 : 場所背景色 BGM 匂い声 ) 符号化時に存在した環境的文脈が想起の際に存在する場合に存在しない場合よりもよりよく想起できる現象を環境的文脈依存効果と呼ぶ環境的文脈依存効果符号化対象となる焦点情報が焦点情報の背景として存在する環境情報とともに符号化されること