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1 民 法 ( 債 権 関 係 ) 部 会 資 料 59 民 法 ( 債 権 関 係 )の 改 正 に 関 する 中 間 試 案 のたたき 台 (4)(5) ( 概 要 付 き) 改 訂 版 目 次 第 26 契 約 に 関 する 基 本 原 則 等 契 約 内 容 の 自 由 原 始 的 に 履 行 請 求 権 の 限 界 事 由 が 生 じていた 契 約 の 効 力 付 随 義 務 及 び 保 護 義 務... 1 第 27 契 約 交 渉 段 階 契 約 締 結 の 自 由 と 契 約 交 渉 の 不 当 破 棄 契 約 締 結 過 程 における 情 報 提 供 義 務... 3 第 28 契 約 の 成 立 申 込 みと 承 諾 承 諾 の 期 間 の 定 めのある 申 込 み( 民 法 第 521 条 第 522 条 関 係 ) 承 諾 の 期 間 の 定 めのない 申 込 み( 民 法 第 524 条 関 係 ) 対 話 者 間 における 申 込 み 申 込 者 及 び 承 諾 者 の 死 亡 等 ( 民 法 第 525 条 関 係 ) 契 約 の 成 立 時 期 ( 民 法 第 526 条 第 527 条 関 係 ) 懸 賞 広 告... 8 第 29 契 約 の 解 釈... 9 第 30 約 款 約 款 の 定 義 約 款 の 組 入 要 件 の 内 容 不 意 打 ち 条 項 約 款 の 変 更 第 31 第 三 者 のためにする 契 約 第 三 者 のためにする 契 約 の 成 立 等 ( 民 法 第 537 条 関 係 ) 要 約 者 による 解 除 権 の 行 使 ( 民 法 第 538 条 関 係 ) 第 32 事 情 変 更 の 法 理 第 33 不 安 の 抗 弁 権 第 34 継 続 的 契 約 期 間 の 定 めのある 契 約 の 終 了 期 間 の 定 めのない 契 約 の 終 了... 18

2 3 解 除 の 効 力 第 35 信 義 則 等 の 適 用 に 当 たっての 考 慮 要 素 第 36 売 買 売 買 の 予 約 ( 民 法 第 556 条 関 係 ) 手 付 ( 民 法 第 557 条 関 係 ) 売 主 の 義 務 目 的 物 が 契 約 に 適 合 しない 場 合 の 売 主 の 責 任 目 的 物 が 契 約 に 適 合 しない 場 合 における 買 主 の 代 金 減 額 請 求 権 目 的 物 が 契 約 に 適 合 しない 場 合 における 買 主 の 権 利 の 期 間 制 限 買 主 が 事 業 者 の 場 合 における 目 的 物 検 査 義 務 及 び 適 時 通 知 義 務 権 利 移 転 義 務 の 不 履 行 に 関 する 売 主 の 責 任 等 競 売 における 買 受 人 の 権 利 の 特 則 買 主 の 義 務 代 金 の 支 払 場 所 ( 民 法 第 574 条 関 係 ) 権 利 を 失 うおそれがある 場 合 の 買 主 による 代 金 支 払 の 拒 絶 ( 民 法 第 576 条 ) 抵 当 権 等 の 登 記 がある 場 合 の 買 主 による 代 金 支 払 の 拒 絶 ( 民 法 第 577 条 ) 目 的 物 の 滅 失 又 は 損 傷 に 関 する 危 険 の 移 転 買 戻 し 第 37 贈 与 贈 与 契 約 の 意 義 ( 民 法 第 549 条 関 係 ) 贈 与 者 の 責 任 ( 民 法 第 551 条 関 係 ) 贈 与 契 約 の 解 除 による 返 還 義 務 の 特 則 贈 与 者 の 困 窮 による 贈 与 契 約 の 解 除 受 贈 者 に 著 しい 非 行 があった 場 合 の 贈 与 契 約 の 解 除 第 38 消 費 貸 借 消 費 貸 借 の 成 立 等 ( 民 法 第 587 条 関 係 ) 消 費 貸 借 の 予 約 ( 民 法 第 589 条 関 係 ) 準 消 費 貸 借 ( 民 法 第 588 条 関 係 ) 利 息 貸 主 の 担 保 責 任 ( 民 法 第 590 条 関 係 ) 期 限 前 弁 済 ( 民 法 第 591 条 第 2 項, 第 136 条 第 2 項 関 係 ) 第 39 賃 貸 借 賃 貸 借 の 成 立 ( 民 法 第 601 条 関 係 ) 短 期 賃 貸 借 ( 民 法 第 602 条 関 係 ) 賃 貸 借 の 存 続 期 間 ( 民 法 第 604 条 関 係 ) 不 動 産 賃 貸 借 の 対 抗 力, 賃 貸 人 たる 地 位 の 移 転 等 ( 民 法 第 605 条 関 係 ) 合 意 による 賃 貸 人 たる 地 位 の 移 転 不 動 産 の 賃 借 人 による 妨 害 排 除 等 請 求 権 敷 金... 43

3 8 賃 貸 物 の 修 繕 等 ( 民 法 第 606 条 関 係 ) 減 収 による 賃 料 の 減 額 請 求 等 ( 民 法 第 609 条 第 610 条 関 係 ) 賃 借 物 の 一 部 滅 失 等 による 賃 料 の 減 額 等 ( 民 法 第 611 条 関 係 ) 転 貸 の 効 果 ( 民 法 第 613 条 関 係 ) 賃 借 物 の 全 部 滅 失 等 による 賃 貸 借 の 終 了 賃 貸 借 終 了 後 の 収 去 義 務 及 び 原 状 回 復 義 務 ( 民 法 第 616 条, 第 598 条 関 係 ) 損 害 賠 償 及 び 費 用 償 還 の 請 求 権 に 関 する 期 間 制 限 ( 民 法 第 621 条, 第 600 条 関 係 )48 15 賃 貸 借 に 類 似 する 契 約 第 40 使 用 貸 借 使 用 貸 借 の 成 立 等 ( 民 法 第 593 条 関 係 ) 使 用 貸 借 の 終 了 ( 民 法 第 597 条 関 係 ) 使 用 貸 借 終 了 後 の 収 去 義 務 及 び 原 状 回 復 義 務 ( 民 法 第 598 条 関 係 ) 損 害 賠 償 及 び 費 用 償 還 の 請 求 権 に 関 する 期 間 制 限 ( 民 法 第 600 条 関 係 ) 第 41 請 負 仕 事 が 完 成 しなかった 場 合 の 報 酬 請 求 権 費 用 償 還 請 求 権 瑕 疵 担 保 責 任 (1) 瑕 疵 修 補 請 求 権 の 限 界 ( 民 法 第 634 条 第 1 項 関 係 ) (2) 瑕 疵 を 理 由 とする 解 除 ( 民 法 第 635 条 関 係 ) (3) 仕 事 の 目 的 物 が 契 約 の 趣 旨 に 適 合 しない 場 合 の 注 文 者 の 権 利 の 期 間 制 限 ( 民 法 第 63 7 条 関 係 ) (4) 土 地 工 作 物 の 瑕 疵 についての 請 負 人 の 担 保 責 任 の 存 続 期 間 ( 民 法 第 638 条 関 係 ) 57 (5) 瑕 疵 担 保 責 任 の 免 責 特 約 ( 民 法 第 640 条 関 係 ) 注 文 者 についての 破 産 手 続 の 開 始 による 解 除 ( 民 法 第 642 条 関 係 ) 第 42 委 任 受 任 者 の 自 己 執 行 義 務 委 任 者 の 金 銭 の 消 費 についての 責 任 ( 民 法 第 647 条 関 係 ) 受 任 者 が 受 けた 損 害 の 賠 償 義 務 ( 民 法 第 650 条 第 3 項 関 係 ) 報 酬 に 関 する 規 律 (1) 無 償 性 の 原 則 の 見 直 し( 民 法 第 648 条 第 1 項 関 係 ) (2) 報 酬 の 支 払 時 期 ( 民 法 第 648 条 第 2 項 関 係 ) (3) 委 任 事 務 の 全 部 又 は 一 部 を 処 理 することができなくなった 場 合 の 報 酬 請 求 権 ( 民 法 第 648 条 第 3 項 関 係 ) 委 任 の 終 了 に 関 する 規 定 (1) 委 任 契 約 の 任 意 解 除 権 ( 民 法 第 651 条 関 係 ) (2) 破 産 手 続 開 始 による 委 任 の 終 了 ( 民 法 第 653 条 第 2 号 関 係 ) 準 委 任 ( 民 法 第 656 条 関 係 ) ( 準 委 任 に 代 わる 役 務 提 供 型 契 約 の 受 皿 規 定 ) 第 43 雇 用 報 酬 に 関 する 規 律 ( 労 務 の 履 行 が 中 途 で 終 了 した 場 合 の 報 酬 請 求 権 )... 66

4 2 期 間 の 定 めのある 雇 用 の 解 除 ( 民 法 第 626 条 関 係 ) 期 間 の 定 めのない 雇 用 の 解 約 の 申 入 れ( 民 法 第 627 条 関 係 ) 第 44 寄 託 寄 託 契 約 の 成 立 等 (1) 寄 託 契 約 の 成 立 ( 民 法 第 657 条 関 係 ) (2) 寄 託 者 の 破 産 手 続 開 始 の 決 定 による 解 除 寄 託 者 の 自 己 執 行 義 務 ( 民 法 第 658 条 関 係 ) 受 寄 者 の 保 管 に 関 する 注 意 義 務 ( 民 法 第 659 条 関 係 ) 寄 託 物 についての 第 三 者 の 権 利 主 張 ( 民 法 第 660 条 関 係 ) 寄 託 者 の 損 害 賠 償 責 任 ( 民 法 第 661 条 関 係 ) 報 酬 に 関 する 規 律 ( 民 法 第 665 条 関 係 ) 寄 託 物 の 損 傷 又 は 一 部 滅 失 の 場 合 における 寄 託 者 の 損 害 賠 償 請 求 権 の 短 期 期 間 制 限 寄 託 者 による 返 還 請 求 ( 民 法 第 662 条 関 係 ) 寄 託 物 の 受 取 後 における 寄 託 者 の 破 産 手 続 開 始 の 決 定 混 合 寄 託 消 費 寄 託 ( 民 法 第 666 条 関 係 ) 第 45 組 合 組 合 契 約 の 無 効 又 は 取 消 し 他 の 組 合 員 が 出 資 債 務 を 履 行 しない 場 合 組 合 の 財 産 関 係 ( 民 法 第 668 条 ほか 関 係 ) 組 合 の 業 務 執 行 ( 民 法 第 670 条 関 係 ) 組 合 代 理 組 合 員 の 加 入 組 合 員 の 脱 退 ( 民 法 第 678 条 から 第 681 条 まで 関 係 ) 組 合 の 解 散 事 由 ( 民 法 第 682 条 関 係 ) 組 合 の 清 算 第 46 終 身 定 期 金 第 47 和 解... 81

5 第 26 契 約 に 関 する 基 本 原 則 等 1 契 約 内 容 の 自 由 当 事 者 は, 法 令 の 制 限 内 において, 自 由 に 契 約 の 内 容 を 決 定 することができ るものとする 部 会 資 料 41 1 頁 契 約 自 由 の 原 則 のうち 契 約 内 容 を 決 定 する 自 由 について, 新 たに 明 文 の 規 定 を 設 けるも のである いわゆる 契 約 自 由 の 原 則 について 民 法 は 明 文 の 規 定 を 設 けていないが,これが 契 約 に 関 する 基 本 原 則 の 一 つであることは 異 論 なく 認 められている このような 基 本 原 則 は,できる 限 り 条 文 に 明 記 されることが 望 ましいと 考 えられる 他 方, 契 約 内 容 を 決 定 す る 自 由 は, 単 に 原 則 や 理 念 であるにとどまらず, 契 約 内 容 が 当 事 者 の 合 意 によって 定 まる という 私 法 上 の 効 果 を 持 つものであり, 比 較 的 条 文 化 になじみやすいと 考 えられる 以 上 を 考 慮 して, 本 文 では, 契 約 自 由 の 原 則 のうち 契 約 内 容 を 決 定 する 自 由 のみを 取 り 上 げ, 規 定 を 設 けることとしている 2 原 始 的 に 履 行 請 求 権 の 限 界 事 由 が 生 じていた 契 約 の 効 力 契 約 は,それに 基 づく 債 務 の 履 行 請 求 権 の 限 界 事 由 が 契 約 の 成 立 の 時 点 で 既 に 生 じていたことによっては,その 効 力 を 妨 げられないものとする ( 注 )このような 規 定 を 設 けないという 考 え 方 がある 部 会 資 料 41 7 頁 契 約 に 基 づく 債 務 の 履 行 が 契 約 成 立 時 に 既 に 物 理 的 に 不 可 能 になっていた 場 合 など, 履 行 請 求 権 の 限 界 事 由 ( 前 記 第 9,2)が 契 約 成 立 時 に 既 に 生 じていた 場 合 であっても, そのことのみによっては 契 約 の 効 力 は 否 定 されない 旨 の 規 定 を 新 たに 設 けるものである そのような 場 合 に 契 約 が 有 効 であるかどうかは 一 律 に 定 まるものではなく, 当 事 者 が 履 行 請 求 の 可 能 性 についてどのようなリスク 分 配 をしたかに 委 ねるべきであるという 考 え 方 に 基 づく このような 規 定 の 下 でも, 履 行 請 求 権 の 限 界 事 由 が 生 ずることが 解 除 条 件 となっている 場 合 には 当 該 契 約 は 無 効 となる( 民 法 第 131 条 第 1 項 参 照 )ほか, 履 行 請 求 権 の 限 界 事 由 が 生 じていないと 当 事 者 が 信 じて 契 約 を 締 結 した 場 合 には 錯 誤 を 理 由 に 当 該 契 約 が 無 効 になる 場 合 があり 得 る これに 対 し, 原 始 的 に 履 行 請 求 権 の 限 界 事 由 が 生 じていた 場 合 は, 実 務 上 は 契 約 は 無 効 であると 考 えられていることなどを 理 由 に, 本 文 のような 規 定 を 設 けないという 考 え 方 があり,これを( 注 )で 取 り 上 げている 3 付 随 義 務 及 び 保 護 義 務 (1) 契 約 の 当 事 者 は, 当 該 契 約 において 明 示 又 は 黙 示 に 合 意 されていない 場 合 であっても, 相 手 方 が 当 該 契 約 によって 得 ようとした 利 益 を 得 ることができ るよう, 当 該 契 約 の 趣 旨 に 照 らして 必 要 と 認 められる 行 為 をしなければなら ないものとする 1

6 (2) 契 約 の 当 事 者 は, 当 該 契 約 において 明 示 又 は 黙 示 に 合 意 されていない 場 合 であっても, 当 該 契 約 の 締 結 又 は 当 該 契 約 に 基 づく 債 権 の 行 使 若 しくは 債 務 の 履 行 に 当 たり, 相 手 方 の 生 命, 身 体, 財 産 その 他 の 利 益 を 害 しないために 当 該 契 約 の 趣 旨 に 照 らして 必 要 と 認 められる 行 為 をしなければならないもの とする ( 注 )このような 規 定 を 設 けないという 考 え 方 がある 部 会 資 料 頁 本 文 (1)は, 契 約 の 当 事 者 が, 当 事 者 間 で 合 意 された 義 務 のほか, 相 手 方 が 契 約 を 通 じて 獲 得 することを 意 図 した 利 益 を 獲 得 することができるために 必 要 な 行 為 をする 義 務 ( 付 随 義 務 )を 負 う 旨 の 明 文 の 規 定 を 設 けるものである 本 文 (2)は, 契 約 の 当 事 者 が, 契 約 の 締 結, 債 権 の 行 使 又 は 債 務 の 履 行 に 当 たり, 当 事 者 が 契 約 を 通 じて 獲 得 することを 意 図 した 利 益 ではなく, 相 手 方 の 生 命 身 体 財 産 などそ の 他 の 利 益 を 害 しないように 必 要 な 行 為 をする 義 務 ( 保 護 義 務 )を 負 う 旨 の 明 文 の 規 定 を 設 けるものである 契 約 の 当 事 者 がこれらの 義 務 を 負 うことについて, 民 法 上 は 信 義 則 以 外 に 規 定 が 設 けら れていないが, 個 別 の 事 実 関 係 に 応 じて 契 約 の 当 事 者 がこれらの 義 務 を 負 うことを 認 めた 裁 判 例 も 多 く,また, 学 説 上 も 支 持 されている もっとも,このような 規 定 は 民 法 第 1 条 第 2 項 と 重 複 し, 敢 えて 規 定 を 設 ける 必 要 はないなどとして, 規 定 を 設 けないという 考 え 方 もあり,これを( 注 )で 取 り 上 げている 取 り 上 げなかった 論 点 部 会 資 料 41 第 1,2 契 約 の 成 立 に 関 する 一 般 的 規 定 [4 頁 ] 第 27 契 約 交 渉 段 階 1 契 約 締 結 の 自 由 と 契 約 交 渉 の 不 当 破 棄 契 約 を 締 結 するための 交 渉 の 当 事 者 の 一 方 は, 契 約 が 成 立 しなかった 場 合 で あっても,これによって 相 手 方 に 生 じた 損 害 を 賠 償 する 責 任 を 負 わないものと する ただし, 相 手 方 が 契 約 の 成 立 が 確 実 であると 信 じ,かつ, 契 約 の 性 質, 当 事 者 の 知 識 及 び 経 験, 交 渉 の 進 捗 状 況 その 他 の 交 渉 に 関 する 一 切 の 事 情 に 照 らしてそのように 信 ずることが 相 当 であると 認 められる 場 合 において,その 当 事 者 の 一 方 が, 正 当 な 理 由 なく 契 約 の 成 立 を 妨 げたときは,その 当 事 者 の 一 方 は,これによって 相 手 方 に 生 じた 損 害 を 賠 償 する 責 任 を 負 うものとする ( 注 )このような 規 定 を 設 けないという 考 え 方 がある 部 会 資 料 頁 契 約 を 締 結 するための 交 渉 が 開 始 されたが, 結 果 的 に 契 約 の 成 立 に 至 らなかったとし ても, 交 渉 の 当 事 者 は, 互 いに, 相 手 方 に 対 して 契 約 が 成 立 しなかったことによる 損 害 を 賠 償 する 義 務 を 負 わないのが 原 則 である 本 文 の 第 1 文 は,この 原 則 を 明 らかにする 2

7 ものである もっとも, 契 約 交 渉 の 一 方 の 当 事 者 が 契 約 の 成 立 が 確 実 であると 信 じて 費 用 を 支 出 し た 後 に, 他 方 の 当 事 者 が 正 当 な 理 由 なく 契 約 締 結 を 拒 絶 した 場 合 などには, 契 約 の 締 結 を 拒 絶 した 当 事 者 が 相 手 方 に 対 して 損 害 賠 償 責 任 を 負 う 場 合 がある このように, 契 約 を 締 結 するかどうかが 自 由 であることに 対 する 信 義 則 上 の 制 約 があることは, 裁 判 例 に よっても 認 められ, 学 説 上 も 支 持 されている そこで,これを 踏 まえ, 本 文 の 第 2 文 (た だし 書 )では, 契 約 交 渉 の 当 事 者 が 契 約 の 成 立 が 確 実 であると 信 じ,かつ,そのように 信 ずることが 相 当 であると 言 える 段 階 に 至 っていた 場 合 に,その 後 に 他 方 の 当 事 者 が 正 当 な 理 由 なく 契 約 の 成 立 を 妨 げたときは,それによって 生 じた 損 害 を 賠 償 しなければな らないこととしている 契 約 の 成 立 を 妨 げるとは, 典 型 的 には, 交 渉 の 当 事 者 が 自 ら 契 約 の 締 結 を 拒 絶 した 場 合 であるが, 交 渉 の 当 事 者 が 不 誠 実 な 交 渉 態 度 に 終 始 したために, 相 手 方 が 契 約 の 締 結 を 断 念 せざるを 得 なくなった 場 合 も 含 まれる 以 上 に 対 して,このような 規 定 を 設 けるべきでないという 考 え 方 もあり,それを( 注 ) で 取 り 上 げている 2 契 約 締 結 過 程 における 情 報 提 供 義 務 契 約 の 当 事 者 の 一 方 がある 情 報 を 契 約 締 結 前 に 知 らずに 当 該 契 約 を 締 結 した ために 損 害 を 受 けた 場 合 であっても, 相 手 方 は,その 損 害 を 賠 償 する 責 任 を 負 わないものとする ただし, 次 のいずれにも 該 当 する 場 合 には, 相 手 方 は,そ の 損 害 を 賠 償 しなければならないものとする (1) 相 手 方 が 当 該 情 報 を 契 約 締 結 前 に 知 り, 又 は 知 ることができたこと (2) その 当 事 者 の 一 方 が 当 該 情 報 を 契 約 締 結 前 に 知 っていれば 当 該 契 約 を 締 結 せず, 又 はその 内 容 では 当 該 契 約 を 締 結 しなかったと 認 められ,かつ,それ を 相 手 方 が 知 ることができたこと (3) 契 約 の 性 質, 当 事 者 の 知 識 及 び 経 験, 契 約 を 締 結 する 目 的, 契 約 交 渉 の 経 緯 その 他 当 該 契 約 に 関 する 一 切 の 事 情 に 照 らし,その 当 事 者 の 一 方 が 自 ら 当 該 情 報 を 入 手 することを 期 待 することができないこと (4) その 内 容 で 当 該 契 約 を 締 結 したことによって 生 ずる 不 利 益 をその 当 事 者 の 一 方 に 負 担 させることが, 上 記 (3)の 事 情 に 照 らして 相 当 でないこと ( 注 )このような 規 定 を 設 けないという 考 え 方 がある 部 会 資 料 頁 契 約 を 締 結 するかどうかの 判 断 の 基 礎 となる 情 報 は, 各 当 事 者 がそれぞれの 責 任 で 収 集 すべきであり,ある 情 報 を 知 らずに 契 約 を 締 結 したことによって 損 害 を 受 けたとして も, 相 手 方 は,そのことによって 何 ら 責 任 を 負 わないのが 原 則 である これが 原 則 であ ることには 異 論 がなく, 本 文 の 第 1 文 は,これを 明 文 化 した 規 定 を 新 たに 設 けるもので ある もっとも,この 原 則 に 対 する 例 外 として, 当 事 者 の 属 性 等 によっては, 個 別 の 事 実 関 係 に 応 じて, 信 義 則 に 基 づき, 相 手 方 がその 当 事 者 の 一 方 に 対 して 情 報 を 提 供 しなけれ 3

8 ばならないとした 裁 判 例 も 多 く,また,このような 義 務 が 生 ずる 場 合 があることは 学 説 上 も 支 持 されてきた 本 文 の 第 2 文 (ただし 書 )は,これらの 裁 判 例 等 を 踏 まえ, 交 渉 の 当 事 者 の 一 方 に 対 して 相 手 方 が 情 報 提 供 義 務 を 負 う 場 合 がある 旨 の 規 定 を 新 たに 設 け るものである 情 報 提 供 義 務 が 発 生 するための 要 件 として,1 情 報 を 提 供 すべき 当 事 者 が 問 題 となる 情 報 を 知 り, 又 は 知 ることができたこと,2 情 報 の 提 供 を 受 けるべき 当 事 者 がその 情 報 を 知 っていたら 全 く 契 約 を 締 結 しないか,その 条 件 では 契 約 を 締 結 しなかったことを, 情 報 を 提 供 すべき 当 事 者 が 知 ることができたこと,3 情 報 の 提 供 を 受 けるべき 当 事 者 が 自 ら 情 報 を 入 手 することを 期 待 できないこと,3その 当 事 者 の 一 方 に 不 利 益 を 負 担 させ ることが 相 当 でないことという 三 つを 掲 げている また, 情 報 提 供 義 務 違 反 の 効 果 とし ては, 損 害 賠 償 を 想 定 している 情 報 提 供 義 務 に 関 する 規 定 を 設 けることに 対 しては, 契 約 交 渉 における 当 事 者 の 関 係 は 多 様 であって, 一 律 の 規 定 を 設 けるのは 困 難 であることから, 規 定 を 設 けないという 考 え 方 があり,この 考 え 方 を( 注 )で 取 り 上 げている 取 り 上 げなかった 論 点 部 会 資 料 41 第 2,3 契 約 交 渉 等 に 関 与 させた 第 三 者 の 行 為 による 交 渉 当 事 者 の 責 任 [30 頁 ] 第 28 契 約 の 成 立 1 申 込 みと 承 諾 (1) 契 約 の 申 込 みに 対 して, 相 手 方 がこれを 承 諾 したときは, 契 約 が 成 立 する ものとする (2) 上 記 (1)の 申 込 みは,それに 対 する 承 諾 があった 場 合 に 契 約 を 成 立 させるの に 足 りる 程 度 に, 契 約 の 内 容 を 示 したものであることを 要 するものとする 部 会 資 料 頁 本 文 (1)は, 申 込 みと 承 諾 によって 契 約 が 成 立 するという 基 本 的 な 法 理 を 新 たに 明 文 化 す るものである 民 法 が 暗 黙 の 前 提 としている 法 理 を 明 示 するとともに,これにより 後 記 2 以 下 で 提 示 する 申 込 みや 承 諾 の 法 的 意 味 をより 明 瞭 にすることを 意 図 するものである な お, 本 文 の 規 律 は, 申 込 みと 承 諾 とに 整 理 することが 必 ずしも 適 当 でない 態 様 の 合 意 (い わゆる 練 り 上 げ 型 )によっても 契 約 が 成 立 し 得 ることを 否 定 するものではない 本 文 (2)は, 申 込 みという 用 語 の 意 義 を 一 般 的 な 理 解 に 従 って 明 文 化 するものである 申 込 みは, 相 手 方 に 申 込 みをさせようとする 行 為 にすぎない 申 込 みの 誘 引 と 異 なり, 承 諾 が あれば 直 ちに 契 約 を 成 立 させるという 意 思 表 示 であるため, 契 約 内 容 を 確 定 するに 足 りる 事 項 が 提 示 されている 必 要 があることから,これを 定 めている 2 承 諾 の 期 間 の 定 めのある 申 込 み( 民 法 第 521 条 第 522 条 関 係 ) (1) 民 法 第 521 条 第 1 項 の 規 律 を 改 め, 承 諾 の 期 間 を 定 めてした 契 約 の 申 込 4

9 みは, 申 込 者 が 反 対 の 意 思 を 表 示 した 場 合 を 除 き, 撤 回 することができない ものとする (2) 民 法 第 522 条 を 削 除 するものとする 部 会 資 料 頁 本 文 (1)は, 承 諾 期 間 の 定 めのある 申 込 みは 撤 回 することができない 旨 の 民 法 第 521 条 第 1 項 の 規 律 を 維 持 しつつ, 申 込 者 の 意 思 表 示 によって 撤 回 をする 権 利 を 留 保 することが できる 旨 の 規 律 を 付 け 加 えるものである このような 場 合 には, 申 込 みの 撤 回 を 認 めても 相 手 方 に 不 当 な 損 害 を 及 ぼすことはないと 考 えられるからであり, 同 項 の 一 般 的 な 解 釈 を 明 文 化 するものである 本 文 (2)は, 契 約 の 成 立 時 期 について 到 達 主 義 を 採 る( 後 記 6(1))のであれば, 承 諾 の 通 知 の 延 着 のリスクは 承 諾 の 意 思 表 示 をした 者 が 負 担 すべきであって, 承 諾 期 間 内 に 承 諾 が 到 着 しない 以 上, 申 込 者 が 負 担 を 負 うべきでないと 考 えられることから, 民 法 第 522 条 を 削 除 するものである 3 承 諾 の 期 間 の 定 めのない 申 込 み( 民 法 第 524 条 関 係 ) 民 法 第 524 条 の 規 律 を 次 のように 改 めるものとする (1) 承 諾 の 期 間 を 定 めないでした 申 込 みは, 申 込 者 が 承 諾 の 通 知 を 受 けるのに 相 当 な 期 間 を 経 過 するまでは, 撤 回 することができないものとする ただし, 申 込 者 が 反 対 の 意 思 を 表 示 したときは,その 期 間 内 であっても 撤 回 すること ができるものとする (2) 上 記 (1)の 申 込 みは, 申 込 みの 相 手 方 が 承 諾 することはないと 合 理 的 に 考 え られる 期 間 が 経 過 したときは, 効 力 を 失 うものとする ( 注 ) 民 法 第 524 条 を 維 持 するという 考 え 方 がある 部 会 資 料 頁 本 文 (1)は, 民 法 第 524 条 の 規 律 を 維 持 しつつ,その 適 用 対 象 を 隔 地 者 以 外 に 拡 大 する とともに, 前 記 2(1)と 同 様 の 趣 旨 から, 申 込 者 の 意 思 表 示 によって 撤 回 をする 権 利 を 留 保 することができる 旨 の 規 律 を 付 け 加 えるものである 同 条 の 趣 旨 は, 申 込 みを 承 諾 するか 否 かを 決 めるために 費 用 を 投 じた 相 手 方 が, 申 込 みの 撤 回 によって 損 失 を 被 ることを 防 止 するところにある 隔 地 者 とは, 通 説 的 な 見 解 によれば, 意 思 表 示 の 発 信 から 到 達 までに 時 間 的 な 隔 たりがある 者 をいうが, 同 条 の 趣 旨 は,このような 時 間 的 な 隔 たりの 有 無 に 関 わらず 当 てはまると 考 えられる そこで, 本 文 (1)では, 隔 地 者 に 限 定 せずに 同 条 を 適 用 す ることとしている 他 方,このように 民 法 第 524 条 の 規 律 を 改 めると, 労 働 者 の 側 から 労 働 契 約 を 合 意 解 約 する 旨 の 申 込 みをした 場 合 について, 撤 回 を 認 めてきた 裁 判 例 の 考 え 方 に 影 響 を 与 えるおそれがあることを 指 摘 して, 現 状 を 維 持 すべきであるとする 考 え 方 が あり,これを( 注 )で 取 り 上 げている 本 文 (2)は, 承 諾 期 間 の 定 めのない 申 込 みについて, 承 諾 適 格 の 存 続 期 間 を 新 たに 定 める ものである 申 込 み 後 に,もはや 相 手 方 が 承 諾 することはないと 申 込 者 が 考 えるのももっ 5

10 ともであると 言 える 程 度 に 時 間 が 経 過 すれば,その 信 頼 は 保 護 すべきと 考 えられるからで ある なお, 承 諾 適 格 の 存 続 期 間 は, 基 本 的 に 民 法 第 524 条 の 承 諾 の 通 知 を 受 けるの に 相 当 な 期 間 よりも 長 くなると 考 えられる 同 条 の 趣 旨 は 申 込 みの 撤 回 が 許 されない 期 間 を 定 めるところにあり,かつ, 申 込 者 は 承 諾 期 間 の 定 めをしなかったのであるから,そ の 撤 回 が 許 されない 期 間 を 過 ぎた 後 であっても 承 諾 者 の 側 から 承 諾 の 意 思 表 示 をすること は 妨 げられないと 考 えられるからである 4 対 話 者 間 における 申 込 み (1) 対 話 者 間 における 申 込 みは, 対 話 が 終 了 するまでの 間 は,いつでも 撤 回 す ることができるものとする (2) 対 話 者 間 における 承 諾 期 間 の 定 めのない 申 込 みは, 対 話 が 終 了 するまでの 間 に 承 諾 しなかったときは, 効 力 を 失 うものとする ただし, 申 込 者 がこれ と 異 なる 意 思 を 表 示 したときは,その 意 思 に 従 うものとする 部 会 資 料 頁 本 文 (1)は, 申 込 みが 対 話 者 間 でなされた 場 合 について, 民 法 第 521 条 第 1 項 及 び 前 記 3(1)で 改 めた 場 合 の 第 524 条 の 特 則 を 新 たに 定 めるものである 承 諾 期 間 の 定 めのない 申 込 みの 撤 回 については, 対 話 者 間 についての 規 律 がなく( 民 法 第 524 条 参 照 ), 学 説 上 は 対 話 が 終 了 するまでの 間 は 自 由 に 認 める 見 解 が 有 力 である そ の 理 由 としては, 対 話 者 間 では 相 手 の 反 応 を 察 知 して 新 たな 内 容 の 提 案 をすることも 許 さ れるべきであること, 対 話 継 続 中 に 相 手 方 が 何 らかの 準 備 をすることも 考 えにくく 撤 回 に よって 相 手 方 が 害 されることはないことが 挙 げられる これに 対 して, 承 諾 期 間 の 定 めが ある 申 込 みについては, 対 話 者 間 にも 民 法 第 521 条 第 1 項 が 適 用 されるため, 申 込 みの 撤 回 は 制 限 される しかし, 上 記 の 理 由 として 挙 げたことは 承 諾 期 間 の 定 めの 有 無 に 関 わ りなく 当 てはまると 考 えられる そこで, 本 文 (1)では, 承 諾 期 間 の 定 めの 有 無 に 関 わらず 対 話 者 間 の 申 込 み 一 般 を 対 象 として 対 話 者 間 における 申 込 みの 規 律 を 設 けることとしてい る 本 文 (2)は, 前 記 3(2)で 改 めた 場 合 の 民 法 第 524 条 の 特 則 を 新 たに 定 めるものである 学 説 上, 対 話 者 間 においては, 相 手 方 が 直 ちに 承 諾 をしなかったときは 承 諾 適 格 が 失 われ るとする 商 法 第 507 条 の 規 律 が 妥 当 するという 見 解 が 有 力 であることを 踏 まえ,これを 明 文 化 するものである 5 申 込 者 及 び 承 諾 者 の 死 亡 等 ( 民 法 第 525 条 関 係 ) 民 法 第 525 条 の 規 律 を 次 のように 改 めるものとする (1) 申 込 者 が 申 込 みの 通 知 を 発 した 後 に 死 亡 し, 意 思 能 力 を 喪 失 した 常 況 にあ る 者 となり, 又 は 行 為 能 力 の 制 限 を 受 けた 場 合 において, 相 手 方 が 承 諾 の 通 知 を 発 するまでにその 事 実 を 知 ったときは,その 申 込 みは, 効 力 を 有 しない ものとする ただし, 申 込 者 が 反 対 の 意 思 を 表 示 したときには,この 限 りで ないものとする 6

11 (2) 承 諾 者 が 承 諾 の 通 知 を 発 した 後 に 死 亡 し, 意 思 能 力 を 喪 失 し, 又 は 行 為 能 力 の 制 限 を 受 けた 場 合 において,その 承 諾 の 通 知 が 到 達 するまでに 相 手 方 が その 事 実 を 知 ったときは,その 承 諾 は, 効 力 を 有 しないものとする ただし, 承 諾 者 が 反 対 の 意 思 を 表 示 したときには,この 限 りでないものとする 部 会 資 料 頁 本 文 (1)は, 以 下 の 点 で 民 法 第 525 条 の 規 律 を 改 めるものである まず, 民 法 第 525 条 の 申 込 者 が 反 対 の 意 思 を 表 示 した 場 合 という 文 言 を 削 除 する ものとする 同 法 第 97 条 第 2 項 は, 申 込 みの 場 合 以 外 であっても 当 事 者 の 反 対 の 意 思 表 示 によって 適 用 を 排 除 できると 考 えられるため,これを 申 込 みの 場 面 において 特 に 明 示 す る 必 要 がないからである 意 思 能 力 を 喪 失 した 場 合 の 規 律 を 付 け 加 えるものとする 判 断 能 力 を 欠 く 状 態 であると いう 点 では 意 思 能 力 を 喪 失 した 場 合 も 行 為 能 力 の 制 限 を 受 けた 場 合 と 異 ならないと 考 えら れるからである また, 行 為 能 力 の 喪 失 という 文 言 を 行 為 能 力 の 制 限 に 改 めるもの とする 同 法 第 97 条 第 2 項 の 行 為 能 力 の 喪 失 には 保 佐 及 び 補 助 が 含 まれることが 異 論 なく 認 められているとして,その 文 言 を 行 為 能 力 の 制 限 に 修 正 することが 検 討 され ており( 第 3,4(4) 参 照 ),これと 同 様 の 修 正 をするものである 民 法 第 525 条 の 要 件 に 該 当 した 場 合 の 効 果 として, 申 込 みの 効 力 を 有 しない 旨 を 明 示 するものとする 申 込 みの 発 信 時 に 完 全 な 能 力 を 有 していた 申 込 者 が 契 約 成 立 前 に 死 亡 等 した 場 合 には,そのまま 契 約 を 成 立 させることが 申 込 者 の 通 常 の 意 思 に 反 することから, この 意 思 を 尊 重 して 申 込 みの 効 力 を 否 定 するものである また,このような 理 解 によれば, 承 諾 者 が 申 込 者 の 死 亡 等 の 事 実 を 知 った 時 期 についても,これを 申 込 みの 到 達 時 までに 限 定 する 理 由 はないことから, 承 諾 の 発 信 までの 間 に 承 諾 者 が 申 込 者 の 死 亡 等 を 知 った 場 合 に, 同 条 を 適 用 するものとしている さらに, 民 法 第 525 条 の 規 律 を 申 込 者 の 意 思 表 示 で 排 除 することができることを 明 示 するものとする 民 法 第 525 条 の 趣 旨 を 以 上 のように 捉 えると, 申 込 者 が 望 む 場 合 には 同 法 第 97 条 第 2 項 が 適 用 されるべきであると 考 えられるからである 本 文 (2)は, 契 約 の 成 立 について 到 達 主 義 を 採 る( 後 記 6(1))と, 承 諾 の 発 信 後 到 達 前 に 承 諾 者 に 死 亡 等 の 事 情 が 生 じた 場 合 も, 承 諾 の 効 力 について 申 込 みと 同 様 の 問 題 が 生 じ ることから, 同 様 の 規 律 を 新 たに 設 けるものである 6 契 約 の 成 立 時 期 ( 民 法 第 526 条 第 527 条 関 係 ) (1) 民 法 第 526 条 第 1 項 を 削 除 するものとする (2) 民 法 第 527 条 を 削 除 するものとする ( 注 ) 上 記 (1)について, 現 状 を 維 持 するという 考 え 方 がある 部 会 資 料 頁 本 文 (1)は, 隔 地 者 間 の 契 約 の 成 立 時 期 について 発 信 主 義 を 採 っている 民 法 第 526 条 第 1 項 を 削 除 し, 契 約 の 成 立 についても 原 則 として 到 達 主 義 ( 民 法 第 97 条 第 1 項 )を 採 る 7

12 こととするものである 契 約 の 成 立 について 発 信 主 義 を 採 った 趣 旨 は, 早 期 に 契 約 を 成 立 させることで 取 引 の 迅 速 を 図 ることにあった しかし, 今 日 の 発 達 した 通 信 手 段 の 下 で 発 信 から 到 達 までの 時 間 は 短 縮 されており,この 趣 旨 を 実 現 するために 例 外 を 設 けてまで 発 信 主 義 を 採 る 必 要 はないと 考 えられるため, 他 の 意 思 表 示 と 同 様 に 到 達 主 義 を 採 ることと するものである 他 方, 契 約 の 成 立 について 現 状 の 発 信 主 義 を 維 持 するべきであるとする 考 え 方 があり,これを( 注 )で 取 り 上 げている 本 文 (2)は, 契 約 の 成 立 時 期 について 本 文 (1)で 発 信 主 義 の 特 則 を 廃 止 することに 伴 って, 民 法 第 527 条 を 削 除 するものである 発 信 主 義 の 下 では, 承 諾 者 自 身 は, 承 諾 の 発 信 と 申 込 みの 撤 回 の 到 達 の 先 後 を 把 握 して 契 約 の 成 否 を 知 り 得 ることから, 申 込 みの 撤 回 が 延 着 した 場 合 に 承 諾 者 がそれを 通 知 しなければならないとされている これに 対 して, 到 達 主 義 を 採 るとすれば, 契 約 の 成 否 は 承 諾 の 到 達 と 申 込 みの 撤 回 の 到 達 の 先 後 で 決 まること になるが, 承 諾 者 はその 先 後 関 係 を 知 ることができず, 同 条 の 規 律 を 維 持 する 意 味 がなく なるからである 7 懸 賞 広 告 懸 賞 広 告 に 関 する 民 法 第 529 条 から 第 532 条 までの 規 律 は, 基 本 的 に 維 持 した 上 で, 次 のように 改 めるものとする (1) 民 法 第 529 条 の 規 律 に 付 け 加 えて, 指 定 した 行 為 をした 者 が 懸 賞 広 告 を 知 らなかった 場 合 であっても, 懸 賞 広 告 者 は,その 行 為 をした 者 に 対 して 報 酬 を 与 える 義 務 を 負 うものとする (2) 懸 賞 広 告 の 効 力 に 関 する 次 の 規 律 を 設 けるものとする ア 懸 賞 広 告 者 がその 指 定 した 行 為 をする 期 間 を 定 めた 場 合 において, 当 該 期 間 内 に 指 定 した 行 為 が 行 われなかったときは, 懸 賞 広 告 は,その 効 力 を 失 うものとする イ 懸 賞 広 告 者 がその 指 定 した 行 為 をする 期 間 を 定 めなかった 場 合 において, 指 定 した 行 為 が 行 われることはないと 合 理 的 に 考 えられる 期 間 が 経 過 した ときは, 懸 賞 広 告 は,その 効 力 を 失 うものとする (3) 民 法 第 530 条 の 規 律 を 次 のように 改 めるものとする ア 懸 賞 広 告 者 は,その 指 定 した 行 為 をする 期 間 を 定 めた 場 合 には,その 懸 賞 広 告 を 撤 回 することができないものとする ただし, 懸 賞 広 告 者 がこれ と 反 対 の 意 思 を 表 示 したときは, 懸 賞 広 告 を 撤 回 することができるものと する イ 懸 賞 広 告 者 は,その 指 定 した 行 為 をする 期 間 を 定 めなかった 場 合 には, その 指 定 した 行 為 を 完 了 する 者 がない 間 は,その 懸 賞 広 告 を 撤 回 すること ができるものとする ウ 懸 賞 広 告 の 撤 回 は, 前 の 広 告 と 同 一 の 方 法 によるほか, 他 の 方 法 によっ てすることもできるものとする ただし, 他 の 方 法 によって 撤 回 をした 場 合 には,これを 知 った 者 に 対 してのみ,その 効 力 を 有 するものとする 部 会 資 料 頁,68 頁,70 頁,73 頁 8

13 本 文 (1)は, 指 定 行 為 をした 者 が 懸 賞 広 告 を 知 らない 場 合 であっても, 報 酬 請 求 権 を 取 得 することを 明 確 化 するものである このような 場 合 であっても 客 観 的 には 懸 賞 広 告 者 の 期 待 が 実 現 されているのであるから, 原 則 として 懸 賞 広 告 者 に 報 酬 支 払 義 務 を 負 担 させても 不 当 ではないと 考 えられるからである 本 文 (2)は, 申 込 みについて 承 諾 期 間 を 定 めた 場 合 の 承 諾 適 格 の 存 続 期 間 の 定 め( 民 法 第 521 条 第 2 項 )と 同 様 の 趣 旨 の 定 め( 同 ア)と, 申 込 みについて 承 諾 期 間 を 定 めなかっ た 場 合 の 承 諾 適 格 の 存 続 期 間 の 定 め( 前 記 3(2))と 同 様 の 趣 旨 の 定 め( 同 イ)を, 懸 賞 広 告 について 新 たに 設 けるものである 本 文 (3)アは, 民 法 第 530 条 第 1 項 及 び 第 3 項 の 規 律 を 改 め, 指 定 行 為 をする 期 間 の 定 めがある 懸 賞 広 告 では,これを 撤 回 する 権 利 を 放 棄 したものと 推 定 するのではなく, 反 対 の 意 思 の 表 示 がない 限 り 撤 回 は 許 されない 旨 を 定 めるものである 懸 賞 広 告 に 応 じようと する 者 は 当 該 期 間 内 に 指 定 行 為 を 完 了 すれば 報 酬 請 求 権 を 取 得 すると 信 頼 するのが 通 常 で あり, 懸 賞 広 告 に 応 じようとする 者 が 懸 賞 広 告 者 の 反 証 によって 予 想 外 に 裏 切 られること は 適 切 でないと 考 えられるからである 本 文 (3)イは, 指 定 行 為 をする 期 間 を 定 めていない 場 合 について 民 法 第 530 条 第 1 項 の 規 律 を 維 持 するものである 本 文 (3)ウは, 民 法 第 530 条 第 2 項 を 改 め, 撤 回 の 方 法 は 当 事 者 が 選 択 できることとし た 上 で, 前 の 広 告 の 方 法 と 異 なる 方 法 によって 撤 回 した 場 合 にはこれを 知 った 者 に 対 して のみ 効 果 が 生 じることとするものである 他 の 方 法 によって 撤 回 したときは,これを 知 っ た 者 に 対 してのみ 効 果 が 生 じるとすれば,これを 許 容 しても 不 測 の 損 害 を 与 えることもな いと 考 えられるからである 取 り 上 げなかった 論 点 部 会 資 料 41 第 3,2(2) 申 込 みの 推 定 規 定 の 要 否 [39 頁 ] 部 会 資 料 41 第 3,2(3) 交 叉 申 込 み [41 頁 ] 部 会 資 料 41 第 3,4(3) 承 諾 期 間 の 定 めのない 申 込 みに 対 する 承 諾 の 通 知 が 延 着 した 場 合 の 申 込 者 の 通 知 義 務 [47 頁 ] 部 会 資 料 41 第 3,4(4) 承 諾 期 間 の 定 めのない 申 込 みに 対 する 遅 延 した 承 諾 の 効 力 [47 頁 ] 部 会 資 料 41 第 3,7 申 込 みを 受 けた 事 業 者 の 物 品 保 管 義 務 [60 頁 ] 部 会 資 料 41 第 3,9 申 込 みに 変 更 を 加 えた 承 諾 [64 頁 ] 部 会 資 料 41 第 3 懸 賞 広 告 の 報 酬 を 受 ける 権 利 [74 頁 ] 第 29 契 約 の 解 釈 1 契 約 の 内 容 について 当 事 者 が 共 通 の 理 解 をしていたときは, 契 約 は,その 理 解 に 従 って 解 釈 しなければならないものとする 2 契 約 の 内 容 についての 当 事 者 の 共 通 の 理 解 が 明 らかでないときは, 契 約 は, 当 事 者 が 用 いた 文 言 その 他 の 表 現 の 通 常 の 意 味 のほか, 当 該 契 約 に 関 する 一 切 9

14 の 事 情 を 考 慮 して, 当 該 契 約 の 当 事 者 が 合 理 的 に 考 えれば 理 解 したと 認 められ る 意 味 に 従 って 解 釈 しなければならないものとする 3 上 記 1 及 び2によって 確 定 することができない 事 項 が 残 る 場 合 において, 当 事 者 がそのことを 知 っていれば 合 意 したと 認 められる 内 容 を 確 定 することがで きるときは, 契 約 は,その 内 容 に 従 って 解 釈 しなければならないものとする ( 注 ) 契 約 の 解 釈 に 関 する 規 定 を 設 けないという 考 え 方 がある また, 上 記 3 のような 規 定 のみを 設 けないという 考 え 方 がある 部 会 資 料 49 1 頁 契 約 をめぐる 紛 争 には 契 約 の 解 釈 によって 解 決 が 図 られるものが 少 なくないが, 民 法 に は 契 約 の 解 釈 に 関 する 規 定 が 設 けられていない 本 文 1から3までは, 契 約 の 解 釈 という 作 業 の 重 要 性 に 鑑 み,これに 関 する 基 本 的 な 原 則 を 新 たに 規 定 するものである 本 文 1は, 契 約 の 内 容 についての 理 解 が 当 事 者 間 で 共 通 しているときは, 契 約 は, 契 約 書 の 記 載 や 口 頭 での 会 話 における 表 現 が 一 般 にどのような 意 味 で 理 解 されているかにかか わらず, 当 事 者 の 共 通 の 理 解 に 従 って 解 釈 しなければならないという 最 も 基 本 的 な 原 則 を 明 文 化 するものである 本 文 2は, 契 約 の 意 味 について 当 事 者 が 共 通 の 意 味 で 理 解 していたかどうかが 明 らかで ない 場 合 における 解 釈 の 原 則 を 定 めるものである この 場 合 には, 当 事 者 が 契 約 の 締 結 に 当 たって 用 いた 契 約 書 の 記 載 や 口 頭 での 会 話 における 表 現 が 通 常 どのように 理 解 されてい るかが 重 要 な 考 慮 要 素 となるが,これにそのまま 従 うのではなく, 当 該 契 約 の 個 別 の 事 情 を 踏 まえて, 当 事 者 がその 表 示 をどのように 理 解 するのが 合 理 的 かを 基 準 とすることとし ている 本 文 3は, 契 約 が 成 立 したと 認 められる 場 合 において, 本 文 1 及 び2によっても 契 約 内 容 を 確 定 することができない 事 項 が 残 る 場 合 における 契 約 解 釈 (いわゆる 補 充 的 解 釈 )の 基 準 を 取 り 上 げるものである 契 約 内 容 のうち,その 点 について 合 意 がなければ 契 約 が 成 立 したと 認 められない 事 項 について, 本 文 1 及 び2によってもその 内 容 を 確 定 することが できないときは, 契 約 の 成 立 は 認 められない これに 対 し, 契 約 の 成 立 に 必 要 な 事 項 以 外 の 事 項 について, 本 文 1 及 び2によってもその 内 容 を 確 定 することができないときは,そ の 内 容 を 補 充 することが 必 要 になる 例 えば, 当 事 者 が 合 意 していなかった 事 項 について 紛 争 が 生 じた 場 合 が 考 えられる これらの 場 合 にも, 慣 習, 任 意 規 定, 条 理 など, 一 般 的 な 場 面 を 想 定 して 設 けられたルールを 直 ちに 適 用 するよりも,まず, 当 該 契 約 に 即 した 法 律 関 係 を 形 成 することを 考 えることが 契 約 制 度 の 趣 旨 に 合 致 することから, 本 文 3は, 契 約 内 容 を 確 定 することができない 事 項 があることを 当 事 者 が 知 り,その 事 項 について 合 意 をするとすればどのような 合 意 をすると 考 えられるかが 確 定 することができるのであれば, その 合 意 の 内 容 に 従 って 契 約 を 解 釈 するという 考 え 方 に 従 って 規 定 を 設 けることとしてい る 以 上 に 対 し, 契 約 の 解 釈 に 関 する 規 定 は 解 釈 の 硬 直 化 を 招 くとして, 設 けるべきではな いとの 考 え 方 があるほか, 本 文 3は 必 ずしも 確 立 されたものではないとして, 本 文 3のよ うな 規 定 のみを 設 けるべきでないとの 考 え 方 があり,これらの 考 え 方 を( 注 )で 取 り 上 げ 10

15 ている 取 り 上 げなかった 論 点 部 会 資 料 49 第 1,2 条 項 使 用 者 不 利 の 原 則 [4 頁 ] 第 30 約 款 1 約 款 の 定 義 約 款 とは, 多 数 の 相 手 方 との 契 約 の 締 結 を 予 定 してあらかじめ 準 備 される 契 約 条 項 の 総 体 であって,それらの 契 約 の 内 容 を 画 一 的 に 定 めることを 目 的 とし て 使 用 するものをいうものとする ( 注 ) 約 款 に 関 する 規 律 を 設 けないという 考 え 方 がある 部 会 資 料 頁,16 頁 約 款 に 関 する 後 記 2 以 下 の 規 律 を 新 たに 設 ける 前 提 として,それらの 規 律 の 対 象 とすべ き 約 款 の 定 義 を 定 めるものである 現 代 社 会 においては, 大 量 の 定 型 的 取 引 を 迅 速 かつ 効 率 的 に 行 うことが 求 められる 場 面 が 多 い これを 実 現 するため, 契 約 の 一 方 当 事 者 があらかじめ 一 定 の 契 約 条 項 を 定 めたい わゆる 約 款 を 準 備 して, 個 別 の 交 渉 を 省 き 画 一 的 な 内 容 の 契 約 を 結 ぶことが 必 要 だといわ れている しかし, 民 法 の 原 則 上, 当 事 者 の 合 意 がない 契 約 条 項 が 拘 束 力 を 有 することは 本 来 ないため,このような 約 款 に 拘 束 力 が 認 められるかどうかが 明 らかでない そこで, 約 款 を 用 いた 取 引 の 法 的 安 定 性 を 確 保 する 見 地 から, 本 文 において 約 款 を 定 義 した 上 で, 後 記 2において 約 款 が 個 別 の 合 意 がなくても 契 約 内 容 となる 根 拠 規 定 を 設 けることとして いる ここでは, 契 約 内 容 を 画 一 的 に 定 める 目 的 の 有 無 に 着 目 した 定 義 をすることとして いる 他 方 で, 約 款 に 関 して 新 たな 規 律 を 設 ける 必 要 性 が 乏 しいとして, 規 律 を 設 けるべきでない とする 意 見 があり,これを( 注 )で 取 り 上 げている 2 約 款 の 組 入 要 件 の 内 容 契 約 の 当 事 者 がその 契 約 に 約 款 を 用 いることを 合 意 し,かつ,その 約 款 を 準 備 した 者 ( 以 下 約 款 使 用 者 という )によって, 契 約 締 結 時 までに, 相 手 方 が 合 理 的 な 行 動 を 取 れば 約 款 の 内 容 を 知 ることができる 機 会 が 確 保 されている 場 合 には, 約 款 は,その 契 約 の 内 容 となるものとする ( 注 ) 約 款 使 用 者 が 相 手 方 に 対 して, 契 約 締 結 時 までに 約 款 を 明 示 的 に 提 示 す ることを 原 則 的 な 要 件 として 定 めた 上 で, 開 示 が 困 難 な 場 合 に 例 外 を 設 け るとする 考 え 方 がある 部 会 資 料 頁 約 款 が 契 約 内 容 となるための 要 件 を 新 たに 定 めるものである 約 款 を 使 用 した 契 約 においても, 約 款 の 拘 束 力 の 根 拠 は, 究 極 的 には 当 事 者 の 意 思 に 求 11

16 めるべきであると 考 えられることから,まず, 約 款 を 準 備 した 契 約 当 事 者 ( 約 款 使 用 者 ) と 相 手 方 との 間 に 約 款 を 用 いる 合 意 があることを 要 件 としている なお,この 合 意 は 必 ず しも 明 示 的 な 合 意 である 必 要 はない そして, 相 手 方 が 当 該 約 款 を 用 いた 契 約 を 締 結 することに 合 意 するか 否 かを 判 断 できる よう, 契 約 締 結 時 までに 相 手 方 が 約 款 の 内 容 を 認 識 する 機 会 が 確 保 されている 必 要 がある その 上 で, 約 款 の 内 容 を 認 識 する 機 会 をどの 程 度 保 障 すべきかについては, 約 款 の 定 義 ( 前 記 1)との 関 係 が 問 題 となる 約 款 の 定 義 において, 契 約 内 容 を 画 一 的 に 定 めることを 目 的 とするものに 対 象 を 限 定 し, 個 別 の 条 項 に 関 して 交 渉 可 能 性 が 乏 しいものが 想 定 されて いることからすると,ここで 開 示 を 厳 格 に 求 めるのは, 相 手 方 にとって 煩 雑 でメリットが 乏 しい 反 面, 約 款 使 用 者 にとっては 取 引 コストを 不 必 要 に 高 めることになる このことを 踏 まえ, 本 文 では, 約 款 使 用 者 の 相 手 方 が 合 理 的 に 期 待 することができる 行 動 を 取 った 場 合 に 約 款 の 内 容 を 知 ることができる 状 態 が 約 款 使 用 者 によって 確 保 されていれば 足 りるこ ととしている ここでいう 合 理 的 に 期 待 することができる 行 動 は,その 契 約 の 内 容 や 取 引 の 態 様, 相 手 方 の 属 性, 約 款 の 開 示 の 容 易 性, 約 款 の 内 容 の 合 理 性 についての 公 法 的 な 規 制 の 有 無 等 の 事 情 を 考 慮 して 定 まるものと 考 えられる 他 方 で, 契 約 の 拘 束 力 を 当 事 者 の 意 思 に 求 める 原 則 をより 重 視 する 観 点 から, 約 款 使 用 者 が 相 手 方 に 対 して 事 前 に 約 款 の 内 容 を 明 示 的 に 提 示 することを 原 則 的 な 要 件 として 定 め るべきであるという 意 見 があり,これを( 注 )で 取 り 上 げている 3 不 意 打 ち 条 項 約 款 に 含 まれている 契 約 条 項 であって, 他 の 契 約 条 項 の 内 容, 約 款 使 用 者 の 説 明, 相 手 方 の 知 識 及 び 経 験 その 他 の 当 該 契 約 に 関 する 一 切 の 事 情 に 照 らし, 相 手 方 が 約 款 に 含 まれていることを 合 理 的 に 予 測 することができないものは, 上 記 2によっては 契 約 の 内 容 とはならないものとする 部 会 資 料 頁 約 款 が 前 記 2の 組 入 要 件 を 満 たす 場 合 であっても,その 約 款 中 に 含 まれているとは 合 理 的 に 予 測 できない 条 項 ( 不 意 打 ち 条 項 )があるときは,その 条 項 には 組 入 の 合 意 が 及 んで いないと 考 えられる そこで, 約 款 の 拘 束 力 を 当 事 者 の 合 意 に 求 めること( 前 記 2 参 照 ) の 帰 結 として, 不 意 打 ち 条 項 については,その 内 容 の 当 否 を 問 わず 契 約 内 容 にならないと するものである ある 契 約 条 項 が 不 意 打 ち 条 項 か 否 かの 判 断 を, 個 別 の 相 手 方 ごとに 具 体 的 にするか, 想 定 している 相 手 方 の 類 型 ごとに 抽 象 的 にするかについては, 解 釈 に 委 ねる こととしている なお,ある 契 約 条 項 の 総 体 が 前 記 1でいう 約 款 に 該 当 する 場 合 であって も, 結 果 的 に 個 別 の 契 約 条 項 について 当 事 者 が 合 意 をした 場 合 には,その 契 約 条 項 は, 不 意 打 ち 条 項 には 当 たらない この 場 合 は,その 契 約 条 項 は 当 該 合 意 によって 契 約 の 内 容 に なったと 考 えられるからである 本 文 において, 不 意 打 ち 条 項 である 場 合 に 上 記 2によ っては 契 約 の 内 容 とはならないとあるのは,このことを 表 現 するものである 4 約 款 の 変 更 12

17 約 款 の 変 更 に 関 して 次 のような 規 律 を 設 けるかどうかについて, 引 き 続 き 検 討 する (1) 約 款 が 前 記 2によって 契 約 内 容 となっている 場 合 において, 次 に 掲 げる 要 件 のいずれにも 該 当 するときは, 約 款 使 用 者 は, 当 該 約 款 を 変 更 することに より, 相 手 方 の 同 意 を 得 ることなく 契 約 内 容 の 変 更 をすることができるもの とする ア 当 該 約 款 の 内 容 を 画 一 的 に 変 更 すべき 合 理 的 な 必 要 性 があること イ 当 該 約 款 を 使 用 した 契 約 が 現 に 多 数 あり,その 全 ての 相 手 方 から 契 約 内 容 の 変 更 についての 同 意 を 得 ることが 著 しく 困 難 であること ウ 上 記 アの 必 要 性 に 照 らして, 当 該 約 款 の 変 更 の 内 容 が 合 理 的 であり,か つ, 変 更 の 範 囲 及 び 程 度 が 相 当 なものであること エ 当 該 約 款 の 変 更 の 内 容 が 相 手 方 に 不 利 益 なものである 場 合 にあっては, その 不 利 益 の 程 度 に 応 じて 適 切 な 措 置 が 講 じられていること (2) 上 記 (1)の 約 款 の 変 更 は, 約 款 使 用 者 が, 当 該 約 款 を 使 用 した 契 約 の 相 手 方 に, 約 款 を 変 更 する 旨 及 び 変 更 後 の 約 款 の 内 容 を 合 理 的 な 方 法 により 周 知 す ることにより, 効 力 を 生 ずるものとする 部 会 資 料 頁 本 文 (1)(2)は, 契 約 の 成 立 後 に, 組 み 入 れられた 約 款 の 内 容 を 変 更 するための 要 件 を 定 めるものである 約 款 を 使 用 した 契 約 関 係 がある 程 度 の 期 間 にわたり 継 続 する 場 合 には, 法 令 の 改 正 や 社 会 の 状 況 の 変 化 により, 約 款 の 内 容 を 画 一 的 に 変 更 すべき 必 要 性 が 生 ずることがあるが, 多 数 の 相 手 方 との 間 で 契 約 内 容 を 変 更 する 個 別 の 同 意 を 得 ることは, 実 際 上 極 めて 困 難 な 場 合 がある このため, 実 務 上 は 約 款 使 用 者 による 約 款 の 変 更 がしばしば 行 われており, 取 引 の 安 定 性 を 確 保 する 観 点 から,このような 約 款 の 変 更 の 要 件 を 民 法 に 定 める 必 要 があ ると 指 摘 されている 本 文 (1)(2)は,このような 指 摘 を 踏 まえ, 約 款 の 変 更 の 要 件 に 関 す る 試 みの 案 を 提 示 し, 引 き 続 き 検 討 すべき 課 題 として 取 り 上 げている これらの 要 件 の 当 否 について, 更 に 検 討 を 進 める 必 要 がある 5 不 当 条 項 規 制 前 記 2によって 契 約 の 内 容 となった 契 約 条 項 は, 当 該 条 項 が 存 在 しない 場 合 に 比 し, 約 款 使 用 者 の 相 手 方 の 権 利 を 制 限 し, 又 は 相 手 方 の 義 務 を 加 重 するも のであって,その 制 限 又 は 加 重 の 内 容, 契 約 内 容 の 全 体, 契 約 締 結 時 の 状 況 そ の 他 一 切 の 事 情 を 考 慮 して 相 手 方 に 過 大 な 不 利 益 を 与 える 場 合 には, 無 効 とす る ( 注 ) 本 文 のような 規 律 を 設 けないという 考 え 方 がある 部 会 資 料 頁,42 頁,47 頁,50 頁 約 款 に 含 まれる 個 別 の 契 約 条 項 のうち 約 款 使 用 者 の 相 手 方 に 過 大 な 不 利 益 を 与 えると 認 13

18 められるものを 無 効 とする 規 律 を 設 けるものである このような 契 約 条 項 は, 現 在 も 民 法 第 90 条 を 通 じて 無 効 とされ 得 るものであるが, 当 事 者 の 交 渉 や 合 意 によって 合 理 性 を 確 保 する 過 程 を 経 たものではない 点 で 他 の 契 約 条 項 と 異 なるため, 別 途 の 規 律 が 必 要 である と 考 えられる 他 方 で,ある 契 約 条 項 の 総 体 が 前 記 1にいう 約 款 に 当 てはまる 場 合 であっ ても, 個 別 の 契 約 条 項 について 当 事 者 の 合 意 がある 場 合 には, 合 意 の 過 程 において 一 定 の 合 理 性 を 確 保 されているものと 考 えられるため, 本 文 の 規 律 の 対 象 とならない 本 文 の 対 象 を 前 記 2によって 契 約 内 容 となった 契 約 条 項 は としているのは,このことを 表 現 す るものである 不 当 性 判 断 の 枠 組 みについては,これを 明 確 にする 観 点 から, 比 較 対 象 とすべき 標 準 的 な 内 容 を 条 文 上 明 らかにすることとしている 具 体 的 には,ある 条 項 が 不 当 か 否 かは,そ の 条 項 がなかったとすれば 適 用 され 得 たあらゆる 規 律,すなわち, 明 文 の 規 定 に 限 らず, 判 例 等 によって 確 立 しているルールや, 信 義 則 等 の 一 般 条 項, 明 文 のない 基 本 法 理 等 を 適 用 した 場 合 と 比 較 して, 相 手 方 の 権 利 義 務 が 変 更 され 相 手 方 に 過 大 な 不 利 益 を 与 えている かという 観 点 から 判 断 するべきである 本 文 に 当 該 条 項 が 存 在 しない 場 合 と 比 し とあ るのは,このことを 表 現 するものである 不 当 条 項 であると 評 価 された 場 合 の 効 果 については, 無 効 としている 不 当 条 項 に 関 す る 同 様 の 規 律 である 消 費 者 契 約 法 第 8 条 から 第 10 条 までや, 民 法 第 90 条 の 効 果 が 無 効 とされていることを 踏 まえたものである 他 方, 契 約 条 項 の 内 容 を 制 限 する 規 律 を 設 けると, 自 由 な 経 済 活 動 を 阻 害 するおそれが あるとして, 本 文 のような 規 律 を 設 けるべきでないという 意 見 があり,これを( 注 )で 取 り 上 げている 取 り 上 げなかった 論 点 部 会 資 料 42 第 3,2 不 当 条 項 規 制 の 対 象 から 除 外 すべき 契 約 条 項 [42 頁 ] 部 会 資 料 42 第 3,4(2) ある 条 項 が 無 効 とされた 場 合 に 当 該 条 項 の 全 部 が 無 効 となる か [50 頁 ] 部 会 資 料 42 第 3,5 不 当 条 項 のリストを 設 けることの 当 否 [53 頁 ] 第 31 第 三 者 のためにする 契 約 1 第 三 者 のためにする 契 約 の 成 立 等 ( 民 法 第 537 条 関 係 ) 民 法 第 537 条 の 規 律 を 次 のように 改 めるものとする (1) 契 約 により 当 事 者 の 一 方 が 第 三 者 に 対 してある 給 付 をすることを 約 したと きは,その 第 三 者 ( 以 下 受 益 者 という )は,その 当 事 者 の 一 方 ( 以 下 諾 約 者 という )に 対 して 直 接 にその 給 付 を 請 求 する 権 利 を 有 するものとする (2) 上 記 (1)の 契 約 は,その 締 結 時 に 受 益 者 が 胎 児 その 他 の 現 に 存 しない 者 であ る 場 合 であっても, 効 力 を 生 ずるものとする (3) 上 記 (1)の 場 合 において, 受 益 者 の 権 利 は,その 受 益 者 が 諾 約 者 に 対 して 上 記 (1)の 契 約 の 利 益 を 享 受 する 意 思 を 表 示 した 時 に 発 生 するものとする (4) 上 記 (1)の 場 合 において, 上 記 (1)の 契 約 の 相 手 方 ( 以 下 要 約 者 という ) 14

19 は, 諾 約 者 に 対 し, 受 益 者 への 債 務 の 履 行 を 請 求 することができるものとす る 部 会 資 料 42 1 頁,8 頁,10 頁 本 文 (1)は, 民 法 第 537 条 第 1 項 の 規 律 を 維 持 するものである その 際, 受 益 者, 諾 約 者, 要 約 者 ( 本 文 (1),(4) 参 照 )という 用 語 法 が 定 着 していることから,これを 用 いた 表 現 を 提 示 している 本 文 (2)は, 第 三 者 のためにする 契 約 の 締 結 時 には 受 益 者 は 現 存 している 必 要 はなく, 胎 児 や 設 立 中 の 法 人 のように 現 に 存 しない 者 を 受 益 者 とする 第 三 者 のためにする 契 約 であっ ても 有 効 に 成 立 するという 判 例 法 理 ( 最 判 昭 和 37 年 6 月 26 日 民 集 16 巻 7 号 1397 頁 等 )を 明 文 化 するものである 本 文 (3)は, 民 法 第 537 条 第 2 項 の 規 律 を 維 持 するものである 本 文 (4)は, 要 約 者 が 諾 約 者 に 対 して 受 益 者 への 債 務 の 履 行 を 請 求 することができるとす る 一 般 的 な 理 解 を 明 文 化 するものである 2 要 約 者 による 解 除 権 の 行 使 ( 民 法 第 538 条 関 係 ) 民 法 第 538 条 の 規 律 に 付 け 加 えて, 諾 約 者 が 受 益 者 に 対 する 債 務 を 履 行 し ない 場 合 には, 要 約 者 は, 受 益 者 の 承 諾 を 得 て, 契 約 を 解 除 することができる ものとする 部 会 資 料 42 1 頁,8 頁,10 頁 諾 約 者 が 受 益 者 への 債 務 を 履 行 しない 場 合 に, 諾 約 者 の 要 約 者 に 対 する 債 務 の 不 履 行 に 基 づき, 要 約 者 が 当 該 第 三 者 のためにする 契 約 を 解 除 することができるかどうかについて, 民 法 第 538 条 の 趣 旨 に 照 らし, 受 益 者 の 諾 約 者 に 対 する 履 行 請 求 権 を 受 益 者 に 無 断 で 奪 うことは 妥 当 ではないと 考 えられることから, 要 約 者 は, 受 益 者 の 承 諾 なしには, 当 該 第 三 者 のためにする 契 約 を 解 除 することができないとするものである この 場 合 の 解 除 の 手 続 ( 催 告 の 要 否 等 )については, 契 約 の 解 除 に 関 する 規 定 によることになる 取 り 上 げなかった 論 点 部 会 資 料 42 第 1,1 受 益 の 意 思 の 表 示 を 不 要 とする 類 型 の 創 設 等 [1 頁 ] 第 32 事 情 変 更 の 法 理 契 約 の 締 結 後 に,その 契 約 において 前 提 となっていた 事 情 に 変 更 が 生 じた 場 合 において,その 事 情 の 変 更 が 次 に 掲 げる 要 件 のいずれにも 該 当 するなど 一 定 の 要 件 を 満 たすときは, 当 事 者 は,[ 契 約 の 解 除 / 契 約 の 解 除 又 は 契 約 の 改 訂 ] の 請 求 をすることができるものとするかどうかについて, 引 き 続 き 検 討 する ア その 事 情 の 変 更 が 契 約 締 結 時 に 当 事 者 が 予 見 することができず,かつ, 当 事 者 の 責 めに 帰 することのできない 事 由 により 生 じたものであること イ その 事 情 の 変 更 により, 契 約 をした 目 的 を 達 することができず, 又 は 当 初 15

20 の 契 約 内 容 を 維 持 することが 当 事 者 間 の 衡 平 を 著 しく 害 することとなること 部 会 資 料 頁,33 頁,34 頁,36 頁 事 情 変 更 の 法 理 ( 事 情 変 更 の 原 則 とも 言 われる )については, 現 行 民 法 には 明 文 の 規 定 がないものの,その 法 理 の 存 在 自 体 は 異 論 なく 承 認 されている そして, 予 測 困 難 な 例 外 的 場 面 を 扱 う 法 理 であるために, 個 々の 契 約 で 対 応 を 図 ることが 実 際 上 困 難 であるこ とから, 当 事 者 間 の 利 害 を 適 切 に 調 整 する 法 的 仕 組 みとして, 事 情 変 更 の 法 理 の 明 文 規 定 を 整 備 する 必 要 があるとの 指 摘 がある 事 情 変 更 の 法 理 を 明 文 化 する 場 合 に,その 要 件 の 在 り 方 については, 判 例 ( 最 判 平 成 9 年 7 月 1 日 民 集 51 巻 6 号 2452 頁 等 ) 学 説 の 理 解 を 踏 まえ, 契 約 の 前 提 となっていた 事 情 に 変 更 が 生 じたことのほか, 本 文 ア 及 びイとすることが 考 えられるが,これらを 踏 ま えつつ, 引 き 続 き 検 討 する 必 要 があると 考 えられる また, 効 果 の 在 り 方 については,まず, 契 約 の 解 除 を 規 定 することが 考 えられる 他 方, 契 約 の 改 訂 については,そのような 解 決 のメニューが 合 理 性 を 有 する 場 面 ( 例 えば, 請 負 契 約 において 材 料 費 が 海 外 での 戦 争 勃 発 等 の 影 響 により 著 しく 高 騰 したときに, 注 文 者 が 当 初 の 報 酬 額 を 主 張 するのに 対 し, 報 酬 額 の 増 額 調 整 を 認 める 判 決 をするのが 相 当 と 考 え られる 場 面 )があるものの, 具 体 的 にどのような 改 訂 をどのような 枠 組 みで 許 容 するかな ど, 具 体 的 な 制 度 設 計 につき, 引 き 続 き 検 討 を 深 める 必 要 があると 考 えられる また, 事 情 変 更 の 法 理 の 効 果 としての 契 約 の 解 除 及 び 契 約 の 改 訂 につき,それぞれ 裁 判 上 の 行 使 を 要 するものとするかどうかについても, 引 き 続 き 検 討 を 深 める 必 要 があると 考 えられる 以 上 を 踏 まえ, 事 情 変 更 の 法 理 の 明 文 化 の 要 否 及 びその 要 件 効 果 などの 具 体 的 な 在 り 方 につき, 引 き 続 き 検 討 すべき 課 題 として 取 り 上 げるものである 第 33 不 安 の 抗 弁 権 双 務 契 約 の 当 事 者 のうち 自 己 の 債 務 を 先 に 履 行 すべき 義 務 を 負 う 者 は, 相 手 方 につき 破 産 手 続 開 始, 再 生 手 続 開 始 又 は 更 生 手 続 開 始 の 申 立 てがあったこと その 他 の 事 由 により,その 反 対 給 付 である 債 権 につき 履 行 を 得 られないおそれ がある 場 合 において,その 事 由 が 次 に 掲 げる 要 件 のいずれかに 該 当 するときは, その 債 務 の 履 行 を 拒 むことができるものとする ただし, 相 手 方 が 弁 済 の 提 供 をし, 又 は 相 当 の 担 保 を 供 したときは,この 限 りでないものとする ア 契 約 締 結 後 に 生 じたものであるときは,それが 契 約 締 結 の 時 に 予 見 するこ とができなかったものであること イ 契 約 締 結 時 に 既 に 生 じていたものであるときは, 契 約 締 結 の 時 に 正 当 な 理 由 により 知 ることができなかったものであること ( 注 )このような 規 定 を 設 けないという 考 え 方 がある また, 再 生 手 続 又 は 更 生 手 続 が 開 始 された 後 は,このような 権 利 を 行 使 することができないもの とするという 考 え 方 がある 部 会 資 料 頁 16

21 双 務 契 約 において 相 手 方 の 信 用 不 安 等 により 反 対 給 付 を 受 けられないおそれが 生 じたと きに, 自 己 の 債 務 の 履 行 を 拒 絶 する 権 利 (いわゆる 不 安 の 抗 弁 権 )を 明 文 化 するものであ る 現 在 も 信 義 則 ( 民 法 第 1 条 第 2 項 ) 等 を 根 拠 にこのような 履 行 拒 絶 権 を 肯 定 した 裁 判 例 が 多 く 見 られることなどを 踏 まえたものである この 権 利 を 行 使 することができる 者 の 要 件 については, 双 務 契 約 において 先 履 行 義 務 を 負 担 する 者 としている 先 履 行 義 務 を 負 担 していないのであれば, 同 時 履 行 の 抗 弁 権 ( 民 法 第 533 条 ) 又 は 期 限 の 利 益 を 援 用 すれば 足 り, 不 安 の 抗 弁 権 の 援 用 を 認 める 必 要 はな いと 解 されるからである 履 行 を 得 られないおそれがあるとき を 要 件 としているのは, 履 行 を 得 られないこと の 主 観 的 な 不 安 感 では 足 りず, 客 観 的 かつ 合 理 的 な 根 拠 に 基 づく 蓋 然 性 が, 抗 弁 権 行 使 の 時 点 で 現 に 存 在 する 必 要 があることを 示 す 趣 旨 である そして,そのことをより 明 確 にす るために, 破 産 手 続 開 始, 再 生 手 続 開 始 又 は 更 生 手 続 開 始 の 申 立 てがあったことを 始 めと して,それらに 相 当 する 具 体 的 な 事 由 が 存 在 することを 要 件 としている そして, 上 記 の 具 体 的 な 事 由 につき,それが 契 約 締 結 後 に 生 じたものであるときは 契 約 締 結 時 に 予 見 することができなかったものであることを 要 求 し( 本 文 ア), 当 該 事 由 が 契 約 締 結 時 に 既 に 存 在 していた 場 合 にはそれを 正 当 な 理 由 により 知 ることができなかったこと を 要 求 している( 本 文 イ) 契 約 締 結 に 当 たって 既 に 織 り 込 まれていたと 評 価 できるリスク が 顕 在 化 したにとどまる 場 合 には, 不 安 の 抗 弁 権 の 行 使 を 認 めるべきではないとの 考 慮 に 基 づくものである 本 文 の 第 2 文 は, 相 手 方 が 弁 済 の 提 供 をし, 又 は 相 当 の 担 保 を 供 したときは, 不 安 の 抗 弁 権 を 行 使 することができないとするものである これらの 場 合 には, 先 履 行 義 務 者 の 反 対 給 付 請 求 権 の 履 行 が 得 られないおそれが 解 消 されたと 見 られることによる 不 安 の 抗 弁 権 については, 濫 用 のおそれがあるなどとして 規 定 を 設 けるべきでないとす る 考 え 方 がある また, 再 建 型 倒 産 手 続 による 事 業 再 建 の 支 障 になるおそれがあるなどと して, 再 建 型 倒 産 手 続 の 開 始 後 は 行 使 することができないものとすべきであるとの 考 え 方 がある これらの 考 え 方 を( 注 )で 取 り 上 げている 取 り 上 げなかった 論 点 部 会 資 料 48 第 5,2 担 保 不 提 供 による 契 約 の 解 除 に 関 する 規 定 の 要 否 [44 頁 ] 第 34 継 続 的 契 約 1 期 間 の 定 めのある 契 約 の 終 了 (1) 期 間 の 定 めのある 契 約 は,その 期 間 の 満 了 によって 終 了 するものとする (2) 上 記 (1)にかかわらず, 当 事 者 の 一 方 が 契 約 の 更 新 を 申 し 入 れた 場 合 におい て, 当 該 契 約 の 趣 旨, 契 約 に 定 めた 期 間 の 長 短, 従 前 の 更 新 の 有 無 及 びその 経 緯 その 他 の 事 情 に 照 らし, 当 該 契 約 を 存 続 させることにつき 正 当 な 事 由 が あると 認 められるときは, 当 該 契 約 は, 従 前 と 同 一 の 条 件 で 更 新 されたもの とみなすものとする ただし,その 期 間 は, 定 めがないものとする ( 注 )このような 規 定 を 設 けない( 解 釈 に 委 ねる)という 考 え 方 がある 17

22 部 会 資 料 頁 いわゆる 継 続 的 契 約 の 中 には, 賃 貸 借 のように 性 質 上 当 然 にそれに 該 当 するものがある 一 方 で, 継 続 的 な 物 品 供 給 契 約 のようにある 典 型 契 約 ( 売 買 請 負 )のうちの 一 部 がそれ に 該 当 するものがあり,また,フランチャイズ 契 約 等 のように 典 型 契 約 とはされていない ものがある そのため, 契 約 の 終 了 の 場 面 を 中 心 として 継 続 的 契 約 をめぐる 法 的 紛 争 が 生 ずることが 少 なくないにもかかわらず,その 解 決 は 解 釈 に 委 ねられることが 多 いとの 指 摘 がある そこで, 個 別 の 典 型 契 約 の 規 律 とは 別 に, 継 続 的 契 約 の 終 了 に 関 する 一 般 的 な 規 律 を 設 けることが 望 ましいと 考 えられる 本 文 (1)(2)は, 期 間 の 定 めのある 契 約 は 期 間 の 満 了 によって 終 了 する( 当 事 者 の 一 方 か ら 更 新 の 申 入 れがあっても 相 手 方 は 自 由 に 拒 絶 することができる)という 原 則 を 確 認 した 上 で( 本 文 (1)), 例 外 的 に 更 新 の 申 入 れを 拒 絶 することができずに 契 約 が 更 新 される 場 合 があり 得 る 旨 を 定 めるものであり( 本 文 (2)), 期 間 の 定 めのある 継 続 的 契 約 の 終 了 に 関 す る 裁 判 例 及 び 学 説 における 一 般 的 な 理 解 を 明 文 化 するものである( 札 幌 高 決 昭 和 62 年 9 月 30 日 判 時 1258 号 76 頁, 福 岡 高 判 平 成 19 年 6 月 19 日 判 タ1265 号 253 頁 等 参 照 ) 継 続 的 契 約 には 様 々な 類 型 のものがあるため,これを 定 義 して 要 件 化 するのでは なく,ここでは 期 間 の 定 めのある 契 約, 後 記 2では 期 間 の 定 めのない 契 約 をそれぞ れの 規 律 の 適 用 対 象 とした 上 で, 契 約 の 更 新 の 可 否 ( 本 文 (2))や 解 約 の 申 入 れの 可 否 ( 後 記 2(2))に 関 する 具 体 的 な 規 律 の 中 で, 各 々の 契 約 が 継 続 性 を 保 護 すべき 要 請 の 高 い 類 型 のものかどうかを 個 別 に 判 断 するものとしている また, 本 文 (2)では, 契 約 の 更 新 が 擬 制 された 場 合 における 当 事 者 間 の 法 律 関 係 について, 従 前 の 契 約 と 同 一 の 条 件 で 更 新 したも のとみなしつつ, 期 間 についてのみ 定 めがないものとしている 借 地 借 家 法 第 26 条 第 1 項 と 同 様 の 趣 旨 のものである もっとも, 以 上 の 規 律 に 対 しては,そもそも 継 続 的 契 約 には 様 々な 類 型 のものがあるた めその 更 新 に 関 して 一 律 に 適 用 されるべき 規 定 を 設 けることは 困 難 であるとして, 特 段 の 規 定 を 設 けずに 解 釈 に 委 ねるべきであるという 考 え 方 があり,これを( 注 )で 取 り 上 げて いる 2 期 間 の 定 めのない 契 約 の 終 了 (1) 期 間 の 定 めのない 契 約 の 当 事 者 の 一 方 が, 相 手 方 に 対 して 解 約 の 申 入 れを したときは, 当 該 契 約 は, 解 約 の 申 入 れの 日 から 相 当 な 期 間 を 経 過 すること によって 終 了 するものとする この 場 合 において, 解 約 の 申 入 れに 相 当 な 予 告 期 間 が 付 されていたときは, 当 該 契 約 は,その 予 告 期 間 を 経 過 することに よって 終 了 するものとする (2) 上 記 (1)にかかわらず, 当 事 者 の 一 方 が 解 約 の 申 入 れをした 場 合 において, 当 該 契 約 の 趣 旨, 契 約 の 締 結 から 解 約 の 申 入 れまでの 期 間 の 長 短, 予 告 期 間 の 有 無 その 他 の 事 情 に 照 らし, 当 該 契 約 を 存 続 させることにつき 正 当 な 事 由 があると 認 められるときは, 当 該 契 約 は,その 解 約 の 申 入 れによっては 終 了 しないものとする 18

23 ( 注 )このような 規 定 を 設 けない( 解 釈 に 委 ねる)という 考 え 方 がある 部 会 資 料 頁 本 文 (1) 前 段 は, 期 間 の 定 めのない 契 約 の 当 事 者 はいつでも 解 約 の 申 入 れをすることがで きるという 原 則 を 確 認 するとともに, 解 約 の 申 入 れがされたときは 相 当 な 期 間 を 経 過 する ことによって 契 約 が 終 了 することを 示 すものである 民 法 第 617 条 第 1 項 や 同 法 第 62 7 条 第 1 項 と 同 様 の 趣 旨 のものである この 期 間 の 定 めのない 契 約 も, 前 記 1の 期 間 の 定 めのある 契 約 も,いずれも 契 約 の 存 続 期 間 を 観 念 することができることを 前 提 と する 概 念 であり, 特 に 期 間 の 定 めのない 契 約 という 概 念 は, 一 回 の 給 付 で 終 了 する 契 約 を 含 む 趣 旨 ではなく, 契 約 の 存 続 期 間 を 観 念 することができるため 期 間 を 定 めることも 可 能 であるが 期 間 を 定 めなかった 契 約 という 意 味 で 用 いている( 期 間 の 定 めのない 賃 貸 借 に 関 する 民 法 第 617 条, 期 間 の 定 めのある 賃 貸 借 に 関 する 同 法 第 618 条 参 照 ) 本 文 (1) 後 段 は, 相 当 な 予 告 期 間 を 付 して 解 約 の 申 入 れがされたときはその 予 告 期 間 を 経 過 するこ とによって 契 約 が 終 了 することを 示 すものである 相 当 でない 予 告 期 間 を 付 して 解 約 の 申 入 れがされたときは, 本 文 (1) 前 段 によることになる 本 文 (2)は, 期 間 の 定 めのない 契 約 の 当 事 者 はいつでも 解 約 の 申 入 れをすることができる という 本 文 (1)の 原 則 を 前 提 とした 上 で, 例 外 的 に 解 約 の 申 入 れによっても 契 約 が 終 了 しな い( 解 約 の 申 入 れの 効 力 が 生 じない) 場 合 があり 得 る 旨 を 定 めるものであり, 期 間 の 定 め のない 継 続 的 契 約 の 終 了 に 関 する 裁 判 例 及 び 学 説 における 一 般 的 な 理 解 を 明 文 化 するもの である( 名 古 屋 高 判 昭 和 46 年 3 月 29 日 下 民 集 22 巻 3 4 号 334 頁, 大 阪 地 判 平 成 17 年 9 月 16 日 判 時 1920 号 96 頁 等 参 照 ) もっとも, 以 上 の 規 律 に 対 しては,そもそも 継 続 的 契 約 には 様 々な 類 型 のものがあるた めその 解 約 の 申 入 れに 関 して 一 律 に 適 用 されるべき 規 定 を 設 けることは 困 難 であるとして, 特 段 の 規 定 を 設 けずに 解 釈 に 委 ねるべきであるという 考 え 方 があり,これを( 注 )で 取 り 上 げている ( 備 考 ) 本 文 (2)の 考 慮 要 素 の 例 として 予 告 期 間 の 長 短 を 挙 げない 理 由 について 本 文 (2)に 相 当 する 部 会 資 料 57 第 15,2(1)ただし 書 では, 予 告 期 間 の 長 短 を 予 告 期 間 の 有 無 と 併 せて 例 示 していたが, 予 告 期 間 の 長 短 ( 予 告 期 間 の 相 当 性 )を 事 後 的 に 評 価 して 解 約 の 申 入 れの 有 効 性 を 判 断 するのは 適 当 でないとも 考 えられることから, 本 文 (2)の 考 慮 要 素 の 例 として 挙 げることはせずに,これを 考 慮 要 素 とするかどうかは 本 文 (2)の その 他 の 事 情 の 解 釈 運 用 に 委 ねることとした 3 解 除 の 効 力 前 記 1(1) 又 は2(1)の 契 約 を 解 除 した 場 合 には,その 解 除 は, 将 来 に 向 かっ てのみその 効 力 を 生 ずるものとする 部 会 資 料 頁 契 約 の 存 続 期 間 を 観 念 することができる 前 記 1(1) 及 び2(1)の 契 約 ( 期 間 の 定 めのある 19

24 契 約 及 び 期 間 の 定 めのない 契 約 )の 解 除 には 遡 及 効 がない 旨 を 定 めるものであり, 継 続 的 契 約 の 解 除 に 関 する 一 般 的 な 理 解 を 明 文 化 するものである( 民 法 第 620 条 等 参 照 ) なお, 前 記 2の 解 約 の 申 入 れには 遡 及 効 がないことを 当 然 の 前 提 としている 取 り 上 げなかった 論 点 部 会 資 料 48 第 6,1(3)ア 債 務 不 履 行 を 理 由 とする 継 続 的 契 約 の 解 除 [53 頁 ] 部 会 資 料 48 第 6,1(3)イ 消 費 者 事 業 者 間 の 継 続 的 契 約 の 解 除 [55 頁 ] 部 会 資 料 48 第 6,2 多 数 当 事 者 型 継 続 的 契 約 [58 頁 ] 部 会 資 料 48 第 6,3 分 割 履 行 契 約 [59 頁 ] 第 35 信 義 則 等 の 適 用 に 当 たっての 考 慮 要 素 消 費 者 と 事 業 者 との 間 で 締 結 される 契 約 ( 消 費 者 契 約 )のほか, 情 報 の 質 及 び 量 並 びに 交 渉 力 の 格 差 がある 当 事 者 間 で 締 結 される 契 約 に 関 しては, 民 法 第 1 条 第 2 項 及 び 第 3 項 その 他 の 規 定 の 適 用 に 当 たって,その 格 差 の 存 在 を 考 慮 しなければならないものとする ( 注 )このような 規 定 を 設 けないという 考 え 方 がある また, 消 費 者 と 事 業 者 との 間 で 締 結 される 契 約 ( 消 費 者 契 約 )のほか, という 例 示 を 設 けないと いう 考 え 方 がある 部 会 資 料 頁 消 費 者 契 約 を 始 めとして, 契 約 の 当 事 者 間 に 情 報 や 交 渉 力 の 格 差 があるものに 関 しては, 従 来 から, 信 義 則 を 規 定 する 民 法 第 1 条 第 2 項, 権 利 の 濫 用 を 規 定 する 同 条 第 3 項 などの 一 定 の 抽 象 性 を 備 えた 規 定 の 解 釈 適 用 に 当 たって,その 格 差 の 存 在 も 一 つの 考 慮 要 素 と されてきた 具 体 的 には, 当 事 者 間 の 情 報, 交 渉 力 等 に 格 差 がある 場 合 に,これを 放 置 す ることが 妥 当 な 結 論 を 導 かないと 考 えられるときは, 信 義 則 上 の 義 務 が 生 じたり, 権 利 の 行 使 が 濫 用 に 当 たるものとして 阻 止 されることがある 今 日 においては, 民 法 の 適 用 場 面 のうちの 多 くは, 消 費 者 契 約 その 他 の 格 差 のある 当 事 者 間 の 契 約 であることにかんがみ, 上 記 のような 考 慮 が 必 要 であることを 明 らかにする 規 定 を 設 けるものである これに 対 し て, 内 容 の 明 確 性 や 実 務 的 な 有 用 性 に 疑 問 があるとしてこのような 規 定 を 設 けるべきでな いという 考 え 方 があり,また, 例 示 として 消 費 者 契 約 を 挙 げるべきでないという 考 え 方 が ある これらを( 注 )で 取 り 上 げている 第 36 売 買 1 売 買 の 予 約 ( 民 法 第 556 条 関 係 ) 民 法 第 556 条 第 1 項 の 規 律 を 改 め, 売 買 の 予 約 とは, 当 事 者 の 一 方 又 は 双 方 に 対 して, 予 め 定 めた 内 容 の 売 買 契 約 を 単 独 の 意 思 表 示 によって 成 立 させる 権 利 を 与 える 旨 の 当 事 者 間 の 合 意 をいうものとする 部 会 資 料 43 2 頁 20

25 民 法 第 556 条 第 1 項 を 売 買 の 予 約 の 意 義 が 明 らかになる 規 定 に 改 めるとともに, 当 事 者 の 一 方 だけでなく 双 方 が 予 約 完 結 権 を 有 する 形 態 の 予 約 が 許 容 されることを 規 定 上 明 ら かにするものである 2 手 付 ( 民 法 第 557 条 関 係 ) 民 法 第 557 条 第 1 項 の 規 律 を 次 のように 改 めるものとする 買 主 が 売 主 に 手 付 を 交 付 したときは, 買 主 はその 手 付 を 放 棄 し, 売 主 はその 倍 額 を 現 実 に 提 供 して, 契 約 の 解 除 をすることができるものとする ただし, その 相 手 方 が 契 約 の 履 行 に 着 手 した 後 は,この 限 りでないものとする 部 会 資 料 43 5 頁 民 法 第 557 条 第 1 項 が 規 定 する 手 付 解 除 の 要 件 につき, 判 例 等 を 踏 まえた 明 確 化 を 図 るものである 具 体 的 には,まず, 履 行 に 着 手 したのが 手 付 解 除 をする 本 人 であるとき は 手 付 解 除 が 否 定 されないとする 判 例 法 理 ( 最 判 昭 和 40 年 11 月 24 日 民 集 19 巻 8 号 2019 頁 )を 明 文 化 し,その 際, 履 行 の 着 手 があったことの 主 張 立 証 責 任 は 手 付 解 除 を 争 う 相 手 方 が 負 担 すると 解 されていることとを 表 現 する 趣 旨 で,その 旨 を 第 2 文 で 表 記 している また, 売 主 による 手 付 倍 戻 しによる 解 除 は, 倍 額 につき 現 実 の 償 還 までは 要 し ないが 現 実 に 提 供 する 必 要 があるとの 判 例 ( 最 判 平 成 6 年 3 月 22 日 民 集 48 巻 3 号 85 9 頁 )を 踏 まえ, 償 還 を 現 実 に 提 供 に 改 めている 3 売 主 の 義 務 (1) 売 主 は, 財 産 権 を 買 主 に 移 転 する 義 務 を 負 うほか, 売 買 の 内 容 に 従 い, 次 に 掲 げる 義 務 を 負 うものとする ア 買 主 に 売 買 の 目 的 物 を 引 き 渡 す 義 務 イ 買 主 に, 登 記, 登 録 その 他 の 売 買 の 内 容 である 権 利 の 移 転 を 第 三 者 に 対 抗 するための 要 件 を 具 備 させる 義 務 (2) 売 主 が 買 主 に 引 き 渡 すべき 目 的 物 は, 種 類, 品 質 及 び 数 量 に 関 して, 当 該 売 買 契 約 の 趣 旨 に 適 合 したものでなければならないものとする (3) 売 主 が 買 主 に 移 転 すべき 権 利 は, 当 該 売 買 契 約 の 趣 旨 に 反 する 他 人 の 地 上 権, 抵 当 権 その 他 の 権 利 による 負 担 又 は 当 該 売 買 契 約 の 趣 旨 に 反 する 法 令 の 制 限 がないものでなければならないものとする (4) 他 人 の 権 利 を 売 買 の 内 容 としたとき( 権 利 の 一 部 が 他 人 に 属 するときを 含 む )は, 売 主 は,その 権 利 を 取 得 して 買 主 に 移 転 する 義 務 を 負 うものとする ( 注 ) 上 記 (2)については, 民 法 第 570 条 の 瑕 疵 という 文 言 を 維 持 して 表 現 するという 考 え 方 がある 部 会 資 料 43 7 頁,48 頁 本 文 (1)は, 売 買 契 約 に 基 づいて 売 主 が 負 う 基 本 的 な 義 務 を 明 記 するものである 本 文 (2)は, 売 主 が 引 き 渡 すべき 目 的 物 が 種 類, 数 量 及 び 品 質 に 関 して, 当 該 売 買 契 約 の 21

26 趣 旨 に 適 合 したものでなければならない 旨 を 明 記 するものである( 契 約 の 趣 旨 の 意 味 に ついては, 前 記 第 8,1[32 頁 ] 参 照 ) これにより, 民 法 第 565 条 ( 数 量 不 足 及 び 一 部 滅 失 ) 及 び 第 570 条 ( 隠 れた 瑕 疵 )の 適 用 場 面 をカバーするが, 後 記 4で 取 り 上 げるよ うに 同 条 の 隠 れた という 要 件 は 設 けないものとしている 引 き 渡 された 目 的 物 が 契 約 の 趣 旨 に 適 合 しないことは, 売 主 の 債 務 不 履 行 を 構 成 する なお, 瑕 疵 が 定 着 した 用 語 であることを 理 由 に, 引 き 続 き 瑕 疵 という 文 言 を 用 いて 規 律 を 表 現 すべきであるとの 考 え 方 があり,これを( 注 )で 取 り 上 げている 本 文 (3)は, 売 主 が 移 転 すべき 権 利 につき, 当 該 売 買 契 約 の 趣 旨 に 反 する 他 人 の 用 益 物 権, 担 保 物 権 又 は 建 築 基 準 法 等 の 法 令 による 制 限 がないものであることを 要 する 旨 を 明 記 する ものである これにより, 権 利 の 瑕 疵 と 称 されることのある 民 法 第 566 条 及 び 第 567 条 の 適 用 場 面 をカバーする 移 転 に 係 る 権 利 に 当 該 売 買 契 約 の 趣 旨 に 反 するような 他 人 の 権 利 による 負 担 等 が 存 することは, 売 主 の 債 務 不 履 行 を 構 成 する 本 文 (4)は, 他 人 物 売 買 の 場 合 に, 売 主 が 権 利 を 取 得 して 買 主 に 移 転 する 義 務 を 負 う 旨 を 定 める 民 法 第 560 条 を 維 持 するものである 移 転 すべき 権 利 の 全 部 ( 同 法 第 561 条 参 照 )が 他 人 に 属 する 場 合 だけでなく, 一 部 が 他 人 に 属 する 場 合 ( 同 法 第 563 条 第 1 項 参 照 )をも 適 用 場 面 としており,そのことをかっこ 書 により 明 らかにしている 4 目 的 物 が 契 約 に 適 合 しない 場 合 の 売 主 の 責 任 民 法 第 565 条 及 び 第 570 条 本 文 の 規 律 ( 代 金 減 額 請 求 期 間 制 限 に 関 す るものを 除 く )を 次 のように 改 めるものとする (1) 引 き 渡 された 目 的 物 が 前 記 3(2)に 違 反 して 契 約 の 趣 旨 に 適 合 しないもの であるときは, 買 主 は,その 内 容 に 応 じて, 売 主 に 対 し, 目 的 物 の 修 補, 不 足 分 の 引 渡 し 又 は 代 替 物 の 引 渡 しによる 履 行 の 追 完 を 請 求 することができる ものとする ただし,その 権 利 につき 履 行 請 求 権 の 限 界 事 由 があるときは, この 限 りでないものとする (2) 引 き 渡 された 目 的 物 が 前 記 3(2)に 違 反 して 契 約 の 趣 旨 に 適 合 しないもの であるときは, 買 主 は, 売 主 に 対 し, 債 務 不 履 行 の 一 般 原 則 に 従 って,その 不 履 行 による 損 害 の 賠 償 を 請 求 し, 又 はその 不 履 行 による 契 約 の 解 除 をする ことができるものとする (3) 売 主 の 提 供 する 履 行 の 追 完 の 方 法 が 買 主 の 請 求 する 方 法 と 異 なる 場 合 には, 売 主 の 提 供 する 方 法 が 契 約 の 趣 旨 に 適 合 し,かつ, 買 主 に 不 相 当 な 負 担 を 課 するものでないときに 限 り, 履 行 の 追 完 は, 売 主 が 提 供 する 方 法 によるもの とする 部 会 資 料 頁,23 頁 民 法 第 565 条 及 び 第 570 条 本 文 の 規 律 を 改 めるものである その 際, 代 金 減 額 請 求 権 の 規 律 を 付 け 加 えるかどうか( 後 記 5)や, 買 主 の 権 利 の 期 間 制 限 に 関 する 民 法 第 56 5 条 及 び 第 570 条 本 文 (それぞれ 同 法 第 564 条 第 566 条 第 3 項 の 準 用 )の 規 律 を どのように 見 直 すか( 後 記 6) 等 については, 後 の 項 目 で 取 り 上 げている 22

27 本 文 (1) 第 1 文 は, 売 買 の 目 的 物 に 契 約 不 適 合 があった 場 合 に, 目 的 物 の 欠 陥 か 数 量 不 足 かといった 契 約 不 適 合 の 内 容 に 応 じて,その 修 補 を 請 求 し, 又 は 代 替 物 若 しくは 不 足 分 の 引 渡 しを 請 求 することができる( 履 行 の 追 完 を 請 求 する 権 利 を 有 する)とするものである ある 契 約 不 適 合 の 追 完 につき 修 補 による 対 応 と 代 替 物 等 の 引 渡 しによる 対 応 等 のいずれも が 想 定 される 場 合 に,いずれを 請 求 するかは 買 主 の 選 択 に 委 ねることを 前 提 としている 第 2 文 では,それらの 履 行 の 追 完 を 請 求 する 権 利 の 限 界 事 由 ( 履 行 不 能 )につき, 履 行 請 求 権 の 限 界 事 由 の 一 般 原 則 に 従 うことを 明 らかにしている 本 文 (2)は, 売 主 が 引 き 渡 した 目 的 物 が 前 記 3(2)に 違 反 して 契 約 に 適 合 しない 場 合 に, 債 務 不 履 行 の 一 般 原 則 に 従 って, 債 務 不 履 行 による 損 害 賠 償 の 請 求 をし, 又 は 債 務 不 履 行 による 契 約 の 解 除 ができるとするものである 本 文 (3)は, 買 主 の 選 択 する 履 行 の 追 完 の 方 法 と 売 主 が 提 供 する 追 完 の 方 法 とが 異 なると きは, 売 主 の 提 供 する 追 完 の 方 法 が 契 約 の 趣 旨 に 適 合 し,かつ 買 主 に 不 相 当 な 負 担 を 課 す ものでないときに 限 り, 履 行 の 追 完 は, 売 主 が 提 供 した 方 法 によるとするものである 追 完 手 段 の 選 択 が 買 主 に 委 ねられるという(1)の 原 則 に 対 する 制 約 であることから, 買 主 によ る 選 択 の 利 益 を 不 当 に 害 しないものとするために, 限 定 的 な 要 件 を 設 けるものである 売 主 が 本 文 (3)の 要 件 を 満 たす 履 行 の 追 完 の 提 供 をしたときは, 弁 済 の 提 供 としての 効 力 が 生 じ, 買 主 は 当 初 選 択 した 方 法 による 履 行 の 追 完 の 請 求 ができない 以 上 で 取 り 上 げたような 目 的 物 が 契 約 に 適 合 しない 場 合 の 買 主 の 権 利 ( 後 記 5の 代 金 減 額 請 求 権 も 含 む )の 行 使 要 件 について,その 不 適 合 が 隠 れた ( 民 法 第 570 条 )もの であるという 要 件 を 設 けないこととしている 隠 れた とは, 瑕 疵 の 存 在 についての 買 主 の 善 意 無 過 失 を 意 味 するとされてきたが, 売 主 が 引 き 渡 した 目 的 物 が 契 約 に 適 合 しないに もかかわらず 買 主 に 過 失 があることのみをもって 救 済 を 一 律 に 否 定 することは 適 切 ではな く,むしろ, 目 的 物 に 存 する 欠 陥 等 がどこまで 売 買 契 約 に 織 り 込 まれていたかを 契 約 の 趣 旨 を 踏 まえて 判 断 すべきであるとの 指 摘 を 踏 まえたものである 5 目 的 物 が 契 約 に 適 合 しない 場 合 における 買 主 の 代 金 減 額 請 求 権 前 記 4( 民 法 第 565 条 第 570 条 関 係 )に, 次 のような 規 律 を 付 け 加 え るものとする (1) 引 き 渡 された 目 的 物 が 前 記 3(2)に 違 反 して 契 約 の 趣 旨 に 適 合 しないもの である 場 合 において, 買 主 が 相 当 の 期 間 を 定 めて 履 行 の 追 完 を 催 告 し, 売 主 がその 期 間 内 に 履 行 をしないときは, 買 主 は, 意 思 表 示 により,その 不 適 合 の 程 度 に 応 じて 代 金 の 減 額 を 請 求 することができるものとする (2) 次 に 掲 げる 場 合 には, 上 記 (1)の 追 完 の 催 告 を 要 しないものとする ア 履 行 の 追 完 を 請 求 する 権 利 につき, 履 行 請 求 権 の 限 界 事 由 があるとき イ 売 主 が 履 行 の 追 完 をする 意 思 がない 旨 を 表 示 したことその 他 の 事 由 によ り, 売 主 が 履 行 の 追 完 をする 見 込 みがないことが 明 白 であるとき (3) 上 記 (1)の 意 思 表 示 は, 履 行 の 追 完 を 請 求 する 権 利 ( 履 行 の 追 完 に 代 わる 損 害 の 賠 償 を 請 求 する 権 利 を 含 む ) 及 び 契 約 の 解 除 をする 権 利 を 放 棄 する 旨 の 意 思 表 示 と 同 時 にしなければ,その 効 力 を 生 じないものとする 23

28 部 会 資 料 頁,23 頁 本 文 (1)は, 引 き 渡 された 目 的 物 が 契 約 に 適 合 しない 場 合 における 買 主 の 救 済 手 段 として, その 不 適 合 の 程 度 に 応 じて 代 金 の 減 額 を 請 求 する 権 利 ( 代 金 減 額 請 求 権 )を 設 けるもので ある 売 主 が 不 適 合 を 追 完 する 利 益 に 配 慮 する 観 点 から,その 原 則 的 な 行 使 要 件 として, 相 当 の 期 間 を 定 めた 追 完 の 催 告 を 経 ることを 必 要 としている その 期 間 内 に 買 主 が 求 める 内 容 による 追 完 の 提 供 がされたときは, 代 金 減 額 請 求 権 は 行 使 することができないのはも とより, 売 主 が 買 主 の 選 択 と 異 なる 追 完 の 提 供 をした 場 合 であっても,その 内 容 が 前 記 4 (3)に 該 当 するときには 弁 済 の 提 供 の 効 力 が 生 じるから, 履 行 の 追 完 に 代 わる 損 害 賠 償 及 び 契 約 の 解 除 の 場 合 と 同 様 に, 代 金 減 額 請 求 権 を 行 使 することができない 本 文 (2)は, 代 金 減 額 請 求 権 の 行 使 要 件 としての 追 完 の 催 告 が 不 要 となる 場 合 を 規 定 する ものである 履 行 に 代 わる 損 害 賠 償 の 要 件 と 平 仄 を 合 わせたものとしている( 部 会 資 料 5 8 第 9,2[38 頁 ] 参 照 ) 本 文 (3)は, 代 金 減 額 請 求 権 行 使 の 意 思 表 示 につき, 履 行 の 追 完 を 請 求 する 権 利 ( 履 行 の 追 完 に 代 わる 損 害 の 賠 償 を 請 求 する 権 利 を 含 む ) 及 び 契 約 の 解 除 をする 権 利 を 放 棄 する 旨 の 意 思 表 示 と 同 時 にしなければその 効 力 を 生 じないものとするものである 代 金 減 額 請 求 権 を 行 使 する 者 は, 代 金 の 減 額 で 法 律 関 係 を 処 理 し,それと 矛 盾 する 救 済 手 段 は 放 棄 する というのが 合 理 的 意 思 と 考 えられることから,それを 代 金 減 額 請 求 権 の 行 使 要 件 に 反 映 す るものである これにより, 目 的 物 の 不 適 合 が 露 見 した 後 における 交 渉 において 値 引 きの 要 求 をしたことが 代 金 減 額 請 求 権 の 行 使 とされて, 履 行 の 追 完 を 請 求 する 権 利 等 を 喪 失 す るという 予 想 外 の 事 態 を 避 けることができると 考 えられる 6 目 的 物 が 契 約 に 適 合 しない 場 合 における 買 主 の 権 利 の 期 間 制 限 民 法 第 565 条 及 び 第 570 条 本 文 の 規 律 のうち 期 間 制 限 に 関 するものは, 次 のいずれかの 案 のように 改 めるものとする 甲 案 引 き 渡 された 目 的 物 が 前 記 3(2)に 違 反 して 契 約 の 趣 旨 に 適 合 しない ものである 場 合 の 買 主 の 権 利 につき, 消 滅 時 効 の 一 般 原 則 とは 別 の 期 間 制 限 ( 民 法 第 564 条, 第 566 条 第 3 項 参 照 )を 廃 止 するものとする 乙 案 消 滅 時 効 の 一 般 原 則 に 加 え, 引 き 渡 された 目 的 物 が 前 記 3(2)に 違 反 して 契 約 の 趣 旨 に 適 合 しないものであることを 買 主 が 知 った 時 から[1 年 以 内 ]にそれを 売 主 に 通 知 しないときは, 買 主 は, 前 記 4 又 は5による 権 利 を 行 使 することができないものとする ただし, 売 主 が 引 渡 しの 時 に 目 的 物 が 前 記 3(2)に 違 反 して 契 約 の 趣 旨 に 適 合 しないものであることを 知 り, 又 は 重 大 な 過 失 によって 知 らなかったときは,この 限 りでないものと する 部 会 資 料 頁 甲 案 は, 目 的 物 が 前 記 3(2)に 違 反 して 契 約 の 趣 旨 に 適 合 しない 場 合 の 買 主 の 権 利 に 関 し て, 民 法 第 564 条 及 び 第 566 条 第 3 項 により 消 滅 時 効 とは 別 途 設 けられている 期 間 制 24

29 限 ( 買 主 が 事 実 を 知 った 時 から1 年 )を 廃 止 し, 買 主 の 権 利 の 期 間 制 限 を 消 滅 時 効 の 一 般 原 則 に 委 ねる 提 案 である 乙 案 は, 消 滅 時 効 とは 別 に, 目 的 物 が 前 記 3(2)に 違 反 して 契 約 の 趣 旨 に 適 合 しないこと に 関 する 買 主 の 権 利 につき,そのことを 知 った 時 を 起 算 点 とする 買 主 の 権 利 の 期 間 制 限 ( 民 法 第 564 条, 第 566 条 第 3 項 )を 維 持 するものである その 上 で, 同 法 第 566 条 第 3 項 では 権 利 保 存 の 要 件 として 契 約 の 解 除 又 は 損 害 賠 償 の 請 求 を1 年 以 内 にすること を 求 めており,これが 買 主 に 過 重 な 負 担 になっているとの 指 摘 があることを 踏 まえ,これ を 不 適 合 があることの 通 知 に 改 めるものとしている また, 期 間 について, 現 状 の1 年 が やや 短 すぎるとの 指 摘 があることを 踏 まえ,1 年 をブラケットで 囲 んで 提 示 している そ の 上 で, 売 主 が 引 渡 しの 時 に 目 的 物 が 前 記 3(2)に 違 反 して 契 約 の 趣 旨 に 適 合 しないことを 知 り, 又 は 知 らないことにつき 重 大 な 過 失 があるときは, 期 間 制 限 を 適 用 しないものとし ている この 場 合 には 消 滅 時 効 の 一 般 原 則 に 委 ねることとなる 乙 案 を 採 用 する 場 合 には, 商 人 間 の 売 買 の 特 則 である 商 法 第 526 条 が 権 利 保 存 の 要 件 として, 乙 案 と 同 じく 通 知 を 定 めていることから, 同 条 との 適 用 関 係 を 整 理 する 必 要 が あると 考 えられる 7 買 主 が 事 業 者 の 場 合 における 目 的 物 検 査 義 務 及 び 適 時 通 知 義 務 (1) 買 主 が 事 業 者 であり,その 事 業 の 範 囲 内 において 売 買 契 約 をした 場 合 にお いて, 買 主 は,その 売 買 契 約 に 基 づき 目 的 物 を 受 け 取 ったときは, 遅 滞 なく その 目 的 物 の 検 査 をしなければならないものとする (2) 上 記 (1)の 場 合 において, 買 主 は, 受 け 取 った 目 的 物 が 前 記 3(2)に 違 反 し て 契 約 の 趣 旨 に 適 合 しないものであることを 知 ったときは, 相 当 な 期 間 内 に それを 売 主 に 通 知 しなければならないものとする (3) 買 主 は, 上 記 (2)の 期 間 内 に 通 知 をしなかったときは, 前 記 4 又 は5による 権 利 を 行 使 することができないものとする 上 記 (1)の 検 査 をしなかった 場 合 において, 検 査 をすれば 目 的 物 が 前 記 3(2)に 違 反 して 契 約 の 趣 旨 に 適 合 しな いことを 知 ることができた 時 から 相 当 な 期 間 内 にそれを 売 主 に 通 知 しなかっ たときも, 同 様 とするものとする (4) 上 記 (3)は, 売 主 が 引 渡 しの 時 に 目 的 物 が 前 記 3(2)に 違 反 して 契 約 の 趣 旨 に 適 合 しないものであることを 知 り, 又 は 重 大 な 過 失 によって 知 らなかった ときは, 適 用 しないものとする ( 注 ) 上 記 (1)から(4)までのような 規 律 を 設 けないという 考 え 方 がある また, 上 記 (3)についてのみ, 規 律 を 設 けないという 考 え 方 がある 部 会 資 料 頁 本 文 (1)は, 買 主 が 事 業 者 である 場 合 におけるその 事 業 の 範 囲 内 においてした 売 買 につい て, 買 主 は 目 的 物 を 受 け 取 った 後 遅 滞 なくその 目 的 物 の 検 査 をする 義 務 を 負 うとするもの であり, 商 法 第 526 条 第 1 項 を 参 考 とするものである 本 文 (2)は, 本 文 (1)の 場 合 につき, 買 主 は, 受 け 取 った 目 的 物 が 契 約 に 適 合 しないこと 25

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