表 3-1(1) 環 境 影 響 評 価 項 目 環 境 要 素 施 設 の 存 在 環 境 影 響 要 因 の 内 容 施 設 の 供 用 工 事 の 実 施 小 項 目 建 築 物 の 存 在 施 設 の 供 用 施 設 関 係 車 両 の 走 行 造 成 等 の 施 工 に よ る 一 時 的

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1 3. 環 境 配 慮 事 項 の 抽 出 とその 対 策 の 整 理 本 業 務 と 併 行 して 進 められている 堺 市 環 境 影 響 評 価 条 例 に 準 拠 した イオン 堺 鉄 砲 町 ショッ ピングセンター( 仮 称 ) 開 発 事 業 に 係 る 配 慮 計 画 書 第 8 章 環 境 配 慮 内 容 の 検 討 において 環 境 配 慮 事 項 の 選 定 について 取 りまとめられていることから 同 計 画 書 に 基 づき 環 境 影 響 要 因 ならびに 配 慮 事 項 を 整 理 する 1) 環 境 影 響 要 因 の 選 定 環 境 影 響 要 因 としては 以 下 の 項 目 が 上 げられ それらが 各 環 境 要 素 に 対 して 影 響 を 及 ぼ すかどうかで 環 境 影 響 評 価 項 目 として 選 定 するかどうか 整 理 した 施 設 の 存 在 建 物 の 存 在 施 設 の 供 用 施 設 の 供 用 施 設 関 連 車 両 の 走 行 工 事 の 実 施 造 成 等 の 施 工 による 一 時 的 な 影 響 工 事 資 材 の 搬 入 建 設 機 械 の 稼 動 本 委 託 業 務 の 環 境 影 響 評 価 項 目 としては 大 気 質 騒 音 振 動 低 周 波 音 悪 臭 日 照 阻 害 電 波 障 害 光 害 景 観 自 然 景 観 人 と 自 然 との 触 れ 合 い 活 動 の 場 地 球 環 境 廃 棄 物 発 生 土 安 全 の 14 項 目 が 挙 げられる 15

2 表 3-1(1) 環 境 影 響 評 価 項 目 環 境 要 素 施 設 の 存 在 環 境 影 響 要 因 の 内 容 施 設 の 供 用 工 事 の 実 施 小 項 目 建 築 物 の 存 在 施 設 の 供 用 施 設 関 係 車 両 の 走 行 造 成 等 の 施 工 に よ る 一 時 的 な 影 響 工 事 用 資 材 等 の 搬 出 入 建 設 機 械 の 稼 働 選 定 する 理 由 選 定 しない 理 由 大 気 質 設 環 定 境 項 基 目 準 その 他 二 酸 化 窒 素 工 事 用 車 両 の 走 行 建 設 機 械 の 稼 働 及 び 施 設 の 供 用 に 伴 う 施 設 関 係 車 両 等 の 走 行 ( 事 業 計 画 地 内 及 び 沿 浮 遊 粒 子 状 道 )により 発 生 する 排 出 ガスの 影 響 が 考 えられるこ 物 質 とから 環 境 影 響 評 価 項 目 として 選 定 する 水 質 底 質 地 下 水 生 活 環 境 項 目 健 康 項 目 特 殊 項 目 その 他 生 活 環 境 項 目 健 康 項 目 その 他 建 設 工 事 中 に 発 生 する 排 水 については 濁 水 処 理 等 を 行 った 後 公 共 下 水 道 に 放 流 する また 施 設 の 供 用 に 伴 う 排 水 は 公 共 下 水 道 に 放 流 する よって 公 共 用 水 域 への 排 水 の 放 流 は 行 わないことから 環 境 影 響 評 価 項 目 として 選 定 しない 工 事 中 及 び 供 用 後 において 地 下 水 を 汚 染 するよう な 工 法 行 為 及 び 施 設 設 置 を 行 わないため 地 下 水 汚 染 は 考 えられないことから 環 境 影 響 評 価 項 目 と して 選 定 しない 騒 音 騒 音 振 動 振 動 低 周 波 音 低 周 波 音 特 定 悪 臭 物 質 悪 臭 臭 気 濃 度 又 は 臭 気 指 数 工 事 用 車 両 の 走 行 建 設 機 械 の 稼 働 及 び 施 設 の 供 用 に 伴 う 空 調 設 備 等 の 稼 働 及 び 施 設 関 係 車 両 の 走 行 に より 発 生 する 騒 音 の 影 響 が 考 えられることから 環 境 影 響 評 価 項 目 として 選 定 する 工 事 用 車 両 の 走 行 建 設 機 械 の 稼 働 及 び 施 設 の 供 用 に 伴 う 空 調 設 備 等 の 稼 働 及 び 施 設 関 係 車 両 の 走 行 に より 発 生 する 振 動 の 影 響 が 考 えられることから 環 境 影 響 評 価 項 目 として 選 定 する 施 設 の 共 用 に 伴 う 空 調 設 備 等 の 稼 働 により 発 生 する 低 周 波 音 の 影 響 が 考 えられることから 環 境 影 響 評 価 項 目 として 選 定 する 食 品 を 取 り 扱 うスーパーや 飲 食 店 も 計 画 されており 生 ごみを 一 時 保 管 するため それに 伴 う 悪 臭 が 考 え られることから 環 境 影 響 評 価 項 目 として 選 定 する 16

3 環 境 要 素 表 3-1(2) 環 境 影 響 要 因 の 内 容 施 施 工 設 設 事 の の の 存 供 実 在 用 施 環 境 影 響 評 価 項 目 小 項 目 建 築 物 の 存 在 施 設 の 供 用 施 設 関 係 車 両 の 走 行 造 成 等 の 施 工 に よ る 一 時 的 な 影 響 工 事 用 資 材 等 の 搬 出 入 建 設 機 械 の 稼 働 選 定 する 理 由 選 定 しない 理 由 地 盤 沈 下 土 壌 汚 染 地 盤 沈 下 環 境 基 準 設 定 項 目 その 他 地 下 掘 削 工 事 においては 遮 水 性 の 高 い 土 留 壁 を 構 築 すること 等 により 側 方 及 び 下 方 からの 地 下 水 の 発 生 を 抑 制 するため 地 下 水 位 の 低 下 及 びそれに 伴 う 地 盤 沈 下 が 生 じるおそれはない また 供 用 時 にお いても 地 下 水 のくみ 上 げは 行 わないことから 環 境 影 響 評 価 項 目 として 選 定 しない 本 事 業 の 計 画 では 商 業 用 地 として 利 用 する 予 定 であ る 従 って 事 業 計 画 地 内 で 土 壌 汚 染 を 伴 うような 物 質 の 利 用 は 一 切 なく 土 壌 への 影 響 はないことから 環 境 影 響 評 価 項 目 として 選 定 しない 日 照 阻 害 日 照 阻 害 電 波 障 害 テレビ 電 波 障 害 風 害 風 向 風 速 光 害 光 害 コミュニティの 分 断 コミュニティの 分 断 風 向 風 速 気 象 気 温 地 象 地 形 地 質 土 質 河 川 ため 池 水 象 地 下 水 建 築 物 の 存 在 による 日 照 への 影 響 が 考 えられること から 環 境 影 響 評 価 項 目 として 選 定 する 建 築 物 の 存 在 によるテレビジョン 電 波 受 信 への 影 響 が 考 えられることから 環 境 影 響 評 価 項 目 として 選 定 する 高 層 建 築 物 でないことから 環 境 影 響 評 価 項 目 とし て 選 定 しない 駐 車 場 の 照 明 や 看 板 の 照 明 による 影 響 が 考 えられる ことから 環 境 影 響 評 価 項 目 として 選 定 する 本 計 画 地 は 工 場 の 跡 地 であり 面 積 も 増 加 せず 新 た に 地 域 を 分 断 するような 計 画 ではないことから 環 境 影 響 評 価 項 目 として 選 定 しない 高 層 建 物 ではなく かつ 大 規 模 な 地 形 の 改 変 も 伴 わ ないことから 環 境 影 響 評 価 項 目 として 選 定 しない 地 下 掘 削 工 事 により 地 形 地 質 の 状 況 を 著 しく 変 化 させないことから 環 境 影 響 評 価 項 目 として 選 定 し ない 事 業 による 河 川 等 の 改 変 はなく 排 水 は 公 共 用 水 域 には 放 流 しないことから 環 境 影 響 評 価 項 目 として 選 定 しない 海 域 17

4 表 3-1(3) 環 境 影 響 評 価 項 目 環 境 要 素 施 設 の 存 在 環 境 影 響 要 因 の 内 容 施 設 の 供 用 工 事 の 実 施 小 項 目 建 築 物 の 存 在 施 設 の 供 用 施 設 関 係 車 両 の 走 行 造 成 等 の 施 工 に よ る 一 時 的 な 影 響 工 事 用 資 材 等 の 搬 出 入 建 設 機 械 の 稼 働 選 定 する 理 由 選 定 しない 理 由 陸 域 生 態 系 陸 生 動 物 陸 生 植 物 淡 水 生 物 陸 域 生 態 系 事 業 計 画 地 は 市 街 地 に 位 置 し 動 物 植 物 の 生 息 生 育 環 境 を 改 変 しない 計 画 であることから 環 境 影 響 評 価 項 目 として 選 定 しない 自 然 景 観 自 然 景 観 大 和 川 北 側 からの 景 観 に 変 化 を 与 える 可 能 性 がある ことから 環 境 影 響 評 価 項 目 として 選 定 する 事 業 計 画 地 は 市 街 地 に 位 置 し レクリエーション 施 人 と 自 然 との 設 等 の 消 滅 改 変 はない しかし 交 通 量 の 増 加 によ 人 と 自 然 との 触 れ 触 れ 合 い 活 動 り 大 和 川 の 堤 防 や 都 市 公 園 の 利 用 時 の 利 便 性 に 変 化 合 い 活 動 の 場 の 場 を 与 える 可 能 性 があり 環 境 影 響 評 価 項 目 として 選 定 する 都 市 景 観 建 築 物 の 存 在 による 景 観 の 変 化 が 考 えられることや 敷 地 内 に 明 治 時 代 に 建 てられた 赤 煉 瓦 建 築 があるこ 景 観 歴 史 的 文 化 的 景 とから 環 境 影 響 評 価 項 目 として 選 定 する 観 文 化 財 地 球 環 境 廃 棄 物 発 生 土 安 全 有 形 文 化 財 等 埋 蔵 文 化 財 事 業 計 画 地 には 指 定 文 化 財 はなく また 事 業 計 画 地 は 周 知 の 埋 蔵 文 化 財 包 蔵 地 ではないことから 環 境 影 響 評 価 項 目 として 選 定 しない 地 球 温 暖 化 工 事 中 の 建 設 機 械 の 稼 動 や 工 事 車 両 の 走 行 並 びに 供 用 時 における 計 画 建 物 の 熱 源 施 設 稼 動 等 のエネル ギーの 使 用 や 施 設 関 係 車 両 の 走 行 にともなう 二 酸 化 オゾン 層 の 破 壊 炭 素 の 排 出 が 考 えられることから 環 境 影 響 評 価 項 目 として 選 定 する 一 般 廃 棄 物 土 地 の 改 変 等 に 伴 う 建 設 副 産 物 及 び 残 土 の 発 生 施 行 時 の 建 設 廃 棄 物 の 発 生 施 設 の 供 用 に 伴 う 廃 棄 物 産 業 廃 棄 物 の 発 生 が 考 えられることから 環 境 影 響 評 価 項 目 と 発 生 土 して 選 定 する 高 圧 ガス 危 険 物 等 交 通 施 設 関 係 車 両 や 工 事 用 車 両 の 走 行 による 交 通 量 増 加 が 見 込 まれることから 環 境 影 響 評 価 項 目 として 選 定 する 出 典 : イオン 堺 鉄 砲 町 ショッピングセンター( 仮 称 ) 開 発 事 業 に 係 る 配 慮 計 画 書 (イオンリテール 株 式 会 社 ) 平 成 23 年 5 月 18

5 2) 環 境 配 慮 事 項 の 選 定 次 に 堺 市 環 境 影 響 評 価 条 例 に 基 づき 環 境 配 慮 内 容 を 検 討 した 以 下 に 示 す 環 境 配 慮 項 目 及 び 環 境 配 慮 事 項 について 整 理 するように 定 められている 1. 基 本 的 事 項 1-1 周 辺 土 地 利 用 と 調 和 1-2 改 変 区 域 の 位 置 規 模 形 状 の 適 正 化 2. 循 環 2-1 資 源 循 環 2-2 水 循 環 3. 生 活 環 境 3-1 大 気 質 水 質 底 質 地 下 水 騒 音 振 動 低 周 波 音 悪 臭 3-2 地 盤 沈 下 3-3 土 壌 汚 染 3-4 日 照 阻 害 電 波 障 害 風 害 3-5 光 害 3-6コミュニティの 分 断 3-7ヒートアイランド 現 象 4. 自 然 環 境 4-1 気 象 地 象 水 象 4-2 陸 域 生 態 系 海 域 生 態 系 4-3 自 然 景 観 4-4 人 と 自 然 との 触 れ 合 いの 活 動 の 場 5. 都 市 環 境 5-1 都 市 景 観 5-2 歴 史 的 文 化 的 景 観 5-3 文 化 財 6. 環 境 負 荷 6-1 温 室 効 果 ガス オゾン 層 破 壊 物 質 6-2 廃 棄 物 発 生 土 7. 安 全 7-1 高 圧 ガス 7-2 危 険 物 7-3 交 通 19

6 1 基 本 的 事 項 環 境 配 慮 項 目 及 び 環 境 配 慮 事 項 表 3-2(1) 1-1 周 辺 土 地 利 用 との 調 和 環 境 保 全 に 関 する 計 画 の 方 針 目 標 等 との 整 合 を 図 ること 事 業 計 画 に 係 る 場 所 規 模 形 状 及 び 施 設 の 配 置 構 造 等 の 検 討 に 当 たっては 周 辺 地 域 の 環 境 や 土 地 利 用 との 調 和 を 図 り 環 境 へ の 影 響 を 回 避 若 しくは 低 減 又 は 代 償 に 努 める こと 事 業 計 画 地 域 の 下 流 及 び 周 辺 地 域 におい て 農 業 用 水 利 用 地 下 水 利 用 等 がある 場 合 は これらの 利 水 への 影 響 の 回 避 若 しくは 低 減 又 は 代 償 に 努 めること 1-2 改 変 区 域 の 位 置 規 模 形 状 の 適 正 化 土 地 の 改 変 や 樹 林 の 伐 採 等 を 行 う 場 合 に は その 改 変 区 域 の 位 置 規 模 形 状 の 選 定 に 当 たって 環 境 への 影 響 の 回 避 若 しくは 低 減 又 は 代 償 に 努 めること 事 業 計 画 地 内 での 土 工 量 バランスに 配 慮 す るよう 努 めること 本 事 業 における 環 境 配 慮 事 項 環 境 配 慮 の 選 定 環 境 配 慮 の 内 容 及 び 選 定 しなかった 項 目 についての 理 由 堺 市 環 境 基 本 計 画 方 針 目 標 等 との 整 合 を 図 るた め 設 置 施 設 の 種 類 内 容 等 を 検 討 するなど 環 境 への 負 荷 低 減 に 努 める 建 設 する 建 物 の 配 置 構 造 色 彩 等 の 検 討 に 当 た っては 景 観 等 について 対 策 を 講 じ 周 辺 地 域 の 環 境 との 調 和 を 図 る 計 画 である 建 設 工 事 中 に 発 生 する 排 水 については 濁 水 処 理 等 を 行 った 後 公 共 下 水 道 に 放 流 する また 施 設 の 供 用 に 伴 う 排 水 は 公 共 下 水 道 に 放 流 する よ って 環 境 配 慮 事 項 として 選 定 しない 事 業 計 画 地 は 現 在 更 地 となっている 大 規 模 土 地 の 改 変 はなく 樹 林 の 伐 採 もないため 環 境 配 慮 事 項 として 選 定 しない 工 事 中 の 土 量 バランスの 均 衡 を 図 り 事 業 計 画 地 外 への 搬 出 量 を 低 減 する 掘 削 残 土 については 躯 体 基 礎 の 上 部 等 の 埋 め 戻 し 材 として 再 利 用 するほか 植 栽 土 壌 として 性 状 が 適 合 する 場 合 は 植 栽 マウンドとしても 利 用 す る 20

7 2 循 環 環 境 配 慮 項 目 及 び 環 境 配 慮 事 項 表 3-2(2) 2-1 資 源 循 環 循 環 資 源 のリユース リサイクルに 努 める こと また 発 生 土 の 再 利 用 に 努 めること 建 物 施 設 については 将 来 解 体 の 際 に 発 生 する 廃 棄 物 の 減 量 化 リサイクルが 容 易 にできるよう 適 切 な 資 材 の 選 定 等 に 努 めるこ と 2-2 水 循 環 雨 水 の 有 効 利 用 水 の 回 収 再 利 用 を 図 る など 水 の 効 果 的 利 用 に 努 めること 雨 水 の 地 下 浸 透 システムの 導 入 保 水 機 能 に 配 慮 した 土 地 利 用 を 図 るなど 雨 水 の 貯 留 浸 透 地 下 水 涵 養 能 力 の 保 全 回 復 に 努 める こと 本 事 業 における 環 境 配 慮 事 項 環 境 配 慮 の 選 定 環 境 配 慮 の 内 容 及 び 選 定 しなかった 項 目 についての 理 由 牛 乳 パック 廃 電 池 リターナブルビン ペット ボトル 缶 ビン 及 び 容 器 包 装 プラスチックを 積 極 的 に 回 収 し 契 約 処 理 業 者 にて 再 資 源 化 再 利 用 する 食 品 廃 棄 物 については 再 資 源 化 や 再 利 用 するよう に 契 約 処 理 業 者 に 要 請 する コピー 用 紙 伝 票 包 装 紙 及 び 紙 袋 等 は 再 生 紙 の 導 入 に 努 める 掘 削 残 土 の 搬 出 を 行 う 場 合 は 搬 出 先 として 他 事 業 での 再 利 用 同 一 施 工 会 社 他 現 場 での 再 利 用 について 検 討 する 残 土 処 分 場 に 搬 出 する 場 合 は 処 分 場 どうしのネットワークによって 二 次 的 に 再 使 用 されるよう 要 請 を 行 う 資 材 の 包 装 材 などは 持 ち 帰 りを 原 則 とし 再 利 用 をするように 要 請 する 解 体 の 際 に 発 生 する 廃 棄 物 の 減 量 化 リサイクル が 容 易 にできる 材 料 を 選 定 する 予 定 である 雨 水 を 緑 地 樹 木 等 の 散 水 に 利 用 する 計 画 である 平 面 駐 車 場 については グラスパーキングを 採 用 し 雨 水 の 浸 透 地 下 水 涵 養 能 力 の 保 全 回 復 に 努 める 21

8 3 生 活 環 境 環 境 配 慮 項 目 及 び 環 境 配 慮 事 項 表 3-2(3) 本 事 業 における 環 境 配 慮 事 項 環 境 配 慮 の 選 定 3-1 大 気 質 水 質 底 質 地 下 水 騒 音 振 動 低 周 波 音 悪 臭 自 動 車 交 通 による 環 境 への 影 響 を 低 減 するため 供 用 時 における 道 路 鉄 道 等 の 交 通 網 を 考 慮 して 適 切 な 交 通 アクセスを 確 保 するよう 努 めること 公 共 交 通 機 関 の 利 用 促 進 物 流 の 効 率 化 などにより 施 設 供 用 時 に 発 生 する 自 動 車 交 通 量 の 抑 制 に 努 めること 施 設 の 規 模 配 置 及 び 構 造 の 検 討 に 当 た っては 大 気 汚 染 水 質 汚 濁 騒 音 振 動 低 周 波 音 悪 臭 有 害 化 学 物 質 等 による 環 境 への 影 響 の 回 避 又 は 低 減 に 努 めること 工 事 計 画 の 策 定 に 当 たっては 周 辺 環 境 への 影 響 の 少 ない 工 法 の 採 用 低 公 害 型 機 械 の 使 用 裸 地 の 早 期 緑 化 等 により 大 気 汚 染 騒 音 振 動 粉 じん 濁 水 等 による 環 境 への 影 響 の 回 避 又 は 低 減 に 努 めるこ と 環 境 配 慮 の 内 容 及 び 選 定 しなかった 項 目 についての 理 由 公 共 交 通 機 関 への 転 換 誘 導 方 策 として 以 下 の 内 容 について 今 後 関 係 機 関 とも 協 議 し 検 討 を 進 める 1バス 鉄 道 利 用 者 へのサービス 施 策 2 各 種 メディア 及 び 館 内 放 送 等 による 公 共 機 関 利 用 呼 びかけ 3 宅 配 サービス 徒 歩 自 転 車 利 用 を 促 進 するため 駐 輪 場 及 びイオ ンの 森 による 憩 いの 空 間 を 整 備 するほか 場 内 歩 行 者 道 路 の 連 続 性 を 確 保 する 配 送 の 集 約 化 等 により 場 内 を 走 行 する 搬 入 車 両 台 数 の 削 減 に 努 める 場 内 における 走 行 距 離 をできるだけ 短 くするためや 出 入 口 周 辺 での 渋 滞 防 止 のため 誘 導 員 の 配 置 や 場 内 掲 示 誘 導 看 板 の 設 置 等 により 適 切 な 場 内 誘 導 を 実 施 する 啓 発 ポスターの 掲 示 搬 入 車 両 への 周 知 徹 底 等 に よりアイドリングストップの 推 進 に 努 める 商 品 の 搬 入 廃 棄 物 の 収 集 運 搬 は 全 て 外 部 委 託 で あるため 外 部 委 託 先 への 低 公 害 車 の 導 入 やグリー ン 配 送 の 協 力 要 請 を 行 う 生 ごみ 等 の 食 品 廃 棄 物 は 密 閉 可 能 な 廃 棄 物 保 管 庫 にて 保 冷 保 管 を 行 う 関 連 室 及 び 厨 房 からの 排 気 は 十 分 拡 散 できるよう 店 舗 棟 屋 上 の 排 気 ファンからの 排 気 に 努 める 建 物 地 下 の 汚 水 槽 は 密 閉 型 とし 周 辺 に 臭 気 等 が 発 生 しないような 構 造 とする 工 事 計 画 の 策 定 にあたっては 工 事 の 平 準 化 環 境 への 影 響 の 少 ない 工 法 の 採 用 低 公 害 型 機 械 の 使 用 などで 大 気 汚 染 騒 音 振 動 の 影 響 の 低 減 に 努 め る 計 画 とする 建 設 工 事 に 伴 って 発 生 する 濁 水 については 必 要 に 応 じて 仮 設 の 沈 砂 池 を 設 ける 等 の 対 策 を 講 じ 下 水 道 に 放 流 する 排 水 処 理 に 伴 って 生 じる 処 理 残 渣 の 業 者 処 分 や 排 水 処 理 施 設 の 維 持 管 理 についても 十 分 配 慮 する ミキサー 車 の 洗 浄 に 伴 う 排 水 については 原 則 持 ち 帰 り 適 切 に 処 理 する 工 事 区 域 外 周 に 仮 囲 いを 設 置 する 最 新 の 低 騒 音 低 振 動 型 の 建 設 機 械 工 法 を 可 能 な 限 り 採 用 する 施 工 に 際 しては 熟 練 度 の 高 いオペレーターによる 慎 重 な 機 械 操 作 を 行 う 等 適 切 な 施 工 を 徹 底 する 22

9 表 3-2(4) 本 事 業 における 環 境 配 慮 事 項 環 境 配 慮 項 目 及 び 環 境 配 慮 事 項 3-2 地 盤 沈 下 地 下 水 位 の 低 下 や 地 盤 の 変 形 が 生 じないよ う 配 慮 するなど 地 盤 沈 下 の 防 止 に 努 めるこ と 3-3 土 壌 汚 染 土 壌 汚 染 の 発 生 及 び 拡 散 防 止 に 努 めるこ と 3-4 日 照 阻 害 電 波 障 害 風 害 建 物 構 造 物 の 配 置 形 状 については 日 照 阻 害 電 波 障 害 風 害 に 関 する 周 辺 環 境 へ の 影 響 の 回 避 又 は 低 減 に 努 めること 3-5 光 害 夜 間 における 照 明 等 により 人 への 健 康 被 害 や 農 作 物 被 害 等 が 発 生 しないように 配 慮 す るなど 光 害 の 防 止 に 努 めること 3-6 コミュニティの 分 断 工 事 計 画 の 策 定 及 び 施 設 の 供 用 にあたって は 地 域 の 組 織 上 の 一 体 性 又 は 地 域 住 民 の 日 常 的 な 交 通 経 路 への 影 響 回 避 又 は 低 減 に 努 め ること 3-7 ヒートアイランド 現 象 省 エネルギー 型 機 器 コージェネレーショ ンシステム 余 熱 利 用 地 域 冷 暖 房 の 採 用 な どエネルギーの 効 率 的 な 利 用 や 太 陽 光 など 自 然 エネルギーの 利 用 を 図 るなど 廃 熱 の 排 出 抑 制 に 努 めること 壁 面 屋 上 等 の 緑 化 透 水 性 舗 装 の 採 用 保 水 機 能 に 配 慮 した 土 地 利 用 を 図 るなど 環 境 への 影 響 の 回 避 又 は 低 減 に 努 めること 土 地 の 改 変 建 物 構 造 物 の 規 模 配 置 形 状 については 風 の 流 れが 確 保 されるよう に 配 慮 するなど 環 境 への 影 響 の 回 避 又 は 低 減 に 努 めること 環 境 配 慮 の 選 定 環 境 配 慮 の 内 容 及 び 選 定 しなかった 項 目 について の 理 由 本 事 業 は 地 下 水 の 採 取 などの 地 盤 沈 下 に 繋 がる 行 為 ではないため 環 境 配 慮 項 目 として 選 定 しな い 本 事 業 の 計 画 では 商 業 用 地 として 利 用 する 予 定 で ある 従 って 事 業 計 画 地 内 で 土 壌 汚 染 を 伴 うよう な 物 質 の 利 用 は 一 切 なく 土 壌 への 影 響 はないこ とから 環 境 配 慮 項 目 として 選 定 しない 本 事 業 計 画 地 の 北 側 は 阪 神 高 速 大 和 川 線 用 地 とな っており 民 家 は 隣 接 しておらず 大 規 模 高 層 建 築 物 ではないため 周 辺 地 域 に 日 照 電 波 障 害 及 び 風 害 による 影 響 を 及 ぼすことはないと 考 えら れるが できる 限 り 高 層 化 を 避 ける 照 明 は 直 接 光 が 敷 地 外 へ 届 かない 照 明 設 備 の 使 用 配 置 とし 敷 地 外 への 照 射 は 最 小 限 になるよ う 努 める 本 計 画 地 は 工 場 の 跡 地 であり 面 積 も 増 加 せず 新 たに 地 域 を 分 断 するような 計 画 ではないことか ら 環 境 配 慮 項 目 として 選 定 しない 効 率 的 なエネルギー 利 用 を 図 るため 冷 却 水 ポン プ 冷 水 ポンプの 台 数 制 限 インバータ 制 御 を 行 う インバータ 制 御 が 可 能 な 空 調 機 空 冷 ヒート ポンプパッケージ 等 を 採 用 する また 冷 暖 房 は 適 切 な 温 度 を 設 定 するとともに 無 駄 な 運 転 の 防 止 に 努 める 設 備 機 器 に 特 定 フロンは 使 用 しない 厨 房 施 設 の 効 率 的 な 稼 動 適 切 な 点 検 整 備 を 励 行 する 屋 上 緑 化 壁 面 緑 化 を 可 能 部 分 に 採 用 するととも に 平 面 駐 車 場 についてはヒートアイランド 化 の 抑 制 に 効 果 のあるグラスパーキングを 整 備 する 建 築 物 を 高 層 化 しないことや 屋 外 平 面 駐 車 場 や 緑 地 オープンモール プロムナードなど 建 築 物 周 辺 に 十 分 な 余 裕 を 設 ける 23

10 4 自 然 環 境 環 境 配 慮 項 目 及 び 環 境 配 慮 事 項 表 3-2(5) 4-1 気 象 地 象 水 象 土 地 の 改 変 建 物 構 造 物 の 規 模 配 置 形 状 については 事 業 計 画 地 及 びその 周 辺 に おける 風 向 風 速 気 温 地 形 地 質 土 質 河 川 の 水 量 水 位 ため 池 への 流 入 水 量 水 位 海 域 の 潮 流 波 浪 への 影 響 の 回 避 又 は 低 減 に 努 めること 地 下 構 造 物 の 建 設 や 地 下 水 採 取 に 当 たって は 地 下 水 脈 への 影 響 の 回 避 又 は 低 減 に 努 め ること 4-2 陸 域 生 態 系 海 域 生 態 系 土 地 利 用 や 施 設 配 置 の 検 討 に 当 たっては 生 物 多 様 性 と 多 様 な 生 物 からなる 生 態 系 への 影 響 の 回 避 若 しくは 低 減 又 は 代 償 に 努 めるこ と また 水 域 と 陸 域 との 移 行 帯 における 生 物 多 様 性 の 保 全 も 考 慮 に 入 れるとともに 水 域 とその 周 辺 の 陸 域 及 び 移 行 帯 を 一 体 と 捉 え た 生 態 系 機 能 の 維 持 に 努 めること さらに 重 要 な 動 植 物 の 生 息 生 育 地 をや むを 得 ず 改 変 する 場 合 には 改 変 地 の 修 復 移 植 代 替 生 息 地 の 確 保 など 適 切 な 措 置 を 講 じるように 努 めること 良 好 な 緑 地 水 辺 の 保 全 と 多 自 然 型 工 法 の 採 用 等 による 動 植 物 の 生 息 生 育 空 間 の 創 出 に 努 めること なお 緑 地 等 の 保 全 に 当 たっ ては 事 業 計 画 地 周 辺 の 良 好 な 環 境 との 連 続 性 に 配 慮 するとともに まとまりのある 面 積 の 確 保 に 努 めること また 緑 地 帯 における 植 栽 樹 種 の 選 定 に 当 たっては 現 存 植 生 及 び 自 然 植 生 に 配 慮 すること 本 事 業 における 環 境 配 慮 事 項 環 境 配 慮 の 選 定 環 境 配 慮 の 内 容 及 び 選 定 しなかった 項 目 について の 理 由 大 規 模 な 土 地 の 改 変 を 行 う 計 画 ではない また 建 築 物 も 高 層 建 築 物 でないため 環 境 配 慮 事 項 と して 選 定 しない 本 事 業 は 地 下 水 の 採 取 を 行 わないため 環 境 配 慮 事 項 として 選 定 しない 事 業 計 画 地 は 市 街 地 に 位 置 し 動 物 植 物 の 生 息 生 育 環 境 を 改 変 しない 計 画 であることから 環 境 配 慮 項 目 として 選 定 しない 工 事 計 画 の 策 定 に 当 たっては 工 事 による 粉 じん 騒 音 振 動 濁 水 等 が 動 植 物 の 育 成 生 息 環 境 に 及 ぼす 影 響 の 回 避 又 は 低 減 に 努 め ること 4-3 自 然 景 観 人 工 物 の 位 置 規 模 形 状 等 については 周 辺 景 観 との 調 和 に 配 慮 し 良 好 な 自 然 景 観 の 保 全 に 努 めること 4-4 人 と 自 然 との 触 れ 合 いの 活 動 の 場 土 地 の 改 変 建 物 構 造 物 の 建 築 等 につい ては 人 と 自 然 との 触 れ 合 いの 活 動 の 場 と 当 該 触 れ 合 い 活 動 の 場 が 持 つ 機 能 に 及 ぼす 影 響 の 回 避 又 は 低 減 に 努 めること 建 築 物 は 高 層 化 を 避 け 周 辺 の 景 観 との 調 和 の 取 れたデザイン 色 調 とする 事 業 計 画 地 南 側 と 西 側 の 歩 道 を 再 整 備 するととも に 周 辺 住 民 の 動 線 を 遮 断 しない 計 画 とし 大 和 川 の 堤 防 や 都 市 公 園 の 利 用 時 の 利 便 性 に 変 化 を 与 えない 24

11 5 都 市 環 境 環 境 配 慮 項 目 及 び 環 境 配 慮 事 項 表 3-2(6) 5-1 都 市 景 観 建 物 構 造 物 の 配 置 意 匠 色 彩 等 につ いては 周 辺 景 観 との 調 和 や 地 域 性 に 配 慮 した 工 夫 を 施 すとともに 必 要 に 応 じて 植 栽 等 により 修 景 を 図 るなど 良 好 な 都 市 景 観 の 形 成 に 努 めること 5-2 歴 史 的 文 化 的 景 観 建 物 構 造 物 の 配 置 意 匠 色 彩 等 につ いては 周 辺 の 伝 統 的 景 観 との 調 和 に 配 慮 し 必 要 に 応 じて 植 栽 等 より 修 景 を 図 るな ど 歴 史 的 文 化 的 景 観 の 保 全 に 努 めるこ と 5-3 文 化 財 土 地 の 改 変 建 物 構 造 物 の 設 置 に 当 た っては 文 化 財 の 保 全 に 努 めること 本 事 業 における 環 境 配 慮 事 項 環 境 配 慮 の 選 定 環 境 配 慮 の 内 容 及 び 選 定 しなかった 項 目 についての 理 由 歩 道 植 栽 などの 連 続 した 空 間 を 確 保 し 調 和 のと れた 魅 力 のあるまちなみの 形 成 に 努 める 敷 地 境 界 沿 いに 緑 地 帯 を 設 け 高 木 及 び 低 木 を 組 み 合 わせて 配 置 する 看 板 屋 外 広 告 物 などについては 建 築 物 やまちな みとの 調 和 に 配 慮 する 建 物 外 壁 デザインや 色 彩 については 既 存 店 舖 の 事 例 等 を 踏 まえ 周 辺 への 圧 迫 感 の 軽 減 という 見 地 か ら 設 計 上 の 配 慮 を 行 うとともに 関 係 機 関 との 協 議 指 導 に 基 づき 地 域 の 景 観 形 成 に 貢 献 できるように 努 める 敷 地 内 に 現 在 も 残 っている 明 治 時 代 に 建 てられた 赤 煉 瓦 建 物 については 再 利 用 する 計 画 である 事 業 計 画 地 には 文 化 財 は 存 在 しないため 環 境 配 慮 事 項 として 選 定 しない 6 環 境 負 荷 環 境 配 慮 項 目 及 び 環 境 配 慮 事 項 6-1 温 室 効 果 ガス オゾン 層 破 壊 物 質 省 エネルギー 型 機 器 コージェネレーショ ンシステム 余 熱 利 用 地 域 冷 暖 房 の 採 用 な どエネルギーの 効 率 的 な 利 用 や 太 陽 光 など 自 然 エネルギーの 利 用 に 努 めること また 温 室 効 果 ガス 及 びオゾン 層 破 壊 物 質 の 排 出 抑 制 に 努 めること 6-2 廃 棄 物 発 生 土 事 業 活 動 により 生 じる 廃 棄 物 の 発 生 抑 制 と ともに 長 期 使 用 が 可 能 な 資 材 の 使 用 に 努 め ること また 発 生 土 の 発 生 抑 制 に 努 めるこ と 環 境 配 慮 の 選 定 環 境 配 慮 の 内 容 及 び 選 定 しなかった 項 目 について の 理 由 効 率 的 なエネルギー 利 用 を 図 るため 冷 却 水 ポ ンプ 冷 水 ポンプの 台 数 制 限 インバータ 制 御 を 行 う インバータ 制 御 が 可 能 な 空 調 機 空 冷 ヒートポンプパッケージ 等 を 採 用 する また 冷 暖 房 は 適 切 な 温 度 を 設 定 するとともに 無 駄 な 運 転 の 防 止 に 努 める 設 備 機 器 に 特 定 フロンは 使 用 しない 厨 房 施 設 の 効 率 的 な 稼 動 適 切 な 点 検 整 備 を 励 行 する 太 陽 光 パネルを 設 置 し 自 然 エネルギーの 利 用 に 努 める 電 気 自 動 車 の 充 電 設 備 を 設 置 する 簡 易 包 装 の 推 進 により 梱 包 材 やレジ 袋 の 使 用 量 の 削 減 に 努 める マイバスケット マイバック 持 参 運 動 を 推 進 す ることによって 石 油 の 使 用 量 削 減 や 家 庭 での レジ 袋 廃 棄 量 削 減 などに 配 慮 する リターナブルコンテナ( 通 い 箱 )の 導 入 により 流 通 段 階 での 廃 棄 物 を 抑 制 する 工 事 中 の 土 量 バランスの 均 衡 を 図 り 事 業 計 画 地 外 への 搬 出 量 を 低 減 する 長 期 的 に 使 用 が 可 能 な 資 材 の 使 用 に 努 める 25

12 7 安 全 環 境 配 慮 項 目 及 び 環 境 配 慮 事 項 表 3-2(7) 7-1 高 圧 ガス 施 設 の 規 模 配 置 及 び 構 造 の 検 討 に 当 た っては 周 辺 地 域 の 環 境 や 土 地 利 用 との 調 和 を 図 るとともに 施 設 の 供 用 による 高 圧 ガスの 火 災 爆 発 や 漏 洩 に 対 する 安 全 性 の 確 保 に 努 めること 7-2 危 険 物 等 施 設 の 規 模 配 置 及 び 構 造 の 検 討 に 当 た っては 周 辺 地 域 の 環 境 や 土 地 利 用 との 調 和 を 図 るとともに 施 設 の 供 用 による 危 険 物 等 の 火 災 爆 発 又 は 流 出 に 対 する 安 全 性 の 確 保 に 努 めること 7-3 交 通 建 設 工 事 及 び 施 設 の 供 用 に 伴 い 発 生 す る 自 動 車 交 通 については 地 域 社 会 の 生 活 環 境 幹 線 道 路 等 における 交 通 安 全 に 及 ぼ す 影 響 の 回 避 又 は 低 減 に 努 めること 本 事 業 における 環 境 配 慮 事 項 環 境 配 慮 の 選 定 環 境 配 慮 の 内 容 及 び 選 定 しなかった 項 目 についての 理 由 本 事 業 では 高 圧 ガスの 使 用 はないため 環 境 配 慮 事 項 として 選 定 しない 本 事 業 では 危 険 物 の 使 用 はないため 環 境 配 慮 事 項 として 選 定 しない [ 来 客 車 両 の 誘 導 及 び 搬 入 廃 棄 物 収 集 車 両 の 走 行 ル ート] 来 客 車 両 搬 入 車 両 の 走 行 ルートは 主 に 幹 線 道 路 を 利 用 し 近 隣 の 住 環 境 への 影 響 を 低 減 する 来 店 車 両 に 対 しては 交 通 誘 導 員 を 駐 車 場 内 車 両 出 入 口 等 に 適 切 に 配 置 し 誘 導 を 行 う 来 店 車 両 について 来 店 ルートの 周 知 案 内 の 徹 底 広 域 誘 導 の 徹 底 搬 入 車 両 入 口 における 荷 捌 き 等 専 用 入 口 等 の 表 示 を 行 う [ 渋 滞 対 策 ] 以 下 の 措 置 により 施 設 出 入 口 周 辺 での 渋 滞 防 止 に 努 める 1 場 内 滞 留 スペース 等 により 十 分 な 滞 留 スペース を 確 保 する また 場 内 歩 行 者 空 間 の 整 備 による 歩 車 分 離 を 徹 底 し 円 滑 な 入 出 庫 に 努 める 2チラシ 店 舖 案 内 パンフレット ホームページ 店 内 放 送 店 内 掲 示 等 多 様 な 媒 体 を 使 用 するこ とにより 来 店 退 店 ルートについて 周 知 を 図 る 3 広 域 での 誘 導 看 板 等 を 適 切 な 位 置 に 表 示 すること により 適 切 な 入 口 に 誘 導 する また 場 内 では 交 通 誘 導 員 の 配 置 案 内 標 識 誘 導 表 示 器 等 によ り 空 き 駐 車 スペースまたは 方 面 別 出 口 へ 適 切 か つ 迅 速 に 誘 導 を 行 う 出 典 : イオン 堺 鉄 砲 町 ショッピングセンター( 仮 称 ) 開 発 事 業 に 係 る 配 慮 計 画 書 (イオンリテール 株 式 会 社 ) 平 成 23 年 5 月 26

13 3)CO 2 の 発 生 の 可 能 性 のある 環 境 影 響 要 因 の 選 定 前 項 2)において 整 理 した 環 境 配 慮 事 項 の 中 で CO 2 の 発 生 の 可 能 性 のある 環 境 影 響 要 因 を 整 理 選 定 した その 結 果 を 表 3-3 に 示 す 表 3-3 CO 2 の 発 生 の 可 能 性 のある 環 境 影 響 要 因 区 分 環 境 影 響 要 素 の 内 容 エネルギー 利 用 により CO 2 の 発 生 が 見 込 まれるもの 空 調 換 気 機 器 の 利 用 照 明 器 具 の 利 用 冷 凍 冷 蔵 庫 の 利 用 昇 降 機 の 利 用 音 響 機 器 等 の 利 用 燃 料 の 燃 焼 により CO 2 の 発 生 が 見 込 まれるもの 製 造 廃 棄 により CO 2 の 発 生 が 見 込 まれるもの 車 両 の 走 行 ( 来 退 店 車 両 搬 入 車 両 廃 棄 物 収 集 車 両 ) 給 湯 厨 房 設 備 の 利 用 レジ 袋 食 品 トレイ 等 の 包 装 材 の 使 用 チラシ OA コピー 用 紙 等 の 資 材 の 使 用 27

14 ４ 立地特性を活かした未利用エネルギー活用の検討 (1) 未利用エネルギー活用の可能性 事業計画地の北側には一級河川の大和川が流れ その左岸においては現在 阪神高速道 路大和川線 ほとんどが地下トンネル の工事が進められている 事業計画地の西約 1.8km には 汚水処理能力約 12 万 m3 日と現有処理能力では市内最 大を誇る三宝下水処理場が位置しており 現在 処理場西側に広がる堺浜地区約 300ha の 工業用水や散水用水として約 34 千 m3 日の高度処理水を供給している また 敷地南側 の市道三宝高須線の道路下には下水管が通っている 以上のようなエリア特性から 本計画地において活用の可能性が考えられる未利用エネ ルギーは 図 3-1 に示すように 河川水 下水処理再生水 下水熱 高速道路排熱 地下水 地中熱 などが挙げられる 三宝下水処理場 河川水の熱利用 空調熱源の一部利用 下水処理水の利用 親水空間 せせらぎ 創出 大 送水 阪 距離 約１ 神 道路排気熱の利用 和 高 ８ 川 速 ｋｍ 大 和 下水処理水の利用 空調熱源や中水利用 川 線 換気所 太陽光の利用 太陽熱の利用 地中熱の利用 地下水の利用 地域の防災拠点 としての役割 下水の熱利用 空調熱源の利用 図 3-1 七道駅 緑地 内川 下水処理水の利用 内川緑地 環濠への利用 堺鉄砲町での未利用エネルギー活用の可能性 これら活用可能性のある未利用エネルギーのそれぞれについて 活用事例 導入コス ト 技術 規制 まちづくり の５つの視点から実現性の評価を行ったところ 表 3-4 に示すように 結果的には下水処理再生水の活用が最も実現性が高く まちづくりへの貢 献度も高いものと考えられる 28

15 表 3-4 各 未 利 用 エネルギー 活 用 の 実 現 性 評 価 実 施 例 導 入 コスト 技 術 規 制 まちづくり 総 評 下 水 処 理 再 生 水 幕 張 SONY 芝 浦 名 古 屋 ささしま24 補 助 金 行 政 負 担 を 求 める 必 要 ( 送 水 管 路 敷 設 経 路 確 保 できれば ) 行 政 も 利 用 に 関 心 ( 堺 市 下 水 道 ビジョン) 修 景 河 川 水 中 ノ 島 3 丁 目 OAP( 部 分 ) 京 阪 駅 舎 補 助 金 あるも スーパー 堤 防 の 絡 みで 獲 得 難 か (スーパー 堤 防 貫 通 できれば ) 河 川 法 認 可 水 利 権 獲 得 環 境 アセスに 時 間 下 水 熱 ( 未 処 理 下 水 汲 上 式 ) 後 楽 1 丁 目 地 区 盛 岡 駅 西 口 地 区 ( 部 分 ) バイパス 工 事 ゴミ 取 装 置 コスト 高 下 水 幹 線 付 近 民 間 事 業 者 の 利 用 制 限 有 地 下 水 関 電 京 都 支 店 神 戸 支 店 高 崎 市 中 央 地 点 による 井 戸 枯 れ 地 盤 沈 下 水 質 調 査 要 地 中 熱 実 施 例 少 ( 東 京 スカイツリー( 部 分 )) 循 環 パイプ 施 工 費 高 普 遍 的 高 速 道 路 排 熱 実 施 例 極 少 ( 札 幌 地 下 鉄 駅 舎 のみ) ( 不 明 ) (2) 下 水 処 理 再 生 水 の 利 用 モデルと 期 待 できる 効 果 事 業 計 画 地 における 下 水 処 理 再 生 水 の 利 用 モデルを 図 3-2 のように 検 討 した 本 開 発 事 業 において 店 舗 内 の 中 央 方 式 の 空 調 熱 源 冷 却 塔 の 冷 却 水 として 利 用 することで 消 費 電 力 低 減 による CO 2 削 減 空 気 中 への 排 熱 低 減 によるヒートアイランド 防 止 という 効 果 が 期 待 できる また トイレ 等 雑 用 水 として 利 用 できれば 大 幅 な 節 水 効 果 にもつながる 敷 地 内 に せせらぎ を 設 けることにより 地 域 住 民 に 憩 いの 場 を 提 供 できるとともに 災 害 時 の 防 火 用 水 や 生 活 用 水 としての 提 供 が 可 能 になる さらに 空 調 熱 源 およびせせらぎで 活 用 した 再 生 水 は 二 次 利 用 として 堺 市 内 を 流 れる 内 川 土 居 川 に 放 流 することにより 川 の 水 質 改 善 をはじめとする 修 景 や 堺 市 中 心 部 での 散 水 によるヒートアイランド 防 止 に 役 立 てることが 期 待 できる 放 流 凡 例 生 下 水 再 生 水 上 水 ( 仮 )イオン 堺 鉄 砲 町 SC せせらぎ 地 域 の 憩 いの 場 防 災 用 水 環 濠 ( 内 川 土 居 川 ) 水 質 改 善 ヒートアイランド 防 止 公 衆 トイレ 用 水 高 度 処 理 水 ( 膜 処 理 ) なら 親 水 利 用 可 能 トイレ 用 水 節 水 空 調 熱 源 下 水 処 理 水 の 活 用 CO2 削 減 ヒー トアイラント 防 止 上 水 下 水 処 理 場 生 下 水 利 用 堺 市 中 心 部 生 下 水 図 3-2 下 水 処 理 再 生 水 の 利 用 モデルと 期 待 できる 効 果 29

16 下 水 処 理 水 市 水 中 水 ( 便 所 等 洗 浄 再 び 下 水 へ 域 内 スマートコミュニティの 構 築 温 排 熱 は 熱 回 収 により 住 宅 等 の 温 熱 需 要 にも 活 用 可 能 供 給 される 下 水 処 理 水 分 をオー バーフローさ せる CT CT CT 緑 化 散 水 HEX CWS CWS CWS せせらぎ( 環 濠 ) CV CV CV CV CV CV 排 水 CDP CDP CDP WR BR BR 地 下 水 MV MV MV IT BP CV CV CV M V CP CV HEX CV HEX 冷 却 塔 での 冷 却 水 温 度 (32 )よりも 低 い 温 度 の 下 水 処 理 水 ( 夏 期 25 ) 等 を 直 接 供 給 することにより 熱 源 システムのCOPが 向 上 する P 店 舗 負 荷 通 常 は 冷 凍 機 の 排 熱 (37 )を 冷 却 塔 にて32 まで 冷 却 し 再 び 冷 却 水 として 供 給 している 図 3-3 下 水 処 理 再 生 水 を 活 用 した 空 調 熱 源 システム (3) 処 理 前 の 下 水 熱 利 用 の 可 能 性 処 理 前 の 下 水 熱 の 空 調 熱 源 としての 利 用 については 技 術 的 には 敷 地 内 に 約 250m の 熱 回 収 を 行 うための 導 管 を 敷 設 することにより 可 能 と 推 測 されるが その 効 果 の 詳 細 検 討 は 施 設 の 計 画 設 計 段 階 での 課 題 とする 想 定 必 要 熱 量 ( 時 間 最 大 ) 29,599MJ 8,228kWh 全 伝 熱 面 を 通 じて 熱 透 過 率 が 一 定 な 熱 交 換 器 における 伝 熱 量 Qの 式 より Δt1 - Δt2 Q = KF ln(δt1/δt2) Q ln(δt1/δt2) F = K (Δt1-Δt2) K: 熱 透 過 率 F: 伝 熱 面 積 Δt1: 流 体 入 口 温 度 差 Δt2: 流 体 出 口 温 度 差 = 534 m2 熱 交 換 効 率 2.5kW/m2 K=2.5 冷 却 水 温 度 Q=8,228 下 水 温 度 28 ( 一 定 ) Δt1=9 Δt2=4 内 径 700mmの 伝 熱 管 を 使 用 すると 534 (0.7 π ) = 243 m 250 m 下 水 本 管? 250m 敷 地 敷 内 地 で 内 採 で 熱 採 管 熱 を 設 管 置 を して 設 置 熱 して 交 換 熱 する 交 換 可 できる 能 性 あり 下 水 本 管 との 位 置 関 可 係 能 を 性 検 討 あり する 図 3-4 未 処 理 下 水 熱 利 用 の 可 能 性 30

17 4. 敷 地 内 での 環 境 対 策 の 検 討 と 評 価 1)CO 2 排 出 量 の 概 要 イオンは 2011 年 2 月 28 日 現 在 イオン 株 式 会 社 とイオンリテール 株 式 会 社 イオンモー ル 株 式 会 社 等 のグループ 企 業 と 合 わせ 計 180 社 のグループである また イオングループの 店 舗 数 は 2011 年 8 月 現 在 で 12,183 店 その 内 イオンリテール 株 式 会 社 の 店 舗 数 は 500 店 となっている イオンリテール 株 式 会 社 の CO 2 排 出 量 は 図 4-1 に 示 すとおりである 2010 年 度 の 店 舗 事 務 所 の 設 備 使 用 等 による 排 出 量 は 約 753,000t-CO 2 輸 配 送 による 排 出 量 は 約 105,000 t-co 2 である 1,200,000 1,000,000 t-co 2 エコストア 1 号 店 開 店 店 , , 店 舗 事 業 所 の 設 備 使 用 等 による 排 出 量 輸 配 送 による 排 出 量 店 舗 数 400, , 年 度 2002 年 度 2003 年 度 2004 年 度 2005 年 度 2006 年 度 2007 年 度 2008 年 度 2009 年 度 2010 年 度 0 出 典 :イオン 環 境 社 会 報 告 書 2002~2011 注 1)イオンリテール 株 式 会 社 は 2008 年 8 月 21 日 イオン 株 式 会 社 の 小 売 事 業 等 を 承 継 注 2) 店 舗 事 務 所 の 設 備 使 用 等 による 排 出 量 : 2001 年 度 から 2007 年 度 まではイオン 株 式 会 社 の CO 2 排 出 量 2008 年 度 以 降 はイオン 本 社 ビルを 含 むイオンリテール 株 式 会 社 の CO 2 排 出 量 で 店 舗 事 務 所 の 設 備 で 使 用 するエネルギー 使 用 量 を 基 に 算 出 注 3) 輸 配 送 による 排 出 量 :2001 年 度 から 2005 年 度 はイオン 株 式 会 社 の CO 2 排 出 量 2006 年 度 と 2007 年 度 はイオン 各 社 の CO 2 排 出 量 2008 年 度 以 降 はイオンリテール 株 式 会 社 の CO 2 排 出 量 図 4-1 イオンリテール 株 式 会 社 の CO 2 排 出 量 31

18 電 気 都 市 ガス LPG 等 のエネルギー 使 用 水 道 使 用 に 伴 う CO 2 排 出 量 の 内 訳 は 図 4-2 に 示 すとおりである 2001 年 度 の 排 出 量 は 898,787 t-co 2 / 年 で 2010 年 度 には 753,429 t-co 2 / 年 となってお り 16.2% 程 度 の 削 減 率 となっている また 排 出 源 別 内 訳 では 2001 年 度 は 買 電 が 約 48% 次 いで 重 油 が 約 44% を 占 めていたが 2010 年 度 では 買 電 が 約 85%と 電 力 のエネルギー 利 用 による CO 2 排 出 量 が 大 半 となった 2001 年 度 CO 2 排 出 源 内 訳 排 出 量 898,797t-CO 年 度 CO 2 排 出 源 内 訳 排 出 量 753,429t-CO2 LPG 1.5% 上 水, 0.5% 灯 油 ガソリン 軽 油 0.3% LPG 1.8% 上 水, 0.4% 灯 油 ガソリン 軽 油 0.1% 都 市 ガス 5.5% 都 市 ガス 8.8% 重 油 3.9% 買 電 48.1% 重 油 44.1% 買 電 85.0% 出 典 :イオン 環 境 社 会 報 告 書 注 1)イオンリテール 株 式 会 社 は 2008 年 8 月 21 日 イオン 株 式 会 社 の 小 売 事 業 等 を 承 継 注 2)2001 年 度 はイオン 株 式 会 社 の CO 2 排 出 量 2010 年 度 はイオン 本 社 ビルを 含 むイオンリテール 株 式 会 社 の CO 2 排 出 量 図 4-2 イオンリテール 株 式 会 社 の CO 2 排 出 量 の 内 訳 32

19 2)CO 2 排 出 量 削 減 計 画 の 概 要 イオンでは 2007 年 度 に イオン 温 暖 化 防 止 宣 言 を 行 い 2012 年 度 に 2006 年 度 比 で CO 2 総 排 出 量 を 185 万 t-co 2 (30% 削 減 )するという 目 標 を 揚 げている 185 万 t-co 2 削 減 のため の 主 な 取 り 組 みは 以 下 のとおりである 1 店 舗 での 設 備 仕 組 みによる 削 減 50 万 トン 削 減 従 来 の 店 舗 に 比 べて CO 2 の 排 出 量 を 20% 以 上 削 減 できるエコストア 1) を 展 開 します 太 陽 光 発 電 を 2012 年 までに 200 店 舗 導 入 をめざします エコストアで 得 られたノウハウ 技 術 を 既 存 店 舗 に 展 開 していきます 電 気 使 用 量 を 見 える 化 し 省 エネ 活 動 を 全 社 で 推 進 します 2 商 品 物 流 における 削 減 57 万 トン 削 減 商 品 の 原 材 料 調 達 製 造 輸 送 販 売 使 用 段 階 における CO 2 排 出 量 の 削 減 を 進 め ます 商 品 の 積 載 効 率 の 向 上 や 環 境 配 慮 車 両 の 導 入 など 商 品 物 流 に 関 わる CO 2 排 出 量 の 削 減 を 進 めます 3お 客 様 とともに 取 り 組 む 削 減 31 万 トン 削 減 1991 年 より 国 内 外 で 実 施 している イオンふるさとの 森 づくり や( 公 財 )イオン 環 境 財 団 による 植 樹 活 動 の 累 計 植 樹 本 数 を 2012 年 度 には 1,100 万 本 をめざします 買 物 袋 持 参 運 動 の 拡 大 し レジ 袋 の 使 用 量 を 削 減 します 4CO 2 排 出 権 の 購 入 47 万 トン 削 減 京 都 メカニズムの 活 用 +CCOO 2 排 出 権 の 購 入 4477 万 トン 削 減 図 4-3 イオン 温 暖 化 防 止 宣 言 33

20 参 考 :イオンのエコストア( 環 境 に 配 慮 した 店 舗 づくり) 年 5 月 1 号 店 を 開 店 2エコストアの 3 つのコンセプトと 8 つの 切 り 口 について 3 つのコンセプト 変 革 と 技 術 革 新 将 来 予 想 される 社 会 の 環 境 意 識 の 向 上 や 環 境 規 制 の 拡 大 に 対 応 すべく 新 たな 技 術 を 取 り 入 れ 経 験 を 蓄 積 し ていく 店 舗 を 作 ります 学 習 と 協 働 次 代 を 担 う 子 どもたちが 環 境 に 深 い 関 心 を 持 ってくれるような 働 きかけがあり 地 域 コミュニティとの 連 携 を 強 める 店 舗 を 作 ります 情 報 発 信 これまでイオンが 実 施 してきた 環 境 保 全 活 動 の 取 り 組 みを わかりやすく 体 系 的 に 発 信 する 店 舗 を 作 ります 8 つの 切 り 口 省 ( 創 )エネルギー その 土 地 に 一 番 適 した 風 や 水 といった 自 然 エネルギーを 積 極 的 に 利 用 していきます 環 境 効 率 環 境 負 荷 の 小 さい 材 料 を 使 ってお 店 を 作 っていきます 自 然 環 境 自 然 の 光 や 音 や 水 を 取 り 入 れる 工 夫 を 凝 らし 自 然 とのふれあいや 自 然 からの 癒 しを 体 感 していただきます 景 観 生 物 多 様 性 人 だけでなく たくさんの 生 き 物 が 集 まる 空 間 を 提 供 し 心 地 よい 景 観 づくりを 目 指 します 安 心 安 全 環 境 配 慮 環 境 に 配 慮 した 安 全 で 安 心 の 商 品 を 積 極 的 にみなさまのもとへお 届 けします 廃 棄 物 の 地 域 循 環 地 域 のみなさまとともに 廃 棄 物 の 地 域 での 循 環 に 取 り 組 みます 情 報 開 示 お 店 やイオンの 取 り 組 む 環 境 に 関 わる 情 報 を わかりやすくみなさまにお 伝 えします 21 世 紀 型 コミュニティ 資 源 のムダ 使 いをしないように レジ 袋 のいらないお 店 を 目 指 します 34

21 3)エコストアにおける 環 境 配 慮 対 策 の 整 理 イオンでは 店 舗 での 設 備 仕 組 みによる CO 2 排 出 量 削 減 として 従 来 の 店 舗 に 比 べて CO 2 の 排 出 量 を 20% 以 上 削 減 できるエコストアを 展 開 している エコストアにおける 主 な 省 エネルギー 技 術 と CO 2 削 減 量 を 表 4-1 に 示 す また 2011 年 3 月 に 開 店 したイオン 伊 丹 昆 陽 ショッピングセンター(SC)では CO2 を 30% 削 減 することを 目 標 としており そのための 省 CO 2 技 術 を 図 4-4 に CO 2 の 発 生 原 因 別 に 他 のエコストアを 含 めた 具 体 的 な 取 組 を 表 4-3 に 示 す 表 4-1 エコストアにおける 主 な 省 エネルギー 技 術 と CO 2 削 減 量 実 績 値 年 度 店 名 主 な 省 エネルギー 技 術 2005 イオン 千 種 SC 2006 イオン 柏 SC イオン 大 日 SC 2007 イオン 鹿 児 島 SC 2008 イオン 苫 小 牧 SC イオンレイクタウン イオン 日 吉 津 SC 2009 イオン 土 浦 SC 2010 イオン 伊 丹 昆 陽 SC 高 効 率 ターボ 冷 凍 機 の 導 入 井 水 利 用 食 品 冷 凍 機 のエコシステムの 導 入 夜 間 電 力 利 用 による 氷 蓄 熱 システムの 導 入 空 調 省 エネシステムの 導 入 井 水 利 用 出 典 :イオン 環 境 社 会 報 告 書 天 然 ガスコージェネシステムの 導 入 空 調 省 エネシステムの 導 入 夜 間 電 力 利 用 による 氷 蓄 熱 システムの 導 入 空 調 省 エネシステムの 導 入 LEDサイン 照 明 の 導 入 インバーター 冷 凍 機 ( 氷 蓄 熱 制 御 )の 導 入 LEDサイン 照 明 の 導 入 ハイブリッドガスエコシステムの 導 入 夜 間 電 力 利 用 による 氷 蓄 熱 システムの 導 入 空 調 省 エネシステムの 導 入 LEDサイン 照 明 の 導 入 高 効 率 ターボ 冷 凍 機 の 導 入 ( 既 存 棟 ) 夜 間 電 力 利 用 による 氷 蓄 熱 システムの 導 入 ( 増 築 棟 ) LEDサイン 照 明 の 導 入 夜 間 電 力 利 用 による 氷 蓄 熱 システムの 導 入 エスカレーター 自 動 運 転 LEDサイン 照 明 の 導 入 高 効 率 空 調 システムの 導 入 LED などの 高 効 率 照 明 器 具 の 採 用 最 新 のエネルギーマネジメントシステムの 導 入 注 ) は 実 績 予 想 値 は 目 標 値 ( 同 規 模 の 従 来 店 舗 との 比 較 値 ) ソーラー システム CO 2 削 減 量 t-co 2 7.5kw 729 8kw 1, kw 4, kw 1, kw 3, kw 11, kw 2, kw 3,600 1,160kw 3,900 敷 地 内 の 環 境 配 慮 対 策 について 表 4-2 に 整 理 した ここに 挙 げた 環 境 配 慮 対 策 は 立 地 特 性 による 未 利 用 エネルギー 対 策 を 除 いては 既 にイオンの 他 店 舗 で 採 用 されている 対 策 で 本 開 発 事 業 においても 採 用 の 可 能 性 の 高 い 環 境 配 慮 対 策 である ( 資 料 編 にエコストアにおける 環 境 配 慮 対 策 を 整 理 している ) 次 にイオンが 推 進 するエコストアにおける 具 体 的 な 取 り 組 みと 環 境 配 慮 の 内 容 を 整 理 した 事 業 計 画 地 の 店 舗 もエコストアとして 位 置 づけられることが 想 定 されるため できるだけ 多 くの 環 境 配 慮 対 策 が 採 用 されるものと 考 える 35

22 出 典 : 住 宅 建 築 物 の 省 CO 2 シンポジウム 資 料 図 4-4 イオン 伊 丹 昆 陽 SC の 省 CO 2 技 術 36

23 表 4-2(1) 敷 地 内 環 境 配 慮 対 策 の 整 理 ( 屋 内 ) 屋 内 環 境 配 慮 対 策 ギー 再 の 未 生 利 利 の 可 用 用 利 能 エ 用 エ ネ ネ ル ル ギー 省 エ ネ ル ギー 対 策 対 ヒー 策 ト ア イ ラ ン ド 緑 化 対 策 リ デュ ー ス 3R リ ユー ス リ サ イ ク ル 情 報 制 御 発 信 交 通 対 策 そ の 他 全 般 太 陽 光 発 電 両 面 受 光 式 太 陽 光 電 池 ソーラー 式 移 動 粉 末 消 火 器 風 力 発 電 照 明 ガスコジェネレーション ハイブリッドガスエコシステム LED 照 明 Low-Eペアガラス 外 光 センサー( 立 体 駐 車 場 ) 調 光 システムの 導 入 高 効 率 反 射 傘 ( 立 体 駐 車 場 ) 感 知 センサーによる 照 明 制 御 キャノピー 照 明 ( 陳 列 棚 ) 昇 降 機 感 知 型 エスカレーター 冷 凍 冷 蔵 庫 冷 凍 庫 エココイルシステム 冷 ケース 低 圧 制 御 キャノピー 照 明 エコボイド ライトウェル フードコートの 緑 化 クールチューブ 空 調 換 気 氷 蓄 熱 大 温 度 差 冷 水 搬 送 システム 冷 却 水 のファン 発 停 壁 面 屋 上 緑 化 外 気 冷 房 システム ミスト 空 調 外 調 機 のウォーミングアップ 制 御 空 調 機 の 外 気 CO2 制 御 インバータ 制 御 高 効 率 ガスヒートポンプ 地 中 熱 37

24 表 4-2(2) 敷 地 内 環 境 配 慮 対 策 の 整 理 ( 屋 内 ) 屋 内 環 境 配 慮 対 策 ギー 再 ギー 未 生 利 の 可 の 用 利 能 利 エ 用 エ 用 ネ ネ ル ル 策 省 ド ヒー エ 対 ネ 策 ト ル ア ギー イ ラ 対 ン 緑 化 対 策 リ デュ ー ス 3R リ ユー ス リ サ イ ク ル 情 報 制 御 発 信 交 通 対 策 そ の 他 間 伐 材 ルーバー 節 水 節 電 型 自 動 水 洗 空 調 換 気 ゴムチップ 舗 装 廃 プラスティックベンチ タイルカーペットの 使 用 陶 磁 器 質 タイル デマンド 監 視 リターナブルコンテナの 導 入 再 生 ハンガー レジ 袋 有 料 化 買 い 物 袋 持 参 運 動 牛 乳 パック ビン 缶 等 の 回 収 エコステーション バイオマス 包 装 資 材 セルフサービス 衣 料 リサイクル 商 材 資 材 トップバリュ グリーンアイ 省 資 源 活 動 食 品 残 渣 ( 生 ゴミ)のリサイクル トップバリュ 共 環 宣 言 マネキン ペットボトルボディ エコ 自 動 販 売 機 家 庭 用 廃 食 油 のリサイクル イオン 幸 せの 黄 色 いレシート 38

25 表 4-2(3) 敷 地 内 環 境 配 慮 対 策 の 整 理 ( 屋 外 ) 屋 外 環 境 配 慮 対 策 ギー 再 の 未 生 利 利 の 可 用 用 利 能 エ 用 エ ネ ネ ル ル ギー 省 エ ネ ル ギー 対 策 対 ヒー 策 ト ア イ ラ ン ド 緑 化 対 策 リ デュ ー ス 3R リ ユー ス リ サ イ ク ル 情 報 制 御 発 信 交 通 対 策 そ の 他 アンダーパス 等 交 通 計 画 車 両 ハイブリッドバス 鉄 道 バス 公 共 交 通 利 用 の 促 進 ソーラーアプローチライト 照 明 外 光 センサーの 設 置 ( 駐 車 場 灯 ) 高 効 率 の 反 射 傘 ( 駐 車 場 灯 ) 駐 車 場 再 生 素 材 型 車 止 め 再 生 ゴム 製 バリカー ミスト 空 調 打 ち 水 ベープ 吸 水 保 水 性 舗 装 プロムナードのヒートアイランド 防 止 散 水 プロムナード グラスパーキング ナイトパージ 屋 外 敷 地 テラス 庭 園 バルコニーの 緑 化 緑 の 広 場 イオンふるさとの 森 づくり アクトグリーン エコインフォメーション 駐 車 場 植 樹 EVステーション パークアンドライド 大 規 模 駐 輪 場 駅 直 結 のレイクタウンゲート シラスブロック 三 宝 下 水 道 高 度 処 理 水 有 効 利 用 立 地 特 性 阪 神 高 速 大 和 川 線 の 排 気 利 用 風 のみち 河 川 水 地 下 水 の 有 効 活 用 39

26 屋 内 屋 外 表 4-3(1) 環 境 に 影 響 を 与 える 対 象 と 環 境 配 慮 対 策 (エネルギー 利 用 により CO 2 の 発 生 が 見 込 まれるもの) 環 境 影 響 要 素 の 対 象 物 配 慮 事 項 の 内 容 ( 配 慮 計 画 書 ) エコストアにおける 具 体 的 な 取 組 全 般 電 力 照 明 昇 降 機 冷 凍 冷 蔵 庫 空 調 換 気 天 井 照 明 スポット 照 明 駐 車 場 照 明 排 ガスやCO 2 問 題 を 考 慮 して 熱 源 は 全 て 電 力 とし その 際 エネルギー 効 率 を 上 げるため 集 中 熱 源 方 式 を 検 討 する 太 陽 光 パネルを 設 置 し 自 然 エネルギーの 利 用 に 努 める 案 内 表 示 や 屋 内 照 明 には 出 来 る 限 りLEDを 用 いる 予 定 をしている LED 照 明 を 用 いる エコボイド 太 陽 光 発 電 風 力 発 電 発 電 時 の 排 熱 を 冷 房 に 利 用 する ハイブリッドガスエコシステム の 導 入 案 内 表 示 や 屋 内 照 明 には 出 来 る 限 りLEDを 用 いる 予 定 をしている 棚 毎 に 商 品 を 照 らすタイプではなく 上 部 からケース 全 体 を 照 らす 省 エ ネタイプの 照 明 オーバーキャノピー 照 明 の 導 入 平 面 駐 車 場 での 照 明 は 照 明 設 備 のフードなどを 被 せ 足 元 のみを 照 らす 照 明 を 採 用 する 外 光 センサーを 設 置 し 照 明 の 点 灯 消 灯 をコントロール ショーウィンドウ 照 明 看 板 照 明 案 内 表 示 や 屋 内 照 明 には 出 来 る 限 りLEDを 用 いる 予 定 をしている LED 照 明 を 用 いる エレベーター エスカレーター 感 知 型 エスカレーター 冷 凍 冷 蔵 庫 設 備 機 器 に 特 定 フロンは 使 用 しない 冷 凍 庫 エココイルシステム 陳 列 棚 ( 冷 蔵 冷 凍 ) 冷 房 空 調 室 外 機 給 排 気 ファン 高 効 率 の 反 射 傘 を 取 り 付 け 通 常 の 照 明 より 約 70%の 器 具 で 同 等 の 明 るさを 確 保 設 備 機 器 に 特 定 フロンは 使 用 しない 冷 凍 庫 エココイルシステム キャノピー 照 明 効 率 的 なエネルギー 利 用 を 図 るため 冷 却 水 ポンプ 冷 水 ポンプの 台 数 制 限 インバータ 制 壁 面 屋 上 緑 化 御 を 行 う インバータ 制 御 が 可 能 な 空 調 機 空 冷 ヒートポンプパッケージ 等 を 採 用 する 間 伐 材 ルーパー 適 切 な 温 度 を 設 定 する 氷 蓄 熱 設 備 機 器 に 特 定 フロンは 使 用 しない クールチューブ 無 駄 な 運 転 の 防 止 に 努 める Low-Eペアガラス 外 気 冷 房 システム ミスト 空 調 外 調 機 のウォーミングアップ 制 御 により 空 調 機 の 立 ち 上 がり 時 にお けるOA 負 荷 をカットし 省 エネをはかる 住 宅 地 との 位 置 関 係 に 注 意 し 設 置 する 騒 音 が 懸 念 される 場 合 には 周 辺 に 防 音 壁 を 設 置 する 住 宅 地 との 位 置 関 係 に 注 意 し 設 置 する 騒 音 が 懸 念 される 場 合 には 周 辺 に 防 音 壁 を 設 置 する 排 気 口 は 出 来 るだけ 屋 上 に 上 げることにより 拡 散 を 助 長 し 周 辺 の 影 響 低 減 を 図 る 空 調 機 の 外 気 CO 2 制 御 インバータ 制 御 音 響 スピーカー 店 舗 売 り 場 内 のスピーカー 音 が 外 部 に 漏 れない 店 舗 構 造 とする 同 左 照 明 駐 車 場 照 明 平 面 駐 車 場 での 照 明 は 照 明 設 備 のフードなどを 被 せ 足 元 のみを 照 らす 照 明 を 採 用 する 外 灯 照 明 は 直 接 光 が 敷 地 外 へ 届 かない 照 明 設 備 の 使 用 配 置 とし 敷 地 外 への 照 射 は 最 小 限 にな るよう 努 める 同 左 同 左 外 光 センサーを 設 置 し 照 明 の 点 灯 消 灯 をコントロール 高 効 率 の 反 射 傘 を 取 り 付 け 通 常 の 照 明 より 約 70%の 器 具 で 同 等 の 明 るさを 確 保 ソーラーアプローチライト 看 板 照 明 案 内 表 示 や 屋 内 照 明 には 出 来 る 限 りLEDを 用 いる 予 定 をしている LED 照 明 を 用 いる 40

27 屋 内 屋 外 表 4-3(2) 環 境 に 影 響 を 与 える 対 象 と 環 境 配 慮 対 策 ( 燃 料 の 燃 焼 により CO 2 の 発 生 が 見 込 まれるもの) 環 境 影 響 要 素 の 対 象 物 配 慮 事 項 の 内 容 ( 配 慮 計 画 書 ) エコストアにおける 具 体 的 な 取 組 給 湯 厨 房 車 両 給 湯 機 効 率 的 な 稼 動 適 切 な 点 検 整 備 を 励 行 する 同 左 厨 房 施 設 効 率 的 な 稼 動 適 切 な 点 検 整 備 を 励 行 する 関 連 室 及 び 厨 房 からの 排 気 は 十 分 拡 散 できるよう 店 舗 棟 屋 上 の 排 気 ファンからの 排 気 に 努 める 同 左 来 店 車 両 従 業 員 通 勤 車 両 搬 入 車 両 廃 棄 物 回 収 車 両 公 共 交 通 機 関 への 転 換 誘 導 方 策 として 以 下 の 内 容 について 今 後 関 係 機 関 とも 協 議 し 検 討 を 進 める 1バス 鉄 道 利 用 者 へのサービス 施 策 2 各 種 メディア 及 び 館 内 放 送 等 による 公 共 機 関 利 用 呼 びかけ 3 宅 配 サービス 徒 歩 自 転 車 利 用 を 促 進 するため 駐 輪 場 及 びイオンの 森 による 憩 いの 空 間 を 整 備 するほ か 場 内 歩 行 者 道 路 の 連 続 性 を 確 保 する 場 内 における 走 行 距 離 をできるだけ 短 くするためや 出 入 口 周 辺 での 渋 滞 防 止 のため 誘 導 員 の 配 置 や 場 内 掲 示 誘 導 看 板 の 設 置 等 により 適 切 な 場 内 誘 導 を 実 施 する 啓 発 ポスターの 掲 示 搬 入 車 両 への 周 知 徹 底 等 によりアイドリングストップの 推 進 に 努 める [ 来 客 車 両 の 誘 導 の 走 行 ルート] 来 客 車 両 の 走 行 ルートは 主 に 幹 線 道 路 を 利 用 し 近 隣 の 住 環 境 への 影 響 を 低 減 する 来 店 車 両 に 対 しては 交 通 誘 導 員 を 駐 車 場 内 車 両 出 入 口 等 に 適 切 に 配 置 し 誘 導 を 行 う 来 店 車 両 について 来 店 ルートの 周 知 案 内 の 徹 底 広 域 誘 導 の 徹 底 搬 入 車 両 入 口 におけ る 荷 捌 き 等 専 用 入 口 等 の 表 示 を 行 う [ 渋 滞 対 策 ] 以 下 の 措 置 により 施 設 出 入 口 周 辺 での 渋 滞 防 止 に 努 める 1 場 内 滞 留 スペース 等 により 十 分 な 滞 留 スペースを 確 保 する また 場 内 歩 行 者 空 間 の 整 備 による 歩 車 分 離 を 徹 底 し 円 滑 な 入 出 庫 に 努 める 2チラシ 店 舖 案 内 パンフレット ホームページ 店 内 放 送 店 内 掲 示 等 多 様 な 媒 体 を 使 用 す ることにより 来 店 退 店 ルートについて 周 知 を 図 る 3 広 域 での 誘 導 看 板 等 を 適 切 な 位 置 に 表 示 することにより 適 切 な 入 口 に 誘 導 する また 場 内 では 交 通 誘 導 員 の 配 置 案 内 標 識 誘 導 表 示 器 等 により 空 き 駐 車 スペースまたは 方 面 別 出 口 へ 適 切 かつ 迅 速 に 誘 導 を 行 う 配 送 の 集 約 化 等 により 場 内 を 走 行 する 搬 入 車 両 台 数 の 削 減 に 努 める 啓 発 ポスターの 掲 示 搬 入 車 両 への 周 知 徹 底 等 によりアイドリングストップの 推 進 に 努 める 一 般 の 来 店 車 両 が 見 誤 らないよう 明 確 な 案 内 表 示 にする 主 に 幹 線 道 路 を 利 用 し 近 隣 の 住 環 境 への 影 響 を 低 減 する 搬 入 車 両 入 口 における 荷 捌 き 等 専 用 入 口 等 の 表 示 を 行 う 低 公 害 車 の 導 入 やグリーン 配 送 の 協 力 要 請 を 行 う 急 発 進 急 停 車 の 禁 止 タイヤ 空 気 圧 の 適 正 保 持 荷 捌 きに 用 いる 台 車 も 低 騒 音 型 のものを 導 入 する 一 般 の 来 店 車 両 が 見 誤 らないよう 明 確 な 案 内 表 示 にする 来 店 ルートの 周 知 案 内 の 徹 底 広 域 誘 導 の 徹 底 外 部 委 託 先 への 低 公 害 車 の 導 入 やグリーン 配 送 の 協 力 要 請 を 行 う 場 内 における 走 行 距 離 をできるだけ 短 くするためや 出 入 口 周 辺 での 渋 滞 防 止 のため 誘 導 員 の 配 置 や 場 内 掲 示 誘 導 看 板 の 設 置 等 により 適 切 な 場 内 誘 導 を 実 施 する 走 行 ルートは 主 に 幹 線 道 路 を 利 用 し 近 隣 の 住 環 境 への 影 響 を 低 減 する 主 に 幹 線 道 路 を 利 用 交 通 誘 導 員 を 駐 車 場 内 車 両 出 入 口 等 への 適 切 な 配 置 来 店 ルートの 周 知 案 内 の 徹 底 広 域 誘 導 の 徹 底 敷 地 内 における 十 分 な 滞 留 スペースの 確 保 誘 導 看 板 の 設 置 アンダーパス オーバーパス 敷 地 のセットバック パークアンドライド 鉄 道 バス 利 用 の 促 進 幹 線 道 路 の 利 用 低 公 害 車 の 導 入 やグリーン 配 送 の 協 力 要 請 アイドリングストップ 急 発 進 急 停 車 の 禁 止 タイヤ 空 気 圧 の 適 正 保 持 荷 捌 きに 用 いる 台 車 の 低 騒 音 型 の 導 入 廃 棄 物 発 生 量 の 減 量 41

28 屋 内 屋 外 屋 外 表 4-3(3) 環 境 に 影 響 を 与 える 対 象 と 環 境 配 慮 対 策 ( 製 造 廃 棄 により CO 2 の 発 生 が 見 込 まれるもの) 環 境 影 響 要 素 の 対 象 物 配 慮 事 項 の 内 容 ( 配 慮 計 画 書 ) エコストアにおける 具 体 的 な 取 組 商 材 資 材 牛 乳 パック 積 極 的 に 回 収 し 契 約 処 理 業 者 にて 再 資 源 化 再 利 用 する 回 収 ボックスを 設 置 再 資 源 化 し 原 料 に 活 用 廃 電 池 積 極 的 に 回 収 し 契 約 処 理 業 者 にて 再 資 源 化 再 利 用 する 回 収 ボックスを 設 置 適 切 にリサイクル リターナブルビン 積 極 的 に 回 収 し 契 約 処 理 業 者 にて 再 資 源 化 再 利 用 する 回 収 ボックスを 設 置 適 切 にリサイクル ペットボトル 積 極 的 に 回 収 し 契 約 処 理 業 者 にて 再 資 源 化 再 利 用 する 回 収 ボックスを 設 置 適 切 にリサイクル 缶 積 極 的 に 回 収 し 契 約 処 理 業 者 にて 再 資 源 化 再 利 用 する 回 収 ボックスを 設 置 再 資 源 化 し 原 料 に 活 用 ビン 積 極 的 に 回 収 し 契 約 処 理 業 者 にて 再 資 源 化 再 利 用 する 回 収 ボックスを 設 置 適 切 にリサイクル 容 器 包 装 プラスチック 積 極 的 に 回 収 し 契 約 処 理 業 者 にて 再 資 源 化 再 利 用 する 回 収 ボックスを 設 置 適 切 にリサイクル レジ 袋 簡 易 包 装 の 推 進 により 使 用 量 の 削 減 に 努 める マイバスケット マイバック 持 参 運 動 を 推 進 し 石 油 の 使 用 量 削 減 や 家 庭 でのレジ 袋 廃 棄 量 削 減 などに 配 慮 する 簡 易 包 装 の 推 進 により 梱 包 材 やレジ 袋 の 使 用 量 の 削 減 に 努 める 梱 包 包 装 資 材 ( 物 流 用 ) 資 材 の 包 装 材 などは 持 ち 帰 りを 原 則 とし 再 利 用 をするように 要 請 する リターナブルコンテナ( 通 い 箱 )の 導 入 により 流 通 段 階 での 廃 棄 物 を 抑 制 する 買 い 物 袋 持 参 運 動 レジ 袋 無 料 配 布 中 止 店 舗 の 取 り 組 み リターナブルコンテナの 導 入 リユースハンガーの 利 用 梱 包 包 装 資 材 ( 来 客 用 ) 簡 易 包 装 の 推 進 により 梱 包 材 やレジ 袋 の 使 用 量 の 削 減 に 努 める バイオマス 包 装 資 材 の 導 入 ばら 売 り や はかり 売 り の 実 施 コピー 用 紙 再 生 紙 の 導 入 に 努 める 再 生 紙 の 導 入 伝 票 再 生 紙 の 導 入 に 努 める 再 生 紙 の 導 入 再 資 源 化 や 再 利 用 するように 契 約 処 理 業 者 に 要 請 する 同 左 密 閉 可 能 な 廃 棄 物 保 管 庫 にて 保 冷 保 管 を 行 う 生 ゴミ 発 生 抑 制 に 努 める 排 気 は 十 分 拡 散 できるよう 店 舗 棟 屋 上 の 排 気 ファンからの 排 気 に 努 める 生 ごみ 等 の 食 品 廃 棄 物 は 密 閉 可 能 な 廃 棄 物 保 管 庫 にて 保 冷 保 管 を 行 う その 他 野 外 駐 車 場 平 面 駐 車 場 については グラスパーキングを 採 用 し 雨 水 の 浸 透 地 下 水 涵 養 能 力 の 保 全 回 復 に 努 める 平 面 駐 車 場 についてはヒートアイランド 化 の 抑 制 に 効 果 のあるグラスパーキングを 整 備 する グラスパーキング 再 生 素 材 の 車 止 め 廃 棄 物 場 内 や 周 辺 に 蓄 積 しないよう 速 やかに 適 正 に 処 理 する 廃 棄 物 発 生 量 の 減 量 表 4-3(4) 環 境 に 影 響 を 与 える 対 象 と 環 境 配 慮 対 策 (その 他 ) 環 境 影 響 要 素 の 対 象 物 配 慮 事 項 の 内 容 ( 配 慮 計 画 書 ) エコストアにおける 具 体 的 な 取 組 その 他 屋 外 敷 地 雨 水 を 緑 地 樹 木 等 の 散 水 に 利 用 する 計 画 である 事 業 計 画 地 南 側 と 西 側 の 歩 道 を 再 整 備 するとともに 周 辺 住 民 の 動 線 を 遮 断 しない 計 画 と し 大 和 川 の 堤 防 や 都 市 公 園 の 利 用 時 の 利 便 性 に 変 化 を 与 えない 歩 道 植 栽 などの 連 続 した 空 間 を 確 保 し 調 和 のとれた 魅 力 のあるまちなみの 形 成 に 努 め る 敷 地 境 界 沿 いに 緑 地 帯 を 設 け 高 木 及 び 低 木 を 組 み 合 わせて 配 置 する 敷 地 内 に 現 在 も 残 っている 明 治 時 代 に 建 てられた 赤 煉 瓦 建 物 については 再 利 用 する 計 画 で ある ミスト 空 調 打 ち 水 ベープ イオンの 森 電 気 自 動 車 充 電 設 備 42

29 4)CO 2 削 減 量 の 試 算 (1) 店 舗 関 連 における CO 2 年 間 削 減 量 の 試 算 1 試 算 方 針 現 時 点 では 本 開 発 事 業 の 計 画 については 建 物 の 配 置 及 び 店 舗 の 規 模 が 決 まっているのみ であり 入 居 テナントや 導 入 される 建 築 設 備 等 の 計 画 内 容 は 今 後 の 設 計 の 過 程 で 決 まってい くものと 思 われる したがって 本 業 務 では CO 2 削 減 量 の 試 算 については 既 存 店 舗 での CO 2 排 出 実 績 をベースに 今 回 計 画 する 店 舗 との 相 違 点 を 補 正 することにより 新 店 舗 からの CO 2 排 出 量 を 求 めることとする 1. 省 CO 2 対 策 メニューの 比 較 至 近 のSC での 対 策 メニューを 調 査 2.CO 2 排 出 量 の 算 出 床 面 積 あたりの 電 力 ガス 消 費 量 を 算 出 し 電 力 ガスのCO 2 排 出 原 単 位 を 用 いて SC ( 屋 内 )からのCO 2 排 出 量 を 算 出 する 3. 未 利 用 エネルギー( 下 水 処 理 水 ) 活 用 効 果 の 評 価 冷 却 水 温 度 によるシステムCOP への 寄 与 の 度 合 いを 実 測 データをもとに 推 定 する 4.CO 2 削 減 効 果 の 確 認 基 準 (2006 年 )とする 店 舗 と 床 面 積 あたりのCO 2 排 出 量 を 比 較 し 効 果 を 評 価 する 図 4-5 CO 2 削 減 量 の 試 算 方 針 比 較 の 基 準 としては 2007 年 度 の イオン 温 暖 化 防 止 宣 言 で 基 準 としている 従 来 型 店 舗 の 2006 年 度 排 出 基 準 とする 43

30 2 省 CO 2 対 策 メニューの 比 較 a. 最 近 の 大 型 商 業 店 舗 での CO 2 削 減 対 策 状 況 最 近 オープンした 大 型 商 業 店 舗 での 主 な CO 2 削 減 対 策 をまとめると 表 4-4 のようであ る 店 舗 の 立 地 特 性 による 違 いがあるものの エコストアの 取 組 みのもとに 対 策 の 種 類 規 模 とも 増 加 傾 向 にあり 至 近 オープンのイオン 伊 丹 昆 陽 SC では 最 も 豊 富 な 対 策 が 取 り 入 れられていると 言 える イオン 伊 丹 昆 陽 SC は 従 来 型 の 大 型 商 業 店 舗 に 比 べて CO 2 排 出 量 30% 削 減 を 目 指 して 建 設 された 本 開 発 事 業 の 店 舗 ではイオン 伊 丹 昆 陽 SC で 導 入 された 対 策 が 最 大 限 導 入 され るものとし 加 えて 下 水 や 河 川 水 等 の 未 利 用 エネルギーの 活 用 を 検 討 することにより 更 なる CO 2 排 出 量 の 削 減 が 目 指 されるものと 設 定 する 表 4-4 至 近 オープンのSCでの CO 2 削 減 対 策 未 利 用 エネ ル ギー 下 水 や 河 川 水 の 熱 工 場 か らの 排 熱 等 イオ ンモ ール 大 和 郡 山 ( 奈 良 県 ) H オープン イオ ン 伊 丹 昆 陽 ( 兵 庫 県 ) H 23.3オープン イオン 堺 鉄 砲 町 ( 大 阪 府 堺 市 ) 太 陽 光 発 電 再 生 可 能 エネ ル ギー 風 力 発 電 自 然 空 調 照 明 断 熱 CO2 削 減 対 策 クールチューブ( 地 中 熱 利 用 ) 風 シミレ ーション ( 自 然 風 の 取 入 れ ) 高 効 率 空 調 機 器 氷 蓄 熱 シス テム LE D 照 明 人 感 セ ン サ ー 光 ダクト 昼 光 利 用 断 熱 サ ッシ 透 水 性 舗 装 b. 既 存 店 舗 の CO 2 の 排 出 量 の 比 較 既 存 店 舗 での 単 位 面 積 あたりの 1 年 間 の CO 2 の 排 出 量 を 図 4-6 に 示 す 排 出 量 の 算 出 にお いては 既 存 店 舗 全 体 での 1 年 間 の 月 別 電 力 使 用 量 と 都 市 ガス 使 用 量 の 実 績 から 電 力 1kWh あたり 0.282kg- CO 2 都 市 ガス1m3あたり 2.29kg- CO 2 を 用 いた CO 2 排 出 係 数 については 電 力 は 地 球 温 暖 化 対 策 の 推 進 に 関 する 法 律 等 に 基 づき 算 出 した CO 2 クレジット 反 映 後 の 関 西 電 力 の 平 成 20 年 度 から 平 成 22 年 度 までの 平 均 値 都 市 ガスは 大 阪 ガス 公 表 値 によっている イオン 伊 丹 昆 陽 SC においては オープンが 平 成 23 年 3 月 ということもあり 得 られた 平 成 23 年 3 月 から 12 月 までの 電 力 ガス 使 用 量 から 不 足 する 1 2 月 (ガスについては 3 月 も)の 使 用 量 を 既 存 店 舗 の 年 間 の 使 用 実 績 の 推 移 から 想 定 して 求 めた 44

31 単 位 面 積 あたりのCO2 排 出 量 推 移 伊 丹 昆 陽 店 舗 A 店 舗 B 店 舗 C ( 月 ) 図 4-6 既 存 店 舗 での 単 位 面 積 あたりの 年 間 CO2 排 出 量 45

32 イオン 伊 丹 昆 陽 SC の 単 位 面 積 あたりの 年 間 CO 2 発 生 量 は 最 も 少 なく 省 CO 2 対 策 が 進 んで いることが 確 認 できたため 今 回 の 検 討 においてもイオン 伊 丹 昆 陽 SC をベースとして 検 討 することが 妥 当 と 考 える なお 床 面 積 は 店 舗 通 路 に 立 体 駐 車 場 を 加 えた 建 築 物 の 総 延 床 面 積 としている イオン 伊 丹 昆 陽 SC では BEMS を 用 いて 詳 細 にエネルギー 消 費 量 を 計 測 しており 発 電 容 量 1160kW のメガソーラー 発 電 設 備 LED 照 明 昼 光 センサー 人 感 センサー 氷 蓄 熱 式 空 調 に よる 大 温 度 差 空 調 外 気 冷 房 屋 上 緑 化 壁 面 緑 化 他 の 対 策 により 計 画 段 階 での CO 2 排 出 量 の 削 減 目 標 30%を 達 成 する 見 込 みである イオン 伊 丹 昆 陽 SC での 対 策 効 果 を 図 4-7 に 示 す 一 方 で 本 開 発 事 業 の 計 画 は 店 舗 構 成 レイアウト 入 居 テナント 等 が 未 定 であるため 効 果 の 算 出 においてはイオン 伊 丹 昆 陽 SC で 採 用 されている 対 策 が 同 程 度 採 用 されるという 前 提 にて 行 うこととする 自 然 の 力 11% 電 気 関 係 LED 照 明 他 48% 空 調 関 係 氷 蓄 熱 高 効 率 空 調 システム 41% 図 4-7 イオン 伊 丹 昆 陽 SC CO 2 排 出 量 削 減 対 策 の 効 果 3 CO 2 排 出 量 の 算 出 a.エネルギー 消 費 原 単 位 店 舗 内 での 部 門 ( 核 店 舗 専 門 店 モール 駐 車 場 等 ) 毎 に 消 費 されるエネルギー 量 に 大 きな 差 があることが 予 想 されるため CO 2 排 出 量 の 算 出 に 先 立 ってイオン 伊 丹 昆 陽 SC のエネ ルギー 消 費 実 績 から 部 門 毎 のエネルギー 消 費 原 単 位 を 算 出 した 表 4-5 に 店 舗 部 門 別 単 位 面 積 あたりのエネルギー 消 費 量 を 示 す 部 門 毎 のエネルギー 消 費 量 は BEMS により 各 部 門 で 消 費 された 電 力 ガスの 年 間 使 用 量 を 対 象 とする 延 床 面 積 で 割 戻 すことにより 求 めた 46

33 表 4-5 イオン 伊 丹 昆 陽 SC の 店 舗 部 門 別 単 位 面 積 あたりのエネルギー 消 費 量 部 門 対 象 延 床 面 積 [m2] 単 位 面 積 あたり 年 間 消 費 量 電 気 [kwh/m2 年 ] ガス[m3/m2 年 ] 核 店 舗 21, モール 42, 専 門 店 26, 屋 上 立 体 駐 車 場 41, 外 構 29, 共 用 131, 店 舗 オープンが 平 成 23 年 3 月 であるため 得 られた 消 費 量 は 平 成 23 年 3 月 ~12 月 であり 通 年 のエネルギー 消 費 量 は 不 足 する 1~2 月 分 (ガスは 1~3 月 分 )の 消 費 量 を 既 存 店 舗 の 月 別 消 費 推 移 から 想 定 して 求 めた 部 門 分 類 で 共 用 とは 中 央 方 式 の 空 調 熱 源 非 常 用 電 源 店 舗 シャッター 駐 車 管 制 等 を 含 んでおり このうち 空 調 熱 源 が 69%を 占 めている 中 央 方 式 の 空 調 は 核 店 舗 の 約 3 分 の 1 モール 共 用 通 路 をまかない その 他 のエリアについては 個 別 分 散 式 空 調 方 式 で その 電 力 消 費 量 は 対 象 部 門 の 電 力 消 費 量 に 含 まれている b. 太 陽 光 発 電 の 効 果 太 陽 光 発 電 設 備 の 効 果 については 得 られた 10 か 月 分 の BEMS データーからフィーダー 線 毎 の 送 り 出 し 電 力 量 に 占 める 太 陽 光 発 電 による 電 力 量 から 効 果 を 5.45%と 算 出 した 表 4-6 イオン 伊 丹 昆 陽 SC の 太 陽 光 発 電 (1160kW メガソーラー)の 効 果 受 電 電 力 量 (MWh) 太 陽 光 発 電 (MWh) 合 計 (MWh) 20,832 1,200 22, % 5.45% 100.0% 4 未 利 用 エネルギー( 下 水 処 理 水 ) 活 用 効 果 の 評 価 a. 下 水 処 理 水 を 用 いた 場 合 に 考 えられる 効 果 空 調 熱 源 システムにおいては 冷 却 塔 からの 冷 却 水 を 冷 凍 機 の 冷 却 に 用 いており 定 格 運 転 時 では 冷 凍 機 出 口 で 37 まで 昇 温 された 冷 却 水 は 冷 却 塔 で 32 まで 冷 却 されて 再 び 冷 却 水 に 用 いられている 下 水 処 理 水 は 年 間 の 温 度 変 位 が 比 較 的 小 さく 夏 期 においては 冷 却 塔 を 使 用 した 冷 却 水 温 度 より 温 度 帯 が 低 く 下 水 処 理 水 を 冷 却 水 として 用 いることにより 冷 却 効 率 の 向 上 なら びに 冷 却 塔 での 使 用 電 力 の 低 減 が 期 待 できる 三 宝 下 水 処 理 場 での 下 水 処 理 再 生 水 の 詳 細 な 温 度 測 定 記 録 はなかったため 文 献 等 から 推 定 した 下 水 処 理 水 の 温 度 と 堺 市 の 年 間 温 度 推 移 を 用 いて 再 生 水 を 空 調 熱 源 水 に 用 いた 場 合 の 効 果 を 算 出 する 47

34 b.システムcop 今 回 計 画 案 と 類 似 した 熱 源 システムを 持 つイオン 大 型 店 舗 ( 店 舗 A)の 熱 源 機 器 の 運 転 実 績 データを 基 に 空 調 熱 源 水 に 下 水 処 理 水 を 用 いた 効 果 をシステムCOPにより 評 価 する ここでシステムCOPとは 熱 源 機 で 消 費 された 電 気 エネルギーに 対 する 製 造 された 熱 量 の 割 合 と 定 義 し 熱 源 システムは 氷 ならびに 水 蓄 熱 を 採 用 しているため システムCOPは 蓄 熱 システムの 1 サイクルである 1 日 を 単 位 に 算 出 した システムCOP = 冷 凍 機 で 製 造 された( 冷 ) 熱 の 総 量 [MJ] 3.6 [kwh/mj] 冷 凍 機 冷 却 塔 ポンプ 等 の 補 機 類 で 消 費 された 電 力 量 [kwh] 店 舗 Aでは 氷 蓄 熱 システムを 併 用 しているため 1 時 間 単 位 の 運 転 実 績 データから1 日 (24 時 間 ) 単 位 でCOPを 算 出 CT CT CT 冷 却 塔 CWS CWS CWS CV CV CV 冷 凍 機 CDP CDP CDP 冷 凍 機 WR BR BR MV MV MV IT ポンプ BP CV CV CV CP MV 電 力 消 費 CV CV 冷 熱 製 造 HEX HEX P 店 舗 負 荷 図 4-8 システムCOPの 算 出 方 法 c. 下 水 処 理 水 活 用 による 効 果 の 算 出 店 舗 Aの 運 転 実 測 の 外 気 温 と 冷 却 水 ( 冷 却 塔 からの 還 り 温 度 )との 関 係 を 図 4-9 に 示 す 48

35 y = x R 2 = 冷 却 水 温 ( ) 外 気 温 ( ) 図 4-9 外 気 温 と 冷 却 水 温 度 との 関 係 外 気 温 と 冷 却 水 温 度 の 回 帰 式 は y = x (R 2 =0.9084) (1) となり 相 関 は 高 い 次 に 冷 凍 機 に 投 入 される 冷 却 水 の 温 度 とシステムCOPの 関 係 を 求 めた 求 めた 冷 却 水 温 度 とシステムCOPの 関 係 を 図 4-10 に 示 す システムCOP y = x R 2 = 冷 却 水 温 度 ( ) 図 4-10 冷 却 水 温 度 とシステムCOPとの 関 係 49

36 冷 却 水 温 度 が 下 がることによって 冷 凍 機 のCOPが 向 上 することは 知 られているが 冬 期 等 で 外 気 温 が 低 いにもかかわらず 冷 房 負 荷 が 小 さく 熱 源 機 の 稼 働 率 の 低 下 によりCOPの 低 下 が 認 められたため 下 水 処 理 水 を 活 用 する 温 度 域 を 考 慮 して 冷 却 水 温 度 が 16 以 上 の 温 度 域 で 作 図 した 冷 却 水 温 度 とシステムCOPの 回 帰 式 は y = x (R 2 =0.6663) (2) となった ここで 得 られた(1) 式 を 用 いて 各 月 の 平 均 外 気 温 から 冷 却 水 温 度 を 推 定 冷 却 水 温 度 として 求 め (2) 式 を 用 いて 下 水 温 度 と 冷 却 水 温 度 からそれぞれのシステムCOPを 算 出 した 算 出 結 果 をプロットしたグラフを 図 4-11 に 示 す 外 気 温 冷 却 水 温 度 ( ) 下 水 処 理 水 と 熱 交 換 した 方 が 有 利 な 期 間 システムCOP 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 外 気 温 下 水 処 理 水 温 度 冷 却 塔 還 り 水 温 度 COP( 冷 却 塔 利 用 ) COP( 下 水 処 理 水 ) 図 4-11 年 間 のシステムCOPの 推 移 図 4-11 により 冷 却 水 として 冷 却 塔 を 利 用 したときのCOPと 下 水 処 理 水 を 利 用 したとき のCOPを 比 較 すると 6 月 ~9 月 の 期 間 についてはシステムCOPは 下 水 処 理 水 をそのまま 冷 却 水 として 利 用 した 方 が 向 上 することが 分 かった ここで 得 られたシステムCOPの 改 善 効 果 を 月 間 の 中 央 熱 源 の 消 費 電 力 量 にかけて 月 毎 の 消 費 電 力 の 低 減 量 を 求 めた 結 果 を 図 4-12 に 示 す 冷 却 水 温 度 が 低 いほどシステムCOPは 向 上 するため 冷 却 塔 を 用 いるより 下 水 処 理 水 を 直 接 冷 却 水 として 利 用 した 方 が 有 利 な 6~9 月 の 4 ヶ 月 間 については 下 水 処 理 水 を 活 用 し 熱 源 にかかる 消 費 電 力 の 削 減 効 果 として 年 間 0.8kWh/m2( 2.08%)の 結 果 を 得 た 50

37 5 店 舗 から 排 出 される CO 2 の 削 減 効 果 イオン 伊 丹 昆 陽 SC の 部 門 ごとの 電 力 都 市 ガス 消 費 原 単 位 を 用 いて 店 舗 全 体 からの CO 2 排 出 量 を 算 出 した 共 用 熱 源 については 未 利 用 エネルギー 活 用 時 の 効 果 を 考 慮 した 店 舗 全 体 からの CO 2 排 出 量 は 年 間 6,655t(43.9kg-CO 2 /m2 年 )となる t-co 2/ 年 14,000 12,000 10,000 8,000 6,000 4,000 2,000 店 舗 からの 年 間 CO2 排 出 総 量 47% 削 減 下 水 処 理 水 活 用 16t-CO2/ 年 太 陽 光 発 電 導 入 363t-CO2/ 年 最 新 店 舗 で 採 用 した 省 CO2 対 策 の 導 入 5,479t-CO2/ 年 0 基 準 店 舗 鉄 砲 町 SC 下 水 処 理 水 活 用 効 果 太 陽 光 発 電 効 果 伊 丹 昆 陽 削 減 対 策 効 果 5,479 5,479 総 CO2 排 出 量 12,513 12,513 6,655 6,655 CO2 削 減 量 5,858t-CO2/ 年 (1200 世 帯 分 ) 4.852t(1 世 帯 当 たりの 年 間 CO2 排 出 量 ) 図 4-12 店 舗 からの CO 2 削 減 効 果 51

38 (2) 敷 地 内 自 動 車 関 連 における CO 2 年 間 削 減 量 の 試 算 当 初 計 画 では 店 舗 規 模 は 50,000m 2 であるが 現 在 周 辺 地 域 の 交 通 混 雑 の 一 層 の 緩 和 や 環 境 への 配 慮 等 を 考 慮 し 38,000m 2 に 縮 小 する 計 画 も 検 討 されている このため 店 舗 規 模 の 縮 小 ならびに 各 種 交 通 施 策 による 来 客 車 両 の 削 減 が 実 現 した 場 合 の CO 2 削 減 量 を 試 算 す ることとした 具 体 的 には 敷 地 内 を 走 行 する 来 客 車 両 と 従 業 員 車 両 搬 入 車 両 廃 棄 物 収 集 車 両 について CO 2 の 発 生 量 を 算 定 した 来 客 車 両 及 び 従 業 員 車 両 については 全 てが 乗 用 車 と 仮 定 し 搬 入 車 両 廃 棄 物 収 集 車 両 については 4 トン 車 と 4 トン 以 上 の 2 種 類 と 仮 定 した 1 来 客 車 両 現 在 の 計 画 規 模 から CO 2 の 排 出 量 の 総 量 を 算 定 し 各 種 施 策 により 来 客 車 両 の 削 減 が 実 現 した 時 にどの 程 度 の 削 減 量 になるかを 検 証 した また 走 行 距 離 等 各 指 標 は 以 下 によった 来 客 者 車 両 台 数 本 事 業 計 画 の 規 模 と 大 規 模 小 売 店 舗 立 地 法 の 指 針 によった 当 初 計 画 は 休 日 の 来 店 車 両 は 13,200 台 / 日 平 日 の 来 店 車 両 は 5,160 台 / 日 とした 店 舗 規 模 縮 小 後 は 休 日 の 来 店 車 両 は 11,200 台 / 日 平 日 の 来 店 車 両 は 6,050 台 / 日 とした また 休 日 は 年 間 125 日 平 日 は 240 日 とした なお 平 日 の 来 店 車 両 については 店 舗 規 模 縮 小 と 同 時 に 平 休 比 等 の 見 直 しを 行 った 敷 地 内 走 行 距 離 敷 地 内 すべての 車 路 の 合 計 の 1/2 とした 同 乗 者 人 数 休 日 は 大 規 模 小 売 店 舗 立 地 法 の 指 針 の 2.5 人 / 台 とした 平 日 は 既 存 店 事 例 により 1.6 人 / 台 とした 現 在 見 込 まれる CO 2 の 年 間 の 排 出 量 は 当 初 計 画 では 1,001.5t-CO 2 / 年 となり 店 舗 規 模 縮 小 後 は 955.0t-CO 2 / 年 となっている また 店 舗 規 模 縮 小 後 の CO 2 の 年 間 排 出 量 を 1%~ 30% 削 減 に 必 要 な 来 客 車 両 削 減 台 数 を 算 定 した CO 2 の 年 間 排 出 量 1% 削 減 には 2.9 万 台 / 年 必 要 となる 当 初 計 画 表 4-7 来 客 車 両 走 行 による CO 2 年 間 排 出 量 と 削 減 量 の 試 算 店 舗 規 模 縮 小 来 客 車 両 CO 2 年 間 排 出 量 (t-co 2 ) 1*2*3*4 計 画 1,001.5 来 客 車 両 CO 2 年 間 排 出 量 ( t - CO 2 ) 1 * 2 * 3 * 4 計 画 年 間 削 減 率 CO2 削 減 量 (t-co 2 ) 削 減 台 数 ( 万 台 / 年 ) 1% 削 減 来 店 車 両 台 数 ( 万 台 / 年 ) 来 店 車 両 台 数 ( 万 台 / 年 ) % 削 減 敷 地 内 走 行 距 離 (km )2 1.0 同 乗 者 数 ( 人 / 台 )3 休 日 2.5 平 日 1.6 自 家 用 乗 用 車 のCO 2 排 出 係 数 (g-co 2 / 人 キロ)4 164 敷 地 内 走 行 距 離 (km)2 同 乗 者 数 ( 人 / 台 )3 自 家 用 乗 用 車 のCO 2 排 出 係 数 (g-co2/ 人 キロ)4 1.0 休 日 2.5 平 日 % 削 減 % 削 減 % 削 減 敷 地 内 走 行 距 離 は 敷 地 出 入 口 屋 上 駐 車 場 往 復 距 離 2 自 家 用 乗 用 車 の CO 2 排 出 係 数 は 国 土 交 通 省 2010 年 度 データ 3 同 乗 者 数 は 立 地 法 指 針 及 び 既 存 店 事 例 による 52

39 2 従 業 員 車 両 当 初 計 画 及 び 店 舗 規 模 縮 小 後 の 計 画 規 模 から CO 2 の 排 出 量 の 総 量 を 算 定 し 各 種 施 策 に より 従 業 員 車 両 の 削 減 が 実 現 した 時 にどの 程 度 の 削 減 量 になるかを 検 証 した また 走 行 距 離 等 各 指 標 は 以 下 によった 従 業 員 台 数 イオン 伊 丹 昆 陽 SC の 従 業 員 車 両 台 数 予 測 値 から 店 舗 面 積 に 応 じて 従 業 員 車 両 台 数 を 算 定 した 敷 地 内 走 行 距 離 敷 地 出 入 り 口 から 屋 上 駐 車 場 までの 往 復 距 離 とした CO 2 の 年 間 の 排 出 量 は 当 初 計 画 で 69,8t-CO 2 / 年 で 店 舗 規 模 縮 小 後 は 59.7t-CO 2 / 年 とな っている また CO 2 の 年 間 排 出 量 を 1%~30% 削 減 に 必 要 な 来 客 車 両 削 減 台 数 を 算 定 した CO 2 の 年 間 排 出 量 1% 削 減 には 0.4 万 台 / 年 必 要 となる 当 初 計 画 表 4-8 従 業 員 車 両 走 行 による CO 2 年 間 排 出 量 と 削 減 量 の 試 算 店 舗 規 模 縮 小 従 業 員 車 両 計 画 CO 2 年 間 排 出 量 (t-co 2 ) 1*2* 従 業 員 車 両 台 数 ( 万 台 / 年 ) 敷 地 内 走 行 距 離 (km)2 1.0 自 家 用 乗 用 車 のCO 2 排 出 係 数 (g-co 2 / 人 キロ)3 164 従 業 員 車 両 計 画 CO 2 年 間 排 出 量 (t-co 2 ) 1*2* 従 業 員 車 両 台 数 ( 万 台 / 年 ) 敷 地 内 走 行 距 離 (km)2 1.0 自 家 用 乗 用 車 のCO 2 排 出 係 数 (g-co 2 / 人 キロ)3 164 年 間 削 減 率 CO 2 削 減 量 (t-co 2) 削 減 台 数 ( 万 台 / 年 ) 1% 削 減 % 削 減 % 削 減 % 削 減 % 削 減 敷 地 内 走 行 距 離 は 敷 地 出 入 口 屋 上 駐 車 場 の 往 復 距 離 2 自 家 用 乗 用 車 の CO 2 排 出 係 数 は 国 土 交 通 省 2010 年 度 データ 3 従 業 員 車 両 台 数 は 当 初 計 画 は 1,166 台 / 日 *365 店 舗 規 模 縮 小 後 は 998 台 / 日 *365 日 53

40 3 搬 入 車 両 廃 棄 物 収 集 車 両 当 初 計 画 及 び 店 舗 規 模 縮 小 後 の 計 画 規 模 から CO 2 の 排 出 量 の 総 量 を 算 定 し 各 種 施 策 に より 搬 入 車 両 廃 棄 物 収 集 車 両 の 削 減 が 実 現 した 時 にどの 程 度 の 削 減 量 になるかを 検 証 した また 走 行 距 離 等 各 指 標 は 以 下 によった 搬 入 車 両 廃 棄 物 収 集 車 両 台 数 イオン 伊 丹 昆 陽 SC の 搬 入 車 両 廃 棄 物 収 集 車 両 台 数 予 測 値 から 店 舗 面 積 に 応 じて 搬 入 車 両 廃 棄 物 収 集 車 両 台 数 を 算 定 した 敷 地 内 走 行 距 離 敷 地 出 入 り 口 から 荷 捌 き 場 までの 往 復 距 離 とした CO 2 の 年 間 の 排 出 量 は 当 初 計 画 で 20.6 t-co 2 / 年 で 店 舗 規 模 縮 小 後 は 17.7t-CO 2 / 年 とな っている 表 4-9 搬 入 車 両 廃 棄 物 収 集 車 両 走 行 による CO 2 年 間 排 出 量 当 初 計 画 店 舗 規 模 縮 小 搬 入 車 両 廃 棄 物 収 集 車 両 軽 油 の 搬 入 敷 地 内 平 均 燃 費 廃 棄 物 収 集 年 間 排 出 量 CO 2 排 出 係 数 走 行 距 離 車 両 台 数 (kg-co 2/L) (km/l) (km) ( 台 / 年 ) (t-co 2) 計 画 上 の 設 定 (4トン 以 上 ) , 計 画 上 の 設 定 (4トン 未 満 ) ,490 搬 入 廃 棄 物 収 集 年 間 排 出 量 車 両 台 数 ( 台 / 年 ) (t-co 2) 14,965 70, 敷 地 内 走 行 距 離 は 敷 地 出 入 口 荷 さばき 場 の 往 復 距 離 2 平 均 燃 費 は 経 済 産 業 省 国 土 交 通 省 自 動 車 工 業 会 発 行 パンフレットによる 2015 年 度 燃 費 目 標 基 準 値 3 搬 入 廃 棄 物 収 集 車 両 の 合 計 台 数 は 当 初 計 画 では 4t 以 上 が 48 台 / 日 *365 日 4t 未 満 が 226 台 / 日 *365 日 店 舗 規 模 縮 小 後 は 4t 以 上 が 41 台 / 日 *365 日 4t 未 満 が 194 台 / 日 *365 日 54

41 イオンでは グループ 物 流 機 構 を 担 うイオングローバル SCM( 株 )を 2007 年 5 月 21 日 に 設 立 し 環 境 対 策 として モーダルシフト 車 両 台 数 削 減 車 両 大 型 化 環 境 車 両 導 入 に 取 り 組 んでいる 環 境 車 両 導 入 については 2012 年 度 までの 目 標 として 85%を 低 公 害 低 燃 費 車 に 転 換 することとしている 搬 入 車 両 の CO 2 排 出 量 削 減 対 策 として 4t 未 満 の 搬 入 車 両 台 数 の 85%が 天 然 ガス 自 動 車 に 転 換 されるとして CO 2 削 減 量 を 算 定 した 天 然 ガス 自 動 車 による CO 2 削 減 率 は 対 2t ディーゼル 貨 物 車 で 17.5%( NGV エコドライ ブキャラバン 実 施 報 告 書 社 団 法 人 日 本 ガス 協 会 )とした 天 然 ガス 自 動 車 転 換 による 年 間 CO 2 削 減 量 は 当 初 計 画 では 2.2 t-co 2 / 年 で 店 舗 規 模 縮 小 後 は 1.8t-CO 2 / 年 となる 表 4-10 天 然 ガス 自 動 車 転 換 による CO 2 年 間 削 減 量 の 試 算 当 初 計 画 搬 入 車 両 軽 油 の 敷 地 内 搬 入 平 均 燃 費 CO 2 排 出 係 数 走 行 距 離 車 両 台 数 年 間 排 出 量 削 減 量 ( 削 減 率 17.5%) (kg-co 2 /L) (km/l) (km) ( 台 / 年 ) (t-co 2 ) (t-co 2 ) 計 画 上 の 設 定 (4トン 未 満 ) , 店 舗 規 模 縮 小 搬 入 車 両 台 数 削 減 量 年 間 排 出 量 ( 削 減 率 17.5%) ( 台 / 年 ) (t-co 2) (t-co 2) 63, 敷 地 内 走 行 距 離 は 敷 地 出 入 口 荷 さばき 場 の 往 復 距 離 2 平 均 燃 費 は 経 済 産 業 省 国 土 交 通 省 自 動 車 工 業 会 発 行 パンフレットによる 2015 年 度 燃 費 目 標 基 準 値 3 搬 入 車 両 の 台 数 は 4t 未 満 が 当 初 計 画 では 204 台 / 日 *365 日 店 舗 規 模 縮 小 後 は 175 台 / 日 *365 日 4 削 減 率 は NGV エコドライブキャラバン 実 施 報 告 書 社 団 法 人 日 本 ガス 協 会 のディーゼル 車 と NGV の 比 較 (2t 貨 物 ) より RDC:(Regional Distribution Center) - 物 流 センター 図 4-13 イオン 広 域 幹 線 ネットワーク 55

42 (3) 緑 地 による 年 間 CO 2 吸 収 量 の 試 算 本 事 業 計 画 に 際 しては 敷 地 内 の 建 物 周 辺 や 屋 上 壁 面 などでの 緑 化 に 努 める( 開 発 区 域 の 10% 緑 化 )ことが 義 務 付 けられている またイオンでは イオンふるさとの 森 づくり を 推 進 し 新 設 するショッピングセンターには 積 極 的 に 植 樹 を 行 っている 本 事 業 計 画 では 敷 地 面 積 に 対 する 緑 被 率 20%を 目 標 にしており その 中 にはグラスパーキングや 屋 上 壁 面 緑 化 も 含 まれることになっている イオンふるさとの 森 イオンリテールでは 地 域 のお 客 様 とともに 取 り 組 む 環 境 保 全 社 会 貢 献 活 動 として 新 設 するショッピングセンタ ーの 敷 地 内 に その 地 域 に 自 生 する ふるさとの 木 の 苗 木 を 地 域 の 皆 様 とともに 植 えて 大 切 に 育 てていく イオンふ るさとの 森 づくり を 実 施 しております 植 樹 については グループですでに 2010 年 2 月 現 在 で 923 万 本 の 実 績 があり 本 施 設 でも 数 千 本 ~1 万 本 程 度 の 植 樹 を 計 画 しています 森 林 や 草 地 の 植 物 群 落 としての 年 間 総 CO 2 吸 収 量 については 以 下 の 事 が 知 られている 1 森 林 では 落 葉 樹 林 の 総 生 産 量 は 常 緑 樹 林 より 低 い これは 落 葉 樹 では 着 葉 期 間 が 短 く 冬 に 落 葉 するため 常 緑 樹 よりも 低 い 値 となる 2 草 本 類 は 葉 量 に 関 しては 最 盛 期 には 樹 林 と 比 較 しても 遜 色 ないが 木 本 類 に 比 べて 生 育 期 間 が 短 いものが 多 く 特 に 生 育 期 間 初 期 の 葉 面 積 が 小 さいため 生 育 期 間 中 の 累 積 的 な 葉 面 積 は 樹 林 よりも 小 さいものと 考 えられる 総 生 産 量 と 純 生 産 量 緑 色 植 物 等 が 光 の 存 在 下 で CO 2 を 取 り 入 れ 有 機 物 を 合 成 することを 光 合 成 といい 光 合 成 によって 生 産 された 有 機 物 の 総 量 を 総 生 産 量 という しかし 植 物 は みずから 生 産 したものの 一 部 を 呼 吸 によって 消 費 しながら 生 育 しているため 総 生 産 量 のうち 呼 吸 消 費 量 を 差 し 引 いた 残 りが 植 物 林 として 固 定 される 量 となり これを 純 生 産 量 という つまり 純 生 産 量 は 光 合 成 量 から 呼 吸 量 を 引 いた 量 である その 関 係 は 次 式 のとおりである P g =P n +R ここで P g : 総 生 産 量 P n : 純 生 産 量 R : 呼 吸 量 これらは 単 位 土 地 面 積 単 位 時 間 当 たりの 乾 燥 重 量 で 表 され 樹 木 の 場 合 には 一 般 に t ha 1 y 1 で 表 示 することが 多 い 事 業 計 画 地 内 の 緑 地 による CO 2 の 吸 収 量 は 大 気 汚 染 浄 化 植 樹 マニュアル ( 平 成 17 年 12 月 : 独 立 行 政 法 人 環 境 再 生 保 全 機 構 )により 以 下 のように 算 定 した 敷 地 内 の 緑 には 高 木 低 木 芝 生 等 があり 必 ずしも 一 定 ではない しかし グラスパーキングや 屋 上 緑 化 など は 草 本 類 が 中 心 で 木 本 類 は 少 ない ここでは 草 本 類 が 面 積 の 大 半 を 占 めることから 草 地 とし て CO 2 の 吸 収 量 を 算 定 する 56