経 験 を 総 括 し 現 実 および 将 来 のために 役 立 てるものである 唯 物 史 観 はかつては 原 始 社 会 奴 隷 社 会 封 建 社 会 資 本 主 義 社 会 社 会 主 義 社 会 という 五 種 類 の 社 会 形 態 の 変 遷 の 段 階 論 を 強 調 し 生 産 力

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1 序 章 蒋 立 峰 厳 紹 璗 張 雅 軍 丁 莉 日 中 歴 史 共 同 研 究 は 日 中 両 国 政 府 の 協 定 によって 進 められる 公 開 の 研 究 事 業 である 両 国 の 学 者 が 共 同 研 究 を 進 めることによって 日 中 間 の 歴 史 問 題 の 解 決 を 促 し 日 中 関 係 の 大 局 が 歴 史 問 題 の 紛 議 によって 損 なわれるのを 避 けるという 積 極 的 な 意 義 のある 試 みで ある 実 際 に 一 般 的 に 言 われている 日 中 間 の 歴 史 問 題 とは 主 にアジア 近 代 史 上 におけ る 日 本 が 中 国 を 侵 略 した 問 題 を 指 す この 問 題 は 既 に 1972 年 の 日 中 共 同 声 明 におい て 明 確 な 結 論 を 得 た しかし その 後 日 本 でこの 結 論 と 反 対 する 主 張 や 言 論 が 現 れ さ らには 日 本 政 府 の 中 国 に 対 する 政 策 に 影 響 を 与 えたことにより 本 来 単 純 な 歴 史 認 識 の 問 題 を 全 く 単 純 ではない 政 治 問 題 に 変 えてしまい それによって 日 中 関 係 の 発 展 に 障 害 を 加 えた この 事 業 を 計 画 する 時 に 歴 史 は 分 断 することができず 日 中 関 係 の 発 展 の 歴 史 の 大 きな 流 れの 中 からその 法 則 と 特 徴 を 把 握 し その 経 験 と 教 訓 を 総 括 すべきであること を 考 慮 して 古 代 史 研 究 と 近 現 代 史 ( 戦 後 の 部 分 を 含 む) 研 究 との 二 つの 大 きな 部 分 に 分 けて 進 めることとした 古 代 史 研 究 班 は 中 国 側 の 蒋 立 峰 王 暁 秋 湯 重 南 王 新 生 と 日 本 側 の 山 内 昌 之 鶴 間 和 幸 川 本 芳 昭 小 島 毅 菊 池 秀 明 とで 構 成 した 同 時 に 双 方 からさらに 人 数 のそれぞ れ 異 なる 特 約 の 執 筆 者 が 参 加 し 中 国 側 からは 厳 紹 璗 張 雅 軍 丁 莉 王 小 甫 宋 成 有 王 勇 黄 正 建 呉 宗 国 李 卓 宋 家 鈺 張 帆 が 日 本 側 からは 古 瀬 奈 津 子 村 井 章 介 桜 井 英 治 小 島 康 敬 井 手 誠 之 輔 が 参 加 した 所 謂 古 代 史 とは 中 国 側 の 概 念 では 前 近 代 史 と 同 じであり 中 世 史 近 世 史 をその 中 に 含 むものであるが 日 本 側 の 概 念 では 前 近 代 史 とは 異 なり 中 世 史 近 世 史 と 並 立 するものであり それらと 合 わせて 前 近 代 史 となる 双 方 の 呼 称 は 異 なってはいるが その 内 包 は 一 致 しており 即 ち 前 近 代 史 に 関 する 共 同 研 究 である 本 研 究 では 先 人 が 既 に 得 た 研 究 成 果 を 総 括 した 上 で さらに 交 流 を 通 じて 新 しいこと を 見 出 したい 研 究 であるからには 理 論 と 骨 格 が 必 要 である 本 論 は 唯 物 史 観 によるも のとする 歴 史 研 究 理 論 の 支 えとなるものは 主 として 唯 物 史 観 と 唯 心 史 観 に 分 かれる 前 者 は 人 類 社 会 の 発 展 史 は 客 観 的 存 在 であり かつその 発 展 の 法 則 を 有 すると 考 える こ の 発 展 の 法 則 は 後 世 の 人 々の 意 志 願 望 認 識 の 程 度 によって 動 かされるものではない 歴 史 研 究 の 出 発 点 と 最 終 目 的 とはつまりこの 歴 史 の 法 則 を 探 し 求 めることであり 歴 史 の 1

2 経 験 を 総 括 し 現 実 および 将 来 のために 役 立 てるものである 唯 物 史 観 はかつては 原 始 社 会 奴 隷 社 会 封 建 社 会 資 本 主 義 社 会 社 会 主 義 社 会 という 五 種 類 の 社 会 形 態 の 変 遷 の 段 階 論 を 強 調 し 生 産 力 発 展 の 根 本 的 な 促 進 作 用 を 強 調 したが 現 在 ではさらに 文 明 史 観 研 究 の 理 論 的 成 果 を 取 り 入 れ 狩 猟 文 明 農 耕 文 明 工 業 文 明 ポスト 工 業 文 明 さらに は 情 報 文 明 そして 騎 馬 文 明 大 陸 文 明 海 洋 文 明 など 多 くの 視 点 から 歴 史 の 発 展 の 軌 跡 を 分 析 研 究 し それによって 歴 史 研 究 を 更 に 活 発 に 更 に 歴 史 の 真 実 に 近 づけようとし ている 後 者 は 人 類 社 会 はある 種 の 意 志 により 発 展 するもので 歴 史 の 発 展 にもし 法 則 があるとすれば その 法 則 もまたこうした 意 志 が 具 現 化 されたものだと 考 える 現 在 の 自 由 主 義 史 観 存 在 主 義 史 観 構 造 主 義 史 観 はいずれも 唯 心 史 観 の 範 疇 に 属 する 当 然 なが ら 唯 心 史 観 は 歴 史 の 発 展 における 人 の 意 志 を 一 定 程 度 強 調 するが これも 歴 史 研 究 にお いては 注 意 を 払 うべきことである しかし 古 代 世 界 史 と 東 アジア 史 をいかに 客 観 的 に 分 析 し 正 確 に 把 握 するのかはやは り 非 常 に 困 難 な 課 題 である ただいくつかの 理 論 原 則 を 繰 り 返 したり いくつかの 経 典 の 論 述 を 引 用 したりするだけでは 問 題 は 解 決 できない 例 えば 日 本 のある 学 者 は 近 代 世 界 史 と 東 アジア 史 における 国 際 関 係 を 評 価 分 析 するにあたり 近 代 合 理 主 義 の 観 点 を 提 起 し 資 本 家 階 級 は 先 進 的 な 生 産 力 を 代 表 し 資 本 家 階 級 の 民 族 主 義 には 進 歩 的 な 意 義 があるのであって それに 対 しては 肯 定 しなければならないと 考 える このような 近 代 合 理 主 義 は 近 代 資 本 家 階 級 の 民 族 主 義 の 発 展 段 階 や それが 持 っている 両 面 性 を 区 別 せず 存 在 こそが 即 ち 合 理 性 であるとし 近 代 資 本 家 階 級 の 推 し 進 める 強 権 政 治 のために 弁 護 した しかし 抑 圧 され 酷 使 され 略 奪 される 民 族 から 見 れば 資 本 家 階 級 の 奴 隷 貿 易 や 北 アメリカの 白 人 によるインディアンに 対 する 種 族 根 絶 主 義 及 びドイツ イタリ ア 日 本 の 軍 国 主 義 ファシズムによる 侵 略 拡 張 などは 明 らかにいずれも 100 パーセン トの 近 代 不 合 理 主 義 である 従 って 近 代 合 理 主 義 には 合 理 的 な 面 もあるが 不 合 理 な 面 もある 言 い 換 えれば 進 歩 性 もあれば 反 動 性 もあるのであり 具 体 的 な 事 物 に 対 して 具 体 的 に 分 析 しなければならず 一 概 に 論 じることはできないということを 指 摘 し なければならない 近 代 合 理 主 義 に 対 し 古 代 史 研 究 において 古 代 合 理 主 義 を 提 起 することはで きるだろうか これは 考 えるに 値 する 問 題 である チンギス ハーンはそのこの 上 なく 勇 猛 な 騎 兵 隊 を 指 揮 してユーラシア 大 陸 を 征 服 し 彼 の 通 った 跡 は 廃 墟 となり 一 面 が 破 壊 された しかし もしアジア 史 を 中 心 とすれば その 西 進 拡 張 は 東 西 交 流 の 道 筋 をつ けた と 称 され チンギス ハーンはそれによって アジア 史 少 なくとも 東 アジア 史 に おいては 常 に 歴 史 上 の 英 雄 的 人 物 と 見 なされ たたえられている そのほか ヨーロッ パ 史 を 中 心 として 十 字 軍 の 東 征 を 評 価 する 場 合 や ロシア 史 を 中 心 としてピョートル 大 帝 2

3 の 領 土 拡 張 を 評 価 する 場 合 なども みなこれと 同 様 である 日 本 史 にあっては 神 功 皇 后 や 豊 臣 秀 吉 の 西 進 拡 張 も 非 常 に 賞 賛 されている これも 古 代 合 理 主 義 と 称 してよい だろう このことは 人 類 の 思 惟 認 識 にはある 発 展 のプロセスがあり 生 産 力 の 発 展 レベ ルと 密 接 な 関 係 があることを 物 語 っている このため 古 代 人 と 現 代 人 は 必 ず 異 なる 社 会 観 と 価 値 観 を 持 っており 歴 史 研 究 において 現 代 人 の 価 値 基 準 を 古 代 人 に 求 めたり それ により 判 断 したりすることはできないことに 特 に 注 意 すべきである さらに 注 意 すべきは 歴 史 研 究 は 国 家 史 や 地 域 史 の 視 点 に 限 定 することはできず さらに 広 い 世 界 史 的 視 点 か ら 思 考 し 考 察 しなければならず そのようにしてはじめて 歴 史 上 の 事 件 や 人 物 に 対 して より 正 確 な 判 断 を 下 すことができるということである しかし 古 代 社 会 は 決 して 是 非 の 区 別 がない 混 沌 とした 社 会 ではない その 価 値 判 断 に はやはり 明 確 な 基 準 がある 例 えば 正 義 と 邪 悪 仁 道 と 覇 道 愛 国 と 売 国 忠 賢 と 奸 陰 開 明 と 保 守 といった 組 み 合 わせでは 明 らかにいずれも 前 者 が 良 きもの 後 者 が 悪 しきも のである 同 時 に 古 今 に 共 通 する 価 値 基 準 を 軽 視 することはできない 例 えば 先 進 と 後 進 そして 主 権 と 人 権 である ある 特 定 の 歴 史 上 の 人 物 や 事 件 について 機 械 的 に 先 進 と か 後 進 という 概 念 を 用 いて 判 断 することはできないものの しかし 総 体 として 先 進 と 後 進 の 区 別 は 普 遍 的 に 存 在 する 簡 単 に 言 うと 生 産 力 発 展 の 要 求 に 順 応 し 先 端 文 化 を 代 表 するものが 先 進 とされ 反 対 のものが 先 進 的 でない あるいは 後 進 とされる 古 代 世 界 史 での 国 家 間 の 止 むことのない 戦 争 と 各 種 の 朝 貢 冊 封 体 制 の 樹 立 その 目 的 はいずれも 国 家 主 権 を 拡 大 し 確 固 たるものとすることであり( 外 見 上 に 現 れた 形 式 はいくぶん 異 なるか もしれない) あちらこちらで 起 きた 農 民 の 蜂 起 は 明 らかに 生 存 権 を 基 本 とする 人 権 を 手 に 入 れるためである 古 代 人 は 主 権 や 人 権 といった 概 念 を 示 しはしなかったもの の こうした 思 想 や 要 求 は 持 っていた もしこうした 判 断 基 準 を 欠 いたならば 歴 史 研 究 は 方 向 を 見 失 ってしまう 歴 史 研 究 の 基 本 原 則 は 実 事 求 是 であり これは 既 に 日 中 歴 史 共 同 研 究 の 共 通 認 識 となっ ている 実 事 求 是 とは つまり 真 剣 に 深 く 研 究 することによって 歴 史 本 来 の 姿 を 取 り 戻 す ことであって 研 究 により 主 観 的 に 故 意 に 強 調 したいと 望 む 事 前 に 準 備 された 結 論 を 証 明 することではない まず 先 に 研 究 があり 後 に 結 論 があるべきであって 先 に 結 論 があり 後 に 研 究 があるのではない このため 共 同 研 究 により 中 国 の 日 本 に 対 する 大 きな 影 響 あるいは 日 本 文 化 の 独 自 性 を 際 立 たせようと 事 前 に 設 定 することは いず れも 明 らかに 共 同 研 究 の 初 志 と 矛 盾 する 実 事 求 是 を 徹 底 するには 史 料 の 信 用 度 が 最 も 重 要 な 問 題 であり 正 確 で 信 頼 できる 一 次 史 料 に 基 づいて 研 究 を 進 めることが 非 常 に 大 切 である 自 分 の 観 点 を 成 立 させるために ニセの 史 料 を 捏 造 することは 歴 史 研 究 者 が 軽 蔑 する 行 為 であるが 日 中 両 国 に 大 量 に 存 在 3

4 する 史 料 典 籍 についても 偽 物 を 取 り 除 き 本 物 を 残 すという 作 業 を 一 通 り 行 わなければな らない 中 国 の 二 十 四 史 は 古 代 日 中 関 係 研 究 の 重 要 な 史 料 であり その 日 本 に 関 する 記 録 は 基 本 的 には 信 用 できるが 間 違 って 伝 えられている 真 実 ではない 箇 所 があることも 免 れ ない 日 本 の 記 紀 を 代 表 とする 重 要 な 史 料 の 問 題 は 恐 らく 更 に 多 いので 双 方 がこれ に 注 意 しなくてはならない 日 本 側 の 学 者 は 日 本 書 紀 の 一 部 の 記 述 に 対 して 大 胆 にも 疑 問 を 提 起 しているが こうした 精 神 は 肯 定 に 値 する 同 時 に 歴 史 研 究 においては 偏 見 を 排 除 し 先 入 観 を 持 たず 虚 心 に 異 見 を 取 り 入 れることも 非 常 に 重 要 である いかなる 歴 史 研 究 もすべて 完 全 にこと 細 かく 史 料 を 持 つことはできないのであり でき る 限 り 多 くの 史 料 を 持 った 上 で 分 析 を 進 め 判 断 することができるだけである このため 歴 史 ロマン 主 義 と 自 由 な 学 術 的 雰 囲 気 が 非 常 に 必 要 とされる 20 世 紀 の 50 年 代 日 中 両 国 ではいずれも 好 ましい 学 術 研 究 の 雰 囲 気 が 現 れ それによりようやく 計 り 知 れない 影 響 を 持 つ 学 術 の 大 家 や 学 術 的 視 点 を 生 み 出 すことができた このことは 現 在 の 日 中 歴 史 共 同 研 究 にとっても 同 じく 重 要 な 意 義 を 持 つ 中 国 側 が 提 示 する 論 文 はある 問 題 についての 観 点 が 全 く 同 じというわけではなく また 強 いて 一 致 することを 求 めてもいない これも 自 由 な 学 術 的 雰 囲 気 を 構 築 する 一 種 の 表 れである 共 同 研 究 のテーマを 定 めるにあたり 日 本 側 は 特 に 東 アジア 史 の 視 点 から 古 代 東 アジア 関 係 における 日 中 両 国 の 相 互 の 地 位 と 役 割 を 研 究 することを 提 案 し あわせて 日 中 古 代 政 治 社 会 構 造 の 比 較 研 究 を 進 めたいと 提 案 した この 二 つの 研 究 は 日 中 関 係 史 研 究 の 副 次 的 なテーマであって 主 要 なテーマではなく 本 来 わざわざテーマを 設 けて 討 論 する 必 要 はな いが 中 国 側 は 大 局 から 見 て 日 本 側 の 提 案 に 同 意 した 当 然 これは 日 中 双 方 が 日 本 側 の 設 定 する 所 謂 独 自 性 を 追 求 するという 枠 組 みにおいて 日 中 関 係 の 研 究 をしようとする ことを 認 めることと 同 じではなく より 広 い 範 囲 より 深 い 次 元 から 古 代 日 中 関 係 を 研 究 しようとするものである 従 って 本 研 究 の 設 定 した 課 題 は 古 代 の 日 中 関 係 の 発 展 が 依 拠 した 東 アジアの 国 際 秩 序 や 日 中 間 の 文 化 交 流 と 相 互 認 識 及 び 古 代 の 日 中 の 政 治 社 会 構 造 の 比 較 研 究 である この 序 論 では 上 述 の 所 謂 独 自 性 に 問 題 意 識 を 置 いて 論 述 し これを 以 下 の 各 章 のテ ーマにおける 論 述 のための 準 備 と 導 入 とする 一 日 中 の 人 種 的 起 源 に 関 する 分 析 日 中 関 係 史 を 研 究 するからには 当 然 根 本 的 なところから 始 めなければならない 既 存 の 研 究 成 果 によれば 中 国 人 と 日 本 人 の 人 種 的 関 係 は 非 常 に 密 接 であり これは 日 中 文 化 関 係 発 展 の 前 提 の 一 つとなっている 4

5 現 在 のところ 人 類 の 形 成 と 発 展 については 人 種 学 上 大 きく 二 つの 見 方 に 分 かれる 即 ち 放 射 説 と 多 発 説 である 前 者 は 人 類 は 最 も 早 くアフリカのケニアあるい はエチオピアを 中 心 とする 地 域 に 誕 生 し 600 万 年 前 の 猿 人 オロリン と 320 万 年 前 の 猿 人 ルーシー があらゆる 人 類 の 共 通 祖 先 となったと 主 張 する その 後 この 地 域 から 四 方 に 放 射 状 に 拡 散 し 長 い 年 月 を 経 てそれぞれの 特 徴 を 備 えた 異 なる 人 種 を 形 成 したと する 人 類 の 社 会 発 展 史 における 四 大 文 明 が エジプトからメソポタミアに 至 り インド に 至 り 中 国 に 至 るというように 前 後 して 出 現 したのは この 見 方 を 傍 証 したかのよう である しかし この 見 方 が その 依 拠 する 考 古 学 的 発 掘 の 偶 然 性 を 既 に 完 全 に 排 除 し きれたかといえば そのように 言 うことは 難 しい 後 者 では 太 古 において オロリン や ルーシー の 故 郷 と 同 じ 条 件 を 備 えた 場 所 は 当 然 多 くあったはずであり 人 類 の 形 成 は 多 くの 場 所 で 同 時 に 起 こったはずであって ただ 地 理 的 気 候 の 変 化 によって 異 なる 人 種 が 形 成 されただけであると 主 張 する 当 然 このような 見 方 は さらに 多 くの 考 古 学 的 発 掘 成 果 によって 実 証 される 必 要 がある 実 際 には 前 者 の 説 は 各 人 種 の 発 展 の 間 の 相 互 関 係 を 重 視 し 後 者 の 説 は 各 人 種 の 発 展 の 間 の 相 異 点 を 重 視 したもので それぞれに 道 理 がある もし 二 説 を 結 合 し さらに 異 なる 地 域 異 なる 時 代 の 特 徴 に 注 意 すれば その 研 究 の 結 論 は 必 ず 歴 史 の 事 実 にさらに 符 合 するにちがいない 中 国 人 の 主 体 である 漢 族 は 北 方 人 と 南 方 人 が 融 合 して 形 成 されたものである これま での 考 古 学 的 発 掘 の 成 果 からみると 204 万 年 前 の 重 慶 市 巫 山 県 竜 骨 坡 人 と 170 万 年 前 の 雲 南 省 元 謀 人 が あるいは 中 国 人 の 祖 先 かもしれず その 後 湖 北 省 鄖 県 人 ( 万 年 前 ) 藍 田 人 (80-50 万 年 前 ) 北 京 人 (70-20 万 年 前 ) 田 園 洞 人 (4 万 年 前 ) 山 頂 洞 人 (3-2 万 年 前 ) 河 姆 渡 人 ( 年 前 )などがおり 原 人 旧 人 新 人 の 段 階 を 問 わず その 遺 跡 はすべて 多 発 点 状 に 存 在 し 明 らかに 中 国 人 種 の 主 要 な 構 成 要 素 は 自 主 的 に 形 成 され 連 続 的 に 進 化 したものであると 相 対 的 には 言 うことができる ここで 相 対 的 というのは 即 ち 中 国 人 の 中 の 北 方 人 と 南 方 人 とがかつてそれぞれその 他 の 異 なる 人 種 の 影 響 を 受 けたことを 排 除 しないということである この 面 から 言 えば 中 国 人 種 は 自 主 的 連 続 的 進 化 に 交 雑 が 加 わって 形 成 され 発 展 したものであると 言 える ここ 数 年 来 日 本 の 考 古 学 界 の 発 掘 成 果 はますます 多 くなり 関 わる 年 代 もますま す 遡 り 日 本 の 人 種 と 文 化 の 独 自 性 の 発 展 について 次 第 に 多 くの 非 常 に 確 かな 証 拠 がまさに 得 られたかのようである 日 本 の 民 族 主 義 勢 力 は このためにこの 上 なく 喜 んだ しかし 2000 年 に 藤 村 新 一 の 考 古 捏 造 事 件 が 発 覚 し 数 十 件 の 日 本 の 旧 石 器 時 代 前 期 中 期 の 重 要 な 考 古 学 的 成 果 を 無 にしてしまったことにより 日 本 の 考 古 学 界 は 厳 しい 信 用 上 の 試 練 を 経 た 現 在 のところ 日 本 の 考 古 学 界 の 多 数 の 学 者 は 選 別 後 も なお 確 認 しうる 考 古 学 的 成 果 に 基 づき 日 本 列 島 上 に 人 類 の 活 動 が 現 れた 時 期 もまたそれ 5

6 に 伴 って 大 いに 後 退 し 万 年 前 から 約 8(?)-4 万 年 前 即 ち 旧 石 器 時 代 中 期 後 半 に 後 退 すると 考 えている 比 較 を 経 て ある 専 門 家 は 末 期 の 北 京 原 人 が 氷 河 期 にアジ ア 大 陸 と 日 本 列 島 をつないでいた 陸 橋 を 伝 い 動 物 を 追 って 日 本 列 島 に 到 達 した 可 能 性 が あると 考 える もし 本 当 にそのようであったならば はるか 古 代 から 論 ずれば 原 始 日 本 人 は 東 アジア 大 陸 から 来 たと 言 うことができる しかし この 点 はなおさらに 多 くの 考 古 学 的 成 果 による 実 証 をまって はじめて 定 論 とすることができる 現 在 なお 確 認 すること のできる 考 古 学 の 成 果 によると 日 本 に 新 人 が 出 現 したのは 3 万 年 前 の 更 新 世 末 期 すな わち 旧 石 器 時 代 後 期 であるはずである しかも 問 題 は 決 してそれほど 簡 単 ではない 完 新 世 初 期 おおよそ 1 万 年 ほど 前 の 氷 河 期 後 の 海 面 上 昇 で 日 本 列 島 はアジア 大 陸 と 分 離 し 日 本 は 狩 猟 採 集 漁 撈 を 主 とす る 縄 文 文 化 の 時 代 に 入 った 縄 文 時 代 はおおよそ 紀 元 前 300 年 頃 まで 続 き その 後 稲 作 と 金 属 器 を 代 表 とする 弥 生 文 化 の 時 代 に 入 る この 変 換 期 にあって 日 本 人 群 の 体 質 形 態 の 特 徴 には 漸 進 的 ではない 変 化 が 起 こり 同 時 に 日 本 文 化 の 主 体 的 特 徴 にもまた 断 層 的 な 進 化 が 起 こった これはまさに 日 本 人 群 が 体 質 の 構 成 要 素 と 文 化 の 上 で 明 らかな 段 階 性 を 示 したことによるものであり それによって 日 本 人 の 起 源 の 問 題 をめぐる 大 量 の 研 究 と 討 論 が 行 われ それは 体 質 人 類 学 考 古 学 遺 伝 学 民 族 学 歴 史 学 などの 多 くの 学 科 にわたった 日 本 の 学 者 の 中 にはかつて 日 本 の 人 種 進 化 の 連 続 説 即 ち 縄 文 人 から 現 代 日 本 人 までの 血 統 は 代 々 受 け 継 がれたものであり いかなる 混 血 も 存 在 しないと 主 張 する 者 もあったが このような 見 方 は 既 に 多 くの 考 古 学 の 成 果 により 成 立 し 得 ないも のであることが 証 明 された そして 多 数 の 学 者 は 交 替 説 即 ち 移 民 説 を 主 張 した つまりそれは 弥 生 時 代 に 相 当 大 規 模 な 北 方 の 大 陸 からの 移 民 もしくは 南 方 の 大 陸 と 海 洋 からの 移 民 が 日 本 に 到 達 し 同 時 に 新 しい 文 化 例 えば 水 稲 の 栽 培 や 青 銅 器 の 鋳 造 技 術 などの 先 進 的 な 大 陸 文 明 を 本 州 西 部 と 北 九 州 にもたらしたというものである これらの 大 陸 移 民 は 次 第 に 日 本 その 他 の 地 域 の 原 住 民 を 凌 駕 し 弥 生 時 代 以 降 次 第 に 現 代 日 本 人 へと 進 化 する 直 接 の 祖 先 となった 弥 生 人 と 彼 らの 子 孫 は 弥 生 時 代 末 期 に 東 に 拡 散 し 始 め さらに 大 和 地 方 に 到 達 し 王 朝 を 建 てた その 過 程 で 彼 らと 原 住 民 に 混 血 が 生 じ 次 第 に 進 化 して 現 代 日 本 人 となった しかし 彼 らの 北 へ 拡 散 する 速 度 はやや 遅 く その ことが 北 海 道 のアイヌ 人 に 大 きな 程 度 で 依 然 として 縄 文 時 代 の 原 住 民 の 体 質 的 特 徴 と 文 化 的 要 素 を 保 持 させ 基 本 的 にアジア 大 陸 の 移 民 の 影 響 を 受 けることがないようにさせ た 1 歴 史 的 に 見 ると アイヌ 人 は 政 治 的 管 理 には 近 代 までずっとほぼ 独 立 しており 政 治 1 Dodo,Y and Ishida, H.Nonmetric analysis of the Doigahama Crania of the Aenecolithic Yayoi periocd in western Japan, Dept.Anat.Kyushu Univ.(ed.) 1988 真 鍋 義 孝 六 反 田 篤 山 東 省 漢 代 墓 および 大 汶 口 期 墓 出 土 人 骨 の 歯 冠 と 歯 根 の 非 測 量 的 形 質 ( 渡 来 系 6

7 的 地 理 的 に 隔 絶 されていたことが 彼 等 の 遺 伝 子 を 維 持 するのに 役 立 った 体 質 的 特 徴 から 見 ると 縄 文 人 は 東 アジア 地 域 の 新 石 器 時 代 とそれ 以 後 の 人 群 の 中 で 形 態 上 かなり 孤 立 している 彼 らは 依 然 としてユーラシア 大 陸 の 旧 石 器 時 代 人 の 古 い 特 徴 を 保 持 している 例 えば 長 くて 広 い 頭 発 達 した 眉 部 の 隆 起 低 くて 広 い 顔 面 深 くくぼん だ 鼻 根 やや 突 起 した 鼻 骨 低 くて 広 い 目 の 縁 短 くて 太 く 逞 しい 上 肢 長 く 扁 平 な 小 腿 骨 などである これらの 特 徴 から 縄 文 人 はより 中 国 南 方 の 新 石 器 時 代 人 に 近 く それと は 頭 骨 や 文 化 の 特 徴 を 共 有 している 1 渡 来 系 弥 生 人 は 縄 文 人 との 違 いが 明 確 であり 比 較 的 平 坦 な 眉 部 の 隆 起 浅 く 平 らな 鼻 根 高 くて 細 い 顔 面 高 い 目 の 縁 高 い 身 長 などを 持 ち その 後 の 各 歴 史 時 代 から 現 代 日 本 人 に 至 るまでの 形 態 的 特 徴 と 基 本 的 に 近 く 同 一 の 形 態 群 に 属 すが 彼 等 と 縄 文 人 の 形 態 上 の 不 連 続 性 は こうした 特 徴 が 日 本 列 島 の 外 からの 遺 伝 子 によるということを 説 明 し ている こうした 結 論 はまた 歯 科 人 類 学 ウイルス 学 血 液 成 分 分 析 遺 伝 学 など 多 方 面 から 支 持 を 得 ている 圧 倒 的 多 数 の 人 類 学 的 研 究 はすべて 弥 生 時 代 から 現 代 に 至 るまで 日 本 人 (アイヌ 人 を 含 まない)の 存 在 形 態 上 の 連 続 性 を 明 白 に 示 しており 彼 らと 縄 文 人 との 形 態 上 の 不 連 続 性 は このような 特 徴 が 日 本 列 島 以 外 からの 遺 伝 子 の 漂 着 によるもの であることを 説 明 する 1975 年 アメリカの 学 者 クリスティー ターナー(Christy G. Turner Ⅱ)は 現 代 日 本 人 アイヌ 人 縄 文 人 弥 生 人 先 史 中 国 人 の 歯 の 形 態 的 特 徴 について 初 めて 比 較 作 業 を 進 め 日 本 列 島 の 人 群 に 関 する 二 重 起 源 - 混 血 説 を 提 起 した 彼 は 日 本 列 島 の 住 民 中 に スンダ 型 (Sundadonty)と 中 国 型 (Sinodonty)の 二 種 の 歯 の 形 態 的 類 型 に 属 する 人 群 が 同 時 に 存 在 し 縄 文 人 とアイヌ 人 はスンダ 型 に 属 し 弥 生 人 と 現 代 日 本 人 は 中 国 型 に 属 すると 考 えた スンダ 型 の 歯 の 特 徴 は 今 からおよそ 3 万 -1.7 万 年 前 の 東 南 アジア 地 域 で 形 成 されたものであり 従 って スンダ 型 の 歯 の 類 型 を 持 つ 初 期 の 東 南 アジア 人 が アジア 大 陸 の 大 陸 棚 に 沿 って 北 に 移 動 し そのまま 日 本 の 北 海 道 まで 至 り 日 本 において 縄 文 人 とその 子 孫 のアイヌ 人 を 形 成 した そして 弥 生 時 代 に 中 国 型 の 歯 の 特 徴 を 持 つ 東 北 アジア 人 が アジア 大 陸 から 日 本 に 到 達 し 現 地 の 縄 文 人 と 部 分 的 な 融 合 を 生 じて 弥 生 人 とその 子 孫 の 現 代 日 本 人 を 形 成 した 簡 単 に 言 えば 現 代 日 本 人 の 血 統 には 二 重 の 起 源 が 存 在 し 大 多 数 は 大 陸 の 中 国 型 人 群 の 遺 伝 子 であり 少 数 はスンダ 型 の 縄 文 系 アイヌ 人 に 由 来 する 遺 伝 子 である そのため 次 第 に 増 加 しつつある 科 学 的 研 究 の 結 果 は 既 に 人 々に 移 民 説 の 見 方 を 弥 生 人 のルーツを 大 陸 にさぐる 日 中 共 同 研 究 報 告 年 ) 頁 1Wu Xinzhi, Origins and Affinities of the Stone Age Inhabitans of Japan,Japanese as a Member of the Asian and Pacific Populations, International Symposium 4, pp1-8,

8 広 く 受 け 入 れさせ 即 ち 縄 文 時 代 が 終 わった 後 日 本 人 の 体 質 形 態 には 大 きな 変 化 が 現 れ それは 中 国 型 人 群 を 主 体 とする 大 陸 移 民 の 強 烈 な 遺 伝 子 と 文 化 の 影 響 を 受 けたことに よるものであると 考 えられるようになった 考 古 文 化 学 上 の 関 係 に 基 づけば 西 日 本 の 弥 生 人 の 祖 先 が 中 国 大 陸 から 日 本 に 移 動 した 経 路 には 三 つの 可 能 性 がある 一 つ 目 は 中 国 の 江 南 地 域 から 直 接 東 シナ 海 を 横 断 して 日 本 に 到 達 する 経 路 である 二 つ 目 は 中 国 の 山 東 半 島 から 海 を 渡 って 朝 鮮 半 島 に 至 り 朝 鮮 海 峡 を 経 て 西 日 本 地 域 に 至 る 経 路 である 三 つ 目 は 中 国 の 沿 海 地 区 から 渤 海 湾 に 沿 っ て 遼 東 半 島 に 至 り 朝 鮮 半 島 を 経 て 海 を 渡 って 日 本 列 島 に 上 陸 する 経 路 である 最 も 便 利 な 地 理 的 位 置 から 考 えれば 朝 鮮 半 島 を 経 て 日 本 に 到 達 したという 見 方 が 多 くの 人 の 支 持 を 得 ているが ただその 時 期 の 朝 鮮 半 島 から 出 土 する 比 較 的 多 くの 人 類 学 的 資 料 による 支 持 はこれまで 得 られていない この 数 年 日 中 双 方 の 体 質 人 類 学 者 は 中 国 古 代 人 の 骨 について 多 方 面 から 共 同 研 究 を 行 い 文 化 人 類 学 者 は 稲 作 の 伝 播 について 深 く 分 析 し それによって 日 本 の 弥 生 時 代 の 移 民 の 起 源 となる 地 について 推 測 した 可 能 地 域 その 一 : 中 国 黄 河 中 下 流 域 人 類 学 の 研 究 資 料 は 主 に 山 東 省 の 新 石 器 時 代 人 群 と 周 漢 時 代 の 人 群 を 含 んだもの である 歯 の 形 態 についての 研 究 では 山 東 省 の 新 石 器 時 代 人 群 の 歯 の 形 態 と 現 代 日 本 人 群 のそ れとはいずれも 中 国 型 に 属 すが 日 本 の 縄 文 人 はそれらと 完 全 に 異 なるスンダ 型 であるこ とが 明 らかにされている この 事 実 は 少 なくとも 3000 年 前 日 本 海 あるいは 中 国 東 部 の 海 域 を 越 えた 人 群 の 接 触 が なかったか あるいは 極 めて 少 なかったことを 示 す たとえ 接 触 があったとしても 縄 文 人 に 対 して 遺 伝 子 の 面 での 影 響 を 与 えることはほとんどなく こうした 隔 離 状 態 が 弥 生 時 代 の 始 まりまで 一 貫 して 続 いた これはまた 日 本 海 と 中 国 東 部 海 域 が 長 い 間 にわたり 遺 伝 子 の 漂 流 に 対 する 重 大 な 障 害 であったということである 頭 骨 形 態 学 の 研 究 では 山 東 省 の 周 - 漢 時 代 人 群 と 西 日 本 の 弥 生 人 の 基 本 的 特 徴 は 似 てい ることがわかっており このことから 渡 来 系 弥 生 人 の 最 も 直 接 的 な 祖 先 の 起 源 地 の 地 理 的 方 向 としては 山 東 は 一 つの 重 要 な 地 帯 であるかもしれないと 推 測 される 1 頭 骨 の 非 測 量 的 特 徴 の 調 査 でも 西 日 本 の 弥 生 人 の 最 初 の 故 郷 は 中 国 大 陸 の 黄 河 中 下 流 域 にあ る 可 能 性 がある という 見 方 が 支 持 されている 地 理 的 位 置 から 分 析 しても 山 東 半 島 か 1 韓 康 信 山 東 臨 淄 の 周 - 漢 代 人 骨 の 形 質 的 特 定 の 研 究 及 び 西 日 本 弥 生 時 代 人 骨 との 比 較 研 究 ( 渡 来 系 弥 生 人 のルーツを 大 陸 にさぐる 2000 年 ) 頁 張 雅 軍 山 東 省 臨 淄 后 李 官 遺 跡 出 土 の 周 代 人 骨 研 究 ( 渡 来 系 弥 生 人 のルーツを 大 陸 にさぐる 2000 年 ) 頁 尚 虹 韓 康 信 王 守 功 山 東 省 魯 中 南 地 区 の 周 - 漢 時 代 人 骨 研 究 ( 人 類 学 学 報 21 巻 期 2002 年 )1-13 頁 8

9 ら 海 を 渡 って 朝 鮮 半 島 に 至 り 朝 鮮 海 峡 を 経 て 西 日 本 地 域 に 到 達 すること あるいは 山 東 半 島 から 遼 東 半 島 を 経 て さらに 朝 鮮 半 島 を 経 て 日 本 の 西 部 特 に 北 部 九 州 - 山 口 地 区 に 到 達 することは いずれも 非 常 に 困 難 なことではない 可 能 地 域 その 二 : 中 国 長 江 流 域 と 江 淮 地 域 日 本 の 弥 生 時 代 人 が 発 達 した 稲 作 文 明 を 持 っていたことから 人 々はたやすく 弥 生 人 の 祖 先 を 稲 作 文 明 の 発 祥 地 の 一 つである 中 国 南 方 と 結 び 付 ける 中 国 江 西 省 万 年 県 仙 人 洞 遺 跡 と 湖 南 省 道 県 玉 蟾 宮 遺 跡 では 既 に 年 前 と 年 前 のもみが 発 見 されてい る 特 に 浙 江 省 余 姚 県 の 河 姆 渡 新 石 器 时 代 遺 跡 ( 年 前 )では 既 に 大 規 模 面 積 の 稲 作 跡 があり 河 姆 渡 人 は 高 床 式 の 家 屋 に 住 み 船 を 操 り 陶 器 を 製 作 使 用 し 陶 器 を 作 る 時 には 釜 型 陶 器 の 腹 底 部 に 縄 模 様 をジクザクに 押 印 することが 盛 んに 行 われた 海 洋 の 潮 流 と 季 節 風 から 考 えれば 中 国 の 江 南 人 が 直 接 海 を 渡 って 日 本 に 到 達 した 可 能 性 はある 言 い 換 えれば 中 国 南 方 人 ( 越 人 あるいは 百 越 人 と 言 われる)が 紀 元 前 3 世 紀 前 後 の 政 治 的 動 乱 のため 一 部 は 海 を 越 えて 日 本 に 移 動 し 倭 人 即 ち 弥 生 人 となり さらに 別 の 一 部 は 雲 南 に 移 動 し 少 数 民 族 となって 増 加 し 今 に 至 ったのであ る 1994 年 から 日 中 の 人 類 学 者 は 江 南 人 骨 日 中 聯 合 調 査 団 を 組 織 し 中 国 江 蘇 省 で 発 掘 された 紀 元 前 6 世 紀 から 紀 元 後 1 世 紀 までの 古 代 人 骨 と おおよそ 同 時 期 の 西 日 本 の 縄 文 弥 生 人 骨 について 多 方 面 での 共 同 の 比 較 研 究 を 進 めた 頭 蓋 骨 の 比 較 やその 他 多 くの 研 究 を 経 て その 結 論 は 以 下 のようになった 新 石 器 時 代 における 中 国 の 江 南 人 と 日 本 の 縄 文 人 の 形 態 的 違 いは 非 常 に 大 きいが 江 蘇 ( 江 南 から 淮 北 までの 広 範 な 地 域 を 含 む)の 春 秋 時 代 から 前 漢 時 代 までの 人 と 日 本 の 渡 来 系 弥 生 人 との 間 には 強 い 類 似 性 が あり このことから 弥 生 人 との 類 似 性 を 持 った 古 人 骨 集 団 の 分 布 地 域 は わずかに 朝 鮮 半 島 があるだけでなく さらに 山 東 半 島 から 江 南 に 至 るまでの 広 大 な 地 域 もその 中 に 含 ま れると 考 えることができる これにより 弥 生 時 代 とその 直 前 における 大 陸 移 民 の 故 郷 の 探 求 は 今 後 はただ 朝 鮮 半 島 と 華 北 にだけ 注 意 することはできず また 淮 河 や 長 江 下 流 も 視 野 に 入 れ とりわけ 淮 河 流 域 即 ち 江 蘇 北 部 を 重 視 すべきである もし 江 南 を 起 点 とす る 稲 作 文 化 とその 継 承 者 の 拡 散 という 視 点 から 離 れたならば 日 本 人 の 形 成 を 論 ずることは できないが 今 後 はさらに 華 南 ないし 東 南 アジア 地 域 にまで 視 野 を 広 げなければならない 1 中 国 の 学 者 安 志 敏 もまた 初 期 の 日 本 文 化 の 大 陸 起 源 について 詳 細 な 分 析 を 行 った その 主 な 観 点 は 以 下 の 通 りである 日 本 の 縄 文 時 代 に 出 現 した 陶 器 と 磨 製 石 器 は 大 陸 と 明 らかに 密 接 な 関 係 がある 日 本 の 長 崎 で 発 見 された 印 紋 陶 器 は 中 国 江 南 の 印 紋 陶 器 に 近 い 日 本 の 大 分 青 森 で 発 見 された 鬲 型 陶 器 は 中 国 東 北 地 区 の 鬲 とは 明 らかに 異 なる 1 山 口 敏 中 橋 孝 博 編 中 国 江 南 江 淮 の 古 代 人 渡 来 系 弥 生 人 の 原 郷 をたずねる (てらぺいあ 2007 年 4 月 )142 頁 9

10 が 中 国 南 方 の 鬲 とはよく 似 ており 中 国 南 方 の 鬲 の 日 本 における 複 製 品 かもしれない そして 鬲 は 朝 鮮 には 全 く 出 土 品 がなく そのため 朝 鮮 を 経 て 日 本 にもたらされたことはあ り 得 ない 縄 文 時 代 初 期 の 玦 状 耳 飾 りと 漆 器 も 中 国 から 来 た 可 能 性 があり それらは 長 江 流 域 に 起 源 を 持 っているかもしれない これらの 根 拠 は 縄 文 時 代 末 期 の 米 の 出 現 ととも に 縄 文 文 化 の 変 化 が 中 国 東 南 の 沿 海 地 区 の 影 響 と 密 接 な 関 係 があることを 示 す 弥 生 時 代 に 貯 蔵 もしくは 居 住 のために 建 てられた 杭 打 ちの 高 台 構 造 建 築 は 長 江 以 南 の 地 域 で も 一 般 的 なものであり それらは 稲 作 とともに 中 国 東 南 の 沿 海 地 区 から 海 を 越 えて 日 本 に 到 達 したのであろう 1 日 本 の 学 者 渡 部 忠 世 は 稲 作 阿 薩 姆 雲 南 起 源 説 を 提 起 し 鳥 越 憲 三 郎 は 調 査 研 究 を 経 た 後 日 本 人 の 発 祥 地 は 中 国 雲 南 省 にあり その 傍 証 は 日 本 人 が 体 質 上 持 ってい る 胎 斑 が 雲 南 に 起 源 を 持 つことであると 考 える 考 察 によれば 今 の 雲 南 のいくつかの 少 数 民 族 の 習 俗 や 原 始 信 仰 には 日 本 と 多 くの 類 似 点 がある( 水 稲 栽 培 のほか さらにお 歯 黒 入 れ 墨 高 床 式 家 屋 に 住 むこと 新 嘗 祭 太 陽 神 を 崇 敬 することなどがある 現 在 雲 南 省 と 四 川 省 の 境 にある 瀘 沽 湖 の 畔 に 居 住 する 摩 梭 人 は なお 母 系 社 会 の 文 化 を 保 持 し ており その 中 に 邪 馬 台 国 の 影 を 見 出 すことができるようである) このことも 雲 南 と 日 本 とのゆかりを 傍 証 しうるかもしれず また 雲 南 と 日 本 の 独 自 の 発 展 の 過 程 あるいは 程 度 に 共 通 するところがあることを 説 明 できるかもしれない 可 能 地 域 その 三 : 中 国 東 北 地 区 この 結 論 は 弥 生 時 代 の 異 なる 人 群 と 中 国 の 北 方 河 南 南 方 福 建 の 新 石 器 時 代 人 と 東 北 地 区 の 青 銅 器 時 代 人 群 との 頭 骨 の 形 態 についての 測 量 学 的 比 較 研 究 の 結 果 によるも のである 種 族 の 特 徴 において 弥 生 時 代 の 大 多 数 の 移 民 は 中 国 古 代 の 東 北 部 地 区 から 来 た 可 能 性 があり 一 部 は 黄 河 流 域 から 来 た 可 能 性 がある 2 かつて 大 多 数 の 人 類 学 者 や 考 古 学 者 は 弥 生 時 代 の 大 陸 からの 移 民 の 数 は 非 常 に 少 ない か あるいはほとんど 無 視 できる 程 度 と 考 えていた しかし 現 在 では 各 種 の 証 拠 がいず れも 大 陸 からの 移 民 が 非 常 に 多 く 日 本 の 原 住 民 に 対 しての 影 響 が 非 常 に 大 きかったこと を 示 している 人 口 増 加 モデルと 頭 骨 形 態 変 化 モデルのコンピュータによるシミュレーシ ョン 研 究 の 結 果 によると 弥 生 時 代 の 始 まったあとの 1000 年 間 に 日 本 列 島 の 人 口 増 加 率 は 世 界 平 均 レベルを 遥 かに 上 回 っており 大 陸 移 民 の 数 は 推 計 で 100 万 人 以 上 にのぼり 弥 生 時 代 が 終 わったあとの 古 墳 時 代 には 原 住 民 即 ち 縄 文 人 の 子 孫 と 大 陸 移 民 との 比 は 1 安 志 敏 江 南 文 化 と 古 代 日 本 ( 東 アジア 文 化 交 流 史 研 究 会 編 纂 弥 生 の 使 者 徐 福 1989 年 )48-51 頁 2Qifeng Pan,Hong Zhu, A comparison on racial anthropology between the Yayoi human skulls of Japan and the ancient skulls of China, Tooth and facial morphology of ancient Chinese skulls, Therapeia publishing Co. Tokyo,

11 西 日 本 では 1:9 から 2:8 であった( 古 墳 人 における 縄 文 人 の 直 系 と 移 民 との 混 血 率 は 近 畿 では 1:9 西 日 本 では 2:8 関 東 地 区 では 3:7 であった) 日 本 文 化 と 日 本 人 の 身 体 的 特 徴 の 複 雑 な 変 化 は 単 一 民 族 起 源 説 を 用 いては 説 明 のしようがない 1 考 古 学 的 発 掘 のほか 史 料 の 記 録 にも 重 要 な 根 拠 がある 周 知 のように 史 記 には 秦 の 始 皇 帝 が 徐 市 ( 福 )を 遣 わし 童 男 女 数 千 人 を 発 して 海 に 入 りて 仙 人 を 求 めし む と 載 せる 北 史 と 隋 書 には 608 年 裴 世 清 が 倭 国 に 使 し 百 済 を 度 り 行 き て 竹 島 に 至 り 南 に 耽 羅 国 ( 新 羅 と 思 われる)を 望 み 都 斯 麻 国 ( 対 馬 )を 経 逈 かに 大 海 中 に 在 り 又 東 して 一 支 国 ( 壱 岐 )に 至 り 又 竹 斯 国 ( 筑 紫 )に 至 り 又 東 して 秦 王 国 ( 博 多 )に 至 る 其 の 人 華 夏 に 同 じ 以 て 夷 州 と 為 すも 疑 うらくは 明 らかにする 能 わざるな り と 記 している この 秦 王 国 とは 即 ち 徐 福 が 東 方 の 日 本 に 渡 って 立 てた 国 だと 考 える 人 もある また 梁 書 諸 夷 伝 と 南 史 夷 貊 伝 に 文 身 国 の 東 五 千 里 に 在 り と 記 される 大 漢 国 も 注 意 に 値 する また 魏 略 晋 書 梁 書 北 史 通 典 など の 記 載 によれば 倭 人 は 自 ら 太 伯 の 後 と 謂 ( 云 ) ったという 日 本 書 紀 応 神 天 皇 14 年 ( 西 暦 283 年 ) 条 に 是 の 年 弓 月 の 君 ( 百 二 十 県 の 人 夫 を 領 いて ) 百 済 より 来 帰 す とあり 応 神 天 皇 20 年 ( 西 暦 290 年 ) 条 に 倭 漢 直 の 祖 阿 知 使 主 其 の 子 都 加 使 主 并 びに 己 が 党 類 十 七 県 を 率 いて 来 帰 す とある 注 意 しなければならないのは 弥 生 時 代 はおおよそ 中 国 の 戦 国 - 秦 漢 時 代 に 相 当 する そうであるから 西 日 本 地 域 に 原 住 民 と 異 なる 人 群 が 突 如 出 現 するのは 中 国 大 陸 の 当 時 の 戦 乱 不 穏 の 生 活 状 態 と 関 係 があ る 可 能 性 がある そのような 政 治 生 活 上 の 圧 力 のもとで 山 東 及 び 江 浙 一 帯 の 人 群 は その 生 存 の 拠 り 所 とする 文 化 や 習 俗 などをすべて 携 えて 新 しい 安 住 の 地 である 日 本 に 到 達 した そのほか 西 暦 814 年 に 大 和 朝 が 編 纂 した 新 撰 姓 氏 録 によれば 当 時 の 京 畿 一 帯 の 著 名 な 1059 の 氏 族 のうち 諸 藩 の 氏 族 が 324 あり ほぼ 三 分 の 一 を 占 める 所 謂 諸 藩 の 氏 族 とは 即 ち 大 漢 三 韓 の 族 のことである 史 籍 の 記 載 は 明 らかに そ れ 以 前 の 相 当 長 い 期 間 において 絶 えず 多 数 の 中 国 人 と 朝 鮮 人 が 日 本 に 移 住 したことを 示 している 以 上 に 述 べたことを 総 括 すると 約 8 万 年 前 に 日 本 列 島 には 既 に 旧 人 が 生 活 した 痕 跡 (な おも 最 終 的 に 確 認 することは 難 しい)があり 3 万 年 前 には 日 本 に 新 人 が 出 現 したことを 確 認 することができる これは 末 期 の 北 京 原 人 とその 子 孫 が 移 動 して 進 化 したものである 可 能 性 がある おおよそ 年 前 に 形 成 された 狩 猟 採 集 漁 撈 により 生 活 していた 日 本 の 縄 文 人 は 中 国 南 方 の 新 石 器 時 代 人 と 密 接 な 関 係 があるかもしれない 紀 元 前 300 年 に 出 現 し 稲 作 を 始 めた 日 本 の 弥 生 人 は 中 国 人 を 主 体 とする 東 アジア 大 陸 の 移 民 が 大 量 1 埴 原 和 郎 渡 来 人 は 百 万 人 規 模 ( 東 アジア 文 化 交 流 史 研 究 会 編 纂 弥 生 の 使 者 徐 福 1989 年 )90-92 頁 11

12 に 日 本 に 到 達 したことと 密 接 不 可 分 である これらの 移 民 の 拡 散 過 程 において 混 血 が 発 生 したが 大 陸 移 民 の 遺 伝 子 の 優 勢 は 日 本 の 原 住 民 を 凌 ぎ 次 第 に 進 化 して 現 代 日 本 人 と なった 中 世 以 後 日 本 人 群 には 海 外 からの 重 要 な 遺 伝 子 の 漂 着 による 変 化 はなかった これによって 導 かれる 結 論 は 現 代 日 本 人 の 人 種 の 形 成 は 中 国 人 を 主 体 とする 東 アジア 大 陸 からの 移 民 の 強 い 影 響 を 受 けたのであり 中 国 人 と 日 本 人 の 人 種 的 関 係 は 密 接 である と 言 うことができるということである 二 日 中 古 代 の 文 化 関 係 に 関 する 分 析 日 中 古 代 の 文 化 的 関 係 もまた 緊 密 であった 日 本 文 化 は 日 本 人 の 日 常 生 活 の 衣 食 住 行 婚 喪 礼 学 を 含 み すべて 中 国 文 化 の 全 面 的 で 根 深 い 影 響 を 受 けた 東 アジ ア 儒 教 文 化 圏 の 中 に 位 置 する 日 本 は その 有 史 前 期 の 段 階 ( 平 安 時 代 まで)の 文 化 発 展 に ついては 中 国 文 化 の 強 い 影 響 を 受 け その 有 史 後 期 の 段 階 ( 鎌 倉 時 代 以 降 )の 文 化 発 展 に ついては 次 第 に 明 らかになっていく 日 本 固 有 の 文 化 的 特 徴 を 表 すようになった 多 年 にわ たり 日 中 両 国 の 学 者 は 日 中 の 文 化 交 流 史 の 研 究 に 力 を 注 ぎ 多 くの 研 究 成 果 によって 日 中 の 文 化 的 関 係 が 密 接 で 世 界 の 文 化 交 流 史 上 において 独 特 な 位 置 を 占 めることを 論 証 した 日 本 側 では 特 に 梅 原 猛 に 代 表 される 亜 熱 帯 常 緑 広 葉 樹 林 文 化 論 や 渡 部 忠 世 に 代 表 される 日 本 稲 作 中 国 雲 南 源 流 論 福 永 光 司 に 代 表 される 古 代 日 本 呉 越 文 化 影 響 論 樋 口 隆 康 に 代 表 される 海 上 シルクロード 論 などは 人 々の 注 目 を 引 き それによって 日 中 文 化 の 緊 密 な 発 展 論 が 次 第 に 多 くの 支 持 を 得 るようになった 日 本 民 族 は 自 らを 大 和 民 族 と 称 する しかしもし 日 本 民 族 はどうして 大 和 民 族 と 自 称 し 大 和 を 牙 麻 托 (やまと) と 訓 読 するのはなぜかと 問 うたなら 恐 らく 答 えら れる 日 本 人 は 十 分 の 一 に 満 たないだろう しかもこれらの 答 えもあいまいではっきりしな いだろう 現 在 の 大 和 の 地 で 実 際 に 体 験 してみると 牙 麻 托 (やまと) とは 牙 麻 莫 托 (やまもと) の 便 宜 的 な 読 み 方 で 古 代 の 倭 人 は 即 ち 山 下 山 麓 の 人 であった 聖 徳 太 子 ( 西 暦 574 年 -622 年 ) 1 は 憲 法 十 七 条 の 中 で 論 語 中 の( 孔 子 の 弟 子 で ある) 有 子 の 言 葉 礼 の 用 は 和 を 貴 しと 為 す を 引 用 したが これは 古 代 日 本 の 統 治 者 が 和 の 重 要 性 を 深 く 認 識 していたことを 物 語 っている 和 とは 平 和 和 睦 和 諧 の 総 体 的 な 意 味 を 表 し また 小 和 中 和 大 和 の 区 別 があると 見 ることができる 平 和 が 小 和 であり 和 睦 が 中 和 であると 言 えるが ただ 和 諧 になってはじめて 大 和 となる 日 本 人 は 聡 明 であり 天 平 宝 字 元 年 (757 年 ) はじめて 大 和 の 二 字 を 倭 もしくは 大 倭 に 代 わるものと 定 めた ただ その 訓 読 はなおも 牙 麻 托 を 用 いた 周 礼 冬 官 1 聖 徳 太 子 とは 厩 戸 皇 子 の 死 後 贈 られた 諡 号 であり 平 安 時 代 にすでに 見 られる 12

13 考 工 記 弓 人 に 大 和 に 灂 無 し とあり その 賈 公 彦 の 疏 に 大 和 とは 九 和 の 弓 を 謂 う 其 の 六 材 倶 に 善 く 尤 も 良 きを 以 て 故 に 漆 灂 無 し とある 老 子 中 経 の 第 七 神 仙 に 太 和 なる 者 は 天 の 魄 なり 自 然 の 君 なり 常 に 道 君 に 侍 して 右 方 に 在 り とある 易 経 の 最 初 の 卦 には 乾 道 変 化 し 各 々 性 命 を 正 し 大 和 を 保 合 す 乃 ち 利 貞 なり とある 楽 府 詩 集 巻 七 十 九 の 近 代 曲 詞 に 大 和 篇 があり( 唐 の 武 徳 貞 観 に 始 まり 開 元 天 宝 に 盛 んになる 即 ち 年 ) 唐 末 五 代 の 道 教 学 者 譚 峭 は 大 和 について 別 の 解 釈 をなし 大 人 に 親 無 く 疎 無 し 愛 無 く 悪 無 し 是 れ 太 和 と 謂 う ( 化 書 四 仁 化 )とした 明 らかに どの 解 釈 であっても 大 和 はみ な 最 高 の 言 葉 であり 一 種 の 世 俗 を 超 越 した 理 想 の 境 地 をほのめかしている 日 本 の 統 治 者 が 大 和 を 倭 に 代 わるものとしたのは 実 に 自 らを 美 化 するためであった もし 日 本 の 一 乗 寺 に 所 蔵 される 平 安 時 代 に 作 られた 聖 徳 太 子 像 を 少 しでも 見 るならば その 姿 形 や 服 装 にかかわらず みな 現 在 の 中 国 甘 粛 省 平 涼 崆 峒 山 の 道 観 中 の 常 に 道 君 に 侍 して 右 方 に 在 り という 太 和 神 仙 と 完 全 に 一 致 していることを 見 出 すことは 困 難 ではな い 聖 徳 太 子 は 中 華 の 竜 のトーテムを 敬 慕 し その 墓 門 の 上 の 彫 刻 にはまるで 生 きている かのような 竜 の 図 があり 聖 徳 太 子 とのゆかりが 深 い 法 隆 寺 金 堂 の 軒 下 の 竜 が 巻 きついた 柱 は 現 在 の 中 国 雲 南 省 昆 明 の 盤 竜 寺 大 雄 宝 殿 の 軒 下 の 竜 が 巻 きついた 柱 と 千 百 年 の 時 を 隔 てているが あたかも 同 じ 職 人 の 手 になるものであるかのようである 小 野 妹 子 は 聖 徳 太 子 の 最 も 信 任 する 幹 部 であったに 違 いなく 607 年 と 609 年 の 二 度 命 を 受 けて 隋 に 赴 き それによって 古 代 日 中 関 係 史 上 に 赫 赫 たる 名 を 残 した 外 交 官 となった 彼 は 中 国 大 陸 に 行 って 何 を 見 何 を 学 んだのであろうか 中 国 の 生 け 花 芸 術 は 先 秦 時 代 の 原 始 的 段 階 から 漢 魏 南 北 朝 時 代 になって 次 第 に 成 熟 し 隋 になると 既 に 盛 んになり 始 めた 小 野 妹 子 は 仏 法 を 学 ぶと 同 時 に 仏 前 の 献 花 や 生 け 花 の 道 具 を 日 本 に 導 入 した 使 節 の 任 務 を 全 うした 後 小 野 妹 子 は 仏 教 に 帰 依 して 法 名 を 専 務 と 号 し 聖 徳 太 子 が 立 てた 六 角 堂 ( 即 ち 京 都 の 紫 雲 山 頂 法 寺 )に 住 んで 生 け 花 芸 術 を 研 究 し 日 夜 花 を 仏 に 供 え また 祭 壇 に 花 を 生 ける 規 則 を 定 めた 六 角 堂 の 境 内 には 聖 徳 太 子 が 沐 浴 した 池 があり それに 因 み 彼 の 住 んだ 所 は 池 の 坊 と 呼 ばれた 聖 徳 太 子 の 死 後 小 野 妹 子 は 中 国 の 花 を 用 いて 拝 礼 する 方 法 を 学 び 池 のほとりの 草 花 を 摘 み 取 って 聖 徳 太 子 に 供 えて 祭 った 小 野 妹 子 はそれによって 日 本 の 華 道 ( 生 け 花 芸 術 )の 最 も 古 い 流 派 池 坊 流 の 道 祖 ( 創 始 者 )となった 日 本 の 華 道 を 生 み 発 揚 して 盛 んにしたのは 小 野 妹 子 の 功 績 が 第 一 で ある その 後 奈 良 時 代 と 平 安 時 代 に 梅 の 花 と 菊 の 花 が 前 後 して 中 国 から 日 本 に 伝 えら れ 日 本 の 華 道 の 発 展 に 豊 富 な 素 材 を 提 供 した そのほか 茶 道 書 道 剣 道 などについ ても 中 華 文 化 との 関 係 の 密 接 さは やはり 華 道 に 劣 るものではない 日 本 人 の 日 常 生 活 は 中 国 隋 唐 時 代 の 文 化 の 影 響 を 受 けていることが 非 常 に 大 きく 日 13

14 本 の 女 性 が 今 に 至 ってもなお 着 ている 和 服 や それに 合 わせた 髪 型 は 即 ち 最 もよい 例 であ る 歌 舞 の 方 面 では 例 えば 蘭 陵 王 は 北 斉 に 起 こり 唐 代 に 流 行 した 仮 面 舞 踏 である これは 男 性 が 一 人 で 舞 い 北 斉 の 蘭 陵 王 高 粛 ( 字 は 長 恭 )の 戦 う 勇 姿 を 表 し 動 作 は 簡 潔 勇 猛 で 力 強 く 舞 曲 は 素 朴 で 抑 揚 があって 心 を 動 かす 主 人 公 は 体 は 大 きく 強 健 で 知 勇 は 人 に 優 れていたが ただ 顔 つきがすぐれて 美 しく 婦 人 のようであった 彼 は 戦 いに 際 して 顔 つきが 美 しく 柔 和 では 敵 を 威 嚇 することはできないことを 自 覚 し そこで 戦 陣 に 臨 むときはいつも 必 ず 凶 悪 で 怖 ろしい 木 彫 りの 面 をつけて 戦 ったという しかしこの 蘭 陵 王 は 中 国 ではつとに 伝 承 が 絶 え 幸 いにも 唐 代 に 日 本 に 伝 わり そのうえ 中 国 語 で 読 まれていた 台 詞 の 筋 も 長 い 間 にわたって 保 持 された この 舞 は 今 に 至 ってもなお 伊 勢 神 宮 などの 日 本 の 皇 室 の 廟 堂 における 慶 事 の 典 礼 の 際 の 楽 舞 であり また 二 十 世 紀 におい て 中 国 に 逆 輸 入 された 日 本 民 族 は 非 常 に 早 くから 自 らの 音 声 言 語 を 持 っていたが 日 本 語 中 には 大 量 の 他 民 族 言 語 の 基 本 的 要 素 が 混 入 している 縄 末 弥 初 ( 縄 文 時 代 末 期 と 弥 生 時 代 初 期 )に 中 国 の 江 南 人 は 海 流 と 季 節 風 を 利 用 し 東 海 を 横 断 して 日 本 に 到 達 したのであり その 言 語 が 日 本 語 とある 種 の 必 然 的 な 関 係 を 生 じたことはあり 得 る 音 韻 学 の 面 から 分 析 すると 日 本 語 の 語 音 は 中 国 古 代 の 江 南 一 帯 の 呉 音 や 唐 代 になってからの 長 安 一 帯 の 中 原 漢 音 また 宋 元 以 降 の 官 韻 が 定 める 唐 音 との 関 係 が 密 接 ではあるが 呉 音 と 漢 音 を 主 とする 日 本 語 の 音 韻 と 現 代 中 国 語 とりわけ 閩 南 語 (または 閩 台 語 とも 言 う)の 音 韻 には 従 いうる 明 確 な 規 則 性 がある 恐 らく 四 世 紀 初 め 晋 の 永 嘉 の 乱 後 に 五 胡 が 中 原 を 乱 し 唐 末 五 代 を 経 て 宋 に 至 るまで 黄 河 洛 水 一 帯 の 中 原 の 漢 人 特 に 士 大 夫 階 級 (すなわち 知 識 人 )は 戦 乱 を 避 けて 三 度 大 規 模 に 移 住 し 最 終 的 に 閩 南 に 落 ち 着 いたが その 一 部 は さらに 台 湾 に 移 った そのことによってまた 中 原 での 民 族 の 融 合 が 引 き 起 こした 言 語 の 異 化 から 免 れ 閩 台 語 は 漢 から 宋 の 間 の 官 話 主 として 唐 代 の 正 音 雅 音 を 比 較 的 純 粋 に 保 つことができたのである そして 日 本 はちょうど 唐 代 以 来 同 じ 音 韻 の 系 統 を 習 得 し 保 持 してきた 日 本 語 と 中 国 語 の 音 韻 関 係 は 十 分 に 緊 密 である 漢 字 が 伝 わる 前 日 本 の 縄 文 時 代 後 期 に 象 形 文 字 あるいは 語 義 符 号 が 現 れたかどうかは なお 論 定 することができない 今 までの 日 本 の 多 くの 縄 文 時 代 の 考 古 学 的 成 果 には その ような 報 告 は 見 えず 少 なくとも たとえ 象 形 文 字 あるいは 語 義 符 号 が 現 れていたとして も 大 陸 の 先 進 文 化 の 強 烈 な 衝 撃 によって 早 々と 歴 史 の 舞 台 から 去 ってしまい そのた めに 何 の 痕 跡 も 留 めなかったということを 示 している しかし 日 本 の 鎌 倉 時 代 以 降 何 人 かの 学 者 は 漢 字 が 伝 わる 前 に 日 本 に 既 に 文 字 が 存 在 したと 鼓 吹 している 即 ち 所 謂 神 代 文 字 である しかし この 説 は 既 に 早 くから 否 定 され それはただ 後 世 の 偽 造 に 過 ぎないと 考 えられている 14

15 もちろん それによって 直 ちに 縄 文 時 代 から 古 墳 時 代 まで 日 本 列 島 上 の 居 住 民 は 長 い 無 文 字 の 歴 史 段 階 を 経 た と 考 える 見 方 は 同 様 に 再 考 されるに 値 する 平 安 初 期 の 学 者 斎 部 広 成 の 著 古 語 拾 遺 の 序 の 初 めの 言 葉 は 蓋 し 聞 く 上 古 の 世 未 だ 文 字 有 ら ず 貴 賎 老 少 口 口 に 相 伝 え 前 言 往 行 は 存 して 忘 れず というものである しかし 次 の 言 葉 も 軽 視 することはできない 書 契 有 りてより 以 来 古 を 談 ずるを 好 まず 竟 に 浮 華 を 興 し 還 って 老 旧 を 嗤 う 遂 に 人 をして 世 を 歴 て 弥 ゝ 新 たにし 時 と 倶 に 進 ましむ 顧 みて 故 実 を 問 うに 根 源 を 識 らず と 鍵 となる 問 題 は ここで 言 われている 上 古 の 世 と 書 契 有 りてより 以 来 とは どの 時 点 で 区 切 られるのかということである 弥 生 時 代 と 古 墳 時 代 において 中 国 人 を 主 とする 多 くの 東 アジア 大 陸 人 が 日 本 に 到 達 したこ とは もし 秦 の 始 皇 帝 の 暴 政 と 焚 書 坑 儒 及 びその 後 絶 えず 発 生 した 社 会 動 乱 を 考 えれば 徐 福 のような 知 識 人 が 大 陸 移 民 の 中 で 相 当 大 きな 比 重 を 占 めていたはずである これら の 人 々が 簡 書 帛 書 紙 書 を 携 えて 日 本 に 来 たことは 完 全 にあり 得 ることであり 字 書 を 携 えずに 日 本 に 来 たという 方 が 却 って 不 思 議 である 前 に 述 べた 徐 福 の 秦 王 国 は いずれにしても 字 を 持 っていた 国 家 であったはずである 多 くの 考 古 学 的 成 果 により 漢 字 は 早 くから 中 国 大 陸 の 古 銭 や 銅 鏡 などの 物 品 に 伴 って 日 本 に 伝 わっていたことが 証 明 されている 日 本 の 九 州 長 崎 の 弥 生 時 代 後 期 の 遺 跡 からは 貨 泉 の 二 字 が 鋳 刻 された 中 国 古 代 の 貨 幣 が 出 土 し その 後 さらに 対 馬 佐 賀 福 岡 熊 本 京 都 大 阪 などの 地 の 弥 生 時 代 中 期 の 地 層 から このような 貨 幣 が 続 々と 発 見 され た 考 証 によれば これらの 貨 幣 は 後 漢 王 莽 の 新 王 朝 ( 紀 元 後 8-23 年 )で 鋳 造 発 行 され た 貨 幣 である その 他 政 府 ルートでの 物 品 の 流 入 もまた 文 献 の 記 載 に 見 える 例 えば 後 漢 書 には 建 武 中 元 二 年 (57 年 ) 倭 の 奴 国 が 貢 物 を 奉 じて 朝 賀 に 来 た 時 光 武 帝 は 印 綬 を 下 賜 したことを 記 載 するが これが 即 ち 漢 委 奴 国 王 の 五 つの 漢 字 を 刻 した 金 印 である この 他 日 本 の 関 東 中 部 近 畿 などの 地 ではまた 中 国 古 代 3 世 紀 の 年 号 が 刻 されたいくつかの 銅 鏡 が 続 々と 発 見 されている これらの 実 例 はすべて 遅 くとも 紀 元 後 1 から 3 世 紀 までに 漢 字 が 既 に 中 国 の 物 品 に 伴 って 日 本 に 伝 わったことを 示 す そし て 中 国 の 史 書 に 記 された 239 年 に 魏 の 明 帝 が 詔 書 もて 倭 の 女 王 に 報 ず や 翌 年 に 女 王 卑 弥 呼 が 使 に 因 りて 上 表 し 恩 詔 に 答 謝 す は 邪 馬 台 国 が 既 に 漢 字 の 詔 書 を 解 読 し 漢 字 を 記 して 文 章 を 表 現 する 能 力 を 備 えていたことを 示 す 明 らかに 弥 生 時 代 には 既 に 一 定 の 範 囲 内 で 漢 字 が 使 用 されていた 宋 書 倭 国 伝 に 記 載 された 倭 王 武 ( 在 位 年 )が 宋 の 順 帝 に 宛 てた 上 表 文 に 至 っては 単 に 完 全 に 漢 文 を 用 いて 表 現 しただけでなく さらに 六 朝 期 の 駢 儷 文 の 風 格 を 備 え 文 辞 は 華 麗 であり 5 世 紀 において 日 本 の 国 家 の 正 式 な 文 書 には さらに 正 確 に 漢 字 漢 文 を 用 いることができたことを 示 す もちろん そ れらの 比 較 的 深 い 漢 学 の 素 養 を 持 った 大 陸 移 民 がそこで 重 要 な 働 きをしたことを 排 除 する 15

16 ものではない 漢 籍 が 日 本 に 伝 わったことについては 日 本 書 紀 の 記 載 によれば 応 神 天 皇 16 年 (284 年 ) 百 済 の 王 仁 が 天 皇 の 招 きに 応 じて 来 日 し 則 ち 太 子 菟 道 稚 郎 子 之 を 師 とし 諸 典 籍 を 王 仁 に 習 う 通 達 せざるなし 所 謂 王 仁 は 是 れ 書 首 等 の 始 祖 なり とある 古 事 記 の 中 にも 類 似 の 記 載 があり その 中 ではさらに 具 体 的 に 王 仁 が 論 語 十 巻 と 千 字 文 一 巻 を 携 えてきたことに 言 及 する これが 即 ち 日 本 の 文 献 中 に 記 録 された 最 も 早 い 王 仁 の 伝 書 である 一 般 に それは 当 時 の 中 国 の 典 籍 が 朝 鮮 半 島 を 経 た 後 に 日 本 に 伝 わったという 歴 史 的 事 実 を 反 映 したものであると 考 えられている 1 平 安 時 代 後 期 の 大 江 匡 房 はかつて 我 が 朝 始 めて 文 字 を 書 し 結 縄 の 政 に 代 うるは 即 ち 応 神 朝 に 創 まる と 述 べた 江 戸 時 代 の 本 居 宣 長 もまた 論 語 千 字 文 は 儒 学 と 漢 字 を 日 本 で 普 及 させた 啓 蒙 書 であると 考 えた 文 献 の 記 載 によれば 6 世 紀 以 降 さらに 多 くの 儒 学 の 典 籍 が 日 本 に 伝 わった 継 体 天 皇 7 年 (513 年 )に 五 経 博 士 の 段 楊 爾 が その 三 年 後 に 五 経 博 士 の 高 安 茂 が 前 後 して 来 日 し て 儒 学 の 経 典 を 講 じ さらに 易 経 詩 経 書 経 春 秋 礼 記 などの 多 くの 儒 学 の 経 典 をもたらした これらの 漢 籍 の 伝 来 は 疑 いなく 日 本 人 が 漢 字 を 掌 握 し 使 用 することを 促 進 した 6 世 紀 中 期 仏 教 が 日 本 に 伝 来 した 漢 訳 仏 典 の 伝 来 は 識 字 層 をさらに 拡 大 させ 漢 字 を 宮 廷 から 民 間 に 普 及 させた 漢 字 及 び 漢 籍 の 儒 教 経 典 漢 訳 仏 典 の 伝 来 は 日 本 人 が 漢 字 漢 文 を 学 ぶことに 大 きな 促 進 作 用 を 起 こした 聖 徳 太 子 が 摂 政 であった 時 遣 隋 使 や 遣 唐 使 を 派 遣 するとともに また 多 くの 留 学 生 や 留 学 僧 を 隋 や 唐 に 派 遣 して 学 ばせ さらに 多 くの 日 本 人 に 漢 文 を 学 ぶ 機 会 を 与 えた これらの 知 識 人 は 次 第 に 漢 字 漢 文 に 習 熟 した 後 記 録 や 中 国 との 交 流 に 必 要 なため 彼 らは 漢 字 漢 文 を 用 いて 文 章 を 作 ることを 学 び 始 めた 聖 徳 太 子 の 主 導 のもとで 推 古 天 皇 11 年 (603 年 )に 制 定 された 冠 位 十 二 階 と 翌 年 公 布 された 十 七 条 憲 法 は いずれも 完 全 に 漢 文 を 用 いて 書 かれ 多 くの 条 文 はいず れも 論 語 礼 記 易 経 老 子 荘 子 などの 中 国 の 典 籍 を 直 接 引 用 し ている 言 葉 は 質 朴 で 文 章 は 優 美 であり 当 時 の 日 本 における 漢 文 の 最 高 水 準 を 代 表 し ている 三 経 義 疏 に 至 っては 文 中 に 和 習 ( 日 本 語 の 特 徴 )の 要 素 があるものの 全 篇 完 全 な 漢 文 であることを 失 わず 中 国 語 しか 理 解 できない 一 般 の 中 国 の 読 者 であって も 完 全 に 読 んで 理 解 することができる しかも このような 漢 文 を 用 いて 複 雑 な 仏 教 思 想 を 論 じた 典 籍 の 出 現 は 当 時 の 日 本 人 の 漢 字 を 用 いて 著 作 する 能 力 が 既 に 相 当 の 水 準 に 1 応 神 天 皇 16 年 には 中 国 の 千 字 文 はまだ 成 立 していなかった このことから この 記 録 は すべてを 信 用 することはできない ある 見 方 では 王 仁 が 来 日 したのは 千 字 文 が 成 立 した 後 の 6 世 紀 であった と 考 える 16

17 達 していたことを 表 している 日 本 人 は 自 由 に 漢 字 を 運 用 できるようになった 後 は もはや 単 に 中 国 人 をまねて 漢 文 を 読 み 漢 字 を 記 しただけではなく 漢 字 漢 文 を 利 用 して 日 本 固 有 の 言 語 を 表 現 するこ とを 考 え 始 め それが 漢 字 と 日 本 語 のさらに 一 歩 進 んだ 融 合 をもたらした 日 本 において 漢 字 を 用 いて 音 を 表 すことは 最 も 早 いものでは 初 期 の 金 石 文 の 中 に 現 れ る 例 えば 熊 本 県 江 田 船 山 の 中 期 古 墳 から 出 土 した 太 刀 の 銘 文 には 刀 を 作 る 者 の 名 は 伊 太 加 書 する 者 は 張 安 なり などの 文 字 が 刻 されている 書 する 者 は 張 安 なり は この 銘 文 の 著 者 が 中 国 の 血 筋 を 持 つ 大 陸 移 民 であったことを 示 し 伊 太 加 は 日 本 語 の 人 名 の 読 みを 示 す 漢 字 である 和 歌 山 県 隅 田 八 幡 宮 の 銅 鏡 の 銘 文 (4 世 紀 から 5 世 紀 初 め) と 埼 玉 県 稲 荷 山 の 鉄 剣 銘 文 ( 約 471 年 ) 元 興 寺 縁 起 に 収 める 596 年 の 元 興 寺 の 露 盤 の 銘 文 には 漢 字 を 用 いて 音 を 表 す 方 法 がさらに 明 確 になっている 奈 良 時 代 に 入 って 後 古 事 記 日 本 書 紀 などの 文 献 中 に 現 れた 漢 字 の 表 音 には 既 に 比 較 的 大 きな 変 化 が 起 こり それを 用 いて 短 い 語 や さらには 句 までも 当 然 主 要 なものは 歌 謡 などの 韻 文 を 表 すものであるが 表 し 始 めた 万 葉 集 が 編 纂 されると 単 に 音 仮 名 だけでなく 訓 仮 名 も 登 場 した 音 仮 名 は 一 字 一 音 あるいは 一 字 二 音 の 表 記 方 法 で それは 漢 字 の 基 本 的 な 字 形 を 保 つことを 前 提 として その 字 の 意 味 を 捨 てて 音 を 取 ることにより 日 本 語 の 音 を 表 すというもので ある 訓 仮 名 は 逆 に 漢 字 の 基 本 的 な 字 形 を 保 つことを 前 提 として 意 味 を 取 って 音 を 捨 て 漢 字 の 言 葉 と 対 応 する 日 本 語 の 言 葉 の 読 みによって その 漢 字 の 言 葉 を 読 んだ この ような 音 仮 名 訓 仮 名 の 用 法 は 万 葉 集 の 中 において 十 分 に 見 られることから 万 葉 仮 名 と 命 名 された その 後 変 体 漢 文 が 登 場 した 早 くも 7 世 紀 の 金 石 文 中 に 既 に 変 体 漢 文 の 雛 形 が 現 れた 古 事 記 は その 序 文 で 純 粋 な 漢 文 を 用 い 歌 謡 に 万 葉 仮 名 を 用 いている 以 外 本 文 は 変 体 漢 文 を 用 いて 記 述 されている 作 者 の 太 安 万 侶 は 序 文 の 中 で 彼 が 変 体 漢 文 を 用 いることの 初 志 を 述 べる 然 れども 上 古 の 時 言 と 意 と 並 びに 朴 にして 文 を 敷 き 句 を 構 うるに 字 に 於 ては 即 ち 難 し 已 に 訓 に 因 りて 述 ぶれば( 表 意 法 ) 詞 心 に 逮 ばず 全 く 音 を 以 て 連 ぬれば( 表 音 法 ) 事 の 趣 更 に 長 し 是 を 以 て 今 或 は 一 句 の 中 に 音 と 訓 とを 交 え 用 い 或 は 一 事 の 内 に 全 く 訓 を 以 て 録 す 楷 書 で 書 かれた 漢 字 を 真 名 と 言 い 簡 単 に 書 くために 簡 略 化 された 漢 字 を 仮 名 と 言 う 片 仮 名 平 仮 名 の 形 成 に 関 しては 比 較 的 流 行 している 説 があり それは 吉 備 真 備 が 入 唐 していた 時 に 漢 字 の 楷 書 から 片 仮 名 を 創 り 空 海 が 入 唐 していた 時 に 二 王 の 書 道 芸 術 を 学 んだ 基 礎 の 上 に 漢 字 の 草 書 から 平 仮 名 を 創 ったというものである その 後 紀 貫 之 などの 文 人 や 平 安 時 代 の 女 性 が 平 仮 名 を 広 めて 用 いた 17

18 平 安 初 期 平 仮 名 片 仮 名 は 既 に 現 れていたが 漢 字 仮 名 交 じり 文 はまだ 生 まれていな かった 鎌 倉 時 代 に 入 った 後 現 代 日 本 語 の 文 章 と 相 通 ずる 漢 字 仮 名 交 じり 文 が 次 第 に 形 成 され 始 めた このことから 日 本 語 と 中 国 語 はただ 音 韻 学 上 の 関 係 が 密 接 なだけでなく 文 字 の 面 で も 日 本 は 全 面 的 に 漢 字 を 導 入 し 漢 字 の 使 用 に 熟 達 したのであり さらに 日 本 の 言 語 に 固 有 の 特 徴 に 基 づいて 漢 字 に 対 して 消 化 と 改 造 を 進 めたことがわかる 漢 字 は 日 本 社 会 の 発 展 に 対 し 極 めて 重 要 で 根 深 い 影 響 を 及 ぼした もし 以 上 の 文 を 総 括 するならば 中 華 文 明 の 日 本 文 化 に 対 する 影 響 は 以 下 のようにま とめることができる 第 一 に アジア 大 陸 東 部 中 国 江 南 地 域 に 起 源 を 持 つ 稲 作 農 耕 が 東 へと 伝 わり 日 本 列 島 の 居 住 民 が 野 蛮 な 時 代 から 脱 却 し 文 明 の 時 代 に 入 ること 即 ち 縄 文 時 代 から 弥 生 時 代 へと 飛 躍 することの 最 も 主 要 な 生 産 力 の 表 れとなった 第 二 に 紀 元 前 3 世 紀 から 紀 元 後 4 世 紀 頃 までに 大 量 の 華 夏 族 の 移 民 が 日 本 列 島 に 移 動 した 彼 らは 当 時 の 東 アジアで 最 も 先 進 的 な 生 産 技 術 を 伝 え 例 えば 紡 績 漆 工 鞍 作 り 漢 方 医 学 などや 論 語 を 代 表 とする 漢 文 典 籍 がそれであり 物 質 と 精 神 の 両 面 において 日 本 古 代 国 家 の 建 設 のために 強 力 な 基 礎 を 築 いた 第 三 に 5 世 紀 頃 に 仏 教 が 朝 鮮 半 島 を 経 て 日 本 列 島 に 入 った これによって 1500 年 間 に 及 ぶ 日 本 の 民 衆 の 仏 教 信 仰 が 始 まり その 強 大 な 文 化 の 流 れは 日 本 社 会 のほぼあら ゆる 生 活 面 に 根 深 く 影 響 を 与 えている 日 本 の 仏 教 各 派 の 学 説 経 典 法 要 の 典 礼 は す べて 南 アジアに 起 源 を 持 つ 仏 教 が 中 国 において 闡 明 され 朝 鮮 半 島 を 経 由 して 日 本 に 入 った 後 形 成 されたものである 日 本 のあらゆる 仏 教 経 典 は 書 道 の 資 料 となる 極 めて 少 数 の 梵 文 の 本 を 除 いて すべて 漢 訳 本 である 第 四 に 日 本 では 7 世 紀 頃 に 古 代 封 建 国 家 が 形 成 され 始 めた 国 家 の 形 成 過 程 において 聖 徳 太 子 の 十 七 条 憲 法 を 代 表 として 中 国 の 比 較 的 成 熟 した 豊 富 な 政 治 観 と 道 徳 倫 理 観 が 日 本 古 代 国 家 の 基 本 的 な 政 治 理 論 の 有 効 な 構 成 要 素 となった 第 五 に 8 世 紀 初 期 の 古 事 記 日 本 書 紀 を 代 表 として 構 成 される 日 本 の 記 紀 神 話 は 天 皇 の 神 聖 さを 宣 揚 する 国 家 神 話 体 系 であり 日 本 民 族 の 天 皇 信 仰 と 神 道 崇 拝 の 最 も 根 本 的 な 心 理 的 基 礎 となった 比 較 文 化 の 立 場 から 見 ると これは 日 本 原 始 神 話 の 基 礎 の 上 に 形 成 された 変 異 神 話 体 である 中 華 文 明 における 道 家 道 教 の 観 念 や 儒 学 倫 理 方 士 方 術 の 生 命 論 などが すべて 記 紀 神 話 の 構 成 に 関 わり 天 皇 権 力 観 念 の 有 力 な 支 柱 になった 第 六 に 9 世 紀 末 期 の 日 本 の 藤 原 佐 世 が 編 纂 した 本 朝 見 在 書 目 録 ( 後 に 日 本 国 見 在 書 目 録 と 称 された)によれば 当 時 日 本 の 中 央 官 庁 と 皇 宮 の 天 皇 の 読 書 の 場 所 に 収 蔵 18

19 されていた 漢 文 典 籍 は 1568 種 であり 当 時 の 中 国 国 内 のすべての 文 献 の 50% 前 後 に 相 当 す る 1 この 現 象 は 世 界 文 明 史 上 かなり 稀 に 見 るところである このような 豊 富 な 文 化 の 移 動 は 専 ら 平 和 で 落 ち 着 いた 親 睦 の 政 治 的 枠 組 みの 中 にあってはじめて 実 現 することが できる また 19 世 紀 初 期 の 長 崎 港 の 書 物 改 め 役 ( 税 関 書 籍 検 査 官 )であった 向 井 富 が 編 纂 した 商 舶 載 来 書 目 の 記 載 によれば 1693 年 から 1803 年 までの 111 年 間 に 中 国 の 商 船 が 長 崎 港 から 陸 揚 げした 貿 易 の 書 籍 はあわせて 4781 種 類 であったという 年 中 国 の 商 船 得 泰 号 の 船 主 であった 朱 柳 橋 は 日 本 の 駿 河 国 の 下 吉 田 で 日 本 人 野 田 笛 浦 との 談 話 中 に 中 国 の 典 籍 で 近 年 来 長 崎 に 届 けたものは 既 に 十 のうちの 七 八 になる と 指 摘 している 3 ある 国 が 別 の 国 の 典 籍 の 70%から 80%を 持 っているという のは 何 と 輝 かしく 壮 大 な 文 化 現 象 であろうか 近 年 の 調 査 によれば 日 本 の 98 箇 所 の 蔵 書 で 現 在 保 存 されているもののうち 古 代 以 来 日 本 に 伝 えられた 中 国 明 代 及 び 明 代 以 前 の 漢 籍 ( 国 宝 重 要 文 化 財 重 要 美 術 品 等 を 含 む)は 種 類 である 日 本 の 書 誌 学 者 の 推 計 によれば この 数 は 日 本 列 島 における 正 確 な 所 蔵 量 の 80%から 85% 前 後 (さらに 大 量 にある 清 代 の 文 献 を 含 めず)であるという 文 献 は 古 代 文 化 の 最 も 主 要 な 媒 体 であり このような 規 模 の 漢 籍 が 絶 えず 東 伝 し 続 け 中 華 文 明 が 日 本 列 島 に 至 る 永 久 不 変 の 道 を 創 りあげた 4 第 七 に 漢 字 は 日 本 の 言 語 文 字 に 対 する 影 響 が 甚 大 であり 古 代 日 本 社 会 の 文 明 を 向 上 させる 発 展 過 程 の 根 本 的 な 指 標 となった 第 八 に 8 世 紀 から 12 世 紀 までの 奈 良 平 安 時 代 に 日 本 文 化 史 上 最 初 の 文 学 的 な 高 ま りが 現 れ 漢 文 学 と 和 文 学 のどちらにも 輝 かしい 業 績 が 生 まれた しかし 漢 文 学 と 和 文 学 とを 問 わず いずれも 中 国 文 化 中 の 先 秦 から 唐 までの 文 学 を 移 し 弁 別 し 吸 収 するこ とを 基 礎 としたものであった 日 本 文 学 の 以 後 の 発 展 において 五 山 文 学 の 中 からは 大 量 の 唐 宋 文 学 の 素 材 を 析 出 することができ 江 戸 時 代 文 学 の 中 からは 大 量 の 宋 元 明 清 文 学 の 素 材 を 析 出 することができ 江 戸 の 読 本 の 中 からは 大 量 の 明 清 白 話 通 俗 文 学 の 素 材 を 析 出 することができる 第 九 に 日 本 は 12 世 紀 末 期 から 武 士 が 権 力 を 奪 取 する 戦 争 状 態 に 陥 り 始 め 400 年 近 く 続 いた この 400 年 の 間 日 本 文 化 の 一 筋 の 生 気 を 保 ち 守 っていたのは 次 第 に 発 展 してきた 禅 宗 と 禅 宗 寺 院 だけであった 14 世 紀 に 建 てられた 鎌 倉 五 山 と 15 世 紀 1 中 国 の 隋 書 経 籍 志 には 隋 代 の 文 献 3127 種 を 著 録 し 旧 唐 書 経 籍 志 には 唐 代 の 文 献 3060 種 を 著 録 する これは 即 ち 9 世 紀 末 の 日 本 の 中 枢 機 構 において 用 いられていた 漢 籍 が 隋 代 の 文 献 の 50% 前 後 唐 代 の 文 献 の 51% 前 後 であったことを 示 す 2 この 写 本 は 日 本 の 国 会 図 書 館 に 現 存 する 3 得 泰 船 筆 語 巻 三 ( 上 )に 見 える 4 厳 紹 璗 編 著 日 蔵 漢 籍 善 本 書 録 ( 中 華 書 局 2007 年 ) 三 巻 参 照 19

20 に 確 立 された 京 都 五 山 は 日 本 の 中 世 文 化 の 象 徴 と 集 積 地 となった 禅 宗 は 仏 教 が 中 国 に 伝 わった 後 中 華 の 地 において 形 成 された 中 国 風 の 仏 教 宗 派 であ る 五 山 とは 中 国 南 宋 時 代 に 杭 州 と 寧 波 の 二 つの 地 に 集 まった 禅 宗 の 大 本 山 の 制 度 である 日 本 の 五 山 文 化 は 日 本 の 平 安 文 化 と 江 戸 文 化 の 唯 一 の 接 点 であり 日 本 の 古 代 前 期 の 文 化 と 近 世 の 文 化 とをつなぐ 唯 一 の 通 路 であった 五 山 文 化 には 三 つの 最 も 主 要 な 内 容 が 含 まれている 一 つ 目 は 禅 宗 の 教 理 (その 伝 達 者 には 中 国 に 行 って 求 法 した 日 本 の 僧 侶 もいれば 日 本 に 行 って 仏 法 を 伝 えた 中 国 の 僧 侶 もいる)であり 二 つ 目 は 宋 代 新 儒 学 ( 完 全 に 日 中 間 の 僧 侶 の 往 来 によって 日 本 に 伝 わり 後 期 には 明 代 の 心 学 を 伝 えた)であり 三 つ 目 は 木 版 印 刷 ( 主 要 な 技 術 は 中 国 から 日 本 に 渡 った 職 人 が 担 い 中 国 の 漢 文 典 籍 と 漢 文 の 仏 教 経 典 を 印 刷 した)である 第 十 に 徳 川 幕 府 が 統 治 を 行 う 意 識 形 態 は 神 道 を 基 礎 とし 儒 学 中 の 宋 学 を 理 論 的 枠 組 みとした 幕 府 の 初 代 の 学 術 界 のリーダーであった 林 羅 山 などの 人 々は 神 道 と 宋 学 の 極 めて 深 い 修 養 を 兼 ね 備 え 林 氏 の 家 族 もまたそれによって 二 百 年 の 間 宋 学 の 大 本 営 となった 宋 学 の 興 隆 は 江 戸 時 代 の 文 人 学 術 を 創 りあげたが それは 日 本 文 化 史 上 最 も 早 く 出 現 した 文 人 学 術 であった そして 日 本 の 国 学 派 の 代 表 的 学 者 と して 皆 極 めて 高 い 漢 文 化 の 教 養 も 備 えていた 本 居 宣 長 記 念 館 には 本 居 宣 長 が 学 んだ 多 くの 漢 籍 が 陳 列 されており それらの 本 には 彼 が 自 ら 書 いた 多 くの 読 書 札 記 が 書 き 込 ま れている 第 十 一 に 17 世 紀 頃 にキリスト 教 宣 教 師 が 日 本 に 入 り 始 めると 初 めて 日 本 と 西 洋 文 化 の 交 流 の 道 が 開 かれた 現 存 の 史 料 によれば 早 期 に 日 本 に 至 ったイスパニア イタリア ポルトガルなどの 国 の 宣 教 師 は みな 中 国 マカオでの 生 活 と 伝 道 の 経 験 を 持 ち 直 接 マカ オから 日 本 に 至 った 少 数 の 人 を 除 いて その 他 大 多 数 の 人 は 中 国 内 地 での 伝 道 を 経 て 次 第 に 日 本 列 島 へと 至 った その 伝 道 の 経 路 図 は 仏 教 が 中 国 を 経 て 日 本 に 至 ったのと 似 て いる 徳 川 幕 府 の 禁 教 の 後 殺 戮 を 免 れた 宣 教 師 と 一 部 の 日 本 の 信 徒 は 日 本 の 長 崎 で 貿 易 する 中 国 商 船 を 通 して 中 国 本 土 に 逃 亡 し さらに 中 国 本 土 からマカオに 逃 れた 今 も 中 国 マカオにはこの 時 期 に 逃 れた 宣 教 師 と 信 徒 の 墓 が 遺 されている 彼 らは 日 本 文 化 史 の 発 展 におけるこの 特 殊 な 段 階 の 歴 史 の 証 明 として 永 遠 に 中 国 の 地 に 留 まるのであ る これと 関 係 して さらに 一 つ 重 要 な 文 化 的 事 実 がある 即 ち 中 国 本 土 を 経 て 日 本 に 到 達 したヨーロッパの 宣 教 師 は 中 国 での 伝 道 の 必 要 のため ヨーロッパの 言 語 中 の 概 念 や 語 彙 を 中 国 の 文 化 的 伝 統 に 基 づいて 対 応 する 漢 字 の 語 彙 を 探 して 翻 訳 した 明 治 時 代 に 日 本 が 西 洋 文 化 を 受 け 入 れた 過 程 で 日 本 の 学 者 はまた 宣 教 師 たちが 提 供 したこ れらの 材 料 を 参 考 もしくは 依 拠 し 日 本 の 漢 字 の 新 しい 語 彙 を 創 造 した 例 えば 主 文 化 文 明 幸 福 などであり 日 本 近 代 の 語 彙 の 重 要 な 部 分 となった 20

21 もし 文 明 論 の 視 点 から 日 中 古 代 の 文 化 関 係 を 観 察 するならば その 主 要 な 内 容 は 中 国 文 化 が 日 本 文 化 に 及 ぼした 影 響 になる これについては 以 下 のことを 指 摘 する 必 要 がある 黄 河 長 江 を 拠 り 所 とするアジア 東 部 の 中 華 文 明 は その 発 展 過 程 に 断 絶 が 見 られなかっ ただけでなく 形 態 の 変 異 も 起 こらなかった しかもアジア 東 部 には 中 国 本 土 朝 鮮 半 島 日 本 列 島 インドシナ 半 島 東 部 を 内 包 し 漢 字 文 化 を 中 心 的 紐 帯 とする 東 アジア 文 明 圏 が 形 成 された この 文 明 圏 においては 各 国 家 各 民 族 間 の 文 化 的 発 展 の 時 代 や 差 異 が 世 界 もしくは 地 域 の 文 明 の 進 化 過 程 においてそれぞれが 位 置 する 立 場 の 強 勢 か 弱 勢 かを 決 定 した 一 般 的 に 言 って 世 界 文 明 の 成 果 は 永 遠 に 流 動 の 中 にある そして 流 動 の 向 きは 全 体 的 な 趨 勢 としては 総 合 的 な 国 力 が 相 対 的 に 強 い 文 化 から 総 合 的 な 国 力 が 相 対 的 に 弱 い 文 化 へと 流 れ 相 対 的 に 強 勢 から 相 対 的 に 弱 勢 に 流 れる 古 代 中 国 は 東 アジア 地 域 で 領 土 が 最 も 広 く 人 口 が 最 も 多 く 生 産 力 が 最 も 発 達 した 地 域 とし て 東 アジア 地 域 の 文 明 の 発 展 過 程 において 相 対 的 な 意 味 で 歴 史 の 主 導 的 な 作 用 を 発 揮 し 長 きにわたって 強 勢 の 立 場 にいた そのため 古 代 の 日 中 間 の 文 化 の 流 れ は 総 体 的 に 言 えば 当 然 に 強 勢 の 中 国 から 弱 勢 の 日 本 に 流 れた しかし 20 世 紀 の 90 年 代 中 期 以 来 日 本 海 洋 文 明 論 (Concept of Oceanic Japanese Civilization)と 称 される 文 化 史 観 が 日 本 の 知 識 層 から 日 本 の 市 民 社 会 まで 浸 透 し 軽 視 できないほど 広 範 な 社 会 的 影 響 力 を 持 った その 論 は 日 本 は 果 たしてアジアに 属 しているのか? という 問 題 を 提 起 する さらに 所 謂 二 千 年 のヨーロッパの 歴 史 は ほかでもなくイスラム 化 から 逃 れる 歴 史 であった という 虚 偽 の 命 題 を 引 き 合 いに 出 して まで 日 本 の 歴 史 を 中 国 化 から 逃 れる 歴 史 として 描 こうとした 日 本 海 洋 文 明 論 は 世 界 文 明 史 の 上 から 新 たに 日 本 を 位 置 付 けようとした それはほとんど 全 く 二 千 余 年 の 東 アジア 文 明 の 発 展 史 を 受 け 入 れず 日 本 はアジア 大 陸 の 文 明 から 栄 養 を 受 けては いないという 事 実 を 虚 構 し 孤 島 文 明 という 幻 影 を 作 り 上 げ ある 種 の 政 治 的 目 的 のために 役 立 った 以 上 の 日 中 古 代 の 文 化 的 関 係 についての 分 析 を 通 して 二 千 余 年 の 東 アジア 史 の 発 展 に おいて アジア 大 陸 の 文 明 とりわけ 中 華 文 明 が 日 本 文 化 のほとんどすべての 重 要 な 側 面 における 発 生 と 向 上 のために 十 分 な 栄 養 を 提 供 し さらに 内 面 化 してその 発 展 を 促 進 する 動 力 となり それによって 東 アジア 古 代 の 豊 富 で 多 彩 な 文 明 を 共 同 して 創 造 したと いうことを 知 ることができる ここで 歴 史 的 事 実 に 基 づいて 提 示 した 日 中 古 代 文 化 関 係 史 は 日 本 海 洋 文 明 史 観 が 構 築 する 所 謂 二 千 年 来 の 日 本 史 は 中 国 化 から 逃 れる 脱 亜 史 であるとする 日 本 文 明 史 とは 完 全 に 異 なるものである 21

22 三 古 代 日 本 文 化 の 独 自 性 に 関 する 分 析 前 述 のように 日 本 文 化 の 形 成 は 中 国 の 強 い 影 響 を 受 けた しかしこれは 日 本 文 化 には 独 自 性 がなく 日 本 文 化 は 中 国 文 化 と 同 じであるということを 言 っているのと 同 じで は 全 くない ある 一 つの 文 化 がもし 世 界 から 隔 絶 しているならば 最 終 的 にはただ 勝 手 に 生 じ 勝 手 に 滅 びるということができるだけである 他 の 文 化 の 影 響 を 受 け 他 の 文 化 の 精 華 を 吸 収 してはじめて 自 らを 発 展 させることができる しかしこれによって 別 の 文 化 に 変 化 することには 全 くならない 日 本 文 化 と 中 国 文 化 もまさにこのような 関 係 である 日 本 文 化 の 独 自 性 は 主 に 包 容 性 と 創 造 性 の 二 つの 面 に 体 現 される 古 代 日 本 文 化 の 独 自 性 のうち その 一 つ 目 の 表 れは 積 極 的 能 動 的 な 包 容 性 である 言 い 換 えれば 異 文 化 の 優 れたところを 自 らのもとに 集 めるのに 長 けていることである 他 の 先 進 文 化 を 学 ぶことによって 自 らの 根 源 を 忘 れる ことになるとは 全 く 考 えず さらに 自 らの 根 源 を 忘 れる という 大 悪 に 甘 んじてまでも 他 の 文 化 の 長 所 を 学 ぼうとする こ れは 日 本 文 化 が 常 に 相 対 的 に 低 い 位 置 にあったことがもたらしたものであり 日 本 民 族 が 位 置 する 地 理 的 環 境 と 関 連 があるかもしれない それに 対 して 中 国 人 がこのようにす るのはあまりたやすいことではない 中 華 文 化 は 常 に 高 い 位 置 にあり 伝 統 は 悠 久 でまた 土 地 は 広 く 物 も 豊 かであり だから 自 らの 根 源 を 忘 れて はいけないとは 包 容 性 の 前 提 とするはずなので 従 って 往 々にして 受 動 的 消 極 的 な 包 容 性 になる その 二 つ 目 の 表 れは 強 くて 繊 細 な 創 造 性 である 日 本 人 は 進 んで 学 び 創 造 に 秀 でる 折 りたたみ 式 の 扇 子 仮 名 日 本 刀 神 道 などはよく 知 られた 例 である 日 本 刀 は 中 国 人 が 喜 ぶものである 北 宋 の 著 名 な 文 学 者 王 陽 修 の 詩 日 本 刀 歌 は 日 本 刀 を 魚 皮 装 貼 す 香 木 の 鞘 黄 白 に 間 雑 す 鍮 と 銅 と と 描 写 し その 美 しさを 極 言 する そして 16 世 紀 の 日 本 の 僧 策 彦 周 良 の 在 華 日 記 在 渡 集 の 記 載 によれば 彼 は 中 国 で 中 国 人 が 喜 ぶ 刀 や 扇 を 頻 繁 に 典 籍 と 交 換 し 例 えば 嘉 靖 十 八 年 (1539 年 ) 七 月 八 日 読 杜 愚 得 八 冊 粗 扇 両 把 小 刀 三 把 を 以 て 交 換 す という この 粗 扇 とは 日 本 の 折 りたたみ 式 の 扇 子 である 華 夏 人 は 蒲 の 扇 を 発 明 したが 折 りたたみ 式 の 扇 子 は 大 和 人 が 発 明 したも ので 中 国 に 伝 わり 中 国 人 に 喜 ばれた 世 界 文 化 における 有 名 人 であり 15 世 紀 後 期 の 日 本 絵 画 の 巨 匠 雪 舟 等 楊 は 1467 年 中 国 浙 江 省 の 寧 波 以 南 の 仏 教 五 大 叢 林 の 一 つ 天 童 景 徳 寺 に 来 て 法 を 学 び かつて 天 童 禅 班 第 一 座 と 称 された 同 時 に 宋 代 の 画 家 李 唐 夏 圭 牧 渓 らの 画 風 や 技 法 をひたすら 学 び 北 京 に 往 来 し その 途 上 中 華 の 名 山 大 川 を 満 喫 し 大 量 の 写 生 を 描 いた 帰 国 後 は 現 実 の 土 壌 に 根 付 き 独 自 の 風 格 を 備 え 生 命 力 に 富 んだ 新 しい 画 風 をうち 立 て そ の 絵 は 水 墨 が 鮮 やかで 個 性 が 強 く 民 族 的 気 質 は 日 本 の 山 水 と 完 璧 に 融 合 し 日 本 民 族 22

23 の 特 色 が 鮮 明 な 水 墨 画 漢 画 を 形 成 した 雪 舟 はこのことによって 日 本 の 室 町 時 代 絵 画 の 主 流 派 漢 画 派 の 創 始 者 となった 四 季 山 水 長 巻 (1486 年 )と 天 橋 立 図 (1502 年 )は その 名 が 日 本 画 壇 を 激 震 させた 雪 舟 の 代 表 作 となった 20 世 紀 の 90 年 代 天 童 寺 と 山 一 つ 隔 てた 中 華 五 山 の 一 つである 阿 育 王 寺 で 東 塔 を 再 建 したが その 時 に 基 づいたも のこそ 当 時 の 雪 舟 が 阿 育 王 寺 の 向 かいにある 玉 几 山 の 上 から 描 いた 阿 育 王 寺 の 全 景 図 育 王 山 図 であり それは 日 本 に 出 向 いて 入 手 したものである その 三 つ 目 の 表 れは 吸 収 と 創 造 の 中 で 発 展 した 古 代 日 本 の 文 化 が 多 くのルートで 東 アジア 大 陸 に 西 伝 し 中 華 文 明 に 吸 収 されたということである その 伝 達 の 規 模 は 中 華 文 明 が 東 伝 した 規 模 ほどは 広 大 ではなく その 側 面 も 中 華 文 明 の 豊 富 さには 及 ばなかっ たが 以 下 に 列 挙 する 側 面 について 古 代 の 日 本 文 化 が 中 国 に 西 伝 したことが 特 別 の 価 値 と 意 義 を 持 っていたことを 考 察 する 第 一 に 和 歌 が 中 国 に 西 伝 した 和 歌 は 古 代 日 本 が 創 り 出 した 文 学 芸 術 の 形 式 であり その 誕 生 は 神 話 と 同 時 期 であった 早 期 の 和 歌 は 自 由 な 形 態 の 歌 であった 和 歌 は 成 熟 する 過 程 で 自 由 な 音 素 から 規 律 ある 音 素 に 発 展 し 日 本 民 族 自 身 に 属 する 律 音 を 創 造 し 最 終 的 には 31 文 字 の 短 歌 を 形 成 した 古 事 記 日 本 書 紀 風 土 記 の 中 の 歌 は 自 由 な 形 態 の 歌 であり 万 葉 集 は 和 歌 が 自 由 な 形 態 から 規 則 的 な 形 態 へと 向 かう 芸 術 的 過 渡 期 にあった そして 古 今 和 歌 集 は 短 歌 (みそひともじ)の 定 型 の 象 徴 である 中 国 は 比 較 的 早 く 日 本 民 族 のこの 文 学 芸 術 の 形 式 に 触 れた 万 葉 集 巻 一 第 63 首 の 歌 は おおよそ 702 年 から 718 年 の 間 に 第 八 次 遣 唐 使 の 成 員 で 少 録 であった 山 上 憶 良 によって 中 国 の 地 で 創 作 された 最 初 の 短 歌 である 去 来 子 等 早 日 本 辺 大 伴 乃 御 津 乃 浜 松 待 恋 奴 良 武 (いざこども 早 く 大 和 へ 大 伴 の みつのはままつ まちこいぬらむ) 山 上 臣 憶 良 大 唐 に 在 りし 時 本 郷 を 憶 して 作 れる 歌 その 後 まもない 753 年 当 時 在 華 の 留 学 生 であった 阿 倍 仲 麻 呂 は 明 州 ( 寧 波 )で 友 人 と 別 れを 告 げ 乗 船 して 帰 国 する 準 備 をする 際 に 歌 を 作 った あまの 原 ふりさけみれば かすがなる みかさのやまに いでし 月 かも 古 今 和 歌 集 巻 九 第 406 首 当 時 詩 人 の 包 佶 趙 驊 らが その 場 で 阿 倍 仲 麻 呂 が 歌 を 詠 むのを 注 意 深 く 聴 いた こ れは 8 世 紀 中 期 の 日 中 の 文 学 集 会 であり 日 本 の 和 歌 が 初 めて 中 国 の 聴 衆 を 得 国 際 的 に 認 知 されるようになる 第 一 歩 であった 第 二 に 日 本 語 の 単 語 の 音 は おおよそ 12 世 紀 から 中 国 に 伝 わり 始 めた 中 国 の 文 献 で 23

24 は 礼 記 王 制 篇 に 見 える 昔 の 上 品 な 命 名 に 基 づき それを 寄 語 と 呼 んだ 1 12 世 紀 に 宋 の 羅 大 経 は 日 本 からの 入 宋 僧 安 覚 から 日 本 語 を 学 んだ 二 人 はそれぞれ 例 え ば 口 頭 手 耳 などの 実 物 を 単 語 の 発 音 の 対 象 とし 漢 字 の 音 を 日 本 語 の 単 語 を 記 録 す る 発 音 符 号 として 羅 大 経 寄 語 表 を 作 り その 鶴 林 玉 露 の 中 に 載 せられている これは 中 国 文 献 中 最 も 早 く 現 れた 計 17 組 の 寄 語 の 日 本 語 漢 字 訓 読 単 語 表 で ある 中 国 人 羅 大 経 と 日 本 人 僧 侶 安 覚 は 日 本 語 の 語 意 を 日 本 列 島 の 本 土 から 出 して 中 国 人 に 受 け 入 れさせた 先 駆 者 である その 後 中 国 人 の 日 本 語 に 対 する 関 心 と 注 目 の 程 度 は 相 当 大 きな 高 まりを 見 せた 14 世 紀 元 の 博 物 学 者 陶 宗 儀 には 書 道 芸 術 史 を 述 べた 著 作 書 史 会 要 がある その 書 の 第 八 巻 では 日 本 の 言 語 と 文 字 を 研 究 し 世 界 初 の いろは 仮 名 図 が 掲 載 され あわせて 47 の 音 符 があり 撥 音 ん はない どの 仮 名 の 下 にも 漢 字 を 用 いて 真 名 の 音 符 と して 読 みを 表 し 例 えば いろは は それぞれ 以 羅 法 と 記 され それによっ て 中 国 人 に 対 応 する 発 音 ができるようにさせている 明 の 李 言 敬 と 郝 敬 は 東 南 の 海 防 上 倭 寇 を 防 ぐ 必 要 から 日 本 考 を 編 纂 した その 中 の 第 四 巻 が 寄 語 であり 1186 組 の 中 国 語 の 語 彙 と 仮 名 の 語 彙 との 対 象 を 天 文 時 令 季 節 などの 56 類 に 分 け さらに 第 一 巻 には 単 独 で 日 本 国 の 仮 名 の 島 名 81 組 を 列 挙 し た これは 中 国 最 初 の 実 用 的 価 値 を 持 つ 漢 日 辞 典 ということができる その 後 まもな く 明 の 鄭 舜 功 は 日 本 一 鍳 を 著 した この 書 物 は 漢 日 寄 語 3410 組 を 編 集 し 当 時 の 世 界 最 大 規 模 の 漢 日 大 辞 典 となった 第 三 に 16 世 紀 中 国 の 文 人 は 日 本 文 学 を 翻 訳 し 始 め さらに 日 本 語 を 用 いて 文 学 的 創 作 を 進 めようと 試 みた 日 本 文 化 の 価 値 は 中 国 の 地 を 表 現 の 基 地 として 国 際 的 に 最 も 早 く また 最 初 に 示 されることとなった 上 述 の 日 本 考 の 中 には 58 首 の 漢 訳 和 歌 が 載 せられているが 日 本 文 化 の 至 宝 である 和 歌 が 中 国 人 に 受 容 され 理 解 され 始 めたことは 和 歌 が 東 アジア 文 明 圏 に 溶 け 込 み さ らに 世 界 に 向 かっていく 起 点 となった あさみどり やまははるけき かすみかな みねもしつかに わたるはるかぜ 訳 文 清 晨 の 山 頂 に 春 霞 籠 罩 す 嶺 頭 に 過 ぎ 去 りたり 漫 漫 たる 春 風 とほやまに もみじふみわけ なくしかの こゑきくときは あきぞかなしき 1 礼 記 王 制 に 五 方 の 民 言 語 通 ぜず 嗜 欲 同 じからず 其 の 志 を 達 し 其 の 欲 を 通 ずるは 東 方 を 寄 と 曰 い 南 方 を 象 と 曰 い 西 方 を 狄 鞮 と 曰 い 北 方 を 訳 と 曰 う とある ここで 述 べられる 寄 象 狄 鞮 訳 の 四 つの 概 念 は いずれも 古 代 中 華 で 言 語 文 字 の 対 訳 に 従 事 することの 専 門 用 語 であった そ の 中 で 東 方 の 民 族 の 言 語 についてはそれを 寄 と 言 い それによって 構 成 された 言 語 の 対 照 は それ を 寄 語 と 言 った 寄 とは 伝 達 伝 送 の 意 味 であり 寄 語 とは 即 ち 内 外 の 言 語 を 伝 える という 意 味 である 24

25 訳 文 遠 山 に 紅 葉 落 ち 鹿 踏 みて 自 ら 悲 鳴 す 時 残 秋 の 後 に 値 たり 声 叫 苦 しめて 聴 くを 難 くす かりかへる つきのむらさめ はれはれて ひかりもさすな ゆふぐれのそら 訳 文 黄 昏 に 天 黒 く 村 雨 過 ぐ 月 電 交 ごも 明 けて 独 り 雁 のみ 帰 る 18 世 紀 に 中 国 では 日 本 語 によって 文 学 的 創 作 を 進 めた 作 家 が 現 れた 1709 年 中 国 の 古 典 的 名 著 紅 楼 夢 の 作 者 曹 雪 芹 の 祖 父 曹 寅 は 太 平 楽 事 という 雑 劇 全 九 場 面 を 創 作 し その 中 の 第 七 場 面 日 本 灯 詞 は 日 本 語 を 用 いて 表 現 されている 1 これは 中 国 人 が 初 めて 外 国 語 を 用 いて 文 学 的 創 作 に 従 事 したものである これによって 当 時 の 日 本 文 化 は 中 国 において 既 に 相 当 の 影 響 があり 一 部 の 中 国 の 文 人 は 日 本 に 対 して 比 較 的 強 い 関 心 を 持 ち 比 較 的 多 い 日 本 の 知 識 を 持 っていたと 判 断 することができる 第 四 に 日 本 では 13 世 紀 初 め 以 降 次 第 に 仏 教 禅 宗 の 鎌 倉 と 京 都 の 五 山 のいくつか の 寺 院 で 中 国 から 伝 わった 木 版 技 術 を 用 い 仏 教 経 典 と 中 国 の 仏 典 以 外 の 著 作 を 刊 行 し 始 め 五 山 文 化 の 重 要 な 内 容 を 構 成 した このことによって 日 本 文 化 の 発 達 した 地 域 における 漢 籍 の 木 版 印 刷 を 促 進 し 中 国 で 既 に 失 われた 典 籍 を 保 存 することに 対 して 積 極 的 な 働 きをした とりわけ 中 国 で 既 に 失 われた 文 献 が 日 本 で 重 刊 された 後 さら に 中 国 に 逆 輸 入 された 例 えば 日 本 の 南 朝 の 後 村 上 天 皇 の 正 平 19 年 (1364 年 )に 刊 行 された 有 名 な 論 語 集 解 は 中 国 で 既 に 失 われて 久 しい 何 晏 の 論 語 の 著 作 である また 例 えば 1781 年 に 徳 川 幕 府 の 尾 張 大 納 言 宗 睦 は 中 国 で 既 に 失 われて 数 百 年 経 って いた 唐 の 魏 徴 の 群 書 治 要 を 新 たに 校 勘 して 刊 行 したが それは 中 国 に 逆 輸 入 された 後 中 国 の 学 界 に 激 震 を 起 こし 清 代 の 文 化 建 設 に 関 与 することになった 同 時 に 日 本 の 読 書 人 が 著 した 学 術 的 著 作 例 えば 山 井 鼎 が 足 利 学 校 所 蔵 の 漢 文 文 献 によって 著 した 七 経 孟 子 考 文 は 中 国 に 伝 わって 四 庫 全 書 の 中 に 収 められ 紀 暁 嵐 主 編 の 四 庫 提 要 は その 書 を 千 古 の 疑 いを 釈 するに 足 る と 称 した 彼 らはある 特 定 の 時 期 の 中 国 学 術 の 発 展 に 相 応 の 貢 献 をした 東 アジア 文 明 圏 は 生 命 力 が 充 満 している 文 明 圏 であり 圏 内 の 各 民 族 がみな 自 らの 外 来 文 化 を 識 別 し 受 容 するシステムを 持 つ まさにこのような 包 容 性 と 独 自 性 の 中 で 穏 やかで 親 密 で 善 隣 友 好 の 環 境 において 古 代 日 本 文 化 の 独 自 性 は 体 現 され さらに 中 華 文 明 の 発 展 と 東 アジア 文 明 圏 の 構 築 のために 貢 献 したのである 1 太 平 楽 事 雑 劇 一 巻 に 柳 山 居 士 と 署 名 され 清 の 康 煕 年 間 の 刊 本 がある この 劇 は 今 楽 考 証 に 著 録 され 劇 の 題 目 は 古 典 戯 劇 存 目 彙 考 に 見 える 劇 本 の 分 析 は 厳 紹 璗 著 中 日 古 代 文 学 関 係 史 稿 ( 香 港 中 華 書 局 湖 南 文 芸 出 版 社 1987 年 ) 参 照 25

26 四 東 アジア 冊 封 体 制 と 日 中 関 係 東 アジア 冊 封 体 制 において 日 本 の 地 位 はやや 特 殊 であり その 政 治 的 独 自 性 はさらに 突 出 している このような 政 治 的 独 自 性 は 主 に 東 アジア 地 域 において 自 主 独 立 の 地 位 を 獲 得 し 自 らの 発 展 の 方 向 を 追 求 することに 表 れている 古 代 以 来 世 界 秩 序 は 三 種 類 の 基 本 的 な 制 度 の 形 式 によってその 運 行 が 維 持 されてきた それが 即 ち 朝 貢 冊 封 制 度 と 植 民 地 制 度 契 約 関 係 制 度 である 古 代 東 アジア 世 界 にあっては 中 国 歴 代 王 朝 は 冊 封 朝 貢 による 中 央 - 周 辺 メカニズムを 中 心 とし 東 アジアを 一 つのおおよそ 秩 序 ある 地 域 として 組 み 立 てた 中 国 歴 代 王 朝 の 構 築 した 国 際 関 係 は 王 朝 が 異 なることと 対 象 となる 政 治 実 体 が 異 な ることから 複 雑 かつ 豊 富 な 内 容 をもっていた 隠 さずに 言 うならば 古 代 中 国 は 東 アジア 地 域 において 人 口 は 多 く 地 域 は 広 く 生 産 力 の 進 んだ 国 であり 冊 封 朝 貢 体 制 は かつ てはいくつかの 王 朝 が 周 辺 の 国 際 関 係 を 維 持 していくための 策 略 の 一 つであった この 策 略 を 実 行 した 王 朝 は 基 本 的 には 皆 来 る 者 は 拒 まず 去 る 者 は 追 わずという 原 則 を 実 施 していた(すなわち 自 ら 冊 封 を 求 めてくれば 封 号 を 与 え 封 号 を 求 めなければ それはそ のままとする) そして 冊 封 を 実 行 していく 過 程 では 実 際 には 親 密 中 間 周 辺 という 異 なる 関 係 の 層 が 存 在 していた 日 本 列 島 を 対 象 とする 関 係 にあっては 歴 史 的 事 実 によ ると 日 本 は 中 国 歴 代 王 朝 の 冊 封 体 制 の 中 で 周 辺 の 層 にあったと 判 断 してよいだろう 日 中 古 代 の 政 治 関 係 を 理 解 するにあたり 日 本 列 島 の 実 際 の 状 況 から 述 べる 必 要 がある 外 形 的 な 名 称 と 統 治 の 範 囲 から 言 えば 古 代 の 日 本 列 島 には 前 後 して 三 種 類 の 政 権 が 現 れ た 即 ち 倭 政 権 大 和 政 権 日 本 政 権 である 倭 政 権 とは 即 ち 弥 生 時 代 に 邪 馬 台 国 を 中 心 とした 多 くの 倭 人 の 政 権 である 大 和 政 権 とは 即 ち 4 世 紀 後 に 出 現 した 統 一 政 権 である 日 本 政 権 は 7 世 紀 初 めに 出 現 し 大 化 の 改 新 を 経 て 確 立 した 隋 書 の 記 載 によれば 開 皇 二 十 年 (600 年 ) 倭 王 姓 は 阿 毎 字 は 多 利 思 比 孤 阿 輩 雞 弥 と 号 し 使 を 遣 わし て 闕 に 詣 る 使 者 言 う 倭 王 は 天 を 以 て 兄 と 為 し 日 を 以 て 弟 と 為 す とあり 大 業 三 年 (607 年 ) 其 の 王 多 利 思 比 孤 使 ( 小 野 妹 子 )を 遣 わして 朝 貢 す 其 の 国 書 に 曰 く 日 出 づる 処 の 天 子 書 を 日 没 する 処 の 天 子 に 致 す 恙 無 きや 云 云 とある 日 本 書 紀 推 古 天 皇 十 三 年 条 には 高 麗 国 の 大 興 王 日 本 国 の 天 皇 の 仏 像 を 造 るを 聞 き 黄 金 三 百 両 を 貢 上 す とあり 同 じく 十 六 年 条 には 復 た 小 野 妹 子 臣 を 以 て 大 使 と 為 し 之 を 遣 わす 爰 に 天 皇 唐 帝 に 聘 し 其 の 辞 に 曰 く 東 の 天 皇 敬 みで 西 の 皇 帝 に 白 す とあり 同 じく 二 十 九 年 条 には 高 麗 僧 恵 慈 誓 願 して 曰 く 日 本 国 に 於 て 聖 人 ( 聖 徳 太 子 ) 有 り 玄 聖 の 徳 を 以 て 日 本 の 国 に 生 まる とあり 同 じく 三 十 二 年 条 に 百 26

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