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1 年 4 月 発 行 Japan Building Materials Association 一 般 社 団 法 人 日 本 建 築 材 料 協 会 第 47 回 建 材 情 報 交 流 会 基 調 講 演 失 敗 から 学 ぶ 建 築 基 礎 土 と 基 礎 に 心 をよせて50 年 元 大 手 前 大 学 教 授 学 術 博 士 福 井 實 開 幕 直 前!KENTEN2016 NEWS 私 の 建 築 探 訪 県 立 広 島 大 学 広 島 キャンパス 図 書 館 県 立 広 島 大 学 広 島 キャンパス 図 書 館

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4 CONTENTS 第 47 回 建 材 情 報 交 流 会 埋 立 地 盤 における 建 築 構 造 と 木 造 建 築 用 接 合 金 物 について 基 調 講 演 失 敗 から 学 ぶ 建 築 基 礎 土 と 基 礎 に 心 をよせて50 年 元 大 手 前 大 学 教 授 学 術 博 士 福 井 實 報 告 1 住 宅 市 場 から 視 る 木 造 建 築 用 接 合 金 物 の 変 遷 と 今 後 の 展 開 株 式 会 社 NOGUCHI 代 表 取 締 役 社 長 野 口 茂 一 12 開 幕 直 前! KENTEN2016 NEWS スペシャルカンファレンス 出 展 者 一 覧 特 別 企 画 18 会 員 企 業 の 横 顔 扇 屋 塗 料 株 式 会 社 20 新 製 品 & 注 目 製 品 情 報 水 性 はっ 水 材 Mr.ハッスイ 株 式 会 社 シンコー スカイスクリーン 株 式 会 社 タカショー ヨドガレージ ラヴィージュ 止 水 仕 様 株 式 会 社 淀 川 製 鋼 所 屋 内 用 掲 示 板 (かんご 枠 ) 大 建 プラスチックス 株 式 会 社 22 GBRC 便 り 一 般 財 団 法 人 日 本 建 築 総 合 試 験 所 提 供 耐 火 防 火 試 験 室 ( 池 田 )の 試 験 体 製 作 棟 のご 紹 介 25 健 康 住 宅 を 考 える/ 第 79 回 NPO 法 人 日 本 健 康 住 宅 協 会 提 供 [ 知 って 得 する 健 やか 住 まい 方 ]ー 高 性 能 化 する 住 宅 の 暮 らし 方 を 探 る VOL.3ー 防 虫 部 会 ( 大 阪 ) 部 会 長 對 馬 嘉 雄 ( 個 人 会 員 ) 26 私 の 建 築 探 訪 / 第 85 回 県 立 広 島 大 学 広 島 キャンパス 図 書 館 28 建 築 着 工 統 計 2016 年 2 月 30 編 集 談 話 室 表 紙 : 県 立 広 島 大 学 広 島 キャンパス 図 書 館 円 筒 状 の 形 状 が 特 徴 的 な 県 立 広 島 大 学 広 島 キャンパス 図 書 館 敷 地 の 狭 さ から 圧 迫 感 を 軽 減 するために 選 択 したその 形 状 は ブレースをそのまま 見 せ ている 外 観 と 伴 って 大 きさ 以 上 の 存 在 感 を 感 じさせる また ブレースを 剥 き 出 して 採 光 性 を 上 げることで 室 内 には 自 然 光 が 溢 れ 開 放 的 な 空 間 を 作 り 出 し て い る ( 関 連 記 事 P 2 6 ) 2 けんざい252 号 2016 年 4 月

5 建 材 情 報 交 流 会 第 47 回 建 材 情 報 交 流 会 埋 立 地 盤 における 建 築 構 造 と 木 造 建 築 用 接 合 金 物 について 3 月 11 日 に 開 催 された47 回 目 の 交 流 会 は 東 日 本 大 震 災 からちょうど5 年 目 の 日 にあたり 阪 神 淡 路 東 日 本 と 震 災 に 関 連 の ある 話 題 が 提 供 されました 過 去 の 基 礎 設 計 の 失 敗 経 験 と 実 際 の 設 計 例 から 埋 立 地 域 の 建 築 基 礎 における 問 題 点 と 解 決 方 法 を 述 べた 基 調 講 演 のほか 阪 神 淡 路 大 震 災 後 および 建 設 省 告 示 1460 号 後 の 木 造 建 築 用 接 合 金 物 について 詳 しいお 話 がありました 基 調 講 演 失 敗 から 学 ぶ 建 築 基 礎 土 と 基 礎 に 心 をよせて50 年 元 大 手 前 大 学 教 授 学 術 博 士 福 井 實 氏 基 礎 と 杭 の 分 類 地 盤 沈 下 について 私 は 元 々 構 造 設 計 をしており 次 第 に 基 礎 の 大 事 さに 目 覚 めて 現 在 の 研 究 をするようになりました 今 日 の 話 には 失 敗 例 がたくさん 出 てきます 建 築 基 礎 とは 直 接 基 礎 と 杭 基 礎 の2 種 類 に 大 別 され ます 地 盤 が 弱 いと 杭 を 打 つ 必 要 があります 杭 にはさ まざまな 種 類 があり 径 も 長 さもみな 違 います 固 い 地 盤 に 設 置 する 杭 を 支 持 杭 中 間 層 にとどめる 杭 を 摩 擦 杭 といいます 杭 を 地 盤 に 入 れるための 工 法 には 打 ち 込 み 工 法 埋 込 み 工 法 現 場 築 造 工 法 の3つがあります 今 は 現 場 築 造 工 法 ( 無 音 無 振 動 工 法 )が 主 流 になりました 地 盤 にも 種 類 があり 平 地 内 陸 埋 立 地 臨 海 埋 立 地 に 分 類 されます 最 も 大 きな 問 題 は 地 盤 の 沈 下 です なぜ 沈 下 するのかは よく 分 かっていませんでした 建 築 関 係 者 は 地 盤 に 詳 しくないため 敷 地 に 建 ててか ら 初 めて 沈 下 し 始 める そんな 状 況 から 私 は 勉 強 を 始 めたわけです 結 論 から 言 うと 先 端 を 拡 大 した 杭 を 開 発 しました なぜこのような 杭 をつくったかをこれ から 説 明 します 載 荷 試 験 で 杭 の 支 持 力 を 確 認 します 建 築 基 準 法 で は 長 期 の 支 持 力 の 大 きさは 極 限 支 持 力 の1/3に 設 定 されています どんなに 支 持 力 が 大 きくても 設 計 荷 重 は 荷 重 伝 達 曲 線 のこの 場 所 にくるので 杭 の 支 持 力 は 摩 擦 力 でもっていることになります 勘 違 いされる ことが 多 いのですが 杭 は 先 端 だけでもっているので はありません ほとんどが 摩 擦 力 でもっていることが 一 つのポイントです 鋼 管 杭 でも 入 るからと 打 っていくと 挫 屈 を 起 こ します 場 所 打 ち 杭 の 場 合 は 先 端 の 処 理 がまずいと スライムが 生 じて 写 真 のような 状 態 になります( 図 1) 粘 土 層 が 地 盤 沈 下 を 引 き 起 こす 旧 大 阪 市 役 所 は 木 杭 で 設 計 されました( 大 正 7 年 ) 昭 和 57 年 に 引 き 抜 いたとき 木 杭 はまったく 腐 食 して いませんでした 神 戸 の 摩 耶 埠 頭 に 倉 庫 を6 棟 つくっ たとき 同 じ 敷 地 に 同 じ 設 計 図 なのに ある 棟 だけ 沈 下 が 始 まりました 不 思 議 に 思 って 測 定 したところ 12 年 間 で55cm 下 がりました 調 べた 結 果 埠 頭 の 真 ん 中 に 粘 土 があったことが 分 かりました わずかな 粘 土 で 沈 下 が 起 こることに 驚 きました これはネガティブ フリクション( 負 の 摩 擦 力 )によるもので 関 西 におけ る 大 きな 沈 下 の 代 表 例 になりました( 図 2) 大 阪 湾 の 主 な 海 上 埋 立 地 の 一 つ 大 阪 南 港 の 支 持 杭 の 代 表 はWTCビルです 関 西 国 際 空 港 は 直 接 基 礎 の 代 表 例 です 柱 脚 にジャッキを 設 置 し 建 物 側 で 調 整 しています 建 物 の 種 類 によって 重 量 は 異 なります 石 造 りの 建 図 1 壊 れた 杭 の 先 端 けんざい252 号 2016 年 4 月 3

6 建 材 情 報 交 流 会 物 はたいてい 重 い 建 物 の 重 さを 面 積 で 割 ったのが 荷 重 度 です 荷 重 度 は 地 盤 に 与 える 影 響 を 考 える 上 で 重 要 です 柱 の 荷 重 は 摩 擦 力 と 先 端 でもってくれます ところ が 粘 土 層 が 沈 下 する 場 合 ネガティブフリクションが 生 じ 下 の 方 の 粘 土 は 上 の 方 向 に 作 用 します 沈 下 の 方 向 が 変 わる 点 を 中 立 点 といいます 上 の 荷 重 は 下 向 き の 力 (ネガティブな 力 )と 支 持 力 と 上 向 きの 力 この 両 方 で 検 討 して 設 計 すると 教 科 書 では 説 明 しています 埋 立 地 で 恐 ろしいのは 支 持 層 と 埋 め 立 て 層 の 間 に 海 底 粘 土 がかんでいることです 粘 土 が 下 がると 摩 擦 力 がすべて 下 向 きになります 長 い 杭 ほど 摩 擦 力 が 大 きくなるので 先 端 だけではもたなくなって 不 同 沈 下 を 起 こすのです 今 まではそれについてよく 分 からな かったのですが オランダの 石 油 会 社 が 杭 にアスファ ルトを 塗 ることを 考 案 それが 数 十 年 前 から 発 表 され だしました 杭 にアスファルトを 塗 ることで 摩 擦 力 が 小 さくなるのです 私 たちは これらの 力 をどのよう にして 実 際 の 現 場 で 測 ろうかと 研 究 を 続 けました( 図 3) 埋 立 地 盤 における 建 築 基 礎 構 造 大 阪 湾 は 深 度 15~20mのところに 10~15m 厚 の 海 底 粘 土 があります 沖 積 粘 土 は1 万 年 以 内 にできた 若 い 粘 土 なので 沈 下 が 激 しくなります そもそもこんな ところに 十 数 mも 土 を 盛 ると 自 重 で 下 がっていきま す 15mの 粘 土 なら 1 割 で1.5m 2 割 なら3m 下 がります そんな 地 盤 はありません しかし 大 阪 湾 ではそういう ところしかないので 立 地 してきました 大 阪 湾 は 何 千 年 という 単 位 で 変 化 してきました 大 阪 の 地 盤 で 特 徴 的 なのは 大 和 川 が 付 け 替 えられたことで す 付 け 替 えによって 氾 濫 地 が 肥 沃 な 畑 になりました 摩 耶 埠 頭 の 倉 庫 の 話 が 出 ましたが 支 持 杭 によって 地 盤 だけが 下 がると 段 差 が 生 じます 倉 庫 の 床 が 下 がり ブレースのプレートが 挫 屈 し ボルトが 破 断 し ました これを12 年 間 計 測 して 地 盤 の 怖 さを 知 りま した 後 学 のために 論 文 発 表 もしました( 図 4) 東 大 阪 にも 池 や 田 んぼの 埋 立 地 があり そこに 杭 を 打 って 立 てた 建 物 は 地 盤 が 沈 下 し 杭 の 頭 が 露 出 して きました 地 盤 だけが 下 がるので 屋 外 の 非 常 階 段 が 浮 き 上 がってしまいました 地 盤 のことはあまり 知 ら なかったので 設 計 時 にはまさかこんなことになると は 予 想 していませんでした しかしこうなると やは りもっと 地 盤 の 勉 強 が 必 要 なのだと 実 感 しました 地 盤 沈 下 は かなりひどい 状 況 になります おそら く 下 がるだろうという 想 定 で 基 礎 の 周 辺 をブロックで カバーした 事 例 がありますが 1mも 下 がるとそのブ ロックも 意 味 を 成 しません 最 も 恐 ろしいのは この 状 態 で 地 震 がきたときです 杭 頭 がせん 断 力 で 壊 れる ので 注 意 が 必 要 です 別 の 事 例 では 元 の 地 盤 から1~1.5m 下 がったため 階 段 を 継 ぎ 足 しました 樋 が 抜 けてしまった 例 もあり ます 配 水 管 は 下 がると 切 れるので 注 意 が 必 要 です 切 れないようにフレキシブルなチューブをつないで 点 検 しながら 使 います 建 物 は 悪 くないので そのつど ふさわしい 解 決 法 をとり 修 理 しながら 使 い 続 ける ケースも 多 いのです( 図 5) ポートアイランドでの 実 験 測 定 神 戸 のポートアイランドの 仕 事 を 初 めて 受 けたのは 昭 和 46 年 頃 でした 神 戸 市 が 学 校 倉 庫 住 宅 マン ションをここにつくり 始 める 時 期 です どう 設 計 して いくべきかを 考 えるにあたり 本 格 的 な 実 験 を 行 うこ 図 2 ネガティブフリクションによる 不 同 沈 下 図 3 負 の 摩 擦 力 が 作 用 した 杭 の 摩 擦 力 度 と 軸 力 の 分 布 形 4 けんざい252 号 2016 年 4 月

7 建 材 情 報 交 流 会 とになりました 市 は 神 戸 大 学 の 尭 天 教 授 に 依 頼 し 地 盤 対 策 委 員 会 をつくって 有 識 者 を 集 め 対 策 を 練 り 始 めました 私 はたまたまこのような 研 究 をしていた ので 実 験 企 画 を 担 当 させてもらいました 実 験 は 大 変 なものでした 杭 の 設 計 をどうするか 地 盤 はどれだけ 下 がるのか それらを 調 べるために あちこちに 沈 下 計 を 入 れ 実 際 の 杭 の 先 端 の 支 持 力 が どれくらいのものなのかを 測 定 し 載 荷 試 験 も 行 う 必 要 がありました そうしたいろいろな 実 験 を 昭 和 51 年 頃 から 始 めました アスファルトの 効 果 を 確 認 するために アスファル トを 塗 った 杭 と 塗 らない 杭 を 打 って 調 べました まず 杭 を 打 っていくわけですが 実 は 真 っ 直 ぐに 入 る 杭 と いうのは 少 なく 図 1の 写 真 のように 歪 んでしまいます 先 端 も 壊 れてしまいます これは 大 変 なことだと 岩 砕 棒 という 鉄 の 塊 をまずつくり それを 打 ち 込 んで 貫 通 させた 後 に 鋼 管 杭 を 打 つことにしました これをや りながら 試 験 杭 その 他 も 打 ち 込 んでいきました 埋 立 地 にはどんな 土 が 入 っているか 分 かりません がれきもたくさんあります アスファルトの 実 験 では 杭 にアスファルトを 塗 ってどれだけ 付 いているかを 調 べます 普 通 プロテクターは12mmくらいの 鉄 板 を 巻 いただけで 打 ち 込 みます 結 果 ほとんどアスファ ルトがめくれていました これでは 効 果 がありません そこで 何 とか 考 え 出 した 案 は 杭 の 先 端 部 を 膨 らませ ることでした そこで 先 端 を10cm 膨 らませた 杭 をつくり それを 打 ち 込 んで 引 き 抜 きました すると アスファルトはき れいに 残 った 状 態 だったのです 今 度 はこれで 行 こう と 製 作 に 入 るのですが そのような 鋼 管 杭 の 仕 口 をつ くるのは 大 変 でしたが そうしないともたないことも 初 めて 分 かったわけです 1カ 所 では 分 からないので 4カ 所 で2 年 間 測 定 しまし た 当 時 一 時 的 にはやったグリーンパイルという アスファルトの 上 にグリーンのコーティングをした 杭 も 調 べました しかしながら 埋 立 地 の 地 中 にはさま ざまながれきがあるので 思 ったように 杭 をきちんと 設 置 することができません 最 終 的 には 先 端 が 非 常 に 頑 丈 な 杭 をつくって 打 ち 込 むことになりましたが それでもプレートは 壊 れました 先 端 を 膨 らませると 杭 と 地 盤 にすき 間 ができますが 水 平 力 が 加 わったと きに 建 物 が 変 形 するので すき 間 に 砂 を 詰 めました もう 一 つ 大 きな 問 題 は 3000~5000 回 ほども 杭 を 打 つので 従 来 のゲージではもたないことでした ゲー ジはつぶれ コードも 切 れる そこでいろいろな 事 前 実 験 をして 鋼 管 の 中 にコードをつなぐための 鉄 筋 を 付 けました 先 端 面 積 を 大 きくした 杭 で 見 られた 効 果 結 果 的 に 先 端 を 拡 大 した 杭 は 大 変 有 益 であること が 分 かりました 国 際 会 議 の 論 文 を 調 べると ノル ウェーのオスロでは 岩 盤 用 に 先 端 を 膨 らませた 鋼 管 杭 が 実 際 にありました オランダにも 先 端 部 だけ 少 し 膨 らませた 杭 があることが 文 献 で 確 認 できました 実 験 の 結 果 摩 擦 力 がプラスに 働 く 部 分 とマイナス に 働 く 部 分 があり 支 持 層 ではプラスに 働 くので 支 持 層 の 部 分 は 先 端 を 太 くしてプラスの 摩 擦 力 を 加 味 し ようという 考 え 方 に 到 達 しました ポートアイランド の 埋 立 地 は 埋 立 層 の 下 に 必 ず10mくらいの 粘 土 があ るので 打 ち 込 むことによってネガティブな 部 分 を 小 さくすることができます そして 支 持 層 の 部 分 を 太 く して 先 端 面 積 を 大 きくします このような 杭 がその 後 図 4 ブレース 挫 屈 とボルトの 破 断 図 5 地 盤 沈 下 による 階 段 部 の 継 ぎ 足 し けんざい252 号 2016 年 4 月 5

8 建 材 情 報 交 流 会 主 流 になりました もし 私 が 貢 献 できたとすれば こ の 杭 をこの 実 験 で 採 用 できたことだと 思 います ここで 実 際 の 測 定 に 入 りました 上 から 埋 立 層 粘 土 層 支 持 層 となっており ここに 杭 を 打 ち 込 みます こ の 粘 土 層 は 未 圧 密 つまりそれまで 荷 重 を 受 けたことが ないので 粘 土 層 中 の 水 は 上 と 下 に 脱 水 が 進 んでいま す この 圧 密 応 力 度 がここにくるまで( 土 質 が 変 わるま で) 沈 下 を 続 けます それが2m 3mという 大 きさになる のです 埋 立 地 の 杭 は 非 常 に 大 きなネガティブフリク ションを 受 けます 荷 重 がかかっていない 状 態 で 直 径 80cmの 杭 の 先 端 が800tまで 測 定 できました 従 って ポートアイランドの 初 期 の 建 物 の 杭 はほとんど 不 同 沈 下 しました 測 定 結 果 について ピークは 粘 土 層 の 中 央 に 出 てい ますが 500t 以 上 の 力 が 作 用 し 測 定 不 能 になった 事 例 もありました 一 方 でアスファルトを 塗 った 杭 は 非 常 にスムーズに 測 れ 効 果 が 見 てとれました( 図 6) 埋 立 地 における 耐 震 は 地 盤 改 良 がポイント 神 戸 中 央 市 民 病 院 をつくるときも いろいろな 勉 強 をしました 埋 立 地 で 最 も 大 事 なことは 建 物 の 重 さ に 相 当 する 土 をまず 排 除 することです そうすると 深 い 地 層 に 対 してあまり 荷 重 がかからないからです 病 院 の 設 計 では 10mの 載 荷 盛 土 を2 年 間 行 い 圧 密 沈 下 を 促 進 したと 思 って 実 験 を 進 めたのですが 驚 いたこ とに 沖 積 粘 土 が 縮 まずに 洪 積 粘 土 が 沈 下 しました 沖 積 粘 土 は 単 に 盛 土 だけではだめで サンドドレーン しなければならないことが 分 かりました このことが 洪 積 層 の 沈 下 も 無 視 できないという 関 西 国 際 空 港 の ケースにもつながっていきました 図 7は 当 時 つくられた 公 団 住 宅 の 写 真 です 粘 土 層 の 沈 下 を 促 進 するには 直 径 40cmの 砂 杭 を 打 ち 込 みます 水 が 砂 杭 に 集 まるので 沈 下 が 促 進 されます さらに 載 荷 盛 土 をすることによって 粘 土 が 急 速 に 下 がります 論 文 などに 出 ているこのような 情 報 を 参 考 に 実 際 の 地 盤 改 良 工 事 を 行 いました 住 宅 公 団 では 人 が 住 む 建 物 なので 何 らかの 対 策 が 必 要 だとして 日 本 にあるほとんどのサ ンドドレーンの 機 械 を 持 ち 込 んで 工 事 し 沈 下 管 理 をし ながら 設 計 していきました このおかげで 兵 庫 県 南 部 地 震 ではほとんど 問 題 が 起 こりませんでした 旧 大 阪 市 庁 舎 中 之 島 公 会 堂 図 書 館 など 昔 のビ ルは 全 部 木 杭 です 地 層 によって 杭 の 形 や 長 さが 変 わってくるので 過 去 の 資 料 を 見 ながら 設 計 工 事 を しています 大 阪 のもう 一 つのポイントはOBP 地 区 です OBP 地 区 は 梅 田 と 比 べて 洪 積 粘 土 が 何 倍 も 強 いので 沈 下 も しないし 建 物 にもまったく 問 題 が 生 じません 梅 田 では 下 の 方 に 強 い 層 があるので ボーリングをきっち りやっておく 必 要 があります 阪 神 淡 路 大 震 災 について ポートアイランドは 水 び たしになりました 地 盤 改 良 を 行 ったところは 問 題 が なく していなかったところはいろいろな 問 題 がおこ りました 住 宅 公 団 などの 住 宅 団 地 は きちんと 地 盤 改 良 をしていたので 地 震 後 もほとんど 段 差 がありま せんでした 地 震 の 結 果 地 表 面 は 動 きましたが 洪 積 支 持 層 はほぼ 動 いていないことが 分 かりました 底 の 地 盤 は 地 震 に 関 係 なく 大 丈 夫 でした 地 盤 改 良 の 効 果 は 素 晴 らしいものです 問 題 はやるかやらない かの 違 いです どんな 建 物 でも それに 見 合 った 地 盤 改 良 をしておけばいいのです 埋 立 地 の 地 盤 は 動 きま す 動 く 地 盤 にはそれなりの 柔 軟 な 対 応 が 必 要 だとい うことです 図 6 処 理 杭 の 全 景 図 7 打 設 の 状 況 6 けんざい252 号 2016 年 4 月

9 広 告 けんざい252 号 2016 年 4 月 7

10 建 材 情 報 交 流 会 報 告 1 住 宅 市 場 から 視 る 木 造 建 築 用 接 合 金 物 の 変 遷 と 今 後 の 展 開 株 式 会 社 NOGUCHI 代 表 取 締 役 社 長 野 口 茂 一 氏 すが 大 工 の 減 少 はそれより 早 い 住 宅 の 需 要 も 下 が りますが それ 以 上 に 建 てる 職 人 が 減 少 することが 戸 建 住 宅 市 場 の 大 きな 問 題 点 です( 図 1) 新 設 住 宅 着 工 戸 数 の 減 少 大 工 の 減 少 に 加 え 建 築 物 の 省 エネ 基 準 の 適 合 義 務 化 も2020 年 に 迫 っています 早 急 に 取 り 組 んでいかなければならないのが 長 期 優 良 住 宅 の 標 準 化 省 エネ 基 準 への 早 期 対 応 職 人 不 足 への 対 応 安 心 安 全 戸 建 住 宅 減 少 への 対 応 です ( 図 2) 市 場 の 動 向 木 造 新 設 着 工 戸 数 の 工 法 推 移 まず 住 宅 市 場 の 動 向 について 住 宅 着 工 数 の 推 移 を ご 覧 ください 全 体 的 には 人 口 減 があるので 減 少 傾 向 にあります 戸 建 市 場 の 大 半 は 中 小 工 務 店 が 支 えて おり 年 間 約 1000 棟 以 上 建 てる 大 手 のハウスメーカー のシェアが34% 程 度 であるのに 対 し 年 間 100 棟 未 満 の 中 小 工 務 店 は40%と 半 分 近 くを 占 めています 戸 建 住 宅 の 利 用 形 態 は 注 文 貸 家 分 譲 住 宅 給 与 住 宅 の 四 つで 構 造 は 木 造 鉄 骨 造 RC 造 があります 特 に 木 造 住 宅 は 木 造 軸 組 工 法 と2 4の2 種 類 に 分 か れます 木 造 新 設 着 工 戸 数 の 工 法 別 推 移 を 見 ると 約 70%が 木 造 軸 組 工 法 および 在 来 工 法 が 占 め 2 4は11.2%で プレハブを 大 きく 上 回 っているのが 特 徴 です 日 本 の 大 工 の 就 業 者 数 の 推 移 ですが 国 勢 調 査 によると1995 年 に76 万 1 千 人 いた 大 工 の 数 が 2010 年 には39 万 7 千 人 に 減 少 2020 年 には21 万 1 千 人 まで 落 ち 込 むと 推 定 さ れています 職 人 の 高 齢 化 も 進 んで 技 術 の 継 承 も 危 ぶ まれ このままでは 私 たちが 家 を 建 てようとしても 任 せられる 大 工 職 人 がいなくなってしまいます 住 宅 着 工 の 戸 数 は2020 年 までに 年 間 5% 近 く 落 ちていきま 接 合 金 物 の 歴 史 最 近 では 構 造 用 合 板 を 使 って 耐 震 性 能 を 確 保 する 方 法 が 多 用 されていますが 10 年 以 上 前 の 建 物 は ほと んどが 筋 交 いによって 耐 震 性 を 確 保 しています 建 築 基 準 法 では 筋 かいの 耐 震 性 の 確 保 に 注 力 してきました 昭 和 54 年 地 震 係 数 を 高 めた 改 正 を 行 ったのですが 阪 神 淡 路 大 震 災 で 昭 和 50~60 年 の 建 物 つまり 建 築 基 準 法 でハードルを 上 げられた 建 物 の 多 くが 倒 壊 しま した 筋 交 いだけでは 耐 震 性 は 確 保 できなかったこと が 阪 神 淡 路 大 震 災 で 証 明 されたわけです 昭 和 40 年 に JIS A 5531 木 造 建 築 用 金 物 が 公 的 な 規 格 として 制 定 されました これは 大 規 模 な 建 造 物 に 対 しての 基 準 であり 木 造 住 宅 用 としては 普 及 しませ んでした そんな 時 代 の 中 で 粗 悪 な 金 物 品 が 出 回 った ため 住 宅 木 造 センターの 前 身 である 日 本 木 質 構 造 材 料 協 会 が 昭 和 49 年 10 月 に 設 立 され 昭 和 51 年 10 月 に 枠 組 壁 工 法 用 接 合 金 物 (Cマーク)が 制 定 されました そ の 後 昭 和 57 年 1 月 に 同 等 認 定 規 格 (Dマーク) 制 定 昭 和 62 年 11 月 建 築 基 準 法 改 正 で 準 防 火 地 域 に 木 造 3 階 建 てがオープン 化 され 昭 和 63 年 4 月 に3 階 木 造 住 宅 金 物 の 規 格 が 制 定 されました 図 1 木 造 新 設 着 工 戸 数 の 工 法 別 推 移 図 2 木 造 住 宅 業 界 が 取 るべき 対 応 8 けんざい252 号 2016 年 4 月

11 建 材 情 報 交 流 会 平 成 7 年 阪 神 淡 路 大 震 災 後 平 成 12 年 6 月 に 建 築 基 準 施 行 令 が 改 正 され 性 能 の 規 定 化 平 成 13 年 4 月 にS マークが 制 定 されました 最 近 は 平 成 24 年 10 月 に 金 物 への 接 合 に 使 用 する 釘 からタッピングねじ いわゆ るビスの 仕 様 が 追 加 されました 木 造 建 築 金 物 の 接 合 金 物 について 公 益 財 団 法 人 日 本 住 宅 木 材 技 術 センターによる Zマーク 表 示 金 物 同 センターにてZマーク 表 示 金 物 と 同 等 の 品 質 性 能 を 有 する 金 物 公 的 評 価 機 関 に よって 品 質 性 能 を 確 認 した 金 物 この3 点 いずれか の 基 準 を 満 たすものを 接 合 金 物 と 呼 びます 筋 交 いに よって 耐 震 性 を 確 保 していたところ 阪 神 淡 路 大 震 災 によって 接 合 金 物 は 大 きな 転 機 をみました 震 災 以 前 はホールダウン 金 物 があったのですが それが 不 足 し ていた 木 造 軸 組 工 法 の 建 築 物 で 新 しいにもかかわら ず 柱 が 抜 けて 倒 壊 したケースが 多 く 見 られました 木 造 軸 組 工 法 の 建 築 物 では 耐 力 壁 が 地 震 に 対 して 抵 抗 することから 耐 力 壁 が 破 壊 するより 前 に 柱 が 抜 けるなどして 耐 震 強 度 を 失 ってはなりません 言 い 換 えれば 耐 力 壁 の 性 能 を 完 全 に 発 揮 させることによっ て 強 度 指 向 の 設 計 であっても 終 局 的 な 粘 り 強 さを 確 保 し 建 物 の 倒 壊 を 防 ぐものです 告 示 第 1460 号 で ある 地 震 力 に 対 し 柱 に 実 際 に 生 じる 力 によって 補 強 金 物 を 決 めるのではなく その 柱 に 付 く 耐 力 壁 の 仕 様 によって 補 強 金 物 を 決 めなければならないという 大 きな 方 向 の 転 換 が 出 されました Z 金 物 に 関 しては 住 木 センターのZマーク 表 示 Z マーク 同 等 認 定 表 示 それだけではなく 告 示 分 を 満 た す 諸 金 物 すべてを 含 めて 接 合 金 物 1460 号 に 要 求 して いる 金 物 という 形 で 定 義 されました 品 質 性 能 評 価 について 住 木 センターの 場 合 はZ マーク Dマーク Cマーク Sマークの4 種 類 あります Zマークは 在 来 工 法 用 で DマークはZマークに 追 加 さ れた 同 等 認 定 です 例 えばこれらの 筋 交 いプレートで はZの 規 格 が 寸 法 厚 みですべて 決 まっています 各 メーカーが 違 う 形 の 商 品 をつくっていますが Zと 同 精 度 同 等 以 上 の 品 質 を 備 えたものが 同 等 認 定 のD マークです( 図 3 図 4) その 中 で 住 宅 業 界 がどのように 成 長 発 展 をしてい けばいいのか 職 人 不 足 への 対 応 として 熟 練 性 を 問 わない 住 宅 工 法 ( 金 物 工 法 )の 開 発 プレカットのシェ ア 拡 大 が 現 状 の 課 題 です 金 物 工 法 とは 柱 と 梁 や 梁 と 梁 などの 接 合 に 1から2スリットの 金 物 を 用 いてド リフトピンを 打 ち 込 む 工 法 です 従 来 の 仕 口 や 継 手 の 工 法 に 比 べて 断 面 欠 損 が 小 さく 精 度 が 高 いのが 特 長 現 在 は 軸 組 工 法 の20~30% 程 度 ですが 今 後 こう したシステム 工 法 が 増 加 すると 予 想 されています プ レカット 工 場 で 材 木 を 切 り そこに 金 物 を 先 に 入 れ 金 物 付 きのものをつくってしまう それを 現 場 に 運 び プラモデルのように 組 み 立 てます( 図 5) 安 心 安 全 への 対 応 阪 神 淡 路 大 震 災 以 降 耐 震 はかなり 強 化 されてきま したが 最 近 は 免 震 制 震 の 技 術 も 戸 建 住 宅 に 採 用 さ れています 耐 震 のみの 場 合 は 倒 壊 しなくても 揺 れ によって 接 合 部 が 損 傷 し 繰 り 返 される 余 震 で 接 合 部 の 損 傷 が 拡 大 してしまいます 耐 震 制 震 の 技 術 を 入 れることで 制 震 装 置 が 地 震 のエネルギーを 吸 収 する ため 耐 震 構 造 のみと 比 べて 揺 れが 小 さくなり 建 物 の 倒 壊 を 防 ぐだけでなく 壁 などの 損 傷 も 抑 えられま す 建 物 の 復 元 力 が 高 いため 繰 り 返 す 余 震 に 効 果 的 な 図 3 Z マーク 表 示 金 物 図 4 Z マーク D マーク(Z 同 等 認 定 ) けんざい252 号 2016 年 4 月 9

12 建 材 情 報 交 流 会 ので 制 震 による 横 の 吸 収 と 耐 震 の 技 術 を 組 み 合 わ 舎 の 計 画 設 計 が 進 められるように 制 定 されました 国 せたものが 最 近 は 主 流 になっています は 中 大 規 模 木 造 構 造 物 を 促 進 しているのですが 今 問 制 震 装 置 は 大 きく 三 つに 分 類 できます ゴム 等 を 題 になっているのが 大 規 模 あるいは 中 規 模 木 造 建 築 物 使 ったもの オイルなど 油 圧 を 使 ったもの 塑 性 の 力 の 設 計 経 験 を 持 つ 経 営 者 が 不 足 していることです 法 を 使 ったものです ほかに 摩 擦 を 使 ったもの 磁 力 を 律 のハードル 基 準 を 下 げたところで 今 後 中 大 規 模 木 造 使 ったものが 今 幅 広 く 浸 透 しています 構 造 物 の 建 築 物 が 増 えてくるのではないかと 思 います 具 体 的 な 商 品 の 説 明 をします 元 々 筋 交 いがあった 住 宅 金 物 を 製 造 している 各 社 は 今 いろいろな 試 み ところに 制 震 の 金 物 を 入 れ 横 の 揺 れを 吸 収 するよう をしています 中 大 断 面 集 成 材 の 接 合 に 使 用 する な 金 物 を 付 けるものが 今 普 及 しています すべてに 制 梁 受 金 物 木 造 在 来 軸 組 工 法 の 要 である 柱 と 梁 と 土 震 の 金 物 を 付 けるということではなく Z 関 係 の 筋 交 台 の 接 合 部 を 高 い 強 度 と 精 度 でつなぎ 耐 震 性 や 耐 久 いに 金 物 を 付 けるものに 加 えて 制 震 を 部 分 的 に 入 れ 性 を 高 める 設 計 の 自 由 度 を 高 めた プレセッターSU ていくものが 主 流 です( 図 6) システム アンカーボルトと 柱 脚 金 物 を 接 合 する 親 子 フィラー W を 組 み 合 わせたTS 金 物 システム 中 規 模 木 造 構 造 非 住 宅 への 進 出 など これらがZ 金 物 認 定 金 物 と 大 きく 違 うのは 規 戸 建 住 宅 および 木 造 住 宅 向 けの 着 工 件 数 が 確 実 に 減 格 が 難 しいことです 現 場 ですべてカスタマイズしな 少 すると 予 想 されているので 各 メーカーとも 中 大 規 ければいけない 点 で 非 常 にハードルが 高 くなります 模 木 造 建 築 に 進 出 することを 検 討 しています 2010 年 10 月 公 共 建 築 物 等 木 材 利 用 促 進 法 が 施 行 されました 新 建 材 CLT( 直 交 集 成 板 )について 最 近 は 国 際 教 養 大 学 ( 秋 田 県 )の 図 書 館 糸 魚 小 学 校 CLTは1995 年 頃 に 発 展 した 新 しい 木 質 の 建 材 で ( 北 海 道 ) 等 で 活 用 されており 直 近 は 東 京 オリンピッ オーストリアを 中 心 に 構 造 用 材 料 として 利 用 されてき クの 競 技 場 でも 一 部 木 材 が 使 われるということです ました 近 年 は 国 内 でも 普 及 を 急 いでいるところです 木 造 建 築 は 非 住 宅 分 野 にも 拡 大 しつつあります 近 年 高 い 断 熱 遮 音 耐 火 性 環 境 性 能 が 評 価 されていま では 木 材 の 特 性 を 活 かした 新 しい 構 造 が 試 みられ 住 す 木 材 は 非 常 に 燃 えやすいという 見 方 が 多 かったの 宅 には 金 物 工 法 が 広 まるなど 新 たな 段 階 に 入 ろうと ですが CLTの 登 場 で 耐 火 性 が 強 化 されました 日 しています 本 では2013 年 12 月 にCLTのJAS( 日 本 農 林 規 格 )が 制 定 国 も 公 共 建 築 物 等 木 材 利 用 促 進 法 の 施 行 を 受 け 3 階 されました また 阪 神 淡 路 大 震 災 を 再 現 した 大 きな 実 建 て 以 下 の 比 較 的 小 規 模 な 公 共 建 築 物 は 原 則 的 にすべ 験 では 高 い 耐 震 性 が 証 明 されています 今 後 は 金 物 に て 木 造 とする という 方 針 を 発 表 し 現 在 進 めています よる 耐 震 性 強 化 に 加 え 建 材 耐 力 壁 による 耐 震 性 強 また2015 年 JIS A 3301の 改 正 で 木 造 校 舎 の 構 造 設 計 標 化 も このような 新 しい 建 材 の 普 及 によって 工 法 が 変 準 が 改 正 されました 改 正 点 は7つで 大 規 模 木 造 建 築 わってくるのではないかと 思 われます 物 の 設 計 経 験 のない 技 術 者 でも 比 較 的 容 易 に 木 造 校 図 5 金 物 システム 工 法 図 6 V-RECS < SG >の 特 徴 10 けんざい252 号 2016 年 4 月

13 広告 大阪化工 株 は 平成24年11月より社名変更しました 東京都千代田区岩本町 A&Kビル2F 新日鉄スーパーダイマ採用で 耐食性は溶融亜鉛めっきの 15 倍 後塗装 ( タールエポ ) 不要で 高湿の室内天井でもコストを削減 従来の角スタッドに振れ止めを付け 下地材を一体化 簡単施工で強風 地震に強い壁 天井を実現し 工期も短縮 関包スチールの 建築用鋼製天井 壁下地材シリーズ けんざい252号 2016年4月 11 Super 軽天 TS スタッド のカタログをお送りします 本 社 大阪市西区靱本町 TEL/ 代 浦安営業所 千葉県浦安市千鳥 TEL/ 代

14 開 幕 直 前! NEWS 今 年 で3 回 目 を 迎 える 建 築 材 料 住 宅 総 合 展 KENTEN2016 今 回 は 安 心 で 豊 かな 生 活 環 境 の 未 来 へ をテーマに 多 く の 企 業 団 体 に 出 展 していただきます また 基 調 講 演 をしていただく 大 江 匡 氏 をはじめ 多 彩 な 講 師 陣 による 講 演 セミナー も 本 展 示 会 の 魅 力 の 一 つといえるでしょう 今 号 では それらの 情 報 をいち 早 く 皆 様 にご 紹 介 いたします ご 来 場 時 に より 充 実 した 時 間 を 過 ごしていただけるよう 事 前 にチェックしてみてはいかがでしょうか なお 最 新 情 報 など 詳 細 はWEBサイト( 覧 ください 基 調 講 演 6 月 8 日 ( 水 )13:00 14:00 プランテックの やってきた 建 築 改 革 " 昨 年 創 業 30 年 を 迎 えたプランテックグループ 日 本 の 産 業 を 支 える との 社 是 のもと 倉 庫 新 築 コンペでの 期 末 在 庫 圧 縮 提 案 本 社 屋 でのエスカレーター 導 入 提 案 増 築 ではなく 減 築 提 案 など 斬 新 かつ 合 理 的 な 切 り 口 で 数 々のソリューションを 提 供 してきたエッセンスを 紹 介 します 株 式 会 社 プランテック アソシエイツ 代 表 取 締 役 会 長 兼 社 長 建 築 家 大 江 匡 氏 プ ロフィール 1977 年 菊 竹 清 訓 建 築 設 計 事 務 所 入 所 同 所 退 所 後 1985 年 株 式 会 社 プランテック 総 合 計 画 事 務 所 現 株 式 会 社 プランテックアソシエイツを 設 立 2005 年 より 代 表 取 締 役 1988 年 から2000 年 ま で 日 本 大 学 や 早 稲 田 大 学 で 講 師 を 務 める 日 本 建 築 学 会 日 本 建 築 家 協 会 の 会 員 であり 経 済 同 友 会 幹 事 2003 年 内 閣 官 房 IT 戦 略 の 今 後 の 在 り 方 に 関 す る 専 門 調 査 会 委 員 2009 年 から2010 年 に は 国 土 交 通 省 成 長 戦 略 会 議 委 員 国 際 展 開 での 座 長 を 務 める 2010 年 10 月 Singapore で 開 催 された Asia Gaming Conferenceでは 日 本 代 表 として 我 が 国 の 国 際 観 光 復 興 とカジノIRが 果 たすべき 役 割 につ いて 講 演 東 京 大 学 工 学 部 建 築 学 科 卒 東 京 大 学 大 学 院 工 学 建 築 研 究 科 修 了 < 主 な プ ロジェクト> 武 田 薬 品 工 業 株 式 会 社 湘 南 研 究 所 ( 第 45 回 SDA 賞 入 選 第 54 回 BCS 賞 受 賞 ) ソニーシティー (グッドデザイン 賞 日 本 免 震 構 造 協 会 賞 作 品 賞 IIDA 北 米 照 明 学 会 Merit 賞 受 賞 ) サントリー 商 品 開 発 センター(グッドデ ザイン 賞 受 賞 ) 日 産 テクニカルセンター 赤 坂 門 受 付 棟 (グッドデザイン 賞 JCDデザインアワード 賞 受 賞 ) 南 海 ターミナルビル 再 生 計 画 (グッドデザイン 賞 第 52 回 BCS 賞 特 別 賞 BELCA 賞 ベス トリフォーム 部 門 第 32 回 大 阪 都 市 景 観 建 築 賞 受 賞 ) トヨタ 自 動 車 パワートレーン 共 同 開 発 棟 12 けんざい252 号 2016 年 4 月

15 特 別 講 演 6 月 9 日 ( 木 ) 12:30 エネルギーミックスを 踏 まえた 省 エネ 政 策 について 近 畿 経 済 産 業 局 課 長 山 下 忠 司 氏 平 成 27 年 7 月 に 制 定 されたエネルギーミックスを 踏 まえた 省 エネ 政 策 の 現 状 を 法 改 正 等 を 含 めて 紹 介 します 12:30 既 存 住 宅 の 性 能 向 上 長 期 優 良 化 リフォームについて 国 土 交 通 省 住 宅 局 住 宅 生 産 課 ストック 時 代 のマンション 大 規 模 修 繕 リフォーム- 実 施 事 例 を 中 心 に 株 式 会 社 長 谷 工 総 合 研 究 所 上 席 主 任 研 究 員 13:30 一 帯 一 路 シルクロード 経 済 圏 - 建 設 業 へのインパクト- 香 港 貿 易 発 展 局 大 阪 事 務 所 長 伊 東 正 裕 氏 高 橋 徹 氏 成 長 し 続 けるアジア 経 済 そのゲートウェイとしての 香 港 の 役 割 に 加 え アジア 有 数 の 一 大 消 費 マーケットでもある 香 港 をターゲットに いかに 日 系 企 業 が 戦 略 的 提 携 によって 進 出 されるか また その 背 後 にある シルクロード 経 済 圏 に 建 設 関 係 の 皆 様 がどのように 参 画 していくかについて 講 演 します 特 別 講 演 6 月 10 日 ( 金 )11:00 アルミニウム 建 材 の 屋 外 耐 久 性 について ( 協 力 : 関 西 エクステリアフェア) 一 般 社 団 法 人 軽 金 属 製 品 協 会 福 田 健 二 氏 (YKK.AP 株 式 会 社 ) 金 属 サイディング 外 壁 重 ね 張 りリフォームのご 提 案 日 本 金 属 サイディング 工 業 会 代 表 幹 事 小 野 実 氏 ( 旭 トステム 外 装 株 式 会 社 ) 新 築 建 物 の 外 壁 や 既 存 建 物 の 外 壁 リフォームに 多 く 採 用 されている 金 属 サイディング 積 雪 地 や 寒 冷 地 の 多 い 東 日 本 での 需 要 は 多 いですが 西 日 本 で はまだまだ 普 及 が 進 んでおらず 特 に 重 ね 張 りリフォームでの 認 知 が 少 ない 状 況 です 金 属 サイディングでの 重 ね 張 り 外 壁 リフォームはお 施 主 様 にとっ て 優 れた 利 点 があり リフォームを 請 負 われている 会 社 様 の 業 績 増 にも 貢 献 できる 商 材 です その 優 れた 利 点 をわかりやすくお 伝 えします 4 月 10 日 現 在 のものです 最 新 情 報 はKENTEN2016webページをご 覧 ください 講 演 内 容 の 記 載 がないものは 現 在 調 整 中 になります けんざい252 号 2016 年 4 月 13

16 14 けんざい252 号 2016 年 4 月

17 15 けんざい252号 2016年4月

18 広 告 16 けんざい252 号 2016 年 4 月

19 広 告 けんざい252 号 2016 年 4 月 17

20 会 員 企 業 の 横 顔 No.58 扇 屋 塗 料 株 式 会 社 木 工 用 メインに 塗 料 の 性 能 を 最 大 限 発 揮 する 施 工 商 社 としての 信 頼 とノウハウが 強 み 塗 料 を 中 心 とした 化 成 品 化 粧 版 建 材 などを 販 売 する 扇 屋 塗 料 は 今 年 で 創 業 68 年 戦 争 帰 りの 創 業 者 が 元 将 校 からのアド バイスで 始 めたのが 原 点 だ 現 在 は 家 具 などの 材 料 に 使 われる 木 工 塗 料 をメインに 扱 う 塗 料 の 商 社 としてだけでなく 塗 装 も 手 が ける 同 社 は 塗 料 の 知 識 を 生 かした 施 工 も 強 みとしている 代 表 取 締 役 の 的 場 廣 志 氏 に 話 を 伺 った 代 表 取 締 役 的 場 廣 志 氏 扇 屋 塗 料 社 名 / 扇 屋 塗 料 株 式 会 社 代 表 者 / 代 表 取 締 役 的 場 廣 志 創 業 /1948( 昭 和 23) 年 5 月 設 立 /1952( 昭 和 27) 年 5 月 資 本 金 /2,200 万 円 事 業 内 容 / 塗 料 接 着 剤 塗 装 設 備 の 販 売 /ポリ 合 板 メラ ミン 化 粧 合 板 ポストフォーム 等 新 建 材 販 売 / 各 種 突 き 板 合 板 貼 り 加 工 及 び 合 板 塗 装 ほか 所 在 地 / 広 島 市 南 区 出 島 TEL / URL / 社 名 扇 のルーツは 大 阪 の 扇 町 オホギ 塗 料 店 が 前 身 創 業 のきっかけは? 的 場 会 社 を 始 めたのは 私 の 父 で 私 は3 代 目 です 父 はもともと 山 口 県 の 柳 井 出 身 で 岩 国 にあるメー カーに 勤 めていました 私 の 兄 が 生 まれてすぐ 後 に 赤 紙 が 来 て 戦 争 に 行 き 9 年 ほどで 戻 ってきました お そらく1947( 昭 和 22) 年 くらいでしょうか そして 広 島 に 移 り 創 業 したと 聞 いています 最 初 は 何 から 始 められたのでしょうか 的 場 戦 争 で 出 兵 していたときの 上 司 にあたる 将 校 が 大 阪 道 修 町 の 薬 品 問 屋 の 息 子 だったそうで 帰 還 後 大 阪 へ 商 売 について 相 談 に 行 きました そこで 塗 料 の 原 料 であるシンナーの 扱 い 方 を 教 えてもらい まずシ ンナーの 販 売 を 始 めました その 流 れで 塗 料 も 扱 うよ うになったと 聞 いています その 元 将 校 が 住 んでいた のが 扇 町 という 地 名 だったので 扇 の 末 広 がりの 意 味 も 込 めて オホギ 扇 屋 としたようです 日 本 は 戦 後 の 成 長 期 に 入 っていきますが なにぶんゼロから 始 めた 商 売 なので 大 変 だったようです 塗 料 の 性 能 を 最 大 限 に 生 かす 塗 装 で 差 をつける 塗 料 販 売 だけでなく 塗 装 工 事 にも 業 態 を 広 げて こられましたが どのような 背 景 からですか? 的 場 ある 大 手 外 装 材 メーカーが ヨーロッパからの 輸 入 外 装 塗 材 を 広 島 で 展 開 したいということで 当 社 で 扱 うことになりました しかし 金 額 面 でなかなか 折 り 合 わず 当 社 に 期 待 したほどの 利 益 が 出 なかった ずっとこのままでは 将 来 的 に 厳 しいと 感 じ 1965( 昭 和 40) 年 頃 に 塗 料 の 知 識 と 現 場 と 密 に 接 して 積 み 上 げたノウハウを 活 かせば 塗 装 もできるのでは と 自 社 での 塗 装 も 手 がけるようになりました 18 けんざい252 号 2016 年 4 月

21 会 員 企 業 の 横 顔 塗 料 や 塗 装 は 建 築 建 材 関 係 以 外 でも 扱 っていた のですか? 的 場 自 動 車 修 理 や 汎 用 のもの いろいろやってはい たみたいですね 今 当 社 でメインを 占 めるのは 木 工 塗 料 ( 木 材 用 の 塗 料 )です 1980( 昭 和 55) 年 頃 木 工 塗 料 のトップメーカーと 取 引 が 始 まりました 広 島 には 福 山 を 中 心 に 家 具 店 が 多 かったのです 従 って 次 第 に 家 具 向 け 塗 料 の 割 合 が 高 くなってきました 塗 装 も 手 がけたことによるメリットは? 的 場 塗 料 に 関 しては 商 社 としての 知 識 の 蓄 積 があ るので 施 主 さんにも 説 明 しやすいですね 同 じ 量 の 塗 料 でより 広 い 面 積 を 塗 ればそれだけコストパフォー マンスはよいですが われわれはまず 塗 料 の 性 能 を 考 えます 例 えば 鉄 の 部 材 を 塗 るにしても 屋 外 の 場 合 下 塗 りからしかるべき 工 程 で しかるべき 膜 厚 で 塗 ら ないと 1 年 もたたない 内 にさびてしまいます 施 工 にあたってくれる 職 人 の 皆 さんにも 塗 料 の 性 能 を 生 かせる 仕 様 をしっかり 伝 えています このあたりには かなり 差 が 出 ると 思 います います 水 性 ならではの 特 性 や 塗 布 面 との 相 性 など 今 までの 塗 料 塗 装 のノウハウを 今 後 にも 活 かしたい ですね 御 社 ならではの 強 みは? 的 場 商 社 として 蓄 積 した 十 分 なノウハウです 例 え ば 木 材 の 場 合 木 にいきなり 塗 料 を 塗 るわけではなく 目 止 め( 専 用 剤 を 使 って 木 の 目 を 詰 めること) 乾 燥 上 塗 りなど 木 目 の 風 合 いを 生 かすための 工 程 を 丁 寧 に 行 う また 色 調 のサンプルは そのつどメーカー に 依 頼 することなく 自 社 で 調 合 してテストを 繰 り 返 し 最 終 的 な 完 成 品 を 数 値 化 してメーカーへ 製 品 化 を 依 頼 する といった 工 程 を 踏 んでいます つまり 品 質 を 最 大 限 に 生 かすための 丁 寧 な 工 程 と 迅 速 な 対 応 力 この2 点 ですね 塗 料 の 知 識 と 塗 装 現 場 での 技 術 の 双 方 を 蓄 積 してきたからこそ より 現 実 的 で 素 早 い 対 応 力 が 強 い 信 頼 へとつながっているので は と 私 は 思 います 塗 料 の 知 識 と 塗 装 現 場 での 技 術 双 方 で 強 みを 築 く あらゆる 分 野 で 安 心 安 全 や 環 境 が 意 識 されるよ うになってきました 塗 料 ではいかがですか? 的 場 確 かにどんどん 変 わってきています シックハ ウスの 原 因 になるもの トルエンやキシレンを 含 んだ ものは 使 えませんし そういう 塗 料 はもうほとんどあ りません そのあたりは 一 番 気 を 付 けていますね 住 宅 や 屋 外 で 使 うようなものはほとんど 水 性 になって 本 社 外 観 中 国 支 部 でも 支 部 会 員 を 募 集 中 です 日 本 建 築 材 料 協 会 では 大 阪 の 本 部 のほか 関 東 支 部 中 部 支 部 中 国 支 部 四 国 支 部 九 州 支 部 の5 支 部 があり 支 部 毎 に 様 々な 活 動 をしています 中 国 支 部 でもセミナーや 見 学 会 などを 通 じて 会 員 の 知 見 を 広 めるとともに 業 界 内 外 の 情 報 交 換 や 交 流 を 深 める 活 動 を 定 期 的 に 行 っています 会 員 企 業 の 隆 盛 だけでなく 中 国 エリアの 活 性 化 と 業 界 の 発 展 のために 新 規 会 員 を 鋭 意 募 集 しています 活 動 内 容 など 詳 細 は 下 記 までお 気 軽 にお 問 い 合 わせください 中 国 支 部 会 員 一 覧 ( 五 十 音 順 敬 称 略 ) アオケン 株 式 会 社 アスワン 株 式 会 社 広 島 支 店 エスケー 化 研 株 式 会 社 広 島 支 店 扇 屋 塗 料 株 式 会 社 株 式 会 社 大 橋 商 会 児 玉 株 式 会 社 広 島 支 店 田 島 ルーフィング 株 式 会 社 広 島 営 業 所 株 式 会 社 広 興 工 産 丸 福 建 材 工 業 株 式 会 社 株 式 会 社 淀 川 製 鋼 所 広 島 営 業 所 お 問 合 せ 先 本 部 事 務 局 大 阪 市 西 区 江 戸 堀 撞 木 橋 ビル4 階 TEL (06) ( 代 ) FAX (06) 中 国 支 部 広 島 県 広 島 市 中 区 三 川 町 8-23 アスワン 株 式 会 社 内 TEL (082) けんざい252 号 2016 年 4 月 19

22 新 製 品 & 注 目 製 品 情 報 New! Attention! 20 けんざい252 号 2016 年 4 月

23 新 製 品 & 注 目 製 品 情 報 New! Attention! けんざい252 号 2016 年 4 月 21

24 GBRC 便 り 耐 火 防 火 試 験 室 ( 池 田 )の 試 験 体 製 作 棟 のご 紹 介 はじめに 写 真 -1 耐 火 防 火 試 験 室 ( 池 田 ) 試 験 体 製 作 棟 外 観 試 験 体 製 作 棟 の 概 要 図 -1 耐 火 防 火 試 験 室 ( 池 田 ) 配 置 図 ( 第 3 期 工 事 は 将 来 計 画 ) 図 -2 耐 火 防 火 試 験 室 ( 池 田 ) 所 在 地 22 けんざい252 号 2016 年 4 月

25 GBRC 便 り 試 験 体 製 作 管 理 の 厳 格 化 について 試 験 体 製 作 棟 の 特 徴 将 来 計 画 写 真 -2 試 験 体 製 作 棟 内 部 (A 社 ) おわりに 写 真 -3 試 験 体 製 作 棟 内 部 (B 社 ) お 問 い 合 わせ 先 : けんざい252 号 2016 年 4 月 23

26 広告 本社 工場 東大阪市角田 TEL FAX IP 電話 東京営業所 / 名古屋営業所 / 関東出張所 / 九州出張所 / 関東工場 ホームページ E メール mail@morison.co.jp けんざい252号 2016年4月 24

27 第 79 回 健 康 住 宅 を 考 える [ 知 って 得 する 健 やか 住 まい 方 ] ー 高 性 能 化 する 住 宅 の 暮 らし 方 を 探 る VOL.3ー コバエや 蚊 は 風 物 詩!? 悪 習 慣 を 断 ち 切 ることが 肝 要 快 適 さの 弊 害 を 知 る お 問 合 せは けんざい252 号 2016 年 4 月 25

28 No.85 私 の 建 築 探 訪 県 立 広 島 大 学 広 島 キャンパス 図 書 館 2005 年 に 県 内 に3つあった 公 立 大 学 を 統 合 し 開 学 した 県 立 広 島 大 学 その 広 島 キャンパスにある 図 書 館 棟 は1997 年 前 身 の 県 立 広 島 女 子 大 時 代 の 建 て 替 え 工 事 で 建 設 されたものです 鼓 のような 丸 い 平 面 形 外 壁 を 覆 いつくす 斜 めの 格 子 模 様 周 りの 教 育 研 究 棟 群 と は 全 く 雰 囲 気 を 異 にする 不 思 議 な 外 観 です この 存 在 感 こそが 地 域 に 開 かれた 大 学 としてのシンボルにふさわしいものです けんざい 編 集 部 丸 い 形 は 女 性 らしさの 表 現 と 閉 塞 感 の 軽 減 2 階 入 口 の 木 柱 モニュメント 入 口 から 開 架 エリアへつながる 階 段 には 吹 抜 けからの 優 しい 光 が 降 り 注 ぐ 26 けんざい252 号 2016 年 4 月

29 名 称 : 県 立 広 島 大 学 広 島 キャンパス 図 書 館 所 在 地 : 広 島 市 南 区 宇 品 東 1 丁 目 1-71 TEL: URL: 斜 め 格 子 は 躯 体 を 守 るブレースの 役 割 を 担 う 心 地 よく かつ 集 中 できる 学 習 環 境 を 考 慮 書 架 をぐるりと 個 人 席 が 囲 む 地 域 住 民 の 交 流 の 場 となるようなイベントも 開 催 図 書 館 をご 案 内 くださった 芳 原 さん けんざい252 号 2016 年 4 月 27

30 月 建 築 着 工 統 計 資 料 : 国 土 交 通 省 総 合 政 策 局 情 報 管 理 部 情 報 安 全 調 査 課 建 設 統 計 室 ( 平 成 年 11 3 月 3130 日 発 表 ) 図 / 新 築 住 宅 ( 戸 数 前 年 同 月 比 ) 120, 戸 数 ( 戸 ) 100, , , ,000 ー20.0 前 年 同 月 比 ( % ) 戸 数 前 年 同 月 比 20,000 ー ー 年 2 月 4 月 6 月 8 月 10 月 12 月 28 年 2 月 表 1/ 建 築 物 : 総 括 表 28 けんざい252 号 2016 年 4 月

31 建 築 着 工 統 計 表 2/ 新 設 住 宅 : 統 括 表 表 3/ 新 設 住 宅 着 工 利 用 関 係 別 戸 数 床 面 積 ( 単 位 : 戸, 千 m2,%) 詳 細 は 国 土 交 通 省 ホームページ 参 照 けんざい252 号 2016 年 4 月 29

32 編 集 談 話 室 新 年 度 となり 桜 の 見 頃 を 迎 えて 街 には 多 くの 新 入 社 員 が 真 新 しいスーツ を 着 て 同 期 と 歩 いている 姿 に 初 々しさを 感 じます 少 子 高 齢 化 と 言 われて 久 し いですが 私 が 入 社 した 約 20 年 前 は 30 歳 ぐらいまでに 結 婚 して 家 庭 を 築 き 子 供 を 育 てる 人 が 今 よりもっと 多 かったと 感 じます そして 私 自 身 もそろそろマ イホームを 考 えようという 年 代 になってきました 話 は 変 わりますが 以 前 九 州 で 勤 務 していた 時 代 春 の 風 物 詩 黄 砂 と 花 粉 に 悩 まされ 宮 崎 鹿 児 島 のおいしい 酒 と 鳥 の 炭 火 焼 豚 しゃぶ などの 楽 しみが 涙 と 鼻 詰 まりによって 十 分 に 楽 しめないことが 多 くありまし た しかし ここ1 2 年 でTVCMでもお 馴 染 みの 良 い 市 販 薬 が 出 てきて 随 分 と 楽 になって 来 ました もっと 早 く 出 てくれていればと 思 う 今 日 この 頃 です 斯 く 言 う 私 も この 春 から 久 々に 大 阪 勤 務 となり また 住 み 慣 れた 街 で 暮 ら しています 数 年 の 間 に 新 しい 建 物 も 増 え 街 並 みも 洗 練 されてきており 一 度 離 れてみるとこんなにも 変 わっていくものなのかと 感 じます この 新 しい 建 物 に 使 われている 建 材 もどんどん 進 歩 しており 安 全 性 が 高 く 高 性 能 なも のが 沢 山 増 えております 変 わりゆく 街 並 みを 見 て これからも 建 材 業 界 に 携 わる 者 として 新 しい 価 値 を 創 造 し 社 会 の 発 展 に 貢 献 したいと 決 意 を 新 た にした 春 となりました (T.K) 広 告 出 稿 企 業 (50 音 順 数 字 は 掲 載 頁 ) アサノ 16 アシスト 7 エスケー 化 研 表 4 ウォータイト 17 王 建 工 業 7 オーケーレックス 11 大 島 応 用 7 関 包 スチール 11 コニシ 表 3 サワタ 16 サンケイビルテクノ 11 シンコー 16 二 三 産 業 17 日 幸 産 業 17 日 本 モルタルン 17 平 田 タイル 24 マツ 六 24 森 村 金 属 24 大 和 スレート 16 ユニオン 表 2 淀 川 製 鋼 所 表 2 対 向 けんざい 編 集 委 員 編 集 委 員 長 市 山 太 一 郎 日 幸 産 業 代 表 取 締 役 編 集 副 委 員 長 西 村 信 國 エスケー 化 研 総 務 部 主 事 編 集 長 佐 藤 榮 一 ( 一 社 ) 日 本 建 築 材 料 協 会 事 務 局 長 編 集 委 員 川 端 節 男 関 包 スチール 執 行 役 員 平 田 芳 郎 平 田 タイル 常 務 監 査 役 石 本 謙 一 丸 ヱム 製 作 所 執 行 役 員 小 泉 隆 コニシ 大 阪 汎 用 住 宅 部 住 宅 グループ リーダー 神 戸 睦 史 ハウゼコ 代 表 取 締 役 社 長 252 号 発 行 日 平 成 28 年 4 月 20 日 ( 年 4 回 発 行 ) 発 行 一 般 社 団 法 人 日 本 建 築 材 料 協 会 大 阪 市 西 区 江 戸 堀 撞 木 橋 ビル4 階 TEL: FAX: URL: 発 行 責 任 者 佐 藤 榮 一 編 集 株 式 会 社 新 通 TEL: 印 刷 株 式 会 社 宣 広 社 TEL: 関 東 支 部 東 京 都 江 東 区 白 河 ( 株 式 会 社 ユニオン 内 )TEL: 中 部 支 部 名 古 屋 市 西 区 菊 井 (エスケー 化 研 株 式 会 社 内 )TEL: 中 国 支 部 広 島 市 中 区 三 川 町 8-23 (アスワン 株 式 会 社 内 )TEL: 四 国 支 部 香 川 県 高 松 市 天 神 前 10-5 高 松 セントラルスカイビル5F ( 株 式 会 社 淀 川 製 鋼 所 内 )TEL: 九 州 支 部 福 岡 市 中 央 区 那 の 津 ( 越 智 産 業 株 式 会 社 内 )TEL: けんざい252 号 2016 年 4 月

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