目 次 第 1 章 市 勢 及 び 環 境 保 全 の 概 要 第 1 節 地 勢 面 積 人 口 1 第 2 節 環 境 保 全 課 組 織 2 第 3 節 環 境 保 全 課 事 務 分 掌 2 第 4 節 平 成 26 年 度 環 境 保 全 課 の 決 算 額 2 第 5 節 環 境 保 全

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1 藤 沢 の 環 境 ( 平 成 26 年 度 ) 藤 沢 市 環 境 部 環 境 保 全 課

2 目 次 第 1 章 市 勢 及 び 環 境 保 全 の 概 要 第 1 節 地 勢 面 積 人 口 1 第 2 節 環 境 保 全 課 組 織 2 第 3 節 環 境 保 全 課 事 務 分 掌 2 第 4 節 平 成 26 年 度 環 境 保 全 課 の 決 算 額 2 第 5 節 環 境 保 全 課 参 加 協 議 会 3 第 2 章 環 境 の 現 況 第 1 節 水 質 環 境 5 1 水 質 環 境 の 概 況 5 (1) 河 川 海 域 ( 公 共 用 水 域 )の 環 境 基 準 5 (2) 測 定 結 果 の 評 価 方 法 7 (3) 水 生 生 物 の 保 全 に 係 る 水 質 環 境 基 準 8 (4) 要 監 視 項 目 8 2 河 川 及 び 海 域 の 概 況 9 3 河 川 及 び 海 域 の 水 質 調 査 11 (1) 水 質 汚 濁 防 止 法 に 基 づく 河 川 及 び 海 域 測 定 結 果 11 1 境 川 水 系 11 2 引 地 川 水 系 12 3 相 模 湾 13 4 環 境 基 準 点 における 環 境 基 準 の 状 況 13 (2) 市 計 画 による 公 共 用 水 域 の 測 定 結 果 14 1 境 川 水 系 14 2 引 地 川 水 系 14 3 相 模 川 水 系 16 (3) 水 質 常 時 監 視 17 4 海 水 浴 場 水 質 検 査 18 (1) 海 水 浴 場 水 質 判 定 基 準 18 (2) 海 水 浴 場 水 質 調 査 結 果 19 5 事 業 場 排 水 対 策 20 6 公 共 下 水 道 の 整 備 21 第 2 節 大 気 環 境 22 1 大 気 の 概 況 22 (1) 大 気 に 係 る 環 境 基 準 22 (2) 評 価 方 法 23 (3) 有 害 大 気 汚 染 物 質 による 健 康 リスクの 低 減 を 図 るための 指 針 となる 数 値 ( 指 針 値 ) 24 2 大 気 環 境 の 測 定 点 24 3 大 気 の 測 定 結 果 27 (1) 一 般 環 境 測 定 結 果 27 1 硫 黄 酸 化 物 27 i

3 2 窒 素 酸 化 物 28 3 一 酸 化 炭 素 31 4 浮 遊 粒 子 状 物 質 32 5 微 小 粒 子 状 物 質 (PM2.5;ピーエム 2.5) 34 6 炭 化 水 素 37 7 光 化 学 大 気 汚 染 38 8 気 象 状 況 41 (2) 自 動 車 排 出 ガス 測 定 結 果 42 1 窒 素 酸 化 物 42 2 一 酸 化 炭 素 44 3 浮 遊 粒 子 状 物 質 45 4 炭 化 水 素 46 5 気 象 状 況 47 4 有 害 大 気 汚 染 物 質 48 5 発 生 源 対 策 ( 自 動 車 ) 50 6 発 生 源 対 策 ( 事 業 場 ) 51 7 悪 臭 の 概 要 53 第 3 節 化 学 物 質 等 54 1 ダイオキシン 類 54 (1) 調 査 結 果 55 2 環 境 化 学 物 質 (ダイオキシン 類 を 除 く) 58 (1) 水 質 調 査 58 (2) 大 気 調 査 60 第 4 節 地 盤 沈 下 61 1 概 要 61 2 地 盤 沈 下 のしくみ 61 3 観 測 略 図 62 第 5 節 騒 音 振 動 63 1 概 要 63 (1) 環 境 基 準 63 (2) 自 動 車 騒 音 振 動 の 限 度 65 2 騒 音 振 動 調 査 66 (1) 道 路 交 通 騒 音 調 査 66 1 測 定 地 点 66 2 測 定 結 果 66 (2) 環 境 騒 音 調 査 67 1 測 定 地 点 67 2 測 定 結 果 67 (3) 航 空 機 騒 音 調 査 68 1 測 定 地 点 68 2 測 定 結 果 68 第 6 節 地 下 水 土 壌 汚 染 70 1 地 下 水 汚 染 の 状 況 70 (1) 地 下 水 の 水 質 汚 濁 に 係 る 環 境 基 準 70 ii

4 (2) 地 下 水 質 調 査 の 測 定 地 点 72 2 土 壌 汚 染 の 対 策 73 (1) 土 壌 の 汚 染 に 係 る 環 境 基 準 74 第 7 節 事 業 場 指 導 75 1 公 害 関 係 法 令 に 基 づく 届 出 の 状 況 75 (1) 水 質 汚 濁 防 止 法 75 (2) 大 気 汚 染 防 止 法 75 (3) 騒 音 規 制 法 振 動 規 制 法 77 (4) 土 壌 汚 染 対 策 法 77 (5) 特 定 工 場 における 公 害 防 止 組 織 の 整 備 に 関 する 法 律 78 (6) 神 奈 川 県 生 活 環 境 の 保 全 等 に 関 する 条 例 79 (7) 開 発 行 為 等 に 関 する 事 前 協 議 80 第 8 節 啓 発 事 業 81 1 環 境 学 習 会 ( 公 民 館 関 係 ) 81 2 催 事 関 係 81 3 その 他 81 第 9 節 苦 情 の 現 況 82 第 10 節 有 害 鳥 獣 対 策 等 84 1 有 害 鳥 獣 対 策 84 2 鳥 獣 保 護 区 86 3 傷 病 鳥 獣 の 保 護 87 第 11 節 スズメバチの 巣 の 撤 去 88 第 12 節 放 射 性 物 質 への 対 応 89 第 3 章 用 語 の 解 説 掲 載 用 語 一 覧 91 共 通 92 水 質 93 大 気 96 ダイオキシン 類 環 境 化 学 物 質 等 98 騒 音 振 動 10 有 害 鳥 獣 対 策 等 101 第 4 章 条 例 要 綱 及 び 法 令 の 変 遷 等 藤 沢 市 光 化 学 スモッグ 対 策 要 綱 106 光 化 学 スモッグ 発 令 基 準 等 緊 急 時 措 置 発 令 地 域 緊 急 時 措 置 等 108 藤 沢 市 環 境 基 本 条 例 110 公 害 関 係 法 令 の 変 遷 環 境 保 全 課 に 関 することがら 116 iii

5 第 1 章 市 勢 及 び 環 境 保 全 の 概 要

6 第 1 章 第 1 節 市 勢 及 び 環 境 保 全 の 概 要 地 勢 面 積 人 口 藤 沢 市 は 神 奈 川 県 の 中 央 南 部 に 位 置 し 北 部 は 大 和 市 綾 瀬 市 海 老 名 市 に 北 東 部 は 横 浜 市 戸 塚 区 南 東 部 は 鎌 倉 市 西 部 は 茅 ヶ 崎 市 寒 川 町 に 接 しています また 市 南 部 は 黒 潮 おどる 太 平 洋 ( 相 模 湾 )に 面 し 東 洋 のマイアミ ビーチ と 呼 ばれる 一 大 観 光 地 帯 です 南 東 の 鎌 倉 市 に 接 する 地 域 は 丘 陵 地 帯 で そのほかにも 若 干 の 起 伏 はありますが 市 域 はおおむね 平 坦 で す 地 質 を 大 別 すると 北 部 は 赤 黒 土 南 部 は 砂 土 です 気 候 は 相 模 湾 に 面 していることから 暖 流 の 影 響 を 受 けて 比 較 的 夏 涼 しく 冬 暖 かい 快 適 な 環 境 にあります 神 奈 川 県 市 町 村 図 地 図 は2014 年 ( 平 成 26 年 )4 月 1 日 現 在 面 積 及 び 広 ぼう 面 積 周 囲 海 岸 線 延 長 東 西 距 離 南 北 距 離 km km 5.25km 6.55km km 人 口 と 世 帯 数 2014 年 ( 平 成 26 年 )4 月 1 日 現 在 人 口 世 帯 数 人 口 密 度 418,308 人 179,380 世 帯 6,018 人 /km 2-1-

7 第 2 節 環 境 保 全 課 組 織 (2014 年 ( 平 成 26 年 )4 月 1 日 現 在 ) 課 長 (1) 課 長 補 佐 (1) 生 活 保 全 担 当 主 査 (3) 担 当 (1) 課 長 補 佐 (1) 環 境 保 全 担 当 主 査 (0) 担 当 (4) 課 長 補 佐 (1) 分 析 担 当 主 査 (2) 担 当 (3) 事 務 系 1 技 術 系 16 第 3 節 環 境 保 全 課 事 務 分 掌 (2014 年 ( 平 成 26 年 )4 月 1 日 現 在 ) 1 公 害 防 止 対 策 の 調 査 及 び 研 究 並 びに 環 境 学 習 に 関 すること 2 大 気 汚 染, 水 質 汚 濁, 土 壌 汚 染, 騒 音, 振 動, 地 盤 沈 下 及 び 悪 臭 の 監 視 並 びに 規 制 3 公 害 関 係 法 令 等 の 規 定 による 届 出 及 び 申 請 4 公 害 防 止 対 策 に 係 る 事 前 協 議 5 公 害 関 係 の 苦 情 処 理 6 大 気, 水 質, 土 壌, 地 下 水 等 の 分 析 7 浄 化 センター 等 における 有 害 物 質 の 分 析 8 スズメバチの 巣 の 撤 去 9 鳥 獣 の 捕 獲, 飼 養 及 び 販 売 の 許 可 第 4 節 平 成 26 年 度 環 境 保 全 課 の 決 算 額 環 境 保 全 課 平 成 26 年 度 決 算 額 ( 単 位 円 ) 事 業 名 決 算 額 水 質 汚 濁 防 止 費 23,831,5 大 気 汚 染 防 止 費 32,403,8 96 公 害 関 係 分 析 費 18,443,5 17 地 盤 沈 下 対 策 費 7,94 8 騒 音 振 動 防 止 費 8,339,24 2 地 下 水 土 壌 汚 染 対 策 費 3,157,11 5 公 害 防 止 事 務 管 理 費 8,457,64 3 鳥 獣 保 護 管 理 対 策 事 業 費 5,075,18 8 スズメバチ 対 策 費 6,078,34 微 小 粒 子 状 物 質 (PM2. 5) 機 器 整 備 費 8,888,40 0 計 114,682,

8 第 5 節 環 境 保 全 課 参 加 協 議 会 1 神 奈 川 県 県 市 環 境 保 全 事 務 連 絡 協 議 会 この 会 は 1968 年 ( 昭 和 43 年 )に 神 奈 川 県 ならびに 各 市 の 間 において 連 絡 を 密 にし 公 害 その 他 の 環 境 保 全 に 関 する 問 題 の 検 討 情 報 交 換 等 を 行 い 住 民 の 健 康 を 保 護 するとともに 生 活 環 境 を 保 全 することを 目 的 とし 神 奈 川 県 及 び 横 須 賀 平 塚 鎌 倉 小 田 原 茅 ヶ 崎 逗 子 相 模 原 秦 野 三 浦 厚 木 大 和 伊 勢 原 海 老 名 座 間 南 足 柄 綾 瀬 藤 沢 の 各 市 をもって 組 織 され 次 のような 事 業 を 行 なっています (1) 公 害 に 関 する 事 務 連 絡 及 び 情 報 交 換 (2) 公 害 に 関 する 調 査 及 び 視 察 見 学 (3) 講 習 会 および 研 究 会 の 開 催 2 境 川 引 地 川 水 系 水 質 浄 化 等 促 進 協 議 会 この 会 は 196 年 ( 昭 和 41 年 )に 神 奈 川 県 並 びに 境 川 引 地 川 流 域 関 係 市 相 互 の 協 議 により 両 水 系 の 水 質 汚 濁 の 防 止 並 びに 浄 化 対 策 を 強 力 に 推 進 するとともに 河 川 改 修 を 図 り 清 浄 な 水 質 を 保 全 し 住 みよい 生 活 環 境 の 確 保 を 図 ることを 目 的 とし 神 奈 川 県 横 浜 市 相 模 原 市 鎌 倉 市 大 和 市 町 田 市 ( 東 京 都 ) 綾 瀬 市 及 び 藤 沢 市 をもって 組 織 され 河 川 汚 濁 の 原 因 と 実 態 調 査 等 の 事 業 を 行 なってきました 平 成 25 年 度 の 総 会 において この 会 の 当 初 の 目 的 は 達 成 されているとし 設 立 から 満 50 年 となる2016 年 ( 平 成 28 年 )に 解 散 することとなりました なお 本 市 は 設 立 以 来 会 長 市 と 事 務 局 をつとめています -3-

9 第 2 章 環 境 の 現 況

10 第 2 章 第 1 節 環 境 の 現 況 水 質 環 境 1 水 質 環 境 の 概 況 公 共 用 水 域 の 水 質 汚 濁 は 事 業 場 からの 産 業 排 水 家 庭 からの 炊 事 洗 濯 水 洗 トイレなどの 生 活 排 水 及 び 畜 舎 排 水 などによって 引 き 起 こされます これらの 汚 濁 物 質 の 量 が 河 川 海 や 湖 沼 など 公 共 用 水 域 の 自 然 浄 化 力 ( 自 浄 作 用 )の 限 度 を 超 えると 水 質 及 び 底 質 を 悪 化 させるとともに 上 水 道 工 業 用 水 農 業 水 産 業 などに 被 害 を 生 じさせます 水 質 汚 濁 の 原 因 は 事 業 場 をはじめ 個 々の 家 庭 にまでおよび 汚 水 の 種 類 はきわめて 多 種 にわた りますが おおむね 次 のように 分 類 できます 1 生 活 排 水 1) し 尿 処 理 水 ( 水 洗 トイレから 出 る 排 水 ) 2) 雑 排 水 ( 炊 事 洗 濯 入 浴 排 水 等 ) 2 事 業 場 排 水 1) 有 機 物 を 多 く 含 む 排 水 ( 食 料 品 製 造 等 ) 2) シアン 重 金 属 等 の 有 害 物 質 酸 アルカリ 性 物 質 を 多 く 含 む 排 水 (メッキ 工 場 等 ) 3) 油 を 含 む 排 水 ( 自 動 車 整 備 工 場 等 ) 3 農 業 排 水 ( 畜 舎 排 水 等 ) 4 その 他 の 排 水 本 市 では これらの 対 策 として 事 業 場 については 立 入 検 査 を 行 い 排 水 等 の 監 視 指 導 を 行 っ ています 生 活 排 水 については 近 年 下 水 道 の 普 及 率 が 95%を 超 え 水 質 汚 濁 は 改 善 されてきまし たが 一 部 下 水 道 整 備 が 見 込 まれていない 地 域 の 河 川 汚 濁 を 解 消 するため 合 併 処 理 浄 化 槽 の 設 置 補 助 制 度 を 設 けています また 河 川 や 海 域 の 汚 濁 状 況 を 把 握 するため 神 奈 川 県 の 測 定 計 画 に 基 づき 境 川 引 地 川 柏 尾 川 相 模 湾 で 月 1 回 の 測 定 を 行 うとともに 市 独 自 の 計 画 でも 支 川 を 含 めた 河 川 で 月 1 回 測 定 をし 河 川 や 海 域 の 継 続 監 視 を 行 っています さらに 境 川 ( 新 川 名 橋 下 右 岸 )と 引 地 川 ( 大 平 橋 下 左 岸 )には 水 質 自 動 測 定 所 を 設 置 して 水 質 の 監 視 を 行 っていま す その 他 学 校 環 境 フェア 等 様 々な 機 会 を 捉 えて 啓 発 事 業 を 行 い 広 く 水 質 保 全 の 普 及 に 努 め ています (1) 河 川 海 域 ( 公 共 用 水 域 )の 環 境 基 準 環 境 基 本 法 第 16 条 に 基 づく 公 共 用 水 域 の 水 質 汚 濁 に 係 る 環 境 基 準 は 人 の 健 康 を 保 護 し 生 活 環 境 を 保 全 する 上 で 維 持 されることが 望 ましい 基 準 として 設 定 されたものです 公 共 用 水 域 の 環 境 基 準 には 人 の 健 康 の 保 護 に 関 する 環 境 基 準 ( 健 康 項 目 ) と 生 活 環 境 の 保 全 に 関 する 環 境 基 準 ( 生 活 環 境 項 目 ) があります 健 康 項 目 は 公 共 用 水 域 に 適 用 される 一 律 基 準 であり 209 年 ( 平 成 21 年 )11 月 30 日 付 け で 水 質 汚 濁 に 係 る 環 境 基 準 について の 一 部 が 改 正 され 新 たに 1,4-ジオキサンが 追 加 されて 27 項 目 に 設 定 されています また 2011 年 ( 平 成 23 年 )10 月 27 日 付 けでカドミウムについ て 2014 年 ( 平 成 26 年 )11 月 17 日 付 けでトリクロロエチレンについて それぞれ 環 境 基 準 が 変 更 されました 生 活 環 境 項 目 は 河 川 湖 沼 海 域 それぞれに 利 用 目 的 に 応 じた 水 域 類 型 を 設 けて その 類 型 ごとに 項 目 の 基 準 値 が 定 められています そして 水 域 類 型 及 び 達 成 期 間 は 国 あるいは 都 道 府 県 知 事 が 定 めることになっています 現 在 市 内 を 流 れる 河 川 の 類 型 指 定 は 境 川 のうち 柏 尾 -5-

11 川 との 合 流 地 点 から 上 流 の 水 系 はD 類 型 となり 境 川 のうち 柏 尾 川 との 合 流 地 点 から 下 流 の 水 系 及 び 柏 尾 川 水 系 と 引 地 川 水 系 がC 類 型 となっています また 小 出 川 打 戻 川 目 久 尻 川 に ついては 類 型 指 定 はされていませんが 市 外 流 入 先 の 本 川 ( 相 模 川 下 流 )の 類 型 については B 類 型 となっています 生 活 環 境 の 保 全 に 関 する 環 境 基 準 ( 生 活 環 境 項 目 ) - 抜 粋 - 1 河 川 類 型 項 目 水 素 イオン 濃 度 (ph) 生 物 化 学 的 酸 素 要 求 量 (BOD) 浮 遊 物 質 量 (SS) 溶 存 酸 素 量 (DO) 大 腸 菌 群 数 藤 沢 市 内 該 当 水 域 B 6.5 以 上 8.5 以 下 3mg/L 以 下 25mg/L 以 下 5mg/ L 以 上 5,000MPN / 該 当 なし 100mL 以 下 C 6.5 以 上 8.5 以 下 5mg/ L 以 下 50 mg/ L 5mg/ L 以 下 以 上 - 境 川 水 系 ( 柏 尾 川 合 流 点 から 下 流 及 び 柏 尾 川 ) 引 地 川 水 系 ( 全 域 蓼 川 不 動 川 一 色 川 小 糸 川 ) D 6.0 以 上 8.5 以 下 8mg/ L 以 下 100mg/ L 2mg/ L 以 下 以 上 - 境 川 水 系 ( 柏 尾 川 合 流 点 から 上 流 白 旗 川 滝 川 ) ( 備 考 ) 1. 基 準 値 は 日 間 平 均 値 とする 河 川 及 び 湖 沼 が 該 当 する 水 質 汚 濁 に 係 る 環 境 基 準 の 水 域 類 型 の 指 定 に 関 する 件 ( 告 示 )の 改 正 等 について 平 成 22 年 9 月 24 日 付 けで 類 型 の 見 直 しが 行 われました なお 本 市 内 の 相 模 川 水 系 の 支 川 ( 目 久 尻 川 小 出 川 打 戻 川 )には 環 境 基 準 が 設 定 されていません 平 成 25 年 7 月 30 日 付 け 神 奈 川 県 告 示 第 424 号 で 水 域 類 型 の 指 定 の 変 更 されました 2 海 域 類 型 項 目 水 素 イオン 濃 度 (ph) 化 学 的 酸 素 要 求 量 (COD) 溶 存 酸 素 量 (DO) 大 腸 菌 群 数 n-ヘキサン 抽 出 物 質 ( 油 分 等 ) 藤 沢 市 内 該 当 海 域 A 7.8 以 上 8.3 以 下 2mg/ L 以 下 ( 備 考 ) 1. 基 準 値 は 日 間 平 均 値 とする 7.5mg/ L 1,000MPN / 検 出 されな 以 上 100mL 以 下 いこと 江 の 島 西 辻 堂 沖 人 の 健 康 に 関 する 環 境 基 準 ( 健 康 項 目 ) カドミウム 全 シアン 鉛 六 価 クロム 砒 素 総 水 銀 アルキル 水 銀 PCB ジクロロメタン 四 塩 化 炭 素 項 目 基 準 値 mg/l 以 下 検 出 されないこと 0.01m g/l 以 下 0.05m g/l 以 下 0.01m g/l 以 下 mg/L 以 下 検 出 されないこと 検 出 されないこと 0.02m g/l 以 下 mg/l 以 下 -6-

12 1,2-ジクロロエタン 1,1-ジクロロエチレン シス-1,2-ジクロロエチレン 1,1, 1-トリクロロエタン 1,1, 2-トリクロロエタン mg/l 以 下 0.1mg /L 以 下 0.04m g/l 以 下 1mg/ L 以 下 mg/l 以 下 トリクロロエチレン 0.01mg/L 以 下 テトラクロロエチレン 0.01m g/l 以 下 1,3-ジクロロプロペン mg/l 以 下 チウラム mg/l 以 下 シマジン mg/l 以 下 チオベンカルブ 0.02m g/l 以 下 ベンゼン 0.01m g/l 以 下 セレン 0.01m g/l 以 下 硝 酸 性 窒 素 及 び 亜 硝 酸 性 窒 素 10mg /L 以 下 ふっ 素 0.8mg /L 以 下 ほう 素 1mg/ L 以 下 1,4-ジオキサン 0.05m g/l 以 下 ( 備 考 )1 基 準 値 は 年 間 平 均 値 とする ただし 全 シアンに 係 る 基 準 については 最 高 値 とする 2 検 出 されないこと とはその 測 定 結 果 が 定 量 限 界 を 下 回 ることをいう 3 海 域 については ふっ 素 及 びほう 素 の 基 準 値 は 適 用 しない 4 硝 酸 性 窒 素 及 び 亜 硝 酸 性 窒 素 の 濃 度 は 日 本 工 業 規 格 で 定 められた 分 析 方 法 により 測 定 された 硝 酸 イオンの 濃 度 に 換 算 係 数 を 乗 じたものと 亜 硝 酸 イオンの 濃 度 に 換 算 係 数 を 乗 じたものの 和 とする (2) 測 定 結 果 の 評 価 方 法 1 健 康 項 目 の 評 価 2 全 シアンは 測 定 地 点 における 年 間 測 定 値 の 最 高 値 が 環 境 基 準 値 以 下 の 場 合 その 他 26 項 目 は 同 一 測 定 地 点 における 年 間 測 定 値 の 平 均 値 が 環 境 基 準 値 以 下 の 場 合 に 環 境 基 準 を 達 成 していると 評 価 します BOD 又 は CODの 評 価 1) 類 型 指 定 水 域 における 評 価 ア 水 域 類 型 が 指 定 されている 環 境 基 準 点 において 75% 水 質 値 が 類 型 の 環 境 基 準 に 適 合 している 場 合 に 当 該 水 域 が 環 境 基 準 を 達 成 していると 評 価 します イ 75% 水 質 値 とは 公 共 用 水 域 における 通 常 の 状 態 ( 低 水 流 量 以 上 の 状 態 )に 相 当 する 水 質 レベルとして 年 間 日 間 平 均 値 の 全 データをその 値 の 小 さいものから 順 に 並 べた ときの 0.75 n 番 目 (nは 日 間 平 均 値 のデータ 数 )のデータ 値 になります 複 数 の 環 境 基 準 点 を 持 つ 水 域 については 当 該 水 域 のすべての 環 境 基 準 点 において 環 境 基 準 に 適 合 している 場 合 に その 水 域 は 環 境 基 準 を 達 成 していると 評 価 します ウ 県 際 水 域 ( 隣 接 都 県 にまたがる 水 域 )については 県 内 の 環 境 基 準 点 で 評 価 します 2) 測 定 地 点 ( 環 境 基 準 点 補 助 地 点 )における 適 合 状 況 の 評 価 測 定 地 点 における 75% 水 質 値 が 類 型 の 環 境 基 準 を 満 たしている 場 合 に その 地 点 は 環 境 基 準 に 適 合 していると 評 価 します 3) 経 年 変 化 による 評 価 経 年 変 化 については 年 間 平 均 値 ( 年 間 の 日 間 平 均 値 の 全 データの 平 均 値 )により 評 価 します -7-

13 (3) 水 生 生 物 の 保 全 に 係 る 水 質 環 境 基 準 年 ( 平 成 15 年 )1 月 5 日 付 けで 生 活 環 境 項 目 として 新 たに 公 共 用 水 域 における 水 生 生 物 及 びその 生 育 または 生 育 環 境 を 保 全 する 観 点 から 全 亜 鉛 の 環 境 基 準 が 設 定 され ました また クロロホルム フェノール 及 びホルムアルデヒドの3 物 質 が 要 監 視 項 目 として 設 定 されました ただし 年 ( 平 成 27 年 )3 月 31 日 現 在 引 地 川 境 川 相 模 川 下 流 域 及 び 相 模 湾 に ついて 水 域 類 型 の 指 定 はされていません 年 ( 平 成 24 年 )8 月 22 日 付 け 環 境 省 水 大 気 環 境 局 長 長 通 知 により 生 活 環 境 の 保 全 に 関 する 環 境 基 準 として ノニルフェノールを 追 加 するとともに こ れについて 基 準 値 が 設 定 されました 年 ( 平 成 25 年 )3 月 27 日 付 け 環 境 省 水 大 気 環 境 局 長 長 通 知 により 生 活 環 境 の 保 全 に 関 する 環 境 基 準 として 直 鎖 アルキルベンゼンスルホン 酸 及 びその 塩 を 追 加 するとともに これについて 基 準 値 が 設 定 されました また 4-t-オクチルフ ェノール アニリン 及 び 2,4-ジクロロフェノールの3 物 質 について 要 監 視 項 目 として 設 定 されました (4) 要 監 視 項 目 要 監 視 項 目 については 境 川 では 境 川 橋 引 地 川 では 富 士 見 橋 相 模 湾 では 辻 堂 沖 で 年 1 回 の 測 定 をしています 測 定 結 果 は 藤 沢 の 環 境 ( 資 料 編 )に 掲 載 してあります 河 川 海 域 ( 公 共 用 水 域 ) 及 び 地 下 水 に 係 る 要 監 視 項 目 及 び 指 針 値 ( 人 の 健 康 の 保 護 に 係 る 項 目 ) 項 目 指 針 値 項 目 指 針 値 クロロホルム 0.06m g/l 以 下 トランス-1,2-シ クロロエチレ ン 0.04m g/l 以 下 1,2-ジクロロプロパン 0.06m g/l 以 下 p-ジクロロベンゼン 0.2m g/l 以 下 イソキサチオン 0.008m g/l 以 下 ダイアジノン m/l 以 下 フェニトロチオン 0.003m g/l 以 下 イソプロチオラン 0.04m g/l 以 下 オキシン 銅 0.04m g/l 以 下 クロロタロニル 0.05m g/l 以 下 プロピザミド 0.008m g/l 以 下 EPN 0.006m g/l 以 下 ジクロルボス 0.008m g/l 以 下 フェノブカルブ 0.03m g/l 以 下 イプロベンホス 0.008m g/l 以 下 クロルニトロフェン - トルエン 0.6m g/l 以 下 キシレン 0.4m g/l 以 下 フタル 酸 ジエチルヘキシル 0.06m g/l 以 下 ニッケル - モリブデン 0.07m g/l 以 下 アンチモン 0.02m g/l 以 下 塩 化 ビニルモノマー 0.002m g/l 以 下 エピクロロヒドリン m g/l 以 下 全 マンガン 0.2mg/L 以 下 ウラン 0.002mg/L 以 下 印 の 項 目 について 地 下 水 は 非 該 当 指 針 値 は 環 境 庁 水 質 保 全 局 長 通 知 (193 年 ( 平 成 5 年 )3 月 8 日 付 け)によります -8-

14 2 河 川 及 び 海 域 の 概 況 藤 沢 市 内 には 2 級 河 川 の 境 川 及 び 引 地 川 が 北 から 南 に 流 れ 相 模 湾 にそそいでいます ま た 市 内 北 西 部 には 相 模 川 の 支 川 である 目 久 尻 川 小 出 川 及 び 打 戻 川 が 流 れています (1) 境 川 城 山 湖 付 近 に 端 を 発 し 東 京 都 町 田 市 神 奈 川 県 相 模 原 市 大 和 市 及 び 横 浜 市 の 境 を 流 れ 藤 沢 市 の 東 部 を 経 て 片 瀬 江 の 島 にそそぐ 総 延 長 約 52.14km 流 域 面 積 km 2 の2 級 河 川 です 藤 沢 市 内 の 流 路 延 長 は 約 16kmで 途 中 上 俣 野 橋 上 流 で 和 泉 川 と 金 沢 橋 上 流 で 宇 田 川 と 御 殿 橋 上 流 で 白 旗 川 と 合 流 しており 藤 沢 橋 下 流 で 滝 川 と 合 流 していま す さらに 河 口 から 4kmの 川 名 地 区 で 柏 尾 川 が 合 流 しています 境 川 の 流 域 は 鉄 道 網 や 道 路 網 も 整 備 され 交 通 の 便 がよく 地 域 開 発 が 活 発 で 大 型 団 地 の 進 出 や 宅 地 化 が 著 しいこ とから 家 庭 排 水 等 が 河 川 汚 濁 に 大 きく 影 響 を 及 ぼしていましたが 公 共 下 水 道 の 整 備 も 進 み 水 質 は 改 善 されてきています しかし 海 水 浴 場 を 抱 える 本 市 にとっては 特 に 河 川 の 水 質 保 全 に 注 意 を 払 っています (2) 引 地 川 大 和 市 の 北 西 部 泉 の 森 に 端 を 発 し 厚 木 基 地 の 東 側 を 流 れ 藤 沢 市 に 流 入 して 鵠 沼 海 岸 にそそぐ 総 延 長 約 21km 流 域 面 積 67km 2 の2 級 河 川 です 本 川 の 市 内 流 路 延 長 13.5k mで 全 長 の 約 65%にあたり 藤 沢 市 のほぼ 中 央 を 流 れています 藤 沢 市 北 端 部 において 綾 瀬 市 を 流 れる 蓼 川 が 合 流 して 馬 渡 橋 上 流 で 不 動 川 と 石 川 岡 田 橋 上 流 で 一 色 川 排 水 路 が 合 流 し たのち 大 庭 地 区 の 城 下 橋 上 流 で 小 糸 川 が 合 流 しています 河 川 の 形 態 は 境 川 に 類 似 して いますが 藤 沢 市 の 北 部 を 中 心 に 住 宅 の 進 出 が 著 しく 工 場 排 水 による 水 質 汚 濁 もさるこ とながら 家 庭 排 水 による 河 川 汚 濁 が 大 きな 原 因 となっていましたが 公 共 下 水 道 の 整 備 も 進 み 水 質 は 改 善 されてほぼ 横 這 いとなっております また 引 地 川 は 全 域 にわたり 魚 影 もみられ 大 庭 鷹 匠 橋 から 城 下 橋 までふるさとの 川 モデル 事 業 となった 引 地 川 親 水 公 園 や 緑 につつまれた 散 策 道 路 もあり 市 民 の 憩 いの 河 川 となっています (3) 目 久 尻 川 小 出 川 打 戻 川 目 久 尻 川 は 相 模 川 水 系 の 河 川 であり 座 間 市 に 端 を 発 し 海 老 名 市 及 び 綾 瀬 市 を 流 れ 藤 沢 市 用 田 地 区 及 び 宮 原 地 区 を 流 れた 後 寒 川 町 から 相 模 川 寒 川 取 水 堰 下 に 流 れこんでいま す 小 出 川 は 藤 沢 市 遠 藤 地 区 に 端 を 発 し 慶 應 大 学 の 南 を 迂 回 しながら 茅 ヶ 崎 市 との 境 を 西 に 流 れ 相 模 川 河 口 部 にそそぐ 小 河 川 です 打 戻 川 は 藤 沢 市 獺 郷 に 端 を 発 し 打 戻 大 下 付 近 で 小 出 川 に 合 流 する 小 河 川 です これらの 藤 沢 市 内 における 流 域 には 大 きな 工 場 等 はなく もっぱら 畜 産 排 水 及 び 家 庭 排 水 が 流 れこんでおり 両 河 川 とも 流 れがおだやかなため 河 川 底 には 堆 積 物 がたまりやすくなっています (4) 相 模 湾 太 平 洋 に 面 した 開 放 型 の 湾 で 沖 合 には 黒 潮 が 流 れており 定 置 網 わかめ 養 殖 等 の 沿 岸 漁 業 が 行 われています また 沿 岸 は 変 化 に 富 み 数 多 くの 景 勝 地 があり 海 水 浴 場 などの 観 光 地 として 利 用 されています 神 奈 川 景 勝 50 選 のひとつの 稚 児 ヶ 渕 を 含 む 江 の 島 国 道 134 号 線 に 沿 って 自 然 を 生 かし た 海 浜 公 園 が 続 いています また 東 西 5kmにおよぶ 海 岸 は 東 洋 のマイアミビーチと 呼 ばれ サーフボード ヨット 海 水 浴 など 年 間 1,00 万 人 を 超 える 利 用 客 があります -9-

15 (5) 測 定 地 点 図 水 質 汚 濁 防 止 法 では 公 共 用 水 域 の 常 時 監 視 を 都 道 府 県 知 事 に 義 務 づけていますが 本 市 は この 法 律 の 政 令 委 任 を 受 け 神 奈 川 県 知 事 が 定 める 水 質 測 定 計 画 に 基 づいて 水 質 調 査 を 行 っています 平 成 26 年 度 は 河 川 6 地 点 及 び 海 域 2 地 点 において 毎 月 水 質 調 査 を 実 施 しました これ とは 別 に 市 の 計 画 により 中 小 支 川 等 11 地 点 の 水 質 調 査 を 毎 月 行 っています また 境 川 ( 新 川 名 橋 下 右 岸 )と 引 地 川 ( 大 平 橋 下 左 岸 )に 水 質 自 動 監 視 測 定 所 を 設 置 し て 測 定 を 行 っています 河 川 及 び 海 域 測 定 点 法 に 基 づく 測 定 点 1 高 鎌 橋 ( 横 浜 市 ) 2 大 道 橋 3 境 川 橋 4 川 名 橋 5 下 土 棚 大 橋 6 石 川 橋 7 富 士 見 橋 市 計 画 による 測 定 点 8 大 清 水 橋 9 陣 屋 橋 10 滝 川 橋 11 熊 野 橋 12 境 橋 13 不 動 川 橋 14 稲 荷 山 橋 15 大 庭 橋 16 久 保 田 橋 17 追 出 橋 18 やなか 橋 水 質 自 動 測 定 所 1 2 境 川 水 質 自 動 測 定 所 ( 新 川 名 橋 下 右 岸 ) 引 地 川 水 質 自 動 測 定 所 ( 大 平 橋 下 左 岸 ) 海 域 ( 測 量 法 の 改 正 にともない 平 成 14 年 より 世 界 測 地 系 であらわしています ) 19 江 の 島 西 N E 辻 堂 沖 N E 環 境 基 準 点 河 川 境 川 境 川 橋 大 道 橋 引 地 川 富 士 見 橋 海 域 相 模 湾 (1) 辻 堂 沖 河 川 水 質 測 定 点 -10-

16 3 河 川 及 び 海 域 の 水 質 調 査 (1) 水 質 汚 濁 防 止 法 に 基 づく 河 川 及 び 海 域 測 定 結 果 1 境 川 水 系 2013 年 ( 平 成 25 年 )7 月 30 日 神 奈 川 県 告 示 第 424 号 によって 環 境 基 準 の 水 域 類 型 指 定 の 変 更 があり 境 川 水 系 の 柏 尾 川 合 流 点 より 上 流 ( 柏 尾 川 を 除 く )の 区 域 がD 類 型 柏 尾 川 合 流 点 より 下 流 の 区 域 及 び 柏 尾 川 がC 類 型 となりました また この 類 型 の 変 更 に 伴 い 大 道 橋 が 環 境 基 準 点 となりました 1) 大 道 橋 ( 境 川 )( 環 境 基 準 点 )D 類 型 この 測 定 点 は 和 泉 川 宇 田 川 白 旗 川 滝 川 の 各 支 川 等 が 流 入 しています BODの 年 平 均 値 は 3.5mg/L(25 年 度 4.4mg/L)であり 前 年 度 に 比 べ 低 くなっています BODの 75% 値 は 4.9mg/L(25 年 度 5.1mg/L)と 環 境 基 準 を 達 成 しています 2) 境 川 橋 ( 境 川 )( 環 境 基 準 点 )C 類 型 この 測 定 点 は 境 川 本 川 と 柏 尾 川 の 両 河 川 の 合 流 点 の 下 流 に 位 置 します この 付 近 は 人 口 密 集 地 ですが 右 岸 及 び 左 岸 は 公 共 下 水 道 処 理 区 域 となっております また 柏 尾 川 と 合 流 後 境 川 橋 までは 約 1kmと 距 離 が 短 いため その 影 響 を 受 けやすくなっています B ODの 年 平 均 値 は 2.3mg/L(25 年 度 2.4mg/L)であり 前 年 度 に 比 べほぼ 同 様 となっていま す また BODの 75% 値 は 2.5mg/L(25 年 度 2.8mg/L)であり 環 境 基 準 を 達 成 してい ます 3) 川 名 橋 ( 柏 尾 川 )C 類 型 柏 尾 川 は 横 浜 市 鎌 倉 市 を 流 れる 支 川 であり この 測 定 地 点 は 境 川 との 合 流 点 近 くで す BODの 年 平 均 値 は 1.6mg/L(25 年 度 2.5mg/L)と 前 年 度 に 比 べ 低 くなっています また BODの 75% 値 は 1.9mg/L(25 年 度 2.2mg/L)であり 環 境 基 準 を 達 成 しています 境 川 水 系 のBOD( 年 平 均 値 )の 経 年 変 化 単 位 :mg/l 年 度 測 定 地 点 大 道 橋 境 川 橋 川 名 橋 mg/l 大 道 橋 境 川 橋 川 名 橋 年 度 ( 平 成 ) 境 川 水 系 のBOD( 年 平 均 値 )の 経 年 変 化 -11-

17 2 引 地 川 水 系 (C 類 型 ) 2013 年 ( 平 成 25 年 )7 月 30 日 神 奈 川 県 告 示 第 424 号 によって 環 境 基 準 の 水 域 類 型 指 定 の 変 更 があり D 類 型 からC 類 型 となりました 1) 下 土 棚 大 橋 ( 引 地 川 ) この 測 定 点 は 引 地 川 本 川 と 蓼 川 の 合 流 点 の 下 流 にあり BODの 年 平 均 値 は 2.7mg/L (25 年 度 3.5mg/L)と 前 年 度 に 比 べ 低 くなっています また BODの 75% 値 は 3.5mg/L (25 年 度 4.3mg/L)であり 環 境 基 準 を 達 成 しています 2) 石 川 橋 ( 引 地 川 ) この 測 定 点 は 不 動 川 一 色 川 などの 支 川 が 流 入 しており BODの 年 平 均 値 は 2.6mg/L (25 年 度 2.7mg/L)と 前 年 度 とほぼ 同 様 となっています また BODの 75% 値 は 2.9mg/L (25 年 度 3.2mg/L)であり 環 境 基 準 を 達 成 しています 3) 富 士 見 橋 ( 引 地 川 )( 環 境 基 準 点 ) この 測 定 点 付 近 は 汚 濁 物 質 がほとんど 流 入 しておらず 上 流 の 石 川 橋 の 数 値 より 若 干 低 くなっています 水 質 的 には BODの 年 平 均 値 は 2.0mg/L(25 年 度 2.1mg/L)と 前 年 度 とほぼ 同 様 とな っています また BODの 75% 値 は 2.4mg/L(25 年 度 2.3mg/ L)であり 環 境 基 準 を 達 成 しています 引 地 川 水 系 のBOD( 年 平 均 値 )の 経 年 変 化 単 位 :mg/l 年 度 測 定 地 点 下 土 棚 大 橋 石 川 橋 富 士 見 橋 mg/l 下 土 棚 大 橋 石 川 橋 富 士 見 橋 年 度 ( 平 成 ) 引 地 川 水 系 のBOD( 年 平 均 値 )の 経 年 変 化 -12-

18 3 相 模 湾 (A 類 型 ) 1) 江 の 島 西 この 地 点 は 境 川 の 影 響 を 強 く 受 け 相 模 湾 の 調 査 ポイント 20 地 点 の 中 でもCODは 一 番 高 くなっているところです CODの 年 平 均 値 は 2.0mg/L(25 年 度 1.7mg/L)と 前 年 度 とほぼ 同 様 になっています また CODの 75% 値 は 2.2mg/L(25 年 度 2.1mg/L)であり 環 境 基 準 を 達 成 していません でした 大 腸 菌 群 数 も 1500MPN/10 0mL(25 年 度 580MPN/100 ml)であり 環 境 基 準 を 達 成 して いませんでした 2) 辻 堂 沖 ( 環 境 基 準 点 ) この 地 点 は 相 模 湾 (1) 水 域 の 環 境 基 準 点 になっています CODの 年 平 均 値 は 1.5mg/L (25 年 度 1.3mg/L)となっており 前 年 度 とほぼ 同 様 となっています また CODの 75% 値 は 1.9mg/L(25 年 度 1.5mg/L)であり 環 境 基 準 を 達 成 しています 相 模 湾 のCOD( 年 平 均 値 )の 経 年 変 化 単 位 :mg/l 年 度 測 定 地 点 江 の 島 西 辻 堂 沖 mg/l 2 江 の 島 西 辻 堂 沖 年 度 ( 平 成 ) 相 模 湾 のCOD( 年 平 均 値 )の 経 年 変 化 4 環 境 基 準 点 における 環 境 基 準 の 状 況 単 位 :mg/l 環 境 基 準 点 年 度 ( 平 成 ) 環 境 基 準 値 河 川 BOD(75% 値 ) 境 川 ( 大 道 橋 ) 境 川 ( 境 川 橋 ) 引 地 川 ( 富 士 見 橋 ) 海 域 辻 堂 沖 COD(75% 値 ) 2013( 平 成 25) 年 度 から 境 川 水 系 の 類 型 の 変 更 があったことに 伴 い 境 川 ( 大 道 橋 )が 環 境 基 準 点 と なりました -13-

19 (2) 市 計 画 による 公 共 用 水 域 の 測 定 結 果 1 境 川 水 系 1) 大 清 水 橋 ( 境 川 )D 類 型 この 測 定 点 は 和 泉 川 宇 田 川 が 合 流 した 下 流 の 地 点 で BODの 年 平 均 値 は 4.0mg/L (25 年 度 3.5mg/L)で 前 年 度 よりやや 高 くなっています また BODの 75% 値 は 4.5mg/L (25 年 度 4.3mg/L)であり 環 境 基 準 を 達 成 しています 2) 陣 屋 橋 ( 白 旗 川 )D 類 型 白 旗 川 は 本 市 の 六 会 地 区 を 源 にする 支 川 です BODの 年 平 均 値 は 1.4mg/L(25 年 度 1.6mg/L)であり 前 年 度 とほぼ 同 様 となっています また BODの 75% 値 は 1.6mg/L (25 年 度 2.3mg/L)であり 環 境 基 準 を 達 成 しています 3) 滝 川 橋 ( 滝 川 )D 類 型 滝 川 は 横 浜 市 戸 塚 区 を 源 に 鎌 倉 市 域 を 流 れ 藤 沢 橋 下 流 で 境 川 に 合 流 しています BO Dの 年 平 均 値 は 0.9mg/L(25 年 度 0.8mg/L)で 前 年 度 とほぼ 同 様 となっています BO Dの 75% 値 は 0.9mg/L(25 年 度 1.0mg/L)であり 環 境 基 準 を 達 成 しています 境 川 水 系 のBOD( 年 平 均 値 )の 経 年 変 化 単 位 :mg/l 年 度 測 定 地 点 大 清 水 橋 陣 屋 橋 滝 川 橋 mg/l 大 清 水 橋 陣 屋 橋 滝 川 橋 年 度 ( 平 成 ) 境 川 水 系 のBOD( 年 平 均 値 )の 経 年 変 化 2 引 地 川 水 系 (C 類 型 ) 1) 熊 野 橋 ( 引 地 川 ) この 測 定 点 は 引 地 川 測 定 点 の 中 の 最 上 流 部 に 位 置 します BODの 年 平 均 値 は 1.0mg/L(25 年 度 0.9mg/L)となっており 前 年 度 とほぼ 同 様 となっています また BODの 75% 値 は 1.0mg/L(25 年 度 1.1mg/L)であり 環 境 基 準 を 達 成 しています -14-

20 2) 境 橋 ( 蓼 川 ) 綾 瀬 市 を 流 れて 藤 沢 市 北 部 で 引 地 川 本 川 と 合 流 する 蓼 川 は 本 川 より 水 量 が 多 く 水 質 的 には BODの 年 平 均 値 は 6.1mg/L(25 年 度 4.8mg/L)と 前 年 度 に 比 べ 高 くなってい ます また BODの 75% 値 は 7.4mg/L(25 年 度 6.4mg/L)であり 環 境 基 準 を 達 成 してい ません 3) 不 動 川 橋 ( 不 動 川 ) 不 動 川 は 亀 井 野 地 区 を 流 れる 支 川 で この 流 域 は 工 場 がなく 汚 濁 のほとんどは 生 活 排 水 で 当 初 BODの 年 平 均 値 が 非 常 に 高 く 汚 濁 が 顕 著 でしたが 公 共 下 水 道 の 普 及 により 年 々 水 質 は 改 善 され BODの 年 平 均 値 は 3.3mg/L(25 年 度 3.0mg/L)と 前 年 度 とほぼ 同 様 と なっています また BODの 75% 値 は 4.7mg/L(25 年 度 3.8mg/L)であり 環 境 基 準 を 達 成 しています 4) 稲 荷 山 橋 ( 一 色 川 ) 一 色 川 は 藤 沢 市 北 部 の 工 業 地 域 の 排 水 が 流 入 する 河 川 であり BODの 年 平 均 値 は 3.0mg/L(25 年 度 2.3mg/L)と 前 年 度 に 比 べやや 高 くなっています また BODの 75% 値 は 3.6mg/L(25 年 度 2.7mg/L)であり 環 境 基 準 を 達 成 しています 5) 大 庭 橋 ( 小 糸 川 ) 小 糸 川 は 大 庭 地 区 を 流 れている 支 川 であり 流 入 する 汚 濁 物 質 が 少 なく BODの 年 平 均 値 は 2.0mg/L(25 年 度 1.6mg/L)となっており 前 年 度 とほぼ 同 様 となっています また BO Dの 75% 値 は 2.1mg/L(25 年 度 2.2mg/L)であり 環 境 基 準 を 達 成 しています 引 地 川 水 系 のBOD( 年 平 均 値 )の 経 年 変 化 単 位 : mg/l 年 度 測 定 地 点 熊 野 橋 境 橋 不 動 川 橋 稲 荷 山 橋 大 庭 橋 mg/l 熊 野 橋 年 度 ( 平 成 ) 引 地 川 水 系 のBOD( 年 平 均 値 )の 経 年 変 化 境 橋 不 動 川 橋 稲 荷 山 橋 大 庭 橋 -15-

21 3 相 模 川 水 系 (B 類 型 ) 1) 久 保 田 橋 ( 目 久 尻 川 ) 藤 沢 市 内 の 流 域 では 工 場 排 水 はなく 畜 舎 排 水 及 び 家 庭 排 水 による 汚 濁 がほとんどで す BODの 年 平 均 値 については 1.3mg/L(25 年 度 1.2mg/L)と 前 年 度 とほぼ 同 様 とな っています また BODの 75% 値 は 1.5mg/L(25 年 度 1.5mg/L)であり 流 入 先 の 相 模 川 の 環 境 基 準 値 を 下 回 っています 2) 追 出 橋 ( 小 出 川 ) この 河 川 の 源 は 藤 沢 市 内 にあり 工 場 排 水 はなく 大 部 分 が 畜 舎 排 水 と 家 庭 排 水 による 汚 濁 です 水 質 的 には BODの 年 平 均 値 で 6.3mg/L(25 年 度 5.0mg/L)と 前 年 度 に 比 べ 高 くなっています また BODの 75% 値 は 6.4mg/L(25 年 度 5.1mg/L)であり 流 入 先 の 相 模 川 の 環 境 基 準 値 を 上 回 っています 3) やなか 橋 ( 打 戻 川 ) 小 出 川 に 合 流 する 小 河 川 です 小 出 川 同 様 汚 濁 のほとんどが 畜 舎 排 水 と 家 庭 排 水 による ものです BODの 年 平 均 値 は 4.0mg/L(25 年 度 3.8mg/L)と 前 年 度 とほぼ 同 様 となっ ています また BODの 75% 値 は 4.9mg/L(25 年 度 5.8mg/L)と 流 入 先 の 相 模 川 の 環 境 基 準 値 を 上 回 っています 相 模 川 水 系 のBOD( 年 平 均 値 )の 経 年 変 化 単 位 :mg/l 年 度 測 定 地 点 久 保 田 橋 追 出 橋 やなか 橋 mg/l 久 保 田 橋 追 出 橋 やなか 橋 年 度 ( 平 成 ) 相 模 川 水 系 のBOD( 年 平 均 値 )の 経 年 変 化 -16-

22 (3) 水 質 常 時 監 視 本 市 では 昭 和 59 年 度 から 境 川 に また 昭 和 60 年 度 から 引 地 川 にそれぞれ 水 質 自 動 測 定 機 を 設 置 して 河 川 水 質 の 自 動 測 定 を 行 っており そのデータは 平 成 3 年 度 の 水 質 テレメ ーターシステムの 導 入 により 通 信 回 線 を 用 いて 環 境 保 全 課 に 送 られています このシス テムの 整 備 により 環 境 保 全 課 内 で 河 川 水 質 の 監 視 を 行 い 河 川 水 質 事 故 時 での 水 質 チェ ック 等 で 活 用 しています 1 測 定 期 間 通 年 2 測 定 地 点 境 川 ( 新 川 名 橋 下 右 岸 ) 引 地 川 ( 大 平 橋 下 左 岸 ) 昭 和 59 年 度 設 置 昭 和 60 年 度 設 置 3 測 定 項 目 及 び 分 析 方 法 測 定 項 目 測 定 方 法 水 温 (WT) 白 金 抵 抗 法 水 素 イオン 濃 度 (PH) ガラス 電 極 法 濁 度 (TB) 透 過 光 散 乱 光 比 測 定 法 導 電 率 (COND) 交 流 2 極 法 溶 存 酸 素 (DO) 隔 膜 電 極 法 -17-

23 4 海 水 浴 場 水 質 検 査 (1) 海 水 浴 場 水 質 判 定 基 準 1 判 定 基 準 は 以 下 の 表 に 基 づいて 次 のとおりとします 1) ふん 便 大 腸 菌 群 数 油 膜 の 有 無 CODまたは 透 明 度 のいずれかの 項 目 が 表 の 不 適 に 該 当 する 水 浴 場 を 不 適 な 水 浴 場 とします 2) 表 の 不 適 に 該 当 しない 水 浴 場 について ふん 便 性 大 腸 菌 群 数 油 膜 の 有 無 COD および 透 明 度 の 項 目 ごとに 水 質 AA 水 質 A 水 質 B ま た は 水 質 C の 判 定 を 行 い これらの 判 定 を 踏 まえ 以 下 により 該 当 水 浴 場 の 水 質 判 定 を 行 います 各 項 目 の 全 てが 水 質 AA である 水 浴 場 を 水 質 AA とします 各 項 目 の 全 てが 水 質 A 以 上 である 水 浴 場 を 水 質 A とします 各 項 目 の 全 てが 水 質 B 以 上 である 水 浴 場 を 水 質 B とします これら 以 外 のものを 水 質 C とします また この 判 定 により 水 質 AA または 水 質 A となった 水 浴 場 を 適 水 質 B または 水 質 C となった 水 浴 場 を 可 とします 海 水 浴 場 水 質 判 定 基 準 区 分 ふん 便 性 大 腸 菌 群 数 油 膜 の 有 無 COD 透 明 度 適 可 水 質 AA 水 質 A 水 質 B 水 質 C 不 検 出 ( 検 出 限 界 2 個 /10mL) 10 個 /100mL 以 下 40 個 /100mL 以 下 1000 個 /10mL 以 下 油 膜 が 認 め ら れない 油 膜 が 認 め ら れない 常 時 は 油 膜 が 認 められない 常 時 は 油 膜 が 認 められない 2mg/L 以 下 全 透 ( 湖 沼 は 3mg/L 以 下 ) (または 1m 以 上 ) 2mg/L 以 下 全 透 ( 湖 沼 は 3mg/L 以 下 ) (または 1m 以 上 ) 5mg/L 以 下 8mg/L 以 下 1m 未 満 ~50cm 以 上 1m 未 満 ~50cm 以 上 1,00 個 /10mL 常 時 油 膜 が 認 8mg/L 超 不 適 50cm 未 満 を 超 えるもの められる ( 注 ) 判 定 は 同 一 水 浴 場 に 関 して 得 た 測 定 値 の 平 均 による 不 検 出 とは 平 均 値 が 検 出 限 界 未 満 のことをいう CODの 測 定 は 日 本 工 業 規 格 K0102の 17に 定 める 方 法 ( 酸 性 法 )による 透 明 度 ( の 部 分 )に 関 しては 砂 の 巻 き 上 げによる 原 因 は 評 価 の 対 象 外 とすることができる 2 改 善 対 策 を 要 するもの について 以 下 の1) 又 は2)のいずれかに 該 当 する 水 浴 場 を 改 善 対 策 を 要 するもの とします 1) 水 質 C と 判 定 されたもののうち ふん 便 性 大 腸 菌 群 数 が 40 個 /10mLを 超 える 測 定 値 が1 以 上 あるもの 2) 油 膜 が 認 められたもの -18-

24 (2) 海 水 浴 場 水 質 調 査 結 果 本 市 には 片 瀬 東 浜 片 瀬 西 浜 鵠 沼 辻 堂 の3 海 水 浴 場 があり 毎 年 その 利 用 に 資 す るため 海 水 浴 シーズン 前 (5 月 中 旬 )とシーズン 中 (7 月 中 旬 )に 水 質 調 査 を 実 施 してい ます 海 水 浴 場 ごとに 透 明 度 COD ふん 便 性 大 腸 菌 群 数 油 膜 の 有 無 について 検 査 を 行 い 結 果 及 び 判 定 は 下 表 のとおりです 海 水 浴 場 水 質 調 査 結 果 海 水 浴 場 名 年 度 検 査 時 期 ( 平 成 ) 項 目 片 瀬 東 浜 片 瀬 西 浜 鵠 沼 辻 堂 シーズン 前 シーズン 中 シーズン 前 シーズン 中 シーズン 前 シーズン 中 5 月 中 旬 7 月 中 旬 5 月 中 旬 7 月 中 旬 5 月 中 旬 7 月 中 旬 透 明 度 1m 以 上 1m 以 上 1m 以 上 1m 以 上 1m 以 上 1m 以 上 COD(mg/L) ふん 便 性 大 腸 菌 群 数 ( 個 /100 ml) 3 <2 5 <2 6 <2 油 膜 なし なし なし なし なし なし 判 定 水 質 B 水 質 B 水 質 B 水 質 B 水 質 B 水 質 B 透 明 度 1m 以 上 1m 以 上 1m 以 上 1m 以 上 1m 以 上 1m 以 上 COD(mg/L) ふん 便 性 大 腸 菌 群 数 ( 個 /100 ml) 3 <2 <2 <2 <2 <2 油 膜 なし なし なし なし なし なし 判 定 水 質 A 水 質 B 水 質 AA 水 質 B 水 質 AA 水 質 B 透 明 度 1m 以 上 1m 以 上 1m 以 上 1m 以 上 1m 以 上 1m 以 上 COD(mg/L) ふん 便 性 大 腸 菌 群 数 ( 個 /100mL) <2 <2 <2 <2 <2 <2 油 膜 なし なし なし なし なし なし 判 定 水 質 B 水 質 B 水 質 B 水 質 B 水 質 B 水 質 B 透 明 度 1m 以 上 0.8 1m 以 上 0.8 1m 以 上 0.8 COD(mg/L) ふん 便 性 大 腸 菌 群 数 ( 個 /100mL) < 油 膜 なし なし なし なし なし なし 判 定 水 質 AA 水 質 B 水 質 B 水 質 B 水 質 A 水 質 B ( 注 ) 透 明 度 COD ふん 便 性 大 腸 菌 群 数 については 同 一 海 水 浴 場 に 関 して 得 られた 測 定 結 果 の 平 均 値 です -19-

25 5 事 業 場 排 水 対 策 事 業 場 の 規 制 藤 沢 市 における 水 質 汚 濁 防 止 法 に 基 づく 届 出 対 象 事 業 場 数 ( 特 定 施 設 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 を 有 する 事 業 場 )は 218 事 業 場 です (うち 特 定 事 業 場 数 は 217 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 事 業 場 数 は 8 事 業 場 (うち 7 事 業 場 は 特 定 事 業 場 にも 該 当 ) 2015 年 ( 平 成 27 年 )3 月 31 日 現 在 ) また 特 定 事 業 場 数 のうち 日 平 均 排 水 量 50m 3 以 上 の 事 業 場 は 24 事 業 場 です また カド ミウム 鉛 等 の 有 害 物 質 を 使 用 している 事 業 場 は 53 事 業 場 です なお 代 表 特 定 施 設 別 に 事 業 場 をみると 1 車 両 洗 浄 施 設 2 洗 たく 業 の 用 に 供 する 洗 浄 施 設 を 設 置 する 事 業 所 が 多 く 88 事 業 場 と 全 体 の 約 40%をしめています これらの 規 制 対 象 事 業 場 を 中 心 に 法 律 または 条 例 に 基 づく 排 水 基 準 の 遵 守 状 況 の 確 認 廃 水 処 理 施 設 の 維 持 管 理 の 指 導 及 び 公 害 防 止 に 係 る 啓 発 等 を 目 的 として 年 間 パトロール 計 画 を 作 成 し 立 入 調 査 を 行 っています 特 に 有 害 物 質 使 用 事 業 場 については 重 点 的 に 立 入 調 査 を 実 施 しています た 平 成 26 年 度 の 立 入 件 数 は 延 べ 149 事 業 場 で うち 59 事 業 場 について 採 水 し 分 析 を 行 いまし その 結 果 違 反 した 事 業 場 は 3 件 でした これらの 事 業 場 に 対 しては 文 書 による 勧 告 を 行 いました 試 験 研 究 検 査 業 10 5% 豆 腐 10 5% 事 業 場 指 導 状 況 ( 件 数 ) その 他 44 21% 旅 館 業 11 5% 207 事 業 場 数 自 動 式 車 輌 洗 浄 48 事 業 場 23% 洗 濯 業 40 20% 畜 産 農 業 14 7% 表 面 処 理 15 金 属 製 品 15 7% 7% 代 表 特 定 施 設 別 事 業 場 数 区 分 水 質 汚 濁 防 止 法 及 び 神 奈 川 県 生 活 環 境 の 保 全 等 に 関 する 条 例 水 質 立 入 事 業 場 149 採 水 事 業 場 59 違 反 事 業 場 3 行 政 指 導 事 業 場 6 口 頭 指 示 3 内 訳 文 書 指 示 0 文 書 勧 告 3 改 善 命 令 0-20-

26 6 公 共 下 水 道 の 整 備 生 活 排 水 が 未 処 理 のまま 公 共 用 水 域 に 排 出 されると 公 共 用 水 域 の 汚 濁 の 原 因 となります 汚 濁 の 防 止 対 策 は 下 水 道 の 整 備 が 効 果 的 であるため 本 市 では 整 備 を 進 めてきた 結 果 現 在 で は 人 口 に 対 する 普 及 率 は 95%を 超 えています 下 水 道 普 及 の 現 況 年 度 ( 平 成 ) 面 積 ha 人 口 (A) 千 人 事 業 計 画 区 域 面 積 (B) 処 理 区 域 人 口 (C) 処 理 区 域 面 積 (D) 普 及 率 C/A 整 備 率 D/B 17 6, , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , 平 成 12 年 度 から 市 街 化 調 整 区 域 の 整 備 を 進 めています % 年 度 ( 平 成 ) 下 水 道 普 及 率 の 経 年 変 化 ( 処 理 区 域 人 口 / 人 口 ) -21-

27 第 2 節 大 気 環 境 1 大 気 の 概 況 大 気 汚 染 は 一 般 に 事 業 所 の 活 動 ( 固 定 発 生 源 )や 自 動 車 の 走 行 ( 移 動 発 生 源 )により 排 出 さ れる 汚 染 物 質 によって 引 き 起 こされます これらの 発 生 源 から 排 出 されるばい 煙 ( 硫 黄 酸 化 物 窒 素 酸 化 物 ばいじん 等 ) 炭 化 水 素 粉 じん 等 の 一 次 汚 染 物 質 と 一 次 汚 染 物 質 が 大 気 中 で 他 の 汚 染 物 質 等 と 反 応 して 生 成 する 二 次 汚 染 物 質 があります 二 次 汚 染 物 質 の 代 表 的 なものとして 大 気 中 の 窒 素 酸 化 物 と 炭 化 水 素 が 太 陽 光 線 中 の 紫 外 線 の 作 用 を 受 けて 生 成 する 光 化 学 オキシダ ントや 大 気 中 での 化 学 反 応 により 粒 子 化 された 微 小 粒 子 状 物 質 (PM2.5)があります PM2.5は 平 成 21 年 9 月 に 環 境 基 準 が 設 定 され 従 来 から 環 境 基 準 を 定 めて 対 策 が 進 められてきた 浮 遊 粒 子 状 物 質 よりも 小 さな 粒 子 であるため 健 康 への 影 響 が 懸 念 されています 大 気 汚 染 は これら の 汚 染 物 質 と 気 象 条 件 が 複 雑 にからみ 合 い 引 き 起 こされるものです これらの 対 策 として 本 市 では 一 般 環 境 大 気 測 定 局 を4カ 所 自 動 車 排 出 ガス 測 定 局 を1カ 所 配 置 し 大 気 環 境 を 常 時 監 視 しています また 事 業 所 に 対 して 立 入 を 行 い 良 質 な 燃 料 の 使 用 や ばい 煙 発 生 施 設 の 維 持 管 理 の 徹 底 を 指 導 し 汚 染 の 低 減 に 努 めています また 平 成 26 年 度 からは PM2.5の 成 分 組 成 の 解 明 を 目 的 とした 成 分 分 析 調 査 を 実 施 しています (1) 大 気 に 係 る 環 境 基 準 環 境 基 準 は 環 境 基 本 法 第 16 条 の 規 定 に 基 づき 人 の 健 康 を 保 護 し 及 び 生 活 環 境 を 保 全 する 上 で 維 持 されることが 望 ましい 基 準 として 定 められています 大 気 に 係 る 環 境 基 準 項 目 基 準 二 酸 化 硫 黄 (SO 2 ) 一 酸 化 炭 素 (CO) 浮 遊 粒 子 状 物 質 (SPM) 二 酸 化 窒 素 (NO 2 ) 1 時 間 値 の1 日 平 均 値 が 0.04p pm 以 下 であり かつ 1 時 間 値 が 0.1p pm 以 下 であること 1 時 間 値 の 1 日 平 均 値 が 10pp m 以 下 であり かつ 1 時 間 値 の 8 時 間 平 均 値 が 20ppm 以 下 であること 1 時 間 値 の1 日 平 均 値 が 0.10mg/m 3 以 下 であり かつ 1 時 間 値 が 0.20m g/m 3 以 下 であること 1 時 間 値 の 1 日 平 均 値 が 0.04pp mから 0.06ppmまでのゾーン 内 又 はそれ 以 下 であること 光 化 学 オキシダント(O X ) 1 時 間 値 が 0.06 ppm 以 下 であること 微 小 粒 子 状 物 質 (PM2.5 ) 1 年 平 均 値 が 15μg/m3 以 下 であり かつ 1 日 平 均 値 が 35μg/m3 以 下 であること ベンゼン 1 年 平 均 値 が 0.003mg/m 3 以 下 であること トリクロロエチレン 1 年 平 均 値 が 0.2mg/m 3 以 下 であること テトラクロロエチレン 1 年 平 均 値 が 0.2mg/m 3 以 下 であること ジクロロメタン 1 年 平 均 値 が 0.15mg/m 3 以 下 であること -22-

28 ダイオキシン 類 1 年 平 均 値 が 0.6pg-TEQ/m 3 以 下 であること 備 考 : 二 酸 化 窒 素 については 1 時 間 値 の 1 日 平 均 値 が 0.04ppmから 0.06ppmまでのゾーン 内 にある 地 域 にあっては 原 則 としてこのゾーン 内 において 現 状 程 度 の 水 準 を 維 持 し 又 はこれを 大 きく 上 回 ることとならないよう 努 力 す る ものとされ 本 市 はこれに 該 当 します (2) 評 価 方 法 環 境 基 準 の 評 価 方 法 には 1 時 間 または1 日 を 通 した 測 定 結 果 に 係 る 短 期 的 評 価 と 年 間 を 通 した 測 定 結 果 に 係 る 長 期 的 評 価 があります 環 境 省 通 達 では 二 酸 化 硫 黄 一 酸 化 炭 素 浮 遊 粒 子 状 物 質 については 短 期 的 評 価 と 長 期 的 評 価 の 二 つの 方 法 が 二 酸 化 窒 素 微 小 粒 子 状 物 質 ベンゼン トリクロロエチレン テト ラクロロエチレン ジクロロメタン ダイオキシン 類 については 長 期 的 評 価 が 光 化 学 オキシ ダントについては 短 期 的 評 価 が 定 められています 一 般 的 に 二 酸 化 硫 黄 浮 遊 粒 子 状 物 質 二 酸 化 窒 素 については 健 康 に 慢 性 的 影 響 を 及 ぼす ことから 長 期 的 評 価 が 使 われ 一 酸 化 炭 素 光 化 学 オキシダントについては 急 性 影 響 を 及 ぼす ことから 短 期 的 評 価 が 使 われています 大 気 に 係 る 評 価 方 法 項 目 評 価 方 法 二 酸 化 硫 黄 (SO2) < 短 期 的 評 価 > 連 続 して 又 は 随 時 に 行 った 測 定 について 1 時 間 値 が 0.1pp m 以 下 で かつ 1 時 間 値 の 日 平 均 値 が 0.04ppm 以 下 < 長 期 的 評 価 > 年 間 にわたる 日 平 均 値 につき 測 定 値 の 高 い 方 から 2%の 範 囲 内 にあるものを 除 外 した 日 平 均 値 が 0.04ppm 以 下 であり かつ 年 間 を 通 じて 日 平 均 値 が 0.04ppmを 超 える 日 が 2 日 以 上 連 続 しないこ と 二 酸 化 窒 素 (NO2) < 長 期 的 評 価 > 一 酸 化 炭 素 (CO) < 短 期 的 評 価 > 年 間 にわたる 日 平 均 値 につき 測 定 値 の 低 い 方 から 98%に 相 当 す るものが 0.06p pm 以 下 であること 連 続 して 又 は 随 時 に 行 った 測 定 について 1 時 間 値 の 8 時 間 平 均 値 が 20ppm 以 下 で かつ 1 時 間 値 の 日 平 均 値 が 10ppm 以 下 < 長 期 的 評 価 > 浮 遊 粒 子 状 物 質 (SPM) < 短 期 的 評 価 > 年 間 にわたる 日 平 均 値 につき 測 定 値 の 高 い 方 から 2%の 範 囲 内 にあるものを 除 外 した 日 平 均 値 が 10pp m 以 下 であり かつ 年 間 を 通 じて 日 平 均 値 が 10ppmを 超 える 日 が 2 日 以 上 連 続 しないこと 連 続 して 又 は 随 時 に 行 った 測 定 について 1 時 間 値 が 0.20mg/m 3 以 下 で かつ 1 時 間 値 の 日 平 均 値 が 0.10mg/m 3 以 下 < 長 期 的 評 価 > 年 間 にわたる 日 平 均 値 につき 測 定 値 の 高 い 方 から 2%の 範 囲 内 にあるものを 除 外 した 日 平 均 値 が 0.10m g/m 3 以 下 であり かつ 年 -23-

29 間 を 通 じて 日 平 均 値 が 0.10mg /m 3 を 超 える 日 が 2 日 以 上 連 続 しない こと 光 化 学 オキシダント(OX) < 短 期 的 評 価 > 下 微 小 粒 子 状 物 質 (PM2.5) < 長 期 的 評 価 > ベンゼン トリクロロエチレン テトラクロロエチレン ジクロロメタン 昼 間 (5 時 ~20 時 )の 時 間 帯 において,1 時 間 値 が 0.06ppm 以 1 年 平 均 値 が 長 期 基 準 の 15μg/m3 以 下 であり かつ 1 日 平 均 値 が 測 定 値 の 低 い 方 から 98%に 相 当 するものが 短 期 基 準 の 35μg/m3 以 下 < 長 期 的 評 価 > ダイオキシン 類 < 長 期 的 評 価 > 同 一 地 点 で 連 続 24 時 間 サンプリングした 測 定 値 ( 原 則 月 1 回 以 上 )を 算 術 平 均 した 年 平 均 値 により 評 価 を 行 う 同 一 測 定 点 における 1 年 間 のすべての 検 体 の 測 定 値 の 算 術 平 均 値 により 評 価 する (3) 有 害 大 気 汚 染 物 質 による 健 康 リスクの 低 減 を 図 るための 指 針 となる 数 値 ( 指 針 値 ) 有 害 大 気 モニタリングの 評 価 にあたっての 指 標 や 事 業 者 による 排 出 抑 制 努 力 の 指 標 としての 機 能 を 果 たすことが 出 来 るものとして 中 央 環 境 審 議 会 の 答 申 を 受 け 国 が 設 定 するものです 有 害 大 気 汚 染 物 質 による 健 康 リスクの 低 減 を 図 るための 指 針 となる 数 値 ( 指 針 値 ) 物 質 名 指 針 値 ( 年 平 均 ) 物 質 名 指 針 値 ( 年 平 均 ) アクリロニトリル 2μg/m 3 以 下 クロロホルム 18μg/m 3 以 下 塩 化 ビニルモノマー 10μg/m 3 以 下 1,2-ジクロロエタン 1.6μg/m 3 以 下 水 銀 0.04μgHg/m 3 以 下 1,3-ブタジエン 2.5μg/m 3 以 下 ニッケル 化 合 物 μgNi/m 3 以 下 ヒ 素 及 び 無 機 ヒ 素 化 合 物 6ng-As/m 3 以 下 マンガン 及 び 無 機 マンガン 化 合 物 0.14μg-Mn/m 3 以 下 2 大 気 環 境 の 測 定 点 本 市 では 市 内 の 大 気 汚 染 状 況 を 把 握 するため 一 般 環 境 大 気 測 定 局 ( 一 般 局 )を4 局 及 び 自 動 車 排 出 ガス 測 定 局 ( 自 排 局 )を1 局 配 置 しています -24-

30 平 成 26 年 度 一 般 環 境 大 気 測 定 局 及 び 自 動 車 排 出 ガス 測 定 局 の 測 定 内 容 測 定 局 区 分 ( 所 在 地 ) 一 般 局 自 排 局 測 定 項 目 藤 沢 市 役 所 ( 朝 日 町 1-1) 湘 南 台 文 化 センター ( 湘 南 台 1-8) 御 所 見 小 学 校 ( 打 戻 1902) 明 治 市 民 センター ( 辻 堂 新 町 ) 藤 沢 橋 ( 藤 沢 1-1) 各 測 定 局 の 設 置 状 況 について 二 酸 化 硫 黄 窒 素 酸 化 物 一 酸 化 窒 素 二 酸 化 窒 素 一 酸 化 炭 素 -25- オ キ シ ダ ン ト 浮 遊 粒 子 状 物 質 微 小 粒 子 状 物 質 炭 化 水 素 気 象 非 メ 風 風 温 メ タ タ ン 向 速 度 ン (1) 藤 沢 市 役 所 湘 南 台 文 化 センター 御 所 見 小 学 校 明 治 市 民 センター( 一 般 環 境 大 気 測 定 局 ) 市 内 の 人 口 密 度 や 周 辺 の 道 路 状 況 地 域 的 なバランスなどを 考 慮 して 配 置 し 一 般 的 な 生 活 環 境 における 大 気 汚 染 の 状 況 を 測 定 しています (2) 藤 沢 橋 測 定 局 ( 自 動 車 排 出 ガス 測 定 局 ) 交 通 量 の 多 い 道 路 端 に 設 置 して 自 動 車 走 行 による 大 気 汚 染 の 状 況 を 測 定 しています 平 成 26 年 度 環 境 基 準 適 合 状 況 測 定 項 目 二 酸 化 硫 黄 測 定 局 藤 沢 市 役 所 局 一 般 環 境 大 気 測 定 局 湘 南 台 文 化 センター 局 御 所 見 小 学 校 局 明 治 市 民 センター 局 長 期 的 評 価 短 期 的 評 価 湿 度 自 動 車 排 出 ガス 測 定 局 藤 沢 橋 局 二 酸 化 窒 素 一 酸 化 炭 素 長 期 的 評 価 短 期 的 評 価 光 化 学 オキシダント 浮 遊 粒 子 状 物 質 微 小 粒 子 状 物 質 長 期 的 評 価 短 期 的 評 価 1 年 平 均 値 1 日 平 均 値 1 ベンゼン 長 期 的 評 価 トリクロロエチレン 長 期 的 評 価 テトラクロロエチレン 長 期 的 評 価 ジクロロメタン 長 期 的 評 価 ダイオキシン 類 長 期 的 評 価 備 考 :この 表 中 は 環 境 基 準 に 適 合 していることを 示 しています は 環 境 基 準 に 適 合 していないこ とを 示 しています は 有 効 測 定 日 数 に 満 たないことを 示 しています 1: 御 所 見 小 学 校 局 の 微 小 粒 子 状 物 質 は 2014 年 ( 平 成 26 年 )10 月 1 日 から 測 定 を 開 始 しています

31 一 般 環 境 大 気 測 定 局 自 動 車 排 出 ガス 測 定 局 分 子 拡 散 法 による 窒 素 酸 化 物 測 定 場 所 平 成 5 年 度 から 二 酸 化 窒 素 の 簡 易 測 定 を 22 地 点 で 実 施 しています 藤 沢 市 大 気 汚 染 測 定 位 置 図 -26-

32 3 大 気 の 測 定 結 果 (1) 一 般 環 境 測 定 結 果 1 硫 黄 酸 化 物 硫 黄 酸 化 物 は 主 として 重 油 や 軽 油 のような 石 油 系 燃 料 や 石 炭 を 燃 焼 するときに 燃 料 中 の 硫 黄 分 が 酸 化 されて 生 成 する 二 酸 化 硫 黄 (SO 2 )や 三 酸 化 硫 黄 (SO 3 )で 発 生 源 としては 大 規 模 固 定 発 生 源 ( 発 電 所 製 鉄 所 等 )であり さらに 自 然 界 からも 火 山 等 から 発 生 します 二 酸 化 硫 黄 は 粉 じんと 共 存 した 形 で 人 体 にとり 込 まれると 呼 吸 器 系 の 疾 患 をおこす 原 因 と なり また 太 陽 光 線 の 影 響 で 吸 湿 性 の 高 い 三 酸 化 硫 黄 にかわり 大 気 中 の 水 蒸 気 と 反 応 して 生 成 する 硫 酸 ミストは 湿 性 大 気 汚 染 ( 酸 性 雨 )の 要 因 の 一 つとされています 平 成 26 年 度 の 年 平 均 値 は ここ 数 年 低 濃 度 で 横 ばいの 傾 向 にあり これは 事 業 所 で 使 用 される 燃 料 が 良 質 燃 料 (ガス 灯 油 及 び 低 硫 黄 重 油 )に 転 換 されたものと 思 われます 環 境 基 準 との 適 合 状 況 ( 年 間 2% 除 外 値 )は 藤 沢 市 役 所 が 0.003ppm 湘 南 台 文 化 センター が 0.003ppm 御 所 見 小 学 校 が 0.003ppm 明 治 市 民 センターが 0.002ppmとなっており 4 局 と も 環 境 基 準 に 適 合 しています 二 酸 化 硫 黄 の 月 別 測 定 結 果 ( 平 均 値, 平 成 26.4~27.3 ) 単 位 :ppm 測 定 局 月 年 間 藤 沢 市 役 所 湘 南 台 文 化 センター 御 所 見 小 学 校 明 治 市 民 センター 二 酸 化 硫 黄 ( 年 平 均 値 )の 経 年 変 化 単 位 :ppm 測 定 局 年 度 藤 沢 市 役 所 湘 南 台 文 化 センター 御 所 見 小 学 校 明 治 市 民 センター ppm 藤 沢 市 役 所 湘 南 台 文 化 センター 御 所 見 小 学 校 明 治 市 民 センター ppm 藤 沢 市 役 所 湘 南 台 文 化 センター 御 所 見 小 学 校 明 治 市 民 センター 月 年 度 ( 平 成 ) 二 酸 化 硫 黄 の 月 別 測 定 結 果 ( 平 均 値 ) 二 酸 化 硫 黄 ( 年 平 均 値 )の 経 年 変 化 -27-

33 2 窒 素 酸 化 物 窒 素 酸 化 物 (NOx)は 物 質 の 燃 焼 に 伴 って 空 気 中 の 窒 素 が 酸 化 されて 必 然 的 に 発 生 するも の(サーマルNOx)と 燃 料 等 の 窒 素 分 が 酸 化 されて 発 生 するもの(フューエルNOx)とがあり ます 大 気 汚 染 の 分 野 で 問 題 になるのは 一 酸 化 窒 素 (NO)と 二 酸 化 窒 素 (NO 2 )であるため この 2 物 質 の 濃 度 の 和 を 窒 素 酸 化 物 濃 度 としています 発 生 源 としては 事 業 所 及 び 一 般 家 庭 の 固 定 発 生 源 自 動 車 の 移 動 発 生 源 があります 窒 素 酸 化 物 は 呼 吸 器 系 に 障 害 をもたらすほか 二 酸 化 窒 素 は 太 陽 光 線 の 影 響 で 炭 化 水 素 と 反 応 し オゾン オキシダント アルデヒド PAN(RCO 3 NO 2 ) 等 による 光 化 学 スモッグを 発 生 させる 原 因 となっています 平 成 26 年 度 の 二 酸 化 窒 素 及 び 一 酸 化 窒 素 の 月 別 測 定 結 果 をみると 夏 季 は 低 濃 度 で 冬 季 は 高 濃 度 となっています これは 冬 は 下 層 の 大 気 の 方 が 上 層 より 気 温 が 低 く 大 気 が 安 定 している ため 汚 染 物 質 が 拡 散 しないこと 等 が 影 響 していると 考 えられます また 二 酸 化 窒 素 の 年 平 均 値 をみると 藤 沢 市 役 所 で 0.014ppm 湘 南 台 文 化 センターで 0.017ppm 御 所 見 小 学 校 で 0.017ppm 明 治 市 民 センターが 0.015ppmで ここ 数 年 緩 やかな 減 少 傾 向 となっており その 理 由 の 一 つ として 自 動 車 を 中 心 とした 対 策 や 規 制 の 効 果 によるものと 考 えられます 環 境 基 準 の 適 合 状 況 ( 年 間 98% 値 )は 藤 沢 市 役 所 が 0.031ppm 湘 南 台 文 化 センターが 0.033ppm 御 所 見 小 学 校 が 0.034ppm 明 治 市 民 センターが 0.032ppmで 4 局 とも 環 境 基 準 に 適 合 していま す 二 酸 化 窒 素 の 月 別 測 定 結 果 ( 平 均 値, 平 成 26.4~27.3 ) 単 位 :ppm 月 測 定 局 年 間 藤 沢 市 役 所 湘 南 台 文 化 センター 御 所 見 小 学 校 明 治 市 民 センター ppm 藤 沢 市 役 所 湘 南 台 文 化 センター 御 所 見 小 学 校 明 治 市 民 センター 二 酸 化 窒 素 の 月 別 測 定 結 果 月 -28-

34 二 酸 化 窒 素 ( 年 平 均 値 )の 経 年 変 化 単 位 :ppm 年 度 測 定 局 藤 沢 市 役 所 湘 南 台 文 化 センター 御 所 見 小 学 校 明 治 市 民 センター ppm 年 度 ( 平 成 ) 藤 沢 市 役 所 湘 南 台 文 化 センター 御 所 見 小 学 校 明 治 市 民 センター 二 酸 化 窒 素 ( 年 平 均 値 )の 経 年 変 化 一 酸 化 窒 素 の 月 別 測 定 結 果 ( 平 均 値, 平 成 26.4~27.3 ) 単 位 :ppm 月 測 定 局 年 間 藤 沢 市 役 所 湘 南 台 文 化 センター 御 所 見 小 学 校 明 治 市 民 センター ppm 藤 沢 市 役 所 湘 南 台 文 化 センター 御 所 見 小 学 校 明 治 市 民 センター 一 酸 化 窒 素 の 月 別 測 定 結 果 ( 平 均 値 ) 月 -29-

35 窒 素 酸 化 物 (NO+NO 2 )の 月 別 測 定 結 果 ( 平 均 値, 平 成 26.4~27.3) 単 位 :ppm 月 測 定 局 年 間 藤 沢 市 役 所 湘 南 台 文 化 センター 御 所 見 小 学 校 明 治 市 民 センター ppm 藤 沢 市 役 所 湘 南 台 文 化 センター 御 所 見 小 学 校 明 治 市 民 センター 月 窒 素 酸 化 物 (NO+NO2)の 月 別 測 定 結 果 ( 平 均 値 ) 簡 易 測 定 による 調 査 常 時 監 視 測 定 局 を 補 完 する 目 的 で 平 成 5 年 度 から 横 浜 市 環 境 科 学 研 究 所 方 式 の 分 子 拡 散 法 によ る 簡 易 測 定 を 市 内 22 地 点 で 実 施 しています 一 般 環 境 大 気 測 定 局 と 分 子 拡 散 法 による 二 酸 化 窒 素 の 月 別 測 定 結 果 の 比 較 ( 平 成 26.4~27.3) 単 位 :ppm 月 測 定 局 年 間 藤 沢 市 役 所 湘 南 台 文 化 センター 欠 測 御 所 見 小 学 校 明 治 市 民 センター 地 点 の 平 均 値 ppm 湘 南 台 文 化 センター 藤 沢 市 役 所 御 所 見 小 学 校 明 治 市 民 センター 22 地 点 の 平 均 値 分 子 拡 散 法 による 二 酸 化 窒 素 の 月 別 測 定 結 果 月 -30-

36 3 一 酸 化 炭 素 一 酸 化 炭 素 の 排 出 源 は ボイラー 等 の 固 定 発 生 源 と 自 動 車 等 の 移 動 発 生 源 があり 燃 料 等 の 不 完 全 燃 焼 の 際 多 く 発 生 します 濃 度 が 高 いと 思 考 力 の 低 下 めまい 等 の 一 酸 化 炭 素 中 毒 を 引 き 起 こす 原 因 となります 平 成 26 年 度 の 一 酸 化 炭 素 の 月 別 測 定 結 果 をみると 二 酸 化 窒 素 と 同 様 冬 季 に 濃 度 が 高 く なっています 年 平 均 値 は 藤 沢 市 役 所 で 0.3ppmであり 過 去 10 年 間 を 見 るとほぼ 横 ばいと なっています 環 境 基 準 との 適 合 状 況 ( 年 間 2% 除 外 値 )は 藤 沢 市 役 所 で 0.6ppmとなっており 環 境 基 準 に 適 合 しています 一 酸 化 炭 素 の 月 別 測 定 結 果 ( 平 均 値, 平 成 26.4~27.3) 単 位 :ppm 月 測 定 局 年 間 藤 沢 市 役 所 一 酸 化 炭 素 ( 年 平 均 値 )の 経 年 変 化 単 位 :ppm 年 度 測 定 局 藤 沢 市 役 所 ppm 藤 沢 市 役 所 ppm 藤 沢 市 役 所 月 年 度 ( 平 成 ) 一 酸 化 炭 素 の 月 別 測 定 結 果 ( 平 均 値 ) 一 酸 化 炭 素 ( 年 平 均 値 )の 経 年 変 化 -31-

37 4 浮 遊 粒 子 状 物 質 大 気 中 に 浮 遊 することのできる 粒 子 の 大 きさは 粒 径 にして 約 20μm 以 下 と 考 えられますが その 中 で 10μm 以 下 のものを 浮 遊 粒 子 状 物 質 といいます 浮 遊 粒 子 状 物 質 は 事 業 所 から 排 出 されるばいじんや 自 動 車 等 の 排 出 ガスが 主 な 発 生 源 である 他 土 砂 や 鉱 物 等 のたい 積 場 からの 飛 散 や 自 動 車 タイヤの 磨 耗 等 でも 発 生 します 一 方 自 然 界 からも 風 による 土 壌 の 舞 い 上 がりなどとして 発 生 します 平 成 26 年 度 の 月 別 測 定 結 果 をみると 7 月 が 全 局 とも 高 濃 度 となっており これは 光 化 学 反 応 による 二 次 粒 子 の 生 成 が 特 に 多 かったためと 考 えられます 実 際 に 平 成 26 年 度 の 光 化 学 スモ ッグに 係 る 注 意 報 の 発 令 及 び 前 日 当 日 予 報 の 状 況 については 期 間 中 (4 月 から 10 月 ) 全 15 回 のうち 11 回 が7 月 に 発 令 又 は 予 報 されています また 年 平 均 値 をみると 平 成 17 年 度 か ら 比 較 すると 減 少 傾 向 にありますが ここ 最 近 では 横 ばいで 推 移 しています 環 境 基 準 の 適 合 状 況 ( 年 間 2% 除 外 値 )については 藤 沢 市 役 所 で 0.048m g/m 3 湘 南 台 文 化 セ ンターで mg/m 3 御 所 見 小 学 校 で mg/m 3 明 治 市 民 センターで mg/m 3 となり 4 局 とも 環 境 基 準 に 適 合 しています 浮 遊 粒 子 状 物 質 の 月 別 測 定 結 果 ( 平 均 値, 平 成 26.4~27.3 ) 単 位 :mg/m 3 月 測 定 局 年 間 藤 沢 市 役 所 湘 南 台 文 化 センター 御 所 見 小 学 校 明 治 市 民 センター 浮 遊 粒 子 状 物 質 ( 年 平 均 値 )の 経 年 変 化 単 位 :mg/m 3 年 度 測 定 局 藤 沢 市 役 所 湘 南 台 文 化 センター 御 所 見 小 学 校 明 治 市 民 センター

38 藤 沢 市 役 所 湘 南 台 文 化 センター 藤 沢 市 役 所 湘 南 台 文 化 センター 御 所 見 小 学 校 明 治 市 民 センター 御 所 見 小 学 校 明 治 市 民 センター mg/m mg/m 月 年 度 ( 平 成 ) 浮 遊 粒 子 状 物 質 の 月 別 測 定 結 果 ( 平 均 値 ) 浮 遊 粒 子 状 物 質 ( 年 平 均 値 )の 経 年 変 化 明 治 地 区 環 境 調 査 浮 遊 粒 子 状 物 質 調 査 については 明 治 地 区 において 横 浜 湘 南 道 路 の 交 通 量 の 増 加 が 懸 念 される ことから 明 治 小 学 校 及 び 明 治 市 民 の 家 で 浮 遊 粒 子 状 物 質 の 汚 染 状 況 を 把 握 するため 環 境 調 査 を 実 施 しました その 結 果 両 地 点 で 環 境 基 準 に 適 合 していました 明 治 地 区 環 境 測 定 結 果 ( 平 成 ~12.18) 期 間 平 均 値 1 時 間 値 の 最 高 値 日 平 均 値 の 最 高 値 1 時 間 値 が 0.20mg/m 3 を 超 えた 時 間 数 と その 割 合 日 平 均 値 が 0.10mg/m 3 を 超 えた 日 数 と その 割 合 単 位 mg/m 3 mg/m 3 mg/m 3 時 間 % 日 % 明 治 小 学 校 明 治 市 民 の 家

39 5 微 小 粒 子 状 物 質 (PM2.5;ピーエム2.5) 微 小 粒 子 状 物 質 (PM2. 5)とは 大 気 中 に 浮 遊 する 粒 子 の 中 で 粒 径 が 2.5μm 以 下 の 粒 子 であり 非 常 に 小 さいため 肺 の 奥 深 くに 入 りやすく 呼 吸 器 系 や 循 環 器 系 への 影 響 が 心 配 されています 生 成 機 構 としては 物 の 燃 焼 などによって 発 生 源 から 直 接 大 気 中 に 排 出 される 一 次 生 成 のも のと 燃 料 の 燃 焼 などによって 発 生 する 硫 黄 酸 化 物 (SOx)や 窒 素 酸 化 物 (NOx) 溶 剤 塗 料 の 使 用 時 や 森 林 などから 発 生 する 揮 発 性 有 機 化 合 物 (VOC)といったガス 状 物 質 が 大 気 中 での 化 学 反 応 により 粒 子 化 する 二 次 生 成 のものがあります 主 な 発 生 源 は 事 業 所 のボイラー 焼 却 炉 などのばい 煙 発 生 施 設 堆 積 場 などの 粉 じん 発 生 施 設 自 動 車 船 舶 航 空 機 など 人 為 起 源 のもの さらには 土 壌 海 洋 火 山 などの 自 然 起 源 の ものがあると 考 えられています 平 成 26 年 度 の 月 別 測 定 結 果 をみると 春 から 夏 にかけて 濃 度 が 上 昇 する 傾 向 にあり 夏 から 秋 にかけては 比 較 的 安 定 した 濃 度 となっています これは 春 や 夏 は 気 温 が 高 く 太 陽 光 線 の 中 の 紫 外 線 も 強 いため 大 気 中 での 化 学 反 応 により 粒 子 化 する PM2.5を 含 む 二 次 汚 染 物 質 が 多 く 生 成 されることや 偏 西 風 の 影 響 による 大 陸 からの 越 境 大 気 汚 染 等 が 要 因 と 考 えられます また 測 定 期 間 内 の 日 平 均 値 が 35.0μg/m 3 を 超 えた 日 数 は 藤 沢 市 役 所 局 が 8 日 (4 月 17 日 5 月 31 日 6 月 日 ) 御 所 見 小 学 校 局 が 1 日 (3 月 16 日 )でした 藤 沢 市 役 所 局 は 8 日 ともオキシダント 濃 度 が 高 く PM2.5を 含 む 二 次 汚 染 物 質 が 多 く 生 成 されたことから 高 濃 度 になったと 考 えられます また 御 所 見 小 学 校 局 は 気 象 状 況 により 大 気 中 の 粒 子 が 滞 留 しやすい 状 況 であったことから PM2.5の 濃 度 が 高 くなったと 考 えられます 平 成 26 年 度 の 環 境 基 準 の 適 合 状 況 については 次 のとおりです なお 御 所 見 小 学 校 は 2014 年 ( 平 成 26 年 )10 月 1 日 から 測 定 を 開 始 したので 測 定 日 数 が 有 効 測 定 日 数 (1 日 20 時 間 以 上 の 日 数 が 250 日 以 上 )を 満 たさないため 評 価 は 参 考 となります 微 小 粒 子 状 物 質 測 定 結 果 ( 御 所 見 小 学 校 は 参 考 値 ) ( 平 成 26.4~27.3 御 所 見 小 学 校 は 平 成 26.10~27.3) 年 平 均 値 日 平 均 値 の 最 高 値 日 平 均 値 が 35.0μg/m 3 を 超 えた 日 数 日 平 均 値 の 年 間 98% 値 単 位 μg/m 3 μg/m 3 日 μg/m 3 藤 沢 市 役 所 御 所 見 小 学 校

40 微 小 粒 子 状 物 質 の 月 別 測 定 結 果 ( 平 均 値, 平 成 26.4~27.3 ) 単 位 :μg/m 3 月 測 定 局 年 間 藤 沢 市 役 所 御 所 見 小 学 校 御 所 見 小 学 校 の 測 定 は10 月 から 開 始 しました μ/m 3 (1) 高 濃 度 予 報 について 2013 年 ( 平 成 25 年 )2 月 に 環 境 省 が 開 催 した 専 門 家 会 合 において 当 面 人 の 健 康 を 保 護 す る 上 で 維 持 されることが 望 ましい 水 準 である 環 境 基 準 とは 別 に 健 康 影 響 が 出 現 する 可 能 性 が 高 くなる 濃 度 水 準 を 法 令 に 基 づかない 注 意 喚 起 のための 暫 定 的 な 指 針 となる 値 ( 暫 定 指 針 値 ) として1 日 平 均 値 で 70μg/m 3 とし その 値 を 超 えると 予 想 される 場 合 には 都 道 府 県 が 注 意 喚 起 を 行 うことが 適 当 とされました このため 2013 年 ( 平 成 25 年 )3 月 から 神 奈 川 県 は 県 内 の 一 般 環 境 大 気 測 定 局 のデータ から 暫 定 指 針 値 を 超 えるかどうかを 判 定 し 午 前 8 時 頃 と 午 後 1 時 頃 に 高 濃 度 予 報 を 発 表 し 県 のホームページ ツイッター 及 びテレフォンサービスで 情 報 提 供 をしています なお 神 奈 川 県 が 高 濃 度 予 報 を 発 表 した 場 合 は 本 市 では 防 災 行 政 無 線 やメールマガジン 等 を 活 用 して 周 知 します 藤 沢 市 役 所 御 所 見 小 学 校 微 小 粒 子 状 物 質 の 月 別 測 定 結 果 ( 平 均 値 ) 月 (2) PM2.5 成 分 分 析 調 査 について PM2. 5 対 策 を 推 進 するためには PM2.5の 二 次 生 成 機 構 を 含 む 微 小 粒 子 状 物 質 及 びその 前 駆 物 質 の 大 気 中 の 挙 動 等 の 科 学 的 知 見 の 集 積 等 が 必 要 であることから 本 市 でも 平 成 26 年 度 か ら, 藤 沢 市 役 所 局 において PM2. 5の 成 分 組 成 の 解 明 を 目 的 とした 成 分 分 析 調 査 を 実 施 していま す PM2. 5は 季 節 によって 排 出 源 生 成 過 程 及 び 成 分 組 成 が 異 なることから 四 季 において 各 季 節 2 週 間 程 度 の 調 査 を 行 いました 調 査 項 目 は 微 小 粒 子 状 物 質 (PM2.5)の 成 分 分 析 ガイド ライン ( 平 成 23 年 7 月 素 成 分 及 び 炭 素 成 分 です 環 境 省 水 大 気 環 境 局 )に 基 づき 質 量 濃 度 イオン 成 分 無 機 元 平 成 26 年 度 の 各 季 節 の 調 査 による 成 分 構 成 比 の 結 果 を 見 ると 各 季 節 とも 有 機 炭 素 の 割 合 -35-

41 が 一 番 多 く 次 いで 硫 酸 イオン アンモニウムイオン 元 素 状 炭 素 及 び 硝 酸 イオンとなってお り これらが PM2.5を 組 成 している 主 な 成 分 と 考 えられます 元 素 状 炭 素 等 は 発 生 源 から 直 接 排 出 された 一 次 生 成 粒 子 ですが 多 くの 有 機 炭 素 等 は 発 生 源 からガス 状 で 排 出 されたものが 大 気 中 で 粒 子 化 する 二 次 生 成 粒 子 であるため その 存 在 割 合 が 高 いといえます また 夏 季 調 査 では 硫 酸 イオンが 高 く 冬 季 調 査 では 硝 酸 イオンが 高 くな っていますが これは 硫 酸 イオン 硝 酸 イオンともに 光 化 学 反 応 の 影 響 を 受 け 生 成 されるの で 光 化 学 反 応 が 盛 んな 夏 季 は 特 に 多 く 存 在 すると 考 えられますが 硝 酸 イオンは 揮 発 性 が 高 いため 気 温 が 高 い 夏 季 はガス 化 してしまい 冬 季 の 方 が 高 くなると 考 えられます その 他, 28% 無 機 陽 イ オン,2% アンモニウ ムイオン, 10% 塩 化 物 イ オン,0% 硝 酸 イオン, 4% 有 機 炭 素, 24% 元 素 状 炭 素, 6% 硫 酸 イオン, 26% 平 成 26 年 度 春 季 調 査 ( 成 分 構 成 比 %) その 他, 2% 無 機 陽 イ オン, 1% アンモニウ ムイオン, 10% 塩 化 物 イオ ン,0% 硝 酸 イオン, 硫 酸 イオン, 12% 16% 有 機 炭 素, 28% 元 素 状 炭 素, 11% 平 成 26 年 度 秋 季 調 査 ( 成 分 構 成 比 %) その 他, 20% 無 機 陽 イ オン, 1% アンモニウ ムイオン, 11% 塩 化 物 イオ ン,0% 硝 酸 イオン, 1% 硫 酸 イオン, 34% 有 機 炭 素, 27% 元 素 状 炭 素, 6% 平 成 26 年 度 夏 季 調 査 ( 成 分 構 成 比 %) 塩 化 物 イ オン,2% その 他, 15% 無 機 陽 イオ ン,1% アンモニウ ムイオン, 13% 硝 酸 イオン, 23% 有 機 炭 素, 20% 元 素 状 炭 素, 8% 硫 酸 イオン, 18% 平 成 26 年 度 冬 季 調 査 ( 成 分 構 成 比 %) -36-

42 6 炭 化 水 素 炭 化 水 素 は 固 定 発 生 源 から 70% 移 動 発 生 源 から 30% 発 生 していると 推 定 されているほか メタンなどの 形 での 天 然 発 生 量 も 少 なくありません 固 定 発 生 源 としては 塗 装 に 伴 う 有 機 溶 剤 の 蒸 発 によるものが 多 く 塗 料 のほか 印 刷 インキ クリーニング 用 溶 剤 金 属 洗 浄 用 溶 剤 接 着 剤 なども 使 用 にあたって 有 機 溶 剤 の 蒸 発 を 伴 います また 燃 料 溶 剤 の 貯 蔵 輸 送 出 荷 などに 伴 い 発 生 することがあります また 移 動 発 生 源 として は 自 動 車 航 空 機 などから 排 出 される 未 燃 燃 料 があります 炭 化 水 素 のうち 非 メタン 炭 化 水 素 は 窒 素 酸 化 物 とともに 光 化 学 オキシダントの 生 成 原 因 物 質 として 位 置 づけられており 光 化 学 オキシダントの 生 成 防 止 のための 大 気 中 炭 化 水 素 濃 度 の 指 針 ( 昭 和 51 年 8 月 13 日 中 央 公 害 対 策 審 議 会 答 申 )により 光 化 学 オキシダントの 日 最 高 1 時 間 値 0.06pp mに 対 応 する 午 前 6 時 から 9 時 までの 非 メタン 炭 化 水 素 の 3 時 間 平 均 値 は 0.20ppm Cから 0.31ppm Cの 範 囲 にある (ppm C: 各 種 炭 化 水 素 の 濃 度 を 炭 素 原 子 1つのメタン 分 子 に 換 算 した 値 ) とされています 平 成 26 年 度 の 非 メタン 炭 化 水 素 の 月 別 測 定 結 果 をみると 大 気 が 安 定 し 汚 染 物 質 が 拡 散 しに くい 秋 季 から 冬 季 に 高 くなる 傾 向 があります 年 平 均 値 をみると 平 成 17 年 度 から 増 減 を 繰 り 返 しています 非 メ タ ン 炭 化 水 素 の 月 別 測 定 結 果 ( 平 均 値, 平 成 26.4~27.3) 単 位 :ppmc 月 年 間 測 定 局 藤 沢 市 役 所 非 メタン 炭 化 水 素 ( 年 平 均 値 )の 経 年 変 化 単 位 :ppmc 年 度 測 定 局 藤 沢 市 役 所 ppmc 藤 沢 市 役 所 ppmc 藤 沢 市 役 所 月 年 度 ( 平 成 ) 非 メタン 炭 化 水 素 の 月 別 測 定 結 果 ( 平 均 値 ) 非 メタン 炭 化 水 素 ( 年 平 均 値 )の 経 年 変 化 -37-

43 7 光 化 学 大 気 汚 染 光 化 学 大 気 汚 染 ( 光 化 学 スモッグ)は 1943 年 ( 昭 和 18 年 )の 夏 ロサンゼルスで 世 界 で 初 め て 発 生 し わが 国 では 1970 年 ( 昭 和 45 年 )7 月 18 日 に 東 京 都 内 で 被 害 が 発 生 してから 世 間 の 関 心 を 集 めるようになりました 光 化 学 スモッグは 事 業 所 や 自 動 車 等 から 大 気 中 に 排 出 された 窒 素 酸 化 物 と 揮 発 性 有 機 化 合 物 が 太 陽 光 線 に 含 まれる 紫 外 線 と 光 化 学 反 応 を 起 こして 光 化 学 オキシダント(オゾン アルデヒ ド 等 の 酸 化 性 物 質 )を 生 成 し 大 気 中 で 拡 散 せずに 滞 留 することを 光 化 学 スモッグが 発 生 してい るといいます 特 に 4 月 から 10 月 の 日 差 しが 強 く 風 が 弱 く 気 温 が 高 い 等 の 気 象 条 件 が 重 なると 光 化 学 オキシダントの 濃 度 が 高 くなり 目 や 呼 吸 器 等 の 粘 膜 を 刺 激 して 健 康 被 害 が 発 生 す ることがあります 監 視 体 制 神 奈 川 県 では 被 害 の 未 然 防 止 を 図 るため 県 下 各 地 の 大 気 汚 染 データ 及 び 気 象 庁 からの 各 種 気 象 データを 使 用 して 情 報 提 供 しています 原 則 として 午 前 10 時 に 当 日 の 情 報 午 後 5 時 に 翌 日 の 情 報 を 提 供 しています 光 化 学 スモッグ 情 報 の 内 容 A 型 今 日 ( 明 日 )は 県 下 に 光 化 学 スモッグの 発 生 するおそれが 大 きい B 型 今 後 の 気 象 条 件 によって 今 日 ( 明 日 )は 県 下 に 光 化 学 スモッグの 発 生 するおそれがある C 型 今 日 ( 明 日 )は 県 下 に 光 化 学 スモッグの 発 生 するおそれは 少 ない 平 成 26 年 度 は 県 下 の 光 化 学 スモッグ 注 意 報 の 発 令 日 数 は 9 日 で 湘 南 区 域 の 発 令 日 数 は 3 日 で した また 県 下 の 被 害 届 出 は 被 害 発 生 日 0 日 届 出 人 数 0 人 で 湘 南 区 域 の 被 害 届 出 は 0 人 でした オキシダント 濃 度 の 月 別 測 定 結 果 を 見 ると 日 差 しが 強 く 光 化 学 オキシダント 濃 度 が 高 くなる 気 象 条 件 が 増 える 3 月 から 9 月 が 高 く 10 月 以 降 は 減 少 しています 8 月 については 大 雨 等 の 不 順 な 天 候 が 多 く 発 生 したことにより 低 い 濃 度 であったと 考 えられます また 経 年 変 化 をみると 概 ね 横 ばいで 推 移 しており 光 化 学 オキシダント 濃 度 がなかなか 低 減 しない 理 由 の 一 つとして 窒 素 酸 化 物 の 減 少 に 対 して 揮 発 性 有 機 化 合 物 の 削 減 が 不 十 分 ということが 考 えられています 環 境 基 準 との 適 合 状 況 は 4 局 とも 環 境 基 準 に 適 合 していません -38-