和歌山県概要版 doc

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1 和歌山県地震被害想定調査 報告書 ( 概要版 ) 平成 18 年 3 月 和歌山県

2 はじめに 本県は有史以来約 100 年から 150 年周期で繰り返し発生している東南海 南海地震により過去 大きな被害を受けてきました また 県北部紀の川流域沿いには中央構造線断層帯という活断層も走っています 近年 鳥取県西部地震 ( 平成 12 年 10 月 ) 芸予地震( 平成 13 年 3 月 ) 十勝沖地震( 平成 15 年 9 月 ) 紀伊半島南東沖地震( 平成 16 年 9 月 ) 新潟県中越地震( 平成 16 年 10 月 ) 福岡県西方沖地震 ( 平成 17 年 3 月 ) 宮城県沖地震( 平成 17 年 8 月 ) などマグニチュード 7 前後の大地震が全国各地で起っています とりわけ 地震の専門家によれば 阪神 淡路大震災以降 西日本は地震の活動期に入ったと言われています このような状況の中 平成 13 年 9 月に国の地震調査研究推進本部から 東南海 南海地震の今後 30 年以内の発生確率が発表され 平成 15 年度に国の中央防災会議により東南海 南海地震の被害想定が公表されました また 平成 15 年 7 月に 東南海 南海地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法 が施行され 同年 12 月に県内全市町村がその推進地域に指定されました 県では平成 16 年度 17 年度に最新のデータを収集し かつ新たな学術的知見に基づき 東海 東南海 南海地震 ( 同時発生 ) 中央構造線による地震 田辺市内陸直下の地震 の三つの地震を想定して被害予測を実施しました この結果は あくまでも現在の地震に関する知見や過去のデータから最悪の状況を想定し導き出された予測であり 発生する地震の規模や震源の位置等により実際の被害は違ったものになるかもしれません しかしながらこうした予測結果に基づき 地震対策を進めていくことが肝要であると認識しております 今後は この成果を県地域防災計画や県地震防災対策アクションプログラム等へ反映し 防災施策に活用していくとともに 市町村 防災関係機関をはじめ広く県民の方にご理解をいただき 地域防災力の向上に役立てていただければと考えています 平成 18 年 3 月 和歌山県知事木村良樹

3 もくじ第 1 章地震被害想定調査の概要 目的 想定条件 調査項目 被害想定の流れ 和歌山県防災会議地震部会委員...5 第 2 章被害想定手法 地震動等の予測 被害の予測 生活支障の予測...9 第 3 章被害想定調査結果 東海 東南海 南海地震 地震動等の予測 地震動予測 液状化危険度予測 津波予測 がけ崩れ危険度予測 宅地造成地被害予測 被害の予測 建物被害 火災予測 人的被害予測 交通 輸送施設被害予測 生活支障の予測 ライフライン施設 避難者 帰宅困難者 まとめ 中央構造線による地震 地震動等の予測 地震動予測 液状化危険度予測 がけ崩れ危険度予測 宅地造成地被害予測 被害の予測

4 2.2.1 建物被害 火災予測 人的被害予測 交通 輸送施設被害予測 生活支障の予測 ライフライン施設 避難者 帰宅困難者 まとめ 田辺市内陸直下の地震 地震動等の予測 地震動予測 液状化危険度予測 がけ崩れ危険度予測 宅地造成地被害予測 被害の予測 建物被害 火災予測 人的被害予測 交通 輸送施設被害予測 生活支障の予測 ライフライン施設 避難者 帰宅困難者 まとめ

5 第 1 章地震被害想定調査の概要 1 目的 和歌山県周辺では 近い将来の発生が予想されている東海地震 東南海 南海地震のほか中央構造線断層帯の活動による地震等の発生が懸念されている これらの地震が発生すると 県内に重大な被害をもたらし 社会生活にも大きな影響を及ぼすことが指摘されている 本調査は これらの地震が発生した際に予想される物的被害や人的被害 また社会活動に関わる影響を予測することによって 地震が発生した際の 災害像 を確立し 今後の防災対策を検討していくための基礎資料とすることを目的とする 2 想定条件 (1) 想定地震想定する地震は 本県に大きな影響を及ぼす可能性のある以下の地震とする 1 東海 東南海 南海地震同時発生 ( 以下 東海 東南海 南海地震 という ) 2 和歌山県内の中央構造線断層帯を起震断層とする地震 ( 以下 中央構造線による地震 という ) 3 田辺市付近直下を震源とする地震 ( 以下 田辺市内陸直下の地震 という ) 地震の規模 ( マグニチュード ) 震源断層の位置 1 東海 東南海 南海地震 表 想定地震 2 中央構造線による地震 3 田辺市内陸直下の地震 8.6 相当 8.0 相当 6.9 相当 駿河トラフ ~ 南海トラフ 中央構造線 ( 淡路島南沖 ~ 和歌山 奈良県境付近 ) 田辺市 ~ 本宮町 震源断層の深さ約 10~30km 4~14km 4~12.6 km (2) 時刻及び季節 季節あるいは時刻が被害予測に大きい影響を与える火災や人的被害を検討するため 時 刻及び季節について 以下の 3 とおりの組み合わせで予測をおこなった 1 5 時 : 多くの人が自宅で就寝中であり 火気の使用が少ない時間帯 2 18 時 : 炊事や暖房で火気の使用頻度が高くなる季節 時間帯 3 夏 12 時 : 海岸沿いには多くの海水浴客が集まり 市街地などにも通勤 通学している人や買い物客等が集まっている季節 時間帯 1

6 震源断層モデルの背景領域 震源断層モデルのアスペリティ 震源 ( 破壊開始点 ) 図 東海 東南海 南海地震における想定震源断層モデルの位置 ( 中央防災会議資料より ) 震源断層モデルの背景領域震源断層モデルのアスペリティ 震源 ( 破壊開始点 ) 中央構造線図 中央構造線による地震における想定震源断層モデルの位置 震源 ( 破壊開始点 ) 想定断層線図 田辺市内陸直下の地震における想定震源断層モデルの位置 2

7 3 3 調査項目表 調査項目分類調査項目地震動液状化危険度がけ崩れ危険度地震動等の予測宅地造成地被害地震動による被害液状化による被害津波による被害建物被害がけ崩れによる被害出火火災被害延焼建物倒壊による死者津波による死者がけ崩れによる死者死者数火災による死者建物倒壊による重傷者 中等傷者がけ崩れによる重傷者 中等傷者負傷者数火災による重傷者 中等傷者要救助者数要救助者数上水道施設下水道施設都市ガス施設プロパンガス施設 電力施設ライフライン被害電話 通信施設道路施設鉄道施設港湾施設交通 輸送施設被害空港施設重要拠点施設 ブロック塀 石塀 危険性物質 火力発電所 石油コンビナート 被害の予測その他の被害 漁船 船舶 水産関連施設 ライフラインの機能支障避難者帰宅困難者物資の不足 医療 仮設トイレ需要 保健衛生 防疫 遺体処理 生活支障瓦礫発生 概要版では割愛した

8 4 被害想定の流れ 想定条件の設定 ( 想定地震 時刻及び季節 ) 中央防災会議等 予測手法の検討 自然条件の整理 地震動等の予測 地震動 液状化危険度 被害の予測 津波調査 ( 別途調査 ) がけ崩れ危険度 その他 ( 宅地造成地 ブロック塀 重要拠点施設等 ) 建物被害 火災被害 データの整備 地盤 (500m メッシュ ( 市街地 250m メッシュ )) 土砂災害危険箇所 その他 ( 大規模造成地分布 ブロック塀 重要拠点施設等 ) 建物 ( 構造 建築年代 ) 人口 ( 人口 世帯数 海水浴客 ) ライフライン ( 上水道 下水道 ガス 電気 電話 ) 人的被害 ( 死者 負傷者 要救助者 ) 交通 輸送施設 ( 道路 鉄道 港湾 空港 ) ライフライン被害 生活支障関連 ( 避難所 備蓄 医療等 ) 交通 輸送施設被害 生活支障の予測 ライフライン ( 上水道 下水道 ガス 電気 電話 ) 避難者 ( 一時的住居制約者 中長期的住機能支障 ) 帰宅困難者 物資の不足 ( 主食系食料 粉ミルク 飲料水 紙おむつ等 ) 医療 仮設トイレ需要 保健衛生 防疫 遺体処理 瓦礫等 概要版では割愛した 図 被害想定の流れ 4

9 5 和歌山県防災会議地震部会委員 この調査を進めるにあたり 和歌山県防災会議地震部会委員に検討いただいた 表 和歌山県防災会議地震部会委員名簿 区分所属 職名氏名 専門委員立命館大学理工学部教授土岐憲三 専門委員国際津波学会委員中村重久 専門委員名古屋大学大学院環境学研究科教授安藤雅孝 専門委員 元東京大学地震研究所地震地殻変動観測センター 和歌山地震観測所文部科学教官 中村正夫 委員和歌山地方気象台長饒村曜 専門委員和歌山県警察本部警備部長小西博久 委員和歌山県危機管理監石橋秀彦 委員和歌山県農林水産部長西岡俊雄 委員和歌山県県土整備部長宮地淳夫 5

10 第 2 章被害想定手法 1 地震動等の予測 (1) 地震動予測基盤地震動と表層増幅過程の2 段階に分けて計算を行った 表層地盤モデル 多数のボーリングデータをもとに詳細に設定 2 表層増幅過程 表層地盤モデルに より予測 1 基盤地震動 東海 東南海 南海地震 中央防災会議資料中央構造線による地震 田辺市内陸直下の地震 中央防災会議の深部地盤モデルを用いて 本調査で予測 深部地盤モデル 中央防災会議資料 図 地震動予測手法の流れ 1 基盤地震動 : 震源から地表付近の基盤まで地震動が伝わる過程で 距離によって地震動の大きさが減少する 2 表層増幅過程 : 基盤から地表まで地震動が伝わる過程で 多くの場合軟弱な地層により地震動が増幅される (2) 液状化危険度予測 低地における地下水位を一律に地表面下 1m と仮定し 表層地盤モデルに地表の加速度を 入力し 液状化の危険度 (PL 値 ) を判定した (3) 津波予測和歌山県の津波予測結果によった 津波は海底で発生した地震時の地盤変動によって引き起こされる 内陸での地震では発生しないため 東海 東南海 南海地震についてのみ予測を実施している また 強い地震動によって防波堤などの海岸構造物が被害を受ける可能性があるため 対策工効果なし と 対策工効果あり の場合の予測を実施した なお 概要版では 対策工効果なし による予測結果を示した 6

11 (4) がけ崩れ危険度予測和歌山県内の急傾斜地崩壊危険箇所 山腹崩壊危険地区 ( 以下 がけ崩れ危険箇所とする ) について 高さ 勾配 地質などの要因と危険箇所 地区ごとの計測震度から崩壊危険度の判定を行った (5) 宅地造成地被害予測 1978 年宮城県沖地震の被害データをもとに設定された 造成地盤の旧地形の傾斜角と盛 土厚と震度の関係から 10ha 以上の宅地造成地を対象に地震被害予測を行った 2 被害の予測 (1) 建物被害 火災予測 想定地震における建物被害及び火災の予測を行った 建物被害は1 地震動 2 液状化 3 津波 4がけ崩れ 5 火災別にもとめ 全壊と半壊については重複処理して総数を算出 した 表 各要因別被害区分の対応 被害区分 地震動 液状化 津波 がけ崩れ 火災 全壊 全壊 床上浸水 ( 全壊 ) 全壊 焼失 半壊 半壊 床上浸水 ( 半壊 ) 半壊 - 床上浸水 ( 軽微 ) - 床上浸水 ( 軽微 ) - - 床下浸水 - 床下浸水 - - なお 全壊 半壊の基準は自治体における被害判定で用いられる被災度判定基準によっ た 被災度 全壊 半壊 表 自治体における被害判定で用いられる被災度判定基準 被災度判定基準 住家がその居住のための基本的機能を喪失したもの すなわち 住家全部が倒壊 流失 埋没 焼失したもの または住家の損壊が甚だしく 補修により元通りに再使用することが困難なもので 具体的には 住家の損壊 焼失若しくは流失した部分の床面積がその住家の延床面積の 70% 以上に達した程度のもの または住家の主要な構成要素の経済的被害を住家全体に占める損害割合で表し その住家の損害割合が 50% 以上に達した程度のもの 住家がその居住のための基本的機能の一部を喪失したもの すなわち 住家の損壊が甚だしいが 補修すれば元通りに再使用できる程度のもので 具体的には 損壊部分がその住家の延床面積の 20% 以上 70% 未満のもの または住家の主要な構成要素の経済的被害を住家全体に占める損害割合で表し その住家の損害割合が 20% 以上 50% 未満のもの ( 災害の被害認定基準について 平成 13 年 6 月 28 日府政防第 518 号内閣府政策統括官 ( 防災担当 ) 通知より抜粋 ) 7

12 1 地震動による被害 ( 全壊 半壊 ) 1995 年兵庫県南部地震時における地震動の強さと被害率 ( 全壊と半壊 ) の関係をもとに建物被害を予測した なお 被害の予測は 建物の構造別建築年代別に行った 2 液状化による被害 ( 全壊 半壊 ) 建物数にPL 値に対応した液状化面積率と全壊率 ( 半壊率 ) を掛け合わせて 全壊 ( 半壊 ) 棟数を算出した 3がけ崩れによる被害 ( 全壊 半壊 ) 危険度別崩壊確率と崩壊地における建物全壊率 ( 半壊率 ) から 建物の全壊 ( 半壊 ) 棟数を算出した 4 津波による被害 ( 全壊 半壊 浸水 ) 東海 東南海 南海地震を対象とした 津波の浸水深と建物被害の関係に漂流物による影響を考慮し算出した 堤防等の海岸構造物が被災し効果が半減するものと考え 対策工効果あり と なし の場合の被害量を予測した なお 概要版では 対策工効果なし による予測結果を示した 5 火災による焼失地震時に発生が予測される全出火件数に初期消火を考慮して求めた炎上出火について消防運用の想定を行い 消火不能出火件数を求めた この結果消火不能出火となった出火点を対象に延焼シミュレーションを行い 火災による焼失棟数を算出した なお 火気の使用状況や湿度 風向き等を考慮するため 5 時 18 時 夏 12 時の3ケースについて実施した (2) 人的被害予測想定地震における人的被害の予測を行った 1 建物倒壊 2 津波 3がけ崩れ 4 火災別にもとめ 重複処理をして総数を算出した なお 人的被害は時刻別の人口分布 ( 滞留状況 ) に大きく影響されるため 国勢調査等をもとに メッシュごとの時刻別人口分布を考慮して予測を行った 1 建物倒壊による人的被害 ( 死者 重傷者 中等傷者 ) 被害事例等をもとに 地震動による建物被害から予測した 2 津波による人的被害 ( 死者のみ ) 東海 東南海 南海地震を対象とした 避難開始時間の分布と市町村で設定している避難目標地点までの歩行時間から逃げ遅れる割合を集計して人的被害を予測した 津波による建物被害と同様に 対策工効果あり と なし の場合の被害量を予測した なお 概要版では 対策工効果なし による予測結果を示した 3がけ崩れによる人的被害 ( 死者 重傷者 中等傷者 ) 被害事例等をもとに がけ崩れによる建物被害から予測した 4 火災による人的被害 ( 死者 重傷者 中等傷者 ) 8

13 火災による死者は 炎上出火家屋からの逃げ遅れと倒壊後に焼失した家屋内の救出困難者 延焼拡大時の逃げまどいの 3 ケースに分け予測した また 重傷者 中等傷者数は 炎上出火家屋からの逃げ遅れと延焼中の逃げまどいの 2 ケースに分け予測した 5 要救助者建物倒壊等によって建物内に閉じこめられる要救助者数を 1995 年兵庫県南部地震等の被害事例をもとに定量的に予測した (3) ライフライン被害予測 上水道 下水道 都市ガス プロパンガス 電力施設 電話 通信施設について 過去 の被災状況をもとに被害予測を実施した (4) 交通 輸送施設被害予測国道及び県道の道路施設 ( 橋梁 トンネル 盛土 切土 斜面 ) 鉄道施設 ( 橋梁 トンネル 盛土 切土 ) 港湾施設 ( 岸壁 物揚場 耐震強化岸壁 ) 空港について 過去の被災状況をもとに被害予測を実施した このうち 空港については 過去の被災状況をもとに定性的な評価とした (5) その他重要拠点施設 ブロック塀 石塀 危険性物質 火力発電所 石油コンビナート 漁船 船舶 水産関連施設について 過去の被災状況をもとに被害予測を実施した このうち 火力発電所 石油コンビナート 漁船 船舶 水産関連施設については 過去の被災状況をもとに定性的な評価とした 3 生活支障の予測 (1) ライフライン施設上水道 下水道 都市ガス 電力施設 電話 通信施設の物的被害予測に基づき 各項目の供給支障を評価した (2) 避難者想定地震における避難者の推移の予測を行った 一時的住居制約者 ( 避難所生活者及び避難所外避難者 ( 疎開者 )) 数は 1 日後 1 週間後 1 ヶ月後について予測した 1 日後 : 主に住家を失った人と一部の断水被害を受ける人 1 週間後 : 住家を失った人と断水被害を受けている人のほとんど 1 ヶ月後 : 住家を失った人なお 一時的住居制約者における避難所生活者及び疎開者の内訳は 1995 年兵庫県南部地震の状況をもとに 避難所生活者が 65% 疎開者が 35% とした 9

14 (3) 帰宅困難者自宅がある市町村以外で足止めされた人々を 外出者 として定義し そのうち徒歩で帰宅することが困難な人々を 帰宅困難者 とした なお 5 時のケースでは 外出者数は 0 人と見なした また 夏 12 時のケースでは 海水浴客も帰宅困難者になるものとした 10

15 第 3 章被害想定調査結果 1 東海 東南海 南海地震 11

16 1.1 地震動等の予測 地震動予測旧田辺市 旧白浜町 みなべ町などで震度 7 の揺れが予測された 紀南から紀中の海岸沿いの多くが震度 6 強以上の強い揺れになり 紀南の山地や紀北の低地でも震度 6 弱以上の揺れになると予測された 図 震度分布予測結果 ( 東海 東南海 南海地震 ) 12

17 1.1.2 液状化危険度予測海岸沿いの低地のほとんどで液状化危険度が極めて高いと予測された 震源からやや離れた和歌山市でも液状化危険度が極めて高い場所が多い このほか 紀南から紀中の低地のほとんど及び紀北の海岸沿いの低地で液状化危険度が高いと予測された 図 液状化危険度予測結果 ( 東海 東南海 南海地震 ) 13

18 1.1.3 津波予測旧串本町や旧古座町などでは地震後 10 分以内に第 1 波が到達し 各所で 4mを超える津波の高さとなり 狭い海岸部が軒並み浸水する 和歌山市 旧海南市などの紀北沿岸では地震発生からおよそ 1 時間後に津波が到達する 湾奥で 3mの高さに達するところもあるが ほとんどは 2m 以下となる しかし 紀北では低い土地が広がっており 浸水する範囲は広くなる 14

19 図 津波浸水深予測結果 ( 東海 東南海 南海地震 : 対策工効果なし ) 15

20 1.1.4 がけ崩れ危険度予測紀南から紀中南部のがけ崩れ危険箇所のほとんどが危険度 Aと判定され 各所で崩壊が発生するものと予測された 紀北では多くのがけ崩れ危険箇所が危険度 Bと判定された 紀北の山地では危険度 Cと判定されたがけ崩れ危険箇所も多い 県全体でがけ崩れ危険箇所の半数以上が崩壊するものと予測された がけ崩れ危険度 危険度 A 危険度 B 危険度 C 図 がけ崩れ危険度予測結果 ( 斜面崩壊危険度判定 ; 東海 東南海 南海地震 ) 16

21 1.1.5 宅地造成地被害予測 旧白浜町の宅地造成地では 広い範囲で危険度 A と判定された また 和歌山市や旧橋 本市等でも盛土の厚い造成地では危険度が高くなった 岩出町 打田町 和歌山市 桃山町 貴志川町 野上町 1 海南市 下津町 有田市 金屋町 吉備町 高野口町 橋本市 2 広川町 湯浅町 3 田辺市 上富田町 宅地造成地危険度 ( 倒壊する家屋 ) 危険度 A ( あり ) 危険度 B ( 可能性あり ) 危険度 C ( 可能性小 ) 宅地造成地 N 4 白浜町 古座川町 2 古座町 1 新宮市 串本町 3 那智勝浦町 図 宅地造成地被害予測結果 ( 東海 東南海 南海地震 ) 17

22 1.2 被害の予測 建物被害 火災予測 (1) 建物被害予測紀南では強い地震動のため多くの市町で 30% 程度の建物が全壊になると予測された また 津波による被害は旧田辺市 旧串本町 旧古座町 那智勝浦町等の紀南の沿岸市町村の他 湾奥に低地の広がる旧海南市で多大な被害が予測された 旧串本町では 地震動 液状化 がけ崩れ 津波 火災による被害もあわせた全壊 焼失率が 60% に達した 全県で 8 万 5 千 ~10 万 5 千棟程度の全壊 焼失被害が予測された なお 火災の予測に関しては (2) 火災予測にまとめた 全壊 焼失棟数 図 建物全壊 焼失予測結果 ( 東海 東南海 南海地震, 18 時 ) ( 単位 : 棟 /500m メッシュ ) 18

23 市町村 現況建物数 [ 棟 ] 表 建物全壊 焼失予測結果 ( 東海 東南海 南海地震 ) 地震動による全壊 [ 棟 ] 液状化による全壊 [ 棟 ] がけ崩れによる全壊 [ 棟 ] 津波による全壊 [ 棟 ] 5 時 火災による焼失 [ 棟 ] 和歌山市 176,764 3,156 1, , ,989 6,247 6, % 3.5% 3.4% 海南市 55,874 1, , , ,482 11,112 9, % 19.9% 17.0% ( 海南市 ) 42,635 1, , , ,859 9,468 7, % 22.2% 18.5% ( 下津町 ) 13, , ,623 1,644 1, % 12.4% 12.3% 橋本市 34, % 0.7% 0.6% ( 橋本市 ) 25, % 0.4% 0.3% ( 高野口町 ) 9, % 1.4% 1.2% 有田市 19, , % 5.2% 5.0% 御坊市 17,158 4, , ,897 6,778 4, % 39.5% 28.6% 田辺市 69,438 17, , , ,927 29,627 19, % 42.7% 28.8% ( 田辺市 ) 53,304 16, , , ,621 29,321 19, % 55.0% 36.9% ( 龍神村 ) 5, % 2.4% 2.4% ( 中辺路町 ) 3, % 1.4% 1.4% ( 大塔村 ) 1, % 5.7% 5.7% ( 本宮町 ) 5, % 0.5% 0.5% 新宮市 17, , ,210 4,408 1, % 25.9% 7.2% ( 新宮市 ) 14, , ,135 4,323 1, % 28.8% 7.6% ( 熊野川町 ) 2, % 4.2% 3.7% 紀の川市 51, % 1.1% 1.0% ( 打田町 ) 12, % 0.7% 0.7% ( 粉河町 ) 10, % 1.0% 0.9% ( 那賀町 ) 7, % 2.2% 2.0% ( 桃山町 ) 7, % 1.2% 1.2% ( 貴志川町 ) 12, % 0.7% 0.7% 紀美野町 13, % 0.2% 0.2% ( 野上町 ) 8, % 0.2% 0.2% ( 美里町 ) 4, % 0.2% 0.2% 岩出町 24, % 0.5% 0.4% かつらぎ町 14, % 1.5% 1.4% ( かつらぎ町 ) 14, % 1.5% 1.5% ( 花園村 ) % 0.2% 0.2% 九度山町 3, % 1.4% 1.2% 高野町 4, % 0.3% 0.3% 湯浅町 8, % 12.1% 11.7% 広川町 6, % 13.7% 13.6% 有田川町 32, % 2.4% 2.2% ( 吉備町 ) 14, % 2.8% 2.6% ( 金屋町 ) 10, % 3.1% 2.9% ( 清水町 ) 7, % 0.5% 0.5% 美浜町 5,439 1, ,706 1,769 1, % 32.5% 31.4% 日高町 5, % 16.1% 15.4% 由良町 4, ,085 1,097 1, % 24.0% 23.5% 印南町 10,451 3, ,523 3,584 3, % 34.3% 33.8% みなべ町 14,386 4, ,577 4,720 4, % 32.8% 32.0% 日高川町 12,669 1, ,236 1,294 1, % 10.2% 9.9% ( 川辺町 ) 6,266 1, ,037 1,085 1, % 17.3% 17.0% ( 中津村 ) 3, % 3.9% 3.4% ( 美山村 ) 2, % 2.5% 2.5% 白浜町 27,710 5, , ,831 7,427 6, % 26.8% 24.8% ( 白浜町 ) 21,592 3, ,693 4,860 4, % 22.5% 21.9% ( 日置川町 ) 6,118 2, ,138 2,566 2, % 41.9% 35.0% 上富田町 9, % 8.7% 8.2% すさみ町 4,819 1, ,521 1,554 1, % 32.3% 31.5% 那智勝浦町 15,232 2, , ,051 4,368 4, % 28.7% 26.6% 太地町 2, % 31.3% 30.7% 古座川町 4,094 1, ,169 1,335 1, % 32.6% 28.6% 北山村 % 2.5% 2.5% 串本町 20,576 8, , , ,551 11,950 10, % 58.1% 51.4% ( 串本町 ) 15,693 6, , , ,233 9,549 8, % 60.8% 52.6% ( 古座町 ) 4,884 1, ,318 2,401 2, % 49.2% 47.6% 18 時 計 687,915 61,443 4, , ,063 1,057 84, ,595 85, % 15.2% 12.4% 夏 12 時 5 時 総数 ( 全壊 焼失 ) [ 棟 ] 18 時 夏 12 時 ( 全壊 焼失率 ) [%] 5 時 18 時 夏 12 時 小数点以下の数値は四捨五入したため 合計値が合わないことがある 19

24 (2) 火災予測の 18 時のケースでは全県で 410 件の炎上出火が発生し そのうち消防力の運用で消し止められない出火が旧田辺市などで 86 件残ると予測された このため 旧田辺市 旧串本町で大きい延焼火災が予測された 5 時 夏 12 時のケースでは延焼火災が予測されず 出火点周りの比較的小規模の火災被害以外は予測されなかった 図 地震火災予測結果 ( 東海 東南海 南海地震, 18 時 ) ( 枠内の拡大図を後頁に示す ) 20

25 表 火災被害予測結果 ( 東海 東南海 南海地震, 18 時 ) 火災被害 ( 東海 東南海 南海地震, 18 時 ) 市町村 全出火件数 [ 件 ] 一般火気器具 電熱器具 電気機器 配線 化学薬品ガス漏洩危険物施設 炎上出火件数 [ 件 ] 焼失棟数 [ 棟 ] 和歌山市 海南市 ,988 ( 海南市 ) ,958 ( 下津町 ) 橋本市 ( 橋本市 ) ( 高野口町 ) 有田市 御坊市 ,131 田辺市 ,923 ( 田辺市 ) ,923 ( 龍神村 ) ( 中辺路町 ) ( 大塔村 ) ( 本宮町 ) 新宮市 ,490 ( 新宮市 ) ,480 ( 熊野川町 ) 紀の川市 ( 打田町 ) ( 粉河町 ) ( 那賀町 ) ( 桃山町 ) ( 貴志川町 ) 紀美野町 ( 野上町 ) ( 美里町 ) 岩出町 かつらぎ町 ( かつらぎ町 ) ( 花園村 ) 九度山町 高野町 湯浅町 広川町 有田川町 ( 吉備町 ) ( 金屋町 ) ( 清水町 ) 美浜町 日高町 由良町 印南町 みなべ町 日高川町 ( 川辺町 ) ( 中津村 ) ( 美山村 ) 白浜町 ,264 ( 白浜町 ) ( 日置川町 ) 上富田町 すさみ町 那智勝浦町 太地町 古座川町 北山村 串本町 ,010 ( 串本町 ) ,842 ( 古座町 ) 計 ,063 小数点以下の数値は四捨五入したため 合計値が合わないことがある 21

26 図 地震火災予測結果 ( 東海 東南海 南海地震, 18 時 ) 拡大図その 1 22

27 図 地震火災予測結果 ( 東海 東南海 南海地震, 18 時 ) 拡大図その 2 23

28 1.2.2 人的被害予測 (1) 死者数予測紀南を中心として建物倒壊及び津波による人的被害が多く予測された 夏のケースでは海水浴客の死者も多く出ると予測された 5 時のケースでの死者数が最も多く 全県で約 5 千人の死者が予測された 図 要因別死者数予測結果 ( 東海 東南海 南海地震, 18 時 ) 24

29 市町村 人口 [ 人 ] 表 要因別死者数予測結果 ( 東海 東南海 南海地震 ) 5 時 建物倒壊による死者数 [ 人 ] 18 時 夏 12 時 5 時 津波による死者数 [ 人 ] 18 時 夏 12 時 小数点以下の数値は四捨五入したため 合計値が合わないことがある 5 時 がけ崩れによる死者数 [ 人 ] 18 時 夏 12 時 5 時 火災による死者数 [ 人 ] 和歌山市 386, 海南市 60, ( 海南市 ) 45, ( 下津町 ) 14, 橋本市 70, ( 橋本市 ) 55, ( 高野口町 ) 15, 有田市 33, 御坊市 28, 田辺市 85,646 1, ,260 1,252 1,110 ( 田辺市 ) 70,360 1, ,242 1,236 1,096 ( 龍神村 ) 4, ( 中辺路町 ) 3, ( 大塔村 ) 3, ( 本宮町 ) 3, 新宮市 35, ( 新宮市 ) 33, ( 熊野川町 ) 2, 紀の川市 70, ( 打田町 ) 15, ( 粉河町 ) 16, ( 那賀町 ) 8, ( 桃山町 ) 8, ( 貴志川町 ) 21, 紀美野町 12, ( 野上町 ) 8, ( 美里町 ) 4, 岩出町 48, かつらぎ町 20, ( かつらぎ町 ) 20, ( 花園村 ) 九度山町 6, 高野町 5, 湯浅町 15, 広川町 8, 有田川町 29, ( 吉備町 ) 14, ( 金屋町 ) 9, ( 清水町 ) 5, 美浜町 8, 日高町 7, 由良町 7, 印南町 9, みなべ町 14, 日高川町 11, ( 川辺町 ) 6, ( 中津村 ) 2, ( 美山村 ) 2, 白浜町 24, ( 白浜町 ) 19, ( 日置川町 ) 4, 上富田町 14, すさみ町 5, 那智勝浦町 19, 太地町 3, 古座川町 3, 北山村 串本町 21, ( 串本町 ) 15, ( 古座町 ) 5, 計 1,069,912 3,674 3,056 2,687 1,295 1,389 2, ,008 4,700 4, 時 夏 12 時 5 時 死者の総数 [ 人 ] 18 時 夏 12 時 25

30 (2) 負傷者数予測紀南を中心として負傷者 ( 重傷者 中等傷者 ) が多いと予測された 多くの住民が自宅にいる 5 時で建物倒壊による負傷者数が多くなった 18 時のケースでは 大規模な延焼火災の発生が予測された旧田辺市や旧串本町などで負傷者数が多いと予測された (3) 要救助者数予測 紀南を中心として要救助者数が多いと予測されたほか 人口の多い和歌山市や御坊市な どでも要救助者が多くなり 全県で 8 千 5 百人から 1 万人前後の要救助者が予測された 26

31 表 負傷者 要救助者数予測結果 ( 東海 東南海 南海地震 ) 負傷者数 要救助者数 ( 東海 東南海 南海地震 ) 市町村 人口 [ 人 ] 負傷者数 [ 人 ] 重傷者数 [ 人 ] 中等傷者数 [ 人 ] 要救助者数 [ 人 ] 5 時 18 時 夏 12 時 小数点以下の数値は四捨五入したため 合計値が合わないことがある 5 時 和歌山市 386,551 2,005 1,626 1, ,813 1,468 1, 海南市 60, 時 ( 海南市 ) 45, ( 下津町 ) 14, 橋本市 70, ( 橋本市 ) 55, ( 高野口町 ) 15, 有田市 33, 御坊市 28, 田辺市 85,646 1,210 1,715 1, , ,593 2,326 2,405 ( 田辺市 ) 70,360 1,105 1,632 1, , ,502 2,249 2,329 ( 龍神村 ) 4, ( 中辺路町 ) 3, ( 大塔村 ) 3, ( 本宮町 ) 3, 新宮市 35, ( 新宮市 ) 33, ( 熊野川町 ) 2, 紀の川市 70, ( 打田町 ) 15, ( 粉河町 ) 16, ( 那賀町 ) 8, ( 桃山町 ) 8, ( 貴志川町 ) 21, 紀美野町 12, ( 野上町 ) 8, ( 美里町 ) 4, 岩出町 48, かつらぎ町 20, ( かつらぎ町 ) 20, ( 花園村 ) 九度山町 6, 高野町 5, 湯浅町 15, 広川町 8, 有田川町 29, ( 吉備町 ) 14, ( 金屋町 ) 9, ( 清水町 ) 5, 美浜町 8, 日高町 7, 由良町 7, 印南町 9, みなべ町 14, 日高川町 11, ( 川辺町 ) 6, ( 中津村 ) 2, ( 美山村 ) 2, 白浜町 24, ( 白浜町 ) 19, ( 日置川町 ) 4, 上富田町 14, すさみ町 5, 那智勝浦町 19, 太地町 3, 古座川町 3, 北山村 串本町 21, ( 串本町 ) 15, ( 古座町 ) 5, 計 1,069,912 8,348 8,225 6,889 2,010 1,924 1,442 6,338 6,301 5,448 10,192 8,573 8,402 夏 12 時 5 時 18 時 夏 12 時 5 時 18 時 夏 12 時 27

32 1.2.3 交通 輸送施設被害予測 (1) 道路施設の被害予測紀南を中心に多くの被害が生じる 山地を通る道路の多くは切土 盛土等の被害を受ける また 海岸を走る国道 42 号は各所で津波の影響を受けると予測された 図 地震動 液状化による道路施設の被害箇所数予測結果 ( 東海 東南海 南海地震 ) ( 単位 : 箇所 /500m メッシュ ) 28

33 表 地震動 液状化による道路施設被害予測結果 ( 東海 東南海 南海地震 ) 市町村 現況数 [ 箇所 ] 橋梁トンネル盛土 被害箇所数 [ 箇所 ] 現況数 [ 箇所 ] 被害箇所数 [ 箇所 ] 総延長 [km] 被害箇所数 [ 箇所 ] 総延長 [km] 切土 斜面 被害箇所数 [ 箇所 ] 被害箇所数合計 [ 箇所 ] 和歌山市 海南市 ( 海南市 ) ( 下津町 ) 橋本市 ( 橋本市 ) ( 高野口町 ) 有田市 御坊市 田辺市 ( 田辺市 ) ( 龍神村 ) ( 中辺路町 ) ( 大塔村 ) ( 本宮町 ) 新宮市 ( 新宮市 ) ( 熊野川町 ) 紀の川市 ( 打田町 ) ( 粉河町 ) ( 那賀町 ) ( 桃山町 ) ( 貴志川町 ) 紀美野町 ( 野上町 ) ( 美里町 ) 岩出町 かつらぎ町 ( かつらぎ町 ) ( 花園村 ) 九度山町 高野町 湯浅町 広川町 有田川町 ( 吉備町 ) ( 金屋町 ) ( 清水町 ) 美浜町 日高町 由良町 印南町 みなべ町 日高川町 ( 川辺町 ) ( 中津村 ) ( 美山村 ) 白浜町 ( 白浜町 ) ( 日置川町 ) 上富田町 すさみ町 那智勝浦町 太地町 古座川町 北山村 串本町 ( 串本町 ) ( 古座町 ) 計 2, 小数点以下の数値は四捨五入したため 合計値が合わないことがある 29

34 図 道路施設の最大浸水深予測結果 ( 東海 東南海 南海地震, 対策工効果なし ) 30

35 表 道路の津波浸水延長予測結果 ( 東海 東南海 南海地震, 対策工効果なし ) 市町村 道路延長 [km] 浸水延長 [km] 0.5m 未満 浸水深別浸水延長 [km] 0.5m 以上 1.0m 未満 1.0m 以上 2.0m 未満 2.0m 以上 和歌山市 海南市 ( 海南市 ) ( 下津町 ) 橋本市 ( 橋本市 ) ( 高野口町 ) 有田市 御坊市 田辺市 ( 田辺市 ) ( 龍神村 ) ( 中辺路町 ) ( 大塔村 ) ( 本宮町 ) 新宮市 ( 新宮市 ) ( 熊野川町 ) 紀の川市 ( 打田町 ) ( 粉河町 ) ( 那賀町 ) ( 桃山町 ) ( 貴志川町 ) 紀美野町 ( 野上町 ) ( 美里町 ) 岩出町 かつらぎ町 ( かつらぎ町 ) ( 花園村 ) 九度山町 高野町 湯浅町 広川町 有田川町 ( 吉備町 ) ( 金屋町 ) ( 清水町 ) 美浜町 日高町 由良町 印南町 みなべ町 日高川町 ( 川辺町 ) ( 中津村 ) ( 美山村 ) 白浜町 ( 白浜町 ) ( 日置川町 ) 上富田町 すさみ町 那智勝浦町 太地町 古座川町 北山村 串本町 ( 串本町 ) ( 古座町 ) 計 2, 小数点以下の数値は四捨五入したため 合計値が合わないことがある 31

36 (2) 鉄道施設の被害予測 紀南を中心に多くの被害が予測された 特に 紀南の海岸線では各所で津波による浸水 の影響を受けることが予測された (3) 港湾施設の被害予測すべての港湾で津波の影響を受けることが予測された 地震動と液状化により 和歌山市などで一部の港湾が利用可能であるが 大部分の港湾で利用困難という評価結果になった (4) 空港施設被害の可能性南紀白浜空港の震度は6 強と予測され 過去の地震で空港施設がこの揺れを経験した例はない 空港内の建築物 : 旅客ターミナル 貨物ターミナル 庁舎ともに鉄骨造あるいは鉄筋コンクリート造であり 昭和 56 年に改訂された現行耐震基準に基づいているため 倒壊などの危険はないが 天井板 照明の落下 窓ガラスの破損 壁の亀裂 剥離等の被害は発生すると考えられる 航空保安施設等 : 電子機器共通仕様書 ( 運輸省交通局 ) により設置場所に関係なく一律 400gal に耐えることとされているが これを超える揺れが予測されており機器の破損等の被害が発生すると考えられる 滑走路 誘導路等 : クラックや亀裂の他 盛土が 75mにも達するため 不等沈下や崩壊等により段差や大きな亀裂が発生する可能性もある 32

37 表 地震動 液状化による鉄道施設被害予測結果 ( 東海 東南海 南海地震 ) 市町村 橋梁 ( 跨線橋含む ) トンネル盛土 現況数 [ 箇所 ] 被害箇所数 [ 箇所 ] 現況数 [ 箇所 ] 被害箇所数 [ 箇所 ] 総延長 [km] 被害箇所数 [ 箇所 ] 総延長 [km] 被害箇所数 [ 箇所 ] 被害箇所数合計 [ 箇所 ] 和歌山市 海南市 ( 海南市 ) ( 下津町 ) 橋本市 ( 橋本市 ) ( 高野口町 ) 有田市 御坊市 田辺市 ( 田辺市 ) ( 龍神村 ) ( 中辺路町 ) ( 大塔村 ) ( 本宮町 ) 新宮市 ( 新宮市 ) ( 熊野川町 ) 紀の川市 ( 打田町 ) ( 粉河町 ) ( 那賀町 ) ( 桃山町 ) ( 貴志川町 ) 紀美野町 ( 野上町 ) ( 美里町 ) 岩出町 かつらぎ町 ( かつらぎ町 ) ( 花園村 ) 九度山町 高野町 湯浅町 広川町 有田川町 ( 吉備町 ) ( 金屋町 ) ( 清水町 ) 美浜町 日高町 由良町 印南町 みなべ町 日高川町 ( 川辺町 ) ( 中津村 ) ( 美山村 ) 白浜町 ( 白浜町 ) ( 日置川町 ) 上富田町 すさみ町 那智勝浦町 太地町 古座川町 北山村 串本町 ( 串本町 ) ( 古座町 ) 計 切土 小数点以下の数値は四捨五入したため 合計値が合わないことがある 33

38 1.3 生活支障の予測 ライフライン施設 (1) 上水道施設供給支障の予測旧串本町や御坊市等 紀南から紀中にかけての多くの市町村で地震直後にほぼ 100% の断水率となると予測された 県全体で 53.7% の断水率になった 図 上水道配水管の被害箇所数予測結果 ( 東海 東南海 南海地震 ) ( 単位 : 箇所 /500m メッシュ ) 34

39 表 上水道施設供給支障予測結果 ( 東海 東南海 南海地震 ) 市町村 配水管総延長 [km] 被害箇所数 [ 箇所 ] 被害率 [ 箇所 /km] 給水人口 [ 人 ] 断水人口 [ 人 ] 地震直後 断水率 [%] 断水人口 [ 人 ] 地震 1 日後 断水率 [%] 断水人口 [ 人 ] 地震 1 週間後 断水率 [%] 和歌山市 1, , , % 86, % 82, % 海南市 ,192 40, % 23, % 20, % ( 海南市 ) ,557 29, % 16, % 14, % ( 下津町 ) ,635 11, % 6, % 5, % 橋本市 ,064 3, % 2, % 1, % ( 橋本市 ) ,759 1, % 1, % % ( 高野口町 ) ,305 2, % 1, % 1, % 有田市 ,661 26, % 16, % 13, % 御坊市 ,348 27, % 25, % 13, % 田辺市 ,959 75, % 66, % 37, % ( 田辺市 ) ,795 68, % 62, % 34, % ( 龍神村 ) ,461 2, % 1, % 1, % ( 中辺路町 ) ,093 1, % % % ( 大塔村 ) ,758 2, % 1, % 1, % ( 本宮町 ) , % % % 新宮市 ,334 26, % 16, % 13, % ( 新宮市 ) ,291 26, % 16, % 13, % ( 熊野川町 ) , % % % 紀の川市 ,622 10, % 6, % 5, % ( 打田町 ) ,574 2, % 1, % 1, % ( 粉河町 ) ,435 1, % % % ( 那賀町 ) ,793 3, % 1, % 1, % ( 桃山町 ) ,741 1, % % % ( 貴志川町 ) ,079 2, % 1, % 1, % 紀美野町 , % % % ( 野上町 ) , % % % ( 美里町 ) , % % % 岩出町 , % % % かつらぎ町 ,494 8, % 4, % 4, % ( かつらぎ町 ) ,206 8, % 4, % 4, % ( 花園村 ) % 0 0.0% 0 0.0% 九度山町 ,684 1, % % % 高野町 , % 2 0.0% 1 0.0% 湯浅町 ,227 10, % 7, % 5, % 広川町 ,591 5, % 3, % 2, % 有田川町 ,567 12, % 6, % 6, % ( 吉備町 ) ,694 8, % 4, % 4, % ( 金屋町 ) ,663 4, % 2, % 2, % ( 清水町 ) , % % % 美浜町 ,606 8, % 8, % 4, % 日高町 ,148 6, % 5, % 3, % 由良町 ,625 7, % 5, % 3, % 印南町 ,716 9, % 9, % 4, % みなべ町 ,121 8, % 7, % 4, % 日高川町 ,530 8, % 6, % 4, % ( 川辺町 ) ,684 6, % 5, % 3, % ( 中津村 ) ,488 1, % % % ( 美山村 ) , % % % 白浜町 ,480 23, % 18, % 11, % ( 白浜町 ) ,722 18, % 13, % 9, % ( 日置川町 ) ,758 4, % 4, % 2, % 上富田町 ,501 12, % 8, % 6, % すさみ町 ,141 5, % 4, % 2, % 那智勝浦町 ,674 18, % 15, % 9, % 太地町 ,777 3, % 3, % 1, % 古座川町 ,046 1, % 1, % % 北山村 % % % 串本町 243 1, ,479 20, % 19, % 10, % ( 串本町 ) ,329 15, % 14, % 7, % ( 古座町 ) ,150 5, % 4, % 2, % 計 6,583 5, ,021, , % 380, % 274, % 小数点以下の数値は四捨五入したため 合計値が合わないことがある 35

2 被害量と対策効果 < 死者 負傷者 > 過去の地震を考慮した最大クラス あらゆる可能性を考慮した最大クラス 対策前 対策後 対策前 対策後 死者数約 1,400 人約 100 人約 6,700 人約 1,500 人 重傷者数約 600 人約 400 人約 3,000 人約 1,400 人 軽傷者

2 被害量と対策効果 < 死者 負傷者 > 過去の地震を考慮した最大クラス あらゆる可能性を考慮した最大クラス 対策前 対策後 対策前 対策後 死者数約 1,400 人約 100 人約 6,700 人約 1,500 人 重傷者数約 600 人約 400 人約 3,000 人約 1,400 人 軽傷者 1 概要 この被害想定は 南海トラフで発生する地震として 平成 26 年 2 月 3 日に本市が公表した2つの地震に係る人的被害や建物被害などの推計を取りまとめたものです 市民が防災対策の効果を実感し より一層の防災対策に取り組んでいただくため 防災対策を講じた場合の被害軽減効果の推計もあわせて行っています 過去の地震を考慮した最大クラス については 今後の防災対策の基礎資料とするため 人的被害や建物被害のほか

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