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さいぞうこやぎ
6 years ago
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1 新たなタケダへの変革 Nycomed 社の買収武田薬品工業株式会社代表取締役社長長谷川閑史 2011 年 5 月 19 日アジェンダ本買収のハイライト本買収の当社への貢献業績への影響買収後の統合計画結語 2

2 本買収のハイライト当社の成長戦略に大きく寄不欧州全域における事業基盤の強化今後の医薬品市場を牽引する新興国市場における Nycomed 社の強力な事業基盤の活用当社の製品パイプラインの価値最大化 Daxas の獲得によるさらなる成長の実現当社の業績への貢献買収直後からの売上高への寄不買収後 3 年以内で年間約 300 億円のコストシナジーの実現買収に伴う特殊要因 * 除きの EPS における買収直後からのプラス効果と次年度以降の大幅な向上両社のオーバーラップが尐なくスムースな統合を実現多様な人材の獲得により企業文化の変革を促進 * 無形固定資産償却費や一時的な統合費用 3 主な合意内容 96 億ユーロ ( 株式価値 + 純負債ベース ) で Nycomed 社を買収手元資金と 6,000~7,000 億円の借入により現金で買収 ( 新株発行による資金調達は行わない ) Nycomed 社の米国皮膚科事業を除き 100% の株式を取得 2011 年度第 2 四半期末までに買収完了を見込む ( 規制当局の承認を前提とする ) 注 : 本プレゼンテーションにおける全ての財務情報は Nycomed 社の米国皮膚科事業を除く 4

Nycomed 社の概要 ( 米国皮膚科事業を除く ) 欧州および新興国におけるリーディングカンパニー ( 本社 : チューリッヒ ) 売上高 :28 億 3,800 万ユーロ EBITDA:7 億 6,500 万ユーロ (2010 年米国皮膚科事業を除く ) 事業構成 : 医療用医薬品 87% 一般用医薬品 13% 製品構成 :Daxas パントプラゾールその他多様な製品

3 Nycomed 社の概要 ( 米国皮膚科事業を除く ) 欧州および新興国におけるリーディングカンパニー ( 本社 : チューリッヒ ) 売上高 :28 億 3,800 万ユーロ EBITDA:7 億 6,500 万ユーロ (2010 年米国皮膚科事業を除く ) 事業構成 : 医療用医薬品 87% 一般用医薬品 13% 製品構成 :Daxas パントプラゾールその他多様な製品 (Actovegin TachoSil Alvesco など ) 従業員数 : 約 11,800 人成長ドライバー : 新興国事業 Daxas ライフサイクルマネジメント地域別売上高新興国 :39% North 北米 America 3% ライセンス収入 Out-licensing 7% アジア太平洋 Asia Pacific, Middle East 中東アフリカ and Africa 9% Latin 中南米 America 13% Contract manufacturing 製造受託 3% Europe 欧州 48% 2010 年総売上高 : 28 億 3,800 万ユーロロシア Russia/CIS 17% 5 パントプラゾールの特許切れによる影響で 2009 年以降の総売上高は減尐傾向パントプラゾールが各地域で特許切れ : 欧州 (2009 年 5 月 ) カナダ (2010 年 5 月 ) 米国 ( 後発品参入 ) 新興国においては力強い成長を示す地域別年の売上製品別年の売上 3,500 3,000 ( MM) Total -5% (-8%*) Total -3% (+3%*) 3,500 3,000 ( MM) Total -5% (-8%*) Total -3% (+3%*) 2,500 2,000 1, % +4% -19% +17% +40% +25% 2,500 2,000 1,500-8% +30% 1, % -12% 1, % -25% 欧州米州ロシア /CIS 諸国非製品収入 ** アジア太平洋中東アフリカパントプラゾールその他製品非製品収入 ** 6 * 非製品収入を除く ** ロイヤルティ / マイルストン製造受託その他

4 2011 年新興国市場における成長がパントプラゾールの減尐幅を上回る新興国での力強い成長がパントプラゾールの減収を上回るパントプラゾールの減収幅は縮小 2010 年に下げ留まりをみせた製品収入の成長トレンドへの回帰を確認 1, 年 1-3 月期実績 ( 対前年地域別 ) 2011 年 1-3 月期実績 ( 対前年製品別 ) ( MM) 欧州ロシア /CIS 諸国非製品収入 ** +72% +35% +23% -8% Total +23% (+11%*) 1Q Q 2011 米州アジア太平洋中東アフリカ 7 1, ( MM) +38% -28% Total +23% (+11%*) 1Q Q 2011 パントプラゾールその他製品非製品収入 ** 注 :2011 年 3 月に Daxas に係る milestone 収入を計上している * 非製品収益を除く ** ロイヤルティ / マイルストン製造受託その他有望なファーストインクラスの新薬 Daxas を獲得明確な差別化が可能な経口投不の慢性閉塞性肺疾患 (COPD) 治療薬先進国だけでなく新興国においても高いポテンシャルを見込む FDA と EMA の販売許可を取得済 2011 年には多くの新興国で承認取得を見込む COPD について 2009 年における COPD/ 喘息の市場規模は 249 億ユーロ 2010 年は前年比 7% 増加根治的な治療法がなく進行性の疾患であり患者の QOL が徐々に損われ生命が脅かされる出典 : 2011 IMS Health, Estimated based on Knowledge Link 2010, Reprinted with permission COPD の推定患者数 ( 万人 ) 多くの新興国においては独占的に販売 2,800 2,000 4,100 1, ,000 8 出典 : Epi Database サイニクス / カンターヘルス

5 アジェンダ本買収のハイライト本買収の当社への貢献業績への影響買収後の統合計画結語 9 欧州と成長著しい新興国市場における販売基盤の強化世界の医薬品市場におけるカバー率が大幅に拡大医療用医薬品の世界売上高ランキングは 16 位から 12 位に浮上し製品パイプライン導入のグローバルパートナーとしての存在感が大幅に向上欧州でのランキング 29 位から 18 位へ当社がプレゼンスを確立している国両社が同等のプレゼンスを確立している国 Nycomed 社がプレゼンスを確立している国 BRICs でのランキング 14 位へ 10

成長著しい新興国においてプレゼンスを一気に拡大 Nycomed 社は新興国で対前年約 30% の成長を実現 (2010 年 ) ロシア中国ブラジルトルコメキシコその他新興国市場における Nycomed 社の販売基盤やノウハウを活用新興国事業の成功に丌可欠な規制当局への対応力多様な製品群低コスト生産能力を獲得 2010 年売上高 : 1,426 億円 2005-10

6 成長著しい新興国においてプレゼンスを一気に拡大 Nycomed 社は新興国で対前年約 30% の成長を実現 (2010 年 ) ロシア中国ブラジルトルコメキシコその他新興国市場における Nycomed 社の販売基盤やノウハウを活用新興国事業の成功に丌可欠な規制当局への対応力多様な製品群低コスト生産能力を獲得 2010 年売上高 : 1,426 億円年における世界の医薬品市場成長の約半分は新興国の成長による年の世界市場全体の成長における新興国の割合は約 7 割に上昇すると見込まれる 1,248 ロシア中国 % % ブラジル % 注 ) 現地子会社の売上高ベース ( ライセンス収入を除く ) タケダタケダと Nycomed ( 億円 ) 11 その他新興国 % 年年平均市場成長率 (IMS 社予測 ) 欧州における販売基盤を強化当社の欧州売上高は倍以上に欧州全域における Nycomed 社の強力な販売基盤と開発にかかる専門性を活用北欧や東欧を含め 30 カ国におよぶ広範な地域をカバー 2010 年売上 2,692 億円イタリアイタリアノルウェードイツフランス 1,563 ドイツフランスポーランドフィンランド英国英国ベルギースイスオーストリア 1,129 1,129 ( 億円 ) スペインオランダスウェーデンスイスタケダタケダと Nycomed オーストリアデンマーク注 ) 現地子会社の売上高ベース ( ライセンス収入を除く ) 12

製品パイプラインの価値最大化 Nycomed 社の新興国を含めたグローバルな開発基盤の活用により

世界各国の医療ニーズに応じた多様な製品ラインアップやライフサイクルマネジメントにかかる専門性を活用し

多発性骨髄腫など ) MLN8237 ( 非ホジキンリンパ腫急性骨髄性白血病骨髄異形成症候群 )

MLN0002 ( 潰瘍性大腸炎クローン病 ) Peginesatide ( 慢性腎疾患に伴う貣血 )

申請 / 上市 SGN-35 ( 申請準備中 ) ( ホジキンリンパ腫未分化大細胞型リンパ腫 )

多様な人材とチャレンジ精神溢れる企業文化アジア / 新興国欧州や新興国での規制当局への対応販促活動

7 製品パイプラインの価値最大化 Nycomed 社の新興国を含めたグローバルな開発基盤の活用によりパイプラインの申請と上市を加速世界各国の医療ニーズに応じた多様な製品ラインアップやライフサイクルマネジメントにかかる専門性を活用し製品パイプラインの価値最大化を図る TAK-875 ( 糖尿病 ) フェーズ II MLN9708 ( 多発性骨髄腫など ) MLN8237 ( 非ホジキンリンパ腫急性骨髄性白血病骨髄異形成症候群 ) Lurasidone ( 統合失調症双極性障害 ) TAK-700 ( 前立腺癌 ) フェーズ III MLN0002 ( 潰瘍性大腸炎クローン病 ) Peginesatide ( 慢性腎疾患に伴う貣血 ) SYR-322 ( 糖尿病 ) TAK-491 ( 高血圧症 ) Feraheme ( 鉄欠乏性貣血 ) 申請 / 上市 SGN-35 ( 申請準備中 ) ( ホジキンリンパ腫未分化大細胞型リンパ腫 ) TAK-390MR ( 胃食道逆流症 ) 13 多様な人材の獲得によって企業風土を変革多様な人材とチャレンジ精神溢れる企業文化アジア / 新興国欧州や新興国での規制当局への対応販促活動事業運営の専門知識チャレンジ精神あふれる Can Do の企業文化北米欧州日本合計 18,500 人分権化され機動力のある経営体制アジア / 新興国日本合計 30,300 人 14 欧州北米

アジェンダ本買収のハイライト本買収の当社への貢献業績への影響買収後の統合計画結語 15 Nycomed 社の成長を支える 2 つのドライバー : 新興国事業と

年平均成長率 : 約 7% 500 400 300 Daxas 売上高見込み ** - ベースケース ( 百万ユーロ ) 2,000 1,500 1,000 500

米国皮膚科事業を除く注 2:4-3 月ベース注 3: 2010 年度 (2011 年 3 月 ) にDaxasに係るmilestone 収入を計上している *

8 アジェンダ本買収のハイライト本買収の当社への貢献業績への影響買収後の統合計画結語 15 Nycomed 社の成長を支える 2 つのドライバー : 新興国事業と Daxas 4,500 4,000 3,500 3,000 2,500 Nycomed 社の地域別売上高見込み * ベースケース ( 百万ユーロ ) 年平均成長率 : 約 7% Daxas 売上高見込み ** - ベースケース ( 百万ユーロ ) 2,000 1,500 1, 欧州ロシア /CIS その他売上米州アジア太平洋中東アフリカ注 1: 米国皮膚科事業を除く注 2:4-3 月ベース注 3: 2010 年度 (2011 年 3 月 ) にDaxasに係るmilestone 収入を計上している * ベースケースは当社が試算したNycomed 社単体の売上見込み ** ロイヤルティ収入やマイルストーンを除外

Nycomed 社統合後の業績改善と持続的成長 - バランスのとれた地域ポートフォリオへ - FY2010 欧州 15% アジア / 新興国 3% 日本 40% 19,000 18,000 ( 億円 )

11-13 中期計画における売上高見通し欧州 21% 12,000 北米 23% 11,000 0 2011 2012 2013 2014 2015 注 1: 米国皮膚科事業を除く注 2:

社の売上高の半年分が計上されることを想定 ( 買収完了時期により変動 ) 11-13 中期計画期間の業績見通しが大きく改善買収に伴う特殊要因 * 除きの EPS が初年度からプラス効果 ( *

* 除きの営業利益を 40% 強改善 (2,800 億円から 4,000 億円へ ) 買収に伴う特殊要因 * 除きの EPS を約 30% 強改善 (234 円から 312 円 ) Nycomed

9 Nycomed 社統合後の業績改善と持続的成長 - バランスのとれた地域ポートフォリオへ - FY2010 欧州 15% アジア / 新興国 3% 日本 40% 19,000 18,000 ( 億円 ) 統合後の売上高見通し Nycomed 社統合後の新たな売上高見通し北米 42% 17,000 16,000 FY2015 アジア / 新興国 21% 日本 35% 15,000 14,000 13, 中期計画における売上高見通し欧州 21% 12,000 北米 23% 11, 注 1: 米国皮膚科事業を除く注 2: 地域別内訳は医療用医薬品とライセンス収入の合計 ( 日本における仕入品の売上高は除く ) 17 注 1: 米国皮膚科事業を除く注 2: 4-3 月ベース注 3:2011 年の連結売上高は Nycomed 社の売上高の半年分が計上されることを想定 ( 買収完了時期により変動 ) 中期計画期間の業績見通しが大きく改善買収に伴う特殊要因 * 除きの EPS が初年度からプラス効果 ( * 無形固定資産償却費や一時的な統合費用などの特殊要因を除く ) 2013 年度における業績見通しが改善売上高を 30% 強改善 (1 兆 2,600 億円から 1 兆 6,800 億円へ ) 買収に伴う特殊要因 * 除きの営業利益を 40% 強改善 (2,800 億円から 4,000 億円へ ) 買収に伴う特殊要因 * 除きの EPS を約 30% 強改善 (234 円から 312 円 ) Nycomed 社の販路を活用した当社の製品パイプラインの価値向上による売上高シナジーを見込む買収後 3 年以内に年間 300 億円のコストシナジーを実現する買収後かつ企業結合の会計処理が確定した時点で合併に関わる調整後の修正業績見通しを発表注 : 業績見込みに米国皮膚科事業を除く 18

10 資金調達およびキャッシュマネジメントの基本方針新株発行による資金調達は行わず全て手元資金と負債で調達潤沢なキャッシュフロにより早期に負債を返済し強いバランスシートに回復 3,000 億円レベルの研究開発投資を継続中期計画における配当 (1 株あたり 180 円の配当金 ) を維持 19 アジェンダ本買収のハイライト本買収の当社への貢献業績への影響買収後の統合計画結語 20

11 Nycomed 社統合の目標とポリシー統合の目標 Nycomed 社の事業のモメンタムを維持 Nycomed 社の豊富な経験と優れた事業基盤を活用 Nycomed 社の Can Do の企業文化の融合により当社を活性化統合のポリシー Nycomed 社を含めたグローバルタケダの強みを生かす組織体制を構築米欧販売統括職のフランクモリッヒが統合プロセスを担当 Nycomed 社の経営のノウハウを獲得 Nycomed 社との連携を通じてベストプラクティスの実践優れた人材とグローバルな企業文化によるベストプラクティスを実践 21 アジェンダ本買収のハイライト本買収の当社への貢献業績への影響買収後の統合計画結語 22

12 2015 年度以降の成長の実現に向けた経営方針 Nycomed 社は新たなタケダへの変革とグローバルでのさらなる成長に貢献革新への挑戦と活力ある企業風土の創造を通じて持続的な成長を実現 Globalization Growth Innovation Culture/ Diversity 23 将来見通しに関する注意事項本発表において提供される資料ならびに情報はいわゆる見通し情報を含みますこれらは現在における見込み予測およびリスクを伴う想定に基づくものであり実質的にこれらの記述とは異なる結果を招き得る不確実性を含んでおりますそれらリスクや不確実性には一般的な業界ならびに市場の状況金利通貨為替変動といった一般的な国内および国際的な経済状況が含まれますリスクや不確実性は特に製品に関連した見通し情報に存在します製品のリスク不確実性には技術的進歩特許の競合他社による獲得臨床試験の完了製品の安全性ならびに効果に関するクレームや懸念規制当局からの承認取得国内外の医療保険制度改革医療費抑制への傾向国内外の事業に影響を与える政府の法規制新製品開発に付随する課題などが含まれますがこれらに限定されるものではありませんまた承認済み製品に関しては製造およびマーケティングのリスクがあり需要を満たす製造能力を欠く状況原材料の入手困難市場の需要が得られない場合などが含まれますがこれらに限定されるものではありません今後新しい情報将来の出来事等があった場合であっても当社は本発表に含まれる見通し情報の更新修正を行う義務を負うものではありません

米国メルク社より眼科資産を取得する件について 2014 年 5 月 14 日代表取締役社長兼 CEO 黒川明

米国メルク社より眼科資産を取得する件について 2014 年 5 月 14 日代表取締役社長兼 CEO 黒川明米国メルク社より眼科資産を取得する件について 2014 年 5 月 14 日代表取締役社長兼 CEO 黒川明本件取組の意義 (1/2) 参天製薬の長期的な経営戦略の一環世界で存在感のあるスペシャリティカンパニーの実現に向けた一歩持続的な利益成長を実現し眼科領域におけるグローバルなプレゼンスの強化 FY11-13 中長期成長への投資期間 FY14-17 長期的成長への転換期 FY18-20