PowerPoint プレゼンテーション

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1 普段 こんなことに困っていませんか? 話すのが苦手 聞いていても相手の言っていることがよく理解できない プレゼンテーションが苦手 コミュニケーションが苦手 職場の問題が解決出来ない セミナーを聞いていると眠くなる 職場の課題が見えない

2 論理的思考はそれらの問題点を解決します

3 ~ 職場の問題解決のための 8 つのアプローチ ~ 株式会社ロンド アプリウェアサービス 2011/11/21 Ver.2.1

4 なぜなぜ分析の非論理性 目 次 論理的思考とは論理的思考 8つのアプローチ演繹的アプローチ帰納的アプローチ複合的アプローチ因果関係ツールは論理的思考施策の立案論理的プレゼンテーション構造化へのアプローチ構造化の進め方ディベートディベートの構成論理的欠落点

5 論理的思考とは 論理とは 1 考えや議論などを進めていく筋道 2. 思考や論証の組み立て 3. 思考の妥当性が保証される法則や形式 4. 物事の間にある法則的な関連 論理的思考とは 1 筋道だった考え方 2. 思考の組み立て方 3. 思考の妥当性を保証する仕方 : 法則や形式の作り方 4. 物事の間にある法則的な関連を明確にする方法 頭の中の整理 整頓 論理的思考による 5 つの能力の向上 1. プレゼンテーション力の向上 2. 理解力の向上 3. コミュニケーション力の向上 あるべき姿 問題と課題は違う 課題 4. 問題解決力向上 5. 課題解決力の向上 現状 トラブル 問題

6 論理的思考 8 つのアプローチ 基本系 1. 演繹的アプローチ 2. 帰納的アプローチ 応用系 3. 複合的アプローチ 問題発生メカニズムを説明する 4. 因果関係 問題 課題解決の施策を立案する 5. 施策の立案 論理的プレゼンテーション 6. 論理的プレゼンテーション 課題を明確にする 7. 構造化へのアプローチ 施策の優劣を決める 8. ディベート

7 演繹的アプローチ 観察された現象 ( 事実 ) を既成の理論 ( 経験 ) に照らし合わせ 結論を導き出す 現象 ( 事実 ) 結 論 ( 言いたいこと ) 演繹法は 三段論法とも言われる 既成の理論 ( 経験知 ) < 事例 > 現象 ( 事実 ) : 異物丌良が多発 既成の理論 ( 経験知 ): 異物丌良は清掃によって減る 結論 : 清掃をするように指示した <KKD( 勘 コツ 度胸 ) によるアプローチ> KKDによるアプローチは典型的な演繹的アプローチであり 発生している現象が再発の場合には その対策がスピーディに行われ有効である しかし 発生している現象が過去経験した現象と違っている場合には 対策の効力が薄い しかし KKDのアプローチに慣れている人は この効力の薄い対策を繰り返し その結果 その現象は迷宮入りする場合が大部分である

8 帰納的アプローチ 観察された複数の現象 ( 事実 ) から共通点を見つけ出し 結論 ( 理論 ) を導き出す 観察された現象 -1 観察された現象 -2 結論 ( 理論 ) 観察された現象 -3 すりキズ えぐれキズ < 事例 > キズが発生 実際には 出したい結論に対し 必要な情報を集める形を取る 1すりキズ 2 形状が一定化していない 3 進行方向が直線でない 4 発生個所が一箇所に集中していない 5 慢性化している 打痕 ( 裏 ) 結論 : キズ丌良の原因は異物である

9 複合的アプローチ 帰納的アプローチで仮説 ( 理論 ) を導き出し ( 帰納的アプローチ ) その仮説を使って観察された現象の結論を導き出す ( 演繹的アプローチ ) 現象 ( 事実 ) 観察された現象 -1 観察された現象 -2 観察された現象 -3 < 事例 > キズが発生 仮説 ( 理論 ) 1すりキズ 2 形状が一定化していない 3 進行方向が直線でない 4 発生個所が一箇所に集中していない 5 慢性化している 結論 ( 言いたいこと ) 検証が出来ると仮説が理論になる 既存の理論は 帰納的アプローチで仮説を作り それを数々の事例で立証して作られる ツールの成り立ち 結論 : キズ丌良の原因は異物である 結論 : 清掃するように指示

10 因果関係 原因と結果の関係原因結果 <4 つのパターン > 原因に対する対策 良い結果 単一原因 原因 : ポカミス 結果 : 丌良発生 原因 : 異物のだらけ 複数原因 原因 : 清掃をしていない 結果 : 異物丌良発生 原因 : 発生源対策していない 連鎖 原因 : メンテ丌足 結果 : 劣化の進行 直接的原因 管理的原因 = 原因 : 劣化の進行 結果 : 設備トラブル 循環 原因 : 活動が活性化する 結果 : 活動成果が出る < 実習 > 4 つのパターン それぞれ事例を作る

11 ツールは 1. 演繹的アプローチで問題を解決 ツールは論理的思考 現象 : チョコ停発生 対策 : 分解清掃 = 原則の崩れを復元する 理論 : チョコ停の原因 = 原則の崩れ 2. 因果関係を明確に定義 原因 : 原則の崩れ 結果 : チョコ停 原則の崩れ : ガタ 摩耗 ( 定義 ) 3. 帰納的アプローチから作られた 清掃をすると チョコ停が減る チョコ停の原因は ガタだった 1 因果関係新たな理論 =ツール 2 現象に対する対策 3 効率的に進めるためのステップ チョコ停の原因は連鎖する したがって ツールに従い問題を解決することは 自然に論理的思考をしていることになる

12 問題点 課題を解決する施策を立案する 施策の立案 なぜ 解決出来ないのか? どうすれば 解決出来るか 考えられる理由 原因 ひっくりかえす 理由 原因に対する対策 ひっくり返して 解決に至らなそうな理由 原因は ほんとうの理由 原因ではない < 事例 > 災害はなぜなくならないのか? 災害はなぜなくならないのか? どうすればなくなるのか? 1. 本音の安全第一 本気の活動 2. 安全への投資 3. 安全教育の体系化 4. 教育 訓練に時間をかける 5. 実態に即した安全活動 6. 非定常作業に対する対策 7. 安全に対する感性を磨く 8. 管理 監督者の姿勢 : 現場に行く

13 自分の提案を理解してもらう 論理的プレゼンテーション なぜ やらなくてはならないか 提案の必要性 やる気を出させる 自分の提案 なにを やらなくてはならないか どう やるか 具体的な進め方 可能性を見出させる < 事例 > ZD 研修 なぜ ZD 活動をやらなくてはならないか : 自分のため 会社のため 双方の幸せのため 何を やらなくてはならないか : ZD 活動 どう やるか : ツールの活用 全員参加 効果を出す 楽しい活動 * 最も大切なのは なぜやらなくてはならないか なぜやらなくてはならないか で必要性を感じない場合 やらないとどうなるか を考えると危機感から必要性を感じることが出来る

14 構造化へのアプローチ 複雑に絡み合った現象と結果 原因と結果の全体像をとらえ 1. 隠された理論を探し 2. 目に見えない現象と結果を見つけ 3. 対策を打つべき真の原因を見つける 構造化のパターン : 鳥瞰図 結果 原因 理論 結論 構造化のアプローチは 情報 知識の整理 整頓 現象 原因

15 構造化の進め方 1. 情報収集 テーマに関する現象 ( 事実 ) 集める * 大型のポストイットを使うと便利 2. 理論の構築 同じ様な事実を集め そこから理論を導き出す ( 帰納的アプローチ ) 3. 関係の構築 ( 因果関係 ) 親 現象どうしを因果関係により結びつける なぜ? だから! >つながらない場合には 足らない現象 ( 見えていない現象 ) を探し出す 4. 関係の確認 なぜ だから の問いかけをし 親子関係 親戚関係を明確にする 5. 全体を一つの鳥瞰図にし 重要課題を挙げ それに対する解決策を立案する ( 演繹的アプローチ ) 子 なぜ? だから! 孫 子

16 ディベート あるひとつのテーマに関し 肯定側と否定側に分かれ その実施の可否を議論する 肯定側 するべき ひとつのテーマ すべきでない 否定側 するべきである 審査員 ディベートから 議論は一定のルールに沿って判定され より論理的な側が勝ちとされる 論理の組み立て フ レセ ンテーションの構成 論理的欠落点の見付け方を学ぶことができる

17 調 査 ディベートの構成 1. テーマに関して 新聞記事 文献 雑誌から資料 統計データなどを収集する 2. テーマに関して 関係部署 関係者へインタビューする 論理の構成 質問の意味 反論の内容 1. 基本的な考え方 : テーマに対して立場上どのように考えているかを示す 2. 定義 : 重要な語句を定義する 3. 現状分析 : テーマを採択する必要性 ( 問題と原因 ) を示す 4. アクションプラン : テーマを具体的に実現するためのアクションプランを示す 5. 効果 : プランを実行した場合の効果を示す 1. 疑問な点 丌明な点 あやふやな点を確認 指摘する 2. 論理的欠落点 ( 問題と原因の関係 ) データの信憑性 分析の欠陥を指摘する相手側の議論の論理的欠陥 関連のあやふやさ 証拠の信憑性の乏しさを指摘し 相手側の議論が誤っていることを証明する 判定基準 1. 議論の論理性 2. 証拠 ( データ 情報 ) の信憑性 3. プレゼンテーションのわかりやすさ 4. 質問の仕方と答え方 5. 相手側の議論に対する分析の論理性 ルール違反 1. 相手チームへの非礼行為 2. 議論の曲解 3. タイムオーバー

18 論理的欠陥 3つの間違いをすると 論理的欠陥が生じ論理的でなくなる 間違い-1 間違った理論現象 ( 事実 ) 結論間違った ( 根拠性の薄い ) 理論を使うと 信頼性のない ( 薄い結論 ) をとなってしまう 間違った理論 KKDは演繹的アプローチ 古い理論も間違った理論 KKD ( 勘 コツ 度胸 ) のアプローチは過去の経験から対応策を出すアプローチであり 演繹的アプローチの一種と言える KKDのアプローチは 発生している現象が再発の場合にはその対策がスピーディに行われ有効である 間違い-2 間違った情報収集情報丌足 収集の偏りや思い込み 間違った情報収集をすると正しい結論が出ない 帰納的アプローチのキーは情報収集 情報 -1 情報 -2 結論 ( 理論 ) 情報 -3 間違った情報 実際に帰納的アプローチが使われる場面は 出したい結論に対し必要な情報を集める形を取る 情報の取捨選択を誤ると出したい結論が出ない 信頼性の高い情報源 : 1 公的刊行物 2 新聞 3 業界紙 4 社内報 5 専門家の意見 6 一般的に知られる常識 間違い -3 論理の飛躍 現象から結論に至る道筋が丌明確 現象 ( 事実 ) 論理展開論理的思考が繰り返され ある一つの結論に至る過程を論理展開という 長い論理展開では 飛躍が起き易くなる 結論

19 なぜなぜ分析の非論理性 なぜなぜ分析は なぜを繰り返すこと自体は論理的であるが その進め方に問題がある 問題発生 問題 -1: 原因を見つける具体的な手段 方法論がない なぜ なぜ なぜ なぜ なぜ 原因 -1 原因 -2 原因 -3 原因 -4 原因 -5 なぜを 5 回繰り返す 問題 -2: なぜと問いかけても 実際には原因を見つけることが出来ない事実 -1: 原因を見つけることが出来ないから 問題が発生している問題 -3: なぜを5 回繰り返す論理的根拠がない >すべての問題が5 階層とは限らない >どこで終わりかがわからない問題 -4: こじつけの原因を探し出す事実 -2: 実際になぜなぜ分析で原因が見つかった事例をみない事実 -3: コンサルタントもなぜなぜ分析では原因を見つけられない なぜなぜ分析は その進め方が非論理的であり 非効率である なぜなぜ分析をするのであれば 問題に関する理論を学び 事実を観察し 原因を現場で見つけ出した方が良い

20 論理的思考は思考の原点 話すのが苦手聞いていても相手の言っていることがよく理解できないコミュニケーションが苦手プレゼンテーションが苦手セミナーを聞いていると眠くなる職場の問題が解決出来ない職場の課題が見えない などの問題があったら 使って下さい

21 ものづくり現場に必要な論理的思考 (Ver.2.1) 2011 年 11 月 21 日発行 著作 ロンド アプリウェアサービス 発行所株式会社ロンド アプリウェアサービス東京都渋谷区道玄坂 龍昌ビル 2F 本書の一部または全部を著作権法の定める範囲を超え 無断で複写 複製 転写 転載 テープ化 ファイル化に落とすことはご遠慮ください