整形外科手外科センター長岡㟢真人先生に 手指の脱臼骨折に対する私の治療方針 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科展開医療科学講座形成再建外科学教授田中克己先生に Dupuytren 拘縮に対する薬物療法の変遷と酵素注射療法の現状 北海道大学大学院整形外科学教授岩崎倫政先生に RA 手関節に対する手術戦略

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1 第 35 回中部日本手外科研究会を開催するにあたって 第 35 回中部日本手外科研究会会長鈴木克侍藤田保健衛生大学医学部整形外科学教授 この度 第 35 回中部日本手外科研究会を平成 30 年 1 月 27 日 ( 土 ) に 名古屋市で開催させていただきます 藤田保健衛生大学整形外科学教室が伝統ある本研究会を開催させていただくのは初めてであり 大変光栄に存じます このような機会を与えていただきました研究会会員の諸先生方に心より感謝申し上げます 本研究会のテーマは 温故知新 です 主題候補として 手指の骨折 Dupuytren 拘縮 手関節 手指の人工関節置換術 神経移植術 の 4 つをあげ すべて公募で演題を募集しました それぞれの分野においては ここ数年目覚ましい開発や進歩がみられ臨床応用されています たとえば 骨接合材料の新機種 脆弱性骨折の薬物療法 Dupuytren 拘縮に対する薬物療法 人工関節の新機種 や 人工神経 などです このように最近のトピックスである分野に対して 大きなテーマである 温故知新 の観点から 過去の業績を熟知して十分に検討し そこから問題点を抽出し 基礎研究を行い 新たな知識を得て臨床に応用し その成績を発表して 明日の医療の方向性を検討していただきたいと願ってです 公募の結果 骨折 20 題 Dupuytren 拘縮 9 題 人工関節 4 題 神経移植 5 題が集まりました また一般演題も 16 題応募がありました 4 つの分野に関しましては是非とも熱い徹底的な討論をしていただきたく シンポジウム形式といたしました その結果 シンポジウムが 手指関節内骨折 手指骨折 Dupuytren 拘縮 : 酵素注射療法の成績 Dupuytren 拘縮 手指人工関節 神経移植 と 6 つになりました 主題は 橈骨遠位端 手根骨骨折 を取り上げました また 特別講演としてこの 4 つに関係する講演を各分野のトップランナーの先生にお願いしました 荻窪病院 - 1 -

2 整形外科手外科センター長岡㟢真人先生に 手指の脱臼骨折に対する私の治療方針 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科展開医療科学講座形成再建外科学教授田中克己先生に Dupuytren 拘縮に対する薬物療法の変遷と酵素注射療法の現状 北海道大学大学院整形外科学教授岩崎倫政先生に RA 手関節に対する手術戦略 総合大雄会病院整形外科部長犬飼智雄先生に 神経再建について- 最近の動向を踏まえて- と 温故知新をテーマに講演をお願いしております 本研究会の過去の形式は 1 会場に全ての参加者が集まって徹底的に討論するものでしたが 今回は 1 会場で短い討論をするよりも 徹底的な討論をしていただきたく 2 会場としました 1 会場で経験豊富な医師ばかりが討論するよりも 手外科領域の次世代をになう若手医師や 手外科を実践されている形成外科医も参加して発表と討論を行う方が本研究会のさらなる発展に寄与すると考えてのことです その結果 応募された 54 題をすべて採用しました さらに 手外科を専門とする形成外科医の視点から 四谷メディカルキューブ手の外科 マイクロサージャリーセンター長平瀬雄一先生には 女性疾患としての手の痛み~ 私の手はなぜ 痛いのか しびれるのか をお願いしています 併設研究会として 同会場で星城大学リハビリテーション学部の飯塚照史会長主催による第 5 回中部日本ハンドセラピィ研究会が開催されます 参加証を共通にして相互参加が可能としています こちらにも足を運んでいただければと思います 会場は参加者の利便性を考え 名古屋駅から徒歩数分の愛知県産業労働センター ( ウインクあいち ) とさせていただきました 名古屋駅周辺は近年高層ビル建設ラッシュであり 日々駅前の景観が変わっており お楽しみいただけると思います また抄録集の表紙の日本画は第 2 次世界大戦で焼失した国宝名古屋城本丸御殿から疎開させた狩野派の襖絵を江戸時代の染料と技法によりまさに温故知新で現代に甦らせたものです 木造で再建された本丸御殿ともども名古屋城で御覧になっていただければと存じます それでは 藤田保健衛生大学整形外科学教室 同門会一同 多数の先生方の参加を心からお待ちしております - 2 -

3 第 5 回中部日本ハンドセラピィ研究会を開催するにあたって 第 5 回中部日本ハンドセラピィ研究会代表世話人飯塚照史星城大学リハビリテーション学部 この度 第 5 回中部日本ハンドセラピィ研究会を平成 30 年 1 月 27 日 ( 土 ) にウィンクあいち ( 愛知県名古屋市中村区 ) において開催させていただくことになりました 併せて本研究会は 第 35 回中部手外科研究会会長鈴木克侍先生 ( 藤田保健衛生大学医学部整形外科教授 ) のご厚情を賜り 共催と相成りました 鈴木克侍先生ならびに中部日本手外科研究会の諸先生方の格別のご高配に厚く御礼申し上げます さて 第 5 回中部日本ハンドセラピィ研究会のテーマにつきましては 実践ハンドセラピィ といたしました 本研究会におけるテーマは非常にシンプルではありますが 代表世話人の任を拝命した折より深い想いを込めております インターネットが普及し 誰しもが簡単に情報へとアクセスが可能となった現代においては もはや 情報過多 とも言える時代です ハンドセラピィに関わるマニュアル本は年を経るごとに増え 一定の基準を以てその技術を提供することは可能となりました その一方で 21 世紀における医療界全体のベクトルが QOL (Quality of Life) へと向かい 呼応するように DASH Hand20 に代表される患者立脚型評価は もはや必須となっています このような状況の中で 我々の多くが対応する機会の多い橈骨遠位端骨折においては ハンドセラピィ不要論とも捉えられかねない報告が散見されるようにさえなっています 変革のときへと向かうパラダイムシフトが起きている今だからこそ これまでの歩み - 3 -

4 を総括しながら将来の方向性を打ち出すことが我々ハンドセラピストの使命であり 同時に第 35 回中部手外科研究会のテーマでもある 温故知新 に相通ずるところでもあります では どうすればよいか 自身の恩師でもある鎌倉矩子先生 ( 広島大学名誉教授 ) は 2006 年の日本作業療法士学会 40 周年記念講演の寄稿文に 現場に出ろ 答えはそこにある との一節を紹介しています 現場をつぶさに観察し 共有し 発展させる 実践 に方向性を見出すべく鍵が秘められているものと拝します 転じて 実践ハンドセラピィに込めた意味とは これまでの知識と最新知見を基に実践すること (carry out execute practice) であります したがって 本研究会では学会とは若干の趣を変え 実践ハンドセラピィ に焦点を当てるべく 日本福祉大学健康科学部の坂野裕洋先生に Disuse に伴う機能障害の病態とその対応 関節拘縮と慢性痛に着目して と題し 拘縮発生過程における生化学的な知見とともに 脳科学との関連を主軸とした疼痛の成因や治療法についてのトピックを教授頂く予定です 加えて 広島大学大学院医歯薬保健学研究科の車谷洋先生には 手と脳 手の動き として新規性のある研究成果について教授頂き 現在の実践に対するエビデンスについての示唆を頂戴できるものと確信しております さらに 実践 として新進気鋭のセラピストによる臨場感ある 2 例程度の症例検討を企画しております 本研究会の成否は 各施設における研究あるいは臨床実践の報告が基礎となることは言を俟ちません 現場に秘められた 答え を見つけ 明日からの 実践 に資するためにも 多くの先生方による熱い議論を何卒よろしくお願い申し上げます - 4 -

5 会場アクセス ご案内

6 会場へのアクセス 会場 : ウインクあいち ( 愛知県産業労働センター ) 名古屋市中村区名駅 地上からの経路 地下からの経路 ルミメイチカテユニモール JR 桜通口セントラルタワーズ中央改札口名鉄名古屋駅 名鉄百貨店 名古屋駅南改札口スクエアサンロード地下鉄 ミッドランド ナ電車をご利用の場合 :(JR 地下鉄 名鉄 近鉄 ) 名古屋駅より マルケイ観光ビル 名古屋クロスコートタワー 近鉄名古屋駅 近鉄パッセ JR 名古屋駅桜通口からミッドランドスクエア方面徒歩 5 分 ユニモール地下街 5 番出口徒歩 2 分 名駅地下街サンロードからミッドランドスクエア マルケイ観光ビル 名古屋クロスコートタワーを経由徒歩 8 分お車をご利用の場合 : 名古屋高速都心環状線 錦橋 出口より約 6 分駐車場 収容台数 123 台料金全日 30 分 (7:00 23:00)/ 250 円全日 60 分 (23:00 7:00)/ 100 円全日 ( 入庫より 24 時間まで ) / 1,850 円 - 6 -

7 会場案内図 - 7 -

8 参加者へのご案内 登録受付日時 :2018 年 1 月 27 日 ( 土 )8:20 17:00 場所 : ウインクあいち 9 階小会議室 907 参加費 5,000 円受付方法参加申込書に必要事項をご記入の上 受付へお越しください 特別講演 1 2 での整理券配付特別講演 1 2( ランチョンセミナー ) でお弁当をご用意いたします 日時 :2018 年 1 月 27 日 ( 土 )8:20 11:30 場所 : ウインクあいち 9 階小会議場 907 整理券は 中部日本手外科研究会に参加登録をされた方にお一人様 1 枚 先着順の配付といたします ( 枚数に限りがございます ) 特別講演 1 2 の開始 5 分後に整理券は無効となりますので 予めご了承ください クローク日時 :2018 年 1 月 27 日 ( 土 )8:20 18:30 場所 : ウインクあいち 9 階小会議室 904 呼出し会場内での呼び出しは 原則として行いません 参加者へのご連絡は 掲示板をご利用ください 会場内でのご注意 1) 会期中 会場内では必ず参加証をつけてください 2) 会場内での録音 写真 およびビデオ撮影は禁止されておりますのでご遠慮ください 3) 携帯電話は 予めマナーモードに設定いただくか 電源をお切りください 4) 座席確保のため私物を長時間座席に置くことはご遠慮ください - 8 -

9 教育研修講演のご案内 特別講演 1~4は日本整形外科学会 特別講演 1~5は日本手外科学会の教育研修講演に設定されております 受講申込書に必要事項をご記入のうえ 受講料 (1 単位につき 1,000 円 ) を添えてお申込み下さい 日本整形外科学会の研修医の方は 必ず研修手帳をご持参下さい 本受講申し込みは 特別講演 1 2( ランチョンセミナー ) のお弁当の保証ではありません 日本整形外科学会単位取得を希望される方へ平成 27 年 1 月 1 日より 教育研修科医単位取得が完全デジタル化されております IC 会員カードが必要になりますので 必ずご持参下さい ( 平成 25 年 4 月に全会員発行済です ) 現在 カードがお手元にない方は日整会事務局までお問い合わせください (TEL: ) 必須分野番号の選択について単位の必須分野番号を 研究会当日に選択することはできません 後日 会員専用ページ内の 単位振替システム を利用して ご自身でご希望の必須分野番号への振替をお願いいたします - 9 -

10 演者 座長の皆様へのご案内 発表時間 手外科研究会シンポジウム発表 7 分 総合討論あり主題発表 6 分 質疑応答 3 分一般演題発表 5 分 質疑応答 3 分 ハンドセラピィ研究会一般演題発表 7 分 質疑応答 3 分 時間厳守でお願いします 演者の方へ 発表データ形式 1) セッション開始の 40 分前までに PC 受付にてデータの登録ならびに出力確認を行って下さい PC 持ち込みの場合も必ずお立ち寄り下さい PC 受付 日時 :2018 年 1 月 27 日 ( 土 )8:20 ~ 17:00 場所 :[ 第 1 2 会場 ]9 階小会議場 908 [ 第 3 会場 ] 第 3 会場内 PCオペレーター席 ( 会場ステージ向かって左側前方 ) 2) メディアをお持ちいただく方 事務局で用意するパソコンの OS は Windows10 です 発表ソフトは Microsoft PowerPoint 2003/2007/ 2010/2013/2016 で作成されたものに限らせていただきます 画面解像度は XGA( ピクセル ) です 発表者ツールはご使用できません 使用するフォントは文字化けを防ぐために下記フォントを使用して下さい 日本語 :MSゴシック MSPゴシック MS 明朝 MS 明朝英語 :Century Arial Times New Roman10 静止画 動画 (Windows Media Player で再生可能であるものに限定致します ) グラフ等のデータをリンクさせている場合は PowerPoint データと同じフォルダに保存し 事前に別のパソコンで動作確認を行って下さい 動画がある場合は なるべく PC 本体をお持ち込み下さい

11 発表データは USB フラッシュメモリか CD-R に保存してお持ち下さい Macintosh 版 Power Point で作成したデータをメディアで持ち込まれる場合 互換性が損なわれる場合がありますので 事前にご確認下さい 作成したデータのファイル名は 演題番号 : 氏名 ( 例 : I-01 日本太郎 ) として下さい お持ち込みになるメディアは事前にウイルスチェックを行って下さい お預かりした発表データは 講演終了後事務局が責任を持って消去致します 3) パソコン本体をお持ち頂く場合 ミニ D-sub15 ピン変換コネクタ電源ケーブル バックアップデータも併せてお持ち下さい PowerPoint の自動プレゼンテーション スクリーンセーバー 省電力設定は 予め解除しておいて下さい 音声出力や動画出力がある場合には 必ずデータ受付スタッフにお申し出下さい 画像解像度は XGA( ピクセル ) です お預かりしたパソコンは 講演終了後に会場内のオペレーターより返却致します 掲載用抄録原稿の提出全演題の抄録を日本手外科学会雑誌に掲載致します 抄録集に掲載された抄録から内容を修正された場合は 下記の要項にて準備の上 発表データ受付の際に PC センターにご提出下さい 演題番号 演題名( 和文のみ ) 著者 共著者 著者 共著者所属 本文 の順に記載する 抄録本文は全角 600 字以内 データ ( ワード テキスト等 ) を CD-R か USB フラッシュメモリにて提出する 座長の方へ 1) 担当セッション開始の 15 分前までに 次座長席にお着き下さい 2) 開始時間がくれば各自開始して下さい アナウンス等のご案内はありません 3) セッションが所定時間で終了する様 ご留意下さい

12 中部日本手外科研究会役員 代表 ( 前会長 ) 野口政隆副代表 ( 会長 ) 鈴木克侍副代表 ( 次期会長 ) 柿木良介 名誉会員 三浦 隆行 上羽康夫 木野義武 玉井 進 山野慶樹 平澤泰介 生田義和 阿部宗昭 藤澤幸三 中村蓼吾 吉村光生 多田浩一 貞廣哲郎 長野 昭 梁瀬義章 西源三郎 井上五郎 土井一輝 中土幸男 勝見泰和 田中寿一 運営委員伊原公一郎 内尾祐司 加地良雄 酒井和裕 砂川 融 野口政隆 橋詰博行 水関隆也 池田和夫 加藤博之 鈴木 康 鈴木克侍 関谷勇人 平田 仁 堀井恵美子 森田哲正 岡田充弘 柿木良介 白井久也 谷口泰德 藤岡宏幸 藤原浩芳 森友寿夫 矢島弘嗣 監 事 高井宏明 政田和洋

13 中部日本手外科研究会歴代会長 第 1 回 (1984 年 ) 津下健哉 広島市 第 2 回 (1985 年 ) 三浦隆行 名古屋市 第 3 回 (1986 年 ) 上羽康夫 京都市 第 4 回 (1987 年 ) 生田義和 広島市 第 5 回 (1988 年 ) 藤澤幸三 津市 第 6 回 (1989 年 ) 玉井 進 奈良市 第 7 回 (1990 年 ) 多田浩一 高松市 第 8 回 (1991 年 ) 木野義武 名古屋市 第 9 回 (1992 年 ) 小川亮惠 大阪市 第 10 回 (1993 年 ) 貞廣哲郎 高知市 第 11 回 (1994 年 ) 吉村光生 福井市 第 12 回 (1995 年 ) 阿部宗昭 大阪市 第 13 回 (1996 年 ) 土井一輝 小郡町 第 14 回 (1997 年 ) 中村蓼吾 名古屋市 第 15 回 (1998 年 ) 平澤泰介 京都市 第 16 回 (1999 年 ) 越智光夫 松江市 第 17 回 (2000 年 ) 中土幸男 松本市 第 18 回 (2001 年 ) 山野慶樹 大阪市 第 19 回 (2002 年 ) 水関隆也 広島市 第 20 回 (2003 年 ) 西源三郎 名古屋市 第 21 回 (2004 年 ) 梁瀬義章 京都市 第 22 回 (2005 年 ) 橋詰博行 岡山市 第 23 回 (2006 年 ) 井上五郎 豊橋市 第 24 回 (2007 年 ) 田中寿一 神戸市 第 25 回 (2008 年 ) 高井宏明 徳島市 第 26 回 (2009 年 ) 長野 昭 浜松市 第 27 回 (2010 年 ) 政田和洋 豊中市 第 28 回 (2011 年 ) 酒井和裕 北九州市 第 29 回 (2012 年 ) 加藤博之 松本市 第 30 回 (2013 年 ) 矢島弘嗣 奈良市 第 31 回 (2014 年 ) 伊原公一郎 下関市 第 32 回 (2015 年 ) 平田 仁 名古屋市 第 33 回 (2016 年 ) 谷口泰德 和歌山市 第 34 回 (2017 年 ) 野口政隆 高知市 第 35 回 (2018 年 ) 鈴木克侍 名古屋市

14 中部日本手外科研究会会則 第 1 条 ( 名称 ) 本会は中部日本手外科研究会 (Central Japan Society for Surgery of the Hand) と称する 第 2 条 ( 目的 ) 本会は中部日本地区における手外科学の進歩と発展に努めるとともに 会員相互の知識と技術の交換を図ることを目的とする 第 3 条 ( 事業 ) 上記の目的のため年 1 回の学術集会その他を開催し かつその成果の普及につとめる なお 学術集会での発表は会員に限る 第 4 条 ( 事務局 ) 本会の事務局は一般社団法人学会支援機構内におく 第 5 条 ( 会員 ) 本会の会員は正会員 準会員および名誉会員によって構成される 1) 正会員は本会の目的に賛同する医師であり 所定の手続きを経て 運営委員会の承認を得る 2) 準会員は医師以外の者で 正会員と同様の手続きを経てなる 3) 名誉会員は本会の進歩発展に多大な寄与 特別な功労のあった 66 歳以上で 会長が推薦し運営委員会および総会で承認された者とする 第 6 条 ( 会費 ) 会費は正会員においては年額 5,000 円 準会員においては年額 1,500 円とする 1) 名誉会員については 年会費が免除される 2) 満 70 歳を迎えた会員については 翌会計年度より年会費が免除される 第 7 条 ( 会員資格の喪失 ) 会員は以下の理由によってその資格を喪失する 1. 正当な理由なく会費を 2 年以上滞納した場合 2. 退会の場合 3. 運営委員会にて不適当と認めた場合 第 8 条 ( 役員 ) 本会につぎの役員をおく 会長 1 名 副会長 1 名 代表 1 名 副代表 2 名 運営委員若干名 監事 2 名

15 第 9 条 ( 会長 副会長 ) 会長と副会長は運営委員会において選出し 総会において承認を受けた者とする 会長は本会を代表し 年 1 回の学術集会を主催する 副会長は次期会長予定者であり 会長を補佐し 会長に事故あるときその職務を代行する 第 10 条 ( 代表 副代表 ) 代表は前年度の会長でその任期は 1 年とする 副代表は当該年度の会長と次期会長とする 代表は研究会の運営事務を担当する 副代表は代表を補佐し 代表に事故有るときその職務を代行する 第 11 条 ( 監事 ) 監事は運営委員会において選出し 会の会計等の監査にあたる 監事辞退の申し出があった場合には委員会で承認の上 新監事を選出する 第 12 条 ( 運営委員 ) 運営委員は運営委員会において選出する 選出にあたっては地域性を考慮する 運営委員辞退の申し出があった場合には委員会で承認のうえ 新運営委員候補を当該地区で選出し 運営委員会で承認を得る 第 13 条 ( 役員の任期 ) 1. 会長の任期は 1 年とし 前年度学術集会終了時より 当年度学術集会終了時までとする 2. 運営委員および監事の任期は 2 年とし再任を妨げない 第 14 条 ( 会議 ) 運営委員会は原則として毎年 1 回会長がこれを招集する 議長は会長とする 運営委員会は 運営委員会現在数の過半数が出席しなければ その議事を開き議決することができない 議決権は運営委員のみに限り 監事 名誉会員は 発言権はあるが議決権はない 第 15 条 ( 会計 ) 1. 本会の経費は会費および寄附金 その他の収入をもってあてる 2. 本会の会計年度は 1 月 1 日から同年 12 月 31 日までとする 第 16 条 ( 会則の変更 ) 本会則の変更は運営委員会において審議し 総会において承認を求めるものとする 第 17 条 ( 会則の発行 ) 本会則は平成 28 年 1 月 22 日より実施する

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17 日程表 プログラム

18 8:55~9:00 9:00 9:00~10:20 日程表 第 35 回中部日本手外科研究会 第 1 会場 (9F 大会議室 901) 開会式 9:00~10:20 第 2 会場 (9F 大会議室 902) 9:30 10:00 シンポジウム 1 骨折 Ⅰ: 手指関節内骨折座長 : 関谷勇人 白井久也 シンポジウム 2 Dupuytren 拘縮 Ⅰ: 酵素注射療法の成績座長 : 矢島弘嗣 伊原公一郎 10:20~11:30 10:30 シンポジウム 3 骨折 Ⅱ: 11:00 手指骨折座長 : 野口政隆 森友寿夫 10:20~11:30 シンポジウム 4 Dupuytren 拘縮 Ⅱ 座長 : 谷口泰德 内尾祐司 11:30 12:00 12:30 11:50~12:50 特別講演 1 ランチョンセミナー講師 : 岡﨑真人座長 : 平田仁共催 : 株式会社エム イー システム 11:50~12:50 特別講演 2 ランチョンセミナー講師 : 田中克己座長 : 森田哲正共催 : 旭化成ファーマ株式会社 13:00 13:00~14:00 13:30 14:00 特別講演 3 講師 : 岩崎倫政座長 : 橋詰博行 13:00~14:00 特別講演 4 スポンサードセミナー講師 : 犬飼智雄座長 : 加藤博之共催 : 東洋紡株式会社 14:15-14:25 14:30 14:30~15:25 総会 14:30~15:40 15:00 シンポジウム 5 手指人工関節座長 : 水関隆也 堀井恵美子 15:30 15:25~15:50 一般演題 1 手指骨折座長 : 藤岡宏幸 シンポジウム 6 神経移植座長 : 柿木良介 砂川融 15:45~16:25 一般演題 2 神経座長 : 池田和夫 16:00 16:00~17:00 16:30 特別講演 5 アフタヌーンセミナー講師 : 平瀬雄一座長 : 大野義幸共催 : 大塚製薬株式会社 16:25~17:00 一般演題 3 拘縮座長 : 鈴木康 17:00 17:05~18:00 17:00~17:35 一般演題 4 腱 17:30 座長 : 加地良雄 18:00 18:00~18:05 主題橈骨遠位端 手根骨骨折座長 : 酒井和裕 閉会の辞 17:35~18:00 一般演題 5 腫瘍 先天異常座長 : 岡田充弘 18:

19 8:55~9:00 9:00 9:00~10:00 第 5 回中部日本ハンドセラピィ研究会 第 3 会場 (10F 大会議室 1001) 開会式 9:30 一般演題 1 座長 : 堀江翔 10:00 10:10~11:20 10:30 11:00 特別講演 1 講師 : 坂野裕洋座長 : 飯塚照史 11:30 12:00 12:00~12:30 9F 小会議室 906 中部日本ハンドセラピィ研究会世話人会 12:30 13:00 13:30 13:40~14:40 14:00 14:30 特別講演 2 講師 : 車谷洋座長 : 蓬莱谷耕士 14:50~15:40 15:00 15:30 一般演題 2 座長 : 小川倫永子 15:50~18:00 16:00 16:30 17:00 症例検討座長 : 岡野昭夫 茶木正樹 17:30 18:00 18:00~18:05 閉会の辞 18:

20 第 35 回中部日本手外科研究会プログラム第 1 会場 (9F 大会議室 901) 開会式 8:55 9:00 シンポジウム 1 骨折 Ⅰ: 手指関節内骨折 9:00 10:20 座長関谷勇人 ( 愛知厚生連海南病院整形外科 ) 白井久也 ( 美杉会佐藤病院整形外科 手外科センター ) S1-1 PIP 関節掌側板剥離骨折に対する経皮的鋼線固定術慶應義塾大学整形外科鈴木拓 S1-2 PIP 関節掌側板裂離骨折に対する保存治療後に遺残する疼痛に対し偽関節骨片を摘出した 2 例名古屋市立東部医療センター整形外科千田博也 S1-3 陳旧性 PIP 関節脱臼骨折の治療経験中日病院名古屋手外科センター篠原孝明 S1-4 PIP 関節脱臼骨折に対する関節可動型指用創外固定器 Micro Ortho Fixator の使用経験広島大学病院整形外科兒玉祥 S1-5 陳旧性骨性マレット指の治療成績岐阜市民病院形成外科大野義幸

21 S1-6 骨性マレット指に対する石黒変法の治療経験 JA 愛知厚生連海南病院整形外科 勝田康裕 シンポジウム 3 骨折 Ⅱ: 手指骨折 10:20 11:30 座長野口政隆 ( 田中整形外科病院整形外科 ) 森友寿夫 ( 行岡病院手の外科センター ) S3-1 手指骨折に対するロッキングプレートの適応と限界岡山済生会総合病院整形外科今谷潤也 S3-2 中手骨 指節骨骨折に対するロッキングプレートの設置位置が指関節可動域に及ぼす影響国保中央病院整形外科片山健 S3-3 手指関節周辺骨折に応用した Mini hook plate の問題点岐阜県総合医療センター整形外科横井達夫 S3-4 手指骨骨折後交叉指変形に対する矯正骨切り術の治療成績大阪大学医学部整形外科岡久仁洋 S3-5 手指骨折におけるナックルキャスト法小郡第一総合病院整形外科坂本相哲 総会 14:15 14:

22 特別講演 1( ランチョンセミナー ) 11:50 12:50 座長平田仁 ( 名古屋大学大学院医学系研究科運動 形態外科学手の外科学 ) 手指の脱臼骨折に対する私の治療方針荻窪病院整形外科手外科センター岡﨑真人共催 : 株式会社エム イー システム 特別講演 3 13:00 14:00 座長橋詰博行 ( 笠岡第一病院 ) RA 手関節に対する手術戦略 北海道大学大学院整形外科学 岩崎倫政 シンポジウム 5 手指人工関節 14:30 15:25 座長水関隆也 ( 広島県立身体障害者リハビリテーションセンター ) 堀井恵美子 ( 名古屋第一赤十字病院整形外科 ) S5-1 PIP 人工関節置換術に関する系統的レビュー 名古屋大学手の外科 山本美知郎 S5-2 Bouchard 結節に対する掌側アプローチを使用したシリコン人工指関節置換術小郡第一総合病院整形外科林洸太 S5-3 ブシャール結節に対する AVANTA 人工指関節の治療成績公立朝来医療センター松尾智哉

23 S5-4 両側人工手関節置換術を施行し 32 年経過した変形性手関節症の 2 手 1 例京都大学医学部整形外科太田壮一 一般演題 1 手指骨折 15:25 15:50 座長藤岡宏幸 ( 兵庫医療大学リハビリテーション学部 ) O1-1 折り紙式血管柄付き骨膜移植による手指再建の手技と課題国立病院機構呉医療センター 中国がんセンター整形外科蜂須賀裕己 O1-2 当院における指部背側の骨傷を伴う軟部組織欠損症例の治療法に関する検討徳島県鳴門病院手の外科センター日比野直仁 O1-3 術後早期にスポーツ復帰を許可した手指骨折の2 例藤田保健衛生大学整形外科黒岩宇 特別講演 5( アフタヌーンセミナー )16:00 17:00 座長大野義幸 ( 岐阜市民病院形成外科 ) 女性疾患としての手の痛み ~ 私の手はなぜ 痛いのか しびれるのか 四谷メディカルキューブ手の外科 マイクロサージャリーセンター平瀬雄一共催 : 大塚製薬株式会社

24 主題 橈骨遠位端 手根骨骨折 17:05 8:00 座長酒井和裕 ( 健和会大手町病院整形外科 ) T-1 橈骨遠位端骨折に対する Meira Distal Radius Plate System I-type の治療成績 JA 愛知厚生連海南病院藤浪慎吾 T-2 橈骨遠位端骨折治癒後の骨折の 2 例健和会大手町病院整形外科酒井和裕 T-3 高度な短縮を伴った橈骨遠位端骨折後の偽関節に対して手術を行った 2 例金沢大学附属病院整形外科中田美香 T-4 Terrible triad injury of the elbow を合併した Perilunate injury の一例公立陶生病院早川和男 T-5 有鉤骨鉤骨折を合併した掌側転位型橈骨遠位端骨折の 1 例静岡市立清水病院前田篤志 T-6 精密加工機で作製した自家骨製ネジを用い加療した舟状骨偽関節の治療成績島根大学医学部整形外科山上信生 閉会式 18:00 18:

25 第 35 回中部日本手外科研究会プログラム第 2 会場 (9F 大会議室 902) シンポジウム 2 Dupuytren 拘縮 Ⅰ: 酵素注射療法の成績 9:00 10:20 座長矢島弘嗣 ( 市立奈良病院 ) 伊原公一郎 ( 国立病院機構関門医療センター整形外科 ) S2-1 Dupuytren 拘縮に対するコラゲナーゼ注射療法の経験小郡第一総合病院整形外科林洸太 S2-2 Dupuytren 拘縮に対するコラゲナーゼ製剤注射療法の治療経験岡山済生会総合病院整形外科森谷史朗 S2-3 デュプイトラン拘縮に対する酵素注射療法の隣接指への効果市立岸和田市民病院整形外科大谷和裕 S2-4 Dupuytren 拘縮に対する酵素注射療法の治療成績と裂創の対応ベルランド総合病院整形外科蒲生和重 S2-5 複数指デュピュイトラン拘縮に対するコラゲナーゼ注射治療の経験京都大学整形外科池口良輔

26 シンポジウム 4 Dupuytren 拘縮 Ⅱ 10:20 11:30 座長谷口泰德 ( 有田市立病院和歌山手の外科研究所 ) 内尾祐司 ( 島根大学医学部整形外科学教室 ) S4-1 Dupuytren 拘縮に対するコラゲナーゼ注射後の MRI における拡散範囲の検討信州大学医学部整形外科岩川紘子 S4-2 Dupuytren 拘縮に対するコラゲナーゼ注射療法の超音波所見藤田保健衛生大学整形外科志津香苗 S4-3 Dupuytren 拘縮の近位指節間関節でのコラゲナーゼ注射療法の成績不良因子の組織学的検討大阪市立大学医学研究科整形外科学教室岡田充弘 S4-4 高度な小指 PIP 関節屈曲拘縮を伴った Dupuytren 拘縮に対する手術療法 Distraction arthrolysis の有無での比較 富山大学整形外科頭川峰志 特別講演 2( ランチョンセミナー ) 11:50 12:50 座長森田哲正 ( 鈴鹿回生病院整形外科 ) Dupuytren 拘縮に対する薬物療法の変遷と酵素注射療法の現状長崎大学大学院医歯薬学総合研究科展開医療科学講座形成再建外科学田中克己共催 : 旭化成ファーマ株式会社

27 特別講演 4( スポンサードセミナー )13:00 14:00 座長加藤博之 ( 信州大学整形外科 ) 神経再建について- 最近の動向を踏まえて- 社会医療法人大雄会総合大雄会病院整形外科犬飼智雄共催 : 東洋紡株式会社 シンポジウム 6 神経移植 14:30 15:40 座長柿木良介 ( 近畿大学医学部整形外科学教室 ) 砂川融 ( 広島大学大学院医歯薬保険学研究所上肢機能解析制御科学 ) S6-1 上腕部正中神経欠損に対する神経移植術の中期成績大阪大学医学部整形外科田中啓之 S6-2 神経再生誘導術後の回復過程を電気生理学的に評価しえた尺骨神経背側枝損傷の 1 例大阪医科大学整形外科横田淳司 S6-3 手根管開放術による医原性正中神経損傷名古屋大学医学部手の外科建部将広 S6-4 切断指再接着後の指神経欠損修復に PNRD を用いた臨床経験大阪掖済会病院手外科外傷マイクロサージャリーセンター五谷寛之 S6-5 神経移植の種々相清恵会病院大阪マイクロサージャリーセンター山野慶樹

28 一般演題 2 神経 15:45 16:25 座長池田和夫 ( 独立行政法人医金沢医療センター整形外科 ) O2-1 破格長掌筋腱を伴った手根管症候群の 1 例 有田市立病院整形外科 山中学 O2-2 抗血栓薬服用する手根管症候群患者に対する術前休薬の必要性の検討医療法人豊田会刈谷豊田総合病院土橋皓展 O2-3 橈骨遠位端骨折に合併した尺骨神経麻痺の 1 例名古屋掖済会病院整形外科 リウマチ科村山敦彦 O2-4 Neviaser 変法による尺骨神経麻痺手の示指外転機能再建術 ( 術式の工夫を中心として ) 北須磨病院整形外科浜田佳孝 O2-5 胸部外科手術に関連した腕神経叢損傷和歌山県立医科大学整形外科下江隆司 一般演題 3 拘縮 16:25 17:00 座長鈴木康 ( 岐阜県立下呂温泉病院 ) O3-1 外傷を契機に発症した乾癬性関節炎による手関節拘縮の1 例小牧市民病院五十棲秀幸

29 O3-2 ばね指術後に進行する屈曲拘縮に対し手術的治療を行った 1 例春日井市民病院リハビリテーション科久保田雅仁 O3-3 小児両前腕骨骨折に合併した軽症型 Volkmann 拘縮の1 例大阪市立大学医学部附属病院整形外科玄承虎 O3-4 刺創により生じた上腕コンパートメント症候群の一例金沢大学附属病院整形外科松田匡司 一般演題 4 腱 17:00 17:35 座長加地良雄 ( 香川大学医学部整形外科学教室 ) O4-1 手術加療を要した橈側手根屈筋腱炎の 1 例藤田保健衛生大学医学部整形外科船橋拓哉 O4-2 長期間放置された小児ばね指の治療経験愛光整形外科早川克彦 O4-3 関節内遊離骨片にて小指環指屈筋腱皮下断裂した1 例京都第二赤十字病院整形外科松木正史 O4-4 痛風結節により左長母指伸筋腱断裂を生じた 1 例兵庫医科大学整形外科学教室樋口史典

30 一般演題 5 腫瘍 先天異常 17:35 18:00 座長岡田充弘 ( 大阪市立大学大学院医学研究科整形外科学 ) O5-1 手掌に発生したグロムス腫瘍の 1 例 名古屋市立大学大学院医学研究科整形外科 川口洋平 O5-2 三角線維軟骨複合体損傷に対する手関節造影後のトモシンセシス断層像による正診率の検討京都府立医科大学大学院医学研究科運動器機能再生外科学 ( 整形外科学教室 ) 土田真嗣 O5-3 骨端軟骨付き骨移植を併用して合指の分離を施行した先天異常手の 3 例国立成育医療研究センター整形外科高山真一郎

31 第 5 回中部日本ハンドセラピィ研究会プログラム第 3 会場 (10F 大会議室 1001) 開会式 8:55 9:00 一般演題 1 9:00 10:00 座長堀江翔 ( 金沢大学附属病院 ) O-1 肘外傷後可動域獲得に難渋した一症例 名古屋第一赤十字病院リハビリテーション科 佐藤陽 O-2 変形性手関節症に第 4 5 手指伸筋腱皮下断裂を合併した 1 例市立四日市病院リハビリテーション科上野平圭祐 O-3 小指中手骨変形治癒骨折術後に高度拘縮を生じた症例の治療経験川田整形外科中平浩史 O-4 Tight Rope を用いた鏡視下 CM 関節再建術の術後 6 ヶ月間の継時的変化関西電力病院リハビリテーション部真島洋平 O-5 犬咬創骨折保存療法後 腱剥離に至った症例の治療経験医療法人瑞洋会田中整形外科病院リハビリテーション科有光幸生

32 O-6 実験的母指基部痛を用いた関連痛の考察高知大学医学部附属病院リハビリテーション部大石大 特別講演 1 10:10 11:20 座長飯塚照史 ( 星城大学リハビリテーション学部 ) Disuse に伴う機能障害の病態とその対応関節拘縮と慢性痛に着目して日本福祉大学健康科学部坂野裕洋 世話人会 (9F 小会議室 906) 12:00 12:30 特別講演 2 13:40 14:40 座長蓬莱谷耕士 ( 北摂総合病院 ) 手と脳 手の動き 広島大学大学院医歯薬保健学研究科車谷洋 一般演題 2 14:50 15:40 座長小川倫永子 ( 名古屋第一赤十字病院 ) O-7 高度機能障害を呈する橈尺骨骨幹部骨折変形治癒例に対するハンドセラピィの一経験中日病院名古屋手外科センターハンドセラピィ部門渡辺康太

33 O-8 指尖部切断に対する皮弁形成術の術後拘縮の検討名古屋掖済会病院リハビリテーション科川口稚乃 O-9 橈骨遠位端骨折におけるハンドセラピィの重要性 - 手関節拘縮を呈した症例の治療経験 - 服部整形外科皮フ科北山淳一 O-10 基節骨骨折後の高度な屈曲 伸展拘縮に対して関節授動術 両腱剥離術を施行した 1 例服部整形外科皮フ科太田幸宏 O-11 複合性局所疼痛症候群 (CRPS) 患者のリハビリテーション効果に関する系統的レビュー名古屋大学大学院医学系研究科手の外科学名古屋大学医学部附属病院リハビリテーション部吉田彬人 症例検討 15:50 18:00 座長岡野昭夫 ( 中部大学 ) 茶木正樹 ( 中日病院名古屋手外科センター ) 1 例目岐阜県総合医療センター内屋純飯田市立病院古田裕之 2 例目あさひ病院武藤光弘岐阜大学医学部附属病院桝田臣弘 閉会式 18:00 18:

34 - 34 -

35 第 35 回中部日本手外科研究会特別講演

36 特別講演 1( ランチョンセミナー ) 第 1 会場 (9F 大会議室 901)11:50 ~ 12:50 手指の脱臼骨折に対する私の治療方針 荻窪病院整形外科手外科センター 岡﨑真人 学歴 平成 7 年 慶應義塾大学医学科卒業 職歴 平成 7 年昭和 8 年平成 9 年平成 10 年平成 11 年平成 12 年平成 13 年平成 17 年 平成 18 年平成 20 年 平成 23 年平成 26 年 慶應義塾大学医学科整形外科学教室入局大田原赤十字病院整形外科済生会横浜市南部病院整形外科浦和市立病院整形外科北里研究所病院整形外科慶應義塾大学整形外科チーフレジデント荻窪病院整形外科 Royal North Shore Hospital, Department of Hand Surgery and Peripheral Nerve Surgery (Dr.M.Tonkin, Sydney, Australia) Clinical fellow 平塚市民病院整形外科慶應義塾大学整形外科助教 上肢班スタッフ荻窪病院整形外科医長荻窪病院手外科センター長 職歴 日本整形外科学会会員 専門医日本手外科学会会員 専門医 代議員日本肘関節学会会員 評議員日本骨折治療学会会員日本マイクロサージャリー学会会員東日本整形災害外科学会会員東日本手外科研究会会員 IBRA (International Bone Research Association) 会員

37 特別講演 2( ランチョンセミナー ) 第 2 会場 (9F 大会議室 902)11:50 ~ 12:50 Dupuytren 拘縮に対する薬物療法の変遷と酵素注射療法の現状 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科展開医療科学講座形成再建外科学 田中克己 学歴 昭和 59 年 長崎大学医学部医学科卒業 職歴 昭和 59 年 長崎大学医学部形成外科入局 ( 研修医 ) 昭和 59 年 山口県立中央病院形成外科 ( 研修医 ) 昭和 61 年 長崎大学医学部形成外科医員 昭和 63 年 松江赤十字病院形成外科医員 平成元年 大分中村病院形成外科 医長 平成 4 年 長崎大学医学部形成外科助手 平成 11 年 同 講師 平成 15 年 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科助教授 平成 27 年 同 教授 学会関連 日本形成外科学会会員 評議員 専門医日本手外科学会会員 代議員 副理事長 専門医日本マイクロサージャリー学会会員 評議員 理事日本熱傷学会会員 評議員日本創傷外科学会会員 評議員日本頭頸部癌学会会員 評議員日本皮膚悪性腫瘍学会会員 評議員 日本がん治療認定医機構認定医 Journal of Plastic Surgery and Hand Surgery (Reviewer) 社会活動 厚生労働省原子爆弾被爆者医療分科会委員

38 特別講演 3 第 1 会場 (9F 大会議室 901)13:00 ~ 14:00 RA 手関節に対する手術戦略 北海道大学大学院整形外科学 岩崎倫政 学歴 昭和 63 年平成 10 年 旭川医科大学医学科卒業北海道大学大学院医学研究科外科系専攻博士課程修了 職歴 昭和 63 年平成 6 年平成 12 年 平成 16 年平成 22 年 平成 24 年 北海道大学医学部整形外科入局米国 Johns Hopkins 大学整形外科留学北海道大学大学院医学研究科運動器再建医学分野 ( 助手 ) 北海道大学病院講師北海道大学大学院医学研究科整形外科学分野准教授北海道大学大学院医学研究科機能再生医学講座整形外科学分野教授 学会関連 日本整形外科学会代議員日本手外科学会代議員日本末梢神経学会理事日本関節病学会理事日本整形外科スポーツ医学会理事米国手外科学会国際会員米国整形外科基礎学会会員等

39 特別講演 4( スポンサードセミナー ) 第 2 会場 (9F 大会議室 902)13:00 ~ 14:00 神経再建について - 最近の動向を踏まえて - 社会医療法人大雄会総合大雄会病院整形外科 犬飼智雄 学歴 平成 10 年 福井大学医学部医学科卒業 職歴 平成 10 年平成 16 年平成 17 年平成 26 年平成 27 年 福井大学整形外科入局北海道大学病院整形外科 ( 手外科班 ) 国内留学福井大学整形外科助教福井大学整形外科講師現職 学会関連 日本整形外科学会会員 専門医日本手外科学会会員 日本マイクロサージャリー学会会員日本骨折治療学会会員 日本肘関節学会会員 中部日本整形災害外科学会会員 評議員 受賞歴 第 112 回中部日本整形外科災害外科学会奨励賞受賞

40 特別講演 5( アフタヌーンセミナー ) 第 1 会場 (9F 大会議室 901)16:00 ~ 17:00 女性疾患としての手の痛み ~ 私の手はなぜ 痛いのか しびれるのか 四谷メディカルキューブ手の外科 マイクロサージャリーセンター 平瀬雄一 学歴 昭和 57 年昭和 61 年 東京慈恵会医科大学卒業米国サンフランシスコヘ留学デービスメディカルセンターで Prof. Harry Buncke( ハリー バンキ教授 ) に師事 職歴 平成 5 年平成 9 年平成 12 年 平成 22 年 米国デービスメディカルセンター客員教授慈恵医大柏病院形成外科診療医長埼玉成恵会病院形成外科部長 ( 埼玉手の外科研究所 ) 四谷メディカルキューブ手の外科 マイクロサージャリーセンターのセンター長に着任 学会関連 日本手外科学会理事日本手の外科学会認定専門医日本形成外科学会認定専門医皮膚腫瘍外科分野指導医日本マイクロサージャリー学会評議員米国形成外科学会 Corresponding member 米国手の外科学会 International member 米国マイクロサージャリー学会 Associate member

41 第 35 回中部日本手外科研究会シンポジウム

42 シンポジウム 1 骨折 Ⅰ: 手指関節内骨折 第 1 会場 (9F 大会議室 901)9:00 10:20 S1-1 PIP 関節掌側板剥離骨折に対する経皮的鋼線固定術 1) 慶應義塾大学整形外科 2) 愛光整形外科 3) 藤田保健衛生大学整形外科 鈴木拓 1 早川克彦 2 志津香苗 長谷川正樹 3 前田篤志 3 3 鈴木克侍 3 黒岩宇 3 背景 PIP 関節掌側板剥離骨折は 保存的に加療されることが多い われわれは PIP 関節掌側板剥離骨折に対し 経皮的に鋼線を用いて整復および固定術を施行したので その臨床成績を報告する 対象と方法 PIP 関節掌側板剥離骨折に対して本法を施行した 7 例を対象とした 骨片の大きさは Gaine の分類で small fragment と診断された比較的大きい骨片を対象とした 症例は男性 3 例 女性 4 例 年齢は平均 30 歳 受傷から手術までの期間は平均 5 日 術後平均経過観察期間は 10 ヵ月であった 手術は K-wire を用いて経皮的に骨片を整復し 同骨片を掌側から経皮的に K-wire を用いて固定した 後療法は 術後 1 週以内に手指の可動域訓練を開始した 最終観察時において全例 骨癒合を認め PIP 関節の疼痛は認めなかった 術後平均自動運動可動域は PIP 関節が屈曲 95 伸展 -3 DIP 関節が屈曲 73 伸展 0 であった 考察 本法は経皮的に行うことが可能で比較的良好な成績が得られ 低侵襲であり 治療の選択肢として考慮してもよいと考えられた

43 シンポジウム 1 骨折 Ⅰ: 手指関節内骨折 第 1 会場 (9F 大会議室 901)9:00 10:20 S1-2 PIP 関節掌側板裂離骨折に対する保存治療後に遺残する疼痛に対し偽関節骨片を摘出した 2 例 1) 名古屋市立東部医療センター整形外科 2) 名古屋市立大学整形外科 3)JA 愛知厚生連海南病院整形外科 千田博也 1 立松尚衛 1 岡本秀貴 2 3 関谷勇人 目的 PIP 関節掌側板裂離骨折に対し 我々は背側への亜脱臼や不安定性を認めない症例では保存的治療を選択しているが その中で PIP 関節痛が遺残した 2 症例に対し偽関節となった骨片を摘出することで症状の改善を得たので報告する 症例 17 歳女性 バスケットボール中に左小指 PIP 関節の背側脱臼を受傷 徒手整復後の XP で関節面の 5 分の 1 を占め 140 度回転している掌側骨片を認めた 16 歳男性は右小指を打撲し受傷 関節面の 6 分の 1 40 度回転した骨片を認めた 伝達麻酔下に不安定性 可動域の制限がないことを確認し buddy taping による保存的治療を行なったところいずれも骨片は偽関節となり可動域制限はないが受傷 3 ヶ月以降も屈伸運動に伴う関節痛が残存した これら 2 例に対し偽関節骨片の摘出を行ない 術後 6 ヶ月時 TAM 度で不安定性なく症状の改善を得ることができた 考察 本骨折に対し 背側への亜脱臼や不安定性を認める症例を手術適応とすることに異論はないと思われる 一方掌側の裂離骨片の処理に対してはその大きさ 転位の状態に応じ様々な意見が存在する 骨片の転位に伴い生じうる問題として偽関節形成 転位した骨片による関節運動や屈筋腱滑走の障害が挙げられるが 受傷初期に自動運動の障害がないことが確認できれば疼痛の症状が遺残した時点で骨片を摘出する方法で対応可能であると考えられた

44 シンポジウム 1 骨折 Ⅰ: 手指関節内骨折 第 1 会場 (9F 大会議室 901)9:00 10:20 S1-3 陳旧性 PIP 関節脱臼骨折の治療経験 中日病院名古屋手外科センター 篠原孝明 中尾悦宏 高橋明子 赤根真央 中村蓼吾 目的 陳旧性 PIP 関節脱臼骨折は治療に難渋することが多い 今回 本症に対する治療成績を検討したので報告する 対象と方法 受傷後 5 週間以上経過した本症に対して手術を行った 8 例 ( 男性 5 女性 3 例 ) を対象とした 手術時平均年齢 30 歳 全例背側脱臼で 示指 2 中指 3 環指 2 小指 1 指 受傷から手術までは平均 61 日 1 例は他院手術歴があった 経過観察期間は平均 19 ヵ月 陥没骨片の有無 手術方法 術前 最終診察時の PIP 関節可動域 (ROM) 関節症性変化 (OA) 疼痛につき調査した 結果 陥没骨片を認めた症例は 4 例で 陥没が 1mm 未満の 1 例以外は脱臼整復に加えて第 3CM 関節部から骨軟骨移植が行われた 軟部組織拘縮が高度な他院手術例は創外固定による関節延長後に骨軟骨移植が行われた 陥没骨片を認めない残りの 4 例は骨切り術が行われ 中節骨が近位方向に 4mm 転位していた 1 例は創外固定による関節延長後に骨切り術が行われた ROM は術前平均 37 から最終時平均 77 に改善した 木野の評価は優 3 良 1 可 3 不可 1 例で 不可の 1 例は転位が高度で関節延長を行った症例であった OA は軽度 3 中等度 3 例に認め 労作時の軽度疼痛を 2 例に認めた 考察 陥没骨片を認める場合は骨軟骨移植による関節面の再建 骨折部転位例は骨切り術による関節面の整復により ある程度の可動域回復が期待できるが 術後の OA を高頻度に認めるため 長期経過観察が必要である

45 シンポジウム 1 骨折 Ⅰ: 手指関節内骨折 第 1 会場 (9F 大会議室 901)9:00 10:20 S1-4 PIP 関節脱臼骨折に対する関節可動型指用創外固定器 Micro Ortho Fixator の使用経験 広島大学病院整形外科 兒玉祥 砂川融 中島祐子 四宮陸雄 林悠太 安達伸生 目的 PIP 関節脱臼骨折の治療には関節面の整復維持と早期関節可動域訓練が必要である 関節可動型創外固定器はその目的を満たす一方 従来型機種では Bulky 牽引力が不安定などの課題があった これらを解決すべく当科では Micro Ortho Fixator をメイラ社と共同開発した 今回我々は本創外固定器にて治療した PIP 関節脱臼骨折の治療成績を報告する 方法 Micro Ortho Fixator にて治療し 6 ヵ月以上経過観察可能であった PIP 関節脱臼骨折 9 例 9 関節を対象とした 男性 7 例女性 2 例 平均年齢 22.6 歳 (14-30) 受傷原因はスポーツ外傷 6 例 転倒 1 例 交通外傷 2 例であった 骨折型は全例中節骨基部の骨折で関節の脱臼または亜脱臼を伴っていた 手術では陥没骨片を経皮経骨髄的整復の後 創外固定器を装着 創外固定は平均 4.7 週 (4-6) 着用した 経過観察期間は平均 11.1 ヵ月 (6-33) であった 結果 疼痛は NRS 平均 0.44(0-2) 可動域は健側比平均 89.1(50-100) であった 単純 X 線関節症性変化はなく 陥没骨片の Step off は術前平均 2.1mm(1-3mm) が術後 0.2mm(0-mm) となっていた 考察 本検討では骨片転位による再手術の 1 例以外は健側同等の機能回復を獲得していた 本創外固定器は牽引力と可動部位の安定性が高く 術後早期より強力な関節可動域訓練が行えるため 摺動面のリモデリングと可動域獲得に有効であった

46 シンポジウム 1 骨折 Ⅰ: 手指関節内骨折 第 1 会場 (9F 大会議室 901)9:00 10:20 S1-5 陳旧性骨性マレット指の治療成績 岐阜市民病院形成外科 大野義幸 はじめに 陳旧性骨性マレット指に対する手術治療は観血整復後に hook plate 固定術や石黒法に準じた pinning 固定術などがあるが 手技上の問題点も多い 当科での治療成績を報告する 対照と方法 2012 年 1 月から 2017 年 2 月に陳旧性骨性マレット指に手術を行い 6 か月以上経過観察しえた 14 例 ( 男性 9 例 女性 5 例 ) 平均年齢は 38 歳 骨折型は Wehbe&Schneider 分類で 2B が 8 例 1 B が 6 例 手術は指ブロック麻酔下に骨折部を展開し 骨折部介在物を掻爬して新鮮化 変形癒合した例では骨切りを行って骨片を整復 固定法は Teoh らの方法に準じた hook plate 固定が 14 例 石黒法に準じた pinning 固定法が 1 例であった 結果 受傷から手術までの期間は平均 7.6 週 (2-32 週 ) Hook plate の screw 逸脱による骨片の転位による再手術が 3 例 ( いずれも再手術は Hook plate 固定 2 例では関節 pinning 固定を追加 ) あった 最終的に全例で骨癒合が得られたが 術前後の骨吸収による骨片の縮小化により 関節面の異常が残った例が 8 例 (gap2 例 step off 2 例 arc の不整 4 例 ) 認め 関節症性変化が 2 例あった 最終観察時の可動域は伸展 -9 度 屈曲 45 度で 痛みを遺残した症例はなかった 考察 陳旧性骨性マレット指の治療では hook plate 固定術が頻用されるが 1.3mm screw の把持力を過信するのは危険であり Type2B のような不安定なタイプや骨脆弱性がある症例では関節固定 pinning を追加するなどの工夫が必要である

47 シンポジウム 1 骨折 Ⅰ: 手指関節内骨折 第 1 会場 (9F 大会議室 901)9:00 10:20 S1-6 骨性マレット指に対する石黒変法の治療経験 1)JA 愛知厚生連海南病院整形外科 2) 名古屋市立大学大学院医学研究科整形外科 勝田康裕 1 関谷勇人 1 藤浪慎吾 1 遠藤伸一郎 2 岡本秀貴 1 目的 石黒変法にて治療した骨性マレット指における治療成績について検討したので報告する 対象と方法 対象は 受傷後 6 週以内に石黒変法にて手術施行した 骨片の背側骨皮質の長さが 3mm 以上の骨性マレット指 18 指とした 術式は全例 坪川らの方法で施行した 受傷時年齢は平均 31 歳 罹患指は母指 1 指 中指 7 指 環指 7 指 小指 3 指であった 受傷から手術までの期間は平均 12 日で 術後経過観察期間は平均 102 日であった 評価は X 線所見による骨癒合 整復状態 遺残変形ならびに関節可動域について行った 術後成績は蟹江の評価基準に従った 結果 骨折型は小西池分類で Type2 1 指 Type3 8 指 Type4 9 指であり 67% の症例で DIP 関節の 50% を越える大骨片を伴っていた 骨片の背側骨皮質の長さは平均 3.5mm であった 術後 X 線写真にて骨片の背屈転位等の整復不良例は認めず全例骨癒合を得た 最終観察時の遺残変形は全例認めず 伸展不足角は 0 から 9 ( 平均 1.7 ) DIP 関節可動域は 35 から 80 ( 平均 63.8 ) であった 蟹江の評価基準では 優 14 指 良 4 指であった 結論 我々は第 57 回日本手外科学会にて 大骨片を有する骨性マレット指のうち骨片の背側骨皮質の長さが 3mm 以上の症例に対する坪川らの方法の有用性を報告したが その後の追試においても良好な成績を得ることが出来た

48 シンポジウム 2 Dupuytren 拘縮 Ⅰ: 酵素注射療法の成績 第 2 会場 (9F 大会議室 902)9:00 10:20 S2-1 Dupuytren 拘縮に対するコラゲナーゼ注射療法の経験 小郡第一総合病院整形外科 林洸太 服部泰典 坂本相哲 土井一輝 目的 Dupuytren 拘縮に対するコラゲナーゼ注射療法の治療成績について検討したので報告する 対象 方法 2012 年から 2017 年までに当院でコラゲナーゼ注射療法を施行したのは 13 例 17 指で このうち術後 1 年以上経過観察可能であった 8 例 11 指 13 関節を対象とした 男性 7 例 女性 1 例 年齢は 73 ± 4 歳 罹患指の内訳は小指 7 指 環指 3 指 示指 1 指であった そのうち 2 指は 同一指の MP 関節と PIP 関節に期間をあけてそれぞれ 1 回ずつ注射を施行した 治療関節は MP 関節 10 関節 PIP 関節 3 関節であった これらの関節の伸展不足角度の改善と合併症について検討した 結果 伸展不足角度は MP 関節例では注射前が 33 ± 15 度 1 ヶ月で 3±4 度 1 年で 6±4 度であった PIP 関節例では注射前が 52 ± 19 度 1 ヶ月で 33 ± 22 度 1 年で 33 ± 20 度であった MP 関節の 1 例で再発を認め 初回注射から 4.5 年で再注射を施行した 合併症は注射部位の内出血と腫脹を全例に認めたが 2 週以内に消失 皮膚裂傷を 1 例に認めたが 2 週で治癒した 感染 アレルギー反応などの重篤な合併症はなかった 考察 コラゲナーゼ注射療法は MP 関節例では早期の拘縮改善が得られ 1 年での成績も満足できるものであった しかし PIP 関節例では症例数も少なく その有用性を検証するためには 手術例との比較など今後のさらなる検討が必要である

49 シンポジウム 2 Dupuytren 拘縮 Ⅰ: 酵素注射療法の成績 第 2 会場 (9F 大会議室 902)9:00 10:20 S2-2 Dupuytren 拘縮に対するコラゲナーゼ製剤注射療法の治療経験 岡山済生会総合病院整形外科 森谷史朗 今谷潤也 近藤秀則 目的 Dupuytren 拘縮に対するコラゲナーゼ注射療法の臨床成績を報告する 対象 方法 対象は table top test 陽性 or MP 関節屈曲拘縮 > 30 or PIP 関節屈曲拘縮により ADL 障害をきたし 本治療法を希望された 7 例 ( 男性 6 例 女性 1 例 ) 平均年齢 : 73 歳 (59-86 歳 ) 平均経過観察期間 :7.4 か月 (6-12 か月 ) で 重症度は Meyerding 分類 grade 1:2 例 grade 2: 1 例 grade 3:3 例 grade 4:1 例であった 本症例群に対して 投与部位 臨床成績 合併症 患者満足度を評価した 結果 投与部位は拘縮索の位置 長さ 性状などにより穿刺ポイントを選択していた (MP PIP 関節両方の拘縮例には MP レベルに 2 か所と PIP 近位レベルに 1 か所投与 また 2 指にまたがる Y 型の拘縮索にはその分岐部へ投与など ) 臨床成績は全例で伸展不足角の改善を認め Tubiana の評価で very good:2 例 good:5 例 Q-DASH は治療前平均 27.9( ) が治療後平均 3.8(0-6.8) と改善した 合併症は伸展処置時の皮膚裂傷を 3 例に認めたが全例創処置で治癒した また拘縮が高度な 1 例で 2 回の注射を要した 全例で患者の満足度は高く 追加治療の希望もなかった 考察 結論 短期 少数ではあるが本治療法のみで全例機能回復が得られ 患者の満足度も高く 手術療法とともに Dupuytren 拘縮に対する有効な治療選択肢の一つになり得ると考えられる 今後は長期経過を追跡するとともに 重症例への適応基準や拘縮索の状態に応じた効果的な投与部位 投与方法について検討を要する

50 シンポジウム 2 Dupuytren 拘縮 Ⅰ: 酵素注射療法の成績 第 2 会場 (9F 大会議室 902)9:00 10:20 S2-3 デュプイトラン拘縮に対する酵素注射療法の隣接指への効果 1) 市立岸和田市民病院整形外科 2) 近畿大学医学部整形外科 大谷和裕 1 松下哲尚 1 松崎晃治 柿木良介 2 中川晃一 2 2 田中寛樹 1 橋本晃明 1 目的 近年 Dupuytren 拘縮に対する酵素注射療法が普及している しかし 拘縮索への注射は 1 回に 1 指に限定されており 他指に施行する場合には 1 か月の間隔をあける必要がある 今回 多指罹患症例に対し酵素注射療法を行い 隣接指への効果を検討した 方法 Dupuytren 拘縮の症例のうち複数指罹患の症例に対しコラゲナーゼ製剤の注射を施行した 注射は最も拘縮の強い罹患指の拘縮索と他の指の拘縮索が分岐する部位に行い 1 か所への注射により 2 指の拘縮索の化学的断裂を期待した 24 時間後に神経ブロック下に伸展処置を加えた 伸展処置の方法はマニュアルに準じた 術後の拘縮角度の変化を検討した 成績 2015 年より 2017 年までに Dupuytren 拘縮に対し治療を行った 19 例中 酵素注射療法を行った症例は 9 例である 2 指同時に伸展処置を行った症例は 4 例である TPED は術前 90 度から術後 15 度に改善し 隣接指の TPED は術前 50 度から 20 度に改善した MP 関節は罹患指は 36 度 隣接指で 30 度改善し PIP 関節は罹患指は 38 度 隣接指は 0 度改善した 隣接指では拘縮の改善角度は低かった 結論 Dupuytren 拘縮に対する酵素注射療法は低侵襲の治療法である 当院でも従来の手掌腱膜切除術は減少し酵素注射療法が主流となっている 欠点は 1 指にしか行えないこと 1 か月の待機期間が必要なことである しかし 我々が行ったように拘縮索の分岐部に注射を行うことで隣接指の拘縮の改善が期待できる

51 シンポジウム 2 Dupuytren 拘縮 Ⅰ: 酵素注射療法の成績 第 2 会場 (9F 大会議室 902)9:00 10:20 S2-4 Dupuytren 拘縮に対する酵素注射療法の治療成績と裂創の対応 ベルランド総合病院整形外科 蒲生和重 目的 当科では 2015 年 10 月以降 Dupuytren 拘縮に対して全例酵素注射療法で治療しており その治療成績と裂創の対応について報告する 方法 症例は 22 例 24 指で平均年齢 70 歳で全例男性であった 罹患関節は MP 関節単独 ( 以下 MP 群 ) が 11 例 12 指で MP 関節と PIP 関節の合併 ( 以下 MP PIP 群 ) が 8 例 9 指で PIP 関節単独 ( 以下 PIP 群 ) が 3 例 3 指であった 注射法は薬剤の添付文書通りに施行した MP PIP 群に対しては MP 関節に対する注射法で治療した 平均経過観察期間は 150 日であった 裂創は縦方向に 15mm 以上のものを大裂創とし それ以下のものを小裂創とした 大裂創に対しては人工真皮を貼付し 小裂創に対しては通常の消毒処置のみとした 注射前後の伸展不足角度 (MP 関節と PIP 関節の合計 ) の変化と合併症と裂創の創閉鎖に要した期間を調査した 結果 平均伸展不足角度は MP 群が注射前 38.9 が最終 0 MP PIP 群は注射前 73.3 が最終 12.4 PIP 関節群は注射前 16.6 が最終 0 であった 裂創は 8 例に発生し 大裂創が 2 例で小裂創が 6 例であった 創治癒期間は 大裂創が平均 26.5 日で小裂創が平均 13 日であった 考察 Dupuytren 拘縮に対する酵素注射療法はおおむね良好な治療成績が得られた 大裂創に対する人工真皮の使用は 創管理が容易となり皮膚性拘縮再発の予防と創治癒期間の短縮が期待でき 有効な治療方法の 1 つであると考えられた

52 シンポジウム 2 Dupuytren 拘縮 Ⅰ: 酵素注射療法の成績 第 2 会場 (9F 大会議室 902)9:00 10:20 S2-5 複数指デュピュイトラン拘縮に対するコラゲナーゼ注射治療の経験 京都大学整形外科 池口良輔 太田壮一 織田宏基 淘江宏文 竹内久貴 光澤定己 松田秀一 目的 デュピュイトラン拘縮に対するコラゲナーゼ注射治療が 2015 年に導入され 適正使用講習修了医により施行されている 複数指デュピュイトラン拘縮に対するコラゲナーゼ注射治療の報告は少なく 2 例を経験したので報告する 方法 対象は 2015 年 12 月から 2017 年 9 月までに経験した複数指デュピュイトラン拘縮 2 例 (65 歳男性 67 歳男性 ) である 拘縮索の認められる部位に 1 ヶ月以上の間隔を空けてコラゲナーゼ注射治療を複数回行った 症例 1 65 歳男性 左中指環指デュピュイトラン拘縮 それぞれの指に拘縮索が認められ 環指 MP 関節拘縮索に対してコラゲナーゼ注射治療を行い 6 週間後中指拘縮索に さらに 8 週後環指 PIP 関節拘縮索に 合計 3 回のコラゲナーゼ注射治療を行った 皮膚裂傷が 1 回目と 2 回目に認められた Tubiana 基準による術後評価では good であった 症例 2 67 歳男性 既往症として気管支拡張症あり 左環指小指デュピュイトラン拘縮 1 年前に反対側の右中指環指小指デュピュイトラン拘縮に対しては拘縮解離術を施行されている 左環指拘縮索に対してコラゲナーゼ注射治療を行い 4 ヶ月後小指拘縮索に合計 2 回のコラゲナーゼ注射治療を行った 皮膚裂傷はなかった Tubiana 基準による術後評価では good であった 結論 複数指デュピュイトラン拘縮に対してのコラゲナーゼ注射治療は 患者にとって支払う医療費としては高額となるが 概ね満足度は高かった

53 シンポジウム 3 骨折 Ⅱ: 手指骨折 第 1 会場 (9F 大会議室 901)10:20 11:30 S3-1 手指骨折に対するロッキングプレートの適応と限界 岡山済生会総合病院整形外科 今谷潤也 森谷史朗 近藤秀則 長汐舞 目的 近年 手指骨折専用のロッキングプレートが開発 上市され臨床応用されている 今回 これを用いて加療した手指骨折症例の治療成績を調査し 若干の考察を加えて報告する 対象及び方法 当科において手指骨折専用ロッキングプレートを用いて手術的に加療した指骨骨折 30 例 30 指 ( 男性 24 例 女性 6 例 平均年齢 39.4 歳 ) を対象とした 骨折部位は母指基節骨 2 指 PIP 関節部 2 指 基節骨頸部から骨幹部 11 指 基節骨基部 2 指 中手骨骨頭から骨幹部 2 指 中手骨骨幹部 8 指 中手骨基部 3 指であった 中手骨 1 指 基節骨 7 指 中節骨 1 指の 9 指では midlateral approach が用いられていた 結果 全例で一期的に骨癒合が得られた 可動域は %TAM で平均 92% midlateral approach を用いた症例でも平均 90% と良好であり 腱剥離などの追加手術を要した症例はなかった 結語 手指骨折の手術療法において 軟部組織の剥離展開を要するプレート固定法の適応は限定される 今回の症例群ではロッキングプレートの高い初期固定性により早期リハビリテーションが可能で 比較的良好な成績が得られていた 今後は従来型プレートとの治療成績の比較やアプローチの工夫などにより さらなる成績向上を目指すべきである

54 シンポジウム 3 骨折 Ⅱ: 手指骨折 第 1 会場 (9F 大会議室 901)10:20 11:30 S3-2 中手骨 指節骨骨折に対するロッキングプレートの設置位置が指関節可動域に及ぼす影響 国保中央病院整形外科 片山健 古田和彦 目的 中手骨 指節骨骨折に対するロッキングプレート (LP) の設置位置と術後の指関節可動域の関連を明らかにする 方法 2011 年から中手骨 指節骨骨折に対して側方展開で Stryker 社 VariAx Hand Locking Plate を側方設置し 術後 3 日目から自動可動域訓練を開始した 32 例を対象とした 中手骨 / 基節骨 / 中節骨にそれぞれ 10/15/7 例 男 / 女 19/13 例 手術時平均年齢 52.4 歳 平均追跡期間 10.7 ヶ月であった LP 設置位置は単純 X 線の指関節正面像で骨軸に垂直な LP 遠位縁の接線と遠位関節面の接線の距離を Dd LP 近位縁の接線と近位関節面の接線の距離を Dp と定義した 調査項目は最終追跡時の中手骨 指節骨毎の指関節の %TAM を一元配置分散分析で評価し 有意差を認めた項目につき多重比較検定を行った LP 設置位置と対健側比 %TAM との関連を Spearman 順位相関で検討した 有意水準 5% 未満を有意差有りとした 結果 中手骨 / 基節骨 / 中節骨の %TAM は 87.0/80.1/ 69.4% で有意差を認め 多重比較検定では中手骨と中節骨の % TAM に有意差を認めた LP 設置位置に関しては LP 遠位縁と遠位関節面の接線との距離 (Dd) と術後の指関節可動域に有意な相関を認めた 考察 最終追跡時の中節骨の %TAM は低値であった またプレート遠位縁と遠位関節面の距離が指関節可動域の再獲得に影響し 遠位側の関節に近接してプレート設置するほど術後の対健側比 %TAM が不良であった

55 シンポジウム 3 骨折 Ⅱ: 手指骨折 第 1 会場 (9F 大会議室 901)10:20 11:30 S3-3 手指関節周辺骨折に応用した Mini hook plate の問題点 1) 岐阜県総合医療センター整形外科 2) 岐阜大学医学部整形外科 横井達夫 1 棚橋宏之 1 白井剛士 1 2 河村真吾 目的 手指関節周辺骨折において 腱 靭帯の付着部を含む小骨片の固定が困難な場合がある 我々は Mini hook plate を応用し 内固定を行った症例を経験し問題点もあったので報告する 方法 1.5mm または 1.3mm の Hand modular system straight plate(synthes) を術中に加工し 1 ~ 3 穴 Mini hook plate を作成した 骨性マレット 6 例 PIP 関節背側脱臼骨折 1 例 PIP 関節中央策付着部骨折の固定 5 例 (12 ~ 65 歳 ) に本方法を応用した 骨癒合 合併症について検討した 結果 骨性マレット 6 例はいずれも陳旧例であったが 骨癒合は得られた Plate の脱転再手術が 2 例あった 著しい可動域制限を 3 例 爪変形を 2 例残した PIP 関節中央策付着部骨折例は関節面の陥没のなかった 3 例では術後より自動運動が可能で 他の例も含めて良好な可動域が得られた DIP 関節の可動域制限を生じた例があった 考察 本方法は 腱 靭帯付着部を内固定でき 早期の自動運動も可能にできる利点がある反面 抜釘の必要性 Plate と腱など干渉して生じる諸問題 マレット指における爪変形など 欠点も指摘される Hand Modular system が販売中止となり VA Locking hand system に移行されることもあり応用について再検討が必要と考えた

56 シンポジウム 3 骨折 Ⅱ: 手指骨折 第 1 会場 (9F 大会議室 901)10:20 11:30 S3-4 手指骨骨折後交叉指変形に対する矯正骨切り術の治療成績 大阪大学医学部整形外科 岡久仁洋 信貴厚生 阿部慎吾 宮村聡 田中啓之 村瀬剛 目的 手指骨骨折後の合併症として 交叉指がある 我々は骨折後交叉指変形に対し 3 次元矯正骨切りを行ってきたので治療成績を報告する 対象と方法 対象は 2006 年から 2016 年に交叉指変形に対し矯正骨切術を施行した 9 例である 男性 6 例 女性 3 例 平均手術時年齢は 33.5 歳 示指 2 例 中指 1 例 環指 6 例であった 基節骨変形が 7 例 中手骨変形が 3 例であった 手術シミュレーションにて屈曲位で隣接指との交叉が消失するように変形部での矯正骨切りを行い 患者適合型骨切ガイドを用いて矯正骨切を施行した 臨床評価として指交叉の有無 指可動域 TAM(Total Active Motion) を 画像評価として 術前の回旋変形量 術前後の正側面での健側差を変形角として評価した 結果 指交叉は術後全例消失した TAM は術前 234 が最終経過観察時 240 と有意差を認めなかった 術前回旋変形量は 12.5 であった 正側面の変形角は各々術前 が術後 に改善した 術後 基節骨変形の 6 例中 4 例に健の癒着のため腱剥離術を施行した 考察 手指骨骨折の整復は正側面 2 方向での変形がわずかでも 10 程度の回旋変形が残存すると交叉指による機能障害が残存する 術前に回旋変形に対する矯正量を 3 次元シミュレーションにより評価することのより 全例指交叉は消失し 良好な結果を得たが 基節骨の矯正骨切りは伸筋腱の癒着を起こす可能性があり注意が必要である

57 シンポジウム 3 骨折 Ⅱ: 手指骨折 第 1 会場 (9F 大会議室 901)10:20 11:30 S3-5 手指骨折におけるナックルキャスト法 小郡第一総合病院整形外科 坂本相哲 土井一輝 服部泰典 油形公則 高橋洋平 林洸太 はじめに 手指骨折治療の重要点は 回旋変形をきたさないこと 関節拘縮 腱癒着を予防することである 石黒らが発表したナックルキャストによる保存的早期運動療法はこれらの問題を回避することができ 当院においても積極的に行っている ナックルキャストでは固定が不十分な症例においては 最低限の内固定を行った後にナックルキャストで外固定を行う内固定との併用も行っている 今回 ナックルキャスト法の治療成績 有用性 ピットフォールについては言及する 対象 2006 ~ 2017 にナックルキャスト法で加療した 152 例 178 指を対象とした 保存例は 138 例 163 指 基節骨骨折 97 指 ( 骨頭 2 頚部 11 骨幹部 20 基部 64) 中手骨 66 指 ( 骨頭 7 頚部 13 骨幹部 35 基部 11) 固定期間は平均 4 週であった 内固定とナックルとの併用は 15 例 18 指 (1 例 2 指重複 ) 基節骨 6 指 中手骨 12 指であった 結果 全例で骨癒合がえられた 保存例 1 例に回旋変形が残存した 90% の症例で健側比 90% 以上の可動域を獲得した 第 中手骨多発骨折の 1 例でギプス後 1 週で再転位のため手術を行った 考察 ナックルキャスト早期運動療法は MP 関節を屈曲位に保持することで側副靭帯の短縮を防ぎ 隣接指とともに早期運動することで回旋変形と腱の癒着 関節拘縮を防ぐことができるため 保存例のみならず手術例においても有用である

58 シンポジウム 4 Dupuytren 拘縮 Ⅱ 第 2 会場 (9F 大会議室 902)10:20 11:30 S4-1 Dupuytren 拘縮に対するコラゲナーゼ注射後の MRI における拡散範囲の検討 1) 信州大学医学部整形外科 2) 岡谷市民病院整形外科 3) 獨協医科大学整形外科 岩川紘子 1 橋本瞬 1 中山健太郎 鴨居史樹 1 加藤博之 2 2 内山茂晴 3 林正徳 1 目的 本邦での Dupuytren 拘縮に対する collagenase clostridium histolyticum (CCH) 投与は手の外科専門医を有するものに限定されており 拘縮索内に確実に針先をとどめて そこへ CCH を注射することが合併症を回避する上で重要であると考えられている しかし CCH 投与直後におけるその拡散範囲を調査した報告はない 本研究は CCH 注射直後に単純 MRI を撮影し その拡散と周囲組織への影響を評価した 方法 対象は MP 関節の Dupuytren 拘縮患者 歳の男性 10 例で 治療対象関節は 環指 :3 例 中指 :2 例 小指 :5 例であった 屈曲拘縮角度は MP 関節は平均 34.3 度で PIP 関節は平均 26.6 度であった 全例に CCH 注射を行い その直後 15 分以内に単純 MRI 撮影を開始し 注射前の MRI との画像所見の比較検討を行った 結果 注射直後の MRI では 10 例全例において T2 STIR 高信号領域は拘縮索外に及んだ 高信号領域は刺入部からの連続性を認め 屈筋腱前方 神経血管束に接していた 屈筋腱内部 神経血管束内部の信号変化は認めなかった 10 例中 8 例に 拘縮索内部の信号変化を認めた 注射 1 週間後の ROM は全例で MP 関節は平均 34.5 度改善し PIP 関節は注射後平均 19.8 度改善した 全例において神経障害 腱断裂を認めなかった 結論 CCH 注射後の MRI では 全例において拘縮索外の高信号域を認めた 拘縮索外への薬剤の漏出が強く疑われ 周囲のみならず背側へ及ぶ腫脹や皮下出血の理由を示唆した

59 シンポジウム 4 Dupuytren 拘縮 Ⅱ 第 2 会場 (9F 大会議室 902)10:20 11:30 S4-2 Dupuytren 拘縮に対するコラゲナーゼ注射療法の超音波所見 藤田保健衛生大学整形外科 志津香苗 黒岩宇 長谷川正樹 船橋拓哉 志貴史絵 鈴木克侍 目的 Dupuytren 拘縮に対するコラゲナーゼ注射療法の治療効果と超音波所見につき検討した 対象及び方法 対象は 5 例 5 指 全例男性で平均年齢 75.9 歳 拘縮関節は MP 関節 3 例 PIP 関節 2 例だった 注射部位の拘縮索形態につき超音波で観察し 治療効果は各関節の伸展不足角度を用いて検討した 注射後経過観察期間は 6 ~ 18 か月 平均 8.2 か月であった 結果 MP 関節拘縮の 3 例は全例 pretendinous cord へ注射が行われた 注射前の伸展不足角度は 56.1 ± 15.2 度 伸展処置時は全例他動伸展 0 度が得られ 最終経過観察時でも 4.6 ± 3.9 度と改善した PIP 関節拘縮の 2 例では 1 例は central cord へ 1 例は lateral cord へ注射が行われた 注射前の伸展不足角度は 51.0 ± 3.0 度 伸展処置時の他動伸展は 8.0 ± 4.0 度で 最終経過観察時でも 13.5 ± 3.5 度と改善したが 最終経過観察時の伸展不足角度は PIP 関節で大きくなる傾向があった 超音波では注射部の拘縮索幅を計測することで安全で確実に拘縮索内に薬液を注入することが可能で 注射直後は拘縮索内に無エコー領域として薬液が確認された 考察 コラゲナーゼ注射療法は MP 関節拘縮例 PIP 関節拘縮例いずれにおいても有効な治療効果が得られた 超音波検査は拘縮索内に至適深度で薬液を注入するのに有用であった

60 シンポジウム 4 Dupuytren 拘縮 Ⅱ 第 2 会場 (9F 大会議室 902)10:20 11:30 S4-3 Dupuytren 拘縮の近位指節間関節でのコラゲナーゼ注射療法の成績不良因子の組織学的検討 大阪市立大学医学研究科整形外科学教室 岡田充弘 新谷康介 横井卓哉 斧出絵麻 玄承虎 上村卓也 中村博亮 目的 Dupuytren 拘縮におけるコラゲナーゼ注射療法は 中手指節 (MP) 関節と近位指節間 (PIP) 関節で治療効果を比較すると PIP 関節で可動域改善が不良であり再発率が高いと報告されている 本研究の目的は PIP 関節部でのコラゲナーゼ注射療法の成績不良因子について組織学的検討を行うことである 対象および方法 2013 年 5 月から 2017 年 1 月に Dupuytren 拘縮に対し部分腱膜切除術を施行した 19 手を対象とした 手術で部分腱膜切除術を行い 切除した組織を冠状断で切片を作成し alpha-smooth muscle actin (α -SMA) 染色を行い α -SMA 陽性細胞の局在を調べた MP 関節の屈曲拘縮に主に影響を与えると考えられる手掌部と PIP 関節の屈曲拘縮に影響を主に与えると考えられる手掌指節皮線より遠位で α -SMA 陽性細胞の発現を比較検討した 結果 17 手において α -SMA 陽性細胞が手掌部より手掌指節皮線の遠位に多く存在した また 手掌指節皮線周囲から遠位では α -SMA 陽性細胞が散在する傾向にあった 考察 肥厚した索状物内に存在する nodule は hypercellular な状態であり α -SMA 陽性細胞が存在することが多いと報告されている コラゲナーゼ注射療法は hypercellular な部位では効果が減弱する可能性があり 手掌指節皮線周囲から遠位では α -SMA 陽性細胞が多く存在し さらに散在していることが PIP 関節部でのコラゲナーゼ注射療法の成績不良である一因と推測した

61 シンポジウム 4 Dupuytren 拘縮 Ⅱ 第 2 会場 (9F 大会議室 902)10:20 11:30 S4-4 高度な小指 PIP 関節屈曲拘縮を伴った Dupuytren 拘縮に対する手術療法 Distraction arthrolysis の有無での比較 富山大学整形外科 頭川峰志 長田龍介 はじめに Dupuytren 拘縮の治療成績不良因子は小指 PIP 関節と言われている 手術成績が不良とされる 60 以上の高度な屈曲拘縮を合併した小指 Dupuytren 拘縮に対して創外固定を使用した Distraction arthrolysis(da) の併用を試みた 方法 60 以上の PIP 屈曲拘縮を合併した小指 Dupuytren 拘縮 5 例 ( 平均年齢 69.8 歳 ) を対象とし 従来法の 3 例と DA 併用の 2 例に分けて検討した 結果 従来群では PIP 伸展 / 屈曲は術前 -72/100 から -27/75 に DIP 伸展 / 屈曲は術前 -12/60 から 0/40 になり 可動域として PIP が 20 改善 DIP が 8 増悪した DA 併用群の PIP 伸展 / 屈曲は術前 -68/100 から -23/83 に DIP 伸展 / 屈曲は術前 -5/60 から 10/45 になり 可動域として PIP が 28 改善 DIP は変化なしであった 全例 PIP 伸展は改善したが PIP DIP 屈曲がやや増悪した 考察 高度な小指 PIP の Dupuytren 拘縮では拘縮索だけではなく関節拘縮や伸筋腱の機能不全が合併しているため 満足のいく結果になりにくいとされているが DA を併用することによりいくらか改善させることが期待できる

62 シンポジウム 5 手指人工関節 第 1 会場 (9F 大会議室 901)14:30 15:25 S5-1 PIP 人工関節置換術に関する系統的レビュー 1) 名古屋大学手の外科 2) 名古屋掖済会病院 山本美知郎 1 藤原祐樹 2 1 平田仁 はじめに PIP 関節の変形性関節症に対する人工関節置換術の治療成績は機種やアプローチによって異なる 系統的レビューによって様々な術式の結果を比較しどのインプラントとアプローチが最も優れているかを調査した 対象と方法 PRISMA ガイドラインに従い PubMed と EMBASE を用いて 1970 年から 2016 年までに報告された PIPOA の人工関節置換術に関するすべての文献を調査した 術前後の可動域 再手術率そして経過観察期間についてデータを抽出した インプラントのタイプは表面置換型またはシリコンにデータを統合して比較した 結果 計 882 の文献が該当した タイトル 抄録 そして本文から最終的に 42 文献からデータを抽出した インプラントとアプローチ別に術後に獲得した可動域は 多い順からシリコン 掌側が 17 度 シリコン 側方が 16 度 シリコン 背側が 12 度 表面置換 背側が 8 度 表面置換 掌側が 1 度であった 再手術率 ( 平均経過観察期間 ) は少ない順にシリコン 掌側が 6%(41 か月 ) シリコン 側方が 10%(37 か月 ) シリコン 背側が 11%(17 か月 ) 表面置換 背側が 18%(77 か月 ) 表面置換 掌側が 37%(51 か月 ) であった 考察 様々な術式の中でシリコンインプラント掌側アプローチが術後の可動域に優れ合併症も少なかった 過去の知見を学び 今後さらに優れたインプラントの開発が必要である

63 シンポジウム 5 手指人工関節 第 1 会場 (9F 大会議室 901)14:30 15:25 S5-2 Bouchard 結節に対する掌側アプローチを使用したシリコン人工指関節置換術 小郡第一総合病院整形外科 林洸太 服部泰典 坂本相哲 土井一輝 目的 Bouchard 結節に対する掌側アプローチによるシリコン人工指関節置換術の術後成績について報告する 対象 方法 当院で 2007 年から 2017 年までに Bouchard 結節に対して人工指関節置換術を行ったのは 16 例 31 指で 対象は術後 1 年以上経過観察可能であった 14 例 28 指 手術時年齢は平均 61 歳 (53 ~ 72) 男性 2 例 女性 12 例であった 罹患指の内訳は示指 4 指 中指 8 指 環指 14 指 小指 2 指であった 全例で AVANTA 人工指関節を使用し掌側アプローチから手術を行い 術後 2 日目より可動域訓練を開始した 術後 1 年での短期成績を検討し さらに術後 5 年以上した 5 例 10 指の長期成績も検討した 結果 疼痛は 術前は全例で認めていたが 術後は全例で消失した 術後 1 年での PIP 関節可動域の平均アークは 術前 35 ± 13 度から 52 ± 11 度へ改善した 長期経過観察例での可動域は 術前 32 ± 14 度から術後 1 年で 53 ± 12 度 術後 5 年以上で 53 ± 17 度で 経時的に増悪することはなかった インプラント破損は 6 指 25% に認め 破損時期は術後 1.5 ~ 7 年で 1 例のみで尺屈変形増悪のため再置換を必要とした 考察 Bouchard 結節では伸展機構の再建が不要であり 早期可動域訓練が可能である掌側アプローチが有用と考えられた

64 シンポジウム 5 手指人工関節 第 1 会場 (9F 大会議室 901)14:30 15:25 S5-3 ブシャール結節に対する AVANTA 人工指関節の治療成績 1) 公立朝来医療センター 2) 田中整形外科病院 松尾智哉 1 野口政隆 2 2 田中康 目的 手指 PIP 関節の関節症 ( ブシャール結節 ) の手術治療において 人工関節置換術は選択肢の 1 つであるが 術後関節運動域の良い報告は少ない 当院ではブシャール結節の手術治療に AVANTA 人工指関節を用いて 術後に良好な関節運動域を得たため報告する 方法 対象は当院及び関連病院で 2012 年から 2016 年に AVANTA 人工指関節を用いて治療を行った 3 例 4 指 ( 男 1 例 女 2 例 ) で 全例が特発性であった 内訳は中指 1 例 環指 3 例であった これらに対して 術前と術後最終診察時の PIP 関節の自動運動域と総自動運動域 (Total Active Motion:TAM) を測定し %TAM 法による評価を行った すべての対象指の対側指が OA や手術等で異常可動域を有していたため %TAM は対側指の TAM を 260 として計算した 術式は 4 例すべて背側アプローチで行った 結果 術後全例疼痛は消失していた PIP 関節の平均自動運動域は術前 :24 術後 :54.5 平均 TAM は術前 :129 術後 :172.8 と改善し また %TAM 法で 49.8%( 不可 ) から 66.6%( 可 ) に改善した 平均フォローアップ期間は 13 ヶ月 ( 最短 1 ヶ月 最長 26 ヶ月 ) であった 考察 当院ではブシャール結節の手術治療に AVANTA 人工指関節を用いて良好な成績を得ている これは AVANTA 人工指関節が他のものと比較し屈曲伸展運動において高い安定性を持つためと考える しかしまだ症例数が少なく また長期的な予後も不明であり 今後も症例数を増やして経過を見る必要がある

65 シンポジウム 5 手指人工関節 第 1 会場 (9F 大会議室 901)14:30 15:25 S5-4 両側人工手関節置換術を施行し 32 年経過した変形性手関節症の 2 手 1 例 1) 京都大学医学部整形外科 2)NPO 健康医療評価研究機構 太田壮一 1 上羽康夫 2 池口良輔 淘江宏文 1 竹内久貴 1 1 松田秀一 1 織田宏基 1 緒言 独自考案の人工手関節置換術を両側に施行し 32 年経過した変形性手関節症の 2 手 1 例を報告する 症例 38 歳 男性 大工 両変形性手関節症 術前の手関節可動域は 背屈 20/20 掌屈 35/30 橈屈 5/5 尺屈 10/10 回外 30/60 回内 90/90 握力は 28/28kg であった まず 左側の人工手関節置換術を施行した 遠位インプラントはステンレス製 近位インプラントは HDP 製で セメントを使用せずに挿入した 1 年後に右側の人工手関節置換術を施行した 右側は 近位インプラントの関節面が HDP 製であること以外 全てアルミナセラミック製のセメントレスインプラントを使用した 初回手術後 3 年目では 疼痛無く 背屈 30/10 掌屈 10/15 橈屈 5/- 10 尺屈 20/-10 であった その後 15 年間大工の仕事を継続した 32 年経過後の現在 日常生活上疼痛はない 可動域は 背屈 0/10 掌屈 0/5 橈屈 -10/-10 尺屈 10/15 回内 80/80 回外 30/45 握力は 17/22kg qdash は 8.9 であった 単純 X 線像でインプラントの明かな沈下や周囲の透亮像は無いが セラミック側では周囲に著しい骨増生が見られた 考察 安定性を重視した本人工関節は 近位関節面が橈尺 掌背方向にそれぞれ異なった曲率半径をもつ凹面を形成し 掌側部が遠位に長い独特な形状を有している 術後 32 年経過し 可動性は左側にごくわずか残存する程度であったが 疼痛もなく機能的肢位で安定しており 患者の満足度は非常に高かった

66 シンポジウム 6 神経移植 第 2 会場 (9F 大会議室 902)14:30 15:40 S6-1 上腕部正中神経欠損に対する神経移植術の中期成績 大阪大学医学部整形外科 田中啓之 信貴厚生 岡田潔 岡久仁洋 村瀬剛 はじめに 上肢重度外傷に伴う上腕部正中神経欠損に対して神経移植術による治療を行ったので その治療成績を報告する 症例 1 13 歳男性 自転車でガラス板に衝突し右上腕遠位内側に切創受傷 前医での処置後に当院紹介受診となった 上腕動脈損傷 正中神経損傷を認め 受傷 15 日後に上腕動脈吻合及び正中神経欠損部に神経移植術 ( 右腓腹神経を採取 4cm の cable graft 7 本 ) を施行した 術後 1 年 3 ヶ月から正中神経支配筋筋力の回復が認められ 術後 8 年の時点ですべて M4 以上にまで回復し 箸使用 書字も全て右手で行っている 症例 2 16 歳男性 バイク運転中に自損事故にて受傷 前医で右上腕骨開放骨折に対して観血的整復固定術 上腕動脈損傷に対して血行再建術が行われ 高度に汚染した断裂正中神経は 10cm にわたり切除された 当院紹介受診後の受傷後 2 ヶ月で正中神経断裂に対する手術を行った 正中神経断端の新鮮化を行ったところ 15cm の欠損となったため 両側腓腹神経 右外側前腕皮神経を採取し 15cm の cable graft 5 本で神経移植術を施行した 術後 2 年 6 ヶ月から徐々に筋力の回復が認められ 術後 7 年 6 ヶ月の時点で正中神経支配筋の筋力はすべて M4 にまで回復している 考察 上腕部正中神経欠損に対する神経移植術の治療成績は概ね良好であったが 回復まで長期間を要するため 注意深い経過観察が必要であると考えられた

67 シンポジウム 6 神経移植 第 2 会場 (9F 大会議室 902)14:30 15:40 S6-2 神経再生誘導術後の回復過程を電気生理学的に評価しえた尺骨神経背側枝損傷の 1 例 1) 大阪医科大学整形外科 2) 大阪医科大学リハビリテーション医学教室 横田淳司 1 仲野春樹 2 大野克記 1 藤野圭太郎 1 根尾昌志 1 目的 末梢神経損傷に対する神経再生誘導チューブの臨床報告が散見されるが 回復の指標には主に Semmes- Weinstein (SW) 法や 2 点識別覚 (2PD) が用いられており 電気生理学的に評価した報告は少ない 今回我々は 神経再生誘導術後の回復過程を神経近接法 (near nerve 法 ) を用い電気生理学的に評価しえた 1 例を経験したので報告する 症例 20 歳女性 陶器の破片が左手関節尺側部に刺さり受傷 直ちに前医で創縫合処置を受けたが 手背尺側の知覚障害が改善せず 受傷 7 ヶ月後に当科を初診 左尺骨神経背側枝損傷と診断し 手術を施行した 尺骨神経背側枝は創部深層で断裂し 近位 遠位共に断端は腫大していた 両断端を十分に新鮮化すると 18mm の欠損を生じ ナーブリッジ TM で架橋した 成績 術後 3 ヶ月時に手背尺側に表面電極を設置し sensory nerve action potential (SNAP) を測定したが導出できなかった そこで術後 6 ヶ月時以降は 超音波ガイド下に前腕に針電極を挿入して near nerve 法による SNAP を順行性に測定した 術後 12 ヶ月時より SNAP が導出され sensory conduction velocity (SCV) は 28.1m/s 術後 24 ヶ月時には 46.2m/s まで改善した SW 法 2PD では術後 6 ヶ月時より閾値 識別覚の改善を認め SW 法では術後 24 ヶ月時には健側と同等まで回復した 術後 26 ヶ月の現在 自覚症状はない 結論 神経再生誘導術後の回復を near nerve 法を用い電気生理学的に証明しえた

68 シンポジウム 6 神経移植 第 2 会場 (9F 大会議室 902)14:30 15:40 S6-3 手根管開放術による医原性正中神経損傷 名古屋大学医学部手の外科 建部将広 平田仁 山本美知郎 栗本秀 岩月克之 西塚隆伸 大西哲朗 現在手根管症候群に対しては minimum open での手根管開放術 ( 以下 OCTR) と鏡視下手根管開放術 ( 以下 ECTR) が広く施行されているが 時に神経損傷をきたしたとする報告が散見される 手根管開放術後に麻痺の悪化 遷延 疼痛を生じ 当院で二次手術を施行した症例を検討した 症例は 5 例 男性 1 例 女性 4 例 年齢は 54 歳から 85 歳であった 先行した手術は ECTR3 例 OCTR2 例でいずれも手外科専門医ではない整形外科医にて施行されていた ECTR は 3 例全例が完全断裂であり 断端の gap は ミリ 2 例は腓腹神経 1 例は内側上腕皮神経を用いて cable graft としていた OCTR は neuroma in continuity であり 瘢痕を切除し 断端を新鮮化した後に 1 例は内側上腕皮神経 1 例は人工神経を用いて手術を行った 初回手術から神経移植 縫合までは ヶ月を要していた なお ECTR のうち 2 例で併せて Camitz 法にて母指対立腱再建を施行していた 全症例神経移植は必要で 完全断裂の症例は手根管開放術から経過時間が長くなると gap が大きくなる傾向を認めた 術後の判断にはエコーや MRI による評価が有効であった OCTR ECTR ともに手根管開放術で神経損傷は生じうるものであり 発生が疑われた場合 速やかに適切な対応が必要と考えられた

69 シンポジウム 6 神経移植 第 2 会場 (9F 大会議室 902)14:30 15:40 S6-4 切断指再接着後の指神経欠損修復に PNRD を用いた臨床経験 1) 大阪掖済会病院手外科外傷マイクロサージャリーセンター 2) 静岡理工大学手微小外科先端医工学 五谷寛之 1,2 田中祥貴 1,2 佐々木康介 1,2 1,2 八木寛久 はじめに 近年ドナーンサイトの犠牲を伴わない人工神経が臨床に用いられるようになってきている 切断指再接着術後の神経欠損例に対する演者の PNRD の臨床は数少ないものであるが経験を基に結果と共に今後の展望を述べる 対象及び方法 対象となる手指及び受傷機転 : 同意取得時の年齢は 20 歳以上 65 歳未満の切断指を中心とする 5 症例 受傷指は右示指橈側 右小指橈側 左示指橈側 左示指橈側 右中指橈側指神経である 2PD SW テスト チネルサインは各々術前 術後 3 か月 6 か月 9 か月 12 か月に調査した 結果 12 か月の最終結果 :2PD Good が 4 例 Poor が 1 例であった SW 検査は S44 例 S2 が 1 例 チネルサインはありが 3 例 なしが 2 例であった 全経過は講演で述べる 有害事象としては屈曲拘縮の合併 2 例 創感染が 1 例 萎縮性胃炎が 1 例 感冒が 1 例であった 考察及びまとめ 切断指再接着をはじめとする重度手指外傷において指神経再建に神経移植が必要とされる 利点としてはドナーサイトの犠牲がない事が挙げられる他 局所麻酔での神経移植の適応が増える事などが考えられる 今回の臨床例の最終結果はおおむね良好と考えられた 一方屈曲拘縮合併例においてリハビリの開始時期や二期的再建の時期や方法の適応について経験を積んでいく必要性があると考えられた

70 シンポジウム 6 神経移植 第 2 会場 (9F 大会議室 902)14:30 15:40 S6-5 神経移植の種々相 清恵会病院大阪マイクロサージャリーセンター 山野慶樹 金城養典 矢野公一 坂中秀樹 末梢神経に縫合不能な欠損がある場合 より元の機能を目指して 機能再建術より神経移植による機能再建を施行してきた 移植方法は移植部位により Monograft から Cable graft 適応症例には血管柄付き神経移植も行った 混合神経より 知覚 あるいは運動神経への移植が回復が良好で 腕神経叢部で行た例では機能の分離が不良であった 小児に施行した例では 殊のほか良好であった しかし神経移植例の神経電動速度の回復は健側に比べ 高々 75 ~ 80% 程度であった 特殊な症例としては腰椎の破裂骨折よる馬尾神経断裂に対して 神経移植をした例がある

71 第 35 回中部日本手外科研究会主題

72 主題 橈骨遠位端 手根骨骨折 第 1 会場 (9F 大会議室 901)17:05 18:00 T-1 橈骨遠位端骨折に対する Meira Distal Radius Plate System I-type の治療成績 1)JA 愛知厚生連海南病院 2) 名古屋市立大学整形外科 3) 総合大雄会病院 藤浪慎吾 1 関谷勇人 1 高田直也 1 向藤原由花 1 勝田康裕 2 岡本秀貴 2 3 犬飼智雄 目的 当院では橈骨遠位端骨折の骨接合術を行う場合 月状骨窩の骨片が関節面からある程度距離のある症例に対しては Meira Distal Radius Plate System I-type( 以下 I-plate) を第一選択として使用している その術後成績を検討したので報告する 対象と方法 2014 年 5 月から 2017 年 5 月までに I-plate で手術加療を行い 術後 5 か月以上経過観察可能であり 術後臨床評価の行われていた 49 症例を対象とした 男性 6 例 女性 43 例 平均年齢は 65 1 歳 (18 ~ 81 歳 ) であった 骨折型は AO 分類において A2:4 例 A3:12 例 B2:1 例 B3:4 例 C1:6 例 C2:13 例 C3:9 例であった 機能評価は Quick DASH score Cooney の評価法改変を用いて行い 画像評価は術直後と最終観察時の単純 X 線像で Volar tilt Radial inclination Ulnar variance( 以下 VT RI UV) を計測し 術後の矯正損失を算出した 結果 Quick DASH score は Disability/symptom: 平均 11.7 点 Work: 平均 11.0 点 Sports/music: 平均 10.0 点であり Cooney の評価法改変では Excellent:42 例 Good:6 例 Poor:1 例であった 矯正損失は平均で VT:0.7 RI:0.5 UV:0.8mm であった 合併症は術後早期に骨折部が転位したため再手術を必要とした症例を 1 例 一過性に正中神経麻痺を生じた症例を 1 例認めた 考察 橈骨遠位端骨折に対する I-plate を用いた骨接合術は矯正損失も少なくおおむね良好な治療成績であった

73 主題 橈骨遠位端 手根骨骨折 第 1 会場 (9F 大会議室 901)17:05 18:00 T-2 橈骨遠位端骨折治癒後の骨折の 2 例 健和会大手町病院整形外科 酒井和裕 目的 橈骨遠位端骨折は頻度が高く高齢者の転倒骨折が増加している このため 骨癒合獲得後に再度 同一領域の骨折をきたすこともある 今回 2 例を経験したので報告する 症例 1 80 歳 女性 55 年前に左橈骨遠位端骨折の保存療法を受けたが以後は問題なかった たまたま 3 年前に X 線で橈骨背屈 8 尺骨頭の変形と 2.4 mm の突き上げ DRUJ 軽度変形性変化が確認された 今回 転倒で左の粉砕 Colles 骨折 AO 分類 C2 尺骨茎状突起基部骨折を受傷した 1 週間後に DVR crosslock plate で骨接合し 橈骨掌屈 3 尺骨 null variant と改善した DRUJ は安定し尺骨茎状突起は整復され放置した 術後 1 週間でギプス除去し回内外に若干の制限があるのみで成績良好である 症例 2 84 歳 女性 8 月前に右橈骨遠位端骨折 AO 分類 C3 尺骨茎状突起尖端骨折 DRUJ 開大無を受傷し DVR plate でほぼ解剖学的に整復 骨癒合し症状もなかった 今回 転倒で受傷し右 Colles 骨折 AO 分類 A3 DRUJ 亜脱臼を受傷した 橈骨は plate 再中枢 screw 部で粉砕骨折したがインプラントに折損はなかった 整復long plate 固定で経過観察中である 考察 骨折治癒後骨折は頻度が少なく報告例は少ない しかし 変形治癒の骨折は整復目標や固定法 インプラント部は固定材と設置部位等の問題があり これらは骨質や活動性で異なる

74 主題 橈骨遠位端 手根骨骨折 第 1 会場 (9F 大会議室 901)17:05 18:00 T-3 高度な短縮を伴った橈骨遠位端骨折後の偽関節に対して手術を行った 2 例 1) 金沢大学附属病院整形外科 2) 整形外科米澤病院 中田美香 1 多田薫 1 山本大樹 1 中嶋宰大 1 松田匡司 1 米澤幸平 2 1 土屋弘行 目的 橈骨遠位端骨折が偽関節に至ることは稀である 高度な短縮を伴った橈骨遠位端骨折後の偽関節に対して 尺骨遠位端の切除および切除骨片の骨移植により加療した 2 例を経験したので報告する 症例 1 76 歳女性 右橈骨遠位端骨折を受傷し 近医でギプス固定を行ったが変形が進行したため 受傷後 4 か月で紹介となった 手関節は橈屈変形しており X 線像では橈骨遠位端骨折後の偽関節と ulnar variance 18mm の橈骨短縮を認め 橈骨手根関節面の半分以上が欠損していた 手術では尺骨遠位端を切除して切除骨片を橈骨手根関節面に移植し 偽関節部には脛骨から骨移植を行いプレートで固定した 術後 5 か月で骨癒合が得られた 症例 2 21 歳女性 13 歳時に左橈骨遠位端開放骨折を受傷した後 変形治癒したまま放置していた 手関節は橈屈変形しており X 線像では橈骨遠位端骨折後の偽関節と ulnar variance 25mm の橈骨短縮を認め 橈骨手根関節面の一部が欠損していた 手術では尺骨遠位端を切除して切除骨片と腸骨を偽関節部に移植し プレートで固定した 術後 6 か月で骨癒合が得られた 考察 自験例は橈骨手根関節面の欠損に加え 橈骨の高度な短縮のために遠位橈尺関節や尺骨と手根骨の適合性が不良であった そこで Sauve-Kapandi 法ではなく尺骨遠位端を切除して切除骨片を移植骨として再利用する術式を選択した その結果 橈屈変形は矯正され 手関節の安定性が得られた

75 主題 橈骨遠位端 手根骨骨折 第 1 会場 (9F 大会議室 901)17:05 18:00 T-4 Terrible triad injury of the elbow を合併した Perilunate injury の一例 1) 公立陶生病院 2) 名古屋市立大学病院 3) 名古屋市立東部医療センター 4)JA 愛知厚生連海南病院 早川和男 1 岡本秀喜 2 千田博也 渡邊宜之 1 4 関谷勇人 3 早稲田裕也 1 Perilunate Injury と Terrible triad injury of the elbow は それぞれが極めてまれであり かつ非常に重篤な上肢外傷の一つである 今回我々は Terrible Triad Injury と Perilunate Injury を同側上肢に発症した症例を経験した それぞれに対して手術加療を行い 術後後療法を経た 5 か月における治療成績は 肘関節 JOA スコア :58 Mayo elbow performance score:75 Quick-DASH score: 31.8 HAND20:47.5 と良好ではなかった 本症例に対する治療戦略を検討すべく 若干の文献的考察を加えて報告する

76 主題 橈骨遠位端 手根骨骨折 第 1 会場 (9F 大会議室 901)17:05 18:00 T-5 有鉤骨鉤骨折を合併した掌側転位型橈骨遠位端骨折の 1 例 静岡市立清水病院 前田篤志 栩木弘和 河野友祐 菊池謙太郎 古川満 奥山邦昌 背景 有鉤骨鉤骨折は比較的稀な骨折である 今回我々は有鉤骨鉤骨折を合併した掌側転位型橈骨遠位端骨折の 1 例を経験したので報告する 症例 60 歳 男性 バイク走行中に転倒受傷した 開放創は認めず 単純 X 線 CT にて掌側転位型橈骨遠位端骨折 (AO 分類 23-C3) 有鉤骨鉤骨折を認めた 受傷後 12 日目に手術を施行した 手術は有鉤骨背側より Headless compression screw (Acutrak mini) にて固定 橈骨遠位端骨折に対して掌側プレート固定 人工骨移植と創外固定を施行した 術後 6 週で創外固定を抜去し ROM 訓練を開始し 現在 3 ヵ月の時点で経過観察中である 考察 比較的な稀な有鉤骨鉤骨折を合併した掌側転位型橈骨遠位端骨折の 1 例を受傷機転など含めて考察し発表する

77 主題 橈骨遠位端 手根骨骨折 第 1 会場 (9F 大会議室 901)17:05 18:00 T-6 精密加工機で作製した自家骨製ネジを用い加療した舟状骨偽関節の治療成績 島根大学医学部整形外科 山上信生 今出真司 山本宗一郎 内尾祐司 目的 舟状骨偽関節に対する一般的治療は金属製ネジを用いた偽関節手術であるが 癒合率はいまだ高いとはいえない 我々は清潔環境下で使用可能な精密 NC 旋盤を開発し 手術現場で自家骨からリアルタイムにネジを作製し骨接合を行うシステムを構築し臨床応用している 舟状骨偽関節手術に対する骨接合材としての自家骨製ネジの有用性を検証する 方法 対象は舟状骨偽関節 3 例で 手術時平均年齢は 28 歳であった 自家骨は脛骨中央から採取し 滅菌処理を施した NC 旋盤 (MTS4 ナノ社 ) を用いネジを作製した ネジのサイズは症例毎に術前の CT から適切なサイズを決定した 術後外固定を行い 疼痛軽減を待って適宜除去した 臨床評価 (Modified Mayo Clinical Wrist score) を術前および最終調査時に行い比較した また X 線像および CT で骨癒合や骨製ネジの経時的変化を調査した 結果 平均経過観察期間は 15 ヵ月であり 術前臨床評価は平均 77 点から最終調査時平均 98 点に改善した 全例において偽関節部の骨癒合を認め 骨製ネジは母床骨と同化していた 採骨部側の下肢機能障害は認めず 脛骨採骨部は経時的に 骨の再生を認めた 結論 金属製ネジでは 骨折部に大きい金属が通ることにより骨癒合に悪影響が出ること CT や MRI の際にアーチファクトが生じ術後評価が難しいといった欠点があげられる 本結果から 自家骨製ネジは舟状骨偽関節手術に対する骨接合材として有用であると考えた

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79 第 35 回中部日本手外科研究会一般演題

80 一般演題 1 手指骨折 第 1 会場 (9F 大会議室 901)15:25 15:50 O1-1 折り紙式血管柄付き骨膜移植による手指再建の手技と課題 国立病院機構呉医療センター 中国がんセンター整形外科 蜂須賀裕己 濱田宜和 下瀬省二 濱崎貴彦 泉田泰典 藤森淳 森亮 はじめに 当科は血管柄付き骨膜を折り紙の様に組み立てて移植する手指関節再建法を開発した 本法は従来の足趾関節移植に代わって可動性の高い成人手指関節の再建方法であり これまでその良好な成績を紹介した 最長経過観察期間は 5 年以上となり 手技はほぼ確立されつつあるが同時に課題も明らかになりつつある 今回我々は手技とその課題に焦点を当てて報告する 対象 症例は当科で折り紙式血管柄付き骨膜移植 (Origami Vascularized Periosteum Flap:Origami Flap) を施行した 5 例である 平均年齢 56 歳 部位は母指 IP/MP 関節各 1 例 PIP 関節 3 例 経過観察期間は平均 2 年 2 カ月 手術手技 血管柄付き骨 骨膜を膝内側から採取した後 片側関節再建では切り込みを入れて折り畳み縫合して関節面 指節骨 靭帯 腱付着部を作成した 全関節再建は二つの骨片を骨膜につけた状態とし 骨を包むように骨膜を縫合して骨膜ヒンジを作成した 方法 再建部位の疼痛 手指機能 画像所見と追加手術について検討した 結果 疼痛は平均 VAS8mm 関節可動域 50 ピンチ力患健側比 100% DASH4 点であった 画像所見では変形性関節症様の変化を認めた症例が 3 例あった 追加手術として 3 例で腱剥離を要した 考察 Origami Flap の術後機能は全般的に良好であるが 良好な可動域を得るためには腱剥離が必要となる また 母指 MP 関節では支持性の改善が課題になることが示唆された

81 一般演題 1 手指骨折 第 1 会場 (9F 大会議室 901)15:25 15:50 O1-2 当院における指部背側の骨傷を伴う軟部組織欠損症例の治療法に関する検討 1) 徳島県鳴門病院手の外科センター 2) 田岡病院 日比野直仁 1 山野雅弘 1 佐藤亮祐 1 寺井智也 1 近藤研司 1 2 高井宏明 緒言 指部背側は軟部組織が薄く 外傷により皮膚欠損 伸筋腱欠損 骨軟骨欠損に至りやすい 当院で行った指部背側の軟部組織欠損を伴う外傷に対する治療方法を調査したので報告する 方法 2011 ~ 2017 年に加療した 7 例 男性 7 例 平均年齢 50 歳を対象とした 伸筋腱区分 再建を要した組織 ( 骨 軟骨 伸筋腱 皮膚 ) 再建方法を後ろ向きに調査した 結果 罹患部位の伸筋腱区分は Zone I ~ III:3 例 II:1 例 III:1 例 III ~ V:1 例 V:1 例であった 骨軟骨の再建には肋軟骨 :2 例 遊離腸骨 :2 例 放置 :3 例であり 関節を温存再建したのが 5 例 関節固定術が 2 例であった 皮膚の再建は逆行性背側中手骨動脈皮弁が 3 例 遊離大腿骨内顆からの骨膜移植 + 植皮が 2 例 遊離静脈皮弁が 1 例 遊離外側上腕皮弁が 1 例であった 伸筋腱の再建には静脈皮弁に長掌筋腱を合併移植が 1 例 逆行性背側中手動脈皮弁に固有示指伸筋腱を合併が 2 例であった 考察 指部背側皮膚欠損の再建は第一選択として 有茎の逆行性背側中手骨動脈皮弁が用いられ 様々な理由から実施不能な場合に他の皮弁が選択されていた 骨欠損の再建に関しては 年齢 社会背景 罹患指 外傷の程度により PIP 関節を温存可能かどうかで種々の再建が行われていた

82 一般演題 1 手指骨折 第 1 会場 (9F 大会議室 901)15:25 15:50 O1-3 術後早期にスポーツ復帰を許可した手指骨折の 2 例 藤田保健衛生大学整形外科 黒岩宇 志津香苗 長谷川正樹 志貴史絵 船橋拓哉 鈴木克侍 はじめに 骨折において骨癒合を確認してからスポーツ復帰を許可することが一般的である 今回我々は 骨癒合前に術後早期にスポーツ復帰を許可した手指骨折の 2 例を経験したので 文献的考察を加え報告する 症例 1 18 歳女性 ソフトボール部所属 右投げ右打ち外野手 ソフトボール中にデッドボールを受け受傷し 左小指中手骨基部関節内骨折を認めた 約 7 週後に県体会があり 出場を希望された 受傷 11 日目に手術を施行 術後 1 週で外固定除去し 術後 3 週で K-wire 抜去した 術後 4 週よりフリーバッティングを開始し フルグリップは許可しなかったが 県体会に参加可能であった 術後 2 か月の時点で可動域制限なく VAS 0 であった 症例 2 24 歳男性 医学部バスケットボール部所属 右利き バスケットボール中に相手と接触受傷し 左中指骨性 mallet を認めた 約 8 週後に西医体があり 出場を希望された 受傷 9 日目に手術を施行 術後 5 週で抜釘し自動 ROM 開始 術後 6 週よりテーピングでの練習を許可し 西医体に参加可能であった 術後 2 か月の時点で中指 DIP 関節の自動屈曲 40 VAS 20 であった 考察 患者の理解が良好であれば 完全な骨癒合を待たずにスポーツ復帰を許可してもよいと考える

83 一般演題 2 神経 第 2 会場 (9F 大会議室 902)15:45 16:25 O2-1 破格長掌筋腱を伴った手根管症候群の 1 例 1) 有田市立病院整形外科 2) 有田市立病院和歌山手の外科研究所 山中学 1 辻本修平 1 2 谷口泰徳 はじめに 破格長掌筋腱を伴った手根管症候群の稀な 1 例を経験したので報告する 症例 67 歳男性 職業は畳職人 約 1 年前より右手掌にシビレを自覚し最近 右母指球筋の萎縮が生じてきた 既往歴に糖尿病を認めた Tinel sign は陽性 Phalen test も陽性であった また 電気生理学的検査では 右正中神経の終末潜時が 8.64ms と遅延を認めた 単純レントゲン検査では 右手根管内には明らかな占拠性病変は認めなかった 右手根管症候群の診断にて手根管開放術を行った 術中所見では 横手根靭帯は著明に肥厚しており 横手根靭帯を切開すると手根管内に破格腱が存在し その橈側を正中神経が走行していた 破格腱は手掌腱膜の深層部に停止していた 正中神経は横手根靭帯によって著明に圧迫されていたが 破格腱による圧迫は認めなかった為 横手根靭帯のみ切離し手術を終了した 術後 2 週間時には右示指のシビレは消失し 術後 6 週間時には手掌のシビレ及び右母指球筋の改善を認めた 考察 本症例は畳職人であり 手掌をよく使うことにより横手根靭帯が肥厚したことにより発症したと考えられた また 長母指屈筋 浅指屈筋 深指屈筋が全て存在しており 破格腱の走行から長掌筋の破格である Palmaris profundus であると思われた 結語 Palmaris profundus を伴った手根管症候群という非常に稀な症例を経験し 手根管解放術により症状が改善したため 文献的考察を加えて報告した

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85 一般演題 2 神経 第 2 会場 (9F 大会議室 902)15:45 16:25 O2-3 橈骨遠位端骨折に合併した尺骨神経麻痺の 1 例 名古屋掖済会病院整形外科 リウマチ科 村山敦彦 渡邉健太郎 太田英之 目的 橈骨遠位端骨折に正中神経麻痺を合併することはしばしばあるが 今回 稀な橈骨遠位端骨折に尺骨神経麻痺を合併した症例を経験したので報告する 症例 症例は 29 歳の男性で 乗用車を運転中に電柱に衝突し受傷した 初診時所見として 手関節の背屈 橈屈変形が著明で 手関節痛と尺骨神経領域の感覚障害を認めたが 粗大な手指運動は可能であった レントゲン上 手関節面に近い部位における橈骨遠位端骨折と尺骨茎状突起骨折を認めた 腋窩伝達麻酔下に徒手整復を行ったのちギプス固定とし 受傷 6 日目に橈骨をプレートとスクリューで 尺骨をプレートで内固定を行った 術後も尺骨神経領域の異常感覚は残存し 手関節尺側における Tinel 様叩打痛を認め Froment 徴候陽性 手指内外転不能 鉤爪変形が顕在化した MRI では明らかな神経断裂は認めなかったが 神経伝導速度では not evoked で 針筋電図で手関節より遠位の尺骨神経支配筋の脱神経所見を認めた 内固定術後 8 週で神経剥離術を施行した 橈骨骨折部より 3cm 近位で 周辺組織との癒着が高度であった 術後 2 か月の現在 尺骨神経麻痺は改善傾向にある 考察 高エネルギー外傷で転位が著明な症例では尺骨神経麻痺を合併する可能性があることを認識する必要がある 骨接合時に神経の状態を確認すべきか否かは議論のあるところであるが 回復しない場合は早期に神経剥離術を行なうことが望ましい

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結果 上記の運動の概念を得た 2010 年 10 月以降に治療を行った PIP 背側脱臼損傷 19 指のうち 6 指に ORIF を施行した 結果 PIP 関節伸展平均 -2 度 屈曲平均 96 度であった 考察 掌側板と側方支持機構や伸筋腱は吊り輪状に連結しており リンクした運動をしている PIP 主題 1. 指骨骨折の治療 T1-1. 手指基節骨 中手骨骨折のナックルキャストによる保存的早期運動療法小郡第一総合病院整形外科坂本相哲 土井一輝 服部泰典 はじめに 基節骨 中手骨骨折治療の重要点は 回旋変形をきたさないこと 関節拘縮 腱癒着を予防することである 観血的治療により骨折の解剖学的整復ができても 関節拘縮や腱癒着を生じると著明な機能障害が残存する 石黒らが発表したナックルキャストによる保存的早期運動療法はこれらの問題を回避することができ

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