建物火災 100 件当たりの死者数の推移 S46 S49 S50 S53 S54 S57 S58 S61 S62 H2 H3 H6 H7 H10 H11 H14 H15 H18 H19 H22 H23 H26 規模によらずすべてに自動火災報知設備を設置

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なごみしんまつ
5 years ago
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1 火災予防の現状資料 4

2 建物火災 100 件当たりの死者数の推移 S46 S49 S50 S53 S54 S57 S58 S61 S62 H2 H3 H6 H7 H10 H11 H14 H15 H18 H19 H22 H23 H26 規模によらずすべてに自動火災報知設備を設置寝室階段等に住警器を設置飲食店待合物品販売店舗旅館ホテル病院診療所福祉保健施設複合用途事務所官公署一般住宅飲食店の延べ床面積別火災 100 件当たりの死者数 0~149m2 150~299m2 300m2~ 合計平成 7 年 ~11 年平成 12 年 ~16 年平成 17 年 ~21 年平成 22 年 ~26 年平均 ( 過去 20 年間 )

飲食店火災等における焼損床面積等の状況住宅火災における平均焼損床面積は住警器未設置で約 59 m2 住警器設置で約 31 m2 60.0 40.0 20.0 0.0 300 m2未満の飲食店の火災のボヤで止まった割合は約 6 割平均焼損床面積は 25 m2程度用途 59.

3 飲食店火災等における焼損床面積等の状況住宅火災における平均焼損床面積は住警器未設置で約 59 m2 住警器設置で約 31 m m2未満の飲食店の火災のボヤで止まった割合は約 6 割平均焼損床面積は 25 m2程度用途 59.0 設置無飲食店 (3 項イロ ) 旅館ホテル (5 項イ ) 物販店 (4 項 ) 全用途 (1 項 ~16 項 ) 火災の件数 (a) ( 1) 1,716 件 (745 件 ) 139 件 (208 件 ) 597 件 (380 件 ) 19,468 件 (16,756 件 ) ボヤの件数 (b)< 率 (b/a)>( 1) 1,031 件 (513 件 ) <60.1%(68.9%)> 58 件 (127 件 ) <41.7%(61.1%)> 354 件 (281 件 ) <59.3%(73.9%)> 10,487 件 (11,126 件 ) <53.9%(66.4%)> 平均焼損床面積 ( 2) 24.3 m2 (34.1 m2 ) 48.2 m2 (78.2 m2 ) 34.9 m2 (64.3 m2 ) 32.4 m2 (43.3 m2 ) 飲食店での火災における初期消火実施率は約 7 割用途設置有住宅火災における平均焼損床面積 (H25~H27) 30.5 飲食店 (3 項イロ ) 旅館ホテル (5 項イ ) 物販店 (4 項 ) ( 数値は年の合計 ) 1 件数は平成 17 年 ~21 年の 5 年間の合計なおボヤとは火災建物の焼損床面積 =0 の火災 2 平均焼損床面積は焼損床面積合計を火災件数 (a) で除したもの 3 調査時点では自動火災報知設備は飲食店旅館ホテル物販店ともに床面積 300 m2以上で義務付け旅館ホテルは新築は H27 以降既存は H30 以降に全て義務付けまた ( ) 内は自動火災報知設備の設置義務のある延べ面積 300 m2以上 999 m2未満の値を示す ( 数値は平成 26 年中 ) 全用途 (1 項 ~16 項 ) 火災の件数 ( 全面積 ) 600 件 131 件 353 件 11,648 件初期消火実施件数 < 率 > 426 件 <71.0%> 102 件 <77.9%> 226 件 <64.0%> 7,738 件 <66.4%> 150m2未満の火災の件数 216 件 5 件 48 件 1,588 件初期消火実施件数 < 率 > 154 件 <71.3%> 4 件 <80.0%> 26 件 <54.2%> 950 件 <59.8%> 件数は平成 26 年中の合計 0.52 倍 10.1 設置無 7.0 設置有 0.69 倍住宅火災 100 件当たりの死者数 (H25~H27) 住宅の寝室階段等に住宅用火災警報器を設置した効果として焼損床面積は半減火災 100 件当たりの死者数は 2/3 に減少 2

4 糸魚川火災を踏まえた火災予防のあり方について 1. 基本的な考え方 ( 案 ) 本件火災のような木造建築物が密集した地域では 1 件の火災が大規模な火災に繋がる危険性があることから建築物の立地状況や居住者特性等を十分に踏まえた上で地域の火災予防に関する意識をより一層高め街ぐるみで住宅や小規模飲食店等の出火防止対策火災の早期覚知対策初期消火の実効性向上対策等に取り組むことが必要であるその際高齢社会において火災予防対策の実効性を向上させる観点も重要である 2. 火災予防対策の実効性向上対策 ( 案 ) アイ住宅における火災予防対策の徹底本件火災のような木造建築物が密集した地域内の建築物の大半を占める住宅における防火対策の徹底を図ることが必要ではないか火災予防対策 ( ア ) 出火防止対策具体的な例継続的な防火意識の啓発 ( 寝たばこ防止の注意喚起ストーブやこんろ等の火気使用設備の適正使用カーテンや寝具等の防炎品の推奨 ) ( イ ) 火災の早期覚知対策住宅用火災警報器の設置交換の推進連動型住宅用火災警報器の普及 ( ウ ) 初期消火対策小規模飲食店等における火災予防対策の徹底消火器や住宅用消火器の設置街ぐるみでの初期消火訓練の実施消火用水バケツ街頭消火器スタンドパイプの活用本件火災のような木造建築物が密集した地域内の小規模飲食店等にあっては次の防火対策を講ずることが必要ではないか火災予防対策 ( ア ) 出火防止対策具体的な例厨房設備と可燃物との離隔距離の確保グリスフィルター等の適切な維持管理監視人の配置壁面やダクト内の油脂等の清掃の徹底 ( イ ) 火災の早期覚知対策監視人の配置 ( 厨房における住宅用火災警報器の設置 ) ( ウ ) 初期消火対策厨房における油火災に対応する消火器の設置 3

5 住宅における火災予防対策の徹底 1 件の出火が大規模な火災に繫がる危険性のある木造建築物が密集する地域等には多くの木造戸建て住宅等が立地するため住宅防火対策を推進することが極めて重要住宅における出火防止火災の早期覚知初期消火の実効性向上を図るため啓発コンテンツの活用や充実を図りつつ当該地域で重点的に住宅防火指導を実施する必要があるのではないか防炎品の普及住宅においてはカーテン等の防炎物品のほかエプロン等の防炎製品 ( ) の使用を推奨 ( 消防法による使用義務のない防炎性能を有する製品消防法では高層建築物飲食店病院等の防火対象物におけるカーテン等について防炎物品の使用を義務付け ) 全国火災予防運動時や毎年の住宅防火防災キャンペーン等でPRするほか防炎効果や燃焼比較実験奏功事例をWeb ページ上で紹介出火防止の啓発住宅用火災警報器の設置維持管理 ( 義務 ) 戸別訪問による働き掛けマスメディアと連携した広報映像資料の活用奏功事例の紹介等住宅用消火器初期消火映像の周知リーフレットの配布等 < こんろ > リーフレット調理油過熱防止装置等 (H20.10 義務化 ) の普及出火状況と対策 ( 高齢者向けあり ) 映像資料こんろ火災の恐怖とその対処方法等 < たばこ > リーフレット出火状況と対策 ( 高齢者向けあり ) 映像資料小さな火種の知られざる恐怖 ~たばこ火災を防ぐために~ 等 < ストーブ > リーフレット出火状況と対策 ( 高齢者向けあり ) 映像資料洗濯物を石油ストーブ上で乾かした場合の火災危険等 < 放火 > リーフレット出火状況と対策放火防止対策戦略プラン地域の放火危険性を PDCA サイクルで評価し対策等高齢者宅の防火訪問木密地域の防火講話 4

6 飲食店におけるこんろ火災の実態住宅火災を除く建物火災の1 割強はこんろ火災こんろ火災は飲食店及び複合用途で全体の4 分の3を占める建物火災 ( 住宅火災以外 ) の主な出火原因 (H27 年中 ) こんろ火災の火元建物用途別出火件数 ( 住宅除く ) (H27 年中 ) 建物火災 ( 住宅火災以外 ) 放火放火の疑いこんろたばこ電灯電話等の配線電気機器 10,100 件 1,387 件 460 件配線器具 13.7 % 4.6 % 1,117 件 329 件電気装置 11.1 % 3.3 % 683 件 288 件たき火 6.8 % 2.9 % 510 件 269 件ストーブ 5.0 % 2.7 % 496 件 185 件溶接機切断機 4.9 % 1.8 % 電灯電話等の配線屋内の電気使用場所において固定して施設する電線等電気機器冷蔵庫冷暖房機照明器具等配線器具スイッチプラグアダプター等電気装置変圧変流器モータコンデンサその他の用途 137 件 (12.3%) その他 133 件 (12.3%) その他 133 件 (12.3%) その他の用途 137 件 (12.3%) 非特定複合用途 136 件 (12.2%) 非特定複合用途 136 件 (12.2%) こんろ火災のこんろ火災の出火件数 1,117 件 1,117 件飲食店 212 件 (19.0%) 飲食店 212 件 (19.0%) 特定複合用途 499 件 (44.7%) 特定複合用途 499 件 (44.7%) その他の用途は各々 0~29 件の出火件数飲食店火災の件数は毎年 550 件程度営業時間帯の出火件数が多く初期消火率も高い飲食店火災 (3 項ロ ): 平成 27 年 536 件平成 26 年 583 件平成 25 年 588 件飲食店火災の約 4 割がこんろ火災でありこんろ火災の約 6 割がその場を離れている間に出火したもの飲食店火災中のこんろ火災: 平成 27 年 212 件 (39.6%) 平成 26 年 210 件 (36.0%) 平成 25 年 204 件 (34.7%) 当該こんろ火災中で放置する忘れるを原因とする火災: 平成 27 年 123 件 (58.0%) 平成 26 年 134 件 (63.8%) 平成 25 年 120 件 (58.8%) 5

7 飲食店におけるこんろ火災の実態平成 20 年 10 月より家庭用ガスこんろには調理油過熱防止装置の設置が義務化され一般住宅におけるこんろ火災は徐々に減少しているこれに対して業務用ガスこんろには調理油過熱防止装置が設置されたものは存在せず注 ) 有効な出火防止対策が講じられていない住宅のこんろ火災: 平成 20 年 4,120 件平成 27 年 2,304 件 (44.1% 減対 H20 年 ) 飲食店のこんろ火災: 平成 20 年 208 件平成 27 年 212 件 (1.9% 増対 H20 年 ) 注 ) ガス機器関連団体からの聞き取りによる火災予防条例により一般住宅の台所に住宅用火災警報器の設置を義務化している地方公共団体は約 1 割ある台所への住宅用火災警報器の設置を義務化している市区町村数: 185/1,727(10.7%)( 平成 22 年 4 月 1 日現在 ) < 都道府県別市区町村数 >1 都 1 道 2 府 6 県都道府県名市区町村数都道府県名市区町村数北海道 ( 札幌市ほか ) 8 愛知 ( 名古屋市ほか ) 21 宮城 ( 仙台市ほか ) 34 滋賀 ( 草津市ほか ) 4 千葉 ( 千葉市ほか ) 21 京都 ( 京都市ほか ) 26 東京 (23 区ほか ) 56 大阪 ( 大阪市 ) 1 神奈川 ( 横浜市ほか ) 9 兵庫 ( 神戸市ほか ) 5 6

8 飲食店におけるこんろ火災の実態と防火対策の考え方自動火災報知設備又は住宅用火災警報器の設置義務のない小規模飲食店等についてもすべて住宅用火災警報器の設置を義務付ける必要があるのではないかとの意見がある小規模飲食店に対する住宅用火災警報器の設置義務化について主要な消防本部に意見照会したところ次のような意見があった一般住宅と比べて人的物的被害ともに小さい小規模飲食店に自動火災報知設備又は住宅用火災警報器の設置義務を課すことは過剰規制ではないか調理中に監視人を置くこととされている飲食店ではその場を離れるとしても通常はすぐに戻れる範囲内であり火災の覚知遅れは起きにくいのではないか今回の火災のように出火時に厨房付近に誰もいない場合住宅用火災警報器の警報音が壁や扉により減衰し誰も気付かない可能性が高く防火上の効果は限定的ではないか小規模飲食店の厨房には熱式の住宅用火災警報器注) を設置することが考えられるが煙式と比べて覚知までに時間を要するため初期消火の効果は限定的ではないか注 ) 感知器周辺温度が 65 程度に熱せられた時に発報するもの一般的には煙式であるが調理中の煙により作動する可能性ありまた飲食店火災の 3 割強は油火災で水での初期消火は困難であるため消火器による初期消火が必要ではないかという意見がある飲食店火災中で動植物油類へ着火した火災: 平成 27 年 193 件 (36.0%) 平成 26 年 197 件 (33.8%) 平成 25 年 194 件 (33.0%) 政令指定都市の約 8 割中核市の約 5 割は火気を使用する場所での消火器の設置を火災予防条例により義務付けている 7

9 飲食店におけるこんろ火災の防火対策が必要な地域の考え方木造の建築物が密集した地域など大規模な火災につながる危険性が高い地域であると地方公共団体が認める地域に限ってこんろ火災を早期覚知し初期消火するための防火措置を求めることも考えられるがどのような地域に限定することがあり得るか第 3 回検討会 (3 月 9 日 ) 資料 3 強風下等における消防活動等を想定した各種基準等の事例より再掲 1 木造建築物が密集した地域を危険区域として指定するにあたっての基準 ( 例 ) 地勢区域の地形道路及び水利状況などを考慮し指定している例 1) 一街区における消防ポンプ自動車進入限界地点から木造密集地域までの距離により指定 ( ホース 10 本以上 50m 以上 100m 以上 ) 建築事情建ぺい率戸数建築物の構造密集度などを考慮し指定している例 1) 一街区における木造建築物の割合により指定 (50~80%) 上記の地勢建築事情等を複合的に勘案し消防活動が困難地域として指定している他機関の指標等市町村が都市計画として市街地における火災の危険性を防除するため定める地域防火地域準防火地域地震時等に著しく危険な密集市街地また工業地域などを用いて地域を指定しているその他強風が予想される地域危険物施設アーケード商店街旅館街延焼拡大の危険性が大きい地域消防長又は消防署長が定める地域予想焼失面積により指定 (600 m2以上 1,000 m2以上 10,000 m2以上 ) 不燃領域率 (40% 未満 ) 木防率 ( 耐火性能の低い木造建築物が占める割合 2/3 以上 ) 延焼抵抗率 ( 延焼のおそれが小さいエリアが占める割合 35% 未満 ) 住宅戸数密度 (80 戸 /ha 以上 ) 8

すべて消火器具義務就寝を伴う福祉施設飲食店物販店ホテル共同住宅デイサービス工場倉庫学校一般住宅義務付けなし義務付けなし消火器具義務義務付けなし

10 自動火災報知設備等の設置基準 ( 再掲 ) 自動火災報知設備及び住宅用火災警報器の設置基準 ( 消防法施行令第 21 条消防法第 9 条の 2) 第 4 回検討会 (3 月 24 日 ) 資料 6 より ( 再掲 ) 消火器具の設置基準 ( 消防法施行令第 10 条 ) 延べ面積 ( m2 ) 0m2 150m2 300m2劇場カラオケすべて消火器具義務就寝を伴う福祉施設飲食店物販店ホテル共同住宅デイサービス工場倉庫学校一般住宅義務付けなし義務付けなし消火器具義務義務付けなし消火器具義務政令指定都市の約 8 割中核市の約 5 割火災予防条例により火気を使用する場所での消火器の設置を義務付け第 4 回検討会 (3 月 24 日 ) 資料 6 より ( 再掲 ) 9

11 防炎規制非常警報設備消火器具スプリンクラー設備自動火災報知設備誘導灯 ( カーテンじゅ防火管理者 ( 2) ( m2 ) ( m2 ) ( m2 ) うたん等 ) イ劇場等全部 (1) 平屋建以外 6,000 ロ集会場等 150 イキャバレー等 300 ロ遊技場等 (2) 全部平屋建以外 6,000 ハ性風俗店舗等収容人員 50 人全部あり収容人員 30 人ニカラオケ等全部イ料理店等 (3) 平屋建以外 6,000 ロ飲食店 300 (4) 百貨店等 150 平屋建以外 3,000 イ旅館等平屋建以外 6,000 全部収容人員 20 人 (5) ロ共同住宅等 11 階以上の階 500 収容人員 50 人地階無窓階 11 階以上の階 31mを超える建築物収容人員 50 人 (1)~(3) 全部 (1)(2) 全部 (3) 平屋建以外 3,000 (1)~(3) 全部イ病院等収容人員 20 人収容人員 30 人 (4)150 (4) 平屋建以外 6,000 (4)300 (6) ロ老人入所施設等全部全部全部全部あり収容人員 10 人ハ老人デイサービス等宿泊は全部その他 300 収容人員 50 人 150 平屋建以外 6,000 収容人員 30 人ニ特別支援学校等 300 (7) 学校等階以上の階 500 収容人員 50 人地階無窓階 11 階以上の階 31mを超える建築物収容人員 50 人 (8) 図書館等イ蒸気浴場等平屋建以外 6, 収容人員 20 人あり収容人員 30 人 (9) 150 全部ロ一般浴場等 500 (10) 車両停車場 mを超える建築物 (11) 神社等 1,000 イ工場等 11 階以上の階 (12) 500 ロスタジオ等あり収容人員 50 人地階無窓階 11 階以上の階イ車庫等 (13) ロ特殊格納庫全部収容人員 50 人 31mを超える建築物 (14) 倉庫ラック式倉庫天井高 >10mかつ (15) 前各項以外階以上の階 1,000 イ特定複合用途特定 3,000 で特定用途の存する階 ( 1) 300 全部一部あり収容人員 30 人 (16) ( 1) ロ非特定複合用途 11 階以上の階 ( 1) 地階無窓階 11 階以上の階 31mを超える建築物収容人員 50 人 (16) の2 地下街 1, 収容人員 30 人全部あり (16) の3 準地下街全部 1,000かつ特定かつ特定 (17) 重要文化財等の建造物全部収容人員 50 人 11 階以上の階 - 31mを超える建築物 (18) 延長 50m 以上のアーケード住宅 - 消防法令における用途別の規制 - 住警器すべて義務 ( 階段寝室 ) 一般的な設置基準を記載しておりこの表に記載していない設置基準もある 1 各用途の設置基準に従って設置 2 非常警報設備の設置が義務となった場合においても自動火災報知設備の設置がある場合には非常警報設備の設置は免除可 10

( 参考 ) 延焼危険性の高い地域の評価事例東京消防庁防災部 < 東京都の地震時における地域別延焼危険度測定 ( 第 9 回 )> 町丁目内で1 件の建物火災が発生した場合 6 時間後に平均でどの程度燃え広がるかを危険度のランクとして評価気象条件 : 一般的に延焼しやすい条件となる冬の気象条件を想定 ( 風向 : 北北西風速 :6m/s 湿度:50%)

60,000 平方メートル ~ 100,000 平方メートル未満 6 30,000 平方メートル ~ 60,000 平方メートル未満 5 15,000 平方メートル ~ 30,000 平方メートル未満 4 5,000 平方メートル ~ 15,000 平方メートル未満 3 1,500 平方メートル ~ 5,000 平方メートル未満 2 300 平方メートル ~ 1,500

12 ( 参考 ) 延焼危険性の高い地域の評価事例東京消防庁防災部 < 東京都の地震時における地域別延焼危険度測定 ( 第 9 回 )> 町丁目内で1 件の建物火災が発生した場合 6 時間後に平均でどの程度燃え広がるかを危険度のランクとして評価気象条件 : 一般的に延焼しやすい条件となる冬の気象条件を想定 ( 風向 : 北北西風速 :6m/s 湿度:50%) 出火点の設定 : 各 250m メッシュをさらに 9 分割し各分割の中心に最も近い木造建物または防火造建物に出火点を設定各分割の中心付近に木造建物と防火造建物のいずれも無い場合には準耐火造建物または耐火造建物に出火点を設定ランク延焼面積または焼失面積 9 150,000 平方メートル以上 8 100,000 平方メートル ~ 150,000 平方メートル未満 7 60,000 平方メートル ~ 100,000 平方メートル未満 6 30,000 平方メートル ~ 60,000 平方メートル未満 5 15,000 平方メートル ~ 30,000 平方メートル未満 4 5,000 平方メートル ~ 15,000 平方メートル未満 3 1,500 平方メートル ~ 5,000 平方メートル未満平方メートル ~ 1,500 平方メートル未満 1 1 平方メートル ~ 300 平方メートル未満 0 0 平方メートル消防隊や住民の消火活動を考慮せず消火活動が行われない場合にどのくらい燃え広がるかで測定し評価延焼シミュレーションを実施し出火から 6 時間後の延焼面積及び焼失面積を記録算出した延焼 ( 焼失 ) 面積から表により 10 ランクに区分ランク6 以上の地域は危険区域警防計画を策定 11

13 ( 参考 ) 延焼危険性の高い地域の評価事例東京消防庁防災部東京消防庁 HP より訓練用防災マップ 12

( 参考 ) 延焼危険性の高い地域の評価事例岡崎市総合災害危険判定地震による災害リスクは延焼と避難消防活動の困難さが主なものと考えこれらの危険度評価を重ね合わせ総合災害危険度として評価 < 総合災害危険判定方法 ( 図 )> < 災害危険度判定の各項目 > 1 地区の延焼の危険性 ( 延焼クラスターによる危険度 )

道路が閉鎖する確率を路線ごとに算定この道路閉鎖確率が高い路線の割合を地区ごとに算出し道路通行の困難性を 5 段階の危険度で判定 3 消防活動の困難性 ( 消防活動の困難区域率による危険度 ) 大規模地震時に有効とされる消防水利 ( 防火水槽など ) の位置とその有効消防水利からの消防ホースの届く距離を考慮し消防活動困難区域率を算定

14 ( 参考 ) 延焼危険性の高い地域の評価事例岡崎市総合災害危険判定地震による災害リスクは延焼と避難消防活動の困難さが主なものと考えこれらの危険度評価を重ね合わせ総合災害危険度として評価 < 総合災害危険判定方法 ( 図 )> < 災害危険度判定の各項目 > 1 地区の延焼の危険性 ( 延焼クラスターによる危険度 ) 延焼クラスターとは地震に伴う火災が消防活動が全く行われずに放置された場合の延焼範囲 1 つの延焼クラスター内に 1,000 棟以上の建物がある地区を延焼危険が高い地区と判定 < 災害危険度判定の項目 ( フロー )> 2 道路通行の困難性 ( 道路閉鎖確率による危険度 ) 大規模地震時に建物等の倒壊により発生するがれき等により道路が閉鎖する確率を路線ごとに算定この道路閉鎖確率が高い路線の割合を地区ごとに算出し道路通行の困難性を 5 段階の危険度で判定 3 消防活動の困難性 ( 消防活動の困難区域率による危険度 ) 大規模地震時に有効とされる消防水利 ( 防火水槽など ) の位置とその有効消防水利からの消防ホースの届く距離を考慮し消防活動困難区域率を算定この消防活動困難区域率を消防活動困難性として 5 段階の危険度で判定 4 一時避難の困難性 ( 一時避難困難区域率による危険度 ) 避難場所や都市公園といった震災時に避難可能な場所までの距離によって一時避難の困難性を判定避難場所等からの直線距離が 350m( 歩行距離 500m) 以上となる市街地の区域の割合を一時避難困難区域率として算定し 5 段階の危険度で判定 13

15 ( 参考 ) 延焼危険性の高い地域の評価事例岡崎市 14

16 再掲第 2 回 (2 月 24 日 ) 資料 1-3 ( 参考 ) 防火地域準防火地域 ( 参考 ) 防火地域準防火地域全国で防火地域 31,222ha 準防火地域 315,886haが指定されている ( 平成 27 年 3 月末現在 ) 都市的土地利用がなされている国土 651 万 ha のそれぞれ0.5% 4.8% を占める ( 国土 3,780 万 haのうち道路 137 万 ha 宅地 137 万 ha その他 324 万 haの面積 ( 農地森林原野等水面河川水路を除く )( 平成 24 年現在 ) 15

17 ( 参考 ) 防火地域準防火地域再掲第 2 回 (2 月 24 日 ) 資料

18 ( 参考 ) 地震時等に著しく危険な密集市街地について 17

教授 ) において本件火災の発生状況や今後の消防のあり方について検討が行われた検討会での検討結果を踏まえてとりまとめられた報告書では火災予防対策として以下のように提言がなされた延べ面積 150 m2未満の飲食店にあっては一部の地方公共団体の火災予防条例により消火器の設置が義務付けられて

教授 ) において本件火災の発生状況や今後の消防のあり方について検討が行われた検討会での検討結果を踏まえてとりまとめられた報告書では火災予防対策として以下のように提言がなされた延べ面積 150 m2未満の飲食店にあっては一部の地方公共団体の火災予防条例により消火器の設置が義務付けられてエアコン消防法施行令の一部を改正する政令等予防課 1 はじめにこれまで飲食店等 ( 消防法施行令 ( 昭和 36 年政令第 37 号 ) 別表第 1(3) 項に掲げる防火対象物をいう以下同じ ) においては延べ面積 150m2以上のものに限り消火器具の設置が義務付けられていたところであるが延べ面積 150m2未満の飲食店等 ( 以下小規模飲食店等という ) における初期消火を確実に実施し