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1 平成 29 年 5 月 岩見沢市国民健康保険

2 目次 はじめに (P3) 1. 岩見沢市国民健康保険被保険者の医療費分析 (P4-P8) (1) 被保険者の基礎データ (2) 高額レセプトの分析 (3) 医療費の分析 (4) 人工透析患者の実態 (5) 健康診査データによるCKD 重症度分類 2. (P9-P15) (1) 対象者抽出 (2) 検査数値の変化 ( 効果まとめ ) (3) 自己管理行動の実施状況の変化 (4) 指導終了者の透析移行状況 3. 高血圧症の重症化予防 (P16-P18) (1) 高血圧症者指導の状況 (2) 高血圧症者の効果分析 (3) 自己管理行動の実施状況の変化 4. 総評 (P19) Ⅱ 受診行動の適正化等の取組み 1. 多受診者指導による受診行動適正化 (P20-P21) (1) 多受診者の実態 (2) 多受診者指導の状況 (3) 多受診者指導の効果分析 2. 特定健診及び医療機関受診勧奨 (P22) (1) 受診勧奨通知の状況 効果分析 Ⅲ ジェネリック医薬品の利用促進 1. ジェネリック医薬品への切替ポテンシャル (P23-P24) (1) ジェネリック医薬品への切替ポテンシャル (2) 薬剤処方状況 2. ジェネリック医薬品差額通知の効果 (P25) (1) 効果概要 (2) 普及率の推移 P 2

3 はじめに 岩見沢市は 顕在化する健康課題について 生涯にわたる健康づくりの取組みを 市民 企業 団体が主体的に推進し 健康寿命 ( 健康で自立した生活を送ることができる期間 ) を延長させることを目指し 岩見沢市健康増進計画 を平成 27 年 3 月に策定しました 糖尿病は 合併症を発症するにいたると 失明や下肢切断 人工透析の導入による QOL( 生活の質 ) の低下などをもたらすこともある重大な病気ですが 2012 年国民健康 栄養調査 によれば 糖尿病と糖尿病予備軍の合計は2,050 万人で 国民の5 人に1 人が糖尿病か糖尿病予備軍と推計されています 昨今 健康寿命を延ばすことが重要であると言われており 市民の健康寿命を延ばす上で 糖尿病対策に市をあげて取り組むことが大切です また 岩見沢市民の約 4 分の1は 岩見沢市国民健康保険の被保険者ですが 被保険者一人あたりの医療給付費はここ数年来増加傾向にあり 国民皆保険制度を支える国保財政の健全 安定な運営を図る上においても 病気の発症予防や重症化予防等により区民の健康を維持 改善し 医療費の適正化を図ることが求められております 平成 27 年度に開始いたしました本事業は 岩見沢市国民健康保険の被保険者のレセプトデータを分析することによって プログラムの参加対象として適切な被保険者や ジェネリック医薬品への切替により医療費の軽減が見込まれる被保険者などが判別できるため 各事業を効果的に行うものです 本事業に含まれる一連の取組みは 被保険者のQOL( 生活の質 ) の維持 向上及び国保財政の健全 安定的な運営に資するものであるとともに 厚生労働省が推進する 医療 健康データを活用した効果的な保健事業の実施の先行的事例の一つであり 岩見沢市としては PDCAサイクルを活用しながら さらに取組の充実を図ってまいります P 3

4 1. 岩見沢市国民健康保険被保険者の医療費分析 事業内容 レセプト及び特定健診のデータを基に 統計分析にとどまることなく 分析結果を活用して保健事業を実施することを目的に医療費分析を行った (1) 被保険者の基礎データ 岩見沢市国保被保険者の平成 27 年 4 月 ~ 平成 28 年 3 月診療分 (12 カ月分 ) の入院 (DPC を含む ) 入院外 調剤の電子レセプト及び平成 27 年度健診データを分析した 被保険者数 平均患者数 患者一人当たり平均医療費 レセプト 1 件当たり平均医療費 月間平均 21,529 人 10,947 人 57,657 円 26,039 円 (2) 高額レセプトの分析 発生しているレセプトのうち 診療点数が 5 万点以上のものを高額レセプトとし 集計した 高額レセプトは 月間平均 208 件発生しており レセプト件数全体の 0.9% を占める 高額レセプトの医療費は月間平均 1 億 9,984 万円程度となり 医療費全体の 31.7% を占める 高額レセプトの要因となる疾病を以下の通り示した 医療費分解後 患者毎に最も医療費がかかっている疾病を特定し集計した 要因となる疾病は その他の理由による保健サービスの利用者 悪性リンパ腫 知的障害 < 精神遅滞 > 腎不全 その他の血液及び造血器の疾患並びに免疫機構の障害 等である 腎不全は患者一人当たりの医療費 合計医療費のいずれにおいても高位にある 高額 (5 万点以上 ) レセプトの要因となる疾病 ( 患者一人当たりの医療費順 ) 順位中分類中分類名主要傷病名 患者数 ( 人 ) 医療費 ( 円 ) 入院入院外合計 患者一人当たりの医療費 ( 円 ) その他の理由による保健サービス気管切開術後, 腎移植後 3 20,809,240 1,809,720 22,618,960 7,539,653 の利用者 悪性リンパ腫 非ホジキンリンパ腫, びまん性大細胞型 B 細胞性リンパ腫, 濾胞性リンパ腫 12 64,124,170 7,826,060 71,950,230 5,995, 知的障害 < 精神遅滞 > 最重度知的障害 1 5,976, ,976,680 5,976, 腎不全慢性腎不全, 末期腎不全, 急性腎不全 51 91,701, ,622, ,323,790 5,947, その他の血液及び造血器の疾患並びに免疫機構の障害 播種性血管内凝固, 血友病 B, 血友病 A 9 34,517,870 13,190,570 47,708,440 5,300, 脳内出血脳出血, 脳出血後遺症, 脳室内出血 10 47,339,290 2,654,370 49,993,660 4,999, 白血病 その他の神経系の疾患 慢性骨髄性白血病, 急性骨髄性白血病, 成人 T 細胞白血病リンパ腫 多発性硬化症, ギラン バレー症候群, 脊髄小脳変性症 5 11,331,960 13,194,010 24,525,970 4,905, ,104,380 13,953,580 60,057,960 4,619, パーキンソン病パーキンソン病 7 27,276,960 4,935,500 32,212,460 4,601, ウイルス肝炎 C 型慢性肝炎,C 型肝炎,B 型慢性肝炎 25 17,268,890 92,836, ,105,410 4,404,216 データ化範囲 ( 分析対象 ) 入院 (DPC を含む ) 入院外 調剤の電子レセプト 対象診療年月は平成 27 年 4 月 ~ 平成 28 年 3 月診療分 (12 カ月分 ) 資格確認日 各月 1 日でも資格があれば分析対象としている P 4

5 (3) 医療費の分析 疾病分類表における中分類単位で集計し 医療費 患者数 患者一人当たりの医療費 各項目の上位 10 疾病を示す 腎不全及び糖尿病の医療費はそれぞれ 7 位と 3 位にあり 糖尿病は患者数で 2 位 腎不全は患者一人当たりの医療費で 1 位にある 1 中分類による疾病別統計 ( 医療費上位 10 疾病 ) 順位 中分類疾病項目 医療費 ( 円 ) 構成比 (%) ( 医療費総計全体に対して占める割合 ) 高血圧性疾患 397,081, % 7, 統合失調症, 統合失調症型障害及び妄想性障害 394,362, % 糖尿病 362,058, % 7, その他の消化器系の疾患 353,333, % 7, その他の悪性新生物 350,986, % 2, その他の内分泌, 栄養及び代謝疾患 312,131, % 7, 腎不全 297,682, % その他の心疾患 225,167, % 3, その他の神経系の疾患 224,751, % 4, 虚血性心疾患 167,101, % 2,333 2 中分類による疾病別統計 ( 患者数上位 10 疾病 ) 順位 中分類疾病項目 医療費 ( 円 ) 患者数 ( 人 ) 患者数 ( 人 ) 構成比 (%) ( 患者数全体に対して占める割合 ) その他の内分泌, 栄養及び代謝疾患 312,131,981 7, % 糖尿病 362,058,239 7, % 高血圧性疾患 397,081,660 7, % その他の消化器系の疾患 353,333,250 7, % 症状, 徴候及び異常臨床所見 異常検査所見で他に分類されないもの 152,438,330 5, % アレルギー性鼻炎 98,057,448 5, % 急性気管支炎及び急性細気管支炎 31,699,800 4, % その他の神経系の疾患 224,751,368 4, % 胃炎及び十二指腸炎 63,415,783 4, % その他の急性上気道感染症 24,947,993 4, % 3 中分類による疾病別統計 ( 患者一人当たりの医療費上位 10 疾病 ) 順位 中分類疾病項目 医療費 ( 円 ) 患者数 ( 人 ) 患者一人当たりの医療費 ( 円 ) 腎不全 297,682, , 白血病 30,844, , 直腸 S 状結腸移行部及び直腸の悪性新生物 77,072, , 統合失調症, 統合失調症型障害及び妄想性障害 394,362, , 悪性リンパ腫 62,333, , アルツハイマー病 43,733, , 血管性及び詳細不明の認知症 16,812, , くも膜下出血 13,791, , その他の精神及び行動の障害 44,934, , 乳房の悪性新生物 77,533, ,730 データ化範囲 ( 分析対象 ) 入院 (DPC を含む ) 入院外 調剤の電子レセプト 対象診療年月は平成 27 年 4 月 ~ 平成 28 年 3 月診療分 (12 カ月分 ) 資格確認日 各月 1 日でも資格があれば分析対象としている P 5

6 (4) 人工透析患者の実態 人工透析患者の分析を行った 透析 は傷病名ではないため 透析 にあたる診療行為が行われている患者を特定し 集計した 分析の結果 起因が明らかとなった患者のうち 65.2% が生活習慣病を起因とするものであり その 63.6% が糖尿病を起因として透析となる 糖尿病性腎症であることが分かった 対象レセプト期間内で 透析 に関する診療行為が行われている患者数 血液透析のみ 腹膜透析のみ 透析療法の種類 血液透析及び腹膜透析 透析患者合計 透析患者数 ( 人 ) データ化範囲 ( 分析対象 ) 入院 (DPC を含む ) 入院外 調剤の電子レセプト 対象診療年月は平成 27 年 4 月 ~ 平成 28 年 3 月診療分 (12 カ月分 ) データ化範囲 ( 分析対象 ) 期間内に 腹膜透析 もしくは 血液透析 に関する診療行為がある患者を対象に集計 現時点で資格喪失している被保険者についても集計する 緊急透析と思われる患者は除く 次に人工透析に至った起因を 平成 27 年 4 月 ~ 平成 28 年 3 月診療分の 12 カ月分のレセプトに記載されている傷病名から判定した 但し レセプトに 腎不全 や 慢性腎不全 のみの記載しかない場合は 起因は不明となる 人工透析患者 66 人のうち 生活習慣を起因とする疾病から人工透析に至ったと考えられる患者は 43 人である 透析患者の起因 透析に至った起因 透析患者数 ( 人 ) 割合 (%) 1 糖尿病性腎症 型糖尿病 0 0.0% 生活習慣を起因とする疾病 食事療法等指導することで重症化を遅延できる可能性が高い疾病 糖尿病性腎症 Ⅱ 型糖尿病 % 3 糸球体腎炎 IgA 腎症 1 1.5% 4 糸球体腎炎その他 4 6.1% 5 腎硬化症本態性高血圧 1 1.5% 6 腎硬化症その他 0 0.0% 7 痛風腎 0 0.0% 8 起因が特定できない患者 % 透析患者合計 66 データ化範囲 ( 分析対象 ) 入院 (DPC を含む ) 入院外 調剤の電子レセプト 対象診療年月は平成 27 年 4 月 ~ 平成 28 年 3 月診療分 (12 カ月分 ) データ化範囲 ( 分析対象 ) 期間内に 腹膜透析 もしくは 血液透析 の診療行為がある患者を対象に集計 現時点で資格喪失している被保険者についても集計する 緊急透析と思われる患者は除く 割合 小数第 2 位で四捨五入しているため 合計が 100% にならない場合がある 8 起因が特定できない患者 1~7 の傷病名組み合わせに該当せず 起因が特定できない患者 8 起因が特定できない患者 18 人のうち高血圧症が確認できる患者は 18 人 高血圧性心疾患が確認できる患者は 0 人 痛風が確認できる患者は 0 人 高血圧症 高血圧性心疾患 痛風のいずれも確認できない患者は 0 人 複数の疾病を持つ患者がいるため 合計人数は一致しない P 6

7 透析患者の起因 単位 : 人 起因が特定できない患者 % 生活習慣を起因とする疾病 % 糖尿病性腎症 Ⅱ 型糖尿病 % 糸球体腎炎その他 4 6.1% 糸球体腎炎 IgA 腎症 1 1.5% 腎硬化症本態性高血圧 1 1.5% データ化範囲 ( 分析対象 ) 入院 (DPC を含む ) 入院外 調剤の電子レセプト 対象診療年月は平成 27 年 4 月 ~ 平成 28 年 3 月診療分 (12 カ月分 ) データ化範囲 ( 分析対象 ) 期間内に 腹膜透析 もしくは 血液透析 の診療行為がある患者を対象に集計 現時点で資格喪失している被保険者についても集計する 緊急透析と思われる患者は除く 割合 小数第 2 位で四捨五入しているため 合計が 100% にならない場合がある 次に 人工透析患者 66 人を対象に 以下の通り医療費を分析した 平成 27 年 4 月 ~ 平成 28 年 3 月診療分の 12 カ月分での患者一人当たりの医療費平均は 561 万円程度 このうち透析関連の医療費が 536 万円程度 透析関連以外の医療費が 25 万円程度である 透析患者の医療費 透析患者の起因 透析患者数 ( 人 ) 割合 (%) 透析関連 医療費 ( 円 ) 透析関連以外 合計 透析関連 医療費 ( 円 ) 一人当たり 透析関連以外 合計 透析関連 医療費 ( 円 ) 一人当たりひと月当たり 透析関連以外 合計 1 糖尿病性腎症 型糖尿病 0 0.0% 糖尿病性腎症 Ⅱ 型糖尿病 % 240,606,900 9,491, ,098,680 5,728, ,995 5,954, ,395 18, ,228 3 糸球体腎炎 IgA 腎症 1 1.5% 3,738,090 2,296,510 6,034,600 3,738,090 2,296,510 6,034, , , ,883 4 糸球体腎炎その他 4 6.1% 28,443,360 1,968,480 30,411,840 7,110, ,120 7,602, ,570 41, ,580 5 腎硬化症本態性高血圧 1 1.5% 4,406, ,470 5,231,720 4,406, ,470 5,231, ,188 68, ,977 6 腎硬化症その他 0 0.0% 痛風腎 0 0.0% 起因が特定できない患者 % 76,636,720 1,831,680 78,468,400 4,257, ,760 4,359, ,800 8, ,280 透析患者全体 患者一人当たり医療費平均患者一人当たりひと月当たり医療費平均 ,831,320 16,413, ,245,240 5,361, ,696 5,609, ,757 20, ,481 データ化範囲 ( 分析対象 ) 入院 (DPC を含む ) 入院外 調剤の電子レセプト 対象診療年月は平成 27 年 4 月 ~ 平成 28 年 3 月診療分 (12 カ月分 ) データ化範囲 ( 分析対象 ) 期間内に 腹膜透析 もしくは 血液透析 の診療行為がある患者を対象に集計 現時点で資格喪失している被保険者についても集計する 緊急透析と思われる患者は除く 8 起因が特定できない患者 1~7 の傷病名組み合わせに該当せず 起因が特定できない患者 P 7

8 (5) 健康診査データによる CKD 重症度分類 健康診査項目の 尿蛋白 及び クレアチニン から算出した egfr( 1) 値を用いて 以下の通り CKD( 2) 診療ガイド 2012 の基準に基づき健診受診者を分類した 末期腎不全 心血管死亡発症リスクの上昇に合わせてステージ分けを行い該当するステージの健診受診者数を示す 1: 推算糸球体濾過量 estimated Glomerular Filtration Rate の略 2: 慢性腎臓病 Chronic Kidney Disease の略 健康診査項目からステージに該当する人数 ( 尿蛋白 クレアチニン ) 健診受診者数 : 人悪化 尿蛋白ステージ A1 A2 A3 (-)(±) (1+) (2+) (3+) 未測定 計 G1 90 ~ 腎機 ( e 能 G ス F テー R ジ ) G2 60 ~ G 3a 45 ~ G 3b 30 ~ G4 15 ~ G5 0 ~ 悪化 計 未測定 3, ,278 3, ,278 Ⅳ =0 人 0.0% Ⅲ =0 人 0.0% Ⅱ =0 人 0.0% =0 人 0.0% 不明 =3,278 人 100.0% 慢性腎臓病 (CKD) の予後を決める因子として腎機能 (egfr) と尿蛋白が挙げられる この 2 つの因子の程度により 将来 透析になるリスクが判定できる 上の表では 緑はリスクが低く 赤はリスクが高いことを示す 一般的に 赤の範囲に入ると将来的に透析に移行するのを止めるのは難しいと考えられる そこでオレンジよりリスクの低い人を重症化予防の対象として抽出すれば より効果が大きいと考えられる データ化範囲 ( 分析対象 ) 健診データは平成 27 年 4 月 ~ 平成 28 年 3 月健診分 (12 カ月分 ) 資格確認日 平成 28 年 3 月 1 日時点 参考資料 : 社団法人日本腎臓学会 CKD 診療ガイド2012 CKD の定義, 診断, 重症度分類株式会社東京医学社 ISBN: 表 2CKD の重症度分類 上記資料を用いて 株式会社データホライゾンが作成した 死亡 末期腎不全 心血管死亡発症のリスクを を基準に の順に ステージが上昇するほどリスクは上昇する P 8

9 2. 事業内容 生活習慣の改善による生活の質の向上を目的に 対象者を選定し 保健指導 ( 服薬管理 食事療法 運動療法等 ) を行った (1) 対象者抽出 対象者抽出のプロセス 1 レセプトデータから糖尿病及び腎症の起因分析と対象者の適合を分析する (ⅰ) 生活習慣を起因としていない糖尿病患者を除外する (ⅱ) 指導対象として適切でない患者 ( 腎臓移植した可能性がある患者 既に国保の資格を喪失している患者等 ) を除外する 2 対象者の病期を階層化する (ⅰ) レセプトデータ化後に 病名 診療行為 投薬状況及び医療費グルーピングと糖尿病の階層化アルゴリズムを用いて 患者の病期階層化を行う (ⅱ) 重症化予防を実施するにあたり適切な病期は 腎機能が急激に低下する顕性腎症期と 顕性腎症に至る前段階の早期腎症期となる 3 対象者の優先順位を決める (ⅰ) 個人毎の状態を詳細に分析し がん 難病 精神疾患 認知症等の指導に適さない患者を除外する 委託業者が所有する特許技術 医療費グルーピング と 糖尿病の階層化アルゴリズム により レセプトデータから対象者の高精度な病期階層化と抽出を実施した 対象者選定までの流れ 指導対象者集団の選定 費用対効果の高い母集団 案内文書送付者 指導参加者 P 9

10 抽出結果 対象者については 食事 運動等の保健指導を行っていくことから 従来の 糖尿病性腎症生活指導基準 により分類し 糖尿病性腎症分類で Ⅲ 期 ( 蛋白尿出現 ) を中心として抽出した 平成 27 年 3 月 ~ 平成 28 年 2 月診療分 (12 カ月分 ) のレセプトデータと平成 28 年度の健診データを使用 透析療法期 (Ⅴ) 腎不全期 (Ⅳ) 顕性腎症期 (Ⅲ) 指導終了者 Ⅲ 期 : 9 名 Ⅱ 期 : 4 名 早期腎症期 (Ⅱ)~ 腎症前期 () 案内文書送付者参加同意者辞退者指導対象者 271 名 15 名 2 名 13 名 指導対象者抽出 応募 実施に至るまで レセプトデータ ( 平成 27 年 3 月 ~ 平成 28 年 2 月診療分 ) と健診データ ( 平成 28 年度 ) より 対象者を抽出して参加者を募集 15 名が応募 P 10

11 (2) 検査数値の変化 ( 効果まとめ ) 1 指導対象群と非指導対象群の糖尿病関連医療費の推移比較 (1 人当たり ) 指導群と人数 年齢 性別 医療費が同等になるように抽出した非指導群とで比較検討した 指導開始後における各々の群の一人当たり月額糖尿病関連医療費の違いをみたところ 指導群では非指導群に比し 減少傾向にあった < 糖尿病関連医療費の推移 > 月毎の医療費 ( 円 ) 25,000 集計対象者数 : 指導対象群 13 名非指導対象群 13 名 医療費統計 ( 円 ) 120,000 20, ,000 15,000 80,000 60,000 10,000 40,000 5,000 20,000 0 平成 28 年 6 月 平成 28 年 7 月 平成 28 年 8 月 平成 28 年 9 月 平成 28 年 10 月 平成 28 年 11 月 平成 28 年 12 月 平成 29 年 1 月 0 指導対象者群 15,156 9,066 10,923 15,479 7,803 14,995 22,307 12,866 非指導対象群 15,272 13,647 14,355 11,122 13,283 13,889 14,135 17,504 指導対象者群累計 15,156 24,222 35,145 50,623 58,426 73,421 95, ,594 非指導対象群累計 15,272 28,919 43,274 54,396 67,679 81,568 95, ,206 非指導対象群は 指導対象群の抽出時時点の医療費と病期をもとに 指導対象群の医療費とほぼ同等になるように選別した 13 名です 指導開始月 : 平成 28 年 6 月 P 11

12 2HbA1c の推移 HbA1c が目標範囲内を維持した者は 2 人 改善した者は 7 人 変化がなかった者は 1 人 悪化した者は 2 人であった HbA1c 区分の変化 3 血圧の推移 血圧分類が管理目標範囲内を維持した者は 1 人 改善した者は 6 人 変化がなかった者は 2 人 悪化した者は 4 人であった 血圧分類の変化 P 12

13 4BMI の推移 BMI が目標範囲内を維持した者は 6 人 改善した者は 1 人 変化がなかった者は 6 人 悪化した者は 0 人であった 肥満度の変化 P 13

14 (3) 自己管理行動の実施状況の変化 1 食事療法食事療法実施状況の行動変容ステージ別人数変化を示す 食事療法実施状況の行動変容ステージ別人数変化 食事療法に関して無関心期 関心期の者は 開始時 5 人であったのに対し 終了時には 0 人に減少した 食事療法に関して実行期 維持期の者は 開始時 2 人であったのに対し 終了時には 6 人に増加した 2 運動療法 運動療法実施状況の行動変容ステージ別人数変化を示す 運動療法実施状況の行動変容ステージ別人数変化 運動療法に関して無関心期 関心期の者は 開始時 5 人であったのに対し 終了時には 3 人に減少した 運動療法に関して実行期 維持期の者は 開始時 3 人であったのに対し 終了時には 7 人に増加した P 14

15 3 セルフモニタリング セルフモニタリング実施状況の行動変容ステージ別人数変化を示す セルフモニタリング実施状況の行動変容ステージ別人数変化 セルフモニタリングに関して無関心期 関心期の者は 開始時 8 人であったのに対し 終了時には 4 人に減少した セルフモニタリングに関して実行期 維持期の者は 開始時 2 人であったのに対し 終了時には 5 人に増加した (4) 指導終了者の透析移行状況 平成 26 年度 ~ 平成 28 年度の指導終了者に対し 平成 28 年 6 月 ~ 平成 29 年 1 月診療分 (8 カ月 ) のレセプトデータで確認したところ 人工透析へ移行した患者は 0 人であった 事業年度 対象者数 ( 人 ) 人工透析人数 ( 人 ) 資格有 資格無 割合 (%) 平成 26 年度 % 平成 27 年度 % 平成 28 年度 % 合計 % 人工透析人数 各事業年度の対象者で データ化範囲 ( 分析対象 ) 期間内に 透析 に関わる診療行為がある患者を対象に集計 資格有無 事業年度に関わらず 平成 29 年 1 月 1 日時点で資格を判定 合計 複数年度に同一患者が存在した場合でも 一人として集計する P 15

16 3. 高血圧症の重症化予防 事業内容 高血圧症の重症化予防 生活習慣の改善による生活の質の向上を目的に 対象者を選定し 保健指導 ( 服薬管理 食事療法 運動療法等 ) を行った (1) 高血圧症者指導の状況 指導対象者として選定された者に対し 案内文書を送付し 指導を希望した者に対して平成 28 年 6 月 ~ 平成 28 年 12 月に面談指導を 1 回 電話指導を 5 回実施した ( 実施期間は 6 カ月 ) 案内文書送付者参加同意者辞退者指導対象者 300 名 13 名 3 名 10 名 (2) 高血圧症者指導の効果分析 指導対象群の高血圧症関連医療費の推移 (1 人当たり ) 指導開始前後における一人当たり月額高血圧症関連医療費をみたところ 指導開始前に比べて指導開始後は 毎月ほぼ同程度の医療費が発生している < 高血圧症関連医療費の推移 > 月毎の医療費 ( 円 ) 8,000 集計対象者数 : 指導対象群 10 名 医療費累計 ( 円 ) 45,000 7,000 6,000 5,000 4,000 3,000 2,000 1,000 40,000 35,000 30,000 25,000 20,000 15,000 10,000 5,000 0 平成 28 年 1 月 平成 28 年 2 月 平成 28 年 3 月 平成 28 年 4 月 平成 28 年 5 月 平成 28 年 6 月 平成 28 年 7 月 平成 28 年 8 月 平成 28 年 9 月 平成 28 年 10 月 平成 28 年 11 月 平成 28 年 12 月 医療費 1,148 6, , ,272 3,378 4,497 3,283 4,651 2,686 3,646 医療費累計 1,148 7,611 8,303 15,037 16,010 20,282 23,660 28,157 31,440 36,091 38,777 42,424 0 指導開始月 : 平成 28 年 6 月 P 16

17 (2) 自己管理行動の実施状況の変化 1 食事療法食事療法実施状況の行動変容ステージ別人数変化を示す 食事療法実施状況の行動変容ステージ別人数変化 食事療法に関して無関心期 関心期の者は 開始時 6 人であったのに対し 終了時には 0 人に減少した 食事療法に関して実行期 維持期の者は 開始時 1 人であったのに対し 終了時には 8 人に増加した 2 運動療法 運動療法実施状況の行動変容ステージ別人数変化を示す 運動療法実施状況の行動変容ステージ別人数変化 運動療法に関して無関心期 関心期の者は 開始時 2 人であったのに対し 終了時には 0 人に減少した 運動療法に関して実行期 維持期の者は 開始時 2 人であったのに対し 終了時には 5 人に増加した P 17

18 3 セルフモニタリング セルフモニタリング実施状況の行動変容ステージ別人数変化を示す セルフモニタリング実施状況の行動変容ステージ別人数変化 セルフモニタリングに関して無関心期 関心期の者は 開始時 8 人であったのに対し 終了時には 0 人に減少した セルフモニタリングに関して実行期 維持期の者は 開始時 1 人であったのに対し 終了時には 7 人に増加した P 18

19 4. 総評 1. 岩見沢市国民健康保険の被保険者における医療費上位の疾病のうち腎不全 糖尿病は上位を占めている 2. そこで 今回 被保険者を対象にした保健指導を 及び QOL( 生活の質 ) の維持 改善を目的に実施した 3. 指導対象者は 保健指導が効果的と考えられる 糖尿病腎症分類の Ⅲ 期を中心として抽出した 4. 実施期間が 一般的に夏から冬にかけての血糖コントロールが悪化しやすい時期にもかかわらず 保健指導により HbAlc に改善がみられた 5. 参加者のアンケート結果でも 目標として掲げられた BMI さらに食事 運動においても改善したという感想が大半を占め 満足度は高かった 6. 前年度の指導終了者に対しては 保健師から電話でフォローを行った 多くの対象者が生活習慣の改善を継続しており BMI HbA1c ともに改善が見られた 7. 前年度及び今年度の指導終了者の中で人工透析へ移行した患者はいなかった 前年度指導終了者のうち 電話不通等により病状の確認が出来なかった者は除く 終わりにあたり 本事業の実施に際し 終始ご指導 ご協力を賜りました岩見沢市医師会 岩見沢市医師会糖尿病専門医並びに岩見沢市医師会会員各位に深く感謝いたします P 19

20 Ⅱ 受診行動の適正化等の取組み 1. 多受診者指導による受診行動適正化 事業内容 レセプトデータを基に 多受診 ( 重複受診 頻回受診 重複服薬 ) の傾向がみられる医療機関受診者を抽出し 保健師による指導を行った (1) 多受診者の実態 ひと月に同系の疾病を理由に複数の医療機関に受診している 重複受診者 や ひと月に同一の医療機関に一定回数以上受診している 頻回受診者 ひと月に同系の医薬品が複数の医療機関で処方され 処方日数が一定以上の 重複服薬者 について平成 27 年 4 月 ~ 平成 28 年 3 月診療分の 12 カ月分のレセプトデータを用いて分析した 1 重複受診者 1 カ月間に同系の疾病を理由に 3 医療機関以上を受診している人を対象とする 透析中や 治療行為が行われていないレセプトは対象外とする ひと月平均 17 人程度の重複受診者が確認できる 12 カ月間の延べ人数は 201 人 実人数は 136 人である 重複受診の要因となる上位疾病は以下の 5 疾病である 順位病名分類割合 (%) 1 不眠症神経系の疾患 28.2% 2 高血圧症循環器系の疾患 9.0% 3 アレルギー性鼻炎呼吸器系の疾患 8.8% 4 便秘症消化器系の疾患 4.8% 5 糖尿病内分泌, 栄養及び代謝疾患 4.3% 2 頻回受診者 1 カ月間に同一の医療機関を 12 回以上受診している患者を対象とする 透析患者は対象外とする ひと月平均 52 人程度の頻回受診者が確認できる 12 カ月間の延べ人数は 627 人 実人数は 200 人である 頻回受診の要因となる上位疾病は以下の 5 疾病である 順位病名分類割合 (%) 1 統合失調症精神及び行動の障害 10.1% 2 変形性膝関節症筋骨格系及び結合組織の疾患 8.1% 3 肩腱板断裂損傷, 中毒及びその他の外因の影響 4.7% 4 変形性腰椎症筋骨格系及び結合組織の疾患 4.6% 5 肩関節周囲炎筋骨格系及び結合組織の疾患 4.3% P 20

21 Ⅱ 受診行動の適正化等の取組み 3 重複服薬者 1 カ月間に同系の医薬品を複数の医療機関から処方され 同系医薬品の処方日数の合計が 60 日を超える患者を対象とする ひと月平均 93 人程度の重複服薬者が確認できる 12 カ月間の延べ人数は 1,110 人 実人数は 548 人である 重複服薬の要因となる上位薬品は以下の 5 薬品である 順位薬品名効能割合 (%) 1 マイスリー錠 5mg 催眠鎮静剤, 抗不安剤 9.2% 2 ムコスタ顆粒 20% 消化性潰瘍用剤 5.9% 3 ハルシオン0.25mg 錠催眠鎮静剤, 抗不安剤 4.2% 4 サイレース錠 1mg 催眠鎮静剤, 抗不安剤 4.0% 5 レンドルミンD 錠 0.25mg 催眠鎮静剤, 抗不安剤 3.3% (2) 多受診者指導の状況 指導対象者として医療機関受診者に対し 案内文書を送付し 指導を希望した者に対して保健師が指導を実施した 平成 28 年 8 月 ~11 月にまず訪問指導を行い 平成 28 年 11 月 ~ 平成 29 年 1 月には電話指導を行った 単位 ( 人 ) 指導対象者 訪問指導実施者 電話指導実施者 訪問指導実施者 47 名中 2 名については 電話指導未実施 (3) 多受診者指導の効果分析 対象者 163 人に対して 47 人に指導を行い ( 指導受入率 28.8%) 44 人で受診行動に改善が見られた ( 行動変容率 95.7%) 指導による 1 カ月あたりの医療費削減効果額は 264,710 円 1 人 1 カ月あたりの医療費削減効果額は 6,016 円となった 年間ベースに換算した医療費削減効果額は 3,176,448 円となる P 21

22 Ⅱ 受診行動の適正化等の取組み 2. 特定健診及び医療機関受診勧奨 事業内容 レセプトデータや特定健診データを基に 健康診査未受診者や健診で異常値があることが判明しながら医療機関を受診せず放置している者を抽出し 特定健診及び医療機関受診勧奨を行った (1) 受診勧奨通知の状況 効果分析 1 健診異常値放置者への医療機関受診勧奨通知 156 人に通知し 13 人 (8.3%) の通知効果となった ただし 通知前期間及び通知月に自発的受診があった方 16 人と資格喪失者 3 人を除いた通知人数は 137 人で 13 人 (9.5%) の通知効果となった 2 喫煙者への医療機関受診勧奨通知 294 人に通知し 4 人 (1.4%) の通知効果となった ただし 通知前期間及び通知月に自発的受診があった方 11 人と資格喪失者 9 人を除いた通知人数は 274 人で 4 人 (1.5%) の通知効果となった P 22

23 Ⅲ ジェネリック医薬品の利用促進 1. ジェネリック医薬品への切替ポテンシャル 事業内容 保健事業と比較すると 新薬からジェネリック医薬品への切替により削減できる一人当たりの医療費は軽微であるものの ジェネリック医薬品への切替は 複数の疾病に対し行うことができたり 多くの患者に対してアプローチできたりするという利点がある 切替による薬剤費軽減見込額を明確にしたジェネリック医薬品差額通知を送付し 利用勧奨を行う (1) ジェネリック医薬品への切替ポテンシャル 平成 27 年 4 月 ~ 平成 28 年 3 月診療分 (12 カ月分 ) のレセプトを対象に 金額 数量 患者数についてジェネリック医薬品切替ポテンシャルを分析した 薬剤費の内訳を以下に示す 薬剤費総額 24 億 6,947 万円 (A) のうち 先発品薬剤費は 21 億 7,676 万円 (B) で 88.1% を占め このうちジェネリック医薬品が存在する金額範囲は 6 億 1,917 万円 (C) となり 25.1% を占める 分析実施者が保有する基準に基づく通知対象薬剤のみに絞り込んだ場合 ジェネリック医薬品切替可能範囲は 2 億 2,040 万円 (C1) となり このうち削減可能額は 1 億 2,259 万円 (E) となる ジェネリック医薬品への切替ポテンシャル ( 金額ベース ) A 薬剤費総額 2,469,471 単位 : 千円 F ジェネリック医薬品薬剤費 292, % C1 通知対象の 1 ジェネリック医薬品薬剤費 C ジェネリック医薬品が存在する金額範囲 ジェネリック医薬品範囲 E 削減可能額 2 B 先発品薬剤費 220, % 122,592 2,176, % 619, % C2 通知非対象のジェネリック医薬品範囲 D ジェネリック医薬品が存在しない金額範囲 398, % 1,557, % データ化範囲 ( 分析対象 ) 入院 (DPC を含む ) 入院外 調剤の電子レセプト 対象診療年月は平成 27 年 4 月 ~ 平成 28 年 3 月診療分 (12 カ月分 ) 1 通知対象 株式会社データホライゾン通知対象薬剤基準による ( ジェネリック医薬品が存在しても 癌 精神疾患 短期処方等 通知対象として不適切な場合は含まない ) 2 削減可能額 通知対象のジェネリック医薬品範囲のうち 後発品へ切り替える事により削減可能な金額 P 23

24 Ⅲ ジェネリック医薬品の利用促進 次に 薬剤総量の内訳を以下に示す 薬剤総量 4,263 万 (A) のうち 先発品薬剤数量は 3,056 万 (B) で 71.7% を占め このうちジェネリック医薬品が存在する数量は 1,323 万 (C) となり 31.0% を占める さらに分析実施者が保有する基準の通知対象薬剤のみに絞り込むと 659 万 (C1) がジェネリック医薬品切替可能数量となる 現在のジェネリック医薬品普及率 ( 数量ベース ) は 厚生労働省の新指標で 47.7% 旧指標で 28.3% である ジェネリック医薬品切替可能数量 (C1) を全てジェネリック医薬品へ切り替えたと仮定すると ジェネリック医薬品に置き換えられる先発品及びジェネリック医薬品をベースとしたジェネリック医薬品普及率は 現在の 47.7% から 73.8% となる ジェネリック医薬品への切替ポテンシャル ( 数量ベース ) A 薬剤総量 42,625,313 単位 : 数 E ジェネリック医薬品薬剤数量 旧指標 % E ジェネリック医薬品薬剤数量 B 先発品薬剤数量 12,068,924 C1 通知対象の C1 通知対象の C ジェネリック医薬品が ジェネリック医薬品切替可能数量 ジェネリック医薬品切替可能数量 存在する数量 30,556, % 6,594, % 6,594, % D ジェネリック医薬品が存在しない数量 13,229, % C2 通知非対象のジェネリック医薬品切替可能数量 17,326, % C2 通知非対象のジェネリック医薬品切替可能数量 6,635, % 6,635, % 現在 ジェネリック率 新指標 12,068, % 切替後 47.7% 73.8% データ化範囲 ( 分析対象 ) 入院 (DPC を含む ) 入院外 調剤の電子レセプト 対象診療年月は平成 27 年 4 月 ~ 平成 28 年 3 月診療分 (12 カ月分 ) 通知対象 株式会社データホライゾン通知対象薬剤基準による ( ジェネリック医薬品が存在しても 癌 精神疾患 短期処方等 通知対象として不適切な場合は含まない ) 新指標 ジェネリック医薬品薬剤数量 /( 先発品薬剤数量のうちジェネリック医薬品が存在する数量 + ジェネリック医薬品薬剤数量 ) 旧指標 ジェネリック医薬品薬剤数量 / 全医薬品の数量 (2) 薬剤処方状況 ジェネリック医薬品への切替ポテンシャル ( 患者数ベース ) 医薬品処方なしの患者 % すべて切替不可能な先発品を処方されている患者 1, % すべてジェネリック医薬品が処方されている患者 % ひとつでも切替可能な先発品を含む処方をされている患者 7, % 通知対象薬剤を含む処方をされている患者 5, % 通知対象外薬剤のみ処方されている患者 1, % 単位 : 人 平成 28 年 3 月診療分のレセプトで患者毎の薬剤処方状況を以下に示す 患者数は 10,860 人 ( 入院レセプトのみの患者は除く ) で このうちひとつでもジェネリック医薬品に切替可能な先発品を含む処方をされている患者は 7,573 人で患者数全体の 69.7% を占める さらにこのうちデータホライゾン基準の通知対象薬剤のみに絞り込むと 5,828 人がジェネリック医薬品切替可能な薬剤を含む処方をされている患者となり 全体の 53.7% となる データ化範囲 ( 分析対象 ) 入院 (DPC を含む ) 入院外 調剤の電子レセプト 対象診療年月は平成 28 年 3 月診療分 (1 カ月分 ) 通知対象薬剤を含む処方をされている患者 株式会社データホライゾン通知対象薬剤基準による ( ジェネリック医薬品が存在しても癌 精神疾患 短期処方のものは含まない ) 構成比 小数第 2 位で四捨五入しているため 合計が 100% にならない場合がある P 24

25 Ⅲ ジェネリック医薬品の利用促進 2. ジェネリック医薬品差額通知の効果 (1) 効果概要 平成 28 年度は 平成 28 年 6 月から平成 28 年 11 月まで計 6 回通知を送付し 前年度までの12 回の送付と合わせると平成 28 年 11 月までに計 18 回延べ20,934 人に通知を送付 平成 28 年 12 月時点で2,816 人がジェネリック医薬品に切替え 削減効果額累計は 143,689 千円 (2) 普及率の推移 国保被保険者全体におけるジェネリック医薬品普及率( ) は ( 通知前の平成 26 年 5 月 ) ( 平成 28 年 12 月 ) 1 数量ベースでは 46.8%(23.9%) 58.7%(29.9%) 2 金額ベースでは 24.9%( 9.4%) 32.6%(11.6%) に上昇 普及率は厚生労働省指定薬剤に占めるジェネリック医薬品の割合 () 内は 全医薬品に占めるジェネリック医薬品の割合 1 ジェネリック医薬品普及率 ( 数量 ) ( 万個 ) 後発品薬剤総量 ( 左目盛 ) 後発品普及率 ( 右目盛 ) 国保被保険者全体の利用状況 ( 万円 ) 2,900 2,700 2,500 2,300 通知開始 (6 月 ) 2 ジェネリック医薬品普及率 ( 金額 ) 後発品薬剤費 ( 左目盛 ) 後発品普及率 ( 右目盛 ) 通知開始 (6 月 ) 60.00% 58.00% 56.00% 54.00% 52.00% 50.00% 48.00% 46.00% 44.00% ( 診療年月 ) 40.00% 35.00% 30.00% 2,100 1,900 1, % 20.00% ( 診療年月 ) P 25

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