高齢者の住宅火災による死者数の低減を図るための調査分析事業 消防本部の実施施策と高齢者の実態に関する調査研究 報告書 平成 26 年 3 月 住宅防火対策推進協議会

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1 高齢者の住宅火災による死者数の低減を図るための調査分析事業 消防本部の実施施策と高齢者の実態に関する調査研究 報告書 平成 26 年 3 月 住宅防火対策推進協議会

2 はじめに 日本は世界一の超高齢社会に突入しているといわれており このような社会的背景の中で住宅火災発生件数は年々減少傾向にあるものの その死者数 ( 放火自殺者を除く ) は平成 15 年以降 毎年 1, 人を超えています 特に高齢者死者数の割合は 高齢化の進展の中で 死者数全体の 6 割以上を占めており さらに今後増加することが予想されています こうしたことを背景として 高齢者への住宅防火施策や広報の実施が喫緊の課題となっていますが その普及啓発に必要となる高齢者が関与した火災の実態 高齢者の居住実態 高齢者やその家族の防火意識などの情報が不足しているという声が消防本部から上がっています このため 住宅防火対策推進協議会では 高齢者の住宅火災による死者数の低減を図るための調査分析事業 を平成 25 年度事業として実施し 全国の消防本部や高齢者家族などのご協力をいただき 高齢者の関与した住宅火災及びヒヤリ ハット 消防本部の実施している高齢者住宅防火施策や広報 高齢者の住まい方 高齢者やその家族の防火意識などの実態を調査いたしました 本報告書はその調査結果をまとめたもので 消防本部に求められる 高齢者に対する住宅防火の施策や広報の参考になれば幸いです 最後に 本調査にご協力いただいた全国の消防本部 さらには高齢者の家族の方々 また 多忙な中 調査項目や調査方法及び報告書の取り纏めにあたった作業部会員の方々に対して この場を借りて心より感謝申し上げます 平成 26 年 3 月住宅防火対策推進協議会

3 目次 1 調査研究の概要 目的 調査研究の手法 報告書の構成 調査研究体制 高齢者の住宅火災の現状と課題 高齢者の住宅火災の現状 高齢者の住宅防火対策の課題 消防本部に対するアンケート調査 調査の概要 高齢者住宅防火施策及び高齢者住宅防火広報の調査項目 高齢者住宅防火施策及び高齢者住宅防火広報の調査結果 高齢者が死傷した住宅火災の調査項目 高齢者が死傷した住宅火災の調査結果 高齢者の家族に対するアンケート調査 調査対象 高齢者の特性 住まい方及び防火意識に関する調査項目 高齢者の特性 住まい方及び防火意識に関する調査結果 住宅火災及びヒヤリ ハット経験者の調査結果 まとめ 消防本部に対するアンケートで得られた知見 高齢者の家族に対するアンケートから得られた知見 今後の課題... 48

4 1 調査研究の概要 1.1 目的 (1) 本事業の背景日本は世界一の超高齢社会に突入しているといわれている 1 そうした社会的背景の中で住宅火災 ( 放火を除く 以下同じ ) に目を向けてみると 発生件数は年々減少傾向にあるものの その死者数 ( 放火自殺者を除く 以下同じ ) は平成 15(23) 年以降 毎年 1, 人を超えている 2 特に高齢者死者数の割合は 平成 2(28) 年以降毎年 6% を超えている 今後 さらなる高齢化の進展が見込まれる中で 住宅火災における高齢者の死者数の割合は増加することが予想される こうしたことを背景として 全国の消防本部には住宅火災から高齢者を守る 言い換えるならば高齢者への住宅防火施策の実施が喫緊の課題となっている 総務省消防庁においては 平成 16(24) 年に戸建を含む全ての住宅を対象として住宅用火災警報器の設置を義務付ける消防法の改正が行われた 平成 23(211) 年 6 月までには既存住宅に対する住宅用火災警報器の設置義務化が全国展開され 普及啓発の取り組みが行われている 高齢者の住宅火災における死者数を低減するためには 住宅用火災警報器の設置のみならず住宅防火対策の普及啓発は重要な施策と考えられる しかしながら その普及啓発に必要となる高齢者が関与した火災の実態 高齢者の居住実態 高齢者やその家族の防火意識などの情報が不足しており 有効な施策の実施が難しいという声が消防本部から上がっている (2) 本事業の目的そこで 本事業では次の点を目的とする 1 高齢者の関与した住宅火災及びヒヤリ ハット 消防本部の実施している高齢者住宅防火施策や広報 高齢者の住まい方 高齢者やその家族の防火意識などの実態を調査し その特徴を明らかにする その上で 消防本部に求められる高齢者住宅防火広報のあり方を検討する 2 1によって得られた結果を 消防本部へ提供する 3 それによって 高齢者に対する住宅防火対策の普及啓発が図られ 高齢者の住宅火災による死者数低減に資する 1 2 内閣府 平成 25 年版高齢社会白書 1 頁を参照 総務省消防庁 平成 25 年版消防白書 5 頁を参照 1

5 1.2 調査研究の手法 (1) アンケート調査本調査研究では 次のようなアンケート調査を実施した 1 消防本部に対するアンケート調査 (Web または Fax 回答によるアンケート調査 ) 全国 767 の消防本部に対して 高齢者の関与した住宅火災事例及び消防本部の実施している高齢者住宅防火施策や広報に関するアンケートを実施した 2 高齢者の家族に対するアンケート調査 (Web 回答によるアンケート調査 ) 高齢者の家族 ( 合計 2,58 サンプル ) に対して 高齢者の関与した住宅火災及びヒヤリ ハット事例 高齢者の住まい方 高齢者やその家族の防火意識等に関するアンケート調査を実施した (2) 消防本部の住宅防火施策等 高齢者火災及びヒヤリ ハットに関する分析アンケート調査結果をもとに 消防本部が実施している住宅防火施策 高齢者の住まい方 高齢者やその家族の防火意識などの特徴 さらには高齢者の関与した火災及びヒヤリ ハットに関する分析を行った 1.3 報告書の構成 本書の構成は以下の通りである 第 1 章本調査研究の目的及び手法等を明らかにし その概要について述べていくことにする 第 2 章住宅火災の現状と課題を明らかにする 第 3 章 第 4 章消防本部に対するアンケート結果及び高齢者の家族に対するアンケート結果を集計し 高齢者の住宅火災及びヒヤリ ハット事例 高齢者の特性及び住まい方 消防本部の実施している施策について分析する 第 5 章第 3 章から第 4 章までの考察をもとに 高齢者の関与した住宅火災及びヒヤリ ハットに関する分析を行う 特に消防本部が実施している住宅防火施策 高齢者の住まい方 防火意識などにどのような特徴があるのかを明らかにする 1.4 調査研究体制 本調査研究の実施に際し 高齢者の死者数の低減を図るための調査分析作業部会 を 設置し 本調査研究に関する専門的かつ客観的な立場からの助言等をいただくものとした 委員名簿及び作業部会の開催概要を資料 1 及び資料 2 に添付した 2

6 2 高齢者の住宅火災の現状と課題 2.1 高齢者の住宅火災の現状 1.1 目的で触れたように 本調査研究は 高齢者の関与した住宅火災及びヒヤリ ハット 消防本部の実施している住宅防火施策 高齢者の住まい方 高齢者やその家族の防火意識などの実態を調査し その特徴を明らかにする その上で 消防本部に求められる高齢者住宅防火広報のあり方を検討する さらに これらによって得られた結果を消防本部に提供することで高齢者に対する住宅防火対策の普及啓発が図られ 高齢者の住宅火災による死者数低減に資することに期待したい それでは なぜ住宅火災における高齢者死者数の低減を課題とするのであろうか ここでは 日本社会の高齢化という社会的背景に触れながら 本調査研究における問題の所在を指摘する (1) 社会的背景日本は高齢化率 高齢化のスピード 平均寿命の 3 点から世界一の高齢社会であるといえる ここでは 日本の高齢化率の推移について概観していくことにしたい 日本の 65 歳以上の高齢者人口は 昭和 25(195) 年には総人口の 5% にも満たなかった しかし 図 に示したように昭和 45(197) 年に 7% を突破し さらに平成 6(1994) 年にはその倍の水準である 14% を超えることとなった そして 平成 24(212) 年 1 月 1 日現在 日本の総人口は 1 億 2,752 万人であった そのうち 65 歳以上の高齢者人口は 3,79 万人となり 総人口に占める 65 歳以上の人口の割合 ( 高齢化率 ) は 24.1% に達している これが 超高齢社会 といわれる所以 3 である 3 国連や WHO( 世界保健機構 ) では 高齢化率 7% 以上が 高齢化社会 高齢化率 14% 以上が 高齢社会 高齢化率 21% 以上が 超高齢社会 とされている 3

7 3.% 25.% 2.% 15.% 1.% 5.%.% 23.% 24.1% 2.2% 17.4% 14.6% 12.1% 4.9% 5.3% 5.7% 6.3% 7.1% 7.9% 9.1% 1.3% 高齢化率の推移 内閣府 平成 25 年版高齢白書 より作成 図 高齢化率の推移 (2) 住宅火災の現状こうした社会的な状況の中において 住宅火災の現状はどのようになっているのであろうか 平成 3(1991) 年版の消防白書から 住宅火災 という区分で統計が取られているが 平成 3 年 (1991) 年の 1 年間で住宅火災は 19,531 件発生していた 以降 図 で示したように 住宅火災の件数は概ね減少傾向にある 特に平成 17(25) 年からの住宅火災の減少スピードは著しく 平成 21(29) 年以降は 15, 件を下回る結果となっている ( 件 ) 21, 2, 19, 18, 19,241 17, 16, 15, 14, 13, 12, 住宅火災 ( 放火を除く ) の件数 17,531 17,38 14,44 12,832 総務省消防庁 消防白書 より作成 平成 2(199) 年以前のデータは 消防白書において 住宅火災 という区分が存在しないため 用途 居住 の火災件数を表示している図 住宅火災 ( 放火を除く ) の件数の推移 4

8 一方 住宅火災による死者数は 昭和 55(198) 年には 994 名であった 以降 図 で示したように毎年 8 人から 1, 人程度で推移していたが 平成 17(25) 年には 1,2 人を突破し 1,22 人を記録した 平成 18(26) 年以降は 1, 人から 1,2 人程度で推移し 平成 24(212) 年は 1,16 人であった 平成 17(25) 年から住宅火災の件数が著しく減少したことにともない 住宅火災による死者数も減少傾向がみられる では 住宅火災による死者数が減少した要因は何であろうか これは 平成 16(28) 年の消防法改正以降 住宅用火災警報器の設置が義務付けられたことが考えられる 新築住宅については平成 18(26) 年 6 月から設置が義務化され 各市町村の条例に基づき 平成 23(211) 年 6 月までに全国すべての市町村において義務化された 総務省消防庁によれば 平成 25(213) 年 6 月 1 日時点での全国推計設置率は 79.8% で 前年の 77.5% から 2.3 ポイント上昇している 4 ( 件 ) 1,3 1,2 住宅火災による死者数 ( 放火自殺者を除く ) 1,22 1,1 1, ,38 1,22 1, 総務省消防庁 消防白書 より作成 図 住宅火災による死者数 ( 放火自殺者を除く ) (3) 住宅火災における高齢者死者数の状況先に指摘したように 平成 17(25) 年から住宅火災の件数が著しく減少したことにともない 住宅火災による死者数も減少傾向がみられる そのなかで高齢者はどのような状況にあるのであろうか 昭和 55(198) 年においては 住宅火災による死者数は 994 名で そのうち高齢者死者数は 457 名でその割合は 46.% であった 以降 図 で示したように毎年 4% から 55% 4 総務省消防庁 住宅用火災警報器の設置状況の推計結果 ( 平成 25 年 6 月 1 日時点 ) 平成 25 年 8 月 13 日報道資料を参照 5

9 程度まで概ね微増しながら推移していたが 平成 2(28) 年には 6% を突破することと なった 平成 24(212) 年には住宅火災による死者数 1,16 人のうち 高齢者死者数は 677 人に達し 66.6% を占める状況になっている ( 人 ) 1,3 住宅火災による死者数 ( 放火自殺者を除く ) 1,22 8% 住宅火災による高齢者死者数 1, 歳以上の高齢者の割合 ,22 7% 1, % % 6% 7 46.% 46.4% 53.6% 47.6% 47.3% 55.2% 56.6% % % 3 3% 総務省消防庁 消防白書 より作成 図 住宅火災における高齢者死者数の割合 これを高齢率との関係について表に整理したものが表 である 表 高齢化率と住宅火災における高齢者死者数の割合 198 年 1985 年 199 年 1995 年 2 年 25 年 21 年 212 年 高齢化率の推移 9.1% 1.3% 12.1% 14.6% 17.4% 2.2% 23.% 24.1% 住宅火災における 65 歳以上の高齢者死者数の割合 46.% 46.4% 47.6% 53.6% 55.2% 56.6% 62.7% 66.6% 内閣府 平成 25 年版高齢白書 及び消防庁 消防白書 より作成 6

10 これらの相関関係をグラフ化したものが図 である 7.% 高齢者死者数の割合 65.% 6.% 55.% 5.% 45.% 4.% 35.% y = x R² = % 7.% 9.% 11.% 13.% 15.% 17.% 19.% 21.% 23.% 25.% 高齢化率 図 高齢化率と住宅火災における高齢者死者数の割合 高齢化率の推移と住宅火災における高齢者死者数の割合の相関係数は約.978 であった 相関係数は 1 に近いほど正の相関が強く -1 に近いほど負の相関が強い また に近いほど相関関係は弱いとみる また 決定係数は約.957 であった ここから読み取れるのは 高齢化率の上昇が 住宅火災において高齢者が犠牲になる割合と強い正の相関関係にあるということである また 図 に示されているように 平成 17(25) 年から住宅火災による死者数には減少傾向がみられるにもかかわらず 高齢者死者数はほぼ横ばいであり 高齢者死者数の割合は増加傾向にある これはすなわち 主に高齢者を除いた年齢階層の死者数が減少していることを意味する したがって 高齢者を除いた年齢階層に対する住宅防火対策が効果を上げていると考えられるが 一方で高齢者に対する効果は限定的であると思われる 従って 今後の住宅防火対策は 高齢者を対象とした施策が必要であるという問題意識につながるのである 2.2 高齢者の住宅防火対策の課題 ここまで見てきたように 住宅火災における高齢者死者数の割合は増加傾向にある 特に 高齢化は今後さらなる進展が予測されており 高齢者死者数の割合が右肩上がりを続ける可能性は否定できない そうした状況の中で 各消防本部は 住宅火災から地域の高齢者を守るための施策を展開していかなければならない 7

11 しかしながら 消防本部からはその普及啓発に必要となる高齢者が関与した火災の実態 高齢者の居住実態 高齢者やその家族の防火意識などの情報が不足しており 有効な施策の実施が難しいとの声が上がっている そこで本調査研究では 高齢者の関与した住宅火災及びヒヤリ ハット 消防本部の実施している高齢者住宅防火施策や住宅防火広報 高齢者の住まい方 高齢者やその家族の防火意識などの実態を調査し 資料として整理することで 高齢者に対する住宅防火対策の普及啓発のための情報不足を補完することができるものと考えている 8

12 3 消防本部に対するアンケート調査 第 1 章 第 2 章では本調査研究の目的と高齢者の住宅火災の現状について述べてきた 第 3 章及び第 4 章ではアンケート調査の結果を示していく まず本章では 消防本部に対するアンケート調査に基づき 消防本部が実施する高齢者住宅防火施策や高齢者住宅防火広報 及び高齢者が死傷した住宅火災事例について その結果を示す 3.1 調査の概要 高齢者の特性や住まい方を踏まえて 各消防本部がどのような高齢者住宅防火施策を実施しているか またどのような高齢者住宅防火広報を実施しているか さらに高齢者が死傷した住宅火災事例について調査を実施した 調査対象及び実施方法は以下のとおりである (1) 調査対象とした消防本部全国の全 767 の消防本部に対して Web 及び郵送によるアンケートを実施した 前述したように 日本において高齢化率は約 24% に達するが 地域間によってかなりのばらつきが存在する 多様な地域性を反映した消防本部の施策を収集するために 全国の消防本部を対象とした (2) 回答結果 調査対象者 : 全国の消防本部 (767 本部 ) 調査事項 : 高齢者住宅防火施策及び高齢者住宅防火広報高齢者が死傷した住宅火災事例 調査方法 :Fax または Web による併用型調査 実施時期 :213 年 1 月 11 日 ~ 213 年 11 月 2 日 有効回答数 :674/767 サンプル ( 回答率 87.9%) 3.2 高齢者住宅防火施策及び高齢者住宅防火広報の調査項目 各消防本部がどのような高齢者住宅防火施策を実施しているかについて調査を実施するにあたり 実施している施策のみならず 実施の手法 連携相手 必要とされる情報などについても調査を行った また 具体的な高齢者住宅防火広報の内容についても調査した 調査項目は以下のとおりである 9

13 (1) 消防本部の実施する高齢者住宅防火施策 1 住宅防火施策の実施率 2 住宅防火施策の実施状況 3 各種団体との連携状況 (2) 消防本部の実施する高齢者及び家族向けの住宅防火広報 1 使用している広報媒体 2 効果的だと思う広報媒体 3 希望する家庭向け住宅防火広報用資料 3.3 高齢者住宅防火施策及び高齢者住宅防火広報の調査結果 消防本部が実施している施策に関する調査結果の概要を以下に示す (1) 消防本部の実施する高齢者住宅防火施策 1 住宅防火施策の実施率 住宅防火施策で実施率が最も高かったのは 住宅防火訪問 (71.8%) であった 次いで 防火診断 (5.3%) 高齢者関連団体への啓発 (31.3%) の順で続いている ( 図 参照 ) 特定地区への重点的取り組み (9.3%) 高齢者住宅防火モデル地区の設定 (4.1%) については 実施率が 1 割を下回った 5 ( 図 参照 ) 1% 8% % 5.3 4% % % 住宅防火訪問 防火診断 啓関高発連齢団者体への 等給市へ付町の補村参助部画事局業の 等給の付実補施助事業 重特点定的地取区りへ組のみ 地防高区火齢のモ者設デ住定ル宅 その他 % n 数 n 数は回答のあった消防本部数で 各施策ごとに母数は異なる ( 未回答を除く 以下同じ ) 図 住宅防火施策の実施率 5 高齢者住宅防火モデル地区の設定 は特定地区をモデル地区として一定期間指定し 住宅防火訪問や住宅用防災機器の給付事業などの住宅防火に対する諸施策を集中的に講じるもの 特定地区の重点的取組 は 高齢者住宅防火モデル地区の設定 に準じる施策である 1

14 その他の施策を列記すると 次の通りである 住宅用火災警報器取り付け支援(4 本部 ) 防火ゲートボール大会(2 本部 外郭団体主催など ) 防火アドバイザー研修( 介護サービス事業所や高齢者福祉施設関係者を対象 ) ヘルパー向け講習会 高齢者等防火推進週間 高齢者を対象とした防火防災訓練 消防本部管内人口別にみると すべての人口規模の消防本部で 住宅防火訪問 の 実施割合が約 7 割に達している ( 表 参照 ) 人口 5 万人以上の消防本部では 給付補助事業等の実施 の割合が他の人口規模の 消防本部より高い ( 表 参照 ) 表 住宅防火施策の実施率 ( 消防本部管内人口別 ) 消防本部 _ 管内人口別 全体 人口 5 万人以上 人口 15 万人以上 ~5 万人未満 人口 5 万人以上 ~15 万人未満 人口 5 万人未満 住宅防火訪問 防火診断 へ高の齢啓者発関連団体 点特的定取地り区組へみの重 モ高デ齢ル者地住区宅の防設火定 の給実付施補助事業等 の付市参補町画助村事部業局等のへ給 % n 数 % n 数 % n 数 % n 数 % n 数 その他 n 数は回答のあった消防本部数で 各施策ごとに母数は異なる 2 住宅防火施策の効果 住宅防火施策の中で 非常に効果があった + やや効果があった の合計割合が最も高かったのは 給付補助事業等の実施 (89.6%) であった 次いで 高齢者住宅防火モデル地区の設定 (88.9%) 特定地区への重点的取り組み (86.9%) がほぼ同割合で続いている ( 表 参照 ) 非常に効果があった だけに注目すると 高齢者住宅防火モデル地区の設定 (59.3%) がトップであった 次いで 給付補助事業等の実施 (46.3%) が続 いている ( 表 参照 ) 1

15 高齢者関連団体への啓発 については 非常に効果があった は 3 割未満 非常に効果があった + やや効果があった の合計も 7 割にとどまった ( 表 参照 ) 表 住宅防火施策の効果 あ非っ常たに効果が たやや効果があ っ かあっまたり効果はな か全っくた効果はな (%) い効果はわからな 給付補助事業等の実施高齢者住宅防火モデル地区の設定特定地区への重点的取り組み住宅防火訪問防火診断市町村部局の給付補助事業等への参画高齢者関連団体への啓発その他 (67) (27) (61) (481) (334) (9) (25) (61) n 数は実施していると回答した消防本部数 住宅防火施策の効果 ( 効果ありの合計 ) を消防本部管内人口別にみると 人口 15 万人以上 ~5 万人未満の消防本部では 防火診断 が 86.3% で全体より 9.1 ポイント 高齢者関連団体への啓発 が 77.3% で全体より 7.1 ポイント それぞれ高い 一方 特定地区への重点的取り組み は 66.7% で全体より 2.2 ポイント低い ( 表 参照 ) 人口 5 万人以上 ~15 万人未満の消防本部では 特定地区への重点的取り組み が 94.1% に達している ( 表 参照 ) 2

16 表 住宅防火施策の効果 ( 非常に効果があった 効果があった ( 消防本部管内人口別 )) 全体人口 5 万人以上消防本部人口 15 万人以上 ~5 万人未満管内人口別人口 5 万人以上 ~15 万人未満人口 5 万人未満 % 等給の付実補施助事業 モ高デ齢ル者地住区宅の防設火定 重特点定的地取区りへ組のみ 住宅防火訪問 防火診断 参補市画助町事村業部等局へのの給付 へ高の齢啓者発関連団体 その他 3 各種団体との連携状況 住宅防火施策の実施において連携している団体では 消防団 が 47.4% で最も高い 次いで 民生委員 児童委員 が 4.1% 市町村他部局 が 38.7% で続き これらはいずれも 4 割程度の連携となっている ( 図 参照 ) 8% 6% % 2% % 消防団 児民童生委委員員 市町村他部局 社会福祉協議会 女性防火クラブ ( 自防自治災主会組町織内 ) 会 (576) 高齢者関連団体 図 各種団体との連携状況 1.7 企介業護等サービス 12.5 その他 8.7 連特携定しのて団い体なといは その他の連携団体を列記すると 次のとおりである 地区防火協会 電力会社 ガス会社 LPG 協会 電気工事組合 小学校 幼稚園 暖房機器メーカー 警察署 防犯協会 商工会 3

17 消防本部管内人口別にみると 人口 5 万人以上の消防本部では 民生委員 児童委 員 市町村他部局 が 5 割 自治会町内会 ( 自主防災組織 ) が 3 割を超えて いる ( 表 参照 ) 人口 5 万人未満の消防本部では 民生委員 児童委員 が 29.7% にとどまってお り 全体を 1.4 ポイント下回っている ( 表 参照 ) 表 各種団体との連携状況 ( 消防本部管内人口別 ) 3 以上の場合 [ 比率の差 ] 全体 +1ホ イント全体 + 5ホ イント全体 - 5ホ イント全体 -1ホ イント 消防団 児民童生委委員員 市町村他部局 社会福祉協議会 女性防火クラブ ( 自防自治災主会組町織内 ) 会 全体 (576) 人口 5 万人以上 (31) 消防本部人口 15 万人以上 ~5 万人未満 (123) 管内人口別人口 5 万人以上 ~15 万人未満 (247) 人口 5 万人未満 (175) (%) 高齢者関連団体 企介業護等サービス その他 連特携定しのて団い体なといは (2) 消防本部の実施する高齢者及び家族向けの住宅防火広報 1 使用している広報媒体 高齢者及びその家族向けの住宅防火広報において使用している広報媒体では チラシ パンフレット が 69.2% でトップであった 次いで 自治体等の広報紙等 が 55.3% ホームページ が 31.7% で続く ( 図 参照 ) 1% 8% % % % % パチンラフシレ ット 広自報治紙体等等の ホームページ 17.7 ポスター 13.1 ラテジレオビ等 (671) D V D ビデオ メールサービス 図 使用している広報媒体.6.6 ブログ b o o k など ) ( F a c e S N S 8.5 その他 15.9 実特施にしていない 4

18 その他の広報媒体を列記すると 次のとおりである スーパーのレシート 消防署広報誌 消防車による広報 防災行政無線や有線放送による広報 テレホンサービス 敬老手帳 消防本部管内人口別にみると 人口 5 万人以上の消防本部では 広報活動の実施率は 1% である チラシ パンフレット が 9 割を超えており また ホームページ (69.7%) テレビ ラジオ等 (39.4%) DVD ビデオ (27.3%) も全体を 2 ポイント以上 上回っている ( 表 参照 ) 人口 5 万人未満の消防本部では ホームページ が 21.6% にとどまり 全体を 1.1 ポイント下回っている ( 表 参照 ) 表 使用している広報媒体 ( 消防本部管内人口別 ) 3 以上の場合 [ 比率の差 ] 全体 +1ホ イント全体 + 5ホ イント全体 - 5ホ イント全体 -1ホ イント パチンラフシレ ット 広自報治紙体等等の ホームページ ポスター ラテジレオビ等 D V D ビデオ メールサービス ブ b ( S ロ o F N グ o a S k c な e ど 全体 (671) 人口 5 万人以上 (33) 消防本部人口 15 万人以上 ~5 万人未満 (142) 管内人口別人口 5 万人以上 ~15 万人未満 (283) 人口 5 万人未満 (213) (%) ) その他 実特施にしていない 2 効果的だと思う広報媒体 効果的だと思う広報媒体では チラシ パンフレット が 78.% で最も高く 自治体等の広報紙等 が 7.5% で続く テレビ ラジオ等 (5.4%) も 5 割を超えた ( 図 参照 ) ホームページ (14.3%) ポスター (13.3%) DVD ビデオ (8.7%) のスコアは 2 割を下回った ( 図 参照 ) 5

19 1% 8% % 5.4 4% 2% % パチンラフシレ ット 広自報治紙体等等の ラテジレオビ等 ホームページ ポスター (563) D V D ビデオ メールサービス 図 効果的だと思う広報媒体 ブログ b o o k など ) ( F a c e S N S 8.9 その他.4 も特のには効無果い的な 消防本部管内人口別にみると 人口 5 万人以上の消防本部では テレビ ラジオ等 が 6 割を超えた また 人口 15 万人以上 ~5 万人未満の消防本部では チラシ パンフレット が唯一 8 割を超えている ( 表 参照 ) 表 効果的だと思う広報媒体 ( 消防本部管内人口別 ) 3 以上の場合 [ 比率の差 ] 全体 +1ホ イント全体 + 5ホ イント全体 - 5ホ イント全体 -1ホ イント パチンラフシレ ット 広自報治紙体等等の ラテジレオビ等 ホームページ ポスター D V D ビデオ メールサービス ブ b ( S ロ o F N グ o a S k c な e ど 全体 (563) 人口 5 万人以上 (33) 消防本部人口 15 万人以上 ~5 万人未満 (112) 管内人口別人口 5 万人以上 ~15 万人未満 (238) 人口 5 万人未満 (18) (%) ) その他 も特のには効無果い的な 3 希望する家庭向け住宅防火広報用資料 希望する家庭向け住宅防火広報用資料では 広報用としての高齢者住宅火災事例 が 69.7% で最も高く 次いで 広報資料作成用のイラスト が 54.8% で続く 呼びかけのキャッチフレーズ (32.6%) 高齢者広報用の統計データ (29.4%) も 3 割前後に達している ( 図 参照 ) 6

20 1% 8% % % % % 火高広災齢報事者用例住と宅しての イ作広ラ成報ス用資トの料 フキ呼レャびーッかズチけの 統高計齢デ者ー広タ報用の 統作広計成報グ用資ラの料フ その他 も特のには必な要いな (663) 図 希望する家庭向け住宅防火広報用資料 各項目について 具体的な回答は次のとおり 高齢者住宅火災事例について イラストで分かり易く事例紹介 身近な火災危険性 DVD で再現 高齢者に多い不注意火災事例 各地の火災事例 写真入りの事例 広報誌に載せられる事例 防火対策の奏功火災事例 広報用統計データ 地域別 年齢別データ 高齢者の火災による死亡率 原因 時間帯別データ 住宅火災における高齢者世帯の割合 5 年間の高齢者火災データ 高齢者の特徴的火災データ 高齢社会に伴う火災統計データ 広報資料作成用グラフ 高齢者住宅火災の割合 奏功事案の統計グラフ 原因別グラフ 原因 時間帯別統計グラフ 5 年間の統計グラフ ヒヤリ ハット経験のグラフ 消防本部管内人口別にみると 人口 5 万人以上の消防本部では 広報用としての高齢者住宅火災事例 と 広報資料作成用のイラスト が 65.6% で並んだ また 高齢者広報用の統計データ が 46.9% で全体より 17.5 ポイント高い 一方 呼びかけのキャッチフレーズ は 18.8% で全体を 13.8 ポイント下回った ( 表 参照 ) 7

21 人口 5 万人未満の消防本部では 広報資料作成用の統計グラフ が 8.7% で 唯一 1 割を下回っている ( 表 参照 ) 3 以上の場合 [ 比率の差 ] 全体 +1ホ イント全体 + 5ホ イント全体 - 5ホ イント全体 -1ホ イント 表 希望する家庭向け住宅防火広報用資料 ( 消防本部管内人口別 ) 火高広災齢報事者用例住と宅しての イ作広ラ成報ス用資トの料 全体 (663) 人口 5 万人以上 (32) 消防本部 人口 15 万人以上 ~5 万人未満 (14) 管内人口別人口 5 万人以上 ~15 万人未満 (283) 人口 5 万人未満 (28) (%) フキ呼レャびーッかズチけの 統高計齢デ者ー広タ報用の 統作広計成報グ用資ラの料フ その他 も特のには必な要いな 3.4 高齢者が死傷した住宅火災の調査項目 本調査の結果 767 本部のうち 674 本部 ( 回答率 87.9%) からの回答があり そのうち 3 年以内に死傷者のあった火災事例について 541 サンプルが収集された (1) 火災事例の条件高齢者が死傷した住宅火災事例を調査するにあたっては 各消防本部から 1 件の火災事例を提供いただくこととし 以下の条件を設定し 各消防本部に火災事例の抽出を依頼した 高齢者の死傷者が発生した住宅火災次の条件を満たす住宅火災事例の調査を実施した 1 3 年以内に発生した事例であること 2 住宅火災のうち 高齢者が居住者であり 在宅中に発生したものであること 3 居住する高齢者の死者が発生した住宅火災であること 6 4 放火火災ではないこと 住宅火災のうち 特に居住する高齢者の死者 ( 該当がない場合は負傷者 ) が発生した事 例を調査することにより 一般的な高齢者の関与した住宅火災ではなく 高齢者の死傷者 発生火災の特徴が把握できると考えたためである (2) 火災事例の調査項目 高齢者の死傷者が発生した住宅火災事例を収集するにあたっては その全容を把握する 6 対象消防本部に該当事例が無い場合は 高齢者の負傷者が発生した火災とした 8

22 という観点から共通の設問を設けた 設問項目は以下の通りである 高齢者の死傷者が発生した住宅火災 1 住宅火災事例の有無 2 住宅火災発生時期 3 居住者構成 4 出火時の在宅人数 5 高齢者の死傷状況 6 高齢者の身体状況 7 火災原因と高齢者の関係 8 出火建物の構造 9 高齢者の生活環境 1 出火箇所 出火原因 3.5 高齢者が死傷した住宅火災の調査結果 高齢者の死傷した住宅火災事例に関する調査結果の概要を以下に示す (1) 高齢者の死傷者が発生した住宅火災 1 住宅火災事例の有無 最近 3 年以内で 高齢者の住宅火災で居住する高齢者の死者 ( 該当がない場合は負傷者 ) が発生し かつ放火火災でない事例 ( 以下 該当事例 ) があったかを尋ねたところ 上記に該当する事例があった が約 8 割を占め 541 事例を収集することができた 2 住宅火災発生時期 該当事例の発生時期では 213 年 が 47.3% 212 年 が 3.3% 211 年 が 16.3% 21 年 が 6.1% となった 該当事例の発生月では 1 月 が 16.1% で最も高い 以下 2 月 (14.2%) 3 月 (12.%) 4 月 (11.1%) 12 月 (9.1%) の順で続き 冬 ~ 早 春 (12 月 ~4 月 ) が 6 割以上を占めた ( 図 参照 ) 9

23 冬 ~ 早春 (12-4 月 ) 11 月 5.9% 1 月 5.4% 12 月 9.1% 1 月 16.1% 62.5% 9 月 5.5% 8 月 4.4% 7 月 4.1% 6 月 4.8% 5 月 7.4% 4 月 11.1% 3 月 12.% 2 月 14.2% 図 火災発生時期 ( 月 ) 該当事例の発生時間帯では 深夜 早朝 (23:~5:) が 36.8% で最も高い 次いで 午後 (12:~17:) (23.3%) 夜間 (18:~22:) (2.7%) 午前 (6:~11:) (19.2%) の順となった ( 図 参照 ) 午前 (6:~11:) 19.2% 深夜 早朝 (23:~5:) 36.8% 夜間 (18:~ 22:) 2.7% 午後 (12:~ 17:) 23.3% 図 火災発生時間帯 1

24 3 居住者構成 該当事例が発生した住宅の居住者構成では 高齢者 1 人暮らし が 43.3% で最も高い 以下 高齢者 1 人と子供世帯 (18.8%) 高齢者夫婦のみ (18.2%) 高齢者夫婦と子供世帯 (9.7%) の順で続く ( 図 参照 ) 不明.4% 高齢者とその兄弟姉妹 1.7% その他 8.% 高齢者夫婦と子供世帯 9.7% 高齢者一人と子供世帯 18.8% 高齢者一人暮らし 43.3% 高齢者夫婦のみ 18.2% 図 居住者構成 4 出火時の在宅人数 該当事例において出火時に在宅していた高齢者 (65 歳以上 ) の人数では 1 名 が 73.9% を占め 2 名 が 23.7% で続く 一方 高齢者以外 (65 歳未満 ) の人数では 名 が 73.2% を占め 1 名 が 15.% で続く 5 高齢者の死傷状況 該当事例における死亡 負傷者の人数は 全体では 1 人 が 87.4% 複数名(2 人以上 ) が 12.6% となった 該当事例における死傷状況は 全体では 死亡 が 83.5% 負傷 が 16.5% となった 該当事例における死傷者の性別は 全体では 男性 が 54.% 女性 が 46.% となった 11

25 該当事例における死傷者の年齢は 全体では 8 歳 ~84 歳 が 22.3% で最も高く 以下 75 歳 ~79 歳 (21.4%) 85 歳 ~89 歳 (18.4%) 7 歳 ~74 歳 (13.7%) 65 歳 ~69 歳 (13.2%) の順で続いており 75 歳以上の割合は 73% で 75 歳から 9 歳未満が 62.1% と高い割合を示している ( 表 参照 ) 表 死傷者の年齢 6 5 歳 ~ 6 9 歳 7 歳 ~ 7 4 歳 7 5 歳 ~ 7 9 歳 8 歳 ~ 8 4 歳 8 5 歳 ~ 8 9 歳 9 歳 ~ 9 4 歳 (%) 9 5 歳以上 全体 (597) 高齢者の身体状況 該当事例において死傷した高齢者の身体状況は 全体では 身体に障がい等はなかった が 35.4% で最も高い 次いで 歩行困難 (25.%) 認知症 (11.5%) が 1 割を超えた 一方 寝たきり又は病弱 (4.4%) 視覚障害 (3.9%) 聴覚障害 (2.4%) 盲聾二重障害 (.2%) は 5% に満たず 温熱感覚低下 の死傷者は存在しなかった なお 不明 が 18.8% ある これらのうち不明を除けば 何らかの障害がある高齢者が約 6 割となる ( 図 参照 ) 6% 4% % % な障身かが体っいにた等は 歩行困難 認知症 又寝はた病き弱り 視覚障害 2.4 聴覚障害.2 - 盲聾二重障害 温熱感覚低下 6.3 その他 不明 (591) 図 死傷した高齢者の身体状況 ( 複数回答 ) 12

26 7 火災原因と高齢者の関係 該当事例における火災原因と高齢者の関係は 全体では 出火原因に直接関係があった (46.5%) が 出火原因に直接関係はなかった (13.4%) を大きく上回った 一方で 不明 も 4.1% であった 不明 を別にすれば 火災原因に直接関係があった のは 77.6% 火災原因に直接関係がなかった ものは 22.4% で 高齢者の行為が出火原因になる割合が非常に高い ( 図 参照 ) 不明 4.1% 出火原因に直接関係はなかった 13.4% 出火原因に直接関係があった 46.5% 図 火災原因と高齢者の関係 8 出火建物の構造 該当事例における出火建物の種別は 全体では 持ち家 戸建て が 76.7% で突出して高い 以下 借家 共同住宅 (9.2%) 借家 戸建て (6.3%) 借家 その他 ( 長屋 間借りほか ) (3.5%) の順で続く 持ち家と借家別に集計すると 持ち家 の合計が 92.2% 借家 の合計が 7.6% となった ( 図 参照 ) 1% 8% % 4% 2% % 持ち家 戸建て 9.2 借家 共同住宅 6.3 借家 戸建て ( 借間長家借屋 り そほのか他 ) 図 出火建物の種別 ( 持間長ち借屋家り ほそかの ) 他 共持同ち住家宅 (541) 不明 13

27 14 該当事例の出火建物の構造は 全体では 木造 が 81.8% で突出して高い 以下 耐火 (6.9%) 防火構造 (6.1%) 準耐火 ( 非木造 ) (3.%) 準耐火 ( 木造 ) (.2%) の順で続く 該当事例の出火建物の階数は 全体では 2 階建 が 61.6% 1 階建 ( 平屋 ) が 32.3% 3 階建以上 が 6.1% となった 9 高齢者の生活環境 該当事例における高齢者の生活環境は 全体では 喫煙習慣があった が 29.8% で最も高い 以下 ライターが使われていた (22.3%) 室内は整頓されていた (21.4%) 寝具などの可燃物が暖房器具と接近していた (14.2%) マッチが使われていた (11.9%) が 1 割を超えており ライター及びマッチの使用は合算すると 34.2% で 複数回答であることを考慮しても約 3 割と推定される ( 図 参照 ) 図 高齢者の生活環境 ( 複数回答 ) 1 出火箇所 出火原因 該当事例の出火箇所は 全体では 高齢者の寝室 が 34.6% で最も高い 以下 居間 (19.2%) 高齢者の居室 (15.7%) 台所 (13.5%) が 1 割を超えた ( 図 参照 ) 喫煙習慣があったライターが使われていた室内は整頓されていた寝具などの可燃物が暖房器具と接近していたマッチが使われていた部屋が足の踏み場もなく散らかっていた台所以外に調理用コンロ ( 電気 ガス 灯油 ) が置かれていた生活が困窮していた ( 生活保護 ) 台所の火気器具が可燃物と接近していた水道 電気 ガスなどが止められていたその他不明 (537) % 2% 4% 6%

28 6% 4% % % 高齢者の寝室 居間 高齢者の居室 台所 仏間 和室 記述回答からの抽出であり 31 件が複数カウントされている 風呂場 納物屋置 / 納戸 / ( そ子れ供以 ) 外の寝室 (541) 作事業務場所部 分店舗 客間 ( そ子れ供以 ) 外の居室 7 図 出火箇所 廊下 玄関 天井裏 部敷屋居の 境部分 その他 6.5 不明 / 調査中 出火箇所別の出火原因をみると 最も発生件数が多い高齢者の寝室では タバコによる着火 火種の落下 ( 寝タバコ タバコの不始末含む ) が 187 件中 5 件 (26.7%) で最も多い 次いで 石油 電気ストーブ等の使用 可燃物への接触 同 3 件 (16%) 電気プラグ コード コンセント( の損傷による ) ショート 同 16 件 (8.6%) 電気機器の使用 が同 8 件 (4.3%) で続く ( 表 参照 ) 2 番目に発生件数が多い居間では タバコによる着火 火種の落下 ( タバコの不始 末含む ) (17 件 ) が最も多い 次いで 電気プラグ コード コンセント ( の損 傷による ) ショート (8 件 ) が続いている ( 表 参照 ) そのほか高齢者の居室では 電気プラグ コード コンセント ( の損傷による ) ショート (12 件 ) 台所では ガスコンロの使用 消し忘れ等 (18 件 ) 仏間では ローソク( 灯明 ) による着火 / ローソク ( 灯明 ) の転倒 / ローソクの不始末 (12 件 ) がそれぞれトップとなった ( 表 参照 ) 7 例えば 回答が 高齢者の居間兼寝室 であれば 居間 と 寝室 でカウントを行ったため 合計で 1% にはならない また 寝室 居間 居室 和室については記載されたまま集計しており 区別は明確ではない 15

29 表 出火箇所別の主な出火原因ランキング 出火元 発生件数 出火原因 該当件数 タバコによる着火 火種の落下 ( 寝タバコ タバコの不始末を含む ) 5 件 石油 電気ストーブ等の使用 可燃物への接触 3 件 高齢者の寝室 187 件 電気プラグ コード コンセント ( の損傷による ) ショート 16 件電気機器の使用 8 件 その他 22 件 原因不明 / 調査中 61 件 タバコによる着火 火種の落下 ( タバコの不始末を含む ) 17 件 居間 14 件 電気プラグ コード コンセント ( の損傷による ) ショート 8 件その他 4 件 原因不明 / 調査中 39 件 電気プラグ コード コンセント ( の損傷による ) ショート 12 件 電気ストーブの使用 可燃物への接触 9 件 高齢者の居室 85 件 ローソク ( 灯明 ) による着火 / ローソク ( 灯明 ) の転倒 / ローソクの不始末 9 件タバコによる着火 火種の落下 7 件 その他 21 件 原因不明 / 調査中 27 件 ガスコンロの使用 消し忘れ等 18 件 てんぷら油の過熱 (IH 又はコンロ種別不詳 ) 9 件 台所 73 件 調理中による出火 6 件 その他 14 件 原因不明 / 調査中 26 件 仏間 18 件 ローソク ( 灯明 ) による着火 / ローソク ( 灯明 ) の転倒 / ローソクの不始末 12 件その他 原因不明 / 調査中 6 件 合計 467 件 467 件 分析可能な 541 件の火災のうち 高齢者の寝室 居間 高齢者の居室 台所 仏間の火災 467 件につい て 出火原因の上位を列記 なお 高齢者の寝室 居間 及び高齢者の居室における火災の出火原因を 原因不明 / 調査中を除いて集計した 249 件の結果は タバコによる着火 火種の落下 ( 寝タバコ タバコの不始末含む ) が 74 件 (29.7%) でトップであった 次いで 石油 電気ストーブ等使用 可燃物への接触 39 件 (15.7%) 電気プラグ コード コンセント ( の損傷による ) ショート 36 件 (14.5%) である ( 表 参照 ) 表 高齢者の寝室 居室及び居間の出火原因 出火原因 該当件数 ( 件 ) 比率 1 タバコによる着火 火種の落下 ( 寝タバコ タバコの不始末含む ) % 2 石油 電気ストーブ等の使用 可燃物への接触 % 3 電気プラグ コード コンセント ( の損傷による ) ショート % 4 ローソク ( 灯明 ) による着火 / ローソクの転倒 / ローソクの不始末 9 3.6% 5 電気機器の使用 8 3.2% 6 その他 % 合計 % 高齢者の寝室 居間 高齢者の居室について 原因不明 / 調査中を除いて集計 また 高齢者の死傷した火災の出火原因を 原因不明 / 調査中を除いて集計した 342 件の結果は タバコによる着火 火種の落下 ( 寝タバコ タバコの不始末含む ) 16

30 が 84 件 (24.6%) でトップであった 次いで 電気プラグ コード コンセント ( の損傷による ) ショート 45 件 (13.2%) 電気ストーブの使用 可燃物への接触 32 件 (9.4%) であり 電気ストーブ 石油ストーブ ストーブ等暖房器具の使用 可燃物への接触 は合せると 87 件 (25.4%) である さらに ローソク ( 灯明 ) による着火 / ローソクの転倒 / ローソクの不始末 が 25 件 (7.3%) ガスコンロの使用 消し忘れ等 が 24 件 (7.%) となっている ( 図 参照 ) ガスコンロの使用 消し忘れ等 7.% マッチ ライターの使用 4.1% ローソク ( 灯明 ) による着火 / ローソクの転倒 / ローソクの不始末 7.3% 電気機器の使用 4.1% 電気プラグ コード コンセント ( の損傷による ) ショート 13.2% 天ぷら油の過熱 2.3% その他 12.% タバコによる着火 火種の落下 ( 寝タバコ タバコの不始末含む ) 24.6% 石油 電気ストーブ等の使用 可燃物への接触 25.4% 電気ストーブの使用 可燃物への接触 9.4% 石油ストーブの使用 可燃物への接触 6.1% ストーブ等暖房器具の使用 可燃物への接触 9.9% 原因の記載されている火災 (541 件のうち 342 件 ) について 原因ごとに分類 図 高齢者の死傷した火災における出火原因 17

31 4 高齢者の家族に対するアンケート調査 第 3 章では 消防本部が実施する高齢者住宅防火施策や住宅防火広報 及び高齢者が死傷した住宅火災について調査結果を記した そうした特質や傾向をもたらした要因は 高齢者の特性や住まい方と関係があるのであろうか そこで本章では 高齢者の家族に対するアンケート調査に基づき 高齢者の特性 住まい方について把握するとともに それらの住宅火災及びヒヤリ ハットとの関係について調査する 4.1 調査対象 高齢者の関与した住宅火災及びヒヤリ ハットが 高齢者の特性 住まい方とどのような関係にあるのかを分析するために 実際の高齢者の特性及び住まい方に関する調査を実施した 本調査では 別居 同居にかかわらず 高齢者の家族に対してアンケートを実施することによって 高齢者の実態について客観的に調査することができた 調査対象及び選定理由は以下のとおりである 高齢者を身内に持つ家族高齢者を身内に持つ家族を対象として Web によるアンケートを実施した 高齢者の特性 住まい方を客観的に把握しているのはこうした家族であると考えたためである また 家族との接触頻度の高低が 高齢者の特性及び住まい方とどのような関係にあるのかを把握するため 高齢者の家族を大きく以下の 4 つのグループに分けて調査を実施した なお 回答の確実性を期するため 回答者の年齢を 4 歳から 64 歳までの男女とした A) 高齢者の家族で 当該高齢者の身の回りの世話 ( 普段の生活 健康状態などの確認を 含む 以下同じ ) をしており ほぼ毎日 ~ 週 4-5 日程度に会う B) 高齢者の家族で 当該高齢者の身の回りの世話をしており 週に 2-3 日程度 ~2 週間に 1 日程度に会う C) 高齢者の家族で 当該高齢者の身の回りの世話または 生活 身体状況を把握してお り 3 週間に 1 日程度 ~1 ケ月に 1 日程度に会う D) 高齢者の家族で 当該高齢者の身の回りの世話はしていないが 生活 身体状況を把 握しており 2 ケ月に 1 日程度 ~ 半年に 1 日程度に会う 18

32 なお 前記 A~D とは別に 会う頻度は問わず 当該高齢者の身の回りの世話または生活 身体状況の把握をしている高齢者の家族で 65 歳以上でその高齢者による住宅火災の経験 又はヒヤリ ハット経験のある家族を別途抽出した 上記 A グループと B グループは 高齢者との接触回数が比較的多い家族 接触頻度の高 い層 であり C グループと D グループは 高齢者との接触回数が比較的少ない家族 接触 頻度の低い層 とみなす こうしたグループに分類して調査を実施することにより 高齢者の特性や住まい方の実態を把握するとともに 家族との接触頻度の高低による傾向についても調査できると考えたためである なお 当該調査の結果が 高齢者の実態を正しく反映しているかについては 十分に検討の余地があり 今回の調査対象者は 身内が存在し 孤立していない高齢者であることなど やや恵まれた環境にあることを念頭においてみる必要があると思われる 高齢者の家族に対するアンケートのグループをあらためて表にすると以下のとおりであ る ( 表 参照 ) 表 高齢者の家族に対するアンケートのグループ分け グループ 一般全体 (A B C D グループ ) サンプル対象条件 1648ss 以下 一般者を合算した一般全体 接触頻度高 A 一般 _ 週 4-5 日以上 67ss B 一般 _ 週 2-3 日 -2 週間に 1 日以上 464ss 該当高齢者の身の回りの世話 ( 普段の生活 健康状態などの確認含む ) をしており ほぼ毎日 ~ 週 4-5 日程度 に会う 該当高齢者の身の回りの世話 ( 普段の生活 健康状態などの確認含む ) をしており 週 2-3 日程度 ~2 週間に 1 日程度 に会う 接触頻度低 C 一般 _3 週間に 1 日 - 月 1 日以上 39ss D 一般 _2 ヶ月に 1 日 ~ 半年に 1 日程度 25ss 該当高齢者の身の回りの世話 ( 生活 健康状態確認含む ) または 生活 身体状況を把握しており 3 週間に 1 日程度 ~1 ヶ月に 1 日程度 に会う 該当高齢者の身の回りの世話はしていないが 生活 身体状況を把握しており 2 ヶ月に 1 日程度 ~ 半年に 1 日程度 に会う - ブースト _ 住宅火災 / ヒヤリハット経験者 41ss ( 会う頻度問わず ) 該当高齢者の身の回りの世話 / 生活 身体状況を把握しており その該当者が 65 歳以降で 住宅火災またはヒヤリハット 経験者 ブースト とは アンケート調査などで特別な条件を付けて調査対象を選ぶことで ここでは高 齢者による住宅火災の経験又はヒヤリ ハット経験のある家族を一般とは別枠で選び 調査している 調査対象者 : 男女 4-64 歳の方 身内に 65 歳以上の高齢者がいる方該当高齢者のお住まいが一般住宅にお住まいの方 ( 持家 / 賃貸問わない ) 調査エリア : 全国 19

33 調査方法 :Web による調査 実施時期 : 事前調査 213 年 11 月 21 日 ~ 213 年 11 月 26 日本調査 213 年 11 月 26 日 ~ 213 年 11 月 28 日 有効回答数 :2,58 サンプル 4.2 高齢者の特性 住まい方及び防火意識に関する調査項目 高齢者の特性及び住まい方に関する調査を実施するにあたり 高齢者の特性という観点 とともに ハードも含めた住まい方についても調査を実施した 調査項目は以下のとおり である (1) 高齢者の特性 1 身体的特性 歩行状況 認知症の有無 日常生活の自立度 2 社会的特性 世帯構成 日中及び夜間在宅時における状況 高齢者の助けとなる協力者の有無及び時間帯 3 生活的特性 喫煙習慣の有無 寝タバコの有無 使用している暖房器具の種類及び使用年数 (2) 高齢者の住まい方 ( ハードを含む ) 1 居住部屋の印象 ゴミの散乱及び溜め込みの有無 生活用品の多さ及び散乱の有無 衣類及び寝具の状況 2 住まい 主な生活階 建物の所有及び種別 建物の構造 間取り 築年数及び居住年数 2

34 住宅用火災警報器の設置状況 (3) 家族の防火意識 1 住宅火災についての防火意識 住宅火災についての高齢者と話していること 住宅火災から高齢者を守る上で感じている不安 2 消防行政に対する意識 消防行政に求める対策 4.3 高齢者の特性 住まい方及び防火意識に関する調査結果 高齢者の特性及び住まい方に関する調査結果の概要を以下に示す (1) 高齢者の特性 1 身体的特性 歩行状況 1% 8% 82.5 自宅での歩行状況 64.6 外出の際の歩行状況 6% 4% % % 自力歩行ができる 17.1 杖を使っている 歩行器 シルバーカー等を使っている 車いすを使っているその他よくわからない 図 歩行状況 自宅での歩行状況 自宅での歩行状況では 自力歩行ができる が 82.5% で最も高い 次いで 杖を使っている (17.1%) 車いすを使っている (7.6%) 歩行器 シルバーカー等を使っている (5.8%) の順となった ( 図 参照 ) 自宅での歩行状況を高齢者との接触頻度別にみると 接触頻度が高いほど 自力 歩行ができる 割合が低い傾向にあり 最も頻度が高い週 4-5 日以上の層では 自 21

35 力歩行ができる が 76.% にとどまっている 一方 最も頻度が低い 2 ヶ月に 1 日 ~ 半年に 1 日程度の層では 93.7% に達している また 住宅火災及びヒヤリ ハット経験者では 自力歩行ができる が 86.8% で 一般全体よりやや高い ( 表 参照 ) 表 自宅での歩行状況 ( 接触頻度別 ) 自力歩行ができる杖を使っている車いすを使っている 歩行器 シルバーカー等を使っている その他 よくわからない 一般全体 (1,648) 一般 _ 週 4-5 日以上 (67) 一般 _ 週 2-3 日 -2 週間に1 日以上 (464) 割付別 一般 _3 週間に1 日 - 月 1 日以上 (39) 一般 _2ヶ月に1 日 ~ 半年に1 日程度 (25) ブースト _ 住宅火災 / ヒヤリハット経験者 (41) (%) 外出の際の歩行状況 外出の際の歩行状況でも 自力歩行ができる が 64.6% で最も高い 次いで 杖を使っている (27.9%) 車いすを使っている (15.%) 歩行器 シルバーカー等を使っている (1.8%) の順となった ( 表 参照 ) 外出の際の歩行状況を高齢者との接触頻度別にみると 頻度により 自力歩行ができる 割合が二極化している 接触頻度が高い週 4-5 日以上および週 2-3 日 -2 週間に 1 日以上の層では 自力歩行ができる が 5 割台になっているのに対して 接触頻度が低い 3 週間に 1 日 - 月 1 日以上および 2 ヶ月に 1 日 ~ 半年に 1 日程度の層では 自力歩行ができる が 8 割を超えている ( 表 参照 ) 杖を使っている 車いすを使っている 歩行器 シルバーカー等を使っている の割合も 接触頻度が高い週 4-5 日以上および週 2-3 日 -2 週間に 1 日以上の層が相対的に高く 頻度が低い 3 週間に 1 日 - 月 1 日以上および 2 ヶ月に 1 日 ~ 半年に 1 日程度の層が相対的に低い ( 表 参照 ) 表 外出の際の歩行状況 ( 接触頻度別 ) 自力歩行ができる 杖を使っている 車いすを使っている 歩行器 シルバーカー等を使っている その他 よくわからない 一般全体 (1,648) 一般 _ 週 4-5 日以上 (67) 一般 _ 週 2-3 日 -2 週間に1 日以上 (464) 割付別 一般 _3 週間に1 日 - 月 1 日以上 (39) 一般 _2ヶ月に1 日 ~ 半年に1 日程度 (25) ブースト _ 住宅火災 / ヒヤリハット経験者 (41) (%) 22

36 住宅火災 ヒヤリ ハット経験者では 自力歩行ができる 68.3% 杖を使っ ている 28.8% 車いすを使っている 11.7% など 一般全体とほぼ同様の傾 向を示している ( 表 参照 ) 認知症の有無 認知状況では 認知症なし が 73.3% を占める 次いで 軽度認知症 が 13.8% 中度認知症 が 8.1% 重度認知症 が 4.9% で 認知症あり の合計は 26.7% となった ( 表 参照 ) 高齢者との接触頻度別にみると 接触頻度が高い週 4-5 日以上および週 2-3 日 -2 週間に 1 日以上の層と 接触頻度が低い 3 週間に 1 日 - 月 1 日以上および 2 ヶ月に 1 日 ~ 半年に 1 日程度の層で二極化しており 接触頻度が高い層では 認知症あり が 3 割を超えているのに対して 接触頻度が低い層では 1 割前後にとどまっている ( 表 参照 ) 表 認知状況 ( 接触頻度別 ) 3 以上の場合 [ 比率の差 ] 一般全体 +1ホ イント一般全体 + 5ホ イント一般全体 - 5ホ イント一般全体 -1ホ イント 認知症なし 軽度認知症 中度認知症 重度認知症 一般全体 (1,648) 一般 _ 週 4-5 日以上 (67) 一般 _ 週 2-3 日 -2 週間に 1 日以上 (464) 割付別 一般 _3 週間に 1 日 - 月 1 日以上 (39) 一般 _2 ヶ月に 1 日 ~ 半年に 1 日程度 (25) ブースト _ 住宅火災 / ヒヤリハット経験者 (41) (%) 軽度認知症 : 老人会などの社会活動の場で 一人前の社会人として通用しなくなっている状態 中度認知症 : 家庭活動 ( 炊事 洗濯 掃除 庭仕事等 ) に支障の出る状態 重度認知症 : 自分の身の回りのことにも支障が出る状態 23

37 住宅火災 ヒヤリ ハット経験者では 認知症あり が 32.% で 一般全体より 5.3 ポイント高い ( 表 参照 ) 日常生活の自立度 高齢者の日常生活状況では 生活自立 が 76.2% を占める 生活自立 以外で は 準寝たきり が 19.1% 寝たきり が 4.7% となった ( 表 参照 ) 高齢者との接触頻度別にみると 頻度が高い週 4-5 日以上および週 2-3 日 -2 週間に 1 日以上の層と 頻度が低い 3 週間に 1 日 - 月 1 日以上および 2 ヶ月に 1 日 ~ 半年に 1 日程度の層で二極化しており 接触頻度が高い層では 生活自立 が 7 割前後にとどまり 準寝たきり が 2 割を超えているのに対し 接触頻度が低い層では 生活自立 が 9 割を超えている ( 表 参照 ) 表 日常生活状況 ( 接触頻度別 ) 3 以上の場合 [ 比率の差 ] 一般全体 +1ホ イント一般全体 + 5ホ イント一般全体 - 5ホ イント一般全体 -1ホ イント 生活自立 準寝たきり 寝たきり 一般全体 (1,648) 一般 _ 週 4-5 日以上 (67) 一般 _ 週 2-3 日 -2 週間に 1 日以上 (464) 割付別 一般 _3 週間に 1 日 - 月 1 日以上 (39) 一般 _2 ヶ月に 1 日 ~ 半年に 1 日程度 (25) ブースト _ 住宅火災 / ヒヤリハット経験者 (41) (%) 住宅火災 ヒヤリ ハット経験者では 生活自立 76.3% 準寝たきり 21.2% 寝たきり 2.4% で 一般全体とほぼ同様の状況となった ( 表 参照 ) 24

38 2 社会的特性 世帯構成 高齢者が居住している世帯構成では 高齢者一人と子供世帯 が 3.2% で最も高い 次いで 高齢者夫婦のみ が 24.9% 高齢者一人暮らし が 23.8% で続く 一人暮らしが 23.8% それ以外が 76.2% となった 高齢者のみの世帯 ( 高齢者夫婦のみ + 高齢者一人暮らし ) は約 5 割に達している ( 図 参照 ) 6% 一般全体 ブースト _ 住宅火災 / ヒヤリハット経験者 4% % 以上の場合 [ 比率の差 ] 一般全体 +1ホ イント一般全体 + 5ホ イント一般全体 - 5ホ イント一般全体 -1ホ イント % 高齢者一人暮らし 高齢者夫婦のみ 図 居住世帯構成 高齢者一人と子供世帯 高齢者夫婦と子供世帯 高齢者とその兄弟姉妹 一般全体 (1,648) 割付別 ブースト _ 住宅火災 / ヒヤリハット経験者 (41) その他 日中及び夜間在宅時における状況 高齢者が一人になることが最も多いタイミングは 平日 ( 月 ~ 金 ) 日中 で 66.8% となっており 次いで 休日 ( 土 日 祝 ) 日中 (63.1%) であった ( 表 参照 ) 平日 ( 月 ~ 金 ) 夜間 に高齢者が一人になる時間では ない の合計 (59.9%) が ある の合計 (38.5%) を上回った ( 表 参照 ) 休日 ( 土 日 祝 ) 夜間 に高齢者が一人になる時間では ない の合計 (6.5%) が ある の合計 (38.%) を上回った ( 表 参照 ) 平日 ( 月 ~ 金 ) 夜間 に高齢者が一人になる時間帯は 38.5% 休日 ( 土 日 祝 ) 夜間 が 38.% であった ( 表 参照 ) 25

39 表 平日 休日に高齢者が一人になる時間 ま ったくない ほぼない たまにある ほとんどそうだ よくわからない 平日 ( 月 ~ 金 ) 日中 (1,648) 平日 ( 月 ~ 金 ) 夜間 (1,648) 休日 ( 土 日 祝 ) 日中 (1,648) 休日 ( 土 日 祝 ) 夜間 (1,648) (%) 高齢者の助けとなる協力者の有無及び時間帯 高齢者の助けとなる協力者の有無 住宅火災時に助けとなれる方では 同居している身内 が 57.8% で最も高い 次いで 近所に住んでいる身内 (33.9%) 高齢者のお知り合い( ご近所の方やホームヘルパー 介護士など ) (21.3%) その他の知り合い (15.2%) の順で続き 助けられる方がいる の合計は 93.2% となった ( 図 参照 ) 1% 8% 一般全体 ブースト _ 住宅火災 / ヒヤリハット経験者 6% % 以上の場合 [ 比率の差 ] 一般全体 +1ホ イント一般全体 + 5ホ イント一般全体 - 5ホ イント一般全体 -1ホ イント 2% % 同居している身内 近所に住んでいる身内 高齢者のお知り合い ( ご近所の方やホームヘルパー 介護士など ) その他の知り合い 上記のような方は 近所にはいない よくわからない 一般全体 (1,648) 割付別 ブースト _ 住宅火災 / ヒヤリハット経験者 (41) 図 住宅火災時に助けとなれる方 26

40 住宅火災 ヒヤリ ハット経験者では 同居している身内 が 77.6% 近所に住んでいる身内 が 25.1% 高齢者のお知り合い( ご近所の方やホームヘルパー 介護士など ) が 16.1% その他の知り合い が 12.4% で 助けられる方がいる の合計は 94.6% となった ( 表 参照 ) 高齢者との接触頻度別にみると 最も接触頻度が高い週 4-5 日以上の層では 同居している身内 が 8 割を超えており 助けられる方がいる の合計は 97.% に達している 一方 最も頻度が低い 2 ヶ月に 1 日 ~ 半年に 1 日程度の層の 助けられる方がいる の合計は 88.3% にとどまった ( 表 参照 ) 表 住宅火災時に助けとなれる方 ( 接触頻度別 ) 同居している身内 近所に住んでいる身内 高齢者のお知り合い ( ご近所の方やホームヘルパー 介護士など ) その他の知り合い 上記のような方は 近所にはいない よくわからない 助けられる方がいる 計 一般全体 (1,648) 一般 _ 週 4-5 日以上 (67) 一般 _ 週 2-3 日 -2 週間に1 日以上 (464) 割付別 一般 _3 週間に1 日 - 月 1 日以上 (39) 一般 _2ヶ月に1 日 ~ 半年に1 日程度 (25) ブースト _ 住宅火災 / ヒヤリハット経験者 (41) (%) (%) 住宅火災時に助けることができる時間帯 住宅火災時に助けることができる時間帯は 平日 ( 月 ~ 金 ) では 夜間(17: ~22:) が 76.4% で最も高く 深夜 早朝 (22:~7:) が 71.7% で続く 一方 午前 (7:~12:) (66.8%) 午後 (12:~17:) (62.%) は 7 割未満にとどまった ( 図 参照 ) 27

41 ( ( ( ( ) ) ) ) ( ( ( ( ) ) ) ) 1% 8% 6% 一般全体 76.4 ブースト _ 住宅火災 / ヒヤリハット経験者 % 3 以上の場合 [ 比率の差 ] 一般全体 +1ホ イント一般全体 + 5ホ イント一般全体 - 5ホ イント一般全体 -1ホ イント 一般全体 2% % 1 2 : 7 : ~ 図 住宅火災時に助けることができる時間帯 ( 平日 ( 月 ~ 金 )) 午前 1 7 : 1 2 : ~ 午後 2 2 : 平日( 月 ~ 金 ) 夜間 1 7 : ~ 7 : 2 2 : ~ 深夜 早朝 駆助こけけのつに時けい間らけ帯れなはないい / (1,536) 割付別 ブースト _ 住宅火災 / ヒヤリハット経験者 (388) わからない 休日 ( 土 日 祝 ) では 夜間 (17:~22:) が 77.% 午前 (7:~12:) が 74.5% 午後 (12:~17:) が 72.4% 深夜 早朝 (22:~7:) が 72.% と いずれも 7 割を超えた ( 図 参照 ) 1% 8% 一般全体 77. ブースト _ 住宅火災 / ヒヤリハット経験者 72. 6% 4% 2% 以上の場合 [ 比率の差 ] 一般全体 +1ホ イント一般全体 + 5ホ イント一般全体 - 5ホ イント一般全体 -1ホ イント % 1 2 : 7 : ~ 図 住宅火災時に助けることができる時間帯 ( 土 日 祝 ) 午前 1 7 : 1 2 : ~ 午後 休日( 土 日 祝 ) 夜間 2 2 : 1 7 : ~ 7 : 2 2 : ~ 深夜 早朝 駆助こけけのつに時けい間らけ帯れなはないい / 一般全体 (1,536) 割付別 ブースト _ 住宅火災 / ヒヤリハット経験者 (388) わからない 28

42 3 生活的特性 喫煙習慣の有無 高齢者の喫煙の有無では ある が 9.3% ない が 9.2% よくわからない が.5% となった ( 図 参照 ) 住宅火災 ヒヤリ ハット経験者では 喫煙習慣が ある が 1.5% で 一般全 体よりわずかに高い ( 図 参照 ) 寝タバコの有無 寝たばこの有無では ある は 1.8% にとどまり ない が 96.4% よくわからない が 1.9% を占めた ( 図 参照 ) 寝たばこの有無を高齢者との接触頻度別にみても 有意な差は見られなかった ( 図 参照 ) 住宅火災 ヒヤリ ハット経験者では ある が 3.4% で 一般全体の約 2 倍に達している ( 図 参照 ) あるないよく分からない (%) 喫煙の有無 (1,648) 寝タバコの有無 (1,648) 図 喫煙や寝タバコの有無 29

43 4% 一般全体 ブースト _ 住宅火災 / ヒヤリハット経験者 3% 2% 1% 以上の場合 [ 比率の差 ] 1.8 一般全体 +1ホ イント 一般全体 + 5ホ イント % 一般全体 - 5ホ イント 喫煙の有無 寝タバコの有無 一般全体 -1ホ イント 一般全体 (1,648) 一般 _ 週 4-5 日以上 (67) 一般 _ 週 2-3 日 -2 週間に1 日以上 (464) 割付別 一般 _3 週間に1 日 - 月 1 日以上 (39) 一般 _2ヶ月に1 日 ~ 半年に1 日程度 (25) ブースト _ 住宅火災 / ヒヤリハット経験者 (41) 図 喫煙や寝タバコの有無 ( 接触頻度別 ) 使用している暖房器具の種類及び使用年数 暖房器具の使用状況をみると エアコン の使用率が 7 割を超え 最も高い 次 いで こたつ が使用率 5 割弱で続く ( 表 参照 ) 暖房器具の種類にかかわらず ( 買って )1 年以内の暖房器具を ( 冬場に ) 使用している の割合が ( 買って )11 年以上の暖房器具を ( 冬場に ) 使用している や ( 買った ) 時期はわからないが ( 冬場に ) 使用している の割合を上回っている ( 表 参照 ) これらの暖房器具のうち 出火原因の上位にあげられる石油ストーブや電気ストーブについては 約 3 割が使用しており 買った時期の判明している器具の約 1/4 は ( 買って )11 年以上の暖房器具を ( 冬場に ) 使用している もので 古いストーブを使用している実態がある ( 表 参照 ) 3

44 31 表 暖房器具の使用状況 (2) 高齢者の住まい方 ( ハードを含む ) 1 居住部屋の印象 住まいの印象 高齢者の住まいの印象で 最も高かったのは 生活用品 ( 家具 インテリア 家電 雑貨 日用品など ) が多い の 39.% であった 次いで 洗濯物や衣類が常に室内にいくつも掛けられている ( タンスなどに収納されていない ) (32.7%) 生活用品 ( 衣料品 雑貨 日用品など ) が散らかっている (22.5%) にあてはまる割合が 2 割を超えた ( 図 参照 ) 就寝時に 寝具が触れると出火危険のあるストーブなどを使用することがある ゴミが部屋やベランダなどに溜まっている については 全体としては少ないが 1 割前後見受けられる ( 図 参照 ) 暖房器具の使用 計 ( 買って ) 1 年以内の暖房器具を ( 冬場に ) 使用している ( 買って ) 1 1 年以上の暖房器具を ( 冬場に ) 使用している ( 買った ) 時期はわからないが ( 冬場に ) 使用しているこの暖房器具は ( 冬場に ) 使用していない / 持っていない使用順位 1 位エアコン (1,648) 位こたつ (1,648) 位電気カーペット (1,648) 位石油ファンヒーター (1,648) 位石油ストーブ (1,648) 位電気ストーブ (1,648) 位ガスファンヒーター (1,648) 位ハロゲンヒーター (1,648) 位オイルヒーター (1,648) 位セラミックファンヒーター (1,648) 一般全体ベース

45 (%) ゴミについて 2.4 ゴミが部屋に散らかっている (1,648) ゴミが部屋やベランダなどに溜まっている (1,648) 生活用品について 生活用品 ( 衣料品 雑貨 日用品など ) が散らかっている 生活用品 ( 家具 インテリア 家電 雑貨 日用品など ) が多い (1,648) (1,648) 衣類 寝具等について 洗濯物や衣類が常に室内にいくつも掛けられている ( タンスなどに収納されていない ) 洗濯物を乾かすのにストーブなどの暖房器具を使用することがある (1,648) (1,648) 就寝時に 寝具が触れると出火危険のあるストーブなどを使用することがある 2.2 (1,648) 図 住まいの印象 とてもあてはまる ややあてはまる あまりあてはまらない まったくあてはまらない 住宅火災 ヒヤリ ハット経験者では 洗濯物や衣類が常に室内にいくつも掛け (%) 2.4 ゴミが部屋に散らかっている (1,648) ゴミについて 1.9 ゴミが部屋やベランダなどに溜まっている (1,648) が散らかっている が 35.6% と いずれも一般全体より ~16 ポイント高い 生活用品について 生活用品 ( 家具 インテリア 家電 雑貨 8.2 日用品など ) が多い 衣類 寝具等について 3 以上の場合 [ 比率の差 ] 一般全体 +1ホ イント一般全体 + 5ホ イント一般全体 - 5ホ イント一般全体 -1ホ イント られている ( タンスなどに収納されていない ) が 48.3% 生活用品 ( 衣料品 雑貨 日用品など ) が多い が 48.3% 生活用品 ( 衣料品 雑貨 日用品など ) また 就寝時に 寝具が触れると出火危険のあるストーブなどを使用することが 生活用品 ( 衣料品 雑貨 日用品など ) が 3.5 散らかっている 洗濯物や衣類が常に室内にいくつも掛けられている 6.9 ( タンスなどに収納されていない ) 洗濯物を乾かすのにストーブなどの 3.5 暖房器具を使用することがある 就寝時に 寝具が触れると出火危険のある 2.2 ストーブなどを使用することがある (1,648) ある が 13.9% ゴミが部屋やベランダなどに溜まっている も 15.9% と 一 般全体よりも 4~6 ポイント高い割合となっている ( 表 参照 ) (1,648) 3.8 さらに ゴミが部屋に散らかっている は一般全体が 14.1% に対し 住宅火災や ヒヤリ ハット経験者では 22.9% と約 9 ポイント高くなっており 洗濯物を乾 (1,648) 25.8 かすのにストーブなどの暖房器の使用 は同 18.9% に対し 住宅火災やヒヤリ 15.5(1,648) 26.6 ハット経験者では 3.7% と約 12 ポイント高くなっている ( 表 参照 ) (1,648) 表 住まいの印象 ( 接触頻度別 ) ゴミについて生活用品について衣類 寝具等について洗濯物や衣類が生活用品生活用品洗濯物を乾かすのにゴミが常に室内にいくつもゴミが ( 家具 インテリア ( 衣料品 雑貨 ストーブなどの部屋やベランダなどに掛けられている部屋に散らかっている家電 雑貨 日用品など ) が暖房器具を溜まっている ( タンスなどに日用品など ) が多い散らかっている使用することがある収納されていない ) 就寝時に 寝具が触れると出火危険のあるストーブなどを使用することがある 一般全体 一般 _ 週 4-5 日以上 一般 _ 週 2-3 日 -2 週間に1 日以上 割付別 一般 _3 週間に1 日 - 月 1 日以上 一般 _2ヶ月に1 日 ~ 半年に1 日程度 ブースト _ 住宅火災 / ヒヤリハット経験者 (%) 32

46 2 住まい 主な生活階 高齢者の居住階層では 1 階 が 67.8% で突出して高い 次いで 2 階 が 2.6% で続く これは 後述する木造戸建住宅の多さに関連している 高齢者との接触頻度別にみても 各層とも 1 階 が突出して高く 次いで 2 階 が続いている 建物の所有及び種別 高齢者の居住形態では 持ち家 戸建て が 77.9% で突出して高い 次いで 持ち家 マンション等 が 8.4% で続き 持ち家 計が 86.8% を占めた 賃貸では 公営 共同 集合住宅 が 5.2% で最も高い 建物の構造 高齢者の方がお住まいの住居の建物構造は 木造 ( 防火造含む ) が 71.7% 鉄筋コンクリート等の耐火構造 が 26.5% となった ( 図 参照 ) 1% 一般全体 ブースト _ 住宅火災 / ヒヤリハット経験者 8% % 4% 以上の場合 [ 比率の差 ] 一般全体 +1ホ イント一般全体 + 5ホ イント一般全体 - 5ホ イント一般全体 -1ホ イント 2% % 木造 ( 防火造含む ) 鉄筋コンクリート等の耐火構造その他不明 一般全体 (1,648) ブースト _ 住宅火災 / ヒヤリハット経験者 (41) 図 建物構造.8 1. 間取り 高齢者の方がお住まいの住居の間取りでは それ (5LDK) 以上 が 19.2% で最も高い 以下 4LDK (17.5%) 3LDK (13.4%) 5LDK (12.1%) が 1 割を超えており 多くが 4LDK 以上 5LDK 以上が 3 割強となっている ( 図 参照 ) 33

47 6% 一般全体 ブースト _ 住宅火災 / ヒヤリハット経験者 4% 2% 以上の場合 [ 比率の差 ] 一般全体 +1ホ イント 一般全体 + 5ホ イント % 一般全体 - 5ホ イント 1K/1R 1DK 1LDK 2K 2DK 2LDK 3DK 3LDK 4DK 4LDK 5DK 5LDK それ以上 その他 一般全体 -1ホ イント 一般全体 (1,648) ブースト _ 住宅火災 / ヒヤリハット経験者 (41) 図 住居間取り 高齢者との接触頻度別にみると 最も頻度が高い週 4-5 日以上の層では それ以上 が 24.8% で一般全体と比較して 5.6 ポイント高い 住宅火災 ヒヤリ ハット経験者も それ以上 が 24.1% で一般全体と比較して 4.9 ポイント高い このことは 平均的な住居の間取りが 持ち家では1 住宅あたり 5.79 室 ( 平成 2 年住宅 土地統計調査 ) からみると やはり経済的にはやや恵まれた高齢者層であることの反映と思われる 築年数及び居住年数 高齢者がお住まいの住居の築年数では 31 年以上 が 49.% を占める 以下 21~3 年 (19.6%) 11~2 年 (16.7%) ~1 年 (8.6%) の順で続く ( 図 参照 ) 居住年数でも 31 年以上 が 44.7% でトップであった 以下 21~3 年 (19.8%) 11~2 年 (18.4%) ~1 年 (14.9%) の順で続く ( 図 参照 ) 34

48 8% 築年数 : 一般全体 居住年数 : 一般全体 6% 4% % % ~1 年 11~2 年 21~3 年 31 年以上 よくわからない 築年数 : 一般全体 居住年数 : 一般全体 (1,648) (1,648) 図 築年数 居住年数 住宅用火災警報器の設置状況 住宅用火災警報器が 設置されている 割合は ご回答者のご自宅 が 7.7% その高齢者の方のご自宅 が 61.4% となった ( 表 参照 ) 高齢者との接触頻度別にみると 接触頻度が高いほど その高齢者の方のご自宅 の設置割合が高い傾向がある 最も接触頻度が高い週 4-5 日以上の層では高齢者の自宅に 設置されている 割合が 68.7% 回答者の自宅に 設置されている 割合が 69.6% とほぼ同じ水準であった 一方 最も低い 2 ヶ月に 1 日 ~ 半年に 1 日程度の層では 回答者の自宅に 設置されている 割合は 7.7% であるのに対し 高齢者の自宅に 設置されている 割合が 4.% と約 3 ポイントの差がみられる ( 表 参照 ) 表 住宅用火災警報器の設置状況 ( 接触頻度別 ) 3 以上の場合 [ 比率の差 ] 一般全体 +1ホ イント一般全体 + 5ホ イント一般全体 - 5ホ イント一般全体 -1ホ イント 割付別 ご回答者のご自宅 (1,648) 一般全体 一般 _ 週 4-5 日以上 (67) 一般 _ 週 2-3 日 -2 週間に1 日以上 (464) 一般 _3 週間に1 日 - 月 1 日以上 (39) 一般 _2ヶ月に1 日 ~ 半年に1 日程度 (25) ブースト _ 住宅火災 / ヒヤリハット経験者 (41) (%) 住宅火災 ヒヤリ ハット経験者では ご回答者のご自宅 が 67.8% その高 齢者の方のご自宅 が 64.6% と両者の開きは少ない その高齢者の方のご自宅 35

49 36 (3) 家族の防火意識 1 住宅火災についての防火意識 住宅火災について高齢者と話していること 住宅火災について高齢者と話していることでは 火災を起こさないための生活環境や生活習慣の改善について話したことがある (26.3%) 高齢者のご自宅で 火災 が発生する危険について話したことがある (26.2%) がほぼ並び 近所の 火災 やニュースで報道された 火災 について話したことがある (24.7%) も 2 割を超えた 話している の合計は 56.3% となった ( 図 参照 ) 図 住宅火災について高齢者と話していること 高齢者との接触頻度別にみると 頻度が高い週 4-5 日以上および週 2-3 日 -2 週間に 1 日以上の層では 話している の合計が 6 割を超えているのに対して 3 週間に 1 日 - 月 1 日以上の層では 45.6% 2 ヶ月に 1 日 ~ 半年に 1 日程度の層では 29.8% にとどまっている 住宅火災 ヒヤリ ハット経験者では 住宅火災について 話している の合計が 79.% に及んでおり 一般全体を 22.7 ポイント上回っている 住宅火災から高齢者を守る上で感じている不安 住宅火災から高齢者を守る上で 家族が感じている不安については 何らかの不安がある 69.2%( 不安がない 29.5% 分らない 1.3% を除く ) で その内容はさ火災を起こさないための生活環境や生活習慣の改善について話したことがある高齢者のご自宅で 火災 が発生する危険について話したことがある近所の 火災 やニュースで報道された 火災 について話したことがある住宅用火災警報器の設置について話したことがある高齢者のご自宅で 火災 が発生した場合の避難 救助について話したことがある高齢者のご自宅で 火災 が発生した場合の初期消火 通報について話したことがあるその他話したことがない (1,648) 割付別 ブースト _ 住宅火災 / ヒヤリハット経験者 (41) 一般全体 % 2% 4% 6% 8% 一般全体 ブースト _ 住宅火災 / ヒヤリハット経験者 [ 比率の差 ] 一般全体 +1 ホ イント一般全体 + 5 ホ イント一般全体 - 5 ホ イント一般全体 -1 ホ イント 3 以上の場合

50 まざまであるが コンロやストーブの取扱いに対する不安 が 34.2% と突出しているほか 出火時の避難や救出に関する不安 6.2% などとなっている なお 認知症に関すること 仏壇の線香やろうそくに関すること 電気コードや配線に関すること たばこに関すること がそれぞれ約 3% などとなっている ( 図 参照 ) 木造で古い.7% 分からない 1.3% 部屋が電気散乱コード 1.4% や配線 2.6% たばこ 2.5% 仏壇の線香やろうそく認知症 2.7% 2.8% その他 16.1% コンロやストーブの取り扱い 34.2% 出火時の避難や救出 6.2% 不安はない 29.5% 図 住宅火災から高齢者を守る上で感じている不安 2 消防行政に対する意識 消防行政に求める対策 消防行政に求める対策について あてはまるもの では 緊急時にワンタッチで 119 番通報の出来る機器の設置など が 51.6% でトップであった 以下 消防署員と市町村の高齢者福祉の担当課との連携による防火指導 (29.4%) 消防署員による 各戸への防火指導 (27.1%) 消防署員と自主防災組織( 町会 自治会等 ) の連携による防火指導 (25.9%) が 2 割を超えているが 消防署員と消防団員との連携による防火指導 は 18.9% と低い ( 図 参照 ) 最もあてはまるもの では 緊急時にワンタッチで 119 番通報の出来る機器 の設置など が 41.% で突出して高いが 消防署員と消防団員の連携による防 火指導 は 1.9% と極端に低い ( 図 参照 ) 37

51 消防行政に求める対策のうち その他については 消防車による巡回広報 (3 件 ) 部屋片付けの啓蒙 (2 件 ) 高齢者の防火訓練などがあげられている 8% あてはまるもの ( いくつでも ) : 一般全体 最もあてはまるもの ( ひとつだけ ) : 一般全体 6% % % 18.6 あてはまるもの ( いくつでも ) : 一般全体 最もあてはまるもの ( ひとつだけ ) : 一般全体 % 緊急時にワンタッチで 119 番通報の出来る機器の設置など 消防署員と市町村の高齢者福祉の担当課との連携による防火指導 消防署員による 各戸への防火指導 消防署員と自主防災組織 ( 町会 自治会等 ) の連携による防火指導 消防署員と消防団員の連携による防火指導 その他 特にない (1,648) (1,648) 図 消防行政に求める対策 4.4 住宅火災及びヒヤリ ハット経験者の調査結果 (1) 高齢者の関与した住宅火災及びヒヤリ ハット 1 住宅火災及びヒヤリ ハット事例経験の有無 ( 一般全体 1,648 人に対するアンケート ) アンケート回答者に対し 身内の高齢者の住宅火災について これまでに経験したことがない 人が 89.6% を占めた 一方で住宅火災について 経験あり の合計は 3.2% であり 特に 65 歳以降で経験した 人が 1.2% となっている また 住宅火災につながるようなヒヤリ ハットについても これまでに経験したことがない が 72.% を占めるが これまでにヒヤリ ハットの経験がある者も 18.1% に達しており 特にヒヤリ ハットを 65 歳以降で経験した 人が 12.7% に及んでいる ( 表 参照 ) 38

52 表 住宅火災及びヒヤリ ハットを経験した割合 6 5 歳以降で経験した 歳 歳以以降前でには経経験験ししたてが い ない 経これまでに 験したことがない わからない 経験あり 計 住宅火災 一般全体 (1,648) 住宅火災につながるようなヒヤリとした出来事 一般全体 (1,648) (%) 2 住宅火災及びヒヤリ ハット発生時期 ( 一般全体のうち住宅火災及びヒヤリ ハット経験者 229 人 及びブースト 41 人 合計 639 人に対するアンケート 3 同 ) 住宅火災及びヒヤリ ハット事例の時期は 3 年以内 が 75.9% 5 年以内 が 14.% であった 住宅火災及びヒヤリ ハット事例の発生月は 12 月 が 16.9% でトップである 以下 1 月 (13.3%) 1 月 (11.3%) 11 月 (9.5%) 2 月 (7.6%) で 秋から冬 (1 月 ~2 月 ) が 6 割近くを占めた 3 住宅火災及びヒヤリ ハット事例の分類 住宅火災 ヒヤリ ハットの事例では その高齢者の ガスコンロの使用 消し忘れが原因での事例 が 57.7% で突出して高い 以下 その高齢者の方の カセットコンロの使用 消し忘れ等が原因での事例 その高齢者の ろうそくや線香等の不始末が原因での事例 その高齢者の たばこの不始末が原因での事例 その高齢者による 石油ストーブ ( ファンヒータを含む ) 付近に衣服等の可燃物が接触したことが原因での事例 が 3.% を超えている なお ストーブ等暖房器具に関係する事例は 11.4% タバコに関する事例 4.6% と 39

53 4 なっている ( 図 参照 ) 図 住宅火災 ヒヤリ ハット事例の分類 高齢者との接触頻度別にみても 各層とも その高齢者の ガスコンロの使用 消し忘れが原因での事例 が最も高く 6 割前後を占めている 4 高齢者を身内に持つ家族が 高齢者を住宅火災から守るために実施している対策 高齢者を身内に持つ家族が 高齢者を住宅火災から守るために実施している対策では 火災を起こしにくい暖房器具を使っている が 34.1% でトップであった 以下 高齢者を定期的に訪問している (27.1%) 住宅用火災警報器などの警報を発する装置が設置されている (25.9%) 高齢者には 1 人にしないようにしている (21.6%) などとなっている ( 表 参照 ) 高齢者との接触頻度別にみると 週 2-3 日 -2 週間に 1 日以上の層では 高齢者を定期的に訪問している が 53.9% で最も高い ( 表 参照 ) その他の対策としては オール電化にしている 外出時の点検実施などのほか 調理させない 禁煙などとなっている 5 高齢者を身内に持つ家族が 住宅火災及びヒヤリ ハット経験後により強く意識している事柄 具体的な対策 行動 高齢者を身内に持つ家族が 住宅火災及びヒヤリ ハット経験後により強く意識してガスコンロの使用 消し忘れカセットコンロの使用 消し忘れ等ろうそくや線香等の不始末たばこの不始末石油ストーブ付近に衣服等の可燃物が接触風呂の空焚き調理中に着衣に着火電気ストーブの消し忘れ 転倒や取扱い不良電気ストーブ付近に衣服等の可燃物が接触石油ストーブの消し忘れ 転倒や取扱い不良寝たばこライター マッチ ( たばこ以外 ) の不始末その他暖房器具の消し忘れ 転倒や取扱い不良その他暖房器具の付近に衣服等の可燃物が接触ガスストーブ付近に衣服等の可燃物が接触コタツの消し忘れ等ガスストーブの消し忘れ 転倒や取扱い不良その他高齢者自身の行動が原因での事例電気機器 配線の不具合や異常過熱その他の器具が原因の事例 ( 器具名と原因を記載 ) 上記以外が原因の事例高齢者自身の行動によって起こった事例高齢者に関係がない事例 % 2% 4% 6% 8%

54 いる事柄 具体的な対策 行動では 高齢者には 1 人で火気を使わせないようにしている が 28.9% でトップであった 以下 高齢者を 1 人にしないようにしている (27.2%) 住宅火災警報器などの警報を発する装置が設置されている (23.6%) 火災を起こしにくい暖房器具を使っている (22.3%) が 2 割を超えた ( 表 参照 ) 高齢者との接触頻度別にみると 週 2-3 日 -2 週間に 1 日以上の層では 高齢者を定 期的に訪問している が 53.5% で最も高い ( 表 参照 ) 41

55 42 火災を起こしにくい暖房器具を使っている高齢者を定期的に訪問している住宅用火災警報器などの警報を発する装置が設置されている高齢者を 1 人にしないようにしている高齢者と定期的に電話等で連絡を取るようにしている高齢者には 1 人で火気を使わせないようにしている寝具が万が一触れると出火危険のある暖房器具は 就寝時には使用しないようにしている ( させないようにしている ) 火災の時のために消火器を設置している衣類が万が一触れると出火危険のある暖房器具の近くでは洗濯物を乾かさないようにしている ( させないようにしている ) 火災を起こしにくい火気使用器具 ( コンロ等 ) を使用している火災のときに避難しやすいように 居室の位置や避難の補助 バリアフリーに気を配っているカーテンに防炎製品を使用するようにしている喫煙場所 時間を制限している寝具に防炎製品を使用するようにしている火災の時のためにスプリンクラーを設置しているその他特別な対策はとっていない (1,648) 一般 _ 週 4-5 日以上 (67) 一般 _ 週 2-3 日 -2 週間に 1 日以上 (464) 一般 _3 週間に 1 日 - 月 1 日以上 (39) 一般 _2 ヶ月に 1 日 ~ 半年に 1 日程度 (25) ブースト _ 住宅火災 / ヒヤリハット経験者 (41) 割付別一般全体 [ 比率の差 ] 一般全体 +1 ホ イント一般全体 + 5 ホ イント一般全体 - 5 ホ イント一般全体 -1 ホ イント 3 以上の場合高齢者には 1 人で火気を使わせないようにしている高齢者を 1 人にしないようにしている住宅用火災警報器などの警報を発する装置が設置されている火災を起こしにくい暖房器具を使っている高齢者を定期的に訪問している火災を起こしにくい火気使用器具 ( コンロ等 ) を使用している火災の時のために消火器を設置している寝具が万が一触れると出火危険のある暖房器具は 就寝時には使用しないようにしている ( させないようにしている ) 高齢者と定期的に電話等で連絡を取るようにしている衣類が万が一触れると出火危険のある暖房器具の近くでは洗濯物を乾かさないようにしている ( させないようにしている ) 火災のときに避難しやすいように 居室の位置や避難の補助 バリアフリーに気を配っているカーテンに防炎製品を使用するようにしている喫煙場所 時間を制限している寝具に防炎製品を使用するようにしている火災の時のためにスプリンクラーを設置しているその他特に火災 / ヒヤリ ハット前と 変化のあった意識や具体的な行動はない (622) 週 4-5 日以上 (499) 週 2-3 日 -2 週間に 1 日以上 (86) 週間に 1 日 - 月 1 日以上 (24) ヶ月に 1 日 ~ 半年に 1 日程度 (13) (%) 割付別全体 [ 比率の差 ] 全体 +1 ホ イント全体 + 5 ホ イント全体 - 5 ホ イント全体 -1 ホ イント 3 以上の場合表 住宅火災及びヒヤリ ハット経験後により強く意識している事柄 具体的な対策 行動表 高齢者を住宅火災から守るために実施している対策 ( 接触頻度別 )

56 5 まとめ ここまで 消防本部に対するアンケート調査及び高齢者の家族に対するアンケート調査をもとに 高齢者の関与した住宅火災及びヒヤリ ハットの実態や 消防本部の実施している高齢者向けの住宅防火施策や広報 高齢者の住まい方 高齢者やその家族の防火意識などの実態について調査し それらの結果を整理した 本章では これまでに得られた知見をもとに高齢者の住宅火災の特徴などについて考察し 本報告書のまとめとして 消防本部に求められる高齢者向けの住宅防火広報のあり方を検討していくことにしたい 5.1 消防本部に対するアンケートで得られた知見 (1) 消防本部の実施する高齢者住宅防火施策及び高齢者住宅防火広報 1 消防本部の実施する高齢者住宅防火施策最も実施率の高かったのは 住宅防火訪問 であり 7 割以上の消防本部が実施している 併せて 防火診断 も 5 割が実施しており 住宅防火訪問 と 防火診断 を組み合わせて実施している状況が見られる また 高齢者関係団体への啓発 も 3 割を超えており 多くの消防本部が 住宅防火訪問 防火診断 高齢者関係団体への啓発 を高齢者住宅防火施策としている状況が見られる 施策の効果の点からとらえると 高齢者住宅防火モデル地区の設定 は その実施率は低いものの 実施消防本部では効果を実感しており 小規模消防本部に限定すれば 特定地区への重点的取組 も同様の状況がある これらは小規模な地区に限定されているものの 防火意識の向上や出火率の低下などに結びついているものと思われる また 施策の実施にあたって連携している団体としては 消防団が約 5 割 民生 児童委員と市町村他部局が約 4 割 社会福祉協議会と女性防火クラブが約 3 割 自治会町内会 ( 自主防災組織 ) が約 2 割 高齢者関連団体約 1 割などとなっている その他の連携団体として 地区防火協会 電力会社 ガス会社などがあげられる 2 消防本部の実施する高齢者及び家族向けの住宅防火広報高齢者及び家族向けの住宅防火広報媒体として効果的なものは チラシ パンフレットや広報誌であり ホームページやポスターなどの効果は少ないと消防職員は考えている 特に 広報資料としての高齢者住宅火災事例が望まれている 具体的な火災事例内容として イラストで分かり易い事例紹介 広報誌に載せられる事例などの要望があげられている 43

57 (2) 高齢者が死傷した住宅火災事例に関する調査高齢者が死傷した住宅火災 541 事例の状況から 特徴を列記すると次のとおりである 高齢者 1 人暮らし が 43.3% で最も高い ( 大都市では よりその傾向が強い ) 出火時に在宅していた高齢者は 1 名 が 73.9% を占めた 死傷者の性別は 全体では 男性 が 54.% 女性 が 46.% となった 死傷者の年齢は 全体では 75 歳 ~84 歳 が 62.1% と高い また 75 歳以上では 73% を占めている 死傷した高齢者の身体状況は 歩行困難や認知症など何らかの障がいがある高齢者が約 6 割 ( 不明を除く ) となっている 火災原因と高齢者の関係では 出火原因に直接関係があった が約 8 割 ( 不明を除く ) で 高齢者の行為が出火原因になる割合が非常に高い 出火建物は 持ち家 戸建て 木造 が突出して高い 高齢者の生活環境は 喫煙習慣があった が 29.8% マッチ ライターが使われていた が 34.2% と それぞれ約 3 割となっている 出火箇所は 高齢者の寝室 が 34.6% と最も高い 火災原因は 高齢者の寝室では タバコによる着火 火種の落下 が 187 件中 5 件 (26.7%) と最も多い 一方 高齢者の寝室 居室及び居間では タバコによる着火 火種の落下 によるものが 29.7% 石油 電気ストーブ等の可燃物への接触 15.7% 電気プラグ コード コンセント ( の損傷による ) ショート 14.5% となっている 火災原因を全体でみると タバコによる着火 火種の落下( 寝タバコ タバコの不始末含む ) が 24.6% 電気プラグ コード コンセント( の損傷による ) ショート 13.2% 電気ストーブの使用 可燃物への接触 9.4% であり 電気ストーブ 石油ストーブ ストーブ等暖房器具の使用 可燃物への接触 は合せると 25.4% である これらの傾向をパターン化すれば 高齢者の死傷する火災では 1 人暮らしをしている 75 歳以上の高齢者で 歩行困難など何らかの障がいを持っている方のリスクが高く さらに 喫煙習慣やマッチ ライターを使用する層の寝室で出火する傾向がみられる なお 火災原因はタバコに起因するもののほか 電気プラグ コード コンセントのショートや 電気ストーブ 石油ストーブ等の可燃物への接触も顕著である 44

58 5.2 高齢者の家族に対するアンケートから得られた知見 (1) 高齢者の特性本アンケートから得られた高齢者の特性を総合すると次のとおりである なお 先にも述べたとおり 本アンケート対象の高齢者は 身内が存在するなど 比較的恵まれた環境にある高齢者であると推測される そのことに留意する必要がある 歩行状況や認知症 日常生活の自立度から見て 2 割から 3 割が何らかの障がいを持っている 高齢者のみの世帯は約 5 割で 高齢者が一人になる時間帯は日中に高く 夜間は少ない 助けとなる協力者は 同居している身内が 57.8% 近所に住んでいる身内が 33.9% である 喫煙習慣が約 1 割あり 寝タバコの経験がある者は そのうちの約 2 割 ( 住宅火災及びヒヤリ ハット経験者では約 4 割 ) に見られる 使用している暖房器具は 出火原因の上位にあげられる石油ストーブや電気ストーブを約 3 割が使用しており そのうち 1/4 が 1 年以上の古い ( 製造物責任が切れている ) 器具を使用している これらの状況から 高齢者の特性を推測すると 高齢者で障がいのある層は 2 割から 3 割で 多くは自立的生活ができる状況にあるが 約 1 割に喫煙者がおり そのうちの約 2 割に寝タバコ経験がある また 石油ストーブや電気ストーブを約 3 割が使用しており その 1/4 が古い ( 製造物責任が切れている ) 器具を使用している (2) 高齢者の住まい方 本アンケートから得られた 高齢者の居住部屋の印象 住まいの状況などについて 総合すると次のとおりである 生活用品が多い 生活用品が散らかっている 洗濯物や衣類が常に室内にいくつも掛けられている 状況が一般全体ではそれぞれ 2 割から 4 割あるが 住宅火災やヒヤリ ハット経験者ではさらに 9~16% 高くなっている 出火の危険性が考えられる 就寝時のストーブの使用 や 洗濯物を乾かすのにストーブなどの暖房器具の使用 が一般全体では 1 割から 2 割 ゴミが部屋に散らかっている ゴミが部屋やベランダに溜まっている が同約 1 割に見られるが 住宅火災やヒヤリ ハット経験者ではさらに 4~12% 高くなっている 特に ゴミが部屋に散らかっている は一般全体が 14.1% に対し 住宅火災やヒヤ 45

59 リ ハット経験者では 22.9% と約 9 ポイント高くなっている また 洗濯物を乾かすのにストーブなどの暖房器具の使用 は一般全体が 18.9% に対し 住宅火災やヒヤリ ハット経験者では 3.7% と約 12 ポイント高く 約 1.5 倍程度高くなっている 持ち家 戸建 木造住宅が約 7 割で 通常の生活階は 1 階である 多くは 4LDK 以上で 5LDK 以上が約 3 割ある 平均的な住居の間取りが 持ち家では 1 住宅あたり 5.79 室 ( 平成 2 年住宅 土地統計調査 ) からみると 地域差なども考えられるが 経済的にはやや恵まれた高齢者が本調査の対象であると思われる 家屋の築年数 31 年以上が約 5 割 居住年数 31 年以上が約 4 割である 高齢者の住宅における住宅用火災警報器の設置状況は 61.4% で 回答した家族自宅の 7.7% と比べて 約 1 ポイント低くなっている また家族との接触頻度の低い高齢者の住宅では 4.% と約 3 ポイントの差となっている これらの状況から高齢者の住まいは 生活用品が多く散らかっており 洗濯物や衣類が常に室内にいくつも掛けられている状況が 2 割から 4 割に見られ 特に出火の危険性が考えられる就寝時のストーブの使用や ゴミが部屋に散乱 ゴミが部屋やベランダに溜まっている住まいが約 1 割に見られる 特に住宅火災やヒヤリ ハットを経験した高齢者では 洗濯物を乾かすのにストーブなど暖房器具の使用や ゴミが部屋に散乱している割合が一般全体よりも約 1.5 倍程度高くなっている また 高齢者の住宅は 持ち家 戸建 木造住宅が約 7 割で 多くが 4LDK 以上など部屋数が多く 通常の生活階は 1 階であり 築年数は 31 年以上が約 5 割である ここからは 割と大きな古い木造戸建て住宅に住んでいる状況が見られる 高齢者の住宅における住宅用火災警報器の設置状況は 61.4% で 回答した家族自宅の 7.7% と比べて 約 1 ポイント低くなっている 本アンケート対象の高齢者が比較的恵まれた方々であることを考えると 高齢者全体を母数とした場合は設置率がより低いことも考えられる また 家族との接触頻度の低い高齢者の住宅では 住宅用火災警報器の設置状況は 4.% と約 3 ポイント低くなっている これらの状況から高齢者の住宅における住宅用火災警報器の設置率は 一般住宅に比べて大きな開きがあることが推測され 設置率向上のためには家族の理解や支援が必要であると考えられる (3) 家族の防火意識本アンケートの対象者である高齢者家族の防火意識について 普段高齢者と話していること 不安を感じていること 消防行政に対する意識について総合すると次のとおりである 46

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