我が国の測位衛星システムの 全体構成に関するケーススタディ 2011 年 2 月 10 日 内閣官房宇宙開発戦略本部事務局

Size: px
Start display at page:

Download "我が国の測位衛星システムの 全体構成に関するケーススタディ 2011 年 2 月 10 日 内閣官房宇宙開発戦略本部事務局"

Transcription

1 我が国の測位衛星システムの 全体構成に関するケーススタディ 11 年 2 月 日 内閣官房宇宙開発戦略本部事務局

2 我が国が目指すべき測位衛星システムの基本構成のケース スタデイ ( 案 ) 第 3 回政務官 PT( 平成 22 年 11 月 12 日 ) の 資料 2 3 ページの表 1. で提示 静止衛星機数 0 機 1 機 2 機 3 機 注記 : / は 準天頂衛星の機数 / 静止衛星を加えた全体衛星数 自立性 =GPS 衛星を用いずに測位を行える可能性 : 自立可能 : 一部制約あり : 可能性なし 準天頂衛星機数 3 機 4 機 機 機 4/4 / 自立性 自立性 時間 時間 3/3 自立性 時間 3/4 自立性 時間 3/ 自立性 時間 3/ 自立性 時間 4/ 自立性 時間 4/ 自立性 時間 4/7 自立性 時間 / 自立性 時間 /7 自立性 時間 / 自立性 時間 / 自立性 時間 /7 自立性 時間 / 自立性 時間 /9 自立性 時間 時間 = 測位衛星システムを利用可能な時間 (70 度以下となる低仰角の時間を含む可能性あり ) :24 時間 3 日切れ目なく利用可能 ( バックアップ機を運用し 途切れないサービスを提供 ) :24 時間利用可能であるが 衛星の軌道修正等メンテナンスのために使用できない時間帯が発生 ( の評価は 厳密な技術データに基づいたものではなく 今後 専門家 WG において詳細な技術検討を行う予定 ) 11/2/ 第 4 回準天頂衛星開発利用検討ワーキンググループ 1

3 ケーススタディに関する評価ポイント 測位精度 指標 仰角 ( 衛星を見た視線が水平面となす角 ) DOP ( 参考資料 23 ページ参照 ) 評価ポイント ( 受信には ) 高い方が良い ( 精度をよくするには (= 下記 DOPを小さくする ) 為には ) 仰角の低い衛星も必要 小さい方が良い 安定している方が良い 軌道維持運用軌道維持メンテナンス時の性能維持サービス提供地域 軌道維持運用の頻度が少ない方が良い ( 一般的にインド洋上空から離れるほど頻繁に軌道維持運用が必要 ) メンテナンスを行わないと 衛星軌道はインド洋上空に自然に移動してしまうので 当初の軌道に戻すために 定期的な軌道維持メンテナンスが必要 上記の仰角や DOP の劣化が小さい方が良い 日本国内で予定されるサービスが確実に提供されることが基本 上記の基本要件が満たされているのであれば これに加えてアジア太平洋地域における同種のサービスが提供できることが望ましい 11/2/ 第 4 回準天頂衛星開発利用検討ワーキンググループ 2

4 ケーススタディの概要 本ケーススタディは ( 財 ) 衛星測位利用推進センターの協力を得て実施した 準天頂 3 機準天頂 4 機準天頂 機準天頂 機 静止 0 機 静止 1 機 静止 2 機 静止 3 機 持続測位 持続測位 持続測位 (@ 北海道 ) 持続測位 / 精度 持続測位 / 精度 持続測位 持続測位 / 精度 持続測位 / 精度 持続測位 / 精度 持続測位 / 精度 持続測位 / 精度 持続測位 / 精度 持続測位 / 精度 持続測位 / 精度 持続測位 / 精度 持続測位 / 精度 ( 北海道で ) 持続測位 / 精度 ( ただしメンテナンス時の仰角が低下 ) 持続測位 / 精度 持続測位 / 精度 持続測位 / 精度 持続測位 / 精度 凡例 1 : 準天頂衛星 : 静止衛星 凡例 2 持続測位 とは : サービスエリア内で4 機が常に可視である持続測位 とは : サービスエリア内で4 機が常に可視であるとは限らない 凡例 3 精度 とは : サービスエリア内で安定して DOPが 以下である精度 とは : サービスエリア内でDOPが 以下である 精度 とは : サービスエリア内で多くの時間でDOPが 以下であるが 一時的に DOPがさらに大きくなる時間がある ( 注 ) 静止衛星は の字軌道の東西に配置し 3 機目はの字軌道の中に配置してスタディを実施 ( 位置は解析の実施上便宜的に設定したものであり 必ずしもこれで決定するものではない ) 持続測位 の意味については 4ページの注を参照 11/2/ 第 4 回準天頂衛星開発利用検討ワーキンググループ 3

5 解析結果の区分 以下の 2 通りに方向性を大別し それぞれについて解析結果を検討した 持続測位 * が可能な機数構成 GPS の補完 補強 が可能な機数構成 ( ただし 持続測位は不可 ) *) 本資料において 持続測位 とは 他国の測位衛星が使用できない場合でも 我が国のシステムのみで最低限の測位サービスの提供を持続できる状態をいう 11/2/ 第 4 回準天頂衛星開発利用検討ワーキンググループ 4

6 解析結果 1 持続測位 が可能な機数構成 11/2/ 第 4 回準天頂衛星開発利用検討ワーキンググループ

7 解析結果の要約 準天頂 3 機準天頂 4 機準天頂 機準天頂 機 静止 0 機 持続測位 静止 1 機 通常は持続測位 1 機メンテナンスで持続測位 C 通常は持続測位 1 機メンテナンスでも持続測位 静止 2 機 B 静止 3 機 A 通常は持続測位 1 機メンテナンスでも持続測位 機数が多い 11/2/ 第 4 回準天頂衛星開発利用検討ワーキンググループ

8 解析結果の考察 赤色で囲った部分 持続測位ができない 黄色で囲った部分 持続測位は可能 メンテナンス時に持続測位ができなくなる 空色で囲った部分 持続測位は可能 メンテナンス時でも持続測位が可能 なお 準天頂衛星 3 機の場合は いずれの場合もメンテナンス時に仰角が著しく低下する時間帯がある ( 参考資料 2 ページ参照 ) 11/2/ 第 4 回準天頂衛星開発利用検討ワーキンググループ 7

9 持続測位が可能な機数構成に係る 選択肢抽出の考え方 ケーススタデイの結果 持続測位を実現するためには 機 ( のケース又は 1+4 のケース ) 又は 機以上が必要と評価 ( の数字は静止衛星の数 左から の字軌道の西 東 ) ただし 機又は 機の場合は以下の問題がある 1 機メンテナンス時に良好な持続測位が実現できない そのため 常時持続測位を実現するためには 最低 7 機が必要 7 機の場合 以下の3つの選択肢がある A: (の字軌道の東に1 西に1 及びの字軌道内の1) B:1++1 (の字軌道の東に1 西に1) C:1+3+3 又は 1+(の字軌道の西に1) は1 機メンテナンス時に仰角が低下する 1+ は 静止衛星がメンテナンス時に良好な持続測位が維持できない 11/2/ 第 4 回準天頂衛星開発利用検討ワーキンググループ

10 持続測位が可能な機数構成に係る 2 つの選択肢 持続測位を実現する場合 前記の3つの選択肢から ケースCは性能要件を満たさない したがって 以下のケースAとケースBの2つが 持続測位を実現する上で最適な選択肢と考えられる ケース A: DOP 要件 : 通常時のDOPは極めて良く 1 機がメンテナンス時でもDOP の劣化量は小さい 仰角要件 :QZS1 機メンテナンス時に仰角の劣化が限定的 ( 約 度 ) 静止衛星が3 機であるので相乗り相手が探しやすい ケース B:1++1 DOP 要件 : 通常時のDOPは極めて良いが 静止衛星のメンテナンス時にはDOPが大きく劣化する場合がある 仰角要件 :QZS1 機メンテナンス時でも仰角は70 度を維持する ( 東京 ) 11/2/ 第 4 回準天頂衛星開発利用検討ワーキンググループ 9

11 ケース A の性能 11/2/ 第 4 回準天頂衛星開発利用検討ワーキンググループ

12 ケース A( 準天頂衛星メンテナンス時 ) の性能 11/2/ 第 4 回準天頂衛星開発利用検討ワーキンググループ 11

13 ケース A( 静止衛星メンテナンス時 ) の性能 11/2/ 第 4 回準天頂衛星開発利用検討ワーキンググループ 12

14 ケース B の性能 衛星可視図 ( 東京 ) NORTH WEST EAST Latitude [deg] 最低仰角 deg SOUTH Longitude [deg] 40 PDOP プロファイル ( 東京 ) PDOP [-] time [hour] latitude [deg] Contour map of average PDOP longitude [deg] /2/ 第 4 回準天頂衛星開発利用検討ワーキンググループ 13

15 ケース B( 準天頂衛星メンテナンス時 ) の性能 衛星可視図 ( 東京 ) NORTH WEST EAST Latitude [deg] 最低仰角 deg SOUTH Longitude [deg] 40 PDOP プロファイル ( 東京 ) PDOP [-] time [hour] latitude [deg] Contour map of average PDOP longitude [deg] /2/ 第 4 回準天頂衛星開発利用検討ワーキンググループ 14

16 ケース B( 静止衛星メンテナンス時 ) の性能 衛星可視図 ( 東京 ) NORTH WEST EAST Latitude [deg] 最低仰角 deg SOUTH Longitude [deg] 40 PDOP プロファイル ( 東京 ) PDOP [-] time [hour] latitude [deg] Contour map of average PDOP longitude [deg] /2/ 第 4 回準天頂衛星開発利用検討ワーキンググループ 1

17 解析結果 2 GPS 補完 補強 が可能な機数構成 ( ただし 持続測位は不可 ) 11/2/ 第 4 回準天頂衛星開発利用検討ワーキンググループ 1

18 解析結果の要約 静止 0 機 静止 1 機 静止 2 機 準天頂 3 機準天頂 4 機準天頂 機準天頂 機 アイウ 持続測位 GPS 補完 補強は エ GPS 補完 補強が可能だが持続測位ができない機数構成は 以下に示す4つのケースがある ケースア 0+3 静止 0 機 + 準天頂 3 機ケースイ 0+4 静止 0 機 + 準天頂 4 機ケースウ 0+ 静止 0 機 + 準天頂 機ケースエ 1+3 静止 1 機 + 準天頂 3 機 静止 3 機 11/2/ 第 4 回準天頂衛星開発利用検討ワーキンググループ 17

19 4 つの選択肢 1 ケースア ( 0+3 ) 通常は 24 時間 7 度以上の高仰角サービスを実現できる ただし 1 機メンテナンス時においては 準天頂衛星は2 機になることから 全体システムとしての仰角は約 30 度にまで大きく低下することがあり 準天頂衛星の高仰角特性が失われる ( 参考資料 2 ページ参照 ) [ 補強機能はメンテナンス中の衛星でも継続使用可能 ] 実用的な持続測位システムへの発展性や拡張性が見込まれない ( 一度 3 軌道面で構築すると 4 軌道面または 軌道面への移行はできない ) 11/2/ 第 4 回準天頂衛星開発利用検討ワーキンググループ 1

20 4 つの選択肢 2 ケースイ ( 0+4 ) 通常は 24 時間 7 度以上の高仰角サービスを実現できる ただし 1 機メンテナンス時においては 準天頂衛星は3 機になるが 全体システムとしての仰角低下は限定的 ( 仰角 度程度は確保 ) で 高仰角特性は維持可能 ( 参考資料 2ページ参照 ) [ 補強機能はメンテナンス中の衛星でも継続使用可能 ] 前述の持続測位システム ( ケース A) への発展性や拡張性がある 11/2/ 第 4 回準天頂衛星開発利用検討ワーキンググループ 19

21 4 つの選択肢 3 ケースウ ( 0+ ) 通常は 24 時間 7 度以上の高仰角サービスを実現できる ただし 1 機メンテナンス時においては 準天頂衛星は4 機あることから 全体システムとしての仰角低下は極めて限定的で 高仰角特性は70 度以上を維持可能 ( 参考資料 2ページ参照 ) [ 補強機能はメンテナンス中の衛星でも継続使用可能 ] 前述の持続測位システム ( ケース B) への発展性や拡張性がある 11/2/ 第 4 回準天頂衛星開発利用検討ワーキンググループ

22 4 つの選択肢 4 ケースエ ( 1+3 ) 通常は 24 時間 7 度以上の高仰角サービスを実現できる ただし 1 機メンテナンス時においては 準天頂衛星は2 機になることから 全体システムとしての仰角は約 30~0 度 ( 静止衛星の位置による ) まで低下することがあり 準天頂衛星の高仰角特性が失われる ( 参考資料 2ページ参照 ) [ 補強機能はメンテナンス中の衛星でも継続使用可能 ] 実用的な持続測位システムへの発展性や拡張性が見込まれない ( 一度 3 軌道面で構築すると 4 軌道面または 軌道面への移行はできない ) 11/2/ 第 4 回準天頂衛星開発利用検討ワーキンググループ 21

23 参考資料 11/2/ 第 4 回準天頂衛星開発利用検討ワーキンググループ 22

24 DOP( 精度指標 ) について 位置 航法精度 = DOP 測距精度 DOP(Dilution of Precision 精度の希釈 ) とは 衛星の配置による精度への影響を示す指標で 衛星と受信機間の測距精度が最終的な位置を決める精度にどの程度影響するかを示すもの 一般的に 精度低下率 と考えて良い DOP が悪い =DOP 値が大きい ( 例えば ~0) 測位衛星が偏っている状態 DOP 値は大きくなり 位置 航法精度は劣化する DOP が良い =DOP 値が小さい ( 例えば 2~) 最良の配置とは 1 機の測位衛星が頭上にあり 他の 3 機が水平線に 1 度均等に見える状態 11/2/ 第 4 回準天頂衛星開発利用検討ワーキンググループ 23

25 準天頂衛星の の字軌道の説明 準天頂衛星が 3 機の場合 1 度間隔で地球を取り囲んだ 3 つの軌道面にそれぞれ 1 機が周回している 3 機の準天頂衛星の軌道面内位相 ( 飛翔時刻 ) を例えば 3 機共に 3 時間程度早めたと仮定すると : 3 機の地表面軌跡は 地球自転の 3 時間相当前の経度に 同様の の字軌跡を描く 11/2/ 第 4 回準天頂衛星開発利用検討ワーキンググループ 24

26 仰角について 東京での仰角 90 度 0 度 70 度 0 度 0 度 静止衛星 ( 内 ) 40 度 静止衛星 ( 東 ) 30 度 静止衛星 ( 西 ) 度 度 0 度 4 機の場合 0 時 3 時 時 9 時 12 時 1 時 1 時 21 時 0 時 1 機メンテナンス時でも仰角低下は限定的 1 機メンテナンス時でも高仰角特性を維持 東京での仰角 90 度 0 度 70 度 0 度 0 度 静止衛星 ( 内 ) 40 度 静止衛星 ( 東 ) 30 度 静止衛星 ( 西 ) 度 度 0 度 機の場合 0 時 3 時 時 9 時 12 時 1 時 1 時 21 時 0 時 準天頂衛星 1 準天頂衛星 2 準天頂衛星 3 準天頂衛星 4 準天頂衛星 1 準天頂衛星 2 準天頂衛星 3 準天頂衛星 4 準天頂衛星 東京での仰角 90 度 0 度 70 度 0 度 0 度 40 度 30 度 度 度 3 機の場合 0 度 0 時 3 時 時 9 時 12 時 1 時 1 時 21 時 0 時 準天頂衛星 1 準天頂衛星 2 準天頂衛星 3 1 機メンテナンス時 仰角は大きく低下 準天頂衛星の高仰角特性が失われる 11/2/ 第 4 回準天頂衛星開発利用検討ワーキンググループ 2

27 各国の測位衛星システム整備の現状 米国 (GPS) グローバルなシステムを整備済み 14 年からブロック Ⅲ と呼ばれる新しい世代の機種 ( 発信電波の種類を増やし 多用途に対応 ) に順次更新予定 EU( ガリレオ ) 現在は 2 機の実験機を運用中 11 年に実証機を 4 機打上げ 14~1 年までに 1 機を運用し 限定的にサービス提供 1~17 年までに計 30 機を配備し グローバルサービスを提供予定 ロシア ( グロナス ) グローバルなシステムをほぼ整備済み ( 年 12 月に 3 機投入で完成予定だったが 打上げ失敗 ) 本年 3 月までに予備機 2 機及びグロナス K と呼ばれる新世代機 1 機を打上げ予定 以後順次新世代機に更新予定 中国 ( 北斗 -2/ コンパス ) 07 年の実用初号機の打上げ以降 現在までに 7 機稼働 ( 年は 1 年間に 機打上げ ) 12 年を目途として まずアジア太平洋地域でサービス開始予定 その後 年頃までにグローバルに展開 計 3 機 ( 静止 機 中軌道周回 27 機 準天頂 3 機 ) でグローバルサービスを目指す インド (IRNSS) 11 年後半に初号機を打上げ 14 年までに全体システムを完成予定 計 7 機 ( 静止 3 機 準天頂 4 機 ) でインドを中心としたアジア地域 ( 西アジア ~ 東南アジア ) でサービス提供予定 各国政府の公式情報 ( ウェブ 国際会議資料 ) または各種報道資料に基づいて記載 11/2/ 第 4 回準天頂衛星開発利用検討ワーキンググループ 2

<4D F736F F F696E74202D E9197BF A8F B AF C982C282A282C42E B8CDD8AB B83685D>

<4D F736F F F696E74202D E9197BF A8F B AF C982C282A282C42E B8CDD8AB B83685D> 資料 2 準天頂衛星システムについて 平成 24 年 3 月 19 日宇宙開発戦略本部事務局 実用準天頂衛星システム事業の推進の基本的な考え方 ( 平成 23 年 9 月 30 日閣議決定及び宇宙開発戦略本部決定 ) 準天頂衛星システムは 産業の国際競争力強化 産業 生活 行政の高度化 効率化 アジア太平洋地域への貢献と我が国プレゼンスの向上 日米協力の強化及び災害対応能力の向上等広義の安全保障に資するものである

More information

利用実証への期待 *情報化施工への適用に向けて*

利用実証への期待 *情報化施工への適用に向けて* 第 8 回衛星測位と地理空間情報フォーラム 利用実証への期待 - 情報化施工への適用に向けて - 2010 年 9 月 21 日 日本大学理工学部 社会交通工学科 佐田達典 発表内容 1. 情報化施工における RTK 測位 2. 準天頂衛星システムを導入した場合の RTK 測位シミュレーション 3. LEX 信号受信による静止時及び低速度 移動時の測位特性に関する基礎実験 2 1. 情報化施工と RTK

More information

2. 測位衛星のシステム提供者 ( プロバイダー ) 間の国際協力の重要性現在 全地球規模 ( 全球型 ) のグローバルな衛星測位システム (GNSS) として 米国の GPS 欧州の GALILEO ロシアの GLONASS 中国の北斗の 4 システムが整備される予定である また 地域型のシステム

2. 測位衛星のシステム提供者 ( プロバイダー ) 間の国際協力の重要性現在 全地球規模 ( 全球型 ) のグローバルな衛星測位システム (GNSS) として 米国の GPS 欧州の GALILEO ロシアの GLONASS 中国の北斗の 4 システムが整備される予定である また 地域型のシステム 資料 5 準天頂衛星システムを用いた国際協力 国際展開の在り方 ( 論点 3)( 案 ) 平成 2 2 年 1 2 月 2 7 日内閣官房宇宙開発戦略本部事務局 1. アジア 太平洋地域における国際協力 国際展開 (1) 準天頂衛星システムによるアジア 太平洋地域への貢献準天頂衛星システムは GPS 機能の補完 補強及び独自の SMS( 簡易メッセージ送信 ) 機能により 測位精度 測位可能な場所及び効率性を大幅に向上させるとともに高度サービスの提供が可能になる

More information

センチメータ級補強の利用 : 情報化施工 従来法 座標計算測量丁張り設置施工検測を繰り返して整形品質 出来型管理 図面情報 人間が図面情報を丁張りに移す 人間が丁張りを見ながら建機を操作 建機が作った地形を人間が計測 出来型情報 設計図から座標計算 測量 丁張り 設置 施工 検測 品質 出来型管理

センチメータ級補強の利用 : 情報化施工 従来法 座標計算測量丁張り設置施工検測を繰り返して整形品質 出来型管理 図面情報 人間が図面情報を丁張りに移す 人間が丁張りを見ながら建機を操作 建機が作った地形を人間が計測 出来型情報 設計図から座標計算 測量 丁張り 設置 施工 検測 品質 出来型管理 センチメータ級補強の利用 :IT 農業 IT 農機制御システム 作業計画 管理 耕地整地 農薬 肥料散布 播種 収穫 電子図面 IT 農業では単なる農機の自動運行による省力化のみならず 場所ごとに異なる土壌に合わせた農薬 肥料散布等により生産量向上も図る SPAC 資料を元に作成 24 センチメータ級補強の利用 : 情報化施工 従来法 座標計算測量丁張り設置施工検測を繰り返して整形品質 出来型管理

More information

<4D F736F F F696E74202D F B8817A93648AC E096BE8E9197BF E >

<4D F736F F F696E74202D F B8817A93648AC E096BE8E9197BF E > 資料 電波監理審議会会長会見用資料 平成 28 年 12 月 14 日 電波法施行規則等の一部を改正する省令案について ( 平成 28 年 12 月 14 日諮問第 24 号 ) [ 実用準天頂衛星システムの導入に伴う制度整備 ] ( 連絡先 ) 電波監理審議会について総務省総合通信基盤局総務課 ( 渡邊課長補佐 濱元係長 ) 電話 :03-5253-5829 諮問内容について総務省総合通信基盤局電波部基幹

More information

<4D F736F F F696E74202D20322D32305F8F B AF4C312D E28BAD904D8D8682CC474C4F4E CE899E205B8CDD8AB783828

<4D F736F F F696E74202D20322D32305F8F B AF4C312D E28BAD904D8D8682CC474C4F4E CE899E205B8CDD8AB783828 第 14 回電子航法研究所研究発表会 June 6, 2014 20. 準天頂衛星 L1-SAIF 補強信号の GLONASS 対応 航法システム領域坂井丈泰 星野尾一明 伊藤憲 June 2014 - Slide 1 はじめに 準天頂衛星システム (QZSS): 準天頂衛星軌道上の測位衛星による衛星測位サービス GPS 補完信号に加え 補強信号を放送 補強信号 :L1-SAIF LEX の 2 種類

More information

7. 衛星測位分野の国際動向 (2) 測位衛星システムに係る国際関係の経緯 1980 年頃から 米ソ 2 大国による軍事目的の測位衛星システムの開発 導入がスタート ( 米国 :GPS ソ連 ( 当時 ): グロナス ) 米ソ 2 大国による測位衛星システム整備に加え 欧州や中国による協力関係構築の

7. 衛星測位分野の国際動向 (2) 測位衛星システムに係る国際関係の経緯 1980 年頃から 米ソ 2 大国による軍事目的の測位衛星システムの開発 導入がスタート ( 米国 :GPS ソ連 ( 当時 ): グロナス ) 米ソ 2 大国による測位衛星システム整備に加え 欧州や中国による協力関係構築の 7. 衛星測位分野の国際動向 (1) 日本の位置付け 我が国は民生用として世界最大規模の GPS 利用国 GPS の補強 補完を目的とした日本独自の準天頂衛星システムを開発し 初号機 みちびき を 2010 年 9 月に打上げ 実用準天頂衛星システム事業の推進の基本的な考え方 ( 平成 23 年 9 月 30 日閣議決定 ) において 2010 年代後半を目途にまずは 4 機体制を整備し 将来的には

More information

Microsoft PowerPoint tokura.pptx

Microsoft PowerPoint tokura.pptx 国産の衛星測位システムによる 3 衛星測位 海事システム工学科情報コース 8143 土倉弘子 背景と目的 現在の衛星測位システム 日本の衛星測位システム 測位計算の理論と概要 3 衛星測位計算 座標系 衛星配置 実験 静止実験 移動体実験 まとめ 目次 1 背景と目的 衛星測位システムの普及 個人利用から社会インフラ 国民生活に 必要不可欠 GNSS (Global Navigation Satellite

More information

測量士補 重要事項 はじめに GNSS測量の基礎

測量士補 重要事項 はじめに GNSS測量の基礎 GNSS 測量の基礎 (1)GNSS とは GNSS(Global Navigation Satellite Systems: 全地球衛星航法 ( または測位 ) システム ) 測量とは いわゆるカーナビを想像すればよい つまり 上空の衛星から発射される電波を受信する事により 地上の位置を求める測量である 衛星として代表的なものは アメリカの GPS 衛星であるが その他にも次のようなものがある アメリカの

More information

資料 1 準天頂衛星開発利用検討ワーキンググループ第 4 回会合議事要旨 1. 日時 : 平成 23 年 2 月 10 日 ( 木 )14:00-15:40 2. 場所 : 中央合同庁舎第 4 号館共用 120 会議室 3. 出席者 : 柴崎亮介主査 坂下哲也委員 芦邉洋司委員 清水基夫委員 鈴木一

資料 1 準天頂衛星開発利用検討ワーキンググループ第 4 回会合議事要旨 1. 日時 : 平成 23 年 2 月 10 日 ( 木 )14:00-15:40 2. 場所 : 中央合同庁舎第 4 号館共用 120 会議室 3. 出席者 : 柴崎亮介主査 坂下哲也委員 芦邉洋司委員 清水基夫委員 鈴木一 資料 1 準天頂衛星開発利用検討ワーキンググループ第 4 回会合議事要旨 1. 日時 : 平成 23 年 2 月 10 日 ( 木 )14:00-15:40 2. 場所 : 中央合同庁舎第 4 号館共用 120 会議室 3. 出席者 : 柴崎亮介主査 坂下哲也委員 芦邉洋司委員 清水基夫委員 鈴木一人委員 続橋聡委員中島務財団法人衛星測位利用推進センター専務理事山川宏事務局長 丸山剛司事務局長代理

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション QZSS 7 機体制実現に向けて 測位航法学会 2019 年度全国大会 QZSS 特別講演会 2019 年 5 月 17 日 準天頂衛星システム戦略室 小暮聡 目次 1. 整備方針 2. サービス仕様 3. 7 機体制の衛星配置 4. 7 機体制における4 機体制からの主要変更点 5. 5~7 号機の高精度化 6. 開発体制 7. 今後の課題 1 1. 整備方針 社会的要請 ユーザ要請や 他 GNSS

More information

経営理念 宇宙と空を活かし 安全で豊かな社会を実現します 私たちは 先導的な技術開発を行い 幅広い英知と共に生み出した成果を 人類社会に展開します 宇宙航空研究開発を通して社会への新たな価値提供のために JAXAは 2003年10月の発足以来 宇宙航空分野の基礎研究から開発 利用に至るまで一貫して行

経営理念 宇宙と空を活かし 安全で豊かな社会を実現します 私たちは 先導的な技術開発を行い 幅広い英知と共に生み出した成果を 人類社会に展開します 宇宙航空研究開発を通して社会への新たな価値提供のために JAXAは 2003年10月の発足以来 宇宙航空分野の基礎研究から開発 利用に至るまで一貫して行 国立研究開発法人 経営理念 宇宙と空を活かし 安全で豊かな社会を実現します 私たちは 先導的な技術開発を行い 幅広い英知と共に生み出した成果を 人類社会に展開します 宇宙航空研究開発を通して社会への新たな価値提供のために JAXAは 2003年10月の発足以来 宇宙航空分野の基礎研究から開発 利用に至るまで一貫して行うことのできる機関として 活動を行っております 発足当初から10年は研究開発組織として技術実証による技術基盤の獲得を行い

More information

Microsoft Word - 01 議事要旨(第6回).doc

Microsoft Word - 01 議事要旨(第6回).doc 準天頂衛星開発利用検討ワーキンググループ第 6 回会合議事要旨 1. 日時 : 平成 23 年 4 月 22 日 ( 金 )15:45-17:15 2. 場所 : 中央合同庁舎第 4 号館共用 123 会議室 3. 出席者 : 柴崎亮介主査 坂下哲也委員 芦邉洋司委員 清水基夫委員 鈴木一人委員 続橋聡委員山川宏事務局長 植木勉事務局長代理 片瀬裕文審議官 國友宏俊参事官 佐藤潤企画官 藤原智企画官

More information

Microsoft PowerPoint - 日本測量者連盟講演.pptx

Microsoft PowerPoint - 日本測量者連盟講演.pptx 8 月 18 日 17 時 02 分頃から始まった三宅島雄山噴火に伴う GP 基線変化三宅 (93059)- 1 三宅 (960599) 3 cm 25 20 リアルタイム解析 6 時間解析 15 噴火開始 10 5 0-5 -10 9:00 10:00 11:00 12:00 13:00 14:00 15:00 16:00 17:00 18:00 19:00 20:00 21:00 22:00 23:00

More information

Microsoft PowerPoint - 24p-29p(宮川)GEONET-GNSS時代の幕開け-

Microsoft PowerPoint - 24p-29p(宮川)GEONET-GNSS時代の幕開け- GEONET -GNSS 時代の幕開け- 測地観測センター宮川康平 平成 25 年 1 月 Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism Geospatial Information Authority of Japan 目次 GNSS について GEONET の概要 GNSS 対応 GPS から GNSS へ まとめ GNSS とは

More information

国土籍第 376 号平成 29 年 3 月 23 日 マルチ GNSS 測量マニュアル - 近代化 GPS Galileo 等の活用 - 平成 29 年 4 月 国土交通省土地 建設産業局地籍整備課

国土籍第 376 号平成 29 年 3 月 23 日 マルチ GNSS 測量マニュアル - 近代化 GPS Galileo 等の活用 - 平成 29 年 4 月 国土交通省土地 建設産業局地籍整備課 マルチ GNSS 測量マニュアル - 近代化 GPS Galileo 等の活用 - 平成 29 年 4 月 国土交通省土地 建設産業局地籍整備課 目次 [ 序 ] 概説 1. はじめに----------------------------------------------------- 1 2. マニュアルの利用について-------------------------------------

More information

specialreportj

specialreportj SPECIAL REPORT 準天頂衛星を用いる高精度測位補正技術の開発 電子航法研究所通信 航法 監視領域上席研究員伊藤憲 1 はじめに現在 我が国においては全地球的測位システム (GPS) による測位技術の利用が拡大しており カーナビゲーションを始めとした交通分野や測量 防災 国土管理など幅広い分野で利用されているが GPSには山岳や都市部のビル等により遮られ 十分な数の衛星からの信号を受信できない地域が存在するという問題がある

More information

平成30年度 卒業論文 低軌道衛星(LEO)使用よってもたらされる影響

平成30年度 卒業論文  低軌道衛星(LEO)使用よってもたらされる影響 平成 30 年度 卒業論文 安全航行に向けた低軌道衛星 (LEO) 利用に関する調査研究 東京海洋大学海洋工学部海事システム工学科学籍番号 1521019 笠井敬太指導教員久保信明准教授 目次 LEOとは LEOとMEOの比較 Almanacデータを用いたシミュレーション LEO 運用による海洋安全政策の事例 まとめと考察 はじめに 背景 目的 スマートフォンが普及している現在 GNSS を利用するデバイスは

More information

いつでも どこ が正確に 準天頂衛星システム (QZSS) 準天頂衛星初号機 みちびき 宇宙航空研究開発機構 宇宙利用ミッション本部 準天頂衛星システムプロジェクトチーム

いつでも どこ が正確に 準天頂衛星システム (QZSS) 準天頂衛星初号機 みちびき 宇宙航空研究開発機構 宇宙利用ミッション本部 準天頂衛星システムプロジェクトチーム いつでも どこ が正確に 準天頂衛星システム (QZSS) 準天頂衛星初号機 みちびき 宇宙航空研究開発機構 宇宙利用ミッション本部 準天頂衛星システムプロジェクトチーム 準天頂衛星システムの目的 準天頂衛星システムは 日本の天頂付近に常に 1 機の衛星が見えるように 3 機の衛 星を配置して 山間部やビルの谷間に影響されずに 全国をほぼ 100% カバーする 高精度の衛星測位サービスを提供することを可能とするものです

More information

<4D F736F F F696E74202D F94D191BA976C5F8B5A8F7095F18D9089EF F8091A582CC89FC92E B8CDD8AB B83685D>

<4D F736F F F696E74202D F94D191BA976C5F8B5A8F7095F18D9089EF F8091A582CC89FC92E B8CDD8AB B83685D> 公共測量における新技術の導入 - 作業規程の準則の一部改正 - 国土地理院企画部 技術管理課 飯村友三郎 Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism Geospatial Information Authority of Japan 準則と作業規程について 作業規程の準則 ( 測量法第 34 条 ) 国土交通大臣は 作業規程の準則を定めることができる

More information

<4D F736F F F696E74202D208D918CF08FC88C9F93A289EF90E096BE8E9197BF4A E707074>

<4D F736F F F696E74202D208D918CF08FC88C9F93A289EF90E096BE8E9197BF4A E707074> 準天頂衛星システムについて 平成 22 年 10 月 12 日 ( 独 ) 宇宙航空研究開発機構 (JAXA) 宇宙利用ミッション本部長 理事本間正修 QZSSプロジェクトマネージャ寺田弘慈 内容 - 準天頂衛星システム開発経緯 - 衛星測位の原理 測距の誤差要因 - 衛星測位システムに関する世界の動向 - 準天頂衛星システムの概要 準天頂衛星システムの主な特徴 効果 技術実証 利用実証について みちびき

More information

講演 みちびき による民間利用実証の 状況について - 民間利用実証推進状況中間報告と今後の利用実証計画 - 講師 : 財団法人衛星測位利用推進センター 利用推進本部副本部長小笠原均様

講演 みちびき による民間利用実証の 状況について - 民間利用実証推進状況中間報告と今後の利用実証計画 - 講師 : 財団法人衛星測位利用推進センター 利用推進本部副本部長小笠原均様 第 87 回電波利用懇話会 準天頂衛星を用いた実証実験の概要について 日時 : 2011 年 7 月 14 日 ( 木 ) 午後 2 時 ~3 時 30 分場所 : 一般社団法人電波産業会会議室 ( 日土地ビル 11 階 ) 東京都千代田区霞が関 1-4-1 TEL: 03-5510-8592 主 催 一般社団法人電波産業会 講演 みちびき による民間利用実証の 状況について - 民間利用実証推進状況中間報告と今後の利用実証計画

More information

Microsoft PowerPoint - 【政務官PT用】委託費概要.ppt

Microsoft PowerPoint - 【政務官PT用】委託費概要.ppt 平成 22 年度宇宙利用促進調整委託費について 平成 22 年度新規分については 測位衛星の新たな利用について 産学官の競争的環境のもとで公募 選定し 宇宙利用の裾野拡大を図ります 参考 目 的 平成 22 年度においては我が国初の測位衛星となる初号機 みちびき の打上げが予定されており 我が国の測位衛星利用の高度化が期待されています 現在 測位衛星利用については カーナビゲーションや GPS 機能付き携帯電話など

More information

宇宙インフラ活用人材育成のための大学連携国際教育プログラム

宇宙インフラ活用人材育成のための大学連携国際教育プログラム 衛星測位でのシミュレーション Availability 都内での RTK 実験 ( 準天頂に焦点 ) ( 浅草から海洋大まで ) 100 90 80 70 60 50 40 30 20 10 0 Total epochs: 10500 (35 min.) DGPS GPS GPS+QZS 1.78 倍 RTK Distance: 12 km Test Route Total period: 35 minutes

More information

1

1 * 藤本幸司 ** 松下博俊 現在 我が国においてはGPS(Global Positioning System[ 全地球測位システム ]) による測位利用が拡大し カーナビゲーションをはじめ 交通分野 測量 防災 国土管理など 幅広い分野で利用されており 今後の社会 経済活動における不可欠なサービスとして さらなる利用と需要の拡大が見込まれる しかし この GPS 技術を山間部などで稼働する建設機械に適用するとなると

More information

「準天頂衛星システム ユーザインターフェース仕様書 (IS-QZSS)」 について

「準天頂衛星システム ユーザインターフェース仕様書 (IS-QZSS)」 について 準天頂衛星システムサービスセンチメータ級測位補強サービス編 利用実証信号からの差異について 2016 年 2 月 4 日準天頂衛星システムサービス株式会社 Quasi-Zenith Satellite System Services Inc. 2016 センチメータ級測位補強サービスの 利用実証信号からの差異について Page 1 Quasi-Zenith Satellite System Services

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 準天頂衛星システム初号機を利用した実証実験について 2014 年 4 月 25 日 一般財団法人衛星測位利用推進センター第一事業部松岡繁 0 民間利用実証の推進体制 JAXA 宇宙関係インフラ開発 実験整備 QZS GPS 補完検証 L1C/A L1C L2C L5 L1-SAIF LEX L1CA L2P L1CA(and L1P) L2P 実験地球局 (MCS 等 ) モニタ局網 補強検証 モニタ利用

More information

準天頂衛星を利用したオートステアリングシステムの精度向上

準天頂衛星を利用したオートステアリングシステムの精度向上 1 準天頂衛星を利用したオートステアリングシステムの精度向上 の成果について 研究開発体制 主管研究機関株式会社トプコン 共同研究機関 研究開発期間 平成 22 年度 ~ 平成 24 年度 (3 年間 ) 研究開発規模 予算総額 ( 契約額 ) 70 百万円 1 年目 2 年目 3 年目 18 百万円 23 百万円 29 百万円 研究開発の背景 全体目標 研究開発の背景我が国の農業では従事者不足と規模拡大の必要性から農機の自動化に対する期待が高まっている

More information

図 -2 測位方式の概念図 RTK-GPS: Real Time Kinematic GPS 2 図 D-GPS RTK-GPS cm 1ms GPS CDMA 巻 8 号情報処理 2002 年 8 月 - 2 -

図 -2 測位方式の概念図 RTK-GPS: Real Time Kinematic GPS 2 図 D-GPS RTK-GPS cm 1ms GPS CDMA 巻 8 号情報処理 2002 年 8 月 - 2 - 1 RTK-GPS 柳原 徳久 (株)日立製作所 n-yanagi@gm.merl.hitachi.co.jp 初本慎太郎 (株)日立産機システム hatsumoto-shintarou@ice.hitachi.co.jp 日本ではカーナビゲーションが広く普及しており 新車への装着率は約 30 に達している カーナビの位置検 出には GPS Global Positioning System が用いられていることはよく知られている

More information

<4D F736F F F696E74202D2091AA88CA91E589EF8D E9197BF62208E E707074>

<4D F736F F F696E74202D2091AA88CA91E589EF8D E9197BF62208E E707074> RTK-GPS/GLONASS における 受信機間 inter-channel bias の calibration とその評価 東京海洋大学山田英輝 発表内容 研究の背景と目的 バイアス較正実験概要 実験結果及び考察 RTK 測位への適用 まとめ 移動体 RTK 測位結果 ( 周波 + 瞬時 AR) Only GPS Fix solution: 5 % Float solution: 4 % NovAtel

More information

スライド 1

スライド 1 2017 年度活動報告 2018 年 7 月リーダサブリーダ事務局 礒尚樹 桜井也寸史 渡辺努 1 2017 年度活動成果 マルチGNSSアジア (MGA) の枠組みを活用 アジア太平洋地域の国々との連携 利用実証実験の推進 - 第 9 回 MGA カンファレンス @ ジャカルタに参加 アジア現地機関 企業との B2B マッチングや WG メンバーと現地機関等との対話の場として活用 -SEASC2017@

More information

第6次案H25報道各位

第6次案H25報道各位 報道各位 お知らせ 平成 25 年 12 月 16 日高知工業高等専門学校東京大学地震研究所宇宙航空研究開発機構情報通信研究機構日立造船株式会社 準天頂衛星初号機 みちびき と技術試験衛星 Ⅷ 型 きく 8 号 を用いた GPS 津波計からのデータ伝送実験を開始 高知工業高等専門学校 ( 高知高専 ) 東京大学地震研究所( 東大地震研 ) 宇宙航空研究開発機構 (JAXA) 情報通信研究機構 (NICT)

More information

Microsoft PowerPoint - 12NInst02-9.ppt [互換モード]

Microsoft PowerPoint - 12NInst02-9.ppt [互換モード] 2.9 GPS 使用の実際 12NInst:02-49 船舶に設置されているものは通常問題ない. ハンディ GPS などは注意が必要 衛星画面が表示されるものが多いので, 受信状態 ( 受信衛星数, 信号強度等 ) を確認. 緯度経度が表示されるまで数分かかる メニュー画面等で設定をする ( 測地系 利用するシステム ( 地図 ) 等にあわせる, ディファレンシャルやWAAS 等の使用の有無, 表示単位

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 広域マルチラテレーションの概要と 評価について 電子航法研究所 宮崎裕己 1 広域マルチラテレーションとは? (WAM: Wide Area Multilateration) 最終進入エリア 空港 航空路空域を覆域に持つ航空機監視システム 航空機からの信号を複数の受信局で検出受信局 A D 監視 B C 電子研では WAM 実験装置の試作 評価を進行中 2 講演内容 評価の背景 WAMの概要 実験装置の概要

More information

Microsoft PowerPoint - スライド提出用.ppt

Microsoft PowerPoint - スライド提出用.ppt 衛星航法を利用した精密進入に対する 機上補強技術の研究 ( 独 ) 宇宙航空研究開発機構航空プログラムグループ運航 安全技術チーム航法技術セクション藤原健 航空宇宙研究会講演会 1 年 1 月 9 日 発表内容 背景 衛星航法による精密進入と その課題 電離圏異常の脅威 プラズマバブルの利用性への影響と INS 複合による利用性の改善 シンチレーションの信号追尾への影響と INS 複合による追尾性能の改善

More information

GPS仰角15度

GPS仰角15度 SPAC シンポジウム 2012 GPS, QZS, GLONASS を利用した 高精度測位の現状 2012 年 11 月 21 日 幹事細谷素之 協議会の目的 ( 以下 協議会 という ) は 国土交通省国土地理院が所有する電子基準点リアルタイムデータの民間開放を要望するとともに リアルタイムデータの利活用と普及を推進することを目的として平成 13 年 11 月に設立されました 2 電子基準点を利用した

More information

3 航空機動態情報の管制機関における活用 (EN-12, OI-27 関連 ) ~ 航空機動態情報の把握による監視能力の向上 ~ 2 気象予測の高度化等 (EN-5,6,13 関連 ) ~ 気象予測の高度化による高精度な時間管理の実現 ~ 4SBAS 性能の検討 (EN-7 関連 ) 5GBAS を

3 航空機動態情報の管制機関における活用 (EN-12, OI-27 関連 ) ~ 航空機動態情報の把握による監視能力の向上 ~ 2 気象予測の高度化等 (EN-5,6,13 関連 ) ~ 気象予測の高度化による高精度な時間管理の実現 ~ 4SBAS 性能の検討 (EN-7 関連 ) 5GBAS を 資料 3 平成 29 年度における CARATS の主要な活動 ~ 重点的に取り組むべき施策 ~ CARATS 事務局平成 29 年 3 月 3 航空機動態情報の管制機関における活用 (EN-12, OI-27 関連 ) ~ 航空機動態情報の把握による監視能力の向上 ~ 2 気象予測の高度化等 (EN-5,6,13 関連 ) ~ 気象予測の高度化による高精度な時間管理の実現 ~ 4SBAS 性能の検討

More information

IS-QZSS サブメータ級測位補強サービス / 災害 危機管理通報サービス編 (IS-QZSS-L1S-001) の構成 Page 1 Quasi-Zenith Satellite System Services Inc. 2015

IS-QZSS サブメータ級測位補強サービス / 災害 危機管理通報サービス編 (IS-QZSS-L1S-001) の構成 Page 1 Quasi-Zenith Satellite System Services Inc. 2015 準天頂衛星システムユーザインタフェース仕様書サブメータ級測位補強サービス / 災害 危機管理通報サービス編 について < 共通 > 2015 年 07 月 16 日準天頂衛星システムサービス株式会社 Quasi-Zenith Satellite System Services Inc. 2015 IS-QZSS サブメータ級測位補強サービス / 災害 危機管理通報サービス編 (IS-QZSS-L1S-001)

More information

宇宙インフラ活用人材育成のための大学連携国際教育プログラム

宇宙インフラ活用人材育成のための大学連携国際教育プログラム マルチ GNSS による都市部高精度 測位実験の報告 第 58 回宇宙科学技術連合講演会 東京海洋大学 久保信明 目次 マルチ GNSS 測位の現状 低コスト受信機と測量用受信機 - 準天頂衛星の特徴と効果 人材育成と海外ネットワーク 準天頂衛星 QSSへの期待 低コスト受信機 ( カーナビ用等 ) コンシューマへの影響大測量用受信機 近未来の高精度測位用 ( 搬送波ベース ) に無視できない 移動体測位現状

More information

Microsoft Word - 01.docx

Microsoft Word - 01.docx 京都大学 MU レーダーで宇宙ごみの姿を捉える ~ 観測波長より小さいスペースデブリのサイズやスピンの推定に成功 ~ 概要高度数百 km の地球周回軌道上にあるスペースデブリ ( 宇宙ごみ ) のうち レーダー観測装置の波長と比較して 大きさが同程度以下のスペースデブリのサイズ スピン 概形等の状態の推定をする観測手法を提案し 大型大気レーダーである京都大学生存圏研究所 MU レーダー ( 周波数

More information

表 1 防衛分野における主な宇宙開発利用の例 情報収集 警戒監視 ( 画像情報収集機能 電波情報収集機能 早期警戒機能 ) 情報通信測位気象観測 以下では用途別の利用状況を政府公表資料に基づき整理する まず 1 情報収集 警戒監視の画像情報収集機能については 1982 年の政府答弁で

表 1 防衛分野における主な宇宙開発利用の例 情報収集 警戒監視 ( 画像情報収集機能 電波情報収集機能 早期警戒機能 ) 情報通信測位気象観測 以下では用途別の利用状況を政府公表資料に基づき整理する まず 1 情報収集 警戒監視の画像情報収集機能については 1982 年の政府答弁で 日本の防衛宇宙利用 宇宙基本法成立前後の継続性と変化 政策研究部グローバル安全保障研究室福島康仁 はじめに 2008 年の宇宙基本法成立は日本の防衛宇宙利用の転換点であったと広く評価されている 同法成立前 自衛隊に認められていたのは 利用が一般化している衛星及びそれと同様の機能を有する衛星 の利用のみであった ( いわゆる一般化理論 ) しかし 基本法の成立により 国際約束と憲法の範囲内で一般化理論を超える利用が自衛隊に許されるようになった

More information

衛星軌道情報について! アルマナック : ケプラーによる6 軌道要素に基づいて作成されたもの! エフェメリス :6 軌道要素 摂動等の影響を考慮して作成されたもの! 精密軌道暦 : エフェメリスは数箇所のマスターコントロール局のデータより作成されているが 精密軌道暦は数百箇所に及ぶモニター局のデータ

衛星軌道情報について! アルマナック : ケプラーによる6 軌道要素に基づいて作成されたもの! エフェメリス :6 軌道要素 摂動等の影響を考慮して作成されたもの! 精密軌道暦 : エフェメリスは数箇所のマスターコントロール局のデータより作成されているが 精密軌道暦は数百箇所に及ぶモニター局のデータ GPS 衛星よりデータ受信後の 測位計算方法について! 衛星軌道情報の取得とその利用について! 衛星軌道情報からの衛星位置算出方法について! 航法メッセージの各種補正データについて! 単独測位による位置 時刻補正含む 計算方法について! 受信機の速度及び周波数ずれの算出方法について? 衛星軌道情報について! アルマナック : ケプラーによる6 軌道要素に基づいて作成されたもの! エフェメリス :6

More information

欠であり 運輸交通分野を中心に膨大なインフラ投資が必要になると見込まれる これらのインフラ整備にあたっては 案件ごとにマスタープランから工事まで段階を踏んで検討 建設が進められるが 対象地の地形などを確認 把握するため 検討段階に応じた精度の地図が必要となる 現在 同国では基本的な測地基準点網が整備

欠であり 運輸交通分野を中心に膨大なインフラ投資が必要になると見込まれる これらのインフラ整備にあたっては 案件ごとにマスタープランから工事まで段階を踏んで検討 建設が進められるが 対象地の地形などを確認 把握するため 検討段階に応じた精度の地図が必要となる 現在 同国では基本的な測地基準点網が整備 無償資金協力 案件概要書 2017 年 6 月 27 日 1. 基本情報 (1) 国名 : バングラデシュ人民共和国 (2) プロジェクトサイト / 対象地域名 : バングラデシュ全土 (3) 案件名 :GNSS 連続観測点及び験潮所整備計画 (The Project for Densification of GNSS CORS (Continuously Operating Reference Station)

More information

受信機時計誤差項の が残ったままであるが これをも消去するのが 重位相差である. 重位相差ある時刻に 衛星 から送られてくる搬送波位相データを 台の受信機 でそれぞれ測定する このとき各受信機で測定された衛星 からの搬送波位相データを Φ Φ とし 同様に衛星 からの搬送波位相データを Φ Φ とす

受信機時計誤差項の が残ったままであるが これをも消去するのが 重位相差である. 重位相差ある時刻に 衛星 から送られてくる搬送波位相データを 台の受信機 でそれぞれ測定する このとき各受信機で測定された衛星 からの搬送波位相データを Φ Φ とし 同様に衛星 からの搬送波位相データを Φ Φ とす RTK-GPS 測位計算アルゴリズム -FLOT 解 - 東京海洋大学冨永貴樹. はじめに GPS 測量を行う際 実時間で測位結果を得ることが出来るのは今のところ RTK-GPS 測位のみである GPS 測量では GPS 衛星からの搬送波位相データを使用するため 整数値バイアスを決定しなければならず これが測位計算を複雑にしている所以である この整数値バイアスを決定するためのつの方法として FLOT

More information

Trimble G3100-R1B G6Ni ATLAS (GR-5) GNR5 (NET-G5) R2 GNSS G3100-R1R G6Ni GGD GGBD GGD GGBD 一体型一体型一体型一体型一体型分離型分離型 GPS L2 GPS L2C GPS L5 - GLONASS Galil

Trimble G3100-R1B G6Ni ATLAS (GR-5) GNR5 (NET-G5) R2 GNSS G3100-R1R G6Ni GGD GGBD GGD GGBD 一体型一体型一体型一体型一体型分離型分離型 GPS L2 GPS L2C GPS L5 - GLONASS Galil Trimble Trimble R10 Trimble NetR9 Trimble R9s GNSS Trimble R9s GNSS Trimble 一体型 分離型 分離型 分離型 一体型 一体型 一体型 GPS L2 (OP) (OP) GPS L2C (OP) (OP) GPS L5 (OP) (OP) (OP) (OP) - GLONASS (L1,L2)(L3 ) (L1)(L2,L3 )

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 日本の宇宙政策 平成 28 年 9 月 内閣府宇宙開発戦略推進事務局 1. 日本の宇宙政策 2. 準天頂衛星システム 3. 宇宙システムの海外展開 4. 宇宙 2 法 1 1 日本の宇宙政策 1 総合的国家戦略としての宇宙戦略 平成 20 年に制定された宇宙基本法に基づき 宇宙政策は 科学技術 に 産業基盤 安全保障 を加えた3 本柱から成る総合的国家戦略として推進 平成 27 年 1 月 安全保障政策を十分に反映し

More information

<4D F736F F F696E74202D208E9197BF345F F8F B8918D D E0955D89BF88CF88F589EF94AD955C8E9197BF816A5F DC58F4994C5205B8CDD8AB B83685D>

<4D F736F F F696E74202D208E9197BF345F F8F B8918D D E0955D89BF88CF88F589EF94AD955C8E9197BF816A5F DC58F4994C5205B8CDD8AB B83685D> 資料 4 準天頂衛星 みちびき の利用ー準天頂衛星による高精度測位補正に関する技術開発ー 測地観測センター 地理地殻活動研究センター Ministry Geospatial of Information Land, Infrastructure, Authority Transport of Japan and Tourism 準天頂衛星の概要 準天頂軌道 静止軌道と同じ周期, 軌道傾斜角 45 日本付近で高仰角

More information

Jacic115.indb

Jacic115.indb Part 1 特別寄稿 GNSS の衛星観測と高精度測位の現状 実際の観測 測位事例の紹介 日本大学理工学部交通システム工学科教授 佐田達典 SADA Tatsunori 1 はじめに 衛星測位システムは199 年にアメリカのGPSが衛星配備の初期完了を宣言した頃から急速に利用が拡大し いまや カーナビゲーション 携帯電話 スマートホンで幅広く利用されているのはご承知のとおりである これらは衛星から送信される測距信号を使ってメートルオーダーの精度で位置を測る手法を使っているが

More information

8.ICG (2) 各衛星測位システム間の相互運用性確保 MHz MHz MHz MHz E5a OS/SoL E5 E5b MHz E6 CS E1 OS/SoL L5 L2C L2 M-code L1 M-code L1C/A

8.ICG (2) 各衛星測位システム間の相互運用性確保 MHz MHz MHz MHz E5a OS/SoL E5 E5b MHz E6 CS E1 OS/SoL L5 L2C L2 M-code L1 M-code L1C/A 8.ICG (1) 各衛星測位システムの共存性 1176.45MHz 1207.14MHz 1278.75MHz 1575.42MHz E5a OS/SoL E5 E5b 1227.60MHz E6 CS E1 OS/SoL L5 L2C L2 M-code L1 M-code L1C/A M-code L1C GPS L5 L3 P-code G2 P-code L1 G1 FDMA FDMA グロナス

More information

Microsoft Word - 【マルチ&QZSS対応】電子基準点のみ基準点測量マニュアル(平成27年7月22日改)

Microsoft Word - 【マルチ&QZSS対応】電子基準点のみ基準点測量マニュアル(平成27年7月22日改) 国土地理院技術資料 A1-No.367 電子基準点のみを既知点とした 基準点測量マニュアル 平成 27 年 7 月 国土交通省国土地理院 目 次 [ 序 ] 概説 1 1. はじめに 1 2. マニュアルの利用について 1 3. 作業実施にあたっての手続 1 第 1 章総則 2 第 2 章電子基準点のみを既知点とした 2 級基準点測量 3 第 1 節要旨 3 第 2 節作業計画 4 第 3 節選点

More information

Microsoft PowerPoint - SPACシンポ発表原稿 [互換モード]

Microsoft PowerPoint - SPACシンポ発表原稿 [互換モード] SPAC シンポジウム 2013@ 日本科学未来館 2013 年 11 月 14 日 ( 木 ) 日本発の GPS 屋内測位ソリューション シームレス測位の実用化に向けて 吉冨進 コンソーシアム事務局長一般財団法人日本宇宙フォーラム常務理事 1 はじめに GPS 機能は 携帯電話やスマートフォンに標準搭載されつつあります また 日本の GPS 衛星である みちびき も 1 号機で大きな成果が創出され

More information

Microsoft PowerPoint - 12NInst02-5.ppt [互換モード]

Microsoft PowerPoint - 12NInst02-5.ppt [互換モード] .5 GPS の誤差 1NInst:0-31 ( ) 測定値が真値に対して一定方向に偏っている誤差 ( 計測によって修正 ( 校正 ) できる ) ( ) 測定値がはっきりしない原因によって真値の付近でばらつく誤差 ( 修正 ( 補正 ) できない. 数回の観測の平均など ) ( ) 計器の表示の読み違えなどによる誤差 ( 計測者の技量等にも依存する. 間違えに気づいたときは再計測する ) 誤差の要因

More information

endo.PDF

endo.PDF MAP 18 19 20 21 3 1173 MAP 22 700800 106 3000 23 24 59 1984 358 358 399 25 12 8 1996 3 39 24 20 10 1998 9,000 1,400 5,200 250 12 26 4 1996 156 1.3 1990 27 28 29 8 606 290 250 30 11 24 8 1779 31 22 42 9

More information

Mode S Daps 技術

Mode S Daps 技術 SSR モード S のネットワーク技術について 監視通信領域 古賀禎 目次 1. 背景 2. 課題 3. モードSネットワーク 4. 実験ネットワーク 5. 確認実験の結果 6. まとめ 1. 背景 二次監視レーダモード S SSR Mode S (Secondary Surveillance Radar) 監視性能を向上するとともにデータリンク機能を付加した SSR 1. 背景 SSR モード S

More information

謝辞

謝辞 前書き ワークショップについて 本報告について 謝辞 目次 憲法第九条に関する一考察 ワークショップ参加者 憲法第九条に関する一考察 はじめに ⒈ 憲法第九条とアジア太平洋地域 現状認識 議論に熱中するワークショップの参加者 用語解説 自己成就的予言 安全保障のディレンマ 脅威の認識とそれへの対応 憲法第九条と安全保障のディレンマ 休憩時間中の作業風景 安全保障のディレンマに関する更なる考察 ⒉

More information

道迷い追放! 山の楽しみ倍増! スマホ GPS の使い方と活用 1. スマホ GPS について 2. 山旅ロガー の使い方 3. ジオグラフィカ の使い方 4. 山と高原地図 } の使い方 5. 日本版 GPS みちびき について 6. パソコンとの連携 (5,6 はこの資料には含まれていません )

道迷い追放! 山の楽しみ倍増! スマホ GPS の使い方と活用 1. スマホ GPS について 2. 山旅ロガー の使い方 3. ジオグラフィカ の使い方 4. 山と高原地図 } の使い方 5. 日本版 GPS みちびき について 6. パソコンとの連携 (5,6 はこの資料には含まれていません ) 道迷い追放! 山の楽しみ倍増! スマホ GPS の使い方と活用 1. スマホ GPS について 2. 山旅ロガー の使い方 3. ジオグラフィカ の使い方 4. 山と高原地図 } の使い方 5. 日本版 GPS みちびき について 6. パソコンとの連携 (5,6 はこの資料には含まれていません ) 2019.4.24 春山登山教室座学吹田労山吉川皖造 1 Y!MAP(Yahoo 地図の表示 山旅ロガーの表示

More information

第 7 回調査分析部会 インドの宇宙政策の概要 2013 年 10 月 29 日 ( 独 ) 宇宙航空研究開発機構 1

第 7 回調査分析部会 インドの宇宙政策の概要 2013 年 10 月 29 日 ( 独 ) 宇宙航空研究開発機構 1 第 7 回調査分析部会 インドの宇宙政策の概要 2013 年 10 月 29 日 ( 独 ) 宇宙航空研究開発機構 1 目次 1. インドの宇宙政策 2. 宇宙開発予算 3. 宇宙開発体制 4. 宇宙産業 5. 国際協力 6. 主な実施事業例 2 1. インドの宇宙政策 国家 5 ヶ年計画の下 社会及び経済発展を目的とした宇宙プログラムを推進している 第 12 次 5 ヵ年計画 (2012 年 4

More information

宇宙開発委員会 推進部会 GXロケット評価小委員会(第8回)議事録・配付資料 [資料8-1]

宇宙開発委員会 推進部会 GXロケット評価小委員会(第8回)議事録・配付資料 [資料8-1] 資料 8-1 各国の中型ロケット等に係る動向 平成 20 年 6 月 30 日宇宙航空研究開発機構 米国の動向 (1/2) 2005 年 1 月に発表された 米国宇宙輸送政策 において 政府系の中 大型衛星の打上げは基本的に EELV(Evolved Expendable Launch Vehicle) を使用する 方針を掲げている EELV(Atlas V Delta IV) はともにモジュール化されたステージのクラスターにより

More information

測量士補重要事項 基準点測量 GNSS測量

測量士補重要事項 基準点測量 GNSS測量 GNSS 測量 < 試験合格へのポイント > GNSS( 旧 GPS) 1 2 に関する問題は 基準点測量や地形測量など GNSS を用いる分野全てに 数多く出題されている いわば 定番問題 となっている GNSS であるが 一部の例外を除きその出題内容は GNSS 測量に関する基礎的なものに留まっており この基礎的な事項を理解しておけば 比較的解答しやすい問題であると言える 枝問の一部には 実務で扱っていないと解らない

More information

G 空間情報センター ( 仮称 ) とは G 空間情報センター 整備 提供主体 地理空間情報ライブラリー 各省庁 独法 地方自治体 データ管理代行機能 データ流通プラットフォーム機能 メタデータ群 検索 配信 ダウンロード 技術標準 運用ルールの整備 維持 * データ整備 更新支援機能 * データ利

G 空間情報センター ( 仮称 ) とは G 空間情報センター 整備 提供主体 地理空間情報ライブラリー 各省庁 独法 地方自治体 データ管理代行機能 データ流通プラットフォーム機能 メタデータ群 検索 配信 ダウンロード 技術標準 運用ルールの整備 維持 * データ整備 更新支援機能 * データ利 CSIS 第 10 回公開シンポジウム 地理空間情報の共有 相互利用促進 に関する専門部会の検討状況 平成 27 年 1 月 27 日 国土交通省国土地理院企画部 村上広史 Ministry Geospatial of Information Land, Infrastructure, Authority Transport of Japan and Tourism G 空間情報センター ( 仮称

More information

<4D F736F F D208A6792A38CBB8EC A82C982E682E9964B93FA8A4F8D91906C97B78D738ED282D682CC88C493E08FEE95F192F18B9F B838B93B193FC82CC8EE888F882AB2E646F6378>

<4D F736F F D208A6792A38CBB8EC A82C982E682E9964B93FA8A4F8D91906C97B78D738ED282D682CC88C493E08FEE95F192F18B9F B838B93B193FC82CC8EE888F882AB2E646F6378> 平成 24 年 11 月 拡張現実 (AR) による訪日外国人旅行者への案内情報提供ツール導入の手引き 本資料は 拡張現実 (AR) 技術を活用した外国人観光客への案内情報ツールを導入する際に考慮すべきポイントについてとりまとめたものである なお 本資料は公開されている開発済の AR アプリケーションを活用し 観光地内において スマートフォンを使った案内情報の提供を行うことを前提としたものである また

More information

satellitecommentaryj

satellitecommentaryj 衛星余話準天頂衛星誕生を語るその 1 準 準天頂衛星の誕生とその後の推移 AIAA JFSC 会員北爪進 天頂衛星初号機の打ち上げに種子島宇宙センターの竹崎観望台にて立ち会うことが出来た 今まで多くの開発に関係した通信 放送 観測衛星の打ち上げに接したがその度に娘を嫁がせる時の気持ち 半分以上淋しい が多少期待する気持ちであった 然し今回の打ち上げは別であった オレンジ色の炎と共に天空高く宇宙に吸い込まれて行く準天頂衛星初号機を搭載した

More information

宇宙システム海外展開タスクフォース シンボルプロジェクト 宇宙システムなどの基盤技術及びこれにより提供される高精度 高信頼性リアルタイム測位サービスやこれらと関連する防災 環境などの社会公益サービスの海外展開 国際貢献等を積極的に促進 我が国の宇宙 地理空間情報システムを活かした高度なサービスをアジ

宇宙システム海外展開タスクフォース シンボルプロジェクト 宇宙システムなどの基盤技術及びこれにより提供される高精度 高信頼性リアルタイム測位サービスやこれらと関連する防災 環境などの社会公益サービスの海外展開 国際貢献等を積極的に促進 我が国の宇宙 地理空間情報システムを活かした高度なサービスをアジ G 空間プロジェクト平成 29 年度政府予算における主要施策について 海外展開推進チーム議長内閣府宇宙開発戦略推進事務局国土交通省国土地理院 シンボルプロジェクト 関連施策 宇宙システム海外展開タスクフォース ( 内閣府 ) 1 電子基準点網等の利活用による海外展開 国際貢献 ( 国土交通省国土地理院 ) 2 その他の施策 豪州の農業分野における準天頂衛星活用の包括的実証 ( 総務省 ) 3 国際的な宇宙開発利用の進展と人材育成のためのプログラム

More information

木内委員提出資料

木内委員提出資料 資料 6-1 宇宙輸送システムの海外動向について - 小型衛星打ち上げシステム及び固体ロケットの動向 - ( 株 )IHI エアロスペース代表取締役社長 木内重基 2013.3.28 1 小型衛星とは 小型衛星 : 100~1,000kgのLEO 衛星 LEO 衛星のボリュームゾーン 小型衛星打上げシステム : 小型衛星の要望に柔軟に応える打上げシステム 単独打上げサービスを望むユーザ : 大は小を兼ねない

More information

宇宙政策委員会基本政策部会中間取りまとめ 1. 現状認識平成 20 年の宇宙基本法の制定により 我が国宇宙政策は これまでの 科学技術 ( 研究開発 ) 主導を脱し 科学技術 産業振興 安全保障 の三本柱から成る総合的国家戦略へと局面展開を遂げた さらに 平成 25 年 1 月に策定された現行の 宇

宇宙政策委員会基本政策部会中間取りまとめ 1. 現状認識平成 20 年の宇宙基本法の制定により 我が国宇宙政策は これまでの 科学技術 ( 研究開発 ) 主導を脱し 科学技術 産業振興 安全保障 の三本柱から成る総合的国家戦略へと局面展開を遂げた さらに 平成 25 年 1 月に策定された現行の 宇 宇宙政策委員会基本政策部会 中間取りまとめ 平成 26 年 8 月 20 日 宇宙政策委員会 1 宇宙政策委員会基本政策部会中間取りまとめ 1. 現状認識平成 20 年の宇宙基本法の制定により 我が国宇宙政策は これまでの 科学技術 ( 研究開発 ) 主導を脱し 科学技術 産業振興 安全保障 の三本柱から成る総合的国家戦略へと局面展開を遂げた さらに 平成 25 年 1 月に策定された現行の 宇宙基本計画

More information

資料 25-2 実用準天頂衛星システム 開発 整備の状況について 平成 27 年 6 月 17 日 内閣府宇宙戦略室

資料 25-2 実用準天頂衛星システム 開発 整備の状況について 平成 27 年 6 月 17 日 内閣府宇宙戦略室 資料 25-2 実用準天頂衛星システム 開発 整備の状況について 27 年 6 月 17 日 内閣府宇宙戦略室 衛星測位のしくみ 測位衛星 (GPS 等 ) 時刻情報 衛星の軌道情報等を送信 衛星から地上への一方向送信 (x,y,z,t) 4 機以上の衛星から信号を受信して位置と時刻を決定 衛星測位は 人工衛星からの信号を受信することにより地上の位置 時刻を特定する技術 3 次元情報と時刻情報の 4

More information

untitled

untitled WG 2013 P P P P WG WG P WG 12 12 P P20 200 200 200 200 2011 2012 2012 11 1 2 21 2 2 1 2 2 2 2 1 2 1 2 11 720,450(8.0) 37,845(0.4) 4) 37.7 7 5.4 0.1 8,299,154(91.6)

More information

untitled

untitled 19 - 1 - - 2 - - 3 - - 4 - - 5 - - 6 - - 7 - - 8 - - 9 - - 10 - - 11 - - 12 - - 13 - - 14 - - 15 - - 16 - - 17 - - 18 - - 19 - - 20 - - 21 - - 22 - - 23 - - 24 - - 25 - - 26 - - 27 - - 28 - - 29 - -

More information

新たな宇宙基本計画に向けた提言

新たな宇宙基本計画に向けた提言 新たな宇宙基本計画に向けた提言 2012 年 11 月 20 日 一般社団法人日本経済団体連合会 1. はじめに経団連は昨年 5 月に 宇宙基本法に基づく宇宙開発利用の推進に向けた提言 をとりまとめ 宇宙インフラの構築と維持の重要性や 総合的な宇宙政策の推進組織の設置と宇宙航空研究開発機構 (JAXA) の見直しによる政府の推進体制の強化を訴えた その後 本年 6 月に内閣府設置法が改正され 7 月に宇宙政策の司令塔となる内閣府宇宙戦略室が発足した

More information

プラズマ バブルの到達高度に関する研究 西岡未知 齊藤昭則 ( 京都大学理学研究科 ) 概要 TIMED 衛星搭載の GUVI によって観測された赤道異常のピーク位置と 地上 GPS 受信機網によって観測されたプラズマ バブルの出現率や到達率の関係を調べた 高太陽活動時と低太陽活動時について アジア

プラズマ バブルの到達高度に関する研究 西岡未知 齊藤昭則 ( 京都大学理学研究科 ) 概要 TIMED 衛星搭載の GUVI によって観測された赤道異常のピーク位置と 地上 GPS 受信機網によって観測されたプラズマ バブルの出現率や到達率の関係を調べた 高太陽活動時と低太陽活動時について アジア プラズマ バブルの到達高度に関する研究 西岡未知 齊藤昭則 ( 京都大学理学研究科 ) 概要 TIMED 衛星搭載の GUVI によって観測された赤道異常のピーク位置と 地上 GPS 受信機網によって観測されたプラズマ バブルの出現率や到達率の関係を調べた 高太陽活動時と低太陽活動時について アジア地域とアメリカ地域においてそれらの関係を調べたところ 赤道異常高度とプラズマ バブルの出現頻度に強い相関が見られたのは

More information

GNSS 受信機を用いた収穫調査の周囲測量についての考察 秋田森林管理署湯沢支署業務グループ 松井尊大高橋宏瑛 総務グループ 鈴木彩子 1. はじめに国有林の収穫調査の周囲測量において 新たに小班区画が必要とされる主伐箇所では実測が必要とされており 昨今 利用適齢期を迎える主伐人工林が増加している現

GNSS 受信機を用いた収穫調査の周囲測量についての考察 秋田森林管理署湯沢支署業務グループ 松井尊大高橋宏瑛 総務グループ 鈴木彩子 1. はじめに国有林の収穫調査の周囲測量において 新たに小班区画が必要とされる主伐箇所では実測が必要とされており 昨今 利用適齢期を迎える主伐人工林が増加している現 GNSS 受信機を用いた収穫調査の周囲測量についての考察 秋田森林管理署湯沢支署業務グループ 松井尊大高橋宏瑛 総務グループ 鈴木彩子 1. はじめに国有林の収穫調査の周囲測量において 新たに小班区画が必要とされる主伐箇所では実測が必要とされており 昨今 利用適齢期を迎える主伐人工林が増加している現状から 周囲測量の実測も同様に増加していくことが予想される その周囲測量の実測は これまでポケットコンパスを用いたコンパス測量

More information

スライド タイトルなし

スライド タイトルなし アンテナ狭小化に伴う方位分解能劣化 の改善と東京湾での評価結果 - 民需等の利活用拡大を目指して - 直線 4 アレイ ( 八木 ) 菱形 4 アレイ ( ダイポール ) 伊藤浩之, 千葉修, 小海尊宏, 大西喬之 *1 山田寛喜 *2 長野日本無線 ( 株 ) *1 新潟大学 *2 08 年 12 月 17 日 08 年海洋レーダ研究集会 No.1 目次 1. はじめに : 海洋レーダの課題 2.

More information

11

11 (1) 宇宙基本法 ( 平成二十年五月二十八日法律第四十三号 ) 第一章総則 ( 目的 ) 第一条この法律は 科学技術の進展その他の内外の諸情勢の変化に伴い 宇宙の開発及び利用 ( 以下 宇宙開発利用 という ) の重要性が増大していることにかんがみ 日本国憲法の平和主義の理念を踏まえ 環境との調和に配慮しつつ 我が国において宇宙開発利用の果たす役割を拡大するため 宇宙開発利用に関し 基本理念及びその実現を図るために基本となる事項を定め

More information

新たな宇宙状況監視 (SSA) システム構築に向けた事前調査平成 26 年度予算案額 11 百万円 ( 新規 ) 文部科学省研究開発局宇宙開発利用課 事業概要 目的 必要性 事業イメージ 具体例 スペースデブリの増加が世界的な課題として認識される中 宇宙状況監視 ( SSA : Space Situ

新たな宇宙状況監視 (SSA) システム構築に向けた事前調査平成 26 年度予算案額 11 百万円 ( 新規 ) 文部科学省研究開発局宇宙開発利用課 事業概要 目的 必要性 事業イメージ 具体例 スペースデブリの増加が世界的な課題として認識される中 宇宙状況監視 ( SSA : Space Situ 新たな宇宙状況監視 (SSA) システム構築に向けた事前調査平成 26 年度予算案額 11 百万円 ( 新規 ) 文部科学省研究開発局宇宙開発利用課 スペースデブリの増加が世界的な課題として認識される中 宇宙状況監視 ( SSA : Space Situational Awareness) 体制の構築は 宇宙空間の安定的な活用や日米協力の観点から重要な課題です 中による衛星破壊実験 (2007 年

More information

GPS/GNSS: Satellite Navigation

GPS/GNSS: Satellite Navigation 海外の精密測位 - 準天頂衛星への期待と大学間連携 - MADOCA 利用検討会 2016 年 3 月 29 日 久保信明 ( 東京海洋大学 ) 1 海外連携基準点の例 ( アジア ) フィリピン大学 ( マニラ ) インドネシア大学 ( ジャカルタ ) 東京海洋大学 ( 東京 ) 準天頂衛星 1 つをみても見え方は異なる 現段階で BEIDOU は高仰角に多数 2 これまでに設置してきた大学 チュラロンコン大学

More information

Microsoft Word - NumericalComputation.docx

Microsoft Word - NumericalComputation.docx 数値計算入門 武尾英哉. 離散数学と数値計算 数学的解法の中には理論計算では求められないものもある. 例えば, 定積分は, まずは積分 ( 被積分関数の原始関数をみつけること できなければ値を得ることはできない. また, ある関数の所定の値における微分値を得るには, まずその関数の微分ができなければならない. さらに代数方程式の解を得るためには, 解析的に代数方程式を解く必要がある. ところが, これらは必ずしも解析的に導けるとは限らない.

More information

プレス発表資料 平成 27 年 3 月 10 日独立行政法人防災科学技術研究所 インドネシア フィリピン チリにおけるリアルタイム 津波予測システムを公開 独立行政法人防災科学技術研究所 ( 理事長 : 岡田義光 以下 防災科研 ) は インドネシア フィリピン チリにおけるリアルタイム地震パラメー

プレス発表資料 平成 27 年 3 月 10 日独立行政法人防災科学技術研究所 インドネシア フィリピン チリにおけるリアルタイム 津波予測システムを公開 独立行政法人防災科学技術研究所 ( 理事長 : 岡田義光 以下 防災科研 ) は インドネシア フィリピン チリにおけるリアルタイム地震パラメー プレス発表資料 平成 27 年 3 月 10 日独立行政法人防災科学技術研究所 インドネシア フィリピン チリにおけるリアルタイム 津波予測システムを公開 独立行政法人防災科学技術研究所 ( 理事長 : 岡田義光 以下 防災科研 ) は インドネシア フィリピン チリにおけるリアルタイム地震パラメータ推定システム (SWIFT) と連動した津波予測システムを公開します 今回公開するのは SWIFT

More information

Microsoft PowerPoint - mp11-06.pptx

Microsoft PowerPoint - mp11-06.pptx 数理計画法第 6 回 塩浦昭義情報科学研究科准教授 shioura@dais.is.tohoku.ac.jp http://www.dais.is.tohoku.ac.jp/~shioura/teaching 第 5 章組合せ計画 5.2 分枝限定法 組合せ計画問題 組合せ計画問題とは : 有限個の もの の組合せの中から, 目的関数を最小または最大にする組合せを見つける問題 例 1: 整数計画問題全般

More information

海上での高精度測位応用に向けたQZS-PPP評価

海上での高精度測位応用に向けたQZS-PPP評価 海上での高精度測位応用に向けた QZS-PPP 評価 の成果について 研究開発体制 主管研究機関 共同研究機関 古野電気株式会社 なし 研究開発期間 平成 22 年度 ~ 平成 24 年度 (3 年間 ) 研究開発規模 予算総額 ( 契約額 ) 60 百万円 1 年目 2 年目 3 年目 17 百万円 27 百万円 16 百万円 研究開発の背景 全体 背景 舶用分野においても高精度測位の潜在ニーズは高く

More information

高精度測位技術の応用について 第 13 回クリティカルソフトウェアワークショップ 宇宙航空研究開発機構衛星測位システム技術ユニット小暮聡 1

高精度測位技術の応用について 第 13 回クリティカルソフトウェアワークショップ 宇宙航空研究開発機構衛星測位システム技術ユニット小暮聡 1 高精度測位技術の応用について 2016.1.21 第 13 回クリティカルソフトウェアワークショップ 宇宙航空研究開発機構衛星測位システム技術ユニット小暮聡 1 内容 1. 衛星測位とは? 2. 衛星測位システム 3. 準天頂衛星システム 4. GPSからGNSSへ 5. 高精度測位技術 ( 衛星測位の精度向上 ) 6. 高精度測位技術 (MADOCAの研究開発) 7. PPP/PPP-ARの応用

More information

横浜市環境科学研究所

横浜市環境科学研究所 周期時系列の統計解析 単回帰分析 io 8 年 3 日 周期時系列に季節調整を行わないで単回帰分析を適用すると, 回帰係数には周期成分の影響が加わる. ここでは, 周期時系列をコサイン関数モデルで近似し単回帰分析によりモデルの回帰係数を求め, 周期成分の影響を検討した. また, その結果を気温時系列に当てはめ, 課題等について考察した. 気温時系列とコサイン関数モデル第 報の結果を利用するので, その一部を再掲する.

More information

JAXAとの連携による災害時の非常時通信デモンストレーション等の実施について

JAXAとの連携による災害時の非常時通信デモンストレーション等の実施について 本医師会の災害対策 2012ʼ 都道府県医師会救急災害医療担当理事連絡協議会 時 : 平成 24 年 7 26 ( )13 時 16 時 場所 : 医会館 講堂 ホール 主な内容 1. 災害時の 常時通信デモンストレーション JAXA( 独 政法 宇宙航空研究開発機構 ) との連携 クラウド コンピューティングによる情報共有 2. 災害医療に関する講義 メンタルヘルス 法的課題 3.JMAT 活動報告

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション G 空間情報の活用と宇宙関連施策 平成 30 年 8 月 24 日 内閣府宇宙開発戦略推進事務局 目次 1. 宇宙産業の変貌とG 空間情報の活用 2. 準天頂衛星とその利活用 3. 宇宙ビジネス育成に向けた取組みとデータ利用モデル実証 2 1. 宇宙産業の変貌と G 空間情報の活用 3 宇宙産業の動向 世界の宇宙産業の規模は毎年拡大し 新規参入等の活発な動き 今後 特に衛星サービス ( 通信 放送

More information

資料 2 国際宇宙ステーション (ISS) 計画概要 平成 26 年 4 月 23 日 ( 水 ) 文部科学省研究開発局 1

資料 2 国際宇宙ステーション (ISS) 計画概要 平成 26 年 4 月 23 日 ( 水 ) 文部科学省研究開発局 1 資料 2 国際宇宙ステーション (ISS) 計画概要 平成 26 年 4 月 23 日 ( 水 ) 文部科学省研究開発局 1 構成 1. ISS 計画とは 2. 各極の役割分担 3. 各極の利用権 4. 共通的なシステム運用経費分担 5. 日本の責任と権利 6. ISSの運用期間 7. ISSを巡る各国の動向 参考 ISS 計画への投資額 我が国のISS 年間経費 2 1. ISS 計画とは (1/4)

More information

資料2  SJAC提出資料

資料2  SJAC提出資料 資料 2 第 3 回調査分析部会 欧州の宇宙産業の概要 平成 25 年 5 月 27 日 ( 一般社団法人 ) 日本航空宇宙工業会 1 1 統計 : 欧州の宇宙予算 (1)ESA 予算 : 各国拠出金の推移 (2) 各国独自の民事宇宙予算推移 単位 : M ( 約 1.3 億円 ) 単位 : M ( 約 1.3 億円 ) 45 45 35 25 15 その他スイススペインベルギーイギリスイタリアドイツ

More information

News Release 国立研究開発法人新エネルギー 産業技術総合開発機構 福島県 南相馬市 株式会社 SUBARU 日本無線株式会社 日本アビオニクス株式会社 三菱電機株式会社 株式会社自律制御システム研究所 世界初 無人航空機に搭載した衝突回避システムの探知性能試験を実施

News Release 国立研究開発法人新エネルギー 産業技術総合開発機構 福島県 南相馬市 株式会社 SUBARU 日本無線株式会社 日本アビオニクス株式会社 三菱電機株式会社 株式会社自律制御システム研究所 世界初 無人航空機に搭載した衝突回避システムの探知性能試験を実施 News Release 2018.12.14 国立研究開発法人新エネルギー 産業技術総合開発機構 福島県 南相馬市 株式会社 SUBARU 日本無線株式会社 日本アビオニクス株式会社 三菱電機株式会社 株式会社自律制御システム研究所 世界初 無人航空機に搭載した衝突回避システムの探知性能試験を実施 福島ロボットテストフィールドで 有人ヘリコプター衝突回避の模擬飛行試験 NEDO ( 株 )SUBARU

More information

IMES

IMES IMES 既存の GPS で屋内外をシームレスに 3 次元ナビができる日本発の革新的な技術 ION GNSS 2010 Sep.21-24,2010 0 IMES によるシームレス 3 次元ナビの概念図 IMES IMES IMES IMES GNSS IMES IMES GNSS GNSS IMES シームレス 3 次元ナビのコンセプト 屋外 屋内 GPS GPS QZSS GPS IMES IMES

More information

ている このうち センサ局は 屋外に設置された方探用アンテナ 制御装置等 当該制御装置等を収納する方探舎等で構成されている ( 注 1) 5 総合通信局等 北海道 関東 北陸 九州各総合通信局 沖縄総 合通信事務所 そして これらの電波監視施設は 耐用年数を考慮するなどして更新が行われている (2)

ている このうち センサ局は 屋外に設置された方探用アンテナ 制御装置等 当該制御装置等を収納する方探舎等で構成されている ( 注 1) 5 総合通信局等 北海道 関東 北陸 九州各総合通信局 沖縄総 合通信事務所 そして これらの電波監視施設は 耐用年数を考慮するなどして更新が行われている (2) 適宜の処置を要求し及び是正改善の処置を求めたものの全文 宇宙電波監視施設等を構成する設備等の物品管理簿及び国有財産台帳への記録について ( 平成 30 年 3 月 29 日付け総務大臣宛て ) 標記について 会計検査院法第 34 条の規定により 下記のとおり是正の処置を要求し及び是正改善の処置を求める 記 1 宇宙電波監視施設等の管理等の概要 (1) 電波監視施設の概要貴省は 人工衛星からの電波及び国内外から到来する短波帯以下の周波数の電波を監視することなどを目的として

More information

目 次 1. 改訂の趣旨 1 2. 宇宙開発利用の特性 意義及び課題 1 3. 昨今の防衛省の取組 2 4. 防衛省の宇宙開発利用に関する基本方針 3 ⑴ 宇宙空間に対する考え方 3 ⑵ 統合機動防衛力 の構築に資する宇宙開発利用のあり方 3 ⑶ 今後の重点的な取組 4 ア.3 つの視点に係る取組

目 次 1. 改訂の趣旨 1 2. 宇宙開発利用の特性 意義及び課題 1 3. 昨今の防衛省の取組 2 4. 防衛省の宇宙開発利用に関する基本方針 3 ⑴ 宇宙空間に対する考え方 3 ⑵ 統合機動防衛力 の構築に資する宇宙開発利用のあり方 3 ⑶ 今後の重点的な取組 4 ア.3 つの視点に係る取組 宇宙開発利用に関する基本方針について ( 改訂版 ) 防衛省宇宙開発利用推進委員会平成 2 6 年 8 月 28 日 目 次 1. 改訂の趣旨 1 2. 宇宙開発利用の特性 意義及び課題 1 3. 昨今の防衛省の取組 2 4. 防衛省の宇宙開発利用に関する基本方針 3 ⑴ 宇宙空間に対する考え方 3 ⑵ 統合機動防衛力 の構築に資する宇宙開発利用のあり方 3 ⑶ 今後の重点的な取組 4 ア.3 つの視点に係る取組

More information

???? (Page 1)

???? (Page 1) ⅰ) ⅱ) ⅲ) 6000000 5000000 4000000 3000000 2000000 1000000 0 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 - 1000000 900000 800000 700000 600000 500000 400000 300000 200000 100000 0 2000 2001

More information