2)培養細胞からのRNAの回収とcDNAの合成操作
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- えみ いとえ
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1 2) 培養細胞からの RNA の回収と cdna の合成操作 ( 社 ) 日本食品科学工学会高橋弓子 はじめにヒトゲノム計画によるヒトの全塩基配列解読が終了し, ポストゲノム時代の到来とともに, 各研究分野ではゲノム情報を活用した応用研究が盛んに行われている. 食品学, 栄養学の分野では, 食品成分の摂取に伴って起こる mrna やタンパク質の発現量の変化を網羅的に解析する手法であるニュートリゲノミクスをはじめ, プロテオーム ( タンパク質 ), メタボローム ( 代謝物質 ) 解析等による食品の機能性評価が, 今後の機能性食品開発や新しいバイオマーカーの探索に活用されることが期待されている. 本項では, こうしたゲノミクス関連の研究においても必須の技術である RNA の抽出を中心とした基本操作について述べる. 各実験に共通して準備するもの (RNA 実験の際の試薬, 器具の取り扱いについては項末の注意点参照のこと ) マイクロピペット, マイクロピペット用チップ,1.5mL チューブ,15mL および 50mL のチューブ, 卓上遠心機 ( 培養細胞用,15mL,50mL チューブ対応 ), 小型遠心機 ( スピンダウン用 ), ボルテックスミキサー, ディスポーザブル手袋, アルミホイル Total RNA の抽出 1) RNA の取り扱いに際して重要な点は,RNA の分解を最小限にすることである. 最近は RNA 抽出についてもワンステップ試薬やキットなどを用いることで操作が簡便化され失敗が少なくなった. (1) 有機溶媒を用いた抽出法 DNA と RNA のリボースの構造の違いによって, 酸性条件下でフェノール処理すると DNA は有機相,RNA は水相に分配される. この性質を利用した抽出法である AGPC (Acid-Guanidium-Phenol-Chloroform) 法では, タンパク質変性剤であるグアニジンチオシアネートにより RNase の失活と細胞の可溶化を行なった後, フェノール / クロロホルム処理によって液層を分離し,RNA を回収する. 本項では AGPC 法を基にして製品化された抽出試薬を用いた抽出法を紹介する
2 準備するもの 1. 実験器具 マイクロチューブ用高速遠心機 ( 冷却機能付き ) 2. 試薬 TRIzol Reagent (Invitrogen) 他社では ISOGEN ( ニッポンジーン ),RNAiso Plus( タカラバイオ ),easy-blue ( コスモ バイオ ) 等があり, 使用方法はほぼ同じ. クロロホルム イソプロパノール (= 2-プロパノール, イソプロピルアルコール ) 75% エタノール RNase-free 水 プロトコール 1. 培養細胞の溶解接着細胞 : アスピレータで培養液を除去し,PBS で 2 回程洗浄後, カルチャーディッシュに直接 TRIzol Reagent を添加し ( ディッシュ面積 10cm 2 に対して TRIzol Reagent 1mL(35mm ディッシュ = 約 10cm 2 )), 数回ピペッティングを行い, 細胞を溶解する. その後,1.5mL チューブに細胞溶解液を回収する. 浮遊細胞 : 細胞を遠心分離し, 培養液を除去し,PBS で洗浄, 遠心を 2 回程繰り返し, 細胞ペレットとする. 細胞ペレットを軽くタッピングしてから, 細胞 個に対して TRIzol Reagent 1mL を加え, ピペッティングにより, 細胞を溶解する. その後, 得られた細胞溶解液を 1.5mL チューブに移す. 2. 液層分離 1)1. で得た細胞溶解液を室温 (15-30 C) で 5 分間静置. 2)TRIzol Reagent 1mL に対して,0.2mL のクロロホルムを加える. 3) チューブのフタをしっかり閉め,15 秒間手で激しく振って撹拌し, 室温で 2-3 分間静置する. 4)12,000 g,4 C で 10 分間遠心分離. 水相中間相 5) 遠心分離後, 無色透明の上層 ( 水相 ) と有機相白色の中間相, 赤色の下層 ( 有機相 ) に分離する.( 図 1) 図 1 TRIzol による液層分離 3.RNA の沈殿 1)2. で得た上層 ( 水相 ) を慎重に回収し, 新しい 1.5mL チューブに移す. 2)1. で細胞に添加した TRIzol Reagent 1mL に対して 0.5mL のイソプロパノール
3 を加え, チューブのフタをしっかり閉め, 数回転倒混和し, 室温で 10 分間静置する. 3)12,000 g,4 C で 10 分間遠心分離し, 上清を除去する. 4.RNA の洗浄 ( グアニジン塩の除去 ) 1)3. で上清を除去したチューブに 1mL の 75% エタノールを加え, 転倒混和する. 2)7,500 g,4 C で 5 分間遠心分離後, 上清を完全に除去し, チューブのフタを開けた状態でキムワイプをかぶせ,RNA ペレットを風乾する.(10-15 分間 ) 3)10-100µL の RNase-free 水を加え,RNA ペレットを溶解する. 4)-80 C で保存する. プロトコールのポイント 1. 細胞はペレットもしくは, ホモジナイズ後, クロロホルム添加前の状態で, -80 C,1 ヶ月間保存可能. また,4.RNA の洗浄の 75% エタノール中で冷蔵 (2-8 C)1 週間,-20 C で 1 年間保存可能. 2. 水相を回収する際は下層 ( 中間相, 有機相 ) が混入しないよう充分留意する. 下層が混入した場合は, 再度遠心して回収しなおす. 3. 細胞数が 10 4 個以下もしくは 10 7 個以上の場合は適宜抽出試薬の量を加減する. ( 詳細は試薬の取扱説明書参照 ) 4.RNA ペレットを乾かしすぎると再溶解しづらくなるので注意する. 5. より純度の高い RNA が必要な場合 ( マイクロアレイ等 ) は, 本法で抽出後, 次項のスピンカラム処理を行う事を勧める. (2) スピンカラムを用いた抽出法他の分子生物学的手法と同様に, 核酸抽出においても各社から様々なキットが市販されている. これらのキットを使用することで, 短時間で高純度の RNA 抽出が可能となった. 本項で紹介する抽出法では, グアニジンチオシアネートで処理した溶液をシリカゲルメンブレンカラムに通して total RNA のみをカラムに結合させ溶出する. 準備するもの 1. 実験器具 マイクロチューブ用高速遠心機 ホモジナイザー ( ポリトロン, ヒスコトロン等, シャフトの直径がマイクロチューブ対応のもの ) もしくは 20-21G の注射針とシリンジ 2. 試薬 RNeasy Mini Kit (QIAGEN)( 一般的な培養細胞であれば, 細胞数にして, 約
4 個,total RNA 量で 100µg までに対応 ) キットの内容 :1.5 および 2.0mL のチューブ,Buffer RLT,Buffer RW1,Buffer RPE,RNase-free 水 14.3M β-メルカプトエタノール (β-me) 70% および 100% エタノール RNase-free 水 プロトコール実験開始前の注意事項 :1)Buffer RPE に 4 倍量の 100% エタノールを添加する. 2)Buffer RLT 1mL に対し,10µL の β-me を添加する.3) すべての操作は室温で迅速に行い, 遠心機の温度設定も C で行う. 1. 細胞の回収と溶解 1) 培養細胞の培養液除去後,1.5mL チューブに細胞を回収して 300 g,5 分程度遠心し, さらに上清を除去する. 接着細胞の場合は, ディッシュの培養液除去後, 直ちに次のステップへ進んでもよい. 2) ペレット化した細胞の入ったチューブを軽くタッピングし,Buffer RLT を添加. または培養液除去後のディッシュに直接 Buffer RLT を添加する.( 表 1) ミキサーやピペッティングでよく混和し, 細胞溶解液とする. 3) ホモジナイザーで 30 秒 ( 氷冷下 ) もしくは注射針とシリンジに 5 回程度通過させホモジナイズする. 表 1 Buffer RLT の添加量 Buffer RLT(µL) 細胞数 ディッシュ径 (cm) 350 < < Total RNA のカラムへの結合と溶出 1) 添加した Buffer RLT と同量の 70% エタノールを加え, よくピペッティングする. ( 遠心はしない ) 2) サンプル 700µL を 2mL のチューブ ( 添付 ) をセットした RNeasy ミニスピンカラムにアプライする. カラムのフタを静かに閉め, 8,000 g 以上,15 秒間遠心する. 廃液を捨てる.2mL のチューブは再利用. サンプルが 700µL 以上の場合は同操作を繰り返す. 3)700µL の Buffer RW1 をカラムにアプライする. フタを静かに閉め,8,000 g 以上,
5 15 秒間遠心. 廃液を捨てる.2mL のチューブは再利用. 4)500µL の Buffer RPE をカラムにアプライする. フタを静かに閉め,8,000 g 以上, 15 秒間遠心. 廃液を捨てる.2mL のチューブは再利用. 5)500µL の Buffer RPE をカラムにアプライする. フタを静かに閉め,8,000 g 以上, 2 分間遠心. 6)RNeasy ミニスピンカラムに新しい 1.5mL チューブ ( 添付 ) をセットし,30-50µL の RNase-free 水を添加し, フタを静かに閉める.8,000 g 以上,1 分間遠心. 7)-80 C で保存する. プロトコールのポイント 1.RNA 含有量は細胞種間で差があるので,RNA 含有量の情報についてはキット添付の資料を参照するか, 情報がない場合は 個程度で抽出を開始すると失敗が少ない.( 細胞数の過剰, 過少は回収率の低下につながる ) 2. サンプルは, 細胞溶解液の状態で-80 C 保存可能. また-80 C 保存された細胞ペレットから抽出を行うことも可能である. 3.Buffer RPE のサンプルへの持ち込みは RNA の溶出を阻害する場合があるので, カラムが廃液と接触しないよう注意する.Buffer RPE の残留やカラム外側と廃液の接触が疑われる場合は,RNase-free 水で溶出する前に, カラムを新しい 2mL チューブ ( 添付 ) にセットし, 最高スピードで 1 分間遠心する. RNA の定量と品質確認 (1) 分光光度計による定量と品質確認準備するもの 1. 実験器具 分光光度計 ( 詳しい取り扱い方法は各機器の取扱説明書を参照のこと ) 分光光度計用セル 2. 試薬 TE (10mM Tris-HCl, 1mM EDTA, ph8.0) プロトコール 1. 分光光度計の電源を入れ, 起動が終わって安定したら, 波長の設定を行う (260nm). 複数波長の測定が可能な機器であれば 260nm と 280nm に設定する mL チューブ中に,TE を用いて RNA サンプルを 倍程度に希釈する. ( 吸光度が くらいになるように調整する.) 3. 洗ビンを用いて, セルを水洗し, キムワイプで水気をとり, セルに TE を入れ,
6 ブランクとして吸光度を測定する. 4. サンプルの吸光度を測定する. 5. 単波長測定の場合は,260nm での測定終了後に 280nm の測定を行う. 計算方法 1.RNA 濃度の算出 RNA 濃度は,260nm での吸光度 (A260) が 1 のときに 0.04µg/µL と定義される. よって測定した A260 の値に 0.04 を掛けて濃度 (µg/µl) を算出する. 例 )A260 = 0.3,100 倍希釈で測定した場合 RNA 濃度 (µg/µl)= = RNA 純度の確認サンプルへのタンパク質の混在を確認するため A260 / A280 比を算出し, 純度を確認する. 値が であれば問題なく実験に使用できる. プロトコールのポイント 1.TE のかわりに蒸留水を使うと ph が不安定となり, 吸光度や A260 / A280 比に影響を与えるため正確な値が得られないおそれがあるので留意する. 2. セルは µL の液量でも測定可能なマイクロセルを用いると, 品質確認に使用するサンプル量が減らせるので核酸測定用に準備するとよい. (2) ホルムアルデヒド-アガロースゲル電気泳動による定量と品質確認 RNA は一本鎖のため分子内水素結合による高次構造を形成することが多く, そのまま電気泳動すると分子量と泳動度が相関しない. そのためホルムアルデヒド等の変性剤を用いて RNA を直鎖状分子にしてから電気泳動を行う. 準備するもの 1. 実験器具 サブマリン型泳動槽およびゲルトレイ (Mupid ( アドバンス社 ) 等 ) インキュベーター ( ヒートブロックもしくはサーマルサイクラー ) UV トランスイルミネーターおよびカメラ 三角フラスコ メスシリンダー 2. 試薬 アガロース 10 MOPS バッファー (0.2M MOPS,50mM 酢酸ナトリウム,10mMEDTA, ph7.0(naoh で ph 調製 ))
7 ホルムアルデヒド (36-38%) ホルムアミド ( 分注して-20 C で保存 ) 10 ゲルローディングバッファー (50% グリセロール,10mM EDTA,0.05% ブロモフェノールブルー (BPB),0.05% キシレンシアノール ) RNase-free 水 0.4mg/ml エチジウムブロマイド プロトコール 1. ホルムアルデヒド - アガロースゲルの作製 1) 三角フラスコに RNase-free 水 84.5mL を計り取り, アガロース 1.2g を加えて電子 レンジで溶解する. 2) ゲルが 60 C 程度に冷めたら,10 MOPS バッファー 10mL とホルマリン 5.5mL を加え, よく混ぜる. 3) ゲルトレイに注ぎ, 上からラップをかけて固まるまで静置する. 2.RNA サンプルの調製と準備 1) 以下のサンプルバッファーを作製する.( 容量は 1 サンプル当たり ) ホルムアミド ホルマリン 10 MOPS バッファー 0.4mg/ml エチジウムブロマイド 8.5µL 2.5µL 2.0µL 1.0µL 2) 適当量の RNA(~10µg) を RNase-free 水で 4µL にメスアップし, サンプルバッ ファーに加える. 3) インキュベータで 65 C,10 分間インキュベート後, 氷冷する. 4) 軽く遠心し,10 ゲルローディングバッファー 2.0µL を加える. 3. 電気泳動 1)RNase-free 水で 1 MOPS バッファーを 作製し, 泳動槽に満たし,1. で作製 したアガロースゲルをセットする. 2)2.1) で調製した RNA サンプルを アプライする. 3)50V で 時間程度泳動する.(BPB がゲルの 8 割程度進むまで ) 4)UV トランスイルミネーターで確認し, 画像を保存する. 泳動像で 28S と 18S の リボソーマル RNA を確認し,28S : 18S が 2 : 1 であれば分解の少ない RNA が抽 出できたと考えてよい. A 28S 18S 図 2 変性ゲル電気泳動像 B16(A) および RBL-2H3(B) 細胞から RNA 抽出を行い,5µg 相当を泳動 B
8 (3)Agilent 2100 バイオアナライザによる定量と品質確認 ( 参考 ) Agilent Technologies 社製の Agilent 2100 バイオアナライザは微量サンプルを専用チ ップで解析する装置である. 一つの装置でチップを替えることにより RNA 以外に DNA, タンパク質の解析が可能である. この装置を用いる利点には, サンプル量の 節約, 迅速な分析, 分解度の数値化による RNA 品質の標準化等があげられる. 準備するもの 1. 実験器具 Agilent 2100 バイオアナライザ (Agilent Technologies) 解析装置一式 マイクロチューブ用遠心機 ヒートブロック 2. 試薬 Agilent RNA 6000 Nano Kit(Agilent Technologies) RNase-free 水 バイオアナライザの操作, 解析手順の詳細は装置, 試薬の取扱説明書を参照 プロトコール 1. 操作手順に従い, バイオアナライザの電極を洗浄する. 2.RNase-free 水で ng/µL 程度に希釈した RNA サンプルとラダー ( 添付 ) を, 操作手順に従って, 熱処理する.(1 枚のチップで 12 サンプル解析可 ) 3. 解析用チップに充填するゲル ( 添付 ) の調製を行い, チップにアプライする. 4. ラダーとサンプルをチップにアプライし, 専用のボルテックスミキサー ( 添付 ) で混合する. 5. 調製の終わったチップをバイオアナライザにセットし, 分析を開始する. 6. 解析は 5 分程で終了するので, その後添付のアプリケーションでデータ処理を行 う. 蛍光強度 18S 28S RIN=9.8 時間 ( 秒 ) 図 3 Agilent 2100 バイオアナライザの泳動結果 (Electropherogram) 解析結果は上図ピーク表示の他, ゲル泳動像,RNA 濃度,28s / 18s,RNA Integrity Number (RIN) 等で表される.RIN は RNA の分解度 ( 品質 ) を数値化した値で 1-10 の数値で表示される.( 10 に近いほど高品質 )
9 1 本鎖 cdna の合成 2) RNA の定量的な解析として代表的な手法にはノーザンブロット等があげられるが, その他にも,RNA を鋳型として逆転写反応を行い,cDNA 合成を行うことで, 目的とする遺伝子のシークエンスや PCR, DNA マイクロアレイ等の様々な遺伝子解析が可能となる. 準備するもの 1. 実験器具 ヒートブロックまたはサーマルサイクラー 2. 試薬 逆転写酵素 SuperScript III Reverse Transcriptase(RT) (Invitrogen) cdna 合成用プライマー ( オリゴ (dt) 20 (50µM) もしくはランダムプライマー (50-250ng)) 10mM dntp ミックス RNase-free 水 プロトコール 1.1.5mL チューブに cdna 合成用プライマー 1µL および 10mM dntp ミックス 1µL を分注し, そこに 1-5µg 程度の total RNA を加え, 全量 13µL となるように, RNase-free 水で調製する C,5 分間熱処理し, 氷冷する. 3. チューブを軽く遠心し,SuperScript III RT に添付の 5 First-Strand Buffer 4µL, 0.1M DTT 2µL,SuperScript III RT 1µL を加え, タッピングで混合する. 4. ランダムプライマーの場合は 25 C( 室温 ),5 分間インキュベートする C,30-60 分間インキュベートする C,15 分間インキュベートし, 反応を停止する. 7. 次の実験に進まない場合は,-20 C で保存する. プロトコールのポイント 1. ヒートブロックでインキュベートする場合は,2 台必要になるが, サーマルサイクラーでプロトコールを組めば 1 台で合成反応ができる. その場合は 0.2mL もしくは 0.5mL の PCR チューブを使用する. 2. 反応温度は複雑な 2 次構造を持つ等, 合成の困難なテンプレートを用いる場合は 55 C まで上げられる. 3.SuperScript III RT は完全長 cdna を合成することを目的として RNase H 活性を除去しているため,RNA が分解されず,cDNA は合成時点では RNA との 2 本鎖の状態にある.2 本鎖状態の cdna を鋳型として PCR を行った場合, 熱変性で
10 は 1 本鎖にならないことがある.PCR の効率を上げるため, 特に増幅産物が 1kb 以上の場合は,37 C,20 分間の RNase H 処理を行ったほうがよい. RNA を取り扱う際の注意点 RNA は分解されやすく, 分解酵素 (RNase) も至る所に存在することを念頭に置き, 可能な限り RNase の存在しない (RNase-free の ) 環境を維持しながら, 実験を進める. また,RNA 実験操作に関する参考書や RNA 実験試薬, キット等のマニュアルに目を通し, 手順や手法をよく理解してから実験に取り組む. 以下に実験操作の基本的な留意点を挙げる. RNase は汗や唾液にも含まれるため, 手袋を常用し, 会話を慎む. 実験台は整理整頓し,RNase 除去剤等で RNase-free に近づける. 実験する際は実験台にアルミホイルを敶く. 使用する全ての実験器具は, 素材によって乾熱滅菌,RNase 除去剤,0.1N NaOH/1mM EDTA 処理等で RNase を失活させる. チューブやピペットチップなどは使い捨てで RNase-free の製品を購入することを勧める. 試薬はできるだけ分子生物学用で RNase-free のものを購入するか RNA 専用のものを準備し, 分取は薬サジを使用せず, デカンテーションで行う. 試薬調製用の水は RNase-free 水を購入するか, 自分で作製する場合は RNase 除去用のフィルターを通すか,DEPC(RNase 活性阻害剤 ; 発癌物質のため取り扱い注意 ) を用いて RNase-free 水とする. 一般的なバッファー類も核酸実験用に調製済みのものが市販されている. RNA 実験用の試薬や器具は RNA 用と明記し, 専用の保管場所を確保する. おわりに最近の研究現場では, 分野を問わず実験操作のキット化, 試薬調製の簡便化が進み, ゲノムサイエンスを含む分子生物学的な実験についても, 非常に取りかかりやすくなった. またそうした現状から, 実験操作技術の格差も少なくなり, 効率的に安定した結果を得ることが可能となった. それらの便利な実験ツールを活用して新しい知見の蓄積につなげていただきたい. 参考文献 1) 無敵のバイオテクニカルシリーズ RNA 実験ノート上巻 RNA の基本的な取り扱いから解析手法まで, 稲田利文, 塩見春彦編 ( 羊土社, 東京 ),(2008). 2) 西方敬人, 真壁和裕, 細胞工学別冊超実践バイオ実験イラストレイテッドレッスン 1 キットも活用遺伝子実験 ( 秀潤社, 東京 ),(2005)
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16S (V3-V4) Metagenomic Library Construction Kit for NGS
研究用 16S (V3-V4) Metagenomic Library Construction Kit for NGS 説明書 v201705da 本製品は イルミナ社 MiSeq で 16S rrna 細菌叢解析を行うための PCR 増幅キットです 細菌 16S rrna 遺伝子の V3-V4 領域を対象とし PCR 酵素に 多様な配列を効率よく増幅可能な Tks Gflex DNA Polymerase
プロトコール集 ( 研究用試薬 ) < 目次 > 免疫組織染色手順 ( 前処理なし ) p2 免疫組織染色手順 ( マイクロウェーブ前処理 ) p3 免疫組織染色手順 ( オートクレーブ前処理 ) p4 免疫組織染色手順 ( トリプシン前処理 ) p5 免疫組織染色手順 ( ギ酸処理 ) p6 免疫
< 目次 > 免疫組織染色手順 ( 前処理なし ) p2 免疫組織染色手順 ( マイクロウェーブ前処理 ) p3 免疫組織染色手順 ( オートクレーブ前処理 ) p4 免疫組織染色手順 ( トリプシン前処理 ) p5 免疫組織染色手順 ( ギ酸処理 ) p6 免疫組織染色手順 ( ギ酸処理後 マイクロウェーブまたはオートクレーブ処理 )p7 抗原ペプチドによる抗体吸収試験 p8 ウエスタン ブロッティング
Bacterial 16S rDNA PCR Kit
研究用 Bacterial 16S rdna PCR Kit 説明書 v201307da 微生物の同定は 形態的特徴 生理 生化学的性状 化学分類学的性状などを利用して行われますが これらの方法では同定までに時間を要します また 同定が困難な場合や正しい結果が得られない場合もあります 近年 微生物同定にも分子生物学を利用した方法が採用されるようになり 微生物の持つ DNA を対象として解析を行う方法が活用されています
PanaceaGel ゲル内細胞の観察 解析方法 1. ゲル内細胞の免疫染色 蛍光観察の方法 以下の 1-1, 1-2 に関して ゲルをスパーテルなどで取り出す際は 4% パラホルムアルデヒドで固定してから行うとゲルを比較的簡単に ( 壊さずに ) 取り出すことが可能です セルカルチャーインサートを
1. ゲル内細胞の免疫染色 蛍光観察の方法 以下の 1-1, 1-2 に関して ゲルをスパーテルなどで取り出す際は 4% パラホルムアルデヒドで固定してから行うとゲルを比較的簡単に ( 壊さずに ) 取り出すことが可能です セルカルチャーインサートを用いた培養ではインサート底面をメス等で切り取ることで またウェルプレートを用いた培養ではピペットの水流でゲル ( 固定後 ) を底面から浮かすことで 回収しやすくなります
Microsoft Word - タンパク質溶液内酵素消化 Thermo
タンパク質の溶液内酵素溶液内酵素消化 ( 質量分析用サンプル調製 ) 質量分析計によるタンパク質解析においては 一般的にタンパク質を還元 アルキル化した後にトリプシン等で酵素消化して得られた消化ペプチドサンプルが用いられます 本資料ではこのサンプル調製について 専用キットを用いて行う方法 各種試薬や酵素を用いて行う方法 また関連情報として タンパク質の定量法についてご紹介しています 内容 1 培養細胞の酵素消化
口腔粘膜細胞からのtotal RNA抽出法の検討
大阪樟蔭女子大学論集第 45 号 (2008) 口腔粘膜細胞からの total RNA 抽出法の検討 籾谷真奈木村雅浩 要旨口腔粘膜細胞から total RNA を抽出するための条件検討を行った 一般的な グアニジンチオシアネートを用いた方法よりも SDS を用いた方法のほうが total RNA の抽出に適しており この際 proteinase K の添加が必要であることを明らかにした また競合的
[PDF] GST融合タンパク質バッチ精製プロトコール
Glutathione Sepharose 4B, 4FF を用いた GST 融合タンパク質のバッチ精製プロトコール 1 予め準備する試薬と装置 Glutathione Sepharose 担体製品名 包装単位 コード番号 Glutathione Sepharose 4B 10 ml 17-0756-01 Glutathione Sepharose 4B 3 10 ml 72-0239-03 Glutathione
遺伝子検査の基礎知識
リアルタイム PCR( インターカレーター法 ) 実験ガイドこの文書では インターカレーター法 (TB Green 検出 ) によるリアルタイム PCR について 蛍光検出の原理や実験操作の流れなどを解説します 実際の実験操作の詳細については 各製品の取扱説明書をご参照ください - 目次 - 1 蛍光検出の原理 2 実験に必要なもの 3 実験操作法 4 結果の解析 1 1 蛍光検出の原理 インターカレーターによる蛍光検出の原理
Cytotoxicity LDH Assay Kit-WST
ytotoxicity L ssay Kit-WST はじめに 本説明書は ytotoxicity L ssay Kit-WST を用いた抗体依存性細胞傷害測定用 (ntibody-dependent cellmediated cytotoxicity: ) です 本製品のキット内容や Working Solution の調製方法に関して 製品添付の取扱い説明書も合わせてご覧ください 正確な測定のために
コメDNA 抽出キット(精米、玄米1 粒スケール)
食品 環境分析用 コメ DNA 抽出キット ( 精米 玄米 1 粒スケール ) 説明書 v201703da 本キットは未加熱の精米あるいは玄米 1 粒から DNA の調製を行う際に使用します 最終的に回収された DNA 溶液は 直接 PCR 反応などに利用することができ また 制限酵素処理やサブクローニングに使用することもできます 本キットを用いた DNA 調製には 劇物であるフェノールやクロロホルムは使用しません
パナテスト ラットβ2マイクログロブリン
研究用試薬 2014 年 4 月作成 EIA 法ラット β 2 マイクログロブリン測定キット PRH111 パナテスト A シリーズラット β 2- マイクロク ロフ リン 1. はじめに β 2 - マイクログロブリンは, 血液, 尿, および体液中に存在し, ヒトでは腎糸球体障害, 自己免疫疾患, 悪性腫瘍, 肝疾患などによって血中濃度が変化するといわれています. また,β 2 - マイクログロブリンの尿中濃度は,
MLPA 法 Q&A 集
MLPA 法 Q&A 集 目次 1. MLPA 法の導入 Q1. 導入にあたり 何が必要になりますか? Q2. 実験にはどのようなサンプルが必要でしょうか? Q3. サンプルDNAはどれくらい用意すれば良いですか? Q4. キャピラリーシーケンサが自施設に無い場合でも実験はできますか? Q5. FFPE 検体でも実験はできますか? 2. 実験のセットアップ Q1. 実験において重要なポイントはありますか?
はじめてのリアルタイムPCR
はじめてのリアルタイム PCR 1. はじめにリアルタイム PCR 法は PCR 増幅産物の増加をリアルタイムでモニタリングし 解析する技術です エンドポイントで PCR 増幅産物を確認する従来の PCR 法に比べて 1DNA や RNA の正確な定量ができること 2 電気泳動が不要なので迅速かつ簡便に解析できコンタミネーションの危険性も小さいことなど多くの利点があります 今や 遺伝子発現解析や SNP
土壌溶出量試験(簡易分析)
土壌中の重金属等の 簡易 迅速分析法 標準作業手順書 * 技術名 : 吸光光度法による重金属等のオンサイト 簡易分析法 ( 超音波による前処理 ) 使用可能な分析項目 : 溶出量 : 六価クロム ふっ素 ほう素 含有量 : 六価クロム ふっ素 ほう素 実証試験者 : * 本手順書は実証試験者が作成したものである なお 使用可能な技術及び分析項目等の記載部分を抜粋して掲載した 1. 適用範囲この標準作業手順書は
Microsoft Word - H30eqa麻疹風疹実施手順書(案)v13日付記載.docx
平成 30 年度外部精度管理事業 課題 1 麻疹 風疹 実施手順書 ( ウイルスの核酸検出検査 ) 1) 検体を受け取りましたら 外部精度管理事業ホームページ (https://www.niid.go.jp/niid/ja/reference/eqa.html) にてお手続きください 2) 検体到着後 各チューブのスピンダウンを行ってから 500 マイクロリットルの Nuclease-free water
PrimeScript®One Step RT-PCR Kit Ver. 2
PrimeScript One Step RT-PCR Kit Ver. 2 説明書 v201112da PCR(Polymerase Chain Reaction) は 目的とする DNA 領域をはさむ 2 種のプライマーを用いて特定の DNA 塩基配列を増幅する反応です PCR 法は原理的に DNA を増幅する反応であり RNA は直接の鋳型とはなりえませんが 逆転写酵素によって RNA から
Protocol for CRISPR/Cas system in medaka ver Materials ベクター pcs2+hspcas9: Cas9 vector, Amp 耐性, [Addgene Plasmid 51815] pdr274: sgrna vector, K
Protocol for CRISPR/Cas system in medaka ver. 1.3 1. Materials ベクター pcs2+hspcas9: Cas9 vector, Amp 耐性, [Addgene Plasmid 51815] pdr274: sgrna vector, Kan 耐性, [Addgene Plamsmid 42250] 作製 : 安齋賢 2015.12.17
IFN Response Watcher(for RNAi experiment)
IFN Response Watcher (for RNAi experiment) 説明書 v201111 哺乳動物細胞などでは 長い二本鎖 RNA(dsRNA) がインターフェロン応答を誘導し 図 1 に示す二つの経路が活性化されることで非特異的な転写の抑制が起こることが知られていました RNAi 実験に用いられる sirna(short interfering RNA) は短い dsrna を使用することにより
取扱説明書
19-02 One-step RT-PCR Kit RT-PCR Quick Master Mix (Code No. PCR-311F) 取扱説明書 TOYOBO CO., LTD. Life Science Department OSAKA JAPAN A3647K - 目次 - [1] はじめに 1 [2] 製品内容 2 [3] 使用方法 3 [4] 実施例 5 [5] 関連プロトコル 6 [6]
1-4. 免疫抗体染色 抗体とは何かリンパ球 (B 細胞 ) が作る物質 特定の ( タンパク質 ) 分子に結合する 体の中に侵入してきた病原菌や毒素に結合して 破壊したり 無毒化したりする作用を持っている 例 : 抗血清馬などに蛇毒を注射し 蛇毒に対する抗体を作らせたもの マムシなどの毒蛇にかまれ
1. 血液細胞の免疫蛍光染色とフローサイトメトリー解析 1-1. フローサイトメトリー ( Flow Cytometory ) とは細胞浮遊液をフローセル内を高速で流し 個々の細胞の形質等についてレーザー光を用いて解析する研究手法 フローサイトメーター( Flow Cytometer ) フローサイトメトリーにおいて使用する細胞解析用の装置今回は BD Accuri C6 を使用する 1-2. フローサイトメーターで何ができるか?
DNA Fragmentation Kit
研究用 DNA Fragmentation Kit 説明書 v201712da 本製品は 超音波破砕装置などの特殊な装置を使用せず 酵素処理によってゲノム DNA 等の長鎖 DNA をランダムに断片化し さらに平滑化するためのキットです 平滑化した断片はそのまま平滑末端ベクターに組み込むことができます また 平滑化を必要としない場合は 断片化までで反応を止めることもできます メチル化 DNA 濃縮や高速シーケンス解析のための前処理にも
改訂履歴 登録 発行 年月日 文書番号 ( 改訂番号 ) 改訂内容 改訂理由 年月日 エンドトキシン簡便法 2 / 9 日本核医学会
院内製造 PET 薬剤のための簡便なエンドトキシン試験法 ( エンドトキシン簡便法 ) エンドトキシン簡便法 1 / 9 日本核医学会 改訂履歴 登録 発行 年月日 文書番号 ( 改訂番号 ) 改訂内容 改訂理由 年月日 エンドトキシン簡便法 2 / 9 日本核医学会 目次 表紙... 1 改訂履歴... 2 目次... 3 院内製造 PET 薬剤のための簡便なエンドトキシン試験法 ( エンドトキシン簡便法
Pyrobest ® DNA Polymerase
Pyrobest DNA Polymerase 説明書 v201102da 対活Pyrobest DNA Polymerase は Pyrococcus sp. 由来の 3' 5' exonuclease 活性 (proof reading 活性 ) を有する耐熱性 α 型 DNA ポリメラーゼです α 型 DNA ポリメラーゼは Pol I 型ポリメラーゼ (Taq DNA ポリメラーゼなど )
Western BLoT Rapid Detect
研究用 Western BLoT Rapid Detect 説明書 v201212 Western BLoT Rapid Detect は 標識二次抗体の代わりに独自の IgG Detector(HRP labeled) を利用して一次抗体を検出するウェスタンブロッティング専用の検出試薬キットです 本製品を利用することで 標識二次抗体を用いて検出する従来法ではできなかった迅速検出 高感度検出 シグナルの増強
5’-Full RACE Core Set
研究用 5 -Full RACE Core Set 説明書 v201703da RNA の解析において RT-PCR を利用することにより 目的の領域を増幅した後 クローニングやシーケンスを行うことが可能です しかしながら mrna から完全長の cdna を得ることは非常に困難であることが多く このような場合 得られた cdna の情報を元に さらに上流や下流をクローニングする RACE(Rapid
small RNA Cloning Kit
研究用 small RNA Cloning Kit 説明書 v201212da 目次 I. 製品説明...3 II. キットの内容...4 III. 輸送 保存...6 IV. キットを使用する前の準備 注意点 1. 器具類の滅菌法...6 2. 試薬類の調製法...6 3.RNA サンプルの調製について...6 V. プロトコール V-1. small RNA の BAP 処理...8 V-2.
PrimeScript® One Step RT-PCR Kit Ver. 2 (Dye Plus)
研究用 PrimeScript One Step RT-PCR Kit Ver. 2 (Dye Plus) 説明書 v201312da PCR(Polymerase Chain Reaction) は 目的とする DNA 領域をはさむ 2 種のプライマーを用いて特定の DNA 塩基配列を増幅する反応です PCR 法は原理的に DNA を増幅する反応であり RNA は直接の鋳型とはなりえませんが 逆転写酵素によって
NGS検査_SOP(案)v1
平成 29 年 2 月 6 日 次世代シークエンサー (Next-generation sequencing: NGS) 網羅的病原体検査法手順書 必要な試薬 DNA/RNA 精製キット ( 以下の DNA/RNA 精製試薬を推奨 ) q Roche MagNA Pure Compact Nucleic Acid Isolation Kit I 特徴 : 自動精製 キャリアー RNA 使用せず マグネットビーズ精製
TaKaRa Bradford Protein Assay Kit
研究用 TaKaRa Bradford Protein Assay Kit 説明書 v201701da TaKaRa Bradford Protein Assay Kit は Coomassie Dye を用いる Bradford 法に基づいたキットであり 簡単な操作で迅速に 濃度範囲が 1 ~ 1,000 μg/ml のタンパク質溶液の定量を行うことができます 本キットの定量の原理は Coomassie
TaKaRa BCA Protein Assay Kit
研究用 TaKaRa BCA Protein Assay Kit 説明書 v201307da TaKaRa BCA Protein Assay Kit は 高感度にタンパク質溶液の比色定量を行う試薬であり 界面活性剤によって可溶化されたタンパク質溶液の定量も可能です BCA によるタンパク質定量の原理は 2 段階の反応に基づいています 第 1 段階では タンパク質溶液中のペプチド結合によって キットに含まれる二価銅イオン
3'-Full RACE Core Set
研究用 3'-Full RACE Core Set 説明書 v201703da RNA の解析において RT-PCR を利用することにより目的の領域を増幅した後 クローニングやシーケンスを行うことが可能です しかしながら mrna から完全長の cdna を得ることは困難であることが多く この様な場合 得られた cdna の情報を元にさらに上流や下流をクローニングする RACE(Rapid Amplification
手順 ) 1) プライマーの設計 発注変異導入部位がプライマーのほぼ中央になるようにする 可能であれば 制限酵素サイトができるようにすると確認が容易になる プライマーは 25-45mer で TM 値が 78 以上になるようにする Tm= (%GC)-675/N-%mismatch
Mutagenesis 目的 ) 既存の遺伝子に PCR を利用して変異を導入する 1 点変異導入方法 ) Quik Change Site-Directed Mutagenesis Kit(Stratagene) のプロトコールを流用 http://www.stratagene.com/products/showproduct.aspx?pid=131 Kit 中では DNA polymerase
PureExo Exosome Isolation Kit for cell culture media & serum 高純度エクソソームを高収率 迅速に単離 エクソソームは 細胞由来の直径 nm の細胞外小胞で 広範囲の生体液 ( 血液 尿 羊水 細胞培養培地など ) に存在していま
Revolutionary Tools for Exosome Research Cell Exosome Cell 2 ml 0.1 ml 2 ml 0.1-2 ml PureExo Cell KIT P100 PureExo Serum KIT P101 DiagExo Urine KIT P120 DiagExo BodyFluid KIT P121 in 100 ul PBS 75 ul 25
リアルタイムPCRの基礎知識
1. リアルタイム PCR の用途リアルタイム PCR 法は 遺伝子発現解析の他に SNPs タイピング 遺伝子組み換え食品の検査 ウイルスや病原菌の検出 導入遺伝子のコピー数の解析などさまざまな用途に応用されている 遺伝子発現解析のような定量解析は まさにリアルタイム PCR の得意とするところであるが プラス / マイナス判定だけの定性的な解析にもその威力を発揮する これは リアルタイム PCR
Fruit-mate™ for RNA Purification
研究用 Fruitmate for RNA Purification 説明書 v201712da Fruitmate for RNA Purification( 以下 Fruitmate と記載 ) は 多糖類やポリフェノール類などを大量に含む植物試料 ( 芋 果実 種子など ) から RNAiso Plus または NucleoSpin RNA Plant を用いて total RNA を抽出する際に併用する
Microsoft Word - ケミストリープロトコル_v5_2012_Final.doc
GenomeLab GeXP Genetic Analysis System Sequenci Chemistry Protocol シークエンスケミストリープロトコル V.5 1. 反応試薬と消耗品について 1-1. 弊社供給試薬 製品名製品番号保存条件 DTCS クイックスタートキット (100 反応 ) 608120-20 DTCS クイックスタートキットに含まれている試薬キット内の試薬はミネラルオイル以外
菌媒介ウイルスの高度検出・定量法
菌媒介ウイルスの高度検出 定量法 ( 写真 ) 左上 : レタスビックベイン病右上 : レタスビックベインミラフィオリウイルス粒子左下 : 媒介菌 Olpidium virulentus 休眠胞子右下 : チューリップ微斑モザイク病 富山県農林水産総合技術センター園芸研究所 939-1327 富山県砺波市五郎丸 288 TEL 0763-32-2259 FAX 0763-33-2476 3 にはじめに手法のポイントはじめ手法の詳細留意点その他1
Taro-04-1(雌雄判別)
高嶋康晴 Yasuharu TAKASHIMA 要 約 多くの PCR 法では 電気泳動により分離された特定塩基長の PCR 産物や制限酵素で断片化された DNA 断片の塩基長のパターンを目視で検出し生物種や品種等の判定を行う 電気泳動にかかる一連の操作を手作業で行うことによる分析者への負担の軽減及び分析処理の効率化を図るために マグロ属魚類及びサケ科魚類の魚種判別法について アガロースゲル電気泳動と全自動電気泳動装置による電気泳動の比較検討を行った
AllPrep DNA/RNA Micro プロトコールとトラブルシューティング ( /2008)
July 2007 AllPrep DNA/RNA Micro DNA RNA 5 x 10 5 5 mg Sample & Assay Technologies DNA RNA 3 DNA RNA 11 DNA RNA 19 24 2 AllPrep DNA/RNA Micro 07/2007 DNA RNA RNA AllPrep DNA Spin Column DNA RNeasy MinElute
タンパク質は 電気泳動後にタンパク質を可視化するための最も簡単で迅速な方法です バイオ ラッドは感度 定量性 質量分析計対応に合わせた可視 蛍光剤を取り扱っています CBB クマシーブリリアントブルーは を行ったゲル中のタンパク質をするための最も一般的な方法です バイオ ラッドでは 用途に合わせて2
ゲル剤 バイオ ラッドでは ゲル中のタンパク質を検出する剤を数多く取り扱っています 感度 操作性 再現性 定量性 電気泳動後のアプリケーションへの影響など サンプルと目的に応じて最適な剤は異なります 剤を選択する際に 下記の剤セレクションガイドをご参照ください 剤セレクションガイド 製品名 用途 プロセス数 所要時間目安 最高感度 事前調製 特徴 CBB Bio-Safe CBB G-250 ステイン
解析法
1.Ct 値の算出方法 Ct 値の算出方法には 閾値と増幅曲線の交点を Ct 値とする方法 (Crossing Point 法 ) の他に 増幅曲線の 2 次導関数を求めてそれが最大となる点を Ct 値とする方法がある (2nd Derivative Maximum 法 ) 前者では 閾値を指数関数的増幅域の任意の位置に設定して解析するが その位置により Ct 値が変化するので実験間の誤差が大きくなりやすい
Microsoft Word - flagipt1bul_ Edit.doc
140-0002 東京都品川区東品川 2-2-24 天王洲セントラルタワー 4F Tel: (03) 5796-7330 Fax: (03) 5796-7335 e-mail: [email protected] FLAG Tagged Protein Immunoprecipitation Kit (FLAG 融合タンパクタンパク質免疫沈降免疫沈降キット ) 製品番号 FLAGIPT-1 TECHNICAL
HVJ Envelope VECTOR KIT GenomONE –Neo (FD)
HVJ Envelope VECTOR KIT GenomONE -Neo (FD) Instruction Manual GenomONE Neo (FD) 取扱説明書 ( 第 版 ). 概要............ 2 -: トランスフェクション原理... 2-2: 製品仕様... 2 2.. 本書記載の方法について......... 3 2-: 使用量の定義 (AU:Assay Unit)...
Western BLoT Immuno Booster
研究用 Western BLoT Immuno Booster 説明書 v201211 Western BLoT Immuno Booster は 抗体の反応性を増強させる成分を含む溶液で 抗体の希釈液に用いるだけで 抗原抗体反応を促進します 本製品は ウェスタンブロット ELISA 等の各種イムノアッセイに対応しており 各アッセイにおいて数倍から数十倍の検出感度向上が期待できます 西洋ワサビペルオキシダーゼ
目次 IPS 細胞の継代... 3 細胞継代後の培地交換... 5 IPS 細胞の凍結... 6 凍結ストックの解凍... 8 細胞融解後の培地交換 融解後 1 日目 ON-FEEDER IPS 細胞を FEEDER-FREE 条件にて継代する方法 参考資料 AC
プロトコール フィーダーフリーでのヒト ips 細胞の培養 1 目次 IPS 細胞の継代... 3 細胞継代後の培地交換... 5 IPS 細胞の凍結... 6 凍結ストックの解凍... 8 細胞融解後の培地交換 融解後 1 日目... 10 ON-FEEDER IPS 細胞を FEEDER-FREE 条件にて継代する方法... 11 参考資料... 14 ACIM 培地の調製... 14 0.5X
P TOYOPEARL TOYOPEARL DEAE-650S, M, C TOYOPEARL CM-650S, M, C TOYOPEARL SP-650S, M, C TOYOPEARL SuperQ-650S, M, C TOYOPEARL QAE-550C TOYOPEARL
P0300101 TOYOPEARL TOYOPEARL DEAE-650S, M, C TOYOPEARL CM-650S, M, C TOYOPEARL SP-650S, M, C TOYOPEARL SuperQ-650S, M, C TOYOPEARL QAE-550C TOYOPEARL SP-550C TOYOPEARL MegaCapSP-550EC ご使用の前に この製品を使用する前に,
