<4D F736F F F696E74202D208E9197BF CE38F4390B3816A2E B8CDD8AB B83685D>

Size: px

Start display at page:

Download "<4D F736F F F696E74202D208E9197BF CE38F4390B3816A2E B8CDD8AB B83685D>"

とよみつねざき
4 years ago
Views:

1 資料 2 社会インフラの維持管理の現状と課題

2 1. 社会インフラの現状地公共団体が管理している施設が部分を占める平均年齢が 30 年を超えるものも多く朽化が進んでいる上段 : 数量に対する割合下段 : 平均年齢 ) 分野対象施設数量備考国都道府県政令市市町村その他 4% 19% 7% 68% 2% 橋梁 ( 橋長 2m 以上 ) 約 699,000 橋地方道路公社を含む 35 年 38 年 35 年 29 年 13% 46% 3% 23% 15% 道路トンネル約 10,300 本地方道路公社を含む 32 年 32 年 46 年 22 年 7% 21% 3% 66% 3% 舗装約 3,100m2 地方道路公社を含む 42 年 34 年 32 年 26 年 35% 65% 国交省所管の水資源機構管理治河川河川管理施設 29,731 施設 30 年 27 年施設を含む 100% 水砂防砂防堰堤床固工 95,675 基 22 年 2% 23% 75% 管渠約 430,000km000k 20 年 28 年 18 年下水道 9% 7% 84% 処理場約 2,100 箇所供用開始後段階的な増設を行っており供用開始年度のみをもって一概に当該施設の経過年数と言えない 9% 91% 港湾港湾施設約 44,000 施設 31 年 31 年 43% 18% 39% 公営住宅公営住宅 2,170,649 戸 31 年 31 年 31 年 0.02% 1% 23% 76% 公園都市公園等 101,111 施設 19 年 32 年 27 年 24 年 100% 海岸海岸堤防等 7,989km 31 年空港空港 98 空港航路標識航路標識 5,380 基官庁施設官庁施設約 48,466 千m2出典 : 第 5 回社会資本メンテナンス戦略小委員会参考 1より作成 2 29% 100% 100% 68% 3% 41 年 28 年 25 年 32 年 20 年

3 (1) 道路 ( 橋梁橋 2m 以上 ) の例東日本大震災の被災地域は一部含まず都道府県政令市は地方道路公社を含む道路管理者別ごとの施設数 ( 橋 ) 建設年度別施設数 14,000 高速道路注 ) この他古い橋梁など記録が確認できない建設年度不明橋梁が約 30 万橋ある会社 12,000 国 2% 4% 10,000 都道府県 8,000 19% 6,000 橋梁 : 4,000 約 699,000 橋政令市 (2m 以上 ) 2,000 7% 市区町村 0 68% ( 年度 ) 高速道路会社国都道府県政令市市区町村 2011~2012 年度はデータ未集計平均年齢 :29 年ストックピラミッド平均年齢 :35 年平均年齢 :38 年ストックピラミッド平均年齢 :35 年 ( 橋 ) ( 橋 ) ( 橋 ) ( 橋 ) ( 年 ) ( 年 ) 注 ) 都道府県政令市の 12 管理橋梁は約 5 万橋 12 4 が建設年度不明 4 高速道路会社国注 ) 平均年齢は建設年度が把握されている施設の平均都道府県政令市注 ) 市町村の管理橋梁は約 25 万橋が建設年度不明市区町村出典 : 国土交通省調べ 3

4 (2) 港湾の例建設主体ごとの施設数 ( 個 ) 国 9% 1,200 1, 建設年度別施設数注 ) このほかに建設年度不明が約 9,200 施設ある 600 港湾施設 : 約 44,000 施設港湾管理者 91% ストックピラミッド平均年齢 :31 年平均年齢 :31 年 ( 個 ) ( 個 ) ( 年 ) 国有港湾管理者所有 0 国有港湾管理者所有 2012 年度はデータ未集計対象施設 : 主要な港湾施設水域施設外郭施設係留施設臨港交通施設出典 : 国土交通省調べ注 ) 平均年齢は 2012 年現在で建設年度が把握されている施設の平均 4 ( 年度 )

5 2. 点検法の現状構造物の常点検や定期点検では視点検が基本で必要に応じて打調査等の各種試験を実施している機械系施設 ( ポンプ場処理施設 ) では常点検においても計器等を活している分野施設基準マニュアルな点検手法どの名称等対象施設点検の種類点検内容道路橋梁橋梁定期点検要領 ( 案 ) 道路橋定期点検点検の標準的方法は目視を基本として実施必要に応じて各種試験等を実施河川河川管理堤防等河川管理施堤防河川管理定期点検外観を目視により状況把握することを基本とし必要に応じてスケール等施設設及び河道の点検施設 ( 堤防を除による計測を行う要領く ) 河道下水道管路下水道維持管理指針 ( 日本下水道協会 ) 港湾港湾施設港湾の施設の維持管理技術マニュアル及び港湾の施設の維持管理計画書作成の手引き管渠マンホール等定期点検臨時点検目視や TV カメラ等による流下状況等の確認異常箇所の発見港湾施設日常点検日常の巡回時に目視で劣化の有無変状の程度の確認する一般定期点検診断海面上の部分を対象とした目視簡易計測を主体とする方法により実施する短い時間間隔で実施する詳細定期点一般定期点検診断では実施困難な部分を含めて高度な方法により実施検診断する比較的長い時間間隔で実施する詳細臨時点検診断一般詳細定期点検診断一般臨時点検診断の結果特段の異常が確認された場合に状況に応じて特別な点検診断を実施する空港空港空港内の施設の維滑走路等巡回点検目視で行うことを基本とし必要に応じて打音調査を組み合わせて実施持管理指針 ( 旧空港土木施設緊急点検緊急事態の状況に応じて巡回点検の点検項目から必要なものを選定す管理規定 ) るものとし点検方法は巡回点検に準じて速やかに実施鉄道トンネル維持管理標準同コンクリート構初回検査目視を基本とし構造物の実情を考慮し必要に応じて目視以外の調査橋梁解説 ( 構造物編 ) 造物全般検査 ( 打音調査など ) を実施高架橋コンクリート構造物土構 5

6 2. 点検法の現状道路河川空港 6

7 3. 地公共団体の維持管理の現状巡視点検のいずれかまたは両をっていない施設が市区町村を中に定数存在する地公共団体は懸念事項として維持管理をうための員不予算の不による構造物の機能サービス準安全性の低下等をあげている貴担当部署における公共構造物公共施設について巡視点検を実施していますか? (1 つ選択 ) 分野巡視点検の両方を行っている割合都道府県政令市市区町村総数河川海岸道路 100% 94.4% 50.7% 53.6% 治河川 92.7% 36.8% 17.8% 22.7% 水砂防 38.5% 下水道 97.2% 75.0% 57.2% 59.5% 港湾 81.3% 100% 36.5% 51.4% 公営住宅 73.7% 47.4% 28.6% 31.1% 公園 92.3% 89.5% 69.3% 71.0% 海岸 77.4% 75.0% 19.8% 36.1% 空港 100% 70.0% 91.2% 出典 : 第 5 回社会資本メンテナンス戦略小委員会資料 1 より作成 7

8 3. 地公共団体の維持管理の現状貴団体において公共構造物公共構造物公共施設の朽化が進する中で公共施設の朽化が進する中で今後懸念されることはなんですか?( 複数選択 ) 出典 : 第 5 回社会資本メンテナンス戦略小委員会資料 1 8

9 4. 社会インフラの現状を踏まえた技術開発の向性と課題社会資本整備審議会交通政策審議会中間答申 ( 平成 25 年 5 ) より抜粋今後の技術展開としては維持管理更新コストの層の縮減のための技術開発や朽化した社会資本ストックによる命に関わる事故を未然に防ぐため変状を迅速かつ確実に把握する技術開発が急務機能費を両した維持管理更新の実現に資する新技術の導や技術開発を積極的に推進すべき我が国の維持管理更新技術に関係する成分野としては ICT 技術を活した点検診断や情報の収集蓄積活などが考えられるが現在では必ずしもこれらの技術が確されていない等の理由から普及が進んでいない状況これらの技術の早期確や技術の普及のための取り組みをうことにより維持管理更新の実施準の向上に併せて我が国の成戦略の実現にも寄与することができると考えられる 9

10 ( 参考 ) 維持管理にて把握すべき事象把握すべき事象維持管理で把握すべき事象は点検要領等で管理対象構造物ごとに規定構成される部材 ( コンクリート鋼地盤など ) 毎に把握すべき事象 ( ひびわれ破断等 ) は類似点検等が困難な場所所中地中にある構造物などは視 ( 巡視など ) で状況を把握しにくい所中地中にある構造物などは点検時に専の機器設備をいる必要があり点検費が額 10

( 参考 ) 維持管理にて把握すべき事象 ( 部材別 ) 要領に基づく点検項目の例

11 ( 参考 ) 維持管理にて把握すべき事象 ( 部材別 ) 要領に基づく点検項目の例コンクリート構造物ひび割れ段差破損摩耗うきはく離はく落鉄筋露出コンクリート補強材の損傷 ( 鋼板繊維鉄筋塗装 ) 傾き沈下変形欠損移動抜け落ち洗掘定着部の異常漏水滞水遊離石灰つらら側氷油脂類の付着変色閉塞打継目の目地切れ異常な音振動異常なたわみ等鋼構造物破断変形欠損沈下移動傾斜亀裂ゆるみ脱落腐食防食機能の劣化 ( 塗装メッキ金属溶射耐候性鋼材 ) 定着部の異常漏水滞水異常なたわみなど橋梁定期点検要領道路トンネル定期点検要領下水道管路施設の点検調査マニュアルを参考に整理橋梁定期点検要領を参考に整理 11

小段の逆勾配や局所的に低い箇所 ) 排水施設の機能異常樹木の進入拡大植物の育成異常張芝のはがれ等堤防植生表土の状態その他 < 舗装 > ひび割れわだち掘れ縦断凹凸 < 附属物 > 破断ゆるみ脱落変形欠損

12 ( 参考 ) 維持管理にて把握すべき事象 ( 部材別 ) 要領に基づく点検項目の例構造地盤法面小段のき裂沈下陥没はらみだし塵埃土砂の堆積法崩れ寺勾配化侵食等地表水や地下水の流出空洞洗掘侵食地表移動クラック開口地盤傾斜地中ひずみ地中移動間隙水圧地下水位緊張力浮石転石法面小段の不陸目地の開きき裂破損等根固工水制工の変状遮水シートの露出や破断雨水排水上の問題箇所 ( 小段の逆勾配や局所的に低い箇所 ) 排水施設の機能異常樹木の進入拡大植物の育成異常張芝のはがれ等堤防植生表土の状態その他 < 舗装 > ひび割れわだち掘れ縦断凹凸 < 附属物 > 破断ゆるみ脱落変形欠損き裂腐食 ( 紡織機能の劣化孔食異種金属接触腐食 ) 滞水堤防等河川管理施設及び河道の点検要領地すべり防止技術指針空港土木施設点検要領を参考に整理舗装の調査要領 ( 案 ) 附属物 ( 標識照明施設等 ) の点検要領 ( 案 ) を参考に整理 12

13 ( 参考 ) 維持管理にて把握すべき事象 ( 場所別 ) 点検等が困難な箇所の例高所斜面 < 例 > 架橋梁橋桁斜張橋のケーブル法斜地中 < 例 > 共同溝下道管路水中 < 例 > 桟橋の杭 13

14 ( 参考 ) 構造物のライフサイクル等に応じた維持管理の課題構造物は供から劣化にる各段階ごとにまた災害発時等様々な維持管理上の課題がある塩害による劣化進行過程の概念図の一例劣化過程課題 1 潜伏期進展期 a. 設計時の情報や正常時の記録がない場合がある b. 補修補強箇所対策の効果 ( の持続性 ) を確認できていない 2 加速期 c. 緩やかな変位は視では把握できない 3 劣化期 d. 急速に劣化が進する場合がある劣化過程潜伏期進展期加速期劣化期定義鋼材表面における塩化物イオン濃度が腐食発生限界濃度に達するまでの期間鋼材の腐食開始から腐食ひび割れ発生までの期間腐食ひび割れ発生により腐食速度が増大する期間腐食量の増加により耐荷力の低下が顕著な期間 4 災害等による損傷 1~4にかかわらず全般 e. 遠隔地での災害広範囲にわたる災害の場合損傷の把握に時間がかかる f. 点検すべき対象箇所が多い広範囲である g. 点検できていない構造物や点検が困難な箇所がある h. 視や打といった感覚的な法の場合点検結果に技術者によるバラつきが発する出典 :(2007 年制定 ) コンクリート標準示方書 [ 維持管理編 ] 土木学会 14

Microsoft PowerPoint - 資料３（後修正）.pptx

Microsoft PowerPoint - 資料３（後修正）.pptx モニタリング技術の現状と課題資料 3 1. モニタリング技術の特徴社会インフラにおけるモニタリング技術の活に向けた取組として収集した31 事例を特徴ごとに分類すると以下の通り (1) 計測形態 1 固定型センサーやカメラ等を構造物に設置した上で監視常時監視 2 移動型センサーやカメラ等を設置した移動体 ( 車両等 ) を用いて監視定期監視事例数 26/31 事例数 5/31 (2)