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1 ポスター 会 場 一 般 演 題 ポスター P-01~ P-81 (ポスター 会 場 ) 平 成 25 年 9 月 22 日 ( 日 ) ポスター 準 備 8 :30 ~10:00 ポスター 掲 示 10:00 ~ 14:15 ポスター 討 論 13:30 ~ 14:15 105

2 P Porphyromonas gingivalis LPS によるヒト 歯 根 膜 幹 細 胞 の 骨 芽 細 胞 分 化 能 の 阻 害 と 炎 症 性 サイトカイ ンの 産 生 嘉 藤 弘 仁 P-02 Aggregatibacter actinomycetemcomitans Y4は integrin α5 を 介 して 細 胞 内 に 侵 入 する 高 知 信 介 キーワード: 歯 根 膜 幹 細 胞, 骨 芽 細 胞,Porphyromonas gingivalis 目 的 歯 周 組 織 再 生 において 歯 根 膜 幹 細 胞 (PDLSCs)は 重 要 な 細 胞 であり,Porphyromonas gingivalis (P.g.)は 歯 周 組 織 破 壊 との 関 連 があるといわれている しかし, PDLSCと 歯 周 病 との 関 連 に ついての 検 討 はほとんどされていない そこで, 今 回 はP.g. LPS に よるPDLSCsの 増 殖, 骨 芽 細 胞 分 化, 炎 症 性 サイトカイン 産 生 への 影 響 について 検 討 した 材 料 および 方 法 ヒト 抜 去 歯 の 歯 根 膜 より 分 離 したPDLSCsは, 間 葉 系 幹 細 胞 マーカー(STRO-1, SSEA-4)の 発 現 によって 免 疫 組 織 化 学 的 染 色 にて 検 討 した またPDLSCsをP.g. LPS(0,1, 10 µg/ml) 添 加 した 培 地 で1 時 間 ~21 日 間 培 養 し, 細 胞 増 殖, アルカリホスファターゼ(ALP) 活 性,Type1-collagen-alfa-1 (COL1A1) 産 生 量,オステオカルシン(OCN) 産 生 量,カルシ ウム 析 出 量,およびアリザリンレッド 染 色 による 硬 組 織 形 成 を 検 討 した また, 炎 症 性 サイトカインについてはIL-1β,IL-6,お よび IL-8 の 産 生 量 を 検 討 した 結 果 および 考 察 PDLSCs は STRO-1,SSEA-4 陽 性 であった P.g. LPS 添 加 群 は 濃 度 依 存 的 に 細 胞 増 殖 ならびにIL-1β,IL-6,お よびIL-8の 産 生 量 を 有 意 に 促 進 した またALP 活 性,COL1A1, OCN 産 生 量, 硬 組 織 形 成 を 有 意 に 抑 制 した これらの 結 果 より, P.g. LPSはPDLSCsの 骨 芽 細 胞 分 化 および 硬 組 織 形 成 を 抑 制 する 作 用 があることが 示 唆 された さらに,P.g. LPSの 刺 激 により, PDLSCsは 細 胞 増 殖, 炎 症 性 サイトカインの 産 生 を 促 進 したこと から PDLSCs 免 疫 細 胞 と 同 様 の 反 応 を 示 す 可 能 性 が 示 唆 された キーワード:Aa Y4,integrin α5, 細 胞 内 侵 入 目 的 Aggregatibacter actinomycetemcomitans Y4(Aa Y4)は, 通 性 嫌 気 性 の 歯 周 病 原 細 菌 であり, 歯 周 病 発 症 の 初 期 に 関 わるとさ れている これまでに,Aa Y4は 上 皮 細 胞 内 に 侵 入 するという 研 究 報 告 があるが,その 機 序 は 不 明 な 点 が 多 い Integrinは,ヘミ デスモゾーム 結 合 を 構 成 する 重 要 な 細 胞 接 着 因 子 であり, 歯 肉 上 皮 と 歯 面 を 接 着 させることで, 細 菌 侵 入 に 対 する 物 理 的 防 壁 とし て 機 能 している これまでに 我 々は, 培 養 ヒト 歯 肉 上 皮 細 胞 とAa Y4を 共 培 養 すると, 発 現 が 増 加 したintegrin α5を 経 由 した 細 胞 内 シグナルの 結 果 として 細 胞 接 着 能 が 減 少 したことを 報 告 した そこで 本 研 究 では,Aa Y4がヒト 歯 肉 上 皮 細 胞 に 侵 入 する 時 に, integrin α5 が 関 与 しているかを 検 討 した 材 料 と 方 法 ヒト 歯 肉 上 皮 細 胞 を, 抗 菌 薬 を 含 まない 培 地 で 培 養 した コンフルエントになった 時 にintegrin α5の 中 和 抗 体 を1 時 間 作 用 させた 後,MOIが100の 条 件 でAa Y4を 播 種 して 共 培 養 した その1 時 間 後 に, 細 胞 をリン 酸 緩 衝 液 で 洗 浄 して 細 胞 外 の AaY4を 除 去 し,さらに, 抗 菌 薬 を 培 地 に 添 加 して1 時 間 培 養 して 細 胞 表 層 に 存 在 する Aa Y4 を 除 去 した その 後,trypsin-EDTA で 培 養 皿 中 の 細 胞 を 剥 離 した 後,その 希 釈 液 を 寒 天 培 地 上 に 蒔 き, 2 日 間 好 気 培 養 した 後 に, 形 成 されたコロニー 数 をカウントして, Aa Y4 が 侵 入 したヒト 歯 肉 上 皮 細 胞 の 数 を 検 討 した 結 果 と 考 察 AaY4が 侵 入 したヒト 歯 肉 上 皮 細 胞 の 数 は,integrin α5の 中 和 抗 体 を 用 いた 群 において, 有 意 に 減 少 した このことか ら,Aa Y4 はヒト 歯 肉 上 皮 細 胞 に 侵 入 する 時 に integrin α5を 介 し ていることが 示 唆 された P Porphyromonas gingivalis 感 染 モデル 動 物 脾 細 胞 の インターフェロン - ガンマ 産 生 能 久 保 朱 里 P 慢 性 歯 周 炎 患 者 におけるTNF-α 遺 伝 子 プロモー ター 領 域 のメチル 化 解 析 小 島 杏 里 キーワード:Porphyromonas gingivalis,lps,ifn-γ 目 的 グラム 陰 性 細 菌 であるPorphyromonas gingivalis(p. gingivalis) などの 細 菌 成 分 は 歯 周 病 を 増 悪 させる さらに, 歯 周 病 は 細 菌 性 心 内 膜 炎, 冠 動 脈 疾 患, 脳 血 管 障 害, 糖 尿 病, 誤 嚥 性 肺 炎 や 呼 吸 器 アレルギーなど, 全 身 免 疫 能 が 関 与 しうる 疾 患 と 関 連 する そ こで,P. gingivalis の 細 菌 成 分 を 投 与 したマウスにおいて, 全 身 を 循 環 し 免 疫 系 の 中 枢 を 担 う T 細 胞 の 免 疫 能 変 化 を 検 討 した 材 料 と 方 法 6 週 齢 のC57BL/6Jマウスに, 熱 処 理 を 行 ったP. gingivalis 33277とW83,および 対 照 群 としてグラム 陰 性 細 菌 成 分 である lipopolysaccharide(lps)を 腹 腔 内 投 与 して, 投 与 1 週 間 後,2 週 間 後,3 週 間 後 と6 週 間 後 に 脾 細 胞 単 核 球 を 単 離 した そ して,T 細 胞 を 特 異 的 に 刺 激 する 抗 CD3ε を 用 いて, 脾 細 胞 単 核 球 を 試 験 管 内 で 培 養 した そして, 培 養 上 清 中 に 産 生 されたIFN-γ 濃 度 を enzyme-linked immuno-sorbent assay(elisa) 法 に よ り 定 量 した 結 果 と 考 察 投 与 2 週 間 後 に, 対 照 群 のマウス 脾 細 胞 と 比 べ, W83 群 が 投 与 されたマウス 脾 細 胞 のIFN-γ 産 生 能 は 増 強 してい た そして, 投 与 3 週 間 後 に, 対 照 群 と 比 べ,33277 群 が 投 与 され たマウス 脾 細 胞 の IFN-γ 産 生 能 は 減 弱 していた これらの 結 果 は,33277とW83はそれぞれT 細 胞 に 異 なる 質 的 変 化 を 導 き, 全 身 免 疫 能 に 異 なる 影 響 を 及 ぼす 可 能 性 を 示 唆 してい る さらに,33277とW83がT 細 胞 の 亜 集 団 に 変 化 を 導 く 可 能 性 を 検 討 しているところである キーワード:メチル 化,TNF-α, 慢 性 歯 周 炎 目 的 腫 瘍 壊 死 因 子 α(tnf-α) 遺 伝 子 多 型 は 慢 性 歯 周 炎 (CP) の 感 受 性 に 関 与 しているが,そのエピジェネティックな 役 割 は 殆 ど 解 明 されていない そこで 今 回 は,CPにおけるTNF-α 遺 伝 子 プロモーター 領 域 の DNA のメチル 化 状 態 を 解 析 した 材 料 および 方 法 インフォームドコンセントが 得 られた 慢 性 歯 周 炎 患 者 群 (CP 群 )17 名,ならびに 健 常 者 群 (H 群 )26 名 より 末 梢 血 を 採 取 し,ゲノムDNAを 抽 出 後,バイサルファイト 処 理 を 行 い,TNF-α 遺 伝 子 プロモーター 領 域 のプライマーを 用 いて PCR 増 幅 後,ダイレクトシークエンスにてCpG 部 位 とメチル 化 頻 度 を 解 析 した 結 果 および 考 察 対 象 者 の 年 齢 性 別 喫 煙 状 態 は 統 計 学 的 に 有 意 な 群 間 差 は 認 められなかった ダイレクトシークエンス 解 析 の 結 果,-353bp から +137bp までの TNF-α 遺 伝 子 プロモーター 領 域 にCpGモチーフは 計 10 部 位 を 認 めた 各 CpG 部 位 のメチル 化 頻 度 を 算 定 したところ,-119bpおよび-72bpのメチル 化 頻 度 に おいて 有 意 な 群 間 差 が 認 められた すなわち,-119bpではH 群 と 比 べてCP 群 で 有 意 にメチル 化 頻 度 は 低 く(P = 0.01),-72bpで はCP 群 でメチル 化 頻 度 は 有 意 に 高 かった(P < ) 以 上 の 結 果 から,CP 群 と H 群 とで TNF-α 遺 伝 子 プロモーター 領 域 のメ チル 化 状 態 の 相 違 が 示 唆 され,CPの 病 因 において 何 らかの 役 割 を 果 たしている 可 能 性 が 考 えられる 今 後, 症 例 数 を 更 に 追 加 して, TNF-α 遺 伝 子 プロモーター 領 域 メチル 化 とCP 感 受 性 との 関 連 性 について 検 証 していく 必 要 がある 106

3 P-05 神 経 変 性 疾 患 関 連 因 子 TDP-43は 単 球 における LPS 誘 導 性 TNF-α 転 写 制 御 に 関 与 する 村 田 裕 美 P 歯 肉 増 殖 症 における 分 子 生 物 学 的 関 連 因 子 ネット ワーク 解 析 清 水 太 郎 キーワード: 単 球,TNF-α,TDP-43 目 的 TNF-αは, 関 節 リウマチや 糖 尿 病 におけるインスリン 抵 抗 性 および 歯 周 病 など, 多 くの 炎 症 性 疾 患 の 病 態 形 成 に 関 わる 主 要 な 炎 症 メディエーターであるが,その 発 現 機 構 は 未 だ 不 明 な 点 が 多 い 我 々はこれまでに, 単 球 系 細 胞 におけるLPS 誘 導 性 の 新 規 の TNF-α 転 写 制 御 因 子 候 補 として, 神 経 変 性 疾 患 関 連 因 子 TDP-43を 同 定 した 本 研 究 では, 単 球 におけるTDP-43の 発 現 動 態 と TNF-α 転 写 制 御 への 関 与 を 検 討 した 材 料 および 方 法 1)TDP-43の 発 現 動 態 :LPS 刺 激 下 の 単 球 系 細 胞 株 THP-1において,TDP-43タンパクの 発 現 変 化 と 細 胞 内 局 在 をウェスタンブロットおよび 免 疫 染 色 にて,mRNA 発 現 を 定 量 PCR にて,それぞれ 検 出 した 2)TNF-α 転 写 制 御 への 関 与 :ヒ トTDP-43を 導 入 した 細 胞 の 核 抽 出 物 からTNF-αプロモーター 断 片 と 結 合 するタンパクをゲルシフトアッセイにて 検 出 した また, TDP-43の 過 剰 発 現 下 およびsiRNA 作 用 下 のTHP-1 細 胞 における TNF-α mrna 発 現 を, 定 量 PCR にて 検 出 した 結 果 および 考 察 TDP-43は,LPS 刺 激 の 有 無 にかかわらず THP-1 細 胞 の 核 内 に 局 在 していた LPS 刺 激 下 では 早 期 にTDP- 43 mrnaの 発 現 量 が 増 加 し, 核 内 に 局 在 するTDP-43タンパク の 発 現 量 もやや 増 加 傾 向 を 示 した また,TDP-43タンパクは TNF-αプロモーター 配 列 の 中 でLPS 誘 導 性 に 強 い 転 写 活 性 を 示 した 領 域 に 結 合 していた さらに,TDP-43の 過 剰 発 現 下 では TNF-α mrnaの 発 現 量 が 増 加 し,siRNAを 作 用 させると 減 少 した 以 上 のことから,TDP-43が 単 球 におけるLPS 誘 導 性 の TNF-α 転 写 制 御 に 関 与 している 可 能 性 が 示 唆 された キーワード: 薬 剤 性 歯 肉 増 殖 症,GCF,バイオマーカー 目 的 Ca 拮 抗 薬 剤 性 歯 肉 増 殖 症 罹 患 歯 肉 (GO)の 歯 肉 溝 滲 出 液 (GCF)におけるサイトカイン, 細 胞 接 着 因 子, 細 胞 増 殖 因 子, マトリックスメタルプロテアーゼを 測 定 し, 各 種 因 子 間 の 相 関 関 係 を 解 析 することを 目 的 とする また,それらの 因 子 がGOの 病 態 形 式 に 関 与 する 機 序 を 検 証 した 材 料 および 方 法 GO 被 験 者 11 名 ( 同 一 人 物 のGO 部 位 および 慢 性 歯 周 炎 (CP) 部 位 )からGCFを 採 取 する マルチプレックス サスペンション アレイ システムを 用 いて 各 検 体 から14 項 目 の GO 関 連 因 子 タンパク(サイトカイン, 細 胞 接 着 因 子, 細 胞 増 殖 因 子,マトリックスメタルプロテアーゼ)の 解 析 を 行 った 得 ら れたデータから,1) 治 療 前 のGO 部 位 とCP 部 位,2) 治 療 前 後 の GO 部 位,3)GO 部 位 とCP 部 位 の 変 化 量 について 比 較 検 討 を 行 っ た また 同 部 位 における 歯 周 病 原 細 菌 量 と 検 出 されるGO 関 連 因 子 との 相 関 についても 検 証 を 行 った 統 計 解 析 はMann-Whitney U test を 用 いて 解 析 した 結 果 および 考 察 1)の 結 果 では,GO 部 位 でCP 部 位 に 比 べIL- 1beta, MMP-3が 高 い 発 現 を 示 した 2)の 結 果 では, 治 療 後 の GO 部 位 において IL-1beta, TGF-beta で 有 意 な 発 現 量 減 少 を 示 し た 3)の 結 果 では,GO 部 位 でIL-8が 有 意 に 発 現 量 減 少,また IL-1beta で 減 少 傾 向,MMP-12 で 増 加 傾 向 を 示 した 細 菌 検 査 (P. g, T. d, T. f)では, 治 療 前 GO 部 位 とCP 部 位 の 比 較 おいてGO 部 位 でT. d 菌 が 多 い 傾 向 が 示 された 以 上 の 結 果 より 薬 剤 性 歯 肉 増 殖 症 の 診 断 や 病 態 解 明 発 症 メカニズムにバイオマーカーとし てGCFおよび 細 菌 検 査 を 用 いることは 有 効 な 手 段 となり 得 ること が 示 唆 された P-07 歯 肉 線 維 芽 細 胞 のマトリックスメタロプロテアー ゼ 発 現 を 制 御 する 細 胞 内 シグナル 伝 達 滝 沢 尚 希 P-08 IL-1 Recepter antagonist の RNA 干 渉 がヒト 歯 肉 上 皮 細 胞 の 接 着 分 子 発 現 へ 及 ぼす 影 響 後 藤 久 嗣 キーワード:MMP, 歯 肉 線 維 芽 細 胞,JNK 目 的 歯 周 病 における 歯 周 組 織 破 壊 には 炎 症 性 サイトカインに 誘 導 されるマトリックスメタロプロテアーゼ(MMP) 産 生 が 関 与 す る 我 々はこれまでに 歯 肉 線 維 芽 細 胞 (HGF)においてインター ロイキン(IL)-1β 刺 激 が ERK の 活 性 化 を,IL-6/ 可 溶 性 IL-6 受 容 体 (sil-6r)ならびに caveolin-1(cav-1)が JNK の 活 性 化 を 引 き 起 こすことを 報 告 した 本 研 究 では 複 数 の 細 胞 内 シグナルに よって 調 節 される MMP 産 生 能 について 検 討 した 材 料 および 方 法 ヒト 健 常 歯 周 組 織 から 分 離 培 養 したHGFを IL-1β,IL-6/sIL-6R ならびに Cav-1 でそれぞれ 刺 激 し,リアルタ イム RT-PCR 法 で MMP の mrna 発 現 量 を 検 討 した また,HGF をこれらの 因 子 で 刺 激 した 際 に 誘 導 される 細 胞 内 シグナル 伝 達 系 の 活 性 化 について,シグナル 伝 達 因 子 に 特 異 的 な 抗 リン 酸 化 抗 体 を 用 いたウェスタンブロット 法 で 確 認 した 結 果 および 考 察 HGF を IL-1β で 処 理 するとERKのリン 酸 化 に 伴 っ て MMP-1,-2,-3 の mrna 発 現 が 促 進 さ れ た 一 方, IL-6/sIL-6R 刺 激 は JNK の リ ン 酸 化 を 亢 進 し,MMP-1,-13 の 発 現 を 有 意 に 促 進 した 我 々はIL-1β または IL-6/sIL-6R の 刺 激 でCav-1が 細 胞 外 へと 放 出 されることを 報 告 している HGFを Cav-1 で 刺 激 すると,JNK のリン 酸 化 に 伴 って MMP-13 の mrna 発 現 が 有 意 に 亢 進 した これらの 結 果 から,MMP-2および-3の 発 現 はERK,MMP-13の 発 現 はJNKシグナルで 特 異 的 に 調 節 さ れることが 示 された MMP-13による 破 骨 細 胞 形 成 の 促 進 効 果 が 報 告 されていることから,HGFにおけるJNKシグナルの 活 性 化 は 炎 症 性 骨 吸 収 の 亢 進 に 関 与 する 可 能 性 が 示 唆 された キーワード: 歯 肉 上 皮 細 胞,IL-1Ra,siRNA 目 的 Interleukin-1Recepter antagonist(il-1ra)はinterleukin-1 (IL-1)の 活 性 を 調 節 する 抗 炎 症 性 サイトカインとして 知 られてい る 我 々の 研 究 においてAggregatibacter -actinomycetemcomitans (ATCC29524 株 ) 菌 感 染 IL-1Raノックアウトマウスの 接 合 上 皮 部 に 付 着 の 喪 失 をうかがわせる 組 織 像 が 観 察 された しかし,IL- 1Raが 上 皮 性 付 着 に 与 える 影 響 については 不 明 な 点 も 多 い そこ で,IL-1Raをノックダウンし 半 接 着 斑 を 形 成 する 主 な 接 着 分 子 の 遺 伝 子 発 現 を 検 討 した 材 料 および 方 法 ヒト 歯 肉 上 皮 細 胞 (Ca9-22)を 用 いRNA 干 渉 (sirna)を 行 い,IL-1Ra の mrna 発 現 をノックダウンした そ の 後, 時 間 経 過 別 にインテグリンβ4とラミニンγ2 の mrna 発 現 をリアルタイム PCR 法 にて 検 討 した 結 果 および 考 察 RNA 干 渉 による 細 胞 の 形 態 的 変 化 は 認 められ ず,IL-1RasiRNA 群 の IL-1RamRNA 発 現 はコントロール 群 と 比 較 して 約 10 倍 ノックダウンされていた IL-1RasiRNA 群 ではコン トロール 群 と 比 較 し,6 時 間 後 にインテグリンβ4で 約 1.4 倍 の 有 意 なmRNA 発 現 の 低 下 が 認 められ,ラミニンγ2においてもmRNA 発 現 の 低 下 傾 向 が 確 認 された 以 上 より,IL-1Raのノックダウン が 接 着 分 子 発 現 を 低 下 させることが 明 らかとなり,IL-1Raが 上 皮 性 付 着 に 関 与 している 可 能 性 が 示 唆 された 今 後 このメカニズム について 検 討 していく 予 定 である 107

4 P 破 骨 細 胞 の 概 日 リズムは 糖 質 コルチコイドによっ て 形 成 される 藤 原 祐 子 P-10 歯 周 病 変 における 破 骨 細 胞 形 成 に 二 本 鎖 RNA 依 存 性 プロテインキナーゼが 関 与 する 篠 原 宏 貴 キーワード: 時 計 遺 伝 子, 破 骨 細 胞, 糖 質 コルチコイド 目 的 骨 代 謝 に 概 日 リズムが 存 在 することは 古 くから 知 られてい るが,その 分 子 機 構 は 未 だ 十 分 に 解 明 されていない 本 研 究 では 破 骨 細 胞 における 概 日 リズム 形 成 の 機 序 について 検 討 した 材 料 および 方 法 培 養 実 験 では 破 骨 細 胞 の 遺 伝 子 発 現 における 各 種 薬 物 による 継 時 的 変 動 をリアルタイムPCR 法 で 検 討 した また in vivo 実 験 では4-6 週 齢 の 正 常 および 副 腎 摘 出 (ADX) 雄 性 マウ スを12 時 間 の 明 暗 サイクルにて2 週 間 以 上 飼 育 した 後, 一 日 にお ける 遺 伝 子 発 現 を 4 時 間 ごとに 調 べた 結 果 および 考 察 培 養 破 骨 細 胞 に 時 計 遺 伝 子 が 発 現 しており, 糖 質 コルチコイド(Dexamethasone :DEX)により 時 計 遺 伝 子 Period,Brain and Muscle Arnt-Like protein (BMAL)の 発 現 が 同 期 化 された さらにDEXにより 破 骨 細 胞 関 連 遺 伝 子 Cathepsin K, Nuclear factor of activated T-cells cytoplasmic 1 (NFAT-c1)も 同 期 化 された 続 いて 内 因 性 の 糖 質 コルチコイドの 影 響 を 調 べるため, 正 常 およびADXマウスの 骨 組 織 における 遺 伝 子 発 現 を 解 析 した 正 常 マウスの 骨 組 織 ではPeriod,BMAL のみならずCathepsin K, NFAT-c1 にも 概 日 リズムが 確 認 された ADX マウスにおいては, Cathepsin K,NFAT-c1 の 概 日 リズムが 消 失 していた このADX による 概 日 リズムの 消 失 はDEX 投 与 により 回 復 し, 再 び 概 日 リズ ムが 形 成 された 糖 質 コルチコイドが 破 骨 細 胞 の 概 日 リズム 形 成 に 重 要 な 役 割 を 担 うことが 明 らかとなった キーワード:PKR,LPS, 破 骨 細 胞 目 的 二 本 鎖 RNA 依 存 性 プロテインキナーゼ(PKR)は, TNF-α,LPSなどに 応 答 し 細 胞 の 防 御 機 構 やアポトーシスに 関 与 する 蛋 白 質 リン 酸 化 酵 素 である 共 同 発 表 者 はPKRがRANKLに よる 破 骨 細 胞 形 成 に 重 要 な 役 割 を 果 たしていることを 報 告 したが (Teramachi et al., Exp Cell Res. 2010), 歯 周 病 局 所 での PKRの 動 態 については 不 明 である そこで 歯 周 病 におけるPKRの 役 割 を 追 求 すべく,ラット 歯 周 炎 モデルおよび 各 種 細 胞 培 養 系 を 用 いて 歯 周 病 原 性 LPS の PKR に 及 ぼす 影 響 を 検 討 した 方 法 ラット 上 顎 第 二 大 臼 歯 を 結 紮 して 実 験 的 歯 周 炎 を 惹 起 さ せ, 歯 周 組 織 におけるPKRの 発 現 をウェスタンブロット(WB) 法 で 調 べた 次 にヒト 歯 肉 線 維 芽 細 胞,マウス 骨 髄 ストローマ 細 胞 およびマウス 骨 髄 由 来 破 骨 前 駆 細 胞 を 培 養 し,P.gingivalis 由 来 LPSを 培 地 に 添 加 した 後,RANKL 発 現 と 破 骨 細 胞 形 成 をWB 法 と TRAP 染 色 で 調 べた 結 果 と 考 察 歯 周 炎 を 惹 起 させた 歯 周 組 織 ではPKRの 発 現 が 上 昇 した 歯 肉 線 維 芽 細 胞, 骨 髄 ストローマ 細 胞 および 破 骨 前 駆 細 胞 では,LPS と TNF-αによりPKRの 発 現 が 誘 導 された また LPSは 歯 肉 線 維 芽 細 胞, 骨 髄 ストローマ 細 胞 においてRANKL 発 現 と 破 骨 細 胞 形 成 を 促 進 し,その 作 用 はPKR 阻 害 剤 (2AP) 処 理 により 解 除 された さらに 歯 肉 線 維 芽 細 胞, 骨 髄 ストローマ 細 胞 および 破 骨 前 駆 細 胞 において,2APはLPSによるMAPキナーゼ 経 路 や NF-κBの 活 性 化 を 抑 制 した 以 上 より,PKRは 歯 周 病 の 炎 症 局 所 で 直 接 的 もしくは 間 接 的 に 破 骨 細 胞 の 形 成 に 関 与 してい ることが 示 唆 された P 骨 細 胞 が 産 生 する OPG は 歯 槽 骨 維 持 に 寄 与 する 小 出 雅 則 P ヒト 歯 周 組 織 由 来 微 小 血 管 内 皮 細 胞 のin vitro 解 析 坪 川 瑞 樹 キーワード:OPG,RANKL, 破 骨 細 胞 目 的 重 度 歯 周 病 で は 歯 周 組 織 の RANKL/osteoprotegerin (OPG) 比 が 増 加 し, 破 骨 細 胞 が 活 性 化 され 歯 槽 骨 吸 収 を 起 こす と 考 えられる しかしながら, 歯 周 組 織 でのRANKLやOPGの 発 現 制 御 や 局 在 の 詳 細 は 明 確 でない 我 々はRANKLとOPGの 歯 周 病 への 関 与 を 明 らかにするため,これらの 遺 伝 子 改 変 マウスの 歯 槽 骨 を 観 察 した 更 に,OPGと 同 様 の 作 用 を 有 する 抗 RANKL 抗 体 を 投 与 して, 歯 槽 骨 吸 収 を 抑 制 できるかどうか 検 討 した 材 料 および 方 法 (1) 野 生 型 (WT,C57BL/6),OPG 欠 損 及 び RANKL 強 発 現 マウスの 歯 槽 骨 吸 収 や 歯 槽 骨 量 を 定 量 した (2) WTとRANKL 強 発 現 マウスの 歯 槽 骨 をOPG 染 色 した (3)8 週 齢 OPG 欠 損 マウスに 抗 RANKL 抗 体 (5 mg/kg,oyc1)を 投 与 し,4 週 後 に 歯 槽 骨 吸 収 や 歯 槽 骨 量 および 破 骨 細 胞 の 局 在 を 評 価 した 結 果 および 考 察 OPG 欠 損 マウスでのみ 重 度 の 歯 槽 骨 吸 収 を 呈 した 一 方,RANKL 強 発 現 マウスでは,WTと 比 較 して 有 意 な 差 がなかった 12 週 齢 のWTの 臼 歯 の 根 分 岐 部 の 骨 量 は 約 70%で あった 一 方,RANKL 強 発 現 マウスとOPG 欠 損 マウスの 骨 量 は, 約 50%と 約 30%に 減 少 していた 骨 細 胞 はOPGを 顕 著 に 発 現 していた OPG 欠 損 マウスの 歯 槽 骨 吸 収 や 歯 槽 骨 量 の 減 少 は, 抗 RANKL 抗 体 投 与 により 抑 制 された 以 上 より, 骨 細 胞 が 産 生 す る OPG は 歯 槽 骨 の 維 持 に 寄 与 する キーワード: 血 管 内 皮 細 胞, 経 内 皮 電 気 抵 抗,タイトジャンク ション 目 的 ヒト 歯 周 組 織 は, 微 小 血 管 が 豊 富 に 存 在 し, 血 管 を 構 成 し ている 血 管 内 皮 細 胞 によって 血 管 の 恒 常 性 が 維 持 されている 一 方, 疫 学 的 研 究 により, 歯 周 病 原 細 菌 が 動 脈 弁 や 大 動 脈 瘤 の 組 織, 心 冠 状 動 脈 内 皮 細 胞 から 検 出 されたと 報 告 されている したがっ て, 歯 周 組 織 に 存 在 する 微 小 血 管 は, 歯 周 組 織 の 恒 常 性 維 持 や 創 傷 治 癒 への 関 与 のみならず, 全 身 疾 患 の 発 症 や 進 展 に 関 与 すると 考 えられる そこで, 歯 周 病 における 病 態 生 理 や 全 身 疾 患 との 関 連 性 を 解 明 するために,ヒト 歯 周 組 織 由 来 血 管 内 皮 細 胞 の 細 胞 特 性 について 検 討 を 行 った 材 料 および 方 法 ヒト 歯 周 組 織 より 分 離 培 養 した 血 管 内 皮 細 胞 は, 細 胞 増 殖, 管 腔 形 成 の 経 時 的 な 変 化 について 観 察 した さら に, 細 胞 間 におけるタイトジャンクションの 構 成 タンパク 質 であ る zonula occludens-1(zo-1)および occludin の 発 現 を 免 疫 細 胞 化 学 にて 確 認 し, 経 内 皮 電 気 抵 抗 値 を 測 定 した 対 照 には,ヒト 臍 帯 静 脈 血 管 内 皮 細 胞 およびヒト 皮 膚 微 小 血 管 内 皮 細 胞 を 用 いた 結 果 および 考 察 ヒト 歯 周 組 織 由 来 血 管 内 皮 細 胞 は,ヒト 臍 帯 静 脈 血 管 内 皮 細 胞 およびヒト 皮 膚 微 小 血 管 内 皮 細 胞 と 比 較 して, 管 腔 形 成 の 維 持 が 短 時 間 であった また, 細 胞 間 接 着 部 へのZO-1 およびoccludinの 発 現 を 認 めず, 極 めて 低 い 経 内 皮 電 気 抵 抗 値 を 示 した したがって,ヒト 歯 周 組 織 由 来 血 管 内 皮 細 胞 は, 細 胞 間 でのタイトジャンクションの 形 成 が 減 弱 もしくは 欠 落 している 可 能 性 があり, 高 い 透 過 性 を 有 する 毛 細 血 管 の 機 能 的 特 徴 が 考 えら れる 108

5 P 脱 分 化 脂 肪 細 胞 (DFAT)と 乳 酸 グリコール 酸 共 重 合 体 /ハイドロキシアパタイトコンポジット を 用 いたラット 頭 蓋 骨 欠 損 における 骨 再 生 中 村 利 明 P-14 ジルコニアのヒト 上 皮 細 胞 に 対 する 親 和 性 と 接 着 能 の 検 討 岡 部 栄 治 郎 キーワード: 脱 分 化 脂 肪 細 胞,スキャホールド, 再 生 医 学 目 的 組 織 工 学 的 手 法 により, 目 的 の 組 織 を 再 生 させるための 適 切 な 細 胞 ソースやスキャホールドが 盛 んに 模 索 されている そこ で 今 回,ラット 脱 分 化 脂 肪 細 胞 (rdfat)と 乳 酸 グリコール 酸 共 重 合 体 /ハイドロキシアパタイト 複 合 体 (PLGA/HA)を 用 い てラット 頭 蓋 骨 欠 損 における 骨 再 生 効 果 について 検 討 した 材 料 および 方 法 ウィスター 系 ラットの 脂 肪 組 織 より, 成 熟 脂 肪 細 胞 を 採 取 し, 天 井 培 養 法 を 用 いて 分 離 培 養 したrDFATを PLGA/HAに 播 種 し, 維 持 培 地 および 骨 分 化 培 地 で 培 養 を 行 っ た ラット 頭 頂 骨 両 側 に 外 科 的 骨 欠 損 を 作 製 し, 以 下 の4 処 置 (1)PLGA/HA + 骨 分 化 刺 激 rdfat(od),(2)plga/ha + rdfat,(3)plga/ha のみ,(4) 移 植 無 し(コントロール)を 無 作 為 に 施 した 8 週 の 観 察 期 間 後, 脱 灰 薄 切 標 本 を 作 製 しHE 染 色 後, 組 織 学 的 評 価 を 行 った 結 果 および 考 察 術 後 8 週 でPLGA/HAの 分 解 吸 収 は 顕 著 に 進 ん でいた PLGA/HAを 使 用 した3 群 は,コントロール 群 より 有 意 に 再 生 組 織 の 厚 みが 大 きかった(P<.05) PLGA/HA + rdfat (OD) 群 における 骨 欠 損 の 閉 鎖 率 (83.16±13.87 %)は 全 群 間 で 最 大 でコントロール 群 (40.61±29.62%)より 有 意 に 高 かっ た(P<.05) 骨 欠 損 における 新 生 骨 面 積 は PLGA/HA 群 (42.10 ±9.16%) がPLGA/HA+rDFAT(21.35±13.49 %) お よ び コ ントロール(22.17±13.08 %) 群 より 有 意 に 大 きい 値 を 示 した (P<.05) 本 研 究 結 果 よりPLGA/HAをスキャホールドとして 用 いたrDFAT(OD)の 細 胞 移 植 はラット 頭 蓋 骨 欠 損 における 骨 再 生 に 効 果 的 であることが 示 唆 された キーワード:ジルコニア,Ca9-22, 生 体 親 和 性 目 的 インプラント 材 料 としてチタンを 用 いた 場 合 の 審 美 性 やア レルギー 反 応 といった 問 題 を 解 決 するため,ジルコニアが 新 規 の インプラント 材 料 として 期 待 されている 本 研 究 では,ジルコニ アの 生 体 適 合 性 を 評 価 するため,2 種 類 のジルコニアディスク(Y 安 定 化 ジルコニア,Ce 安 定 化 ジルコニア アルミナ ナノ 複 合 体 ) と 純 チタンディスク 上 にヒト 口 腔 由 来 上 皮 細 胞 (Ca9-22)を 培 養 し, 付 着 した 細 胞 の 形 態 と 付 着 細 胞 数, 接 着 分 子 遺 伝 子 発 現 を 比 較 検 討 した 材 料 および 方 法 純 チタン,ジルコニアを 直 径 15mm, 厚 さ 1mmに 調 製 し, 鏡 面 研 磨 とサンドブラスト 処 理 を 施 した その 後, 各 試 料 上 における2,6および24 時 間 培 養 後 の 付 着 細 胞 形 態 を 走 査 型 電 子 顕 微 鏡 (SEM)にて 観 察 した また,2,6,24,36お よび 48 時 間 培 養 後 の 付 着 細 胞 数 を,Cell Counting kit-8 を 用 いて 計 測 し,24および48 時 間 培 養 後 のラミニンγ 2,インテグリンβ 4, インテグリン α 5 の 遺 伝 子 発 現 量 を Real-time PCR にて 計 測 した 結 果 および 考 察 サンドブラストを 施 した 両 ジルコニアとも 上 皮 細 胞 は 純 チタンに 比 べ,より 伸 展 した 付 着 形 態 を 示 し, 培 養 48 時 間 後 の 付 着 細 胞 数 は 純 チタンに 比 べ 多 く 認 められた 接 着 分 子 遺 伝 子 発 現 は, 鏡 面 研 磨 群 とサンドブラスト 群 において, 培 養 24, 48 時 間 後 共 に, 両 ジルコニアと 純 チタン 間 で, 有 意 な 差 は 認 めら れなかった これらの 結 果 から, 一 定 以 上 の 高 い 表 面 粗 さを 付 与 すると 付 着 細 胞 形 態 に 影 響 を 及 ぼす 可 能 性 があると 考 えられた さらに 今 回 の 結 果 より,ジルコニアはチタンと 同 等 の, 軟 組 織 に 対 する 生 体 親 和 性 と 接 着 能 を 持 つ 可 能 性 が 示 唆 された P 糖 化 最 終 産 物 レセプターの 歯 肉 上 皮 細 胞 への 影 響 内 田 雄 士 P-16 Resveratrolは 歯 肉 上 皮 細 胞 の 炎 症 性 応 答 を 抑 制 する 奥 井 隆 文 キーワード: 糖 化 最 終 産 物 レセプター, 歯 肉 上 皮 細 胞, 炎 症 誘 導 目 的 糖 尿 病 患 者 の 様 々な 臓 器 で 糖 化 最 終 産 物 レセプター (RAGE) 発 現 が 上 昇 し,RAGEは 糖 尿 病 の 合 併 症 惹 起 に 役 割 を 果 たしている また,Helicobactor pylori はRAGEを 介 して 胃 の 粘 膜 に 炎 症 を 誘 導 するという 報 告 がある これらのことから, 歯 肉 上 皮 で 発 現 が 確 認 されているRAGEも 歯 周 炎 発 症 進 行 に 関 与 して いる 可 能 性 がある 本 研 究 では,ヒト 歯 肉 上 皮 細 胞 (HGEC)の 細 胞 間 コミュニケーション 能,および,サイトカイン 発 現 への RAGE の 影 響 を 検 討 した 材 料 および 方 法 HGECは 健 康 な 歯 肉 から 分 離 培 養 し, 実 験 に 供 した RAGE リガンドには S100 タンパク 質 (S100)を 用 いた RAGEを 介 してHGECのサイトカイン 発 現 を 誘 導 する 細 菌 の 検 討 にはPorphyromonas gingivalis を 用 い た S100 を24 時 間 HGEC に 作 用 させ Scrape dye transfer assay を 用 いて 細 胞 間 コミュニケ ション 能 を 確 認 した P. gingivalis をリコンビナントRAGE,また は, 中 和 抗 体 (anti-rage 抗 体 )と 共 に HGEC に 24 時 間 作 用 さ せ, 阻 害 実 験 を 行 った 上 清 中 のIL-8 濃 度 はELISA 法 を 用 いて 測 定 した 結 果 および 考 察 S100 刺 激 によってHGECの 細 胞 間 コミュニ ケーション 能 は 低 下 した P. gingivalis によって 誘 導 されるIL-8の 発 現 はRAGE 機 能 の 阻 害 因 子 として 用 いたリコンビナントRAGE とanti-RAGE 抗 体 によって 抑 制 された 以 上 のことから,RAGE は 歯 周 病 憎 悪 因 子 の 1 つとして 作 用 していることが 示 唆 される キーワード:Resveratrol, 歯 肉 上 皮 細 胞, 抗 炎 症 性 作 用 目 的 赤 ワインに 多 く 含 まれる Resveratrol(RSV)は,SIRT1 の 活 性 化 を 介 して 老 化 関 連 性 疾 患 の 発 症 を 遅 らせることが 報 告 さ れている またRSVには 抗 炎 症 性 作 用 があることも 報 告 されてい るが, 詳 細 な 作 用 メカニズムはわかっていない 歯 周 炎 は 歯 周 病 原 細 菌 に 対 する 宿 主 の 炎 症 性 応 答 により, 歯 周 組 織 が 破 壊 される 慢 性 炎 症 性 疾 患 である 病 原 細 菌 に 最 初 に 接 する 歯 肉 上 皮 細 胞 は 炎 症 性 サイトカインやケモカインを 産 生 することにより 病 態 形 成 に 深 く 関 与 する 本 研 究 ではRSVが 歯 肉 上 皮 細 胞 の 炎 症 性 応 答 に 与 える 影 響 およびそのシグナル 経 路 を 解 析 する 材 料 および 方 法 ヒト 歯 肉 不 死 化 細 胞 株 epi4を 以 下 の 全 ての 実 験 で 用 いた RSVで 前 処 理 したepi4をP. gingivalis 菌 体 (Liveま たはHeat-killed)で 刺 激 した 場 合 の 炎 症 性 サイトカインおよびケ モカインの 遺 伝 子 発 現 をReal-time PCR 法 により 解 析 した 炎 症 性 応 答 に 対 するRSVの 作 用 メカニズムを 解 析 するため,Sirtinol (SIRT1 阻 害 剤 ) 前 処 理 またはSIRT1ノックダウンしたepi4を 用 いて 同 様 の 実 験 を 行 った 結 果 および 考 察 P. gingivalis 菌 体 刺 激 によりIL-1β,IL-6, IL-8,MCP-1 の 遺 伝 子 発 現 は 上 昇 したが,RSV の 前 処 理 によりそ れらは 抑 制 された このRSVの 抗 炎 症 性 作 用 においては,Sirtinol 前 処 理 やSIRT1ノックダウンによる 明 らかな 阻 害 効 果 が 認 められ なかったことより,SIRT1の 関 与 は 低 いことが 示 唆 された 現 在, SIRT1 以 外 の 分 子 に 注 目 してRSVの 作 用 メカニズムを 解 析 中 であ る 109

6 P-17 歯 肉 上 皮 細 胞 における 新 規 イオンチャネルの 発 現 解 析 およびその 機 能 の 検 討 高 橋 直 紀 P-18 低 酸 素 環 境 がヒト 口 腔 上 皮 細 胞 の 各 種 遺 伝 子 発 現 に 及 ぼす 影 響 中 島 由 紀 子 キーワード: 歯 肉 上 皮 細 胞,イオンチャネル, 細 胞 増 殖 目 的 細 菌 感 染 による 慢 性 炎 症 に 伴 う 歯 周 組 織 破 壊 を 特 徴 とする 歯 周 炎 において, 歯 肉 上 皮 細 胞 は 物 理 的 なバリアーとして 生 体 防 御 の 最 前 線 で 重 要 な 役 割 を 担 っている 近 年 同 定 された 新 規 陽 イ オンチャネルであるTransient receptor potential(trp)チャネ ルタンパクは, 温 度 や 機 械 刺 激, 化 学 刺 激 により 活 性 化 される 感 覚 センサーとして 機 能 することが 知 られている 口 腔 は 外 来 性 の 細 菌 や 飲 食 物 が 最 初 に 体 内 に 入 る 場 所 であり,そこに 存 在 する 上 皮 細 胞 は,これらのタンパクが 選 択 的 に 局 在 しており 高 度 に 機 能 していることが 予 測 されるが,その 詳 細 は 知 られていない 本 研 究 ではTRPの 発 現 解 析 とその 機 能 を 明 らかにすることで 歯 周 炎 の 発 症 進 行 への 関 与 を 検 討 することである 材 料 および 方 法 ヒト 歯 肉 初 代 培 養 細 胞 (HGECs)および 不 死 化 細 胞 株 (epi4)におけるtrpの 発 現 をPCR 法, 免 疫 染 色 法 に て 検 討 を 行 った またTRPのアゴニストを 用 いて 細 胞 増 殖 および 遊 走 能 を MTT assay 及 び Wound healing assay により 検 討 を 行 っ た さらに,TRPアゴニスト 刺 激 時 の 細 胞 増 殖 に 関 する 遺 伝 子 発 現 を real-time PCR 法 にて 解 析 を 行 った 結 果 および 考 察 HGECsおよびepi4において,TRPファミリー のひとつであるTRPV1の 発 現 が 遺 伝 子 レベル,タンパクレベル で 確 認 された TRPV1のアゴニストであるCapsaicinで 刺 激 する ことで 細 胞 増 殖 および 遊 走 が 促 進 されることが 確 認 された その 分 子 生 物 学 的 なメカニズムと 歯 周 炎 の 病 態 形 成 におけるTRPV1 の 関 与 に 関 しては 解 析 中 である キーワード: 低 酸 素 環 境, 抗 菌 ペプチド, 炎 症 性 サイトカイン 目 的 歯 周 ポケット 内 の 歯 周 病 原 性 細 菌 は, 嫌 気 状 態 すなわち 低 酸 素 環 境 下 で 増 殖 し 歯 周 炎 の 足 場 を 形 成 する 生 体 組 織 では 低 酸 素 環 境 下 で 炎 症 性 サイトカインや 血 管 内 皮 細 胞 増 殖 因 子 (VEGF) の 発 現 増 加 や 酸 化 ストレス 反 応 の 亢 進 を 介 して 炎 症 反 応 が 誘 導 さ れることが 知 られている しかし, 歯 周 炎 の 病 態 における 低 酸 素 環 境 の 影 響 は 十 分 には 解 明 されていない そこで 私 たちは 口 腔 上 皮 細 胞 における 炎 症 性 サイトカインや 抗 菌 ペプチドの 発 現 と 酸 化 ストレスに 及 ぼす 低 酸 素 環 境 の 影 響 について 検 討 した 材 料 および 方 法 ヒト 口 腔 上 皮 細 胞 株 (TR146)を 低 酸 素 で 培 養 し(1% O 2 ), 細 胞 生 存 率 を Cell Counting Kit-8 で, 酸 化 ストレス をROS assay kitを 用 いてそれぞれ 測 定 した また, 培 養 細 胞 か ら RNA と 蛋 白 画 分 を 抽 出 し,RT-PCR,real-time PCR,DNAマ イクロアレイにより 遺 伝 子 発 現 への 影 響 を 調 べた さらに,カル プロテクチンと VEGF の 蛋 白 量 を ELISA kit で 測 定 した 結 果 および 考 察 低 酸 素 培 養 における 上 皮 細 胞 の 細 胞 生 存 率 は 24 時 間 で 軽 度 の 減 少 を 認 めたが,ROS 産 生 に 変 化 は 認 められな かった 炎 症 性 サイトカインのTNF-α とIL8,アドレノメデュリ ン,VEGFの 遺 伝 子 の 発 現 は 増 加 し, 抗 菌 ペプチドのカルプロテ クチンとリポカリン2の 発 現 は 減 少 した ELISA 分 析 ではVEGF 蛋 白 の 発 現 は 増 加 し,カルプロテクチン 蛋 白 は 減 少 した これら の 結 果 から, 低 酸 素 環 境 で 口 腔 上 皮 細 胞 の 炎 症 性 サイトカインの 発 現 亢 進 と 抗 菌 ペプチドの 発 現 抑 制 が 起 こり 歯 周 組 織 の 炎 症 反 応 が 増 悪 する 可 能 性 が 示 された P-19 ADMPC 由 来 液 性 因 子 のヒト 歯 根 膜 細 胞 へ 及 ぼす 影 響 沢 田 啓 吾 P-20 エナメルマトリックス 由 来 合 成 ペプチドによるヒ ト 骨 髄 幹 細 胞 に 対 する 影 響 片 山 暢 仁 キーワード:ADMPC, 歯 周 組 織 再 生 療 法, 成 長 因 子 目 的 我 々はこれまでに, 脂 肪 組 織 由 来 未 分 化 間 葉 系 幹 細 胞 (ADMPC) 移 植 による 歯 周 組 織 再 生 誘 導 効 果 を 報 告 してきた 本 研 究 では,ADMPC 移 植 による 歯 周 組 織 再 生 メカニズムをさらに 解 明 することを 目 的 とし,ADMPCが 産 生 する 液 性 因 子 に 焦 点 を あて, 同 因 子 が 培 養 ヒト 歯 根 膜 細 胞 (HPDL)に 及 ぼす 影 響 につ いて 解 析 を 行 った 材 料 および 方 法 ヒト 皮 下 組 織 より 脂 肪 組 織 を 採 取 し,ADMPC を 単 離 した 10%FCS 含 有 D-MEM にて ADMPC を 培 養 した 際 の 培 養 上 清 (ADMPC-CM)に 含 まれる 液 性 因 子 を Human Growth Factor Array を 用 いて 検 討 した ADMPC-CM 存 在 下 で,HPDL を 石 灰 化 誘 導 培 地 にて 培 養 し, 硬 組 織 関 連 遺 伝 子 の 発 現 とアルカ リフォスファターゼ(ALP) 活 性 を 検 討 した 結 果 および 考 察 Array 解 析 の 結 果,ADMPCは 複 数 の 細 胞 増 殖 因 子 を 分 泌 することが 明 らかとなった また,ADMPC-CM 存 在 下 でHPDLを 培 養 した 結 果, 硬 組 織 関 連 遺 伝 子 の 有 意 な 発 現 上 昇 とALP 活 性 上 昇 を 認 めた さらに,ADMPC 分 泌 因 子 の 一 つとし て 検 出 された IGFBP6 の 発 現 を sirna にて 抑 制 した 培 養 上 清 では, ALP 活 性 上 昇 が 有 意 に 低 下 した 以 上 の 結 果 より,ADMPC 由 来 液 性 因 子 がHPDLの 硬 組 織 形 成 細 胞 への 分 化 を 促 進 的 に 制 御 し, 同 効 果 にIGFBPの 関 与 が 示 唆 された このことより, 歯 周 組 織 欠 損 部 位 に 移 植 されたADMPCが 歯 周 組 織 構 成 細 胞 へ 直 接 分 化 する のみならず, 種 々の 液 性 因 子 を 産 生 することで, 同 部 の 歯 周 組 織 再 生 の 過 程 を 活 性 化 しているものと 考 えられる キーワード: 骨 髄 幹 細 胞, 骨 芽 細 胞,エムドゲイン 療 法 目 的 我 々は 以 前 の 研 究 で, 歯 周 組 織 の 再 生 を 促 進 する 合 成 ペプ チドを 開 発 した 骨 髄 幹 細 胞 は, 多 分 化 能 を 有 するため 歯 周 組 織 再 生 にも 関 与 する 可 能 性 が 大 である 今 回 の 目 的 は,ヒト 骨 髄 幹 細 胞 に 対 する 合 成 ペプチドの 効 果 を 検 討 することである 材 料 および 方 法 ヒト 骨 髄 幹 細 胞 は 理 化 学 研 究 所 から 提 供 をうけ た 骨 髄 幹 細 胞 の 間 葉 系 幹 細 胞 としての 性 質 はビメンチンおよび STRO-1の 発 現 による 免 疫 組 織 化 学 的 評 価 によって 確 認 した 骨 髄 幹 細 胞 の 増 殖 および 骨 芽 細 胞 分 化 は, 合 成 ペプチドを 添 加 した 通 常 または 骨 形 成 培 地 (0,10,100,1000 ng/ml) 中 で 培 養 し 検 討 した 骨 芽 細 胞 分 化 はアルカリホスファターゼ(ALP) 活 性, アルザリンレッド 染 色 による 石 灰 化,カルシウム 沈 着 を 測 定 する ことにより 評 価 した 結 果 および 考 察 ヒト 骨 髄 幹 細 胞 はビメンチンおよび STRO-1に 対 して 免 疫 組 織 化 学 的 に 陽 性 であった 合 成 ペプチド10ng/mLの 濃 度 で 細 胞 は 顕 著 に 増 殖 した 骨 芽 細 胞 分 化 能 について,ALP 活 性 は, 合 成 ペプチド 10ng/mL の 濃 度 において 顕 著 に 増 加 した これらの 結 果, 合 成 ペプチド10ng/mLの 濃 度 でヒト 骨 髄 幹 細 胞 の 骨 芽 細 胞 への 分 化 を 促 進 し, 骨 髄 幹 細 胞 に 対 して 石 灰 化 をもたら すことから, 硬 組 織 再 生 に 有 用 であることが 示 唆 された 110

7 P-21 ヒト 微 小 血 管 内 皮 細 胞 に 対 するEMD 由 来 合 成 ペ プチドの 効 果 高 橋 宰 達 P-22 化 学 修 飾 法 によりIGF-1を 固 定 化 したY-TZP 表 面 におけるヒト 歯 肉 上 皮 細 胞 の 付 着 伸 展 挙 動 お よび 接 着 能 の 評 価 伊 藤 大 輔 キーワード: 血 管 内 皮 細 胞, 合 成 ペプチド, 創 傷 治 癒 目 的 エナメルマトリックスデリバティブ(EMD) 由 来 物 質 の 解 析 を 基 に 作 製 した 合 成 ペプチドはEMDと 類 似 した 作 用 を 有 し ている 組 織 再 生 において 血 管 新 生 は 重 要 であり, 血 管 内 皮 細 胞 が 関 与 する 今 回, 血 管 内 皮 細 胞 に 対 する 新 規 合 成 ペプチドの 効 果 について 検 討 した 材 料 と 方 法 血 管 内 皮 細 胞 として 市 販 のヒト 皮 膚 微 小 血 管 内 皮 細 胞 (HMVEC)を 用 い, 継 代 3 代 目 を 実 験 に 供 した 各 種 濃 度 の 合 成 ペプチドを 培 地 に 添 加 しHMVECを 培 養 したものを 実 験 群 とし, 合 成 ペプチドを 含 まない 培 地 で 培 養 した 群 を 対 照 群 とした 血 管 内 皮 細 胞 の 管 腔 形 成 の 評 価 は 三 次 元 培 養 および 染 色 によって 光 学 顕 微 鏡 下 で 行 った 増 殖 に 関 しては, 培 養 1,3,24,48,72 時 間 後 に 測 定 した 遊 走 能 についてはBoyden chamber 改 良 法 に て30 分,1,3,6,8 時 間 後 に 測 定 した 接 着 分 子 の 発 現 の 解 析 は Real-time PCR 法 を 用 いてを 行 った 各 実 験 について, 統 計 分 析 は 有 意 水 準 を 5 % 以 下 で 行 った 結 果 および 考 察 管 腔 は 対 照 群 より 実 験 群 に 多 く 認 められた 実 験 群 の 細 胞 増 殖 は, 対 照 群 に 比 べて 全 ての 培 養 時 間 において 有 意 に 高 かった, 細 胞 遊 走 は 培 養 30 分,6,8 時 間 後 に 対 照 群 と 比 べ て 実 験 群 において 有 意 に 高 く,1,3 時 間 では 高 い 値 を 示 した ま た, 接 着 分 子 の 遺 伝 子 発 現 も 実 験 群 の 方 が 対 照 群 より 高 く 認 めら れた 以 上 の 結 果,EMD 由 来 の 合 成 ペプチドは,HMVECの 増 殖, 遊 走 および 血 管 新 生 を 促 したので 歯 周 組 織 再 生 療 法 に 有 用 で あることが 示 唆 された キーワード:ジルコニア,IGF-1,laminin-5 目 的 インプラント 治 療 において, 接 合 上 皮 によるシールが 重 要 である 本 研 究 では,イットリア 安 定 化 正 方 晶 ジルコニア 多 結 晶 体 (Y-TZP) 表 面 にインスリン 様 成 長 因 子 1(IGF-1)を 化 学 修 飾 法 により 固 定 化 し,その 表 面 におけるヒト 歯 肉 上 皮 細 胞 (HGEC)の 付 着 伸 展 挙 動 および 接 着 能 を 調 べた 材 料 および 方 法 試 料 表 面 にカルボキシル 基 を 導 入 し,IGF-1を 固 定 化 した IGF-1の 固 定 化 は,X 線 光 電 子 分 光 分 法 (XPS)を 用 いてN 1sスペクトルを 測 定 することで 評 価 した また, 固 定 化 した 表 面 上 でHGECを 培 養 し, 初 期 付 着 細 胞 数 の 計 測, 細 胞 の 形 態 学 的 観 察 および 細 胞 接 着 能 の 評 価 を 行 った 結 果 および 考 察 IGF-1を 固 定 化 した 試 料 表 面 では, 超 音 波 洗 浄 後 もN 1sスペクトルの 明 瞭 なピークがみられた この 結 果 から, 化 学 修 飾 法 によってIGF-1が 試 料 表 面 に 固 定 化 されていることが 確 かめられた 初 期 付 着 細 胞 数 を 計 測 したところ, 研 磨 した 試 料 とIGF-1を 固 定 化 した 試 料 の 表 面 に 付 着 した 細 胞 数 に 有 意 な 差 は みられなかった 培 養 3 日 後 に 試 料 表 面 に 付 着 したHGECの 形 態 を 観 察 したところ,IGF-1を 固 定 化 した 試 料 において,HGECは より 伸 展 していることがわかり,integrinβ4 および laminin-5の mrna 発 現 が 有 意 に 上 昇 していた さらに,HGEC に Trypsin- EDTAを 一 定 時 間 作 用 させた 後 も, 固 定 化 した 試 料 の 表 面 に 残 存 したHGECの 割 合 が 有 意 に 高 かった(p<0.05) これらの 結 果 か ら, 化 学 修 飾 法 により 試 料 表 面 にIGF-1を 固 定 化 できること, 固 定 化 した 試 料 では,HGECの 接 着 能 が 亢 進 することが 明 らかと なった P-23 歯 根 膜 幹 細 胞 由 来 液 性 因 子 を 用 いた 歯 周 組 織 再 生 岩 崎 剣 吾 P-24 塩 化 カルプロニウムが 歯 根 膜 細 胞 および 血 管 内 皮 細 胞 に 及 ぼす 影 響 三 木 康 史 キーワード: 間 葉 系 幹 細 胞, 再 生, 液 性 因 子 目 的 歯 根 膜 幹 細 胞 は 歯 根 膜 から 得 られる 間 葉 系 幹 細 胞 であり, セメント 芽 細 胞 骨 芽 細 胞 歯 根 膜 線 維 芽 細 胞 への 分 化 能 力 を 有 し, 歯 周 組 織 欠 損 へ 移 植 することにより 歯 周 組 織 の 再 生 を 誘 導 さ せることが 数 多 く 報 告 されている しかしながらそのメカニズム については 不 明 な 点 が 多 く 残 されている 本 研 究 の 目 的 は 歯 根 膜 幹 細 胞 由 来 の 液 性 因 子 の 局 所 移 植 が 歯 周 組 織 再 生 を 促 すか 否 かを 検 討 することである 材 料 および 方 法 歯 根 膜 幹 細 胞 は 酵 素 処 理 を 用 いて 分 離 培 養 し た 15 % FBS 添 加 alphamem 培 地 を 用 いて 培 養 し, 継 代 数 3 まで を 実 験 に 供 した 培 養 48 時 間 後 の 培 養 上 清 を 回 収 した 歯 周 組 織 欠 損 をラット 下 顎 第 一 臼 歯 部 頬 側 に 外 科 的 に 作 製 し 幹 細 胞 培 養 上 清 をコラーゲンスポンジに 含 浸 し 移 植 した 4 週 後 にラットを 屠 殺 し 組 織 標 本 作 製 およびマイクロCTによる 歯 槽 骨 形 成 を 観 察 し た 結 果 および 考 察 術 後 4 週 目 のマイクロCT 像 において, 歯 根 膜 幹 細 胞 由 来 培 養 上 清 を 移 植 したラットではコントロールおよびヒ ト 皮 膚 線 維 芽 細 胞 由 来 培 養 上 清 を 移 植 したラットと 比 較 して, 歯 槽 骨 再 生 量 の 増 強 が 観 察 された 組 織 学 的 評 価 では, 歯 根 膜 幹 細 胞 培 養 上 清 移 植 により 新 生 セメント 質, 歯 槽 骨 の 形 成 が 認 められ 歯 周 組 織 の 再 生 が 確 認 された 以 上 の 結 果 は, 歯 根 膜 幹 細 胞 培 養 上 清 中 に 歯 周 組 織 再 生 を 誘 導 する 因 子 が 含 まれることを 示 唆 して おり, 歯 根 膜 幹 細 胞 由 来 の 液 性 因 子 が 歯 周 組 織 の 組 織 修 復 に 関 与 することが 考 えられた キーワード: 塩 化 カルプロニウム,ムスカリン 受 容 体, 歯 根 膜 目 的 塩 化 カルプロニウムはコリン 作 動 薬 であり, 血 管 内 皮 細 胞 のムスカリン 受 容 体 を 活 性 化 することで 局 所 微 小 環 境 の 血 流 を 改 善 する 近 年, 血 管 内 皮 細 胞 のみならず,さまざまな 種 類 の 硬 組 織 形 成 細 胞 にムスカリン 受 容 体 が 発 現 していることが 明 らかと なった これらの 知 見 は,アセチルコリン-ムスカリン 受 容 体 カ スケードで 作 動 する 副 交 感 神 経 系 が, 骨 芽 細 胞 の 制 御 を 介 して 骨 の 微 小 動 態 を 調 節 していることを 示 唆 している 本 研 究 では, 塩 化 カルプロニウムが, 歯 根 膜 細 胞 並 びに 血 管 内 皮 細 胞 に 与 える 影 響 を 検 討 した 材 料 および 方 法 硬 組 織 形 成 細 胞 への 分 化 能 を 有 するマウス 歯 根 膜 細 胞 株 MPDL22におけるムスカリン 受 容 体 の 発 現 および 塩 化 カ ルプロニウムがMPDL22の 硬 組 織 形 成 能 に 及 ぼす 影 響 について 検 討 した 塩 化 カルプロニウム 刺 激 下 でMPDL22を 培 養 し,アルカ リフォスファターゼ 活 性, 石 灰 化 関 連 遺 伝 子 の 発 現 を 解 析 した またHUVEC(ヒト 臍 帯 静 脈 血 管 内 皮 細 胞 )を3D 培 養 する 際 に, 塩 化 カルプロニウムを 添 加 し, 管 腔 形 成 能 に 及 ぼす 影 響 を 検 討 し た 結 果 および 考 察 MPDL22におけるムスカリン 受 容 体 の5 種 類 の サブセットM1-5のmRNAの 発 現 をRT-PCRにて 確 認 した 塩 化 カルプロニウム 刺 激 によりMPDL22のアルカリフォスファターゼ 活 性, 石 灰 化 関 連 遺 伝 子 (Runx2, etc)の 発 現 上 昇 が 認 められた また 塩 化 カルプロニウム 刺 激 によりマトリゲル 培 養 中 のHUVEC 管 腔 形 成 の 有 意 な 促 進 が 認 められた 以 上 の 結 果 より, 塩 化 カル プロニウムの 歯 周 組 織 再 生 療 法 への 応 用 が 期 待 される 111

8 P-25 歯 根 膜 組 織 における 組 織 幹 細 胞 の 局 在 P-26 ヒト PLAP-1 発 現 アデノウイルスの 作 製 2299 渡 邉 昌 弘 梶 川 哲 宏 キーワード: 歯 根 膜, 歯 周 組 織, 組 織 幹 細 胞 目 的 過 去 の 研 究 から 歯 根 膜 に 組 織 幹 細 胞 が 存 在 することが 知 ら れており,その 歯 根 膜 由 来 組 織 幹 細 胞 を 用 いた 再 生 療 法 が 近 年 報 告 されている しかしながら 歯 根 膜 における 組 織 幹 細 胞 の 局 在 は よく 知 られていない 本 研 究 は CD1 マウスを 用 いて EdU Labeling 法 および 免 疫 染 色 により 歯 根 膜 組 織 における 組 織 幹 細 胞 の 局 在 を 調 べた 材 料 および 方 法 本 研 究 は 妊 娠 したCD1マウスE15を 用 いEdU (150mg/kg) を 1 日 2 回 5 日 間 腹 腔 内 投 与 し た 出 生 後 1 日,7 日,1ヵ 月,2ヵ 月,3ヵ 月 後 に 屠 殺 した 4%PFA 固 定 液 を 用 い 10%EDTAにて 脱 灰, 脱 水 後, 通 法 に 従 い,パラフィン 包 埋 しパ ラフィン 切 片 を 作 製 した 切 片 はサフラニンOファーストグリー ン 染 色,EdU 染 色,CD 146 抗 体 を 用 いて 免 疫 染 色 を 行 った 結 果 および 考 察 EdU 染 色 の 結 果 から7 日 までには 多 くの 陽 性 細 胞 が 観 察 され 組 織 のいたるところにEdUが 取 り 込 まれているのが 観 察 できた 歯 根 膜 においてEdU 陽 性 細 胞 は 経 時 的 に 減 少 した 3ヵ 月 経 過 した 組 織 においてEdU 陽 性 細 胞 率 は 歯 根 膜 の 歯 頚 部, 分 岐 部 に 有 意 差 が 認 められた また 組 織 幹 細 胞 を 認 識 することが 知 られているCD 146 抗 体 を 用 い 免 疫 染 色 をした 結 果 CD 146 抗 体 陽 性 細 胞 はEdU 陽 性 細 胞 と 一 致 していた これらの 組 織 分 析 の 結 果, 歯 根 膜 組 織 における 歯 周 組 織 幹 細 胞 が 歯 頚 部 に 多 く 認 められ たものの 根 分 岐 部 および 根 尖 部 には 少 なかった 本 研 究 にて 歯 周 組 織 における 組 織 幹 細 胞 の 局 在 を 明 らかにした キーワード:PLAP-1, 遺 伝 子 多 型,アデノウイルス 目 的 PLAP-1は 歯 根 膜 組 織 に 高 い 発 現 を 認 める 細 胞 外 基 質 分 子 である 歯 根 膜 細 胞 株 を 用 いたin vitro の 実 験 系 において, PLAP-1 遺 伝 子 多 型 が 歯 根 膜 細 胞 の 硬 組 織 形 成 分 化 を 制 御 するこ とが 明 らかとなっている しかしながら,PLAP-1 遺 伝 子 多 型 の 生 体 内 における 役 割 については,いまだ 不 明 な 点 が 多 い そこで 本 研 究 では,マウスを 用 いたPLAP-1 遺 伝 子 多 型 解 析 モデルを 構 築 するため,ヒトPLAP-1 発 現 アデノウイルスを 作 製 することを 目 的 とした 材 料 および 方 法 当 教 室 でcDNAクローンの 単 離 に 成 功 してい る D12 型,D13 型,D14 型 PLAP-1 の cdna を 用 い て,PLAP-1 発 現 コスミドベクターを 構 築 した これらのコスミドベクター をHEK293 細 胞 株 にトランスフェクションし,ヒトPLAP-1 発 現 アデノウイルスを 作 製 した 作 製 したアデノウイルスをPLAP- 1 KOマウス 由 来 のMEF 細 胞 に 感 染 させ,ウェスタンブロッティ ング 法 によりPLAP-1タンパクの 発 現 を 検 討 した さらに,こ のPLAP-1 発 現 アデノウイルスを 感 染 させたMEF 細 胞 に 対 し BMP-2 刺 激 を 行 い,Id-1 の mrna 発 現 をリアルタイム PCR 法 で 定 量 した ヒトPLAP-1 発 現 アデノウイルスを 濃 縮 し, 精 製 組 み 換 えアデノウイルスを 作 製 した 結 果 および 考 察 各 遺 伝 子 型 PLAP-1 発 現 アデノウイルスを 感 染 させた MEF 細 胞 の 培 養 上 清 中 に PLAP-1 タンパクの 発 現 を 確 認 し た BMP-2 刺 激 により 誘 導 される Id-1 の 発 現 は,PLAP-1 群 にお いてコントロール 群 と 比 べ 有 意 に 抑 制 された アデノウイルスの 濃 縮 により10 10 PFU/mLを 超 える 高 力 価 ウイルスを 得 た 作 製 し たヒト PLAP-1 発 現 アデノウイルスの 有 用 性 が 示 された P ヒト 歯 槽 骨 骨 膜 由 来 細 胞 スフェロイド 内 に LIPUS 照 射 によって 出 現 した 索 状 構 造 の 研 究 前 田 賢 太 P ヒト 分 散 骨 膜 細 胞 の 鶏 胚 漿 尿 膜 における 血 管 新 生 に 及 ぼす 影 響 小 林 美 登 キーワード:LIPUS 照 射,スフェロイド, 索 状 構 造 目 的 前 回,スフェロイドに 一 定 方 向 から 低 出 力 超 音 波 パルス (LIPUS)を 照 射 することで, 索 状 構 造 が 出 現 し, 増 加 することを 報 告 した 今 回 はLIPUS 照 射 後,スフェロイドに 生 じた 索 状 構 造 を 光 学 及 び 蛍 光 顕 微 鏡 に 加 え, 電 子 顕 微 鏡 を 用 いて 検 索 した 材 料 および 方 法 ヒト 歯 槽 骨 骨 膜 由 来 細 胞 を 用 いてスフェロイド を 作 製 し, 固 定 用 Oリングに 固 定 後,1,3,7 及 び14 日 間, 周 波 数 1MHz, 出 力 160mW,LIPUS を 1 日 15 分 間 照 射 し, 凍 結 切 片 を 作 製 後,オステオポンチン(OP),オステオカルシン(OC)の 免 疫 染 色 を 行 い, 共 焦 点 レーザー 顕 微 鏡 にて 観 察 した さらに 同 条 件 で 作 製 した 試 料 を 樹 脂 に 包 埋 し,トルイジンブルー 染 色 を 行 い, 光 学 顕 微 鏡 にて 観 察 した 後, 同 試 料 を 電 子 顕 微 鏡 で 観 察 し,その 結 果 を 免 疫 染 色 の 結 果 と 比 較 検 討 した 結 果 および 考 察 索 状 構 造 は, 表 層 から 深 層 へ 細 胞 の 長 軸 を 向 けて 配 列 する 構 造 を 示 すが,コントロール 群 には 認 められなかっ た LIPUS 照 射 1 日 目 の 表 層 に 索 状 構 造 が 出 現 し, 免 疫 染 色 では その 部 位 にOP 陽 性 反 応 を 認 めた さらに 索 状 構 造 はLIPUS 照 射 3 日 目 では, 表 層 から 中 層 まで 出 現 していた これらの 部 位 ではい ずれもOP OC 免 疫 陽 性 反 応 が 認 められた また,LIPUS 照 射 7 日 目 では 索 状 構 造 は 表 層 から 深 層 まで 出 現 し,OP OC 免 疫 陽 性 反 応 も 認 められた しかし,LIPUS 照 射 14 日 目 では 索 状 構 造 が 消 失 した 経 時 的 観 察 では 索 状 構 造 が 伸 びるに 伴 って 分 枝 していた 索 状 構 造 の 分 枝 に 関 して 詳 細 は 不 明 であるが,これらの 結 果 から 索 状 構 造 の 出 現 はOP OCの 発 現 と 大 きく 関 連 していると 考 えら れる キーワード: 骨 膜 細 胞, 血 管 新 生 目 的 ヒト 骨 膜 を 組 織 片 培 養 して 得 られる 培 養 骨 膜 シートは, 幹 細 胞 様 細 胞 を 含 むヘテロな 細 胞 集 団 および 蓄 積 したECMとの 複 合 体 である これまで 我 々は,ヒト 培 養 骨 膜 シートを 歯 周 組 織 再 生 療 法 に 用 いた 際 の 歯 槽 骨 再 生 能 について 報 告 してきた ヒト 培 養 骨 膜 シートは 基 礎 的 臨 床 的 に 骨 再 生 を 促 す 有 効 な 材 料 である と 考 えられるが,その 機 序 については 不 明 な 点 が 多 い そこで 本 研 究 では, 組 織 再 生 において 重 要 な 因 子 である 血 管 新 生 能 に 対 す る 骨 膜 細 胞 の 影 響 を, 鶏 胚 漿 尿 膜 上 にて 検 証 した 材 料 および 方 法 ヒト 分 散 骨 膜 細 胞 を 懸 濁 し,インテグラン (ウシ 由 来 アテロコラーゲン)に 滴 下 したものを 試 料 として 用 い た 対 照 群 としてGin-1(ヒト 歯 肉 線 維 芽 細 胞 ) 群 および 細 胞 を 用 いないPBS(-) 群 を 用 い, 受 精 11 日 目 の 鶏 胚 漿 尿 膜 上 に 各 群 の 試 料 を 静 置 し,37 加 湿 下 にて5 日 間 孵 卵 を 行 った その 後, 試 料 周 囲 における 漿 尿 膜 上 の 血 管 数 の 計 測 を 行 った 漿 尿 膜 は 切 除 固 定 後 パラフィン 切 片 を 作 成 し 組 織 学 的 に 評 価 した 結 果 および 考 察 ヒト 骨 膜 細 胞 群 では 試 料 周 囲 に 放 射 状 の 微 細 な 血 管 走 行 が 確 認 され, 試 料 周 囲 の 血 管 数 はGin-1 群,PBS 群 と 比 較 して 有 意 に 多 かった 免 疫 組 織 学 的 には 骨 膜 細 胞 群,Gin-1 群 で 試 料 周 囲 組 織 に 多 数 の 血 管 様 構 造 が 認 められるが, 骨 膜 細 胞 群 においてはより 成 熟 した 血 管 が 多 数 認 められた ヒト 骨 膜 細 胞 は 鶏 胚 漿 尿 膜 における 血 管 新 生 を 誘 導 し, 血 管 の 成 熟 を 助 けること が 示 唆 された 112

9 P-29 未 分 化 間 葉 系 幹 細 胞 分 化 を 制 御 する Wnts の 発 現 におけるスフィンゴシン -1- リン 酸 の 影 響 橋 本 陽 子 P 骨 髄 間 葉 系 幹 細 胞 の 培 養 および 継 代 過 程 における 機 能 的 解 析 石 田 充 キーワード: 未 分 化 間 葉 系 幹 細 胞 分 化, 骨 芽 細 胞, 脂 肪 細 胞, Wnts,スフィンゴシン -1- リン 酸 目 的 未 分 化 間 葉 系 幹 細 胞 の 分 化 において,Wntシグナル 伝 達 経 路 の 活 性 化 は 骨 芽 細 胞 分 化 促 進, 脂 肪 細 胞 分 化 抑 制 を 引 き 起 こ す 一 方, 脂 質 メディエーターであるスフィンゴシン-1-リン 酸 (S1P)は, 骨 芽 細 胞 分 化 促 進 ならびに 破 骨 細 胞 分 化 抑 制 作 用 を 持 つことが 明 らかとなっているが,S1Pが 未 分 化 間 葉 系 幹 細 胞 分 化 に 及 ぼす 影 響 は 不 明 である そこで 本 研 究 では, 未 分 化 間 葉 系 幹 細 胞 の 分 化 に 伴 うWnts 遺 伝 子 発 現 と,S1PがWnts 遺 伝 子 発 現 に 及 ぼす 影 響 について 検 討 した 材 料 および 方 法 実 験 にはマウス 未 分 化 間 葉 系 幹 細 胞 株 C3H10T1/2を 用 いた S1P 添 加 後, 脂 肪 細 胞 骨 芽 細 胞 分 化 誘 導 を 行 い,Wnts の mrna 発 現 を real-time RT-PCR 法 にて 検 討 した また, 分 化 マーカー( 脂 肪 細 胞 :PPAR,FABP4, 骨 芽 細 胞 :ALP,OCN)の mrna,タンパク 質 発 現 について,realtime RT-PCR 法,ウエスタンブロット 法 を 用 いて 検 討 した 結 果 および 考 察 脂 肪 細 胞 分 化 に 伴 い,Wntシグナル 古 典 経 路 のリガンドWnt10bおよび 非 古 典 経 路 のリガンドWnt5aの 発 現 は 抑 制 されたが,S1Pの 添 加 によりこれらの 発 現 抑 制 は 解 除 された 一 方, 骨 芽 細 胞 分 化 に 伴 い,Wnt10b,Wnt5aの 発 現 は 増 加 し, S1Pの 添 加 によりWnt5aの 発 現 はさらに 増 加 した また,S1Pは 脂 肪 細 胞 分 化 を 抑 制 し, 骨 芽 細 胞 分 化 を 促 進 した 以 上 の 結 果 か ら,S1P は Wnt10b および Wnt5a の 発 現 調 節 を 介 して, 未 分 化 間 葉 系 幹 細 胞 の 分 化 に 関 与 する 可 能 性 が 示 唆 された キーワード: 骨 髄 間 葉 系 幹 細 胞, 増 殖 能, 遺 伝 子 マーカー 目 的 骨 髄 間 葉 系 幹 細 胞 (MSC)は, 骨 髄 中 にわずかに 存 在 す る 細 胞 で, 多 分 化 能 を 有 することから, 様 々な 再 生 医 療 の 研 究, 医 療 現 場 での 応 用 に 用 いられている しかし,MSCの 機 能 制 御 に 関 しては, 解 明 されていないことが 数 多 く 存 在 している そこで, 本 研 究 ではMSCの 機 能 的 解 析 を 基 礎 的 な 側 面 から 検 討 し,MSC の 培 養 過 程 および 継 代 過 程 における 形 態, 増 殖 能, 表 面 マーカー および 転 写 因 子 の 関 係 性 を 解 明 することを 目 的 とした 材 料 および 方 法 細 胞 は 広 島 大 学 にて 承 認 されたプロトコール ( 承 認 番 号 第 19 号 )に 準 じた 方 法 で 採 取, 凍 結 保 存 されている 患 者 MSCを 用 いた 基 礎 培 地 として10%FBSを 添 加 したDMEM を 使 用 し,MSCの 形 態, 増 殖 能, 表 面 マーカーおよび 転 写 因 子 に ついて, 培 養 過 程 および 継 代 過 程 における 変 化 を 検 討 した 結 果 および 考 察 MSCの 形 態 は, 線 維 芽 細 胞 様 の 紡 錘 形 を 呈 し ており,これを 継 代 過 程 ごとに 観 察 すると, 培 養 初 期 では 細 胞 の 大 きさが 比 較 的 小 さいのに 対 し, 継 代 を 重 ねることで 大 きな 扁 平 形 を 呈 した 細 胞 の 割 合 が 増 加 することが 確 認 された また, 継 代 を 重 ねることによって, 徐 々に 増 殖 能 は 低 下 し, 最 終 的 にはほぼ プラトー 状 態 に 達 することが 確 認 された また, 表 面 マーカーの CD73,CD90,CD105 については 継 代 過 程 において 一 貫 して80-90%の 高 い 発 現 量 を 維 持 し 継 代 における 影 響 は 認 められなかった STRO-1については, 継 代 別 の 発 現 量 に 差 が 認 められたが, 継 代 過 程 における 一 貫 した 傾 向 は 認 められなかった MSCの 未 分 化 マーカーである 転 写 因 子 GATA6については 増 加 傾 向,SOX11に ついては 減 少 傾 向 が 認 められた P-31 マウス 下 顎 切 歯 根 尖 部 の 多 能 性 幹 細 胞 における Sox2 の 発 現 丸 尾 直 樹 P ヒト 脱 分 化 脂 肪 細 胞 とヒト 歯 肉 由 来 血 管 内 皮 細 胞 の 共 培 養 による 血 管 内 皮 細 胞 分 化 の 検 討 清 水 豊 キーワード: 多 能 性 幹 細 胞,Sox2,cervical loop 目 的 近 年, 齲 蝕 や 咬 耗 摩 耗 により 喪 失 したエナメル 質 実 質 欠 損, 歯 周 病 により 喪 失 した 歯 根 膜 などに 対 して, 組 織 再 生 療 法 の 研 究 が 注 目 されている 今 回, 生 涯 伸 び 続 けるマウスの 下 顎 切 歯, 特 に 未 分 化 の 多 能 性 幹 細 胞 を 有 するその 根 尖 部 (cervical loop 部 ) に 着 目 しマウス 下 顎 切 歯 根 尖 部 に 存 在 する 幹 細 胞 の 位 置 と 動 態 に ついて 観 察, 検 討 した また, 根 尖 部 の 生 体 内 における 異 所 性 の 硬 組 織 形 成 能 についても 評 価 した 材 料 および 方 法 胎 生 15,17,19 日 齢, 生 後 2,4 日 齢 のマウス から 下 顎 切 歯 を 含 むように 組 織 を 単 離 し, 直 ちに10%ホルマリ ンに 固 定 し, 通 法 に 従 い 切 片 の 作 製 を 行 った HE 染 色 にて 組 織 部 位 を 確 認 後,Sex-determining region Y-box 2(Sox2)にて 免 疫 組 織 化 学 的 評 価 を 行 った また, 生 後 2 日 齢 マウスの 下 顎 切 歯 根 尖 部 を 速 やかに 取 り 出 し,4 週 齢 マウスの 腎 臓 皮 膜 下 に 移 植 し, 硬 組 織 形 成 の 評 価 を 行 った 結 果 および 考 察 Sox2は 転 写 の 調 節 やクロマチン 構 造 の 調 節 に 重 要 な 転 写 因 子 の 一 つである Sox2の 発 現 部 位 とその 経 時 的 変 化 について 免 疫 組 織 化 学 的 に 検 討 し 評 価 したところ, 胎 生 期 および 生 後 マウスにおいてSox2は 口 腔 粘 膜 上 皮 や 歯 胚 に 発 現 していた さらに 胎 生 期 から 生 後 までの 間 に,マウス 切 歯 のエナメル 質 形 成 に 関 与 するLabial cervical loop 部 に 限 局 して 発 現 することが 明 ら かとなった また, 腎 臓 へのcervical loop 移 植 実 験 に 関 して,マ イクロ CT 装 置 にて 石 灰 化 物 の 生 成 が 認 められた キーワード: 脱 分 化 脂 肪 細 胞, 血 管 内 皮 細 胞, 共 培 養 目 的 脱 分 化 脂 肪 細 胞 (dedifferentiated fat cells:dfats)は, 多 分 化 能 を 有 し, 骨 髄 間 葉 系 幹 細 胞 と 近 似 した 細 胞 表 面 抗 原 発 現 パターンを 有 するため, 再 生 療 法 の 新 たな 細 胞 源 として 期 待 され ている 本 研 究 では, 歯 周 組 織 の 血 管 再 生 にDFATsを 応 用 する ため,ヒト 脱 分 化 脂 肪 細 胞 (HDFATs)とヒト 歯 肉 由 来 血 管 内 皮 細 胞 (HGECs)の 共 培 養 を 行 い,HDFATsの 血 管 内 皮 細 胞 分 化 について 検 討 した 材 料 および 方 法 HDFATsは, 皮 下 脂 肪 組 織 より 成 熟 脂 肪 細 胞 を 分 離 し, 天 井 培 養 にて 獲 得 した HGECsは,ヒト 歯 肉 細 胞 より 抗 CD31 抗 体 コーティング マグネットビーズを 用 いて 獲 得 した 対 照 には,ヒト 臍 帯 静 脈 血 管 内 皮 細 胞 を 用 いた 各 細 胞 は,5%FBS 含 有 血 管 内 皮 細 胞 用 培 地 (5%FBS/EGM-2)でそれ ぞれ 単 層 培 養 を 行 った HDFATsと 各 血 管 内 皮 細 胞 の 共 培 養 は, 5%FBS/EGM-2でメンブレンフィルターを 介 して 行 い, 共 培 養 後 のHDFATsを 実 験 に 用 いた 各 細 胞 は, 免 疫 細 胞 化 学 染 色 にて CD31,von Willebrand 因 子 (vwf),ulex europaeus agglutinin 1 レクチン(UEA-1)の 発 現 を 確 認 した また, 機 能 的 評 価 とし て, 管 腔 形 成 能 とアセチル 化 低 密 度 リポタンパク 質 (Ace-LDL) の 取 り 込 みについて 観 察 し 評 価 した 結 果 お よ び 考 察 CD31,vWF,UEA-1 の 発 現 と Ace-LDLの 取 り 込 みは,5%FBS/EGM-2 で 培 養 した HDFATs ではわずかで あったが, 共 培 養 後 のHDFATsではいずれも 広 範 囲 で 認 めた HDFATs と HGECs の 共 培 養 は,HDFATs の 血 管 内 皮 細 胞 分 化 を 促 進 する 可 能 性 を 示 した 113

10 P インディアンヘッジホッグシグナル 阻 害 による 歯 周 組 織 への 影 響 安 部 雅 世 P 多 孔 質 性 カルシウム 製 材 のタンパク 質 徐 放 性 富 永 和 也 キーワード:シクロパミン,Ihh, 歯 周 組 織 目 的 インディアンヘッジホッグ(Ihh)は, 骨 格 や 様 々な 組 織 の 発 生 や 形 成 過 程 において 重 要 な 役 割 を 果 たしており, 特 に 骨 芽 細 胞 や 軟 骨 細 胞 の 分 化 を 制 御 するなど, 骨 形 成 に 深 く 関 与 してい る しかしながら, 歯 周 組 織 への 影 響 についてはよく 知 られてい ない そこで 本 研 究 では,ヘッジホッグシグナル 経 路 の 阻 害 剤 で あるシクロパミンを 用 いて 歯 周 組 織 における 影 響 について 検 討 し た 材 料 および 方 法 本 研 究 は 生 後 7 日 目 のCD1マウスを 屠 殺 後, 下 顎 骨 を 取 り 出 し, 培 養 液 にシクロパミンを 加 えて,7 日 間 器 官 培 養 を 行 った 培 養 0 日 目,4 日 目,7 日 目 に 培 養 液 にEdUが 10µMになるように 加 え,その 後,4%PFA 固 定 液 を 用 いて 回 収, 10%EDTAにて 脱 灰, 脱 水 後, 通 報 に 従 い,パラフィン 包 埋 を 行 い,パラフィン 切 片 を 作 製 した 切 片 はサフラニンOファースト グリーン 染 色,EdU 染 色 などを 用 いて 組 織 学 的 に 観 察 を 行 った また, 培 養 0 日 目,4 日 目,7 日 目 に4% PFA 固 定 液 を 用 いて 固 定, 脱 水 後,アルシアンブルー,アリザリンレッドを 用 いて 透 明 骨 格 標 本 を 作 製, 比 較 検 討 を 行 った 結 果 および 考 察 ヘッジホッグシグナル 阻 害 剤 である,シクロパ ミンを 用 いたものでは, 増 殖 軟 骨 細 胞 層 の 減 少 など, 増 殖 が 抑 制 されることを 確 認 した キーワード: 多 孔 質 性 カルシウム 製 材,タンパク 質 徐 放 性 目 的 エナメル 基 質 タンパクをラット 背 部 に 皮 下 注 射 すると 軟 骨 が 形 成 され,その 軟 骨 周 囲 組 織 には 多 数 の 好 酸 体 が 出 現 する こ の 好 酸 体 の 分 析 によって, 得 られたアミノ 酸 配 列 と 同 配 列 のペプ チドを 人 工 的 に 作 製 し,ラット 背 部 に 徐 放 性 を 付 与 して 皮 下 注 射 した 場 合, 骨 と 軟 骨 とが 形 成 されるが, 徐 放 性 がない 場 合 は7 日 程 度 で 完 全 吸 収 される 今 回,スキャホールドとしての 多 孔 質 性 カルシウム 製 材 (POCA)にアルブミンを 添 加 してPOCAの 徐 放 性 について 検 討 した 材 料 および 方 法 医 薬 品 の 溶 媒 として 用 いられるプロピレングリ コール(PG)とリン 酸 緩 衝 液 (PBS)との 等 量 混 合 液 1 mlにウ シ 血 清 アルブミン15 mg(alb)を 溶 解 させたものを 対 照 群 試 料 とし, 陰 圧 をかけてPOCA 中 に 同 溶 液 を 浸 み 込 ませたものを 実 験 群 試 料 とした それぞれの 試 料 0.5 mlをpbs 6.5 mlを 入 れた 遠 沈 管 内 に 静 置 した 遠 沈 管 中 の 試 料 の 上 清 を14 日 後 まで, 経 日 的 に 採 取 した Coomassie Brilliant Blue G を 利 用 して, 波 長 590 nm の 吸 光 度 を 計 測 し, 採 取 したPBS 中 のAlb 濃 度 を 比 色 定 量 法 によ り 測 定 した 結 果 および 考 察 対 照 群 のAlb 濃 度 は 実 験 期 間 を 通 して 大 きな 変 化 はなかったが, 実 験 群 では5 日 目 まで 経 日 的 にAlb 濃 度 は 上 昇 した すなわち, 蛋 白 質 を 浸 み 込 ませたPOCAはPBS 内 にてタン パク 質 を 徐 放 していた 以 上 より,POCAは, 徐 放 性 をもったス キャホールドとして 利 用 できる 可 能 性 が 示 唆 された P ラット 頭 蓋 冠 上 の 骨 新 生 における 足 場 とシグナル の 効 果 森 慎 一 郎 P-36 ゼラチンハイドロゲル, 歯 根 膜 細 胞,rhFGF-2 を 併 用 した 歯 周 組 織 再 生 -イヌ 根 分 岐 部 骨 欠 損 - 星 嵩 キーワード: 垂 直 的 骨 増 大,ラット 頭 蓋 冠 モデル, 足 場,シグナ ル 目 的 組 織 再 生 においては, 足 場 細 胞 および シグナル が 必 要 とされる 本 研 究 では,ラット 頭 蓋 冠 上 の 垂 直 的 骨 増 大 術 モデルにおいて 足 場 とシグナルの 骨 新 生 効 果 を 比 較 検 討 した 材 料 および 方 法 10 週 令 オスのSDラットを50 匹 使 用 した 1 徐 放 性 担 体 (MedGel )のみと MedGel にそれぞれ2シンバスタチ ン,3プラバスタチンあるいは4BMP-2を 含 浸 させた 実 験 群 お よび5β-TCPを 添 入 した5つの 実 験 群 に 分 けた 麻 酔 下 でラット 頭 頂 部 で 皮 膚 骨 膜 弁 を 作 成 し, 各 群 のチタンキャップを2 個 づつ 設 置 後 に 縫 合 した 8 週 間 後 にラットを 安 楽 死 させて 標 本 を 作 製 し,H E 染 色,TRAP 染 色,OCN,OPN,sclerostin(SOST), PCNAおよびED1を 用 いた 免 疫 染 色 を 行 った また, 各 実 験 群 の 骨 新 生 量 を 定 量 した 結 果 および 考 察 β-tcp 添 加 群 ではβ-TCP 顆 粒 が 残 存 してお り, 周 囲 には 成 熟 した 新 生 骨 を 認 め, 新 生 組 織 中 における 骨 髄 組 織 の 占 める 割 合 が 低 かった MedGel を 担 体 とした 実 験 群 では rhbmp-2 添 加 群 のみが 骨 新 生 を 有 意 に 促 進 した(p<0.05) 新 生 骨 周 辺 にはOCN 陽 性 細 胞, 新 生 骨 中 にはOPNとSOST 陽 性 細 胞 を 認 めた いずれの 実 験 群 においても 新 生 骨 周 囲 骨 髄 中 の 細 胞 が 活 発 に 増 殖 していた ED1 陽 性 細 胞 は 骨 髄 および 軟 組 織 中 では 単 核 で 骨 周 辺 では 多 核 であった 新 生 組 織 中 の 骨 髄 組 織 の 割 合 と 多 核 マクロファージ 系 細 胞 の 浸 潤 様 態 が 骨 新 生 量 に 影 響 する 可 能 性 がある 垂 直 的 骨 増 大 術 においてはシグナルよりも 足 場 の 工 夫 が 有 効 な 可 能 性 が 考 えられた キーワード:ゼラチンハイドロゲル,PDL,rhFGF-2 目 的 歯 周 組 織 再 生 治 療 においてティッシュエンジニアリング の 観 念 が 応 用 されてきた 歯 根 膜 細 胞 (PDL)や 線 維 芽 細 胞 増 殖 因 子 (rhfgf-2)を 使 用 した 報 告 が 数 多 くされている しかしな がら, 細 胞, 細 胞 増 殖 因 子,スキャフォールドを 全 て 併 用 した 歯 周 組 織 再 生 における 報 告 は 少 ない 本 研 究 ではイヌ 根 分 岐 部 骨 欠 損 にゼラチンハイドロゲルをスキャフォールドとし,rhFGF-2, PDL を 併 用 し, 歯 周 組 織 の 治 癒 を 観 察 することを 目 的 とした 材 料 および 方 法 ビーグル 成 犬 5 頭 (オス)を 使 用 した 上 顎 第 二 三 前 臼 歯 にII 度 根 分 岐 部 欠 損 ( 垂 直 的 5mm, 頬 舌 2mm)を 作 製 し,ゼラチンハイドロゲルをスキャフォールドとしPDLrhFGF-2 群,PDL 群,rhFGF-2 群,スキャフォールドのみの 群 とランダムに 適 用 した 術 後 8 週 で 屠 殺 還 流 固 定 し, 標 本 ブ ロックを 採 取 した 計 測 はマイクロCTにて 行 った 脱 灰 切 片 を 作 製 し,H.E. 染 色 およびAzan 染 色 を 行 い, 光 学 顕 微 鏡 下 で 組 織 学 的 に 評 価 を 行 った 本 研 究 は, 東 京 医 科 歯 科 大 学 動 物 実 験 委 員 会 の 承 認 を 得 た 上 で 行 った 結 果 および 考 察 口 腔 内 所 見 では 著 明 な 炎 症 は 認 められず 良 好 な 治 癒 が 認 められた マイクロCTでの 計 測 ではゼラチンハイド ロゲル,PDL,rhFGF-2を 全 て 併 用 した 群 が 他 の 群 に 比 べ, 水 平 的, 垂 直 的 な 骨 形 成 量 が 大 きい 傾 向 を 示 した 本 研 究 の 結 果 から 歯 周 組 織 再 生 治 療 においてスキャフォールド, 細 胞, 細 胞 増 殖 因 子 を 併 用 する 治 療 法 の 有 効 性 が 示 唆 された 本 研 究 で 使 用 した rhfgf-2 は 科 研 製 薬 株 式 会 社 より 提 供 された 本 研 究 は 文 部 科 学 省 科 学 研 究 費 補 助 金 により 行 われた 114

11 P 微 小 気 泡 と 超 音 波 遺 伝 子 導 入 法 を 併 用 した 歯 肉 へ のin vivo 遺 伝 子 導 入 菅 野 真 莉 加 P Par14はIRS-1と 結 合 することによりインスリン 誘 発 性 のIRS-1リン 酸 化 を 増 強 し, 糖 脂 質 代 謝 を 向 上 させる 新 城 尊 徳 キーワード: 超 音 波 遺 伝 子 導 入 法, 微 小 気 泡, 歯 肉 目 的 目 的 とする 遺 伝 子 を 歯 周 組 織 局 所 で 発 現 誘 導 することは, 歯 周 治 療 における 創 傷 治 癒 促 進 や 組 織 再 生 のために 有 用 であると 考 えられる これまでに 我 々は, 微 小 気 泡 として 独 自 に 開 発 して きたバブルリポソーム(Bubble liposome; BL)を 超 音 波 と 併 用 し, 様 々な 生 体 組 織 において 遺 伝 子 導 入 を 行 い, 高 い 導 入 効 率 を 示 してきた そこで 本 研 究 では, 超 音 波 とBLを 用 いて 歯 肉 への 遺 伝 子 導 入 を 行 い, 歯 周 治 療 への 応 用 の 可 能 性 について 検 討 した 材 料 および 方 法 7 週 齢 Wistar ratの 下 顎 切 歯 唇 側 歯 肉 にBLと プラスミド(ルシフェラーゼまたはEGFP)の 混 合 溶 液 を 注 入 し, 直 後 に 超 音 波 を 照 射 した(1MHz,50% duty cycle,0-4.0w/cm 2, 秒 ) 導 入 効 果 の 評 価 は, 経 時 的 に 剥 離 回 収 した 歯 肉 のタン パク 量 当 たりのルシフェラーゼ 活 性 の 測 定 と, 導 入 部 位 から 作 製 した 脱 灰 凍 結 切 片 の 組 織 学 的 観 察 によって 行 った 結 果 および 考 察 BLと 超 音 波 の 併 用 群 において, 他 群 に 比 べて 有 意 に 高 いルシフェラーゼ 活 性 が 認 められた また, 組 織 学 的 評 価 の 結 果, 超 音 波 照 射 部 位 の 歯 肉 上 皮 および 結 合 組 織 に 明 瞭 な GFP 発 現 細 胞 が 観 察 された 導 入 部 位 における 組 織 障 害 性 や 合 併 症 は 局 所 的 および 全 身 的 にも 認 められなかった 本 結 果 より, 超 音 波 遺 伝 子 導 入 法 に 微 小 気 泡 としてBLを 併 用 すると, 導 入 効 率 が 増 強 することが 示 された ただし, 本 導 入 法 は 標 的 組 織 ごとに 超 音 波 条 件 などを 最 適 化 する 必 要 があり, 歯 周 治 療 への 応 用 に 際 しては 更 なる 効 率 化 に 向 けた 検 討 が 必 要 である また, 今 後 は 候 補 となる 治 療 用 遺 伝 子 の 導 入 も 行 い,その 効 果 を 評 価 する 必 要 が ある キーワード:Par14,インスリンシグナル,IRS-1 目 的 近 年,Peptidyl-prolyl cis trans isomerase(ppiase)であ るPin1がインスリン 受 容 体 基 質 1(IRS-1)に 結 合 しインスリン シグナル 増 強 に 働 くことが 報 告 されている その 一 方 でPin1には Par14という 異 性 体 が 存 在 するが,その 機 能 については 未 だ 大 部 分 が 解 明 されていない そこで,Par14がIRS-1との 結 合 能 を 有 するか,またその 場 合 におけるインスリンシグナルへの 影 響 およ び 糖 脂 質 代 謝 への 影 響 を 検 討 することとした 材 料 および 方 法 Par14とIRS-1の 結 合 を 検 討 するため,タグ 化 したPar14を 過 剰 発 現 させたヒト 肝 臓 がん 由 来 細 胞 株 HepG2 細 胞 を 用 いて 免 疫 沈 降 法 を 行 った 次 に,HepG2 細 胞 にPar14を 過 剰 発 現 発 現 抑 制 した 際 のインスリンシグナルへの 影 響 を 同 シグナ ル 下 流 分 子 について 検 討 した また,ob/obマウス Pin1KOマウ スの 肝 臓 特 異 的 にPar14をそれぞれ 過 剰 発 現 発 現 抑 制 した 際 の 糖 脂 質 代 謝 について 検 討 を 行 った 結 果 および 考 察 Par14 は IRS-1 と 結 合 し,HepG2 細 胞 にPar14 を 過 剰 発 現 するとインスリンシグナルは 増 強 し, 発 現 抑 制 すると 減 弱 した ob/obマウスでは 肝 臓 特 異 的 Par14 過 剰 発 現 によって 糖 新 生 系 の 抑 制 脂 肪 合 成 系 の 亢 進 が 見 られた Pin1KOマウス 肝 臓 特 異 的 にPar14 発 現 抑 制 すると 糖 新 生 系 の 亢 進 脂 肪 合 成 系 の 抑 制 が 見 られた 以 上 より,Par14はIRS-1に 結 合 し,インス リンシグナル 増 強 効 果 を 発 揮 することが 分 かり,この 作 用 は 歯 周 病 などによるインスリン 抵 抗 性 改 善 に 有 益 な 効 果 をもたらす 可 能 性 が 示 唆 された P 高 グルコース 条 件 下 によるヒト 歯 根 膜 由 来 血 管 内 皮 細 胞 の 影 響 丸 山 昂 介 P 糖 尿 病 モデルラットの 歯 周 組 織 創 傷 治 癒 に fibroblast growth factor(fgf)-2 が 及 ぼす 影 響 備 前 島 崇 浩 キーワード: 高 グルコース, 血 管 内 皮 細 胞,アポトーシス 目 的 血 管 内 皮 細 胞 は, 血 管 壁 における 細 胞 の 再 生 や 物 質 の 透 過 等 の 重 要 な 役 割 を 果 たし,その 障 害 は 炎 症 や 動 脈 硬 化, 血 栓 の 形 成 との 関 連 が 報 告 されている また, 口 腔 内 の 慢 性 疾 患 である 歯 周 病 は, 冠 動 脈 心 疾 患 や 糖 尿 病 といった 全 身 疾 患 との 関 連 性 が 報 告 されている 特 に 糖 尿 病 の 合 併 症 の 一 つとして 微 小 血 管 障 害 が あるが,ヒト 歯 根 膜 由 来 血 管 内 皮 細 胞 との 関 連 性 を 報 告 したもの はない そこで 本 研 究 では, 高 グルコース 条 件 におけるヒト 歯 根 膜 由 来 血 管 内 皮 細 胞 の 影 響 を 検 討 することを 目 的 とした 材 料 および 方 法 ヒト 歯 根 膜 由 来 血 管 内 皮 細 胞 は, 歯 根 膜 線 維 芽 細 胞 を 抜 去 歯 の 歯 根 膜 から 獲 得 し, 継 代 培 養 後, 抗 CD31コー ティング マグネットビーズにて 分 離 した 獲 得 した 細 胞 は, 高 血 糖 群 (グルコース 200mg/dl)とコントロール 群 (100mg/dl) の2 群 に 分 け,それぞれ 培 養 した 培 養 した 細 胞 は, 細 胞 増 殖 能, フローサイトメトリーによってアポトーシス 陽 性 細 胞 の 割 合 を 測 定 した また,マトリゲル 基 底 膜 マトリックスを 基 質 とした 培 養 により, 管 腔 形 成 の 経 時 的 変 化 を 観 察 した コントロールには, ヒト 臍 帯 静 脈 血 管 内 皮 細 胞 (HUVEC)を 用 いた 結 果 および 考 察 ヒト 歯 根 膜 由 来 血 管 内 皮 細 胞 は, 高 血 糖 群 で は,コントロール 群 と 比 較 して, 細 胞 増 殖 速 度 が 遅 く,アポトー シス 陽 性 細 胞 の 割 合 が 増 加 した また, 管 腔 形 成 の 経 時 的 変 化 で は, 高 血 糖 群 にて, 管 腔 形 成 が 遅 延 する 傾 向 を 認 めた 本 研 究 の 結 果 より, 糖 尿 病 は, 歯 周 組 織 の 微 小 血 管 障 害 を 惹 起 し, 歯 周 病 の 病 態 を 悪 化 させると 考 えられる キーワード: 糖 尿 病, 歯 周 組 織 再 生,FGF-2 目 的 糖 尿 病 は 歯 周 病 の 重 要 なリスクファクターである コント ロールされていない 糖 尿 病 患 者 では, 歯 周 組 織 の 治 癒 に 問 題 があ ることが 指 摘 されている 歯 周 組 織 再 生 療 法 の 臨 床 応 用 が 進 むな かで 糖 尿 病 患 者 における 再 生 療 法 の 効 果 については 未 だ 不 明 な 点 が 多 い そこで 本 研 究 では 糖 尿 病 モデルラットに 形 成 した 歯 周 組 織 欠 損 に FGF-2 を 応 用 し, 治 癒 に 及 ぼす 影 響 について 検 討 した 材 料 および 方 法 10 週 齢 の 雄 性 Wistarラットにストレプトゾト シンを 投 与 し 糖 尿 病 を 誘 発 させた 発 症 確 認 後, 両 側 上 顎 臼 歯 部 に 外 科 的 に 歯 周 組 織 欠 損 を 作 成 し 実 験 側 には0.3% FGF-2, 対 照 側 には hydroxypropyl cellulose(hpc)のみを 応 用 した 術 後 2 週 で 安 楽 死 させマイクロCT 撮 影 後, 通 法 に 従 い 固 定, 脱 灰 した その 後 厚 さ5µmのパラフィン 切 片 を 作 成 し,H-E 染 色,PCNAに よる 免 疫 染 色 を 行 い, 光 学 顕 微 鏡 で 観 察 した 結 果 および 考 察 組 織 学 的 観 察 では 糖 尿 病 群 で 上 皮 の 深 行 増 殖 が 観 察 された PCNAによる 免 疫 染 色 では 糖 尿 病 群 に 比 べて 健 常 群 で 欠 損 部 の 新 生 骨 周 囲 に 陽 性 細 胞 が 多 く 観 察 された マイクロ CTによる 骨 梁 構 造 解 析 では 糖 尿 病 群 で 新 生 骨 の 骨 体 積, 骨 梁 数 と 幅 が 有 意 に 少 なかった(p<0.05) FGF-2の 応 用 により, 糖 尿 病 群 で 上 皮 の 深 行 増 殖 は 抑 制 されていたが,セメント 質 新 生 は 健 常 群 にのみ 観 察 された またFGF-2の 応 用 により 糖 尿 病 群 でも 骨 体 積, 骨 梁 幅 がHPC 群 に 比 べて 有 意 に 大 きかった(p<0.05) 以 上 より,FGF-2は 糖 尿 病 ラットにおいて, 健 常 群 より 劣 るものの 歯 周 組 織 の 治 癒 を 促 進 することが 示 唆 された 115

12 P-41 Porphyromonas gingivalis LPSが2 型 糖 尿 病 モデル ラットの 骨 髄 細 胞 の 硬 組 織 分 化 誘 導 に 与 える 影 響 奥 田 麻 貴 子 P-42 糖 尿 病 患 者 における 歯 周 病 原 性 細 菌 の 血 清 抗 体 価 に 関 する 調 査 飯 島 佑 斗 キーワード:2 型 糖 尿 病, 骨 髄 細 胞, 硬 組 織 分 化 目 的 歯 周 病 は 糖 尿 病 の 第 6 番 目 の 合 併 症 であり, 双 方 向 的 関 係 は 従 来 より 報 告 されている しかし, 糖 尿 病 が 硬 組 織 分 化 誘 導 に 与 え る 影 響 について 報 告 は 少 ない 今 回,ラット 骨 髄 細 胞 の 硬 組 織 分 化 誘 導 に 及 ぼすPorphyromonas gingivalis LPSとグルコース 濃 度 の 影 響 に ついて 検 討 した 材 料 と 方 法 生 後 8 週 齢 のGK 雄 性 ラットから 骨 髄 間 葉 細 胞 を 採 取 し, 培 養 3 代 目 を 実 験 に 供 した 通 常 のグルコース 濃 度 を5.5 mm と し, 高 濃 度 のグルコース 濃 度 を25 mmとしlps 無 添 加 群, 低 濃 度 LPS 添 加 群, 高 濃 度 LPS 添 加 群 と6つの 培 養 系 で 硬 組 織 分 化 誘 導 を 行 った 評 価 として 分 化 誘 導 開 始 7 日 目 のALP 活 性 をELISA 法 で, 28 日 目 の Osteocalcin mrnaの 発 現 をリアルタイムPCR 法 で, 石 灰 化 すなわちカルシウムの 析 出 について 比 色 定 量 法 とアリザリンレッ ド 染 色 にて 比 較, 検 討 を 行 った 結 果 および 考 察 7 日 目 のALP 活 性,28 日 目 のOsteocalcin mrna の 発 現,カルシウムの 析 出 ともにLPSの 刺 激 によって 低 下 し 高 濃 度 LPSの 刺 激 によってより 低 下 することが 分 かった グルコースに 関 しても 高 濃 度 のほうが 低 濃 度 に 比 べて 硬 組 織 分 化 誘 導 が 低 下 するこ とが 分 かった 以 上 のことから 硬 組 織 を 誘 導 する 歯 周 治 療 を 行 う 場 合, 術 前 の 口 腔 内 の 歯 周 病 原 細 菌 の 量, 体 内 のグルコース 濃 度 が 予 後 に 大 きな 影 響 を 及 ぼすことが 示 唆 された キーワード: 糖 尿 病, 血 清 抗 体 価 目 的 歯 周 病 は 糖 尿 病 の6 番 目 の 合 併 症 と 言 われている 前 回, 糖 尿 病 合 併 症 と 歯 周 病 との 関 連 について 報 告 したが, 今 回 は 内 科 における 歯 周 病 のスクリーニングテストとして 歯 周 病 原 性 細 菌 の 血 清 抗 体 価 が 有 用 であるかどうか 調 査 した 材 料 および 方 法 被 験 者 は,2010 年 7 月 から2011 年 12 月 までに 慶 應 義 塾 大 学 病 院 腎 臓 内 分 泌 代 謝 内 科 に 入 院 または 外 来 受 診 した 糖 尿 病 患 者 のうちすべての 同 意 が 得 られ, 治 療 を 終 了 し 再 評 価 まで 行 った 患 者 32 名 とした 被 験 者 には 初 診 時 の 歯 周 精 密 検 査 を 施 行 後, 歯 周 病 の 状 態 に 合 わせて 歯 周 基 本 治 療 を 行 い,1ヶ 月 後 に 再 評 価 した 評 価 項 目 は 以 下 の 通 り 背 景 因 子 : 年 齢 性 別 体 格 指 標 (BMI) 糖 尿 病 罹 患 期 間 血 圧 既 往 歴 血 液 指 標 : 血 清 抗 体 価 (Aggregatibacter actinomycetemcomi -tans:a. a., Eikenella corrodens:e.c., Prevotella intermedia:p.i., Porphyromonas gingivalis:p.g.) HbA1c 随 時 血 糖 値 白 血 球 数 総 コレステロール HDL LDL 中 性 脂 肪 C-ペプチド 口 腔 内 診 査 : 現 在 歯 数 プロービングポケットの 深 さ(PPD) プロービング 時 の 出 血 (BOP) 動 揺 度 重 症 度 結 果 および 考 察 初 診 時 の 歯 周 病 所 見 とP.g. の 血 清 抗 体 価 は 相 関 を 認 め, 抗 体 価 が 高 いほど 歯 周 病 症 状 も 進 行 していた また 歯 周 基 本 治 療 を 行 うことによって, 治 療 前 と 比 較 してP.g. の 血 清 抗 体 価 は 有 意 に 減 少 した 糖 尿 病 患 者 の 歯 周 病 罹 患 状 態 の 評 価 において, 血 清 抗 体 価 検 査 は 有 用 であると 言 える P 滋 賀 県 における 歯 周 病 と 糖 尿 病 との 関 連 性 による 歯 科 医 科 連 携 推 進 事 業 < 第 1 報 > 計 画 の 立 案, 実 行, 評 価 について 小 川 益 弘 P 滋 賀 県 における 歯 周 病 と 糖 尿 病 との 関 連 性 による 歯 科 医 科 連 携 推 進 事 業 < 第 2 報 > 糖 尿 病 患 者 の 歯 周 病 原 性 細 菌 の 検 索 高 山 真 一 キーワード: 歯 周 病, 糖 尿 病, 歯 科 医 科 連 携 目 的 歯 周 病 は 糖 尿 病 の 第 6の 合 併 症 とされている 滋 賀 県 にお いては 糖 尿 病 患 者 への 歯 周 治 療 を 円 滑 にすすめる 為 に, 県 の 事 業 として 平 成 23 年 度 より 糖 尿 病 治 療 における 歯 科 医 科 連 携 推 進 モ デル 事 業 が 開 始 された 今 回 その 事 業 計 画 の 立 案, 実 行, 評 価 について 報 告 する 材 料 および 方 法 歯 科 医 師 12 名 ( 歯 周 病 専 門 医 3 名 含 ), 医 師 会 1 名, 病 院 内 科 2 名 ( 糖 尿 病 専 門 医 2 名 ), 病 院 歯 科 2 名 からなる 連 携 推 進 協 議 会 が 事 業 を 立 案 した まず 県 民 への 啓 発 事 業 として ポスター,テレビCMの 作 製 が 企 画 され 県 内 7つに 分 けられた 各 ブロックにて 講 演 会, 研 修 会, 内 科 医 との 検 討 会 が 行 われた さ らに, 歯 科 医 科 連 携 の 進 展 状 況 を 紹 介 患 者 数 で 把 握 する 為 に 滋 賀 県 歯 科 医 師 会 会 員 474 診 療 所, 病 院 口 腔 外 科 15 病 院 を 対 象 にアン ケート 調 査 を 行 った 事 業 内 容 は 評 価 委 員 会 にて 評 価 された 結 果 および 考 察 評 価 委 員 会 の 評 価 は 概 ね 良 好 であり, 研 修 会 に は 歯 科 医 師 の 他, 歯 科 衛 生 士, 医 師, 看 護 師, 薬 剤 師, 保 健 師, 管 理 栄 養 士, 行 政 職 員 が 参 加 した 患 者 情 報 提 供 数 については 滋 賀 県 歯 科 医 師 会 会 員 診 療 所 における 連 携 件 数 が117 件 (25%), 病 院 口 腔 外 科 における 院 内, 外 部 診 療 所 との 連 携 が344 件 (75%) であり 医 科 から 歯 科 への 患 者 情 報 提 供 数 は311 件 (67%), 歯 科 か ら 医 科 への 患 者 情 報 提 供 数 は150 件 (33%)であった 連 携 様 式 については 紹 介 状 を 用 いての 連 携 様 式 が 多 かった 今 後 は 今 回 の 評 価 結 果 を 踏 まえ, 問 題 点 を 改 善 し 歯 科 と 医 科 のより 緊 密 な 連 携 体 制 構 築 に 向 けての 検 討 を 継 続 していく 必 要 があると 考 える キーワード: 糖 尿 病,Porphyromonas gingivalis,fima genotype 目 的 糖 尿 病 患 者 に 重 度 歯 周 炎 が 多 く 認 められるが,その 理 由 は まだ 明 らかにされていない 我 々は, 糖 尿 病 患 者 に 認 められる 歯 周 病 原 性 細 菌 が 健 常 者 の 歯 周 病 患 者 と 何 らかの 違 いが 認 められる のかどうかを 検 索 した 材 料 および 方 法 滋 賀 県 歯 科 医 師 会 会 員 の 歯 科 診 療 室 (16 診 療 所 )を 受 診 した 患 者 のうち,98 名 の 唾 液 検 体 のP.g, A.a, T.f, T.d の 半 定 量 検 査 をBML 社 にて 外 注 依 頼 した 唾 液 検 体 からP.g が 一 定 量 以 上 検 出 された 60 検 体 について,P.g のFimA genotype I 型 から V 型 の 検 出 有 無 を 調 べた このうち 糖 尿 病 罹 患 の 有 無 が 確 認 でき た58 検 体 について, 糖 尿 病 罹 患 とP.g のFimA genotype に 傾 向 が 認 められるかどうかを 検 索 した 結 果 および 考 察 糖 尿 病 罹 患 患 者 52 名 と 健 常 者 患 者 44 名 の 唾 液 中 に 検 出 されるP.g, A.a, T.f, T.d の 多 寡 による 分 布 に 統 計 学 的 な 相 違 は 認 められなかった P.g のFimA genotype の 解 析 結 果 では, 糖 尿 病 患 者 でI 型 陰 性 がやや 多 く 観 察 される 傾 向 が 認 められた (p=0.067) また, 糖 尿 病 患 者 でIV 型 陽 性 およびV 型 陽 性 がやや 多 く 観 察 された(p=0.380, p=0.164) 現 存 歯 数 や 歯 周 病 罹 患 の 重 篤 度 を 基 にした 解 析 を 行 ったが, 統 計 学 的 に 有 意 な 差 は 認 められ なかった 糖 尿 病 患 者 において 特 徴 的 なP.g のFimA genotypeの 分 布 があるかどうか 今 後 の 詳 細 な 検 討 が 必 要 であろう 研 究 協 力 者 佐 藤 誠, 住 井 正 勝, 大 槻 芳 夫, 高 森 泰 彦, 堀 口 徹, 山 口 成 司, 澤 秀 樹, 松 井 泰 成, 槙 野 淳, 原 田 直 一, 加 藤 順 子, 西 村 貴 宏 ( 滋 賀 県 歯 科 医 師 会 ) 116

13 P Porphyromonas gingivalis 感 染 が 関 節 リウマチ 発 現 に 及 ぼす 影 響 についての 実 験 的 解 析 山 川 真 宏 P 関 節 リウマチ 患 者 における 歯 周 状 態 のTNF 標 的 療 法 反 応 性 に 及 ぼす 影 響 横 山 智 子 キーワード:Pg 感 染,シトルリン 化, 関 節 リウマチ 目 的 歯 周 炎 は,Porphyromonas gingivalis(pg)を 主 とした 感 染 症 であり, 関 節 リウマチ(RA)などの 全 身 疾 患 との 関 連 が 報 告 さ れている 近 年, 抗 環 状 シトルリン 化 タンパク(CCP) 抗 体 の 陽 性 化 がRA 診 断 に 重 要 なマーカーになっている この 抗 体 が 認 識 するシトルリン 化 タンパクはPg によって 生 成 されるという 報 告 が ある そこで 本 研 究 では,Pg 感 染 がRA 発 症 にどのように 影 響 す るかについて 検 討 した 材 料 および 方 法 ヒト 歯 肉 線 維 芽 細 胞 (HGF)を 培 養 後, Pg W83 (10 8 CFU/ml)と 共 培 養 し,シトルリン 化 タンパクを Western blotting 法 にて 解 析 した また RA モデルとして SKG マ ウス( 日 本 クレア)に Laminarin(LA,1µg/g/mice)を 腹 腔 内 投 与 したものを 用 いた 実 験 群 は,1Pg( CFU/g/mice) と LA(Pg+LA 群 ),2 LA のみ(LA 群 ),3 PBS のみ(PBS 群 ) を28 日 後 に 解 析 した in vivo の 実 験 では 関 節 炎 の 評 価 にArthritis score(as)を 用 いた また,Pg およびCCPに 対 する 血 清 抗 体 価 と,MMP-3 産 生 量 を ELISA 法 によって 解 析 した 結 果 および 考 察 HGF 構 成 タンパクはPg W83,3 分 間 の 処 理 で シトルリン 化 された in vivo の 実 験 では1 Pg+LA 群 では,2 LA 群 および3 PBS 群 と 比 較 して,ASの 有 意 な 上 昇 がみられた Pg に 対 する 血 清 抗 体 価 は,1 Pg+LA 群 が,2 LA 群 および3 PBS 群 と 比 較 して 上 昇 が 認 められた また,CCPに 対 する 血 清 抗 体 価 および 血 清 中 の MMP-3 量 は,1 Pg+LA 群 が,2 LA 群 および3 PBS 群 と 比 較 すると, 有 意 に 上 昇 が 認 められた 本 研 究 から,Pg は 歯 周 組 織 局 所 のタンパクのシトルリン 化 を 介 して,RAを 誘 導 または 増 悪 に 関 与 することが 示 唆 された キーワード: 関 節 リウマチ, 歯 周 炎,TNF 標 的 療 法 目 的 関 節 リウマチ(RA)と 歯 周 炎 は 病 因 病 態 の 点 で 共 通 性 が 認 められ, 腫 瘍 壊 死 因 子 (TNF) 標 的 療 法 によってRAと 同 様 に 歯 周 状 態 にも 改 善 をもたらすことが 報 告 されている しかし, 歯 周 炎 の 併 発 がTNF 標 的 療 法 に 及 ぼす 影 響 については 未 だ 検 証 さ れていない そこで,ヒト 型 抗 ヒトTNF-α モノクロール 抗 体 製 剤 (アダリムマブ) 投 与 後 反 応 性 への 歯 周 炎 併 発 の 影 響 を 検 証 す るため, 第 一 段 階 として,アダリムマブ 投 与 前 後 の 歯 周 RA 臨 床 指 標 の 評 価 ならびに 血 清 タンパク 質 の 網 羅 的 解 析 を 行 った 材 料 および 方 法 インフォームドコンセントが 得 られた,アダリ ムマブ 投 与 予 定 の 歯 周 炎 併 発 RA 患 者 4 名, 歯 周 炎 非 併 発 RA 患 者 4 名 について, 投 与 前 と 投 与 3カ 月 後 にRA 検 査, 歯 周 検 査, 血 液 採 取 を 行 った 投 与 前 後 における 臨 床 指 標 を 比 較,TNF-α,イン ターロイキン6(IL-6)についてELISA 測 定 を 行 った 各 群 1 名 について,SYPRO Ruby 染 色 にて 2 次 元 電 気 泳 動 を 行 なった 結 果 および 考 察 RA 活 動 度 は 全 被 検 者 で 投 与 前 より 軽 減 し, 予 後 は 歯 周 炎 併 発 群, 非 併 発 群 ともに 良 好 であった 投 与 前 後 では 歯 周 炎 併 発 群 でPD,CALに 有 意 な 改 善 が, 歯 周 炎 非 併 発 群 では 血 清 中 のリウマチ 因 子 (RF),TNF-α,IL-6レベルが 有 意 に 減 少 した また, 血 清 タンパク 質 の2 次 元 電 気 泳 動 には, 投 与 前 後 で スポット 強 度 の 変 動 が 認 められ,アダリムマブ 投 与 による 血 清 タ ンパク 質 への 影 響 が 示 唆 された 今 後 は, 変 動 の 見 られたスポッ トと 歯 周 炎 併 発 の 影 響, 臨 床 指 標 との 関 連 について 検 証 する 会 員 外 共 同 研 究 者 : 村 澤 章 博 士, 伊 藤 聡 博 士, 小 林 大 介 博 士 ( 新 潟 県 立 リウマチセンター) P Porphyromonas gingivalis 口 腔 感 染 により 進 展 する 動 脈 硬 化 におけるインフラマソームの 関 与 山 口 陽 平 P 歯 周 病 の 新 重 症 度 分 類 を 用 いた 心 臓 血 管 疾 患 患 者 の 分 析 岩 井 由 紀 子 キーワード: 歯 周 病 原 性 細 菌, 動 脈 硬 化,インフラマソーム 目 的 近 年 の 疫 学 的 研 究 から 歯 周 疾 患 が 動 脈 硬 化 の 誘 因 となる ことが 示 唆 されている また 動 脈 硬 化 病 巣 から 歯 周 病 原 性 細 菌 Porphyromonas gingivalis(p. gingivalis)の 存 在 が 確 認 されている P. gingivalis 感 染 が 動 脈 硬 化 の 発 症 機 序 に 関 与 する 要 因 には 数 々の ものがありその 一 つにインフラマソームがあげられるが,その 詳 細 な 機 序 については 明 らかではない そこで 我 々は,P. gingivalis 感 染 による 動 脈 硬 化 発 症 機 序 におけるインフラマソームの 関 与 を 検 討 した 材 料 および 方 法 11 週 齢 雄 のApoe shl マウスにCMC(カルボキ シメルセルロース)に 懸 濁 したP. gingivalis ATCC33277 株,P. gingivalis ATCC33277 由 来 のジンジパイン 欠 損 株, 線 毛 欠 損 株, あるいは 基 剤 のみを 口 腔 より 投 与 した(5 回 / 週 3 週 ) 感 染 終 了 の4 週 間 後 に, 麻 酔 後 眼 窩 静 脈 叢 より 採 血 を 行 った その 後 安 楽 死 させ, 心 臓, 大 動 脈 弓, 肝 臓, 脾 臓, 上 顎 骨, 歯 肉 を 採 取 し た 上 顎 骨 はマイクロスコープを 用 いて 歯 槽 骨 吸 収 度 を 測 定 した 心 臓 の 組 織 切 片 を 作 成 し 脂 肪 染 色 することで 動 脈 硬 化 の 進 展 度 を, また 大 動 脈 弓 及 び 歯 肉 組 織 からRNAを 精 製 し 動 脈 硬 化 関 連 遺 伝 子 の 発 現 レベルについて 解 析 を 行 った 結 果 および 考 察 P. gingivalis ATCC33277 感 染 群 は 欠 損 株 群 と 比 較 して 歯 槽 骨 吸 収, 動 脈 硬 化 進 展 度 ( 大 動 脈 洞 内 のプラーク 形 成 面 積 ), 歯 肉 と 大 動 脈 におけるNLRP3 遺 伝 子 発 現 の 有 意 な 上 昇 を 認 めた 以 上 の 結 果 から, 歯 周 病 原 性 細 菌 感 染 によりNLRP3が 誘 導 する 炎 症 反 応 を 介 して 動 脈 硬 化 を 発 症 する 重 要 な 役 割 を 担 って いる 可 能 性 が 示 唆 された キーワード: 新 重 症 度 分 類, 心 臓 血 管 疾 患, 高 感 度 CRP 目 的 近 年, 歯 周 病 と 心 臓 血 管 疾 患 との 関 連 が 疫 学 的 に 報 告 され ている しかし,システマティックレビューはほとんど 存 在 しな い その 理 由 の 一 つとして 歯 周 病 を 評 価 する 統 一 基 準 がなかった ことがあげられる そこで, 本 研 究 では 日 本 歯 周 病 学 会 が 策 定 し た 高 感 度 CRP 値 と 骨 吸 収 率 による 新 重 症 度 分 類 を 用 いて, 心 臓 血 管 疾 患 患 者 の 分 析 を 行 い, 高 感 度 CRPと 同 じ 急 性 炎 症 タンパクの 一 つである 血 清 アミロイド A(serum amyloid A:SAA)の 炎 症 マーカーとしての 有 用 性 も 検 討 することを 目 的 とする 材 料 および 方 法 松 本 歯 科 大 学 病 院 人 間 ドックを 受 診 した 患 者 に 対 して, 高 感 度 CRP 値, 血 中 SAA 濃 度 の 測 定 を 行 った また, パノラマX 線 写 真 からScheiらの 歯 槽 骨 吸 収 率 を 求 めた 心 臓 血 管 疾 患 患 者 群,コントロール 群 に 分 け, 新 重 症 度 分 類 を 用 いて 各 々の 群 における 患 者 の 歯 周 病 の 重 症 度 の 分 布 を 求 めた また, 高 感 度 CRP 値 と 血 中 SAA 濃 度 との 相 関 を 調 べた 結 果 および 考 察 心 臓 血 管 患 者 を 新 重 症 度 分 類 にて 分 類 したとこ ろ,ⅠA 群 がもっとも 多 く,ⅡA 群,ⅠB 群 と 続 いた また, 高 感 度 CRP 値 と 血 中 SAA 濃 度 間 に 相 関 が 認 められた 今 後, 新 重 症 度 分 類 を 用 いてデータを 蓄 積 し, 日 本 人 における 全 身 疾 患 と 歯 周 病 の 関 連 を 追 及 していきたい 117

14 P 歯 周 炎 と 骨 密 度 の 関 係 にIL-6 遺 伝 型 が 与 える 影 響 の 解 析 花 井 悠 貴 P 新 規 マウスモデルを 用 いた 非 アルコール 性 脂 肪 性 肝 炎 (NASH)に 対 する 予 防 及 び 治 療 効 果 の 検 討 小 沼 邦 葉 キーワード:IL-6, 遺 伝 型, 骨 減 少 症 目 的 従 来 国 外 で 歯 周 炎 との 関 連 性 が 多 く 報 告 されているIL-6 プロモーターの-174G/C 多 型 の 頻 度 は, 日 本 人 では 極 めて 低 い そこで 今 回 我 々は, 日 本 人 閉 経 後 女 性 について,IL-6-572C/G 多 型 が, 歯 周 炎 と 骨 代 謝 に 対 しどのような 影 響 を 与 えているかを 調 べた 材 料 および 方 法 新 潟 市 横 越 地 区 の 閉 経 後 女 性 300 名 の 血 液 よ り, 抽 出 したゲノムDNAについて 制 限 酵 素 切 断 断 片 長 多 型 法 に てIL-6-572C/G 多 型 を 決 定 し 各 遺 伝 型 における 骨 代 謝 関 連 血 清 データ(NTX, Osteocalcin, Vitamin D) 歯 周 病 臨 床 データ(PD, LA, BOP)を 比 較 考 察 した また,この 遺 伝 子 多 型 が 骨 密 度 と 歯 周 炎 の 関 係 に 影 響 を 与 えるか 否 かを 統 計 学 的 に 解 析 した 大 腿 骨 近 位 におけるBMDの 値 が, 若 年 成 人 平 均 値 に 比 較 し80% 以 上 を 健 康 者 とし,80 % 未 満 の 者 を 骨 減 少 症 者 として 分 類 した 結 果 および 考 察 血 清 中 の Osteocalcin において,IL-6-572C/G の 遺 伝 型 間 に 有 意 差 が 見 られた(Kruscal-Wallis test: P=0.020) また,Gアレルの 非 保 有 者 においてのみ, 健 康 者 に 比 較 して 骨 減 少 症 者 における PD 4mm の 部 位 の 割 合 が 高 く(Mann-Whitney U test:p= 0.021),Gアレル 保 有 者 では 同 様 の 差 は 認 められなかっ た 結 論 として,IL-6-572C/G 多 型 が 骨 密 度 と 歯 周 炎 の 関 係 に 影 響 を 与 える 可 能 性 が 示 唆 された キーワード: 慢 性 炎 症,LPS, 脂 肪 性 肝 炎 目 的 非 アルコール 性 脂 肪 性 肝 炎 (NASH)は,メタボリックシ ンドロームの 肝 臓 における 表 現 型 と 考 えられ, 肝 硬 変 や 肝 癌 に 進 展 し 得 る 病 態 として 注 目 されている 病 態 の 進 行 には 歯 周 病 原 細 菌 を 含 むグラム 陰 性 桿 菌 由 来 のLPSなどの 関 連 が 指 摘 されるが, その 発 症 機 序 には 不 明 な 点 が 多 く, 有 効 な 治 療 法 も 確 立 していな い 本 研 究 では, 我 々が 確 立 した 新 規 NASHモデルを 用 いて, 脂 肪 肝 に 対 するエイコサペンタエン 酸 (EPA)の 効 果 を 検 討 した 材 料 および 方 法 メラノコルチン4 型 受 容 体 欠 損 マウス(MC4R- KO)に 対 して, 高 脂 肪 高 ショ 糖 食 にEPAあるいはパルミチン 酸 ( 対 照 )を5%(w/w) 混 和 した 飼 料 を 投 与 した 予 防 的 投 与 とし てEPA 混 餌 飼 料 を24 週 負 荷 し, 治 療 的 投 与 としてNASH 発 症 後 に 4 週 負 荷 し 観 察 した 結 果 および 考 察 予 防 的 投 与 では, 体 重 や 脂 肪 組 織 重 量 は 両 群 間 に 差 を 認 めなかったが, 肝 重 量, 肝 中 性 脂 肪 含 量 および 血 中 ALT 値 はEPA 群 で 著 明 に 減 少 した 組 織 学 的 解 析 では,EPA 群 にお いて, 脂 肪 肝 の 改 善 のみならず, 線 維 化 領 域 の 減 少 を 認 めた 一 方, 治 療 的 投 与 群 では 脂 肪 肝 の 改 善 と 線 維 化 進 展 の 抑 制 が 認 め られた このように,MC4R-KOにおいて,EPAによる 肝 脂 肪 蓄 積 や 肝 線 維 化 の 抑 制 効 果 が 認 められたことから,EPAはNASHの 発 症 進 展 予 防 に 有 効 である 可 能 性 が 示 唆 された P 入 院 中 の 妊 婦 における 歯 周 組 織 の 状 態 横 山 知 美 P 唾 液 を 用 いた 高 齢 者 の 口 腔 健 康 状 態 把 握 のための 基 盤 的 研 究 福 井 誠 キーワード: 妊 婦, 歯 周 組 織, 入 院 目 的 妊 婦 は 増 加 する 女 性 ホルモンの 影 響 で 歯 肉 炎 等 の 問 題 が 起 きやすいことが 知 られている しかし, 妊 婦 が 切 迫 早 産 などで 入 院 を 余 儀 なくされると, 数 ヶ 月 にわたって 歯 科 に 通 院 することが 困 難 となる 場 合 がある そこで, 今 回 入 院 中 の 妊 婦 において, 歯 周 組 織 がどのような 状 況 にあるのかを 調 査 したので, 報 告 する 材 料 および 方 法 対 象 は 日 本 医 科 大 学 多 摩 永 山 病 院 女 性 診 療 科 産 科 に 入 院 中 の, 同 意 の 得 られた 妊 婦 95 名 とし,16,11,24, 36,31,44の6 歯 について, 歯 周 組 織 の 状 態 を6 点 法 にて 測 定 し た 測 定 項 目 はプラーク 指 数 (PlI),プロービングデプス(PD), プロービング 時 の 出 血 (BOP)とした 結 果 および 考 察 入 院 中 の 妊 婦 の 平 均 年 齢 は33.7 歳 (19~44 歳 ), 平 均 妊 娠 週 数 は30 週 (7~38 週 )であった 入 院 理 由 は, 約 半 数 が 切 迫 早 産 であり,その 他, 子 宮 内 胎 児 発 育 不 全 や 重 症 妊 娠 悪 阻 などであった 歯 周 組 織 の 状 態 は, 平 均 PlIが0.44, 平 均 PDが 2.2mm であり,BOP は 平 均 で 被 検 部 位 の 17.7% に 認 められた PD が 4mm 以 上 の 部 位 は 被 検 者 の 56.8% に 認 められ, 前 歯 部 よりも 臼 歯 部 に 多 く 認 められた BOPが20% 以 上 の 者 は 被 検 者 の31.6%で あり,50% 以 上 の 者 も 6.3% に 認 められた 入 院 中 の 妊 婦 の 口 腔 衛 生 状 態 は 比 較 的 良 好 に 保 たれていたが, 歯 周 治 療 が 必 要 と 考 えられる 妊 婦 も 存 在 した このような 妊 婦 を 早 期 に 発 見 し, 入 院 となる 前 から 対 処 することが 望 ましいと 考 えら れた なお,この 研 究 は 日 本 歯 科 大 学 附 属 病 院 および 日 本 医 科 大 学 多 摩 永 山 病 院 の 倫 理 委 員 会 の 承 認 を 得 ている キーワード: 唾 液,サイトカイン, 高 齢 者 目 的 唾 液 中 には 各 種 サイトカインを 含 む 様 々な 生 理 活 性 物 質 が 存 在 する 唾 液 は 血 液 に 比 べて 侵 襲 性 なく 容 易 に 採 取 することが できるため, 臨 床 検 査 の 検 体 としての 利 用 が 期 待 されている 高 齢 者 を 対 象 として, 唾 液 を 試 料 とする 非 侵 襲 性 の 新 しい 口 腔 健 康 状 態 検 査 法 を 開 発 することを 目 標 として,そのための 基 盤 的 デー タを 得 るために 本 研 究 を 実 施 した 材 料 および 方 法 徳 島 大 学 病 院 歯 科 診 療 部 門 を 受 診 している65 歳 以 上 の 患 者 44 名 ( 男 性 22 名, 女 性 22 名, 平 均 年 齢 73.7±5.5 歳 )からインフォームド コンセントを 得 た 後 に, 全 身 健 康 状 態 と 服 薬 情 報 を 詳 細 に 聴 取 するとともに, 唾 液 の 採 取 と 歯 周 組 織 検 査 を 行 った 唾 液 はサリベットコットンを 用 いて 刺 激 唾 液 を 採 取 した 唾 液 中 サイトカインは,Bio-Plexサスペンションアレイシ ス テ ム に て,IL-1α,IL-1β,IL-5,IL-6,IL-10,IL-12(p40), IL-12(p70),IL-18,IFN-γ,LIF,M-CSF,MIG,PDGF-bb, TNF-α,VEGF の 15 種 のサイトカイン 濃 度 を 測 定 し, 歯 周 状 態 お よび 全 身 状 態 や 服 薬 状 態 との 関 連 性 を 多 角 的 に 分 析 した 結 果 および 考 察 有 歯 顎 者 は 無 歯 顎 者 に 比 べて 唾 液 中 IL-1β お よびLIF 濃 度 が 有 意 に 高 かった また 歯 周 疾 患 を 有 する 者 は 歯 周 組 織 が 健 康 な 者 に 比 べて 唾 液 中 の 炎 症 性 サイトカイン(IL-1β, IL-6,IFN-γ,TNF-α) 濃 度 が 有 意 に 高 かった 今 後 は 対 象 者 を 増 やすとともに, 歯 周 治 療 による 歯 周 組 織 の 健 康 状 態 の 改 善 と, 上 記 サイトカインの 唾 液 中 濃 度 の 変 動 との 関 連 性 を 縦 断 的 調 査 で 確 認 したい 118

15 P 歯 根 穿 孔 と 歯 周 骨 内 欠 損 を 併 発 した 部 位 に 対 して 超 高 気 孔 率 ハイドロキシアパタイトにて 対 処 した 症 例 :3 ヶ 月 予 後 白 井 義 英 P-54 重 度 のニフェジピン 歯 肉 増 殖 症 患 者 に 対 し,SRP および 歯 周 外 科 治 療 で 良 好 な 結 果 を 得 た 一 症 例 宮 田 隆 キーワード: 歯 根 穿 孔, 歯 周 骨 内 欠 損, 超 高 気 孔 率 ハイドロキシ アパタイト 目 的 慢 性 歯 周 炎 により 生 じた 歯 周 骨 内 欠 損 へ 超 高 気 孔 率 ハイド ロキシアパタイトの 応 用 については, 過 去 の 学 会 にて 発 表 した 様 に 成 果 を 得 てきた そこで, 今 回 は 歯 根 穿 孔 と 歯 周 疾 患 により 骨 内 欠 損 を 生 じた 部 位 に 対 して, 穿 孔 部 を 閉 鎖 後, 超 高 気 孔 率 ハイ ドロキシアパタイトを 応 用 して 治 療 を 行 った3ヶ 月 予 後 について 評 価 を 行 った 材 料 および 方 法 当 医 院 にて 歯 周 基 本 治 療 終 了 後 に 同 意 の 得 られ た 患 者 ( 男 性,49 才 )を 被 験 者 とした 歯 根 穿 孔 部 へは 接 着 充 填 材 料 にて 閉 鎖, 超 高 気 孔 率 ハイドロキシアパタイトを 過 不 足 無 く 填 塞, 歯 肉 弁 にて 完 全 に 被 覆 した 臨 床 評 価 については 術 前 と 術 後 3ヶ 月 におけるポケット 深 さ(PD),クリニカルアタッチメン トレベル(CAL), 規 格 エックス 線 写 真 より 計 測 された 骨 欠 損 深 さ(IBD)を 用 いた また, 計 測 にはステントを 用 いて 規 格 化 す る 様 に 実 施 した 結 果 お よ び 考 察 術 前 で は,PD は 6mm,CAL は 6mm,IBD は 6mm であったものが,3 ヶ 月 予 後 では,PD は 3mm,CAL は 3mm,IBDは2mmと 骨 欠 損 の 改 善 が 有 意 に 行 われていることを 認 めた 今 回 は, 歯 周 骨 内 欠 損 がその 他 の 要 因 により2 次 的 に 生 じた 歯 周 疾 患 による 骨 吸 収 を 生 じたものであるが, 原 因 除 去 を 確 実 に 行 うことにより, 様 々な 原 因 等 により 歯 周 疾 患 を 併 発 し 骨 吸 収 を 生 じる 様 な 症 例 においても,さらなる 応 用 が 可 能 になると 思 われる キーワード:ニフェジピン 歯 肉 増 殖 症, 歯 周 外 科,コーヌス 義 歯 目 的 ニフェジピン 歯 肉 増 殖 症 は 降 圧 剤 の 一 種 であるカルシウム 拮 抗 剤 による 副 作 用 と 考 えられている 本 症 例 は 同 系 の 降 圧 剤 を 長 期 服 用 し, 深 刻 な 歯 肉 増 殖 症 状 を 呈 していた 徹 底 的 な 口 腔 衛 生 指 導 に 加 え,SRPおよび 歯 周 外 科 を 施 行 したところ, 良 好 な 歯 周 病 のコントロールができ, 最 終 補 綴 をコーヌス 義 歯 で 対 応 した 材 料 および 方 法 患 者 は65 歳 の 男 性 で,10 年 以 上 カルシウム 拮 抗 剤 を 服 用 していた 数 年 前 から, 深 刻 な 歯 肉 増 殖 症 状 が 発 現 し, 近 医 を 受 診 したが, 対 応 できないと 断 られ, 紹 介 で 本 院 を 受 診 し た 歯 周 ポケット( 仮 性 を 含 む)は 測 定 不 可 能 なほど 深 く, 一 部 は 歯 牙 を 覆 うほどに 増 殖 していた SRPを 全 歯 牙 に 対 して 行 った ところ, 症 状 の 緩 解 が 認 められ, 一 部 ポケットの 改 善 が 認 められ なかった 部 位 には 歯 周 外 科 を 行 った 結 果 および 考 察 ニフェジピン 歯 肉 増 殖 症 はカルシウム 拮 抗 剤 の 副 作 用 として 多 くの 報 告 がある それらを 総 攬 すると,カルシウ ム 拮 抗 剤 を 一 時 的 に 中 止 しすることによって 緩 解 したケースが 多 い 本 症 例 は 投 薬 を 中 止 することなく, 極 めて 良 好 な 治 療 成 果 が 得 られた その 原 因 として, 早 期 にプロビジョナル レストレー ションにて 咬 合 回 復 を 図 ったこと 禁 煙 指 導, 栄 養 指 導 など, 増 殖 を 促 進 するリスク 因 子 の 排 除 に 徹 底 したこと さらに,ニフェ ジピン 歯 肉 増 殖 症 促 進 因 子 として 不 良 な 口 腔 環 境 が 指 摘 されてい ることから, 口 腔 衛 生 指 導 を 徹 底 し,さらに, 歯 根 面 のデブライ ドメントが 奏 功 したものと 考 えられた P-55 慢 性 歯 周 炎 に 対 する 抗 菌 光 線 力 学 療 法 の 有 効 性 に 関 する 臨 床 的 検 討 林 鋼 兵 P 慢 性 歯 周 炎 の 急 性 症 状 に 対 するシタフロキサシン 経 口 投 与 の 効 果 について 笠 井 俊 輔 キーワード: 抗 菌 光 線 力 学 療 法, 歯 肉 溝 滲 出 液, 歯 周 病 原 菌 目 的 慢 性 歯 周 炎 に 対 し 抗 菌 薬 を 用 いた 薬 物 療 法 は, 耐 性 菌 や 副 作 用 等 の 問 題 を 有 する そこで, 抗 菌 光 線 力 学 療 法 (a-pdt)が 注 目 されている a-pdtはメチレンブルー(mb)などの 光 感 受 性 物 質 に 低 出 力 半 導 体 レーザーを 照 射 することで 一 重 項 酸 素 を 発 生 させ, 細 菌 を 殺 菌 する 治 療 法 であるが, 慢 性 歯 周 炎 に 対 する 有 効 性 は 未 だ 不 明 である.そこで, 慢 性 歯 周 炎 患 者 にSRPとa-PDT を 併 用 した 際 の 治 療 効 果 を 臨 床 パラメータ, 歯 肉 溝 滲 出 液 (GCF) 量,アスパラギン 酸 アミノトランスフェラーゼ(AST) 酵 素 活 性 および 細 菌 学 的 評 価 から 検 討 した 尚 本 研 究 は, 明 海 大 学 歯 学 部 倫 理 委 員 会 の 承 認 のもと 実 施 した( 承 認 番 号 :A1012) 材 料 および 方 法 明 海 大 学 病 院 歯 周 病 科 に 来 院 した 慢 性 歯 周 炎 患 者 7 名 に 対 し,SRPのみ 行 う Cont 群,SRP 後 MB を 注 入 する MB 群,レーザー 照 射 を 行 うレーザー 群,MB 注 入 後,レーザー 照 射 を 行 うa-PDT 群 を 無 作 為 に 設 定 し, 処 置 前, 後 4 週 (4w)の PlI, GI, PPD, BOP, GR, CAL, GCF 量,AST 酵 素 活 性, 各 種 細 菌 の 総 菌 数, P. gingivalis (P. g), A. actinomycetemcomitance(a. a), T. denticola (T. d), T. forsythia(t. f ), P. intermedia(p. i)の 菌 数 および 対 総 菌 数 比 率 を 求 めた 結 果 および 考 察 PPD, CAL, GR, PlI, AST 酵 素 活 性, 細 菌 検 査 結 果 では, 術 前,4w を 比 較 し 群 間 の 有 意 差 を 認 めなかった BOP は,a-PDT 群 が52 %( 術 前 )から 7.1 %(4w)と 減 少 傾 向 を 認 め, GCF 量 はa-PDT 群 が 最 も 減 少 していた 以 上 の 結 果 からa-PDT 群 で,BOP, GCF 量 が 減 少 したことから, 慢 性 歯 周 炎 治 療 におい て,SRPとa-PDTの 併 用 療 法 の 有 効 性 が 示 唆 された キーワード:シタフロキサシン, 急 性 症 状, 歯 周 病 原 細 菌 目 的 慢 性 歯 周 炎 の 急 性 症 状 を 呈 する 患 者 に 対 し,シタフロキサ シン(STFX)を 経 口 投 与 し, 臨 床 所 見 および 歯 周 ポケット 内 の 歯 周 病 原 細 菌 への 効 果 について 検 討 した 材 料 および 方 法 慢 性 歯 周 炎 の 急 性 症 状 を 呈 している 患 者 30 名 を 対 象 とした 急 発 部 位 (A)を 実 験 群 とし, 同 一 口 腔 内 で 同 程 度 のプロービングデプスを 有 する 部 位 (C)を 対 照 群 とした 臨 床 所 見 の 診 査 後, 歯 周 ポケット 最 深 部 より 歯 肉 縁 下 プラークを ペーパーポイントで 採 取 し,PCR-Invader 法 で 歯 周 病 原 細 菌 5 菌 種 の 検 出 を 試 みた サンプリングは,STFX 投 与 (100 mg/day, 5 日 間 ) 前 (A1,C1)と 投 与 後 6 ~ 8 日 (A2,C2)に 行 った 結 果 および 考 察 STFX 投 与 後,A 群 で 臨 床 所 見 の 項 目 のうち 動 揺 度 以 外 のすべての 項 目 で 有 意 な 改 善 を 認 め,C 群 では 発 赤 と BOPの 項 目 に 改 善 を 認 めた また, 効 果 判 定 ではA 群 の 疼 痛 の 項 目 と 排 膿 の 項 目 で 著 効,C 群 の 発 赤 と 排 膿 の 項 目 で 著 効 と 判 定 された A1 ではTannerella forsythia (Tf), Treponema denticola (Td) が 多 く 検 出 され,C1ではTf,Porphyromonas gingivalis (Pg)が 多 く 検 出 された A2, C2においてPg,Tf が 有 意 に 減 少 し た Td も 有 意 差 はないが 減 少 した 100% 除 菌 できた 部 位 の 割 合 は,Pg が 最 も 高 く(A 群 :71%,C 群 :93 %),ついでTf(A 群 : 32%,C 群 :50%),Td(A 群 :19%,C 群 :36%) の 順 で あ っ た 以 上 の 結 果 より,STFXは 慢 性 歯 周 炎 の 急 性 症 状 に 対 し, 高 い 効 果 があることが 示 唆 された なお, 本 研 究 は 慶 應 義 塾 大 学 医 学 部 および 東 京 歯 科 大 学 倫 理 委 員 会 の 承 認 を 得 て 実 施 した 119

16 P-57 シタフロキサシン 経 口 投 与 による 歯 周 炎 急 発 部 位 の 細 菌 叢 の 変 化 と 薬 剤 感 受 性 の 検 討 富 田 幸 代 P-58 歯 周 病 安 定 期 治 療 中 の 活 動 性 歯 周 ポケットに 対 す る 経 口 抗 菌 療 法 の 細 菌 学 的 効 果 ( 第 2 報 ) 中 島 貴 子 キーワード:シタフロキサシン, 口 腔 細 菌, 薬 剤 感 受 性 試 験 目 的 急 性 症 状 部 位 を 有 する 慢 性 歯 周 炎 患 者 に 対 し,シタフロ キサシン(STFX)を 経 口 投 与 し, 培 養 法 による 歯 周 ポケット 内 細 菌 の 検 出 およびそれらに 対 する 各 種 抗 菌 薬 の 最 小 発 育 阻 止 濃 度 (MIC)の 測 定 を 行 い, 抗 菌 効 果 を 検 討 した 材 料 および 方 法 慢 性 歯 周 炎 の 急 性 症 状 を 呈 する 患 者 20 名 を 対 象 に, 急 発 部 位 (A)とコントロール 部 位 (C)からペーパーポイ ントにて 歯 肉 縁 下 プラークを 採 取 し, 細 菌 の 分 離 培 養,MIC 測 定 を 行 った サンプリングは,STFX 投 与 (100 mg/day, 5 日 間 ) 前 (A1,C1)と 投 与 後 6 ~ 8 日 (A2,C2)に 行 った 結 果 および 考 察 好 気 嫌 気 培 養 法 により,26 種 類 の 菌 が 分 離 同 定 された A1では 偏 性 嫌 気 性 菌 であるParvimonas micra (55%)が 最 も 多 く, 次 いでPrevotella intermedia,streptococcus mitis(45%)が 検 出 された A2,C1,C2ではバイオフィルム 形 成 時 の early colonizer であるS. mitis やS. oralis が 多 く 検 出 された 薬 剤 感 受 性 試 験 では,STFXはP. intermedia に 対 して MIC が 0.03 µg/ml 以 下 と 高 い 抗 菌 力 を 示 した また,STFX 投 与 前 後 で 検 出 された 全 ての 菌 において,MIC は ~ 4 µg/ml であった 一 方, 同 じニューキノロン 系 のレボフロキサシンやマクロライド 系 のアジスロマイシン,クラリスロマイシンにおいてはS. mitis やS. oralis で 耐 性 菌 が 検 出 された 以 上 の 結 果 より, 慢 性 歯 周 炎 患 者 の 急 発 部 位 の 歯 周 ポケット 内 細 菌 に 対 し,STFXの 投 与 は 有 効 であ ることが 示 唆 された なお, 本 研 究 は 慶 應 義 塾 大 学 医 学 部 および 東 京 歯 科 大 学 倫 理 委 員 会 の 承 認 を 得 て 実 施 した キーワード:シタフロキサシン,アジスロマイシン,SPT 目 的 我 々は 歯 周 病 安 定 期 治 療 (SPT) 中 に 活 動 性 となった 歯 周 ポケットに 対 して,ニューキノロン 系 抗 菌 薬 シタフロキサシン (STFX)の 経 口 投 与 が3か 月 後 までは 浸 潤 麻 酔 下 でのSRPに 劣 ら ない 細 菌 学 的, 臨 床 的 効 果 があることを 示 した 一 方,マクロラ イド 系 抗 生 物 質 アジスロマイシン(AZM)は,SRPとの 併 用 効 果 が 報 告 され 用 いられる 機 会 が 増 えてきている 今 回,STFX 経 口 抗 菌 療 法 の 長 期 効 果,ならびにSTFXとAZMの 細 菌 学 的 効 果 の 違 いを 検 討 した 材 料 および 方 法 SPT 中 でポケット 深 さ5mm 以 上 かつBOP 陽 性 の 歯 周 ポケットを2か 所 以 上 有 する 患 者 のうち 本 研 究 への 参 加 同 意 の 得 られた 者 をランダムに2 群 に 分 けた STFXを5 日 間 またはAZMを3 日 間, 経 口 服 薬 してもらい,ベースライン,1, 3,6,12か 月 後 に 歯 周 ポケット 内 細 菌 検 査, 臨 床 検 査, 血 清 中 抗 Porphyromonas gingivalis 抗 体 価 検 査 を 行 った 結 果 および 考 察 両 群 ともに 服 薬 1か 月 後 に,red complex 細 菌 の 総 数 および 割 合 は 有 意 に 減 少 した STFX 群 では 既 報 の 浸 麻 下 SRP 群 同 様 3か 月 後 に,AZM 群 では6か 月 後 にベースラインの 比 率 近 くまで 戻 った Aggregatibacter actinomycetemcomitans の 検 出 率 はSTFX 群 において1,3,6か 月 後 に0であった ポケット 深 さ,アタッチメントレベル,BOPは 両 群 とも1か 月 後 には 改 善 を 認 め,3,6か 月 後 においても 効 果 は 持 続 していた 経 口 抗 菌 薬 の 効 果 は 種 類 により 異 なることが 示 唆 され, 機 械 的 デブライドメン トとの 併 用 法 にさらなる 検 討 が 必 要 である P-59 フルオロアルミノシリケートガラス 分 散 液 による 歯 根 面 へのプラーク 付 着 防 止 効 果 の 検 討 黒 瀨 慎 太 郎 P アセス 専 用 試 作 歯 ブラシのプラーク 除 去 効 果 の 検 討 白 川 哲 キーワード:ナノシール, 露 出 歯 根,プラーク 付 着 目 的 知 覚 過 敏 抑 制 剤 であるナノシール の 有 効 成 分 であるフル オアルミノシリケートガラス 分 散 液 は 歯 根 表 面 に 耐 酸 性 ナノ 粒 子 層 を 形 成 し 知 覚 過 敏 を 抑 制 するだけでなく, 歯 根 表 面 のプラーク の 付 着 抑 制 が 期 待 される 本 研 究 ではナノシール のプラーク 付 着 抑 制 効 果 を 牛 歯 片 によるin vitro 実 験 および 歯 根 露 出 患 者 を 用 い たin vivo 実 験 により 評 価 することを 目 的 とする 材 料 および 方 法 ナノシール を 塗 布 および 未 塗 布 の 牛 歯 片 をS. mutans 菌 液 とともに48 時 間 培 養 後 バイオフィルムの 形 成 付 着 状 態 をFE-SEMにて 観 察 した また 歯 根 露 出 のある 患 者 10 名 を 対 象 とし 二 重 盲 検 法 にてナノシール と 偽 薬 の 塗 布 をブロックごとに 行 った 塗 布 前, 塗 布 2 週 間 後 および4 週 間 後 に 歯 垢 染 色 液 により 染 色 し 口 腔 内 写 真 を 撮 影 し, 歯 垢 染 色 部 分 を 歯 根 面 積 当 たりの% で 評 価 した ナノシール 群 と 偽 薬 群 間 の 比 較 および 歯 種 間 の 比 較 検 討 を 行 った 結 果 および 考 察 In vitro では 牛 歯 象 牙 質 面 にナノシール を 塗 布 することでS. m のバイオフィルムの 試 験 片 への 付 着 は 弱 く, 容 易 に 除 去 出 来 ることが 示 されたことからプラークの 付 着 抑 制 効 果 が あると 考 えられた In vivo では 塗 布 前 と 比 較 して 塗 布 後 に 偽 薬 群 と 比 較 してナノシール 塗 布 群 においてプラーク 付 着 率 が 低 い 傾 向 が 認 められたが 有 意 差 はなかった また1 回 塗 布 および2 回 塗 布 間 にも 差 を 認 めなかった さらに 歯 種 別 においてもナノシール 群 とコントロール 群 に 差 は 認 められなかった 今 後 はブラッシン グ 後 のプラーク 除 去 率 についても 検 討 する 予 定 である キーワード: 試 作 歯 ブラシ,プラーク 除 去 率,アセス 目 的 歯 周 病 治 療 薬 アセス は 歯 周 病 の 炎 症 を 改 善 することが 報 告 されている しかし,ペースト 状 の 薬 剤 がやや 硬 いことから 歯 ブラシへの 保 持 性 が 悪 く 口 腔 への 適 応 に 問 題 があった そこで 歯 ブラシへの 保 持 性 を 改 善 するためにU 字 植 毛 を 行 ったアセス 専 用 の 歯 ブラシを 試 作 した 本 研 究 では 試 作 歯 ブラシのプラーク 除 去 効 果 とアセス の 保 持 性 を 評 価 することを 目 的 とした 材 料 および 方 法 試 作 歯 ブラシA(やわらかめ(レギュラータイ プ) 以 下 A), 試 作 歯 ブラシB(やわらかめ(ソフトタイプ) 以 下 B)およびS 社 製 市 販 歯 ブラシ( 硬 さ: 普 通, 以 下 C)を 用 いた 各 歯 ブラシはアセス を 用 いて1 週 間 使 用 した 後, 来 院 前 日 にブ ラッシングを 中 止 させ, 来 院 時 に 臨 床 パラメーターの 測 定 および プラーク 付 着 量 を 測 定 した 次 いで5 分 間 のブラッシングを 行 わ せた 後, 再 度 プラーク 付 着 量 を 測 定 しプラーク 除 去 率 を 算 出 した 結 果 および 考 察 プラーク 除 去 率 はどの 歯 ブラシにおいても 差 は 認 められなかった 一 方,AおよびBにおいて 臨 床 パラメーター の 改 善 が 認 められた しかし, 最 後 に 用 いたCではベースライン とほぼ 同 じレベルにまで 臨 床 パラメーターが 戻 っていた また, アンケートよりA BはCと 比 べアセスを 乗 せやすく,またアセ ス が 落 ちにくいことが 示 された 以 上 より, 試 作 歯 ブラシA B は 市 販 の 歯 ブラシとほぼ 同 程 度 のプラーク 除 去 効 果 を 有 し,U 字 植 毛 を 行 ったことでアセス を 良 好 に 保 持 し 口 腔 に 適 応 できるこ とからアセス が 効 果 的 に 作 用 し 臨 床 パラメーターの 改 善 につな がったと 考 えられた 120

17 P-61 電 子 歯 ブラシのプラーク 抑 制 効 果 安 原 雄 介 P 音 波 式 電 動 歯 ブラシと 歯 ブラシの 清 掃 効 率 の 比 較 検 討 田 中 真 喜 キーワード: 電 子 歯 ブラシ, 細 菌 数 目 的 プラークコントロールは 歯 周 病 の 予 防 治 療 において, 重 要 な 要 素 であり, 患 者 自 身 が 行 える 最 も 効 果 的 で 容 易 な 方 法 であ る 近 年, 陰 イオンを 放 出 する 電 子 歯 ブラシが 開 発 されている 歯 垢 は 唾 液 中 の 陽 イオンで 歯 面 に 吸 着 ( 架 橋 結 合 )するため,リ チウム 電 池 の 陰 イオンが 作 用 した 場 合,Ca 架 橋 を 仲 介 とするペ リクルと 細 菌 の 結 合 を 阻 害 し 細 菌 のペリクルへの 吸 着 を 防 げるこ とができる 本 研 究 では, 電 子 歯 ブラシ(キスユーイオン 歯 ブラ シ:フクバデンタル 株 式 会 社 )の 歯 口 清 掃 の 有 効 性 を 評 価 検 討 することを 目 的 とした 材 料 および 方 法 本 研 究 内 容 に 同 意 し 歯 科 的 基 準 を 満 たした 東 京 医 科 歯 科 大 学 歯 学 部 附 属 病 院 歯 周 病 学 分 野 医 局 員 30 名 を 対 象 とした 電 池 内 蔵 ( 以 下 実 験 群 )または 非 内 蔵 ( 以 下 対 照 群 )の 電 子 歯 ブラシを, 歯 磨 剤 不 使 用 下 で3 週 間 使 用 させた 検 査 項 目 は,1) 細 菌 数 検 査 ;リアルタイム PCR にて total Bacteria 及 び P.g の 菌 数 の 評 価 2)Plaque Index,3)Gingival Index,4)PPD, 5)BOP とし, 統 計 学 的 検 定 には Wilcoxon 順 位 和 検 定 を 用 いた 結 果 および 考 察 術 前 においてはすべての 項 目 で2 群 間 に 有 意 な 差 は 認 められなかった 一 方, 術 前 術 後 間 においては, 対 照 群 では 改 善 傾 向 を 認 めるものの 有 意 な 差 を 認 められなかったのに 対 して, 実 験 群 では 2),5)の 項 目 において 有 意 な 差 を 認 めた 本 研 究 から, 電 子 歯 ブラシのプラーク 抑 制 効 果 が 示 唆 された キーワード: 音 波 式 電 動 歯 ブラシ, 歯 ブラシ, 細 菌 検 査 目 的 現 在, 数 多 くの 清 掃 器 具 が 製 造 販 売 されているがそれら のプラーク 除 去 効 果 に 関 しては 詳 細 な 細 菌 学 的 報 告 がなされてい ないのが 現 状 である 音 波 式 電 動 歯 ブラシと 歯 ブラシでそれぞれ 口 腔 内 清 掃 を 行 い, 清 掃 前 後 の 唾 液 中 の 口 腔 内 総 細 菌 数 をPCR- IVD 法 で 解 析 し, 細 菌 学 的 見 地 から 清 掃 効 率 を 検 証 する 材 料 および 方 法 被 験 者 は 歯 周 病 カリエスの 罹 患 状 況 は 問 わ ず, 過 去 1ヶ 月 以 内 に 歯 科 治 療 定 期 検 診 を 受 けていない,20~ 50 代 の 男 女 30 名 を 対 象 とした 検 査 1 週 間 前 より 含 嗽 剤 の 使 用 を 禁 止 し, 検 査 1 日 目 は 起 床 時 に5 分 間 の 刺 激 唾 液 を 採 取 した 後 に 歯 ブラシにて2 分 間 口 腔 清 掃 を 行 い, 再 度 5 分 間 刺 激 唾 液 を 採 取 し た 検 査 2 日 目 は 起 床 時 に5 分 間 の 刺 激 唾 液 を 採 取 した 後 に, 音 波 式 電 動 歯 ブラシにて2 分 間 口 腔 清 掃 を 行 い, 再 度 5 分 間 刺 激 唾 液 を 採 取 した 採 取 した 唾 液 の 総 菌 数 をPCR-IVD 法 を 用 いて 定 量 した 音 波 式 電 動 歯 ブラシは,フィリップス ソニッケアー フ レックスケアー プラチナ にインターケアー スタンダードブ ラシ を 装 着 し 使 用 した 歯 ブラシは 被 験 者 が 選 んだ 任 意 のもの を 使 用 した 結 果 および 考 察 歯 ブラシに 比 べ, 音 波 式 電 動 歯 ブラシを 使 用 し た 場 合 の 方 がブラッシング 前 後 の 細 菌 除 去 率 が 高 かった このこ とより, 音 波 式 電 動 歯 ブラシは 歯 ブラシに 比 べ 清 掃 効 果 が 高 いこ とが 示 唆 された しかし 音 波 式 電 動 歯 ブラシの 方 が, 細 菌 除 去 率 が 低 かった 被 験 者 もおり,プラークの 除 去 効 率 はブラシの 当 て 方 にも 依 存 する 可 能 性 が 示 唆 された P リステリン ナチュラルケアのStreptococcus mutans バイオフィルムに 対 する 膜 傷 害 効 果 竹 中 彰 治 P 歯 周 炎 患 者 における 塩 酸 クロルヘキシジンおよび CPC 配 合 洗 口 液 の 抗 菌 作 用 杉 田 典 子 キーワード: 洗 口 液,バイオフィルム, 浸 透 目 的 リステリンはバイオフィルム 中 の 細 菌 に 対 しても 短 時 間 で 優 れた 膜 傷 害 効 果 が 得 られるが, 溶 剤 としてエタノールを 含 む ため 粘 膜 への 刺 激 が 強 いことが 短 所 であった 本 研 究 では,ノン アルコールタイプのリステリン ナチュラルケア(J&J,N 群 )の Streptococcus mutans バイオフィルムに 対 する 膜 傷 害 効 果 について, 従 来 型 リステリン(F 群 )と 比 較 検 討 した 材 料 および 方 法 ガラスベースディッシュ 上 に 形 成 した24 時 間 培 養 のStreptococcus mutans ATCC25175 株 バ イ オ フ ィ ル ム に Calcein-AMを2 時 間 作 用 させ 生 菌 を 染 色 した 後,N 群,F 群 お よびコントロール(バッファー,C 群 )を 作 用 させ, 共 焦 点 レー ザー 顕 微 鏡 を 用 いて 作 用 直 後 から15 秒 間 隔 で5 分 間 共 焦 点 画 像 を リアルタイムに 採 取 した 採 取 した 共 焦 点 画 像 から 無 作 為 に 最 も バイオフィルムの 厚 みがある 部 位 を 含 む 三 領 域 (25mm 四 方 )の 厚 み( 概 算 値 )および 蛍 光 量 の 減 少 率 を,Metamorphソフトウェ アを 用 いて 解 析 した また,N 群,F 群 およびC 群 を30 秒 作 用 さ せた 後 のバイオフィルム 底 面 の 生 死 をLive/Dead 染 色 (SYTO9/ Propodium Iodide[PI])を 用 いて 観 察 した 結 果 および 考 察 N 群,F 群 ともに, 最 大 75 秒 以 内 に 領 域 内 の 蛍 光 量 が50% 減 少 した 蛍 光 量 が50% 減 少 するまでの 時 間 はバイオ フィルムの 厚 みと 正 の 相 関 関 係 にあり, 両 群 の 膜 傷 害 効 果 の 発 現 様 式 は 同 様 で 有 意 な 差 は 認 められなかった Live/Dead 染 色 では, N 群,F 群 ともに30 秒 作 用 後 で99%がPI 陽 性 であり, 迅 速 な 膜 傷 害 効 果 を 示 していた 本 実 験 で 用 いたバイオフィルムでは,N 群 と F 群 は 同 程 度 の 浸 透 膜 傷 害 効 果 を 示 した キーワード: 洗 口 液,クロルヘキシジン,CPC 目 的 化 学 的 プラークコントロール 法 としてグルコン 酸 クロルヘ キシジン(CHG) 配 合 洗 口 液 が 効 果 的 であるが,アレルギーなど の 副 作 用 が 問 題 視 されている そこで 今 回, 塩 酸 クロルヘキシジ ン(CHH)とCPCを 抗 菌 成 分 として 配 合 した 洗 口 液 を 開 発 し, 基 本 治 療 終 了 後 の 歯 周 炎 患 者 が4 週 間 使 用 した 場 合 の 口 腔 細 菌 に 対 する 効 果 を 評 価 した 材 料 および 方 法 新 潟 大 学 医 歯 学 総 合 病 院 歯 周 病 科 を 受 診 中 の 20 歯 以 上 を 有 し 歯 周 基 本 治 療 後 5mm 以 上 の 歯 周 ポケットを1か ら7 部 位 有 する 歯 周 炎 患 者 25 名 を 対 象 とした 上 記 の 新 洗 口 液 (CHH+CPC),CHG 配 合 のコンクール F(CHG), 抗 菌 成 分 を 含 まないコントロール 洗 口 液 (Control)を 使 用 する3 群 にランダム に 割 付 け 二 重 盲 検 法 で 比 較 した ベースラインおよび 使 用 4 週 後 に 唾 液 舌 苔 歯 肉 縁 上 プラークを 採 取 し, 総 菌 数, 総 レンサ 球 菌 数,P. gingivalis およびS. mutans の 菌 数 を 測 定 した 結 果 および 考 察 いずれの 洗 口 液 でも 有 害 事 象 は 認 められなかっ た ベースラインと4 週 目 を 比 較 した 結 果,CHH+CPC 群 におい て 唾 液 中 総 菌 数, 唾 液 中 S. mutans 数, 縁 上 プラーク 中 総 菌 数 およ び 総 レンサ 球 菌 数, 舌 苔 中 総 菌 数 が 有 意 に 減 少 していた CHG 群 においては 唾 液 中 S. mutans 数 の 有 意 な 減 少 が 認 められ, 縁 上 プ ラーク 中 総 菌 数 および 総 レンサ 球 菌 も 減 少 の 傾 向 があったが 有 意 には 達 しなかった Control 群 ではいずれも 有 意 な 変 化 が 認 められ なかった これらの 結 果 よりCHH+CPC 配 合 洗 口 液 は,より 安 全 に 使 用 でき,CHG 配 合 洗 口 液 と 同 程 度 以 上 の 抗 菌 効 果 を 持 つこと が 示 唆 された 121

18 P-65 オゾン 水 を 用 いた 含 嗽 による 口 腔 内 細 菌 への 殺 菌 効 果 根 本 賢 治 P 電 解 酸 性 機 能 水 によって 誘 導 される human betadefensin 2 のシグナル 伝 達 経 路 の 解 明 五 條 堀 孝 廣 キーワード:オゾン 水, 殺 菌 効 果, 含 嗽 目 的 我 々はこれまでに,オゾン 水 が 歯 肉 縁 下 プラーク 中 の 細 菌 に 対 し 高 い 殺 菌 効 果 を 持 つこと,さらに,ヒト 歯 肉 線 維 芽 細 胞 に 対 する 障 害 性 が 低 いことを 報 告 してきた そこで 今 回 の 研 究 では, オゾン 水 を 実 際 に 口 腔 内 へ 使 用 し, 歯 肉 縁 下 プラーク, 舌 苔 や 唾 液 中 などの 口 腔 内 細 菌 に 対 する 効 果 について 検 討 することを 目 的 とした 材 料 および 方 法 本 研 究 に 同 意 を 得 られた4mm 以 上 の 歯 周 ポ ケットを 有 する 歯 周 炎 罹 患 患 者 に 対 し,オゾン 水 (4ppm)50ml と 精 製 水 50mlを 用 いて,それぞれ30 秒 間 含 嗽 させた 含 嗽 後 の オゾン 水 を 実 験 群, 含 嗽 後 の 精 製 水 をコントロール 群 とした そ れぞれの 含 嗽 液 を 羊 血 液 寒 天 培 地 に 塗 布 後,37 のインキュベー ター 内 にて5 日 間 培 養 し, 発 育 コロニー 数 を 計 測 し,その 結 果 を 比 較, 検 討 した 結 果 および 考 察 4ppmのオゾン 水 で 含 嗽 させた 実 験 群 ではコン トロール 群 と 比 較 して, 歯 肉 縁 下 プラークや 唾 液 中 の 細 菌 に 対 す る 殺 菌 効 果 が 認 められた しかし,オゾン 水 で 含 嗽 するだけでは 歯 肉 縁 下 中 の 細 菌 を 根 絶 することは 困 難 であった これらのこと から,オゾン 水 はブラッシング 等 のプラークコントロールに 補 助 的 役 割 を 果 たす 有 用 な 電 解 水 であると 考 えられた さらに, 様 々 な 場 所 において 容 易 にオゾン 水 は 生 成 できることから, 専 門 的 な 医 療 機 関 のみならず, 一 般 的 に 使 用 することが 可 能 だと 考 えられ た キーワード: 電 解 酸 性 機 能 水,dsRNA,hBD2 目 的 電 解 酸 性 機 能 水 (FW)が 口 腔 癌 由 来 株 化 細 胞 (HSC3, Ca9-22)に 対 して IL-1α 遺 伝 子 発 現 の 増 強 効 果 を 有 することを 前 回 の 日 本 歯 周 病 学 会 で 報 告 した そこで,FWによる 遺 伝 子 発 現 の 変 化 を 包 括 的 に 分 析 するためにmicroarray 解 析 を 行 ったとこ ろ, 多 くの 遺 伝 子 発 現 に 変 化 が 認 められ,なかでも, 抗 菌 作 用 を もつ human beta-defensin 2(hBD2)は 顕 著 に 遺 伝 子 発 現 が 増 強 することが 分 かった 本 研 究 の 目 的 は,FWの 作 用 で 増 強 する hbd2 のシグナル 伝 達 経 路 の 解 明 を 検 討 することを 目 的 とした 材 料 お よ び 方 法 HSC3,Ca9-22 に FW ま た は double-strand RNA(dsRNA)を 作 用 させ,hBD2 の 遺 伝 子 発 現 の 変 化 をreal time PCR 法 で 検 討 した また,hBD2のタンパク 発 現 の 比 較 は 免 疫 蛍 光 染 色 法 で 検 討 した さらに,hBD2の 遺 伝 子 発 現 に 関 与 す る 転 写 調 節 因 子 の 影 響 についてはluciferase assayを 行 い,シグナ ル 伝 達 経 路 の 検 討 を 行 った 結 果 および 考 察 FW,および dsrna の 作 用 は HSC3,Ca9-22 に 対 してhBD2の 遺 伝 子 発 現 を 増 強 することが 認 められた ま た, 免 疫 蛍 光 染 色 により,FW 刺 激 では,タンパクレベルでも 発 現 が 認 められた また, 両 作 用 に 対 するhBD2 遺 伝 子 発 現 の 増 強 は 転 写 レベルで 調 節 されていることが 明 らかとなった そこで, luciferase assay により,さらなる 検 討 を 行 ったところ,dsRNA の 作 用 では,hBD2の 遺 伝 子 発 現 にNF-κBの 関 与 が 認 められた 一 方,FW の 作 用 では,NF-κB 活 性 の 抑 制 が 認 められたことか ら,FWの 作 用 によるhBD2の 遺 伝 子 発 現 には,NF-κB 以 外 の 転 写 調 節 因 子 が 関 与 する 可 能 性 が 示 唆 された P プロバイオティクス 乳 酸 菌 Lactobacilus cripatus (KT-11)による 歯 周 組 織 における 抗 炎 症 性 効 果 田 口 千 恵 子 P-68 口 腔 清 掃 後 の 歯 肉 溝 滲 出 液 (GCF)に 観 察 された 出 血 反 応 (Hemoglobin)の 推 移 倉 治 竜 太 郎 キーワード:L. crispatus, 歯 周 病,S-IgA 目 的 乳 酸 桿 菌 属 に 属 するLactobaclius crispatus(l. crispatus) KT-11(KT-11)は, 健 常 乳 児 の 糞 便 から 分 離 され, 複 数 の 免 疫 調 節 効 果 を 示 したとの 報 告 がある しかし, 歯 を 支 持 している 組 織 の 慢 性 破 壊 的 な 炎 症 性 疾 患 である 歯 周 病 についての 報 告 はない 本 研 究 では, 歯 周 病 に 対 するプロバイオティク KT-11 の 抗 炎 症 効 果 に 対 する 影 響 を 評 価 した 材 料 および 方 法 BALB/cマウスを 用 いて 死 菌 体 KT-11を6 週 間 にわたり 市 販 粉 末 飼 料 と 共 に 自 由 摂 取 させ, 摂 取 4 週 間 後 に109 cfu のPorphylomonas gingivalis(p. gingivalis)を2 週 間 で 計 15 回 口 腔 感 染 させた(KT-11 摂 取 群 ) また, 死 菌 体 KT-11を 含 まない 粉 末 飼 料 を 自 由 摂 取 させたマウスにも 同 様 にP. gingivalis 口 腔 感 染 させた(KT-11 非 摂 取 群 ) 6 週 間 後, 唾 液, 血 漿 および 糞 便 中 の 全 IgG または 全 分 泌 型 IgA(S-IgA)を ELISA 法 にて 定 量 した P. gingivalis 最 終 感 染 後 30 日 経 過 した KT-11 摂 取 群,KT-11 非 摂 取 群 の 歯 槽 骨 の 損 失 レベルを 評 価 した 結 果 および 考 察 KT-11 摂 取 群 は,KT-11 非 摂 取 群 と 比 較 し, 歯 槽 骨 の 吸 収 レベルが 顕 著 に 抑 えられていた また,KT-11 摂 取 群 では 糞 便 を 除 く 血 漿 中 全 IgGと 唾 液 中 全 S-IgA 抗 体 の 誘 導 が 示 された 以 上 のことからL. crispatus KT-11の 自 由 摂 取 により 口 腔 内 局 所 での 免 疫 応 答 を 調 節 する 可 能 性 が 示 唆 され,P. gingivalis 口 腔 感 染 による 歯 周 組 織 の 炎 症 抑 制 に 有 用 であると 考 えられる 今 後 さらに 炎 症 性 サイトカインや 抗 菌 ペプチドの 遺 伝 子 発 現 など を 加 え 検 討 する 予 定 である キーワード: 歯 肉 溝 滲 出 液 (GCF),Hemoglobin(Hb), 口 腔 清 掃 目 的 GCF 検 査 において 重 要 なことは, 純 粋 にGCFのみを 採 取 することである 我 々は, 口 腔 清 掃 のような 機 械 的 刺 激 が 微 細 な 組 織 損 傷 を 生 じさせていると 推 察 した そこで,GCF 採 取 におけ る 理 想 的 な 条 件 の 設 定 を 目 的 とし,GCFのHbを 指 標 として,1 口 腔 清 掃 による 出 血 の 有 無,2 口 腔 清 掃 後 の 出 血 反 応 の 推 移,を 検 索 した 材 料 および 方 法 健 康 な 全 身 状 態 と 健 常 な 歯 周 組 織 を 有 する 非 喫 煙 者 である 男 性 被 験 者 を 対 象 とした GCF 採 取 1 週 間 前 から, 歯 周 病 専 門 医 によるスクラッビング 法 の 口 腔 清 掃 指 導 とPMTCを 行 い,PlI と GI が 0,PPD3mm 以 下,BOP(-) の 状 態 と し た GCF 採 取 部 位 は 上 顎 左 右 犬 歯 近 心 面 とした GCFにおける 出 血 の 評 価 は,Hbのヒトモノクローナル 抗 体 を 用 いた 高 感 度 のイムノク ロマトグラフィー 法 での 検 出 ラインの 着 色 と,デンシトメーター により 行 った 結 果 および 考 察 口 腔 清 掃 後, 歯 肉 溝 内 では 目 視 できない 出 血 が GCF 中 のHb 検 出 により 観 察 された なお,このHbの 検 出 は3 時 間 以 降 減 少 する 傾 向 が 認 められた 従 って,GCF 中 のHb 検 査 は 口 腔 清 掃 後 4 時 間 以 上 経 過 後 に 行 うことが 望 ましいと 考 えられた 本 研 究 は 文 部 省 科 学 研 究 費 助 成 金 : 基 盤 研 究 C, 課 題 番 号 : の 助 成 を 受 けて 行 われた 122

19 P-69 歯 肉 溝 滲 出 液 (GCF) 中 Hemoglobin(Hb) 検 出 を 応 用 した 歯 周 病 迅 速 診 断 キットの 概 要 沼 部 幸 博 P-70 喫 煙 は 歯 周 治 療 における 超 過 医 療 費 因 子 となりう るか? - 禁 煙 治 療 の 歯 科 保 険 導 入 を 目 指 して- 伊 藤 弘 キーワード: 歯 肉 溝 滲 出 液 (GCF),Hemoglobin(Hb), 歯 周 組 織 検 査 目 的 歯 周 組 織 検 査 へのGCF 成 分 解 析 の 応 用 で,より 精 度 の 高 い 歯 周 病 診 断 を 行 うことが 期 待 されている これまで 我 々は, PPDとBOP 検 査 の 限 界 を 報 告 し,それを 補 完 する 検 査 指 標 とし て,GCF 中 のHb 検 出 が 有 効 であることを 報 告 してきた 今 回 は, チェアサイドで 迅 速 にGCF 中 のHbの 存 在 を 検 出 できるキットを 開 発 したので,その 歯 周 病 検 査 への 応 用 について 報 告 する 材 料 および 方 法 SPT に 移 行 した 歯 周 病 患 者 の 103 部 位 から GCF をペリオペーパー(Oraflow Inc.)30 秒 間 挿 入 により 採 取 後, 直 ちにHbをヒトモノクーロナル 抗 体 を 用 いたイムノクロマトグラ フィー(IC) 法 にて 検 出 するとともに,Hbをデンシトメーターで 定 量 化 した また 採 取 したGCFに 関 しては, 液 量 および 他 の 生 化 学 マーカー 測 定 も 行 った その 他,PlI,GI,CAL,PPD,BOP を 評 価 し,GCF 検 索 結 果 との 関 連 を 解 析 した( 本 研 究 は 倫 理 委 員 会 の 承 認 済 み( 承 認 番 号 2111)) 結 果 および 考 察 BOP(-)にかかわらずHb(+)を 示 した 部 位 のGCF 量, 生 化 学 マーカーのALPおよびAST 活 性,さらに 蛋 白 質 量 は,Hb(-) 部 位 と 比 べていずれも 統 計 学 的 有 意 に 高 値 を 示 した これらのことからHb 検 査 は 歯 周 病 の 診 断 指 標 の 一 つとな る 可 能 性 が 示 された 本 研 究 は 文 部 省 科 学 研 究 費 助 成 金 : 基 盤 研 究 C, 課 題 番 号 : の 助 成 を 受 けた キーワード: 禁 煙 外 来, 血 漿 中 コチニン, 歯 肉 溝 滲 出 液 (GCF) 目 的 歯 科 領 域 における 禁 煙 の 有 効 性 を 示 すには, 日 本 人 の 禁 煙 による 明 らかに 良 好 な 治 療 成 果 の 獲 得 と 医 療 費 軽 減 に 関 するエビ デンスの 構 築 が 必 須 である 我 々はパイロットスタディーとして, 禁 煙 外 来 受 診 による 禁 煙 達 成 を, 血 漿 中 コチニン 量 を 指 標 とし 評 価 した 同 時 にGCF 酵 素 活 性 血 漿 サイトカインの 生 化 学 的 変 化 から 禁 煙 外 来 受 診 の 有 効 性 を 検 索 した 材 料 および 方 法 歯 周 病 罹 患 患 者 において 禁 煙 外 来 への 受 診 を 希 望 した 者 7 名 に 対 し, 受 診 前 後 の 生 化 学 マーカーとして 血 漿 中 コチニン,IL-1β,TNF-α, 高 感 度 CRP,ALPを 測 定 し, 同 時 に GCF 酵 素 活 性 も 検 索 した コントロール 群 として, 非 喫 煙 者 と 禁 煙 を 希 望 しない 喫 煙 者 各 4 名 を 設 定 し, 同 様 の 検 査 を 行 った な お 本 研 究 は 日 本 歯 科 大 学 倫 理 委 員 会 の 承 認 のもと 遂 行 された( 承 認 番 号 08-21) 結 果 および 考 察 禁 煙 外 来 受 診 により, 明 らかな 血 漿 中 コチニン 量 の 減 少 を 認 めた これは, 改 めて 禁 煙 外 来 の 存 在 意 義 を 強 く 支 持 するものであり, 喫 煙 者 の 歯 周 治 療 に 禁 煙 外 来 を 紹 介 する 基 盤 となると 考 えている 現 在 ( 抄 録 提 出 時 現 在 ), 各 種 生 化 学 的 マー カーとの 関 連 性 を 検 索 しており, 本 研 究 発 表 ではその 結 果 と 歯 周 治 療 における 禁 煙 外 来 の 位 置 づけ,さらには 将 来 展 望 を 述 べる 予 定 である 本 研 究 は 平 成 24 年 度 日 本 歯 周 病 学 会 ( 企 画 ) 研 究 費, 文 部 省 科 学 研 究 費 助 成 金 : 基 盤 研 究 C, 課 題 番 号 : の 助 成 を 受 けて 行 われた P イムノクロマト 法 を 用 いた 歯 肉 溝 滲 出 液 中 のカル プロテクチン 測 定 による 歯 周 病 診 断 木 戸 淳 一 P-72 唾 液 中 細 菌 検 査 および 血 漿 抗 体 価 検 査 によるSPT 期 進 行 の 予 知 判 定 角 田 衣 理 加 キーワード:カルプロテクチン,イムノクロマト 法,POCT 目 的 カルプロテクチン(Calprotectin:CPT)は, 好 中 球,マ クロファージや 上 皮 細 胞 で 発 現 するカルシウム 結 合 蛋 白 である CPTの 産 生 遊 離 は, 局 所 での 細 菌 感 染 などにより 増 加 すること から, 歯 周 病 診 断 マーカーとなりうることが 考 えられる 本 研 究 では, 歯 肉 溝 滲 出 液 (GCF) 中 のCPT 量 のイムノクロマト 法 によ る 測 定 が, 歯 周 病 診 断 への 応 用 に 繋 がる 可 能 性 を 検 討 した 材 料 および 方 法 被 験 者 は, 徳 島 大 学, 広 島 大 学, 大 阪 大 学, 新 潟 大 学, 昭 和 大 学 および 東 京 医 科 歯 科 大 学 の 各 病 院 に 来 院 した 歯 周 病 患 者,および 非 歯 周 病 患 者 ( 健 常 者 )とした( 計 39 名, 平 均 年 齢 55.1 歳 ) 被 験 者 から 研 究 参 加 へのインフォームドコンセント を 取 得 後, 臨 床 検 査 とGCF 採 取 を 行 った プロービングポケット 深 さ(PPD): 5 ~ 6 mm と 歯 肉 炎 指 数 (GI):2 を 示 す 部 位 を 罹 患 部 位 とし,PPD: 2mm 以 下 でGI: 0を 示 す 部 位 を 健 常 部 位 とした GCFサンプルはペーパーストリップスを 用 いて 採 取 し,その 抽 出 液 を 新 規 CPT 検 出 用 イムノクロマトデバイスに 供 した なお, 本 研 究 は, 各 医 療 機 関 の IRB 承 認 の 下 に 行 った 結 果 および 考 察 GCFサンプルをイムノクロマトで 展 開 し, CPT 蛋 白 のラインを 目 視 により 確 認 した イムノクロマトリー ダーを 用 いてCPTラインの 発 色 強 度 を 測 定 した 結 果, 罹 患 部 位 の GCFサンプルの 平 均 CPT 値 は 健 常 部 位 の 値 より 有 意 に 高 い 値 を 示 し, 設 定 したカットオフ 値 により 罹 患 部 位 と 健 常 部 位 を 識 別 す ることができた また,CPT 測 定 値 は 臨 床 パラメーターと 有 意 な 正 の 相 関 を 示 した これらの 結 果 より,イムノクロマト 法 による GCF 中 CPT 量 の 測 定 による 歯 周 病 診 断 の 可 能 性 が 示 唆 された キーワード:SPT, 唾 液 中 細 菌, 血 漿 抗 体 価 目 的 動 的 治 療 からSPTへ 移 行 する 際 の 判 断 基 準 は, 現 時 点 で は 組 織 破 壊 の 蓄 積 であるポケットデプスやプロービング 時 の 出 血 であり, 必 ずしも 実 際 の 病 態 を 反 映 しているとはいえない 本 研 究 において 我 々は,SPT 開 始 後 2 年 間 にわたり 臨 床, 細 菌 学 およ び 血 漿 学 的 検 査 を 行 い, 病 状 進 行 の 予 知 判 定 基 準 を 検 討 した 材 料 および 方 法 17 施 設 からエントリーされた 動 的 治 療 終 了 後 の 慢 性 歯 周 炎 患 者 163 名 が3ヶ 月 毎 のリコールで2 年 間 モニタリン グされ, 歯 周 病 検 査 や 唾 液 採 取, 指 尖 毛 細 血 管 からの 採 血 が2~ 5 回 行 われた これら 検 体 を 用 い 主 要 歯 周 病 原 細 菌 に 対 する 定 量 解 析 (modified Invader Plus assay)および 血 漿 IgG 抗 体 価 測 定 (ELISA 法 )を 行 い, 臨 床 データと 併 せ 時 系 列 的 横 断 的 に 解 析 した 結 果 および 考 察 プログラムを 完 遂 した124 名 中,62 名 が 進 行 (CAL 3mm 部 位 が1カ 所 以 上 存 在 )していた 歯 周 炎 の 進 行 に 対 し, 各 項 目 についてROC 曲 線 を 用 いてカットオフ 値 を 決 定 し, 感 度 や 特 異 度 を 算 出 した その 結 果, 診 断 マーカーとして 有 意 に 有 用 なものは, 単 独 ではPorphyromonas gingivalis(p. g) 比 率 (カットオフ 値 %)のみ, 組 み 合 わせでは P. g 数 (カット オフ 値 log 10 )とP. g 抗 体 価 (カットオフ 値 1.355) および P. g 比 率 とP. g 抗 体 価 であった 一 方,P. g 比 率 とP. g 抗 体 価 が 共 に 陽 性 のタイプにおいては 進 行 者 が 有 意 に 多 かった 以 上 の 結 果 から, 唾 液 中 細 菌 検 査 および 血 漿 抗 体 価 検 査 は 動 的 治 療 後 の 歯 周 炎 進 行 の 予 知 において 有 用 である 可 能 性 が 示 唆 された 123

20 P-73 歯 周 ポケット 内 細 菌 検 査 および 血 漿 抗 体 価 検 査 に よる SPT 期 進 行 の 予 知 判 定 野 村 義 明 P 歯 肉 溝 滲 出 液 中 のTannerella forsythia forsythia detaching factor に 対 する 分 解 酵 素 活 性 の 治 療 効 果 判 定 への 応 用 大 西 英 知 キーワード:SPT, 歯 周 ポケット 内 プラーク, 血 漿 抗 体 価 目 的 動 的 治 療 からSPTへ 移 行 する 際 の 判 断 基 準 は, 現 時 点 で は 組 織 破 壊 の 蓄 積 であるポケットデプスやプロービング 時 の 出 血 であり, 必 ずしも 実 際 の 病 態 を 反 映 しているとはいえない 本 研 究 において 我 々は,SPT 開 始 後 2 年 間 にわたり 臨 床, 細 菌 学 およ び 血 漿 学 的 検 査 を 行 い, 病 状 進 行 の 予 知 判 定 基 準 を 検 討 した 材 料 および 方 法 17 施 設 からエントリーされた 動 的 治 療 終 了 後 の 慢 性 歯 周 炎 患 者 163 名 が3ヶ 月 毎 のリコールで2 年 間 モニタリ ングされた 最 深 部 1カ 所 を 対 象 とし, 歯 周 病 検 査 や 歯 肉 縁 下 プ ラーク 採 取, 指 尖 毛 細 血 管 からの 採 血 を2~5 回 行 った これら 検 体 を 用 い 主 要 歯 周 病 原 細 菌 に 対 する 定 量 解 析 (modified Invader Plus assay)および 血 漿 IgG 抗 体 価 測 定 (ELISA 法 )を 行 い, 臨 床 データと 併 せ 時 系 列 的 横 断 的 に 解 析 した 結 果 および 考 察 プログラムを 完 遂 した124 名 中,19 名 の 対 象 部 位 が 進 行 (CAL 2mm)していた 歯 周 炎 の 進 行 に 対 し, 各 項 目 についてROC 曲 線 を 用 いてカットオフ 値 を 決 定 し, 感 度 や 特 異 度 を 算 出 した その 結 果, 診 断 マーカーとして 有 意 に 有 用 な ものは, 単 独 ではPorphyromonas gingivalis(p. g) 数,P. g 比 率, Prevotella intermedia(p. i) 数 およびP. i 比 率 (いずれもカットオフ 値 >0)であった 組 み 合 わせでは P. g 数 とP. g 抗 体 価 (カット オフ 値 1.355) および P. g 比 率 とP. g 抗 体 価 であった 一 方, P. g 比 率 とP. g 抗 体 価 が 共 に 陽 性 のタイプにおいては 進 行 者 が 有 意 に 多 かった 以 上 の 結 果 から, 歯 周 ポケット 内 細 菌 検 査 および 血 漿 抗 体 価 検 査 は 動 的 治 療 後 の 歯 周 炎 進 行 の 予 知 において 有 用 であ る 可 能 性 が 示 唆 された キーワード:Tannerella forsythia,fdf, 歯 肉 溝 滲 出 液 目 的 Forsythia detaching factor(fdf)はtannerella forsythia が 保 有 する 病 原 因 子 の 一 つである これまでにFDFは 慢 性 歯 周 炎 患 者 の 歯 肉 溝 滲 出 液 (GCF) 中 のプロテアーゼによりLys 268 残 基 C 末 端 側 で 切 断 されFDFcが 生 じること,またFDF Lys 268 残 基 の N 末 端 配 列 を 模 した 合 成 ペプチドAc-RAK-pNAを 使 用 し,GCF 中 に 存 在 するFDFを 分 解 することが 可 能 な 酵 素 活 性 (FDF 分 解 酵 素 活 性 )を 測 定 した 結 果, 健 常 者 と 比 較 して 慢 性 歯 周 炎 患 者 で 高 いことが 明 らかとなっている 本 研 究 では, 歯 周 治 療 前 後 の 当 該 酵 素 活 性 を 測 定 し, 歯 周 治 療 効 果 の 判 定 指 標 としての 有 用 性 を 検 討 した 材 料 および 方 法 被 験 者 は 本 学 歯 周 病 科 に 来 院 した 慢 性 歯 周 炎 患 者 7 名 とした 初 診 時 (BL)と 歯 周 治 療 後 (PT)に 歯 周 ポケット 深 さ(PPD),クリニカルアタッチメントレベル(CAL),プロー ビング 時 の 出 血 (BOP)を 測 定 した GCF は PPD 3 mmの 健 常 部 位 (CH),PPD 6 mm かつ BOP 陽 性 部 位 (DB),PPD 6 mmかつbop 陰 性 部 位 (DNB)からそれぞれ 採 取 した FDF 分 解 酵 素 活 性 の 測 定 はGCFとAc-RAK-pNA 合 成 基 質 を 用 いた 本 研 究 は 本 学 倫 理 審 査 委 員 会 の 承 認 を 得 ている 結 果 および 考 察 歯 周 治 療 前 後 でPPD,CALおよびFDF 分 解 酵 素 活 性 はCH,DB,DNBで 有 意 に 減 少 した 歯 周 治 療 により PPD,CAL が 減 少 し,FDF 分 解 酵 素 活 性 が 有 意 に 減 少 したことよ り, 当 該 酵 素 活 性 が 簡 易 な 歯 周 治 療 効 果 の 判 定 指 標 として 有 用 で ある 可 能 性 が 示 唆 された P 各 種 フッ 素 含 有 歯 磨 剤 および 試 作 フッ 素 未 含 有 歯 磨 剤 のチタン 表 面 に 与 える 腐 食 の 影 響 五 味 由 季 子 P 各 種 セメントのエックス 線 不 透 過 性 に 関 する 研 究 小 川 智 久 キーワード:チタン,フッ 素, 腐 食 目 的 インプラントは 一 般 的 な 治 療 として 広 く 行 われている イ ンプラント 体 は 主 にチタンよりなるが, 最 近 になりフッ 素 の 影 響 によりチタンインプラント 体 に 腐 食 が 生 じることが 報 告 されてい る しかし, 市 販 の 歯 磨 剤 の 多 くはフッ 素 含 有 の 製 品 である 本 研 究 では 市 販 歯 磨 剤 と 試 作 したフッ 素 未 含 有 歯 磨 剤 のチタン 表 面 に 与 える 影 響 について 比 較 検 討 することを 目 的 とする 材 料 および 方 法 試 験 片 として 純 チタンおよびチタン 合 金 を 用 い, 各 試 料 を 市 販 の 歯 磨 剤 3 種 類,フッ 素 塗 布 剤 3 種 類 および 試 作 したフッ 素 未 含 有 歯 磨 剤 に3 日 及 び7 日 間 浸 漬 し 試 験 片 表 面 の 状 態 を SEM ならびにコンフォーカル 顕 微 鏡 を 用 いて 観 察 した 結 果 および 考 察 フッ 素 塗 布 剤 ではフッ 素 濃 度 が 高 い 製 品 にお いて 著 しいチタンの 腐 食 が 確 認 された フッ 素 含 有 の 市 販 歯 磨 剤 では 浸 漬 期 間 が 長 くなるにつれて 表 面 の 腐 食 が 生 じた 特 に 純 チ タンはチタン 合 金 と 比 較 して 腐 食 傾 向 が 強 いことが 示 された 一 方,フッ 素 未 含 有 の 試 作 歯 磨 剤 ではチタン 表 面 に 与 える 影 響 は 認 められなかった 以 上 より,インプラントを 有 する 口 腔 に 日 常 的 にフッ 素 含 有 歯 磨 剤 を 用 いることはインプラントの 腐 食 が 進 行 す ることが 考 えられ 注 意 が 必 要 と 思 われた また, 腐 食 に 伴 い 表 面 の 粗 さが 増 すことで, 腐 食 したチタン 表 面 はプラークリテンショ ンファクターとなりインプラント 周 囲 炎 を 引 き 起 こす 因 子 となる ことも 考 えられる インプラント 治 療 を 受 けた 患 者 に 対 しては, フッ 素 による 腐 食 リスクを 避 けるためにも 試 作 した 歯 磨 剤 のよう なフッ 素 を 含 有 しないインプラント 専 用 の 歯 磨 剤 が 必 要 であると 思 われる キーワード:セメント,エックス 線 不 透 過 性,インプラント 周 囲 炎 目 的 歯 周 炎 やインプラント 周 囲 炎 の 原 因 として, 余 剰 セメント の 残 存 が 挙 げられる 特 に, 審 美 性 を 重 要 視 した 前 歯 部 における インプラント 処 置 においては 余 剰 セメントの 残 存 が 生 じやすく, できるだけ 早 期 の 診 断 が 求 められる そこで, 本 研 究 において 各 種 セメントを 用 いてエックス 線 不 透 過 性 を 測 定 比 較 することに より, 臨 床 における 発 症 前 の 診 断 に 用 いることが 期 待 できる 材 料 および 方 法 本 研 究 に 供 したセメントはジーシー フリー ジノールテンポラリーパック(ジーシー),ハイボンドテンポラ リーセメント ソフト( 松 風 ),ハイボンドテンポラリーセメン ト ハード( 松 風 ),ジーシー フジTEMP(ジーシー),ジー シー フジⅨ GP(ジーシー),ジーシー フジルーティングセメ ント(ジーシー),ビトレマールーティングセメント(3M),リラ イエックス(3M),クリアフィル エステティックセメント(ク ラレメディカル)の9 種 類 を 対 象 とした 各 種 セメントを 練 和 後, 厚 さ0.5mmになるようスライドグラスで 挟 み 込 み 均 一 の 厚 さに 調 整 し,レントゲン 撮 影 を 行 なった イメージングプレートを 用 い, 60kVp,7mA,0.1 秒,ssp20cm の 設 定 で Al ステップウェッジを 用 いて 撮 影 後,NIH Image にて 測 定 を 行 なった 結 果 および 考 察 セメントの 種 類 により,エックス 線 不 透 過 性 は 異 なり, 特 に 仮 着 用 のセメントで 高 い 値 となった 合 着 用 セメン トではフジⅨ GPが 最 も 高 い 値 を 示 した エックス 線 の 撮 影 条 件 や 現 像 法 などにより 異 なるが, 本 研 究 においてはセメントの 不 透 過 性 に 差 があり, 臨 床 上 その 特 性 には 注 意 が 必 要 である 124

第 15 回 先 端 医 療 センター 再 生 医 療 審 査 委 員 会 審 査 結 果 日 時 : 平 成 20 年 2 月 26 日 ( 火 )16:00~ 場 所 : 先 端 医 療 センター4 階 大 会 議 室 委 員 長 : 山 岡 義 生 委 員 : 井 上 明 大 内 ますみ 大 田 清 志 守 殿 貞 夫 神 田 勉 玉 岡 かおる 永 井 謙 一 西 田 芳 矢 村 上 雅 義

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