J-SOX 自己点検評価プロセスの構築

Similar documents
内部統制ガイドラインについて 資料

[ 指針 ] 1. 組織体および組織体集団におけるガバナンス プロセスの改善に向けた評価組織体の機関設計については 株式会社にあっては株主総会の専決事項であり 業務運営組織の決定は 取締役会等の専決事項である また 組織体集団をどのように形成するかも親会社の取締役会等の専決事項である したがって こ

監査に関する品質管理基準の設定に係る意見書

ISO19011の概要について

目次 1. 一般 目的 適用範囲 参照文書 用語及び定義 内部監査 一般 内部監査における観点 内部監査の機会 監査室

SGEC 附属文書 理事会 統合 CoC 管理事業体の要件 目次序文 1 適用範囲 2 定義 3 統合 CoC 管理事業体組織の適格基準 4 統合 CoC 管理事業体で実施される SGEC 文書 4 CoC 認証ガイドライン の要求事項に関わる責任の適用範囲 序文

修-CIA Exam Change Handbook_FAQs_ indd

4.7.4 プロセスのインプットおよびアウトプット (1) プロセスへのインプット情報 インプット情報 作成者 承認者 備 考 1 開発に関するお客様から お客様 - の提示資料 2 開発に関する当社収集資 リーダ - 料 3 プロジェクト計画 完了報 リーダ マネージャ 告書 ( 暫定計画 ) 4

<4D F736F F D20335F395F31392E31312E323895BD8BCF925089BF82C982E682E98EE688F88EC08E7B82CC82BD82DF82CC8BC696B191CC90A CC90AE94F

説明項目 1. 審査で注目すべき要求事項の変化点 2. 変化点に対応した審査はどうあるべきか 文書化した情報 外部 内部の課題の特定 リスク 機会 関連する利害関係者の特定 プロセスの計画 実施 3. ISO 14001:2015への移行 EMS 適用範囲 リーダーシップ パフォーマンス その他 (

どのような便益があり得るか? より重要な ( ハイリスクの ) プロセス及びそれらのアウトプットに焦点が当たる 相互に依存するプロセスについての理解 定義及び統合が改善される プロセス及びマネジメントシステム全体の計画策定 実施 確認及び改善の体系的なマネジメント 資源の有効利用及び説明責任の強化

<4D F736F F F696E74202D2091E6368FCD5F95F18D908B7982D D815B >

8. 内部監査部門を設置し 当社グループのコンプライアンスの状況 業務の適正性に関する内部監査を実施する 内部監査部門はその結果を 適宜 監査等委員会及び代表取締役社長に報告するものとする 9. 当社グループの財務報告の適正性の確保に向けた内部統制体制を整備 構築する 10. 取締役及び執行役員は

< D92E8955C81698D488E968AC4979D816A2E786C73>

日本機械学会 生産システム部門研究発表講演会 2015 資料

2 マンション管理業界の課題マンション管理業界の課題理事会理事会理事会理事会とのとのとのとのコミュニケーションコミュニケーションコミュニケーションコミュニケーション管理員管理員管理員管理員とのとのとのとのコミュニケーションコミュニケーションコミュニケーションコミュニケーション学習学習学習学習 研磨研

CCSAスタディガイド 解説コース

WBS テンプレート 2009/8/4 NO 作業項目 計画分析設計開発 SA UI SS PS PG PT テスト IT ST 運用 OT 保守 OM 作業概要 成果物 計画 プロジェクト編成 * プロジェクト責任者 メンバー ( システム部門 現場部門 外

説明項目 1. 審査で注目すべき要求事項の変化点 2. 変化点に対応した審査はどうあるべきか 文書化した情報 外部 内部の課題の特定 リスク 機会 利害関係者の特定 QMS 適用範囲 3. ISO 9001:2015への移行 リーダーシップ パフォーマンス 組織の知識 その他 ( 考慮する 必要に応

JISQ 原案(本体)

スキル領域 職種 : ソフトウェアデベロップメント スキル領域と SWD 経済産業省, 独立行政法人情報処理推進機構

Microsoft PowerPoint - M1001_1_ ppt [互換モード]

02 IT 導入のメリットと手順 第 1 章で見てきたように IT 技術は進展していますが ノウハウのある人材の不足やコスト負担など IT 導入に向けたハードルは依然として高く IT 導入はなかなか進んでいないようです 2016 年版中小企業白書では IT 投資の効果を分析していますので 第 2 章

ISO9001:2015内部監査チェックリスト

( 選定提案 ) は 利用者に貸与しようと福祉用具の種目の候補が決まった後で 具体的な提案品目 ( 商品名 ) を検討する際に用いる つまり ( 選定提案 ) に記載されるのは 候補となる福祉用具を利用者に対して提案 説明を行う内容である 平成 30 年度の制度改正では 提案する種目 ( 付属品含む

品質マニュアル(サンプル)|株式会社ハピネックス

Microsoft PowerPoint - ITGI JapanPresentation( 島田)

中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律第 7 条第 1 項に規定する説明書類 奄美信用組合 奄美信用組合は 奄美地区における金融の円滑化への取り組みをこれまで以上に強化するとともに その取り組み姿勢をお客様にご理解していただき 借入の条件変更等に関する ご要望 ご相談に迅速

プロジェクトマネジメント知識体系ガイド (PMBOK ガイド ) 第 6 版 訂正表 - 第 3 刷り 注 : 次の正誤表は PMBOK ガイド第 6 版 の第 1 刷りと第 2 刷りに関するものです 本 ( または PDF) の印刷部数を確認するには 著作権ページ ( 通知ページおよび目次の前 )

JICA 事業評価ガイドライン ( 第 2 版 ) 独立行政法人国際協力機構 評価部 2014 年 5 月 1

<4D F736F F F696E74202D208A778F4B8ED28EE593B18C5E E6D92CA816A8EF68BC68C7689E68F912E707074>

ISO 9001:2015 改定セミナー (JIS Q 9001:2015 準拠 ) 第 4.2 版 株式会社 TBC ソリューションズ プログラム 年版改定の概要 年版の6 大重点ポイントと対策 年版と2008 年版の相違 年版への移行の実務

Oracle TimesTenについて

総合衛生管理製造過程と PDCAサイクル

Sol-005 可視化とRCSA _ppt [互換モード]

<90528DB88EBF96E2955B2E786C73>

タイトル

要求仕様管理テンプレート仕様書

FUJITSU Cloud Service for OSS 「ログ監査サービス」 ご紹介資料

組織内CSIRT構築の実作業

授業計画書

1. のれんを資産として認識し その後の期間にわたり償却するという要求事項を設けるべきであることに同意するか 同意する場合 次のどの理由で償却を支持するのか (a) 取得日時点で存在しているのれんは 時の経過に応じて消費され 自己創設のれんに置き換わる したがって のれんは 企業を取得するコストの一

医師主導治験取扱要覧

ハード・ソフト協調検証サービス

金融円滑化に関する方針 千葉銀行は 地域金融機関として 金融サービスの提供をつうじて 地域のお客さまニーズにお応えし 地域の発展に貢献する という役割 使命を果たす 姿勢を堅持してまいりました 特に 地域への円滑な資金供給をはじめとする金融仲介機能の発揮やお客さまへの経営健全化支援等による地域密着型

文書管理番号

JCROA自主ガイドライン第4版案 GCP監査WG改訂案及び意見

<4D F736F F D20939D8D87837D836A B B816996E BB8DEC8F8A816A F90BB8DEC E646F63>

<4D F736F F D208DBB939C97DE8FEE95F18CB48D EA98EE58D7393AE8C7689E6816A2E646F63>

2011年度システム監査用語研究プロジェクト報告

IATF16949への移行審査

PowerPoint プレゼンテーション

第 298 回企業会計基準委員会 資料番号 日付 審議事項 (2)-4 DT 年 10 月 23 日 プロジェクト 項目 税効果会計 今後の検討の進め方 本資料の目的 1. 本資料は 繰延税金資産の回収可能性に関わるグループ 2 の検討状況を踏まえ 今 後の検討の進め方につ

2. 開示すべき重要な不備 の原因分析 内部統制報告書の 開示すべき重要な不備の内容及び 理由 及び 開示すべき重要な不備の是正に向けての 方針 等の記載事項から 開示すべき重要な不備 の 主な原因を整理すると以下の通りです 制度開始以来 決算業務に係る事項 ( 決算プロセスの体制の不備 重要な決算

平成27年規程第20号_内部統制基本方針

ISO 9001:2015 から ISO 9001:2008 の相関表 JIS Q 9001:2015 JIS Q 9001: 適用範囲 1 適用範囲 1.1 一般 4 組織の状況 4 品質マネジメントシステム 4.1 組織及びその状況の理解 4 品質マネジメントシステム 5.6 マネジ

<4F F824F B4B8A B818E968D802E786C73>

内部監査業務指示書

変更要求管理テンプレート仕様書

点検項目 点検事項 点検結果 リハビリテーションマネジメント加算 Ⅰ 計画の定期的評価 見直し 約 3 月毎に実施 リハビリテーションマネジメント加算 Ⅱ ( リハビリテーションマネジメント加算 Ⅰ の要件に加え ) 居宅介護支援事業者を通じて他のサービス事業者への情報伝達 利用者の興味 関心 身体

Microsoft Word - 内部統制システム構築の基本方針.doc

平成 24 年 11 月 13 日 新潟縣信用組合 中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律第 7 条第 1 項に規定する説明書類 第 1 第 6 条第 1 項第 1 号に規定する法第 4 条及び第 5 条の規定に基づく措置の実施に関する方針の概要 当組合は 地域に根差し 地

障害管理テンプレート仕様書

<4D F736F F D20815A96BC8CC389AE91E58A E EE B193FC974490E693498C9F93A297768D802E646F6378>

ALogシリーズ 監査レポート集

Transcription:

統制自己評価 (CSA) 支援サービスのご案内

目次 1. 弊社がご提供するサービス 2. 各サービスの詳細 1. 自己点検における評価モデルの構築支援 2. 請負を含めた実地指導 3. 会社による自己点検状況の評価とアドバイス ( 参考 1) 実施基準における自己点検の取扱い ( 参考 2) 実務指針 ( 改正案 ) における自己点検の取扱い ( 参考 3) 自己点検導入のメリット デメリット ( 参考 4) 自己点検導入に適した企業とは 2

1. 弊社がご提供するサービス 弊社は J-SOX における経営者評価に対して適切に CSA( 自己点検 ) を導入するための要件を十分に踏まえて 以下のサービスをご提供します サービスメニュー サービス概要 自己点検における評価モデル構築支援 自己点検の適用範囲や実施方法 複数年計画 体制等について 助言 提案を中心としたコンサルティングをご提供します P4,5 請負を含めた実地指導 自己点検の実施部門様に対して サンプリングテスト等の監査手法や適正なテスト調書の整備方法について実地にて御指導 またはそれらの作業請負を行います P6 会社による自己点検状況の評価とアドバイス お客さまにて自製で実施されている自己点検の実施状況について 実施方法の妥当性や評価結果の信頼性 手続きの効率性等の観点から評価を行い より品質の高い評価を行っていく上でのアドバイスを致します P7 3

2. 各サービスの詳細 < 自己点検における評価モデルの構築支援 > 1 評価手法と適用範囲の決定 評価手法と適用範囲の検討に必要な情報をご提供いただいたうえで 御社における各要素の重要性分析等を実施し 推奨する評価手法と各適用範囲をご提案いたします < 収集 / 分析する情報 > 前年度の評価対象範囲と評価手法 前年度の重要性の判定基準 ( 拠点 事業部 システム コントロール等について ) 今年度実施する内部統制の改善活動 ( 主なもの ) 内部統制評価に関する方針等 < 評価手法と適用範囲の決定において基準となりうる要素 > 拠点 事業部等の重要性 ( 金額的 / 質的 ) プロセスの重要性 ( 金額的 / 質的 ) コントロールの重要性 ( 主的 / 二次的 / モニタリングコントロール等 ) システムの重要性 ( 関連業務 / 利用範囲 / 複雑性など ) 前年度と比べた統制環境や統制活動の変化の有無 < 主な成果物 > 各種分析結果 評価手法と各適用範囲のご提案 プロセス / コントロールの重要性による評価手法と各適用範囲 ( 例 ) プロセスの重要性 プ決ロ算セ財ス務 プそロのセ他スの 非統計的サンプリングによる自己点検 コントロール 統計的サンプリングによる自己点検 キーコントロール コントロールの重要性 独立的評価 重要なキーコントロール 4

2. 各サービスの詳細 < 自己点検における評価モデルの構築支援 > 2 実施方法の決定 自己点検の実施部門と 自己点検を推進 管理する独立的部署における一連の作業と実施手続きを定義し また各手続きで必要となるツールやフォーマットを作成いたします 自己点検実施部門の主な作業 自己点検の実施 サンプル母集団の特定 サンプルテスト テスト調書の作成 独立的部署の主な作業 評価スケジュールの策定 自己点検の実施にあたっての各種指示 自己点検の検証 評価結果のまとめ / 改善活動の推進 自己点検の実施状況を検証する際の基準 ( 例 ) 手続きの適切性の検証 (1) テストの目的はコントロールが意図した内容に適合しているか コントロールの記載とテスト目的の記述をレビューする (2) サンプルの定義は意図したテスト結果を得る上で適切なものか サンプル定義の記載とテスト目的の記述をレビューする (3) サンプルの抽出方法は適切に検討されているか 記載された抽出対象外のサンプル母集団の数 金額的影響度などについて質問する (4) 確認の手続きは 意図したテスト結果を得る上で適切なものか 確認の手続きの記載とテスト目的の記述をレビューする 結果の妥当性の検証 (1) サンプルはテストプランに記載されたとおりに恣意性なく適切に抽出されているか サンプル抽出方法の記載及び抽出したサンプルの記録を確認する ( 実施部門が抽出したサンプル以外のサンプルを独自に抽出して確認手続きを再実施する ) (2) サンプルに対する確認の手続きは適切に行われたか 抽出したサンプルに対する検証を記載された確認の手続きの通り再実施して確認する 5

2. 各サービスの詳細 < 請負を含めた実地指導 > 自己点検を現場の定常業務の一部として定着させることを目的としているお客様については 実施部門様が主体で自己点検を行い 弊社は実地でご指導をさせて頂きます ( パターン A) 一方で 現場への工数負荷をできるだけかけずに 自己点検を導入したいお客様については 弊社のメンバーが自己点検作業から結果のご報告までを 一括で請け負わせて頂きます ( パターン B) なお どちらのパターンにおいても 初回の自己点検はパイロットとしてフィージビリティスタディを実施し 課題の抽出と解決を行った上で全ての対象範囲について展開する導入方法をご推奨しております A. 実地指導による実施部門様の支援 B. 弊社メンバーによる自己点検の請負 自己点検実施部門の主な作業 弊社の作業 自己点検実施部門の主な作業 弊社の作業 実施手順 留意事項の説明 サンプル母集団のご提供 サンプル母集団提供の依頼 自己点検の準備 / 実施 テスト調書の作成 モニタリング 問い合わせ対応 自己点検の実施方法 / 結果の検証 自己点検の実施 テスト調書の作成 結果の報告 結果の報告 6

2. 各サービスの詳細 < 会社による自己点検状況の評価とアドバイス > すでに自己点検による評価を導入されているお客様に対しては 以下のような観点から自己点検の実施状況についての評価とアドバイスをさせて頂きます < 実施状況の妥当性 > 自己点検の適用範囲 実施方法の妥当性 実際の自己点検作業が適切に行われているか 自己点検の実施状況についてのモニタリングは適切に行われているか 自己点検による評価結果は適切に記録されているか < 実施状況の効率性 > 自己点検による評価の実施に必要となるツールやフォーマットは十分に準備されているか 7

( 参考 1) 実施基準における自己点検の取扱い 実施基準では 経営者を補助して評価を実施する部署及び要員は 評価対象業務から独立し 客観性を保つことを求めている一方で 自己点検による実施結果に対して独立的なモニタリングを実施することにより 内部統制評価における判断の基礎として利用することが考えられると示されています 財務報告に係る内部統制の評価及び監査に関する実施基準 ( 金融庁 ) 3. 財務報告に係る内部統制の評価の方法 (1) 経営者による内部統制評価 1 内部統制の評価体制 8

( 参考 2) 実務指針 ( 改正案 ) における自己点検の取扱い 実務指針では 実際の担当者又は同一部署内の評価者による評価を実施せざる得ない場合があることを認めた上で 監査人が経営者の実施する自己点検による評価結果を利用する場合に留意すべき事項を提示しています さらに 監査人は評価結果を利用する対象に限って評価方法等の検証を行うとのことなので 監査人が利用しない範囲については 会社として十分な心証が得られる範囲において簡易な手続きで評価することが認められていると考えることもできます 財務報告に係る内部統制の監査に関する実務上の取扱い ( 日本公認会計士協会 ) 13. 経営者の評価の利用 (2) 内部監査人等の作業の利用の程度 9

( 参考 3) 自己点検導入のメリット デメリット 一般的に考えられる自己点検導入のメリット デメリットは以下のようなものが挙げられます < メリット > 1. 内部統制の評価品質向上 現場の担当者が持つ専門知識を活用できる 内部監査部門は特に重要な部分の評価に集中できる 非公式なコントロールをより把握できる 2. 内部統制のレベルアップ 現場の担当者に内部統制に対する意識づけができる 必要な改善活動について現場の納得感を得やすい 3. SOX 対応に必要な作業の日常業務化 評価作業の一部を 現場担当者の定常的な業務として定着化ができる < デメリット > 現場担当者が自己点検作業のための工数を確保しなければならない 10

( 参考 4) 自己点検導入に適した企業とは 前項の内容から 以下のような企業は自己点検の導入に適していると考えられます < 企業の体制 規模 > 1. 評価担当部署の体制が十分ではないが 部署の体制拡大を望んでいない企業 内部監査部門の人員数が不足している 内部監査部門に IT や経理の専門知識を持った者がいない等 2. 評価対象ボリュームが大きい企業 重要な事業拠点が多数存在する 重要な事業拠点が多様な事業部を有している等 < 企業の風土 方針 > トップダウン型よりもボトムアップ型のアプローチを好む企業風土 内部統制の評価品質向上や内部統制のレベルアップを目指す企業 < 内部統制監査の実施状況 > 評価に使用する基本的なドキュメント (RCM, テスト調書等 ) が作成済みの企業 (J-SOX/US-SOX 初年度対応を終えた企業 ) 11