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のと期待されます 本研究成果は 2011 年 4 月 5 日 ( 英国時間 ) に英国オンライン科学雑誌 Nature Communications で公開されます また 本研究成果は JST 戦略的創造研究推進事業チーム型研究 (CREST) の研究領域 アレルギー疾患 自己免疫疾患などの発症機構

汎発性膿疱性乾癬のうちインターロイキン 36 受容体拮抗因子欠損症の病態の解明と治療法の開発について ポイント 厚生労働省の難治性疾患克服事業における臨床調査研究対象疾患 指定難病の 1 つである汎発性膿疱性乾癬のうち 尋常性乾癬を併発しないものはインターロイキン 36 1 受容体拮抗因子欠損症 (

報道発表資料 2006 年 4 月 13 日 独立行政法人理化学研究所 抗ウイルス免疫発動機構の解明 - 免疫 アレルギー制御のための新たな標的分子を発見 - ポイント 異物センサー TLR のシグナル伝達機構を解析 インターフェロン産生に必須な分子 IKK アルファ を発見 免疫 アレルギーの有効

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研究成果報告書

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解禁日時 :2019 年 2 月 4 日 ( 月 ) 午後 7 時 ( 日本時間 ) プレス通知資料 ( 研究成果 ) 報道関係各位 2019 年 2 月 1 日 国立大学法人東京医科歯科大学 国立研究開発法人日本医療研究開発機構 IL13Rα2 が血管新生を介して悪性黒色腫 ( メラノーマ ) を

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の感染が阻止されるという いわゆる 二度なし現象 の原理であり 予防接種 ( ワクチン ) を行う根拠でもあります 特定の抗原を認識する記憶 B 細胞は体内を循環していますがその数は非常に少なく その中で抗原に遭遇した僅かな記憶 B 細胞が著しく増殖し 効率良く形質細胞に分化することが 大量の抗体産

抗菌薬の殺菌作用抗菌薬の殺菌作用には濃度依存性と時間依存性の 2 種類があり 抗菌薬の効果および用法 用量の設定に大きな影響を与えます 濃度依存性タイプでは 濃度を高めると濃度依存的に殺菌作用を示します 濃度依存性タイプの抗菌薬としては キノロン系薬やアミノ配糖体系薬が挙げられます 一方 時間依存性

るマウスを解析したところ XCR1 陽性樹状細胞欠失マウスと同様に 腸管 T 細胞の減少が認められました さらに XCL1 の発現が 脾臓やリンパ節の T 細胞に比較して 腸管組織の T 細胞において高いこと そして 腸管内で T 細胞と XCR1 陽性樹状細胞が密に相互作用していることも明らかにな

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前立腺癌は男性特有の癌で 米国においては癌死亡者数の第 2 位 ( 約 20%) を占めてい ます 日本でも前立腺癌の罹患率 死亡者数は急激に上昇しており 現在は重篤な男性悪性腫瘍疾患の1つとなって図 1 います 図 1 初期段階の前立腺癌は男性ホルモン ( アンドロゲン ) に反応し増殖します そ

60 秒でわかるプレスリリース 2006 年 4 月 21 日 独立行政法人理化学研究所 敗血症の本質にせまる 新規治療法開発 大きく前進 - 制御性樹状細胞を用い 敗血症の治療に世界で初めて成功 - 敗血症 は 細菌などの微生物による感染が全身に広がって 発熱や機能障害などの急激な炎症反応が引き起


法医学問題「想定問答」(記者会見後:平成15年  月  日)

学位論文の内容の要旨 論文提出者氏名 松尾祐介 論文審査担当者 主査淺原弘嗣 副査関矢一郎 金井正美 論文題目 Local fibroblast proliferation but not influx is responsible for synovial hyperplasia in a mur

卵管の自然免疫による感染防御機能 Toll 様受容体 (TLR) は微生物成分を認識して サイトカインを発現させて自然免疫応答を誘導し また適応免疫応答にも寄与すると考えられています ニワトリでは TLR-1(type1 と 2) -2(type1 と 2) -3~ の 10

難病 です これまでの研究により この病気の原因には免疫を担当する細胞 腸内細菌などに加えて 腸上皮 が密接に関わり 腸上皮 が本来持つ機能や炎症への応答が大事な役割を担っていることが分かっています また 腸上皮 が適切な再生を全うすることが治療を行う上で極めて重要であることも分かっています しかし

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図 B 細胞受容体を介した NF-κB 活性化モデル

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界では年間約 2700 万人が敗血症を発症し その多くを発展途上国の乳幼児が占めています 抗菌薬などの発症早期の治療法の進歩が見られるものの 先進国でも高齢者が発症後数ヶ月の 間に新たな感染症にかかって亡くなる例が多いことが知られています 発症早期には 全身に広がった感染によって炎症反応が過剰になり

られる 糖尿病を合併した高血圧の治療の薬物治療の第一選択薬はアンジオテンシン変換酵素 (ACE) 阻害薬とアンジオテンシン II 受容体拮抗薬 (ARB) である このクラスの薬剤は単なる降圧効果のみならず 様々な臓器保護作用を有しているが ACE 阻害薬や ARB のプラセボ比較試験で糖尿病の新規

ン (LVFX) 耐性で シタフロキサシン (STFX) 耐性は1% 以下です また セフカペン (CFPN) およびセフジニル (CFDN) 耐性は 約 6% と耐性率は低い結果でした K. pneumoniae については 全ての薬剤に耐性はほとんどありませんが 腸球菌に対して 第 3 世代セフ

第6号-2/8)最前線(大矢)

く 細胞傷害活性の無い CD4 + ヘルパー T 細胞が必須と判明した 吉田らは 1988 年 C57BL/6 マウスが腹腔内に移植した BALB/c マウス由来の Meth A 腫瘍細胞 (CTL 耐性細胞株 ) を拒絶すること 1991 年 同種異系移植によって誘導されるマクロファージ (AIM

発表内容 1. 背景感染症や自己免疫疾患は免疫系が強く関与している病気であり その進行にはT 細胞が重要な役割を担っています リンパ球の一種であるT 細胞には 様々な種類の分化したT 細胞が存在しています その中で インターロイキン (IL)-17 産生性 T 細胞 (Th17 細胞 ) は免疫反応

第51回日本小児感染症学会総会・学術集会 採択結果演題一覧

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2019 年 3 月 28 日放送 第 67 回日本アレルギー学会 6 シンポジウム 17-3 かゆみのメカニズムと最近のかゆみ研究の進歩 九州大学大学院皮膚科 診療講師中原真希子 はじめにかゆみは かきたいとの衝動を起こす不快な感覚と定義されます 皮膚疾患の多くはかゆみを伴い アトピー性皮膚炎にお

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RNA Poly IC D-IPS-1 概要 自然免疫による病原体成分の認識は炎症反応の誘導や 獲得免疫の成立に重要な役割を果たす生体防御機構です 今回 私達はウイルス RNA を模倣する合成二本鎖 RNA アナログの Poly I:C を用いて 自然免疫応答メカニズムの解析を行いました その結果

報道関係者各位

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よる感染症は これまでは多くの有効な抗菌薬がありましたが ESBL 産生菌による場合はカルバペネム系薬でないと治療困難という状況になっています CLSI 標準法さて このような薬剤耐性菌を患者検体から検出するには 微生物検査という臨床検査が不可欠です 微生物検査は 患者検体から感染症の原因となる起炎

緑膿菌 Pseudomonas aeruginosa グラム陰性桿菌 ブドウ糖非発酵 緑色色素産生 水まわりなど生活環境中に広く常在 腸内に常在する人も30%くらい ペニシリンやセファゾリンなどの第一世代セフェム 薬に自然耐性 テトラサイクリン系やマクロライド系抗生物質など の抗菌薬にも耐性を示す傾

糖尿病診療における早期からの厳格な血糖コントロールの重要性

2012 年 2 月 29 日放送 CLSI ブレイクポイント改訂の方向性 東邦大学微生物 感染症学講師石井良和はじめに薬剤感受性試験成績を基に誰でも適切な抗菌薬を選択できるように考案されたのがブレイクポイントです 様々な国の機関がブレイクポイントを提唱しています この中でも 日本化学療法学会やアメ

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浜松地区における耐性菌調査の報告

考えられている 一部の痒疹反応は, 長時間持続する蕁麻疹様の反応から始まり, 持続性の丘疹や結節を形成するに至る マウスでは IgE 存在下に抗原を投与すると, 即時型アレルギー反応, 遅発型アレルギー反応に引き続いて, 好塩基球依存性の第 3 相反応 (IgE-CAI: IgE-dependent

< 背景 > HMGB1 は 真核生物に存在する分子量 30 kda の非ヒストン DNA 結合タンパク質であり クロマチン構造変換因子として機能し 転写制御および DNA の修復に関与します 一方 HMGB1 は 組織の損傷や壊死によって細胞外へ分泌された場合 炎症性サイトカイン遺伝子の発現を増強

関係があると報告もされており 卵巣明細胞腺癌において PI3K 経路は非常に重要であると考えられる PI3K 経路が活性化すると mtor ならびに HIF-1αが活性化することが知られている HIF-1αは様々な癌種における薬理学的な標的の一つであるが 卵巣癌においても同様である そこで 本研究で

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化を明らかにすることにより 自閉症発症のリスクに関わるメカニズムを明らかにすることが期待されます 本研究成果は 本年 京都において開催される Neuro2013 において 6 月 22 日に発表されます (P ) お問い合わせ先 東北大学大学院医学系研究科 発生発達神経科学分野教授大隅典

2015 年 11 月 5 日 乳酸菌発酵果汁飲料の継続摂取がアトピー性皮膚炎症状を改善 株式会社ヤクルト本社 ( 社長根岸孝成 ) では アトピー性皮膚炎患者を対象に 乳酸菌 ラクトバチルスプランタルム YIT 0132 ( 以下 乳酸菌 LP0132) を含む発酵果汁飲料 ( 以下 乳酸菌発酵果

第 88 回日本感染症学会学術講演会第 62 回日本化学療法学会総会合同学会採択演題一覧 ( 一般演題ポスター ) 登録番号 発表形式 セッション名 日にち 時間 部屋名 NO. 発表順 一般演題 ( ポスター ) 尿路 骨盤 性器感染症 1 6 月 18 日 14:10-14:50 ア

1. Caov-3 細胞株 A2780 細胞株においてシスプラチン単剤 シスプラチンとトポテカン併用添加での殺細胞効果を MTS assay を用い検討した 2. Caov-3 細胞株においてシスプラチンによって誘導される Akt の活性化に対し トポテカンが影響するか否かを調べるために シスプラチ

報道関係者各位 平成 26 年 1 月 20 日 国立大学法人筑波大学 動脈硬化の進行を促進するたんぱく質を発見 研究成果のポイント 1. 日本人の死因の第 2 位と第 4 位である心疾患 脳血管疾患のほとんどの原因は動脈硬化である 2. 酸化されたコレステロールを取り込んだマクロファージが大量に血

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今後の展開現在でも 自己免疫疾患の発症機構については不明な点が多くあります 今回の発見により 今後自己免疫疾患の発症機構の理解が大きく前進すると共に 今まで見過ごされてきたイントロン残存の重要性が 生体反応の様々な局面で明らかにされることが期待されます 図 1 Jmjd6 欠損型の胸腺をヌードマウス

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報道発表資料 2006 年 8 月 7 日 独立行政法人理化学研究所 国立大学法人大阪大学 栄養素 亜鉛 は免疫のシグナル - 免疫系の活性化に細胞内亜鉛濃度が関与 - ポイント 亜鉛が免疫応答を制御 亜鉛がシグナル伝達分子として作用する 免疫の新領域を開拓独立行政法人理化学研究所 ( 野依良治理事

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平成14年度研究報告

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長期/島本1

八村敏志 TCR が発現しない. 抗原の経口投与 DO11.1 TCR トランスジェニックマウスに経口免疫寛容を誘導するために 粗精製 OVA を mg/ml の濃度で溶解した水溶液を作製し 7 日間自由摂取させた また Foxp3 の発現を検討する実験では RAG / OVA3 3 マウスおよび

論文題目  腸管分化に関わるmiRNAの探索とその発現制御解析

一次サンプル採取マニュアル PM 共通 0001 Department of Clinical Laboratory, Kyoto University Hospital その他の検体検査 >> 8C. 遺伝子関連検査受託終了項目 23th May EGFR 遺伝子変異検

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< 研究の背景と経緯 > 私たちの消化管は 食物や腸内細菌などの外来抗原に常にさらされています 消化管粘膜の免疫系は 有害な病原体の侵入を防ぐと同時に 生体に有益な抗原に対しては過剰に反応しないよう巧妙に調節されています 消化管に常在するマクロファージはCX3CR1を発現し インターロイキン-10(

共同研究チーム 個人情報につき 削除しております 1

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No. 2 2 型糖尿病では 病態の一つであるインスリンが作用する臓器の慢性炎症が問題となっており これには腸内フローラの乱れや腸内から血液中に移行した腸内細菌がリスクとなります そのため 腸内フローラを適切に維持し 血液中への細菌の移行を抑えることが慢性炎症の予防には必要です プロバイオティクス飲

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統合失調症発症に強い影響を及ぼす遺伝子変異を,神経発達関連遺伝子のNDE1内に同定した

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ランゲルハンス細胞の過去まず LC の過去についてお話しします LC は 1868 年に 当時ドイツのベルリン大学の医学生であった Paul Langerhans により発見されました しかしながら 当初は 細胞の形状から神経のように見えたため 神経細胞と勘違いされていました その後 約 100 年

10038 W36-1 ワークショップ 36 関節リウマチの病因 病態 2 4 月 27 日 ( 金 ) 15:10-16:10 1 第 5 会場ホール棟 5 階 ホール B5(2) P2-203 ポスタービューイング 2 多発性筋炎 皮膚筋炎 2 4 月 27 日 ( 金 ) 12:4

未承認薬 適応外薬の要望に対する企業見解 ( 別添様式 ) 1. 要望内容に関連する事項 会社名要望された医薬品要望内容 CSL ベーリング株式会社要望番号 Ⅱ-175 成分名 (10%) 人免疫グロブリン G ( 一般名 ) プリビジェン (Privigen) 販売名 未承認薬 適応 外薬の分類

報道発表資料 2006 年 6 月 21 日 独立行政法人理化学研究所 アレルギー反応を制御する新たなメカニズムを発見 - 謎の免疫細胞 記憶型 T 細胞 がアレルギー反応に必須 - ポイント アレルギー発症の細胞を可視化する緑色蛍光マウスの開発により解明 分化 発生等で重要なノッチ分子への情報伝達

( 続紙 1 ) 京都大学 博士 ( 薬学 ) 氏名 大西正俊 論文題目 出血性脳障害におけるミクログリアおよびMAPキナーゼ経路の役割に関する研究 ( 論文内容の要旨 ) 脳内出血は 高血圧などの原因により脳血管が破綻し 脳実質へ出血した病態をいう 漏出する血液中の種々の因子の中でも 血液凝固に関


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Fri. アダカラム治療が解明してきた CMV 感染の機序 講演 1 潰瘍性大腸炎における CMV 再活性化と GMA の役割 サイトメガロウイルス ( C M V ) 感染は潰瘍性大腸炎 ( U C) の増悪因子であり ステロイドがウイルスの再活性化を促進することが知られている

ヒト脂肪組織由来幹細胞における外因性脂肪酸結合タンパク (FABP)4 FABP 5 の影響 糖尿病 肥満の病態解明と脂肪幹細胞再生治療への可能性 ポイント 脂肪幹細胞の脂肪分化誘導に伴い FABP4( 脂肪細胞型 ) FABP5( 表皮型 ) が発現亢進し 分泌されることを確認しました トランスク

57巻S‐A(総会号)/NKRP‐02(会長あいさつ)

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再発小児 B 前駆細胞性急性リンパ性白血病におけるキメラ遺伝子の探索 ( この研究は 小児白血病リンパ腫研究グループ (JPLSG)ALL-B12 治療研究の付随研究として行われます ) 研究機関名及び研究責任者氏名 この研究が行われる研究機関と研究責任者は次に示す通りです 研究代表者眞田昌国立病院

中医協総会の資料にも上記の 抗菌薬適正使用支援プログラム実践のためのガイダンス から一部が抜粋されていることからも ガイダンスの発表は時機を得たものであり 関連した8 学会が共同でまとめたという点も行政から高評価されたものと考えられます 抗菌薬の適正使用は 院内 と 外来 のいずれの抗菌薬処方におい

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糖鎖の新しい機能を発見:補体系をコントロールして健康な脳神経を維持する

年219 番 生体防御のしくみとその破綻 (Immunity in Host Defense and Disease) 責任者: 黒田悦史主任教授 免疫学 黒田悦史主任教授 安田好文講師 2中平雅清講師 松下一史講師 目的 (1) 病原体や異物の侵入から宿主を守る 免疫系を中心とした生体防御機構を理

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第一章自然免疫活性化物質による T 細胞機能の修飾に関する検討自然免疫は 感染の初期段階において重要な防御機構である 自然免疫を担当する細胞は パターン認識受容体 (Pattern Recognition Receptors:PRRs) を介して PAMPs の特異的な構造を検知する 機能性食品は

研究目的 1. 電波ばく露による免疫細胞への影響に関する研究 我々の体には 恒常性を保つために 生体内に侵入した異物を生体外に排除する 免疫と呼ばれる防御システムが存在する 免疫力の低下は感染を引き起こしやすくなり 健康を損ないやすくなる そこで 2 10W/kgのSARで電波ばく露を行い 免疫細胞

大学院博士課程共通科目ベーシックプログラム


学位論文の内容の要旨 論文提出者氏名 山田淳 論文審査担当者 主査副査 大川淳野田政樹 上阪等 論文題目 Follistatin Alleviates Synovitis and Articular Cartilage Degeneration Induced by Carrageenan ( 論文

( 様式甲 5) 学位論文内容の要旨 論文提出者氏名 論文審査担当者 主査 教授 大道正英 髙橋優子 副査副査 教授教授 岡 田 仁 克 辻 求 副査 教授 瀧内比呂也 主論文題名 Versican G1 and G3 domains are upregulated and latent trans

2012 年 11 月 21 日放送 変貌する侵襲性溶血性レンサ球菌感染症 北里大学北里生命科学研究所特任教授生方公子はじめに b 溶血性レンサ球菌は 咽頭 / 扁桃炎や膿痂疹などの局所感染症から 髄膜炎や劇症型感染症などの全身性感染症まで 幅広い感染症を引き起こす細菌です わが国では 急速な少子

NEWS RELEASE 東京都港区芝 年 3 月 24 日 ハイカカオチョコレート共存下におけるビフィズス菌 BB536 の増殖促進作用が示されました ~ 日本農芸化学会 2017 年度大会 (3/17~

11 月 16 日午前 9 時 ( 米国東部時間 ) にオンライン版で発表されます なお 本研究開発領域は 平成 27 年 4 月の日本医療研究開発機構の発足に伴い 国立研究開発法人科学 技術振興機構 (JST) より移管されたものです 研究の背景 近年 わが国においても NASH が急増しています

2. 研究の目的及び意義について目的 : 手根管症候群の臨床的な重症度と腱鞘滑膜に発現する炎症性のサイトカインやAGEsの関連を検討する事です 意義 : 手根管症候群の重症度と周囲組織の炎症の相関が明らかになれば 抗炎症作用を持つ薬剤が手根管症候群の治療に有用となる理由がより明らかとなると考えられま

Transcription:

細菌 免疫学 1-1 構成員 平成 29 年 3 月 31 日現在 教授病院教授准教授病院准教授 1 人 講師 ( うち病院籍 ) ( ) 病院講師 助教 ( うち病院籍 ) ( ) 診療助教特任教員 ( 特任教授 特任准教授 特任助教を含む ) 医員研修医特任研究員 大学院学生 ( うち他講座から ) 4 人 (4 人 ) 研究生外国人客員研究員技術職員 ( 教務職員を含む ) その他 ( 技術補佐員等 ) 合 計 2 人 1 人 8 人 1-2 教員の異動状況 堀井俊伸 ( 教授 )(H24.3.1 現職)

2 講座等が行っている研究 開発等 1 2 3 (1) 研究 開発等のテーマ名新生児集中治療室 (NICU) においてグラム陰性桿菌の伝播を防止するために有効な制御法の探索 NICUにおいてグラム陰性桿菌が伝播 ( 拡大 ) する過程を微生物学的ならびに遺伝学的に明らかにし また 児から分離されたグラム陰性桿菌の抗菌薬耐性と抗菌薬使用との関連を解析することにより グラム陰性桿菌のNICU 内伝播の制御法 ( 医療関連感染対策および抗菌薬使用法 ) を見出すことを目的とする (3) 前年度までの状況本研究は平成 27 年度より開始しており 平成 27 年度は 2 事例について NICUでグラム陰性桿菌が伝播 ( 拡大 ) していく過程について微生物学的モニタリングを行い 遺伝学的解析の結果を踏まえて事例ごとに伝播動向をパターン化し このデータを蓄積した (4) 当該年度内の進捗はさらに2 事例について解析を進めることができた (5) 翌年度の方針と予想平成 29 年度は 学内施設 設備の大規模な改修工事にあたり 必要な実験機器などの利用が大幅に制限されることが予想されるため 実施は困難である (1) 研究 開発等のテーマ名静岡県におけるカンジダ血症の臨床的特徴の解析 カンジダ血症はいまだ死亡率の高い感染症である これまで カンジダ血症に関する臨床報告や統計解析が多くなされてきているが いまだ解決すべき問題点も残されている そこで 入院患者におけるカンジダ血症の臨床的特徴を解析し カンジダ血症のリスク因子 最適な診断 治療法 感染管理法を明らかにすることを目的に 多施設共同研究を実施する (3) 前年度までの状況プロトコルに沿って多施設共同研究を進めてきた (4) 当該年度内の進捗はプロトコルに沿って多施設共同研究を継続した (5) 翌年度の方針と予想平成 29 年度は データ解析を進め 中間報告を行う予定としている (1) 研究 開発等のテーマ名 Pseudomonas aeruginosa の抗菌薬投与前後における抗菌薬感受性の変化に関する研究 P. aeruginosa は種々の抗菌薬に耐性を獲得していることが多く 日常診療においてその感染症治療に難渋することも少なくない そこで 抗菌薬療法中に繰り返し検出される P. aeruginosa の抗菌薬感受性の変化を調査し 背景や抗菌薬耐性の分子生物学的機序を解析することにより 最小発育阻止濃度の上昇のリスクならびに適切な抗菌薬使用法を明らかにすることを目的に 多施設共同研究を実施する (3) 前年度までの状況プロトコルに沿って多施設共同研究を進めてきた (4) 当該年度内の進捗はプロトコルに沿って多施設共同研究を継続した (5) 翌年度の方針と予想平成 29 年度もプロトコルに沿って多施設共同研究を継続する

4 5 6 (1) 研究 開発等のテーマ名炎症性腸疾患 (IBD) の新しい治療法の構築に関する研究 マクロファージ (Mφ) は自然免疫を担当する細胞の 1 つで 腸管や腹腔内に豊富に存在し 2 種類のサブタイプ (M1 と M2) がありその粘膜組織の恒常性を維持している M1 は抗微生物作用や抗腫瘍作用を持ち M2 は抗炎症作用 組織再生効果 腫瘍促進作用を持つといわれるが その確認には骨髄由来 Mφ が用いられている 最近の報告で マウス腹腔内 Mφ を取り出し M2 に分化させ再び腹腔内に Mφ を戻すという実験で 実験腸炎を減弱するという報告がなされている 腹腔内 Mφ の M2 も抗炎症作用を持つと考えられることから 腹腔内 Mφ の 2 種類のサブタイプの作用について マウス腸炎モデルを用いて解析を行うこととした (3) 前年度までの状況マウス腸炎モデルを用いて解析を進め 腹腔内 Mφ の M2 は 調整性および抑制性サイトカインの産生を誘導し in vitro で T 細胞増殖を抑制することを明らかにすることができた (4) 当該年度内の進捗は 本研究の成果を Immunology 誌に発表することができた (5) 翌年度の方針と予想本研究は終了とする (1) 研究 開発等のテーマ名 Digoxin の Th17 細胞抑制効果が実験動物腸炎に及ぼす影響の検討 Digoxin は Na/K-ATPase に作用し 心不全の治療薬として臨床の場で広く使用されてきた薬物であるが 近年 Digoxin が Th17 細胞の master regulator である RORγt の antagonist として働き その活性を抑制することで Th17 細胞の分化や維持を阻害することが報告され 多発性硬化症や関節リウマチの動物モデルで重症度を軽減することが報告されてきた IBD 特にクローン病は Th17/Th1 細胞が疾患に対して pathogenic に作用していると報告されており Digoxin の有効性が期待できるが, 臨床的にも動物実験においてもともに IBD に対する Digoxin の効果は報告されていない そこで 腸炎モデルを用いて Digoxin の Th17 細胞抑制効果が実験動物腸炎にどのような影響を及ぼすか検討することとした (3) 前年度までの状況 C.B-17/SCID マウスを用いたナイーブ CD4 陽性 T 細胞移入大腸炎モデルにおいて Digoxin 投与は有意に腸炎マウスの体重減少を抑制し 病理学的にも大腸炎を抑制し また 大腸の粘膜固有リンパ球は IL-17A 陽性 CD4 陽性 T 細胞 (Th17 細胞 ) の比率が減少し Foxp3 陽性 CD4 陽性 T 細胞 (Treg) の比率が上昇することを明らかにした このように Digoxin を用いた RORγt 阻害 (Th17 細胞阻害 ) は腸炎を抑制し Th17 細胞は大腸炎において pathogenic に働いていると考えられ 今後 クローン病において Th17 細胞を標的とした治療の開発が有用であると考えられた (4) 当該年度内の進捗は 本研究の成果を Inflammatory Bowels Diseases 誌に発表することができた (5) 翌年度の方針と予想本研究は終了とする (1) 研究 開発等のテーマ名小腸粘膜に対する IL-22 の防御機構の解明 IL-22 は粘膜防御機能を増強させるサイトカインとして近年注目されている 潰瘍性大腸炎モデルマウスの大腸粘膜に IL-22 を強制発現させることで 大腸粘膜バリア機構を増強させ腸炎を改善させることが報告されているが 小腸粘膜に対する IL-22 の防御機構は明らかになっていない そこで まずマウス小腸より小腸上皮内リンパ球 (IEL) を単離し IL-22 の産生を誘導すると報告されているサイトカイン (IL-23 あるいは IL-12+IL-18 など ) で IEL を刺激し IEL においても IL-22 の産生が誘導されるかを検討することとした また 最近の研究では芳香族炭化水素受容体 (Aryl Hydrocarbon Receptor:AhR) が IL-22 の発現に重要であることが報告されているため AhR-activator(Curcumin Carotinoids Dibenzoylmethanes Flavonoids など ) により IL-22 の産生が誘導されることも検討することとした

7 (1) 研究 開発等のテーマ名 IBDにおける5ASAへのCurcuminのadd-on 効果に対する基礎的検討 Natural productであるcurcuminは 転写因子であるNF-κBの活性を阻害し IL-6やIFN-γなどの炎症性サイトカインの産生を抑制することにより抗炎症効果を発揮することが知られており 近年 潰瘍性大腸炎に対しては5ASAにCurcuminを上乗せすることで さらなる内視鏡的ならびに臨床的改善が得られることが報告されている クローン病に対しても Curcuminの上乗せ効果が期待されることから現在臨床試験が行われているが 5ASAにCurcuminを上乗せした場合の抗炎症効果を増強するメカニズムについてはいまだ明らかになっていない そこで マウスの脾臓 リンパ節 腸管粘膜などより抽出したリンパ球 Mφ 樹状細胞などの炎症担当細胞にex vivoにおいて5asaに加えてcurcuminを添加することで炎症性サイトカイン産生にどのような相乗 / 相加効果が起こるのかを解明し さらには マウス腸炎モデルにin vivoで5asa+curcuminを投与し どのような炎症担当細胞にどのようなサイトカイン産生の変化をもたらすかについてその作用機序を明らかにすることとした (3) 前年度までの状況非該当 (4) 当該年度内の進捗は マウスの脾臓 リンパ節 腸管粘膜などより抽出した炎症担当細胞にex vivoにおいて5 ASAに加えてCurcuminを添加することで炎症性サイトカイン産生にどのような相乗 / 相加効果が起こるのかを解明するための実験を進めた (5) 翌年度の方針と予想平成 29 年度も本研究を継続して進める予定である 3 論文, 症例報告, 著書等 (1) 原著論文数 ( うち和文のもの ) 1 編 ( 0 編 ) そのインパクトファクターの合計 (2) 論文形式のプロシーディングズ及びレターそのインパクトファクターの合計 4.087 0 編 (3) 総説数 ( うち和文のもの ) 1 編 ( 1 編 ) そのインパクトファクターの合計 (4) 著書数 ( うち和文のもの ) 1 編 ( 1 編 ) (5) 症例報告数 ( うち和文のもの ) 0 編 ( 0 編 ) そのインパクトファクターの合計 (1) 原著論文 A. 筆頭著者が浜松医科大学の当該教室に所属していたもの 筆頭著者, 共著者 : タイトル, 雑誌名, 巻, 初頁 - 終頁, 掲載年. IF Oishi S, Takano R, Tamura S, Tani S, Iwaizumi M, Hamaya Y, Takagaki K, Nagata T, Seto S, Horii T, Osawa S, 1. Furuta T, Miyajima H, Sugimoto K: M2 polarization of murine peritoneal macrophages induces regulatory cytokine production and suppresses T-cell proliferation,. Immunology, 149, 320-358, 2016. 4.087 論文数 (A) 小計 1 うち和文 0 IF 小計 4.087 B. 筆頭著者が浜松医科大学の他教室に所属し, 共著者が当該教室に所属していたもの ( 学内の共同研究 ) 論文数 (B) 小計 0 うち和文 0 IF 小計 C. 筆頭著者が浜松医科大学以外の教室に所属し, 共著者が当該教室に所属していたもの 論文数 (C) 小計 0 うち和文 0 IF 小計 (3) 総説 A. 筆頭著者が浜松医科大学の当該教室に所属していたもの筆頭著者, 共著者 : タイトル, 雑誌名, 巻, 初頁 - 終頁, 掲載年. IF 堀井俊伸 : 糖尿病を診るポケット検査事典.14 感染症. 培養検査 ( 好気性菌, 嫌気性菌, 抗酸菌 ), 別冊プラク 1. ティス,182-185,2016. 総説数 (A) 小計 1 うち和文 1 IF 小計 B. 筆頭著者が浜松医科大学の他教室に所属し, 共著者が当該教室に所属していたもの ( 学内の共同研究 ) 総説数 (B) 小計 0 うち和文 0 IF 小計

C. 筆頭著者が浜松医科大学以外の教室に所属し, 共著者が当該教室に所属していたもの 総説数 (C) 小計 0 うち和文 0 IF 小計 (4) 著書 A. 筆頭著者が浜松医科大学の当該教室に所属していたもの著者 : タイトル, 出版社名, 巻, 初頁 - 終頁 ( 貢数 ), 発行年. 1. 堀井俊伸 ( 監修 ): 微生物検査ナビ第 2 版, 栄研化学株式会社,2016. IF 著書数 (A) 小計 1 うち和文 1 B. 筆頭著者が浜松医科大学の他教室に所属し, 共著者が当該教室に所属していたもの ( 学内の共同研究 ) 著書数 (B) 小計 0 うち和文 0 C. 筆頭著者が浜松医科大学以外の教室に所属し, 共著者が当該教室に所属していたもの著書数 (C) 小計 0 うち和文 0 4-1 特許等の知的財産権の取得状況 特許等取得数 ( 出願中含む ) 0 件 4-2 薬剤 医療機器等の実用化 認証 承認 製品化 販売等の状況 実用化 認証 承認 製品化 販売数 5 医学研究費取得状況 (1) 科学研究費助成事業 ( 文部科学省 日本学術振興会 ) 1 件 182 万円 (2) 厚生労働科学研究費 0 件 0 万円 (3) 日本医療研究開発機構 (AMED) による研究助成 0 件 0 万円 (4) 科学技術振興機構 (JST) による研究助成 0 件 0 万円 (5) 他政府機関による研究助成 0 件 0 万円 (6) 財団助成金 0 件 0 万円 (7) 受託研究または共同研究 0 件 0 万円 (8) 奨学寄附金 7 件 270 万円 (1) 科学研究費助成事業 ( 文部科学省 日本学術振興会 ) 堀井俊伸 新生児集中治療室においてグラム陰性桿菌の伝播を防止するために有効な制御法 1. の探索 平成 27 29 年度 代表 182 万円 6 大型プロジェクトの代表, 総括 7 学会活動 件数 0 件 金額 ( 万円未満四捨五入 ) (1) 国際学会 (2) 国内学会 1) 基調講演 招待講演回数 0 件 0 件 2) シンポジウム発表数 0 件 0 件 3) 学会座長回数 0 件 1 件 4) 学会開催回数 0 件 0 件 5) 学会役員等回数 1 件 3 件 6) 一般演題発表数 0 件 (1) 国際学会等開催 参加 5) 役職についている国際学会名とその役割 1. 堀井俊伸 International Conference on Prevention & Infection Control(ICPIC Experts)

(2) 国内学会の開催 参加 3) 座長をした学会名 1. 堀井俊伸 第 32 回日本環境感染学会総会 学術集会 神戸 2017 年 2 月 5) 役職についている国内学会名とその役割 1. 堀井俊伸 : 日本感染症学会 ( 評議員 ) 2. 堀井俊伸 : 日本環境感染学会 ( 評議員 ) 3. 堀井俊伸 : 日本臨床微生物学会 ( 評議員 ) 8 学術雑誌の編集への貢献 学術雑誌編集数 ( レフリー数は除く ) 0 件 0 件 (3) 国内外の英文雑誌のレフリー 1. 堀井俊伸 :Scientific Reports 1 回 2. 堀井俊伸 : 日本環境感染学会誌 1 回 9 共同研究の実施状況 (1) 国際共同研究 0 件 (2) 国内共同研究 4 件 (3) 学内共同研究 3 件 (1) 外国 (2) 国内 (2) 国内共同研究 1. 神戸俊夫 ( 名古屋大学 ) Candida albicans の感染症発症能力に関する解析 2. 村松英彰 ( 浜松赤十字病院 ): 静岡県におけるカンジダ血症の臨床的特徴の解析 3. 志智大介 ( 聖隷三方原病院 ): 静岡県におけるカンジダ血症の臨床的特徴の解析 4. 山口育男 ( 豊橋市民病院 ):Pseudomonas aeruginosa の抗菌薬投与前後における抗菌薬感受性の変化に関する研究 (3) 学内共同研究 1. 飯嶋重雄 ( 地域周産期医療学 ): 新生児集中治療室においてグラム陰性桿菌の伝播を防止するために有効な制御法の探索 2. 杉本健 ( 第一内科学 ): 炎症性腸疾患の新しい治療法の構築に関する研究 小腸粘膜に対するIL-22の防御機構の解明 3. 濱屋寧 ( 第一内科学 ): 静岡県におけるカンジダ血症の臨床的特徴の解析 10 産学共同研究 産学共同研究 0 件 11 受賞 12 新聞, 雑誌, インターネット等による報道 13 その他の業績