(3) 資料について本資料は混雑したお店で孫が積んである段ボールを崩してしまい困っているおばあさんの代わりに わたし とその友達の友子が 整理していると 事情の知らない店員に叱られてしまう その後 おばあさんにお礼を言われたが わたし と友子はすっきりしないで帰る 数日後 店員からお詫びの手紙が来た

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( 支援と 評価 ) 導入8 指導過程段階学習活動主な発問 ( ) と児童の心の動き ( ) 指導上の留意点 1 困っている人に親切にした経験を出し合う 2 資料 くずれ落ちただんボール箱 を場面ごとに読んでわたしの気持ちについて話し合う 今までに, 困っている人に親切にしたことがあるか 低学年が泣

4 研究主題との関連 自分を見つめ 友達の思いを大切にする子供の育成 道徳授業の充実を通して 研究主題に迫るために 4 年生では子供たちの目指すべき児童像を 自分の思いを見つめる子 友達の思いに気付く子とした また 目指すべき具体的な児童像を 資料の世界観に浸り 登場人物に自分を重ねながら登場人物の

第 3 学年道徳学習指導案 1 主題名どうすることが正しいか 1-(3) 勇気 平成 27 年 9 月 11 日 ( 金 ) 第 3 学年 2 組 34 名 授業者久米亨 2 資料名 思いきって言ったらどうなるの? ( 出典 : 光文書院 ) 3 主題設定の理由 (1) ねらいとする価値について中学

生徒自身, 思いやりをもった行動ができたと感じていても, 相手の立場に立った行動になっていないこともあるこのキャストの心情を考えることで, 相手の気持ちや立場に共感し, 相手のことを考えた上でキャストがとった思いやりある行動, 親切な行為を学ばせたい (4) 生徒の実態と関わらせた指導の方策 ( 指

道徳の時間学習指導案 指導者 T1 長手英克 T2 浜井綾子 1 学年第 4 学年 15 名 2 主題名本当の友達 B 友情, 信頼 3 ねらいなつみに逆上がりを教えようと思うようになったてつおの気持ちを考えることを通して, 友達には自分とは違ったよさがあり, それぞれが力を発揮すると一人ではできな

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

2年生学級活動(性に関する指導)指導案

道徳学習指導案

第 2 学年道徳学習指導案 平成 27 年 6 月 12 日 ( 金 ) 第 2 学年 2 組 34 名授業者川田聡子 1 主題名友達と助け合う心 2-(3) 信頼 友情 助け合い 2 資料名 森のともだち ( 出典 : 東京書籍 みんなたのしく ) 3 主題設定の理由 (1) ねらいとする価値につ

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

平成27年度 小・中道徳教育 研究の実際2

考え 主体的な学び 対話的な学び 問題意識を持つ 多面的 多角的思考 自分自身との関わりで考える 協働 対話 自らを振り返る 学級経営の充実 議論する 主体的に自分との関わりで考え 自分の感じ方 考え方を 明確にする 多様な感じ方 考え方と出会い 交流し 自分の感じ方 考え方を より明確にする 教師

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

とができる児童が増えてきている 総合的な学習の時間の 私たちにできることは何だろう では 調べ学習や実際の車いす体験の学習を通して 相手の気持ちを考えて親切な行動をすることの大切さを学んできている 一方で 仲の良い友達には親切にできるが そうでない友達には同じように親切にできない児童がいる また 困

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

いとする価値 生命の尊さ と自己の生き方との関わりについて, さらに考えを深める時間としたい これは, 内容項目 生命の尊さを知り, 生命あるものを大切にすること に関する学習を道徳の時間を要にし, 関連する各教科 領域または日常生活と組み合わせて作成したものである 導入では, 生命に関する価値を確

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中学校第 3 学年社会科 ( 公民的分野 ) 単元名 よりよい社会をめざして 1 本単元で人権教育を進めるにあたって 本単元は 持続可能な社会を形成するという観点から 私たちがよりよい社会を築いていくために解決すべき課題を設けて探究し 自分の考えをまとめさせ これらの課題を考え続けていく態度を育てる

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

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第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

第 4 学年 1 組 道徳学習指導案 平成 26 年 11 月 26 日 ( 水 ) 第 5 校時在籍児童数男子 18 名女子 17 名計 35 名指導者教諭新島さやか 1 主題名相手の立場に立った思いやり 内容項目 2-(2) 思いやり 親切 2 資料名 心の信号機 ( 学研 みんなのどうとく )

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国語科学習指導案様式(案)

3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

道徳学習指導案

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7 学習指導過程 段階 導入 学習活動 1 友達との絆 について考える 2 教材 心のレシーブ の範読を聞いて話し合う 主な発問と予想される児童の心の動き 友達との絆 を深めるためには何が大切だと思いますか 困っていたら助けること 一緒に遊ぶこと 仲良くすること チーム分けの時, どこかやる気のない

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(2) 指導の実際 1 話すこと 聞くこと の実践ア協働による教材研究の柱 モデルの提示について対話のためのスキルの定着や対話の深まりを目指し, 教師や代表グループによる対話のモデルを提示し, 気付いたことや発見したことを基に自分たちの対話や話合いの様子を振り返らせ, 学びの充実を図るようにする 共

道徳科学習指導案 指導者 T1 重森恵美子 T2 毛利佐由理 1 日時平成 30 年 6 月 27 日 ( 水 )5 校時 2 学年第 1 学年 (16 名 ) 3 主題名 だれにでもおなじように [C 公正, 公平, 社会正義 ] 4 ねらい誰に対しても同じように接することがすてきであることに気づ

平成27年度 小・中道徳教育 研究の実際6

H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

第1学年道徳学習指導案

主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

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けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

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1 対象児童 省略 2 児童の実態 省略 発達障害 情緒障害通級指導教室自立活動学習指導案 コミュニケーションに課題のある児童の指導 平成 30 年 11 月 6 日 ( 火 ) 第 5 校時 3 指導観これまでに通級指導教室では 落ち着いた環境の中で 精神的安定を図り 本来持っている能力を発揮し

第 6 学年 1 組国語科学習指導案 単元名 : さすがプロ, ここがすごい!~ 自分の夢を追って ~ プロフェッショナルたち 男子 19 名女子 17 名計 36 名 単元について 指導者松本典子 本単元は, 小学校学習指導要領国語編第 5 学年及び第 6 学年, C 読むこと の言語活動例 ア伝

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第 3 学年社会科学習指導案 1 小単元名 わたしたちのまちのようす 平成 24 年 6 月 27 日 ( 水 ) 第 3 学年 2 組 3 3 名指導者 : 今橋美都 2 単元について本単元は学習指導要領の第 3 学年及び第 4 学年の内容 (1) アの内容に基づいている (1) 自分たちの住んで

0630指導案A1

(3) 指導について本単元のねらいは 体の発育 発達について その一般的な現象や思春期の体の変化などについて理解できるようにすること 体をより良く発育 発達させるための生活のしかたについて理解できるようにすること である そのねらいを達成するため 児童が学習に興味 関心をもち 意欲的に取り組むことが

第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

第1学年2組 道徳学習指導案

第 3 4 学年 ( 複式学級 ) 学級活動指導案 平成 26 年 6 月 11 日 ( 水 ) 第 5 校時指導者教諭 ( 学級担任 ) 養護教諭 1 題材 バランスよく食べよう ( 第 3 学年及び第 4 学年 (2) 日常の生活や学習への適応及び健康安全キ食育の観点を踏まえた学校給食と望ましい

平成 年度言語活動の充実促進モデル校事業の研究より 豊かな表現力を培う 各教科等における言語活動の充実 伝え合う力 の育成

トコラージュ というメディアの形態を提案する 本単元では 説明文の 構成メモ をフォトコラージュの形でまとめる このことにより 資料を活用して説明文を書くことが容易になる フォトコラージュとは次に示すように 2 枚以上の写真と それに対する説明文を対応させた情報伝達の形式である 本学級では 社会科の

(2) 計画学習課題 学習内容 時間 連立方程式とその解 二元一次方程式とその解の意味 2 連立方程式とその解の意味 ( 本時 1/2) 連立方程式の解き方 文字の消去の意味 加減法による連立方程式の解き方 5 代入法による連立方程式の解き方 連立方程式の利用 問題を解決するために 2つの文字を使っ

(4) ものごとを最後までやり遂げて, うれしかったことがありますか (5) 難しいことでも, 失敗を恐れないで挑戦していますか

Taro-4年 総合 指導案(最終)

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子葉と本葉に注目すると植物の成長の変化を見ることができるという見方や, 植物は 葉 茎 根 からできていて, それらからできているものが植物であるという見方ができるようにしていく また, 学んだことを生かして科学的なものの見方を育てるために, 生活の中で口にしている野菜も取り上げて観察する活動を取り

(3) 計画 学習課題学習内容時間 変わり方のようすをわかりやすく表すにはどうしたらよいか考えよう変わり方が大きいか小さいかを調べるにはグラフのどこに目をつけるとよいのだろう 2つの折れ線グラフからどんなことが分かるだろう折れ線グラフをかこう 変わり方を分かりやすく表す工夫 折れ線グラフの縦軸と横軸

Transcription:

第 5 学年道徳学習指導案 平成 27 年 12 月 2 日 ( 水 ) 第 5 学年 2 組 32 名授業者水端勇太 1 主題名相手の立場に立って 2-(2) 思いやり親切 2 資料名 くずれ落ちた段ボール箱 ( 出典 : 東京書籍 希望をもって ) 3 主題設定の理由 (1) ねらいとする価値について本単元における内容項目 2-(2) は だれに対しても思いやりの気持ちをもち 相手の立場に立って親切にする を内容としている ここでは相手の立場に立つことを強調する必要があるとされている 人間関係の深さの違いや意見の相違などを乗り越え 思いやりの心とそれが伴った親切な行為を接するすべての人に広げていく指導が必要である 私たちの生活はお互いの支え合いで成り立っている 誰に対しても親切や思いやりの心で接することは 周りの人とよりよい人間関係を築き 明るく過ごしやすい集団 社会を作ることが出来る しかし 自分が親切や思いやりに基づいた行動をとっているつもりであっても 相手の状況等によって誤解されることもある それでも思いやりの心をもち 相手の立場に立って親切に接することのよさに気付き 実践につなげていけるようにしたい (2) 児童の実態本学級の児童 ( 男子 19 名 女子 13 名 計 32 名 ) は 児童同士でお互いに助け合ったり 協力したりする姿が見られるようになってきた 一方で考えの違いや相手の立場の違いを認められず 自分の都合や意見を押し通そうとする児童もいる そういった児童の意見に学級の雰囲気が流されてしまうこともある 児童の実態を把握するため 親切の経験についてのアンケートをとった 親切にしてよかったことはありますか という設問に対し ありがとうと言われた 食べ物をもらった など 66% の児童が何らかの見返りがあったことを回答している またよかったことを なし と6% の児童が回答している 一方 自分がすっきりした やさしい気持ちになった 相手の人に喜んでもらえた これからもやろうと勇気がもてた などと28% の児童が見返りではなく 自分の親切な行動に満足したことを挙げている 全ての児童が親切な行為をした経験があることから親切な行為は見返りを求めるものではなく 相手の立場に立って親切にすることで相手が喜んだり 自分の気持ちが晴れやかになったりすることなどを児童に考えさせ より高い道徳的価値に迫りたい 誰に対しても親切にしようとする実践意欲につなげていきたい 1

(3) 資料について本資料は混雑したお店で孫が積んである段ボールを崩してしまい困っているおばあさんの代わりに わたし とその友達の友子が 整理していると 事情の知らない店員に叱られてしまう その後 おばあさんにお礼を言われたが わたし と友子はすっきりしないで帰る 数日後 店員からお詫びの手紙が来たことを知り 二人の心は明るくなるという内容である お礼は言われたものの親切な行動について叱られてしまった時の複雑な気持ちにも共感させた上で親切のよさについて考えさせる資料である 4 研究主題との関連 研究主題 自分を見つめ 友達の思いを大切にする子供の育成 - 道徳授業の充実を通して - 研究主題に迫るために 5 年生では子供たちの目指すべき児童像を 自分の素直な思いを伝えたり 相手の思いを受け止めたりできる子 友達の考えを聞き 相違を比べながら 自分の考えを深める子 道徳的価値に気付き 生活や生き方に生かそうとする子とした また本時における目指すべき具体的な児童像を 友達の考えを受け止め さらに自分の思いを伝えることができる子 親切について友達の考えのよいところに気付き 自分の考えを深めることができる子 学習を振り返り 自分の生活に生かそうとする子 として以下のような手立てを考えた <ねらいとする価値に迫るための手立て> (1) 話合い活動の工夫学習の型を構造化して 見通しをもたせる 第 1 段階では クラス全体でねらいとする価値の共通理解を図り 自分の考えをワークシートに書き 思考の整理をさせる 第 2 段階では 自分の考え 友達の考えを比較検討することを通して 思考の拡大をする 第 3 段階では 児童に班 クラス全体とよりよい考えをまとめる過程を通して考えの根拠を見つけ 思考を深化させる 第 4 段階では 児童は各班の考えを参考にしながら 最終的に自分がよいと思ったことを書かせ 学習をまとめる 最後に学習を通して振り返りを書き 実践意欲につなげたい 自分で考え 周りの人と共有し 話合う そして自分の考えをもつという過程を本時だけではなく これらの学習活動を繰り返し実践していくことで目指す児童像につなげていきたい 2

話合いにおける児童の思考の流れの図 段階思考の流れ活動 1 思考の整理 2 思考の拡大 ( 比較 検討 ) 3 思考の深化 ( 再検討 ) 思考のまとめ 4 ( 最適解への到達 ) 価値の共通理解 ワークシートに自分の考えを書く 班や全体での話合い 班の友達の考えを聞く 疑問点を挙げる 他班の友達の考えを聞く 班や全体での話合い 班でよいなと思った考えを書く 自分の考えの根拠を説明する 自分の考えを書く 学習の振り返りをする (2) 資料提示の工夫資料の内容を児童に視覚的に表示することで場面の状況を理解させる 範読の際には場面絵を大きく提示して資料の世界に入りやすくするため電子黒板に表示する また場面絵と話の内容を関連させて表示することで 話の内容を整理できるようにする (3) 板書の工夫児童が わたし の心情を理解し ねらいとする価値に迫れるよう構造的な板書にする また各班から出された考えを書いたホワイトボードを黒板に分類して掲示することで友達の考えのよさや相違点を比べやすくし 考えを深められるようにする (4) 発問の工夫資料の主題やテーマそのものにかかわって 価値に迫る発問を中心発問にする 全体にかかわる発問をすることで 資料の一場面だけではなく 資料全体に広く捉えて考えさせるようにする 事前アンケートからみえてきた児童があまり経験のない親切について問いかけることで より高い道徳的価値に気付かせたい 3

5 本時の授業 (1) 本時のねらい見返りのない親切について考える活動を通して思いやりをもって相手の立場に立って行動しようとする実践意欲を育てる (2) 本時の展開 学習活動 ( 基本発問 中心発問 予想される児童の反応 ) 指導上の留意点 ( 評価 ) 導入 5 分展開 15 分 1 これまでの親切にした経験について話合う 親切にしてよかったことはあるか ありがとうと言ってもらった 自分にも親切にしてもらった 2 資料 くずれ落ちた段ボール箱 を読んで話合う わたし はどんな気持ちで手伝ったのだろう おばあさんが困っているから助けなきゃ 片付けてあげよう 早く男の子を追いかけないと迷子になるかも だれも片付けていないな 学級内の親切な行為について取り上げる 道徳的価値のよさ( 親切のよさ ) について児童のアンケートを交えて共通理解をする 後段の話合いに生かすために児童が行った親切の見返りについて確認する 資料の場面をイメージしやすくするため 範読しながら場面絵を提示する 登場人物や状況を整理し 共通理解をするため 電子黒板を活用する わたし が相手の立場に立って親切をしたことをおさえるため 親切な行動をした気持ちに共感させる いいえ いいんです と言った時 わたし はどんな気持ちだったのだろう おばあさんが喜んでくれたからよかった 男の子が迷子にならなくてよかった 親切になんてするんじゃなかった 親切にしたのに叱られるなんておかしい 後段の複雑な気持ちを捉えさせるため 叱られた わたし のやるせない気持ちに共感させる 叱られた気持ちとお礼を言われてうれしい気持ちの主人公の複雑な気持ちをおさえる 親切な行動の肯定的な気持ちと否定的な気持ちを整理するため 色を分けて板書する 校長先生が手紙を読むのを聞いたとき わたし はどんな気持ちだったのだろう わかってもらってよかった やっぱり親切にしてよかった 誤解が解け わたし の親切な行動が最 後は認められ 晴れ晴れとした気持ちになっ たことを確認する 4

20 分 手紙をもらう以外で親切にするよさは何だろうか 困っている人を助けると達成感がある あとで考えた時にやってよかったと思える 自分も相手も気持ちが良くなる 見返りがなくても親切な行動をするよさについて考えるため 話合いを取り入れ より高い道徳的価値に気付かせる 話合いの流れ 自分の考えをワークシートに書く ワークシートをもとにグループで話合う 全体で話し合う 話合いの焦点がわかりやすいようにホワイ トボードに赤い線を引く おばあさんや他の人の立場に立って親切な 行動をしたことを振り返る 3 見返りのない親切について自分の生活を振り返る 相手の立場に立って親切にしようとして 考えたこと これからの自分の生活に生かしたいこと いるか ( ワークシート ) を書く 終末 4 教師の説話を聞く 道徳的価値に意識を向けるために教師の説話 5 分 を聞く 電車で座っているときに目の前に妊婦の方 がいた 席をゆずるためにどうぞと声をかける のではなく さりげなく席を立つことで席をゆ ずった 相手の人のほっとした顔を見てうれし くなった (3) 評価 相手の気持ちを思いやり 進んで親切にすることのよさについて考え 実践意欲をもつことができ たか ( ワークシート 発言 ) 5

(4) 板書計画 6