道徳学習指導案指導者 1 日時平成 21 年 11 月 6 日 ( 水 ) 2 学年第 5 学年 16 名 ( 男子 6 名, 女子 10 名 ) 3 主題名相手の立場に立って 2-(2) 親切 4 ねらい いいえ いいんです と言ったときのわたしの気持ちを考えることを通して 親切にすることの難しさ よさに気付き 相手の立場に立って温かく接しようとする態度を育てる 5 資料名 くずれ落ちただんボール箱 出典希望を持って道徳 5 東京書籍 6 主題設定の理由 学習指導要領道徳の第 2 章, 第 5 学年及び 6 学年の内容の 2-(2) に だれに対しても思いやりの気持ちをもち, 相手の立場に立って親切にする とある 自己を他の人とのかかわりの中でとらえ, 望ましい人間関係の育成を図ることを目標とする 高学年においては, 特に相手の立場に立つことを強調する必要がある どのように対処することが相手のためになるかをよく考えた親切な行動が求められる 本当の親切とは, 行為の相手を選んだり, 見返りを期待したりするものではない そこでたとえ人に認められなくても相手の立場や気持ちを考え, だれに対しても温かく接することができる人でありたい 本資料は, 孫がだんボール箱をくずしてしまって困っているおばあさんの代わりに, わたしと友子が整理していると, 事情を知らない店員にしかられてしまう おばあさんにお礼を言われるがすっきりしない二人であったが, 二週間後の朝会で, 店員からお詫びの手紙が来たことを知り, 二人の心は明るくなるという内容である 主人公の心の動きを追いながら心の葛藤やすがすがしさに十分共感させ, たとえ人に認められなくても, 相手の立場を考え, 温かく接することの大切さに気付かせることができる教材である 上下学園では, 自己効力感, 自尊感情を高めるために小中 9 年間を通してよりよい人間関係つくりが大切と考え, 2-(2) 思いやり 親切,2-(3) 信頼 友情 に重点を置き取り組みを進めている 本学級では, 2-(2) 思いやり 親切 の項目において相手の立場に立って行動できるには十分とはいえないので行動化できるように取り組みを進めていきたいと考えている また, 道徳の学習を通して自分を見つめ直し, 自分の考えを伝え合うことで互いを認め合い, 中学校でのより豊かな人間関係へとつなげていきたい 本学級の児童は, 困っている人には親切にしなければならないという意識はもっており 家族や親しい友達を助けようとする姿は見られる しかし, 親切にしなければならないと思いながらも恥ずかしさなどからなかなか実践できないこともある これまでに 日常生活などを通して 友達をはじめ周囲の人々に温かい心で接し 親切にするよう指導してきた また, 学習プログラムのテーマで自然環境を大切にしていくために必要なことを考え, 実践してきている 環境に優しいだけでなく, だれに対しても思いやりの心をもつことがすばらしい事であることを自覚させ 困っている人がいたら その人の立場に立って親切にしようとする態度を育てていきたい アンケート結果は, 次の通りである 困っている人に親切にしたはい 13 人 泣いている友達に声をかけた ことがありますか? 病院でドアを開けられない人がいたので開けた 電車の席をゆずった いいえ 3 人 はずかしかった 声をかけにくい 指導にあたっては, 日常的にだれが, だれにどのような親切な行いをしたのかという具体的な事例を事前につかんで授業に臨む 資料提示では, 挿絵やキーワードを提示して主人公の行動や心情に共感させる 特に, 店員から注意を受けたときとおばあさんからお礼を言われたときの主人公の心の動きをつかませる 話し合う力, 伝え合う力 を使いながら多様な価値観の交流をさせるために, 自分と友だちの意見の同意点や相違点を比較しながら聞き, 自分が気づかなかった考え方に気づかせる そして, 本当の親切とは, 自分のためではなく, 相手の立場に立って行うことに気づかせ, 生活の中で行動化しようとする態度を育てる 7 準備物さし絵 短冊 ワークシート
( 支援と 評価 ) 導入8 指導過程段階学習活動主な発問 ( ) と児童の心の動き ( ) 指導上の留意点 1 困っている人に親切にした経験を出し合う 2 資料 くずれ落ちただんボール箱 を場面ごとに読んでわたしの気持ちについて話し合う 今までに, 困っている人に親切にしたことがあるか 低学年が泣いているときに声をかけた 電車の席をゆずった どうしてわたしは, くずれ落ちただんボール箱の片付けを手伝ったのだろう おばあさんが困っている 男の子は迷子になるかもしれない だれも助けないのかな おばあさんを助けてあげないといけない 具体的事例をいくつ 困っているおばあさんをみて, そうせざるをえなかった気持ちを取り上げる か把握しておく だんボール箱を片付けている途中, 店員さんにしかられたときに私はどんな気持ちだっただろう えっ! 何でしかられるのだろう わたしたちは悪いことはしていないのに むしゃくしゃする こんなことなら片づけを手伝わなければよかった わたしたちは, 手伝っているのに おばあさんにお礼を言われ, いいえ, いいん展です といって立ち去った わたし はどんな気持ちだっただろう おばあさんが喜んでくれてよかった おばあさんの役に立てたのでよかった お礼を言ってもらってうれしい 店員さんにわかってもらえなくても, おばあ開さんを助けられたのだからいい 親切しなければよかった 店員さんに誤解されてくやしい なんだかすっきりしないなあ わたしたちは, 何も悪いことはしていないのに という主人公の気持ちに共感させ, やりきれない気持ちを素直に出させる ワークシートにわたしの気持ちを書かせてから交流する 考 表 自分の考えとの同意点 相違点を考えながら聴かせ つなぎ発言をさせる 言葉の活用 POINT わたしのゆれ動く気持ちをできるだけたくさん書かせる 朝会で校長先生の話を聞いたとき, わたし はどんな気持ちになっただろう 店員さんもわかってくれてよかった 困っている人を助けることができてよかった やっぱり手助けできてよかった おばあさんの喜んでいる姿から, 困っている人の立場に立って行動することの大切さに気づいている 3 これまでの自分たちの生活を振り返る 相手の立場に立ってしたことなどをふり返る ワークシートに書かせ 交流する
終末4 教師の説話を聞く 知らない人が困っていても勇気がなくて声がかけられなかったけれど, 勇気を出したい 困っている人がいたら, 声をかけたい 相手の気持ちになって行動したい 相手の立場に立って考えているだろうか 相手の立場に立って行動しようとする意欲を高める 事前に把握した事例を紹介する 9 板書 10 次年度に向けて 本当の親切 について改めて考えることができた 相手の立場に立って行動することが大切だと考えることができた 中心発問でたくさんの意見を求める場合は, 事前の場面を明確に押さえる必要がある 授業のまとめは, 子どもたちの発表から出てきた言葉でまとめる
資料分析図 くずれ落ちただんボール箱 (五)年4店員からの手紙を校長先生が読んだ3おばあさんにお礼を言われる2店員に誤解され,怒られる1くずれ落ちただんボール箱を片付ける場面 うれしそうににっこり 足取りは,リズムにのってかろやか いいえ,いいんです その場を立ち去る びっくり なにもわるいことなどしていないのに むしゃくしゃ 顔がほてって言葉が出てこない こんなことならかたづけなければよかったわたし友子さん あっ 少しの間ながめていた そのままにしてはいられなくなって整理をし始めた わたしたちが整理しますから,探しに行ってください 一つ一つていねいに積み上げていった 中心人物おばあさん 男の子を連れてもどってくる 先ほどはほんとうにありがとうございました ていねいにお礼のことばをくり返す 店員 困るわね ここは遊び場じゃないのよ にらみつけた これからはこんなところで遊ばないでね 5歳くらいの男の子 段ボール箱に手をふれ,くずれ落とす おもちゃ売り場のほうへ行ってしまう おばあさん 落ちた段ボール箱を片付け始めた 困っている様子 心配そうに何度もおもちゃ売り場のほうに目をやっている すみませんね それではお願いします 周り だれも手伝おうとはしなかった その他の人物登場人物の心情 言動 いいえ,いいんです といって立ち去った わたし はどんな気持ちか 中心発問活動 店員さんもわかってくれたんだ おばあさんが喜んでくれてよかった 迷子にならなくてよかった でも,なんだかすっきりしないな なんでおこられるんだろう こんなことなら片付けなければよかった いやな感じの店員だな おばあさんが困っている たいへんだ 片付けてあげよう 早く男の子を追いかけないと迷子になるかも 追いつけばいいけど 児童のつぶやき親切にしてよかったなあ おばあさんが喜んでくれてよかった どうして怒られるんだろう 手伝わなければよかった 助けてあげないといけない 道徳的価値
守ろう! わたしたちの環境を 自然環境を大切にしようとする態度を育てる学習プログラムー 学校名 ( 府中市立上下南小学校 ) 1 学年第 5 学年 2 期間 9 月 ~11 月 3 期待する児童生徒の姿環境を大切にしていくために身近なことから実践していくことができる 4 構想図 時期 教科 特別活動総合的な学習の時間 道徳の時間 常時活動家庭との連携 児童生徒の意識の流れ 9 月 1 国語 3-(2) 人と もの とのつき合い方 ごみ問題ってなあに ごみ問題から 環境問題 2 総合 3-(2) 3 守ろう! わたしたちの環境 3-(1) 漂流ゴミのゆくえ 自然の偉大さを知り 自然環境を大切にしていく PTA 活動で PTAと共に空き缶や古新聞のリサイクル活動を行う 資源回収 環境整備作業 1 自分たちの周りの環境はどうなっているのだろう 2 自分たちの生活. を見直そう 10 月 11 月 ホタルを救うぞ!! 大作戦 飼育 観察 放流集会 環境会議ホタルや水環境の問題から 環境について感心を持ち生活を見直す 4 社会 3-(2) 国土の環境を守る 環境問題について考え 自然を守る活動を実践しようとする意欲を高める 7 学校行事 3 -( 1 ) (2) いきいきフェスティバル 5 守ろう! わたしたちの環境 3-(1) 地球を救おう子ども会議 身近な集団に進んで参加し 自分の役割を自覚し 協力して主体的に責任を果たそうとする 6 困った人の身になって 2-(2) 親切 くずれ落ちただんボール箱 相手の立場に立って親切にしようとする 日常生活 ごみの分別 給食時 油汚れをとる呼びかけ ホタル当番 メダカ当番 一人一鉢運動 委員会活動で 栽培美化委員会活動 3 環境を守っていこうとしている人たちがいるんだな 4 いろいろなところで環境破壊が起こっている 5 自分たちにできることはないかな 6 相手の立場に立って行動しよう 7 自分たちにできることをやってみよう 環境を大切にしていくために身近なことから実践していくことができる