●「高齢者医療運営円滑化等補助金《については、なぜ、本日の公開による再仕分けの対象事業に選定されたと認識しているか

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5 恩恵的に支給するものであっても 労働協約等に基づいて支給されるもの で 経常的 ( 定期的 ) に支払われる場合は 報酬等 に該当する 例 傷病手当金と給与の差額補填を目的とした見舞金 6 労働の対償として支給されるものであっても 被保険者が常態として受ける報酬以外のものは 報酬等 に含まれない

例 1 一般的な例 算定基礎届の記載例 4 月 5 月 6 月の報酬と平均月額を計算 基本給や諸手当 その他報酬とされる手当をすべて計上します 支払基礎数 基本給 家族手当 職能手当 通勤手当 残業手当 合計 4 月 ,000 11,000 10,000 7,500 12,

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例 1 一般的な例 算定基礎届の記載例 4 月 5 月 6 月の報酬と平均月額を計算 基本給や諸手当 その他報酬とされる手当をすべて計上します 支払基礎日数 基本給 家族手当 職能手当 通勤手当 残業手当 合計 4 月 30 日 250,000 11,000 10,000 7,500 12,900

例 1 一般的な例 算定基礎届の記載例 4 月 5 月 6 月の報酬と平均月額を計算 基本給や諸手当 その他報酬とされる手当をすべて計上します 支払基礎日数 基本給 家族手当 職能手当 通勤手当 残業手当 合計 4 月 3 日 25, 11, 1, 7,5 12,9 291,4 5 月 31 日 2

大金問発第   号

Microsoft Word - 2-2_随時改定保険者算定Q&A(別紙1)

2 改正の概要 昇給又は降給などで固定的賃金に変動があった月以後の継続した3か月間の報酬の平均から算出した標準報酬月額 ( 通常の随時改定の計算方法により算出した標準報酬月額 ) と 1 昇給月又は降給月以後の継続した3か月の間に受けた固定的賃金の月平均額に 2 昇給月又は降給月前の継続した9か月及

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給与システム 定時決定処理における”こんなときには”

PowerPoint プレゼンテーション

留意事項 ( 1) 賃金アップの方法 欄には 賃金の算定方法を下記から選択し記載してください 賃金アップが 毎月決まって支払われる賃金 の場合は 1 賃金アップが 毎月決まって支払われる賃金 + 臨時に支払われる賃金 の場合は 2 賃金アップの方法 欄において 1の 毎月決まって支払われる賃金 を選

3 保険者算定の追加の要件 ⑴ 業務の性質上例年発生することが見込まれる場合 とは 業種や職種の特性上 基本的に毎年 4 月 ~6 月が繁忙期に当たるため 4 月 ~6 月までの期間中の残業手当等が 他の期間と比べて多く支給されることなどを理由として 例年季節的な報酬変動の起こることが想定されること

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厚生局受付番号 : 東海北陸 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 東海北陸 ( 厚 ) 第 号 第 1 結論請求者のA 社 ( 現在は B 社 ) における昭和 39 年 7 月 1 日から同年 10 月 1 日までの期間の標準報酬月額を訂正することが必要である

記 1 標準報酬月額の決定に係る制度の概要 (1) 定時決定保険者等 ( 被保険者が 全国健康保険協会が管掌する健康保険の被保険者である場合は厚生労働大臣 健康保険組合が管掌する健康保険の被保険者である場合は当該健康保険組合をいう 以下同じ ) は 健康保険法 ( 大正 11 年法律第 70 号 )

3 保険者算定の追加の要件 ⑴ 業務の性質上例年発生することが見込まれる場合 とは 業種や職種の特性上 基本的に毎年 4 月 ~6 月が繁忙期に当たるため 4 月 ~6 月までの期間中の残業手当等が 他の期間と比べて多く支給されることなどを理由として 例年季節的な報酬変動の起こることが想定されること

労働法令のポイント に賞与が分割して支払われた場合は 分割した分をまとめて 1 回としてカウントし また 臨時的に当該年に限り 4 回以上支払われたことが明らかな賞与については 支払い回数にカウントしない ( 賞与 として取り扱われ に該当しない ) ものとされている 本来 賞与 として取り扱われる

記入の方法 標準報酬月額の比較欄 の 合計額 及び 平均額 を算出する場合は 以下にご注意ください 1 支払基礎日数 17 日未満の月の報酬額は除いてください 2 短時間就労者 ( パート アルバイト等 ) の場合は 本年 4 月 ~6 月の合計額 平均額 には 支 払基礎日数が 17 日以上あれば

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平成16年度  算定基礎届について

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Microsoft Word 【組合】保険者算定QA.docx

2 事務取扱の ( 様式 2) の裏面の 2 ( 変更前 ) 2 短時間就労者 ( パート アルバイト等 ) の場合は 本年 4 月 ~6 月の合計額 平均額 には 支払基礎日数が17 日以上あればその月の報酬の合計額 平均額を記入してください 17 日以上の月がなければ 15 日以上の月の報酬の合

2 事務取扱の ( 様式 2) の裏面の 2 ( 変更前 ) 2 短時間就労者 ( パート アルバイト等 ) の場合は 本年 4 月 ~6 月の合計額 平均額 には 支払基礎日数が 17 日以上あればその月の報酬の合計額 平均額を記入してください 17 日以上の月がなければ 15 日以上の月の報酬の

平成20年度

5. 改正の要件 固定的賃金の変動 ( 給与体系の変動 ) があり 変動月以後継続した 3 ヶ月の支払基礎日数がすべて 17 日以上あるとき ( 短時間労働者は 11 日以上 ) 以下の 1~4 の全ての要件に該当すると 年間平均額による随時改定 ( 保険者算定 ) を提出することができます ( 被

Microsoft Word - 別紙4.doc

Microsoft Word - 別紙4.doc

目次 定時決定 随時改定 定時決定 随時改定 標準報酬月額の更新の時期 P2 社会保険算定画面を表示する P4 定時決定 随時改定 p6 対象者のみを表示する P13 社員情報の標準月額報酬を更新する P14 出力 ( 定時決定 随時改定 ) 算定基礎届 月額変更届 P15 社会保険料改定通知書 P

平成16年度  算定基礎届について

Microsoft Word - ④別紙4.doc

(2) 報酬日額の算出方法休業給付の給付日額を算出する際の 標準報酬日額 の算定は 標準報酬月額の1/22 支給割合 となりますが 比較の対象となる 報酬日額 については 次表の区分に応じて算出します 報酬日額の算出方法 ( 手当等の金額に乗じる率 ) 区分手当等の種類算出に用いる率 日々の勤務に対

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標準報酬制のしくみ.indd

間平均で算出した標準報酬月額に係る保険者算定の留意事項 厚生労働省より 23 3 月 31 付で 健康保険法及び厚生金保険法における標準報酬月額の定時決定及び随時改定の取扱いについて の一部改正について ( 保発 0331 第 17 号 発 0331 第 9 号 ) 及び 健康保険法及び厚生金保険法

戦略的基盤技術高度化支援事業における労務費の計算に係る実施細則 ( 健保等級ルール ) 平成 24 年 3 月中小企業庁創業 技術課平成 24 年 4 月以降に実施される戦略的基盤技術高度化支援事業 ( 以下 本事業 という ) に係る労務費の算出方法を以下のとおり定めて運用する 事務の効率化や計算

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, 原則としてこの支払基礎 月変算定や月変では 図表 2 標準報酬月額を決める報酬 分類 標準報酬月額の対象となるもの 標準報酬月額の対象とならないもの 基本給 ( 月給, 週給, 日給等 ) 傷病見舞金, 災害見舞金, 結婚祝金, 出張旅費, 通貨で支給されるもの 交際費, 大入袋, 解雇予告手当

目次 1. 被保険者資格の取得要件 ( 総論 ) 問 1 被用者保険の適用拡大の実施により 厚生年金保険 健康保険の被保険者資格の取得要件はどのようになるのか 問 2 施行日以降は 4 分の 3 基準をどのように判断するのか 問 2 の 2 就業規則や雇用契約書等で定められた所定労働時間又は所定労働

災害補償事務請求書等様式集

(組合)事務連絡案(国内在住者扶養認定QA)

PowerPoint プレゼンテーション

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(協会)300829事務連絡(国内在住者扶養認定QA)

1 健康保険組合理事長「健保法及び厚年法における賞与に係る報酬の取扱いについて」

別紙 1 健康保険料 介護保険料 厚生年金保険料 子ども 子育て拠出金 1. 複数資金間での負担配分について (1) 複数の外部資金間での負担配分当該外部資金管理者間の調整により任意に負担割合等を決定する (2) 外部資金と経常費間での負担配分 A. 外部資金による常勤の雇用者に経常費による手当支給

( 注 1) 被保険者の標準報酬月額は 健康保険では第 1 級 58,000 円から第 50 級 1,39 0,000 円までの等級に区分され 実際に支給される報酬月額をこの等級のいずれかに当てはめて決定される そして 傷病手当金の支給額は 平成 27 年度以前は 休業した日における標準報酬月額の

標準例6

Taro 【セット版】施行

また 日額または時給での雇用契約者についても 時間単価が明らかであることから 同様に等 級単価適用者以外の者として取り扱う ( ア ) 健康保険料を徴収する事業主との雇用関係に基づき 当該補助事業に従事する者 ( イ ) 健康保険法による健康保険加入者 ( 健康保険法以外の国家公務員共済組合法等によ

ったと判断します なお 一時的に認定基準月額以上の収入がある月があっても 認定基準年額を超えるまでの間は認定できます また 勤務した月の給与が翌月以降に支払われる場合でも 原則 勤務月の収入として取扱います 継続して認定できる事例 認定基準月額未満であるので 継続して認定できます 認定基準月額以上の

( 様式 1) 中部アイティ産業健康保険組合様 本金機構 様 間報酬の平均で算定することの申立書 ( 定時決定用 ) 当事業所は業を行っており ( 当事業所内の部門では ) 例 4 月から6 月までの間は の理由により繁忙期となることから 健康保険及び厚生金保険被保険者の報酬月額算定基礎届を提出する

補助事業等の実施に要する人件費の算定等の適正化について 平成 22 年 9 月 27 日 22 経第 960 号大臣官房経理課長から大臣官房総務課長 大臣官房政策課長 大臣官房厚生課長 大臣官房地方課長 大臣官房環境バイオ マス政策課長 大臣官房国際部長 大臣官房統計部長 各局 ( 庁 ) 長 沖縄

Microsoft Word - 介護保健最新情報vol.583.doc

役 員 等 報 酬 規 程

【事務連絡】(機構宛)「「健康保険法及び厚生年金保険法における標準報酬月額の定時決定及び随時改定の取扱いについて」の一部改正に伴う事務処理について」に関するQ&Aについて

3 地共済法運用方針第 43 条関係四について 原則として 昇給又は降給等があった月の翌々月を その著しく高低を生じた月 とし その翌月の初日において行うものとする とあるが 月の中途に育休から復帰し固定的給与が変動した場合や月の中途に一般職から特別職になった場合等については 厚生年金保険の取扱いに

労務費単価の具体的な適用は 給与支給実績と比して過大である場合等を除き 原則として以下のとおりとする ( 給与支給実績と比して総額で大幅な乖離がある場合は 時間単価の調整が必要となります ) 次の各号に定める分類に応じ 当該各号に定める方法により計算した金額を労務費単価とする 1 健保等級適用者 (

のとおりとする ( 給与支給実績と比して総額で大幅な乖離がある場合は 時間単価の調整が必要となります ) 次の各号に定める分類に応じ 当該各号に定める方法により計算した金額を人件費単価とする 1 健保等級適用者 (A) 次の各要件の全てを満たす者の人件費単価については 健保等級により該当する等級単価

労務費単価の具体的な適用は 給与支給実績と比して過大である場合等を除き 原則として以下のとおりとする ( 給与支給実績と比して総額で大幅な乖離がある場合は 時間単価の調整が必要となります ) 次の各号に定める分類に応じ 当該各号に定める方法により計算した金額を労務費単価とする 1 健保等級適用者 (

社内様式 2 育児 介護 休業取扱通知書 あなたが平成年月日にされた 育児 介護 休業の申出について 育児 介護休業等に関する規則 第 3 条 第 7 条 に基づき その取扱いを下のとおり通知します ( ただし 期間の変更の申出があった場合には下の事項の若干の変更があり得ます ) 1 休業の期間等

社保継続(最終版)1

育児休業や 介護休業をする方を 経済的に支援します 育児休業給付の支給 介護休業給付の支給 育児休業等期間中の社会保険料 ( 健康保険 厚生年金保険 ) の免除 育児休業等終了後の社会保険料 ( 健康保険 厚生年金保険 ) の特例 3 歳未満の子を養育する期間についての年金額計算の特例 ( 厚生年金

1. 区分説明 ( 定時決定 随時改定等 ) 改定事由 =37( 随時改定等 ) の場合 入力必須 ( 定時決定の場合 入力不可 ) 1: 随時改定 ( 固定給与変動 ) 固定給与の変更により 2 以上の変動がある場合 2: 育児休業等終了時改定 育児休業等終了時改定の場合 1 以上の変動が対象 3

また 日額または時給での雇用契約者についても 時間単価が明らかであることから 同様に等 級単価適用者以外の者として取り扱う ( ア ) 健康保険料を徴収する事業主との雇用関係に基づき 当該補助事業に従事する者 ( イ ) 健康保険法による健康保険加入者 ( 健康保険法以外の国家公務員共済組合法等によ

( ア ) 健康保険料を徴収する事業主との雇用関係に基づき 当該補助事業に従事する者 ( イ ) 健康保険法による健康保険加入者 ( 健康保険法以外の国家公務員共済組合法等による保険加入者等で 健康保険法に準じた取り扱いとみなす者も含む 以下 同様 ) であり 標準報酬月額保険料額表の健保等級適用者

厚生局受付番号 : 東北 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 東北 ( 厚 ) 第 号 第 1 結論請求期間 1について 当該期間のうち請求者のA 社における平成 21 年 9 月 1 日から平成 22 年 12 月 1 日までの期間の標準報酬月額を訂正することが

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筑紫野市学童保育連絡協議会学童クラブ指導員就業規則

社員給与規程

(5) 二以上の事業所に勤務する方の届出 同時に二以上の事業所に勤務する方の標準報酬月額は 各事業所から受ける報酬を合算して決定し ます また 各事業所における保険料は 各事業所から受ける報酬の割合により按分して計算します 二以上の事業所に勤務する方の算定基礎届は 選択事業所を管轄する保険者から各事

申出が遅れた場合は 会社は育児 介護休業法に基づき 休業開始日の指定ができる 第 2 条 ( 介護休業 ) 1 要介護状態にある対象家族を介護する従業員 ( 日雇従業員を除く ) 及び法定要件を全て満たした有期契約従業員は 申出により 介護を必要とする家族 1 人につき のべ 93 日間までの範囲で

短時間労働者の適用拡大 新しい 4 分の 3 基準 に満たない場合であっても 平成 28 年 10 月 1 日以降 次のすべての要件に該当した場合は 短時間労働者の適用拡大の対象となります 週労働時間 20 時間以上 勤務期間 1 年以上 月額賃金 8.8 万円以上 学生でない 従業員 501 人

目 次 適用関係の届書一覧表 加入員資格取得届 加入員資格喪失届 加入員報酬標準給与月額変更届 加入員報酬標準給与月額算定基礎届 加入員賞与標準給与支払届総括表 加入員賞与支払届 加入員氏名変更 ( 訂正 ) 届 事業所関係変更届

04 件数表280205(東京)

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社内様式 2 育児 介護 休業取扱通知書 平成年月日 会社名 あなたから平成年月日に 育児 介護 休業の 申出 期間変更の申出 申出の撤回 がありました 育児 介護休業等に関する規則 ( 第 3 条 第 4 条 第 5 条 第 7 条 第 8 条及び第 9 条 ) に基づき その取扱いを下のとおり通

301121答申件数表

Microsoft Word 答申件数表

ただし 日雇従業員 期間契約従業員 ( 法に定める一定の範囲の期間契約従業員を除く ) 労使協定で除外された次のいずれかに該当する従業員についてはこの限りではない (2) 週の所定労働日数が2 日以下の従業員 (3) 申出の日から93 日以内に雇用関係が終了することが明らかな従業員 2 要介護状態に

厚生局受付番号 : 九州 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 九州 ( 厚 ) 第 号 請求者のA 社 B 支店における厚生年金保険被保険者資格の喪失年月日を昭和 44 年 4 月 21 日から同年 5 月 1 日に訂正し 昭和 44 年 4 月の標準報酬月額を2

育児 介護休業規程 第 1 章 目的 第 1 条 ( 目的 ) 本規程は社員の育児 介護休業 育児 介護のための時間外労働および深夜業の制限並びに育児 介護短 時間勤務等に関する取り扱いについて定めるものである 第 2 章 育児休業制度 第 2 条 ( 育児休業の対象者 ) 1. 育児のために休業す

1 年分の年金額を超えることとなること ( 別紙 1 の 2 参照 )( 第 2 次改正 一部 ) (4) 障害補償年金に係る平均給与額の改定により年金額が改定された場合には 改定後の年金額によって支給停止期間の再算定を行うものであること ( 第 2 次改正 一部 ) 3 支給の停止が終了する月に係

均衡待遇・正社員化推進奨励金 支給申請の手引き

報酬改定(処遇改善加算・処遇改善特別加算)

(問)被用者保険の被扶養者に対する2年間の経過措置になる軽減額は、他の被保険者の保険料で補填すると考えてよいのか

4 遺族補償年金支給停止期間算定調書の作成遺族補償年金の支給停止期間の算定については 別紙 2の様式又はこれに準ずる様式による調書を作成し 算定過程等を明確にしておくこと 別紙 1 遺族補償年金前払一時金の支給事務に関する具体例 ( 第 1 次改正 全部 第 3 次改正 全部 第 6 次改正 全部)

就業規則への記載はもうお済みですか

05-02_放課後児童支援員キャリアアップ処遇改善に係るQ&A( 時点)

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育児休業申出書式例

01-1 課長通知一部改正(機構宛て)_

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2016年 弾丸メールセミナー № 33 雇用保険法 高年齢再就職給付金

( イ ) 従業員の配偶者であって育児休業の対象となる子の親であり 1 歳 6か月以降育児に当たる予定であった者が死亡 負傷 疾病等の事情により子を養育することが困難になった場合 6 育児休業をすることを希望する従業員は 原則として 育児休業を開始しようとする日の1か月前 (4 及び5に基づく1 歳

第 8 条年俸制適用職員の特殊勤務手当は, 給与規程第 18 条の規定に準じて支給する ( 超過勤務手当 ) 第 9 条年俸制適用職員の超過勤務手当は, 給与規程第 21 条の規定に準じて支給する ( 休日給 ) 第 10 条年俸制適用職員の休日給は, 給与規程第 22 条の規定に準じて支給する (

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無期転換嘱託職員の報酬 退職等に関する規程平成 30 年 4 月 1 日制定 ( 趣旨 ) 第 1 条この規程は 別に定めるもののほか 公益社団法人全国市有物件災害共済会職員就業規則 ( 以下 規則 という ) 第 2 条第 2 号に定める嘱託職員のうち 労働契約法 ( 平成 19 年法律第 128

VBA 社会保険 労働保険 のご利用について VBA 社会保険 労働保険 システムは 社会保険の算定基礎届 社会保険の月額変更届 社会保険の賞与支払届 労働保険の基礎賃金集計表 労働保険の概算確定申告書 ( 継続事業 ) を作成します 被保険者報酬月額算定基礎届総括表 被保険者賞与支払届総括表 およ

Transcription:

事務連絡平成 2 3 年 5 月 26 日 健康保険組合御中 厚生労働省保険局保険課 健康保険法及び厚生年金保険法における 標準報酬月額の定時決定及び随時改定の事務取扱いに関する事例集 等の送付について 健康保険及び厚生年金の標準報酬月額の定時決定及び随時改定については 健康保険法及び厚生年金保険法の関係規定並びに標準報酬月額の決定及び改定の関係通知に基づき 実施いただいておりますが これまで関係者から寄せられた疑義照会への回答事例等を 別紙 1( 標準報酬月額の定時決定及び随時改定の事務取扱いに関する事例集 ) 及び別紙 2( 一時帰休に伴う休業手当等が支払われた場合の標準報酬月額について ( 事例表 )) のとおり取りまとめましたので 今後の事務の実施に当たってご留意いただきますようお願い申し上げます ( 既に決定した標準報酬月額を この事例集に沿って遡って訂正することを求めるものではありません ) なお この事例集の内容は 年金局とも協議済みであることを申し添えます

( 別紙 1) 標準報酬月額の定時決定及び随時改定の事務取扱いに関する事例集 報酬 賞与の範囲について問 報酬 賞与 にはどのようなものが含まれるか ( 答 ) 報酬 及び 賞与 ( 以下 報酬等 という ) は 健康保険法第 3 条第 5 項及び第 6 項 ( 厚生年金保険法第 3 条第 1 項第 3 号及び第 4 号 ) において 労働者が 労働の対償として受けるすべてのもの と規定されており 労働の対償として経常的かつ実質的に受けるもので 被保険者の通常の生計に充てられるすべてのものを包含するものである ( 健康保険法の解釈と運用 ( 法研 ) より ) 具体的事例 1 現実に提供された労働に対する対価に加え 給与規程等に基づいて使用者が経常的 ( 定期的 ) に被用者に支払うものは 報酬等 に該当する 労働の提供と対償の支払が時間的に一致する必要はなく 将来の労働に対するものや 病気欠勤中や休業中に支払われる手当であっても労働の対償となり 報酬等 に該当する また 雇用契約を前提として事業主から食事 住宅等の提供を受けている場合 ( 現物給与 ) も 報酬等 に含まれる 例 賃金 給料 俸給 賞与 インセンティブ 通勤手当 扶養手当 管理職手当 勤務地手当 休職手当 休業手当 待命手当 2 労働の対償として受けるものでないものは 報酬等 に該当しない 例 傷病手当金 労働者災害補償保険法に基づく休業補償 解雇予告手当 退職手当 内職収入 財産収入 適用事業所以外から受ける収入 ( 注 ) 退職手当は 毎月の給与や賞与に上乗せして前払いされる場合 被保険者の通常の生計に充てられる経常収入と扱うことが妥当であり 報酬等 に該当する 3 事業主が負担すべきものを被保険者が立て替え その実費弁償を受ける場 合 労働の対償とは認められないため 報酬等 に該当しない 例 出張旅費 赴任旅費 4 事業主が恩恵的に支給するものは労働の対償とは認められないため 原則 として 報酬等 に該当しない 例 見舞金 結婚祝い金 餞別金

5 恩恵的に支給するものであっても 労働協約等に基づいて支給されるもの で 経常的 ( 定期的 ) に支払われる場合は 報酬等 に該当する 例 傷病手当金と給与の差額補填を目的とした見舞金 6 労働の対償として支給されるものであっても 被保険者が常態として受ける報酬以外のものは 報酬等 に含まれない ( 支給事由の発生 支給条件 支給額等が不確定で 経常的に受けるものではないものは 被保険者の通常の生計に充てられるものとは言えないため ) ただし これに該当するものは極めて限定的である 例 大入袋 ここで挙げた 例 は一般的な場合を想定しており その名称だけでなく 実態に合わせて 報酬等 に該当するかどうか判断を行うものとする 定時決定について問 1 支払基礎日数について 例えば夜勤労働者で日をまたぐ勤務を行っている場合はどのように計算すべきか ( 答 ) 夜勤労働者で日をまたいで労務に就いている場合は 以下のように取り扱う 1 夜勤勤務者が月給で給与の支払いを受けている場合 各月の暦日数を支払基礎日数とする 2 夜勤勤務者が日給で給与の支払いを受けている場合 給与支払いの基礎となる出勤回数を支払基礎日数とする ただし 変形労働時間制を導入している場合は 下記の3に準じて取り扱う 3 夜勤勤務者が時給で給与の支払を受けている場合 各月の総労働時間をその事業所における所定労働時間で除して得られた日数を支払基礎日数とする なお 勤務中に仮眠時間等が設けられている場合 これを労働時間に含めるか否かは その事業所の業務の実態 契約内容 就業規則等によって仮眠時間等が給与支払いの対象となる時間に含まれているかどうかを確認することで判断されたい

問 2 給与の締め日が変更になった場合 変更月では支払基礎日数が通常の月よ りも増減することになるが 定時決定の際にはどのように取り扱うべきか ( 答 ) 給与締め日が変更になった場合は 以下のように取扱う 1 支払基礎日数が増加する場合支払基礎日数が暦日を超えて増加した場合 通常受ける報酬以外の報酬を受けることとなるため 超過分の報酬を除外した上で その他の月の報酬との平均を算出し 標準報酬月額を保険者算定する ( 例 ) 給与締め日が 20 日から 25 日に変更された場合締め日を変更した月のみ給与計算期間が前月 21 日 ~ 当月 25 日となるため 前月 21 日 ~ 前月 25 日の給与を除外し 締め日変更後の給与制度で計算すべき期間 ( 前月 26 日 ~ 当月 25 日 ) で算出された報酬をその月の報酬とする 2 支払基礎日数が減少した場合給与締め日の変更によって給与支給日数が減少した場合であっても 支払基礎日数が 17 日以上であれば 通常の定時決定の方法によって標準報酬月額を算定する 給与締め日の変更によって給与支給日数が減少し 支払基礎日数が 17 日未満となった場合には その月を除外した上で報酬の平均を算出し 標準報酬月額を算定する 問 3 基本給や諸手当の支払月が変更となった結果 通常の月よりも給与額が増 減する場合があるが 定時決定の際にはどのように取り扱うべきか ( 答 ) 給与や諸手当の支払い月が変更になった場合は 以下のように取扱う 1 翌月払いの給与や諸手当が当月払いに変更された場合翌月払いの給与もしくは諸手当が当月払いに変更された場合は 変更月に支給される給与等に重複分が発生するが 制度変更後の給与等がその月に受けるべき給与であるとみなし 変更前の給与は除外した上で4,5,6 月の平均を算出し 標準報酬月額を算定する ( 例 )4 月支給の給与より 25 日締め翌月末払い の給与が 25 日締め当月末払い に変更された場合制度の変更に伴い 4 月支給の給与は 2 月 26 日 ~3 月 25 日分と 3 月 26 日 ~4 月 25 日分の給与となるが 制度変更後の給与が本来その月に受けるべき給与であるとみなし 2 月 26 日 ~3 月 25 日の給与を除外し 支払日変更後の給与制度で計算すべき期間 (3 月 26 日 ~4 月 25 日 ) により算出した報酬を 4 月の報酬とする

2 当月払いの諸手当が翌月払いに変更された場合当月払いの諸手当が翌月払いに変更された場合は 変更月には諸手当が支給されないこととなるが その月は算定の対象から除き 残りの月に支払われた報酬で定時決定を行う 問 4 4~6 月の3か月のうち 遡って降給が行われた結果 差額調整によって本来受けるべき報酬より低額の報酬が支払われた月がある場合 保険者算定によって定時決定を行うことはできるか ( 答 ) 保険者算定の対象として差し支えない この場合 4~6 月の報酬から控除された差額調整分を計算に含まず 差額調整前の報酬額で定時決定を行う 被保険者資格取得時の標準報酬月額の決定について問 1 被保険者資格を取得した際の標準報酬月額の決定について 例えば残業代が当初の見込みよりも増減した場合に 標準報酬月額の訂正を行うことができるか ( 答 ) 被保険者資格を取得した際の標準報酬月額については 固定的賃金の算定誤り等があった場合に訂正を行うことはできるが 残業代のような非固定的賃金について その見込みが当初の算定額より増減した場合は 訂正することはできない 問 2 一つの適用事業所に勤務している被保険者が 別の適用事業所に勤務 ( 同時に2つの事業所に勤務 ) することとなって新たな適用事業所において被保険者資格を取得した場合 どの時点から標準報酬月額を改定するのか ( 答 ) 新たに別の適用事業所で被保険者資格を取得した場合 その事業所における報酬月額を健康保険法第 42 条 ( 厚生年金保険法第 22 条 ) に従って算定し 健康保険法第 44 条第 3 項 ( 厚生年金保険法第 24 条第 2 項 ) の規定に基づいて合計額としての報酬月額を算定する その際 既に被保険者資格を取得している側の事業所においては 既に決定されている標準報酬月額の基礎となった報酬月額を用いる また 健康保険法施行規則第 1 条 第 2 条及び第 37 条 ( 厚生年金保険法施行規則第 1 条及び第 2 条 ) において 同時に2 以上の適用事業所に使用されることとなった日から10 日以内に 管掌保険者の選択とそれに伴う届出を行うこととされており 新たに別の適用事業所に使用されることとなった月から標準報酬月額を決定する

随時改定について問 1 固定的賃金の変動が発生した後 3か月以内に再度固定的賃金が変動した場合には それぞれの固定的賃金変動を随時改定の対象とするか ( 答 ) それぞれの固定的賃金変動を随時改定の契機として取り扱う 仮に固定的賃金変動が毎月発生した場合には それぞれの月の賃金変動を契機として その都度 2 等級以上の差が生じているかを確認し 随時改定の可否について判断する なお 2 等級以上の差を判断するに当たっては 固定的賃金のみならず 非固定的賃金を含めた報酬月額全体で比較を行う 問 2 超過勤務手当の支給単価 ( 支給割合 ) が変更された場合は 随時改定の対象となるか ( 答 ) 超過勤務手当については 個々人や月々の稼働状況によって時間数が不確定であるため 単に時間の増減があった場合は随時改定の対象とはならないが 支給単価 ( 支給割合 ) が変更となった場合は随時改定の対象となる 問 3 超過勤務手当等の非固定的手当が廃止された場合 随時改定の対象となるか ( 答 ) 非固定的手当であっても その廃止は賃金体系の変更に当たるため 随時改定の対象となる 問 4 固定的賃金が上昇したものの 超過勤務手当等の非固定的賃金が減額したために結果的に2 等級以上報酬月額が下がった場合 随時改定の対象となるか ( 答 ) 固定的賃金の増額 減額と 実際の平均報酬月額の増額 減額が一致しない場合 随時改定の対象とはならない 問 5 同一月に固定的賃金の増額と減額が同時に発生した場合 ( 手当の廃止と創設等 ) 増額改定と減額改定のどちらの対象となるか ( 答 ) 同時に複数の固定的賃金の増減要因が発生した場合 それらの影響によって固定的賃金の総額が増額するのか減額するのかを確認し 増額改定 減額改定いずれの対象となるかを判断する 例えば 定額の手当が廃止され その手当と同額の手当が新たに創設された場合など 固定的賃金に変更が生じないケースについては 随時改定の対象とならない

なお 変動的な手当の廃止と創設が同時に発生した場合等については 手当額 の増減と報酬額の増減の関連が明確に確認できないため 3 か月の平均報酬月額 が増額した場合 減額した場合のどちらも随時改定の対象となる 問 6 給与計算期間の途中で昇給した場合 どの時点を起算月として随時改定の判断を行うのか 例 : 当月末締め翌月末払いの給与で 当月 15 日以降の給与単価が上昇した場合 ( 答 ) 昇給 降給した給与が実績として1か月分確保された月を固定的賃金変動が報酬に反映された月として扱い それ以後 3か月間に受けた報酬を計算の基礎として随時改定の判断を行う 例示の場合であれば 給与単価が上昇した翌月支払の給与は単価上昇の実績を1か月分確保できていないため 翌々月を3か月の起算点として随時改定の可否を判断する 問 7 固定的賃金の変動の翌月に給与支払い締め日変更があった場合 随時改定はどのような取扱いとなるか 例 :9 月支給分の給与から固定的賃金変動が反映されたが 10 月支給の給与から 月末締め翌月 15 日払い 15 日締め翌月 15 日払い に変更 9 月 15 日支給の給与 (8/ 1 日 ~8/31 日分 ) 10 月 15 日支給の給与 (9/ 1 日 ~9/15 日分 ) 11 月 15 日支給の給与 (9/16 日 ~10/15 日分 ) ( 答 ) 固定的賃金に変動が発生した後の3か月以内に 給与締め日の変更によって例示のように支払基礎日数が17 日を下回る月がある場合には 随時改定の対象とならない なお 例示の場合 問 6とは異なり 9 月支給分の給与から固定的賃金変動が報酬に反映 (1か月分確保) されているため 11 月を起算月として随時改定を行うことはできない 問 8 休職によって通常受けられる報酬よりも低額な休職給を受けることとなったが 休職中に固定的賃金の増減があった場合 随時改定の対象となるか ( 答 ) 随時改定では 固定的賃金の変動が報酬に反映された月を起算月として扱うこととしているが 休職に伴う低額な休職給を受けている間に固定的賃金の増減があった場合 休職給はその固定的賃金の変動を適切に反映しているとは言えないため 休職が終了して通常の給与支払いに戻った月以降 3か月の平均報酬月額

によって随時改定の可否を判断する 問 9 固定的賃金に変動が生じた月以降 随時改定の算定対象月内に 休職によって通常受けられる報酬よりも低額な休職給を受けることとなった場合 随時改定の対象となるか ( 答 ) 随時改定は固定的賃金の変動が報酬に反映された月を起算として それ以後継続した3か月間 ( いずれの月も支払基礎日数が17 日以上 ) に受けた報酬を計算の基礎とすることから 随時改定の算定対象月内に低額な休職給を受けた場合であっても 随時改定の対象とする 問 10 遡って昇給が発生した場合 保険者算定による随時改定の対象となるが 遡って降給が発生した場合も同様の取扱いが可能か ( 答 ) 遡って降給が発生した場合についても 遡って昇給が発生した場合と同様に保険者算定による随時改定の対象として差し支えない なお 超過支給分の報酬がその後の報酬から差額調整された場合 調整対象月の報酬は本来受けるべき報酬よりも低額となるため 調整対象月に控除された降給差額分を含まず 差額調整前の報酬額で随時改定を行う 一時帰休における標準報酬月額の決定 改定について (1) 定時決定について 問 1 一時帰休による休業手当等が支払われた日は 支払基礎日数に含まれるの か ( 答 ) 一時帰休による休業手当等が支払われた日も 支払基礎日数に含まれる 問 2 定時決定の算定対象月に休業手当等が支払われた月があり 標準報酬月額の決定の際に一時帰休の状態が解消していない場合 休業手当等が支払われた月のみで標準報酬月額を決定するのか ( 答 ) 休業手当等が支払われた月のみで決定するわけではない 例えば 定時決定の対象月である4 5 6 月のうち 4 5 月は通常の給与の支払を受けて6 月のみ一時帰休による休業手当等が支払われた場合には 6 月分は休業手当等を含めて報酬月額を算定した上で 4 5 6 月の報酬月額を平均して標準報酬月額を決定する

なお 標準報酬月額決定の際に一時帰休の状態が解消している場合の取扱いに ついては 問 7 を参照のこと 問 3 定時決定の算定対象月に休業手当等が支払われた月がある場合 標準報酬月額の決定に当たって 一時帰休の状態が解消しているかどうかを判断する必要があるが どの時点で一時帰休解消を判断することになるのか ( 答 ) 7 月 1 日時点で判断する 問 4 どのような場合が一時帰休が解消している状態にあたるのか ( 答 ) 7 月 1 日の時点で 現に低額な休業手当等の支払いが行われておらず その後も低額な休業手当等が支払われる見込みがない場合をいう 一時帰休が解消しているか否かの判断に当たっては 算定基礎届の備考欄に一時帰休が解消した旨を記載させるとともに 公共職業安定所への休業計画の提出の有無や 労使間での一時帰休解消に関する合意の有無等を確認する 問 5 標準報酬月額の決定にあたって 一時帰休が解消していたために休業手当等を含まない報酬で定時決定を行ったが その後 結果的に9 月までの間に再び一時帰休の状態となって休業手当等が支給された場合 定時決定の内容を訂正することができるか ( 答 ) 標準報酬月額の決定後に再び一時帰休の状態となって休業手当等が支払われたとしても 定時決定の訂正は認められない なお このようなケースについては 再び休業手当等が支払われることとなった月から起算して 随時改定に該当するか否かを判断する 問 6 標準報酬月額の決定にあたって 一時帰休が解消していなかったために休業手当等を含んだ報酬で定時決定を行ったが その後 結果的に一時帰休が解消した場合は どのように取り扱うべきか ( 答 ) 休業手当等をもって標準報酬月額の決定又は改定が行われた後 結果的に一時帰休が解消した場合は 通常の報酬の支払を受けることとなった月から起算して 随時改定に該当するか否かを判断する

問 7 9 月以降において受けるべき報酬 とは どのように算出するのか ( 答 ) 7 月 1 日の時点で一時帰休の状況が解消している場合の定時決定では 休業手当等を除いて標準報酬月額を決定する必要があることから 通常の給与を受けた月における報酬の平均により 標準報酬月額を算出する 例えば4 5 月に通常の給与を受けて6 月に休業手当等を受けた場合 4 5 月の報酬の平均を 9 月以降において受けるべき報酬 として定時決定を行う 同様に4 月に通常の給与をうけて5 6 月に休業手当を受けた場合 4 月の報酬を 9 月以降において受けるべき報酬 とする なお 4 5 6 月の全てにおいて休業手当等を受けた場合は 休業手当等を含まずに決定又は改定された直近の標準報酬月額により 定時決定を行う (2) 随時改定について問 1 一時帰休に伴う随時改定について 1か月の全てについて休業手当等の支払を受けている場合が対象となるのか それとも 1か月のうちの1 日でも休業手当等の支払いを受けていれば対象となるのか ( 答 ) 1か月のうち 一時帰休に伴って固定的賃金が減額支給される日が1 日でもあれば 随時改定の対象となる 問 2 一時帰休に伴う随時改定は 低額な休業手当等の支払いが継続して3か月を超える場合に行うこととなるが いつの時点から3か月を起算するのか ( 答 ) 3か月は暦日ではなく 月単位で計算する 例えば 月末締め月末払いの事業所において一時帰休の開始日を2 月 10 日とした場合は 5 月 1 日をもって 3か月を超える場合 に該当し 2 3 4 月の報酬を平均して2 等級以上の差が生じていれば 5 月以降の標準報酬月額から随時改定する なお 5 月 1 日時点で一時帰休の状況が解消している場合には 3か月を超えないため 随時改定は行わない 問 3 一時帰休期間中に休業手当等の支給割合が変更した場合は 随時改定の対 象となるのか ( 答 ) 随時改定の対象となる

問 4 一時帰休期間中に休業日数が変更となった場合は 随時改定の対象となる のか ( 答 ) 単に休業の日数が変更となった場合は 随時改定の対象とならない 問 5 一時帰休の状況が解消したとき とは どのような状態をいうのか また どのような場合に随時改定の対象となるのか ( 答 ) 一時帰休の状況が解消したとき とは 固定的賃金が減額されず その後も低額な休業手当等が支払われる見込みがない状態をいう また 低額な休業手当等が支払われないことが明確でなくても 現実に固定的賃金が減額されない状況が継続して3か月を超え 2 等級以上の差を生じた場合は 一時帰休が解消したものとして随時改定の対象とする 問 6 一時帰休の状況が継続している間に固定的賃金が変動した場合は 随時改定の対象となるか ( 答 ) 随時改定は 固定的賃金の変動が報酬に反映された月を起算月として扱うこととしているが 一時帰休に伴う休業手当等が支払われた月に固定的賃金が変動した場合 その固定的賃金の変動が正確に報酬月額に反映されないため 一時帰休に伴う休業手当等が支払われなくなった月から起算して3か月の報酬を平均することによって 随時改定を行う 問 7 通常の給与で標準報酬月額の決定又は改定が行われている者について 固定的賃金の変動があった月の翌月に一時帰休による休業手当等が支払われた場合 随時改定の対象となるか ( 答 ) 随時改定は 固定的賃金の変動が報酬に反映された月を起算として それ以後継続した3か月間 ( いずれの月も支払基礎日数が17 日以上 ) に受けた報酬を計算の基礎とすることから 随時改定の算定対象月内に休業手当等を受けることとなった場合であっても 随時改定の対象とする