5. 改正の要件 固定的賃金の変動 ( 給与体系の変動 ) があり 変動月以後継続した 3 ヶ月の支払基礎日数がすべて 17 日以上あるとき ( 短時間労働者は 11 日以上 ) 以下の 1~4 の全ての要件に該当すると 年間平均額による随時改定 ( 保険者算定 ) を提出することができます ( 被

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2 事務取扱の ( 様式 2) の裏面の 2 ( 変更前 ) 2 短時間就労者 ( パート アルバイト等 ) の場合は 本年 4 月 ~6 月の合計額 平均額 には 支払基礎日数が 17 日以上あればその月の報酬の合計額 平均額を記入してください 17 日以上の月がなければ 15 日以上の月の報酬の

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3 保険者算定の追加の要件 ⑴ 業務の性質上例年発生することが見込まれる場合 とは 業種や職種の特性上 基本的に毎年 4 月 ~6 月が繁忙期に当たるため 4 月 ~6 月までの期間中の残業手当等が 他の期間と比べて多く支給されることなどを理由として 例年季節的な報酬変動の起こることが想定されること

記入の方法 標準報酬月額の比較欄 の 合計額 及び 平均額 を算出する場合は 以下にご注意ください 1 支払基礎日数 17 日未満の月の報酬額は除いてください 2 短時間就労者 ( パート アルバイト等 ) の場合は 本年 4 月 ~6 月の合計額 平均額 には 支 払基礎日数が 17 日以上あれば

3 保険者算定の追加の要件 ⑴ 業務の性質上例年発生することが見込まれる場合 とは 業種や職種の特性上 基本的に毎年 4 月 ~6 月が繁忙期に当たるため 4 月 ~6 月までの期間中の残業手当等が 他の期間と比べて多く支給されることなどを理由として 例年季節的な報酬変動の起こることが想定されること

2 改正の概要 昇給又は降給などで固定的賃金に変動があった月以後の継続した3か月間の報酬の平均から算出した標準報酬月額 ( 通常の随時改定の計算方法により算出した標準報酬月額 ) と 1 昇給月又は降給月以後の継続した3か月の間に受けた固定的賃金の月平均額に 2 昇給月又は降給月前の継続した9か月及

Microsoft Word - 2-2_随時改定保険者算定Q&A(別紙1)

大金問発第   号

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( 様式 1) 中部アイティ産業健康保険組合様 本金機構 様 間報酬の平均で算定することの申立書 ( 定時決定用 ) 当事業所は業を行っており ( 当事業所内の部門では ) 例 4 月から6 月までの間は の理由により繁忙期となることから 健康保険及び厚生金保険被保険者の報酬月額算定基礎届を提出する

間平均で算出した標準報酬月額に係る保険者算定の留意事項 厚生労働省より 23 3 月 31 付で 健康保険法及び厚生金保険法における標準報酬月額の定時決定及び随時改定の取扱いについて の一部改正について ( 保発 0331 第 17 号 発 0331 第 9 号 ) 及び 健康保険法及び厚生金保険法

Microsoft Word 【組合】保険者算定QA.docx

【事務連絡】(機構宛)「「健康保険法及び厚生年金保険法における標準報酬月額の定時決定及び随時改定の取扱いについて」の一部改正に伴う事務処理について」に関するQ&Aについて

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Taro 【セット版】施行

記 1 標準報酬月額の決定に係る制度の概要 (1) 定時決定保険者等 ( 被保険者が 全国健康保険協会が管掌する健康保険の被保険者である場合は厚生労働大臣 健康保険組合が管掌する健康保険の被保険者である場合は当該健康保険組合をいう 以下同じ ) は 健康保険法 ( 大正 11 年法律第 70 号 )

平成16年度  算定基礎届について

, 原則としてこの支払基礎 月変算定や月変では 図表 2 標準報酬月額を決める報酬 分類 標準報酬月額の対象となるもの 標準報酬月額の対象とならないもの 基本給 ( 月給, 週給, 日給等 ) 傷病見舞金, 災害見舞金, 結婚祝金, 出張旅費, 通貨で支給されるもの 交際費, 大入袋, 解雇予告手当

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平成16年度  算定基礎届について

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チュートリアル編 賃金データ入力してから月変処理を行う手順 まず基本情報を入力します 3 事業所マスタ [ 労保設定 ]- 労働保険番号 ( 雇 ) 事業所番号 労災 雇用成立日 保険関係 業種登録 特掲区分 4 事業所マスタ [ 印刷帳票設定 ]- 月変届帳票選択 1 個人マスタ [

<4D F736F F D2095BD90AC E8E5A92E88AEE916293CD939982CC97708E C982C282A282C A2E646F63>

例 1 一般的な例 算定基礎届の記載例 4 月 5 月 6 月の報酬と平均月額を計算 基本給や諸手当 その他報酬とされる手当をすべて計上します 支払基礎数 基本給 家族手当 職能手当 通勤手当 残業手当 合計 4 月 ,000 11,000 10,000 7,500 12,

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目次 定時決定 随時改定 定時決定 随時改定 標準報酬月額の更新の時期 P2 社会保険算定画面を表示する P4 定時決定 随時改定 p6 対象者のみを表示する P13 社員情報の標準月額報酬を更新する P14 出力 ( 定時決定 随時改定 ) 算定基礎届 月額変更届 P15 社会保険料改定通知書 P

5 恩恵的に支給するものであっても 労働協約等に基づいて支給されるもの で 経常的 ( 定期的 ) に支払われる場合は 報酬等 に該当する 例 傷病手当金と給与の差額補填を目的とした見舞金 6 労働の対償として支給されるものであっても 被保険者が常態として受ける報酬以外のものは 報酬等 に含まれない

●「高齢者医療運営円滑化等補助金《については、なぜ、本日の公開による再仕分けの対象事業に選定されたと認識しているか

例 1 一般的な例 算定基礎届の記載例 4 月 5 月 6 月の報酬と平均月額を計算 基本給や諸手当 その他報酬とされる手当をすべて計上します 支払基礎日数 基本給 家族手当 職能手当 通勤手当 残業手当 合計 4 月 30 日 250,000 11,000 10,000 7,500 12,900

1 同封している書類について 1 平成 29 年度算定基礎届の提出について 2 被保険者報酬月額算定基礎届 ( 基金未加入の事業所のみ ) 送付を希望されない事業所にはお送りしていません 平成 29 年 5 月 12 日処理完了分 ( 通知書等の確認印が平成 29 年 5 月 12 日 ) までのデ

目 次 適用関係の届書一覧表 加入員資格取得届 加入員資格喪失届 加入員報酬標準給与月額変更届 加入員報酬標準給与月額算定基礎届 加入員賞与標準給与支払届総括表 加入員賞与支払届 加入員氏名変更 ( 訂正 ) 届 事業所関係変更届

< E8E5A92E88AEE916293CD2E786C73>

労働法令のポイント に賞与が分割して支払われた場合は 分割した分をまとめて 1 回としてカウントし また 臨時的に当該年に限り 4 回以上支払われたことが明らかな賞与については 支払い回数にカウントしない ( 賞与 として取り扱われ に該当しない ) ものとされている 本来 賞与 として取り扱われる

厚生局受付番号 : 東海北陸 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 東海北陸 ( 厚 ) 第 号 第 1 結論請求者のA 社 ( 現在は B 社 ) における昭和 39 年 7 月 1 日から同年 10 月 1 日までの期間の標準報酬月額を訂正することが必要である

VBA 社会保険 労働保険 のご利用について VBA 社会保険 労働保険 システムは 社会保険の算定基礎届 社会保険の月額変更届 社会保険の賞与支払届 労働保険の基礎賃金集計表 労働保険の概算確定申告書 ( 継続事業 ) を作成します 被保険者報酬月額算定基礎届総括表 被保険者賞与支払届総括表 およ

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1. 区分説明 ( 定時決定 随時改定等 ) 改定事由 =37( 随時改定等 ) の場合 入力必須 ( 定時決定の場合 入力不可 ) 1: 随時改定 ( 固定給与変動 ) 固定給与の変更により 2 以上の変動がある場合 2: 育児休業等終了時改定 育児休業等終了時改定の場合 1 以上の変動が対象 3

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事例 2 定時決定 が全て休職中だった場合 ( 定時決定の保険者算定 1) 従前のを報告 ( 直近ので決定 ) 2 企業コードは必ず記入 99 生年日性別 ツヨシ 企業 11 変更理由 改定年 従前改定年 元号 4 年 異動情報 異動年日 算定基礎 (1) 固定的給与非固定的

改訂正表 横断縦断

7章CONTENTS 目 次 第 1 章はじめに 4 4 月に昇 ( 降 ) 給がある場合の流れ 4 4 月に昇 ( 降 ) 給がない場合の流れ ( 算定基礎処理のみ ) 7 3ヵ月間に2 度 昇 ( 降 ) 給がある場合の流れ 8 第 2 章 月額変更処理を行う 9 月額変更の条件を指定する 9

4 申請者 記入用 申請内容 傷病名 発病または負傷年 該当の傷病は病気 疾病 ですか ケガ 負傷 ですか. 病気. ケガ 発病時の状況 負傷原因届を併せてご提出ください 平成 年 4 療養のため休んだ期間 申請期間 から 数 まで 間 5 あなたの仕事の内容 具体的に 退職後の申請の場合は退職前の

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給与システム 定時決定処理における”こんなときには”

目次 問 1 労使合意による適用拡大とはどのようなものか 問 2 労使合意に必要となる働いている方々の 2 分の 1 以上の同意とは具体的にどのようなものか 問 3 事業主の合意は必要か 問 4 短時間労働者が 1 名でも社会保険の加入を希望した場合 合意に向けての労使の協議は必ず行う必要があるのか

( 行政苦情救済推進会議の意見 ) 保険料を負担する者の負担の公平性を図る観点から 保険料の定時決定のみならず 随時改定においても報酬実態に即した標準報酬月額を決定することができるよう 標準報酬月額の算定の方法を見直す必要がある ( あっせん要旨 ) 厚生労働省は 保険料を負担する者の負担の公平性を

平成20年度

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例 1 一般的な例 算定基礎届の記載例 4 月 5 月 6 月の報酬と平均月額を計算 基本給や諸手当 その他報酬とされる手当をすべて計上します 支払基礎日数 基本給 家族手当 職能手当 通勤手当 残業手当 合計 4 月 3 日 25, 11, 1, 7,5 12,9 291,4 5 月 31 日 2

2 第 827 号平成 28 年 7 月 25 日大阪社会保険時報 算定基礎届 の 提出について 手続き内容 健康保険および厚生年金保険の被保険者の実際の報酬と標準報酬月額との間に大きな差が生じないように 7 月 1 日現在で使用しているすべての被保険者に4~6 月に支払った賃金を 事業主の方から

アップデート 4.89 のご案内 拝啓時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます 平素は 社労法務システム を御愛顧いただきまして誠に ありがとうございます さて このたび下記の内容のソフト アップデートを行いましたので ご確認下さい 敬具 記 アップデート 4.89 < 概要 > 1. 健康保険の標

労務費単価の具体的な適用は 給与支給実績と比して過大である場合等を除き 原則として以下のとおりとする ( 給与支給実績と比して総額で大幅な乖離がある場合は 時間単価の調整が必要となります ) 次の各号に定める分類に応じ 当該各号に定める方法により計算した金額を労務費単価とする 1 健保等級適用者 (

のとおりとする ( 給与支給実績と比して総額で大幅な乖離がある場合は 時間単価の調整が必要となります ) 次の各号に定める分類に応じ 当該各号に定める方法により計算した金額を人件費単価とする 1 健保等級適用者 (A) 次の各要件の全てを満たす者の人件費単価については 健保等級により該当する等級単価

別紙 1 健康保険料 介護保険料 厚生年金保険料 子ども 子育て拠出金 1. 複数資金間での負担配分について (1) 複数の外部資金間での負担配分当該外部資金管理者間の調整により任意に負担割合等を決定する (2) 外部資金と経常費間での負担配分 A. 外部資金による常勤の雇用者に経常費による手当支給

短時間労働者の適用拡大 新しい 4 分の 3 基準 に満たない場合であっても 平成 28 年 10 月 1 日以降 次のすべての要件に該当した場合は 短時間労働者の適用拡大の対象となります 週労働時間 20 時間以上 勤務期間 1 年以上 月額賃金 8.8 万円以上 学生でない 従業員 501 人

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労務費単価の具体的な適用は 給与支給実績と比して過大である場合等を除き 原則として以下のとおりとする ( 給与支給実績と比して総額で大幅な乖離がある場合は 時間単価の調整が必要となります ) 次の各号に定める分類に応じ 当該各号に定める方法により計算した金額を労務費単価とする 1 健保等級適用者 (

標準例6

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厚生局受付番号 : 九州 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 九州 ( 厚 ) 第 号 請求者のA 社 B 支店における厚生年金保険被保険者資格の喪失年月日を昭和 44 年 4 月 21 日から同年 5 月 1 日に訂正し 昭和 44 年 4 月の標準報酬月額を2

健康保険および厚生年金保険の被保険者の実際の報酬と標準報酬額との間に大きな差が生じないように 7 現在で使用している全ての被保険者に~ に支払った賃金を 事業主の方から 算定基礎届 によって届出いただき 厚生労働大臣は この届出内容に基づき 毎年 回標準報酬額を決定します これを定時決定といいます

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(5) 二以上の事業所に勤務する方の届出 同時に二以上の事業所に勤務する方の標準報酬月額は 各事業所から受ける報酬を合算して決定し ます また 各事業所における保険料は 各事業所から受ける報酬の割合により按分して計算します 二以上の事業所に勤務する方の算定基礎届は 選択事業所を管轄する保険者から各事

留意事項 ( 1) 賃金アップの方法 欄には 賃金の算定方法を下記から選択し記載してください 賃金アップが 毎月決まって支払われる賃金 の場合は 1 賃金アップが 毎月決まって支払われる賃金 + 臨時に支払われる賃金 の場合は 2 賃金アップの方法 欄において 1の 毎月決まって支払われる賃金 を選

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( ア ) 健康保険料を徴収する事業主との雇用関係に基づき 当該補助事業に従事する者 ( イ ) 健康保険法による健康保険加入者 ( 健康保険法以外の国家公務員共済組合法等による保険加入者等で 健康保険法に準じた取り扱いとみなす者も含む 以下 同様 ) であり 標準報酬月額保険料額表の健保等級適用者

7章CONTENTS 目 次 第 1 章はじめに 4 当年の届出書を作成する際の注意点 4 作業の流れ 6 第 2 章 月額変更処理を行う 11 月額変更の条件を指定する 11 月額変更データを入力する 12 改定された等級や標準報酬 保険料を確認する 14 第 3 章 算定基礎処理を行う 15 算

Q&A Q 育児休業から復帰した場合 いつの時点の標準報酬月額が適用されますか? また 育児休業等終了時改定との関係を教えてください A 子の出生日が属する月の前月が基準月となり その時点の標準報酬月額が適用されます 育児休業終了後 4 か月目に育児休業等終了時改定 ( 2) によって標準報酬月額が

育児休業や 介護休業をする方を 経済的に支援します 育児休業給付の支給 介護休業給付の支給 育児休業等期間中の社会保険料 ( 健康保険 厚生年金保険 ) の免除 育児休業等終了後の社会保険料 ( 健康保険 厚生年金保険 ) の特例 3 歳未満の子を養育する期間についての年金額計算の特例 ( 厚生年金

送付内容一覧 送付物の内容をご確認ください 今回のプログラムのバージョンについては 再セットアップ手順書 に記載されていますので ご確認ください 送付物数量備考 給与奉行 21 最新版プログラム CD 再セットアップ手順書 下記 ( ) 参照 1 枚 1 冊 最新のプログラムが搭載されています 今回

第 50 号 2016 年 10 月 4 日 企業年金業務室 短時間労働者に対する厚生年金の適用拡大及び厚生年金の標準報酬月額の下限拡大に伴う厚生年金基金への影響について 平成 28 年 9 月 30 日付で厚生労働省年金局から発出された通知 公的年金制度の財政基盤及び最低保障機能

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公共鹿第1029号

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(2) 報酬日額の算出方法休業給付の給付日額を算出する際の 標準報酬日額 の算定は 標準報酬月額の1/22 支給割合 となりますが 比較の対象となる 報酬日額 については 次表の区分に応じて算出します 報酬日額の算出方法 ( 手当等の金額に乗じる率 ) 区分手当等の種類算出に用いる率 日々の勤務に対

Transcription:

全設健発第 1152 号平成 30 年 6 月 18 日 事業主殿 全国設計事務所健康保険組合理事長内田勝巳 ( 公印省略 ) 随時改定の取扱の一部改正について 時下 益々ご清栄のこととお慶び申し上げます 当組合の運営につきましては 日頃よりご理解ご協力いただき厚く御礼申し上げます さて 標記の件につき 定時決定と同様に随時改定においても 通常の随時改定による報酬の月平均額と年間の報酬の月平均額とが著しくかけ離れている場合 年間平均額による随時改定 ( 保険者算定 ) が行えるよう取扱が改正されます 詳細は 下記のとおりとなっておりますので 被保険者並びに事務担当者各位にご周知いただきますようご高配をお願い申し上げます 記 1. 改正の趣旨 業務の性質上 固定的賃金の変動月 ( 定期昇給時等 ) に的賃金が増加するという実態が例年発生し 通常の方法によって随時改定を行うと著しく不当であると認められる場合について 新たに 年間平均額による随時改定 ( 保険者算定 ) に基づき標準報酬月額を決定することができるようになります 2. 施行月 平成 30 年 10 月の随時改定より適用 ( 平成 30 年 7 月に固定的賃金の変動があったものから適用 ) 3. 届出方法 1 月額変更届の備考欄に 年間平均 と記載しご提出してください 2 年間平均額による随時改定 ( 保険者算定 ) の要件に該当する事由を記載した 申立書 ( 様式 1) をご提出してください 3 年間平均額による随時改定 ( 保険者算定 ) を申し立てる事に被保険者の同意を得て 被保険者の同意等 ( 様式 2) をご提出してください 4 年間平均額による随時改定 ( 保険者算定 ) の算出の根拠となる該当月分の 賃金台帳等 をご提出してください 今回の 年間平均額による随時改定 ( 保険者算定 ) は 申立を事業主が行い 被保険者に不利益が生じることがないよう被保険者の同意を必要としております 被保険者の同意が得られない場合は 年間平均額による随時改定 ( 保険者算定 ) の提出はできません

5. 改正の要件 固定的賃金の変動 ( 給与体系の変動 ) があり 変動月以後継続した 3 ヶ月の支払基礎日数がすべて 17 日以上あるとき ( 短時間労働者は 11 日以上 ) 以下の 1~4 の全ての要件に該当すると 年間平均額による随時改定 ( 保険者算定 ) を提出することができます ( 被保険者の同意が必要です ) 1 現在の標準報酬月額と通常の随時改定の標準報酬月額との間に 2 等級以上の差がありますかいいえはい 随時改定不該当 2 通常の随時改定の標準報酬月額と年間平均額の標準報酬月額との間に 2 等級以上の差がありますか はい いいえ 通常の随時改定 3 通常の随時改定の標準報酬月額と年間平均額の標準報酬月額に生じる差が 業務の性質上例年発生することが見込まれますか はい いいえ 通常の随時改定 4 現在の標準報酬月額と年間平均額の標準報酬月額との間に 1 等級以上の差がありますか はい いいえ 随時改定不該当 年間平均額による随時改定該当 ( 保険者算定 ) 随時改定不該当とは 通常の随時改定にあてはまらない又は月額変更届の提出が不要のため 現在の標準報酬月額のままとなります (6. 注意事項もご参照ください ) 補足事項 随時改定とは被保険者の標準報酬月額は 原則として次の定時決定 ( 算定基礎届 ) まで変更できません しかし 昇給 降給等で報酬の額が著しく変動すると実態にそぐわなくなることがあります その場合 著しい変動があった月以降の継続した 3 ヶ月間の報酬をもとに 4 ヶ月目から標準報酬月額の改定ができます この改定を 随時改定 といい その届出を 月額変更届 といいます 給与体系の変更とは 1 日給制から月給制に 月給制が歩合制に変更になったときなど 2 家族手当 住宅手当 役付手当などが新設され実際に支給されたとき

4. 算定方法 下記の 1 と 2 の合計額を等級表にあてはめて標準報酬月額を決定してください 1 変動月以後の継続した 3 ヶ月の固定的賃金の月平均額 2 変動月前の継続した 9 ヶ月と変動月以後の継続した 3 ヶ月の的賃金の月平均額 年間平均額の標準報酬月額 1 固定的賃金の月平均額 固定的 賃金 変動月固定 1 ヶ月 固定 2 ヶ月 固定 3 ヶ月 的 賃 金 9 ヶ月 8 ヶ月 7 ヶ月 6 ヶ月 5 ヶ月 4 ヶ月 3 ヶ月 2 ヶ月 1 ヶ月 変動月 1 ヶ月 2 ヶ月 3 ヶ月 2 的賃金の月平均額 補足事項 固定的賃金と的賃金とは 固定的賃金的賃金 支給月額が給与規定により決まっていて 稼働や能率に関係なく一定額 ( 率 ) が継続して支給されるもの基本給 ( 月給 週給 日給 ) 家族手当役付手当 通勤手当 住宅手当 基礎単価等 支給月額が決まってなく 稼働実績などによって支給されるもの 残業手当 宿日直手当 皆勤手当能率手当等 随時改定に該当するか否かの早見表固定的賃金変動後 3 ヶ月とも支払基礎日数が 17 日以上あり ( 短時間労働者は 11 日以上 ) 現在の標準報酬月額と 2 等級以上の差が生じていると仮定した場合です ( 増 減 該当する 該当なし ) 報 固定的賃金 酬 的賃金 3 ヶ月の報酬の平均額 (2 等級以上の差 ) 月額変更 ( 随時改定 ) 変動の原因 変動の結果 変動の原因である 固定的賃金 と変動の結果 報酬の平均額 の 矢印が同じ向きのときに随時改定該当となります

6. 注意事項平成 30 年度版算定基礎届 月額変更届記載の手引き P7 及び同意書の注意事項欄もご参照ください 1 健康保険と厚生年金保険には 同一の内容でご提出してください 2 被保険者の同意書は 原本を事業所で保管し 写しを健康保険組合などにご提出してください 3 昇給時の年間平均額から算出した標準報酬月額と現在の標準報酬月額を比べ 同等級又は下回る場合は 現在の等級のままとなり 通常の随時改定は行いません ( 降給時の場合は 同等級又は上回る場合となります ) 4 年間平均額による随時改定 ( 保険者算定 ) は 変動月以後の 3 ヶ月間と変動月前最低 1 ヶ月以上の稼働実績が必要となります ( 変動月前最低 1 ヶ月の稼働実績があれば 年間平均額の随時改定 ( 保険者算定 ) の提出が出来ることから 入社 1 年未満の方が 配属された部署で固定的賃金の変動月に例年繁忙期を迎える等の実績があれば 年間平均額による随時改定 ( 保険者算定 ) を行うことが可能です ) 5 同じ事業所内でも 特定の時期に繁忙期にあたる部署とあたらない部署等がある場合は 部署や役職を単位として 年間平均額による随時改定 ( 保険者算定 ) の対象となります 6 例年発生しない単年度のみの昇給や通勤手当等の変更は 年間平均額による随時改定 ( 保険者算定 ) の対象外となります 7. その他 ご不明な点は 第一業務部適用課までお問い合わせください ( 03-3404-7344)

( 様式 1) 全国設計事務所健康保険組合様日本年金機構様 年間報酬の平均で算定することの申立書 ( 随時改定用 ) 当事業所は業を行っており 当事業所の部門では例年 月から月までの間は 下記の事由により繁忙期となることから 健康保険及び厚生年金保険被保険者の報酬月額変更届を提出するにあたり 健康保険法第 43 条及び厚生年金保険法第 23 条の規定による随時決定の算定方法によると 年間報酬の平均により算出する方法より 標準報酬月額等級について2 等級以上の差が生じ 著しく不当であると思料されますので 健康保険法第 44 条第 1 項及び厚生年金保険法第 24 条第 1 項における 報酬月額の算定の特例 ( 年間 ) にて決定していただくよう申立てします なお 当事業所における例年の状況 標準報酬月額の比較及び被保険者の同意等の資料を添付します 記 繁忙期事由 平成年月日 事業所所在地 事業所名称 事業主氏名 印 連絡先 業種等は正確に記入していただき 繁忙期事由は具体的に記入してください

健康保険厚生年金保険 被保険者報酬月額変更届 保険者算定申立に係る例年の状況 標準報酬月額の比較及び被保険者の同意等 ( 随時改定用 ) ( 様式 2) 事業所番号 事業所名称 被保険者番号 被保険者の氏名 生年月日 種別 男 女 変動月以後の継続した 3 ヶ月の間に受けた固定的賃金についての欄 報酬 ( 給与 ) 支払の基礎となった日数通貨によるものの額現物によるものの額小計 1 合計 円 2 平均額 円 変動月前の継続した 9 ヶ月及び変動月以後の継続した 3 ヶ月の間に受けた的賃金についての欄 報酬 ( 給与 ) 支払の基礎となった日数 通貨によるものの額 現物によるものの額 小 計 3 4 変動月前の継続した 9 ヶ月 3 合計円 変動月以後の継続した 3 ヶ月 4 合計円 5 平均額円 変動月前の継続した 9 ヶ月及び変動月以後の継続した 3 ヶ月 標準報酬月額の比較欄 全て事業主が記載してください 平均額 3+4 円 6 平均額円 健康保険厚生年金保険等級標準報酬月額等級標準報酬月額 従前 a 千円 b 千円 変動月以後の継続した 3 ヶ月 2+5 円 c 千円 d 千円 年間平均 2+6 円 e 千円 f 千円 又は 備考欄 a と c 又は b と d が 2 等級以上の差 c と e 又は d と f が 2 等級以上の差 a と e 又は b と f が 1 等級以上の差 被保険者の同意欄 私は 今回の随時改定にあたり 年間報酬額の平均で決定することを希望しますので 当事業所が申立てすることに同意します 被保険者氏名 印

申請にあたっての注意事項 1 この用紙は 月額変更届をお届けいただくにあたって 年間報酬額の平均で決定することを申し立てる場合に必ずご提出してください 2 この用紙は 随時改定にあたり 3 ヶ月間の報酬の平均から算出した標準報酬月額と変動月以後の継続した 3 ヶ月の間に受けた固定的賃金の月平均額に変動月前の継続した 9 ヶ月及び変動月以後の継続した 3 ヶ月の間に受けた的賃金の月平均額を加えた額から算出した標準報酬月額 ( 年間平均額から算出した標準報酬月額 ) との間に 2 等級以上の差があり 年間平均額から算出した標準報酬月額で決定することに同意する方のみ記入してください 3 また 被保険者の同意を得ている必要がありますので 同意欄に被保険者の自署にて氏名を記入のうえ押印してください 4 なお 標準報酬月額は 年金や傷病手当金など 被保険者が受ける保険給付の額にも影響が及ぶことにご留意してください 5 標準報酬月額の比較欄 をご記入いただく際は 次の点にご注意ください 1 支払基礎日数 17 日未満 ( 短時間被保険者は 11 日未満 ) の月の報酬額は除きます 2 変動月前の継続した 9 ヶ月及び変動月以後の継続した 3 ヶ月の中で 一般の被保険者 ( 支払基礎日数 17 日 ) と短時間被保険者 ( 支払基礎日数 11 日 ) の期間が混在した場合は 各月の被保険者の区分 ( 短時間被保険者であるかないか ) に応じた支払基礎日数により 各月が算定の対象月となるかならないかを判断します 3 低額の休職給を受けた月 ストライキによる賃金カットを受けた月及び一時帰休に伴う休業手当等を受けた月を除きます 4 給与の支払いに遅配がある場合は 変動月前の継続した 9 ヶ月以前に支払うべきであった給与の遅配分を年間平均の計算対象月に受けた場合は その遅配分に当たる報酬の額を除いて 報酬月額の平均を計算してください 変動月前の継続した 9 ヶ月までの間に本来支払うはずの報酬の一部が変動月から 4 ヶ月目以降に支払われることになった場合は その本来支払うはずだった月を計算対象から除外して 報酬月額の平均を計算してください 5 上記 1~4に該当した場合は その旨を 備考欄 に記入してください