総論 地方拠点強化税制とは? 税制等の支援措置を受けるためには? 3ページ 4ページ 拡充型事業とは? 5 ページ 移転型事業とは? 6 ページ 目次 各論 ステップ 1 ( 整備計画 ) 本社機能とは? どのような支援措置があるの? 支援のメリットについて整備計画の認定はいつまでに受ければいいの?

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4 住宅購入 名称住宅購入に対する各種税金と給付金に関する支援 担当部課 概要新築または中古の住宅を取得するとかかる税金があります また 所得税控除や給付金が支払われる制度もあります 1. 不動産取得税 ( 県税 ) 土地や家屋などの不動産の取得時に 県が課税する税金です お問い合わせ先 神奈川県藤

新設 拡充又は延長を必要とする理地方公共団体の実施する一定の地方創生事業に対して企業が寄附を行うことを促すことにより 地方創生に取り組む地方を応援することを目的とする ⑴ 政策目的 ⑵ 施策の必要性 少子高齢化に歯止めをかけ 地域の人口減少と地域経済の縮小を克服するため 国及び地方公共団体は まち

Q1 法人事業税の負担変動の軽減措置とは どのような制度ですか? A. 平成 27 年度税制改正により導入された 外形標準課税の拡大 ( 所得割の税率引き下げ及び付加価値割 資本割の税率引き上げ ) によって生じる税負担の変動の影響を緩和する措置で 付加価値額が一定以下の法人を対象に税負担の増加につ

1 1. 制度の概要 中山間地域等において 地域の雇用の確保や生活サービスの提供を行う小さな拠点の形成に資する事業を行う株式会社に対して 個人が出資 ( 新規発行株式を払込みにより取得 ) した際に 出資額に応じて 所得税の優遇措置 ( 寄付金控除の適用 ) が受けられる制度です 地方公共団体 (

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Q10 適用年度の前事業年度末日に雇用者がいない場合には 雇用増加割合が算出できないため 適用年度において雇用促進税制の適用を受けることはできないのか Q11 新設法人や新たに事業を開始した個人事業主は いつから雇用促進税制の適用を受けることができるのか Q12 法人が適用年度において決算期変更を行

N 譲渡所得は 売却した土地や借地権 建物などの所有期間によって 長期譲渡所得 と 短期譲渡所得 に分けられ それぞれに定められた税率を乗じて税額を計算します この長期と短期の区分は 土地や借地権 建物などの場合は 売却した資産が 譲渡した年の1 月 1 日における所有期間が5 年以下のとき 短期譲

内に 耐火建築物以外の建物についてはその購入の日以前 20 年以内に建築されたものであること 地震に対する安全上必要な構造方法に関する技術的基準又はこれに準ずるものに適合する一定の中古住宅 を 平成 17 年 4 月 1 日以降に取得した場合には 築年数に関係なく適用が受けられます (56ページ 一

税額控除限度額の計算この制度による税額控除限度額は 次の算式により計算します ( 措法 42 の 112) 税額控除限度額 = 特定機械装置等の取得価額 税額控除割合 ( 当期の法人税額の 20% 相当額を限度 ) 上記算式の税額控除割合は 次に掲げる区分に応じ それぞれ次の割合となります 特定機械

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2. 中小企業のための主な優遇制度 注 : 各項目に付記している番号は 関連する参考資料です 番号に対応する資料名などは 5~6 ページに掲載していますのでご参照ください [1] 中小法人等 に適用される主な優遇制度 紙面の都合により ここでは制度の種類と それに関連する参考資料の番号を紹介していま

各年の住宅ローン控除額の算出 所得税から控除しきれない額は住民税からも控除 当該年分の住宅ローン控除額から当該年分の所得税額 ( 住宅ローン控除の適用がないものとした場合の所得税額 ) を控除した際に 残額がある場合については 翌年度分の個人住民税において 当該残額に相当する額が 以下の控除限度額の

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第 7 章 間にその者の居住の用に供したときに 一定の要件の下で そのバリアフリー改修工事等にあてるために借り入れた住宅借入金等の年末残高 (1,000 万円を限度 ) の一定割合を5 年間所得税の額から控除できます なお 52ページの増改築に係る住宅ローン控除制度との選択適用になります 1 控除期

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2 平成 28 年 (2016 年 )6 月 29 日滋賀県公報号外 (4) 滋賀県税の課税免除および不均一課税に関する条例第 6 条 に改め 同様式注 4 中 様式第 2 号 を 別記様式第 2 号 に の合計額 を に記載した取得価額の合計額 に改め 同様式注 5 中 書類 の右に ( 個人の場

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2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

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1 特別償却の適用例 コネクテッド インダストリーズ税制 (IoT 税制 ) よくあるご質問補足資料 例 ) a. 5,000 万円の課税対象設備を購入 ( 対象設備の法定耐用年数は 5 年とする ただし の計算法は 定額法 とする ) 5,000 万円 5 年 = 1000 万円 b. 当年度で

税制について

目次 ページ はじめに 奄美群島の税制特例制度 ( 国税 ) の概要 対象となる業種 対象となる設備投資 事業者 設備投資の規模等の要件 他の国税の優遇措置との比較 ( 例 : 過疎税制 ) 奄美群島の税制特例制度 ( 地方税 ) の概要奄美群島税制まとめ

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B 事例 1: 日本赤十字社と公益財団法人公益法人協会ともに 所得控除方式 を適用し ffff た場合に還付される税金について 前提 1 寄附先の名称等 ( 弊協会の他に 東日本大震災の義援金として日本赤十字社に寄附したものと仮定 ) 名称金額備考 日本赤十字社 ( 東日本大震災義援金 ) 30,0

[2] 株式の場合 (1) 発行会社以外に譲渡した場合株式の譲渡による譲渡所得は 上記の 不動産の場合 と同様に 譲渡収入から取得費および譲渡費用を控除した金額とされます (2) 発行会社に譲渡した場合株式を発行会社に譲渡した場合は 一定の場合を除いて 売却価格を 資本金等の払戻し と 留保利益の分

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2. 制度の概要 この制度は 非上場株式等の相続税 贈与税の納税猶予制度 とは異なり 自社株式に相当する出資持分の承継の取り扱いではなく 医療法人の出資者等が出資持分を放棄した場合に係る税負担を最終的に免除することにより 持分なし医療法人 に移行を促進する制度です 具体的には 持分なし医療法人 への

下では特別償却と対比するため 特別控除については 特に断らない限り特定の機械や設備等の資産を取得した場合を前提として説明することとします 特別控除 内容 個別の制度例 特定の機械や設備等の資産を取得して事業の用に供したときや 特定の費用を支出したときなどに 取得価額や支出した費用の額等 一定割合 の

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この特例は居住期間が短期間でも その家屋がその人の日常の生活状況などから 生活の本拠として居住しているものであれば適用が受けられます ただし 次のような場合には 適用はありません 1 居住用財産の特例の適用を受けるためのみの目的で入居した場合 2 自己の居住用家屋の新築期間中や改築期間中だけの仮住い

1 検査の背景 (1) 租税特別措置の趣旨及び租税特別措置を取り巻く状況租税特別措置 ( 以下 特別措置 という ) は 租税特別措置法 ( 昭和 32 年法律第 26 号 ) に基づき 特定の個人や企業の税負担を軽減することなどにより 国による特定の政策目的を実現するための特別な政策手段であるとさ

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給与所得控除額の改正前後の比較 改正前 改正後 給与等の収入金額給与所得控除額給与等の収入金額給与所得控除額 180 万円以下 収入金額 40% 65 万円に満たない場合は 65 万円 180 万円以下 収入金額 40%-10 万円 55 万円に満たない場合は 55 万円 180 万円超 360 万

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注 1 認定住宅とは 認定長期優良住宅及び認定低炭素住宅をいう 注 2 平成 26 年 4 月から平成 29 年 12 月までの欄の金額は 認定住宅の対価の額又は費用の額に含まれる消費税等の税率が 8% 又は 10% である場合の金額であり それ以外の場合における借入限度額は 3,000 万円とする

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改正された事項 ( 平成 23 年 12 月 2 日公布 施行 ) 増税 減税 1. 復興増税 企業関係 法人税額の 10% を 3 年間上乗せ 法人税の臨時増税 復興特別法人税の創設 1 復興特別法人税の内容 a. 納税義務者は? 法人 ( 収益事業を行うなどの人格のない社団等及び法人課税信託の引

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書類名

契約をするとき 契約書に貼る印紙税不動産取引で取り交わす契約書は 印紙税の対象となります 具体的には 不動産の売買契約書や建物の建築請負契約書 土地賃貸借契約書 ローン借入時の金銭消費貸借契約書等がこれに当たります 印紙税の額は 契約書に記載された金額によって決定されます 原則として 収入印紙を課税

Q3. 資本金 500 万円で豊中市内の従業員が 60 人の法人です 均等割の金額を教えてください 豊中市の税率 ( 市町村によって違います ) 資本金等の額 * 従業者数 ( 豊中市内 ) 税額 ( 年額 ) * 50 億円超 10 億超 ~50 億円以下 1 億超 ~10 億円以下 1 千万超

1 補助の対象 耐震診断の補助を受けるには 次のいずれにも該当しなければなりません (1) 木造の戸建住宅 ( 併用住宅で床面積の1/2 以上が居住用のものを含む ) で昭和 56 年 5 月 31 日以前に着工した地上 2 階建てまでのものであること (2) 所有者自らが居住していること (3)

することが適当であることから 本通達では 特定施設の敷地の用に供される土地等には 土地又は土地の上に存する権利を取得した時において 現に特定施設の敷地の用に供されているもの及び特定施設の敷地の用に供されることが確実であると認められるものが該当することを明らかにしている なお 取得の時において特定施設

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2. 実務への影響度合 ( 作業負担 ) を確認する 個別対応方式 を採用する場合だけ ご確認ください 個別対応方式 を採用する場合は 固定資産奉行 において 資産ごとの 仕入対象区分 の設定が適切に設定されているかがポイントになります 資産ごとに適切な 仕入対象区分 を設定して登録することで 仕訳

土地建物等の譲渡損失は 同じ年の他の土地建物等の譲渡益から差し引くことができます 差し引き後に残った譲渡益については 下記の < 計算式 2> の計算を行います なお 譲渡益から引ききれずに残ってしまった譲渡損失は 原則として 土地建物等の譲渡所得以外のその年の所得から差し引くこと ( 損益通算 )

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(2) 青色申告書を提出する中小企業者等 ( 平成 3 年 4 月 日以後開始する事業年度については 適用除外事業者 ( 注 4) を除く ) が 平成 30 年 4 月 日から平成 33 年 3 月 3 日までの間に開始する各事業年度において 国内雇用者に対して給与等を支給する場合に継続雇用者給与

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総論 地方拠点強化税制とは? 税制等の支援措置を受けるためには? 3ページ 4ページ 拡充型事業とは? 5 ページ 移転型事業とは? 6 ページ 目次 各論 ステップ 1 ( 整備計画 ) 本社機能とは? どのような支援措置があるの? 支援のメリットについて整備計画の認定はいつまでに受ければいいの? 注意すべきことは? 7ページ 8ページ 9ページ 10ページ 11ページ ステップ 2 ( 税制適用 ) 税制支援措置を受けるにはどうしたらいいの? 確定申告までの流れについて注意すべきことは? 12ページ 13ページ 14ページ 移転 拡充を行った事業者の声 15 ページ その他 平成 30 年度の改正点 16 ページ 窓口一覧 17 ページ

3 地方拠点強化税制とは? 本社機能を 地方で拡充する場合 東京 23 区以外から地方に移転する場合 東京 23 区から地方に移転する場合 税制等の支援措置を受けることができます!

税制等の支援措置を受けるためには? ステップ 1 ( 整備計画 ) 都道府県知事から整備計画 の認定を受けること! 拡充型事業 又は 移転型事業 を行う場合が認定対象 拡充型事業 : 地方で本社機能を拡充する場合など 移転型事業 : 東京 23 区から地方に移転する場合 ( ) 地方活力向上地域等特定業務施設整備計画 の略 ステップ 2 ( 税制適用 ) 確定申告を必ず行うこと! 税制支援措置を受けるためには 確定申告を行わないといけない時期に 必ず確定申告を行う必要があります 4

5 拡充型事業とは? 本社機能を地方で拡充する場合や東京 23 区以外から地方に移転する場合 例えば 地方に本社を置く企業が その本社を増築する場合 東京 23 区以外の地方都市に本社を置く企業が 別の地方都市に本社の一部を移転する場合 本社機能の機能強化 ( 拡充 ) 地方都市において 新しく起業するために本社を整備する場合

6 移転型事業とは? 本社機能を東京 23 区から地方 ( 首都圏の一部地域以外の地域 ) に移転する場合 例えば 東京 23 区に本社を置く企業が 地方都市に本社を移転する場合 地方にある主力生産工場に研究所を建設し 東京 23 区の本社から研究開発機能を移転する場合 東京 23 区に本社を置く企業が 地方都市に本社の一部を移転するためにサテライトオフィスを設置する場合 東京 23 区

本社機能とは? 事務所研究所研修所 調査 企画部門 情報処理部門 研究開発 研究所部門 総務 人事部門などの業務のために使用される事務所 研究開発において重要な役割を担うもの ( 事務所以外の施設において研究開発を行う部門を含む ) 人材育成において重要な役割を担うもの 業種に制約はありませんが 工場や店舗は対象外です 7

どのような支援措置があるの? 主な支援措置は以下のとおりです 設備投資減税 ( オフィス減税 ) 建物等を取得した場合に 法人税の減税措置を受けることができます 雇用促進税制 新たに従業員を雇い入れた場合等に 法人税の減税措置を受けることができます 地方税の課税免除又は不均一課税 不動産取得税 固定資産税 事業税の免除又は減税措置を受けることができます 各自治体毎に対応が異なりますので 必ず移転 拡充先として検討している自治体に確認してください 8

支援措置のメリットについて 設備投資減税 ( オフィス減税 ) 建物等の取得価額に対して 特別償却 15% 又は税額控除 4%( 拡充型 ) 具体例 取得価額 9,000 万円のオフィスを新築特別償却 :1,350 万円又は税額控除 :360 万円の優遇! 雇用促進税制 雇用促進税制とオフィス減税合わせて当期法人税額の 20% が限度となり 同一年度において 雇用促進税制 ( 基本部分 ) とオフィス減税の併用はできません 地方の本社機能における雇用者増加数 1 人あたり最大 60 万円の税額控除 ( 拡充型 ) 具体例 地方の本社機能において 10 名の無期雇用かつフルタイムの者を新規採用税額控除 :600 万円 (60 万円 10 人 ) の優遇! 移転型は 拡充型よりも深掘りした税制支援措置を受けることができます! 拡充型事業 移転型事業 設備投資減税特別償却 15% 又は税額控除 4% 特別償却 25% 又は税額控除 7% 地方の事業所における雇用者増加 拡充型の支援措置に加え 東京 23 区からの転勤者を含む地方の事 雇用促進税制 数 1 人あたり最大 60 万円の税額控 業所の雇用者増加数 1 人あたり30 万円を税額控除 ( 最大 3 年間 ) 除 ( 法人全体の雇用者増加数が上限 ) 法人全体又は本社機能の雇用者数が減少した年以降は不適用 詳細については 移転 拡充先として検討している自治体に確認してください 9

新設 増設の場合 整備計画の認定はいつまでに受けるの? 移転 拡充の検討 移転 拡充の決定 土地の取得 土地の造成 新設 増設の場合は 建物の着工前まで! 建物の着工 移転 拡充の検討 移転 拡充の決定 物件の選定 賃貸借契約締結 賃借の場合 賃借の場合は 賃貸借契約締結前まで! 10

11 注意すべきことは? 支援措置を受けることができる地域か確認すること! 税制等の支援措置を受けることができない地域があります 移転 拡充先となる都道府県に 移転 拡充先が支援措置を受ける事ができる地域であるか必ず確認してください 都道府県への相談は 早めに行うこと! 通常 整備計画の認定までには概ね 1 ヶ月を要しますので 移転 拡充を検討している場合は お早めに都道府県に相談してください

税制支援措置を受けるにはどうしたらいいの? 必ず確定申告すること 確定申告の流れ ( 特にどの事業年度で確定申告すべきか ) 等について 事前に管轄の税務署に確認してください 設備投資減税の確定申告は 建物を供用開始した年度に行う 雇用促進税制の確定申告は 適用年度毎に以下の流れで行う 1 適用年度開始後又は整備計画認定後 2 ヶ月以内に本店 本社を管轄するハローワークに雇用促進計画を提出する 2 適用年度終了後 2 ヶ月以内 ( 個人事業主は 3 月 15 日まで ) に本店 本社を管轄するハローワークにおいて 雇用促進計画の達成状況の確認を受ける 3 達成状況の確認を受けた雇用促進計画の写しを確定申告書等に添付し 期日までに確定申告を行う 上記 2 つは一般的な例であるため 確定申告の方法や時期については 管轄の税務署へ必ず事前に確認してください 12

確定申告までの流れについて 本社機能を有する建物等の整備 本社機能に従事する従業員の雇用 着工 A 年度 A+1 年度 A+2 年度 整備計画期間 完成供用開始採用採用 ハローワークへの 雇用創出計画 の提出 報告 税務署への確定申告 雇用促進税制 設備投資減税 提出 報告提出 申告 報告 申告 申告 毎年度雇用促進税制の要件を満たしていることを前提としています 整備計画期間と事業年度が同一であることを前提としています 13

14 注意すべきことは? 整備計画の認定を受けているからといって 税制支援措置が必ず受けることができるわけではない! 税制支援措置を受けるための要件が 設備投資減税 ( オフィス減税 ) 雇用促進税制それぞれあります 詳しくは 移転 拡充先となる都道府県又は下記 URL からパンフレットをダウンロードいただき ご確認ください http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/tiikisaisei/sakusei.html 地方税 ( 不動産取得税等 ) の免除又は減税措置を受ける方法等については 移転 拡充先となる自治体に事前に確認すること!

移転 拡充を行った事業者の声 地方拠点強化税制は 移転 拡充する事業者を後押しします! 開発力 技術力 生産力の向上を図ることができた! 優秀な人材を採用することができた! オフィスの更新により 従業員の作業環境の改善や勤労意欲の向上を図ることができた! 産学官連携による共同研究体制の確立を図ることができた! 15

平成 30 年度の改正点 平成 30 年度に制度改正がなされている箇所がありますので 制度ご利用の際にはご注意ください 特定業務施設整備計画の認定を受けるための要件が緩和されました 雇用促進税制の適用を受けるための要件が緩和されました 移転型事業の支援対象地域として 近畿圏中心部及び中部圏中心部が追加されました その他の改正点及び詳細は 移転 拡充先となる都道府県又は下記 URL からパンフレットをダウンロードいただき ご確認ください http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/tiikisaisei/sakusei.html 16

窓口一覧 各都道府県の問い合わせ先 下記 URLから パンフレットをダウンロードいただき ご確認ください http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/tiikisaisei/sakusei.html 地域再生法に関する問い合わせ先 内閣府地方創生推進事務局 TEL:03-5510-2474 地方拠点強化税制全般 設備投資減税に関する問い合わせ先 内閣府地方創生推進事務局 TEL:03-3501-0645 ( 経済産業省地域経済産業グループ地域企業高度化推進課内 ) 雇用促進税制に関する問い合わせ先 内閣府地方創生推進事務局 TEL:03-3502-6770 ( 厚生労働省職業安定局雇用政策課内 ) 17