特定健康診査等実施計画 管工業健康保険組合 平成 25 年 2 月
特定健康診査 特定保健指導の導入の背景及び趣旨 高齢化の急速な進展に伴い 疾病構造も変化し 疾病全体に占めるがん 虚血性心疾患 脳血管疾患 糖尿病等の生活習慣病の割合は増加し 死亡原因でも生活習慣病が約 6 割を占め 医療費に占める生活習慣病の割合も国民医療費の約 3 分の 1 となっている 糖尿病等の生活習慣病の発症には 内臓脂肪の蓄積 ( 内臓脂肪型肥満 ) が関与しており 肥満に加え 高血糖 高血圧等の状態が重複した場合には 虚血性心疾患 脳血管疾患等の発症リスクが高くなる 平成 17 年 4 月に日本内科学会等内科系 8 学会が合同で メタボリックシンドロームの疾患概念と診断基準を示した これは 内臓脂肪型肥満に起因する糖尿病 高脂血症 高血圧は予防可能であり 発症した後でも血糖 血圧等をコントロールすることにより 心筋梗塞の心血管疾患 脳梗塞等の脳血管疾患 人工透析を必要とする腎不全などへの進展や重症化を予防することが可能であるという考え方を基本としている 糖尿病 高血圧症 脂質異常等の発症 あるいは重症化や合併症への進行の予防に重点を置いた取り組みが重要で 医療費の抑制を図るためにも生活習慣病対策が必要なのである 不健康な生活習慣による生活習慣病の発症は 自覚症状がないまま進行し重症化にいたるため 健診は個人が生活習慣を振り返る絶好の機会と位置づけ 糖尿病等の有病者及び予備群の減尐を目指すことが求められている なお 高齢者の医療の確保に関する法律第 19 条により 5 年ごとに 5 年を一期として 特定健康診査等実施計画を定めることとされ 平成 25 年度よりの 5 年間がその第二期目となる 本計画は 当健康保険組合の特定健康診査及び特定保健指導の実施方法に関する基本的な事項 特定健康診査及び特定保健指導の実施並びにその成果に係る目標に関する基本的事項として 第二期特定健康診査等実施計画 について定めるものである 1
管工業健康保険組合の現状 当健保組合 ( 以下 当組合 という ) は 1. 水道衛生 暖冷房 その他管工事を主たる業とする事業所 2.1に関係する機械器具の製造又は販売を主たる業とする事業所 3.1 2の事業所もしくは従業員を主たる構成員とする団体の事業所 4. 加入している事業所の関連会社で異業種であっても連結財務諸表の基準に該当する事業所が加入している健康保険組合である 平成 25 年 1 月末の事業所数は 921 件で その本社は全国 16 都道府県に所在するが 約 90% が東京に所在している ただし 支店や営業所は全国に点在しており 東京近郊 ( 埼玉 千葉 東京 神奈川 ) に在勤 在住している被保険者及び被扶養者は 65% それ以外の在勤 在住者は 35% 程度ではないかと思われる 加入事業者は 中小事業者が多く 被保険者 20 人未満の事業所が全体の 6 割強を占めている 1 事業所あたりの平均被保険者数は 約 60 人である 当組合に加入している被保険者は 平均年齢が 43.3 歳で 男性が全体の 8 割強を占めている 健康診断については 東京近郊に在勤 在住している被保険者 被扶養者は 当組合の健康管理センター内及び巡回健診により行っている 健康管理センター所在地は 管工業健康保険組合と同じ 職員は 医師 歯科医師 保健師 看護師 薬剤師 管理栄養士 臨床検査技師 放射線技師 歯科衛生士 健康運動指導士で 常勤 35 名 非常勤 54 名 ( 事務職を除く ) 東京近郊以外の地域に在勤 在住している被保険者 被扶養者は 契約した医療機関 ( 全国 28 都道府県で 76 機関 ) で受診が可能であるほか 被保険者にあっては都外健診費用助成制度 被扶養者にあっては社団法人東京都総合組合保健施設振興協会 ( 東振協 ) へ委託して行っている主婦健診の利用が可能である 2
第一. 特定健康診査等の実施状況に関する基本的な事項 一. 特定健康診査の実施状況 第一期特定健康診査等実施計画に基づき実施した結果 平成 23 年度までの特定健康診査実績 は以下のとおりとなった 被保険者 ( 人 ) 20 年度 21 年度 22 年度 23 年度国の参酌標準 対象者数 54,434 55,300 54,911 55,850 - うち 40 歳以上対象者 27,471 29,604 30,271 31,583 - 健診実施者数 22,644 24,393 25,608 26,989 実施率 (%) 82.4 82.4 84.6 85.5 70.0 % 被扶養者 ( 人 ) 20 年度 21 年度 22 年度 23 年度国の参酌標準 対象者数 58,703 57,583 57,876 58,580 - うち 40 歳以上対象者 16,908 16,027 16,095 16,533 - 健診実施者数 6,494 7,202 7,590 7,717 実施率 (%) 38.4 44.9 47.2 46.7 70.0 % 被保険者 + 被扶養者数 ( 人 ) 20 年度 21 年度 22 年度 23 年度国の参酌標準 対象者数 113,137 112,883 112,787 114,430 - うち 40 歳以上対象者 44,379 45,631 46,366 48,116 - 健診実施者数 29,138 31,595 33,198 34,706 実施率 (%) 65.7 69.2 71.6 72.1 70.0 % 健診受診率は平成 22 年度で 71.6% に達し 実施計画では 5 年目で達成することとしていた目標の 70% をこの段階で達成することができた 平成 23 年度も被保険者が85.5% 被扶養者が 46.7% となり 全体の受診率は 72.1% である ちなみに平成 22 年度の実施目標は 66.7% 平成 23 年度の実施目標は 68.7% と設定していた 3
二. 特定保健指導の実施状況 特定保健指導については以下のとおりとなった 被保険者 + 被扶養者数 ( 人 ) 20 年度 21 年度 22 年度 23 年度国の参酌標準 40 歳以上健診実施者 29,138 31,595 33,198 34,706 - 動機付け支援対象者 2,643 2,755 2,830 2,971 - 保健指導実施者数 71 411 634 604 実施率 (%) 2.7 14.9 22.4 20.3 45.0 % 積極的支援対象者 5,181 5,200 5,188 5,088 - 保健指導実施者数 266 463 810 864 実施率 (%) 5.1 8.9 15.6 17.0 45.0 % 保健指導対象者計 7,824 7,955 8,018 8,059 - 保健指導実施者数 337 874 1,444 1,468 実施率 (%) 4.3 11.0 18.0 18.2 45.0 % 特定保健指導の実施率は平成 20 年度の特定保健指導開始時から 目標の 45% を達成することができなかった 保健指導は健康診断受診後 次の特定健診までの間に複数回の面談等による指導が必要なことから 業務多忙の中で予定通りの特定保健指導の受診が困難であることが目標未達成の主な原因と思われる 4
第二. 特定健康診査等の実施方法に関する基本的な事項 一. 特定健康診査の実施に関する基本的な事項 1. 特定健康診査の基本的考え方 高齢者の医療の確保に関する法律 に基づく平成 20 年度からの特定健康診査は 内臓脂肪型肥満に着目し その要因となっている生活習慣を改善するための保健指導を必要とする者を抽出する健診である 内臓脂肪型肥満該当者とその予備群を早期に発見することで より早い段階から有効な健康対策を講じていこうとするものである 2. 特定健康診査の実施に係る留意事項従来から組合が実施していた定期基本健診を平成 20 年度から 40 歳以上の被保険者及び被扶養者に対して 腹囲計測等の特定健診検査項目を加えて実施してきた ( この定期基本健診を受診すれば 特定健診を受けたことになる ) 第二期にあっても 被保険者に対する特定健診については 上記の定期基本健診の内容で 当健康管理センター 巡回健診 委託健診 都外健診費用助成で実施する 被扶養者に対する特定健診については 被保険者同様に 当健康管理センター 巡回健診 委託健診で実施するほか 社団法人東京都総合組合保健施設振興協会 ( 以下 東振協 という ) に委託して行っている主婦健診 ( 子宮がん健診に特定健診をセットした健診 ) で実施する また 健康保険組合連合会や都道府県ごとの代表医療保険者が契約代表者となって全国の健診機関及び医療機関と契約する集合契約方式 ( 以下 集合契約 という ) に参加しての 特定健診も引き続き実施する ( この場合は 特定健診のみで組合が実施している他の上乗せの検査項目は受診できない ) 特定健診の対象者には 事業所を通じて ( 任意継続被保険者は直接 ) 案内をし 被保険者については定期基本健診を 被扶養者については 主婦健診 定期基本健診 特定健診のいずれかの健診コースと健診機関を選択し 受診していただくものとする 3. 事業主等が行う健康診断との関係従来から組合として健診体制を確立してきたことから 現行の健診内容に特定健診として新たに追加された検査項目等を加え 当組合が主体となって行う ( 当健康管理センターのほか 巡回健診 委託健診 都外健診助成金扱い分も同じ ) なお 事業主が健診を実施した場合や被保険者本人が人間ドック等で受診した場合はあらためて当組合の提供する特定健診を受診していただくことは合理的でないため 今後は本人の同意を前提として 事業所の協力のもと事業主を経由して特定健診に該当するデータを受領する その場合の受診費用の負担は 原則として 組合は行わないものとする 5
4. その他 ( 未受診者対策の一環としてアンケート調査を実施した結果から ) 平成 25 年度から始まる当組合の国の第二期実施目標は 15% 増の 85% とされた 当組合の被保険者の受診率は 23 年度時点ですでに 85% を超えていることから これ以上被保険者の受診率を大きく向上させることは非常に困難であり 当組合の目標率の達成のためには被扶養者の特定健診受診の拡大が必要である 平成 24 年 11 月に未受診者対策の一環として 当組合で受診状況を把握していない健康診断未受診者 1 万人を対象にアンケート調査を実施したところ 回答者 3,400 人中 1,500 人が健診を受診していると回答があった これによると 1 万人中約 4,500 人が受診しているものと推計される 受診していると回答した被保険者 被扶養者の中には ともに個人で人間ドックや市区町村が実施している健康診断を受診しているとの回答が多数を占めた 被扶養者受診率の向上を目指すために これらの方の健診結果のデータを当組合に集めて管理する手段を構築していく 二. 特定保健指導の実施に関する基本的な事項 1. 特定保健指導の基本的考え方生活習慣病予備群の保健指導の第一の目的は 生活習慣病に移行させないことである そのための保健指導では 対象者自身が身体のメカニズムと生活習慣との関係を理解して 生活習慣の改善を自らが選択し 行動変容につなげて健康的な生活を維持することができるようになることを支援することにある 2. 特定保健指導の実施に係る留意事項健診受診者全員に対し リスクに基づく優先順位をつけ 保健指導の必要性に応じて 情報提供 動機づけ支援 積極的支援 を行う また リスクの重複がある対象者に対し 医師 保健師 管理栄養士等が早期に介入し 行動変容につながる保健指導を行う 当健康管理センター内又は巡回健診の健診により対象となった者は 当健康管理センターで指導を行う 当健康管理センターの処理能力を超えてしまう場合や対象者が遠隔地にいる場合は 保健指導の専門機関に委託して指導を行う 6
第三. 特定健康診査等の実施及びその成果に係る目標に関する基本的な事項 一. 特定健康診査の実施に係る目標平成 29 年度における特定健康診査の実施率を 85% とする ( 国の基本指針が示す新目標に即して設定 ) この目標を達成するために 平成 25 年度以降の実施率 ( 目標 ) を以下のように定める 目標実施率 ( 被保険者 + 被扶養者 ) ( 人 ) 25 年度 26 年度 27 年度 28 年度 29 年度 新目標 特定健診対象者数 49,650 49,650 49,650 49,650 49,650 目標実施率 (%) 75.6 79.3 81.6 83.9 85.0 85.0% 目標実施者数 36,800 38,600 39,700 40,800 41,360 二. 特定保健指導の実施に係る目標平成 29 年度における特定保健指導の実施率を 30% とする ( 国の基本方針が示す新目標に即して設定 ) この目標を達成するために 平成 25 年度以降の実施率 ( 目標 ) を以下のように定める 目標実施率 ( 被保険者 + 被扶養者 ) ( 人 ) 25 年度 26 年度 27 年度 28 年度 29 年度 新目標 特定健診実施者 36,800 38,600 39,700 40,800 41,360 保健指導対象者数 8,800 9,300 9,800 10,200 10,400 目標実施率 (%) 20.5 22.6 25.5 27.5 30.0 30.0% 目標実施者数 1,800 2,100 2,500 2,800 3,120 7
第四. 特定健康診査等実施計画の作成に関する重要事項 一. 達成しようとする目標等 1. 特定健康診査の対象者数 被保険者 ( 人 ) 25 年度 26 年度 27 年度 28 年度 29 年度新目標 被保険者数 57,610 51,610 57,610 57,610 57,610 - うち40 歳以上対象者 31,850 31,850 31,850 31,850 31,850 - 特定健診対象者数 (40 歳以上の98%) 31,213 31,213 31,213 31,213 31,213 - 目標実施率 (%) 87.1 87.5 88.1 89.1 90.0 - 目標健診実施者数 27,200 27,300 27,500 27,800 28,100 被扶養者 ( 人 ) 25 年度 26 年度 27 年度 28 年度 29 年度新目標 被扶養者数 59,300 59,300 59,300 59,300 59,300 - うち 40 歳以上対象者 17,800 17,800 17,800 17,800 17,800 - 特定健診対象者数 (40 歳以上の 98%) 17,444 17,444 17,444 17,444 17,444 - 目標実施率 (%) 55.0 64.8 69.9 74.5 76.0 - 目標健診実施者数 9,600 11,300 12,200 13,000 13,260 被保険者 + 被扶養者数 ( 人 ) 特定健診対象者数は 40 歳以上対象者数から長期入院等による除外対象者を 2% を引いた数 2. 特定保健指導の対象者数 25 年度 26 年度 27 年度 28 年度 29 年度新目標 被保険者 + 被扶養者数 116,910 116,910 116,910 116,910 116,910 - うち 40 歳以上対象者 49,650 49,650 49,650 49,650 49,650 - 特定健診対象者数 (40 歳以上の 98%) 48,657 48,657 48,657 48,657 48,657 - 目標実施率 (%) 75.6 79.3 81.6 83.9 85.0 85.0 % 目標健診実施者数 36,800 38,600 39,700 40,800 41,360 被保険者 + 被扶養者数 ( 人 ) 25 年度 26 年度 27 年度 28 年度 29 年度新目標 特定健診実施者 36,800 38,600 39,700 40,800 41,360 - 動機付け支援対象者 3,300 3,700 4,100 4,400 4,500 - 実施率 (%) 24.2 27.0 31.7 34.1 35.6 - 保健指導実施者数 800 1,000 1,300 1,500 1,600 積極的支援対象者 5,500 5,600 5,700 5,800 5,900 - 実施率 (%) 18.2 19.6 21.1 22.4 25.8 - 保健指導実施者数 1,000 1,100 1,200 1,300 1,520 保健指導対象者計 8,800 9,300 9,800 10,200 10,400 - 実施率 (%) 20.5 22.6 25.5 27.5 30.0 30.0 % 保健指導実施者数 1,800 2,100 2,500 2,800 3,120 8
二. 特定健康診査等の実施方法に関する事項 1. 実施場所特定健診は 東京近郊に在勤 在住の被保険者 被扶養者については 当健康管理センター内 又は巡回健診により行う 上記以外の地域に在勤 在住の被保険者の特定健診については 契約健診機関に委託するほか 都外健診助成金でも対応する 被扶養者については 契約健診機関や東振協に委託するほか 健康保険組合連合会や都道府県代表保険者が全国の健診機関及び医療機関と契約する集合契約方式に参加し 居住地に近い健診機関で特定健診が受けられるようにする 特定保健指導は 東京近郊に在勤 在住の被保険者 被扶養者については 当健康管理センター内 又は事業所訪問により行う 上記以外の地域に在勤 在住の被保険者 被扶養者の特定保健指導については 都道府県代表保険者を通じて全国の健診機関及び医療機関と契約する集合契約方式に参加するほか 保健指導を行える機関と個別契約して委託し 保健指導が受けられるようにする 2. 実施項目 実施項目は 標準的な健診 保健指導プログラム第 2 編第 2 章に記載されている健診項目とす る 3. 実施時期 実施時期は 通年とする 4. 委託の有無 (1) 特定健診被保険者 被扶養者が東京近郊以外の地域に在勤 在住している場合等 当健康管理センターでの受診が困難である者に対する特定健診は 個別契約した委託健診機関等によるほか 被扶養者に対しては 都道府県代表保険者を通じて全国の健診機関等との集合契約を結び 代行機関として支払基金を利用して決済を行い 全国での受診が可能となるよう措置する (2) 特定保健指導被保険者 被扶養者が東京近郊以外の地域に在勤 在住している場合等 当健康管理センターでの指導が困難である者に対する特定保健指導は 全国をカバーできる保健指導の専門機関に個別契約して実施するほか 健康保険組合連合会や都道府県代表保険者が全国の健診機関及び医療機関と契約する集合契約方式に参加し 全国での保健指導が可能となるよう措置する 9
5. 受診方法原則として 東京近郊に在勤 在住の場合は 被保険者は事業主を通じて 被扶養者は直接 当健康管理センター又は巡回健診により受診を希望する日時を予約申込したうえで 特定健診又は 特定保健指導を受ける 東京近郊以外の地域に在勤 在住の場合は 個別契約した委託健診機関および集合契約の健診機関が 被保険者 被扶養者のうち特定健診等対象者の分の受診券 利用券を対象者に送付する 当該被保険者 被扶養者は 受診券又は利用券を健診機関等に被保険者証とともに提出して特定健診 特定保健指導を受ける 受診等費用の窓口負担は 別に定める 6. 健診等データの受領方法健診データの受領方法は 電子データを原則とする ただし 被保険者 被扶養者が人間ドックや市区町村の健康診断などを受診した場合は 被保険者 被扶養者から直接健診データを取得する等 電子データによる提出が困難な場合は 紙面データで受領し 本人の同意を前提として 事業所の協力のもと健診データの写しを事業所経由または 受診者本人から直接 当組合へ郵送の方法で受領する 電子データの様式は 国が定めた電子的標準様式 (XML 形式 ) のほか 受領可能な形式ができた場合は そのつど案内する 委託健診及び都外健診助成の場合は その健診機関等から電子又は紙面データを随時 ( 又は月単位 ) 受領する 集合契約の場合は その健診機関から代行機関を通じ 健保連共同情報処理システムを経て受領する また 特定保健指導について外部委託先機関で実施した分も同様に電子データで受領するものとする 受領した健診データ 保健指導データは 当組合で保管し その年数は当組合が実施した分も含め 5 年とする 7. 特定保健指導対象者の選出の方法 特定保健指導の対象者については 指導を実施する機関ごとに 実施可能数を選出する また 効果の面からは 40 歳代の若年層から優先して選出するなどの工夫をする 10
三. 個人情報の保護当組合は 関係法令や管工業健康保険組合個人情報保護管理規程等の関連規程を遵守する 当組合の個人情報データの保有は 原則として 電子媒体による方法とし その利用方法等については 当組合が別に定める個人情報保護に関するプライバシーポリシー及び利用目的 電子計算機処理に係るデータの保護管理に関する規程等により対応するものとする 当組合及び委託された健診 保健指導機関は 業務によって知り得た情報を外部にもらしてはならない 当組合の個人情報責任者は 専務理事とする またデータの利用者は当組合の健康管理センター職員に限る 外部委託する場合は データ利用の範囲等を契約書に明記することとする 四. 特定健康診査等実施計画の公表 周知 本計画の公表 周知は 事業所 ( 主 ) 及び被保険者に対して ホームページや機関誌等に掲載 して通知する 五. 特定健康診査等実施計画の評価及び見直し 当計画については 必要な都度 実施状況等評価し 計画の変更を要する場合は 理事会の承 認を得るものとする 六. その他 当健康管理センターに所属する職員については 特定健診 特定保健指導等の実践養成のため の研修に随時参加させる 11