Ⅰ 調査の概要 [ 調査の概要 ]. 調査の方法と内容各都道府県並びに政令都市教育委員会 各都道府県私立学校担当箇所に 所管する高等学校の海外修学旅行並びに修学旅行以外の海外研修の実施状況等について調査を依頼し 以下のとおりまとめた なお 東京都 福岡県の私立及び兵庫県の公私立の実施状況については本協会の独自調査によった 愛知県の私立学校に関しては 愛知県私立中学高等学校協会の協力を得た () 調査の期日平成 9(7) 年 月 日現在 () 調査対象各都道府県並びに政令都市教育委員会 各都道府県私立学校所管部署 () 調査内容イ. 海外修学旅行の実施校数 参加生徒数 実施時期 日数 旅行費用 訪問国ロ. 海外研修の実施校数 参加生徒数 実施時期 日数 旅行費用 研修先国 研修内容ハ. 国内航空機利用修学旅行の実施状況ニ. 国内修学旅行方面別実施状況ホ. 訪日教育旅行受入状況ヘ. 平成 9(7) 年度修学旅行の実施基準. 集計及び区分け等〇データは各都道府県並びに政令指定都市教育委員会 各道府県私立学校所管部署からのデータを集計し 一部本協会の調査データを加えた 〇海外修学旅行 海外研修とも都道府県の実施校数 参加生徒数は出国数をベースとし クラス別 班別及び課程別での実施を件数表示とした また複数方面にまたがる場合 国別集計では延べ数でカウントした 〇訪問国は 旅行という観点から大陸区分によったが グアム サイパン島はに パラオ マーシャル諸島はに区分した 〇海外研修は学校が主催するヶ月未満の語学研修 ホームステイ 教科の特性を生かした実習 研修 姉妹校交流等をまとめ 研修内容の区分は本協会独自の仕訳によった 〇国内方面別実施状況は クラス別 班別及び課程別での実施や複数方面にまたがる場合も 校として集計のため 設置校数 生徒数と一致しない 中学校は県によってデータ把握が困難なため 参考数値として集計した 〇訪日教育旅行受入状況については 一部地域を除き 各都道府県教育委員会で把握されているものを掲載した. 全国高等学校の概要 〇学校数は,9 校 ( 本校,89 校 分校 86 校 ) で 前年度より 校減少している 公立の学校数は,89 校で 前年度より 校減少している 国立の学校数は 校で 前年度と同数である 私立の学校数は, 校で 前年度より 校増加している 生徒数は 万 9 千人で前年度より約 9 千人減少している 〇修学旅行対象学年 ( 全日制 年, 定時制 年, 専科, 別科, 中等教育後期課程 ) の生徒数は 約 9 万 9 千人で前年度より約 万 千人減少している ( 資料 : 平成 8 年度文部科学省学校基本調査 ) - -
[ 海外修学旅行実施状況 ( 公私立高等学校 ) ] Ⅱ 調査結果の概要. 海外修学旅行の実施状況 () 全国の動向〇実施校数 旅行件数 参加生徒数全てにおいて昨年度を上回った ( 校 7 件 7,87 人増 ) 全国で8 校 ( 公立 7 校 私立 67 校 ) が実施し,9 人 ( 公立 6,6 人 私立 8,879 人 ) の生徒が参加した 公立高校では.% 私立高校では.9% の実施率であった 旅行件数は,7 件 ( 公立 6 件 私立 7 件 ) にのぼる 〇前年度との比較で 公私立共に校数 件数 生徒数全て上回るのは 平成 年度以来 年振り 参加生徒数増 (7,87 人 ) の内訳は 公立, 人 私立, 人 〇旅行先 ( 延べ数 ) では 6ヶ国 地域に,8 校 6, 人が訪問した 前年度より 実施校数 参加生徒数ともに増加した旅行先は は 平成 年度に初めて 万人を越えてから毎年伸びており 平成 年度には 万人越え 平成 7 年度は 万 6 千人越え 本年度ついに 万人を越えた (,878 人 ) 一方 テロ等の事件 が続くは フランス イギリスを中心に 昨年度からの減少傾向が続く 平成 6 年のフェリー転覆事故などの影響により減少を続けていたの下降は一旦落ち着いた 主要方面である は 9 校,7 人 ( 公立 校,97 人 私立 67 校,7 人 ) は 校,6 人 ( 公立 9 校, 人 私立 校,9 人 ) であった 年度別実施状況 区分平成 6() 年度 計 公立 私立 実施校数 旅行件数参加生徒数実施校数 旅行件数参加生徒数実施校数 旅行件数参加生徒数 8,6 7,66 67,9 68 669 8,7 79,6 8,97 79 7,76 67 8,7 8,7,9 7 6 6,6 67 7 8,879 モンゴル中東中南米 旅行方面別実施校数 9 6 8 8 8 9 モンゴル中東中南米 旅行方面別参加人数,6,9,7,9,878,88 6,6 6,,79 8,79,98,,6,68 7 8 8 ( 人 ),,,,, 6.% 旅行方面別実施校数構成比.8%.%.9% 6.8%.6%.% モンゴル.% 中東.% 7.9%.%.%.8% 9.% % % % - -.6%.% 中南米.% モンゴル.%
[ 海外修学旅行実施状況 ( 公私立高等学校 ) ]........ 6..8 8.8 8.6...6. 平成 6 年度 ( 年度 ) 平成 7 年度 ( 年度 ) 平成 8 年度 (6 年度 ) 平成 9 年度 (7 年度 ) 平成 年度 (8 年度 ) 実施率推移..8. 6....9.9 6. 8. 9.7 9. 9. 9. 9.6. 平成 年度 (9 年度 ) 平成 年度 ( 年度 ) (%) 平成 年度 ( 年度 ) 平成 年度 ( 年度 ) 平成 年度 ( 年度 ) 平成 6 年度 ( 年度 ) 平成 7 年度 ( 年度 ) 公立私立 平成 8 年度 (6 年度 ) (%) 公立高校実施率 (%) 7 6 私立高校実施率 - -
[ 海外修学旅行実施状況 ( 公私立高等学校 ) ] 公私立高等学校の訪問国別生徒数 上位 ヶ国 地域 年度 平成 6() 年度 国 地域 都道府県数 校数 人数 都道府県数 校数 人数 都道府県数 校数 人数 8 8, 6,6 6,878 シンガポール 9 8,97 9 7,79 8 9,86 オーストラリア 9 8, 6 7,7 7 8, グアム 9 99 6, 7 7,87 9 6,6 マレーシア 9,6 7 6,7,86 ハワイ 8 77,66 9 8,7 78, アメリカ本土 6 9, 6,778 6 67 8,6 カナダ,7 9,7 6 6,96 ベトナム 7,6,698 6 6,996 ニュージーランド,6,6, - 公立高等学校の訪問国別生徒数 上位 ヶ国 地域 年度 平成 6() 年度 国 地域 都道府県数 校数 人数 都道府県数 校数 人数 都道府県数 校数 人数 9,,78 67,76 グアム 8 9, 9 9, 9,6 シンガポール 9 6 8,9 8 6 8, 7 67 8,9 マレーシア 7 7,9 7 8, 7, ベトナム 6,6 9,97 6 7,8 ハワイ 7 7,7 9 8,9 8 8,8 オーストラリア,76,,,8 9,7, 8 7 8 9 カンボジア 96 76 - 私立高等学校の訪問国別生徒数 上位 ヶ国 地域 年度 平成 6() 年度 国 地域 都道府県数 校数 人数 都道府県数 校数 人数 都道府県数 校数 人数 オーストラリア 6 97,88 9,7 9 7 6, 7 8,87 79,7 9, シンガポール 79,798 87,7 7, ハワイ 6 6 8,89 7 66,8 8 6 8,6 アメリカ本土 8,6 6,6 7 8,8 マレーシア 6 6 8, 6 6 8,8 9 7,9 グアム 7 6,69 8 6,6 8 6,6 カナダ 8,8 7 7,78 6, ニュージーランド, 9,776, イギリス 6,6 8,8 6,978 () 都道府県別の動向〇実施校の出発地別動向は 近畿地方以外 全ての方面で前年を上回った 都道府県別では 9 都道府県で増 府県が減少 公立では 都道府県で増加 8 県で減少 私立では7 都府県で増加 道府県で減少している 出発地別実施校数 北海道 7 6 東北 7 6 関東 6 8 中部 近畿 66 6 88 四国 9 九州 66 9 出発地別参加人数 北海道,7,66 東北 7,6,87 関東 8,7 中部 8,7,7 7,69 近畿,,9 9, 四国 9,9 九州, 8,7 ( 人 ),,,,, 6, - -
[ 海外修学旅行実施状況 ( 公立高等学校 ) ] () 公私立別の状況 公立高等学校〇実施校は 7 校が実施し6,6 人が参加した 旅行実施件数は6 件であった 前年度より 実施校数で 校 旅行実施件数は7 件増加 参加生徒数も, 人増加した 〇旅行先 ( 延べ数 ) では ヶ国 地域に 校 7,9 人が訪問した 実施校数 旅行件数 参加生徒数全てにおいて 前年を上回った 前年同様に大幅な増加となったは 67 校,76 人まで伸びた ( 校,9 人増 ) が 実施校数 参加生徒数共に増えた 国別では シンガポールとベトナムが増加 特にベトナムは 顕著な伸びを示しており昨年の倍増近い結果となった (7 校,8 人 ) 又 僅かずつではあるが の復調の兆しが見える 公立旅行方面別実施校数 67 9 9 6 9 6 8 公立旅行方面別参加人数,76,97,78 9,6,,888,7,9,,7 9 7 7 ( 人 ),,, 公立の国別校数公立の国別校数 シンガポール マレーシア ベトナム 7 9 カンボジア フィリピン 67 グアム 6 9 ハワイ 8 7 8 アメリカ本土 カナダ サイパン 6 8 6 7.% 公立旅行方面別実施校数構成比.%.%.9%.9%.%.8%.9%.%.% 6.% % % %.%.%.% - -
[ 海外修学旅行実施状況 ( 私立高等学校 ) ] 私立高等学校〇実施校数は67 校 8,879 人が参加した 旅行実施件数は7 件であった 前年度より 実施校数で7 校 旅行実施件数は 件増加 参加生徒数も, 人増加した 〇旅行先 ( 延べ数 ) では ヶ国 地域に79 校 9,96 人が訪問した 公立同様 実施校数 旅行件数 参加生徒数全てにおいて 前年を上回った 方面別では 校,9 人 67 校,7 人 校 9, 人が多い は フランス イギリス ドイツを中心に 大幅に減少している これは平成 7 年に起こったテロ事件の影響が反映したものと思われる 一方 激減を続けてきたが 年振りに増加に転じた ( 校 69 人増 ) 私立旅行方面別実施校数 87 67 79 6 9 79 7 9 9 9 7 モンゴル 中東 中南米 私立旅行方面別参加人数,9,7 8, 9,,9 7,,,7 6,8 8,7,8,78,,6 モンゴル 7 8 中東 中南米 8 ( 人 ),,, 私立の国別校数 私立の国別校数 シンガポールマレーシアベトナムカンボジアフィリピンタイインドインドネシア 7 7 9 6 9 6 8 7 6 87 ハワイアメリカ本土グアムカナダサイパン 6 66 7 8 8 7 6 8 私立旅行方面別実施校数構成比 9.%.9% 7.8% 9.7%.%.%.7% モンゴル.% 中東.% 6.9%.8% 6.7%.%.% % % %.7%.% 中南米.% モンゴル.% - 6 -
[ 海外修学旅行実施状況 ( 公私立中学校 ) ] () 公私立中学校の状況 ( 参考 ) 中学校の海外修学旅行は 私立学校を主としており 公立学校は一部府県での実施が見られる 参考資料として掲載した 〇 校,6 人 ( 公立 校 87 人 私立 6 校 9,6 人 ) の実施があった 〇公立中学校は 府県で実施され 全体的に少ない中でも 比較的中部 ( 福井 静岡 ) 東北 ( 青森 福島 ) の学校の実施がみられる 旅行方面は 校数ではオーストラリア ( 校 人 ) マレーシア( 校 6 人 ) ( 校 9 人 ) が多く 実施時期は秋 ( 月 月 ) 日数は~6 日間の設定が多い シンガポール マレーシアへは 他地域に比べ 比較的大規模の学校の実施がみられた 〇私立中学校は7 都道府県で実施され 方面 (7 校,8 人 ) が最も多く 次いで ( 校,967 人 ) ( 校,8 人 ) の順となっている 実施時期は 月が最も多く 旅行日数は 日間以上 費用は 万円以上が多い - 7 -
[ 海外研修実施状況 ( 公私立高等学校 ) ]. 海外研修 ( 修学旅行外 ) の実施状況〇実施校は,7 校 ( 公立 76 校 私立 67 校 ) が実施し 参加生徒数は9,998 人 ( 公立 9,6 人 私立,67 人 ) であった 研修件数は,6 件 ( 公立, 件 私立, 件 ) を数える 前年度から 実施校数 研修件数共に大きく増加し 参加生徒数も 万人近く増えた 〇研修先 ( 延べ数 ) では ヶ国 地域に, 校,9 人 ( 公立 989 校, 人 私立, 校,766 人 ) が参加した 研修先は が中心で変わらず テロ等の影響が心配されたは イギリス訪問校が増え 数字的には前年を上回った も復調傾向にある 〇研修内容は ホームステイ 語学研修が,6 校 7,79 人で実施総数 ( 留学含む ) の校数比 7.8% 人数比.% と最も多い 公立では全件数の校数比.%( 人数比.7%) 私立で校数比 8.%( 人数比 6.%) となっている 区分平成 6() 年度 海外研修旅行 ( 修学旅行外 ) の年度別実施状況計公立私立 実施校数 研修件数 参加生徒数 実施校数 研修件数 参加生徒数 実施校数 研修件数 参加生徒数,99,776 8, 6 776,96 87,,66,9,8,6 69 87 6,9 8,,77,7,6 9,998 76, 9,6 67,,67 公私立研修方面別実施校数 6 7 96 6 8 7 9 9 9 69 モンゴル 中南米 アフリカ 中東 6 7 中南米中東モンゴルアフリカ 公私立研修方面別参加人数 7,7,8 6,88 6,887, 6, 6,68, 6,86,7, 9 67 7 6 7 公私立研修方面別実施校数構成比 9.% 7.8%.8%.8%.8%.9%.% 中南米.% アフリカ.% モンゴル.% 中東.%.% 7.%.%.%.%.% % % %.9% 中南米.% アフリカ.% モンゴル.% 中東.% - 8 -
[ 海外研修実施状況 ( 公立高等学校 ) ] () 公立高等学校〇実施校は 76 校 ( 件数は, 件 ) が実施し 参加生徒数は9,6 人であった 〇研修先 ( 延べ数 ) では ヶ国 地域に989 校, 人が参加した 研修方面では (7 校 7,77 人 ) (7 校 6, 人 ) で過半数を占めている 国別では オーストラリア ( 校,8 人 ) が最も多く アメリカ本土 (89 校,87 人 ) ニュージーランド (6 校,7 人 ) が続く 生徒数は少ないが 校数では カナダ イギリスにも多くの学校が訪れている 〇研修内容は ホームステイ 語学研修が9 校 8,696 人 ( 校数比.% 人数比.7%) と最も多い 次いで国際交流 国際理解が6 校,8 人 ( 校数比.% 人数比 6.7%) と多いが 同世代間での交流を目的とした 学校交流 ( 姉妹校交流 学校訪問 ) を研修目的の一つとして取り入れる学校が増えている ( 学校交流 を修学旅行実施基準に掲載している教育委員会もある ) 公立研修方面別実施校数 公立研修方面別参加人数 モンゴル中南米アフリカ中東 8 9 9 8 9 7 98 7 7 7 8 モンゴルアフリカ中南米中東,7,9,,,, 7 6 9 8 6 6 7,77, 6,,7 ( 人 ),, 6, 8, 7.7% 公立研修方面別実施校数構成比 7.%.7%.9% 9.%.9%.7% モンゴル.% 中南米.% アフリカ.%.6% 9.% 7.%.% 7.%.8%.6% % % % 中南米.% 中東.% アフリカ.% モンゴル.% - 9 -
[ 海外研修実施状況 ( 私立高等学校 ) ] () 私立高等学校〇実施校は 67 校 ( 件数は, 件 ) が実施し 参加生徒数は,67 人であった 〇研修先 ( 延べ数 ) では ヶ国 地域に, 校,766 人が参加した ( 昨年度よりヶ国増 ) 主要な研修方面は ( 校 9,7 人 ) ( 校,6 人 ) ( 校,9 人 ) と変わらないが 東ティモール ブータンなど 新たな研修国があった 研修内容は ホームステイ 語学研修が797 校 9,98 人 ( 校数比 8.% 人数比 6.%) と過半数を占める 私立研修方面別実施校数 私立研修方面別参加人数 中南米アフリカ中東モンゴル 7 7 6 9 99 7 中南米中東アフリカモンゴル,9,,8,9,8,7 79 6,6 8, 9,7 7,6 ( 人 ),, 6, 8,,, 私立研修方面別実施校数構成比.9%.% 7.9% 8.%.%.%.9% 中南米.% 中東.% アフリカ.%.% 8.6% 6.%.%.%.8%.% モンゴル.% 中南米.% アフリカ.% % % % - -