業務用食品への表示について

Similar documents
( 権限の委任等 ) 第十五条内閣総理大臣は, この法律の規定による権限 ( 政令で定めるものを除く ) を消費者庁長官に委任する 2 及び3 略 4 この法律に規定する農林水産大臣の権限に属する事務の一部は, 政令で定めるところにより, 都道府県知事又は地方自治法 ( 昭和二十二年法律第六十七号

食品表示基準における販売形態ごとの適用範囲について

生鮮食品と加工食品の区分に関する現行制度における説明例について

3 表示の適正化等に向けた重点的な取組について国及び都道府県等においては 食品表示の適正化を図るため 従来から食品表示法や景品表示法等に基づく各種通知やガイドライン等により 監視指導を実施してきたところです 今般 近年のいわゆる健康食品や業務用加工食品の不適正表示の実態等を踏まえ 夏期一斉取締りに当

類業組合等に関する法律 ( 昭和 28 年法律第 7 号 ) 第 86 条の6 第 1 項の規定に基づく酒類の表示の基準において原産地を表示することとされている原材料及び米穀等の取引等に係る情報の記録及び産地情報の伝達に関する法律 ( 平成 21 年法律第 26 号 ) 第 2 条第 3 項に規定す

食品表示法における酒類の表示の Q&A 目次 総則 ( 問 1) ( 問 2) ( 問 3) ( 問 4) ( 問 5) ( 問 6) ( 問 7) どのような食品が食品表示基準の適用を受けますか 食品表示基準では 加工食品は一般用加工食品と業務用加工食品に区分されますが それぞれどのような酒類が該

旧制度からの主な変更点 1 加工食品と生鮮食品の区分の統一 JAS 法と食品衛生法において異なる食品の区分について JAS 法の考え方に基 づく区分に統一 整理 新たに加工食品に区分されるもの さん現行の食品衛生法では表示対象とはされていない 軽度の撒塩 生干し 湯通し 調味料等により 簡単な加工等

上ある場合は 現行ルールと同様 3カ国目以降を その他 と表示することができる 一方 冠表示には いちごジャム の いちご のように 商品を特徴付ける原料が商品名に含まれるものの他に ブルーベリーガム の ブルーベリー のように 風味を表しているもの さらには たいやき の 鯛 のように 商品名自体

○食品表示マニュアル改版/前付け~3(6)

08-03月くらし-3.3

<945F96F B3816A2E786264>

原料原産地表示制度の改正経緯 1 1 加工食品の原料原産地表示制度に関する検討会平成 28 年 1 月から同年 11 月までの全 10 回にわたり 農林水産省及び消費者庁の共催による 加工食品の原料原産地表示制度に関する検討会 ( 以下 検討会 という ) を開催 同年 11 月 29 日 検討会に

イ果実果実 ( 濃縮果汁を除く 以下この項において同じ ) の名称を表示する なお 三種類以上の果実を使用した場合は 使用量が上位三位以下の果実の名称を その他果実 と表示することができる ロ濃縮果汁濃縮果汁を希釈したものは 濃縮還元 果汁 と 濃縮果汁を希釈していないものは 濃縮 果汁 と表示する

JAS情報 indd

< F2D92B2979D97E B4B8A6992B28DB895F18D908169>

目 次 Ⅰ 今回の一部改正の背景と改正前の原料原産地表示制度 1 1 改正の背景 1 2 改正前の原料原産地表示制度 1 Ⅱ 新たな原料原産地表示制度 1 1 食品表示基準別表第 15 追加品目と変更点 1 2 表示の対象と表示方法 2 3 新たな表示方法 3 (1) 又は表示 (2) 大括り表示

第 4 回食品表示検定試験 ( 上級 ) 問 3 に関する講評 問 3 では 表示ラベルの間違いを指摘し 正確な表示を作成するために必要な知識を有 しているかを確認する 問 3-1 題材とした ヨーグルト は 乳製品 であり 乳等表示基準府令 の対象品目である また 乳製品に関する公正競争規約 が制

冷凍食品表示 Q&A (2015 年度版 ) 〇について 問 1 答 1 原産国名 販売者 株式会社東京都 輸入元 株式会社神奈川県 原産国名 販売者 株式会社東京都 輸入者 株式会社神奈川県 一括表示枠内の輸入者と販売者の表示順輸入品を仕入れて販売する場合 一括表示の輸入者 販売者の表示方法はどう

PowerPoint プレゼンテーション

H24/08/00

youkou

1. 適用範囲について (1-1) Q&A( 総則 -2) において 食品表示基準の適用範囲が 販売する場合 となっていますが 販売する場合 に該当しない場合にはどのような場合がありますか 特定かつ少数の者に対して無償で譲渡する場合が該当します との記載がありますが 特定かつ少数の者 の 少数 は何

05-Food-JAS&Label001

2014/11/05 SYO-Kニュース No.4 千葉県障害者就労事業振興センター URL: チャレチバURL: Twitter (^-^*) ふるるで~す :

_第45回食品表示部会_資料4-3

基本的な表示事項

月刊こう食品法令 2017年8月号

Microsoft PowerPoint - ③(資料2)食品表示について(衛生事項)

4. 加熱食肉製品 ( 乾燥食肉製品 非加熱食肉製品及び特定加熱食肉製品以外の食肉製品をいう 以下同じ ) のうち 容器包装に入れた後加熱殺菌したものは 次の規格に適合するものでなければならない a 大腸菌群陰性でなければならない b クロストリジウム属菌が 検体 1gにつき 1,000 以下でなけ

PowerPoint プレゼンテーション

○食監表示説明会

食品表示とは 菓子 ( ポテトチップス ) の表示例 ( 旧表示 ) 名称原材料名内容量賞味期限保存方法販売者 スナック菓子 じゃがいも ( 遺伝子組換えでない ) 植物油脂 食塩 粉末しょうゆ 肉エキスパウダー 調味料 ( アミノ酸等 ) 料 ( 原材料の 部に 豚 を含む ) 50g 枠外下部に

目次 1 現行の食品の産地表示 1 2 原料原産地表示対象品目拡大の推移 2 3 原料原産地表示のこれまでの検討経緯 3 4 本検討会開催の経緯 6 ( 参考 ) 食品表示一元化検討会報告書 ( 抜粋 ) 7 消費者基本計画 ( 抜粋 ) 食料 農業 農村基本計画 ( 抜粋 ) 8 総合的な TPP

総額表示義務に関する消費税法の特例に係る不当景品類及び不当表示防止法の 適用除外についての考え方 平成 25 年 9 月 10 日一部改定平成 27 年 4 月 1 日一部改定平成 28 年 4 月 1 日一部改定平成 28 年 11 月 28 日消費者庁 第 1 はじめに 1 法律の概要等消費税の

的な名称をもって表示する 二 ~ 三 2~3 添加物 内容量又は固形量 1 及び内容総量 特定商品の販売に係る計量に関する政令 ( 平成五年政令第二百四十九号 ) 第五条に掲げる特定商品については 計量法 ( 平成四年法律第五十一号 ) の規定により表示することとし それ以外の食品にあっては内容重量

注 ) 材料の種類 名称及び使用量 については 硝酸化成抑制材 効果発現促進材 摂取防止材 組成均一化促進材又は着色材を使用した場合のみ記載が必要になり 他の材料については記載する必要はありません また 配合に当たって原料として使用した肥料に使用された組成均一化促進材又は着色材についても記載を省略す

HACCP 自主点検リスト ( 一般食品 ) 別添 1-2 手順番号 1 HACCP チームの編成 項目 評価 ( ) HACCP チームは編成できましたか ( 従業員が少数の場合 チームは必ずしも複数名である必要はありません また 外部の人材を活用することもできます ) HACCP チームには製品

目次

生活衛生営業 HACCP ガイダンス ( 食肉販売業用 ) 導入手引書 本ガイダンスでは まず メニュー調査表 と 調理工程表 によりそれぞれの施設の 危害要因分析 を行い 次にこの手引書の 衛生管理点検表 を HACCP の考え方を取り入れた 衛生管理計画 とし それを用いて モニタリング 記録の

NTA presentation JP [Compatibility Mode]

Ⅲ 食品表示 2 適正な食品表示 食品を容器に入れたり 包装したりして売る場合 必ず書く必要のある項目は次の 6 つです 1 名称 2 原材料名 食品添加物 3 製造者 ( 販売者 輸入者 ) の氏名と所在地 18

5.hyoujikeiryo.xdw

商品特性と取引条件 商品名 (1) 展示会 商談会シート 記入日 : 最もおいしい時期 (2) 賞味期限 消費期限 (3) 主原料産地 ( 漁獲場所等 )(4) JAN コード (5) 内容量 (6) 希望小売価格 ( 税込 )(7) 1ケースあたり入数 (8) 保存温度帯 (9) 発注リードタイム

新たな原料原産地表示制度に関する Q&A 目次 Ⅰ 表示対象 ( 原原 -1) 原料原産地表示の対象となる加工食品はどのようなものですか ( 原原 -2) 原料原産地表示の対象となる原材料とはどのようなものですか ( 原原 -3) 酒類も原料原産地表示の対象になりますか 対象である場合 原料原産地表

基本的な表示事項

事業概要 事業概要 確認日 1. 事業概要の把握 従業員数 操業日数 操業時間 約 名 約 日 午前 時 ~ 午後 時 製造銘柄数 製造数量( 単位をそれぞれ選択 ) 約 銘柄 月産 kg 日産 約 トン 組織図 工場全体図 設備リスト 帳簿書類リスト 製品リスト 別添 1 組織 体制図のとおり別添

<4D F736F F D2088E396F BB91A28BC EF C8EA695DB8AC78BE695AA816A C826F8AEE8F808F918EE88F878F B2E646F63>

保健機能食品制度 特定保健用食品 には その摂取により当該保健の目的が期待できる旨の表示をすることができる 栄養機能食品 には 栄養成分の機能の表示をすることができる 食品 医薬品 健康食品 栄養機能食品 栄養成分の機能の表示ができる ( 例 ) カルシウムは骨や歯の形成に 特別用途食品 特定保健用

こと 社内規程において 不当表示等が発生した場合に係る連絡体制 具体的な回収等の方法 関係行政機関への報告の手順等を規定すること 3 表示等に関する情報の確認の例 (1) 企画 設計段階における確認等 企画 設計段階で特定の表示等を行うことを想定している場合には 当該表示等が実現可能か ( 例えば

食品表示法における酒類の表示の Q&A 改正履歴 年月 改正の概要 平成 27 年 4 月初版 ( 食品表示法施行 ) 平成 28 年 3 月一部改正 ( 製造所固有記号制度 ) 平成 29 年 4 月 平成 30 年 7 月 一部改正 ( 酒類業組合法改正等 ) 問 10 品目と併せて品名表示が可

2012年○月○日(第1版)

論点 3 消費者にとって分かりやすい 遺伝子組換え 及び 遺伝子組換え不分別 表示の検討 1

はじめに 食品表示とは 食品に関する正しい情報を 食品関連事業者が消費者に正確に提供する手段であり 消費者が食品を選択し購入する際の指標として大きな役割を果たしています 市場に流通する食品そのものの安全性が確保されていても 食品摂取までの適切な期間や保存方法 また 含まれる原材料や添加物などを消費者

(案)

事業者が行うべき措置については 匿名加工情報の作成に携わる者 ( 以下 作成従事者 という ) を限定するなどの社内規定の策定 作成従事者等の監督体制の整備 個人情報から削除した事項及び加工方法に関する情報へのアクセス制御 不正アクセス対策等を行うことが考えられるが 規定ぶりについて今後具体的に検討

<4D F736F F F696E74202D E52979C8CA781798E9197BF817A905682B582A C8EA690A C982C282A282C45F E >

食品表示に関する制度 食品表示に関する主な法律とその目的 食品衛生法 : 飲食に起因する衛生上の危害発生を防止すること J A S 法 : 原材料や原産地など品質に関する適正な表示により消費者の選択に資すること健康増進法 : 栄養の改善その他の国民の健康の増進を図ること JAS 法 食品衛生法及び健

食品衛生の窓

医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 厚生労働省 ) 米穀等の取引等に係る情報の記録及び産地情報の伝達に関する法律 ( 米トレーサビリティ法 )( 農林水産省 ) 健康保持増進効果等について虚偽誇大広告等の禁止食品に対する医薬品的な効能効果の表示を禁止 食品としての安全

食肉製品の高度化基準 一般社団法人日本食肉加工協会 平成 10 年 10 月 7 日作成 平成 26 年 6 月 19 日最終変更 1 製造過程の管理の高度化の目標事業者は 食肉製品の製造過程にコーデックスガイドラインに示された7 原則 12 手順に沿ったHACCPを適用して製造過程の管理の高度化を

基本的な表示事項 JAS 法及び食品衛生法では 原則として 事前に容器に入れられ 又は包装された食品を対象として 表示事項を定めています スーパー等のバックヤードで製造 加工した商品を 同一店舗内で販売するなど 製造 加工したその場で直接消費者に販売する場合 JAS 法に基づく表示は不要です ただし

2 なお 以下の法律の規定に基づき 重量割合上位 1 位の原材料の原産地が表示 ( 情報伝達 ) されている場合 当該原材料には食品表示基準の原料原産地表示の規定を適用しません 1 米穀等の取引等に係る情報の記録及び産地情報の伝達に関する法律 ( 米トレーサビリティ法 )( 平成 21 年法律第 2

HACCP 導入率 ( 参考 ) 平成 27 年度 29% ( コーデックス原則のみ ) 29 年度 30 年度 31 年度 32 年度 33 年度 30% 40% 50% 60% 80% 推進に当たっては 以下を 中間アウトカム目標 として取り組んでいく 1 平成 31 年度までに業界団体による手

< F2D8BA492CA FC90B394C E6A7464>

目次 Ⅰ 消費税軽減税率制度の概要 4 Ⅱ 軽減税率の対象品目 5 1 飲食料品の範囲等 5 ⑴ 飲食料品 5 ⑵ 飲食料品から除かれるもの ( 軽減税率の対象とならないもの ) 6 ⑶ 飲食料品を販売する際に使用される包装材料等 7 ⑷ 飲食料品の輸入取引 7 2 一体資産 8 ⑴ 一体資産 8


( 加工 -7)~( 加工 -58) ( 略 ) ( 加工 -7)~( 加工 -58) ( 略 ) ( 加工 -59) 原材料名の書き方として 野菜 魚介類 糖類 風味 ( 加工 -59) 原材料名の書き方として 野菜 魚介類 糖類 等 同 原料 等 同種の原材料を複数使用している場合 まとめて表示

食品表示セミナー 知っておきたい食品の表示

食品表示について 旧表示例 名称原材料名内容量賞味期限保存方法販売者 スナック菓子 じゃがいも ( 遺伝子組換えでない ) 植物油脂 食塩 粉末しょうゆ 肉エキスパウダー 調味料 ( アミノ酸等 ) 香料 ( 原材料の一部に小麦 豚肉を含む ) 50g 枠外下部に記載 直射日光 高温多湿の場所を避け

29Boyo

「いわゆる健康食品」の安全性評価ガイドライン(案)

新基準 ( 旧基準から網掛け部分が変わりました ) どんな原材料が使われているかが記載されます 食品に使用されているアレルギー物質が記載されます 保存方法が記載されます 詳しくは Step4 へ 名称ポテトチップス原材料名じゃがいも ( 遺伝子組換えでない ) 植物油 食塩 デキストリン たんぱく加

かこうしょくひn

- 2 - 第一条農林物資の規格化等に関する法律の規定に基づく公聴会等に関する内閣府令(平成二十一年内閣府令第五十四号)の一部を次のように改正する 第十一条の見出し中 都道府県知事 の下に 又は指定都市の長 を加える (健康増進法に規定する特別用途表示の許可等に関する内閣府令の一部改正)第二条健康増

目次 表示の基本 1 表示方法 12 表示禁止事項 13 食品表示 Q&A 14 名称 16 と添加物 16 原料原産地名 ( 原産国名 ) 26 内容量 31 消費期限又は賞味期限 34 保存方法 35 製造者等 ( 表示責任者 ) 36 栄養成分の量及び熱量 38 その他 39 新しい食品表示基

図 12 HACCP の導入状況 ( 販売金額規模別 ) < 食品販売金額規模別 > 5,000 万円未満 ,000 万円 ~1 億円未満 億円 ~3 億円未満

栄養成分表示ハンドブック-本文.indd

6 学校給食での地場産物活用に当たっての課題 学校給食における市町村産食材等の利用に関する調査 において 市町村に対し 学校給食で地場産物の活用を促進する上での課題について 市町村産食材と道産食材について それぞれ伺ったところ 次のような結果となりました 学校給食への地場産食材利用促進上の課題 関係

News Release 平成 28 年 11 月 25 日 食品表示の適正化に向けた取組について 消費者庁は 食品衛生の監視指導の強化が求められる年末において 食品の表示 広告の適正化を図るため 都道府県等と連携し 食品表示法 景品表示法及び健康増進法の規定に基づき下記の取組を実施することとしまし

Microsoft PowerPoint 新しい食品表示制度について

Microsoft Word - 【発送版】製造所の登録通知

「自動車による食品営業に係る営業許可等の取扱要綱」に関するQ&A(案)

1. 目次 青少年インターネット環境整備法及び関連規定に関する携帯電話インターネット接続役務提供事業者等向け Q&A 目次 関係法令一覧 Q&A... 4 法第 2 条 ( 定義 ) 関係... 4 法第 13 条 ( 青少年確認義務 ) 関係... 4

平成27年度版 食品表示ガイド

資料編 に委託して製造をする場合を含み 他から委託を受けて製 造する場合を含まない ) をし 又は輸入した化粧品を製造 販売のために出荷することをいう 製造販売業者 とは 会社の経営陣 ( 取締役等 ) を指します 薬事法施行規則第 92 条 (4) ロット とは 一の製造期間内に一連の製造工程によ

( 補足資料 ) 科学的検証と社会的検証に関する考察 立川委員提出資料 社会的検証が果たしている役割 科学的検証と社会的検証 : 車の両輪 不分別 表示を廃止できるか? IP ハンドリングとトレーサビリティの相違 日本の Non-GMO IP ハンドリングと EU の GMO トレーサビリティとの相

資料2発酵乳

「品質保持期限及び賞味期限の用語の統一について」

1 目的消費者が食品表示から知りたい情報は何か また どのような情報を重視していて それをどのように活用しているか等について把握する 5 回答者の属性 (n=1,083) (1) 性別 男性 521 人 (48.1%) 女性 562 人 (51.9%) 2 調査方法 Webアンケート ( インターネ

特定個人情報の取扱いの対応について

1 水産物の流通経路別仕入状況 (1) 国内産水産物 ( 生鮮 冷蔵 冷凍 塩蔵 ) 平成 15 年度の食品産業における国内産水産物 ( 魚類 貝類 海藻類 以下同じ ) の仕入量 ( 延べ仕入量 以下同じ ) は 食品卸売業 ( 産地卸売市場 消費地卸売市場及びその他の卸売業 商社 ) が 1,1

食品表示ガイド 目次 食品表示ガイドについて 1 食品表示基準に基づく食品表示について 1 食品の表示に関係する法律 ( 主なもの ) 2 1. 加工食品の表示一般用加工食品の表示 3 複合原材料, アレルゲン及び遺伝子組換えの表示 12 添加物の表示 14 原料原産地表示について 16 業務用加工

食品表示法説明資料

食品表示ガイド 目次 食品表示ガイドについて 1 食品表示基準に基づく食品表示について 1 食品の表示に関係する法律 ( 主なもの ) 2 1. 加工食品の表示一般用加工食品の表示 3 複合原材料, アレルゲン及び遺伝子組換えの表示 12 添加物の表示 14 原料原産地表示について 16 業務用加工

目次 1

a 主な表示媒体 (a) 容器包装 ( 別紙 1-1-1~ 別紙 1-1-5) (b) 新聞折り込みチラシ ( 別紙 1-2) (c) 新聞 ( 別紙 1-3) (d) テレビ ( 別紙 1-4) (e) ウェブサイト ( 別紙 1-5) b 表示期間 (a) 平成 13 年 12 月頃から平成 2

Microsoft Word - 作成手引き(回収、報告)

Microsoft PowerPoint - めぐる情勢(H28年6月).pptx

加工食品 一般用加工食品 加工食品共通表示事項 ( 食品表示基準第 3 条第 1 項 ) 容器包装に入れられた消費者に販売される形態となっている加工食品 ( 設備を設けて飲食させる場合を除く ) ( 表示例 ) 小麦粉 ( 国内製造 ) 砂糖 マーガリン チョコレートチップ ( 乳成分を含む ) 卵

< F2D819B955C8EA692CA926D DC58F4994AD8F6F>

Transcription:

1 食品表示部会第 2 回生鮮食品 業務用食品の表示に関する調査会資料 業務用食品への表示について 平成 26 年 2 月 19 日 消費者庁食品表示企画課

2 目次 業務用食品への表示について 3 業務用食品に係る現行のルールについて 5 食品表示基準における業務用食品の表示義務について 食品表示基準における業務用加工食品の表示事項及び表示方法食品の表示事項及び表示方法について 食品表示基準における業務用生鮮食品の表示事項及び表示方法について 食品表示基準における業務用食品の表示の媒体について 食品表示基準における表示の実例 10 14 18 22 26

3 業務用食品への表示について 業務用食品については 第 27 回食品表示部会において定義や考え方についてお示しし 以下のとおり整理 加工食品及び添加物のうち それぞれ 一般消費者に販売される形態となっているもの以外のもの 生鮮食品のうち 加工食品の原材料となるもの 部会における整理を踏まえ 食品表示基準における業務用食品に係る表示事項や表示方法 表示の媒体について整理表示の媒体について整理 検討する 業務用添加物の表示事項や表示方法 表示の媒体については 別途 本調査会で提案予定表示の媒体については

4 食品表示基準骨格イメージ ( ) における位置づけ 第 26 回食品表示部会資料 10 頁における骨格イメージ 食品関連事業者等 食品 一般消費者に販売される形態の食品を扱う事業者 業務用食品を扱う事業者 食品関連事業者以外の販売者 基準に定める内容 Ⅰ 加工食品 1 2 3 左の9つの区分について以 下の内容を定める Ⅱ 生鮮 4 5 6 食品 Ⅲ 添加物 ( 販売の用に供される場合 ) 本日の資料はこの部分について説明 7 8 9 1. 表示事項 (1) 横断的事項 (2) 個別的事項 2. 表示方法 (1) 横断的事項の表示方法 (2) 個別的事項の表示方法 3. 表示レイアウト 文字の大きさ 表示禁止事項 表示責任者の努力義務等

5 業務用食品に係る現行のルール について

6 業務用食品 に係る現行のルールについて 第 27 回食品表示部会資料 11 頁より 業務用食品 に係る現行のルールは 次のとおり (1) 食品衛生法 業務用食品 に該当するか否かに関わらず 内閣総理大臣が定めた基準に合う表示がなければ 食品の販売等を行ってはならない (2)JAS 法 業務用食品 は 一般消費者向けの形態の食品から区別されており 独自の基準がある ( 次頁参照 ) 表示責任者は この基準に従った表示をしなければならない (3) 健康増進法 業務用食品 ( 専ら営業者が購入し 又は使用するもの ) は 基準の適用対象から除外されている ただし 学校給食や病院給食等への販売に供する食品は 学校や病院等は 営業者 ではないと解されていることから 表示基準の適用対象とされている

7 ( 参考 )JAS 法における業務用食品に係るルールについて 第 27 回食品表示部会資料 12 頁より JAS 法に関しては 加工食品の原材料供給者の不正により品質表示基準に違反した多種の製品が全国に出回る事案が発生し 消費者の食品表示に対する不信感が高まったことを背景に 平成 20 年 1 月 業務用食品への表示が義務付けられた 具体的には 外食 インストア加工向けの食品を除き 従来義務の対象ではなかった 業務用加工食品を除 従来義務 業務用食品や業務用生鮮食品 いわゆる 中間加工品 ( 右下の図の赤い矢印部分 ) に関して表示義務が課されることとなった この義務付けに当たっては 事業者の負担の軽減と実効性に鑑み 一般消費者向けの食品に係る表示義務内容とは区分がなされた 資料 : 農林水産省 HP http://www.maff.go.jp/j/jas/kaigi/gyosha_kan.html 平成 20 年改正時の資料

対8 ( 参考 ) 業務用食品及び一般消費者向けの食品の現行の表示事項について 第 27 回食品表示部会資料 14 頁より JAS 法に基づく表示基準上の義務 食品衛生法に基づく表示基準上の義務 加工食品 業務用食品品原則 名称が食品対 原材料名象して全 消費 賞味期限ての 保存方法 製造業者等の氏名又は名称及び住所と 製造所等の所在地及び氏名 添加物を含む旨な全食くて アレルゲンを含む旨食該食当品 遺伝子組換え表示がで 原料原産地名等 原料原産地名等のあはる一般消費者向けの食品 名称 原材料名 内容量 消費 賞味期限 保存方法 製造業者等の氏名又は名称及び住所 製造所等の所在地及び氏名 添加物を含む旨 アレルゲンを含む旨 遺伝子組換え表示 食品 品のみ対象生鮮 が全対て則 名称 (JAS 法 食品衛生法 ) 象のと 原産地 ( 原料原産地表示の義務対象である加 原産地原食し品工食品の主な原材料とならないものは省略可 ) て 消費 賞味期限 名称 該象当てがのあ食 保存方法る品 内容量全食品は 販売業者の氏名又は名称及び住所のな 添加物を含む旨みく 遺伝子組換え表示等 遺伝子組換え表示等で 消費 賞味期限 保存方法 販売業者の氏名又は名称及び住所 添加物を含む旨

9 現行ルールに基づく表示例 JAS 法に基づく表示 食品衛生法に基づく表示 業務用加工食品 ( 揚げる前のいかフライ ( 冷凍 )) 業務用生鮮食品 ( いかの切り身 ( 冷凍 )( )))) 揚げる前のいかフライの原材料となる場合名称いかフライ 原材いか ( ベトナム ) 衣( パン粉 小麦でん粉 小麦粉 食塩 こしょう ) 料名調味料 ( アミノ酸 ) 増粘材 ( グァーガム ) 乳化剤 パプリカ色素 ( 原材料の一部に大豆を含む ) 名称 原産地名 いかの切り身 ベトナム 内容量 賞味期限 保存方法 凍結前加熱の有無 加熱調理の必要性 6 kg ケース短側面に記載 -18 以下で保存してください 加熱していません 加熱してお召し上がりください 販売 株式会社 者 123-4567 東京都 区 製造者 株式会社 234-5678 埼玉県 市 賞味期限 保存方法 凍結前加熱の有無 加熱調理の必要性 枠外上部に記載 -18 以下で保存してください 加熱していません 加熱してお召し上がりください 加工者 株式会社 123-7654 東京都 区 JAS 法に基づく表示については 送り状等に記載することができる 食品衛生法に基づく表示については 原則として 容器包装に表示しなければならない 一括表示欄に表示しなくともよい

10 食品表示基準における 業務用食品の表示義務について

11 食品表示基準における一般消費者向けの食品と業務用食品の定義 第 27 回食品表示部会資料 13 頁 15 頁及び 16 頁より抜粋 一般消費者向けの食品業務用食品 加工食品及び添加物のうち それぞれ 一般消費者に販売される形態となっているもの 生鮮食品のうち 加工食品の原材料とならないもの 加工食品及び添加物のうち それぞれ 一般消費者に販売される形態となっているもの以外のもの 生鮮食品のうち 加工食品の原材料となるもの食品の原材料となるもの 食品の製造 加工形態や流通形態の違いによる表示義務の内容の整理について 業 業務用食品の表示義務が課される販売 300g 入りポテトチップス ( 一般消費者に販売される可能性あり ) 一般消費者向けの食品を扱う事業者 ( 製造業者 A) の例 1 小売業者がポテトチップスを仕入れ そのまま消費者に販売する場合 消 一般消費者向けの食品の表示義務が課される販売 40g 入りポテトチップス 一般消費者向けの表示 表示をする事業者 ( 食品の形態を変化させる事業者 ) 製造業 小売業 消費 者 A 者 B 者 消 消 消 一般消費者向けのポテトチップスを製造 Aは 事業者に対して食品を販売しているものの 一般消費者向けの最終製品としての食品を製造 販売しているため 一般消費者向けの義務が課される ( 次頁に続く )

12 一般消費者向けの食品を扱う事業者 ( 製造業者 C 卸売業者 D) の例 2 業務用の食品の形態のまま消費者にも販売される可能性がある場合 製造業者 C 業務用のポテトチップスを製造 Cは 商品のパッケージに業務用と記載されている食品を扱っているものの 一般消費者に販売される可能性がある場合 一般消費者向けの義務が課される 製造業者 E 卸売業業者 D 業業業務用のポテトチップスを 消費者 消 小分け ( 表示付替 ) 業 消費者 消 業務用食品を扱う事業者 ( 加工業者 F) の例 加工業 製造業 消費 者 F 者 G 者 消 消 納品書 じゃがいもをマッシュポテトにする マッシュポテトを揚げて袋詰め F は 中間加工品 ( マッシュポテト ) を事業者に対してのみ販売しているため 業務用食品としての表示義務が課される なお 業務用食品への表示は 納品書や送り状等への表示が可能 本日の資料はこの部分について説明

13 食品表示基準における業務用食品の表示義務について ( 案 ) 事業者から事業者に対して食品が販売される際にも 最終的に一般消費者向けの食品に正確な表示がなされるよう 一定のルールに基づいて正確な情報伝達が行われることが重要である とりわけ 安全性の確保に資する情報 ( ) については 業者間取引の際にもより正確に伝達がなされなければ 事業者による安全な食品管理が阻害されたり 安全性に係る重大な事故が生じているのに迅速な対応がなされず その被害の拡大を防止することができなくなったりするおそれがある 例 : 名称 期限表示 アレルギー表示 保存の方法 また 業務用食品は 通常 製造や加工の工程を経て消費者向けの食品となるときには 食品の容器包装も変わるもの そうすると 最終段階の容器包装には 改めて一般消費者向けの表示がなされることになるため その過程においては正確な情報伝達がなされれば十分である したがって 表示の媒体については 必ずしも容器包装に限定する必要はない 以上の考え方を踏まえ 業務用加工食品と業務用生鮮食品への表示に関して 1 表示事項及び表示方法並びに 2 表示の媒体について整理 検討する なお 業務用添加物の表示事項や表示方法 表示の媒体については 別途 本調査会で提案予定

食品表示基準における業務用加工食品の表示事項及び表示方法について 14

15 1 表示事項及び表示方法 食品表示基準における業務用加工食品の表示事項と表示方法についての整理 ( 案 ) 表示事項と表示方法に関し 一般消費者向けの食品に係る表示義務との関係は次のとおりとする ( 現行と同様 ) 一般消費者向けの表示義務と原則として同様であるか否か 表示事項 表示方法 業務用加工食品に必要な表示について 安全性の確保に資する情報の表示( 注 ) 表示責任を有する者の氏名又は名称及び住所の表示 原料原産地の表示 ( 原料原産地の表示を義務とする加工食品の用に供する業務用加工食品であって主な原材料 ( ) を含むもの ( 以下 原料原産地表示対象業務用加工食品 という ) の場合 ) 原料原産地の表示を義務とする加工食品 の原材料に占める重量の割合が最も多い生鮮食品で かつ 当該割合が50% 以上であるもの例 : 揚げる前のいかフライ の原材料となる 調味したいかの切り身 の いか ( 原料原産地の表示が必要 ) 揚げる前のいかフライ の原材料となる パセリ入りパン粉 の 乾燥パセリ や パン粉 ( 原料原産地の表示は不要 ) 原材料名の表示 16 頁 1 参照 の場合 ) 16 頁 3 参照 内容量の表示 16 頁 2 参照 原料原産地の表示 ( 原料原産地表示対象業務用加工食品以外の食品 栄養成分表示 17 頁 参照 ( 注 ) 安全性の確保に資する情報のうち 一般的に食肉の生食は食中毒のリスクがある旨 子供 高齢者その他食中毒に対する抵抗力の弱い者は食肉の生食を控えるべき旨 等は 一般消費者向け食品についてのみ必要な表示事項であるため 義務を課さない

16 ( 参考 ) 現行の業務用加工食品の表示事項と表示方法についての整理 1 原材料名については 重量の割合の多い順が分かるように記載すればよい ( 理由 ) 必ずしも原材料を重量順に記載しなくても 原材料の配合割合を記載するなど 商品を受け取った側が原材料に占める重量の割合の多い順が分かるように記載すれば 最終製品に適切に表示するには十分である 原材料の配合割合は義務表示事項ではないが 最終製品の適正な表示に資する範囲内で 供給先の求めに応じ 原材料の情報は規格書等に正しく伝達される必要がある ( 加工食品品質表示基準 生鮮食品品質表示基準等の改正 ( 業者間取引関係 ) に関するQ&A( 平成 21 年 8 月 ) 問 20 参照 ) 2 内容量については 義務が課されていない ( 理由 ) 通常の取引において 価格とともに一般的に伝達される事項であるため 他法令により表示義務が課されている場合がある 3 原料原産地については 原料原産地表示対象業務用加工食品についてのみ義務が課されている ( 理由 ) 一般消費者向け加工食品に係る原料原産地表示については ア原産地に由来する原料の品質の差異が 加工食品としての品質に大きく反映されると一般に認識されている品目のうち イ製品の原材料のうち 単一の農畜水産物の重量の割合が 50% 以上である商品に義務が課されるため 業務用食品については その表示を行うために必要な表示義務を課せば十分であるため

17 1 表示事項及び表示方法 まとめ 食品表示基準における業務用加工食品の表示事項と表示方法について ( 案 ) 安全性の確保に資する情報 名称 期限表示 製造所等の所在地及び製造者等の氏名 添加物を含む食品にあっては 添加物を含む旨 アレルゲンを含む食品にあっては アレルゲンを含む旨アレルゲンを含む旨 保存の方法 使用の方法の基準が定められた食品にあっては 使用の方法 アスパルテームを含む食品にあっては L-フェニルアラニン化合物を含む旨 加熱殺菌を要する旨 選択の機会の確保に資する情報 原材料名( 重量の割合の多い順が分かるように記載すればよい ) 16 頁 1 参照 表示責任を有する者の氏名又は名称及び住所 原料原産地表示対象業務用加工食品にあっては 原料原産地名 16 頁 3 参照 栄養成分表示について一般消費者向けの食品に栄養表示を行う場合 計算だけでなく 分析により栄養成分の量及び熱量の数値を表示する場栄養成分場合もある したがって 最終製品の表示のために 必ずしも業務用食品への栄養成分表示を義務として課す必要があるわけではないため 食品表示基準においても 義務を課さないこととする 等 等

食品表示基準における業務用生鮮食品の表示事項及び表示方法について 18

19 1 表示事項及び表示方法 食品表示基準における業務用生鮮食品の表示事項と表示方法についての整理 ( 案 ) 表示事項と表示方法に関し 一般消費者向けの食品に係る表示義務との関係は次のとおりとする ( 現行と同様 ) 一般消費者向けの表示義務と原則として同様であるか否か 表示事項表示方法 業務用生鮮食品に必要な表示について 安全性の確保に資する情報の表示 ( 注 ) 原産地の表示( 原料原産地の表示を義務とする加工食品の主な原材料となるものの場合 ) 原産地の表示 ( 原料原産地の表示を義務とする加工食品の主な原材料となるも外も場合 ) 頁 1 参照 な原材料となるもの以外のものの場合 ) 20 頁 1 参照 ( 注 ) 安全性の確保に資する情報のうち 一般的に食肉の生食は食中毒のリスクがある旨 子供 高齢者その他食中毒に対する抵抗力の弱い者は食肉の生食を控えるべき旨 等は 一般消費者向け食品についてのみ必要な表示事項であるため 義務を課さない

20 ( 参考 ) 現行の業務用生鮮食品の表示事項と表示方法についての整理 1 原産地については 原料原産地の表示を義務とする加工食品の主な原材料原料原産地の表示を義務とする加工食品の主な原材料となるもの以外のものにあっては 省略可能とされている ( 理由 ) 一般消費者向け加工食品に係る原料原産地表示については ア原産地に由来する原料の品質の差異が 加工食品としての品質に大きく反映されると一般に認識されている品目のうち イ製品の原材料のうち 単一の農畜水産物の重量の割合が 50% 以上である商品に義務が課されるため 業務用食品については その表示を行うために必要な表示義務を課せば十分であるため

21 1 表示事項及び表示方法 まとめ 食品表示基準における業務用生鮮食品の表示事項と表示方法について ( 案 ) 安全性の確保に資する情報 名称 期限表示 加工所等の所在地及び加工者等の氏名 添加物を含む食品にあっては 添加物を含む旨 アレルゲンに由来する添加物を含む食品にあっては 当該添加物がアレルゲンに由来する旨 保存の方法 使用の方法の基準が定められた食品にあっては 使用の方法 加熱殺菌を要する旨 生鮮食品であっても衛生上の観点からの表示義務を課す食品に限る ( ) 現行の食品衛生法に規定されている対象食品のうち 今般 食品表示基準において生鮮食品と整理するもの 例 : 切り身又はむき身にした鮮魚介類を凍結させたもの食肉生かき ( 注 ) いずれも 調味等の工程を経ていないものに限る 選択の機会の確保に資する情報 原産地( 原料原産地の表示を義務とする加工食品の主な原材料となるもの以外のものにあっては 省略可能とする ) 20 頁 1 参照等 等

22 食品表示基準における 業務用食品の表示の媒体について

該容器包装又は包装の見やすい場所に記載しなければならない 送りしなければならない 衛生法めている場製造業 清涼飲料水製造業 乳酸菌飲料製造業又はそうざい製造業の許可を受けた者に販売する場合AS法23 現行制度における業務用食品に係る送り状等への表示 2 表示の媒体原容器包装 ( 容器包装が売ため包装される場合当該包装 ) を開かなも容見るとがきるう当 食品衛生法及び JAS 法においては 業務用食品に係る表示について 送り状等への記載 を認めている 則 容器包装 ( 容器包装が小売のために包装されている場合は 当該包装 ) を開かないでも容易に見ることができるように当 品状等への記載を認 この場合において食 下の表に該当するものは 名称と製造所 ( 加工所又は輸入者の営業所 ) の所在地及び製造者 ( 加工者又は輸入者 ) の氏名を除き 送り状 ( 1) への記載をもって 容器包装への記載に代えることができる この場合において 当該食品を識別できる記号( ロット番号等 ) を当該容器包装の見やすい場所に記載 1 名称 2 製造所 ( 加工所又は輸入者の営業所 ) の所在地及び製造者 ( 加工者又は輸入者 ) の氏名 3 識別できる記号 4 購入者の氏名及び住所を送り状に記載 1 営業者が取引上使用する伝票等をいう ( 食品衛生法に基づく表示について 平成 24 年 2 月 24 日消食表第 46 号 ) ( 例 : 伝票 インボイス 製品規格書 ( 電子媒体であるものを含む )) 原料用果汁 ( その容量が二百リットル以上である缶に収められているものに限る ) 一の授受の単位につき十缶以上を清涼飲料水製造業の許可を受けた者に販売する場合合原料用濃縮コーヒー ( その容量が二十リットル以上 である缶に収められているものに限る ) 原料用魚肉すり身 ( その容量が二十キログラム以上である容器包装に収められているものに限る ) 乳製品又は乳若しくは乳製品を主要原料とする食品のうち原料用に使用されるもの 一の授受の単位につき二十缶以上を清涼飲料水製造業の許可を受けた者に販売する場合一の授受の単位につき当該容器包装十個以上を魚肉ねり製品製造業又はそうざい製造業の許可を受けた者に一の授受の単位につき当該容器包装十個以上を菓子製造業 乳製品製造業 食肉製品製造業 魚肉ねり製品 販売する場合J容器若しくは包装 送り状 納品書等 ( 製品に添付されるものに限る ) 又は規格書等 ( 製品に添付されないものであって 当該製品を識別できるものに限る )( 2) に表示 2 送り状又は納品書等 とは 製品に添付されて相手側に送付されるもの( 例 : 伝票 インボイス ) をいい 規格書等 とは 製品に添付されないものであって 取引の当事者間で内容について合意がなされているもの ( 例 : 製品規格書 配合規格書 納品規格書 見積書 注文書 カタログ 指図書 成分一覧表及びこれらの電子媒体であるもの ) をいう ( 加工食品品質表示基準 生鮮食品品質表示基準等の改正 ( 業者間取引関係 ) に関するQ&A( 平成 20 年 1 月 ) 問 35 参照 )

24 2 表示の媒体 食品表示基準における業務用食品に係る送り状等への表示 ( 案 ) 現行と同様 安全性の確保に資する情報については 以下の食品に限って 名称と製造所 ( 加工所又は輸入者の営業所 ) の所在地及び製造者 ( 加工者又は輸入者 ) の氏名を除き 容器包装以外の表示媒体 ( 送り状等 ) への記載を認める その場合 当該食品を識別できる記号( ロット番号等 ) を当該容器包装の見やすい場所に記載 1 名称 2 製造所 ( 加工所又は輸入者の営業所 ) の所在地及び製造者 ( 加工者又は輸入者 ) の氏名 3 識別できる記号 4 購入者の氏名及び住所を送り状等に記載しなければならない 原料用果汁 ( その容量が二百リットル以上である缶に収められているものに限る ) 原料用濃縮コーヒー ( その容量が二十リットル以上である缶に収められているものに限る ) 原料用魚肉すり身 ( その容量が二十キログラム以上である容器包装に収められているものに限る ) 乳製品又は乳若しくは乳製品を主要原料とする食品のうち原料用に使用されるもの 一の授受の単位につき十缶以上を清涼飲料水製造業の許可を受けた者に販売する場合一の授受の単位につき二十缶以上を清涼飲料水製造業の許可を受けた者に販売する場合一の授受の単位につき当該容器包装十個以上を魚肉ねり製品製造業又はそうざい製造業の許可を受けた者に販売する場合一の授受の単位につき当該容器包装十個以上を菓子製造業 乳製品製造業 食肉製品製造業 魚肉ねり製品製造業 清涼飲料水製造業 乳酸菌飲料製造業又はそうざい製造業の許可を受けた者に販売する場合

25 2 表示の媒体 食品表示基準における業務用食品に係る送り状等への表示 ( 案 ) 現行と同様 選択の機会の確保に資する情報については 容器包装以外の表示媒体 ( 送り状等 ) への記載を認める 食品と送り状等の同一性を確保し正確な情報が伝達されるようにする必要があることから 送り状等として 製品に添付されているもの ( 1) や 製品に添付されていなくとも製品を識別できるもの ( 2) に限って使用を認める 1 例 : 伝票 インボイス 2 例 : 製品規格書 配合規格書 納品規格書 見積書 注文書 カタログ 指図書 成分一覧表及びこれらの電子媒体であるもの

食品表示基準における表示の実例 26

27 食品表示基準における表示の実例 業務用加工食品 ( 揚げる前のいかフライ ( 冷凍 )) 業務用生鮮食品 ( いかの切り身 ( 冷凍 )( )) 名称 原材料名 内容量 賞味期限 保存方法 凍結前加熱の有無 加熱調理の必要性 販売者 製造所 いかフライ いか ( ベトナム ) 衣 ( パン粉 小麦でん粉 小麦粉 食塩 こしょう ) 調味料 ( アミノ酸 ) 増粘材 ( グァーガム ) 乳化剤 パプリカ色素 ( 原材料の一部に大豆を含む ) 6 kg ケース短側面に記載 -18 以下で保存してください 加熱していません 加熱してお召し上がりください 株式会社 123-4567 東京都 区 株式会社 234-5678 埼玉県 市 揚げる前のいかフライの原材料となる場合 名称 原産地名 賞味期限 保存方法 凍結前加熱の有無 加熱調理の必要性 加工所 いかの切り身 ベトナム 枠外上部に記載 -18 以下で保存してください 加熱していません 加熱してお召し上がりください 株式会社 123-7654 東京都 区 選択の機会の確保に資する情報については 送り状等に記載することができる 安全性の確保に資する情報については 原則として 容器包装に表示しなければならない 一括表示欄に表示しなくともよい