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(6) 調査結果の取扱いに関する配慮事項調査結果については 調査の目的を達成するため 自らの教育及び教育施策の改善 各児童生徒の全般的な学習状況の改善等につなげることが重要であることに留意し 適切に取り扱うものとする 調査結果の公表に関しては 教育委員会や学校が 保護者や地域住民に対して説明責任を果

国語 A では, 領域別, 観点別, 問題形式別に見て, どの区分においても全国平均を上回り, 高い正答率でした しかし, 設問別でみると全国および新潟県平均正答率を下回った設問が, 15 問中 1 問, 新潟県の平均正答率を下回った設問は,15 問中 1 問ありました 設問の概要関屋小新潟県全国

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2 生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査 児童生徒に対する調査 学校意欲 学習方法 学習環境 生活の諸側面等に関する調査 学校に対する調査 指導方法に関する取組や人的 物的な教育条件の整備の状況等に関する調査 2

(2) 国語科 国語 A 国語 A においては 平均正答率が平均を上回っている 国語 A の正答数の分布では 平均に比べ 中位層が薄く 上位層 下位層が厚い傾向が見られる 漢字を読む 漢字を書く 設問において 平均正答率が平均を下回っている 国語 B 国語 B においては 平均正答率が平均を上回って

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ひょうごつまずきポイント指導事例集について 次ページ 示 ポイント 過去 全国学力 学習状況調査 結果 うち 特 課題 あた問題をも 作成したひう 状況調査 等 結果 明 したも あ 各学年 領域 共通 内容 い た4ページ~5ページポイントをも 各領域 やそ 学習内容を整理した系統表を掲載しい 各

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<算数>   平成16年度「児童・生徒の学力向上を図るための調査」からみた課題及び指導法改善のポイント

国語 A: 本校と全国の領域別平均正答率比較 領域全国平均正答率下回っているやや下回っているほぼ同じやや上回っている上回っている 話すこと 聞くこと 90.8% 書くこと 73.8% 読むこと 74.0% 伝統的な言語文化と国語の特 質に関する事項 67.0% 漢字を正しく読んだり 文の中で正しく使

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国語 A: 本校と全国の領域別平均正答率比較 話すこと 聞くこと 90.8% 書くこと 73.8% 読むこと 74.0% 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 67.0% 考 察 話すこと 聞くこと では 相手や目的に応じて 理由や事例などを挙げなが ら筋道を立てて話すことができています 今後も

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1 平均正答率1 平均正答率1 平均正答率1 平均正答率 小学校 6 年生 1252 人 ( 小学校第 5 学年内容 ) 8 6 全国 弘前市 コメント 話すこと 聞くこと の中の 意図 立場を明確にし

しています 3 社会参画力の育成 (1) 未来へチャレンジ! 職場体験推進事業 キャリア教育の一環として 職場体験活動を行っています 将来さまざまな生き方や進路選択 の可能性があること等の学習を通して 生徒の勤労観 職業観を育てています 地元企業のボランティア ( ビジネスパーク伊勢 ) の協力によ

第 2 章 知 徳 体 のバランスのとれた基礎 基本の徹底 基礎 基本 の定着 教育基本法 学校教育法の改正により, 教育の目標 義務教育の目標が定められるとともに, 学力の重要な三つの要素が規定された 本県では, 基礎 基本 定着状況調査や高等学校学力調査を実施することにより, 児童生徒の学力や学

瑞浪市調査結果概略(平成19年度全国学力・学習状況調査)

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目 次 1 学力調査の概要 1 2 内容別調査結果の概要 (1) 内容別正答率 2 (2) 分類 区分別正答率 小学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 3 小学校算数 A( 知識 ) 算数 B( 活用 ) 5 中学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 7 中学校数学 A( 知識 )

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2 度数分布 ( 正答数分布グラフ ) 3 の概要 学習指導要領の領域別平均正答率 評価の観点の平均正答率では 各領域とも全国平均を上回っている 特に 学習指導要領の領域別平均正答率の 読むこと で2.9ポイント 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 で4.1ポイント全国平均を上回っている 評価

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(2) 国語 B 算数数学 B 知識 技能等を実生活の様々な場面に活用する力や 様々な課題解決のための構想を立て実践し 評価 改善する力などに関わる主として 活用 に関する問題です (3) 児童生徒質問紙児童生徒の生活習慣や意識等に関する調査です 3 平成 20 年度全国学力 学習状況調査の結果 (


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調査結果及び考察 1 国語 (1) 結果全国正答率との比較 国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 書くこと 読むこと 言語事項 勧興小 佐賀県

平成 25 年度学力定着状況確認問題の結果について 概要版 山口県教育庁義務教育課 平成 2 6 年 1 月 1 実施概要 (1) 目 的 児童生徒の客観的な学力状況の経年的な把握と分析を通して 課題解決に向けた 指導の工夫改善等の取組の充実を図る全県的な検証改善サイクルを確立し 県内す べての児童

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指導内容科目国語総合の具体的な指導目標評価の観点 方法 読むこと 書くこと 対象を的確に説明したり描写したりするなど 適切な表現の下かを考えて読む 常用漢字の大体を読み 書くことができ 文や文章の中で使うことができる 与えられた題材に即して 自分が体験したことや考えたこと 身の回りのことなどから 相

平成 25 年度の全国学力 学習状況調査の下野市の全体の結果 ( 国語, 算数 数学 ) は, 小学校, 中学校ともに, すべての領域で, 全国平均正答率を上回る結果となった 小学校の全国学力調査全体結果について 小学校は国語 AB, 算数 AB ともに, 数ポイント全国平均正答率を上回っていた 小

解禁日時新聞平成 30 年 8 月 1 日朝刊テレビ ラジオ インターネット平成 30 年 7 月 31 日午後 5 時以降 報道資料 年月日 平成 30 年 7 月 31 日 ( 火 ) 担当課 学校教育課 担当者 義務教育係 垣内 宏志 富倉 勇 TEL 直通 内線 5

国語 求められている学力が見える 主として 知識 に関する問題では ほかの学習や実生活において活用できる知識 技能の習得が求められている 描写 要約 紹介 説明 記録 報告 対話 討論などの言語活動に必要な 基礎的な知識 技能を身につけていること 表現したり理解したりするための言語事項に関する 基礎

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1 高等学校学習指導要領との整合性 高等学校学習指導要領との整合性 ( 試験名 : 実用英語技能検定 ( 英検 )2 級 ) ⅰ) 試験の目的 出題方針について < 目的 > 英検 2 級は 4 技能における英語運用能力 (CEFR の B1 レベル ) を測定するテストである テスト課題においては

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小学校算数 領域 観点結果の概要 ( : 成果のあった設問 : 課題となった設問 ) 全体 数と計算 量と測定 図 形 数量関係 数と計算や数量関係はを上回る結果となった 平均の求め方を言葉や式で説明すること 基準量と割合を基に比較量を判断することが課題となった 基本的な四則計算については概ね良好

3 小学校 : 教科に関する調査 1 人吉 球磨の平均正答率と比較すると 国語 A 算数 Aともに下回っている 国語 B 算数 Bは人吉 球磨と同等である 2 熊本県の平均正答率と比較すると すべてにおいて下回っている 3 全国の平均正答率と比較すると すべてにおいて下回っている (1) 小学校国語

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平成20年度

教科 : 外国語科目 : コミュニケーション英語 Ⅰ 別紙 1 話すこと 学習指導要領ウ聞いたり読んだりしたこと 学んだことや経験したことに基づき 情報や考えなどについて 話し合ったり意見の交換をしたりする 都立工芸高校学力スタンダード 300~600 語程度の教科書の文章の内容を理解した後に 英語

指導方法等の改善計画について

スライド 1

教科の見方 ~ 例算数 ~ 大阪市の平均正答率を表しています ( 算数と理科のみ ) このグラフの項目は 学習指導要領ので平均正答率を表しています このグラフの項目は 問題の内容ごとに平均正答率を表しています 各学での がんばりがみられた点 と がんばりが必要な点 を示しています このグラフの項目は

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価 がら読んでいる 語句には性質や役割の上で類別 規 文章を読んで考えたこ があることを理解している 準 とを発表し合い 一人 指示語や接続語が文と文との意 一人の感じ方につい 味のつながりに果たす役割を理 て 違いのあることに 解し 使っている 気付いている 学 登場人物の思いを想像し 時代の状況

2 教科に関する調査の結果 ( 各教科での % ) (1) 小学校 国語 4 年生 5 年生 6 年生 狭山市埼玉県狭山市埼玉県狭山市埼玉県 平領均域正等答別率 話すこと 聞くこと 書くこと

() 調査問題の趣旨 内容, 課題等, 指導改善のポントト 調査問題の趣旨 内容 国語 A 国語 B 課題等 基礎的 基本的な知識 技能が身に付いているかどうかをみる問題 ( 例 ) スピーチをより分かりやすくするためにラストを提示する箇所として適切なものを選択する それまでがんばってきた様子が読み

平成 30 年度全国学力 学習状況調査の結果について 平成 30 年 4 月に全国学力 学習状況調査が実施されました 市内の小学校第 6 学年及び中学校第 3 学年の児童生徒がこの調査を実施しましたので この結果を公表いたします 1 調査の目的 白井市教育委員会 義務教育の機会均等とその水準の維持向

小学校における県平均正答率との比較 市と県の平均正答率の差を比べると 国語 A B 算数 A B 理科のすべての教科 領域 区分で 5ポイント以上の差のものはなくなった 国語 A 市 :68.2% 県 :70.1% 差 :-1.9ポイント 国語 B 市 :49.6% 県 :53.6% 算数 A 市

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平成 29 年度全国学力 学習状況調査 北見市の結果等の概要 Ⅰ 調査の概要 1 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析するとともに教育施策の成果と課題を検証し その改善を図り 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等

算数でも 知識 (A) 問題 活用 (B) 問題とも 全領域で全国平均を上回りました A 問題では 14 問中 12 問が全国平均を上回り うち8 問が5ポイント以上上回りました 下回った2 問は 直径と円周の長さの関係理解 と 除法で表す2 量関係の理解 でした B 問題では 10 問中 9 問が

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2 調査結果 (1) 教科に関する調査結果 全体の平均正答率では, 小 5, 中 2の全ての教科で 全国的期待値 ( 参考値 ) ( 以下 全国値 という ) との5ポイント以上の有意差は見られなかった 基礎 基本 については,5ポイント以上の有意差は見られなかったものの, 小 5 中 2ともに,

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国語 B では 話すこと 聞くこと 領域において 全国及び県平均を上回っているが 他の三つの領域においては 全国及び県平均を下回っている 活用する力を育成する取組のさらなる充実が必要である 設問 1 の目的に応じて 話し合いの観点を整理する力は身についてきている 設問 3 の二つの詩を比べて読み 自

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問 題

平成 28 年度山梨県学力把握調査 結果分析資料の見方 調査結果概況 正答数分布グラフ 分布の形状から児童生徒の解答状況が分かります 各学校の集計支援ツールでは, 形状だけでなく, 県のデータとの比較もできます 設問別正答率 無解答率グラフ 設問ごとの, 正答率や無解答率が分かります 正答率の低い設

2 各教科の領域別結果および状況 小学校 国語 A 書くこと 伝統的言語文化と国語の特質に関する事項 の2 領域は おおむね満足できると考えられる 話すこと 聞くこと 読むこと の2 領域は 一部課題がある 国語 B 書くこと 読むこと の領域は 一定身についているがさらに伸ばしたい 短答式はおおむ

算数 A ( 基礎的 基本的な知識 技能が身についている かどうかをみる問題 合計 16 問 ) 平均正答率は 平均を上回っていました 数量や図形についての技能 に関しての正答率が高い傾向にありました [ 設問 2(2)]( 末尾のそろっていない小数の加法の計算をすることができる ) 蹉跎小.9%

Transcription:

平成 29 年度 全国学力 学習状況調査 (29.4.18 実施 ) 結果と考察 青森市立大野小学校 第 6 学年 平成 30 年 1 月

平成 30 年 1 月平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果と改善の方向 青森市立大野小学校 1 調査実施日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) 2 実施児童数第 6 学年 92 人 3 平均正答率 (%) 調 査 教 科 本 校 本 県 全 国 全国との差 国語 A( 主として知識 ) 82 79 74.8 + 7.2 国語 B( 主として活用 ) 66 59 57.5 + 8.5 算数 A( 主として知識 ) 88 80 78.6 + 9.4 算数 B( 主として活用 ) 57 48 45.9 +11.1 国語 A: 基礎的 基本的な知識 技能が身に付いているかどうかをみる問題 国語 B: 基礎的 基本的な知識 技能を活用することができるかどうかをみる問題 算数 A: 基礎的 基本的な知識 技能が身に付いているかどうかをみる問題 算数 B: 基礎的 基本的な知識 技能を活用することができるかどうかをみる問題 4 調査結果の概要 (1) 国語国語 A Bともに, すべての領域 観点において, 県及び全国平均を上回っている 小問ごとにみると国語 Aで4 問が県平均を, 国語 Bでは1 問が県及び全国平均を下回っている 国語 Aでは, 学習指導要領の領域別でみると 話すこと 聞くこと ( 評価の観点別では 話す 聞く能力 ) が全国比 +15.6% と最も上回っている また, 問題形式別にみると, 短答式が全国比 +5.7% に対して選択式が全国比 +9.0% と高くなっている 国語 Bでは, 習指導要領の領域別でみると 書くこと ( 評価の観点別では 書く能力 が全国比 +13.1% と, 最も上回っている また, 問題形式別では選択式全国比 +6. 0%, 短答式 +2.5% に対して, 記述式が+15.5% と大きく上回っている 設問数国語 A 15 問国語 B 9 問 (2) 算数算数 A Bともに, すべての領域 観点において, 県及び全国平均を上回っている また, 小問ごとにみても, 算数 A Bともすべて県及び全国平均を上回っている 算数 Aでは学習指導要領の領域別でみると 量と測定 が全国比 +14.9% と最も高くなっている 評価の観点別でみると 数量や図形についての技能 が全国比 +9.7% 数量や図形についての知識 理解 が+8.7% と大差はない また, 問題形式別にみると, 短答式が全国比 +10.2% で, 選択式全国比 +8.0% よりやや高くなっている 算数 Bでは, 学習指導要領の領域別でみると 量と測定 が全国比 +18.2%, 評価の観点別でみると 数学的な考え方 が全国比 +12.7% と最も大きく上回っている また, 問題形式別にみると, 選択式全国比 +6.4%, 短答式全国比 +9.3% に対して - 1 -

記述式が全国比 +15.6% と大きく上回っている 設問数算数 A 15 問算数 B 11 問 5 課題と改善の方向 (1) 国語 学習指導要領の領域別の課題 話すこと 聞くこと 目的や意図に応じて, 話の構成や内容を工夫し, 場に応じた適切な言葉遣いで自分の考えを話す 書くこと 手紙の構成を理解し, 後付けを書く 目的や意図に応じ, 必要な内容を整理して書く 読むこと 俳句の情景を捉える 自分の考えを広げたり深めたりするための発言の意図を捉える 物語を読み, 具体的な叙述を基に理由を明確にして, 自分の考えをまとめる 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 学年別漢字配当表に示されている漢字を正しく書く 指導改善のポイント話すこと 聞くこと 目的や意図に応じて, 自分の考えが伝わるように話す指導の充実 目的や意図に応じて, 自分の考えが伝わるように話すためには, 話の構成や内容を工夫し, 場に応じた適切な言葉遣いで話すことができるようにする必要がある 話の構成や内容を工夫するためには, 自分の立場を明確に説明したり, 事実と感想, 意見とを区別したり, 結論付けを明確にしたりすることなどについて指導することが大切である また, 場に応じた適切な言葉遣いで話すためには, 声量や速度, 抑揚や間の取り方, 改まった言葉や丁寧な言葉, 敬体と常体との使い分けなど, その場に応じた最も適切な表現の仕方について指導することが大切である 話し言葉には, 発せられた途端に消えていくという特質や, 聞き手の反応やその場の状況などの影響を強く受けながら理解されたり表現されたりするという特質がある こうした特質を踏まえた上で, 自分の考えが伝わるように話すことができていたか振り返ることができるように指導することが大切である また, 相手の反応に応じて, 思考を働かせながら話すことができるように指導することが大切である 書くこと 実用的な文章としての手紙を書く指導の充実 実生活においては, 依頼状や案内状, 礼状などの実用的な文章としての手紙を書くことが求められる 手紙を書く相手や目的を明確にしながら, 書く事柄を整理し, 構成することができるように指導することが大切である その際, 手紙の基本的な形式とともに手紙の形式がもつ意味について指導することが大切である 目的や意図に応じ, 必要な内容を整理して書く指導の充実 読み手に自分の伝えたいことが分かるようにするため, 具体的な事実を基にしたり, 複数の内容を関係付けたりして必要な内容を整理して書くことは重要である - 2 -

目的や意図に応じて, 取材の内容や方法を工夫し, 書く事柄を収集した上で, その 中から, 具体的な事実と自分の感想, 意見などとを区別しながら必要な内容を整理 して書くことができるように指導することが大切である 読むこと 物語を読んで感想を伝え合い, 自分の考えを広げたり深めたりする指導の充実 物語を読んで感想を伝え合い, 自分の考えを広げたり深めたりすることができるようにすることは重要である そのために, 自分の考えが, どの叙述に基づいているか, 自分の経験などとどう結び付いているのかを明らかにしながら伝え合い, 一人一人の感じ方に違いがあることに気付くことができるように指導することが大切である さらに, 互いの考えの共通点や相違点を明らかにしながら, 自分の考えを広げたり深めたりすることができるように指導することが大切である 物語を読み, 具体的な叙述を基に理由を明確にして自分の考えをまとめる指導の充実 叙述を基に理由を明確にして, 自分の考えをまとめるためには, 一つの場面の叙述だけを対象とするにとどまらず, 複数の場面の叙述を相互に関係付けながら読むことが重要である さらに, 高学年においては, 場面の展開に沿って読みながら, 登場人物の相互関係や心情, 場面についての描写などを捉え, 優れた叙述について自分の考えをまとめることができるように指導することが大切である 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 漢字のもつ意味を考えながら, 文や文章の中で適切に漢字を使う指導の充実 各教科等や日常生活で使用する文や文章の中で適切に使うことができるようにするためには, 漢字を字形に注意しながら繰り返し書いて練習することのみならず, 漢字のもつ意味を考えながら, 文や文章の中で正しく使うことができるように指導することが大切である また, 同音異義語に注意するなど, 漢字のもつ意味を考えて使う習慣が身に付くようにすることが重要である (2) 算数 学習指導要領の領域別の課題 数と計算 問題に示された二つの数量の関係を一般化して捉え, そのきまりを記述できる 料金の差を求めるために, 示された資料から必要な数値を選び, その求め方と答えを記述できる 直線の数とその間の数の関係に着目して, 示された方法を問題場面に適用することができる 量と測定 仮の平均を用いた考えを解釈し, 示された数値を基準とした場合の平均の求め方を記述できる 図形 身近なものに置き換えた基準量と割合を基に, 比較量を判断し, その判断の理由を記述できる - 3 -

数量関係 示された式の中の数の意味を, 表と関連付けながら正しく解釈し, それを記述できる 割合を比較するという目的に適したグラフを選ぶことができる 指導改善のポイント数と計算 問題を解決する過程で, 計算の意味 と 計算の仕方 を関連付けて, 計算の能力を身に付けることができるようにする指導の充実 整数, 小数及び分数の計算においては, 計算の意味と計算の仕方を, 図や数直線などを用いて関連付けながら考察し, 説明できるようにすることが大切である また, 日常生活の事象と関連付けた場面を設定できるように単元の計画を工夫し, 計算に習熟したり生活や学習に活用したりすることができるようにすることも大切である 日常生活の問題の解決のために, 必要な情報を選択したり, 示された方法を数学的に解釈し, 問題場面に適用できるか考察し判断したりする指導の充実 日常生活の問題の解決のために, 必要な情報を収集した上で条件に合うものを選択したり, 示された方法を数理的に捉えて数学的な意味を見いだし, 問題場面に適用できるか考察し判断したりすることができるようにすることが大切である また, 問題の解決のために用いた方法を, 日常生活の場面に戻って振り返ることで, 算数が役立っていることを実感できるようにすることも大切である 量と測定 異なる量の比較や測定においても, 共通する比較や測定の方法が用いられていることを実感的に理解できるようにする指導の充実 量の比較や測定においては, 比較や測定の方法のよさを理解し, 新たに学習する量の比較や測定に活用できるようにすることが大切である また, 異なる種類の量の比較や測定においても, 共通する比較や測定の方法が用いられていることを実感的に理解できるようにすることも大切である 日常生活の問題の解決のために, データを処理する方法を適切に用いて判断したり, 工夫してデータを処理するよさを実感したりすることができるようにする指導の充実 実験結果の測定値としていくつかの数量があったとき, それらの数量の平均を求めることでより妥当な数値が得られる場合がある その際, 飛び離れた数値や予想外の数値があった場合に, 場面や状況によっては, それらの数値を除き, 目的に応じた平均を求めることができるようにすることが大切である また, 平均がおよそどのくらいになるのかを見積もったり, 基準を変えて計算することで, 測定値の平均を工夫して求めるよさを実感したりすることができるようにすることも大切である 図形 図形の構成 分解の活動を通して, 図形の性質について理解を深めることができるようにする指導の充実 図形の学習においては, 図形の性質を実感的に理解できるようにすることが大切である そのために, 単なる知識として図形の性質を指導するのではなく, 構成 分解などの活動を通して, 図形の性質を見いだしたり振り返ったりすることで, その - 4 -

性質の理解を深めることができるようにすることが大切である 図形を構成する要素及びそれらの位置関係に着目し, 立体図形の平面上での表現や構成の仕方を考察する指導の充実 立体図形と見取図, 展開図を関連付け, 構成要素やそれらの位置関係に着目して, 立体図形の構成の仕方を適切に捉えることができるようにすることが大切である 立方体や直方体などの立体図形の学習では, 向かい合う面が平行になることや, 隣り合う面が垂直になることを, 具体物の観察や操作を通して実感的に理解できるようにすることが大切である 数量関係 数量の関係を一般化して捉え, 言葉や式を用いて表現する指導の充実 算数の学習では, 児童自らがどのような数量の関係が成り立つのかを予想したり, 数値や場面を変えても同じように関係が成り立つかどうかについて考えたり, なぜそのような関係が成り立つのかを図を用いて説明したりすることができるようにすることが大切である さらに, 見いだした数量の関係を言葉や式を用いて一般化して表現できるようにすることが大切である 日常生活の事象を, 割合や表, グラフなどを活用して考察する指導の充実 日常生活の中には, 算数で学習した内容を基に数理的に処理し合理的に判断できる場面がある 日常生活の事象を, 児童にとってより身近なものなどに置き換え, 割合を活用して考察したり, 表や図, グラフに表して捉え, そこから見いだすことができる特徴や傾向を基に考察したりすることができるようにすることが大切である - 5 -