2 単元の構想 本単元の目標 関心 意欲 態度 平均を用いることのよさに気付き, 進んで身近な事柄の考察や表現に用いようとする 見方や考え方 平均の考えを用いて, 身近な事柄について考えたり, 表現の仕方を考えたりすることができる 技能 平均を求めたり, 平均から全体を求めたりできる また, それを

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○数学科 2年 連立方程式

能を習得したり活用したりすることの必要性について確認する グラフをかく力やグラフを読み取る力を身に付けさせるとともに, 一次関数を学ぶことに対する意欲を高めたい 小単元全体を通して主体的に学ぶ意欲を高め, 自分の考えを説明したいという気持ちにさせた上で, 目的や方法等を明確にした意図のあるペアやグル

算数科学習指導案 指導者伊達詩恵 1 日時平成 24 年 5 月 21 日 ( 月 ) 5 校時 2 学年第 6 学年 1 組 22 名 3 場所 6 年 1 組教室 4 単元名文字と式 5 単元について 単元観 本単元は, 数量の関係を表す式についての理解を深め, 式に表したり, 式を読み取ったり

Microsoft Word - ④「図形の拡大と縮小」指導案

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Microsoft Word - 全国調査分析(H30算数)

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【大竹市】玖波小学校 算数「垂直・平行と四角形」(4年)HP

2 児童観復習プリントから 乗法の交換法則 4 7=7 乗法の結合法則 = 加減混合の式や乗除混合の式の計算はできていると考えられる しかし 分配法則 6 10=6 9+ や 7 8=7 9 はできない児童が数名いて 定着していないことが分かる また 計算の仕方は理解してい

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第 6 学年算数科学習指導案 日時平成 25 年 月 日 ( ) 校時対象第 6 学年 組 名学校名 立 小学校授業者 1 単元名 速さ ( 学校図書 6 年上 ) 2 単元の目標速さについて理解し 求めることができるようにする 3 単元の評価規準 単元の評価規準 ア算数への関心 意欲 態度 速さを

第4学年算数科学習指導案

平成 30 年 1 月平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果と改善の方向 青森市立大野小学校 1 調査実施日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) 2 実施児童数第 6 学年 92 人 3 平均正答率 (%) 調 査 教 科 本 校 本 県 全 国 全国との差 国語 A( 主として知識

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

算数科学習指導案 広島市立 小学校教諭 1 日時平成 21 年 2 月 日 ( ) 2 学年 5 年 組 3 単元数量関係 割合とグラフ 4 単元について 本単元では, 百分率について理解し, それを用いることができるようにするとともに, 目的に応じて資料を分類整理し, それを円グラフや帯グラフを用

第 4 学年算数科指導案 平成 28 年 11 月 2 日 ( 水 ) 第 5 校時場所 4 年 2 組男子 22 名女子 10 名指導者垣見遥 ともなって変わる量 思考力 判断力 表現力の育成 ~ 児童の考えを引きだす算数的活動の工夫 ~ 1 単元名 ともなって変わる量 2 単元の目標 ともなって

国語科学習指導案様式(案)

けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

2 図形の定義や性質を見いだすための算数的活動を取り入れる 2 枚の長方形, 長方形と三角形,2 枚の三角形を重ねて四角形を作る活動を取り入れ, 向かい合う辺の平行関係に着目させたり, 長さに着目させたりしながら, 四角形を定義できるようにする コンパスや分度器, ものさし等を使って, 四角形の構成

1 単元名 分数 ( 全 10 時間 ) 教材名 分数をくわしく調べよう ( 東京書籍 4 年下 ) 第 4 学年算数科学習指導案平成 26 年 11 月 26 日 ( 水 ) 5 校時 4 年 1 組 ( 男子 13 名 女子 10 名計 23 名 ) 指導者上田稚子 ( 学習指導要領 ) A 数

2 単元の構想本単元の目標 関心 意欲 態度 身近にある基本的人権に関する問題を取り上げ, 学習した内容をもとに意欲的に調べようとすることができる 社会的な思考 判断 人間尊重の立場から, 社会における様々な基本的人権の尊重における課題を見出し, 多面的 多角的に考察し, 根拠を明確にして公正に判断

理科学習指導案指導者海田町立海田西中学校教諭石川幸宏 1 日時平成 30 年 2 月 21 日 ( 水 ) 第 4 校時 2 学年第 1 学年 2 組 ( 男子 19 名女子 18 名 37 名 ) 3 場所海田西中学校第 2 理科室 4 単元名身のまわりの現象 ~ 力の世界 ~ 5 単元について

算数科学習指導案 指導者中野智子 1 日時平成 30 年 10 月 19 日 ( 金 ) 第 6 校時 2 学年第 6 学年 1 組男子 12 名女子 9 名計 21 名 3 単元名資料の調べ方 4 単元について (1) 単元観本単元は, 小学校学習指導要領第 6 学年の内容 [D データの活用 ]

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第6学年2組 算数科 学習指導案

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

の 問を提示して定着度を確認していく 1 分けて計算するやり方 70 = =216 2 =6 2 筆算で計算する方法 題材の指導計画 ( 全 10 時間扱い ) ⑴ ⑵ ⑶ 何十 何百 1 位数の計算 1 時間 2 位数 1 位数

第6学年 算数科学習指導案

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Microsoft Word - 201hyouka-tangen-1.doc

ICTを軸にした小中連携

2 生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査 児童生徒に対する調査 学校意欲 学習方法 学習環境 生活の諸側面等に関する調査 学校に対する調査 指導方法に関する取組や人的 物的な教育条件の整備の状況等に関する調査 2

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平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県海草地方 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

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Microsoft Word - 円の面積指導案_H24.2.9

25math3

第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

s_052小4算数「面積のはかり方と表し方」北総

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

数学科学習指導案 指導者ステップコース隠地純子 平野未紗 ジャンプコース中村徳寿 1 日時平成 27 年 1 月 20 日 ( 火 )5 校時 2 学年第 1 学年ステップコース 12 人 ジャンプコース 19 人 3 単元名空間図形 立体の表面積と体積 4 単元について (1) 単元観中学校学習指

第 3 学年 2 組算数科学習指導案 1 単元名たし算とひき算の筆算 指導者永田佳江 2 単元について (1) 単元観 該当する学習指導要領の内容 A 数と計算 A(2) 加法, 減法 (2) 加法及び減法の計算が確実にできるようにし, それらを適切に用いる能力を伸ばす 本単元で扱う たし算とひき算

指導方法等の改善計画について

(2) -2,4,1 3 y=-x-2 をかいた ( 人 ) 4 (1) y=2x-9,y=2x,y=3x+3 (2) y=x+11 (3) 指導観校内の研究テーマが 考える力を引き出す授業のあり方 ということで, 数学科では考える力とは何かを分析し,11 項目に整理した 1 帰納的に考える力 2

(6) 調査結果の取扱いに関する配慮事項調査結果については 調査の目的を達成するため 自らの教育及び教育施策の改善 各児童生徒の全般的な学習状況の改善等につなげることが重要であることに留意し 適切に取り扱うものとする 調査結果の公表に関しては 教育委員会や学校が 保護者や地域住民に対して説明責任を果

算数科学習指導案 1 日時平成 24 年 10 月 25 日 ( 木 ) 5 校時 2 学年第 6 学年 8 名 3 単元名比例と反比例 ( 啓林館 ) 4 単元について 本単元は 三原市立和木小学校 指導者荒木美花 本単元のねらいは, 伴って変わる 2 つの数量の中から比例関係や反比例関係にあるも

平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

Microsoft PowerPoint - syogaku [互換モード]

1. 単元名 運動とエネルギー 3 章エネルギーと仕事 南中学校第 3 学年理科学習指導案 平成 26 年 10 月 16 日 ( 木 ) 第 5 校時 3 年生徒数 3 名場所理科室授業者 2. 単元について (1) 単元観本単元は 運動の規則性やエネルギーの基礎を 身のまわりの物体の運動などの観

平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

H30全国HP

イ乗法に関して成り立つ簡単な性質を調べ, それを乗法九九を構成したり計算の確かめをしたりすることに生かすこと ウ乗法九九について知り,1 位数と1 位数との乗法の計算が確実にできること また, 内容 D 数量関係 (2) 乗法が用いられる場面を式に表したり, 式を読み取ったりすることができるようにす

p.1~2◇◇Ⅰ調査の概要、Ⅱ公表について、Ⅲ_1教科に対する調査の結果_0821_2改訂

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Taro-H29結果概要(5月25日最終)

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平成 22 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 22 年 4 月 20 日 ( 火 )AM8:50~11:50 平成 22 年 9 月 14 日 ( 火 ) 研究主任山口嘉子 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (105 名 )

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知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

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第 2 章 知 徳 体 のバランスのとれた基礎 基本の徹底 基礎 基本 の定着 教育基本法 学校教育法の改正により, 教育の目標 義務教育の目標が定められるとともに, 学力の重要な三つの要素が規定された 本県では, 基礎 基本 定着状況調査や高等学校学力調査を実施することにより, 児童生徒の学力や学

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★数学学習指導案最終(知的障害)

3 単元の目標速さについて理解し 求めることができるようにする 4 単元の評価規準ア算数への関心 意欲 態度 イ数学的な考え方 ウ数量や図形についての技能 エ数量や図形についての知識 理解 速さを 単位量当たりの大きさなどを用いて数値化したり 実際の場面と結びつけて 生活や学習に活用したりしようとし

全国学力・学習状況調査の指導改善策

国語科第 1 学年熊野町立熊野中学校指導者森島登紀子 単元名 根拠を明確にして書こう 本単元で育成する資質 能力 自ら考え判断する力, 読解力 情報収集能力 1 日 時平成 29 年 11 月 16 日 5 校時 2 場 所 1 年 3 組教室 3 学年 学級第 1 学年 3 組 (27 名男子 1

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

平成 28 年度埼玉県学力 学習状況調査各学年の結果概要について 1 小学校 4 年生の結果概要 ( 平均正答率 ) 1 教科区分による結果 (%) 調査科目 羽生市 埼玉県 国語 算数 分類 区分別による結果 < 国語 > (%) 分類 区分 羽生市 埼

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

平成 28 年度山梨県学力把握調査 結果分析資料の見方 調査結果概況 正答数分布グラフ 分布の形状から児童生徒の解答状況が分かります 各学校の集計支援ツールでは, 形状だけでなく, 県のデータとの比較もできます 設問別正答率 無解答率グラフ 設問ごとの, 正答率や無解答率が分かります 正答率の低い設

平成 30 年度 品川区学力定着度調査 の結果から明らかになった課題と学力向上に向けた取組 ( 国語 ) 1. 国語の定着状況についての概要 どの学年もほとんどすべての項目において 目標値を上回った 昨年度から取り組んできた 文章を書き表す際の 言葉の正しい使い方の指導 が 言葉についての知識 理解

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調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる さらに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイ

Microsoft Word - 数学指導案(郡市教科部会)

解答類型

H

た, 導入で扱うイメージキャラクターについて, デザインやネーミングの意図, 理由について疑問や関心を持つことにより, より北広島町に興味を持つことが可能となる その他, 調べる際に新聞記事を利用することにより, 記事をスクラップすることができる 記録性 に優れ, 疑問を解決するための手立て, 情報

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

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4 単元構想図 ( 全 14 時間 ) 生徒の意識の流れ 表を使って解く 縦 (m) 0 8 横 (m) x= 右辺の形に式を変形して 二次方程式を解こう1 ax = b (x + m) = nは平方根の考えで解くことができる x= 右辺の形に式を変形して 二次方程式を解こう2 x +

(Microsoft Word - \207U\202P.doc)

学年第 3 学年 2 単元名 ( 科目 ) いろいろな関数の導関数 ( 数学 Ⅲ) 3 単元の目標 三角関数 対数関数 指数関数の導関数を求めることができる 第 次導関数の意味を理解し 求めることができる 放物線 楕円 双曲線などの曲線の方程式を微分することができる 4 単元の学習計画 三角関数 対

6 単元の構想本単元の目標相手に応じて大野の ステキ を整理 分析することを通して, 内容や表現方法を工夫して発信することができる 本単元で活用する既習事項 小中の連携 第 1 学年生活科 がっこうだいすき 第 2 学年生活科 聞いて聞かせてまちのすてき どきどきわくわくまちたんけん もっとなかよし

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県和歌山市 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

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平成 25 年度学力定着状況確認問題の結果について 概要版 山口県教育庁義務教育課 平成 2 6 年 1 月 1 実施概要 (1) 目 的 児童生徒の客観的な学力状況の経年的な把握と分析を通して 課題解決に向けた 指導の工夫改善等の取組の充実を図る全県的な検証改善サイクルを確立し 県内す べての児童

第 6 学年 1 組理科学習指導案単元名 : 瀬野川の生き物のつながり 生き物のくらしと環境 男子 18 名女子 21 名計 39 名 単元について 指導者澄川和生 単元観本単元は, 小学校学習指導要領解説理科編第 6 学年 内容 B(3) の 動物や植物の生活を観察したり, 資料を活用したりして調

Microsoft Word - 社会科

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代表を表す平均を用いることがあること, 平均だけでなく最大値や最小値, 最頻値などの観点か ら調べることで, 集団の特徴や傾向がかることなど, 資料の調べ方を総括的にまとめていく 第 3 小単元 既習のグラフや表を活用して, 体力テストの結果を統計的な観点で読み取り, 自 たちの体力について特徴や傾

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

分化会 F 第 5 学年単元名 体積 ~ わけを説明する活動を通して 数学的な考え方 を育成する ~ 1 単元の指導にあたって (1) 本単元で育てたい数学的な考え方学習指導要領第 5 学年の内容 [B 量と測定 ] では, 次のように示されている (2) 体積について単位と測定の意味を理解し, 体

解禁日時新聞平成 30 年 8 月 1 日朝刊テレビ ラジオ インターネット平成 30 年 7 月 31 日午後 5 時以降 報道資料 年月日 平成 30 年 7 月 31 日 ( 火 ) 担当課 学校教育課 担当者 義務教育係 垣内 宏志 富倉 勇 TEL 直通 内線 5

単元名 算数第 2 学年安芸太田町立加計小学校指導者田尾佐智恵 かけ算 (2) ( 九九をつくろう ) 本単元で育成する資質 能力 伝え合う力 1 日時平成 29 年 1 月 19 日 ( 水 )5 校時 2 学年第 2 学年男子 7 名女子 15 名計 22 名 3 単元名 かけ算(2) 九九をつ

Transcription:

単元名 算数第 5 学年廿日市市立大野西小学校指導者松田燃輝 平均とその利用 本単元で育成する資質 能力 日時日時平成 29 年 9 月 22 日 ( 金 ) 5 時間目 13:20~14:05 場所 5 年 2 組教室 4 説明力 自己有用感 第 5 学年 2 組 児童数 33 名 ( 男子 15 名, 女子 18 名 ) 1 単元について 単元観本単元の目標として, 小学校学習指導要領解説算数編第 5 学年の目標では 三角形や平行四辺形などの面積及び直方体などの体積を求めることができるようにする また, 測定値の平均及び異種の二つの量の割合について理解できるようにする と示されている また, 内容 B(3) には 量の大きさの測定値について理解できるようにする ア 測定値の平均について知ること とある 測定値を平均する考えは児童にとって初めて学ぶものである したがって本単元では, 測定した結果について, 平均を用いて, それを妥当な数値で示すことができるよう にすることをねらいとしている また平均の計算の仕方, 測定値を平均する考え方は他教科等の学習や生活でも活用することができる 学習したことを他教科等と関連させて横断的に活用できる単元である 児童観 (1) 学力の定着状況について平成 29 年度 基礎 基本 定着状況調査において算数の通過率が 72.7% であり, 教科タイプ別にみると, タイプ Ⅰ の平均は 75%, タイプ Ⅱ の平均は 65.3% であった タイプ Ⅰ の内容の基礎的な計算力の部分では高い定着が見られたが, タイプ Ⅱ の内容は資料を読んで答える問題が多く, 資料を読んで理解し活用する力が定着していないことが分かる (2) 説明力の取組との関連 1 学期末に行った調査問題による 式や言葉を使って計算の説明をする問題 では, 平均正答率が 61% であった 問題にある説明のモデルを参考にして答えることを苦手としている児童が多く, このことから知識や技能を活用することに課題があると考える 指導観 (1) 指導方法の工夫測定値を平均する考えを他教科や実生活と関連させることを通して, 平均の有用性に気付くことができるようにしたい また, 合計から平均を求めるだけでなく, 平均から合計を求め, 考える場面も設定し, 多様な見方や考え方を身につけさせたい (2) 説明力の取組との関連既習事項を活用して説明する場面では, ロボットチャートを利用し, 個人の考えをもとに交流し, 理解を深めていきたい 活用 小 1

2 単元の構想 本単元の目標 関心 意欲 態度 平均を用いることのよさに気付き, 進んで身近な事柄の考察や表現に用いようとする 見方や考え方 平均の考えを用いて, 身近な事柄について考えたり, 表現の仕方を考えたりすることができる 技能 平均を求めたり, 平均から全体を求めたりできる また, それを用いて, 長さなどの概測ができる 本単元で活用する既習事項 小中の連携 ( 小 4 学年 ) がい数とその計算 概数の意味, 四捨五入 和, 差の概算, 見積もり ( 小 5 学年 ) 平均とその利用 長さの概測 ( 小 5 学年 ) 単位量あたりの大きさ 単位量あたりの大きさ ( 小 6 学年 ) 資料の平均 ( 中 1 学年 ) 資料の活用 ( 中 2 学年 ) 確率 ( 中 3 学年 ) 標本調査 他教科との関わり 理科 ふりこのきまり ふりこの往復する時間について平均を活用して調べる 社会科 水産業のさかんな地域 水産物消費量のグラフを正しく読み取る 体育科 ハードル走 ハードル走の平均タイムを求める 総合的な学習の時間 バケツ稲を育てよう 稲の生長を平均を活用して表す 数学への関心 意欲 態度 妥当な測定値を求めるために平均を用いるよさに気付き, 進んで生活や学習に活用しようとしている 単元の評価規準 数学的な見方や考え方 数学的な技能 身の回りにある事 測定値の平 柄について, 妥当 均を求める な測定値を求める ことができ ために平均を用い る ることを考えてい る 数量や図形などについての知識 理解 同じ大きさの数量にならすことでより妥当な数値が得られる場合は, 測定値を平均するとよいことを理解している 活用 小 2

本単元において育成しようとする説明力 自己有用感とのかかわり 対話的な学び の場面で, 平均の求め方について, 既習したことを根拠として説明する活動を通して説明力の育成を図る また, 交流の視点をもってピア フィードバックする活動を通して自己有用感の育成を図る ( 全 19 時間 ) 指導と評価の計画 次 時 学習内容 関考技知 評価 評価規準 ( 評価方法 ) 説明力の育成 ( 評価方法 ) 導 入 1 箱の高さをそろえる活動を通し 平均 の学習で大切な ならす 箱の高さをそろえる活動に関心をもって意欲的に取り組んで ことをつかむ いる ( 振り返り ) 箱の高さだけでなく, 他の物 についても調べてみたいな 1 2 大きさの違ういくつか の量をならして考える 平均の意味と求め方を理解し, 求めるこ 平 均 場面を通して, 本単元 の学習課題をとらえ る とができる ( ノート ) 平均の用語や求め方を 知る 3 0 を含む場合の平均や答えが小数になる場合 0を含む場合の計算や小数になる場合の の求め方を考える 平均の求め方につい て理解する ( ノー ト ) 活用 小 3

4 一部の平均から全体を求め, 問題解決に活用する 5 前回と今回の平均から 全体の平均を考えその 方法を説明する 本時 友達の説明のおかげで,2 つのグループを合わせた平均 の求め方が分かったよ あと一回で合格タイムになるには, 何秒で 走ればいいんだろう 早く解いてみたいな 問題解決のために一部の平均から全体の平均を求めることができる ( 説明ツール ) 前回と今回の平均から全体の平均を考えることができる ( 説明ツール ) 自己有用感 友達の考えの良さや, 自分の考えが友達の役にたっていることを感じている ( 振り返り ) 平均の求め方を活用して, 平均から全体を求める方法を説明することができる ( 説明ツール ) 回数と合計を根拠にして前回と今回から全体の平均の求め方を説明する ( 説明ツール ) 2 平均を使って 6 歩幅を使って, およその距離を求める仕方を考える 歩幅の平均を求めることに気づくことができる ( ノート ) 7 自分の歩幅を求め, それを用いて身のまわりの距離を測定する 歩幅を使って色々な距離を求めることができる ( ノート ) 8 共通部分の差に注目し, その差の平均を求めて考える方法で平均を求める 平均を工夫して求めることを通して平均に対する興味 関心を高めようとしている ( ノート 振り返り ) 振り返り説明力問題 自己有用感 友達の考えの良さや, 自分の考えが友達の役にたっている 買い物をするときにも平均を使うことができるかな ことを感じている ( 振り返り ) 平均の活用の仕方を回数と合計を根拠にして説明する ( 説明ツール ) 友達の説明を聞いて, 自分も活用キーワードを入れて説明がで 小 4 きたよ

単元末説明力問題 A 君の 1 学期の算数の小テストの結果を表にまとめています 平均が6 点を超えると 合格になり超えなければ不合格で補習です A 君はこのままでは不合格です 合格にな るために次の小テストは何点以上をとればよいか説明しましょう < 算数小テスト平均点 > 平均点 回数 1 学期 5 点 3 回 正答例 11 学期のこれまでの平均点から合計を計算すると 5 3=15 15 点と分かる 2 平均が6 点をこえるためには,4 回の合計が 6 4=24 24 点をこえなければいけない 3だから, 24-15=9 9 点以上が必要と分かる 評価基準視点 11 学期の平均から合計点 (15) を求めている 視点 24 回目に必要な合格ラインの点 (24) を求めている 視点 324-15=9により合格に必要な点を求めている S 視点 123の記述があり, 筋道を明確に記述している A 視点 123の記述がある B 視点 123の記述のうち,2つの記述を含んでいる C 視点 123の記述のうち,1つの記述を含んでいる D S~C にあてはまらない 活用 小 5

3 本時の学習 1 本時の目標 考 前回と今回の平均から全体の平均を考えることができる めざす児童の姿 例 前回と今回の平均からそれぞれの合計をだすと前回は9 5=45 今回は7 3=21となります 45+21=66 66 8=8.25 平均は8.25となり8 秒以上なので不合格です めあて 前回と今回の平均タイムから, 全体の平均を求める方法を説明しよう ハイライトとなる 対話的な学び の場面 既習の 平均 = 全体 個数 を活用して, 全体の平均の求め方を説明する場面 2 本時の流れ 展 開 学習活動 形態 指導上の留意点 努力を要する状況と判断される 児童生徒への手だて 評価規準 ( 評価方法 ) 見通しをもつ 1 前時の復習をする 全体ハードル走のタイムを3 回計ると平均タイムが7 秒でした その後 4 回目の記録を計ると9 秒でした, 4 回の平均タイムはいくつになるでしょう 前時に学習した平均から合計を求める方法を確認する 活用 小 6

2 課題を把握する 全体 大野君が体育の時間に計ったハードル走の平均タイムを表で表しています 前回と今回のタイムを合わせた平均が8 秒以内であれば合格です 大野君は合格でしょうか? ハードル走平均タイム 前回 9 秒 (5 回 ) 今回 7 秒 (3 回 ) (9+7) 2=8 だから 大野君は合格だと思うな ( ) の部分は始め提示しない 大野君の平均はどうやって求 めたら良いのだろう 3 めあてを把握する 全体 めあて 前回と今回の平均タイムから, 全体の平均を求める方法を説明しよう 自分の考えをもつ 4 解決の見通しを考える 〇表示されていない回数の情報が必要なことをおさ える 取り組んだ回数を提示す る 5 個人で考える 個人 〇前時に学習したことを活 用しながらロボットチャ ートに説明を書く 予想されるロボットチャート 前回 9 秒 5 回今回 7 秒 3 回 平均からそれぞれの交流して気づいた合計をだすとことや分かったこ前回は9 5=45 とを自分の考えに 加えて書く 不合格 平均 合計 のキーワードを活用して書くように指導する 前時に活用したロボットチャートを参考にさせ, まずは平均から全体を求めることに気付かせる 活用 小 7

6 グループで交流する グル 次の 3 点を交流の留意点 考 回数と合 ープ として指導する 計を根拠にして グループの中で全員が途 前回と今回から 中まででもいいので説明 全体の平均の求 考 すること め方を説明す え 平均 合計 のキーワー る ( 説明ツー を ドが含まれているか確認 ル ) 交 すること 流 ロボットチャートの記述 す を示しながら説明を行う る こと 7 全体で交流をする 全体 説明の際にロボットチャ ートを拡大して提示する 友達の考えで納得できた り分かりやすかったりし たものをロボットチャー トに記述する めざす児童の姿 例 前回と今回の平均からそれぞれの合計をだすと前回は9 5=45 今回は7 3=21となります 45+21=66 66 8=8.25 平均は8.25となり8 秒以上なので不合格です 8 ペアで説明し合う ペア 全体交流の中から, 分かりやすかった説明を選び, ロボットチャートの右側に記述させる 交流の視点として 平均 全体 のキーワードが含まれているか確認させる 活用 小 8

振 9 本時の学習を振り返 個人 何人かの児童の振り返り り る 全体 を全体で交流する 返 る 友達の説明のおかげで,2 つのグループを合わせた平均 の求め方が分かったよ 大野君が合格するには次は何秒以内で走れば いいんだろう 調べてみたいな 3 板書計画 黒板 9/22 め ( 金 ) 前回と今回の平均タイムから, 全体の平均を求める方法を説明しよう 平均 = 全体 個数 全体 = 平均 個数 ま 全体の平均は, 前回と今回の平均から合計を求め て回数で割ると求められます 電子黒板 パワーポイント資料を活用した問題提示 児童の説明ツールの拡大表示 活用 小 9