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11 控除対象配偶者 問 平成 29 年度税制改正により 控除対象配偶者の規定が変更になったと聞きましたが どのように変更されたのでしょうか 配偶者控除と給与所得者本人の合計所得金額の関係 問 平成 30 年分以後の配偶者控除について 給与所得者本人の合計所得金額が 1,000 万円

1: とは 居住者の配偶者でその居住者と生計を一にするもの ( 青色事業専従者等に該当する者を除く ) のうち 合計所得金額 ( 2) が 38 万円以下である者 2: 合計所得金額とは 総所得金額 ( 3) と分離短期譲渡所得 分離長期譲渡所得 申告分離課税の上場株式等に係る配当所得の金額 申告分

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申告者と配偶者の合計所得金額の入力フォーム 申告者 ( 給与の支払いを受ける人 ) の事業所得 雑所得 配当所得 不動産所得 その他の所得の収入金額と必要経費を入力して合計所得金額を計算します 申告者の合計所得金額が 900 万円を超えると 配偶者控除または配偶者特別控除の控除額が変動します 申告者

はしがき 配偶者控除 と 配偶者特別控除 は 昭和 36 年と昭和 62 年の税制改正で導入された歴史ある制度です ここ数年 配偶者控除の改正について様々な議論が行われてきましたが 平成 29 年度税制改正において 就業調整を意識しなくて済む仕組みを構築する観点から配偶者控除と配偶者特別控除の見直し

Microsoft Word - 給与幕僚Ⅲ 平成30年配偶者控除改正に伴う事前準備のご案内

2. 改正の趣旨 背景給与所得控除 公的年金等控除から基礎控除へ 10 万円シフトすることにより 配偶者控除等の所得控除について 控除対象となる配偶者や扶養親族の適用範囲に影響を及ぼさないようにするため 各種所得控除の基準となる配偶者や扶養親族の合計所得金額が調整される 具体的には 配偶者控除 配偶

目次 1. 年末調整とは 2. 平成 30 年分の留意点 3. 給与所得者の扶養控除等 ( 異動 ) 申告書の書き方 4. 給与所得者の配偶者控除等申告書の書き方 5. 給与所得者の保険料控除申告書の書き方 2

1 基本項目 ⑴ 所轄税務署長給与の支払者の所在地 ( 住所 ) の所轄税務署名を入力します 所轄税務署が不明な場合 国税庁ホームページ にある 税務署を検索 で郵便番号等による検索ができますので 参照してください ⑵ 給与の支払者の法人番号この欄には 申告書を受理した給

改正前 給与所得者の合計所得金額 1,000 超 年収 給与収入の場合 1,220 超 改正後 給与所得者の合計所得金額 1,000 超 年収 給与収入の場合 1,220 超 老人加算 偶者控除 偶者特別控除 老人加算 偶者控除 偶者特別控除 控除を受けることができません 0

平成 28 年度市民税 県民税申告の手引き 申告書を提出しなければならない人平成 28 年 1 月 1 日現在 幸手市内に住所を有する人 (1 月 2 日以降に幸手市に転入した人は従前の住所地で申告を行ってください ) ただし 次に該当する人は この申告をする必要はありません 1 平成 27 年分の

Ⅰ 年の中途で行う年末調整の対象となる人 年末調整は 原則として給与の支払者に 給与所得者の扶養控除等 ( 異動 ) 申告書 ( 以下 扶養控除等申告書 といいます ) を提出している人について その年最後に給与の支払をする時に行うことになっていますので 通常は12 月に行うこととなりますが 次に掲

「2 所得税及び復興特別所得税の確定申告書データをお持ちでない方」からの更正の請求書・修正申告書作成編

インストラクター更新テキスト<給与>_19

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年末調整システム変更点 Q&A 集 平成 30 年版 株式会社シー シー ユー 1 年末調整システム変更点 Q&A 集

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変更履歴 版数 内容 変更頁 変更日 1.00 新規作成 - H

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株式等の譲渡(前年からの繰越損失を譲渡所得及び配当所得等から控除)編


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あなたと生計を一にする配偶者やその他の親族が受け取る公的年金等から引き落とされている国民健康保険 料 後期高齢者医療保険料 介護保険料はあなたの控除の対象とはなりませんので御注意ください 5 生命保険料控除 地震保険料控除 について それぞれ該当する欄に昨年中に支払った金額を記入し 以下の計算方法に

( 二 ) その年中に支払った社会保険料 ( 給与等から控除されるものを除く ) の金額 小規模企業共済等掛金 ( 給与等から控除されるものを除く ) の額及び次に掲げる事項イその年中に支払った種類別の社会保険料の金額 ( 給与等から控除されるものを除く ) 及びその支払の相手方の名称ロ社会保険料の

平成19年度市民税のしおり

与等の支払者 ) から毎年最初に給与等の支払を受ける日の前日までに 次に掲げる事項を記載した申告書を 当該給与等の支払者を経由して その給与等に係る所得税の納税地 第一章第五節 の所轄税務署長に提出しなければならない ( 法 1941 措法 41の162 41の172 規 731) ( 一 ) 当該

目次 1. 平成 30 年改正対応 ( 平成 31 年 1 月リリース予定 ) (1) 改正内容 (2) 様式変更 (3) 画面イメージ (4) 帳票イメージ 1-2. 電子申告 (1) 様式変更 (2) メッセージボックスセキュリティ強化 (3) 納付手続き手順の変更 2. 注意事項 1

VBA PRO 給与計算 年末調整 システムの年末調整用データの入力 給与所得に対する源泉徴収簿の入力用ユーザーフォーム 年末調整用の所得税源泉徴収簿のフォームでデータを給与と賞与のデータを編集できます 給与明細書の源泉徴収簿フォーム 給与明細の計算 タブの 1 月 から 12 月 のボタンから給与

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ジットカード発行会社が交付したカードを提示してその国外居住親族が商品等を購入したこと等により その商品等の購入等の代金に相当する額の金銭をその居住者から受領した 又は受領することとなることを明らかにする書類 注意事項 1 送金関係書類については 原本に限らずその写しも送金関係書類として取り扱うことが

変更の場合 1. 年度 スタッフ NO 入力もしくは年末調整検索 ([ ] ボタン ) を行い 対象の年末調整データを表示します 2. 年末調整の明細情報を変更します 3. 登録 (F2) ボタンを押下して 年末調整データを登録します 削除の場合 1. 年度 スタッフ NO 入力もしくは年末調整検索

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[Q20] 扶養控除等申告書が提出された際に その申告書に記載された国外居住親族に係る 親族関係書類 が提示されず 事後に提示された場合 いつから扶養控除等を適用して源泉徴収税額を計算すればよいのですか 9 [Q21] 給与所得者の配偶者控除等申告書を提出する場合には 親族関係書類 を提出又は提示す

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第 11 表の 1 平成 25 年度個人の市町村民税の納税義務者等に関する調 所得割のみを納める者 納税義務者 ( 人 ) 所得割額 ( 千円 ) 給与所得者営業等所得者農業所得者その他の所得者給与所得者営業等所得者農業所得者その他の所得者 1 下 関 市

平成30年度年末調整プログラム手順・簡易操作説明書

(1) 所得階級別人員 区 分 給与所得者 所得者別内訳 雑所得者 他の区分に該当しない所得者 人人人人人人人人人 70 万円 以下 25,319 1,201 20,012 54, ,063 6, , 万円 12,048 2,039 8,935 22,

株式等の譲渡(特定口座(源泉徴収なし)と一般口座)編

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第5回基礎問題小委員会 礎5-4

アップデート内容 1. 年末調整事前チェックリストの改善 1) 事前賃金データチェックリスト に 年所得一覧表 の印刷が追加されました 賃金管理データにある本年度の給与 賞与の支給額の表示とその合計額と合計所得額の印刷ができます 昨年の実績や本年の平均額を指定して見込額を試算することも可能です 一覧

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今回の変更点 所得税H22.16(震災特例法対応)

( その 1) 月収額の計算のしかた 給与所得者の場合 1. 年間総収入の計算あなたが仕事を始めた時期 対 象 の 収 入 金 額 1 現在の勤務先に前年 1 月 1 日以前から引 前年中の年間総収入金額 き続き勤務している方 ( 源泉徴収票の支払金額の欄 ) 2 現在の勤務先に前年 1 月 2 日

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退職金についての市県民税はどうなるの? 私は平成 28 年 4 月に退職しました 勤続 30 年で退職金は 2,100 万円ですがこの退職 金に対する市県民税はいくらですか 通常の市県民税の課税は前年中の所得に対し翌年課税されるしくみになっていますが 退職金に対する課税については 他の所得と分離して

< 所得控除の詳細 > 1 所得控除額計算一覧表 控除名 控除の詳細 控除額町県民税 控除額 参考 所得税 次の イ と ロ のい 次の イ と ロ のい ずれか多い方の金額 ずれか多い方の金額 災害や盗難等により 本人や本 イ ( 損害金額 - 保険 イ ( 損害金額 - 保険 雑損控除 人と同一

株式等の譲渡(特定口座の譲渡損失と配当所得等の損益通算及び翌年以後への繰越し)編

MR通信H22年1月号

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[Q1] 復興特別所得税の源泉徴収はいつから行う必要があるのですか 平成 25 年 1 月 1 日から平成 49 年 12 月 31 日までの間に生ずる所得について源泉所得税を徴収する際 復興特別所得税を併せて源泉徴収しなければなりません ( 復興財源確保法第 28 条 ) [Q2] 誰が復興特別所

3 平成 25 年 4 月に給与の支給規程を改訂し 平成 24 年分 10 月にまでさかのぼって実施する こととなり 平成 25 年 4 月の給与支給日に支払うこととなった平成 24 年 10 月から平成 25 年 3 月までの給与改訂差額 A 3 1 給与所得の収入金額の収入すべき時期は 契約又は

公共債の税金について Q 公共債の利子に対する税金はどのようになっていますか? 平成 28 年 1 月 1 日以後に個人のお客様が支払いを受ける国債や地方債などの特定公社債 ( 注 1) の利子については 申告分離課税の対象となります なお 利子の支払いを受ける際に源泉徴収 ( 注 2) された税金

市 県民税 ( 住民税 ) 市民税は 県民税と合わせて住民税と呼ばれ 住民のみなさんがそれぞれの税の負担能力に応じて分担し合うという性格をもつ税金で 個人が負担する個人市民税と 会社などが負担する法人市民税があります 市民税には 均等の額によって納めていただく均等割と 個人の所得に応じて納めていただ


改正された事項 ( 平成 23 年 12 月 2 日公布 施行 ) 増税 減税 1. 復興増税 企業関係 法人税額の 10% を 3 年間上乗せ 法人税の臨時増税 復興特別法人税の創設 1 復興特別法人税の内容 a. 納税義務者は? 法人 ( 収益事業を行うなどの人格のない社団等及び法人課税信託の引

所得控除 基礎控除 配偶者控除などの下記の表に記載されたものをいいます それぞれ一定の要件を満たしている場合は 課税所得金額を計算する際に それぞれの控除が受けられます 個人の県民税 個人の市町村民税 12

給与所得控除額の改正前後の比較 改正前 改正後 給与等の収入金額給与所得控除額給与等の収入金額給与所得控除額 180 万円以下 収入金額 40% 65 万円に満たない場合は 65 万円 180 万円以下 収入金額 40%-10 万円 55 万円に満たない場合は 55 万円 180 万円超 360 万

(2) 源泉分離課税制度源泉分離課税制度とは 他の所得と全く分離して 所得を支払う者 ( 銀行 証券会社等 ) がその所得の支払の際に 一定の税率で所得税を源泉徴収し それだけで所得税の納税が完結するものです 1 対象となる所得代表的なものとして 預金等の利子所得 定期積金の給付補てん金等があります

~ この操作の手引きをご利用になる前に ~ この操作の手引きでは 確定申告書の作成方法を説明しています 操作を始める前に 以下の内容をご確認ください 共通の操作の手引きの確認入力方法やデータ保存 読込方法などを説明した ( 共通 )e-tax で送信するための準備編 又は ( 共通 ) 書面提出 (

平成 31 年度 ( 平成 30 年分 ) 所得控除 雑損控除 納税義務者又はその者と生計同一の配偶者 その他親族が有する資産について 災害 盗難 横領によ る住宅 家財 現金の損害一定額 控除計算 A B いずれか多い方の金額 A:( 損失額 - 保険金等による補てん額 )-( 総所得金額等の合計

1 仮想通貨の売却問保有する仮想通貨を売却 ( 日本円に換金 ) した際の所得の計算方法を教えてください ( 例 )3 月 9 日 2,000,000 円 ( 支払手数料を含む ) で4ビットコインを購入した 5 月 20 日 0.2 ビットコイン ( 支払手数料を含む ) を 110,000 円で

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平成19年度分から

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FX取引に係る確定申告について

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申告書類作成 記入要領 1. 平成 31 年分給与所得者の扶養控除等 ( 異動 ) 申告書 これは 平成 31 年 1 月以降各月の研究奨励金に課される所得税額を決定するために必要な書類です あなたは 平成 31 年 1 月 1 日以降特別研究員の採用を継続しますか? あなたは 下記のいずれかに該当

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主たる給与から控除を受ける D A B C 源泉控除対象配偶者 ( 注 ) 控除対象扶養親族 (6 歳以上 ) 障害者 寡婦 寡夫又は勤労学生 右の該当する番号及び欄に を付け ( ) 内には該当する扶養親族の人数を記入してください 他の所得者が控除を受ける扶養親族等 住民税に関する事項 6 歳未満

住民税 所得税の税率国から地方への税源移譲に伴い 平成 19 年度から住民税所得割の税率が 10% に統一され 所得税の税率が 4 段階から 7 段階の累進税率に改正されています 住民税については平成 19 年度分 ( 平成 19 年 6 月納付分 ) 所得税については平成 19 年分 ( 平成 1

「左記以外の所得のある方」からの確定申告書作成編

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公共債の税金について Q 公共債の利子に対する税金はどのようになっていますか? 平成 28 年 1 月 1 日以後に個人のお客様が支払いを受ける国債や地方債などの特定公社債 ( 注 1) の利子については 申告分離課税の対象となります なお 利子の支払いを受ける際に源泉徴収 ( 注 2) された税金

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雑 ( その他 ) 生命保険の個人年金 原稿料 講演料 シルバー人材センターからの配分金など 他のいずれにも該当しない所得です なお シルバー人材センターからの配分金は 家内労働者等の必要経費の特例が受けられます 総合課税の譲渡土地 建物等以外の資産 ( ゴルフ会員券 貴金属等 ) の譲渡から生じる

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平成16年度

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平成16年度

上場株式等の配当等に対する課税

( その 1) 月収額の計算のしかた 給与所得者の場合 1. 年間総収入の計算あなたが仕事を始めた時期 対 象 の 収 入 金 額 1 現在の勤務先に前年 1 月 1 日以前から引 前年中の年間総収入金額 き続き勤務している方 ( 源泉徴収票の支払金額の欄 ) 2 現在の勤務先に前年 1 月 2 日

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配偶者控除 配偶者特別控除の見直しに関する FAQ 国税庁では 平成 30 年 10 月 17 日 国税庁ホームページで 配偶者控除 配偶者特別控除の見直しに関する FAQを大幅に改訂しました 平成 29 年度の税制改正により 配偶者控除 配偶者特別控除は大きく変わっております 今年の年末調整では改正内容を確認の上 従業員への周知も必要となってきますので 今回はFAQの中からいくつかご紹介したいと思います 1 改正の概要 問 平成 29 年度税制改正により 配偶者控除及び配偶者特別控除の見直しが行われ 配偶者控除及び配偶者特別控除の控除額等が改正されたと聞きましたが この改正の概要を教えてください 答 配偶者控除及び配偶者特別控除の控除額等の改正の概要は 次のとおりです 1 配偶者控除及び配偶者特別控除の控除額の改正配偶者控除の控除額が改正されたほか 給与所得者の合計所得金額が 1,000 万円 ( 給与所得だけの場合は給与等の収入金額が 1,220 万円 ) を超える場合には 配偶者控除の適用を受けることができないこととされました ( 改正前 : 給与所得者の合計所得金額の制限無 ) また 配偶者特別控除の控除額が改正されたほか 対象となる配偶者の合計所得金額が 38 万円超 123 万円以下 ( 給与所得だけの場合は給与等の収入金額が 103 万円超 201 万 6 千円未満 ) とされました ( 改正前 :38 万円超 76 万円未満 ( 給与所得だけの場合は給与等の収入金額が 103 万円超 141 万円未満 ) ) 2 給与所得者の扶養控除等申告書 の記載内容の変更等平成 29 年分の 給与所得者の扶養控除等申告書 については 控除対象配偶者 を記載することになっていましたが 平成 30 年分の 給与所得者の扶養控除等申告書 については 源泉控除対象配偶者 を記載することとされました また 平成 29 年分までの 給与所得者の配偶者特別控除申告書 が平成 30 年分からは 給与所得者の配偶者控除等申告書 に改められ これに伴い 給与所得者の保険料控除申告書兼給与所得者の配偶者特別控除申告書 ( 兼用様式 ) について 平成 30 年分からは 給与所得者の保険料控除申告書 と 給与所得者の配偶者控除等申告書 の 2 種類の様式となりました なお 他にも源泉徴収簿の15 欄の 配偶者特別控除額 が 配偶者 ( 特別 ) 控除額 に改められ 同欄に配偶者控除の控除額を記載することとされるなどの変更がされています 3 配偶者に係る扶養親族等の数の算定方法の変更給与等を支払う際に源泉徴収をする税額は 給与所得の源泉徴収税額表 によって求めるところ この 給与所得の源泉徴収税額表 の適用に当たっては 扶養親族等の数を算定する必要があります 扶養親族等の数の算定に当たり 配偶者が源泉控除対象配偶者に該当する場合には 扶養親族等の数に1 人を加えて計算することとされました また 同一生計配偶者が障害者に該当する場合には 扶養親族等の数に1 人を加えて計算することとされました 2 適用開始日 問 配偶者控除及び配偶者特別控除の控除額等の改正は いつから適用されるのですか 答 この改正は 平成 30 年分以後の所得税について適用されます 3 源泉控除対象配偶者 (1) 問 給与所得者の扶養控除等申告書 に記載する 源泉控除対象配偶者 とは どのような人をいうのですか 答 源泉控除対象配偶者 とは 給与所得者( 合計所得金額が 900 万円 ( 給与所得だけの場合は給与等の収入金額が 1,120 万円 ) 以下の人に限ります ) と生計を一にする配偶者 ( 青色事業専従者として給与の支払を受ける人及び白色事業専従者を除きます ) で 合計所得金額が 85 万円 ( 給与所得だけの場合は給与等の収入金額が 150 万円 ) 以下の人をいいます 4 源泉控除対象配偶者 (2) 問 配偶者が源泉控除対象配偶者に該当しない場合には 給与所得者の扶養控除等申告書 の 源泉控除対象配偶者 欄への記載は不要となるのですか 答 給与所得者の扶養控除等申告書 の 源泉控除対象配偶者 欄には 配偶者が源泉控除対象配偶者に該当する場合に その氏名 個人番号 生年月日 住所 その年の合計所得金額の見積額などを記載することとされています したがって 配偶者がいる場合であっても その配偶者が源泉控除対象配偶者に該当しないときは 源泉控除対象配偶者 欄への記載は不要となります 5 源泉控除対象配偶者 (3) 問 給与所得者の扶養控除等申告書 を提出するに当たり 配偶者が源泉控除対象配偶者に該当するかどうかは どの時点で判定するのですか 答 給与所得者の扶養控除等申告書 を提出する際に 配偶者が源泉控除対象配偶者に該当するかどうかは 給与所得者の扶養控除等申告書 を提出する日の現況により判定します この場合 その判定の要素となるその年の合計所得金額の見積額については 例えば 直近の源泉徴収票や給与明細書を参考にして見積も - 1 -

った合計所得金額により判定することとなります 6 源泉控除対象配偶者に該当することになった場合 問 年の中途で 給与所得者の合計所得金額の見積額又は配偶者の合計所得金額の見積額に異動があり その配偶者が源泉控除対象配偶者に該当することになった場合は どうすればよいのでしょうか 答 年の中途で 給与所得者の合計所得金額の見積額又は配偶者の合計所得金額の見積額に異動があり その配偶者が源泉控除対象配偶者に該当することになった場合には 給与所得者は 給与所得者の合計所得金額の見積額又は配偶者の合計所得金額の見積額に異動があった日以後最初に給与等の支払を受ける日の前日までに 給与所得者の扶養控除等異動申告書 を給与等の支払者へ提出することとなります なお 提出を受けた給与等の支払者は 給与所得者から 給与所得者の扶養控除等異動申告書 の提出があった日以後 扶養親族等の数に1 人を加えて源泉徴収税額を算定することとなります ( 注 ) 既に源泉徴収を行った月分の源泉徴収税額については 遡って修正することはできませんので年末調整により精算することとなります 7 源泉控除対象配偶者に該当しないことになった場合 問 年の中途で 給与所得者の合計所得金額の見積額又は配偶者の合計所得金額の見積額に異動があり その配偶者が源泉控除対象配偶者に該当しないことになった場合は どうすればよいのでしょうか 答 年の中途で 給与所得者の合計所得金額の見積額又は配偶者の合計所得金額の見積額に異動があり その配偶者が源泉控除対象配偶者に該当しないことになった場合には 給与所得者は 給与所得者の合計所得金額の見積額又は配偶者の合計所得金額の見積額に異動があった日以後最初に給与等の支払を受ける日の前日までに 給与所得者の扶養控除等異動申告書 を給与等の支払者へ提出することとなります なお 提出を受けた給与等の支払者は 給与所得者から 給与所得者の扶養控除等異動申告書 の提出があった日以後 扶養親族等の数から1 人を減らして源泉徴収税額を算定することとなります ( 注 ) 既に源泉徴収を行った月分の源泉徴収税額については 遡って修正することはできませんので年末調整により精算することとなります 8 同一生計配偶者 問 給与所得者の扶養控除等申告書 の記載欄にある 同一生計配偶者 とは どのような人をいうのですか 答 同一生計配偶者 とは 給与所得者と生計を一にする配偶者で 合計所得金額が 38 万円以下の人をいいます 10 配偶者に係る扶養親族等の数の計算方法 問 給与等に対する源泉徴収税額を求める際の配偶者に係る扶養親族等の数の算定方法について教えてください 答 給与等を支払う際に源泉徴収をする税額は 給与所得の源泉徴収税額表 によって求めるところ この 給与所得の源泉徴収税額表 の甲欄を適用する場合には 給与所得者の扶養控除等申告書 に基づいて 扶養親族等の数を算定する必要があります 給与等に対する源泉徴収税額を求める際の扶養親族等の数の算定に当たっては 配偶者が源泉控除対象配偶者に該当する場合には 扶養親族等の数に1 人を加えて計算します また 同一生計配偶者が一般の障害者や特別障害者に該当する場合には 扶養親族等の数に1 人を加えて 同一生計配偶者が同居特別障害者に該当する場合には2 人を加えて計算します したがって 配偶者が 源泉控除対象配偶者に該当するとともに 同一生計配偶者である一般の障害者や特別障害者にも該当する場合には 扶養親族等の数に2 人を加えて計算します また 配偶者が源泉控除対象配偶者に該当するとともに 同一生計配偶者である同居特別障害者にも該当する場合には 扶養親族等の数に3 人を加えて計算します ( 注 ) 給与所得の源泉徴収税額表 の甲欄を適用する場合の扶養親族等の数は 配偶者に係る扶養親族等の数と 配偶者以外の扶養親族等の数とを合計した数となります 11 控除対象配偶者 問 平成 29 年度税制改正により 控除対象配偶者の規定が変更になったと聞きましたが どのように変更されたのでしょうか 答 控除対象配偶者 とは 平成 29 年分以前は 給与所得者と生計を一にする配偶者で 合計所得金額が 38 万円以下の人とされていましたが 平成 30 年分以後は 同一生計配偶者のうち 合計所得金額が 1,000 万円以下である給与所得者の配偶者とされました 12 配偶者控除と給与所得者本人の合計所得金額の関係 問 平成 30 年分以後の配偶者控除について 給与所得者本人の合計所得金額が 1,000 万円を超える場合には 適用を受けることができないのですか 答 配偶者控除については 平成 29 年分以前は 給与所得者本人の合計所得金額にかかわらず 給与所得者に控除対象配偶者 ( 給与所得者と生計を一にする配偶者で合計所得金額が 38 万円以下の人 ) に該当する人がいる場合に適用を受けることができましたが 平成 30 年分以後は 給与所得者本人の合計所得金額が 1,000 万円を超える場合には 配偶者控除の適用を受けることができません なお 平成 30 年分以後の配偶者控除については 給与所得者本人の合計所得金額が 900 万円を超え 1,000 万円以下である - 2 -

場合には その合計所得金額に応じて適用される控除額が逓減することとなっています 13 配偶者特別控除と配偶者の合計所得金額の関係 問 平成 30 年分以後の配偶者特別控除について 配偶者の合計所得金額が 76 万円 ( 給与所得だけの場合は給与等の収入金額が 141 万円 ) を超える場合でも 適用を受けることができますか 答 配偶者特別控除の対象となる配偶者の合計所得金額については 平成 29 年分以前は 38 万円超 76 万円未満 ( 給与所得だけの場合は給与等の収入金額が 103 万円超 141 万円未満 ) でしたが 平成 30 年分以後については 38 万円超 123 万円以下 ( 給与所得だけの場合は給与等の収入金額が 103 万円超 201 万 6 千円未満 ) となりました したがって 配偶者の合計所得金額が 76 万円を超える場合であっても 123 万円以下であれば 配偶者特別控除の適用を受けることができることとなります ただし 配偶者特別控除の適用を受けることができるのは 配偶者控除の場合と同様に 給与所得者本人の合計所得金額が 1,000 万円以下の場合に限られます 14 給与所得者の配偶者控除等申告書 問 平成 29 年度税制改正で新設された 給与所得者の配偶者控除等申告書 について教えてください 答 給与所得者が配偶者控除又は配偶者特別控除の適用を受ける場合には 給与等の支払者からその年の最後に給与等の支払を受ける日の前日までに 給与所得者の配偶者控除等申告書 を給与等の支払者に提出することとなっています なお 従来の 給与所得者の配偶者特別控除申告書 については 平成 30 年分以後は廃止されています 15 給与所得者の保険料控除申告書兼給与所得者の配偶者特別控除申告書 ( 兼用様式 ) の変更について 問 従来の 給与所得者の保険料控除申告書兼給与所得者の配偶者特別控除申告書 の兼用様式については 平成 30 年分から 給与所得者の保険料控除申告書 と 給与所得者の配偶者控除等申告書 の 2 種類の様式とされたとのことですが 保険料に関する控除のみ ( 又は配偶者 ( 特別 ) 控除のみ ) 適用を受ける場合であっても 給与所得者の保険料控除申告書 と 給与所得者の配偶者控除等申告書 の両方を提出しなければならないのですか 答 生命保険料控除等の保険料に関する控除の適用を受ける方については 給与所得者の保険料控除申告書 を 配偶者控除又は配偶者特別控除の適用を受ける方については 給与所得者の配偶者控除等申告書 を提出することとなりますので いずれか一方の控除のみ適用を受ける場合には 当該一方に係る申告書のみを提出することとなります 例えば 配偶者のいない方が保険料に関する控除の適用を受ける場合は 給与所得者の保険料控除申告書 のみを提出することとなります 16 配偶者控除の適用を受けるための申告書 問 給与所得者の扶養控除等申告書 の 源泉控除対象配偶者 欄に配偶者の氏名等を記載して給与等の支払者に提出していれば 給与所得者の配偶者控除等申告書 を提出しなくても 年末調整において配偶者控除の適用を受けることができますか 答 平成 29 年分以前の年末調整においては 給与所得者の扶養控除等申告書 の 控除対象配偶者 欄に配偶者の氏名等を記載して給与等の支払者に提出することで 配偶者控除の適用を受けることができましたが 平成 30 年分以後の年末調整からは 配偶者控除の適用を受けるためには 給与所得者の配偶者控除等申告書 を給与等の支払者に提出する必要があります そのため 給与所得者の扶養控除等申告書 の 源泉控除対象配偶者 欄への記載の有無にかかわらず 給与所得者の配偶者控除等申告書 の提出がなければ 配偶者控除の適用を受けることはできません 17 源泉控除対象配偶者に該当しない配偶者が配偶者控除又は配偶者特別控除の対象となる場合 (1) 問 合計所得金額が 900 万円超の給与所得者と生計を一にする配偶者であるため 源泉控除対象配偶者に該当しませんが 年末調整において 配偶者控除又は配偶者特別控除の対象となる配偶者となりますか 答 源泉控除対象配偶者とは 合計所得金額が 900 万円以下の給与所得者と生計を一にする配偶者で合計所得金額が 85 万円以下の人をいいます 一方 年末調整において配偶者控除又は配偶者特別控除の対象となる配偶者は 合計所得金額が 1,000 万円以下の給与所得者と生計を一にする配偶者で 合計所得金額が 123 万円以下の人となります したがって 例えば 合計所得金額が 900 万円超 1,000 万円以下の給与所得者と生計を一にする配偶者で 合計所得金額が 123 万円以下の人は 源泉控除対象配偶者には該当しませんが 配偶者の合計所得金額が 38 万円以下の場合は配偶者控除の対象となる配偶者となり 配偶者の合計所得金額が 38 万円超の場合は配偶者特別控除の対象となる配偶者となります 18 源泉控除対象配偶者に該当しない配偶者が配偶者控除又は配偶者特別控除の対象となる場合 (2) 問 源泉控除対象配偶者に該当しない配偶者が配偶者控除又は配偶者特別控除の対象となる配偶者に該当する場合 どのようにすればこれらの控除の適用を受けることができますか 答 源泉控除対象配偶者に該当しない配偶者が配偶者控除又は配偶者特別控除の対象となる配偶者に該当する場合のこれらの控除については 毎月 ( 毎日 ) の源泉徴収税額の計算では考慮されませんが 年末調整により適用を受けることができます 具体的には その年の最後に給与等の支払を受ける日の前日までに 給与所得者の配偶者控除等申告書 を給与等の支払者に提出することにより控除の適用を受けることができま - 3 -

す 19 配偶者控除及び配偶者特別控除の適用要件と控除額 問 給与所得者の配偶者控除等申告書 を提出することにより適用を受けられる 配偶者控除及び配偶者特別控除について教えてください 答 配偶者控除とは 給与所得者が控除対象配偶者を有する場合に 給与所得者本人の所得金額の合計額から 38 万円 ( 配偶者が老人控除対象配偶者に該当する場合は 48 万円 ) を限度として 給与所得者の合計所得金額に応じた金額を控除するというものです 配偶者特別控除とは 給与所得者 ( 合計所得金額が 1,000 万円以下の人に限ります ) が生計を一にする配偶者 ( 合計所得金額が 123 万円以下の人に限ります ) で控除対象配偶者に該当しない人を有する場合に その給与所得者本人の所得金額の合計額から 38 万円を限度として 給与所得者の合計所得金額と配偶者の合計所得金額に応じた金額を控除するというものです 20 給与所得者の配偶者控除等申告書 の記載の順序 問 給与所得者の配偶者控除等申告書 の記載の順序等について教えてください 答 配偶者控除額及び配偶者特別控除額は 税務署で配布している 給与所得者の配偶者控除等申告書 で求めることができるようになっており 次の1~6の順に記載します 1 給与所得者の合計所得金額の見積額 合計所得金額の見積額の計算表 欄の あなたの合計所得金額( 見積額 ) 欄により計算した各所得の合計額を あなたの本年中の合計所得金額の見積額 欄に転記します 2 給与所得者の合計所得金額の区分の判定上記 1で転記した金額を基に 判定 欄 ( 900 万円以下 (A) 900 万円超 950 万円以下 (B) 又は 950 万円超 1,000 万円以下 (C) ) の該当箇所をチェックし 判定結果を 区分 Ⅰ 欄に記載します 3 配偶者の合計所得金額の見積額の計算 合計所得金額の見積額の計算表 欄の 配偶者の合計所得金額( 見積額 ) 欄により計算した各所得の合計額を 配偶者の本年中の合計所得金額の見積額 欄に転記します なお 配偶者に収入がない場合には 配偶者の合計所得金額 ( 見積額 ) 欄の ⑴~⑺の合計額 欄のみに 0 と記載します( 給与所得 ⑴ 欄等に 0 を記載する必要はありません ) 4 配偶者の合計所得金額の区分の判定上記 3で転記した金額及び 老人控除対象配偶者 欄を基に 判定 欄 ( 38 万円以下かつ年齢 70 歳以上 1 38 万円以下かつ年齢 70 歳未満 2 38 万円超 85 万円以下 3 又は 85 万円超 123 万円以下 4 ) の該当箇所をチェックし 判定結果を 区分 Ⅱ 欄に記載します 5 配偶者控除額又は配偶者特別控除額の算出 控除額の計算 欄の表に 上記 2の判定結果 (A~C) 及び上記 4の判定結果 (1~4) を当てはめ 配偶者控除額又は配偶者特別控除額を求めます 6 配偶者控除の額 欄又は 配偶者特別控除の額 欄への記載上記 5により求めた配偶者控除額又は配偶者特別控除額を 配偶者控除の額 欄又は 配偶者特別控除の額 欄に記載します 21 給与所得者の配偶者控除等申告書 に記載する給与所得者の合計所得金額や配偶者の合計所得金額( 見積額 ) (1) 問 給与所得者の配偶者控除等申告書 に記載する合計所得金額について教えてください 答 合計所得金額 とは 次の1から7までに掲げる金額の合計額をいいます 1 純損失又は雑損失の繰越控除 居住用財産の買換え等の場合の譲渡損失の繰越控除及び特定居住用財産の譲渡損失の繰越控除を適用しないで計算した総所得金額 2 上場株式等に係る配当所得等について 申告分離課税の適用を受けることとした場合の当該配当所得等の金額 ( 上場株式等に係る譲渡損失の損益通算の適用がある場合には その適用後の金額及び上場株式等に係る譲渡損失の繰越控除の適用がある場合には その適用前の金額 ) 3 土地 建物等の譲渡所得の金額 ( 長期譲渡所得の金額 ( 特別控除前 ) と短期譲渡所得の金額 ( 特別控除前 )) 4 一般株式等に係る譲渡所得等の金額又は上場株式等に係る譲渡所得等の金額 ( 上場株式等に係る譲渡損失の繰越控除又は特定中小会社が発行した株式に係る譲渡損失の繰越控除の適用がある場合には その適用前の金額 ) 5 先物取引に係る雑所得等の金額 ( 先物取引の差金等決済に係る損失の繰越控除の適用がある場合には その適用前の金額 ) 6 退職所得金額 7 山林所得金額なお この 合計所得金額 には 源泉分離課税により源泉徴収だけで納税が完結するものや あるいは確定申告をしないことを選択した一定の所得は含まれません 22 給与所得者の配偶者控除等申告書 に記載する給与所得者の合計所得金額や配偶者の合計所得金額 ( 見積額 ) (2) - 4 -

問 給与所得者の配偶者控除等申告書 に記載する合計所得金額の見積額は どの時点の見積額を記載するのですか 答 給与所得者の配偶者控除等申告書 に記載された配偶者が控除対象配偶者等に該当するかどうか等は その申告書を提出する日の現況により判定します そのため その判定の要素となる合計所得金額の見積額は 例えば 給与所得以外の所得がなく その申告書を 12 月 1 日に提出する場合 11 月支給分までの給与等の収入金額に 12 月に支給されるであろう給与等の収入金額を見積った金額を加え 年間の給与等の収入金額の見積額を求め その見積額から給与所得控除額を控除した残額を記載することとなります 23 給与所得者の配偶者控除等申告書 に記載する給与所得の金額の計算方法 問 給与所得者の配偶者控除等申告書 に記載する給与所得者の給与所得の金額や配偶者の給与所得の金額は どのように計算するのですか 答 給与所得の金額は 年間の給与等の収入金額から給与所得控除額を控除した残額となります 給与所得の金額の計算は 税務署で配布している 給与所得者の配偶者控除等申告書 の裏面の 3 所得区分 の 1 給与所得 に掲載している 参考 : 給与所得の金額の計算方法 のとおりとなります 例えば 年間の給与等の収入金額が 95 万円の場合 給与所得の金額は 30 万円 (95 万円 -65 万円 ( 給与所得控除額 )) となります ( 注 ) 給与所得の金額については 国税庁ホームページに掲載している 年末調整のしかた にある 年末調整等のための給与所得控除後の給与等の金額の表 により求めることもできます 26 配偶者控除額の源泉徴収簿への記載 問 源泉徴収簿の記載欄が変わったと聞いたのですが 給与所得者の配偶者控除等申告書 で求めた配偶者控除額は 源泉徴収簿のどの欄に記載するのですか 答 配偶者控除額については 平成 29 年分は源泉徴収簿の16 欄の 配偶者控除額 扶養控除額 基礎控除額及び障害者等の控除額の合計額 に含めて記載することになっていましたが 平成 30 年分は源泉徴収簿の15 欄の 配偶者 ( 特別 ) 控除額 に記載することになります ( 注 ) 平成 30 年分の源泉徴収簿については 15 欄の 配偶者特別控除額 が 配偶者 ( 特別 ) 控除額 に 16 欄の 配偶者控除額 扶養控除額 基礎控除額及び障害者等の控除額の合計額 が 扶養控除額 基礎控除額及び障害者等の控除額の合計額 になっています 27 給与所得者の配偶者控除等申告書 に記載された あなたの合計所得金額( 見積額 ) 欄の給与所得の収入金額に誤りがあった場合 問 年末調整時に従業員から提出された 給与所得者の配偶者控除等申告書 の あなたの合計所得金額 ( 見積額 ) 欄に記載された給与所得の収入金額よりも 本年中にその従業員に支払った給与等の金額の方が多かったため その従業員に 給与所得者の配偶者控除等申告書 の記載内容の再確認を依頼したところ その給与所得の収入金額や 配偶者控除の額 ( 配偶者特別控除の額 ) 欄の金額に誤りがあることが判明しました どのように処理すればよろしいですか 答 従業員から提出された 給与所得者の配偶者控除等申告書 の あなたの合計所得金額 ( 見積額 ) 欄に記載された給与所得の収入金額などに誤りがある場合 給与等の支払者は その従業員の方に 給与所得者の配偶者控除等申告書 の記載内容の訂正を依頼するなどして 適正な配偶者控除額又は配偶者特別控除額により 年末調整を行ってください 28 給与所得者の配偶者控除等申告書 に記載した配偶者の合計所得金額の見積額とその確定額に差が生じた場合 問 年末調整を終えた後に 従業員から 当初提出していた 給与所得者の配偶者控除等申告書 に記載した配偶者の合計所得金額の見積額とその確定額に差が生じたため 適用を受ける配偶者特別控除額が増加するとの申出があったのですが いつまで年末調整をやり直すことができますか 答 年末調整後 その年の 12 月 31 日までの間において 配偶者の合計所得金額の見積額に異動が生じ 配偶者特別控除額が増加し年末調整による年税額が減少することとなる場合に その年分の源泉徴収票を給与等の支払者が作成するまでに その異動があったことについて給与所得者からその異動に関する申出があったときは 年末調整の再計算の方法でその減少することとなる税額を還付してもよいこととされています したがって 翌年 1 月の 給与所得の源泉徴収票 を交付する時まで年末調整の再調整を行うことができます なお 年末調整の再調整によらず 従業員が確定申告をすることによって その減少することとなる税額の還付を受けることもできます 年末調整後 その年の 12 月 31 日までの間において 配偶者の合計所得金額の見積額に異動が生じ 配偶者特別控除額が減少し年末調整による年税額が増加することとなる場合も同様に 翌年 1 月の 給与所得の源泉徴収票 を交付する時まで年末調整の再調整を行うことができます - 5 -