平成 29 年度個人住民税のあらまし 個人住民税を納める人 ( 納税義務者 ) 個人の住民税の納税義務者は 次のとおりです 納税義務者 納める住民税志賀町内に住所はないが 事務所 志賀町内に住所がある人事業所又は家屋敷のある人 均等割 所得割 志賀町内に住所があるか あるいは事務所などがあるかどうかは その年の 1 月 1 日現在の状況 で判断されます 個人住民税が課税されない人 均等割も所得割もかからない人 ( ア ) 生活保護法によって生活扶助を受けている人 ( イ ) 障害者 未成年者 寡婦又は寡夫で前年の合計所得金額が 125 万円以下であった人 均等割がかからない人前年中の合計所得金額が 28 万円に本人 控除対象配偶者及び扶養親族の合計数を乗じて得た金額 ( 控除対象配偶者又は扶養親族がある場合には その金額にさらに 16 万 8 千円を加算した金額 ) 以下の人 所得割がかからない人前年中の総所得金額等が 35 万円に本人 控除対象配偶者及び扶養親族の合計数を乗じて得た金額 ( 控除対象配偶者又は扶養親族がある場合には その金額にさらに 32 万円を加算した金額 ) 以下の人 - 1 -
均等割 均等割の税率 町民税 :3,500 円県民税 :2,000 円 ( 県民税のうち 500 円は いしかわ森林環境税 ) 所得割 所得割の計算方法所得割の税額は 一般に次のような方法で計算されます ( 所得金額 - 所得控除額 )= 課税所得金額 ( 所得金額 - 所得控除額 ) 税率 - 税額控除額 = 所得割額 退職所得 土地建物等の譲渡所得などについては 特別の税額計算が行われます 所得割の税率 町民税 :6% 県民税 :4% 分離課税の税率については下表参照 区分町民税県民税 短期譲渡所得 一般所得分 5.4% 3.6% 軽課所得分 3.0% 2.0% 一般所得分 3.0% 2.0% 長期譲渡所得 特定所得分 軽課所得分 2,000 万円以下の部分 2.4% 1.6% 2,000 万円超の部分 3.0% 2.0% 6,000 万円以下の部分 2.4% 1.6% 6,000 万円超の部分 3.0% 2.0% 株式等譲渡所得 未公開分 3.0% 2.0% 上場分 1.8% 1.2% 上場株式等の配当所得 1.8% 1.2% 先物取引所得 3.0% 2.0% 山林所得 6.0% 4.0% 年税額 個人住民税の年税額 =( 町民税均等割 + 県民税均等割 )+( 町民税所得割 + 県民税所得割 ) - 2 -
所得金額 所得割の税額計算の基礎は所得金額です この場合の所得の種類は 所得税と同様 10 種類で その金額は 一般に収入金額から必要経費を差し引くことによって算定されます なお 個人住民税は前年中の所得を基準として計算されます 所得の種類と所得金額の計算方法所得の種類所得の内容利子所得公債 社債 預貯金などの利子配当所得株式や出資の配当 剰余金の分配など不動産所得家賃 地代 権利金など事業所得事業をしている場所に生じる所得 営業等所得( 漁業 製造業 卸売業 小売業 サービス業 医師など ) 農業所得( 米 野菜 果樹など ) 給与所得給料 賃金 賞与など譲渡所得土地 家屋 株式などの資産を売った場合に生じる所得一時所得生命保険 火災保険等の満期一時金 競馬 競輪の払戻金など雑所得公的年金等 生命保険年金 原稿料など他の所得にあてはまらない所得退職所得退職金 一時恩給など山林所得山林を売った場合に生じる所得 所得金額の計算方法収入金額 = 利子所得の金額収入金額 - 元本を取得するために要した負債の利子 = 配当所得の金額収入金額 - 必要経費 = 不動産所得の金額収入金額 - 必要経費 = 事業所得の金額収入金額 - 給与所得控除額 = 給与所得の金額 給与所得の速算表 参照収入金額 - 取得費及び譲渡費用 - 特別控除額 = 譲渡所得の金額収入金額 - 収入を得るために支出した金額 - 特別控除額 = 一時所得の金額次の1と2の合計額 1 公的年金等の収入金額 - 公的年金等控除額 21を除く雑所得の収入金額 - 必要経費 公的年金等所得の速算表 参照 ( 収入金額 - 退職所得控除額 ) 1/2= 退職所得の金額収入金額 - 必要経費 - 特別控除額 = 山林所得の金額 - 3 -
給与所得の速算表 給与の収入金額 (A) 給与所得の金額 1 円 ~ 650,999 円 0 円 651,000 円 ~ 1,618,999 円 (A)-650,000 円 1,619,000 円 ~ 1,619,999 円 969,000 円 1,620,000 円 ~ 1,621,999 円 970,000 円 1,622,000 円 ~ 1,623,999 円 972,000 円 1,624,000 円 ~ 1,627,999 円 974,000 円 1,628,000 円 ~ 1,799,999 円 (A) 4=(B) 千円未満切捨て (B) 2.4 1,800,000 円 ~ 3,599,999 円 (A) 4=(B) 千円未満切捨て (B) 2.8-180,000 円 3,600,000 円 ~ 6,599,999 円 (A) 4=(B) 千円未満切捨て (B) 3.2-540,000 円 6,600,000 円 ~ 9,999,999 円 (A) 0.9-1,200,000 円 10,000,000 円 ~ 14,999,999 円 (A) 0.95-1,700,000 円 15,000,000 円以上 (A)-2,450,000 円 公的年金等所得の速算表年齢区分 公的年金等の収入金額 (A) 公的年金等の所得金額 1 円 ~ 700,000 円 0 円 700,001 円 ~ 1,299,999 円 (A)-700,000 円 65 歳未満 1,300,000 円 ~ 4,099,999 円 (A) 0.75-375,000 円 4,100,000 円 ~ 7,699,999 円 (A) 0.85-785,000 円 7,700,000 円以上 (A) 0.95-1,555,000 円 1 円 ~ 1,200,000 円 0 円 1,200,001 円 ~ 3,299,999 円 (A)-1,200,000 円 65 歳以上 3,300,000 円 ~ 4,099,999 円 (A) 0.75-375,000 円 4,100,000 円 ~ 7,699,999 円 (A) 0.85-785,000 円 7,700,000 円以上 (A) 0.95-1,555,000 円 - 4 -
所得控除 所得控除は 納税者に配偶者や扶養親族があるかどうか 病気や災害などによる出費があるかどうかなどの個人的な事情を考慮して その納税者の実情に応じた税負担を求めるために所得金額から差し引くことになっているものです 所得控除の種類と控除額要件等控除の種類控除額災害や盗難 横領によって住宅や家財などに損害を受けた場合次のいずれか多い金額雑損控除 1( 損失額 - 保険等により補てんされた額 )-( 総所得金額等 1/10) 2( 災害関連支出の金額保険等により補てんされた額 )-5 万円支払った医療費が一定金額以上ある場合医療費控除 ( 支払った医療費 - 保険等により補てんされた額 )-{( 総所得金額等 5/100) 又は 10 万円のいずれか少ない額 } ( 限度額 200 万円 ) 支払った国民健康保険 国民年金 介護保険などの保険税 料 掛金がある場合社会保険料控除 あなた以外の公的年金等から差し引かれている社会保険料は対象外支払った額支払った第一種小規模企業共済掛金 確定拠出年金の個人型年金加入者掛金 地方公小規模企業共済共団体が行う心身障害者扶養共済掛金がある場合等掛金控除支払った額生命保険や個人年金保険 介護医療保険契約等に基づき支払った保険料がある場合生命保険 個人年金 介護保険各々に次のとおり計算する 1 新契約 (H24.1.1 以後に締結した保険契約等 ) 支払った保険料の合計額 (A) 控除額 1 円 ~ 12,000 円 (A) の全額 12,001 円 ~ 32,000 円 (A) 1/2+6,000 円 32,001 円 ~ 56,000 円 (A) 1/4+14,000 円 56,001 円以上 28,000 円生命保険料控除 2 旧契約 (H23.12.31 以前に締結した保険契約等 ) 支払った保険料の合計額 (A) 控除額 1 円 ~ 15,000 円 (A) の全額 15,001 円 ~ 40,000 円 (A) 1/2+7,500 円 40,001 円 ~ 70,000 円 (A) 1/4+17,500 円 70,001 円以上 35,000 円 3 1と2 双方の保険料控除の適用を受ける場合 1+2( 限度額 28,000 円 ) 1 2 3の合計額が生命保険料控除となる( 限度額 70,000 円 ) - 5 -
地震保険や旧長期損害保険契約等に基づいて支払った保険料がある場合 地震保険料と旧長期損害保険料に分けて それぞれ下記のとおり計算した額 区分支払った保険料の合計額 (A) 控除額 地震保険料 (1) 1 円 ~ 50,000 円 (A) の全額 50,001 円以上 25,000 円 地震保険料控除 旧長期損害 1 円 ~ 5,000 円 (A) の全額 保険料 5,001 円 ~ 15,000 円 (A) 1/2+7,500 円 (2) 15,001 円以上 10,000 円 (1) と (2) の両方の契約がある場合は それぞれ計算した金額の合計額 ( 限度額 25,000 円 ) 一つの保険契約において (1) (2) のいずれにも該当する場合は いずれか一方 の契約にのみ該当するものとして計算 あなたや控除対象配偶者や扶養親族が障害者や特別障害者である場合 区分要件等控除額 障害者 精神障害者保健福祉手帳や身体障害者手帳をもら 1 人につき っている方など 精神や身体に障害がある方 26 万円 障害者控除 特別障害者 ( 本人 精神障害者保健福祉手帳 1 級 身体障害者手帳 1 2 級など 障害者のうち特に重度の障害のある方 1 人につき 30 万円 非同居の扶 養親族 ) 特別障害者 精神障害者保健福祉手帳 1 級 身体障害者手帳 1 1 人につき ( 同居扶養 2 級など 障害者のうち特に重度の障害のある方 53 万円 親族 ) あなたが 配偶者と死別 離婚後再婚していない又は配偶者が生死不明などの方 で 一定の要件を満たす方 寡婦 ( 寡夫 ) 控除 区分寡婦特別寡婦寡夫 状態要件 合計所得 扶養等の有無 控除額 扶養親族又は同一 死別 離婚 生死不明制限なし 生計の子が有る 26 万円 死別 生死不明 500 万円以下 制限なし 26 万円 扶養親族である子 死別 離婚 生死不明 500 万円以下 が有る 30 万円 死別 離婚 生死不明 500 万円以下 同一生計の子が有る 26 万円 - 6 -
大学 高校などの学生で 前年の合計所得金額が 65 万円以下で 合計所得金額のう 勤労学生控除 ち給与所得以外の所得金額が 10 万円以下である場合 26 万円あなたと生計を一にする配偶者で前年の合計所得金額が 38 万円以下の方 ただし 配偶者が事業専従者である場合は対象外 配偶者控除 区分年齢控除額 一般控除対象配偶者 70 歳未満 33 万円 老人控除対象配偶者 70 歳以上 38 万円 あなたの前年の合計所得金額が 1,000 万円以下で 生計を一にする配偶者の前年 の合計所得金額が 38 万円超 76 万円未満の場合 配偶者特別控除 配偶者の合計所得金額 控除額 380,001 円 ~ 449,999 円 33 万円 450,000 円 ~ 499,999 円 31 万円 500,000 円 ~ 549,999 円 26 万円 550,000 円 ~ 599,999 円 21 万円 600,000 円 ~ 649,999 円 16 万円 650,000 円 ~ 699,999 円 11 万円 700,000 円 ~ 749,999 円 6 万円 750,000 円 ~ 759,999 円 3 万円 あなたと生計を一にする親族で前年の合計所得金額が 38 万円以下の方を扶養している場合 ただし 扶養者が事業専従者である場合は対象外 ( 年齢は前年 12 月 31 日現在の年齢 ) 区分年齢控除額年少扶養親族 0 歳 ~15 歳なし 扶養控除 一般扶養親族 16 歳 ~18 歳 23 歳 ~69 歳 33 万円 特定扶養 19 歳以上 23 歳未満 45 万円 老人扶養 ( 同居老親等以外 ) 70 歳以上 38 万円 老人扶養 ( 同居老親等 ) 70 歳以上 45 万円 基礎控除 納税義務者すべての方に適用 33 万円 - 7 -
税額控除 税額控除とは 課税所得金額に税率を乗じて算出した所得割税額から一定の金額を控除するもので す 税額控除の種類と控除内容 種類 控除内容 税源移譲に伴い生じる所得税と住民税の人的控除額の差に基づく負担増を調整す るため 次の算式により求めた金額を所得割額から控除します (1) 合計課税所得金額が 200 万円以下の方 次の1と2のいずれか小さい額の 5%( 県民税 2% 町民税 3%) に相当する 金額 1 下表の控除の種類欄に掲げる控除の適用がある場合においては 同表金 額欄に掲げる金額を合算した金額 2 合計課税所得金額 (2) 合計課税所得金額が 200 万円を超える方 1の金額から2の金額を控除した金額 (5 万円を下回る場合は 5 万円 ) の 5%( 県民税 2% 町民税 3%) に相当する金額 1 下表の控除の種類欄に掲げる控除の適用がある場合においては 同表金 額欄に掲げる金額を合算した金額 2 合計課税所得金額から 200 万円を控除した金額 控除の種類 金額 普 通 1 万円 調整控除 障害者控除 特 別 10 万円 同居特別 22 万円 寡婦控除 一般 1 万円特別 5 万円 寡夫控除 1 万円 勤労学生控除 1 万円 配偶者控除 一般 5 万円老人 10 万円 一 般 5 万円 扶養控除 特定 18 万円老人 10 万円 同居老親等 13 万円 配偶者特別控除 38 万円超 40 万円未満 5 万円 40 万円以上 45 万円未満 3 万円 基礎控除 5 万円 - 8 -
種類 控除内容株式の配当などの配当所得があるときは その金額に下記の率を乗じた金額が税額から差し引かれます 配当所得を分離課税で申告した場合は 配当控除を受けることはできません 配当控除 種類 課税所得金額が 1,000 万円以下の部分 課税所得金額が 1,000 万円超の部分 町民税 県民税 町民税 県民税 利益の配当等 1.6% 1.2% 0.8% 0.6% 外貨建等証券 証 券 投資信託以外 0.8% 0.6% 0.4% 0.3% 投資信託等外貨建等証券投資信託 0.4% 0.3% 0.2% 0.15% 平成 11 年から平成 18 年までの間又は平成 21 年から平成 33 年 12 月までの間に入居し 所得税の住宅ローン控除 ( 住宅借入金等特別控除 ) を受けた方で 所得税において控除しきれなかった金額がある場合は 翌年度の住民税 ( 所得割 ) から控除されます 住宅借入金等 特別税額控除 次の1 2のいずれか小さい額が住民税の所得割から控除されます 1 所得税の住宅ローン控除可能額のうち所得税で控除しきれなかった額 2 所得税の課税所得金額等の額の 5%( 最高 97,500 円 ) 又は特定取得( 1) に該当する場合は 7%( 最高 136,500 円 ) 1 特定取得とは 居住者の住宅の取得等に係る対価の額又は費用の額に含ま れる消費税額が 改正後の消費税の額に相当する額 (8% 又は 10% 相当額 ) で ある場合の住宅の取得等をいいます - 9 -
種類 控除内容次のいずれかに該当する寄附金がある場合には 一定の額が税額から控除されます (1) 都道府県 市区町村に対する寄附金 ( ふるさと納税 ) (2) 住所地の共同募金会 日本赤十字社支部に対する寄附金 (3) 所得税の寄附金控除の対象となっている学校法人や社会福祉法人などのうち住所地の都道府県 市区町村が条例で定める寄附金 寄附金税額控除 外国税額控除 控除額 の計算 ( 次の1と2のいずれか低い金額 -2 千円 ) 10% 1 上記 (1) (2) (3) の寄附金の合計額 2 年間の総所得金額等の 30% ただし (1) 都道府県 市区町村に対する寄附金 ( ふるさと納税 ) については 上記 控除額 に加え 寄附金のうち 2 千円を超える部分について 住民税所得割額の 2 割を限度としてその全額が控除されます 外国で得た所得について その国の所得税などを納めているときは 一定の方法により その外国税額が税額から差し引かれます 配当割額控除 株式等譲渡所得 割額控除 特定配当等について申告書に記載した場合は 所得割額 ( 調整控除額 配当控除額 住宅借入金等特別税額控除額 寄附金税額控除額 外国税額控除額 所得割の調整措置控除後 ) から配当割額を控除し 控除しきれないものについては還付又は充当します 源泉徴収口座内の上場株式等の譲渡益等について申告があった場合は 所得割額 ( 調整控除額 配当控除額 住宅借入金等特別税額控除額 寄附金税額控除額 外国税額控除額 所得割の調整措置控除後 ) から株式等譲渡所得割額を控除し 控除しきれないものについては還付又は充当します 用語解説 1 合計所得金額純損失 雑損失の繰越控除前の所得合計額 ( 分離課税の土地建物等の譲渡所得金額は特別控除適用前 ) 町県民税均等割の非課税判定 扶養控除等の判定基準になります 2 総所得金額等合計所得金額から 純損失 雑損失の繰越控除をしたもの ( 分離課税の土地建物等の譲渡所得金額は特別控除適用後 ) 町県民税所得割の非課税判定の基準になります - 10 -
納税の方法 個人の住民税の納税の方法には 普通徴収 給与からの特別徴収 公的年金からの特別徴収があります 普通徴収の方法事業所得者などの住民税は 納税通知書によって志賀町から納税者に通知され 通常 6 月 8 月 10 月 翌年の 1 月の 4 回の納期に分けて納税していただきます 普通徴収の納税のしくみ 納税者 1 申告書の提出 ( 所得税の確定申告をした人は必要ありません ) 3 納税 (6 月 8 月 10 月 翌年 1 月 ) 2 志賀町役場税額の計算及び税額の通知 (6 月 ) 給与からの特別徴収の方法給与所得者の住民税は 特別徴収税額通知書により志賀町から給与の支払者を通じて通知され 給与の支払者が毎月の給与の支払の際にその人の給与から税金を引き落とし これを翌月 10 日までに志賀町に納入することになっています これを特別徴収といい 給与の支払者を特別徴収義務者と呼んでいます 特別徴収は 6 月から翌年 5 月までの 12 ヵ月で徴収することとなっています 給与からの特別徴収の納税のしくみ 給与所得者 ( 納税者 ) 4 給与の支払の際 税額を徴収されます (6 月 ~ 翌年 5 月までの毎月の給与 ) 給与支払者 ( 特別徴収義務者 ) 1 給与支払報告書を提出 (1 月 31 日まで ) 3 税額の通知 5 税額の納入 ( 徴収した月の翌月 10 日まで ) 志賀町役場 2 税額の計算及び税額の通知 (5 月 31 日まで ) - 11 -
[ 年の中途で退職した場合の徴収 ] 毎月の給与から住民税を特別徴収されていた納税者が退職により給与の支払いを受けなくなった場合には その翌月以降に特別徴収をすることができなくなった残りの住民税額は 次のような場合を除いては 普通徴収の方法によって徴収します ( ア ) その納税者が新しい会社に再就職し 引き続き特別徴収されることを申し出た場合 ( イ )6 月 1 日から 12 月 31 日までの間に退職した人で 残税額を支給される退職手当などからまとめて特別徴収されることを申し出た場合 ( ウ ) 翌年 1 月 1 日から 4 月 30 日までの間に退職した人で ( ア ) に該当しない人の場合 ( この場合は 本人の申出がなくても給与または退職金から 残税額が徴収されます ) [ 退職所得の特例 ] 住民税の所得割は 前年中の所得について当町が税額を計算しますが 退職所得については 退職手当などの支払者が 退職者に退職手当などを支払う際に 他の所得と分離して退職所得に対する税額を計算し 支払額からその税金を天引きして これを当町に納入することになっています 退職所得に対する所得割の納税のしくみ 退職者 ( 納税者 ) 1 退職所得申告書 の提出 退職手当等の支払者 ( 特別徴収義務者 ) 2 税額の計算 志賀町役場 3 退職手当等の 支払の際 税額を徴 収されます 4 税額の納入 ( 徴収した月の翌月 10 日まで ) - 12 -
公的年金からの特別徴収 65 歳以上の公的年金受給者の年金所得に係る住民税は 税額決定通知書により 町から通知され 公的年金の支払者が年金の支払の際にその人の年金から引き落として これを翌月 10 日までに町に納入することになっています これを公的年金からの特別徴収といい 公的年金の支払者を特別徴収義務者と呼んでいます 公的年金からの特別徴収は年 6 回 ( 偶数月 ) の公的年金の支払の際に行われ 4 月 6 月 8 月には 前年度の公的年金等に係る所得から計算された年税額の 6 分の 1 ずつが 10 月 12 月 翌年 2 月には その年度の住民税額から 4~8 月に徴収された額を差し引いた残りの税額の 3 分の 1 ずつが徴収されます なお 新たに公的年金からの特別徴収の対象となる方については 年度前半 ( 通常 6 月及び 8 月 ) においてその年度の住民税額の 2 分の 1 に相当する額が普通徴収され 年度後半 (10 月 ~ 翌年 2 月 ) において残りの税額について特別徴収されます 公的年金からの特別徴収の納税のしくみ 65 歳以上の公的年金等受給者 ( 納税者 ) 4 年金が支給される際 税額を徴収される ( 年 6 回偶数月 ) 公的年金支払者 ( 特別徴収義務者 ) 1 公的年金特別徴収対象者情報の送付 3 年金から住民税を天引きし 対象者へ支給する 5 税額の納入 2 志賀町役場 1. 年金特別徴収対象者の税額などを通知 2. 税額の計算及び税額の通知 - 13 -
申告 個人住民税は当町が税額を計算し これを納税義務者に通知して納税していただくしくみになっていますが 適正な課税を行うために住民税の申告書を当町に提出していただくことになっています 町内に住所のある人は 原則として申告書を提出しなければなりません ただし 所得税の確定申告をする人は申告の必要はありません 申告が必要な人 1 給与所得のあった人で次のような人ア勤務先から当町へ給与支払報告書が提出されない人イ 2 ヶ所以上から給与の支払いを受けている人で 確定申告の必要がない人ウ給与所得以外に他の所得 ( 営業 農業 不動産 雑所得など ) があった人エ退職などで年末調整をしていない人 給与所得以外の所得が 20 万円以下で 所得税の確定申告の必要がない人でも 住民税の申告は所得の多少にかかわらず必要です 2 営業 農業 不動産などによる所得があった人 3 年金 恩給などを受けた人ア公的年金等の収入のみの人で 年間の年金収入が次の金額を超える人 65 歳未満 ( 昭和 27 年 1 月 2 日以後生まれ ) 98 万円 65 歳以上 ( 昭和 27 年 1 月 1 日以前生まれ ) 148 万円ただし 年金から差し引き ( 特別徴収 ) されている国民健康保険税 介護保険料 後期高齢者医療保険料以外の控除の適用を受ける場合は申告が必要です イ公的年金等の所得以外の所得 ( 給与 営業 農業 不動産など ) があった人ウ障害年金 遺族年金のみを受給している人 公的年金等の収入額が 400 万円以下で 年金以外の所得が 20 万円以下の場合には 所得税の確定申告書を提出する必要はありません ただし 所得税の還付を受けるためには必要です ( 住民税の申告をしないと住民税の税額計算上不利になる場合があります ) 4 雑損控除 医療費控除などを受けようとする人 ( 所得税の還付を受けるには確定申告が必要です ) 5 生命保険やその他報酬を受けた人 6 収入がなく 町内に居住する人の配偶者控除や扶養控除の適用を受けていない人 申告書の提出先 納税者の 1 月 1 日現在における住所地の市町村です 申告書の提出期限 毎年 3 月 15 日です - 14 -
家屋敷課税 地方税法第 24 条第 1 項第 2 号及び地方税法第 294 条第 1 項第 2 号の規定に基づき 1 月 1 日現在志賀町に家屋敷 事務所又は事業所を有する個人で 志賀町内に住所を有していない方に住民税の均等割を課税します この税は 土地や家屋そのものに課税される固定資産税とは性質が異なり 志賀町に一定の住居等を持っている場合 その自治体から何らかの行政サービスを受けているはずであるという考えから たとえ住民登録をしていなくても一定の負担をしていただこうというものです 志賀町では 志賀町に住民登録がない方で町内に家屋敷を有している方に 1 年に1 度申告書を送り使用状況等を記入していただいています その申告書および実際に居住している市区町村での課税状況に基づき住民税の第 1 期 (6 月上旬 ) または第 2 期 (8 月上旬 ) に課税をさせていただいています 家屋敷地方税法上 自己又は家族の居住の目的で住所地以外の場所に設けられた住宅で 必ずしも自己の所有でなくてもいつでも自由に居住できる状態である建物を指します ただし 他人に貸し付けている場合は対象となりません 事務所 事業所事業を行うための設備があり そこで継続して事業が行われる場所で 自己の所有は問いません ( 例 : 医師 弁護士 税理士などが住宅以外に設ける診療所 事務所 事業主が住宅以外に設ける店舗など ) 対象とならない事務所 事業所 * 単なる資材置場 倉庫 車庫など * 短期間 (2,3ヵ月程度) の一時的な業務用に設けられた仮事務所など 対象となる人 ( 納税義務者 ) 次の 1 から 3 全てに当てはまる方に課税されます 1 毎年 1 月 1 日現在 志賀町に住民登録がない 2 実際に居住している市区町村で住民税が課税されている 3 志賀町内に事務所 事業所又は 自分又は家族が住むことを目的とした自由に居住することのできる独立性のある住宅を持っている 注意 : 自由に居住することのできる独立性のある住宅 とは 電気 水道 ガス等のライフラインが現在開通し ているということではなく 実質的な支配権を持っていることをいい 常に住んでいる必要はありません 年税額均等割町 3,500 円県 2,000 円 非課税の範囲生活保護法の規定による生活扶助を受けている人 障害者 未成年者 寡婦 ( 寡夫 ) で 前年の所得が法律で定める金額以下の人 または 前年の所得が条例で定める金額以下の人に対しては 課税されません 具体的な基準としては 実際に居住している市区町村において住民税が非課税であれば当町の住民税 ( 家屋敷課税 ) も非課税となります - 15 -
県民税について 県民税の納税義務者は 市町村民税の納税義務者と一致するとされていますので 石川県内の他の市町で 市町村民税が課税されている場合でも 家屋敷 ( 事業所 ) 課税に該当する人は 事務所 事業所または家屋敷 を有する市町ごとに県民税の均等割が課税されます ( 地方税法第 24 条第 7 項 ) よくあるお問合せ Q なぜ住民登録地以外でも課税されるのですか? A 志賀町に住所はないが家屋敷がある場合 そのこと故にその自治体から何らかの行政サービス ( 消防 防災 道路 衛生等 ) を受けているという考え方から たとえ住民登録がなくても一定の要件を満たす方には 一定の負担をしていただこうというものです Q 毎年申告書を提出する必要があるのですか? A 所有者の申告していただいた内容 ( 住宅の使用状況等 ) により課税要件に該当する住宅 ( 自己または家族が居住の用に供することができる住宅 ) か判断させていただきます 町で把握できるのは 1 月 1 日現在の所有者状況に留まり 家屋敷の使用状況はご本人様にしか分かりません 毎年同じ使用状況とは限りませんので 1 年に1 度申告書の提出をお願いしています Q 石川県内者の県民税が二重課税になるのでは? A 県民税の納税義務者は 市町村民税の納税義務者と一致するとされていますので 石川県内の他の市町で県民税を課税されている場合でも 家屋敷課税に該当する方はその市町ごとに県民税の均等割が課税されます ( 地方税法第 24 条第 7 項 ) - 16 -