資料 2-3 平成 29 年 7 月 11 日地熱部会資料 鬼首地熱発電所設備更新計画 環境影響評価方法書 補足説明資料 平成 29 年 7 月 電源開発株式会社 - 1 -
地熱部会補足説明資料目次 1. 硫化水素の予測評価について 3 2. 地盤変動について 4 3. 事前調査結果を踏まえた現存植生図について 6 4. 生態系の注目種の選定について 12 5. 生態系の評価について 21-2 -
1. 硫化水素の予測評価について 硫化水素の拡散について 数値計算の他に参考として風洞実験を行うとあるが どの ように評価されるのか また 既設と将来の両方実施されるのか 硫化水素の拡散予測は 発電所に係る環境影響評価の手引 ( 経済産業省 平成 29 年 5 月 ) に記載の 地熱発電所から排出される硫化水素の大気拡散予測のための数値モデル開発 大気環境学会誌 第 52 巻第 1 号 pp.19-29(2017) に示される数値計算モデルにより 地上気象観測で観測した結果を基に設定した風向の風下方向について地上高さにおける着地濃度を予測し 準備書に記載します また 参考に環境影響評価にて実績のある周辺の地形 建物の影響及び排気の上昇過程の相似性を考慮した風洞実験でも予測を行います なお 風洞実験の結果は数値計算モデル結果の確認のために使用するものです 評価は 既設鬼首地熱発電所と将来鬼首地熱発電所との比較 対象事業実施区域 ( 発電所敷地 ) 内の硫化水素測定結果との比較または各種基準等との比較により 事業による硫化水素に係る環境影響が 実行可能な範囲内で回避又は低減されているかを検討し 環境の保全についての配慮が適正になされているかを検討します - 3 -
2. 地盤変動について 地盤変動について 具体的にどの様な予測 評価のイメージか [ 調査方法 ] 調査地点 6 地点に水準点を設置し 大崎市鳴子温泉字湯河原 16 番 2 地先の二等水準点 ( 標高 154.003m) を基準点として 2 級水準測量で各調査地点の標高を調査し 各調査地点における 1 年間の標高の差を求めます [ 地盤変動に係る影響予測の考え方 ] 対象事業実施区域及びその周辺の地盤変動に係る影響予測 評価は 地熱系概念モデルを基に 事業計画及び現地調査結果などを用いて影響を予測します 予測 評価の手順は 図 1 に示すとおりです - 4 -
図 1 地盤変動に係る影響予測 評価の手順 - 5 -
3. 事前調査結果を踏まえた現存植生図について動植物 生態系調査地点について 最新の現存植生図を作成した上で 調査地点を決定させるべきである 現存植生図中にコドラートをとる調査地点をオーバーレイさせ 調査地点と植生の関係がわかるようにして頂きたい 動植物 生態系調査は 航空写真および平成 28 年 5 月 ~6 月に実施した事前の現地踏査 をもとに最新の暫定植生図を作成し 調査地点を設定しました 現存植生と動植物 生態系調査地点の関係を表 1 最新の暫定植生図と動植物 生態系調 査地点の位置を図 1 図 3 方法書記載の調査位置との関係を図 2 図 4 に示します なお 方法書 3.1.-87(p105) に示した環境省の現存植生図は 平成 28 年 12 月 27 日に更 新されていますので図 5 に示します 準備書では文献資料として最新の現存植生図に差し 替えします 表 1 現存植生と動植物 生態系調査地点の関係 No. 植生帯区分群落名動植物 生態系調査地点 1 チシマザサ-ブナ群落 B1 B3 L2 L4 L7 L8 2 クロベ-キタゴヨウ群落 - - 3 自然植生 キタゴヨウ群落 A1 A7 B7 B10 L6 L7 L8 4 トチノキ群落 - L5 - ハルニレ群落 - - ブナクラス 5 ブナ二次林 B4 L1 L2 L3 域 L2 L5 L6 L7 L8 6 ( 山地帯 ) ミズナラ群落 A4 A8 B8 L9 7 代償植生 コナラ群落 B5 L3 8 ヤマハンノキ群落 - - 9 伐採跡地群落 B12 B14 B15 L3 L5 L8 L9 10 ササ二次群落 - - 11 ヨシ群落 A2-12 低木群落 A5 B6 B9 L7 湿原 硫気孔荒原植生 13 ススキ群落 - L7 14 ヤマタヌキラン群落 A9 A12 L7 15 カラマツ植林 - L1 16 スギ植林 B2 B13 L1 L2 L3 L4 L5 L9 17 スギ植林 ( 幼齢 ) - L3 L5 18 植林地 耕作地植生 アカマツ植林 - L9 19 その他植林 ( 落葉広葉樹 ) A6 A11 L7 20 路傍 空地雑草群落 A3 - - 水田雑草群落 - - - ゴルフ場 芝地 - - 21 自然裸地 A13 A14 B6 B9 B11 L7 L8 22 その他 人工構造物 造成地 A10 L7 L8 23 開放水域 - L7 L8 注 1: 調査地点の記号 A は対象事業実施区域内の地点 B は周辺区域の地点を示す 注 2: ラインルートの記号 L はラインルートを示す - 6 -
注 3: 印は 調査対象地域外の群落であり 環境省植生図から読み取った植生である 図 1 現存植生図 ( 暫定 ) と動植物 生態系調査地点 - 7 -
図 2 方法書記載の調査位置との関係 - 8 -
図 3 現存植生図 ( 暫定 ) と動植物 生態系調査地点 - 9 -
図 4 方法書記載の調査位置との関係 - 10 -
図 5 現存植生図 ( 環境省生物多様性センター HP 平成 28 年 12 月 27 日更新 ) - 11 -
4. 生態系の注目種の選定について 生態系について 敷地の改変面積が小さいなか 事業のどういう変化をベースに上位 性注目種 典型性注目種を選定するのか 本事業の実施に伴う改変の面積は約 600 m2ではありますが 同地域は 栗駒国定公園の第 1 種特別地域に指定され 重要な群落内 ( 片山地獄地域の硫気孔荒原植物群落 ) であることから 環境の重要性に鑑み 樹木の伐採を伴う敷地改変が地域を特徴づける生態系に与える影響について調査 解析及び予測評価を実施します 生態系の注目種の選定については 対象事業実施区域周辺は樹林に広く覆われ森林生態系が形成されていることから 樹林環境に着目した注目種として 上位性注目種に クマタカ 典型性注目種に 樹林性鳥類 を選定しました また 対象事業実施区域は特定植物群落である硫気孔荒原植物群落の中に位置することから 特殊性としては 硫気孔荒原植物群落 を選定しました 選定理由を以下に示します - 12 -
[ 環境類型区分の検討 ] 当該地域の生態系の概要を把握するにあたり 配慮書以降に現地調査により作成した現存植生図 ( 暫定 )( 図 1) を基に 植生 地形及び土地利用に着目して 環境類型区分を整理しました その結果は 表 1 及び図 2 のとおりです 表 1 環境類型区分の一覧 No. 植生帯区分群落名環境類型区分 1 チシマザサ-ブナ群落 落葉広葉樹林 2 クロベ-キタゴヨウ群落常緑針葉樹林自然植生 3 キタゴヨウ群落常緑針葉樹林 4 トチノキ群落 落葉広葉樹林 5 ブナクラス域 ブナ二次林 落葉広葉樹林 6 ( 山地帯 ) ミズナラ群落 落葉広葉樹林 7 コナラ群落落葉広葉樹林代償植生 8 ヤマハンノキ群落落葉広葉樹林 9 伐採跡地群落 草地等 10 ササ二次群落 草地等 11 ヨシ群落 草地等 12 低木群落草地等湿原 硫気孔荒原植生 13 ススキ群落草地等 14 ヤマタヌキラン群落 草地等 15 カラマツ植林 落葉針葉樹植林 16 スギ植林 常緑針葉樹植林 17 スギ植林 ( 幼齢 ) 常緑針葉樹植林植林地 耕作地植生 18 アカマツ植林常緑針葉樹植林 19 その他植林 ( 落葉広葉樹 ) 落葉広葉樹植林 20 路傍 空地雑草群落 空地 裸地等 21 自然裸地 空地 裸地等 22 その他 人工構造物 造成地 空地 裸地等 23 開放水域 - - 13 -
図 1 現存植生図 ( 暫定 ) - 14 -
図 2 環境類型区分図 - 15 -
[ 上位性 ] 上位性の注目種の選定に当たっては 文献調査及び現在までの現地調査で確認された哺乳類と鳥類の中から生態系の上位に位置する種として表 2に示す 11 種をリストアップし 表 3 の条件に従って注目種を選定しました 条件項目との適合状況は表 4 のとおりであり 適合状況が最も良いクマタカを上位性の注目種として選定しました 表 2 上位性注目種候補が主に利用している環境類型区分の推定 注目種候補 常緑針葉樹林 落葉広葉樹林 常緑針葉樹植林 環境類型区分落葉針葉樹植林 落葉広葉樹植林 草地等 キツネ イタチ ハチクマ ツミ ハイタカ オオタカ サシバ ノスリ イヌワシ クマタカ フクロウ 空地 裸地等 注 :1. 灰色に塗りつぶした環境類型区分は対象事業実施区域と重複する環境類型区分を示す 表 3 上位性注目種の条件 項目上位性 行動圏の大きさ 事業影響度 繁殖 採餌環境 知見の有無 内容当該地域の生態系の上位に位置すること行動圏が大きく 対象事業実施区域及びその周辺を含む比較的広い環境を代表すること生態系の撹乱や環境変化等の影響を受けやすいこと対象事業実施区域及びその周辺を繁殖地 採餌場等の主要な生息地として利用していること生態に関する知見が多く 生息 生育状況が把握しやすいこと - 16 -
表 4 上位性注目種候補の条件項目の適合状況 条件項目 種名 当該地域の生態系の上位に位置すること 行動圏が大きく 対象事業実施区域及びその周辺を含む比較的広い環境を代表すること 生態系の撹乱や環境変化等の影響を受けやすいこと 対象事業実施区域及びその周辺を繁殖地 採餌場等の主要な生息地として利用していること 生態に関する知見が多く 生息 生育状況が把握しやすいこと キツネ イタチ ハチクマ ツミ ハイタカ オオタカ サシバ ノスリ イヌワシ クマタカ フクロウ 注 : は条件に良く適合している は適合している はあまり適合していないことを示す [ 典型性 ] 典型性の注目種の選定に当たっては 文献調査及び現在までの現地調査で確認された動植物の中から典型性の特徴を有する種として表 5に示す 13 種 群集をリストアップし 表 6 の条件に従って注目種を選定しました 条件項目との適合状況は表 7 のとおりであり 適合状況が良いのは ノウサギ及び樹林性鳥類ですが ノウサギは上位性注目種のクマタカの主要な餌動物であることから非選定とし 樹林性鳥類を典型性の注目種として選定しました 具体的な対象種は現地状況に応じて選定しますが 現段階では コガラ ヒガラ キビタキなどを候補として考えています - 17 -
表 5 典型性注目種候補が主に利用している環境類型区分の推定 注目種候補 常緑針葉樹林 落葉広葉樹林 常緑針葉樹植林 環境類型区分落葉針葉樹植林 落葉広葉樹植林 草地等 ニホンザル ノウサギ ネズミ類 ツキノワグマ タヌキ テン アナグマ カモシカ 樹林性鳥類 草地性鳥類 ヘビ類 サンショウウオ類 タゴガエル 注 :1. 灰色に塗りつぶした環境類型区分は対象事業実施区域と重複する環境類型区分を示す 空地 裸地等 表 6 典型性注目種の選定基準 項目 内容 典型性 当該地域の生態系において生物間の相互作用や生態系の機能に重要な役割を担うこと 事業影響度 生態系の撹乱や環境変化等の影響を受けやすいこと 繁殖 採餌環境 個体数 現存量 知見の有無 対象事業実施区域及びその周辺を繁殖地 採餌場等の主要な生息 地として利用していること 個体数あるいは現存量が多いこと 生態に関する知見が多く 生息 生育状況が把握しやすいこと - 18 -
表 7 典型性注目種の条件項目の適合状況 種名 条件項目 当該地域の生態系において生物間の相互作用や生態系の機能に重要な役割を担うこと 生態系の撹乱や環境変化等の影響を受けやすいこと 対象事業実施区域を繁殖地 採餌場等の主要な生息地として利用していること 個体数あるいは現存量が多いこと 生態に関する知見が多く 生息 生育状況が把握しやすいこと ニホンザル ノウサギ ネズミ類 ツキノワグマ タヌキ テン アナグマ カモシカ 樹林性鳥類 草地性鳥類 ヘビ類 サンショウウオ類 タゴガエル 注 : は条件によく適合している は適合している はあまり適合していないことを示す [ 特殊性 ] 特殊性は 典型性で把握しにくい特殊な環境及びそこに生息 生育する生物群集によって表現されるものです 対象事業実施区域には硫気孔荒原が存在することから 特殊性の注目種は硫気孔荒原に生息 生育する種 種群として硫気孔荒原植物群落を候補とし 表 8 に示すとおり環境類型区分を推定 表 9 の条件に従って注目種としての適合性を評価した結果 表 10 のとおり良好な適合性が確認できたことから硫気孔荒原植物群落を注目種に選定しました 表 8 特殊性注目種候補が主に利用している環境類型区分の推定 注目種候補 常緑針葉樹林 落葉広葉樹林 常緑針葉樹植林 環境類型区分落葉針落葉広葉樹植葉樹植林林 草地等 空地 裸地等 硫気孔荒原植物群落 注 :1. 灰色に塗りつぶした環境類型区分は対象事業実施区域と重複する環境類型区分を示す 開放水域 - 19 -
表 9 特殊性注目種の選定基準 項目 内容 特殊性 特殊な環境に生息 生育すること 占有面積 占有面積が比較的小規模で周囲には見られない環境に生息 生育すること 事業影響度 生態系の撹乱や環境変化等の影響を受けやすいこと 対象事業実施区域の 対象事業実施区域を主要な生息 生育地として利用していること 利用 知見の有無 生態に関する知見が多く 生息 生育状況が把握しやすいこと 表 10 特殊性注目種の条件項目の適合状況 種名 条件項目 特殊な環境に生息 生育すること 占有面積が比較的小規模で周囲には見られない環境に生息 生育すること 生態系の撹乱や環境変化等の影響を受けやすいこと 対象事業実施区域を主要な生息 生育地として利用していること 生態に関する知見が多く 生息 生育状況が把握しやすいこと 硫気孔荒原植物群落 注 : は条件によく適合している は適合している はあまり適合していな いことを示す - 20 -
5. 生態系の評価について 生態系について 敷地の改変面積が小さいなか 広域に調査する計画であるが どの ような環境負荷 環境変化を想定され どのような評価を行うのか 本計画における対象事業実施区域は 栗駒国定公園の第 1 種特別地域に指定されていることから 国立 国定公園内における地熱開発の取扱いについて ( 平成 27 年 10 月 2 日環境省自然環境局通知 ) を踏まえ 発電設備の設置に伴う新たな敷地造成を行わず 生産 還元設備は 地形改変面積を低減させるため 現状の坑井敷地を活用し 坑井を基地化させる坑口集合方式を計画しております しかしながら 還元基地については 約 600 m2の新規の敷地改変が生じることとなり 敷地改変する環境は 重要な群落内 ( 片山地獄地域の硫気孔荒原植物群落 ) であり 重要な群落を構成する 樹林地 であるキタゴヨウ林 低木林を伐採することとなります したがって 伐採面積は小さくても生態系の生息 生育地の直接的な改変があることから生態系を選定しました [ 上位性注目種 ] 対象事業実施区域及びその周辺に生息するクマタカを選定し 高利用域 繁殖行動 営巣環境 採餌場環境及び餌量の視点から事業実施前後におけるそれぞれの変化の程度を予測したうえで総合的に勘案し クマタカへの影響を予測します クマタカの調査 解析及び予測 評価のフローは 図 1 のとおりです [ 典型性注目種 ] 対象事業実施区域及びその周辺に生息する樹林性鳥類を選定し 生息個体数 餌植物及び餌動物の視点から 事業実施前後におけるそれぞれの変化の程度を予測したうえで総合的に勘案し 樹林性鳥類への影響を予測します 樹林性鳥類の調査 解析及び予測 評価のフローは 図 2 のとおりです [ 特殊性注目種 ] 対象事業実施区域及びその周辺の重要な群落である硫気孔荒原植物群落を選定し 植生分布状況 土壌化学性の視点から群落毎に特殊性の程度を評価し 事業実施前後の群落毎の面積変化の程度から 硫気孔荒原植物群落への影響を予測します 硫気孔荒原植物群落の調査 解析及び予測 評価のフローは 図 3 のとおりです - 21 -
調査 行動圏調査 植生概要調査 餌量調査 解析 行動圏繁殖状況推定営巣地 ハンティング行動 植生概要図環境類型区分図 猛禽類保護マニュアル 営巣環境の把握 行動圏内の環境類型区分図 採餌場環境の把握 行動圏内の環境類型区分別営巣期 非営巣期別餌量指数 メッシュ解析 メッシュ解析 メッシュ解析 高利用域 繁殖行動 営巣好適環境 採餌場好適環境 営巣期 非営巣期別餌量指数ランク 予測 評価 事業計画 事業計画 事業計画事業計画事業計画 高利用域への影響 繁殖行動への影響 営巣好適環境への影響 採餌場好適環境への影響 餌資源への影響 繁殖への影響 採餌への影響 クマタカへの影響の予測 評価 図 1 クマタカの調査 解析及び予測 評価のフロー - 22 -
調査 生息状況調査 植生概要調査 餌量調査 生息状況 餌植物 ( 種子量 ) 餌動物 ( 昆虫類 ) 解析 対象種の選定 植生概要図環境類型区分図 環境類型区分別生息密度 環境類型区分別餌植物指数 環境類型区分別餌動物指数 調査範囲における生息個体数 環境類型区分別餌植物指数ランク 環境類型区分別餌動物指数ランク 予測 評価 事業計画 事業計画 事業計画 餌植物への影響 餌動物への影響 生息個体数への影響 餌資源への影響 樹林性鳥類への影響の予測 評価 図 2 樹林性鳥類の調査 解析及び予測 評価のフロー - 23 -
調査 硫気孔の影響による群落の変化が典型的に見られる区域 注 : 硫気孔荒原植物群落は 硫気孔の影響の程度が異なる複数の群落からなる 植生分布状況調査 土壌調査 群落毎の分布状況 群落毎の土壌化学性 解析 群落変化の断面模式図 硫気孔の影響に関連する項目の抽出 群落変化と土壌化学性の関連性把握 群落毎の硫気孔影響度把握 群落別特殊性評価 予測 評価 事業計画 硫気孔荒原植物群落への影響の予測 評価 図 3 硫気孔荒原植物群落の調査 解析及び予測 評価のフロー - 24 -