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○食品表示マニュアル改版/前付け~3(6)

08-03月くらし-3.3

目 次 Ⅰ 今回の一部改正の背景と改正前の原料原産地表示制度 1 1 改正の背景 1 2 改正前の原料原産地表示制度 1 Ⅱ 新たな原料原産地表示制度 1 1 食品表示基準別表第 15 追加品目と変更点 1 2 表示の対象と表示方法 2 3 新たな表示方法 3 (1) 又は表示 (2) 大括り表示

類業組合等に関する法律 ( 昭和 28 年法律第 7 号 ) 第 86 条の6 第 1 項の規定に基づく酒類の表示の基準において原産地を表示することとされている原材料及び米穀等の取引等に係る情報の記録及び産地情報の伝達に関する法律 ( 平成 21 年法律第 26 号 ) 第 2 条第 3 項に規定す

レギュラーコーヒー及びインスタントコーヒーの表示に関する公正競争規約一部変更新旧対照表 ( 平成 27 年 3 月 1 日現在 ) ( 目的 ) 変更案現行 第 1 条この公正競争規約 ( 以下 規約 という ) は 不当景品類及び不当表示防止法 ( 昭和 37 年 法律第 134 号 ) 第 11

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( 権限の委任等 ) 第十五条内閣総理大臣は, この法律の規定による権限 ( 政令で定めるものを除く ) を消費者庁長官に委任する 2 及び3 略 4 この法律に規定する農林水産大臣の権限に属する事務の一部は, 政令で定めるところにより, 都道府県知事又は地方自治法 ( 昭和二十二年法律第六十七号

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原料原産地表示制度の改正経緯 1 1 加工食品の原料原産地表示制度に関する検討会平成 28 年 1 月から同年 11 月までの全 10 回にわたり 農林水産省及び消費者庁の共催による 加工食品の原料原産地表示制度に関する検討会 ( 以下 検討会 という ) を開催 同年 11 月 29 日 検討会に

「品質保持期限及び賞味期限の用語の統一について」

イ果実果実 ( 濃縮果汁を除く 以下この項において同じ ) の名称を表示する なお 三種類以上の果実を使用した場合は 使用量が上位三位以下の果実の名称を その他果実 と表示することができる ロ濃縮果汁濃縮果汁を希釈したものは 濃縮還元 果汁 と 濃縮果汁を希釈していないものは 濃縮 果汁 と表示する

冷凍食品表示 Q&A (2015 年度版 ) 〇について 問 1 答 1 原産国名 販売者 株式会社東京都 輸入元 株式会社神奈川県 原産国名 販売者 株式会社東京都 輸入者 株式会社神奈川県 一括表示枠内の輸入者と販売者の表示順輸入品を仕入れて販売する場合 一括表示の輸入者 販売者の表示方法はどう

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上ある場合は 現行ルールと同様 3カ国目以降を その他 と表示することができる 一方 冠表示には いちごジャム の いちご のように 商品を特徴付ける原料が商品名に含まれるものの他に ブルーベリーガム の ブルーベリー のように 風味を表しているもの さらには たいやき の 鯛 のように 商品名自体

2012年○月○日(第1版)

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国立信州高遠青少年自然の家お弁当一覧 1 活動弁当 A( おにぎり 2 個 ) 2 活動弁当 B( おにぎり 3 個 ) 3 特定原材料 7 品目不使用活動弁当 4 幕の内弁当

第 4 回食品表示検定試験 ( 上級 ) 問 3 に関する講評 問 3 では 表示ラベルの間違いを指摘し 正確な表示を作成するために必要な知識を有 しているかを確認する 問 3-1 題材とした ヨーグルト は 乳製品 であり 乳等表示基準府令 の対象品目である また 乳製品に関する公正競争規約 が制

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目次 1 現行の食品の産地表示 1 2 原料原産地表示対象品目拡大の推移 2 3 原料原産地表示のこれまでの検討経緯 3 4 本検討会開催の経緯 6 ( 参考 ) 食品表示一元化検討会報告書 ( 抜粋 ) 7 消費者基本計画 ( 抜粋 ) 食料 農業 農村基本計画 ( 抜粋 ) 8 総合的な TPP

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総額表示義務に関する消費税法の特例に係る不当景品類及び不当表示防止法の 適用除外についての考え方 平成 25 年 9 月 10 日一部改定平成 27 年 4 月 1 日一部改定平成 28 年 4 月 1 日一部改定平成 28 年 11 月 28 日消費者庁 第 1 はじめに 1 法律の概要等消費税の

定食 1,100 円 875kcal アレルゲン ( えび 小麦 大豆 卵 ) 海老 ( 食塩 PH 調整剤 ) イカ 竹輪 ( 魚肉 植物たん白 でん粉 食塩 ぶどう糖 砂糖 食用油 豚脂 発酵調味液 醸造酢 加工でん粉 調味料 ( アミノ酸等 ) ソルビトール ph 調整剤 V.C 増粘多糖類

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定食 1,100 円 875kcal アレルゲン ( えび 小麦 大豆 卵 ) 海老 ( 食塩 PH 調整剤 ) イカ 竹輪 ( 魚肉 植物たん白 でん粉 食塩 ぶどう糖 砂糖 食用油 豚脂 発酵調味液 醸造酢 加工でん粉 調味料 ( アミノ酸等 ) ソルビトール ph 調整剤 V.C 増粘多糖類

A.22 にんじんジュース及びにんじんミックスジュース A.23 水産物缶詰及び水産物瓶詰 A.24 果実飲料 A.25 農産物缶詰及び農産物瓶詰 ( たけのこ缶詰及びたけのこ瓶詰 ( 全形及び 2 つ割 りに限る ), たけのこ大型缶詰 ( 全形 ( 傷を除く ) 及び 2 つ割りに限 る ),

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商品特性と取引条件 商品名 (1) 展示会 商談会シート 記入日 : 最もおいしい時期 (2) 賞味期限 消費期限 (3) 主原料産地 ( 漁獲場所等 )(4) JAN コード (5) 内容量 (6) 希望小売価格 ( 税込 )(7) 1ケースあたり入数 (8) 保存温度帯 (9) 発注リードタイム

医療用医薬品製造販売業における景品類の提供の制限に関する公正競争規約 ( 昭和 59 年 3 月 10 日公正取引委員会認定 ) ( 昭和 59 年 3 月 14 日官報 公正取引委員会告示第 8 号 ) 改定 ( 平成 6 年 1 月 20 日公正取引委員会認定 ) ( 平成 6 年 2 月 3

2加工食品加工魚介類酢の物 ( 小鯛のささ漬 ) 小鯛のささ漬の表示例 名称原材料名原料原産地名内容量賞味期限保存方法 小鯛のささ漬キダイ 米酢 食塩国産 180g 10 以下で保存してください 名称 小鯛のささ漬 小鯛の酢漬等と記載してください 原材料名 第2章105 添加物 原料原産地名 国内で

新たな原料原産地表示制度に関する Q&A 目次 Ⅰ 表示対象 ( 原原 -1) 原料原産地表示の対象となる加工食品はどのようなものですか ( 原原 -2) 原料原産地表示の対象となる原材料とはどのようなものですか ( 原原 -3) 酒類も原料原産地表示の対象になりますか 対象である場合 原料原産地表

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Ⅲ 食品表示 2 適正な食品表示 食品を容器に入れたり 包装したりして売る場合 必ず書く必要のある項目は次の 6 つです 1 名称 2 原材料名 食品添加物 3 製造者 ( 販売者 輸入者 ) の氏名と所在地 18

4. 加熱食肉製品 ( 乾燥食肉製品 非加熱食肉製品及び特定加熱食肉製品以外の食肉製品をいう 以下同じ ) のうち 容器包装に入れた後加熱殺菌したものは 次の規格に適合するものでなければならない a 大腸菌群陰性でなければならない b クロストリジウム属菌が 検体 1gにつき 1,000 以下でなけ

_第45回食品表示部会_資料4-3

2 なお 以下の法律の規定に基づき 重量割合上位 1 位の原材料の原産地が表示 ( 情報伝達 ) されている場合 当該原材料には食品表示基準の原料原産地表示の規定を適用しません 1 米穀等の取引等に係る情報の記録及び産地情報の伝達に関する法律 ( 米トレーサビリティ法 )( 平成 21 年法律第 2

医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 厚生労働省 ) 米穀等の取引等に係る情報の記録及び産地情報の伝達に関する法律 ( 米トレーサビリティ法 )( 農林水産省 ) 健康保持増進効果等について虚偽誇大広告等の禁止食品に対する医薬品的な効能効果の表示を禁止 食品としての安全

旧制度からの主な変更点 1 加工食品と生鮮食品の区分の統一 JAS 法と食品衛生法において異なる食品の区分について JAS 法の考え方に基 づく区分に統一 整理 新たに加工食品に区分されるもの さん現行の食品衛生法では表示対象とはされていない 軽度の撒塩 生干し 湯通し 調味料等により 簡単な加工等

Ⅲ-3 試用医薬品に関する基準 平成 10 年 1 月 20 日公正取引委員会届出改定平成 13 年 3 月 19 日公正取引委員会届出改定平成 16 年 5 月 25 日公正取引委員会届出改定平成 17 年 3 月 29 日公正取引委員会届出改定平成 26 年 6 月 16 日公正取引委員会 消費

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トレーサビリティ 原料ロット管理 CyberChefood は 食品製造工場の安心 安全 効率化を 支援するための 食品工場向け製造管理システム です 品質管理の徹底 HACCP対応 小分け作業 ミス防止 CyberChefood 原料の受入から在庫管理 小分け作業 賞味期限管理 投入 製造 作業ミ

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1. 適用範囲について (1-1) Q&A( 総則 -2) において 食品表示基準の適用範囲が 販売する場合 となっていますが 販売する場合 に該当しない場合にはどのような場合がありますか 特定かつ少数の者に対して無償で譲渡する場合が該当します との記載がありますが 特定かつ少数の者 の 少数 は何

【事務連絡】偽造医薬品省令Q&A

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目次 表示の基本 1 表示方法 12 表示禁止事項 13 食品表示 Q&A 14 名称 16 と添加物 16 原料原産地名 ( 原産国名 ) 26 内容量 31 消費期限又は賞味期限 34 保存方法 35 製造者等 ( 表示責任者 ) 36 栄養成分の量及び熱量 38 その他 39 新しい食品表示基

月刊こう食品法令 2017年8月号

あります このため 賞味期限 を過ぎた食品であっても 必ずしもすぐに食べられなくなるわけではありませんので それぞれの食品が食べられるかどうかについては 消費者が個別に判断する必要があります Q2-3 消費期限 と 賞味期限 は それぞれどのような食品に表示されますか 一般的に 品質 ( 状態 )

(案)

医薬品たるコンビネーション製品の不具合報告等に関する Q&A [ 用いた略語 ] 法 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年法律第 145 号 ) 施行規則 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則 ( 昭和 36 年

注 ) 材料の種類 名称及び使用量 については 硝酸化成抑制材 効果発現促進材 摂取防止材 組成均一化促進材又は着色材を使用した場合のみ記載が必要になり 他の材料については記載する必要はありません また 配合に当たって原料として使用した肥料に使用された組成均一化促進材又は着色材についても記載を省略す

HACCP 自主点検リスト ( 一般食品 ) 別添 1-2 手順番号 1 HACCP チームの編成 項目 評価 ( ) HACCP チームは編成できましたか ( 従業員が少数の場合 チームは必ずしも複数名である必要はありません また 外部の人材を活用することもできます ) HACCP チームには製品

ICH Q4B Annex12

食肉製品の高度化基準 一般社団法人日本食肉加工協会 平成 10 年 10 月 7 日作成 平成 26 年 6 月 19 日最終変更 1 製造過程の管理の高度化の目標事業者は 食肉製品の製造過程にコーデックスガイドラインに示された7 原則 12 手順に沿ったHACCPを適用して製造過程の管理の高度化を

こと 社内規程において 不当表示等が発生した場合に係る連絡体制 具体的な回収等の方法 関係行政機関への報告の手順等を規定すること 3 表示等に関する情報の確認の例 (1) 企画 設計段階における確認等 企画 設計段階で特定の表示等を行うことを想定している場合には 当該表示等が実現可能か ( 例えば

1 食に関する志向 健康志向が調査開始以来最高 特に7 歳代の上昇顕著 消費者の健康志向は46.3% で 食に対する健康意識の高まりを示す結果となった 前回調査で反転上昇した食費を節約する経済性志向は 依然厳しい雇用環境等を背景に 今回調査でも39.3% と前回調査並みの高い水準となった 年代別にみ

食品表示法における酒類の表示の Q&A 改正履歴 年月 改正の概要 平成 27 年 4 月初版 ( 食品表示法施行 ) 平成 28 年 3 月一部改正 ( 製造所固有記号制度 ) 平成 29 年 4 月 平成 30 年 7 月 一部改正 ( 酒類業組合法改正等 ) 問 10 品目と併せて品名表示が可

番号 11 番号 12 番号 13 番号 14 番号 15 番号 16 番号 17 番号 18 番号 19 番号 20 こいくちしょうゆうすくちしょうゆ米酢酒ワイン ( 白 ) ワイン ( 赤 ) 本みりん白みそ赤みそ八丁みそ エネルキ ー 79 エネルキ ー 55 エネルキ ー 48 エネルキ ー

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清涼飲料水の規制

( 資料 4 二村氏説明資料 ) 食品添加物表示に関する考え方 2019 年 5 月 30 日 第 2 回食品添加物表示に関する検討会 日本生活協同組合連合会 日本生活協同組合連合会

の差については確認できないが 一般的に定温で流通している弁当の管理方法等についてアンケートにより調査した その結果 大部分の事業者が管理温度の設定理由として JAS 規格と同様に食味等の品質の低下及び微生物の繁殖を抑えることを挙げ 許容差は JAS 規格と同様に ±2 としていた また 温度の測定方

資料編 に委託して製造をする場合を含み 他から委託を受けて製 造する場合を含まない ) をし 又は輸入した化粧品を製造 販売のために出荷することをいう 製造販売業者 とは 会社の経営陣 ( 取締役等 ) を指します 薬事法施行規則第 92 条 (4) ロット とは 一の製造期間内に一連の製造工程によ

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図 12 HACCP の導入状況 ( 販売金額規模別 ) < 食品販売金額規模別 > 5,000 万円未満 ,000 万円 ~1 億円未満 億円 ~3 億円未満

唐揚げ弁当 鶏竜田揚げ 鶏肉 でん粉 水 大豆油 しょう油 小麦粉 砂糖 食塩 米粉 生姜汁 みりん ニンニクペースト 醸造酢 かつおエキス 香辛料 にんにく末 調味料 ( アミノ酸 ) 加工デンプン ポリリン酸 Na 増粘剤 ( キサンタン ) 乳化剤 ( 強力小麦粉 デュラム小麦のセモリナ )

a 主な表示媒体 (a) 容器包装 ( 別紙 1-1-1~ 別紙 1-1-5) (b) 新聞折り込みチラシ ( 別紙 1-2) (c) 新聞 ( 別紙 1-3) (d) テレビ ( 別紙 1-4) (e) ウェブサイト ( 別紙 1-5) b 表示期間 (a) 平成 13 年 12 月頃から平成 2

個別_農産物漬物

食品表示基準の概要食品表示法及び鮮食品の表示加工食品の表示業務用の表示&マグロ単品の刺身マグロ単品の刺身にツマ 大葉が添えられているもの複数の種類の刺身を盛り合わせたもの 食品表示基準別表第 2( 生鮮食品一覧 ) の3において 水産物は ラウンド セミドレス ドレス フィレー 切り身 刺身 ( 盛

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加工食品に関する共通 Q&A( 第 1 集 ) 平成 15 年 5 月厚生労働省医薬局食品保健部企画課農林水産省総合食料局品質課公正取引委員会事務総局取引部消費者取引課 平成 18 年 8 月一部改正厚生労働省医薬食品局食品安全部基準審査課農林水産省消費 安全局表示 規格課公正取引委員会事務総局取引部消費者取引課 ( 問 1) 製品の原産国を表示する必要がある加工食品の考え方について教えてください (JAS 法 景品表示法 ) 1 農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律 ( 以下 JAS 法 という ) の加工食品品質表示基準では 輸入品にあっては 原産国を記載することを義務付けています ここで言う 輸入品 とは 1 容器包装され そのままの形態で消費者に販売される製品 ( 製品輸入 ) 2バルクの状態で輸入されたものを 国内で小分けし容器包装した製品 3 製品輸入されたものを 国内で詰め合わせた製品 4その他 輸入された製品について 国内で 商品の内容について実質的な変更をもたらす行為 が施されていない製品を指します 2 また 不当景品類及び不当表示防止法 ( 以下 景品表示法 という ) に基づく 商品の原産国に関する不当表示 ( 昭和 48 年 10 月 16 日公正取引委員会告示第 34 号 ) の規定では 国内で生産された商品についてその商品が国内で生産されたものであることを一般消費者が判別することが困難であると認められるときは 国産 等と表示すること 又は外国で生産された商品についてその商品がその原産国で生産されたものであることを一般消費者が判別することが困難であると認められるときは その原産国を表示することが規定されています 1

( 問 2) 製品の原産国について教えてください また 問 14でいう 輸入された製品について 国内で商品の内容について実質的な変更をもたらす行為が施されていない製品 とはどのような製品ですか (JAS 法 景品表示法 ) 1 製品の原産国とは 景品表示法に基づく 商品の原産国に関する不当な表示 に規定しているとおり その商品の内容について実質的な変更をもたらす行為が行われた国 のことを指します この場合において 次のような行為については 商品の内容についての実質的な変更をもたらす行為 に含まれません 1 商品にラベルを付け その他標示を施すこと 2 商品を容器に詰め 又は包装をすること 3 商品を単に詰合せ 又は組合わせること 4 簡単な部品の組立をすることこれに加え 関税法基本通達では 5 単なる切断 6 輸送又は保存のための乾燥 冷凍 塩水漬けその他これに類する行為 7 単なる混合についても 原産国の変更をもたらす行為に含まれない旨が明記されています 2 このため 輸入された製品について上記 1から7に該当する行為を国内で行った場合であっても 当該製品は JAS 法に基づき 製品輸入した製品と同様に 実質的な変更をもたらす行為 が行われた国を原産国として表示する必要があります 3 なお 輸入品である加工食品について 基本的には その内容について実質的な変更をもたらす行為 が最後に行われた国が原産国となる場合が多いですが 製品の製造工程が二国以上にわたる場合において 当該商品の重要な構成要素が複数あり そのいずれの部分も重要性に優劣が付けられない場合 又は商品の重要な製造工程が複数あり そのいずれの工程も重要性に優劣が付けられない場合であって それらが別々の国で行われるときには 消費者の誤認を惹起しないよう それらの国をすべて原産国として表示する必要があります ( どのような場合に複数の原産国の表示が必要になるかについては公正取引委 員会にご照会下さい ) 2

( 問 3) 以下のものの原産国はどのようになりますか (JAS 法 景品表示法 ) 1 緑茶及び紅茶 2インスタントコーヒー 3 清涼飲料 果汁飲料 4 詰め合わせ商品 これらのものは 公正取引委員会事務総局から以下の見解が示されていますので これに従ってください 1 緑茶及び紅茶は 荒茶の製造 が行われた国が原産国 2 インスタントコーヒーは コーヒー豆の粉砕 抽出濃縮後の乾燥が行われた国が原産国となりますが その後 混合された場合には 混合が行われた国が原産国となります なお インスタントコーヒーについては レギュラーコーヒーとともに公正競争規約では 生豆生産国を表示することとされています 3 希釈した場合は希釈した国が原産国 4 詰め合わせ商品については その容器に詰め合わされた個々の商品の原産国が原産国となります ( 問 4) 原産国を実際に表示する義務があるのは誰ですか ( 食衛法 JAS 法 ) 原産国の表示義務は 製品輸入したものについては輸入者に表示義務があります この場合の輸入者とは 輸入した製品の表示内容について日本国内で責任を持つ者となります また 問 12のようにバルクの状態で輸入されたものを国内で小分け包装した場合は 小分け包装した者に表示義務があります また JAS 法では 加工食品品質表示基準の規定に従い 販売業者が当該製品の表示内容に責任を持つ旨合意がなされている場合には 当該販売業者が表示義務者となることもできます ただしこの場合 食品衛生法 ( 以下 食衛法 という ) に従い 別途加工者又は製造者の所在地及び氏も記載することが必要です 3

( 問 5) 加工食品を輸入し 小分け包装や詰め合わせをした製品にはどのような表示が必要ですか ( 食衛法 JAS 法 ) 単なる小分け包装や詰め合わせは 商品の内容について実質的な変更をもたらす行為 に該当しないため 製品輸入された製品と同様に 商品の内容について実質的な変更をもたらす行為 が行われた国を原産国として表示する必要があります また この場合 問 4のように小分け包装や詰め合わせを行った業者に表示義務があり 別途 輸入者を表示する必要はありません ( 問 6) 次のように外国産の原料を使用して国内で製造した製品については 原産国を表示する必要がありますか また その場合に製造者欄の表示はどうなるのですか ( 食衛法 JAS 法 ) 1 外国産干しえびを国内で味付けする場合 2 外国産干しえびを国内で袋詰めする場合 1 外国で製造した干しえびに国内で味付けした場合は 味付け行為が商品の内容に実質的な変更をもたらしたこととなり 製品の原産国は日本となりますので 原産国を表示する必要はありません この時 製造業者欄には味付けした者を 製造者 として表示することになります 2 外国で製造した干しえびを単に国内で袋詰めしても 製品の内容を実質的に変更する行為に当たらないため 干しえびを製造した国が製品の原産国となります したがって 製品輸入された製品と同様に 干しえびの製造国を 原産国 として表示するとともに 袋詰めした業者を食品衛生法の規定に従って 加工者 として表示する必要があります ( 問 7)A 国から甲社がバルク輸入した うなぎ蒲焼き を甲社自らが加工せずに最終包装し販売した場合の表示方法を教えてください ( 食衛法 JAS 法 ) 当該製品は国内で甲社がバルク製品を小分けし最終包装していますが 単に小分け包装した場合は製品の内容を実質的に変更する行為に当たらないので 原産国としてA 国の表示をする必要があります 4

( バルク製品を小分けした場合の表示例 ) 称うなぎ蒲焼き 原 材 料 うなぎ しょうゆ 砂糖 ぶどう糖果糖液糖 発酵調味料 ( 米 食塩 ) 水飴 澱粉 うなぎエキス 酒精 調味料( アミノ酸等 ) 着色料( カラメル アナトー ) 増粘多糖類( 原材料の一部に小麦 大豆を含む ) 内 容 量 2 尾 賞 味 期 限平成 18 年 5 月 24 日 保存方法 10 以下で保存してください 原産国 A 国 加 工 者甲社 県 市 町 11-22 ( 問 8)A 国から甲社がバルク輸入した うなぎ蒲焼き を乙社が加工せずに最終包装し 丙社が表示内容を含めて責任を持ち販売した場合の表示方法を教えてください ( 食衛法 JAS 法 ) 問 7と同様の状況ですが 丙社が表示内容に責任を持つ旨乙社との間で合意がなされている場合には 丙社が当該表示内容に責任を持つことを前提として販売者として表示することができます なお この場合であっても 食衛法に基づき 加工者として乙社の所在地及び氏の表示が必要です ( バルク製品を小分けして 販売者が表示内容に責任を持つ場合の表示例 ) 称うなぎ蒲焼き 原 材 料 うなぎ しょうゆ 砂糖 ぶどう糖果糖液糖 発酵調味料 ( 米 食塩 ) 水飴 澱粉 うなぎエキス 酒精 調味料( アミノ酸等 ) 着色料( カラメル アナトー ) 増粘多糖類( 原材料の一部に小麦 大豆を含む ) 内 容 量 2 尾 賞 味 期 限平成 18 年 5 月 24 日 保存方法 10 以下で保存してください 原産国 A 国 加 工 者乙社 県 市 町 1-2 販 売 者丙社 県 市 町 12-3 5

( 問 9) 甲社が国内で加熱調理した うなぎ蒲焼き を業務用としてバルク販売し 乙社が最終包装した場合の表示方法を教えてください ( 食衛法 JA S 法 ) 当該製品は国内で 商品の内容について実質的な変更をもたらす行為 を行った商品であるため 製品の原産国表示は不要ですが うなぎ蒲焼きの場合 うなぎ加工品品質表示基準 に基づき 国内製造製品に原材料であるうなぎの原産地表示が義務付けられています このため 原材料の うなぎ の後に括弧を付して 原料であるうなぎの原産国を記載することが必要です なお この場合 乙社がバルク製品を小分けし最終包装しているため 乙社に表示義務があります ( 国内で製造したバルク製品を 小分けした場合の表示例 ) 称うなぎ蒲焼き 原 材 料 うなぎ ( 国産 ) しょうゆ 砂糖 ぶどう糖果糖液糖 発酵調味料 ( 米 食塩 ) 水飴 澱粉 うなぎエキス 酒精 調味料 ( アミノ酸等 ) 着色料( カラメル アナトー ) 増粘多糖類 ( 原材料の一部に小麦 大豆を含む ) 内 容 量 2 尾 賞 味 期 限平成 15 年 8 月 24 日 保存方法 10 以下で保存してください 加 工 者乙社 県 市 町 1-2 ( 問 10) 輸入した荒茶を用いて国内で仕上げ茶にした緑茶は どのように表示するのですか (JAS 法 景品表示法 ) 1 緑茶については 問 3のとおり荒茶を製造した国を原産国としています 一方 JAS 法において 国内で仕上げ茶にした緑茶は原料原産地表示の対象となっており 原料原産地として 荒茶を製造した国を記載することが必要です ( 表示例 1) 2 複数の原産国の荒茶を混合して製造した場合 原料原産地として製品の原材料に占める重量の割合の多い順に荒茶の製造国を記載することが必要です ( 表示例 2) 6

3 また 製品輸入した緑茶については輸入業者が表示義務者となり 原産国等を記載してください ( 表示例 3) ( 表示例 1)A 国から輸入した荒茶を使用し 国内で仕上げを行った場合 称煎茶 原 材 料 茶 原料原産地 A 国 内 容 量 100g 賞 味 期 限平成 18 年 9 月 保 存 方 法高温多湿を避け 移り香に注意してください 製 造 者 ( 株 ) 製茶 県 市 町 称煎茶 原 材 料 茶 (A 国 ) 内 容 量 100g 賞 味 期 限平成 18 年 9 月 保 存 方 法高温多湿を避け 移り香に注意してください 製 造 者 ( 株 ) 製茶 県 市 町 ( 表示例 2)A 国から輸入した荒茶と国内産の荒茶を使用し 国内で仕上げを行 った場合 称煎茶 原 材 料 茶 原料原産地 A 国 日本 内 容 量 100g 賞 味 期 限平成 18 年 9 月 保 存 方 法高温多湿を避け 移り香に注意してください 製 造 者 ( 株 ) 製茶 県 市 町 称煎茶 原 材 料 茶 (A 国 日本 ) 7

内 容 量 100g 賞 味 期 限平成 18 年 9 月 保 存 方 法高温多湿を避け 移り香に注意してください 製 造 者 ( 株 ) 製茶 県 市 町 ( 表示例 3)A 国で仕上げ包装されたものを輸入し そのまま販売する場合 称煎茶 原 材 料 茶 内 容 量 100g 賞 味 期 限平成 18 年 9 月 保 存 方 法高温多湿を避け 移り香に注意してください 原 産 国 A 国 輸 入 者 ( 株 ) 商事 都 区 町 ( 問 11) 国産はちみつの表示方法を教えてください その場合に国産との表示をすることはできますか ( 食衛法 JAS 法 景品表示法 ) はちみつ類の表示は 食品衛生法 はちみつ類の表示に関する公正競争規約 加工食品品質表示基準に基づいた表示が必要です はちみつ類の表示に関する公正競争規約では 原材料の はちみつ の後に括弧を付して はちみつ ( 国 ) とするか はちみつ の前に 国産 と採蜜国を記載することが規定されています また 国産と表示をする場合は 原料はちみつのすべてが国内で採蜜されたものである必要があります 称はちみつ 原 材 料 国産はちみつ 内 容 量 500g 賞 味 期 限平成 18 年 10 月 保 存 方 法直射日光を避け 常温で保存してください 製 造 者 蜂蜜 ( 株 ) 県 市 町 1-6 8

( 問 12) 牛乳の表示方法を教えてください ( 食衛法 JAS 法 景品表示法 ) 牛乳については食品衛生法に基づき規定された乳及び乳製品の成分規格等に関する省令 加工食品品質表示基準及び飲用乳の表示に関する公正競争規約の規定による表示を行う必要があります 種類別称牛乳商品 牛乳無脂乳固形分 8.3% 以上乳脂肪分 3.5% 以上 原材料生乳 100% 殺菌 130 2 秒間 内容量 1000ml ( 注 ) 賞味期限 06.04.01 保存方法 10 以下で保存してください 開封後の取扱開封後は冷蔵庫で10 以下で保存し 賞味期限にかかわらず できるだけ早めにお飲みください製造所所在地東京都 区 町 21-1 製造者 牛乳 ( 株 ) 工場 ( 注 ) 賞味期限は, 一括表示欄に記載の場所を明記して一括表示欄以外の場所に表示することができます ただし, この場合の表示は, 購入者に判読できるよう明りょうに記載することが必要です ( 問 13) 加工食品品質表示基準別表 3に規定されている食塩は 賞味期限表示及び保存方法の省略できる品目ですが 他の食品原料や食品添加物を混ぜ合わせるなどした場合にも期限表示及び保存方法の表示は省略することができるのですか (JAS 法 ) 別表 3に該当する品目については その特性から長期間の保存に耐えうるものであることから省略できることとなっているものです したがって 別表 3に該当する品目でも 食品原料や食品添加物を混ぜ合わせることで保存性が低下するような場合には 期限表示及び保存方法を表示する必要があると考えます 9

( 問 14) 複合原材料で使用されている食品添加物の表示は 複合原材料の括弧内の最後に記載するのですか それとも一括表示の原材料欄の最後に記載するのですか ( 食衛法 JAS 法 景品表示法 ) 1 複合原材料に使用した食品添加物は 製品に使用されたものとして 加工食品品質表示基準第 4 条第 1 項第 2 号イの規定により食品添加物以外の原材料の表示とは分けて 使用割合の多いものから順に記載するので 食品素材は原材料の後に括弧を付して記載することとなりますが 食品添加物はその他に使用した添加物とまとめて記載することとなります 2 このとき 食品衛生法上加工助剤やキャリーオーバーに該当するものは記載する必要はありませんが アレルギー表示の義務付けがされている品目については 省略することは出来ないので注意が必要です 10