男女共同参画に関する意識調査

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参考 1 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに

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従業員に占める女性の割合 7 割弱の企業が 40% 未満 と回答 一方 60% 以上 と回答した企業も 1 割以上 ある 66.8% 19.1% 14.1% 40% 未満 40~60% 未満 60% 以上 女性管理職比率 7 割の企業が 5% 未満 と回答 一方 30% 以上 と回答した企業も 1

平成18年度推進計画の進行状況_参考資料

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13 第2章 基本目標Ⅲ

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Ⅰ 調査実施要領

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第第第ライフスタイルに対する国民の意識と求められるすがた50 また 働いていないが 今後働きたい と回答した人の割合は 男性では 7.4% であるのに対し て 女性は19.1% である さらに 女性の中では 30 代の割合が高く ( 図表 2-1-2) その中でも 特に三大都市圏で高い割合となってい

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調査レポート

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1 消費者庁に対する認知度 消費者庁 の認知度を性別でみると 男性の認知度が 80.1% に対し女性は 72.1% と 男性の認知度の方が女性よりも高くなっている 年代別では 40 代の認知度が 8% と他の年代の中ではもっとも高くなっている 一方 70 歳以上の認知度は 58.9% と他の年代の中

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◎公表用資料

仕事と生活の調和 ( ワーク ライフ バランス ) に関する意識調査について Ⅰ. 調査目的 本調査は 仕事と生活の調和 ( ワーク ライフ バランス ) の現状及び仕事と生活の調和の実現を推進するための新たな国民運動である カエル! ジャパンキャンペーン に関して 国民の意識やニーズを把握し 今後

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目次 1. 調査概要... 2 (1) 調査の目的... 2 (2) 調査の概要... 2 (3) 報告書の見方 区民調査結果... 3 (1) 回答者の概要... 3 (2) 家庭生活と家族観... 4 (3) 就業状況... 6 (4) ワーク ライフ バランス ( 仕事と生活の

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調査結果 ~~ 中の働き方 ~~ 中の 日の労働時間 約 8 時間 が最多 9 時間以上 は 割半 正社員 正職員では 9 時間以上 が 4 人に 人以上 9 時間以上 働くことが多かった早産した人では 4 人に 人 流産してしまった人では 5 人に 人の割合に 中の働き方 立ったままの仕事が多かっ

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離職経験は圧倒的に女性に多く 男性 5% に対して女性の 14% が離職経験ありと回答している 離職の理由 ( 複数回答 ) の第一位は男女ともに キャリアアップ ( 約 50%) であるが 2 番目に多い項目で男女で差があり 男性は 職務の内容 ( 研究テーマを含む ) (40%) であるのに対し


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小学生

表紙案8

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1. 結婚についての意識 結婚について肯定的な考え方 ( 結婚はするべきだ 結婚はしたほうがよい ) の割合は男性の方が高い一方 自身の結婚に対する考えについて いずれ結婚するつもり と回答した割合は女性の方が高い 図表 1 図表 2 未婚の方の理想の結婚年齢は平均で男性が 29.3 歳 女性は 2

( ウ ) 年齢別 年齢が高くなるほど 十分に反映されている まあまあ反映されている の割合が高くなる傾向があり 2 0 歳代 では 十分に反映されている まあまあ反映されている の合計が17.3% ですが 70 歳以上 では40.6% となっています

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資料2(コラム)

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調査の背景 わが国は今 女性の活躍推進を掲げ 結婚や出産をしても働き続けることを後押しする社会を目指しています しかしながら 出産後も働き続ける女性は未だ半数にとどまっているばかりでなく 職場において指導的な立場に就く女性も多くありません こうした中 北海道においても地域や職場 家庭などのさまざまな

ボジティブ

内閣府令本文

Transcription:

仕事と生活の調和に関する意識調査調査結果報告 ( ダイジェスト版 ) 千葉市男女共同参画センターでは 平成 28 年度事業として 仕事と生活の調和に関する意識調査 を実施しました 男女共同参画社会は あらゆる場面で性別にとらわれずに各人がその個性と能力を生かし 責任と喜びを分かち合うことを目指しています しかし 仕事と家庭の両立という点においては 家事や育児などの多くを女性が担っている現実が依然としてあるため 男女の多様な生き方を実現することが妨げられています 本調査は 仕事と生活の調和に関する市民の意識と実態を探り 男女共同参画社会実現のための施策や事業に反映させることを目的とします 調査対象千葉市内に居住している 25 歳以上 45 歳未満の 3,000 人 ( 男女各 1,500 人 ) 抽出方法 調査方法 調査期間 住民基本台帳からの無作為抽出 郵送による配布 回収方式 平成 28 年 8 月 30 日 ~9 月 16 日 回収状況有効回答数 :963 件 ( 有効回答率 :32.1%) 注 1) % は小数点以下第 2 位を四捨五入し 小数点以下第 1 位までを表記しているため % の合計が 100% にならないことがあります 注 2) グラフは 内容に応じて 抜粋したものを掲載しています 注 3) 文中の調査とは 平成 24 年 8 月に実施した調査結果を指します 1

回答者の属性 ( 性別 年代 ) 性別 0% 20% 40% 60% 80% 100% P3 図表 (1)-1,(2)-1 62.0 37.7 年代 全体 61.5 38.4 0.1 (n=916) 0% 20% 40% 60% 80% 100% (n=916) 16.6 16.2 21.2 28.9 女性男性無回答 22.6 29.3 0% 20% 40% 60% 80% 100% 33.0 31.8 0.2 女性 全体 (n=597) 女性 (n=563) (n=597) 16.9 17.2 53.0 20.8 51.1 21.7 29.3 29.8 10.4 15.1 23.3 18.0 32.7 2.6 31.1 3.9 0.4 0.2 10.8 0.2 10.9 0.2 男性 男性 (n=352) 56.2 16.3 14.5 0.6 0.8 21.8 28.4 33.3 できるだけ両立したい介護は配偶者 パートナー 親族 施設に任せて 仕事を続けたい仕事は続けたいが 介護をする状況になったら仕事を辞めるしかない 24.1 28.1 33.0 仕事より介護を優先するので 仕事を辞める 今後 介護が必要となる者がいない 25 歳 ~29 わからない歳 30 歳 ~34 歳 35 歳 ~39 歳 40 歳 ~44 歳 無回答 無回答 22.6 9.1 10.7 0.0 2

回答者の属性 ( 職業形態 ) 自営業 自由業 正規の社 ( 職 ) 員 契約社 ( 職 ) 員 パート アルバイト 内職 専業主婦 主夫 P4 図表 (3)-1 0% 20% 40% 60% 80% 100% 全体 (n=916) 4.7 5.7 53.8 48.5 7.6 5.8 16.2 18.1 13.7 18.1 0.4 0.8 3.2 3.1 0.0 0.0 0.1 女性 (n=597) (n=563) 4.0 3.7 29.3 37.5 9.8 6.5 24.3 25.6 29.1 21.9 3.5 0.5 0.0 2.8 0.7 0.0 0.2 男性 (n=352) 5.8 8.8 80.4 79.3 4.7 5.5 4.3 3.1 0.6 0.6 2.8 0.9 3.1 0.0 0.0 0.0 0.0 自営業 家族従業員 自由業契約社 ( 職 ) 員 ( 臨時 派遣を含む ) 専業主婦 主夫無職無回答 正規の社 ( 職 ) 員パート アルバイト 内職学生その他 3

男女共同参画社会 と 仕事と生活の調和 ( ワーク ライフ バランス ) という言葉の認知度 ( 問 1) どちらも 7 割近くが 言葉を知っている ( 聞いたことがある ) と回答 男女共同参画社会 ワーク ライフ バランス 全体 女性 (n=597) 男性 33.3 30.2 38.8 言葉を知っている ( 聞いたことがある ) 33.3 32.7 31.7 33.9 36.3 29.5 P15 17 図表 1-1,1 3 0% 20% 40% 60% 80% 100% 言葉も内容も知っている言葉は聞いたことがあるが 内容までは知らない言葉も内容も知らない無回答 0.1 0.2 0.0 4

女性が働くことについて ( 問 3) 20.1 0% 20% 育児のため40% 60% 19.9 80% 100% P34 図表 1-20 全体をみると 調査では 一時中断型 (43.4%) が最も多く 継続就労 0% 10% 20% 30% 40% 型 (36.5%) を上回っていたが 調査では 継続就労型 (43.3%) が最も多く 出産のため 32.2 一時中断型 (37.0%) を上回っている 特に男性で 継続就労型 32.8 (43.0%) が 22.2 調査 (29.0%) より増加している 一方 女性では大きな変化はみられない 結婚のため 36.1 継続就労型 一時中断型 全体 (n=916) 43.3 健康上の理由 家事との両立が難しいため 36.5 勤務時間 勤務日数 休日に不満があったため 15.5 37.015.1 13.4 43.4 9.6 8.6 21.3 5.9 8.9 2.9 1.3 8.3 6.0 3.8 1.4 0.6 0.5 介護 看護のため 43.7 女 (n=597) 性勤め先の都合 ( リストラ 倒産 廃業など ) 41.2 (n=563) 職場の人間関係が悪化したため 9.2 6.7 7.5 5.7 6.3 7.2 40.4 41.9 5.2 7.0 2.5 0.5 0.7 7.6 4.1 0.9 3.6 0.7 男性 セクシャルハラスメント 5.9 1.4 パワーハラスメントを受けたため 43.0 30.9 3.8 収入が少なかったため 1.9 29.0 やりがいが感じられなかったため 3.8 46.0 (n=352) 14.0ポイント増 7.4 定年または契約期間満了のため ( 子どもができても ) ずっと働き続ける方がよい 2.9 (n=239) 子どもができたら退職し 大きくなってから再び働く方がよい 2.6 (n=418) 子どもができるまで働く方がよい 2.5 福利厚生 ( 待遇 保障 ) が良くなかったため結婚するまでは働く方がよい 2.2 女性は働かない方がよい 2.1 職場の将来性に不安があったためその他 3.1 無回答 7.2 9.4 3.6 2.8 3.4 2.3 12.1 9.7 0.6 5

男性が育児休業を取得しない するのが難しい理由 ( 問 6) P42 図表 2-6 育児休業を 取得するつもりはない 取得するのが難しい と回答した人 (696 人 ) に その理由について尋ねたところ 仕事が多く 休むと職場の同僚に迷惑がかかる (61.5%) が最も多く 続いて 育児休業を取得しにくい職場の雰囲気がある (59.2%) 収入が減少し 家計に影響する 0% 20% 40% 60% 80% (57.5%) である 調査と比較すると 大きな変化はみられない 61.5 仕事が多く 休むと職場の同僚に迷惑がかかる 61.2 育児休業を取得しにくい職場の雰囲気がある 仕事が多く 休むと職場の同僚に迷惑がかかる 収入が減少し 家計に影響する 育児休業を取得しにくい職場の雰囲気がある 0% 20% 40% 60% 80% 職場に前例がない 45.5 48.8 59.2 59.2 57.5 57.3 61.5 61.2 59.2 59.2 収入が減少し 家計に影響する 昇進 昇給に響くと思う 35.5 35.2 57.5 57.3 取得後の職場復帰が難しい 職場に前例がない 男性は仕事を優先し 女性は子育てに専念すべき 昇進 昇給に響くと思う 妻 パートナーが主に子育てするので必要がない 取得後の職場復帰が難しい 父母など協力をしてくれる人がいるので必要がない 8.6 8.6 9.4 8.6 3.3 6.1 2.4 11.8 21.3 21.2 21.3 21.2 35.5 35.2 45.5 48.8 (n=696) (n=693) 6

仕事と介護の両立に対する考え ( 問 9) P50 図表 2 14 できるだけ両立したい が 53.0% で最も多く 続いて 仕事は続けたいが 介護をする状況になったら仕事を辞めるしかない が 18.0% 介護は配偶者 パートナー 親族 施設に任せて 仕事を続けたい が 15.1% である できるだけ両立したい 0% 20% 40% 60% 80% 100% 全体 53.0 15.1 18.0 2.6 10.8 0.4 0.2 女性 (n=597) 51.1 10.4 23.3 3.9 0.2 10.9 男性 56.2 22.6 9.1 0.6 10.7 0.8 0.0 できるだけ両立したい介護は配偶者 パートナー 親族 施設に任せて 仕事を続けたい仕事は続けたいが 介護をする状況になったら仕事を辞めるしかない仕事より介護を優先するので 仕事を辞める今後 介護が必要となる者がいないわからない無回答 7

業務量が増えてしまう 仕事と介護の両立に直面した場合の課題 32.2 ( 問 10) P52 仕事の量が多く 労働時間が長いため 介護をする時間がない 図表 2-16 全体では 介護のために休むなどすると 同じ職場の人の業務量が増えて 23.7 同じ職場の人の理解が不十分である 21.0 27.1 しまう (63.8%) が最も多い 続いて 仕事の量が多く 労働時間が長いため 介護をする時間がない 自分しかできない仕事があり 22.1 (32.2%) である 16.9 休業することなどができない 28.6 0% 20% 40% 60% 80% 19.7 経営者や管理職の理解が不十分である 16.3 介護のために休むなどすると 同じ職場の人の 24.0 63.8 64.1 業務量が増えてしまう 63.4 交代制勤務であり 労働時間に制限があると 14.4 15.3 仕事の量が多く 労働時間が長いため シフトが組めない 13.4 32.2 20.5 介護をする時間がない 46.6 14.1 法律や社内の制度が十分に周知されていない 13.1 15.4 23.7 同じ職場の人の理解が不十分である 21.0 27.1 休業制度を活用すると 企業側の経済的負担が 4.3 3.4 自分しかできない仕事があり 大きくなる 5.4 22.1 16.9 休業することなどができない 28.6 4.1 その他 6.5 1.1 19.7 経営者や管理職の理解が不十分である 16.3 24.0 9.0 特にない 11.7 交代制勤務であり 労働時間に制限があると5.7 14.4 15.3 全体 (n=796) シフトが組めない 13.4 1.9 女性 (n=443) 無回答 2.3 1.4 14.1 男性 (n=350) 法律や社内の制度が十分に周知されていない 13.1 15.4 4.3 20.5 46.6 64.1 63.4 8

介護休業制度や勤務時間の柔軟化 ( 短時間勤務 フレックスタイム等 ) の制度を整えること 0% 20% 40% 60% 80% 企業における仕事と介護の両立支援として制度を利用しやすい職場づくり ( 上司の理解や同僚 67.5 68.6 の協力など ) をすること 66.0 重要だと思うこと ( 問 11) 63.3 67.7 57.4 全体では 制度を利用しやすい職場づくり ( 上司の理解や同僚の協力など ) をすること (67.5%) 介護の課題がある従業員に 経済的な支援が最も多く 続いて 介護休業制度や勤務時間の柔軟化 48.6 51.2 ( 介護サービス費用の助成など ) を行うこと 45.7 ( 短時間勤務 フレックスタイム等 ) の制度を整えること (63.3%) である 0% 20% 40% 60% 80% 制度利用によって 昇進 昇格に影響することのない 37.7 36.3 人事評価制度を整備すること 39.7 制度を利用しやすい職場づくり ( 上司の理解や同僚 67.5 68.6 の協力など ) をすること介護に直面した従業員に 両立支援に関する 37.7 66.0 36.8 情報提供を行うこと 38.6 介護休業制度や勤務時間の柔軟化 ( 短時間勤務 63.3 67.7 フレックスタイム等 ) の制度を整えること 28.5 57.4 相談窓口や相談担当者を設けること 28.0 29.1 介護の課題がある従業員に 経済的な支援 48.6 51.2 ( 介護サービス費用の助成など ) を行うこと従業員の介護に関する実態把握や両立支援の 27.9 45.7 29.8 ニーズ把握を行うこと 25.7 制度利用によって 昇進 昇格に影響することのない 37.7 36.3 人事評価制度を整備すること全従業員あるいは一定の年齢層以上の従業員に 26.3 39.7 26.2 情報提供 ( 各種制度の告知等 ) を行うこと 26.3 介護に直面した従業員に 両立支援に関する 37.7 36.8 情報提供を行うこと 3.1 38.6 その他 2.5 4.0 28.5 相談窓口や相談担当者を設けること 28.0 2.3 29.1 特にない 1.8 2.9 従業員の介護に関する実態把握や両立支援の 27.9 全体 (n=796) 29.8 ニーズ把握を行うこと 3.9 25.7 女性 (n=443) 無回答 5.0 2.6 男性 (n=350) 全従業員あるいは一定の年齢層以上の従業員に 26.3 26.2 情報提供 ( 各種制度の告知等 ) を行うこと 26.3 P54 図表 2-18 9

各分野の男女の地位 ( 問 17) 男性の方が優遇されている は 社会通念 慣習 しきたりなど で最も多く 68.8% 続いて 職場 で 52.5% である 平等になっている は 家庭生活 が 35.6% と最も多く 社会通念 慣習 しきたりなど が 10.2% と最も少ない 男性の方が優遇されている 平等になっている 0% 20% 40% 60% 80% 100% P79 図表 5-1 (A) 家庭生活で 0% 9.6 20% 31.4 40% 35.6 60% 80% 7.7 12.5 100% 全 体 (B) 職場で (n=916) 20.0 13.8 20.1 38.7 48.8 51.6 29.9 10.2 11.6 2.0 4.4 14.2 1.1 3.3 4.8 12.1 1 0.5 1.5 1.3 1.2 0.8 1.0 (C) 地域社会で女 (n=597) 性 (n=563) (D) 法律や制度の上で 男 (E) 社会通念 慣習 性しきたりなどで (n=352) 7.5 9.0 10.7 25.8 25.2 11.920.0 31.5 35.5 48.8 50.9 48.8 48.7 27.0 52.0 24.4 7.4 1.1 7.3 18.2 10.2 2.2 7.4 2.5 24.314.9 20.6 4.46.5 14.2 9.9 1.4 1.1 男性の方が非常に優遇されている男性の方が非常に優遇されているどちらかといえば男性の方が優遇されている平等になっているどちらかといえば男性の方が優遇されているどちらかといえば女性の方が優遇されている女性の方が非常に優遇されている平等になっているわからない無回答どちらかといえば女性の方が優遇されている女性の方が非常に優遇されている 16.3 6.5 7.5 13.5 1.2 0.0 2.5 12.9 1.2 1.2 0.5 1.0 1.4 1.1 1.2 10

各分野の男女の地位 ( 問 17)(B) 職場で P81 図表 5-3 全体では 男性の方が優遇されている は52.5% 平等になっている は 29.9% である 調査と比較すると 男性の方が優遇されている は 調査 (68.0%) より減少し 平等になっている は調査 (17.8%) より増加している 全体 女性 (n=916) (n=916) (n=597) (n=597) (n=563) (n=563) 男性の方が優遇されている 平等になっている 0% 0% 20% 20% 40% 40% 60% 60% 80% 80% 100% 100% 20.0 13.8 20.1 18.7 25.8 17.6 25.2 22.0 38.7 40.5 48.8 51.6 49.3 48.7 52.0 51.0 29.9 25.5 10.2 11.6 17.8 15.5 ポイント減 12.1 ポイント増 6.5 4.4 14.2 4.8 1.1 1 1.5 3.3 12.1 4.1 0.5 7.9 1.2 2.5 14.9 12.1 2.7 0.8 7.5 13.5 14.6 1.2 0.0 7.5 3.0 0.7 1.2 1.0 0.8 1.0 1.2 0.8 0.5 1.2 男性男性 (n=352) (n=352) 10.7 7.4 11.9 13.4 35.8 48.8 50.9 46.6 37.5 16.3 18.2 23.0 7.4 12.9 2.5 8.3 7.4 2.2 6.5 9.9 6.01.4 8.5 2.0 1.4 1.4 1.1 0.6 男性の方が非常に優遇されている平等になっている男性の方が非常に優遇されている女性の方が非常に優遇されている平等になっている無回答女性の方が非常に優遇されている どちらかといえば男性の方が優遇されているどちらかといえば女性の方が優遇されているどちらかといえば男性の方が優遇されているわからないどちらかといえば女性の方が優遇されているわからない 11

性別役割分担意識について ( 問 18) P85 図表 5-7 調査では全体の 45.5% が賛成であったが 調査では賛成が 38.7% となり 調査と比べて減少している また 反対が 45.0% で賛成を上回る 賛成 反対 0% 20% 40% 60% 80% 100% 全体 (n=916) 6.2 6.3 32.5 39.2 26.4 24.9 18.6 16.4 15.8 13.1 0.5 0.1 6.8 ポイント減 3.7 ポイント増 女性 (n=597) (n=563) 4.4 5.0 31.8 37.1 27.6 26.8 19.8 18.5 15.9 12.6 0.5 0.0 男性 (n=352) 9.4 8.5 33.6 42.6 24.2 21.9 16.8 13.1 15.4 13.6 0.6 賛成どちらかといえば賛成どちらかといえば反対 反対わからない無回答 12

ワーク ライフ バランスのために取り組むべき内容 ( 問 19) 家事 育児 介護を家庭で協力して担う が 66.7% で最も多い 調査と比較すると 家事 育児 介護を家庭で協力して担う が 9.2 ポイント 男性自身が仕事中心の生き方 考え方 ( 男性は仕事 女性は家事 育児など ) にとらわれないようにする が 14.6 ポイント増加している 一方 仕事と生活の調和に対する経営者の意識改革は 14.4 ポイント減少している P87 図表 5-9 9.2 ポイント増 14.6 ポイント増 14.4 ポイント減 13

今後に向けて P93 (1) 男女共同参画社会実現に向けての理解促進 男性は仕事 女性は家事 育児 といった固定的性別役割分担意識について 調査では全体の 45.5% が賛成であったが 調査では賛成が 38.7% となり 調査と比べて減少している また 反対が 45.0% で賛成を上回る結果となり 固定的性別役割分担の解消に向けて意識が変化していることがわかった ただし 女性よりも男性において賛成が多い傾向は調査でもみられた この結果から 固定的性別役割分担意識 が依然として男性により強く残っていることが推察される 男性の意識改革を図るための広報 啓発が一層必要である また 男女共同参画社会 という言葉を知っている ( 聞いたことがある ) と回答した人が 7 割近くに上っていることから 男女共同参画社会 という言葉が社会に浸透してきたことがうかがえる 14

(2) 仕事と生活の調和の実現ができる社会づくり P93 育児休業を取得したことがあると回答した男性は 2.5% にとどまり 男性の 9 割半が取得したことがないと回答している 取得が難しい理由は 仕事が多く 休むと職場の同僚に迷惑がかかる が最も多く 調査と変わりない また 仕事と介護の両立については 5 割以上の人が できるだけ両立したい と回答しているが 職場の課題として 同じ職場の人の業務量が増えてしまう が 6 割以上と最も多くなっている これらのことから 育児 介護ともに 職場の人に迷惑をかける不安が 育児 介護休業取得をためらう主な要因となっていることがわかる 時短勤務や休暇取得は 時として 制度を利用しない者への業務の偏りも生んでしまう側面を持つ 育児や介護を特定の人だけが抱える問題とせず 日頃から互いに助け合える職場風土の醸成や業務改善に努めるなどの取り組みが必要である また ワーク ライフ バランス という言葉を知っている ( 聞いたことがある ) と回答した人は 7 割近くに上っていることから ワーク ライフ バランス という言葉が社会に浸透してきたことがうかがえる 15

(3) 職場における女性の活躍推進 P93 男女の平等感については 職場では 男性が優遇されていると回答した人が 5 割以上で調査 (7 割近く ) より減少し 平等になっていると回答した人が 3 割で調査 (2 割近く ) より増加している 職場における男女の地位の平等感が高まっていることがわかった 男女の地位が平等であると回答した人が最も少なかったのは 社会通念 慣習 しきたりなどで 当分野で依然として男女の不平等感が根強いことを示している 女性が働くことについては 調査では 一時中断型 (43.4%) が最も多く 継続就労型 (36.5%) を上回っていたが 調査では 継続就労型 (43.3%) が最も多く 一時中断型 (37.0%) を上回っている 特に男性で 継続就労型 (43.0%) が調査 (29.0%) より増加しており 女性の就労に関する意識の変化がみられた 一方 女性は調査と比較すると 継続就労型 一時中断型 ともに大きな変化はみられなかった 女性が子育てや介護中でも就業を継続できるよう 柔軟で多様な働き方を可能とする環境整備の推進が必要である また 働く意欲のある女性が活躍できるように キャリアアップ支援や子育てが一段落した女性の再就職支援も求められている 発行日 : 平成 29 年 3 月発行 : 千葉市市民局生活文化スポーツ部男女共同参画課千葉市男女共同参画センター電話 043-209-8771 16