第63回 診療放射線技師国家試験

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第 65 回 診療放射線技師国家試験 エックス線撮影技術学

問 68 画像検査時の診療放射線技師の対応 で適切なのはどれか 1. X 線造影剤を投与するために静脈を穿刺した 2. マンモグラフィの際に圧迫板で乳房を圧迫した 3. 胸部 X 線撮影の際に義歯を外すように指示した 4. 血管造影検査の際にインフォームドコンセントを実施した 5. 腰椎 X 線撮影の際に患者氏名の確認を撮影終了後に行った

問 68 画像検査時の診療放射線技師の対応 で適切なのはどれか 1. X 線造影剤を投与するために静脈を穿刺した 2. マンモグラフィの際に圧迫板で乳房を圧迫した 3. 胸部 X 線撮影の際に義歯を外すように指示した 4. 血管造影検査の際にインフォームドコンセントを実施した 5. 腰椎 X 線撮影の際に患者氏名の確認を撮影終了後に行った

インフォームドコンセント 医師が患者に対して 実施する治療や検査の内容を説明し その上で患者から同意を得ることを言う 治療 検査の必要性 治療 検査による効果 治療 検査にかかる費用 どのくらいの期間がかかるのか など

問 69 ある撮影部位に対し撮影距離 D1 管電流 I1で撮影したとき適切な撮影線量が得られた 撮影距離をD2に変化させたとき 適切な撮影線量となる管電流 I2を求める式はどれか 1. I 2 = D 1 D 2 I 1 2. I 2 = D 2 D 1 I 1 3. I 2 = ( D 1 D 2 ) 2 I 1 4. I 2 = ( D 2 D 1 ) 2 I 1 5. I 2 = D 2 2 D 1 2 I 1

問 69 ある撮影部位に対し撮影距離 D1 管電流 I1で撮影したとき適切な撮影線量が得られた 撮影距離をD2に変化させたとき 適切な撮影線量となる管電流 I2を求める式はどれか 1. I 2 = D 1 D 2 I 1 2. I 2 = D 2 D 1 I 1 3. I 2 = ( D 1 D 2 ) 2 I 1 4. I 2 = ( D 2 D 1 ) 2 I 1 5. I 2 = D 2 2 D 1 2 I 1

写真濃度 写真濃度 = 管電圧 管電流 撮影時間 感度撮影距離 2 I 1 D 1 2 = I 2 D 2 2 I 2 = ( D 2 D 1 ) 2 I 1

問 70 X 線撮影で患者被ばく線量が低減するのはどれか ただし 他の条件は一定とする 1. 照射野を広げる 2. 管電圧を低くする 3. 管電流を大きくする 4. 付加フィルタを挿入する 5. 焦点 - 被写体間距離を短くする

問 70 X 線撮影で患者被ばく線量が低減するのはどれか ただし 他の条件は一定とする 1. 照射野を広げる 2. 管電圧を低くする 3. 管電流を大きくする 4. 付加フィルタを挿入する 5. 焦点 - 被写体間距離を短くする

付加フィルタにより X 線スペクトル分布が上図のように変化する より波長の長い人体に有害で吸収されやすい軟エックス線をカットして被検体への吸収線量が減る ( 被ばく低減 )

問 71 頸椎撮影の体位と観察目的の組合せ で正しいのはどれか 1. 正面撮影 環軸関節 2. 側面 ( 中間位 ) 撮影 椎間孔 3. 側面 ( 前屈位 ) 撮影 環椎歯突起間距離 4. 斜位撮影 ドッグライン 5. 開口位撮影 第 3 7 頸椎

問 71 頸椎撮影の体位と観察目的の組合せ で正しいのはどれか 1. 正面撮影 環軸関節 2. 側面 ( 中間位 ) 撮影 椎間孔 3. 側面 ( 前屈位 ) 撮影 環椎歯突起間距離 4. 斜位撮影 ドッグライン 5. 開口位撮影 第 3 7 頸椎

頸椎前屈位側面撮影 a b 環軸椎前方亜脱臼 (AAS:anterior(atlanto) axial subluxation) a) 環椎歯突起間距離 (ADI or ADD) 環椎前弓後縁と歯突起前縁との距離 3mm 以上で環椎前方脱臼を疑う b) 脊髄余裕空間 (SAC) 歯突起後縁と環椎後弓前縁との距離 14mm 以下で脊髄症状を起こしうる

頸椎撮影の描出領域 1. 正面撮影 第 3 頸椎から下方の頸椎 2. 側面 ( 中間位 ) 撮影 環椎 ~ 第 7 頸椎 3. 側面 ( 前屈位 ) 撮影 環椎 ~ 第 7 頸椎 4. 斜位撮影 第 2 頸椎 ~ 第 7 頸椎 5. 開口位撮影 第 1~2 頸椎

問 72 胸部正面 X 線写真における心胸郭比 (CTR) で正しいのはどれか 1. 立位撮影より臥位撮影の方が小さい 2. グリッド比を大きくすると小さくなる 3. 遠距離撮影より近距離撮影の方が小さい 4. 小焦点使用より大焦点使用の方が小さい 5. 腹背方向撮影より背腹方向撮影の方が小さい

問 72 胸部正面 X 線写真における心胸郭比 (CTR) で正しいのはどれか 1. 立位撮影より臥位撮影の方が小さい 2. グリッド比を大きくすると小さくなる 3. 遠距離撮影より近距離撮影の方が小さい 4. 小焦点使用より大焦点使用の方が小さい 5. 腹背方向撮影より背腹方向撮影の方が小さい

心胸郭比 (CTR:Cardio Thoracic ratio) CTR(%)=(R+L)/D 100 正常値 :35~50% A) 胸部 X 線正面像から心臓の拡大の程度を検討する方法 B) 維持透析患者の基準体重 ( ドライウェイト ) を決める指標にもなっている

心臓が拡大する撮影方法は CTR の値が大きくなる 1. 立位撮影より臥位撮影の方が小さい 臥位は AP で撮影距離 120cm で撮影される ことから心陰影は拡大し値は小さくなる

問 73 大腿骨頸部の側面像が観察される撮 影法はどれか 1. マルチウス法 2. アントンセン法 3. ストライカー法 4. ローゼンバーグ法 5. ラウエンシュタイン法

問 73 大腿骨頸部の側面像が観察される撮 影法はどれか 1. マルチウス法 2. アントンセン法 3. ストライカー法 4. ローゼンバーグ法 5. ラウエンシュタイン法

骨盤計測法 1. マルチウス法 1. マルチウス法 2. グースマン法 2. グースマン法

アントンセン法 ( 距踵関節撮影 ) 目 的 距踵関節と踵立方関節とを描出する 体位 側臥位で頭足方向斜位撮影 下腿部の長軸を撮影台の中心線に合わせ 足底は下腿部に対して垂直にし 足軸は踵を上げて40 にする 中心線 垂直より 20 頭足方向の中心線で 脛骨内果の直下に斜入する 画像 後距踵関節と中距踵関節を直線的に描出し その中間に踵骨溝を描出する

ストライカー法 ( 肩関節撮影法 ) 目的 習慣性肩関節脱臼にみられる上腕骨頭後外側の骨欠損像を描出する 体位 背臥位で半軸位撮影 患者の体軸をカセッテの中心線と平行にする 上腕は垂直より45 拳上し 肘関節を曲げて首相を頭部におき 前腕を垂直より15 内側へ傾斜させて上腕を内線する 中心線 カセッテに垂直な中心線で 腋下に入射する 画像 肩甲骨関節面 鎖骨および烏口突起が上方を向き 上腕骨頭後部が関節表面として描出される

ローゼンバーグ法 ( 立位膝関節撮影 ) 目 的 変形性膝関節症の診断 体 位 立位で膝を屈曲させ荷重する 中心線 管球を頭側から角度をつける 画 像 荷重をかけた時の関節間隙で手術の必要性を診る

ラウエンシュタイン法 ( 股関節撮影 ) 目 的 大腿骨軸と大腿骨頸軸 さらに寛骨臼の位置関係を描出する 体位 背臥位で非検側を挙上した45 斜位とし 検側の股関節が屈曲 45 外転 45 とする 中心線 カセッテに対して垂直な中心線で 恥骨結合と前腸骨棘突起を結ぶ線の中点から垂直な線上の足方 4 cmの点に入射する 画像 寛骨臼の接線像と大腿骨頭 大腿骨頸および大腿部の側面像を描出する 大転子が大腿骨頭に接し 大腿骨頸が短縮して描出する

問 74 足部の正面 X 線写真で観察できるのはどれか 1. Y 線 2. シェントン線 3. ショパール関節 4. オンブレダン線 5. ハーフムーンサイン

問 74 足部の正面 X 線写真で観察できるのはどれか 1. Y 線 2. シェントン線 3. ショパール関節 4. オンブレダン線 5. ハーフムーンサイン

足の関節

股関節撮影

3.Ombredanne(Perkins) 線臼蓋縁より Wollenberg 線に降ろした垂線である 正常骨頭はこの線より内側に位置し 脱臼骨頭は外側に位置する 2.Wollenberg (Hilgenreiner) 線両側の Y 軟骨を結ぶ線である 正常では骨頭はこの線より下に位置し 脱臼骨頭はこの線より上に位置する

ハーフムーンサイン 肩関節前後方向撮影で 肩甲骨と上腕骨の一部が重複して描出される半月状陰影をいい 肩関節を脱臼するとハーフムーンサインは消失する

問 75 血管撮影をシングルプレーンからバイプレーンにすることによって低減可能なのはどれか 1. 被ばく線量 2. X 線管負荷 3. 画像データ量 4. 造影剤投与量 5. アーチファクト

問 75 血管撮影をシングルプレーンからバイプレーンにすることによって低減可能なのはどれか 1. 被ばく線量 2. X 線管負荷 3. 画像データ量 4. 造影剤投与量 5. アーチファクト

バイプレーンアンギオシステム 同時 2 方向撮影 :1 回の造影剤投与で同時に 2 方向の撮影が可能となり シングルプレーンと比較して造影剤使用量を半減できる

問 76 X 線 CT の撮影で正しいのはどれか 1. 管電圧が高くなるほど画像ノイズは低下する 2. 管電流が大きくなるほど画像ノイズは増大する 3. ピッチが大きくなるほど被ばく線量は増加する 4. 管電流が大きくなるほど低コントラスト分解能は低下する 5. スライス厚が厚くなるほど高コントラスト分解能は向上する

問 76 X 線 CT の撮影で正しいのはどれか 1. 管電圧が高くなるほど画像ノイズは低下する 2. 管電流が大きくなるほど画像ノイズは増大する 3. ピッチが大きくなるほど被ばく線量は増加する 4. 管電流が大きくなるほど低コントラスト分解能は低下する 5. スライス厚が厚くなるほど高コントラスト分解能は向上する

1. 管電圧を高くすると画像ノイズは低下するが コントラストは低下する 2. 管電流を高くすると画像ノイズは低下する 3. ピッチが大きくなるほど被ばく線量は低減する 4. 低コントラスト分解能は X 線量子ノイズに影響される 管電流を高くするとノイズは低減し 低コントラスト分解能は改善される 5. 高コントラスト分解能は 空間分解能と同義に扱われている 焦点サイズ ピクセルサイズ ボクセルサイズに影響され スライス厚が薄いほど 高コントラスト分解能は改善される

問 77 X 線 CT で正しいのはどれか 1. 急性膵炎の診断に有用である 2. 造影 CT では検査前日から絶飲食とする 3. 脂肪肝の CT 値は脾臓の CT 値よりも高い 4. 脳内の出血巣は脳実質よりも低い吸収域を呈する 5. 腹部 CT では造影剤として硫酸バリウムを経口投与する

問 77 X 線 CT で正しいのはどれか 1. 急性膵炎の診断に有用である 2. 造影 CT では検査前日から絶飲食とする 3. 脂肪肝の CT 値は脾臓の CT 値よりも高い 4. 脳内の出血巣は脳実質よりも低い吸収域を呈する 5. 腹部 CT では造影剤として硫酸バリウムを経口投与する

問 77 X 線 CT で正しいのはどれか 1. 急性膵炎の診断に有用である CTの有用性は高い ( 膵腫大 腹水など ) 2. 造影 CTでは検査当日から絶飲食とする 3. 脂肪肝のCT 値は脾臓のCT 値よりも低い 4. 脳内の出血巣は脳実質よりも高い吸収域を呈する 5. 腹部 CTでは造影剤として水溶性ヨード造影剤を静脈投与する

問 78 骨塩定量検査法と測定部位の組合せ で正しいのはどれか 1. 定量的 CT(QCT) 法 -- 踵骨 2. 定量的超音波 (QUS) 法 -- 大腿骨 3. X 線写真濃度測定 (RA) 法 -- 頸椎 4. 単一エネルギー X 線吸収測定 (SXA) 法 -- 肩関節 5. 二重エネルギー X 線吸収測定 (DXA) 法 -- 腰椎

問 78 骨塩定量検査法と測定部位の組合せ で正しいのはどれか 1. 定量的 CT(QCT) 法 -- 踵骨 2. 定量的超音波 (QUS) 法 -- 大腿骨 3. X 線写真濃度測定 (RA) 法 -- 頸椎 4. 単一エネルギー X 線吸収測定 (SXA) 法 -- 肩関節 5. 二重エネルギー X 線吸収測定 (DXA) 法 -- 腰椎

問 78 骨塩定量検査法と測定部位の組合せ で正しいのはどれか 1. 定量的 CT(QCT) 法 -- 腰椎 2. 定量的超音波 (QUS) 法 -- 踵骨 3. X 線写真濃度測定 (RA) 法 -- 手指骨 4. 単一エネルギー X 線吸収測定 (SXA) 法 -- 橈骨 5. 二重エネルギー X 線吸収測定 (DXA) 法 -- 腰椎

問 79 副鼻腔の正面 X 線写真を別に示す 正しい組合せはどれか 1. ア 軸椎 2. イ 篩骨洞 3. ウ 上顎洞 4. エ 内耳道 5. オ 蝶形骨洞

問 79 副鼻腔の正面 X 線写真を別に示す 正しい組合せはどれか 1. ア 軸椎 2. イ 篩骨洞 3. ウ 上顎洞 4. エ 内耳道 5. オ 蝶形骨洞

問 79 副鼻腔の正面 X 線写真を別に示す 正しい組合せはどれか 1. ア 環椎 2. イ 鼻中隔 3. ウ 篩骨洞 4. エ 内耳道 5. オ 前頭洞

問 80 脳血管造影の正面写真を別に示す 矢印で示すのはどれか 1. 外頸動脈 2. 椎骨動脈 3. 内頸動脈 4. 後大脳動脈 5. 中大脳動脈

問 80 脳血管造影の正面写真を別に示す 矢印で示すのはどれか 1. 外頸動脈 2. 椎骨動脈 3. 内頸動脈 4. 後大脳動脈 5. 中大脳動脈

脳血管の走行 ( 動脈 ) 脳血管の主な支配領域前大脳動脈 前頭葉 頭頂葉中大脳動脈 側頭葉 後大脳動脈 後頭葉

問 81 上部消化管造影写真を別に示す 正しいのはどれか 1. 前壁が描出されている 2. 背臥位で撮影されている 3. 頭高位で撮影されている 4. 充盈法で撮影されている 5. 噴門部から穹窿部が描出されている

問 81 上部消化管造影写真を別に示す 正しいのはどれか 1. 前壁が描出されている 2. 背臥位で撮影されている 3. 頭高位で撮影されている 4. 充盈法で撮影されている 5. 噴門部から穹窿部が描出されている

後壁 = 背臥位 前壁 = 腹臥位 ばく射 ばく射 前壁 椎体 後壁 後壁 椎体 透視台 後壁が受像面に近づき鮮明に描出される 前壁 透視台 前壁が受像面に近づき鮮明に描出される

腹臥位正面二重造影法 二重造影法 壁に付着したバリウムと空気が存在している箇所が観察箇所になる バリウムが溜まっている箇所は観察場所から除外される

問 82 下顎骨レベルの CT 像を別に示す 正しい組合せはどれか 1. ア 喉頭蓋 2. イ 甲状軟骨 3. ウ 耳下腺 4. エ 総頸動脈 5. オ 頸長筋

問 82 下顎骨レベルの CT 像を別に示す 正しい組合せはどれか 1. ア 喉頭蓋 2. イ 甲状軟骨 3. ウ 耳下腺 4. エ 総頸動脈 5. オ 頸長筋

1. ア 喉頭蓋 2. イ 舌骨 3. ウ 顎下腺 4. エ 内頸静脈 5. オ 胸鎖乳突筋

問 83 肩甲部軟部腫瘤の CT 像を別に示す 考えられるのはどれか 1. 脂肪腫 2. 線維腫 3. 神経鞘腫 4. リンパ管腫 5. 海綿状血管腫

問 83 肩甲部軟部腫瘤の CT 像を別に示す 考えられるのはどれか 1. 脂肪腫 2. 線維腫 3. 神経鞘腫 4. リンパ管腫 5. 海綿状血管腫

脂肪腫 : 脂肪の CT 値が -120 であり 腫瘍自 体の CT 値が低い 皮下脂肪と腫瘍内部の CT 値を比較するとほぼ均等である

問 84 乳房 X 線写真を別に示す 所見で正しいのはどれか 1. 脂肪性乳腺である 2. 構築の乱れを認める 3. 良性石灰化を認める 4. リンパ節腫大を認める 5. 境界明瞭な腫瘤像を認める

問 84 乳房 X 線写真を別に示す 所見で正しいのはどれか 1. 脂肪性乳腺である 2. 構築の乱れを認める 3. 良性石灰化を認める 4. リンパ節腫大を認める 5. 境界明瞭な腫瘤像を認める

脂肪化の程度による画像の変化 a) ほぼ脂肪化している b) 少し乳腺が残っている c) 乳腺 50% 脂肪 50% d) ほとんど乳腺が残っている

構築の乱れ (Architectural distortion) 腫瘤の有無が明らかではないが 正常の乳腺構築が歪んでいる状態 1 中心部の高濃度陰影を伴わない放射状の構造物 ( スピキュラ :spiculation) 2 乳腺実質縁の局所的な引き込み (retraction) 3 歪み (distortion) や乳腺の痩せなど

石灰化 カテゴリー判定 マンモグラフィーでわかる石灰化の形状と分布によって カテゴリー 2~5 に分類カテゴリー 1: 異常なしカテゴリー 2: 良性カテゴリー 3: 良性 しかし悪性を否定できずカテゴリー 4: 悪性の疑いカテゴリー 5: 悪性 石灰化の形状による悪性度の分類 微小円形 カテゴリー 2~4 淡く不明瞭 カテゴリー 3~4 多形性 ( ガラスを割ったかけらのような形 ) カテゴリー 3~4 微細線状 微細分枝状 ( 木の枝のような形状 ) カテゴリー 5 の順で悪性の比率が高くなります 石灰化の分布による悪性度が分類 びまん性 領域性 カテゴリー 2~5 集簇性 ( 狭い範囲に集まっている ) カテゴリー 3~5 線状 区域性 ( 乳管の走行 = 腺葉に一致した分布 ) カテゴリー 3~5

腋窩リンパ節腫大

問 85 胸部 X 線写真を別に示す 認められる所見はどれか 1. 左気胸 2. 右肺の炎症 3. 左乳房の欠損 4. 左肺の肺気腫 5. 両側肺門の腫大

問 85 胸部 X 線写真を別に示す 認められる所見はどれか 1. 左気胸 2. 右肺の炎症 3. 左乳房の欠損 4. 左肺の肺気腫 5. 両側肺門の腫大

問 86 腹部 X 線写真を別に示す 描出されているのはどれか 1. 異物 2. 胆石 3. ニボー 4. 尿管結石 5. 腹部大動脈の石灰化

問 86 腹部 X 線写真を別に示す 描出されているのはどれか 1. 異物 2. 胆石 3. ニボー 4. 尿管結石 5. 腹部大動脈の石灰化

問 87 黄疸を主訴とする腹部造影 CT 写真を 別に示す 矢印で示すのはどれか 1. 胆管 2. 門脈 3. 肝静脈 4. 肝動脈 5. リンパ管

問 87 黄疸を主訴とする腹部造影 CT 写真を 別に示す 矢印で示すのはどれか 1. 胆管 2. 門脈 3. 肝静脈 4. 肝動脈 5. リンパ管

黄疸 ( おうだん ) 黄疸とはビリルビンという色素が何らかの原因で血液中に増加し その結果 全身の皮膚や粘膜に過剰に沈着した状態 黄疸は 通常は肝炎や肝硬変などの肝臓の病気がある場合や胆汁の排泄経路である胆管系に異常がある場合に出現する 閉塞性黄疸 胆汁の排泄経路が閉塞したことが原因で黄疸が発生する 異常に拡張した胆道系が画像に認められる

通常の造影 CT は水溶性ヨード造影剤 ( 非イオン性モノマー型 ) が使用される この造影剤により血中および臓器の CT 値が上昇するが 胆汁内へ流れる量が少量のため胆道系の CT 値はほとんど変化しない 画像の矢印で示される箇所は 造影効果が認められないことから拡張した肝内胆管と考える