基本構想 第 1 体 系 図 第 2 都 市 像 第 3 キャッチフレーズ 第 4 将来人口 第 5 まちづくりの基本目標と 施策の大網
基本構想第 1 体系図 都市像 市民力 地域力 都市力が躍動するまちのべおか キャッチフレーズ 20
6 つの基本目標基本目標ごとの取組 第 1 部 地域の特色を活かした交流連携のまちづくり 高速道路の整備鉄道 バス等の整備交流連携のまちづくり大学を活かしたまちづくりアスリートタウンづくり歴史 文化を学び育むまちづくり移住の促進 第 2 部 未来を切り拓く活力ある産業づくり 工業の振興企業立地の推進商業の振興観光の産業化農業の振興林業の振興水産業の振興 雇用の促進新たな産業の創出等 第 3 部 安心 安全な暮らしを支える地域づくり 地域コミュニティ防災消防安全な暮らしづくり子育て支援高齢福祉 介護障がい福祉 健康長寿と医療生活を支える制度 第 4 部 豊かな心を育む人づくり 学校教育青少年の健全育成生涯学習 社会教育市民文化スポーツ レクリエーション男女共同参画社会づくり人権の尊重 第 5 部 快適で機能的な都市環境づくり 環境保全廃棄物対策生活衛生土地利用市街地整備道路住宅 公園緑地景観水道下水道河川 港湾 海岸中山間地域対策 第 6 部 持続可能な市民協働のまちづくり 市民協働のまちづくり広報 広聴の充実地域や行政の情報化の推進効率的な行政経営人事管理と組織の整備 21
基本構想第 2 都市像 市民力 地域力 都市力が躍動するまち のべおか 人口減少社会の到来と激化する地域間競争などの厳しい時代の中にあって 本市は 半世紀にわたり悲願であった東九州自動車道の整備により 歴史的にも新たな局面を迎えました 新たな時代のまちづくりを進めていく鍵は 本市ならではの豊かな自然環境 歴史 食 を含む文化など大きな可能性を秘めた財産と やはり 市民力 地域力 都市力 という 3 つの力の総合だと思います 第 5 次長期総合計画では 市民力 地域力 都市力が躍動するまちのべおか を都市像として掲げ 3 つの力の醸成 充実を図りながら まちづくりを進めてきました 延岡新時代創生総合戦略を いわば エンジンとする第 6 次長期総合計画では この都市像を継承しながらも 市民力 地域力 都市力 の 醸成 から 展開 へとギアチェンジし 新たなステージへのステップアップを目指します 1. 市民力 市民協働のまちづくりの基本 市民力を展開します 市民力は福祉 災害時のボランティアなど地域における相互扶助 支援活動などに重要な役割を果たすとともに コミュニティの維持のための紐帯として 役割への期待はますます高まっています これまで第 5 次長期総合計画を推進するにあたり 市民協働 市民力の育成を念頭におきながら 様々な取組を進めてきました その結果 津波避難路や生活道路をはじめ各種インフラ整備に市民自らが取り組む 協働 共汗事業 が始まり また ゴールデンゲームズ in のべおか や 延岡西日本マラソン など 数々のスポーツイベントの支援を担う のべおかアスリートタウンサポーターズ (NATS) や 平成 25 年 3 月に開催された 東京ガールズコレクション を契機として設立された 延岡サポートネットワーク推進協議会 (NSN) など 市民が主体となったまちづくり活動が非常に活発になっています 今後はこの本市ならではの市民力を 観光の産業化をはじめ 様々な分野で展開しながら 新たな時代のまちづくりを進めます 2. 地域力 持続可能な地域づくりと地域間の連携強化 地域力を展開します 市民力のつながりによって構成される地域力は 日常生活における福祉 教育 子育て 防犯 防災などの社会の様々な場面でセーフティネットとして機能する まちづくりを進めていく上で必要不可欠な要素ですが 人間関係の希薄化や人口の減少など地域コミュニティへの悪影響が懸念されるなか 各自治体において地域力の維持 活用はますます大きな課題となっています これまで本市では 健康長寿のまちづくりや 延岡市の地域医療を守る条例 の制定など 市民の健康や地域医療を守る取組をはじめ 地域住民が連携して防災活動に取り組む自主防災活動の推進 子どもたちへのあいさつ 見守り活動や高齢者を支える活動 あるいは地域住民の活動の拠点となるコミュニティセンターの整備など 自主性 自立性を尊重しながら市民参加による地域力の醸成を進めてきました また 人口減少のスピードが速い中山間地域 特に三北地域においては これまでの文化 伝統 資源など地域の特性を活かした取組の支援を行うことにより 地域コミュニティの活性化に取り組んできました 今後は これまでの各種取組を継続的に進めるとともに 中山間地域においては 地域のリーダーとなる人材の育成 道の駅等を活用した生活支援機能の維持による持続可能な地域づくりを進めるとともに 市街地においては 駅周辺中心市街地の整備など拠点性を高める取組や 地域間の連携を深めながら機能や役割を考慮した地域づくり 効率的な都市経営環境の整備を進める取組など 地域力を活かした新たな時代のまちづくりを進めます 22
3. 都市力 延岡新時代に相応しいまちづくり 拠点性を高める都市力を展開します 地方自治体を取り巻く環境が厳しくなる中で 市民 特に若い子育て世代に満足度の高いまち 観光客がリピーターとして訪れたくなるまち あるいは都市部の住民が安心して移り住みたくなるまちなどの魅力的な都市であるためには そのまちの総合力である都市力が充実していることが求められます 本市はこれまで 東九州屈指の工業都市の基盤と 産業集積や九州保健福祉大学の研究機能の集積を活かしながら 東九州メディカルバレー構想や延岡市メディカルタウン構想の推進 広大な市域に存在するバラエティに富んだ自然環境や地域資源を活かした観光の振興など 都市力の充実を図ってきました 今後は これまでの取組に加え 本市の歴史 文化のシンボルともいえる城山周辺の整備や 賑わい創出のための延岡駅周辺整備などの市街地の整備のほか 中山間地域においても九州保健福祉大学との連携強化による薬草栽培などの 都市としての新たな展開を図るとともに 本市の新たな顔となった 食 という魅力を積極的に発信するなど シティプロモーションを推進し 対外的な存在感を高めていきます また 市民の豊かな暮らしが実現できるまち 都市部の住民が移り住みたくなるまちとしての魅力をより一層高めるため 子育て支援の拠点となる ( 仮称 ) 子どもの城 の整備や新たな雇用の創出を図るための取組など 都市力の更なる充実と新たな展開により 新たな時代のまちづくりを進めます 第 3 キャッチフレーズ このようなことを踏まえ 新たなまちづくりのキャッチフレーズを としました 大いなる可能性を秘めた延岡ならではの宝を活かし 私たちが自らつくる延岡ならではの新しい未来 延 joy ( エンジョイ ) を合言葉に しごと と くらし を楽しむまちづくりをスタートします 23
基本構想第 4 将来人口 本市は 1920 年頃より工場の立地が相次ぎ 第二次世界大戦後にかけて県下有数の工業都市として発展しました 人口も昭和 55(1980) 年には 154,881 人と増加のピークを迎えました しかし その後は減少に転じ 平成 22 年 (2010) 年までの 30 年間で約 23,700 人 (15.3%) の減少となっています 国立社会保障 人口問題研究所準拠推計によると 本計画期間の終了時点である平成 37(2025) 年の本市の総人口は 114,739 人にまで減少すると推計されていますが 本計画の都市像である 市民力 地域力 都市力が躍動するまちのべおか を目指した取組とともに 延岡新時代創生総合戦略における 人口維持のための各種の取組を行うことにより 平成 37(2025) 年における人口推計を 117,792 人として 将来的に 平成 72(2060) 年には 9 万人台を維持 確保することを目指します ( 人 ) 180,000 160,000 140,000 120,000 100,000 80,000 60,000 81,121 117,271 132,859 工業都市として発展 (1920 年 ~50 年代 ) 延岡市の総人口の推移と将来推計 151,800 149,567 154,881 146,989 139,176 人口のピーク ( 昭和 55 年 ) 131,182 ピーク時 ( 昭和 55 年 ) より 15.3% 減少 120,731 社人研推計値 108,588 96,145 平成 22 年より 6.7% 減少 ( 推計値 ) 40,000 20,000 0 昭和 5 年 (1930) 昭和 15 年 (1940) 昭和 25 昭和 35 年年 (1950) (1960) 昭和 45 年 (1970) 昭和 55 年 (1980) 平成 2 年 (1990) 平成 12 年 (2000) 平成 22 年 (2010) 平成 32 年 (2020) 平成 42 年 (2030) 平成 52 年 (2040) 総人口 資料 : 平成 22(2010) 年までは国勢調査 平成 27(2015) 年以降は国立社会保障 人口問題研究所 日本の地域別将来推計人口 ( 平成 25 年 3 月推計 ) ( 人 ) 140,000 延岡市の将来人口推計と展望 130,000 120,000 110,000 100,000 90,000 126,386 122,171 126,154 120,729 117,792 113,423 114,739 108,585 109,121 102,423 104,818 96,145 100,619 89,870 96,742 各種施策により推計人口より増加 93,214 90,089 80,000 83,845 70,000 78,094 72,638 60,000 2010 年 ( 平成 22) 2015 年 ( 平成 27) 2020 年 ( 平成 32) 2025 年 ( 平成 37) 2030 年 ( 平成 42) 2035 年 ( 平成 47) 2040 年 ( 平成 52) 2045 年 ( 平成 57) 2050 年 ( 平成 62) 2055 年 ( 平成 67) 2060 年 ( 平成 72) 国立社会保障 人口問題研究所準拠推計 将来展望 24