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1 大阪府の石綿対策の制度 1-1 建築物等の解体等工事に係る法 条例の主な規制内容 建築物の解体等工事 吹付け石綿 断熱材 保温材 被覆材 成形板 ( 石綿使用面積 1,000m 2 以上 ) 成形板 ( 石綿使用面積 1,000m 2 未満 ) 石綿無 着手前 着手中 事前調査条例条例条例条例

レベル 1 2 石綿届出対象 記入例 レ労働安全衛生法第 88 条第 3 項 労働安全衛生規則第 90 条第 5 号の2 の規定による計画の届出 石綿障害予防規則第 5 条第 1 項の規定による作業の届出 レ大気汚染防止法第 18 条の15 第 1 項の規定による作業実施の届出を行っております 石綿

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別表 1 建築物の構造 建築物の状況 周辺状況 建築物に係る解体工事 木造 鉄骨鉄筋コンクリート造 鉄筋コンクリート造 鉄骨造 コンクリートブロック造 築年数年 棟数棟 周辺にある施設 住宅 商業施設 学校 病院 作業場所 作業場所 十分 不十分 搬出経路 障害物 有 無 前面道路の幅員 約 m 建

福井県建設リサイクルガイドライン 第 1. 目的資源の有効な利用の確保および建設副産物の適正な処理を図るためには 建設資材の開発 製造から土木構造物や建築物等の設計 建設資材の選択 分別解体等を含む建設工事の施工 建設廃棄物の廃棄等に至る各段階において 建設副産物の排出の抑制 建設資材の再使用および

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つがる市小形風力発電 (20kW 未満 ) 設備建設に関するガイドライン 平成 29 年 11 月 15 日公表 1 目的本ガイドラインは つがる市 ( 以下 市 という ) において小形風力発電 (20kW 未満 ) 設備及び設備建設に伴う送電線等の付帯設備 ( 以下 小形風力発電設備等 という

1.1 阪神 淡路大震災環境省は 阪神 淡路大震災 ( 平成 7 年 1 月 17 日発生 ) の際に兵庫県及び神戸市の協力を得て 大気中の石綿濃度のモニタリング調査を実施した 当時の被災地における一般環境大気中 (17 地点 ) の石綿濃度の調査結果を表 R2.1 に 解体工事現場の敷地境界付近に

表2

建設副産物小分科会 建設副産物小分科会は 工業化住宅の生産 供給 解体に係る廃棄物の排出量削減と適正処理推進のための事業を実施することを目的としています 現在 9 社で構成されています 2000 年 4 月 1 日 : 住宅部会の下部組織として 建設副産物分科会を設置 2004 年 4 月 1 日

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本試験は 本来は実際の建築物を使用して調査票の作成を行う試験であるが 実際の建築物を確保できない場合のみ 仮想の建築物と写真を使用して行っている 実際の建築物を使用するため 本来は 資料公開できない試験であるが 仮想の建築物と写真を使用する場合には 状況設定及び写真等の一部資料のみを公開する - 1

汚染の除去が行われた場合には 指定を解除その他 区域の指定等 1 要措置区域 ( 法第 6 条 ) 土壌汚染の摂取経路があり 健康被害が生ずるおそれがあるため 汚染の除去等の措置が必要な区域 汚染の除去等の措置を都道府県知事等が指示 ( 法第 7 条 ) 土地の形質の変更の原則禁止 ( 法第 9 条

一定規模以上の土地の形質変更時の手続きについて 改正土壌汚染対策法が平成 22 年 4 月 1 日から施行されたことにより 平成 22 年 5 月 1 日以降に 3,000 m2以上の面積の土地の形質変更をしようとする者は 工事に着手する日の 30 日前までに 法に基づき届出を行うことが義務付けられ

目次 ( )

改修の記録 資産除去債務の計上のための石綿使用有無の調査結果などの過去に実施した石綿に係る調査の結果が適切に提供される必要がある なお 特定建築材料における石綿の含有の考え方については 平成 18 年 9 月 5 日付け環水大大発第 号において 建築材料の製造若しくは現場施工にお

財営第   号

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平成19年  月  日

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別記様式 2 地方整備局長 知事 支社支社長 印 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律第 11 条 社会保険等未加入 業者 の通知について 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律 ( 以下 法 という ) 第 11 条に基づき 弊社の発注工事において社会保険等未加入業者の存在が

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アスベスト対策に関する行政評価・監視_レベル3のアスベスト含有建材の適切な処理の推進

別添 1 日付 ( 鉄道事業者 ) 殿 労働局労働基準部 課長 鉄道車両等における石綿含有製品等の把握の徹底について ( 要請 ) 日頃は労働安全衛生行政に御協力いただき誠にありがとうございます さて 石綿をその重量の0.1% を超えて含有するすべての製品等は製造 輸入 譲渡 提供又は使用が禁止され

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( ウ ) 支出負担行為担当者は 工事監督員から理由書の送付があった場合は 特別の事情に該当するか否かを決定するものとする また 理由書が提出されなかった場合には 当該特別の事情を有しないものとみなして差し支えない イア以外の下請負人が社会保険等未加入建設業者である場合工事監督員は 当該社会保険等未

アスベスト ( 石綿 ) 点検マニュアル 1 アスベストとは 2 2 アスベストの危険性は 2 3 アスベストが原因で起こる病気とは 2 4 アスベストが使用禁止になった時期は 3 5 アスベストは どんなところで使われているか 3 6 建物のどこを調べればよいか 4 7 勤務先や自宅にアスベストが

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参考資料 2 石綿に関する法令等 大気汚染防止法 1 頁 ~ 大気汚染防止法施行令 5 頁 大気汚染防止法施行規則 6 頁 ~ 労働安全衛生法 10 頁 ~ 労働安全衛生法施行令 13 頁 労働安全衛生規則 14 頁 石綿障害予防規則 15 頁 ~ 建築基準法 20 頁 建築基準法施行令 23 頁

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住宅の省エネエネ改修改修に伴う固定資産税固定資産税の減額制度減額制度について 平成 20 年 1 月 1 日以前に建てられた住宅 ( 賃貸住宅を除く ) について 平成 20 年 4 月 1 日から平成 32 年 3 月 31 日までの間に 一定の要件を満たす省エネ改修工事を行った場合 120 m2

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設計162 外壁リフォーム事前調査の方法標準施工法外壁リフォームモエンサイディング重ね張り工法モエンサイディング張り替え工法モエンサイディング張り替え工法 外張り断熱センターサイディング重ね張り工法設計屋根リフォームセンタールーフ重ね葺き工法アルマ重ね葺き工法参考資8-1 適用条件 8-2 屋根リフ

2 既存建築物における使用に係る法規制及び行政指導 現在 建築物に使用されているアスベストについては 労働安全衛生法 石綿障害予防規則と建築基準法による規制があります 労働安全衛生法 石綿障害予防規則事業者は 石綿による労働者の健康障害を予防するため 石綿にばく露される労働者の人数 労働者がばく露さ

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名前 第 1 日目 建築基準法 2 用途規制 1. 建築物の敷地が工業地域と工業専用地域にわたる場合において 当該敷地の過半が工業地域内であると きは 共同住宅を建築することができる 2. 第一種低層住居専用地域内においては 高等学校を建築することができるが 高等専門学校を建築する ことはできない

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所において施工する場合 2 施工にあたり相互に調整を要する工事で かつ 工事現場の相互の間隔が 10km 程度の近接した場所において同一の建設業者が施工する場合 ( 別添 建設工事における現場代理人の常駐義務の緩和に係る取扱いについて に示す 参考 第 2 第 1 項第 3 号に定める該当工事 参照

建設業法施行規則 ( 昭和二十四年建設省令第十四号 ) 様式第一号 ( 第二条関係 ) 改正案 様式第一号 ( 第二条関係 ) 改正部分に下線 新設及び削除の場合は下線を省略 現 行 - 1 -

3 再生資材等の利用 (1) 再生骨材等の利用工事現場から 40km の範囲内に再資源化施設がある場合は 工事目的物に要求される品質等を考慮したうえで 原則として 再生骨材を利用する (2) 再生加熱アスファルト混合物の利用工事現場から 40km 及び運搬時間 1.5 時間の範囲内に再生加熱アスファ

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下請契約からの社会保険等未加入建設業者の排除等に係る Q&A Q1 社会保険等とはなんですか A1: 雇用保険 健康保険 厚生年金保険の 3 保険のことをいいます Q2 社会保険等に未加入 というのはどういう場合か A2: 社会保険等に未加入 とは 社会保険等の適用を受ける事業所でありながら 各保険

2

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第 1 章要緊急安全確認大規模建築物の耐震診断結果の報告 1 要緊急安全確認大規模建築物について平成 25 年 11 月 25 日の耐震改修促進法の改正により 不特定多数の者が利用する建築物及び避難弱者が利用する建築物のうち大規模なもの等が要緊急安全確認大規模建築物として規定され 平成 27 年 1

第1号様式(第9条第1項関係)

( 案 ) 土地区画整理事業の施行に伴い設置される 公共施設の管理及び帰属等に関する協議書 埼玉県 ( 以下 甲 という ) と ( 土地区画事業施行 ( 予定 ) 者 ) ( 以下 乙 と いう ) とは 土地区画整理法に基づく土地区画整理事業の施行により設置される公共 施設の管理及び帰属等につい

特定建築材料以外の建築材料の石綿有無の判定 特定建築材料以外の建築材料には, 成形板やその他工作物に使われている材料がある これらに石綿が含ま れているか否かを以下により判定する 成形板 ⑴ 製造期間と商品による判定石綿含有成形板に関しては, 労働安全衛生法第

ア事業担当課長 ( 岐阜市上下水道事業部契約規程 ( 昭和 41 年水道部管理規程第 3 号 ) 第 4 条に規定する部長 ) は 工事請負契約約款第 7 条の2 第 2 項の規定に基づき 受注者に対して 期限を定め 当該下請契約を締結した具体的な理由を載した書面を求めるものとする ( 様式 1)

社会保険等未加入業者との下請契約 (1 次 ) 禁止にかかる事務手続フロー 施工体制台帳により加入状況を確認 工事監督員 添付された加入を証明する書類にて確認します 未加入 加入 適用除外 契約担当に報告するとともに, 受注者に対し, 書面にて当該下請契約を締結した具体的な理由を記載した書面を提出す

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札幌市特定粉じん排出等作業 における飛散防止対策 マニュアルの改訂について 札幌市環境局環境都市推進部環境対策課 平成 30 年 (2018 年 )7 月 4 日 5 日 1

ただし 受注者が下請業者と直接契約を締結 ( 以下 一次下請契約 という ) した請負代金の総額が3,000 万円 ( 建築一式工事の場合は4,500 万円 ) 以上の場合は 次のとおり取り扱うものとする ア主管部長 ( 岐阜市契約規則 ( 昭和 39 年規則第 7 号 ) 第 4 条に規定する部長

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Taro-〔別添様式〕「認証取得の活用について(建築)」

1 目的 建築基準法第 68 条の 5 の 5 第 1 項及び第 2 項に基づく認定に関する基準 ( 月島地区 ) 平成 26 年 6 月 9 日 26 中都建第 115 号 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 以下 法 という ) 第 68 条の 5 の 5 第 1 項 及び第 2

Transcription:

資料 4-2 大気汚染防止法及び 府条例に基づく 石綿規制について 平成 30 年 6 月 27 日 大阪府環境管理室事業所指導課 大気指導グループ 1

本日の内容 1 石綿に関する規制について 2 事前調査について 2

民間建築物の解体棟数 ( 推計 ) 平成 29 年 平成 40 年前後が解体のピーク 平成 40 年前後に解体のピーク 平成 17 年にクボタショック < 出典 : 国土交通省社会資本整備審議会資料 3 >

1. 建築及び使用 建築基準法 2. 解体等 石綿に係る建築物等の法令 労働安全衛生法 石綿障害予防規則 大気汚染防止法 大阪府生活環境の保全等に関する条例 3. リサイクル 廃棄 解体現場からの石綿の飛散を防止し 周辺住民の健康を守る 建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律 廃棄物の処理及び清掃に関する法律など 4

石綿 ( アスベスト ) 飛散防止規制 < 規制対象及び作業基準 > 根拠法令使用材料作業基準等 届出の規模要件 大気汚染 防止法 吹付け石綿 石綿含有断熱材 石綿含有保温材 石綿含有耐火被覆材 作業場所の隔離 前室の設置 前室 作業場所の負圧の維持 集じん 排気装置の設置 集じん 排気装置の排気口での粉じんの迅速測定 集じん 排気装置の確認の結果の記録 保存 薬液等による湿潤化 掲示板の設置 敷地境界基準 ( 石綿濃度 10 本 /L) ( 府条例に基づく規制 ) 等 全ての工事 使用面積 50 m2以上の場合 府条例に基づく石綿濃度測定計画の届出義務あり 5

石綿 ( アスベスト ) 飛散防止規制 < 規制対象及び作業基準 > 根拠法令使用材料作業基準等 届出の規模要件 石綿含有成形板使用の全ての建築物等が対象です 大阪府生活環 境の保全等に 関する条例 石綿含有成形板 飛散防止幕の設置 原則手作業による撤去 散水設備の設置 除去成形板の破砕の回避 掲示板の設置 排出水の処理 敷地境界基準 ( 石綿濃度 10 本 /L) 等 1,000 m2以上使用されている場合 6

解体等工事における 石綿飛散防止対策の流れ 発注者又は自主施工者 解体等工事の発注 ( 発注者のみ ) 事前調査への協力 ( 発注者のみ ) 施工条件における配慮 ( 工期 工事費等 ) 情報提供 ( 設計図書等 ) 受注者又は自主施工者 解体等工事の計画立案 石綿使用の有無に係る事前調査の実施 事前調査書面の保存 (3 年間 ) 結果の説明 ( 受注者 ) 事前調査書面の作成 事前調査書面 ( 写 ) の保存 (3 年間 ) 工事現場での事前調査結果の掲示 ( 事前調査不要の場合も含む ) 工事に係る場所への事前調査書面の閲覧 石綿含有建材の使用 無し 解体等工事の実施 ( 法 条例の対象外 ) 有 ( みなし含む ) 7

法 条例に基づく届出発注者又は自主施工者が行う義務があります 作業開始の 14 日前までに 特定粉じん排出等作業の実施の届出 ( 法 ) 全ての特定工事が対象 石綿排出等作業の実施の届出 ( 条例 ) 石綿含有成形板使用面積 1000 m2以上が対象 大気汚染防止法に基づく届出に係る石綿濃度の測定計画の届出 ( 条例 ) 法規制対象の石綿含有建材の使用面積 50 m2以上の場合が対象 作業実施の指示 測定実施の指示 特定工事 特定排出等工事の実施 特定粉じん排出等作業 石綿排出等作業の実施 1 作業基準等の遵守 2 敷地境界基準 (10 本 /L) の遵守 条例に基づく届出が不要な場合であっても 作業基準等及び敷地境界基準を遵守の義務はあります 敷地境界における大気中の石綿濃度の測定 ( 作業前 中 後 ) 測定結果の記録 保存 (3 年間 ) 作業完了の報告 作業完了報告の確認 ( 発注者のみ ) 解体等工事の終了 8

石綿排出等を伴う解体等工事の届出 事前調査への協力 発注者は 適正な費用負担 設計図書等の情報の受注者への提供等 適正な事前調査に協力しなければなりません 是正措置への協力 知事が勧告 命令等を実施した場合は 発注者へその旨を書面により通知し 必要な措置を取るよう求めます 発注者は 受注者が実施する是正措置に協力してください 契約時の配慮 発注者の義務 発注者は受注者に対し 施行方法 工期 工事費等の請負契約に関する事項について 規制基準の遵守を妨げない条件とするよう配慮しなければなりません 9

本日の内容 1 石綿に関する規制について 2 事前調査について 10

石綿が使用されている建物 昭和 30 年代以降から平成 18 年 8 月までの建築物では 建築基準法の耐火 防火の必要性から石綿含有建材が使われている可能性があります RC 構造 ( 鉄筋コンクリート ) の建築物にも内装塗装で吹き付け石綿が使われている可能性があります 天井ボード 内壁に石綿含有成形板が使われている可能性があります もちろん S 構造 ( 鉄骨 ) の建築物は要注意 11

事前調査について Ⅰ 解体等作業を伴う建設工事の開始前に 石綿含有建築材料の使用の有無を調査し 石綿の飛散防止のための適切な作業方法を選択しなければなりません 事前調査の実施者 解体等工事の受注者又は自主施工者が事前調査の実施者です 発注者の事前調査への協力 発注者は 適正な費用負担 設計図書の情報提供等適正な事前調査に協力しなければなりません 12

事前調査について Ⅱ 事前調査の方法 ( 大阪府生活環境の保全等に関する条例施行規則第十六条の五 ) 1 設計図書その他の資料の確認 2 目視 3 資料の確認や目視によっては石綿含有建築材料の使用 の有無を確認できない場合は 分析 対象外の工事 1 平成 18 年 9 月 1 日以後に設置の工事に着手した建築物等のみの解体 改造 補修する工事 2 平成 18 年 9 月 1 日以後に改造または補修の工事に着手した部分のみを改造又は補修する工事 13

留意事項 1 事前調査 ( 設計図書等 ) 資料の確認だけでなく 現場での確認作業を必ず行う 建築物の完成後 年数を経て改造 補修等が行われたが その資料が残されていない場合など 資料と実際が異なる場合があるため 資料中に石綿含有 無 となっている場合は要注意 石綿含有率の定義が順次 厳しく改正されてきており現在の定義では 石綿含有 となる可能性があるため 石綿含有製品の石綿含有率の定義 昭和 50 年 10 月 1 日以後平成 7 年 1 月 26 日以後 平成 18 年 9 月 1 日以後 5 重量 % 超 1 重量 % 超 0.1 重量 % 超 14

無しが明らかな建材 2 事前調査 ( 目視 ) 天然木の柱材 梁材 板材 金属など 留意事項 天井 壁など仕上材の裏にも要注意! ボード類は石綿の含有を疑うべき! aマークがある場合は石綿含有 無い場合は 耐火認定番号やメーカー型番などで追加調査が必要 15

3 事前調査 ( 分析 ) 建材中の石綿の含有が資料や目視等では不明な場合には分析が必要である しかし 石綿を含有するものとみなして 法令遵守のうえ届出や作業を行うのであれば 分析は必要ない 留意事項吹付け材について 石綿の含有の有無が不明な場合は分析を行う必要がある 大気汚染防止法の一部を改正する法律の施行等について ( 平成 26 年 5 月 29 日環水大大発第 1405294 号環境省水 大気環境局長 ) 目視 設計図書等により調査する方法では特定建築材料の使用の有無が明らかにならなかった場合には 特定建築材料の使用の有無を分析により調査することとする ただし 吹付け石綿が使用されていないことが明らかな場合において 特定建築材料が使用されているものとみなして新法及びこれに基づく命令に規定する措置を講ずるときは 分析による調査は必要ないこととする ( 石綿障害予防規則第三条第 2 項も同様の趣旨 ) 16

事前調査結果について 石綿含有建材の定義は何度も変わっている 規制強化と共に対象が拡大 1975 年 ( 昭和 50 年 )10 月 1 日 5 重量 % を超えて含有するもの 1995 年 ( 平成 7 年 ) 4 月 1 日 1 重量 % を超えて含有するもの 2006 年 ( 平成 18 年 ) 9 月 1 日 0.1 重量 % を超えて含有するもの 適切な時点での事前調査が必要 平成 18 年 9 月以前の調査結果は注意が必要 専門家による調査の必要性 封じ込め等により一見目視できない箇所での使用可能性 改修等で設計図面と一致しない建築物 適切な除去工事の費用積算の根拠として重要するもの 17

石綿はない って本当? 解体 改修 補修工事でよくあること 石綿はない と聞いていたけど 天井点検口から 覗くと吹き付け材がある 天井ボードに吹き付け材がこぼれ落ちている 分析結果があるか確認してください もし 吹付け材が石綿含有だったら 発注者に届出義 務が生じ 飛散防止対策を実施する必要があります そのまま工事すると 様々な法律違反となるうえ 1 受注者 ( 施工者 ) が被曝 2 室内が汚染 ( 居住者 利用者が被曝 ) 18

石綿含有建材の使用例 吹付け石綿 ( 石綿含有吹付けロックウール含む ) EV 機械室 屋根裏 石綿含有断熱材 煙突断熱 天井裏 柱 梁 石綿含有断熱材 駐車場 吹付け石綿 ( 石綿含有吹付けロックウール含む ) 吹付け石綿 ( 石綿含有吹付けロックウール含む ) 吹付け石綿 ( 石綿含有吹付けロックウール含む ) 石綿含有保温材 EV シャフト 機械室 庇裏 石綿含有パーライト吹付け 石綿含有バーミキュライト ( ひる石 ) 吹付け 図出典 : 建築物における石綿 ( アスベスト ) 対策マニュアル ( 平成 19 年 3 月 ) 19

石綿含有建材の使用例 けい酸カルシウム板第 1 種 窯業系サイディング 石綿セメント円筒 住宅用化粧用スレート 石膏ボード けい酸カルシウム板第 1 種 石膏ボード ビニル床タイル フロアシート ( 長尺塩ビシート ) 図出典 : 建築物における石綿 ( アスベスト ) 対策マニュアル ( 平成 19 年 3 月 ) 20

事前調査結果書面の作成 記載事項 ( 大阪府生活環境の保全等に関する条例施行規則第十六条の七 ) 調査を終了した年月日 調査の方法 建築物等の階 部屋及び部位ごとの石綿含有建築材料の使用の有無 石綿含有建築材料が使用されている場合にあっては その種類及び種類ごとの使用面積 留意事項 受注者 自主施工者が作成 ( 分析を委託したとしても 調査全体に最終的に責任をもつのは受注者 自主施工者 ) 建物以外に機械 器具類 配管などについても調査が必要 石綿含有建材のみを記載するものではない 石綿含有建材が使用されていなかった場合にも作成は必要 21

屋根 事前調査は部屋ごとに実施しなければならない 天井 ふところ :2 つの面がつくる間または小空間のこと 腰壁 ( こしかべ ): 壁の低い部分 おもに窓の下端を基準とし 床から 1.2m 程度までの壁 幅木 ( はばき ): 壁の下部の床と接する部分に張る横木 損傷を防ぐために用いられる 事前調査は部屋ごとに実施しなければならない 壁 事前調査は部位ごとに実施しなければならない 床 出典 : 建築物における石綿 ( アスベスト ) 対策マニュアル ( 平成 19 年 3 月発行 ) 22

事前調査結果書面 ( 詳細票 ) 建築物等が設置された着工平成 26 年 5 月 18 日階 2 部屋名称総務課事務室 ( 部屋番号年月日 2 ) 1 設計図書 ( 改修時の設計図書も含む ) 目視による調査 2 石綿の含有の状況の分析による調査 3 石綿の使用の状況資料部位サンプリン石綿の種類石綿含有建材の種類使用面建材名 製品名等備考調査の方法石綿含有石綿含有備考番グ ( 含有率 ) ( 材料レベル ) 積号 床 壁 壁 天井 壁 天井 コンクリート コンクリート 鉄骨柱 鉄骨梁 化粧板 ( ベニヤ板 ) 天井板 ( 石膏ボード ) 改修 : 無し 改修 : 無し 改修 : 無し 改修 : 無し 改修 : 平成 8 年 改修 : 平成 8 年 設計図書等 ( 根拠資料の種類 : 目視 ( 設計図書等 ( 目視 ( 設計図書等 ( 目視 ( 設計図書等 ( 目視 ( 設計図書等 ( 目視 ( 設計図書等 ( 目視 ( 無 不明 みなし 無 不明 みなし 無 不明 みなし 有 無 不明 みなし 無 不明 みなし 無 不明 みなし 無 無 無 有 無 無 無 無 無 無 有 無 無 ( %) ( レベル ) ( %) ( レベル ) ( %) ( レベル ) アモサイト ( 10 %) 無 ( %) 吹付け石綿 ( レベル 1 ) ( %) ( レベル ) 石綿含有成形板 ( レベル 3 ) 62 m 2 m 2 m 2 m 2 m 2 188 m 2 2-1 2-2 2-3 2-4 2-5 2-6 23

事前調査結果の発注者への説明 事前調査書面を交付 受注者は発注者に対し 事前調査書面を交付して事前調査結果を説明しなければなりません 事前調査結果の説明 事前調査結果の説明は 解体等工事の開始まで ( 特定粉じん排出等作業 石綿排出等作業が当該工事の開始の日から 14 日以内に行われる場合は 作業開始の 14 日前まで ) に行う必要があります 発注者又は自主施工者は 3 年間の事前調査書面の保存義務があります 受注者は 3 年間の事前調査書面 ( 写 ) の保存義務があります 24

解体等工事現場での 事前調査結果の情報提供 事前調査結果の掲示 調査を行った者 石綿含有建築材料の使用の有無 種類 事前調査の終了年月日 事前調査方法等 事前調査書面の備え付け 閲覧 受注者又は自主施工者は 周辺住民への建築物等の石綿の使用状況の情報提供のため 解体等工事の終了まで事前調査書面の写しを現場事務所などで閲覧に供する義務があります 25

作業内容及び事前調査結果掲示の例 様式に指定はない 項目がそろっていれば 環境省や厚労省の様式例等を使用してもよい 26

最後に 発注者の方へ 事前調査結果 ( 石綿含有の有無 ) の説明を施工者から受けてください 施工者が実施する事前調査に協力してください 施工者 ( 受注者 ) の方へ 事前調査の実施は施工者 ( 受注者 ) の責務です 石綿含有の有無を建材毎に調べる ( 図面と目視 分析 ) ことが法 条例で定められています 丁寧な施工を心がけてください ( 思わぬところに石綿が使用されている可能性があります ) 疑問がある 困った 工事場所を管轄する自治体の環境部署 労働基準監督署へ相談してください 27

< 参考 > 大阪府 HP 石綿関係 石綿 ( アスベスト ) 対策に関する情報 <http://www.pref.osaka.lg.jp/jigyoshoshido/asbestos/> 28