- 木造芝居小屋の音響特性 - ( 有 )YAB 建築 音響設計藪下満 JATET 建築部会 木造劇場研究会 2010.2.3
はじめに JATET 建築部会木造劇場研究会 ( 代表 建築家山﨑泰孝 ) 木造劇場は音が良い という意見が多く聞かれていた 古い木造劇場の音がいいというのは不思議 全国各地にある木造芝居小屋の音響調査を行い その理由探る 神奈川大学建築学科寺尾研究室 全国芝居小屋会議のご協力を得て共同で研究開始
はじめに - 調査を行った芝居小屋 2007 調査を行った木造芝居小屋 2007 年度常盤座 明治座 白雲座 鳳凰座 ( すべて岐阜県 ) 鳳凰座 常盤座 白雲座 明治座
はじめに - 調査を行った芝居小屋 2008 調査を行った木造芝居小屋 2008 年度旧金毘羅大芝居金丸座 ( 香川 ) 内子座( 愛媛 ) 嘉穂劇場 ( 福岡 ) 八千代座( 熊本 ) 永楽館( 兵庫 ) 金毘羅大芝居金丸座嘉穂劇場八千代座
はじめに - 調査を行った芝居小屋 2009 調査を行った木造芝居小屋 2009 年度康楽館 ( 秋田 ) ながめ余興場 ( 群馬 ) 村国座 ( 岐阜 ) 相生座 ( 岐阜 ) 呉服座 ( くれはざ愛知 ) 旧広瀬座 ( 福島 ) 康楽館 ながめ余興場 村国座 相生座 呉服座 旧広瀬座
はじめに - 調査を行った芝居小屋 芝居小屋との比較のために測定した劇場 磯子区民センター杉田劇場 ( 多目的ホール 音響反射板設置 ) 久良岐能舞台 横浜ふね劇場 神奈川大学講堂 ( セレストホール ) 鹿角市交流プラザ 東京歌舞伎座 古民家の書院 歌舞伎座は 残響時間から見た場合に芝居小屋と同じ系列と考え調査対象とした 磯子区民センター杉田劇場 神奈川大学講堂 ( セレストホール ) 歌舞伎座 久良岐能舞台 古民家の書院 鹿角市交流プラザ ふね劇場
木造芝居小屋について 木造芝居小屋とは 舞台 客席ともに屋根で覆われている江戸歌舞伎様式の木造の小屋のこと と定義 当初は主に歌舞伎や人形浄瑠璃などの芝居が行われてきたが 明治以降は芝居興行の間隙に 長唄 地歌 筝曲 義太夫節 豊後系浄瑠璃 謡曲 小唄なども演奏 明治に入り急速に増加し 全盛期には全国に 2000 以上もあったとされる しかし戦後に急激に減少 現在では全国芝居小屋会議に参加されている芝居小屋の 17 箇所ほど 近年 木造芝居小屋は 劇空間のすばらしさや 街づくりの大きな要素として見直され始めている
調査した芝居小屋一覧 ( 建設年代順 ) 芝居小屋名 竣工年 鳳凰座 文政 10 年 (1827 年 ) 旧金毘羅大芝 天保 6 年 (1835 年 ) 居金丸座 呉服座 明治 7 年 (1874 年戎座と して創設 ) 村国座 明治 15 年 10 月杮落とし公演 旧広瀬座 明治 20 年 (1887 年 ) 白雲座 明治 23 年 (1890 年 )3 月 常盤座 明治 24 年 (1891 年 )5 月 明治座 明治 27 年 (1894 年 ) 相生座 明治 28 年 (1895 年 ) 永楽館 明治 33 年 (1900 年 )11 月 八千代座 明治 43 年 (1910 年 ) 康楽館 明治 43 年 (1910 年 )8 月 内子座 大正 5 年 (1916 年 )2 月 嘉穂劇場 大正 10 年 (1921 年 ) ながめ余興場 昭和 12 年 (1937 年 )
調査目的 きっかけは木造劇場の音響的な特性への関心 日本の伝統芸能を育んだ芝居小屋の調査によって 邦楽にとって好ましい音響空間の検討を行うこと 数少なくなった芝居小屋の音響的な特性を インパルス応答というデータで保存できる 邦楽の定義は 邦楽器を用い 歌や語りを多く含む音楽全般である
調査内容 方法 残響時間周波数特性 音圧分布 音声明瞭度指数 (RASTI) エコータイムパターン 音響インパルス応答 音響インパルス応答に対し 無響室で録音した朗読や音楽を畳み込むことで その舞台での様々な演奏音をシミュレーションによって作成 音楽舞台関係者に その音質評価や劇場ごとに好ましいと思われる演奏音などの聴感アンケートを行った
音響測定結果 -(1) 残響時間周波数特性 一番残響が長いのは 音響反射板設置状態の杉田劇場で 次に旧広瀬座 歌舞伎座 村国座 また嘉穂劇場の順 特徴 2.0 杉田劇場 鳳凰座 白雲座 常盤座 明治座 久良岐 嘉穂劇場 永楽館 金丸座 内子座 八千代座 ながめ余興場 呉服座 相生座 村国座 康楽館 セレストホール 鹿角市交流プラザ 歌舞伎座 つくば古民家 ふね劇場 旧広瀬座 旧広瀬座 床は板張りの上にゴザ 壁は板か土壁 天井は野地板張りと反射性だが低音域は短い 1.5 村国座 残響時間 ( 秒 ) 1.0 床が板張り 壁は土壁の上に漆喰 天井は野地板の上に瓦 歌舞伎座と同様 残響時間はより低音域で長くなる傾向 金丸座 0.5 空間が小さいため残響時間は比較的短いが 土壁が多く 低音域ほど残響が長い 0.0 その他の多くの芝居小屋残響時間が 0.8 秒前後と いずれも低音域まで平坦な特性 63 80 100 125 160 200 250 315 400 500 630 800 1k 1.25k 1.6k 2k 1/3 オクターフ バンド中心周波数 (Hz) 2.5k 3.15k 4k 5k 6.3k 8k
音響測定結果 -(2) 平均吸音率分析結果 残響時間の長い杉田劇場は0.2 程度 内子座 旧広瀬座 村国座 久良岐能舞台なども0.2 程度 歌舞伎座 金丸座 八千代座 鳳凰座 康楽館などは0.3 程度 平均吸音率 0.5 0.4 0.3 杉田劇場 鳳凰座 白雲座 常盤座 明治座 久良岐 嘉穂劇場 永楽館 金丸座 内子座 八千代座 ながめ余興場 呉服座 相生座 村国座 康楽館 セレストホール 鹿角市交流プラザ 歌舞伎座 つくば古民家 ふね劇場 旧広瀬座 特徴 歌舞伎座 側壁に菱形文様のある吸音材が張られているため 平均吸音率が大きくなっているものと思われる 0.2 0.1 0.0 63 80 100 125 160 200 250 315 400 500 630 800 1k 1.25k 1.6k 1/3 オクターフ バンド中心周波数 (Hz) 2k 2.5k 3.15k 4k 5k 6.3k 8k
音響測定結果 -(3) 音声明瞭度指数 (RASTI) 杉田劇場は 0.5 程度 芝居小屋は 0.6~0.7 杉田劇場は FAIR( 普通 ) それに対して芝居小屋は GOOD( 良好 ) rasti 0.9 0.8 0.7 0.6 芝居小屋は音声明瞭性が高い 0.5 鳳凰座 白雲座 常盤座 明治座 杉田劇場 0.4 金丸座 内子座 嘉穂劇場 八千代座 永楽館 久良岐能舞台 康楽館 ながめ余興場 村国座 相生座 呉服座 ふね劇場 つくば古民家 セレストホール 鹿角市交流プラザ 歌舞伎座 旧広瀬座 0.3 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 18.0 20.0 22.0 距離 (m) 評価 BAD POOR FAIR GOOD EXCELLENT RASTI 0~0.3 0.3~0.45 0.45~0.60 0.60~0.75 0.75~1.0
音響測定結果 -(4) 最適残響時間グラフ 芝居小屋や歌舞伎座の残響時間 ( 空席 ) は Knudsen と Harris が推奨する講堂に適した曲線周辺に位置しており 空間の大きさは異なるが 音響特性上は歌舞伎座と芝居小屋の音響空間に大きな違いが無いことがわかる 2.50 2.00 1.50 杉田劇場 1.00 0.50 久良岐 村国座旧広瀬座嘉穂劇場内子座常盤座金丸座相生座呉服座ながめ永楽館白雲座八千代座セレストホール鳳凰座康楽館明治座 歌舞伎座 酒井邸 0.00 100.00 1000.00 10000.00 100000.00 客席空間のみで計算
音響測定結果 -(5) 音圧分布 減衰が少ないのは残響のある杉田劇場 減衰が大きい劇場は東京歌舞伎座 しかし歌舞伎座の場合には 5.5m の測定点からすでに相当減衰しており その地点からは 一番離れた地点でも偏差は 8dB に納まっている したがって歌舞伎座の場合には 役者が 3~5dB ほど大きな声を出せば そのほかの芝居小屋と同等に 遠くまで伝搬することを意味している 杉田劇場 鳳凰座 音圧レベル (db) 90 85 80 75 70 65 60 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 白雲座常盤座明治座久良岐嘉穂劇場永楽館金丸座内子座八千代座康楽館ながめ余興場村国座相生座呉服座ふね劇場つくば古民家セレストホール鹿角市交流プラザ歌舞伎座旧広瀬座 音圧分布 (1kHz 帯域 ) 距離 (m)
音響測定結果 -(6) エコータイムパータン 康楽館 ながめ余興場 村国座 相生座 呉服座の芝居小屋は 似た形の減衰波形 初期反射音の成分は量としては多くないが きれいな減衰波形の形をしている 横浜ふね劇場 つくば古民家 セレストホール 鹿角市交流プラザは 初期反射音成分 拡散音成分が多い 鹿角市交流プラザはきれいな減衰波形をしている 東京歌舞伎座は 直接音の成分に対して 初期反射音 拡散音成分が非常に少ない 康楽館 ながめ余興場 ふね劇場 つくば古民家 村国座 相生座 1.10E+00 9.00E-01 神奈川大学セレストホール 鹿角ホール 7.00E-01 5.00E-01 All 3.00E-01 1.00E-01-1.00E-01-3.00E-01-5.00E-01-7.00E-01-9.00E-01 0.00 0.20 0.40 Time( 秒 ) 呉服座 歌舞伎座 旧広瀬座
音響シミュレーションによる聴感アンケート結果 邦楽は 日本の伝統的な空間である芝居小屋のような音響空間が適する なぜなら邦楽はそのような空間で育ったから という仮説のもと 音響シミュレーションによる聴感アンケートを行った しかし昨年の調査では 常磐津 + 三味線に関してはクラシック用のホールより 圧倒的に芝居小屋のほうが好ましいとの回答が得られたが 篠笛のゆったりとした曲 青葉の笛 については逆転する結果 今年は 篠笛でも祭囃子のような歯切れの良い音楽も加え ヴァイオリンは ハーモニーを重要視する曲と不協和音のある曲で比較 また 芝居小屋とクラシック用ホールの中間のような歌舞伎座のシミュレーションも評価対象に加えた 回答者は 吹奏楽や管弦楽団の学生 JATET のメンバーなど 劇場や音楽に関係している 125 名
音響シミュレーションによる聴感アンケート結果 Q-1(1). 次の音は 方向性を感じますか すごく感じる 52% 感じる 37% 少し感じる 9% 感じない 2% 朗読康楽館すごく感じる 15% 感じる 40% 少し感じる 44% 感じない 1% 朗読鹿角すごく感じる 28% 感じる 24% 少し感じる 24% 感じない 24% 朗読杉田劇場すごく感じる 30% 感じる 51% 少し感じる 14% 感じない 5% ヴァイオリン康楽館すごく感じる 12% 感じる 33% 少し感じる 43% 感じない 12% ヴァイオリン鹿角すごく感じる 14% 感じる 38% 少し感じる 28% 感じない 20% ヴァイオリン杉田劇場すごく感じる 47% 感じる 40% 少し感じる 9% 感じない 4% 三味線康楽館すごく感じる 13% 感じる 45% 少し感じる 34% 感じない 8% 三味線鹿角すごく感じる 29% 感じる 26% 少し感じる 26% 感じない 19% 三味線杉田劇場左から順に流します
音響シミュレーションによる聴感アンケート結果 Q-1(2). どちらの方向から聞こえますか その他右側 2% 上 1% 右上 53% 朗読康楽館 その他 4% 右 40% 上 5% その他右側 9% その他 8% 右上 44% 朗読鹿角 右 34% 上 18% その他右側 2% その他 14% 右上 39% 朗読杉田劇場 右 27% 朗読では康楽館 85% 鹿角 87% 杉田劇場 68% 残響時間に比例した結果 その他右側 3% 上 1% 右上 42% その他 4% 右 50% ヴァイオリン康楽館 その他 9% 上 10% その他右側 7% 右上 28% 右 46% 上 18% その他右側 4% ヴァイオリン鹿角ホール その他 7% 右 36% 右上 35% ヴァイオリン杉田劇場 ヴァイオリンは 康楽館 95% 鹿角 81% 杉田劇場 75% 上 3% その他右側 1% 右上 47% 右 46% その他 3% 三味線康楽館 上 16% その他右側 2% その他 11% 右 38% 右上 33% 三味線鹿角ホール 上 23% その他 12% 右 26% その他右側 7% 三味線杉田劇場 右上 32% 三味線は 康楽館 93% 鹿角 71% 杉田 58% 康楽館では正解率が 90% 前後で 鹿角も 70~80% 杉田は 60~ 70% 芝居小屋は方向感が明確にあることがわかり これも大きな特徴といえる
音響シミュレーションによる聴感アンケート結果 Q-2(1). 朗読を再生します どの程度明瞭性を感じますか? 小 1% 大 70% 中 29% 大 23% 小 3% 中 74% 中 7% 大 2% 小 91% 朗読康楽館 朗読鹿角ホール 康楽館 70% が明瞭性大を選択 鹿角ホール大 23% 中 74% 杉田劇場 91% が小を選択 朗読杉田劇場 左から順に流します 残響時間の短い康楽館が 明瞭性が高いのは納得できる結果 しかし 残響時間がほぼ同じ鹿角の明瞭性が 74% が中となっており 残響時間だけが明瞭性の要因でないことがわかる エコータイムパターンでは 康楽館と鹿角では 100msec 以内の反射音の量に違いがあり 50msec 以内に到達する初期反射音の割合で評価する Dutlichkeit D 値においても 康楽館は約 80% 鹿角は約 60% と違いがあり 明瞭性について 康楽館の方が高く評価されている
音響シミュレーションによる聴感アンケート結果 Q-2.(2) フルート音楽を再生します どの程度拡がり感を感じますか? 大 5% 大 10% 小 15% 小 0% 中 6% 中 37% 小 58% 中 75% 大 94% フルート康楽館 康楽館 - 58% が小 鹿角ホール- 75% が中 杉田劇場 - 94% が大 フルート鹿角ホール フルート杉田劇場 左から順に流します 杉田劇場と康楽館は予測された内容であるが 鹿角は康楽館とほぼ同じ残響時間であるために 初期反射音の量 とくに初期の側方反射音が影響しているものと考える
音響シミュレーションによる聴感アンケート結果 Q-3. 現場録音と音響シミュレーションの違い なし 34% 感じる 10% なし 45% 感じる 14% 少し 56% 少し 41% 永楽館 杉田劇場 違いが ない と 少し を合わせると 永楽館では 90% 杉田劇場では 86% が 違いはほぼない と感じている 違いの内容では 永楽館では 47% 杉田劇場では 42% が 響きが違う としている この違いについては 永楽館でも杉田劇場でも大きな違いはみられていない このアンケートにより シミュレーションの有効性が確認されている
音響シミュレーションによる聴感アンケート結果 Q-4. いずれの劇場の響きが 楽器 曲調の雰囲気に合うと感じますか 杉田 2% 全部合う 0% 歌舞伎座 87% 三味線 康楽館 11% 合わない 0% 全部合う 0% 歌舞伎座 55% 朗読 杉田 1% 合わない 1% 康楽館 43% 全部合う 5% 杉田 68% ヴァイオリン (G 線上のアリア ) 合わない 5% 康楽館 7% 歌舞伎座 15% 全部合う 1% 杉田 45% ヴァイオリン ( 不協和音 ) 合わない 9% 康楽館 11% 歌舞伎座 34% 全部合う 3% 杉田 15% 歌舞伎座 46% 合わない 5% 康楽館 31% 全部合う 2% 杉田 12% 歌舞伎座 47% 合わない 4% 康楽館 35% 全部合う 4% 杉田 43% 合わない 4% 康楽館 11% 歌舞伎座 38% それぞれ 康楽館 歌舞伎座 杉田劇場の順に流します 篠笛青葉の笛 篠笛常盤の庭 常磐津三味線は 歌舞伎座が圧倒的な割合で評価された フルート ハーモニーのある G 線上のアリアは残響のある杉田劇場が また不協和音で構成された曲では 歌舞伎座が好ましいという割合が大きく増えた ハーモニーと残響感には相関関係がありそうである 篠笛は 歯切れの良い 常磐の庭 は 予想通り あまり残響感が無いほうが好まれる結果となった
まとめ 邦楽に好ましい音響空間は 響きの少ない空間であることは アンケートの結果から大きくは結論つけられる しかし芝居小屋の音響空間がもっとも好ましいということでもない さらに好ましい空間を分析するために 残響時間が芝居小屋と大きな違いがなく 側方反射音に特徴のある鹿角市交流ホールや 初期反射音は少ないが アンケートで評価の高かった歌舞伎座の特性を参考に 初期反射音や拡散音構造の効果についてさらに研究が必要 芝居小屋は 聴衆にとっては好ましい音で聞こえるが 演奏者にとっては 音の返りや客席の空間に響きを感じられないために演奏しにくいことも予想され また歌舞伎座では 一般の劇場や芝居小屋と同じ音量で 舞台で発した場合には 初期反射音が少ないために 観客席では声が小さく聞こえることになる 芝居小屋でも歌舞伎座でも演奏者にとっては 特段の技術が必要と思われる 謝辞本調査を実施するにあたり 芝居小屋および劇場関係者の皆様 無響室録音にご協力していただいた音楽家の皆様 アンケートにご協力いただいた皆様 また神奈川大学管弦楽団 吹奏楽部 ビッグバンド部 建築学科の学生に心より感謝の意を表します また本研究に対し 2008 年度 2009 年度には ポーラ伝統文化振興財団より助成をしていただき 深く感謝いたします