1 地域再生計画の名称 ペットと泊まれる宿泊施設整備事業 地域再生計画 2 地域再生計画の作成主体の名称 大館市 3 地域再生計画の区域 大館市の全域 4 地域再生計画の目標 4-1 地域の現状本市は北東北のほぼ中央に位置しており 秋田県の北部を流れる米代川の中流域に位置する大館盆地を中心に 北西は白神山地の東側にある田代岳 (1,178m) から南は森吉山麓までまたがる場所に位置している 東西 35km 南北 49km 総面積は 913.22 km2で 県内の市では 由利本荘市 北秋田市 仙北市に次いで 4 番目の広さを持っている 気候は 積雪寒冷地帯の内陸性盆地気候に属し 積雪期間は 12 月から翌年 3 月下旬までの長期間に及び 県全体と比較しても 1 月 2 月の月平均気温が低く また 夏季はやませの影響を受けて低温になりやすく 平成 26 年 (2014 年 ) の年平均気温は 10.1 最高気温 35.1 最低気温-17.6 であり 降水量は年間 2,004.5mm となっている また 本市は 忠犬ハチ公のふるさと で知られる秋田犬の産地として 日本全国及び海外 ( 米国 中国 台湾 ロシア ヨーロッパ ) に点在する 公益社団法人秋田犬保存会 の本部があり 毎年 5 月と 11 月に秋田犬展覧会が開催されている 秋田音頭にも歌われている 大館曲げわっぱ は 全国各地にある曲げ物の中で唯一 国の伝統的工芸品に認定 ( 昭和 55 年 ) されている 藩政時代に下級武士の内職として普及発展し 匠の技は現在も引き継がれている 4-2 地域の課題農林業を基幹産業として 昭和 40 年代には黒鉱ブームに湧き 10 万人近い人口 ( 昭和 45 年に 97,856 人 ) であった しかしながら 鉱産物価格の暴落などにより鉱山が衰退の兆しを見せ始めた昭和 45 年以降は 雇用機会の減少等に伴い少子高齢化の進展 若者の地元離れが進み 以降年間 1,000 人規模の減少が続いており 国立社会保障 人口問題研究所 ( 以下 社人研 という ) の推計によると 平成 72 年 (2060 年 ) には昭和 45 年 (1970 年 ) と比較して約 64% 減の 35,237 人となる見込みである 一方 観光業においては 国立公園十和田八幡平の西側の玄関口として また 世界自然遺産白神山地と十和田湖の間に位置する本市では 忠犬ハチ公 比内地鶏 きりたんぽ 曲げわっぱ 豊富な温泉 など さまざまな観光資源をもっているものの 観光におけるPR 不足や観光資源の磨き上げが課題となっている - 1 -
4-3 目標 Google の調査によると 外国人観光客にとって 秋田県 の知名度は低く Akita と言えば忠犬ハチ公のエピソードで有名な 秋田犬 をイメージする観光客が多いと言われている また この Akita というキーワードは MountFuji と比較して約 7 倍の検索数 (2004 年 1 月 ~2016 年 4 月 GoogleTrends 調べ ) となっており 外国人観光客から関心を集めていることが分かる 忠犬ハチ公のふるさと である本市では 秋田県とも連携して国内外への 秋田犬 の魅力発信に取り組み 秋田犬 Akita の知名度アップに努めるとともに ペットを大切な家族と思い ペットとの時間を大切にしたい人々がペットと泊まれる宿泊施設 を整備し ペットにやさしいまちづくり を推進していく また 地域連携 DMOとして平成 28 年 4 月に大館市 北秋田市及び小坂町が設立した 一般社団法人秋田犬ツーリズム との連携によりペット同伴でのおためし移住体験等を実施し 住む人は減るが来る人を増やす を念頭に交流人口の拡大を図り さらには移住定住の促進につなげていく 数値目標 事業ペットと泊まれる宿泊施設整備事業 KPI 年間延べ宿泊者数 Aターン者数 年月 申請時 - - H28.3 初年度 480 人 1 人 H29.3 2 年目 900 人 2 人 H30.3 3 年目 1,705 人 2 人 H31.3 4 年目 1,705 人 2 人 H32.3-2 -
5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要 5-2(3) に記載 5-2 第 5 章の特別の措置を適用して行う事業まち ひと しごと創生寄附活用事業に関する寄附を行った法人に対する特例 ( 内閣府 ): A2007 (1) 事業名 : ペットと泊まれる宿泊施設整備事業 (2) 事業区分 : 観光業の振興 (3) 事業の目的 内容 ( 目的 ) 本市は北東北のほぼ中央に位置しており 秋田県の北部を流れる米代川の中流域に位置する大館盆地を中心に 北西は白神山地の東側にある田代岳 (1,178m) から南は森吉山麓までまたがる場所に位置している 東西 35km 南北 49km 総面積は 913.22 km2で 県内の市では 由利本荘市 北秋田市 仙北市に次いで 4 番目の広さを持っている 気候は 積雪寒冷地帯の内陸性盆地気候に属し 積雪期間は 12 月から翌年 3 月下旬までの長期間に及び 県全体と比較しても 1 月 2 月の月平均気温が低く また 夏季はやませの影響を受けて低温になりやすく 平成 26 年 (2014 年 ) の年平均気温は 10.1 最高気温 35.1 最低気温-17.6 であり 降水量は年間 2,004.5mm となっている また 本市は 忠犬ハチ公のふるさと で知られる秋田犬の産地として 日本全国及び海外 ( 米国 中国 台湾 ロシア ヨーロッパ ) に点在する 公益社団法人秋田犬保存会 の本部があり 毎年 5 月と 11 月に秋田犬展覧会が開催されている 秋田音頭にも歌われている 大館曲げわっぱ は 全国各地にある曲げ物の中で唯一 国の伝統的工芸品に認定 ( 昭和 55 年 ) されている 藩政時代に下級武士の内職として普及発展し 匠の技は現在も引き継がれている 農林業を基幹産業として 昭和 40 年代には黒鉱ブームに湧き 10 万人近い人口 ( 昭和 45 年に 97,856 人 ) であった しかしながら 鉱産物価格の暴落などにより鉱山が衰退の兆しを見せ始めた昭和 45 年以降は 雇用機会の減少等に伴い少子高齢化の進展 若者の地元離れが進み 以降年間 1,000 人規模の減少が続いており 国立社会保障 人口問題研究所 ( 以下 社人研 という ) の推計によると 平成 72 年 (2060 年 ) には昭和 45 年 (1970 年 ) と比較して約 64% 減の 35,237 人となる見込みである 一方 観光業においては 国立公園十和田八幡平の西側の玄関口として また 世界自然遺産白神山地と十和田湖の間に位置する本市では 忠犬ハチ公 比内地鶏 きりたんぽ 曲げわっぱ 豊富な温泉 など さまざまな観光資源をもっているものの 観光におけるPR 不足や観光資源の磨き上げが課題となっている Google の調査によると 外国人観光客にとって 秋田県 の知名度は低く Akita と言えば忠犬ハチ公のエピソードで有名な 秋田犬 をイメージする観光客が多いと言われている また この Akita というキーワードは MountFuji と比較して約 7 倍の検索数 (2004 年 1 月 ~2016 年 4 月 GoogleTrends 調べ ) となっており 外国人観光客か - 3 -
ら関心を集めていることが分かる 忠犬ハチ公のふるさと である本市では 秋田県とも連携して国内外への 秋田犬 の魅力発信に取り組み 秋田犬 Akita の知名度アップに努めるとともに ペットを大切な家族と思い ペットとの時間を大切にしたい人々がペットと泊まれる宿泊施設 を整備し ペットにやさしいまちづくり を推進していく また 地域連携 DMOとして平成 28 年 4 月に大館市 北秋田市及び小坂町が設立した 一般社団法人秋田犬ツーリズム との連携によりペット同伴でのおためし移住体験等を実施し 住む人は減るが来る人を増やす を念頭に交流人口の拡大を図り さらには移住定住の促進につなげていく ( 事業の内容 ) ペットと泊まれる宿泊施設整備事業本市が管理 運営する五色湖ロッジをペット愛好家のニーズに合ったペットと泊まれる宿泊施設に改修するとともに 既存広場をドッグランとして再生し 宿泊施設の機能の向上を図る 併せて 首都圏地域から仙台までの都市圏を対象にペット同伴での 2 週間程度のおためし移住体験による調査を実施し ニーズの掘り起こしを行う また 統廃合により使用されていない旧岩野目小学校 旧大葛小学校 旧雪沢小学校の校舎等の空き公共施設を活用し 大館地域や比内地域にペットと泊まれる宿泊施設を広げていく これらの事業により 秋田犬 の産地である本市を ペットと暮らしやすい大館市 として全国にPRし ペットを大切な家族と思う都市圏の人々を呼び込み交流人口の拡大を図り さらには移住定住の促進につなげていく 各年度の事業の内容ペットと泊まれる宿泊施設整備事業初年度 ) 1ペット同伴宿泊施設として五色湖ロッジの改修を行う 2( 公社 ) 秋田犬保存会及び ( 一社 ) ふくしまプロジェクトの協力により 五色湖ロッジの管理方法 会員に対するニーズ調査及びモニター調査 並びに首都圏地域から仙台までの都市圏の方に対し 映像コンテンツのウェブ発信により宿泊施設のP Rを行う 3 大館市 HP ふるさと納税ポータルサイト 首都圏を対象とした移住交流フェア 移住相談会を通じて市内外からニーズ アンケート調査に協力できる一般のおためしペット同伴宿泊者を募集する 4 調査結果の分析及び冬季の運営方法等の検証を行う 5( 一社 ) 秋田犬ツーリズムと連携を強化し おためし移住体験において 曲げわっぱやきりたんぽづくり体験 市内名所の紹介を行う - 4 -
2 年目 ) 1ペットのいない方を対象に ペットレンタルをセットにした宿泊体制を検討する 2 首都圏を対象とした移住交流フェア 移住相談会 映像コンテンツのウェブ発信により 五色湖ロッジのPR 活動を継続して実施する 3おためし移住体験を継続して実施する 3 年目 ) 1 前年度の宿泊客のニーズを取り入れ 必要に応じて五色湖ロッジを改修する 2 体験ツアーを増やす等 おためし移住体験のメニューをリニューアルし 継続して実施する 3 五色湖ロッジの宿泊データを検証し 大館地域 比内地域へのペットと泊まれる宿泊施設の整備を検討する 4 年目 ) 1 前年度の宿泊客のニーズを取り入れ 必要に応じて五色湖ロッジを改修する 2 前年度の実績を踏まえ 必要に応じておためし移住体験のメニューをさらにリニューアルし 継続して実施する 3 五色湖ロッジの宿泊データを検証し 大館地域 比内地域にペットと泊まれる宿泊施設を整備する (4) 地方版総合戦略における位置付け当市のまち ひと しごと創生総合戦略においては 4つの基本目標にそれぞれ ひとづくり 暮らしづくり ものづくり 物語づくり の概念を設定し さらに 重点プロジェクトの中で 賑わいと交流を生む観光 物産の振興施策 恵まれた環境を活かしたA ターン 定住促進を定めており ペットと泊まれる宿泊施設整備事業 は 物語づくり に大きく貢献する事業である また 総合戦略の基本目標として Aターン者数 ( 現状 5 人 H31 20 人 ) を定めており 本事業は まさにこの目標の達成に直接寄与するものである A ターン ( 秋田県への U ターン I ターン J ターンの総称 ) - 5 -
(5) 事業の実施状況に関する客観的な指標 ( 重要業績評価指標 (KPI)) 事業ペットと泊まれる宿泊施設整備事業 KPI 年間延べ宿泊者数 Aターン者数 年月 申請時 - - H28.3 初年度 480 人 1 人 H29.3 2 年目 900 人 2 人 H30.3 3 年目 1,705 人 2 人 H31.3 4 年目 1,705 人 2 人 H32.3 (6) 事業費 ペットと泊まれる宿泊施設整備事業 区分 ( 単位 : 千円 ) 年度 H28 H29 H30 H31 計 事業費計 7,045 6,000 6,000 6,000 25,045 委託料 5,941 3,000 3,000 3,000 14,941 事務費 1,104 3,000 3,000 3,000 10,104 (7) 寄附の見込額 ペットと泊まれる宿泊施設整備事業 ( 単位 : 千円 ) 年度 H28 H29 H30 H31 計 事業費計 7,045 6,000 6,000 6,000 25,045 寄附額計 4,000 4,000 4,000 4,000 16,000 区分造船会社 4,000 4,000 4,000 4,000 16,000 (8) 事業の評価の方法 ( PDCA サイクル ) ( 評価の手法 ) 事業の KPI であるペットと泊まれる宿泊施設への年間延べ宿泊者数 Aターン者数について 実績値を公表する また 当市の総合戦略推進懇談会 ( 産業界 ( 大館商工会議所会頭ほか ) 行政機関( 大館公共職業安定所所長ほか ) 教育機関( 秋田看護福祉大学看護福祉学部長ほか ) 金融( 秋田銀行大館支店長ほか ) 労働団体( 連合秋田 ) の産 学 官 金 労からの 12 名 ) により 事業の結果を検証し 改善点を踏まえて次年度の事業手法を改良することとする ( 評価の時期 内容 ) - 6 -
毎年度末 (3 月 ) の実績値を集計し 翌年度 (5 月 ) に外部有識者 ( 総合戦略推進懇 談会委員 ) による効果検証を行い 翌年度以降の取組方針を決定する予定 ( 公表の方法 ) 目標の達成状況については 検証後速やかに大館市議会 HP 広報誌等で公表する (9) 事業期間平成 28 年 9 月 ~ 平成 32 年 3 月 5-3 その他の事業 5-3-1 地域再生基本方針に基づく支援措置該当なし 5-3-2 支援措置よらない独自の取組ペットと泊まれる宿泊施設整備計画 ( 五色湖ロッジ及び五色湖緑地公園 ) 事業概要 : ペットにやさしいまちづくりを推進するため 五色湖ロッジをペット対応型床材に変更し 1 階に2 部屋を追加するための内装工事 屋根吹き替え ボイラー オイルタンク 足洗い場排水設備更新などのほか 支障木の伐採など景観改善を行うことで 主に首都圏等のペット愛好家をターゲットとした団体客を呼び込む 実施主体 : 大館市事業期間 : 平成 28 年度 ~ 6 計画期間地域再生計画認定の日から平成 32 年 3 月 31 日まで 7 目標の達成状況に係る評価に関する事項 7-1 目標の達成状況に係る評価の手法事業の KPI であるペットと泊まれる宿泊施設への年間延べ宿泊者数 Aターン者数について 実績値を公表する また 当市の総合戦略推進懇談会 ( 産業界 ( 大館商工会議所会頭ほか ) 行政機関( 大館公共職業安定所所長ほか ) 教育機関( 秋田看護福祉大学看護福祉学部長ほか ) 金融( 秋田銀行大館支店長ほか ) 労働団体( 連合秋田 ) の産 学 官 金 労からの 12 名 ) により 事業の結果を検証し 改善点を踏まえて次年度の事業手法を改良することとする 7-2 目標の達成状況に係る評価の時期及び評価を行う内容毎年度末 (3 月 ) の実績値を集計し 翌年度 (5 月 ) に外部有識者 ( 総合戦略推進懇談会委員 ) による効果検証を行い 翌年度以降の取組方針を決定する予定 7-3 目標の達成状況に係る評価の公表の手法 - 7 -
目標の達成状況については 検証後速やかに大館市議会 HP 広報誌等で公表する - 8 -