ラベキュアパック200・400 使用上の注意改訂のお知らせ_ pdf

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Ⅰ. 改訂内容 ( 部変更 ) ペルサンチン 錠 12.5 改 訂 後 改 訂 前 (1) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本剤の作用が増強され, 副作用が発現するおそれがあるので, 併用しないこと ( 過量投与 の項参照) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本

1)~ 2) 3) 近位筋脱力 CK(CPK) 高値 炎症を伴わない筋線維の壊死 抗 HMG-CoA 還元酵素 (HMGCR) 抗体陽性等を特徴とする免疫性壊死性ミオパチーがあらわれ 投与中止後も持続する例が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること なお 免疫抑制剤投与により改善がみられた

改訂後 ⑴ 依存性連用により薬物依存を生じることがあるので 観察を十分に行い 用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること また 連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により 痙攣発作 せん妄 振戦 不眠 不安 幻覚 妄想等の離脱症状があらわれることがあるので 投与を中止する場合には 徐々に

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2. 改訂内容および改訂理由 2.1. その他の注意 [ 厚生労働省医薬食品局安全対策課事務連絡に基づく改訂 ] 改訂後 ( 下線部 : 改訂部分 ) 10. その他の注意 (1)~(3) 省略 (4) 主に 50 歳以上を対象に実施された海外の疫学調査において 選択的セロトニン再取り込み阻害剤及び

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タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg タペンタ 錠 100mg に係る 販売名 タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 有効成分 タペンタ 錠 100mg 製造販売業者 ヤンセンファーマ株式会社 薬効分類 821 提出年月 平成 30 年

葉酸とビタミンQ&A_201607改訂_ indd

改訂内容 ( 部追加 改訂 部削除 ) ビ シフロール 錠, ミラペックス LA 錠 共通 改 訂 後 改 訂 前 2. 重要な基本的注意 2. 重要な基本的注意 (5) レボドパ又はドパミン受容体作動薬の投与により 病的賭博 ( 個人的生活の崩壊等の社会的に不利な結果を招くにもかかわらず 持続的に

使用上の注意改訂のお知らせ スピーゲル

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相互作用DB

改訂後改訂前 << 効能 効果に関連する使用上の注意 >> 関節リウマチ 1. 過去の治療において 少なくとも1 剤の抗リウマチ薬 ( 生物製剤を除く ) 等による適切な治療を行っても 疾患に起因する明らかな症状が残る場合に投与すること 2. 本剤とアバタセプト ( 遺伝子組換え ) の併用は行わな

モビコール 配合内用剤に係る 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 モビコール 配合内用剤 有効成分 マクロゴール4000 塩化ナトリウム 炭酸水素ナトリウム 塩化カリウム 製造販売業者 EA ファーマ株式会社 薬効分類 提出年月 平成 30 年 10 月 1.1. 安全

膿疱性乾癬の効能追加 ( 承認事項の 部変更承認 ) に伴う改訂 改訂内容 ( 該当部のみ抜粋 ) 警告 1.~3. 4. 関節リウマチ患者では, 本剤の治療を行う前に, 少なくとも 1 剤の抗リウマチ薬等の使用を十分勘案すること. また, 本剤についての十分な知識とリウマチ治療の経験をもつ医師が使

添付文書情報 の検索方法 1. 検索条件を設定の上 検索実行 ボタンをクリックすると検索します 検索結果として 右フレームに該当する医療用医薬品の販売名の一覧が 販売名の昇順で表示されます 2. 右のフレームで参照したい販売名をクリックすると 新しいタブで該当する医療用医薬品の添付文書情報が表示され

レクタブル 2 mg 注腸フォーム 14 回に係る医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 レクタブル 2 mg 注腸フ 有効成分 ブデソニド ォーム14 回 製造販売業者 EA ファーマ株式会社 薬効分類 提出年月 平成 29 年 10 月 1.1. 安全性検討事項 重要な特

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2 抗インフルエンザウイルス薬と異常行動の議論と今後の予定 平成 21 年に取りまとめられた報告書以降の知見を改めて報告書にまとめ 以下の議論がなされた 平成 21 年以降の非臨床研究及び 10 年に及ぶ疫学研究の科学的な知見を総括し 以下の事実から タミフル服用のみに異常行動と明確な因果関係がある

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日本医薬品安全性学会 COI 開示 筆頭発表者 : 加藤祐太 演題発表に関連し 開示すべき COI 関連の企業などはありません

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(2) レパーサ皮下注 140mgシリンジ及び同 140mgペン 1 本製剤については 最適使用推進ガイドラインに従い 有効性及び安全性に関する情報が十分蓄積するまでの間 本製剤の恩恵を強く受けることが期待される患者に対して使用するとともに 副作用が発現した際に必要な対応をとることが可能な一定の要件

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から (3) までの具体的な予定については添付 2 の図のとおりですので申し添 えます

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④資料2ー2

3. 安全性本治験において治験薬が投与された 48 例中 1 例 (14 件 ) に有害事象が認められた いずれの有害事象も治験薬との関連性は あり と判定されたが いずれも軽度 で処置の必要はなく 追跡検査で回復を確認した また 死亡 その他の重篤な有害事象が認められなか ったことから 安全性に問

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資料 3 1 医療上の必要性に係る基準 への該当性に関する専門作業班 (WG) の評価 < 代謝 その他 WG> 目次 <その他分野 ( 消化器官用薬 解毒剤 その他 )> 小児分野 医療上の必要性の基準に該当すると考えられた品目 との関係本邦における適応外薬ミコフェノール酸モフェチル ( 要望番号

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インフルエンザ定点以外の医療機関用 ( 別記様式 1) インフルエンザに伴う異常な行動に関する調査のお願い インフルエンザ定点以外の医療機関用 インフルエンザ様疾患罹患時及び抗インフルエンザ薬使用時に見られた異常な行動が 医学的にも社会的にも問題になっており 2007 年より調査をお願いしております

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医薬品の適正使用に欠かせない情報です 必ずお読みください 使用上の注意改訂のお知らせ 処方箋医薬品注意 - 医師等の処方箋により使用すること 2017 年 2-3 月 このたび 標記製品の使用上の注意を下記のとおり改訂致しました 今後のご使用に際しましては 下記内容をご参照頂き 本書を適正使用情報としてご活用頂きますようお願い申し上げます 改訂内容ダイジェスト ( 詳細はお知らせ本文をご参照下さい ) パリエット錠 5mg 錠 10mg パリエット錠 20mg ラベキュアパック 400 800 ラベファインパック 共通の改訂 改訂項目改訂内容備考 副作用 ( その他の副作用 ) の項 ( パリエットの ) 副作用 ( その他の副作用 ) の項に 顕微鏡的大腸炎 を追記致しました 薬生安通知によらない改訂 ラベファインパック の改訂 改訂項目改訂内容備考 重要な基本的注意 の項 副作用 ( 重大な副作用 ) の項 の 重要な基本的注意 の項の 中枢神経障害に対する注意に初期症状及び発現時のメトロニダゾール製剤の処置に関する情報を追記致しました 薬生安通知によらない改訂の 副作用 ( 重大な副作用 ) の項に 中枢神経障害 として 脳症 を追記致しました なお 本改訂内容は医薬品安全対策情報 (Drug Safety Update)No.257(2017 年 3 月発送予定 ) にも掲載される予定です 製品に関するお問い合わせ先 :EA ファーマ株式会社くすり相談 0120-917-719 この 使用上の注意改訂のお知らせ は EA ファーマ株式会社の医療関係者向けサイトでもご覧になれます ( アドレス :http://www.eapharma.co.jp/ ヘアクセスし 医療関係者の皆さま にお入りください ) - 1 -

[ 使用上の注意 : 改訂箇所及び改訂理由 ] 1. パリエット錠 5mg 錠 10mg パリエット錠 20mg ラベキュアパック 400 800 ラベファインパック 共通の改訂 副作用( その他の副作用 ) の項 パリエット錠 5mg 錠 10mg パリエット錠 20mg 改訂部分抜粋 改訂後改訂前 舌炎 嘔吐 顕微鏡的大腸炎 (collagenous colitis lymphocytic colitis) 下線部 ( ): 追記 ( 薬生安通知によらない改訂 ) 舌炎 嘔吐 ラベキュアパック 400 800 ラベファインパック 改訂部分抜粋 パリエット 改訂後改訂前 舌炎 嘔吐 顕微鏡的大腸炎 (collagenous colitis lymphocytic colitis) パリエット 舌炎 嘔吐 下線部 ( ): 追記 ( 薬生安通知によらない改訂 ) 改訂理由国内において パリエットの投与例で顕微鏡的大腸炎の症例報告が集積していること またプロトンポンプ阻害剤と顕微鏡的大腸炎との関連性を示唆する文献が報告されていることから追記致しました また パリエットの改訂に伴い ラベキュアパックとラベファインパックの使用上の注意も同様に改訂致しました 参考文献 [ 文献請求番号 ] Bonderup, O.K. et al. : Inflamm. Bowel Dis., 20, 1702 (2014) ZZZ-0407-2 -

[ 症例概要 ] collagenous colitis( 膠原性大腸炎 ) 性別年齢 男性 70 歳代投与開始 48 日前投与開始日 投与 159 日目 投与 180 日目 ( 投与中止日 ) 中止 7 日後 中止 16 日後 副作用の経過及び処置腎不全のため 腹膜透析開始 低用量アスピリン投与時の副作用予防のため ラベプラゾールナトリウム 10mg の投与開始 1 日 7 回の下痢が続くことから臨時受診 明らかな原因がなく 補液と整腸剤を投与し経過観察 定期受診時に 下痢が継続しているとの訴えあり 原因精査のため 翌日からの入院を指示 プロトンポンプ阻害剤による collagenous colitis の可能性を考慮し ラベプラゾールナトリウムの投与を中止し ポラプレジンクに変更 下部消化管内視鏡検査を施行 病理組織学的検査の所見から collagenous colitis と診断 病理組織学的検査における所見 盲腸 上行結腸及び下行結腸粘膜組織には表層上皮直下に均一硝子様の膠原線維の線状沈着を認め 粘膜固有層には軽度の慢性炎症細胞の浸潤を認めた 横行結腸 S 状結腸及び直腸結腸粘膜組織には リンパ球主体の軽度炎症細胞の浸潤を認めた 徐々に下痢症状は改善し 退院 合併症及び既往歴 右腎癌 胃食道癌 陳旧性心筋梗塞 うっ血性心不全 ラクナ梗塞 慢性腎臓病 高血圧症 高尿酸血症 高リン血症 二次性副甲状腺機能亢進症 腎性貧血 併用薬 アスピリン アロプリノール フロセミド 沈降炭酸カルシウム クエン酸第一鉄ナトリウム ファレカルシトリオール カルベジロール アムロジピンベシル酸塩 シロスタゾール ベンフォチアミン ピリドキシン塩酸塩 シアノコバラミン配合剤 ダルベポエチンアルファ - 3 -

2. ラベファインパック の改訂 重要な基本的注意 副作用 ( 重大な副作用 ) の項 改訂部分抜粋 改 訂 後 改 訂 前 2. 重要な基本的注意 (2) 中枢神経障害があらわれることがあるので 患者の状態を十分に観察し ふらつき 歩行障害 意識障害 構語障害 四肢のしびれ等の初期症状の発現に注意すること 2. 重要な基本的注意 (2) 中枢神経障害があらわれることがあるので 患者の状態を十分に観察し 構語障害 小脳失調等の症状の発現に十分注意すること また これらの初期症状があらわれ メトロニダゾール による脳症が疑われた場合には メトロニダゾールの投 与を中止すること (1) 重大な副作用 2) 中枢神経障害脳症 痙攣 意識障害 構語障害 錯乱 幻覚 小脳失調等の中枢神経障害 ( 頻度不明 ) があらわれることがあるので 異常が認められた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと [ 慎重投与 及び 重要な基本的注意 の項参照 ] (1) 重大な副作用 2) 中枢神経障害痙攣 意識障害 構語障害 錯乱 幻覚 小脳失調等の中枢神経障害 ( 頻度不明 ) があらわれることがあるので 異常が認められた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと [ 慎重投与 及び 重要な基本的注意 の項参照 ] 下線部 ( ): 追記 取消線部 ( ): 削除 ( 薬生安通知によらない改訂 ) 改訂理由の改訂に伴い 本製品の使用上の注意を改訂致しました 1. 重要な基本的注意 の項の中枢神経障害に対する注意に初期症状及び発現時のメトロニダゾール製剤の処置に関する情報を追記国内市販後のメトロニダゾール製剤において 嫌気性菌感染症や偽膜性大腸炎等に対する投与例で因果関係を否定できない重篤な中枢神経障害 末梢神経障害が報告されています 当該事象については既に 使用上の注意 にて注意喚起をしておりますが 国内報告症例が集積している状況を鑑み これらの事象について早期発見 早期対応を行っていただくため 重要な基本的注意 の項に初期症状を記載し 注意喚起を行いました 2. 重大な副作用 の項の 中枢神経障害 として脳症を追記メトロニダゾール注射液 販売名 : アネメトロ点滴静注液 500mg( ファイザー株式会社 ) の添付文書の記載状況を踏まえ 記載整備しました 本製品の最新添付文書情報は独立行政法人医薬品医療機器総合機構ホームページ (http://www.pmda.go.jp/) からご覧下さい - 4 - CODE DI J 613 2017 年 2 月作成 (1708)

医薬品の適正使用に欠かせない情報です 必ずお読みください 使用上の注意改訂のお知らせ 処方箋医薬品 注意 - 医師等の処方箋により使用すること 2015 年 12 月 このたび 標記製品の 使用上の注意 を改訂致しました 今後のご使用に際しましては 改訂内容をご参照頂き 本書を適正使用情報としてご活用頂きますようお願い申し上げます なお 本改訂内容は医薬品安全対策情報 (Drug Safety Update)No.245(2015 年 12 月中旬発送予定 ) にも掲載される予定です 製品に関するお問い合わせ先 : エーザイ株式会社 hhc ホットラインフリーダイヤル 0120-419-497 9~18 時 ( 土 日 祝日 9~17 時 ) 製品情報は エーザイホームページ (http://www.eisai.co.jp) でご覧いただけます 本製品の最新添付文書は独立行政法人医薬品医療機器総合機構ホームページ (http://www.pmda.go.jp/) からご覧下さい

改訂箇所及び改訂理由 相互作用 の項 改訂部分抜粋 改訂後改訂前 3. 相互作用 (2) 併用注意 ( 併用に注意すること ) クラリス 薬剤名等臨床症状 措置方法機序 危険因子 ベンゾジアゼピン系薬剤 (CYP3A4 で代謝される薬剤 ) トリアゾラムミダゾラム等 非定型抗精神病薬 (CYP3A4 で代謝される薬剤 ) 左記薬剤の血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性があるので 異常が認められた場合には 投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと クラリスロマイシンの CYP3A4 に対する阻害作用により 左記薬剤の代謝が阻害される 3. 相互作用 (2) 併用注意 ( 併用に注意すること ) クラリス 薬剤名等臨床症状 措置方法機序 危険因子 ベンゾジアゼピン系薬剤 (CYP3A4 で代謝される薬剤 ) トリアゾラムミダゾラム等ジソピラミド 左記薬剤の血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性があるので 異常が認められた場合には 投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと クラリスロマイシンの CYP3A4 に対する阻害作用により 左記薬剤の代謝が阻害される クエチアピンフマル酸塩等ジソピラミド イトラコナゾール HIV プロテアーゼ阻害剤 サキナビルメシル酸塩リトナビル等 クラリスロマイシンの未変化体の血中濃度上昇による作用の増強等の可能性がある また イトラコナゾール サキナビルメシル酸塩の併用においては これら薬剤の血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性がある 異常が認められた場合には 投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと クラリスロマイシンと左記薬剤の CYP3A4 に対する阻害作用により 相互に代謝が阻害される イトラコナゾール HIV プロテアーゼ阻害剤 サキナビルメシル酸塩リトナビル等デラビルジンメシル酸塩 クラリスロマイシンの未変化体の血中濃度上昇による作用の増強等の可能性がある また イトラコナゾール サキナビルメシル酸塩 デラビルジンメシル酸塩の併用においては これら薬剤の血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性がある 異常が認められた場合には 投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと クラリスロマイシンと左記薬剤の CYP3A4 に対する阻害作用により 相互に代謝が阻害される 下線部分 ( ): 追記 取消線部 ( ) 削除 ( 薬生安通知によらない改訂 ) 改訂理由クラリスロマイシンの使用上の注意改訂に伴い 本製品の 相互作用 ( 併用注意 ) の項を改訂致しました 海外において クラリスロマイシンとクエチアピンフマル酸塩との併用により クエチアピンのクリアランスの低下及び半減期の延長が報告されているため 追記致しました 参考文献 [ 文献請求番号 ] Schulz-Du, B. C. et al.:pharmacopsychiatry, 41, 258(2008) PRT-1409 デラビルジンメシル酸塩は国内における販売が中止されていることから 記載を削除致しました CODE DI-J-551 2015 年 12 月作成 (1606)