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生命保険販売チャネルの多様化とチャネル別新契約特性 小山浩一 ( 株 )Break On Through 1

報告の目的 生命保険加入者調査により販売チャネル別新契約の特性を考察する 加入目的別に販売チャネルの影響を把握する 販売チャネルの多様化の類型と類型別の観点から調査結果を考察する 2

目次 1. 生命保険加入者調査の概要 (1-1) 販売チャネル別結果 (1-2) 2. 販売チャネルの影響の確認 ( ロジスティクス回帰分析 ) 3. 影響の内容及び保険募集規制から見た留意点 4. その他の補足的課題 5. 販売チャネルの多様化類型と専業内構成 6. まとめ ( および参考資料 ) 3

1-1. 生命保険加入者調査の概要 (1) 対象 : 最近 3 年以内 ( 平成 25 年 3 月 1 日 ~ 平成 28 年 3 月 1 日 ) に民間の生命保険 ( かんぽ生命を除く ) に加入したもの 1035 名 20-69 歳 平成 26 年度生保業界個人保険 個人年金保険男女別年齢別新契約件数構成比に準じて割り付け 割り付けは生保業界新契約 20 歳以上構成比のため20 歳未満契約部分は反映せず 本研究の制約 調査 : 平成 28 年 4 月 5~6 日 株式会社マクロミルへ委託 Web 上実施 主な内容 : 加入保険契約の加入目的 保険の見直し有無 加入チャネル 契約転換制度の利用有無 既契約の解約 払込み停止有無等 4

調査結果 対象者 全体 1-1. 生命保険加入者調査の概要 (2) 年齢 10 刻み 20 代 30 代 40 代 50 代 60 以上 本人雇用形態 正規 非正規 経営者 自営 合計無職その他自由業 度数 128 34 2 3 35 0 202 比率 63.4% 16.8% 1.0% 1.5% 17.3% 0.0% 100.0% 度数 151 37 2 7 36 0 233 比率 64.8% 15.9%.9% 3.0% 15.5% 0.0% 100.0% 度数 106 52 3 21 26 0 208 比率 51.0% 25.0% 1.4% 10.1% 12.5% 0.0% 100.0% 度数 60 40 3 14 41 2 160 比率 37.5% 25.0% 1.9% 8.8% 25.6% 1.3% 100.0% 度数 23 45 4 18 139 3 232 比率 9.9% 19.4% 1.7% 7.8% 59.9% 1.3% 100.0% 合計 度数 468 208 14 63 277 5 1035 比率 45.2% 20.1% 1.4% 6.1% 26.8%.5% 100.0% 調査結果 加入チャネル 営業職員 保険ショップ 代理店 金融機関 インターネット その他 合計 度数 427 169 163 66 132 78 1,035 パーセント 41.26% 16.33% 15.75% 6.38% 12.75% 7.54% 100% その他 はチャネル不明回答が混在しているためチャネル別考察では対象から除外 5

1-1. 生命保険加入者調査の概要 (3) 生命保険加入に当って 生保の見直し有無 契約転換制度利用有無 既契約の解約 払込停止有無を確認した 集計結果は以下の通りとなった 全体 見直し解約払込み停止転換件数構成比該当区分無有無有 - 無 540 52.17% 480 60 490 50 1,035 有 495 47.83% 保険料節約目的保障充実目的 283 57.17% 101 182 224 59 212 42.83% 99 113 155 57 計 1035 100.00% 495 100.00% 680 355 869 166 生命保険加入にあたって 既契約の見直しを行うものが 48% 程度 解約 払込停止を伴う加入が 34% 程度を占める 6

1-1. 生命保険加入者調査の概要 (4) 加入した生命保険の加入目的をリッカート尺度 7 件法で質問した 概要が下表である 記述統計量 度数 最小値 最大値 平均値 標準偏差 今回加入した生命保険の加入目的は万一の死亡の際の家族の生活保障のためである 1035 1 7 3.86 2.00 今回加入した生命保険の加入目的は入院や手術 先進医療などの医療保障準備のためである 1035 1 7 4.73 1.87 今回加入した生命保険の加入目的は介護が必要になった場合の介護保障準備のためである 1035 1 7 3.00 1.70 今回加入した生命保険の加入目的は老後生活資金準備のためである 1035 1 7 3.27 1.84 今回加入した生命保険の加入目的は相続や相続税対策のためである 1035 1 7 2.37 1.53 今回加入した生命保険の加入目的は貯蓄のためである 1035 1 7 3.08 1.90 加入目的間の相関 相関 死亡保障目的医療保障目的介護保障目的老後生活資金準備目的相続対策目的貯蓄目的 死亡保障目的 1.122 **.355 **.332 **.301 **.206 ** 医療保障目的.122 ** 1.208 ** -.110 ** -.103 ** -.295 ** 介護保障目的.355 **.208 ** 1.409 **.425 **.234 ** 老後生活資金.332 ** -.110 **.409 ** 1.468 **.642 ** 相続対策目的.301 ** -.103 **.425 **.468 ** 1.509 ** 貯蓄目的.206 ** -.295 **.234 **.642 **.509 ** 1 **. 相関係数は 1% 水準で有意 ( 両側 ) 7

1-2 販売チャネル別結果 (1) 年代別顧客層 チャネル別 χ 二乗検定及び残差分析結果 有意な関係 営業職員 保険ショップ代理店金融機関インターネットその他 観測度数 > 期待度数 観測度数 < 期待度数 50 代 30 代 - 60 代 - - 60 代 - - - 20 代 - 加入者を年代でみると営業職員が 50 代 保険ショップが 30 代 金融機関が 60 代の層に強い 逆に営業職員が60 代 インターネットが20 代に弱い その他は全体比率との差は認められない ( 詳細は参考資料 1) 8

1-2 販売チャネル別結果 (2) 販売チャネル別に生命保険の見直し有無 既契約の解約 払込停止を伴う加入についてクロス集計し χ 二乗検定 残差分析を行った ( 詳細は参考資料 2) 既存生命保険の解約 払込み停止有意な関係観測度数 > 期待度数有意な差なし観測度数 < 期待度数 生命保険の見直し 観測度数 > 期待度数 代理店 有意な差なし 保険ショップ インターネットその他 営業職員 観測度数 < 期待度数 金融機関 代理店 : 生命保険の見直しを行う加入者が多い 既契約の解約 払込停止を伴う加入は全体との差は認められない 保険ショップ : 生命保険の見直しを行う加入者は全体との差は認められない 解約 払込停止を伴う加入が多い 営業職員 : 生命保険の見直しを行う加入者は全体との差は認められない 解約 払込停止を伴う加入は少ない 金融機関 : 生命保険の見直しを行う加入者 解約 払込停止を伴う加入共に少ない 9

1-2 販売チャネル別結果 (3) 加入目的別 チャネル順位別平均値 死亡保障医療保障介護保障老後保障相続 平均値 平均値 平均値 営業職員 4.07 その他 5.05 営業職員 3.28 営業職員 3.54 金融機関 3.00 金融機関 3.58 代理店 3.83 代理店 5.01 代理店 2.84 金融機関 3.47 営業職員 2.48 営業職員 3.32 保険ショップ 3.82 インターネット 4.98 保険ショップ 2.83 保険ショップ 3.28 保険ショップ 2.28 保険ショップ 3.20 その他 3.68 保険ショップ 4.85 その他 2.83 代理店 3.16 代理店 2.22 代理店 2.99 インターネット 3.61 営業職員 4.57 金融機関 2.76 その他 2.87 インターネット 2.16 その他 2.54 金融機関 3.41 金融機関 3.88 インターネット 2.70 インターネット 2.61 その他 2.03 インターネット 2.36 合計 3.86 合計 4.73 合計 3.00 合計 3.27 合計 2.37 合計 3.08 平均値 平均値 貯蓄 平均値 死亡保障は 回答が均等に分布した場合の 4 を営業職員のみ上回った 医療保障は全体で 4.73 実質的に第 1 順位となった代理店は 5 を上回った 金融機関のみ 4 を下回る 介護保障 老後保障 相続対策 貯蓄目的についてはすべてのチャネルで 4 を下回っている 10

2 販売チャネルの影響の確認 ( ロジスティクス回帰分析 )(1) 1. 分析対象加入目的及び解約 払込停止を伴う加入有無の 7 対象 2. 方法 : ロジスティクス回帰分析による 3. 基本となる考え方 : 加入目的 = 加入者要因 + チャネル影響要因 3. 変数設定 1 加入目的 ( 資料 1-1(4)) については 回答選択肢 5. やや該当する 6. 該当する 7. とてもよく該当する を 1 4. どちらでもない 3. やや該当しない 2. 該当しない 1. 全く該当しない を 0 とするダミー変数 説明変数 :2 チャネル影響要因は 加入目的平均値第 1 順位チャネル ( 資料 1-2(3)) を該当チャネル 1 それ以外を 0 とするダミー変数 3 加入者側要因は次頁で示した手順により選択した項目 加入目的等別に説明変数とする該当チャネル ( 上記 2 部分 ) 死亡保障医療保障介護保障老後保障相続対策貯蓄目的解約 払込停止 該当チャネル営業職員代理店営業職員営業職員金融機関金融機関保険ショップ 解約 払込停止 については χ 二乗検定 残差分析結果による ( 資料 1-2(2) 及び参考資料 2) 11

2 販売チャネルの影響の確認 ( ロジスティクス回帰分析 )(2) 加入者のサイコグラフィック要因となる下記質問をリッカート尺度 7 件法で質問した 概要が下表である 記述統計量 度数最小値最大値平均値標準偏差 保険知識は多い方だと思う 1035 1 7 3.21 1.58 生命保険に入るにあたっては生命保険会社の財務健全性を重視している 1035 1 7 4.01 1.51 生命保険に入るにあたっては生命保険会社の社会的な認知度を重視している 1035 1 7 4.09 1.41 生命保険に入るにあたっては加入手続きの簡便さを重視している 1035 1 7 4.02 1.32 生命保険に入るにあたっては対面での説明を重視している 1035 1 7 4.29 1.49 生命保険に入るにあたっては価格 ( 保険料 ) の安さを重視している 1035 1 7 4.43 1.28 生命保険に入るにあたっては保障の充実度を重視している 1035 1 7 4.85 1.25 回答選択肢 5. やや該当する 6. 該当する 7. とてもよく該当する を該当 4. どちらでもない 3. やや該当しない 2. 該当しない 1. 全く該当しない を非該当として区分し 保障目的別に平均値の差の検定を実施 有意かつ 該当 > 非該当 の場合 説明変数として投入する項目に選定 保険知識有り の場合の検定結果 ( その他詳細は参考資料 3) 死亡保障目的医療保障目的介護保障目的 N 平均値標準偏差 t 差の検定平均値標準偏差 t 差の検定平均値標準偏差 t 差の検定非該当 839 3.86 1.96 4.71 1.82 2.97 1.62 保険知識有り -0.05-0.54-0.85 該当 196 3.87 2.17 4.80 2.08 3.10 2.02 老後生活資金準備目的相続対策目的貯蓄目的非該当 839 3.20 1.77 2.32 1.43 2.95 1.79 保険知識有り -2.06 * -1.54-3.94 *** 該当 116 3.54 2.10 2.55 1.89 3.63 2.25 12

2 販売チャネルの影響の確認 ( ロジスティクス回帰分析 )(3) 保障目的等対象別に加入者要因として投入する変数該当一覧 死亡保障 医療保障 介護保障 老後保障 相続対策 貯蓄目的 解約 払込停止 末子独立前 〇 〇 生保見直し 〇 〇 〇 正規雇用 〇 〇 〇 〇 年収 600 万以上 〇 保険知識有り 〇 〇 加入者要因 財務健全性重視 社会的認知度重視 〇 〇 〇 加入手続き簡便さ重視 〇 対面説明重視 〇 〇 〇 〇 〇 保険料安さ重視 〇 保障充実重視 〇 販売チャネル要因 該当チャネル 営業職員 代理店 営業職員 営業職員 金融機関 金融機関 保険ショップ ここまでに触れていない変数は参考資料 4 以上により加入目的 = 加入者要因 + 販売チャネル要因 とするロジスティクス回帰分析を実施 加入目的別に販売チャネルが有意な影響を示すものを特定 13

2 販売チャネルの影響の確認 ( ロジスティクス回帰分析 )(4) 分析結果 加入目的別に販売チャネルの影響要因が有意となったものは以下の通り 死亡保障 医療保障 介護保障 老後保障 相続対策 貯蓄目的 解約 払込停止 該当チャネル 営業職員 代理店 営業職員 営業職員 金融機関 金融機関 保険ショップ 有意 〇 〇 〇 〇 〇 各ロジスティクス回帰分析結果は次頁 分析結果から想定されるプロセス Ⅰ. 加入者がチャネルと接触し チャネルからの影響を大きくは受けずに保険に加入する 医療保障貯蓄目的 Ⅱ. 加入者がチャネルと接触し そのうち特定のチャネルを通じた場合影響を受けて意向を確定し 最終意向にあった保険に加入する 死亡保障介護保障老後保障相続対策 Ⅲ. 加入者がチャネルと接触し そのうち特定のチャネルを通じた場合影響を受けて既契約の解約 払込停止を伴う意向を確定し 最終意向にあった保険に加入する 解約 払込停止を伴う加入 14

2 販売チャネルの影響の確認 ( ロジスティクス回帰分析 )(5) 分析結果 7 対象すべてモデルのオムニバス検定は p<0.001 で有意 死亡保障 EXP(B) の オッズ比 有意確率 下限 上限 末子独立前ダミー 2.83 *** 2.13 3.75 正規雇用ダミー 1.51 ** 1.14 2.00 年収六百万以上ダミー 0.97 0.63 1.48 対面説明重視ダミー 1.50 ** 1.15 1.97 営業職員ダミー 1.37 * 1.04 1.80 定数 0.32 *** 介護保障 信頼区間 オッズ比 有意確率 下限 上限 生保見直しダミー 1.36.99 1.87 正規雇用ダミー 1.52 ** 1.10 2.10 対面説明重視ダミー 2.61 *** 1.88 3.62 営業職員ダミー 1.40 * 1.02 1.93 定数 0.08 医療保障 EXP(B) の 95% 信頼区間 オッズ比 有意確率 下限 上限 生保見直しダミー 1.51 ** 1.15 1.97 社会的認知度重視ダミー 0.92 0.67 1.26 加入手続き簡便さダミー 1.53 * 1.11 2.10 対面説明重視ダミー 1.21 0.89 1.64 価格 ( 保険料 ) 安さ重視ダミー 1.73 *** 1.30 2.32 保障充実重視ダミー 2.15 *** 1.57 2.95 代理店ダミー 1.41 0.96 2.07 定数 0.53 老後保障 EXP(B) の 95% 信頼区間 オッズ比 有意確率 下限 上限 正規雇用ダミー 1.43 * 1.08 1.90 保険知識有ダミー 1.64 ** 1.17 2.32 社会的認知度重視ダミー 1.51 ** 1.11 2.05 対面説明重視ダミー 1.80 *** 1.33 2.43 営業職員ダミー 1.43 * 1.07 1.90 定数 0.15 15

2 販売チャネルの影響の確認 ( ロジスティクス回帰分析 )(6) 分析結果 相続対策 EXP(B) の 95% 信頼区間 オッズ比 有意確率 下限 上限 金融機関ダミー 3.46 *** 1.89 6.35 定数 0.09 貯蓄目的 EXP(B) の 95% 信頼区間 オッズ比 有意確率 下限 上限 末子独立前ダミー 1.14.85 1.55 正規雇用ダミー 1.42 * 1.06 1.90 保険知識有ダミー 1.99 *** 1.42 2.81 社会的認知度重視ダミー 1.56 ** 1.14 2.12 対面説明重視ダミー 1.82 *** 1.34 2.48 金融機関ダミー 1.66.95 2.88 定数 0.14 解約 払込停止を伴う加入 EXP(B) の 95% 信頼区間 オッズ比 有意確率 下限 上限 生保見直しダミー 11.93 *** 8.62 16.51 保険ショップダミー 1.75 ** 1.17 2.60 定数 0.11 16

2 販売チャネルの影響の確認 ( ロジスティクス回帰分析 )(7) 加入者要因の共通性と販売チャネル影響の関係 貯蓄目的老後保障相続介護死亡医療 貯蓄目的 1.642**.509**.234**.206** -.295** 社会的認知度重視有意有意 保険知識あり有意有意 対面説明重視有意有意有意有意 保険料安さ重視 保障充実重視 加入手続き簡便さ重視 貯蓄目的と各加入目的の相関係数 チャネル要因営業職員金融機関営業職員営業職員 有意 有意 有意 保険知識あり は 貯蓄性としての生命保険利用に近い領域の理解を示している可能性が強い その範囲から外れた部分を販売チャネルが補完 ( 影響 ) しているように見える 貯蓄と負相関となった医療保障については販売チャネルの影響は認められない 貯蓄目的 と 医療保障目的 の間の加入目的について販売チャネルが影響を与えて補完し 加入者の保険利用に貢献している 逆にいえば 意向の部分に影響を与えているため ここで問題が生じやすいとも考えられる 17

3. 影響の内容及び保険募集規制から見た留意点 1. 意向把握 確認死亡保障 介護保障 老後保障については営業職員を 相続対策については金融機関を通じて加入する場合 チャネルの影響が有意に確認された これは加入者の知識等の面を補完する役割を果たし 一定の貢献といえる 他方 顧客の意向形成に関わっているともいえ 当初意向と最終意向の相違や顧客の確意向確認に関する事後検証等 募集規制の重要な意義が確認できる 2. 異なる会社間での乗換契約分析結果では 保険ショップの影響が有意に認められ その影響によって解約 払込停止を伴う加入に結び付いていている これに対して インタビューでは 解約について 既契約の解約については当該保険会社のカスタマーセンター等連絡先を顧客に伝えている と述べており 実際の解約が行われたのか不明のケースがある ( 事後の面談を励行し 確認しているケースあり ) この場合 顧客は 新規加入において既契約の解約が前提との認識募集人は 既契約の解約が前提の加入との認識ができない ( 不透明 ) ケースがあり得 両者に 乗換募集の認識に齟齬が生じる余地がある 異なる会社間での医療保険から医療保険への乗換など詳細内容については確認できていない この部分は残課題 18

4. その他の補足的課題 1 募集人不明契約 78+14 1035 名対象者中 加入チャネルの認識に若干の問題があると考えられるもの 独立系 FP 等 ( その他を選択して記述回答 )14 名 ( 分析上は代理店区分へ変更 ) 営業職員でFP 資格を持つ人の場合 このような誤解は生ずる余地がない 勤務先人事部等 13 名企業内代理店が介在しているが 認識できていない可能性? 2 新契約時点で将来の契約者変更や減額を織り込んだ販売プランの意向把握 確認例 : 法人契約の契約者変更プラン個人契約における見做し贈与プランなど 一般的には 必要な生命保険契約 結果としての税務これに対して税務上効果を目的として販売プラン化 2 は件数ベースでは裏ワザ的手法であまり問題にならない保険料ベースで評価すると問題認識の重要性は変わる可能性 19

5. 販売チャネルの多様化類型と専業内構成 (1) 販売チャネルの多様化は 専業の中で専属募集人から乗合代理店使用人による募集への多様化 専業から兼業への多様化 対面から非対面への多様化の 3 類型に分けられる ここまでの分析結果では 生命保険の見直しを行う加入者の取り扱いが 代理店において多い 既契約の解約 払込停止を伴う加入が保険ショップにおいて多い これらはいずれも 専業の中の多様化において見られる傾向である 専業の中でのチャネル間の競合に特性があるのではないか? 次頁に多様化の類型から募集人の推計と構成比を示す 20

出典元年度 2004 年 2006 年 2009 年 2012 年 2014 年 生保協会 1 営業職員数 263,935 248,771 250,601 233,559 227,724 2 代理店使用人数 721,823 776,749 970,797 1,011,176 992,266 経済センサス 3 保険媒介代理業従事者数 88,920 105,112 129,460 129,530 138,495 労働力調査長期時系列 5. 販売チャネルの多様化類型と専業内構成 (2) 4 就業者人口 ( 単位 : 万人 ) 6,329 6,389 6,314 6,270 6,351 推計 5 専業募集人 (1+3) 6 兼業による保険募集人 (2-3) 7 専業保険募集人の就業者人口比率 (5/4) 352,855 353,883 380,061 363,089 366,219 632,903 671,637 841,337 881,646 853,771 0.56% 0.55% 0.60% 0.58% 0.58% 2004 年以降 経済センサス実施年のみ表示 専業保険募集人は総数では比較的安定的に推移 日本における就業者人口の 0.58% 程度 (2009 年 0.6% この時期 営業職員が増加しているため 採用の影響?) 21

5. 販売チャネルの多様化類型と専業内構成 (3) 専業保険募集人の構成推計 資料元 生保協会 経済センサス 年度 2004 年 2006 年 2009 年 2012 年 2014 年 1 営業職員数 263,935 248,771 250,601 233,559 227,724 2 保険媒介代理業従事者数 88,920 105,112 129,460 129530 138495 推計 構成比 3 専業保険募集人 (1+2) 352,855 353,883 380,061 363,089 366,219 4 営業職員 (1/3) 74.80% 70.30% 65.94% 64.33% 62.18% 代理店使用人 (2/3) 25.20% 29.70% 34.06% 35.67% 37.82% 専業保険募集人の中で 営業職員比率が減少し 代理店使用人比率が増大 2014 年営業職員 62% 代理店使用人 38% 程度 ) 22

5. 販売チャネルの多様化類型と専業内構成 (4) 専業保険募集人の移動のイメージ 乗合代理店保険ショップ 一社専属営業職員 訪問販売型代理店 1996 年以後設立 / 以前設立 企業内代理店 採用退職 採 用 個人代理店専属 / 乗合 生保業界外へ 一部が保険ショップや訪問型の乗合代理店へ移動 複数の乗合代理店 ( 保険ショップ含む ) において採用源は一社専属営業職員であるとのインタビュー結果 最近変化の動きもあるが 現在募集従事している者は これら代理店では一社専属営業職員だったものが中心と考えられる 専業の中のチャネル間競合は チャネルの性格と共に 募集人の移動が伴うことに規定されている可能性がある 23

6. まとめ 加入目的が 死亡保障 介護保障 老後保障 相続対策 については販売チャネルの影響が確認され 加入者の保険利用に貢献している 他方 顧客の意向の変化に関わっているとも考えられるため 意向把握 確認の事後検証の重要性が示唆される 加入者にとって 保険知識がある ことは 貯蓄目的 老後保障目的 において影響要因となる 言いかえれば貯蓄性の強い領域以外の保障分野の情報提供や加入者の理解に販売チャネルが貢献していると考えられる 既契約の解約 払込停止を伴う加入が全体の 34% 程度を占めているが 保険ショップを通じた加入の場合 そのことが正の影響要因となり 他チャネルを通じた場合より 有意に多い扱いとなっている この問題は 直接的には 乗換募集として適正な取扱いが求められる 他方 何故 特定のチャネルを通じると多くなるかは今後の課題となっている 可能性として考えられることは 専業の中での販売チャネルの多様化は 専属の営業職員が移動する形で実現している部分があり これが影響を与えている可能性を検証する必要がある 24

参考資料 1 販売チャネル別加入者年代区分クロス集計 χ 二乗検定と残差分析結果 χ 二乗検定 ** 営業職員保険ショップ代理店金融機関インターネットその他全体 p<0.01 加入チャネルと年代区分のクロス表 年代区分 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代 合計 度数 91 91 82 82 81 427 期待度数 83.3 96.1 85.8 66.0 95.7 427.0 比率 21.3% 21.3% 19.2% 19.2% 19.0% 100.0% 残差 7.7-5.1-3.8 16.0-14.7 調整済み残差 1.2 -.8 -.6 2.8-2.2 度数 39 53 27 19 31 169 期待度数 33.0 38.0 34.0 26.1 37.9 169.0 比率 23.1% 31.4% 16.0% 11.2% 18.3% 100.0% 残差 6.0 15.0-7.0-7.1-6.9 調整済み残差 1.3 3.0-1.5-1.7-1.4 度数 26 36 40 18 43 163 期待度数 31.8 36.7 32.8 25.2 36.5 163.0 比率 16.0% 22.1% 24.5% 11.0% 26.4% 100.0% 残差 -5.8 -.7 7.2-7.2 6.5 調整済み残差 -1.3 -.1 1.5-1.7 1.3 度数 10 12 11 9 24 66 期待度数 12.9 14.9 13.3 10.2 14.8 66.0 加入チャネル再の % 15.2% 18.2% 16.7% 13.6% 36.4% 100.0% 残差 -2.9-2.9-2.3-1.2 9.2 調整済み残差 -.9 -.9 -.7 -.4 2.8 度数 17 26 32 24 33 132 期待度数 25.8 29.7 26.5 20.4 29.6 132.0 比率 12.9% 19.7% 24.2% 18.2% 25.0% 100.0% 残差 -8.8-3.7 5.5 3.6 3.4 調整済み残差 -2.1 -.8 1.3.9.8 度数 19 15 16 8 20 78 期待度数 15.2 17.6 15.7 12.1 17.5 78.0 比率 24.4% 19.2% 20.5% 10.3% 25.6% 100.0% 残差 3.8-2.6.3-4.1 2.5 調整済み残差 1.1 -.7.1-1.3.7 度数 202 233 208 160 232 1035 期待度数 202.0 233.0 208.0 160.0 232.0 1035.0 比率 19.5% 22.5% 20.1% 15.5% 22.4% 100.0% 25

参考資料 2 生保見直し 解約払込停止 営業職員保険ショップ代理店金融機関インターネット 非該当 該当 合計 度数 219 208 427 期待度数 222.8 204.2 427.0 比率 51.3% 48.7% 100.0% 残差 -3.8 3.8 調整済み残差 -.5.5 度数 83 86 169 期待度数 88.2 80.8 169.0 比率 49.1% 50.9% 100.0% 残差 -5.2 5.2 調整済み残差 -.9.9 度数 73 90 163 期待度数 85.0 78.0 163.0 比率 44.8% 55.2% 100.0% 残差 -12.0 12.0 調整済み残差 -2.1 2.1 度数 44 22 66 期待度数 34.4 31.6 66.0 比率 66.7% 33.3% 100.0% 残差 9.6-9.6 調整済み残差 2.4-2.4 度数 70 62 132 期待度数 68.9 63.1 132.0 比率 53.0% 47.0% 100.0% 残差 1.1-1.1 営業職員保険ショップ代理店金融機関インターネット 非該当 該当 合計 度数 296 131 427 期待度数 280.5 146.5 427.0 比率 69.3% 30.7% 100.0% 残差 15.5-15.5 調整済み残差 2.1-2.1 度数 95 74 169 期待度数 111.0 58.0 169.0 比率 56.2% 43.8% 100.0% 残差 -16.0 16.0 調整済み残差 -2.8 2.8 度数 103 60 163 期待度数 107.1 55.9 163.0 比率 63.2% 36.8% 100.0% 残差 -4.1 4.1 調整済み残差 -.7.7 度数 51 15 66 期待度数 43.4 22.6 66.0 比率 77.3% 22.7% 100.0% 残差 7.6-7.6 調整済み残差 2.0-2.0 度数 78 54 132 期待度数 86.7 45.3 132.0 比率 59.1% 40.9% 100.0% 残差 -8.7 8.7 調整済み残差.2 -.2 調整済み残差 -1.7 1.7 度数 51 27 78 度数 57 21 78 期待度数 40.7 37.3 78.0 期待度数 51.2 26.8 78.0 その他 比率 65.4% 34.6% 100.0% その他 比率 73.1% 26.9% 100.0% 残差 10.3-10.3 残差 5.8-5.8 調整済み残差 2.4-2.4 調整済み残差 1.4-1.4 度数 540 495 1035 度数 680 355 1035 期待度数 540.0 495.0 1035.0 全体 期待度数 680.0 355.0 1035.0 比率 52.2% 47.8% 100.0% 比率 65.7% 34.3% 100.0% 26

参考資料 3-1 死亡保障目的医療保障目的介護保障目的 N 平均値標準偏差 t 差の検定平均値標準偏差 t 差の検定平均値標準偏差 t 差の検定非該当 631 3.87 1.89 4.67 1.76 3.06 1.57 財務健全性重視 0.20-1.35-1.44 該当 404 3.84 2.17 4.83 2.03 2.89 1.89 老後生活資金準備目的相続対策目的貯蓄目的非該当 631 3.19 1.67 2.48 1.45 3.01 1.74 財務健全性重視 -1.57 3.01 ** -1.41 該当 404 3.38 2.08 2.19 1.64 3.19 2.13 死亡保障目的医療保障目的介護保障目的 N 平均値標準偏差 t 差の検定平均値標準偏差 t 差の検定平均値標準偏差 t 差の検定非該当 317 3.78 1.90 4.63 1.77 3.00 1.60 会社の社会的認知度重視 -1.47-2.01 * 0.01 該当 418 3.97 2.14 4.88 2.00 3.00 1.84 老後生活資金準備目的相続対策目的貯蓄目的非該当 617 3.16 1.69 2.41 1.46 2.96 1.74 会社の社会的認知度重視 -2.22 * 1.08-2.34 * 該当 418 3.43 2.04 2.30 1.63 3.26 2.11 死亡保障目的医療保障目的介護保障目的 N 平均値標準偏差 t 差の検定平均値標準偏差 t 差の検定平均値標準偏差 t 差の検定非該当 653 3.83 1.95 4.53 1.87 2.93 1.63 加入手続き簡便さ重視 -0.65-4.62 *** -1.56 該当 382 3.91 2.09 5.08 1.83 3.11 1.82 老後生活資金準備目的相続対策目的貯蓄目的非該当 653 3.24 1.76 2.35 1.44 3.10 1.84 加入手続き簡便さ重視 -0.63-0.49 0.31 該当 382 3.31 1.98 2.40 1.66 3.06 2.01 27

参考資料 3-2 死亡保障目的医療保障目的介護保障目的 N 平均値標準偏差 t 差の検定平均値標準偏差 t 差の検定平均値標準偏差 t 差の検定非該当 565 3.75 1.93 4.59 1.81 2.88 1.54 対面説明重視 -2.01 * -2.73 ** -2.38 * 該当 470 4.00 2.08 4.90 1.93 3.14 1.87 老後生活資金準備目的相続対策目的貯蓄目的非該当 565 3.12 1.65 2.38 1.39 2.95 1.76 対面説明重視 -2.77 ** 0.20-2.41 * 該当 470 3.44 2.04 2.36 1.68 3.24 2.05 死亡保障目的医療保障目的介護保障目的 N 平均値標準偏差 t 差の検定平均値標準偏差 t 差の検定平均値標準偏差 t 差の検定非該当 539 3.83 1.85 4.42 1.84 3.07 1.59 価格 ( 保険料 ) 安さ重視 -0.45-5.69 *** 1.49 該当 496 3.89 2.16 5.07 1.85 2.91 1.82 老後生活資金準備目的相続対策目的貯蓄目的非該当 539 3.44 1.72 2.61 1.53 3.35 1.81 価格 ( 保険料 ) 安さ重視 3.13 ** 5.35 ** 4.70 該当 496 3.08 1.96 2.10 1.49 2.79 1.96 死亡保障目的医療保障目的介護保障目的 N 平均値標準偏差 t 差の検定平均値標準偏差 t 差の検定平均値標準偏差 t 差の検定非該当 375 3.75 1.80 4.15 1.74 3.12 1.481 保障充実重視 -1.33-7.74 *** 1.91 該当 660 3.92 2.11 5.06 1.87 2.92 1.813 老後生活資金準備目的相続対策目的貯蓄目的非該当 375 3.45 1.571 2.77 1.48 3.46 1.70 保障充実重視 2.56 * 6.49 ** 5.01 *** 該当 660 3.16 1.976 2.14 1.51 2.87 1.98 28

参考資料 4-1 加入者要因となるその他の変数 末子独立前ダミー 末子状況計未就学児童小学生中学生高校生専門 短大 高専 大学 大学院卒業 未婚卒業 既婚該当数 227 46 17 27 46 145 97 子供あり 605 独立前 1 独立後 0 末子独立前ダミー区分子供なし子供なし 0 430 年収 600 万以上ダミー 本人年収 200~400 400~600 200 万未満万未満万未満 600~800 800~1000 万未満 万未満 1000~ 1200 万未満 1200~ 1500 万未満 1500~ 2000 万未満 2000 万以上 分からない 答えたくない 度数 358 267 179 60 33 12 4 1 5 116 1035 パーセント 34.59% 25.80% 17.29% 5.80% 3.19% 1.16% 0.39% 0.10% 0.48% 11.21% 100.00% 合計 年収 600 万以上を 1 未満を 0 とするダミー変数 分からない 答えたくない は欠損値 その他の変数に関わる平均値の差の検定結果 死亡保障目的医療保障目的介護保障目的 N 平均値標準偏差 t 差の検定平均標準偏差 t 差の検定平均標準偏 t 差の検定非該当 672 3.44 1.95 4.83 1.92 2.94 1.71 末子独立前 -9.59 *** 2.41 * -1.55 該当 363 4.63 1.86 4.54 1.77 3.11 1.69 老後生活資金準備目的相続対策目的貯蓄目的非該当 672 3.20 1.88 2.32 1.54 2.97 1.91 末子独立前 -1.54-1.20-2.48 * 該当 363 3.39 1.76 2.44 1.50 3.28 1.89 29

参考資料 4-2 加入者要因となるその他の変数 その他の変数に関わる平均値の差の検定結果 死亡保障目的 医療保障目的 介護保障目的 N 平均値 標準偏差 t 差の検定 平均値 標準偏差 t 差の検定 平均値 標準偏差 t 差の検定 正規雇用 非該当 567 3.52 1.97 4.79 1.97 2.82 1.66-6.05 *** 1.07 該当 468 4.27 1.97 4.66 1.75 3.21 1.73-3.68 *** 老後生活資金準備目的 相続対策目的 貯蓄目的 正規雇用 非該当 567 3.08 1.86 2.29 1.58 2.91 1.92-3.63 *** -1.74 該当 468 3.49 1.80 2.46 1.47 3.29 1.87-3.18 ** 死亡保障目的 医療保障目的 介護保障目的 N 平均値 標準偏差 t 差の検定 平均値 標準偏差 t 差の検定 平均値 標準偏差 t 差の検定 年収 600 万以上 非該当 838 3.79 2.01 4.76 1.88 2.97 1.713-1.99 * 0.70 該当 115 4.18 1.89 4.63 1.71 3.17 1.661-1.19 老後生活資金準備目的 相続対策目的 貯蓄目的 年収 600 万以上 非該当 838 3.22 1.85 2.35 1.54 3.06 1.89-1.25-1.38 該当 115 3.44 1.68 2.56 1.49 3.02 1.83 0.23 死亡保障目的 医療保障目的 介護保障目的 N 平均値 標準偏差 t 差の検定 平均値 標準偏差 t 差の検定 平均値 標準偏差 t 差の検定 生保見直し 非該当 540 3.81 2.04 4.50 2.01 2.84 1.70-0.88-4.27 *** 該当 495 3.92 1.96 4.99 1.67 3.17 1.69-3.19 ** 老後生活資金準備目的 相続対策目的 貯蓄目的 生保見直し 非該当 540 3.34 1.919 2.43 1.57 3.33 1.99 1.34 1.44 該当 495 3.19 1.757 2.29 1.48 2.81 1.77 4.46 *** 30

ご清聴ありがとうございました ご指摘やご意見等いただければ幸いです 小山浩一 koichi.koyama@gmail.com 株式会社 Break On Through 会社 HP http://www.bont.co.jp/ 31