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運用商品一覧 作成日 :2019 年 10 月 8 日 規約名 フジ アスティ企業型確定拠出年金 運営管理機関名 第一生命保険株式会社 < 商品ラインアップの選定 > 選定理由 複数の資産に分散投資を行うバランス型投資信託と 基本 4 資産 ( 国内外の株式 債券 ) を投資対象とする単一資産型投資

ハッピーエイジング 30 損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント バランス資産配分固定型信託報酬 ( 年率 税込 ) % 国内外の株式 ( 新興国含む ) 債券に分散投資 / 外貨建資産の為替ヘッジ 国内外の株式比率は 70% を基本とします 合成ベンチマークを上回る運用成果を目指しま

リターン大2 運用商品を選ぼう 確定拠出年金は 自分で選んだ商品で運用し その運用結果によって将来の受け取り額が決まります なお 投資信託は預金とは異なり 運用の結果によっては損失が生じる可能性があります ご加入の方からの運用指図がないご資産は 未指図資産という現金相当の資産として管理されます 所定

【資料3-1】投資信託協会提出資料

Microsoft PowerPoint - 【資料6】生命保険協会提出資料

目次 1. プラン概況 資産概況 2P 人員構成 2. 運用商品選択状況種類別資産配分比率推移 3P 選択者数と資産評価額 4P 年代別資産配分状況元本確保型への投資割合 5P 商品選択カテゴリー数別 / 人数割合株式への投資割合 6P 外国資産への投資割合 3. 運用実績 運用利回り ' 拠出開始

1. 指定運用方法の規定整備 今般の改正により 商品選択の失念等により運用商品を選択しない者への対応として あらかじめ定められた指定運用方法 に係る規定が整備されます 指定運用方法とは 施行日(2018 年 5 月 1 日 ) 以降 新たに確定拠出年金制度に加入された方が 最初の掛金納付日から確定拠

Microsoft Word - 法令解釈通知(新旧)

2019 年 2 月末基準 確定拠出年金データ集 あいおいニッセイ同和個人型野村プラン 当資料は 確定拠出年金法第 24 条およびその他関係法令に規定する運用の方法に関する情報の提供並びに確定拠出年金法第 22 条に規定する資産の運用に関する基礎的な資料の提供に資するために 信頼できると判断したデー

運営管理機関 : ろうきん DIAM バランス ファンド <DC 年金 >1 安定型 2 安定 成長型 3 成長型 一般社団法人投資信託協会分類 DIAM バランス ファンド <DC 年金 >1 安定型 : 追加型投信 / 内外 / 資産複合 / インデックス型 DIAM バランス ファンド <DC

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スライド 1

企業年金における資産運用の状況 2015年度年次報告書.pdf

アリアンツNK Kraft(一時払変額年金保険(年金原資保証型))


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運営管理機関 : ろうきん DIAM バランス ファンド <DC 年金 >1 安定型 2 安定 成長型 3 成 一般社団法人投資信託協会分類 DIAMバランス ファンド<DC 年金 >1 安定型 : 追加型投信 / 内外 / 資産複合 / インデックス型 DIAMバランス ファンド<DC 年金 >2

個人型確定拠出年金(iDeCo)の加入状況

「つみたてNISA」専用商品の取扱開始について

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確定拠出年金(DC)における継続投資教育の効果

農中確定拠出年金 1 年定期 ( プラン名 : みずほ J 個人型プラン ) 相手方農林中央金庫種類定期預金預入機間 1 年 ( プラン名 : 四国みずほ ) ( 受付金融機関四国銀行 ) 5 71 株式会社みずほ銀行 (

も は により が される があります 3 で が した には を に する の が です 1

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確定拠出年金制度に関する改善要望について

PowerPoint プレゼンテーション

各資産のリスク 相関の検証 分析に使用した期間 現行のポートフォリオ策定時 :1973 年 ~2003 年 (31 年間 ) 今回 :1973 年 ~2006 年 (34 年間 ) 使用データ 短期資産 : コールレート ( 有担保翌日 ) 年次リターン 国内債券 : NOMURA-BPI 総合指数

年金制度の体系 現状 ( 平成 26 年 3 月末現在 ) 加入員数 48 万人 加入者数 18 万人 加入者数 464 万人 加入者数 788 万人 加入員数 408 万人 国民年金基金 確定拠出年金 ( 個人型 D C ) 確定拠出年金 ( 企業型 DC) 厚生年金保険 被保険者数 3,527

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2018 年度第 3 四半期運用状況 ( 速報 ) 年金積立金は長期的な運用を行うものであり その運用状況も長期的に判断することが必要ですが 国民の皆様に対して適時適切な情報提供を行う観点から 作成 公表が義務付けられている事業年度ごとの業務概況書のほか 四半期ごとに運用状況の速報として公表を行うも

ideco CHOICE 個人型確定拠出年金 (ideco) の 対象商品をどう選ぶ? 選べる商品はこの 2 タイプ 元本確保型 元本変動型 元本を確保 100 元本の変動がある 定期預金 みずほ DC 定期預金 (1 年 ) 投資信託 株式 債券 バランスなど計 2 7 本 投資信託

ideco 2 ideco , % 0 0 ideco SMAR T FOLIO DC

運用商品ラインアップ 運用商品の詳細および最新の運用実績等については ホームページからご確認ください 区分 商品 コード パッシブ型 商品名 セレクション 日本インデックス 信託財産 信託報酬率 年率 税込 留保額 商品概要 主に日本のに投資します % 委託会社 商品 コード

いとなります 年 9 月 12 日現在 マネックス証券調べ マネックス証券の ideco 取扱い商品ラインアップ 分類 ( 投資対象地域 ) パッシブ 名称 ( は ideco 初 ) [ 運用会社名 ] 実質的な運用管理報酬 ( 年率 税込 ) 国内株式 DIAM DC 国内株式イン

みずほインサイト 政策 2018 年 10 月 18 日 ideco 加入者数が 100 万人超え加入率引き上げへさらなる制度見直しを 政策調査部上席主任研究員堀江奈保子 naoko. ideco( 個人型確定拠出年金 ) の加入

1. 30 第 2 運用環境 各市場の動き ( 7 月 ~ 9 月 ) 国内債券 :10 年国債利回りは上昇しました 7 月末の日銀金融政策決定会合のなかで 長期金利の変動幅を経済 物価情勢などに応じて上下にある程度変動するものとしたことが 金利の上昇要因となりました 一方で 当分の間 極めて低い長

資産運用関係補足説明資料

資信元本確保型商品投合計で 100% になるように運用商品をえらんでみよう カテゴリー運用商品名商品コード運用割合 バランス型 三井住友 資産最適化ファンド (1 安定重視型 ) % SMBC 個人型プラン 三井住友 資産最適化ファンド (2 やや安定型 ) 三井住友 資産最適化ファンド

加入者のみなさまへ 当資料は 加入者のみなさまが 運用商品をお選びの際にご利用いただけるよう 各運用商品の概要をまとめたものです 運用による損益は すべて加入者のみなさまに帰属しますので ご自身のご判断にて 運用商品をお選びください なお 当資料は加入者のみなさまに対して商品の内容をご説明するために


個人型確定拠出年金(iDeCo)の加入状況

②議事(1)じぶんで育てる年金 iDeCoの活用術(配布用)

2018年度年金資産運用状況(速報).pdf

SBI 証券 ideco セレクトプラン運用商品一覧 元本確保型商品 預金 2019/8/1 現在 カテゴリー 商品名 運用会社 保護機構 保険期間 保証利率 預金あおぞらDC 定期 (1 年 ) あおぞら銀行預金保険 1 年 0.020% 元本変動型商品株式投信 分類ファンド名販売会社委託会社 国

1. 30 第 1 運用環境 各市場の動き ( 4 月 ~ 6 月 ) 国内債券 :10 年国債利回りは狭いレンジでの取引が続きました 海外金利の上昇により 国内金利が若干上昇する場面もありましたが 日銀による緩和的な金融政策の継続により 上昇幅は限定的となりました : 東証株価指数 (TOPIX)

目 次 1. 平成 27 年度 ( 平成 27 年 4 月 ~ 平成 28 年 3 月 ) における運用環境について 2. 平成 27 年度 ( 平成 27 年 4 月 ~ 平成 28 年 3 月 ) のポートフォリオ別の運用状況 3. ベンチマーク インデックスの推移 ( 参考 ) 被保険者ポート

自動的に反映させないのは133 社 ( 支払原資を社内で準備している189 社の70.4%) で そのうち算定基礎は賃金改定とは連動しないのが123 社 (133 社の92.5%) となっている 製造業では 改定結果を算定基礎に自動的に反映させるのは26 社 ( 支払原資を社内で準備している103

従業員にとっての確定拠出年金の資産運用

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【34】今日から使える「リスクとリターン」_1704.indd

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個人型確定拠出年金の加入対象者の拡大

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企業型確定拠出年金(DC)担当者の意識調査 基本集計報告2012

PowerPoint プレゼンテーション

自助努力国 年 ( 基礎年 ) 本の年 制度 4 階 3 階 2 階 預貯 / 有価証券投資 ( 株式 債券 投資信託等 )/ 個 年 保険 個 型 DC 国 年 基 企業年 制度 ( 企業型 DC/DB 等 ( )) 退職 制度 個 型 DC( 新たに加入が可能となった範囲 ) 厚 年 保険 年


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当ページは 各種の信頼できると考えられる情報源から取得した情報に基づき アクサ生命保険株式会社が作成し提供するものです 情報の内容に関しては万全を期しておりますが その正確性 完全性については これを保証するものではありません 運用環境 日本株式市場 TOPIX( 東証株価指数 ) は上昇し 前月末

そくりょう DC のしくみ スケールメリットを活かした高品質で低コストな確定拠出年金制度の枠組み 事務取り纏めスキーム 標準スキーム 個別事務スキーム オプションスキーム 企業 A 企業 B 企業 C 企業 D 企業 E 企業 F 代表事業主 ( 全国測量業厚生年金基金 ) 子会社を参加させることも

個人型 プラン運用商品一覧マスター.xls

ファンド名説明 ifree 8 資産バランス 本を含む世界の 8 資産へ均等に分散投資します 株式および不動産投資信託に投資することで世界の経済成 の果実を享受するとともに これらとは値動きの異なる債券にも投資することで安定した収益の確保も期待できます これまで預貯 中 だったお客様が幅広く資産を分

Microsoft Word - 未来ステップ doc

1度を知ろう日本の年金制度 4 階建ての建物になぞらえることができます 国民年金基金 企業型確定拠出年金加入者については 規約に定めがある場合に限ります 企業型確定拠出年金 厚生年金基金 その他の企業年金 ( 企業年金 ) 厚生年金 ( 公的年金 ) 国民年金 ( 公的年金 ) 年金払い退職給付 4

国家公務員共済組合連合会 厚生年金保険給付積立金の令和元年度第 1 四半期運用状況 第 1 四半期末の運用資産額は 6 兆 7,376 億円となりました 第 1 四半期の収益額は 実現収益額が 512 億円 総合収益額が 128 億円となりました 第 1 四半期の収益率は 実現収益率 ( 期間率 )

PowerPoint プレゼンテーション

iDeCoの加入者数、対象者拡大前の3倍に

年金積立金管理運用独立行政法人 平成21年度第3四半期運用状況

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投資信託説明書 ( 交付目論見書 ) 使用開始日 2017 年 11 月 27 日 D I A M バランス ファンド <D C 年金 > DIAM バランス ファンド <DC 年金 >1 安定型 DIAM バランス ファンド <DC 年金 >2 安定 成長型 DIAM バランス ファンド <DC

引受保険会社 東京都港区白金 お問合せ先 : カスタマーサービスセンター Tel アクサ生命ホームページ 特別勘定 ( 世界分散型 30AF) 月次運用実績レポート 2016 年 11 月 利用する

社会人として生活していくうえで必要な知識には様々なものがありますが 年金 健康保険 税金に関する知識や その支払いなどの金融に関する知識はその一つといえます また 充実した人生を送るためには ライフプラン マネープランについて学ぶことが重要であり セカンドライフに向けては 国民年金 厚生年金といった

中小企業退職金共済制度加入企業の実態に関する調査結果の概要

確定拠出年金とは 確定拠出年金は 公的年金に上乗せして給付を受ける私的年金のひとつです 基礎年金 厚生年金保険と組み合わせることで より豊かな老後生活を実現することが可能となります 確定拠出年金には 個人型 と 企業型 のつのタイプがあります 個人型確定拠出年金の加入者は これまで企業年金のない企業

国内債券 NOMURABPI 総合マザーファンド の運用実績 10,400 10,200 9,800 * 当ファンドの設定日当日 = として指数化 : 日次 9,600 1ヵ月 0.2% 3ヵ月 0.6% 6ヵ月 0.5% 1 年 0.1% 3 年 設定来 0.1% の各計算期間は作成基準日から過去

目次 平成 29 年度 第 2 四半期運用実績 ( 概要 ) P 2 平成 29 年度 市場環境 ( 第 2 四半期 ) 1 P 3 平成 29 年度 市場環境 ( 第 2 四半期 ) 2 P 4 平成 29 年度 退職等年金給付組合積立金の資産構成割合 P 5 平成 29 年度 退職等年金給付組合

第 1 四半期運用実績 ( 概要 ) 運用利回り +1.54% 収益率 ( ) ( 第 1 四半期 ) (+1.02% 実現収益率 ( )) 運用収益額 +3,222 億円 総合収益額 ( ) ( 第 1 四半期 ) (+1,862 億円 実現収益額 ( )) 運用資産残高 ( 第 1 四半期末 )

自助努力国民年金 ( 基礎年金 ) 日本の年金制度 4 階 3 階 2 階 預貯金 / 有価証券投資 ( 株式 債券 投資信託等 )/ 個人年金保険 個人型 DC 国民年金基金 企業年金制度 ( 企業型 DC/DB 等 ( )) 退職金制度 厚生年金保険 年金払い退職給付 等 個人型 DC( 新たに

SBI証券、個人型確定拠出年金(iDeCo:イデコ)についての個人投資家向けアンケート調査

加入者のみなさまへ 当資料は 加入者のみなさまが 運用商品をお選びの際にご利用いただけるよう 各運用商品の概要をまとめたものです 運用による損益は すべて加入者のみなさまに帰属しますので ご自身のご判断にて 運用商品をお選びください なお 当資料は加入者のみなさまに対して商品の内容をご説明するために

基本方針に関する取組状況

確定拠出年金向け説明資料 東京海上日動のねんきん博士 5 年 利率保証型積立傷害保険商品提供会社 : 東京海上日動火災保険株式会社 2016 年 11 月の保証利率 本商品は元本確保型の商品です 保証利率 0.010% * 上記利率は 当月中に商品提供会社へ到着した拠出金 ( 預替 スイッチングで購

運用経過 基準価額等の推移について ( 円 ) 3, 460 ( 百万円 ) 50 3, , , , , 435 期首 ( ) 0 期末 ( ) 基準価額 ( 左軸 ) 純資産総額 ( 右軸

 

国内ラップ口座残高推移 国内ラップ口座残高は この 5 年で 10 倍超に拡大 1

現在の運用商品選定数や構成の決定にあたっての基準 考え方 考慮要素 1 受託者責任に基づき 長期にわたる資産形成に相応しい商品を選定 提示 野村證券受託の際の例 DC ファンド ユニバース候補ファンド ユニバースファンド 商品ラインアップ 追加運用商品案 ファンド ファンド 商品選定委員会による審査

将来返上認可 過去返上認可 6 基金 解散認可 1 基金 一括納付による解散である 3 指定基金制度ア概要年金給付等に要する積立金の積立水準が著しく低い基金を 厚生労働大臣が指定します この指定された基金に対して 5 年間の財政健全化計画を作成させ これに基づき事業運営を行うよう重点的に指導すること

<4D F736F F D A8E91904D91F581758D828A DC28C D791D A96888C8E95AA947A8C5E81458E918E5990AC92B78C5E817682A882E682D C8B9E8A438FE E8E918E59836F8

PowerPoint プレゼンテーション

目次 1. 平成 29 年度第 1 四半期 ( 平成 29 年 4 月 ~6 月 ) における運用環境について 2. 平成 29 年度第 1 四半期 ( 平成 29 年 4 月 ~6 月 ) におけるポートフォリオ別の運用状況 3. ベンチマーク インデックスの推移 ( 参考 ) 用語の説明 頁 1

老後生活のための準備 ご自身がどのくらい年金を受取ることができて ゆとりある老後の生活にはどのくらいの費用が必要なのか理解しておくことが大切です 個人型確定拠出年金とは 老後生活の安定のために 税制優遇のもとでご自身が拠出した資金を ご自身の判断で運用し その結果 ( 年金資産 ) に応じて給付金を

退職等年金給付積立金等の管理運用の方針

S T E P 1 S T E P , , , , , , , ,000 ご参考 ド カ カ ideco 5,000 68, , 0

Transcription:

( 本件に関する問合せ先 ) 企業年金連合会会員センター企画課 DC 担当 TEL 03-5401-8712 FAX 03-5401-8727 2016( 平成 28) 年度決算 確定拠出年金実態調査結果 ( 概要 ) 平成 30 年 1 月 31 日

1. 確定拠出年金実態調査について 確定拠出年金の運営状況について統計的に把握 確定拠出年金の実施事業主の制度運営上の参考に供するとともに 制度の普及および発展に資することを目的 調査対象は企業型年金 2,000 規約 有効回答数 710 規約 回答率 35.5 % ( 調査票送付日 :2017 年 10 月 27 日 ) 2

2. 調査結果の要約 継続投資教育を実施したことがある規約の割合は 70.6% ( 前年度調査 60.9%) 本調査の実施以来 初めて 7 割を超えた 平成 28 年度の運用利回りの平均値は 3.5%( 前年度調査 0.7%) 14.0% の規約が指定運用方法を設定する予定 採用予定の運用商品は 元本確保型商品が 44.9% バランス型投資信託が 18.0% ターゲットイヤー型投資信託が 16.9% 個人型年金 (ideco) との同時加入を既に認めている規約が 2.6% 同時加入を認める予定の規約が 3.1% 運営管理機関に対する評価等を行っている規約は 7.1% ( 前年度調査 0.8%) と 取り組みが進んでいる 3

3. 回答規約のプロフィール 従業員数加 者数企業型 DC の導 年度 DC 規約の加入者数 平均 1,743 人 DC 規約の運用指図者数 平均 44 人 4

4. 加入者の想定利回り 制度導入時点における想定利回りの平均値は 1. 98% 66.4% の規約で想定利回りを設定 想定利回りを 1.75% 超 ~2.00% 以下とする規約が最も多い 5

5. 加入者の運用状況 1 資産残高ベース元本確保型 55.2% 投資信託等 44.8% 掛金ベース元本確保型 55.0% 投資信託等 45.0% 元本確保型と投資信託等の平均投資比率は 資産残高ベース 掛金ベースのどちらも 元本確保型が約 55% 投資信託等が約 45% となっている 投資信託等の比率について 前年度調査と比較すると 資産残高ベースでは若干増加し (42.2% 44.8%) 掛金ベースでは横ばい (44.9% 45.0%) となっている 6

6. 加入者の運用状況 2 元本確保型商品が 100% である加入者の割合 元本確保型商品が 100% 度数率 20% 未満 88 22.7% 20~40% 未満 145 37.5% 40~60% 未満 66 17.1% 60~80% 未満 47 12.1% 80~100% 未満 36 9.3% 100% 5 1.3% 有効回答者数 387 平均値 39.5% 元本確保型商品が 100% である加入者の割合の平均値 39.5% 無回答 323 元本確保型商品が 100% である加入者の割合が 20%~40% 未満の規約が最も多い ( 回答規約の 37.5%) 加入者全員が元本確保型商品 100% である規約の割合は 1.3% 7

7. 加入者の運用状況 3 平成 28 年度中の平均運用利回り 平成 28 年度中の平均運用利回り度数率 -7.0% 以下 0 0.0% -7.0% 超 ~-6.0% 以下 0 0.0% -6.0% 超 ~-5.0% 以下 0 0.0% -5.0% 超 ~-4.0% 以下 0 0.0% -4.0% 超 ~-3.0% 以下 0 0.0% -3.0% 超 ~-2.0% 以下 1 0.3% -2.0% 超 ~-1.0% 以下 5 1.3% -1.0% 超 ~0.0% 以下 7 1.8% 0.0% 超 ~1.0% 以下 29 7.5% 1.0% 超 ~2.0% 以下 63 16.3% 2.0% 超 ~3.0% 以下 73 18.9% 3.0% 超 ~4.0% 以下 99 25.6% 4.0% 超 ~5.0% 以下 46 11.9% 5.0% 超 ~6.0% 以下 22 5.7% 6.0% 超 ~7.0% 以下 12 3.1% 7.0% 超 ~ 30 7.8% 有効回答者数 387 平均値 3.5% 無回答 323 平成 28 年度の市場収益率 平成 28 年度中の加入者の平均運用利回りの平均値 3.5% リスク性資産 ( 内外株式 ) への配分がプラス寄与 平均運用利回りの分布は 3.0% 超 ~4.0% 以下 (25.6%) が最も多く 次いで 2.0% 超 ~3.0% 以下 (18.9%) となっている リスク性資産の組入れ比率の違いにより平均運用利回りに差 8 ( 注 ) 国内債券 :NOMURA-BPI( 総合 ) 国内株式 :TOPIX( 配当込み ) 外国債券 : シティ世界国債インデックス ( 除く日本 ヘッジなし 円換算 ) 外国株式 :MSCI-KOKUSAI( 配当再投資 グロス 円換算 )

8. 加入者の運用状況 4 制度発足から平成 28 年度中の決算月までの平均運用利回り ( 年率 ) 制度発足から平成 28 年度中の決算月までの平均運用利回り 度数 0.0% 以下 6 1.5% 0.0% 超 ~0.5% 以下 17 4.3% 0.5% 超 ~1.0% 以下 27 6.8% 1.0% 超 ~1.5% 以下 33 8.3% 1.5% 超 ~2.0% 以下 52 13.0% 2.0% 超 ~2.5% 以下 63 15.8% 2.5% 超 ~3.0% 以下 51 12.8% 3.0% 超 ~3.5% 以下 46 11.5% 3.5% 超 ~4.0% 以下 27 6.8% 4.0% 超 ~4.5% 以下 23 5.8% 4.5% 超 ~5.0% 以下 14 3.5% 5.0% 超 ~5.5% 以下 8 2.0% 5.5% 超 ~6.0% 以下 12 3.0% 6.0% 超 ~6.5% 以下 4 1.0% 6.5% 超 ~7.0% 以下 2 0.5% 7.0% 超 ~ 14 3.5% 有効回答者数 399 平均値 2.9% 率 無回答 311 ( 注 ) 平均運用利回り ( 年率 ) は 制度発足から決算月までの運用期間や市場環境が異なるため 単純比較することは適当でない 加入者の運用状況について 制度発足から平成 28 年度中の決算月までの平均運用利回りをみると 平均値は 2.9% 9

9. 運用商品の選定状況 ( 採用本数 ) 運用商品の平均採用数は 平均 18.7 本 ( 前年度調査 18.4 本 ) 採用社数の平均は 7.8 社 採用社数 度数 割合 1 社 43 8.1% 2 社 15 2.8% 3 社 20 3.8% 4 社 32 6.0% 5 社 54 10.2% 6 社 46 8.7% 7 社 45 8.5% 8 社 44 8.3% 9 社 44 8.3% 10 社 60 11.3% 11 社 34 6.4% 12 社 31 5.9% 13 社 21 4.0% 14 社 12 2.3% 15 社以上 28 5.3% 有効回答者数 529 平均値 7.8 社 無回答 181 法律上の最低要件は 3 本以上の商品選定であるが 加入者の分散投資の観点から平均で 18.7 本の選定を行っている 採用社数は平均で 7.8 社となっている 10

10. 運用商品の選定状況 ( 投資対象別 ) 投資対象ごとの本数 ( 平均値 ) 投資対象ごとの本数 ( 平均値 ) 平均値 1 元本確保型商品 4.7 * 内預金型 2.4 * 内保険商品型 2.4 2 主に日本株式の投資信託 3.5 * 内パッシブ 1.3 * 内アクティブ 2.2 3 主に日本債券の投資信託 1.5 * 内パッシブ 1.0 * 内アクティブ 0.5 4 主に外国株式の投資信託 2.3 * 内パッシブ 1.3 * 内アクティブ 1.0 5 主に外国債券の投資信託 1.8 * 内パッシブ 1.2 * 内アクティブ 0.6 6 複数資産に投資するバランス型投資信託 4.2 * 内パッシブ 2.4 * 内アクティブ 1.9 7ターゲットイヤー型投資信託 - * シリーズ 0.1 * 個別本数 0.4 8その他 0.6 8 その他の内訳 投資対象でみると元本確保型商品とバランス型投資信託の選定が多い その他の内訳としては不動産投資信託 (REIT) が多い 11

11. デフォルト商品の設定状況 加入者から運用指図のなかった掛金が自動的に買い付けされる商品の設定割合は 64.9% デフォルト商品の 95.9% は元本確保型商品 12

12. 指定運用方法の検討状況 指定運用方法の設定の予定 指定運用方法に採用予定の運用商品 運用商品度数割合 元本確保型商品 40 44.9% 複数資産に投資するバランス型投資信託 16 18.0% ターゲットイヤー型投資信託 15 16.9% その他の投資信託 2 2.2% 未定 16 18.0% 有効回答者数 89 無回答 1 指定運用方法を設定する予定である規約が 14.0% 指定運用方法に採用予定の運用商品は 元本確保型商品が 44.9% である一方で バランス型投資信託が 18.0% ターゲットイヤー型投資信託が 16.9% 13

13. マッチング拠出の実施状況 マッチング拠出の実施状況 マッチング拠出の実施状況は 実施している と 現在実施に向けて準備 検討している の合計が 57.1% となった マッチング拠出の未実施の理由 ( 複数回答可 ) マッチング拠出の未実施の理由 度数 割合 会社の事務負担が大きい 102 58.6% 加入者の関心が低い 81 46.6% 事業主掛金以下という規制が使いにくい 48 27.6% 労使合計で拠出限度額を超えないという規制が使いにくい 23 13.2% 拠出限度額に多くの人が達している 16 9.2% 中途解約ができない 14 8.0% その他 19 10.9% 有効回答数 303 有効回答者数 174 無回答 128 14

14. マッチング拠出の利用状況 全加入者に占めるマッチング拠出 可能者数の割合平均 96.0% 全加入者に占めるマッチング拠出利用者数の割合平均 29.4% 全加入者のうちマッチング拠出が可能な者の割合の平均は 96.0% 一方 実際のマッチング拠出の利用率は必ずしも高くない状況 15

15. マッチング拠出を実施している場合の拠出状況 平均マッチング拠出額 7,806 円 平均マッチング拠出額は 5,000 円 ~10,000 円未満の割合が最も高く 52.3% 平均マッチング拠出額は 7,806 円 16

16. 個人型年金 (ideco) との同時加入 企業型年金と ideco の同時加入 約半数の規約においては ideco との同時加入を可能とする予定はない 一方で 2.6% の規約において既に同時加入を可能としており 3.1% の規約において 同時加入を可能とする予定としている 17

17. 継続投資教育の実施状況 継続投資教育の実施率 ( 注 ) は 70.6% 継続投資教育の実施回数 継続投資教育の媒体 ( 手法 ) としては 集合研修が 71.8% と最も多いが ( 前年度調査 74.3%) 次いで社内報や社内メール等の定期刊行物の活用が 39.0%( 前年度調査 31.5%) となっている 18 ( 注 ) 制度導入後に継続投資教育を実施したことがある規約の割合

18. 運営管理機関に対する評価 見直し 運営管理機関に対する評価等について 今後の評価等の実施について 運営管理機関に対する評価等を行っている規約は 7.1%( 前年度調査 0.8%) と 取り組みが進んでいる 現在は評価等を行っていない規約のうち 約 2 割の規約においては 評価等の実施について検討中または検討を予定している 19