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3. 安全性本治験において治験薬が投与された 48 例中 1 例 (14 件 ) に有害事象が認められた いずれの有害事象も治験薬との関連性は あり と判定されたが いずれも軽度 で処置の必要はなく 追跡検査で回復を確認した また 死亡 その他の重篤な有害事象が認められなか ったことから 安全性に問

IF 利用の手引きの概要 - 日本病院薬剤師会 - 1. 医薬品インタビューフォーム作成の経緯医療用医薬品の基本的な要約情報として医療用医薬品添付文書 ( 以下 添付文書と略す ) がある 医療現場で医師 薬剤師等の医療従事者が日常業務に必要な医薬品の適正使用情報を活用する際には 添付文書に記載され

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2005年10月改訂(第3版)

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ータについては Table 3 に示した 両製剤とも投与後血漿中ロスバスタチン濃度が上昇し 試験製剤で 4.7±.7 時間 標準製剤で 4.6±1. 時間に Tmaxに達した また Cmaxは試験製剤で 6.3±3.13 標準製剤で 6.8±2.49 であった AUCt は試験製剤で 62.24±2

Ⅰ.概要に関する項目

1999年1月(新様式第1版

IF 利用の手引きの概要 ー日本病院薬剤師会ー 1. 医薬品インタビューフォーム作成の経緯医療用医薬品の基本的な要約情報として医療用医薬品添付文書 ( 以下, 添付文書と略す ) がある 医療現場で医師 薬剤師等の医療従事者が日常業務に必要な医薬品の適正使用情報を活用する際には, 添付文書に記載され

«作成・改訂年月»

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あった AUCtはで ± ng hr/ml で ± ng hr/ml であった 2. バイオアベイラビリティの比較およびの薬物動態パラメータにおける分散分析の結果を Table 4 に示した また 得られた AUCtおよび Cmaxについてとの対数値


Ⅰ.概要に関する項目

2005年10月改訂(第3版)

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ピルシカイニド塩酸塩カプセル 50mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにピルジカイニド塩酸塩水和物は Vaughan Williams らの分類のクラスⅠCに属し 心筋の Na チャンネル抑制作用により抗不整脈作用を示す また 消化管から速やかに

ロペラミド塩酸塩カプセル 1mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロペラミド塩酸塩は 腸管に選択的に作用して 腸管蠕動運動を抑制し また腸管内の水分 電解質の分泌を抑制して吸収を促進することにより下痢症に効果を示す止瀉剤である ロペミン カプセル

シプロフロキサシン錠 100mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにシプロフロキサシン塩酸塩は グラム陽性菌 ( ブドウ球菌 レンサ球菌など ) や緑膿菌を含むグラム陰性菌 ( 大腸菌 肺炎球菌など ) に強い抗菌力を示すように広い抗菌スペクトルを

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添付文書情報 の検索方法 1. 検索条件を設定の上 検索実行 ボタンをクリックすると検索します 検索結果として 右フレームに該当する医療用医薬品の販売名の一覧が 販売名の昇順で表示されます 2. 右のフレームで参照したい販売名をクリックすると 新しいタブで該当する医療用医薬品の添付文書情報が表示され

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医薬品の添付文書等を調べる場合 最後に 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 特定の文書 ( 添付文書以外の文書 ) の記載内容から調べる場合 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 最後に 調べたい医薬品の名称を入力 ( 名称の一部のみの入力でも検索可能

2013 年 11 月作成 ( 第 1 版 ) 日本標準商品分類番号 医薬品インタビューフォーム日本病院薬剤師会の IF 記載要領 2008 に準拠して作成 パンテチン製剤 パンテチン錠 100mg YD PANTETHINE TABLETS 100mg 剤 形フィルムコーティング錠

2003年9月改訂(新様式第1版)       

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2019 年 3 月改訂 ( 第 5 版 ) 日本標準商品分類番号 :87119 医薬品インタビューフォーム 日本病院薬剤師会の IF 記載要領 2013 に準拠して作成 経口脊髄小脳変性症治療剤 Taltirelin Hydrate Tablets 剤形錠剤 ( 素錠 ) 製剤の規制区分処方箋医薬

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医療用医薬品最新品質情報集 ( ブルーブック ) 初版有効成分リトドリン塩酸塩 品目名 ( 製造販売業者 ) 後発医薬品 品目名 ( 製造販売業者 ) 先発医薬品 効能 効果用法 用量添加物 1) 解離定数 (25 ) 1) 溶解度 (37 ) 1 ウテロン錠 5mg サンド 2

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使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 1 2X X 重要な基本的注意 1TNF 2TNF TNF 3 X - CT X 4TNFB HBsHBcHBs B B B B 5 6TNF 7 8dsDNA d

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記載データ一覧 品目名 製造販売業者 BE 品質再評価 1 マグミット錠 250mg 協和化学工業 2 酸化マグネシウム錠 250mg TX みらいファーマ 3 酸化マグネシウム錠 250mg モチダ 持田製薬販売 # 4 酸化マグネシウム錠 250mg マイラン マイラン製薬 # 5 酸化マグネシ

2005年10月改訂(第3版)

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2005年10月改訂(第3版)

Ⅰ.概要に関する項目

2005年10月改訂(第3版)

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より詳細な情報を望まれる場合は 担当の医師または薬剤師におたずねください また 患者向医薬品ガイド 医療専門家向けの 添付文書情報 が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています

   年  月改訂(第 版)

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Ⅰ. 改訂内容 ( 部変更 ) ペルサンチン 錠 12.5 改 訂 後 改 訂 前 (1) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本剤の作用が増強され, 副作用が発現するおそれがあるので, 併用しないこと ( 過量投与 の項参照) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本

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Transcription:

2013 年 6 月改訂 ( 第 2 版 ) 日本標準商品分類番号 87449 医薬品インタビューフォーム日本病院薬剤師会の IF 記載要領 2008 に準拠して作成 アレルギー性疾患治療剤日本薬局方フェキソフェナジン塩酸塩錠フェキソフェナジン塩酸塩錠 30mg TCK フェキソフェナジン塩酸塩錠 60mg TCK FEXOFENADINE HYDROCHLORIDE 剤形錠剤 ( フィルムコーティング錠 ) 製剤の規制区分該当しない 規格 含量 一般名 錠 30mg:1 錠中にフェキソフェナジン塩酸塩 ( 日局 ) を30mg 含有する 錠 60mg:1 錠中にフェキソフェナジン塩酸塩 ( 日局 ) を60mg 含有する 和名 : フェキソフェナジン塩酸塩洋名 :Fexofenadine Hydrochloride 製造販売承認年月日 薬 価 基 準 収 載 発 売 年 月 日 製造販売承認年月日 :2013 年 2 月 15 日薬価基準収載年月日 :2013 年 6 月 21 日発売年月日 :2013 年 6 月 21 日 開発 製造販売 ( 輸入 ) 提携 販売会社名 製造販売元 : 辰巳化学株式会社 医薬情報担当者の連絡先辰巳化学株式会社薬事学術 安全管理部 TEL:076-247-2132 FAX:076-247-5740 問い合わせ窓口医療関係者向けホームページ http://www.tatsumi-kagaku.com 本 IFは2013 年 6 月改訂 ( 第 2 版 ) の添付文書の記載に基づき作成した 最新の添付文書情報は 医薬品医療機器情報提供ホームページ http://www.info.pmda.go.jp/ にてご確認ください

IF 利用の手引きの概要 日本病院薬剤師会 1. 医薬品インタビューフォーム作成の経緯医療用医薬品の基本的な要約情報として医療用医薬品添付文書 ( 以下 添付文書と略す ) がある 医療現場で医師 薬剤師等の医療従事者が日常業務に必要な医薬品の適正使用情報を活用する際には 添付文書に記載された情報を裏付ける更に詳細な情報が必要な場合がある 医療現場では 当該医薬品について製薬企業の医薬情報担当者等に情報の追加請求や質疑をして情報を補完して対処してきている この際に必要な情報を網羅的に入手するための情報リストとしてインタビューフォームが誕生した 昭和 63 年に日本病院薬剤師会 ( 以下 日病薬と略す ) 学術第 2 小委員会が 医薬品インタビューフォーム ( 以下 IFと略す ) の位置付け並びにIF 記載様式を策定した その後 医療従事者向け並びに患者向け医薬品情報ニーズの変化を受けて 平成 10 年 9 月に日病薬学術第 3 小委員会においてIF 記載要領の改訂が行われた 更に10 年が経過した現在 医薬品情報の創り手である製薬企業 使い手である医療現場の薬剤師 双方にとって薬事 医療環境は大きく変化したことを受けて 平成 20 年 9 月に日病薬医薬情報委員会において新たなIF 記載要領が策定された 2.IFとは IFは 添付文書等の情報を補完し 薬剤師等の医療従事者にとって日常業務に必要な 医薬品の品質管理のための情報 処方設計のための情報 調剤のための情報 医薬品の適正使用のための情報 薬学的な患者ケアのための情報等が集約された総合的な個別の医薬品解説書として 日病薬が記載要領を策定し 薬剤師等のために当該医薬品の製薬企業に作成及び提供を依頼している学術資料 と位置付けられる ただし 薬事法 製薬企業機密等に関わるもの 製薬企業の製剤努力を無効にするもの及び薬剤師自らが評価 判断 提供すべき事項等はIFの記載事項とはならない 言い換えると 製薬企業から提供されたIFは 薬剤師自らが評価 判断 臨床適応するとともに 必要な補完をするものという認識を持つことを前提としている [IFの様式] 1 規格はA4 版 横書きとし 原則として9ポイント以上の字体 ( 図表は除く ) で記載し 一色刷りとする ただし 添付文書で赤枠 赤字を用いた場合には 電子媒体ではこれに従うものとする 2IF 記載要領に基づき作成し 各項目名はゴシック体で記載する 3 表紙の記載は統一し 表紙に続けて日病薬作成の IF 利用の手引きの概要 の全文を記載するものとし 2 頁にまとめる [IFの作成] 1IFは原則として製剤の投与経路別 ( 内用剤 注射剤 外用剤 ) に作成される 2IFに記載する項目及び配列は日病薬が策定したIF 記載要領に準拠する 3 添付文書の内容を補完するとのIFの主旨に沿って必要な情報が記載される 4 製薬企業の機密等に関するもの 製薬企業の製剤努力を無効にするもの及び薬剤師をはじめ医療従事者自らが評価 判断 提供すべき事項については記載されない

5 医薬品インタビューフォーム記載要領 2008 ( 以下 IF 記載要領 2008 と略す ) により作成されたIFは 電子媒体での提供を基本とし 必要に応じて薬剤師が電子媒体 (PDF) から印刷して使用する 企業での製本は必須ではない [IFの発行] 1 IF 記載要領 2008 は 平成 21 年 4 月以降に承認された新医薬品から適用となる 2 上記以外の医薬品については IF 記載要領 2008 による作成 提供は強制されるものではない 3 使用上の注意の改訂 再審査結果又は再評価結果 ( 臨床再評価 ) が公表された時点並びに適応症の拡大等がなされ 記載すべき内容が大きく変わった場合にはIFが改訂される 3.IFの利用にあたって IF 記載要領 2008 においては 従来の主にMRによる紙媒体での提供に替え PD Fファイルによる電子媒体での提供を基本としている 情報を利用する薬剤師は 電子媒体から印刷して利用することが原則で 医療機関でのIT 環境によっては必要に応じてMRに印刷物での提供を依頼してもよいこととした 電子媒体のIFについては 医薬品医療機器総合機構の医薬品医療機器情報提供ホームページに掲載場所が設定されている 製薬企業は 医薬品インタビューフォーム作成の手引き に従って作成 提供するが IF の原点を踏まえ 医療現場に不足している情報やIF 作成時に記載し難い情報等については製薬企業のMR 等へのインタビューにより薬剤師等自らが内容を充実させ IFの利用性を高める必要がある また 随時改訂される使用上の注意等に関する事項に関しては IFが改訂されるまでの間は 当該医薬品の製薬企業が提供する添付文書やお知らせ文書等 あるいは医薬品医療機器情報配信サービス等により薬剤師等自らが整備するとともに IFの使用にあたっては 最新の添付文書を医薬品医療機器情報提供ホームページで確認する なお 適正使用や安全性の確保の点から記載されている 臨床成績 や 主な外国での発売状況 に関する項目等は承認事項に関わることがあり その取扱いには十分留意すべきである 4. 利用に際しての留意点 IFを薬剤師等の日常業務において欠かすことができない医薬品情報源として活用して頂きたい しかし 薬事法や医療用医薬品プロモーションコード等による規制により 製薬企業が医薬品情報として提供できる範囲には自ずと限界がある IFは日病薬の記載要領を受けて 当該医薬品の製薬企業が作成 提供するものであることから 記載 表現には制約を受けざるを得ないことを認識しておかなければならない また製薬企業は IFがあくまでも添付文書を補完する情報資材であり 今後インターネットでの公開等も踏まえ 薬事法上の広告規制に抵触しないよう留意し作成されていることを理解して情報を活用する必要がある (2008 年 9 月 )

目 次 Ⅰ. 概要に関する項目 1 Ⅱ. 名称に関する項目 2 Ⅲ. 有効成分に関する項目 3 Ⅳ. 製剤に関する項目 4 Ⅴ. 治療に関する項目 9 Ⅵ. 薬効薬理に関する項目 10 Ⅶ. 薬物動態に関する項目 11 Ⅷ. 安全性 ( 使用上の注意等 ) に関する項目 17 Ⅸ. 非臨床試験に関する項目 20 Ⅹ. 管理的事項に関する項目 21 ⅩⅠ. 文献 23 ⅩⅡ. 参考資料 23 ⅩⅢ. 備考 23

Ⅰ. 概要に関する項目 1. 開発の経緯フェキソフェナジン塩酸塩は 抗アレルギー薬であり 本邦では 2000 年に上市されている フェキソフェナジン塩酸塩錠 30mg TCK 及びフェキソフェナジン塩酸塩錠 60mg TC K は 辰巳化学株式会社が後発医薬品として開発を企画し 薬食発第 0331015 号 (200 5 年 3 月 31 日 ) に基づき規格及び試験方法を設定 加速試験 生物学的同等性試験を実施し 2013 年 2 月に承認を得て 2013 年 6 月発売に至った 2. 製品の治療学的 製剤学的特性 本剤はフェキソフェナジン塩酸塩を有効成分とし アレルギー性鼻炎 蕁麻疹 皮膚疾患 ( 湿疹 皮膚炎 皮膚そう痒症 アトピー性皮膚炎 ) に伴うそう痒 に効能を有するうすいだいだい色のフィルムコーティング錠である 重大な副作用としてショック アナフィラキシー 肝機能障害 黄疸 無顆粒球症 白血球減少 好中球減少があらわれることがある - 1 -

Ⅱ. 名称に関する項目 1. 販売名 (1) 和名 : フェキソフェナジン塩酸塩錠 30mg TCK フェキソフェナジン塩酸塩錠 60mg TCK (2) 洋名 : FEXOFENADINE HYDROCHLORIDE Tablets 30mg TCK FEXOFENADINE HYDROCHLORIDE Tablets 60mg TCK (3) 名称の由来 : 一般名 + 剤形 + 含量 + TCK 2. 一般名 (1) 和名 ( 命名法 ): フェキソフェナジン塩酸塩 (JAN) (2) 洋名 ( 命名法 ): Fexofenadine Hydrochloride(JAN) Fexofenadine(INN) (3) ステム : 不明 3. 構造式又は示性式 4. 分子式及び分子量分子式 :C 32 H 39 NO 4 HCl 分子量 :538.12 5. 化学名 ( 命名法 ) 2-(4-{(1RS)-1-Hydroxy-4-[4-(hydroxydiphenylmethyl)piperidin-1-yl]butyl} phenyl)-2-methylpropanoic acid monohydrochloride 6. 慣用名 別名 略号 記号番号なし 7.CAS 登録番号 153439-40-8(Fexofenadine Hydrochloride) 83799-24-0(Fexofenadine) - 2 -

Ⅲ. 有効成分に関する項目 1. 物理化学的性質 (1) 外観 性状白色の結晶性の粉末である 結晶多形が認められる (2) 溶解性メタノールに極めて溶けやすく エタノール (99.5) にやや溶けやすく 水に溶けにくい (3) 吸湿性該当資料なし (4) 融点 ( 分解点 ) 沸点 凝固点該当資料なし (5) 酸塩基解離定数該当資料なし (6) 分配係数該当資料なし (7) その他の主な示性値メタノール溶液 (3 100) は旋光性を示さない 2. 有効成分の各種条件下における安定性該当資料なし 3. 有効成分の確認試験法日局 フェキソフェナジン塩酸塩 の確認試験法による 4. 有効成分の定量法日局 フェキソフェナジン塩酸塩 の定量法による - 3 -

Ⅳ. 製剤に関する項目 1. 剤形 (1) 剤形の区別 規格及び性状 外形色調直径 (mm) 厚さ (mm) 重量 (mg) 剤形 識別コ - ド フェキソフェナジン塩酸塩錠 30mg TCK 6.1 3.65 104 うすいだいだい色フィルムコーティング錠 TU 531 フェキソフェナジン塩酸塩錠 60mg TCK (2) 製剤の物性 12.1 5.6 3.85 206 うすいだいだい色フィルムコーティング錠 TU 532 (3) 識別コード 本体 包装材料 フェキソフェナジン塩酸塩錠 30mg TCK TU 531 TU 531 フェキソフェナジン塩酸塩錠 60mg TCK TU 532 TU 532 (4)pH 浸透圧比 粘度 比重 無菌の旨及び安定なpH 域等 該当しない 2. 製剤の組成 (1) 有効成分 ( 活性成分 ) の含量 フェキソフェナジン塩酸塩錠 30mg TCK 1 錠中にフェキソフェナジン塩酸塩 ( 日局 ) を 30mg 含有する フェキソフェナジン塩酸塩錠 60mg TCK 1 錠中にフェキソフェナジン塩酸塩 ( 日局 ) を 60mg 含有する (2) 添加物部分アルファー化デンプン セルロース クロスカルメロースナトリウム ステアリン酸カルシウム ヒプロメロース マクロゴール 酸化チタン 無水ケイ酸 三二酸化鉄 黄色三二酸化鉄 カルナウバロウ (3) その他該当資料なし 3. 懸濁剤 乳剤の分散性に対する注意該当しない 4. 製剤の各種条件下における安定性 1) フェキソフェナジン塩酸塩錠 30mg TCK < 加速試験 > 加速試験 (40 相対湿度 75% 6 ヵ月 ) の結果 フェキソフェナジン塩酸塩錠 30mg TCK は通常の市場流通下において 3 年間安定であることが推測された - 4 -

試験条件 :40 相対湿度 75% 6ヵ月 PTP 包装 規格 試験開始時 1ヵ月後 3ヵ月後 6ヵ月後 性状 うすいだいだい色のうすいだいだい色のフィルムコーティング錠フィルムコーティング錠 変化なし変化なし変化なし 確認試験 (1) 適 適 適 適 純度試験 (2) 適 適 適 適 製剤日局一般試験法均一性含量均一性試験 適 適 溶出試験 30 分間の溶出率は ) 80% 以上注 適 適 適 適 定量 (%) 表示量の 95.0~105.0% を含む 98.0 98.8 99.3 97.8 98.8 99.7 98.2 98.9 99.0 98.8 100.1 100.3 (3ロット 各ロットn=3) (1) 吸収極大 : 波長 257~261nmに吸収の極大を示す (2) 試料溶液のフェキソフェナジンに対する相対保持時間約 1.8のピーク面積は 標準溶液 のフェキソフェナジンのピーク面積より大きくなく 試料溶液のフェキソフェナジン及 び相対保持時間約 1.8 以外のピーク面積は 標準溶液のフェキソフェナジンのピーク面 積の2/5より大きくない また 試料溶液のフェキソフェナジン以外のピークの合計面積 は 標準溶液のフェキソフェナジンのピーク面積の2 倍より大きくない 注 ) パドル法 50rpm 水 フェキソフェナジン塩酸塩錠 60mg TCK < 加速試験 > 加速試験 (40 相対湿度 75% 6 ヵ月 ) の結果 フェキソフェナジン塩酸塩錠 60mg TCK は通常の市場流通下において 3 年間安定であることが推測された 試験条件 :40 相対湿度 75% 6ヵ月 PTP 包装 規格 試験開始時 1ヵ月後 3ヵ月後 6ヵ月後 性状 うすいだいだい色のうすいだいだい色のフィルムコーティング錠フィルムコーティング錠 変化なし変化なし変化なし 確認試験 (1) 適 適 適 適 純度試験 (2) 適 適 適 適 製剤日局一般試験法均一性含量均一性試験 適 適 溶出試験 30 分間の溶出率は ) 80% 以上注 適 適 適 適 定量 (%) 表示量の 95.0~105.0% を含む 99.0 99.5 100.4 97.2 98.2 99.2 97.8 98.5 98.9 98.5 99.5 99.6 (3ロット 各ロットn=3) (1) 吸収極大 : 波長 257~261nmに吸収の極大を示す (2) 試料溶液のフェキソフェナジンに対する相対保持時間約 1.8のピーク面積は 標準溶液 のフェキソフェナジンのピーク面積より大きくなく 試料溶液のフェキソフェナジン及 び相対保持時間約 1.8 以外のピーク面積は 標準溶液のフェキソフェナジンのピーク面 積の2/5より大きくない また 試料溶液のフェキソフェナジン以外のピークの合計面積 は 標準溶液のフェキソフェナジンのピーク面積の2 倍より大きくない 注 ) パドル法 50rpm 水 - 5 -

5. 調製法及び溶解後の安全性該当しない 6. 他剤との配合変化 ( 物理化学的変化 ) 該当資料なし 7. 溶出性 2) 溶出挙動における類似性 フェキソフェナジン塩酸塩錠 60mg TCK ( 後発医薬品の生物学的同等性試験ガイドライン :2006 年 11 月 24 日付薬食審査発第 1124004 号 ) 試験方法 : 日本薬局方一般試験法溶出試験法パドル法試験条件試験液量 :900 ml 温度 :37 ±0.5 試験液 :ph1.2 = 日本薬局方溶出試験第 1 液 ph4.0 = 薄めたMcIlvaineの緩衝液 ph6.8 = 日本薬局方溶出試験第 2 液水 = 日本薬局方精製水回転数 :50rpm(pH1.2 ph4.0 ph6.8 水) 100rpm(pH4.0) 標準製剤の平均溶出率が 85% を越えた時点で 試験を終了することができる 判定基準 ph1.2 標準製剤の平均溶出率が 40% 及び 85% 付近となる適当な 2 時点 (10 分及び 60 分 ) において 試験製剤の平均溶出率が標準製剤の平均溶出率 ±15% の範囲にある ph4.0 標準製剤の平均溶出率が 40% 及び 85% 付近となる適当な 2 時点 (10 分及び 90 分 ) において 試験製剤の平均溶出率が標準製剤の平均溶出率 ±15% の範囲にある ph6.8 水試験製剤は 15 分以内に平均 85% 以上溶出する ph4.0(100rpm) 標準製剤の平均溶出率が 40% 及び 85% 付近となる適当な 2 時点 (5 分及び 60 分 ) において 試験製剤の平均溶出率が標準製剤の平均溶出率 ±15% の範囲にある - 6 -

120 100 ph1.2(50rpm) 率(%)溶 80 出 60 40 フェキソフェナジン塩酸塩錠 60mg TCK 20 標準製剤 0 0 30 60 90 120 溶出時間 ( 分 ) n=12 120 100 ph4.0(50rpm) 溶 80 出 60 率(フェキソフェナジン塩酸塩錠 40 %)60mg TCK 20 標準製剤 0 0 60 120 180 240 300 溶出時間 ( 分 ) n=12 120 100 ph6.8(50rpm) 率(%)溶 80 出 60 40 フェキソフェナジン塩酸塩錠 60mg TCK 20 標準製剤 0 0 30 60 90 120 溶出時間 ( 分 ) n=12 120 100 水 (50rpm) 溶 80 出 60 率(フェキソフェナジン塩酸塩錠 40 %)60mg TCK 標準製剤 20 0 0 30 60 90 120 溶出時間 ( 分 ) n=12 120 ph4.0(100rpm) 溶出 100 80 60 40 20 0 率(%)フェキソフェナジン塩酸塩錠 60mg TCK 標準製剤 0 60 120 180 240 300 溶出時間 ( 分 ) n=12 標準製剤の平均溶出率 ±15% - 7 -

表溶出挙動における類似性 ( 試験製剤及び標準製剤の平均溶出率の比較 ) 試験条件 標準製剤 ( 錠剤 60mg) フェキソフェナジン塩酸塩錠 60mg TCK 方法 回転数 試験液 採取時間 平均溶出率 % 平均溶出率 % ph1.2 10 分 39.9 42.3 範囲内 60 分 84.4 80.0 範囲内 10 分 44.5 47.9 範囲内 50rpm ph4.0 90 分 88.0 85.4 範囲内パドル法 ph6.8 15 分 92.3 89.7 範囲内 水 15 分 86.4 86.4 範囲内 100rpm ph4.0 (n=12) 5 分 39.1 41.7 範囲内 60 分 85.4 81.1 範囲内 公的溶出規格への適合 フェキソフェナジン塩酸塩錠 30mg TCK 及びフェキソフェナジン塩酸塩錠 60mg TCK は 日本薬局方医薬品各条に定められた溶出規格に適合していることが確認されている 判定 8. 生物学的試験法該当しない 9. 製剤中の有効成分の確認試験法日局 フェキソフェナジン塩酸塩錠 の確認試験法による 10. 製剤中の有効成分の定量法日局 フェキソフェナジン塩酸塩錠 の定量法による 11. 力価該当しない 12. 混入する可能性のある夾雑物該当資料なし 13. 治療上注意が必要な容器に関する情報該当しない 14. その他該当しない - 8 -

Ⅴ. 治療に関する項目 1. 効能又は効果アレルギー性鼻炎 蕁麻疹 皮膚疾患 ( 湿疹 皮膚炎 皮膚そう痒症 アトピー性皮膚炎 ) に伴うそう痒 2. 用法及び用量通常 成人にはフェキソフェナジン塩酸塩として 1 回 60mg を 1 日 2 回経口投与する 通常 7 歳以上 12 歳未満の小児にはフェキソフェナジン塩酸塩として 1 回 30mg を 1 日 2 回 12 歳以上の小児にはフェキソフェナジン塩酸塩として 1 回 60mg を 1 日 2 回経口投与する なお 症状により適宜増減する 3. 臨床成績 (1) 臨床データパッケージ (2009 年 4 月以降承認品目 ) フェキソフェナジン塩酸塩錠 30mg TCK 該当しない フェキソフェナジン塩酸塩錠 60mg TCK 表中の : 評価資料 -: 非検討もしくは評価の対象とせずを表す phase 対象有効性安全性薬物動態概要 生物学的同等性試験 日本人健康成人男子 - 非盲検化単回経口投与 (2) 臨床効果該当資料なし (3) 臨床薬理試験 : 忍容性試験該当資料なし (4) 探索的試験 : 用量反応探索試験該当資料なし (5) 検証的試験 1) 無作為化並行用量反応試験該当資料なし 2) 比較試験該当資料なし 3) 安全性試験該当資料なし 4) 患者 病態別試験該当資料なし (6) 治療的使用 1) 使用成績調査 特定使用成績調査 ( 特別調査 ) 製造販売後臨床試験 ( 市販後臨床試験 ) 該当資料なし 2) 承認条件として実施予定の内容又は実施した試験の概要該当しない - 9 -

Ⅵ. 薬効薬理に関する項目 1. 薬理学的に関連ある化合物又は化合物群セチリジン塩酸塩 オロパタジン塩酸塩 ロラタジンなど 2. 薬理作用 (1) 作用部位 作用機序 3) 抗原抗体反応に伴って起こる肥満細胞からのヒスタミンなどのケミカルメディエーターの遊離を抑制すると共に ヒスタミンの H 1 作用に拮抗することにより アレルギー症状を緩和する (2) 薬効を裏付ける試験成績該当資料なし (3) 作用発現時間 持続時間該当資料なし - 10 -

Ⅶ. 薬物動態に関する項目 1. 血中濃度の推移 測定法 (1) 治療上有効な血中濃度該当資料なし 4) (2) 最高血中濃度到達時間 Tmax(hr) フェキソフェナジン塩酸塩錠 60mg TCK 2.1±1.1 (Mean±S.D.,n=45) 4) (3) 臨床試験で確認された血中濃度 生物学的同等性試験 フェキソフェナジン塩酸塩錠 60mg TCK フェキソフェナジン塩酸塩製剤であるフェキソフェナジン塩酸塩錠 60mg TCK の医薬品製造販売承認申請を行うに当たり 標準製剤又はフェキソフェナジン塩酸塩錠 60mg TCK を健康成人男子に単回経口投与し 血漿中のフェキソフェナジン濃度を測定して 薬物動態から両製剤の生物学的同等性を検証した 治験デザイン後発医薬品の生物学的同等性試験ガイドライン ( 薬食審査発第 1124004 号 2006 年 11 月 24 日 ) に準じ 非盲検下における2 剤 2 期クロスオーバー法を用いる はじめの入院期間を第 Ⅰ 期とし 2 回目の入院期間を第 Ⅱ 期とする なお 第 Ⅰ 期と第 Ⅱ 期の間の休薬期間は7 日間とする 投与条件被験者に対して10 時間以上の絶食下において 1 錠中にフェキソフェナジン塩酸塩を60mg 含有するフェキソフェナジン塩酸塩錠 60mg TCK 1 錠又は標準製剤 1 錠を150mLの水とともに経口投与する 投与後 4 時間までは絶食 絶水とする 採血時点第 Ⅰ 期及び第 Ⅱ 期ともに投与前 投与後 0.5,1,1.5,2,2.5,3,4,6,8, 10 及び12 時間後の12 時点とする 採血量は1 回につき3mLとする 分析法:LC-MS/MS 法 < 薬物動態パラメータ > フェキソフェナジン塩酸塩錠 60mg TCK 標準製剤 ( 錠剤 60mg) AUC 0 12hr (ng hr/ml) 判定パラメータ Cmax (ng/ml) Tmax (hr) 参考パラメータ T 1/2 (hr) 1208.8±437.5 239.3±112.3 2.1±1.1 3.2±0.4 1343.7±527.0 253.0±133.1 2.2±1.1 3.2±0.6 (Mean±S.D.,n=45) 得られた薬物動態パラメータ (AUC Cmax) について 90% 信頼区間法にて統計解析を行った結果 log(0.80)~log(1.25) の範囲内であり 両剤の生物学的同等性が確認された - 11 -

表フェキソフェナジン塩酸塩錠 60mg TCK と標準製剤の対数値の平均値の差の90% 信頼区間 90% 信頼区間 log(0.80)~log(1.25) AUC 0 12hr log(0.84)~log(0.97) Cmax log(0.86)~log(1.06) 血漿中フェキソフェナジン濃度 (ng/ml) 350 300 250 200 150 100 50 0 フェキソフェナジン塩酸塩錠 60mg TCK 標準製剤 ( 錠剤 60mg) Mean±S.D.,n=45 0 2 4 6 8 10 12 時間 (hr) 血漿中濃度並びに AUC Cmax 等のパラメータは 被験者の選択 体液の採取回数 時間等の試験条件によって異なる可能性がある フェキソフェナジン塩酸塩錠 30mg TCK フェキソフェナジン塩酸塩錠 30mg TCK は 含量が異なる経口固形製剤の生物学的同等性試験ガイドライン (2006 年 11 月 24 日薬食審査発第 1124004 号 ) に基づき フェキソフェナジン塩酸塩錠 60mg TCK を標準製剤としたとき 溶出挙動が等しく 生物学的に同等とみなされた 試験方法 : 日本薬局方一般試験法溶出試験法第 2 法 ( パドル法 ) 試験条件試験液量 :900 ml 温度 :37 ±0.5 試験液 :ph1.2 = 日本薬局方溶出試験第 1 液 ph4.0 = 薄めたMcIlvaineの緩衝液 ph6.8 = 日本薬局方溶出試験第 2 液水 = 日本薬局方精製水回転数 :50rpm(pH1.2 ph4.0 ph6.8 水) 100rpm(pH4.0) 標準製剤の平均溶出率が 85% を越えた時点で 試験を終了することができる - 12 -

判定基準平均溶出率 ph1.2 標準製剤の平均溶出率が 40% 及び 85% 付近となる適当な 2 時点 (10 分及び 90 分 ) において 試験製剤の平均溶出率が標準製剤の平均溶出率 ±10% の範囲にある ph4.0(50rpm 100rpm) 標準製剤の平均溶出率が 40% 及び 85% 付近となる適当な 2 時点 (5 分及び 90 分 ) において 試験製剤の平均溶出率が標準製剤の平均溶出率 ±10% の範囲にある ph6.8 水試験製剤は 15 分以内に平均 85% 以上溶出する 個々の溶出率 ph1.2 ph4.0(50rpm 100rpm) ph6.8 水最終比較時点における試験製剤の個々の溶出率について 試験製剤の平均溶出率 ±15% の範囲を超えるものが 12 個中 1 個以下で ±25% の範囲を超えるものがない 120 100 ph1.2(50rpm) 率(%)溶 80 出 60 40 フェキソフェナジン塩酸塩錠 30mg TCK 20 フェキソフェナジン塩酸塩錠 0 60mg TCK 0 30 60 90 120 溶出時間 ( 分 ) n=12 120 100 ph4.0(50rpm) 溶 80 出 60 率(フェキソフェナジン塩酸塩錠 40 % 30mg TCK )20 フェキソフェナジン塩酸塩錠 60mg TCK 0 0 60 120 180 240 300 溶出時間 ( 分 ) n=12 120 100 ph6.8(50rpm) 溶 80 出 60 率(フェキソフェナジン塩酸塩錠 % 40 )30mg TCK 20 フェキソフェナジン塩酸塩錠 60mg TCK 0 0 30 60 90 120 溶出時間 ( 分 ) n=12 120 100 水 (50rpm) 溶 80 出 60 率(フェキソフェナジン塩酸塩錠 40 % 30mg TCK )フェキソフェナジン塩酸塩錠 20 60mg TCK 0 0 30 60 90 120 溶出時間 ( 分 ) n=12-13 -

120 ph4.0(100rpm) 100 溶 80 出 60 率(フェキソフェナジン塩酸塩錠 40 %)30mg TCK 20 フェキソフェナジン塩酸塩錠 60mg TCK 0 0 60 120 180 240 300 溶出時間 ( 分 ) n=12 標準製剤の平均溶出率 ±10% 表溶出挙動における類似性 ( 試験製剤及び標準製剤の平均溶出率の比較 ) 試験条件 ) 標準製剤注 フェキソフェナジン塩酸塩錠 30mg TCK 結果 方法 回転数 試験液 採取時間 平均溶出率 % 平均溶出率 % ph1.2 10 分 42.3 39.4 範囲内 90 分 87.0 85.6 範囲内 5 分 36.0 38.3 範囲内 50rpm ph4.0 90 分 85.4 88.6 範囲内パドル法 ph6.8 15 分 89.7 91.2 範囲内 水 15 分 86.4 88.2 範囲内 100rpm ph4.0 (n=12) 5 分 41.7 45.7 範囲内 90 分 85.7 90.1 範囲内 注 ) 標準製剤としてフェキソフェナジン塩酸塩錠 60mg TCK を使用 表溶出挙動における類似性 ( 個々の溶出率の比較 ) 回転数 試験液 判定時間 個々の溶出率 (%) 試験製剤の ±15% を ±25% を平均溶出率 (%) 最小 ~ 最大超える個数超える個数 結果 ph1.2 90 分 85.6 80.9~90.5 0 0 適合 50rpm ph4.0 90 分 88.6 87.3~89.7 0 0 適合 ph6.8 15 分 91.2 89.0~92.6 0 0 適合 水 15 分 88.2 87.2~89.4 0 0 適合 100rpm ph4.0 90 分 90.1 89.3~91.6 0 0 適合 (n=12) (4) 中毒域該当資料なし (5) 食事 併用薬の影響 Ⅷ. 安全性 ( 使用上の注意等 ) に関する項目 7. 相互作用 の項を参照すること (6) 母集団 ( ポピュレーション ) 解析により判明した薬物体内動態変動要因該当資料なし - 14 -

2. 薬物速度論的パラメータ (1) コンパートメントモデル該当資料なし (2) 吸収速度定数該当資料なし (3) バイオアベイラビリティ Ⅶ.1.(3) 参照 (4) 消失速度定数該当資料なし (5) クリアランス該当資料なし (6) 分布容積該当資料なし (7) 血漿蛋白結合率該当資料なし 3. 吸収該当資料なし 4. 分布 (1) 血液 - 脳関門通過性該当資料なし (2) 血液 - 胎盤関門通過性該当資料なし (3) 乳汁ヘの移行性該当資料なし (4) 髄液への移行性該当資料なし (5) その他の組織への移行性該当資料なし 5. 代謝 (1) 代謝部位及び代謝経路該当資料なし (2) 代謝に関与する酵素 (CYP450 等 ) の分子種該当資料なし (3) 初回通過効果の有無及びその割合該当資料なし (4) 代謝物の活性の有無及び比率該当資料なし (5) 活性代謝物の速度論的パラメータ該当資料なし 6. 排泄 (1) 排泄部位及び経路該当資料なし (2) 排泄率該当資料なし (3) 排泄速度該当資料なし - 15 -

7. 透析等による除去率該当資料なし - 16 -

Ⅷ. 安全性 ( 使用上の注意等 ) に関する項目 1. 警告内容とその理由該当しない 2. 禁忌内容とその理由 ( 原則禁忌を含む ) 禁忌 ( 次の患者には投与しないこと ) 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 3. 効能又は効果に関連する使用上の注意とその理由該当しない 4. 用法及び用量に関連する使用上の注意とその理由該当しない 5. 慎重投与内容とその理由該当しない 6. 重要な基本的注意とその理由及び処置方法 (1) 本剤を季節性の患者に投与する場合は 好発季節を考えて その直前から投与を開始し 好発季節終了時まで続けることが望ましい (2) 本剤の使用により効果が認められない場合には 漫然と長期にわたり投与しないように注意すること 7. 相互作用 (1) 併用禁忌とその理由該当しない (2) 併用注意とその理由併用注意 ( 併用に注意すること ) 薬剤名等臨床症状 措置方法機序 危険因子 制酸剤 ( 水酸化アルミニウム 水酸化マグネシウム含有製剤 ) エリスロマイシン 本剤の作用を減弱させることがあるので 同時に服用させないなど慎重に投与すること 本剤の血漿中濃度を上昇させるとの報告がある 水酸化アルミニウム 水酸化マグネシウムが本剤を一時的に吸着することにより吸収量が減少することによるものと推定される P 糖蛋白の阻害による本剤のクリアランスの低下及び吸収率の増加に起因するものと推定される 8. 副作用 (1) 副作用の概要本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない (2) 重大な副作用と初期症状 (1) 重大な副作用 ( 頻度不明 ) 1) ショック アナフィラキシー : ショック アナフィラキシーがあらわれることがあるので 観察を十分に行い 呼吸困難 血圧低下 意識消失 血管浮腫 胸痛 潮紅等の過敏症状があらわれた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと 2) 肝機能障害 黄疸 :AST(GOT) ALT(GPT) γ-gtp Al-P LDH の上昇 - 17 -

等の肝機能障害 黄疸があらわれることがあるので 観察を十分に行い異常が認めれらた場合には 投与を中止し 適切な処置を行うこと 3) 無顆粒球症 白血球減少 好中球減少 : 無顆粒球症 白血球減少 好中球減少があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと (3) その他の副作用 頻度不明 精神神経系 頭痛 眠気 疲労 けん怠感 めまい 不眠 神経過敏 悪夢 睡眠障害 しびれ感 消 化 器 嘔気 嘔吐 口渇 腹痛 下痢 消化不良 便秘 過 敏 注 1) 症 そう痒 蕁麻疹 潮紅 発疹 血管浮腫 肝 2) 臓注 AST(GOT) 上昇 ALT(GPT) 上昇 腎臓 泌尿器 頻尿 排尿困難 循環器動悸 血圧上昇その他呼吸困難 味覚異常 浮腫 胸痛 月経異常注 1) このような症状があらわれた場合には 投与を中止すること 注 2) このような異常があらわれた場合には 減量 休薬等の適切な処置を行うこと (4) 項目別副作用発現頻度及び臨床検査値異常一覧該当資料なし (5) 基礎疾患 合併症 重症度及び手術の有無等背景別の副作用発現頻度該当資料なし (6) 薬物アレルギーに対する注意及び試験法 1. 禁忌 ( 次の患者には投与しないこと ) 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 2. 重大な副作用ショック アナフィラキシー : ショック アナフィラキシーがあらわれることがあるので 観察を十分に行い 呼吸困難 血圧低下 意識消失 血管浮腫 胸痛 潮紅等の過敏症状があらわれた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと 3. その他の副作用 ) 過敏症注 : そう痒 蕁麻疹 潮紅 発疹 血管浮腫注 ) このような症状があらわれた場合には 投与を中止すること 9. 高齢者への投与高齢者では腎機能が低下していることが多く 腎臓からも排泄される本剤では血中濃度が上昇する場合があるので 異常が認められた場合には適切な処置を行うこと 10. 妊婦 産婦 授乳婦等への投与 (1) 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には 治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること [ 妊娠中の投与に関する安全性は確立していない ] (2) 授乳中の婦人には本剤投与中は授乳を避けさせること [ 動物実験 ( ラット ) で乳汁中へ移行することが報告されている ] 11. 小児等への投与低出生体重児 新生児 乳児 幼児に対する安全性は確立していない ( 使用経験が少ない ) - 18 -

12. 臨床検査結果に及ぼす影響本剤は アレルゲン皮内反応を抑制するため アレルゲン皮内反応検査を実施する 3~5 日前から本剤の投与を中止すること 13. 過量投与過量投与に関する報告は限られており 外国での過量服用症例報告には用量が不明な症例が多いが 最も高用量を服用した 2 例 (1800~3600mg) では 症状はないかあるいはめまい 眠気及び口渇が報告されている 過量投与例においては 吸収されずに残っている薬物を通常の方法で除去すること及び その後の処置は対症的 補助的療法を検討すること なお 本剤は血液透析によって除去できない 14. 適用上の注意薬剤交付時 :PTP 包装の薬剤は PTP シートから取り出して服用するよう指導すること (PTP シートの誤飲により 硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し 更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている ) 15. その他の注意該当しない 16. その他該当しない - 19 -

Ⅸ. 非臨床試験に関する項目 1. 薬理試験 (1) 薬効薬理試験 ( Ⅵ. 薬効薬理に関する項目 参照 ) (2) 副次的薬理試験該当資料なし (3) 安全性薬理試験該当資料なし (4) その他の薬理試験該当資料なし 2. 毒性試験 (1) 単回投与毒性試験該当資料なし (2) 反復投与毒性試験該当資料なし (3) 生殖発生毒性試験該当資料なし (4) その他の特殊毒性該当資料なし - 20 -

Ⅹ. 管理的事項に関する項目 1. 規制区分製剤 : フェキソフェナジン塩酸塩錠 30mg TCK 該当しないフェキソフェナジン塩酸塩錠 60mg TCK 該当しない有効成分 : フェキソフェナジン塩酸塩該当しない 2. 有効期間又は使用期限使用期限 : 外装に表示 (3 年 ) 3. 貯法 保存条件室温保存 4. 薬剤取扱い上の注意点 (1) 薬局での取り扱いについて該当資料なし (2) 薬剤交付時の注意 ( 患者等に留意すべき必須事項等 ) Ⅷ. 安全性 ( 使用上の注意等 ) に関する項目 14. 適用上の注意 を参照すること 5. 承認条件等該当しない 6. 包装 フェキソフェナジン塩酸塩錠 30mg TCK PTP 包装 :100 錠 フェキソフェナジン塩酸塩錠 60mg TCK PTP 包装 :100 錠 140 錠 500 錠 7. 容器の材質 フェキソフェナジン塩酸塩錠 30mg TCK PTP 包装 : ポリ塩化ビニル アルミ箔 フェキソフェナジン塩酸塩錠 60mg TCK PTP 包装 : ポリ塩化ビニル アルミ箔 8. 同一成分 同効薬同一成分薬 : アレグラ錠 30mg/ 同錠 60mg 同効薬 : セチリジン塩酸塩 オロパタジン塩酸塩 ロラタジンなど 9. 国際誕生年月日 10. 製造販売承認年月日及び承認番号 フェキソフェナジン塩酸塩錠 30mg TCK 製造販売承認年月日 :2013 年 2 月 15 日承認番号 :22500AMX00308000 フェキソフェナジン塩酸塩錠 60mg TCK 製造販売承認年月日 :2013 年 2 月 15 日承認番号 :22500AMX00309000-21 -

11. 薬価基準収載年月日 2013 年 6 月 21 日 12. 効能又は効果追加 用法及び用量変更追加等の年月日及びその内容該当しない 13. 再審査結果 再評価結果公表年月日及びその内容該当しない 14. 再審査期間該当しない 15. 投与期間制限医薬品に関する情報本剤は投薬 ( あるいは投与 ) 期間に関する制限は定められていない 16. 各種コード 販売名 フェキソフェナジン塩酸塩錠 30mg TCK フェキソフェナジン塩酸塩錠 60mg TCK HOT 番号 厚生労働省薬価基準収載医薬品コード レセプト電算コード 122540201 4490023F2101 622254001 122541901 4490023F1105 622254101 17. 保険給付上の注意本剤は保険診療上の後発医薬品である - 22 -

ⅩⅠ. 文献 1. 引用文献 1) 辰巳化学株式会社社内資料 ( 安定性試験 ) 2) 辰巳化学株式会社社内資料 ( 溶出試験 ) 3) 第十六改正日本薬局方解説書 4) 辰巳化学株式会社社内資料 ( 生物学的同等性試験 ) 2. その他の参考文献なし ⅩⅡ. 参考資料 1. 主な外国での発売状況 2. 海外における臨床支援情報 ⅩⅢ. 備考 その他の関連資料なし - 23 -

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