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加圧防煙システム研究会 ( 第 91 回 ) 議事録 日時 :2006 年 4 月 27 日 ( 木 )18:00~21:00 場所 : 日建設計大阪 4 階会議室 出席者 : 田中 松下 北後 小林 清水 中道 久次米 ( 計 7 名 ) 91-1 第 90 回議事録 [ 久次米 ] 91-2 建築基準法関連告示 ( 階避難安全検証法に関する算出方法等を定める件 ) の改正に関する意見 [ 中道 ] 91-3 建設省告示第 1441 号 2006/4/18 現在の最新版の告示案 [ 山名先生からの資料等 ] 91-4 建築物の煙制御設計指針 2006 目次 [ 久次米 ] 91-5 第 3 章煙制御設備 [ 小林 ] 1. 前回研究会の議事確認を行った ( 資料 91-1) 2. 煙制御設計指針の目次について ( 資料 91-4) 第 6 章火災時の人間の挙動に関する基礎知識では まず 避難者に見られる一般的行動について書き 次 に 避難時のシナリオと避難行動の定量化の方法やデータ ( 避難開始までの行動手順 避難行動に関わる 速度や流出の考え方 在館者密度など ) について書くと良いだろう 3. 加圧防煙の考え方を導入したという建設省告示第 1441 号避難安全検証法の改正案に対して 計画部会 加圧防煙研究会として意見をまとめ 4/27( 研究会当日 ) に国交省パブリックコメント担当者へ意見をメール 提出した その内容について再確認を行った ( 資料 91-2, 資料 91-3) 意見書に一部分かりにくい点が見られるので 修正して再送付してみてはどうか 加圧防煙は 本来給気室から火災室に至る空間とそれらに連続する空間すべての圧力や漏れ量を考慮し てはじめて安全に機能する方式である しかし告示案では 給気室と廊下のみ局所的にしかとらえておらず 周囲室との開口の影響を考えると 付室 - 廊下間で遮煙が達成できるとは思えない 告示案にある S op は付室扉における通過風量であり 給気風量ではないことに注意すべきである 付室から の漏気量を無視して S op を給気風量と呼ぶのは誤解を招くおそれがあり望ましくない 日時 :2006 年 5 月 31 日 ( 水 )18:00~

加圧防煙システム研究会 ( 第 92 回 ) 議事録 日時 :2006 年 5 月 31 日 ( 水 )18:00~21:30 場所 : 日建設計大阪 4 階会議室 出席者 : 田中 松下 北後 中道 久次米 ( 計 5 名 ) 92-1 第 91 回議事録 [ 久次米 ] 92-2 建設省告示第 1441 号改正案への意見書に対する回答 [ 山名先生から ] 1. 前回研究会の議事確認を行った ( 資料 92-1) 2. 加圧防煙を取り入れた告示検証法の改正案について ( 資料 92-2) 加圧防煙の告示案に対する研究会の意見に対して 山名先生からの回答 ( 資料の斜字部分 ) をいただいた ので確認を行った 日時 :2006 年 7 月 11 日 ( 火 )18:00~

日時 :2006 年 7 月 11 日 ( 火 )18:00~21:50 場所 : 日建設計大阪 4 階会議室 加圧防煙システム研究会 ( 第 93 回 ) 議事録 出席者 : 田中 金 ( オフザ ーハ ー ) 松下 北後 清水 中道 久次米 ( 計 7 名 ) 93-1 第 92 回議事録 [ 久次米 ] 93-2 避難安全検証法における加圧防排煙について ( 山名先生 ) 加圧防煙設備の技術基準骨子 ( 消防活動支援性能 WG)[ 松下先生より ] 1. 前回研究会の議事確認を行った ( 資料 93-1) 2. 避難安全検証法に導入予定の加圧防煙の新案について議論した ( 資料 93-2) 山名先生の方式は 廊下 250 の遮煙に必要な風量と 開口部の通過風量をそれぞれ算出し比較して評価 する方法である 2 頁めの式 (2) は 56.7A D H D と表すことができ 仮に 0.9m 2.1m の肩開き扉の場合の試算結果は 必要 通過風量 S set 155m 3 / 分 =9,300CMH となる 3 頁めの 通過風量 S op は給気量から給気室での漏れ量を引いた風量と 廊下での機械排煙量による流入量 とを足し合わせたもの という文章が意味不明 給気量を与えてから遮煙状況を確認するという方法はそもそも手計算では解けないのではないか 質量収支と圧力関係を考慮して必要給気量を算定する方法を考えてみると次のようになる P =0 W out 火災室廊下給気室 m C- P H D C P L m C- m D m ρ LS 250 ρ 階段室 αa LS-out αa C- ΔP LC W sup 階段扉開放時 1 遮煙条件を計算 P / 9( ) gh, md AD 2 PLC LC 4 250 2 ( md Wout ) 2 廊下圧力を計算 PC 0 のとき ( md Wout ) PC 2 2 ( A ) 3 給気室圧力を計算 4 漏れ量を計算 5 給気量を計算 D 250 C 2 ( Wout md ) PC 0 のとき ( md Wout ) PC 2 2 ( A ) P P P L m W LS sup C LC A 2 P LS out m D m LS L C 階段扉閉鎖時 1 前提条件 m LS 0, Wsup md, P LC 60( Pa) 2バイパス面積を計算 Wsup W sup Admp AD ( 1. 2 ) 2 P 12 LC 煙制御本集中作成日 次回加圧防煙研究会 日時 :2006 年 8 月 17 日 ( 木 )10:00~20:00 場所 : 日本建築総合試験所 / 谷町会議室日時 :2006 年 8 月 23 日 ( 水 )18:00~

加圧防煙システム研究会 ( 第 94 回 ) 議事録 日時 :2006 年 8 月 23 日 ( 水 )18:00~20:50 場所 : 日建設計大阪 4 階会議室 出席者 : 田中 松下 角谷 中道 久次米 ( 計 5 名 ) 94-1 第 93 回議事録 [ 久次米 ] 94-2 加圧防煙の取扱い [ 松下先生 ] 1. 前回研究会の議事確認を行った ( 資料 94-1) 2. 加圧防煙の告示案について議論を行った ( 資料 94-2) 告示案 ( 給気量を与えて遮煙条件を確認する方法 ) の通過風量 S op は 給気量のみ与えたとき ( 廊下排煙無し ) の通過風量 S op1 と 廊下排煙量のみ与えたとき ( 給気無し ) の通過風量 S op2 とを足し合わせたもので 実際には廊下排煙と給気の両方が作動すれば S op1 やS op2 はもっと大きくなるはずであり安全側の評価を行っているという考え方のようだが これは S op > S op1 -----(1) S op > S op2 -----(2) S op > S op1 +S op2 -----(3) と言っているのと同じになり おかしいのではないか S op > (S op1 +S op2 )/2 -----(3) であれば 理解できる 近畿支部方式を用いて 給気量を与えて遮煙条件を確認する式を作成したところ 複雑な式となった しかし これは 2 次式なので AS op2 +BS op +C = 0 B B 2 4AC という形に変換すれば 解の公式 ( x ) を用いて解けるのではないか 2A このとき 解が 2つ出るが これは何を意味するのだろうか 第 2 回煙制御本集中作成日日時 :2006 年 9 月 16 日 ( 土 )10:00~18:00 次回加圧防煙研究会 日時 :2006 年 9 月 28 日 ( 木 )18:00~

加圧防煙システム研究会 ( 第 95 回 ) 議事録 日時 :2006 年 9 月 28 日 ( 木 )18:00~20:30 場所 : 日建設計大阪 4 階会議室 出席者 : 田中 松下 角谷 久次米 ( 計 4 名 ) 95-1 第 94 回議事録 [ 久次米 ] 1. 前回研究会の議事確認を行った ( 資料 95-1) 2. 加圧防煙の告示案について松下先生より現状報告をいただいた 3. 煙制御本の作成について 今年度中に煙制御本を作成する 次回の研究会までに 各担当分の出来上がり原稿を提出する (9/28 に煙制御 WG を開催する予定だったが 後日 次回までに原稿を提出する方法に変更した ) 日時 :2006 年 11 月 17 日 ( 金 )18:00~

加圧防煙システム研究会 ( 第 96 回 ) 議事録 日時 2006 年 11 月 17 日 ( 金 ) 18:00~ 20:00 場所日建設計大阪 4 階会議室出席者 田中 松下 北後 角谷 小林 清水 土橋 中道 中野 久次米 ( 計 8 名 ) 96-1 第 95 回議事録 [ 久次米 ] 96-2 建築物の煙制御設計指針 2006[ 担当者全員 ] 1. 前回研究会の議事確認を行った ( 資料 96-1) 2. 加圧防煙の告示について松下先生より現状報告をいただいた 3. 煙制御本の作成について ( 資料 96-2) 第 4 章の見出しを 用途別 空間別の煙制御設計 とし 空間別の内容を加える 第 5 章の基礎知識で 発熱速度や減光係数が唐突な感じがするので 項目の並べ方などを工夫する なお 第 5 章の担当には中野さんも加わっていただく 第 6 章の避難の内容を原稿フォーマットに合わせていただく 第 7 章の法令集に 付室の排煙の告示や消防法の排煙を加えるとともに 施行令から参照できるよう法別表 なども載せる 以上の修正を行い 次回研究会に提出する 日時 :2006 年 12 月 12 日 ( 火 )18:00~

加圧防煙システム研究会 ( 第 97 回 ) 議事録 日時 2006 年 12 月 13 日 ( 水 ) 18:00~ 21:00 場所 日建設計大阪 4 階 10 号会議室 出席者 田中 松下 北後 角谷 小林 清水 土橋 中道 中野 久次米 ( 計 7 名 ) 97-1 第 96 回議事録 [ 久次米 ] 97-2 加圧防煙の取扱い [ 松下 ] 97-3 建築物の煙制御設計指針 2006( 第 3 章, 第 5 章, 第 6 章, 第 7 章 )[ 担当者 ] 1. 前回研究会の議事確認を行った ( 資料 97-1) 2. 加圧防煙の告示案について 告示案に対する当研究会の意見をまとめた資料について松下先生よりご説明をいただいた ( 資料 97-2) 3. 煙制御本の作成について ( 資料 97-3) 3-1. 前回からの修正内容の報告 (1) 目次構成の修正 第 4 章を 用途別 空間別の煙制御設計 とし 内容を 用途別 と 空間別 の 2 部構成とした 第 5 章の煙の基礎知識の各項目を 気体の流動 と 火災の燃焼 の大きく 2 つに分類した (2) 内容の修正 第 5 章の煙の基礎知識に 煙の性質 の項目を追加した 第 6 章の避難の原稿をヴァージョンアップした 第 7 章の法令集に 法別表や消防法排煙を追加した 3-2. 本日の討議による修正予定内容 (1) 共通事項 言葉を統一する ( プルームとプリュームなど ) 式の係数を合わせる (0.07,0.076,0.08) (2) 加圧防煙設計について 設計者が加圧防煙設計をする際にページを追って参考にできるのがよい 第 3 章の加圧防煙設備と第 2 章の加圧防煙設計が相互に関連ページを追えると読みやすい 第 2 章に設計手順のフローチャートを付ける 第 2 章に加圧防煙の計算例を付ける ( 一般に設計者はまず計算例を参考にする ) このとき理論式の手順はそのまま残すほうがよい ページが膨らむのを避けるなら計算例のほうを短くまとめてはどうか (3) 第 2 章自然排煙 機械排煙について 自然排煙の説明図は単純な絵に変更する (p.64) 計算例 (p.71) は p.81 のように枠囲みするなどして説明部分との違いを明確にし 分かりやすくする 自然排煙にも計算例を入れてはどうか (4) 第 2 章押出し排煙について 押出し排煙を採用する際には使われる場面を考えたうえで採用には慎重となるべきと注意喚起する内容構成に修正する (5) その他 第 4 章は 4-1 空間別,4-2 用途別の順に変更し 空間別には廊下 付室 地下空間等の項目を盛り込む 第 5 章開口流量 (p.171) で 流量係数 α は 1 以下とする根拠を書くほうがよい 仮想に仕切った場合には必ずしも α が 1 以下のならない状況があるため 3-3. 今後 3 月の印刷を目指して 1 月 2 月で修正する 日時 :2007 年 1 月 16 日 ( 火 )18:00~ 場所 : 日建設計 4F10 号会議室

加圧防煙システム研究会 ( 第 98 回 ) 議事録 日時 2007 年 1 月 16 日 ( 火 ) 18:00~ 19:00 場所 日建設計大阪 4 階会議室 出席者 田中 松下 北後 角谷 小林 清水 土橋 中道 中野 久次米 ( 計 3 名 ) 98-1 第 97 回議事録 [ 久次米 ] 98-2 防災計画部会の来年度活動計画 [ 田中 中道 ] 98-3 煙制御設計指針 2006 目次 [ 久次米 ] 98-4 煙制御設計指針 2006 第 4 章空間別 用途別の煙制御設計 [ 田中 ] 98-5 煙制御設計指針に対するコメント [ 中道 ] 1. 前回研究会の議事確認を行った ( 資料 98-1) 2. 煙制御本の作成について ( 資料 98-3,4) 田中先生より第 4 章空間別 用途別設計の原稿を提供いただいた 日時 :2007 年 2 月 13 日 ( 火 )18:00~ ( その後の日程変更により 2 月 20 日に延期 )

加圧防煙システム研究会 ( 第 99 回 ) 議事録 日時 2007 年 2 月 20 日 ( 火 ) 18:00~ 21:00 場所日建設計大阪 4 階会議室出席者 田中 松下 北後 角谷 小林 清水 土橋 中道 中野 久次米 ( 計 6 名 ) 99-1 第 98 回議事録 [ 久次米 ] 99-2 煙制御設計指針 2006 目次 [ 久次米 ] 99-3 煙制御本 2.2.5 付室加圧防煙方式の給気量算定法 [ 久次米 ] 99-4 煙制御本のチェックシート [ 中道 中野 ] 1. 前回研究会の議事確認を行った ( 資料 99-1) 2. 煙制御本の作成について ( 資料 99-2,3) [ 第 2 章加圧 ] 廊下の圧力上昇による乗用 EV シャフト側への押し込みを考慮した計算法の説明を付加する 対策として EV シャフトの給気量を増やすほかに 廊下の排煙やバイパスの設置もあることを記述する また 給気量の決定に影響を与える要因についても記述する [ 第 2 章 p.62] 圧力制御ダンパーの話の中に ドアクローザー等が分かる絵があるほうがよい [ 第 2 章 p.63] 自然排煙の部分で 長所と短所の説明に入る前に 自然排煙のメカニズムを書くほうがよい [ 第 2 章 p.63] 2.3 排煙による煙制御方式 の下に 自然排煙と機械排煙の話が始まる前に 2.3.1 として排煙 による煙制御について書くほうがよい [ 第 2 章 p.87~88 蓄煙 ] 簡易数値計算法の部分を修正する [ 第 5 章 p.178 煙突効果 ] ここに p.64 の圧力バランスの絵を入れて解説する (p.64 の絵は簡単にする ) 次回までに必要な図表が揃っているかどうかの確認作業を行う 各章の図表チェック担当者は次の通り 1 章と 2 章 : 田中先生 3 章 : 松下先生 4 章 : 北後先生 5 章と 6 章 : 久次米 日時 :2007 年 3 月 29 日 ( 木 )18:00~ 場所 : 日建設計 4F 会議室

加圧防煙システム研究会 ( 第 100 回 ) 議事録 日時 2007 年 3 月 29 日 ( 木 ) 18:00~ 20:00 場所 日建設計大阪 4 階会議室 出席者田中, 松下, 北後, 角谷, 中道, 中野, 久次米 ( 計 7 名 ) 100-1 第 99 回議事録 [ 久次米 ] 100-2 煙制御設計指針目次 [ 久次米 ] 100-3 煙制御設計指針 2.2[ 久次米 ] 100-4 煙制御設計指針 2.3[ 角谷 ] 100-5 煙制御設計指針第 3 章煙制御設備 [ 小林 清水 ] 100-6 煙制御設計指針第 4 章空間別 用途別の設計 [ 田中 ] 100-7 煙制御設計指針第 5 章基礎知識 [ 中道 中野, 土橋 ] 1. 前回研究会の議事確認を行った ( 資料 100-1) 2. 煙制御本の作成について ( 資料 100-2~100-7) (1) 資料 100-4 について [p.79] 自然排煙のメカニズムを説明する絵に圧力分布を描くのが良い また その圧力分布がどのよう に決まるのかを解説しておくのが良い [p.98] 蓄煙における煙降下を計算する簡易計算手法の算定手順を修正する 現状の表現では 各計算 要素の算出時に t=j か t=j-1 ステップの値を使うのか混乱が生じ 理論的な厳密さに問題がある また 第 5 章の p.200 あたりに 煙層厚さと煙層温度を求める式の導出式を書いてはどうか [p.99] 簡易計算による計算結果と BRI による計算結果を比較検討すること (2) その他 第 1 章の p.14 の文章を 第 5 章の始めに移す 第 2 章のタイトルを設計法としているが 実際の内容は計算法となっている 改めるかどうか 3. 研究会終了後 開催第 100 回目の記念お祝い会を行った 日時 :2007 年 4 月 18 日 ( 水 )17:30~ 場所 : 日本建築総合試験所 ( 谷町 フルサトビル ) 会議室 [ 記録 : 角谷, 中道, 久次米 ]