市民情報提供資料企画財務部企画政策課 CV-22 オスプレイの横田飛行場配備について 先にお知らせしたこのこと ( 注 ) について 防衛省北関東防衛局より 平成 30 年 6 月 4 日に横田基地に関する東京都と周辺市町連絡協議会が行った要請に対する回答及びオスプレイの安全性に関する情報提供がありましたので お知らせします 詳細につきましては 別紙 1 及び別紙 2を御覧ください なお 当該情報につきましては 防衛省北関東防衛局ホームページ (http:// www.mod.go.jp/rdb/n-kanto/kichi-syuhen/ospray.html) においても公表されております 注 :CV-22オスプレイの横田飛行場配備について( 過去の広資料 ) 広資料第 3 号 ( 平成 30 年 4 月 3 日付 ) 広資料第 20 号 ( 同年 4 月 27 日付 ) 広資料第 31 号 ( 同年 5 月 31 日付 ) 広資料第 32 号 ( 同年 6 月 4 日付 ) 広資料第 69 号 ( 同年 8 月 22 日付 ) 広資料第 70 号 ( 同年 8 月 22 日付 )
CV-22 オスプレイの横田飛行場への配備について CV-22 の配備について 平成 30 年 9 月 19 日北関東防衛局 スケジュール 米側からは 5 機のCV-22を本年 10 月 1 日に配備し 残り5 機については 具体的な配備の計画は未定ですが 2024 年頃までに10 機の配備を行う予定 6 機目以降の配備情報については 適切に提供したい旨の説明を受けています 今後 米側からさらに詳細な情報が得られた場合には 御説明する考えです 人員体制 米側は 2024 年頃までに段階的に計 10 機のCV-22と約 450 人の人員を横田飛行場へ配備するとしており 具体的な時期については その時の状況によって調整が必要となるため 日本政府と緊密に連携していきたいと説明しています いずれにせよ 詳細については引き続き米側に確認し 米側から情報が得られれば 適切に地元の皆様に御説明したいと考えています 施設整備 横田飛行場における施設整備については 米側から既存の施設の改修等を中心とする第 1 段階の整備は 2017( 平成 29) 年 9 月までに完了している旨説明を受けています また 2016 米会計年度から2020 米会計年度までの間で実施する予定の第 2 段階の施設整備については 2018( 平成 30) 年 10 月から2021( 平成 33) 年 9 月までの間に完了するとの説明を受けており 今後 米側からさらに詳細な情報が得られた場合には 御説明する考えです 乗組員及び整備要員 米側は 以下の内容を含むMV-22に関する日米合同委員会合意 (2012( 平成 24) 年 9 月 ) を遵守する旨明言しています 乗組員は 熟練しており 必要な資格を有する者で構成するとともに 練度維持等のため日本での訓練を継続 日本に着任する全ての乗組員は 日本での飛行を行う前に 運用上の所要 ( 飛行場規則 ) 及びその他の固有の特性 ( 例えば 地形や気候等 ) を熟知する 整備要員は基準に従って徹底して訓練され また最新の整備に関する情報や整備方法を取り入れる
CV-22の運用について 日米合同委員会合意の遵守 米側は CV-22の日本国内における飛行運用に際しては 地元の皆様に十分に配慮し 最大限の安全対策を採るとしており MV-22に関する日米合同委員会合意 (2012 ( 平成 24) 年 9 月 ) の内容を含め 既存の全ての日米間の合意を遵守する旨 明言しています また 本年 8 月 22 日の配備時期の公表に伴い 北関東防衛局長から第 5 空軍副司令官及び第 374 空輸航空団司令官に対して 日米合同委員会合意の遵守等について申入れを行ったところです 情報提供 配備後におけるCV-22の訓練の実施に当たっては 米側から訓練情報などが得られた場合など 速やかに御説明する考えです その他 騒音等への対応 米側に対し 従来から 日米合同委員会で合意している騒音規制措置の遵守や 休日や地元の重要な行事に配慮するよう申し入れを行うとともに 住宅の防音工事を実施することにより環境基準が達成された場合と同等の屋内環境を保持するなどの措置を講じているところです 防衛省としては 米側に対し 引き続き 安全面に最大限の配慮を求めるとともに 地元の皆様に与える影響を最小限にとどめるよう求めていくなど適切に対応していく考えです 飛行運用に関する取り組み 本年 4 月 20 日に米本国で開催された日米防衛相会談においては 小野寺大臣から 本年横田飛行場に配備されるCV-22や沖縄の米軍機も含め 引き続き米軍の安全な運用の確保を要請し マティス長官から 安全な運用の確保は重要である旨の認識が示され 地元の理解を得る取組について協力していくことで一致したところです その後も 本年 5 月 29 日にハワイ 及び6 月 29 日に日本で開催された日米防衛相会談において 小野寺大臣からマティス国防長官に対し 米軍の安全な運用の確保に向けた協力を繰り返し要請しています
オスプレイの安全性について 2018.9.19 1. オスプレイの 機体の安全性 に関する基本的な考え方 オスプレイは 米国政府が安全性 信頼性を確認した上で量産 政府は 米オスプレイの普天間飛行場への配備に先立ち独自に安全性を確認 米オスプレイと同型機の陸自オスプレイを導入することを決定した際 改めて 安全な機体であることを再確認 2. 最近の米オスプレイの事故 / 事故率の上昇 (1) 最近の米オスプレイの事故 A: 沖縄県名護市沖における事故 ( 平成 28 年 12 月 ) 事故原因は 困難な気象条件下で空中給油訓練を行った際の操縦士のミス B: 豪州における事故 ( 平成 29 年 8 月 ) 事故原因は 着艦の際に米オスプレイ自体の吹きおろしが船体に当たって跳ね返り オスプレイのローターに戻ってきたことによる 機体 パイロット 搭乗員に問題なし C: シリアにおける事故 ( 平成 29 年 9 月 ) 夜間の低視界での着陸中にハードランディング 米側は 引き続きオスプレイの機体の安全性 信頼性に問題はないとの立場 (2) 事故率の上昇 ( 米海兵隊 MV-22 オスプレイ ) 平成 29 年 9 月末時点で 3.24 であり 平成 28 年 9 月末時点の 2.62 より上昇 上記 (1) の事故が事故率の上昇に起因 3. 機体の安全性の再確認 防衛省としては オスプレイの機体の安全性には問題がないと引き続き評価 陸自オスプレイの操縦 整備要員の一部が米海兵隊の教育課程を修了したことを踏まえ 改めて機体の安全性を再整理 1 民航機も採用している確立された技術を導入し 操縦士の負荷が適切に軽減された操縦性能 2 十分な運用実績を有し 安全性が確認されているエンジン 3 十分な整備が可能であり 高い信頼性が確認されている ナセル 4 飛行に重要な各種機能は補完性が幾重にも確保されており 万が一の際もバックアップ可能 5 高度にシステム化されて 人的ミスが起きる可能性を局限している機体整備 4. オスプレイの運用 訓練に際する安全性の確保 1 乗組員及び整備要員の訓練 乗組員は 熟練しており 必要な資格を有する者で構成するとともに 練度 維持等のため日本での訓練を継続 日本に着任する全ての乗組員は 日本での飛行を行う前に 運用上の所要 ( 飛 行場規則 ) 及びその他の固有の特性 ( 例えば 地形や気候等 ) を熟知する
整備要員は基準に従って徹底して訓練され また最新の整備に関する情報や整備方法を取り入れる 2 米軍施設 区域の上空及び周辺における飛行経路 運用 米国は周辺に及ぼす飛行運用による影響が最小限になるよう米軍施設及び区域の上空及び周辺における飛行経路を設定 飛行運用する際の進入及び出発経路は できる限り学校や病院を含む人口密集地域上空を避ける 22 時から6 時までの間 飛行及び地上での活動は 運用上必要と考えられるものに制限 夜間訓練飛行は 任務を達成し 又は飛行要員の練度を維持するために必要な最小限に制限 シミュレータの使用等により 夜間飛行訓練が周辺の地域に与える影響を最小限にする 3 訓練区域及びその他の空域における飛行運用 公共の安全に妥当な配慮を払って飛行運用を実施 週末及び日本の祭日における低空飛行訓練を運用即応態勢上の必要性から不可欠なものに限定 訓練航法経路を飛行する間 地上から500フィート( 約 150m) 以上の高度で飛行 ( ただし 安全性を確保するために その高度を下回る飛行をせざるを得ないこともある ) 総括 オスプレイの機体は 十分な安全性を確保していると評価 機体構造及び基本性能 ( エンジン 飛行システムの基礎 ) は CV-22 オスプレイも同一であることから 本年 10 月 1 日に横田飛行場へ配備される CV-22 オスプレイの安全性についても同様に評価 また 米側は CV-22 の日本国内における飛行運用に際しては 地域住民に 十分に配慮し 最大限の安全対策を採るとしており また 既に配備されている M V-22 に関する日米合同委員会合意 ( 平成 24 年 9 月 ) の内容を含め 既存の全 ての日米間の合意を遵守する旨 明言 当該合意においては 上記 4. の内容が記述されており 政府としては CV-2 2 の運用 訓練に際して 地域住民に十分な配慮がなされ 安全性が確保されてい る CV-22 の日本国内における飛行運用に際しては 安全面に最大限の考慮を払 うとともに 地元に与える影響を最小限にとどめるよう日米で協力していく