もくじ 鎌倉市教育委員会の災害発生時における小中学校の基本的対応 非常災害時と大規模地震への対応について 災害発生時の対応について 一斉下校時の教職員の立哨について 大規模地震発生時の職員対応 ( 授業中 ) ( 休み時間中 ) 避難訓練年間計画 防災計画

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引き取りの流れ 保護者 徒歩 ( 東門 ) 集中玄関 体育館 帰りは正門から 自転車 ( 東門 ) 校庭東側 ( すべり台周辺 ) 集中玄関 体育館 帰りは正門から ( 職員玄関前 ) 車 ( 西門 ) 校庭 集中玄関 体育館 西門から 帰りは長瀞線方面へ 校庭に入る時と 校庭から出るときで門が別だ

3. 学校に不審者が侵入した場合の対応について 対応 1 情報の入手 巡回中の教職員の情報子どもからの情報偶然に発見 職員室への報告 複数の教職員で現場へ 発見者が インターホン 無線 携帯電話等所持 不審者から子どもを 携帯電話 等で 状況を把握 回避 職員室へ報告 職員室へ連絡 対応 2 対応

平成17年度 児童生徒用身分証明書発行計画(案)

DSTY 防災規則 (2017 年 8 月 29 日現在 ) 有事に際しては必要な措置に関する責任と調整は危機対策本部に委ねられる 学園長は学園全体に対して上位の指令権 決定権を持つ 防災コーディネータ ーは相談 助言役を担う 地震発生時の行動 事態の深刻度 : 各自の知覚で判断 校内アナウンスをよ

~ 浦商連絡メール の登録方法 ( 生徒用 )~ 1. 下記のQRコードから登録画面へ QRコードが読み取りできない場合は宛先 携帯電話から件名と本文欄に 入会 と入力して送信 ( 携帯が iphone の場合は 件名 本文欄に 入会 と入力して送信 ) 2

い場合は 引渡しカードに書かれた代理者でもかまいません 原則 記入された方以外には引渡しをしません Q3 学校からの情報を得られる方法は? A3( 保護者への連絡方法 ) 災害時には 被災地などへ通話が集中することから 電話 ( 固定電話 携帯電話を問わず ) での連絡が取れなくなることが予想されま

第 1 章 危機管理とは 1 1 目的 2 分類 3 対象とする危機の内容 4 体制 5 対応 6 原因の分析と評価 7 見直しの観点 第 2 章 初動対応編 6 1 交通事故発生時の対応 2 事故 ( けが等 ) 発生時の対応 3 病気等 ( 学校において予防すべき感染症含む ) 発生時の対応 4

その時点で改めて ミサイルが落下する可能性がある旨を伝達し 直ちに避難することを呼びかけます Q4. ミサイルが落下する可能性がある との情報伝達があった場合は どうすれば良いのでしょうか A4. 屋外にいる場合 近くの建物 ( できれば頑丈な建物 ) の中又は地下に避難してください 近くに適当な建

Q4. ミサイルは発射から何分位で日本に飛んでくるのでしょうか A4. 北朝鮮から弾道ミサイルが発射され 日本に飛来する場合 極めて短時間で日本に飛来することが予想されます 例えば 平成 28 年 2 月 7 日に北朝鮮西岸の東倉里 ( トンチャンリ ) 付近から 発射された弾道ミサイルは 約 10

PowerPoint プレゼンテーション

大雪警報発表時の対応暴風警報等と異なり 大雪の場合は大雪警報が解除された後も積雪の状況により登園が困難になることも想定されるため 各園の判断で臨時休園等の措置をとります その際 幼稚園敷地内の適切な場所を観測地点として その場所の積雪量が一定基準 ( 大雪警報に準じて20センチメートル程度 ) に達

目次 Ⅰ 朝霞三中学校震災対応マニュアル (1) 日常的な学校の防災活動 p1 (2) 学校災害対策本部の組織 p5 (3) 教職員在校時の震災対応マニュアル p6 (4) 登下校時の震災対応マニュアル p8 (5) 校外活動中の震災対応マニュアル p9 Ⅱ 火災対応マニュアル Ⅲ 水害対応マニュア

Q4. ミサイルは発射から何分位で日本に飛んでくるのでしょうか A4. 北朝鮮から弾道ミサイルが発射され 日本に飛来する場合 極めて短時間で日本に飛来することが予想されます 例えば 本年 2 月 7 日に北朝鮮西岸の東倉里 ( トンチャンリ ) 付近から発射された弾道ミサイルは 約 10 分後に 発

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ことを呼びかけます Q4. ミサイルが落下する可能性がある との情報伝達があった場合は どうすれば良いのでしょうか A4. 屋外にいる場合 近くの建物 ( できれば頑丈な建物 ) の中又は地下に避難してください 近くに適当な建物等がない場合は 物陰に身を隠すか地面に伏せ頭部を守ってください 屋内にい

地震 津波災害対応マニュアル 目 次 Ⅰ 組織 1 地震災害時の体制 1 2 学校災害対策本部の設置 1 Ⅱ 地震発生時の対応 1 学校生活時の対応例 (1) 校内での対応ア基本的対応 3 イ地震発生時における教職員の対応と指示 授業中の地震発生 4 休み時間, 放課後等での地震発生 5 ウ避難経路

平成24年度


2 地震発生時の教職員対応マニュアル ( 勤務時間内 外 ) 地震発生 < 一般的な初期の対応 > 出入口の確保と火災などの二次災害の防止 自分自身の安全確保 緊急連絡先へ連絡 負傷者がいれば救助 勤務時間の内 外 通常勤 務に戻 る なし 本部からの避難指示 勤務時間外 < 震度 5> 未満 出勤

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(2) 日本の領土 領海の上空を通過した場合 旧 1 ミサイル発射情報 避難の呼びかけ 新 ミサイル発射情報 ミサイル発射情報 先程 北朝鮮からミサイルが発射された模様です 続報が入り次第お知らせします ミサイル発射 ミサイル発射 北朝鮮からミサイルが発射された模様です 頑丈な建物や地下に避難して下

( 社会福祉施設用作成例 ) (4) 施設管理者は, 緊急時連絡網により職員に連絡を取りましょう (5) 施設管理者は, 入所者の人数や, 避難に必要な車両や資機材等を確認し, 人員の派遣等が必要な場合は, 市 ( 町 ) 災害対策本部に要請してください (6) 避難先で使用する物資, 資機材等を準

弾道ミサイルが発射された場合の情報伝達と取るべき行動に関する Q&A 情報伝達の概要について Q1. どのような場合に J アラートが使用されるのでしょうか A1. 全国瞬時警報システム (J アラート ) は 弾道ミサイルが日本の領土 領海に落下する可能性又は領土 領海を通過する可能性がある場合に

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浸水深 自宅の状況による避難基準 河川沿いの家屋平屋建て 2 階建て以上 浸水深 3m 以上 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 浸水深 50 cm ~3m 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難上階に垂直避難 浸水深 50 cm未満 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 自宅に待

38 災害緊急時における聴覚障害者の情報伝達保障支援の状況分析 表2 生の協力のおかげで遂行することができた 避難訓練の年間実施回数 回 回 2回 3回 4回 5回以上 4 6 35 9 図 避難所担当者との連携 図2 避難訓練の年間実施回数 Ⅳ 調査研究の経過および結果 なかでも年2 3回実施して

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学校の危機管理マニュアル作成の手引

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教職員の事故 1 負傷事故 前の対策 安全点検日 1 日常的に器具 器材の安全点検をする 毎月 1 0 日 事故発生 2 危険を予測して授業の安全面に配慮する 1 負傷者の応急処置をする 養護教諭等 状況把握 1 応急処置をする 命にかかわる 2 場合によっては救急車 番手配を 物は躊躇

鎌倉市関谷小学校いじめ防止基本方針 平成 26 年 4 月 鎌倉市立関谷小学校

2. 具体的な実施内容 平成 27 年度 避難訓練実施計画 実施災害の想定 実施時間 4 月 想定 ( 地震 ) 子ども達に 地震とは何かを分かりやすく知らせ 地震の時の身の守り方を知らせる 保育士の動きの確認 5 月 想定 ( 火災 初期消火 ) 厨房からの出火を想定し 園庭に避難する その後近く

4 地震発生後の対応 (1) いろいろな保育場面等に応じた対応マニュアルの作成 29ページ~ 園児の生命を守るため いろいろな保育場面に応じた地震 津波発生時の対応マニュアルを作成し 全保育者等で共通理解しておくことが重要です 次ページ以降に示す例をもとに 以下の点に留意し 各園の実態に応じた対応マ

第8章 災害復旧計画

Ⅰ. はじめに はじめに 調査プロジェクトの一環として 外部会場を利用した実査 ( 会場調査 CLT やグループインタビュー等 ) の実施時における 台風 地震 火災その他の災害に対する対応の指針として ここに JMRA 外部会場における調査時の緊急時対応ガイドライン を定める 当ガイドラインは 調

防災マニュアル項目

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続報を伝達しますので 引き続き屋内に避難していて下さい 弾道ミサイルが日本の上空を通過した場合には 他に追尾しているミサイルやミサイルから分離した落下物が我が国の領土 領海に落下する可能性が無いことを確認した後 弾道ミサイルが通過した旨の情報をお知らせします ((2)2) 引き続き屋内に避難する必要

U2. 北朝鮮のミサイルについて Q3. 北朝鮮によるミサイル発射の現状はどうなっているのか 北朝鮮は 過去に例を見ない頻度でミサイルを発射しており 平成 28 年 8 月以降 ミサイルが日本の排他的経済水域 (EEZ) 内に落下する事例も起こっています Q4. ミサイルは 発射から何分位で日本に飛

平成24年度

児童生徒の事故 1 授業中の事故体育 理科 ( 実験 ) 図工 ( 工作 ) 等 事前の対応 体育の授業では 1 開始時の健康観察実施 2 心身に配慮を要する児童 生徒の把握 3 設備 器具の安全点検 4 種目に応じた危険性の把握 5 十分な準備運動実施 6 十分な整理運動実施 7 終了時の健康観察

Ⅰ 平常時の対応 ( 地震等防災体制の整備 ) 1 学生及び教職員の防災対応能力の向上 避難訓練の実施避難訓練は 災害発生時に学生が常に安全に避難できるよう その実践的な態度や能力を養うとともに 災害時に地域や家庭において 自ら進んで他の人々や集団 地域の安全に役立つことができるようになることを目指

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資料 2-3 超大規模防火対象物等における自衛消防活動に係る訓練の充実強化方策 ( 案 ) 平成 30 年 10 月 31 日 事務局

北朝鮮から発射された弾道ミサイルが日本に飛来する可能性がある場合における全国瞬時警報システム (J アラート ) による情報伝達に関する Q&A Q1. 北朝鮮の弾道ミサイル発射の現状はどうなっているのでしょうか A1. 北朝鮮は過去に例を見ない頻度で弾道ミサイルを発射し 平成 28 年 8 月以降

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非常災害対策計画 風水害 地震 火災 1 風水害 非常災害時の行動手段 警報発表 情報の収集 施設周辺の点検 職員の招集 参集 担当業務内容の確認や準備 施設の休業判断 職員や利用者への周知 施設外へ避難 施設内の安全な場所へ避難 家族への報告 健康ケアとメンタル対策 情報収集 テレビ ラジオ イン

4 回答者属性 (1) 性別 人数割合 (%) 男性 女性 49.4% 0.4% 男性 5 女性 % 2 0.4% (2) 年代別 人数割合 (%) 20 代 % 30 代 % 40 代 % 50 代 % 60~6

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平成20年度愛知県タクシー協会 知多支部総会 議事録

学校の危機管理マニュアル作成の手引

アンケート調査の概要 目的東南海 南海地震発生時の業務継続について 四国内の各市町村における取り組み状況や課題等を把握し 今後の地域防災力の強化に資することを目的としてアンケート調査を実施 実施時期平成 21 年 11 月 回答数 徳島県 24 市町村 香川県 17 市町 愛媛県 20 市町 高知県

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< 学校内等の事例 > 1 施設 設備の老朽化 遊具の破損 A 小学校で昼休み時間中 校庭で児童 B がブランコで遊んでいたところ 鎖の留め金が切れ落下した 児童は 腰を強く打ち泣いている 状況の把握 連絡を受けた教職員は 直ちに児童の負傷状況を把握し 応急手当を行う 負傷の程度により救急隊を要請し

Microsoft Word - 【発出版】290915北朝鮮による弾道ミサイル発射に係る対応について.doc

本書の目的介護保険サービス事業所は, 高齢者の方が多く利用しており, 災害発生時には避難等の援助が必要となるため, 事業者は, 災害発生時に迅速かつ適切な行動をとれるように備えておく必要があります 本書は, 介護保険サービス事業所が災害対応マニュアルを作成する際に特に留意する点についてまとめています

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目次 Ⅰ 学校における危機管理について 1 Ⅱ 生活安全についての危機管理 1 学校管理下における事故発生時の処理と手順 3 2 不審者が侵入した場合の対応 6 Ⅲ 交通安全についての危機管理 1 交通事故が発生した場合の対応 8 Ⅳ 災害安全についての危機管理 1 火災発生時の対応 10 2 地震

別紙(例 様式3)案

訓練時間に専用ブザー音が鳴るよう設定することもできます 以下を参考にして設 定してください 参考: 地震防災訓練アプリ (NTTドコモ) の使用方法 地震防災訓練アプリとは? 事前に本アプリに訓練の日時を設定すると 設定した日時にエリアメール ( 緊急地震速報 ) のブザー音が鳴ります 利用の流れ

油漏洩 防油堤内 にて火災発生 9:17 火災発見 計器室に連絡 ( 発見 者 計器室 ) 発見後 速やかに計 器室に連絡してい る 出火箇所 火災の状況及び負傷者の発生状況等を確実に伝え 所内緊急通報の実施 火災発見の連絡を受 けて速やかに所内 緊急通報を実施し 水利の確保 ( 防災セ ンター 動

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スライド 1

1 寿台養護学校 松ろうキャンパス 院内教室対象生教育相談 学校見学申込書 H30 年度より形式 方法が変わりました 1 別紙 教育相談カード 保護者記入用 学校記入用 と一緒に 寿台養護学校教育相談担当 までお申し込みください 2 個人情報保護のため 郵送にてお送りください 3 宛先

通学定期券の写しを市長に提出するとともに, 年度の終了時には通学実績報告書 ( 様式第 5 号 ) を提出しなければならない ( 交付の取消と返還 ) 第 8 条市長は, 補助金の交付を受けた者が, 次の各号のいずれかに該当す るときは, 交付決定を取り消し, または, 既に交付した補助金の全部もし

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揺れが一旦治まり状況確認をすると 廊下には割れた窓ガラスが飛び散っていて 避難するにもガラスを片づけなくては経路が確保できない状況でしたので 急いでガラスを廊下の端に寄せ 避難経路を確保した後に校庭へ避難を開始しました その時はすでに停電となり放送はできませんでしたが 教務らが避難の指示を大声で行う

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平成 23 年度 東日本大震災における学校等の対応等に関する調査 報告書 平成 24 年 3 月 文部科学省

すぐ連絡! すぐ実施! 杉並消防署からのお知らせ 自衛消防訓練を実施しましょう 自衛消防訓練は 火災が発生した場合に消防隊が現場に到着するまで 自衛消防 活動により 迅速 的確に人命の保護と災害の拡大防止の措置をとれるようにする ことを目的としています 訓練の種別 自主的に訓練することが必要です!

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2 被害量と対策効果 < 死者 負傷者 > 過去の地震を考慮した最大クラス あらゆる可能性を考慮した最大クラス 対策前 対策後 対策前 対策後 死者数約 1,400 人約 100 人約 6,700 人約 1,500 人 重傷者数約 600 人約 400 人約 3,000 人約 1,400 人 軽傷者

平常時の防災活動 家庭内対策 指導ポイント 家屋の耐震診断と補強 家具などの転倒 落下防止と避難経路の確保 市町においては耐 家具の転倒による被害を防ぐ 震診断や耐震補強の ため タンス 食器棚などの家 補助を行っていま 具は 動かないようあらかじめ す 固定しておきましょう 冷蔵庫 などキャスター

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半田クリニック地震対策マニュアル

目次 はじめに P3 1 災害 緊急の範囲 P3 2 時間と場所を考慮した対応の必要性 P3 3 時間ごとの対応 P4 4 場所ごとの対応 P5 5 デジタルサイネージの提供コンテンツ P6 6 緊急時を意識したデジタルサイネージシステム P6 7 情報の切替 復帰の条件 P7 8 緊急運用体制 P

5 防災行動マニュアルの作成 自主防災会の防災行動マニュアルを具体的に作成していきましょう 次に掲げる項目について検討し, 実施する項目の にチェックをしていきます また, 災害図上訓練で検討した結果, 課題となった事項や実施すべき事項などで, 記載されていない項目があれば追記していきましょう Ⅰ

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大阪市防災 減災条例 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 - 第 3 条 ) 第 2 章本市の責務 ( 第 4 条 - 第 7 条 ) 第 3 章市民の責務 ( 第 8 条 ) 第 4 章事業者の責務 ( 第 9 条 ) 第 5 章災害予防 応急対策 ( 第 10 条 - 第 25 条 ) 第 6

ウ火元責任者は 自主検査の結果 異常が認められたときは 防火管理者及び防火管理責任者 ( 工事責任者 ) に報告し 指示を受けて対処する (2) 放火対策ア建物の外周部及び階段等には 可燃性の工事用資材又は梱包材等は置かないようにする やむを得ず置く場合は整理整頓し防炎シート等で覆い保管する イ工事

ナラ・シェイクアウトについて

Transcription:

(HP 用 ) 非常災害時の対応 防災対策 鎌倉市立植木小学校

もくじ 鎌倉市教育委員会の災害発生時における小中学校の基本的対応 非常災害時と大規模地震への対応について 災害発生時の対応について 一斉下校時の教職員の立哨について 大規模地震発生時の職員対応 ( 授業中 ) ( 休み時間中 ) 避難訓練年間計画 防災計画

鎌倉市教育委員会の災害発生時における小中学校の基本的対応 (1) 次のような災害状況においては 学校は原則 休校 とする ( ア ) 震度 (5 強 ) 以上の地震が発生した場合 ( イ ) 津波警報が発令された場合 ( ウ ) 大規模停電が発生した場合 ( エ ) 広域に交通機関が停止した場合 ( オ ) その他 (2) 学校の再開については メール配信により各家庭へ連絡する (3) 在校時に休校となる災害が発生した場合は 引き渡し下校を原則とする 小学校では保護者に引き渡しできるまで学校で保護する ( 以下略中学校関係 ) (4) 学校の状況把握をするとともに 教育委員会には次の点を報告する ( ア ) 児童生徒の下校 保護の状況 ( 引き渡し 集団下校等 ) ( イ ) 休校の措置に関すること ( ウ ) 施設設備の被害状況 電話 FAXが使えない場合は MCA 無線を使い連絡報告する

非常災害時と大規模地震への対応について ( 保護者に通知する ) 非常災害時の対応 児童が家庭にいる場合 (1) 学校は 午前 6 時頃の天気予報で 登校時刻の変更 臨時休業 等の判断をして メール配信により各家庭に連絡する (2) 家庭 ( 保護者 ) で登校が困難だと判断した場合は 学校からの連絡がなくても休ませる 遅れて登校させる等の対応をとる その際は 必ず家庭 ( 保護者 ) から学校に連絡をする

大規模 ( 東海等 ) 地震への対応 児童が学校にいる場合 気象庁等より 東海地震注意情報 東海地震予知情報 等が発表された場合 学校からの連絡が なくても保護者は迎えに来る 第一次避難場所 各教室 第二次避難場所 校庭 第三次 ( 広 域 ) 避難場所 清泉女学院 児童が家庭にいる場合 自宅待機 児童が登下校中 自宅または学校の近いほうへ行く

災害発生時の対応について ( 保護者に通知する ) 大雨 洪水 台風接近等による警報発令時や大規模地震発生時 1 児童が家庭にいる場合 午前 6 時頃の天気予報で 登校時刻の変更 臨時休校 等の判断を行い メール配信にて各家庭に連絡する 家庭 ( 保護者 ) で登校が困難だと判断した場合は 学校からの連絡がなくても 休ませる 遅れて登校させる 等の対応をとる その際は 必ず家庭( 保護者 ) から学校に連絡をする 2 児童が学校にいる場合 (1) 一斉下校 急な状況変化で 授業を切り上げて早めに帰す場合は 教職員の指導のもと学年ごとにほぼ全校まとまって下校させる その際 メールを通じて 各家庭に下校時までに連絡する 次のような場合は以下のような措置をとる 家族が家に誰もいない場合 子どもの保護をしてもらえる場所( 一時帰宅先 ) を 保護者が決め ( 様式 1) により学校に登録する ( 保護者は 一時帰宅先の確認をとっておく ) 植木子どもの家に通所していて 一時帰宅先を植木子どもの家にする場合は ( 様式 1) により学校に登録する ( 保護者は 植木子どもの家に連絡しておく ) (2) 引き渡し下校 学校まで保護者が迎えに来たほうが児童の安全確保上よい と判断した場合 メールを通じて 各家庭に連絡する ( 大規模地震の場合等 ) 災害等で電話が普通になった時は 学校に待機していると判断し 保護者は迎えに来る 児童の引き渡しについて 児童の受取人は 保護者を原則とする 保護者が来られないことが想定される家庭は 保護者に準じて児童の引き渡しに来ることができる代理人を あらかじめ決めておき ( 様式 1) により学校に登録する ( 保護者は 代理人の確認をとっておく ) 保護者 登録してある代理人以外には 児童の引き渡しは行わない 保護者の連絡先が複数ある場合は その全てを登録すること 代理人は 歩いて引き取りに来られる人( 学生は不可 ) に限ること 代理人は 可能な限り複数人を登録すること 年度途中に登録事項に変更が生じた場合は 保護者は速やかに担任に連絡すること 3 家庭への要望事項として

もしもの時の連絡方法 ( 鍵の場所等 ) や避難の仕方について 日頃から家族で話し合っておくこと 児童が帰宅したときに 家族が誰もいない場合の安全な対応については 特に話し合っておくこと やむを得ず 帰宅できない児童は 迎えが来るまで学校に待機させるので 必ず学校に迎えに来ること

平成 ( ) 年度非常災害時登録カード 年 組 ふりがな氏名 男女 住所 電話 ふりがな保護者氏名 保護者連絡先 電話 代理人氏名 関係 電話 一時帰宅先 関係 電話 在校する兄弟姉妹 ( 年組 ) ( 年組 ) ( 年組 )

一斉下校時の教職員の立哨ポイント

大規模地震発生時の職員対応 (1) 授業中における基本的対応 大規模地震発生 ( 緊急地震速報発令 ) 児童の安全確保 サイレン 落下物 転倒物 ガラスの飛散などから身を守るよう指示する ( 放送指示 ) 地震発生 地震です 直ちに机の下にもぐりなさい 体育館の人は 真ん中に寄ってしゃがみなさい 外の人は 建物や遊具から離れてしゃがみなさい 緊急地震速報 緊急地震速報です 直ちに机の下にもぐりなさい 体育館の人は 真ん中に寄ってしゃがみなさい 外の人は 建物や遊具から離れてしゃがみなさい 児童に机の下にもぐり 机の脚を持つように指示する ( 授業担当 ) ( 児童 放送を静かに聴く 机の下にもぐる 体育館 外の児童は 落下物に対して 手で頭をおおう ) 火気を使用中のときは あわてずに消化する ( 授業担当 ) 避難 ( 校庭等 ) サイレン 校庭避難 全児童 職員への避難指示 ( 放送指示 ) 地震が収まりました これ以上続くことはないと思いますが 校舎内は危ないので 校庭へ避難します お か し も を守って集まりなさい 児童を机の外に出し 校庭に避難させる ( 授業担当 ) 防災頭巾をかぶる指示を行う お か し も を守らせる ハンカチ等で 口 鼻をおおわせる ヘルメットをかぶり 出席簿を持つ ( 授業担当 職員 ) 児童の安全確認 避難場所に児童を整列させる 学年表示板の前に整列させ 人数確認 異常の有無の確認を行い 本部に報告する 引き渡しの指示 係は 本部でチェック表を渡す 保護者への引き渡し 担任は 児童の列の先頭 ( 保護者との間 の位置 ) に立つ 保護者に開始を知らせる ( 本部教頭 )

引き渡し方法 保護者に 誰の保護者か 児童名を名乗らせる ( 保護者の名前も一緒に確認する ) 児童を呼び 確認後引き渡す ( チェック表に記入 ) 引き渡しが完了したクラスは 本部 ( 教頭 ) に報告する 引き渡し場所での各学年の位置 混乱を避けるために 保護者は 1 列に並んで 1 人ずつ順番に引き渡す は保護者 はクラス担任 職員 2 組 6 年生 1 組 2 組 5 年生 1 組 校 舎 2 組 4 年生 1 組 本部救護 2 組 3 年生 1 組 2 組 2 年生 1 組 2 組 1 年生 1 組 直ちに 市職員到着し 学校避難所本部開設

(2) 休み時間中における基本的対応 大規模地震発生 ( 緊急地震速報発令 ) 児童の安全確保 サイレン 落下物 転倒物 ガラスの飛散などから身を守るよう指示する ( 放送指示 ) 地震発生 地震です 直ちに近くの教室に入って机の下にもぐりなさい 体育館の人は 真ん中に寄ってしゃがみなさい 外の人は 建物や遊具から離れてしゃがみなさい 緊急地震速報 緊急地震速報です 直ちに近くの教室に入って机の下にもぐりなさい 体育館の人は 真ん中に寄ってしゃがみなさい 外の人は 建物や遊具から離れてしゃがみなさい 職員は 直ちに分担場所へ行き 校舎内の者は 出入り口を開ける ( 各担当 ) * ヘルメットは最寄りのものを着用する 各々の分担場所で 以下の 1~3 等の指示を行う 1 校舎内の児童は 近くの教室に入り 近くの机の下にもぐって 机の脚をしっかり握る ( 戸棚 物置等 倒壊 落下等の危険物を避ける ) 2 体育館の児童は 壁から離れてしゃがむ 落下の恐れのあるライトの下を避け 手で頭をおおう 3 外にいる児童は 建造物や樹木から離れて しゃがみ 上からの落下物に対して手で頭をおおう 避難 ( 校庭等 ) サイレン 校庭避難 全児童 職員への避難指示 ( 放送指示 ) 地震が収まりました これ以上続くことはないと思いますが 校舎内は危ないので 校庭へ避難します お か し も を守って集まりなさい 児童を机の外に出し 校庭に避難させる ( 各担当 ) 防災頭巾をかぶる指示を行う お か し も を守らせる ハンカチ等で 口 鼻をおおわせる 校舎内を検索し 校舎内に残っている児童がいないか確認する 児童の安全確認 避難場所に児童を整列させる 学年表示板の前に整列させ 直ちに人数確認 異常の有無の確認を行い 本部に報告する 引き渡しの指示 係は 本部でチェック表を渡す

保護者への引き渡し 担任は 児童の列の先頭に ( 保護者との間 ) 立つ 保護者に開始を知らせる ( 本部教頭 ) 引き渡し方法 保護者に 誰の保護者か 児童名を名乗らせる ( 保護者の名前も一緒に確認する ) 児童を呼び 確認後引き渡す ( チェック表に記入 ) 引き渡しが完了したクラスは 本部 ( 教頭 ) に報告する 引き渡し場所での各学年の位置 (1) と同様 職員分担場所 1 校内 A 棟 1 階 B 棟 1 階 2 階 2 階 3 階 3 階 4 階 4 階 体育館 ピロティー 保健室 ( 救護室 ) 2 校庭 ( 各学年の児童の整列 ) 直ちに 市職員到着し 学校避難所本部開設

避難訓練年間計画 時 1 5 月日 ( ) 避難訓練と引き渡し下校訓練 訓練の内容 5 校時に実施 地震発生後 出火を想定 避難経路を知る 避難時の約束を知る ( お か し も ) 地震時の避難方法を知る 机の下に身を隠す 外にいる場合は 校舎から離れる等 放送の指示に従って 校庭に避難する ( 防災頭巾着用 ) 担任の指示に従い 場所を移動し 校庭での引き渡し方法を知る 防火シャッター 防火扉を使用 2 9 月日 ( ) 避難訓練 2 校時 (10:00~) に実施 地震発生を想定 放送の指示に従って 校庭に避難する ( 防災頭巾着用 ) 3 1 月中旬予告なし避難訓練 20 分休みに実施 地震発生後 出火を想定 児童 職員への事前通告はしない 電話による校外連絡はしない 4 2 月不審者対策 5 校時に実施 授業中に不審者が入ってくる 事前に児童へは放送で 落下物あり = 不審者 であることを知らせておく グリーンカードを職員室へ持っていく 不審者が侵入してきたクラスの児童は 隣のクラスに避難する その他のクラスの児童は 教室待機 職員は避難誘導係 応援係に分かれて対応する 大船警察署と連携して実施

防災計画 1 目的 学校における災害対策は 予測が困難な各種の災害の発生に対して適切な措置ができる体制を整え 児童の生命の安全を図る 2 防災組織の確立 組織については 役割分担を明確化にし 教職員の出張 休暇などの不在時にも即応できるようにしなければならない また 平素から児童に対して 災害時の心得の指導や的確な行動が取れるように訓練することが必要である 3 防災管理 校長 教頭 児童指導委員会 安全担当 4 自主消防組織編成表 係担当火災時の任務概要地震時の任務概要 情報連絡 1. 消防機関への通報及びその確認 1. 出火防止の呼びかけ 2. 校内の通報及び避難状況等の把 2. 情報収集体制の早期確立握 避難誘導 各学級担任と専科 1. 児童の安全な避難誘導とその管理 2. 消防隊到着時の児童の事故防止 1. 児童の安全措置及び避難誘導 2. 火気使用器具の始末 防災安全 1. 使用中の電気 ガス 危険物の安全措置 2. 防火扉の閉鎖 1. 使用中の電気 ガス 危険物の安全措置 2. 非常口の確保 搬出 非常時持ち出しの搬出及びその管理 左に同じ 救護 負傷者の応急措置 負傷者の応急措置及び担架による 搬送 生活 生活物資の用意 * 検索係は 後から避難する学級担任とする