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中医協総会の資料にも上記の 抗菌薬適正使用支援プログラム実践のためのガイダンス から一部が抜粋されていることからも ガイダンスの発表は時機を得たものであり 関連した8 学会が共同でまとめたという点も行政から高評価されたものと考えられます 抗菌薬の適正使用は 院内 と 外来 のいずれの抗菌薬処方におい

サーベイランス

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と役割を明確化し 医療機関内のすべての関係者の理解と協力が得られる環 境を整えること ( 感染制御チーム ) 病床規模の大きい医療機関 ( 目安として病床が 床以上 ) においては 医師 看護師 検査技師 薬剤師から成る感染制御チームを設置し 定期的に病棟ラウンド ( 感染制御チームによ

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モダンメディア 63 巻 10 号 2017[ 感染対策と微生物検査 ]255 感染対策と微生物検査 7 感染防止対策加算と微生物検査 Infection prevention medical fees and microbiology laboratory いい飯 ぬまよし沼由 Yoshitsug

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第51回日本小児感染症学会総会・学術集会 採択結果演題一覧

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横須賀市立市民病院院内感染対策要領

よる感染症は これまでは多くの有効な抗菌薬がありましたが ESBL 産生菌による場合はカルバペネム系薬でないと治療困難という状況になっています CLSI 標準法さて このような薬剤耐性菌を患者検体から検出するには 微生物検査という臨床検査が不可欠です 微生物検査は 患者検体から感染症の原因となる起炎

 

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公開情報 年 月 ~ 月年報 ( 集計対象医療機関 床以上 ) 院内感染対策サーベイランス全入院患者部門 解説. データ提出医療機関数病床規模が 床以上の 年年報 ( 年 月 ~ 月 ) 集計対象医療機関数は 646 医療機関であった これは国内,649 医療機関の 4.4% を占めていた. 新規感

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公開情報 27 年 月 ~2 月年報 ( 全集計対象医療機関 ) 院内感染対策サーベイランス全入院患者部門 解説. データ提出医療機関数 27 年年報 (27 年 月 ~2 月 ) の集計対象医療機関数は 863 医療機関であり 前年より 医療機関増加した これは国内 8,2 医療機関の.2% を占

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2015 年 9 月 30 日放送 カルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE) はなぜ問題なのか 長崎大学大学院感染免疫学臨床感染症学分野教授泉川公一 CRE とはカルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症 以下 CRE 感染症は 広域抗菌薬であるカルバペネム系薬に耐性を示す大腸菌や肺炎桿菌などの いわゆる


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抗菌薬の殺菌作用抗菌薬の殺菌作用には濃度依存性と時間依存性の 2 種類があり 抗菌薬の効果および用法 用量の設定に大きな影響を与えます 濃度依存性タイプでは 濃度を高めると濃度依存的に殺菌作用を示します 濃度依存性タイプの抗菌薬としては キノロン系薬やアミノ配糖体系薬が挙げられます 一方 時間依存性

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2)HBV の予防 (1)HBV ワクチンプログラム HBV のワクチンの接種歴がなく抗体価が低い職員は アレルギー等の接種するうえでの問題がない場合は HB ワクチンを接種することが推奨される HB ワクチンは 1 クールで 3 回 ( 初回 1 か月後 6 か月後 ) 接種する必要があり 病院の

病棟における 院内感染対策の視点

85 表 2 外来 入院における主な耐性菌の検出率 (2014 年度 ) 菌名 外 来 入 院 MRSA/S. aureus 19.8%(100/506) 33.6%(300/893) VRE/E. faecium 0%(0/8) 0.5%(1/187) ESBL 産生菌 /E. coli 10.9

Ⅲ 院内感染対策に関する管理体制 当院における院内感染防止を推進するために 本指針に基づき当院に以下の委員会および組織等を設置する ( 図 1) 1. 院内感染防止対策委員会 (1) 院内における感染防止対策に関する院長の諮問機関 および院内感染対策の周知 実施を迅速に行うため 病院内の各部門からの

スライド 1

割合が10% 前後となっています 新生児期以降は 4-5ヶ月頃から頻度が増加します ( 図 1) 原因菌に関しては 本邦ではインフルエンザ菌が原因となる頻度がもっとも高く 50% 以上を占めています 次いで肺炎球菌が20~30% と多く インフルエンザ菌と肺炎球菌で 原因菌の80% 近くを占めていま

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重症急性呼吸器症候群 (SARS) 削除. 新興感染症対策を Xに新設. 5. ウエストナイル熱 空気感染する可能性があり, かつパンデミッ これらは改定版 2 刷発行当時 (2004 年 ), クになった際の透析施設の対応を Xに移行. 新興 再興感染症として問題とされてい 4. ウ

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2012 年 2 月 29 日放送 CLSI ブレイクポイント改訂の方向性 東邦大学微生物 感染症学講師石井良和はじめに薬剤感受性試験成績を基に誰でも適切な抗菌薬を選択できるように考案されたのがブレイクポイントです 様々な国の機関がブレイクポイントを提唱しています この中でも 日本化学療法学会やアメ

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背景 ~ 抗菌薬使用の現状 ~ 近年 抗微生物薬の薬剤耐性菌に伴う感染症の増加が国際的にも大きな課題の一つに挙げられている 欧州及び日本における抗菌薬使用量の国際比較 我が国においては 他国と比較し 広範囲の細菌に効く経口のセファロスポリン系薬 キノロン系薬 マクロライド系薬が第一選択薬として広く使

地方衛生研究所におけるカルバペネム耐性腸内細菌科細菌検査の現状 薬剤耐性研究センター 第 1 室 鈴木里和

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ラウンドについて一定の基準が示されました ICTの組織化と役割病院は compromised host が集団生活をする特殊な環境であるため 病院感染を引き起こしやすい状況にあります 適切な病院感染の制御が行われなければ 患者さんや医療従事者を感染被害から守ることが出来ず 病院の機能そのものを果たし

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薬剤耐性とは何か? 薬剤耐性とは 微生物によって引き起こされる感染症の治療に本来有効であった抗微生物薬に対するその微生物の抵抗性を言う 耐性の微生物 ( 細菌 真菌 ウイルス 寄生虫を含む ) は 抗菌薬 ( 抗生物質など ) 抗真菌薬 抗ウイルス薬 抗マラリア薬などの抗微生物薬による治療に耐えるこ

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横浜市感染症発生状況 ( 平成 30 年 ) ( : 第 50 週に診断された感染症 ) 二類感染症 ( 結核を除く ) 月別届出状況 該当なし 三類感染症月別届出状況 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月計 細菌性赤痢

院内感染対策相談窓口 質疑応答集(平成26年度)

第一部院内感染防止体制 院内感染防止のための組織 体制 院内感染の発生を抑止し 感染者の発生後においても感染拡大を制御するためには 病院全体が組織的に感染防止対策に取り組むことが必要とされます また 感染防止対策の実効性を高めるには 病院管理者が積極的に感染対策部門や感染管理担当者を支援し 一体とな

ン (LVFX) 耐性で シタフロキサシン (STFX) 耐性は1% 以下です また セフカペン (CFPN) およびセフジニル (CFDN) 耐性は 約 6% と耐性率は低い結果でした K. pneumoniae については 全ての薬剤に耐性はほとんどありませんが 腸球菌に対して 第 3 世代セフ

感染制御ベーシックレクチャーQ&A 薬剤耐性菌

42 HBs 抗原陽性で HBe 抗原陰性の変異株が感染を起こした場合は, 劇症肝炎を起こしやすいので,HBs 抗原陽性 HBe 抗原陰性血に対しても注意が必要である. なお, 透析患者では, 感染発症時にも比較的 AST(GOT),ALT(GPT) 値が低値をとること,HCV 抗体が出現しにくいこ

抗菌薬適正使用支援プログラム実践のためのガイダンス

プランの策定の支援などが議論されました こうした状況を踏まえ 我が国においても薬剤耐性 (AMR) 対策アクションプランを取りまとめるべく G7 ドイツ ベルリン保健大臣会合後の昨年 2015 年 11 月 厚生労働省に薬剤耐性 (AMR) タスクフォースを設置し 有識者ヒアリング等による検討を重ね

も 医療関連施設という集団の中での免疫の度合いを高めることを基本的な目標として 書かれています 医療関係者に対するワクチン接種の考え方 この後は 医療関係者に対するワクチン接種の基本的な考え方について ワクチン毎 に分けて述べていこうと思います 1)B 型肝炎ワクチンまず B 型肝炎ワクチンについて

1 月号は以下の情報を掲載しています 1. 茨城県感染症発生動向調査事業に基づく試験検査 検出状況 1) 全数把握疾患 2) 病原体定点依頼検査その他の検査 3) 集団 ( 施設や学校等 ) 事例 月別検出件数 1) 三類 四類 五類 ( 全数把握 ) 2) 五類 ( 定点 ) その他の検査 3)

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感染症学 責任者 コーテ ィネーター 担当講座 学科 ( 分野 ) 情報薬科学分野西谷直之教授 情報薬科学分野 医学部臨床検査医学講座 対象学年 2 期間後期 区分 時間数 講義 18 時間 単位数 1 単位 学習方針 ( 講義概要等 ) 感染症学では既習の微生物学の知識を基にして 感染症の侵入門戸

抗菌薬の適正使用に向けた8 学会提言「抗菌薬適正使用支援(Antimicrobial Stewardship:AS)プログラム推進のために」―提言発表の背景と目的―

僕が、標準予防策をしない理由

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本文は 2014 年に発行された Infectious diseases prioritisation for event-based surveillance at the European Union level for the 2012 Olympic and Paralympic Games

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それでは具体的なカテーテル感染予防対策について説明します CVC 挿入時の感染対策 (1)CVC 挿入経路まずはどこからカテーテルを挿入すべきか です 感染率を考慮した場合 鎖骨下穿刺法が推奨されています 内頚静脈穿刺や大腿静脈穿刺に比べて カテーテル感染の発生頻度が低いことが証明されています ただ

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その他の多剤耐性菌

2 経験から科学する老年医療 上記 12 カ月間に検出された病原細菌総計 56 株中 Escherichia coli は 24 株 うち ESBL 産生菌 14 株 それ以外のレボフロキサシン (LVFX) 耐性菌 2 株であった E. coli 以外の合計は 32 株で 内訳は Enteroco

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15,000 例の分析では 蘇生 bundle ならびに全身管理 bundle の順守は, 各々最初の 3 か月と比較し 2 年後には有意に高率となり それに伴い死亡率は 1 年後より有意の減少を認め 2 年通算で 5.4% 減少したことが報告されています このように bundle の merit

2017 年 2 月 1 日放送 ウイルス性肺炎の現状と治療戦略 国立病院機構沖縄病院統括診療部長比嘉太はじめに肺炎は実地臨床でよく遭遇するコモンディジーズの一つであると同時に 死亡率も高い重要な疾患です 肺炎の原因となる病原体は数多くあり 極めて多様な病態を呈します ウイルス感染症の診断法の進歩に

Transcription:

別紙 2 < 講習内容 > 1 院内感染対策に関して 地域において指導的立場を担うことが期待される病院等の従事 者を対象とした院内感染対策に関する講習会 1. 院内感染対策のシステム化と地域ネットワーク (45 分 ) チーム医療と各職種の役割 地域連携 感染防止対策加算 Ⅰ Ⅱ 取得施設の合同カンファランスのありかた 災害時の感染対策 2. 院内感染関連微生物と微生物検査 (45 分 ) 耐性菌 (extended spectrum β-lactamase (ESBL) 産生菌 カルバペネム耐性腸内細菌科細菌 (CRE) Clostridium difficile MRSA, バンコマイシン耐性腸球菌 (VRE), 多剤耐性緑膿菌 (MDRP), 多剤耐性アシネトバクター ) その他関連微生物( 細菌 真菌 ウイルス ) の概要 検体採取上の注意 微生物検査の実際 ( 染色 培養 抗原検査 遺伝子検査 ) 3. 医療機関と行政の連携 (45 分 ) 薬剤耐性菌対策アクションプランとワンヘルス アプローチ 新興感染症への対応 ( 蚊媒 介感染症対策を含め ) 4. 院内ラウンドの実際とそのポイント (45 分 ) 抗菌薬 環境 耐性菌 各種ラウンドの実際 チェックリストの作成と活用 院内ラウン ドにおける各職種の役割 5. 抗菌薬の適正使用 ( 抗真菌薬も含め )(45 分 ) 抗菌薬使用調査とその評価法 antimicrobial stewardship 抗菌薬許可制 届け出制の あり方 アンチバイオグラムの作成 治療抗菌薬の選択 6.Therapeutic drug monitoring (TDM) (45 分 ) グリコペプチド系薬 アミノグリコシド系薬などにおける目標血中濃度とそれに基づく投 与設計 7. 日常的衛生管理 (45 分 ) 適切な消毒 滅菌 医療器具の管理 ( 内視鏡も含め ) 病室環境の清浄化 寝具 リネン の取扱い 感染性廃棄物の取り扱い 8. デバイス関連感染 (45 分 ) 血管内留置カテーテル感染防止 尿路カテーテル感染防止 人工呼吸器関連感染防止対策

9. 呼吸器感染対策 (45 分 ) 飛沫感染予防策 空気感染予防策 ( 結核感染対策含む ) 麻疹 水痘 風疹 ムンプス インフルエンザ対策等 10. 周術期感染対策 (45 分 ) 手術部位感染 (SSI) 予防 ( 術後感染予防抗菌薬 術中低体温対策 血糖管理 創ケアー などバンドルアプローチ ) SSI サーベイランス 11. 血液媒介感染対策および職業感染対策 (45 分 ) B 型肝炎 C 型肝炎 HIV 感染症等の予防体制 針刺し事例への対応 ワクチンプログラム 職員健康管理等 12. 多剤耐性菌検出時の ICT による介入ならびにアウトブレイク対応の実際 (45 分 ) 13. 院内 施設内感染関連法令 (40 分 ) 2.1の受講対象となる医療機関と連携し 地域における各医療機関の院内感染対策の推進を図ることを目的とした講習会 1. 院内感染対策のシステム化 連携 (45 分 ) 感染対策委員会 ICT の組織化 チーム医療 ICT における各職種の役割 耐性菌サーベイランス 2. 院内感染関連微生物と微生物検査 (45 分 ) 耐性菌 (extended spectrum β-lactamase (ESBL) 産生菌 カルバペネム耐性腸内細菌科細菌 (CRE) Clostridium difficile MRSA, バンコマイシン耐性腸球菌 (VRE), 多剤耐性緑膿菌 (MDRP), 多剤耐性アシネトバクター ) その他関連微生物( 細菌 真菌 ウイルス ) の概要 検体採取上の注意 微生物検査の実際 ( 染色 培養 抗原検査 遺伝子検査 ) 3. 感染制御の基本 (45 分 ) 標準予防策 感染経路別予防策 隔離予防策 易感染患者への対応 ( リスクアセスメント と対応 )

4. 医療機関と行政の連携 (45 分 ) 薬剤耐性菌対策アクションプランとワンヘルス アプローチ 新興感染症への対応 ( 蚊媒 介感染症対策を含め ) 5. 高齢者介護施設における感染制御 (45 分 ) 高齢者介護施設での感染対策 日常的衛生管理 高齢者の健康管理 感染症発生時の対応 施設の感染管理体制 拠点病院 行政との連携 6. 日常的衛生管理 (45 分 ) 適切な消毒 滅菌 医療器具の管理 ( 内視鏡も含め ) 病室環境の清浄化 寝具 リネン の取扱い 感染性廃棄物の取り扱い 環境ラウンドのあり方 7. 抗菌薬の適正使用 ( 抗真菌薬も含め )(45 分 ) 抗菌薬使用調査とその評価法 antimicrobial stewardship 抗菌薬許可制 届け出制の あり方 アンチバイオグラムの作成 治療的血中濃度モニタリング (TDM) 8. デバイス関連感染 (45 分 ) 血管内留置カテーテル感染防止 尿路カテーテル感染防止 人工呼吸器関連感染防止対策 9. 呼吸器感染対策 (45 分 ) 飛沫感染予防策 空気感染予防策 ( 結核感染対策含む ) 麻疹 水痘 風疹 ムンプス インフルエンザ対策等 10. 血液媒介感染対策および職業感染対策 (45 分 ) B 型肝炎 C 型肝炎 HIV 感染症等の予防体制 針刺し事例への対応 ワクチンプログラム 職員健康管理等 11. 周術期感染対策 (45 分 ) 手術部位感染 (SSI) 予防 ( 術後感染予防抗菌薬 術中低体温対策 血糖管理 創ケアー などバンドルアプローチ ) SSI サーベイランス 12. 多剤耐性菌検出時の ICT による介入ならびにアウトブレイク対応の実際 (45 分 ) 13. 院内 施設内感染関連法令 (40 分 )

3 高度な医療を提供する特定機能病院等の院内感染対策の推進及び近隣医療機関等への指導助言体制の充実を図ることを目的とした講習会 1. 大規模施設における感染対策システムの構築と地域ネットワーク (45 分 ) 地域ネットワーク : 情報伝達 チェックリストの作成 共同サーベイランス 感染対策の支援 ( コンサルテーション アウトブレイク時の支援 ) 感染防止対策加算 2の施設との合同カンファレンス 災害時の感染対策 2. 院内感染関連微生物 ( 新しい話題の感染症の種類と特徴を含む ) の国内外での情報 (45 分 ) 各種関連微生物 ( 細菌 真菌 ウイルス ) の概要 耐性菌 (ESBL 産生菌 CRE C.difficile MRSA, VRE, MDRP, 多剤耐性アシネトバクター ) 3. 医療機関と行政の連携 (45 分 ) 薬剤耐性菌対策アクションプランとワンヘルス アプローチ 新興感染症への対応 ( 蚊媒介感染 症対策を含め ) 4. 多剤耐性菌検出時の ICT による介入ならびにアウトブレイク対応 (45 分 ) 5. 院内感染対策のための情報活用 (45 分 ) 多剤耐性グラム陰性菌の定義 微生物モニタリング 抗菌薬使用量のモニタリング法 [antimicrobial use density (AUD) day of therapy (DOT)] 情報の感染対策委員会や ICT ミーティングでの活用 医療スタッフへのフィードバック 6. 感染症サーベイランス (45 分 ) デバイス関連感染症 手術部位感染症 (SSI) サーベイランスの実際と情報活用 7. デバイス関連感染症予防対策 (45 分 ) カテーテル関連性血流感染 尿留置カテーテル関連尿路感染 人工呼吸器関連呼吸感染の 予防対策 8. 手術患者における感染対策 (45 分 ) 適切な術後感染予防抗菌薬使用法 SSI 予防のための周術期管理 ( 血糖管理 術中低体温 予防 創ドレッシング ドレーン管理 ) 9. 抗菌薬の適正使用 ( 抗真菌薬も含め )(45 分 ) 抗菌薬使用調査とその評価 抗菌薬許可制 届け出制 介入法 アンチバイオグラムの作

成 治療抗菌薬の選択 10.Therapeutic drug monitoring (TDM) (45 分 ) グリコペプチド系薬 アミノグリコシド系薬などにおける目標血中濃度とそれに基づく投与設計 11. 日常的衛生管理 (45 分 ) 適切な洗浄 消毒 滅菌 医療器具消毒洗浄 ( 内視鏡も含め ) 環境清掃消毒 環境ラウ ンドのあり方 12. 院内 施設内感染関連法令 (40 分 ) 13. 感染対策活動事例の紹介 (45 分 ) 地域において指導的な役割をはたしている施設の感染対策担当者 ( 看護師 薬剤師 臨床 検査技師 ) による具体的な感染対策活動事例の紹介