2) 重点整備地区設定の考え方旧基本構想における重点整備地区は 特定旅客施設である筑前前原駅 波多江駅を中心とした徒歩圏内を対象に 官公庁施設 福祉施設 大規模集客施設等の主要施設の分布状況や利用状況等を考慮して設定していました 今回の改正における重点整備地区の設定の考え方は 旧基本構想を基本として

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大久保駅周辺地区 施設及び場所 事業概要 事業主体 進捗 近鉄大久保駅 多機能トイレ改良 スロープ手すり 近畿日本鉄道 JR 新田駅 エレベータ 多機能トイレ改良 スロープ手すり 交通エコロジー モビリティー財団 バス 低床バスの導入 バス事業者 市道大久保名木線 視覚障がい者用ブロックの整備 宇治

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ウ エ ( エ ) ホーム上に車両ドアの位置を表示する点状ブロックを設置してほしいとの要望があります ( オ ) ホーム上にあるエレベーターの案内サインが少なく, 位置が分かりにくいことが現地調査の 結果, 課題 問題点として挙げられます ( カ ) ホームに設置されている電光式の列車運行案内表示板

計画的な再開発が必要な市街地 特に一体的かつ総合的に再開発を促進すべき地区 市町名 名称 再開発の目標 土地の合理的かつ健全な高度利用及び都市機能の更新に関する方針 特に整備課題の集中がみられる地域 ( 課題地域 ) 地区名 西宮市 C-4 浜脇 ( 約 175ha) 居住環境の向上 良好な都市景観

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(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

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1 基本的な整備内容 道路標識 専用通行帯 (327 の 4) の設置 ( 架空標識の場合の例 ) 自 転 車 ピクトグラム ( 自転車マーク等 ) の設置 始点部および中間部 道路標示 専用通行帯 (109 の 6) の設置 ( 過度な表示は行わない ) 専 用 道路標示 車両通行帯 (109)

 

公共サインガイドライン策定の基本的な考え方

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区域の整備 開発及び保全に関する方針 地区施設の整備の方針 建築物等の整備の方針 (1) 道路の整備方針区域内外との円滑な交通ネットワークの形成と歩行者等の安全で快適な歩行環境の向上を図るため 街区幹線道路及び区画道路を整備する 生活利便施設や良質な街並みを形成する住宅等の立地を誘導し 地域拠点にふ

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三視覚障害者誘導用ブロック視覚障害者に対する誘導又は段差の存在等の 警告若しくは注意喚起を行うために路面に敷設されるブロックをいう 第二章歩道等 ( 歩道 ) 第三条道路 ( 自転車歩行者道を設ける道路を除く ) には 歩道を設けるものとする ( 有効幅員 ) 第四条歩道の有効幅員は 道路構造令第十

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05+説明資料

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便所 縮尺 福祉型便房のある便所の構造 福祉型便房並びに腰掛便座及び手すりの 設けられた便房の構造並びに床置式の小便器の構造 手すり 縮尺 外形 両端部及びわん曲部の構造並びに傾斜路及び階段の両端部の構造 視覚障害者用 床材 縮尺 視覚障害者用床材及び周囲の床材の仕上げ材料 仕上げ方法 色及び形 状

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区域の整備 開発及び保全に関する方針土地利用の方針 地区施設の整備の方針 地区の立地特性を踏まえ 土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図るため 土地利用の方針を以下に定める 1 国際化に対応した業務 商業 宿泊等の多様な機能に加え 氷川神社と連携した江戸文化や赤坂地域の魅力を伝える歴史

区域の整備 開発及び保全に関する方針公共施設等の整備の方針 建築物等の整備の方針 1 道路の整備方針 (1) 地区周辺の交通円滑化に資する道路ネットワークの形成及び 東西の主要な道路軸の形成を図るため 地区幹線道路を拡幅整備する (2) 開発に伴い発生する交通を円滑に処理するとともに 新駅整備に伴う

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III 質問票

3-1 道路

目次 Ⅰ 運用基準の策定にあたって P1 1 策定の目的 P1 2 運用基準の位置づけ P1 Ⅱ Ⅲ 土地利用のあり方 P1 地区計画の活用 P2 1 地区計画とは P2 2 地区計画の活用類型 P2 (a) 地域資源型 P3 (b) マスタープラン適合型 P3 (c) 街区環境整序型 P3 (d)

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3 市長は 第 1 項の規定により指定した土地の区域を変更し 又は廃止しようとするときは あらかじめ久喜市都市計画審議会 ( 以下 審議会 という ) の意見を聴くものとする 4 第 1 項及び第 2 項の規定は 第 1 項の規定により指定した土地の区域の変更又は廃止について準用する ( 環境の保全

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大分市条例第 70 号 大分市移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する基準を定める条例目次第 1 章総則 ( 第 1 条 第 2 条 ) 第 2 章歩道等 ( 第 3 条 第 10 条 ) 第 3 章立体横断施設 ( 第 11 条 第 16 条 ) 第 4 章乗合自動車停留所 ( 第 17 条


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議案第146号~第172号

(2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており かつ 区域外の相当規模の道路と接続していること (3) 区域内の排水路その他の排水施設が その区域内の下水を有効に排出するとともに その排出によって区域及びそ

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( 対象区域 ) 第 5 地区計画の対象区域は 工業団地 ( 国母工業団地 南部工業団地 機械金属工業団地 ファッション工業団地 ( アリア ディ フィレンツェ ) をいう 以下同じ ) の区域内及び隣接地又は近接地 ( おおむね工業団地から500メートル以内 ) とする ( 区域の設定 ) 第 6

区域の整備 開発及び保全に関する方針地区施設の整備の方針建築物等の整備の方針 (2) 公園 緑地の整備方針地域に親しまれる やすらぎと憩いの空間を形成するとともに 西武立川駅から玉川上水に向けて形成される緑のネットワークの拠点となるよう公園や緑地を配置する (3) その他の公共空地の整備方針各敷地の

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(3) バリアフリーポイントの設置旧交通バリアフリー基本構想の重点整備地区においては 市内でも特に乗降客数等が多く 多くの高齢者 障害者等の地区利用が見込まれる地区となっていますが 交通バリアフリー基本構想では 建築物等のバリアフリー化を促進する計画となっていません そのため 高齢者 障害者等の円滑

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1. 目的 本町の第 3 次総合計画において 本町の将来像である ( みんなが主役 やすらぎと健康福祉のまち ) の実現に寄与すべく 本町の市街化調整区域における地区計画の運用にかかる基本的な方針を示すため 市街化調整区域における地区計画運用指針 ( 以下 運用指針 という ) を策定しました この

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7-3 上田城南地域 (1) 将来像 ( 将来像 ) 水と緑と多様な都市機能が調和し快適な暮らしの環境が整ったまち ( 基本目標 ) 千曲川をはじめ産川や浦野川 小牧山や上田原古戦場 半過岩鼻など奇景や原風景の残る豊かな自然や農地を大切に保全するとともに 秩序ある都市空間づくりを進めます 良好な住環

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稲毛海岸5丁目地区

及びその周辺の地域における自然的条件 建築物の建築その他の土地利用の状況等を勘案し 集落の一体性を確保するために特に必要と認められるときは この限りでない (2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており か

Transcription:

第 3 章 重点整備地区等の設定 (1) 重点整備地区の設定の考え方 基本構想ではバリアフリーを重点的 一体的に進めるために 重点整備地区 を定 める必要があります 1) 重点整備地区の要件 ( バリアフリー新法第 2 条第 21 号 基本方針 ) ア ) 生活関連施設があり それらの間の移動が通常徒歩で行われる地区 原則として 生活関連施設のうち特定旅客施設又は特別特定建築物( 官公庁施設 福祉施設等 ) に該当するものが概ね3 以上あり 地区全体の面積が概ね400ha 未満であること 連続的な移動に係るバリアフリー化の確保の重要性に鑑み 特定旅客施設を含む重点整備地区を設定することが引き続き求められること イ ) 生活関連施設及び生活関連経路についてバリアフリー化が特に必要であると認められる地区 高齢者 障がい者等の移動や施設の利用状況 土地利用や諸機能の集積状況 これらの将来の方向性 想定される事業の範囲 実現可能性等の観点から総合的に判断し 一体的なバリアフリー化事業が特に必要な地区であること ウ ) バリアフリー化を重点的かつ一体的に実施することが 総合的な都市機能の増進を図る上で有効かつ適切であると認められる地区 高齢者 障がい者等に交流と社会参加の機会を提供する機能 消費生活の場を提供する機能 勤労の場を提供する機能等の様々な都市機能の増進を図る上で 各種バリアフリー化等の重点的な実施が有効かつ適切と認められる地区であること エ ) 境界の設定等 重点整備地区の境界は 町界 字界 道路 河川 鉄道等の施設 都市計画 道路等によって明確に表示して定めること 15

2) 重点整備地区設定の考え方旧基本構想における重点整備地区は 特定旅客施設である筑前前原駅 波多江駅を中心とした徒歩圏内を対象に 官公庁施設 福祉施設 大規模集客施設等の主要施設の分布状況や利用状況等を考慮して設定していました 今回の改正における重点整備地区の設定の考え方は 旧基本構想を基本として 国が定める基本方針に即して次のとおりとします 1 重点整備地区の範囲は 特定旅客施設に該当する筑前前原駅 波多江駅 新駅 を中心とした徒歩圏内 ( 概ね 500m~1km 程度の範囲 ) とします 特定旅客施設の要件次のア~エのいずれかに該当することア ) 一日当たりの平均的な利用者の人数が5,000 人以上 新設の場合は5,000 人以上が見込まれること 筑前前原駅 波多江駅 新駅が該当イ ) 旅客施設を利用する高齢者の人数が国の算定よりも多い算定式 : 旅客施設の一日当たりの平均的な利用者の人数 糸島市の高齢化率 >5,000 人 国の高齢化率 糸島市の高齢化率 21.9% 1) < 全国の高齢化率 23.0% 1) ウ ) 旅客施設を利用する障がい者の人数が国の算定よりも多い算定式 : 旅客施設の一日当たりの平均的な利用者の人数 糸島市の障がい者の割合 >5,000 人 国の障がい者の割合 糸島市の障がい者の割合 5.5% 2) < 全国の障がい者の割合 6.2% 3) エ ) 当該旅客施設の移動円滑化のための事業を優先的に実施する必要性が高い例 : 高齢者や障がい者等が日常生活や社会生活において利用する施設 ( 盲学校 ろう学校 養護学校 大規模病院等 ) が周辺に立地している 該当施設なし 1):H22 国勢調査 2): 庁内資料を基に算出 3): 平成 27 年版障害者白書を基に算出 2 生活関連施設のうち 特定旅客施設や官公庁施設 福祉施設等の特別特定建築物が概ね3 以上あり 当該施設相互間の移動が徒歩で行われる地区を選定します 3 重点整備地区の境界は 基本的に道路 河川 鉄道施設等の地物界によって 定めます 16

(2) 生活関連施設の設定生活関連施設は 重点整備地区 や重点的 優先的にバリアフリー化を目指す経路となる 生活関連経路 の設定にかかわるものです 高齢者 障がい者等が日常生活又は社会生活において利用する旅客施設 官公庁施設 福祉施設 文化施設等の多様な施設を位置づけることができます 旧基本構想を基本に 施設の配置の変化 聞き取り調査等を踏まえ 特別特定建築物のうち 常に多数の人が利用する または 高齢者や障がい者等が常時利用する と考えられる施設を生活関連施設として設定します 表 生活関連施設 最寄駅 区分 施設名 設定基準 筑前前原駅 特定旅客施設 筑前前原駅 平均利用者数 5,000 人 / 日以上 官公庁施設 糸島市役所 常に多数の人が利用 福祉 勤労施設 介護予防センターはつらつ館 高齢者 障がい者等が常時利用 人権センター する施設 文化施設 伊都文化会館 常に多数の人が利用 図書館 公民館 前原中央公民館前原南公民館 郵便局 前原郵便局 波多江駅 特定旅客施設 波多江駅 平均利用者数 5,000 人 / 日以上 公民館 波多江公民館 常に多数の人が利用 郵便局 波多江郵便局 常に多数の人が利用 新駅 特定旅客施設 新駅 平均利用者数 5,000 人 / 日以上 ( 見込 ) 福祉 勤労施設 健康福祉センターあごら 高齢者 障がい者等が常時利用する施設 東風高齢者いこいの家ワークプラザ 公民館 東風公民館 常に多数の人が利用 17

18

19

20

(3) 生活関連経路等の設定交通バリアフリー法では 特定旅客施設から高齢者 障がい者等が利用する施設までの経路を 特定経路 と定められていました これに対し バリアフリー新法では 生活関連施設相互間を結ぶ経路を 生活関連経路 と定められています また 旧基本構想では 部分的な改善等により移動しやすさの改善に努める経路として 準特定経路 を位置づけていましたが 今回の改定により これを 準生活関連経路 と位置づけます 旧基本構想の特定経路及び準特定経路は生活関連施設相互間を結び 準特定経路は特定道路に指定されたことから これらを生活関連経路とします また 筑前前原駅周辺及び波多江駅周辺については 道路計画の変更及び重点整備地区の一部拡大に対応して生活関連経路及び準生活関連経路を追加します 新駅周辺地区については 生活関連施設の配置や聞き取り調査等を基に生活関連経路等を設定します 重点整備地区経路区分路線名国道 202 号 ( 主 ) 福岡志摩前原線 ( 主 ) 前原富士線県道筑前前原停車場線県道宮ノ浦前原線県道雷山前原線前原駅相原線前原駅筒井原線弁坂上鑵子線南小学校前線筑前前原停車場線生活関連経路糸島農業高校前線筑前前原駅周辺都市計画道路前原駅南停車場線停車場笹山線 ( 自由通路 ) 前原駅前線 ( 筑前前原駅北口駅前広場 ) 選果場 4 号線 ( 筑前前原駅南口駅前広場 ) 篠原老松町線商店街 7 号線商店街 1 号線六田線波多江篠原線準生活関連経路篠原新建線 21

重点整備地区経路区分路線名国道 202 号県道瑞梅寺池田線県道津和崎潤線波多江小学校農協前線波多江駅前線生活関連経路 ( 波多江駅北口駅前広場 ) 波多江駅周辺松浦線 ( 都市計画道路波多江駅自由通路線含む ) 松浦中線郵便局志登池線溝添大日川原線溝添宮園線下川原 2 号線準生活関連経路向城 1 号線 重点整備地区経路区分路線名国道 202 号都市計画道路波多江泊線都市計画道路篠原 1 号線都市計画道路浦志自由通路線本村篠原線波多江篠原線生活関連経路浦志有田線新駅周辺農協吉原橋線浦志高等学校線区画道路 9-1 号線浦志北口交通広場浦志南口交通広場浦志高等学校線準生活関連経路前原潤線 22

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25

第 4 章 特定事業等 (1) 特定事業 特定事業の整備方針は次のとおりとします 各事業者は 法に基づいて特定事業を実 施するための計画を策定することとします 1) 公共交通特定事業 1 鉄道に関すること 事業主体九州旅客鉄道株式会社 筑前前原駅と波多江駅については 公共交通移動等円滑化基準へ適合を目指して設備等の充実を図ります 新駅については 公共交通移動等円滑化基準に即して整備を行います サイン等の整備にあたっては 色彩や外国語併記等によりわかりやすさの向上を図ります 整備済み設備等の使いやすさの点検を行います 公共交通移動等円滑化基準の例 昇降施設( エレベーター等 ) の設置 視覚障がい者への音声による案内 警告設備 視覚障がい者誘導用ブロック等の設置 聴覚障がい者への文字等による案内 警告設備の設置 車いす使用者用乗降口の表示 オストメイト対応設備の設置 2 バスに関すること 事業主体糸島市 昭和自動車株式会社 バス車両のバリアフリー化を促進し バス停留所については上屋やベンチ等の充実や案内表示のわかりやすさ等の利用環境の向上を図ります 時刻表 行先案内板等の改良によるわかりやすさ等の向上 バス停留所への上屋やベンチの設置等の待合施設の充実 ノンステップバスの導入の促進 26

2) 道路特定事業 事業主体国 県 糸島市 特定道路の新設又は改築を行うときは 道路移動等円滑化基準に適合させるとともに 生活関連経路の新設又は改築を行う場合でも 道路移動等円滑化基準への適合に努めます 道路移動等円滑化基準の例 歩道の設置 歩道幅員の確保 歩道のこう配や段差等の改善による連続した路面の平たん化 色や連続性に配慮した視覚障がい者誘導用ブロックの設置 滑りにくく 水はけの良い舗装 交差点部等での歩道と車道との段差改善 自由通路における昇降施設( エレベーター等 ) の設置 3) 交通安全特定事業 事業主体福岡県公安委員会 生活関連経路を構成する道路に設置されている信号機や標識等についてバリアフリ ー化を図ります 信号機 道路表記等の基準例 標識 標示の視認性の確保 高齢者感応式等バリアフリー対応型信号機の整備推進 (2) その他の事業 事業主体糸島市 準生活関連経路は 地域の実情や利用状況等を考慮し 歩道 交差点 バス停留所 踏切部等について 歩行者が安全かつ円滑に通行できるよう地域住民の理解と協力を得ながらバリアフリー化に努めます 準生活関連経路の整備例 歩道のこう配や段差等の改善による路面の平たん化 路側線等の明示による歩車分離 色等に配慮した視覚障がい者誘導用ブロックの設置 滑りにくく 水はけのよい舗装への改善 交差点部等での歩道と車道との段差解消 車両の離合場所の設置 27