最低賃金の引き上げに向けた策を講じたいと思ったら 最低賃金引き上げにより影響を受ける中小企業 小規模事業者支援事業 支援種別雇用関係 ( 相談 助成 ) 支援元厚生労働省 (1) 専門家派遣 相談等支援事業 : (2) 業務改善助成金 : 最低賃金が 800 円以下の道府県に事業場を置く中小企業主 (1) 専門家派遣 相談等支援事業 最低賃金の引き上げに向けた取組を行うNPO 法人 中小企業主 (2) 業務改善助成金 ( 中小企業最低賃金引き上げ支援対策費補助金 ) 事業場内で最も低い賃金を 時間給または時間換算額で 40 円以上引き上げる賃金引上げ計画を策定し 実施する NPO 法人 中小企業主 常時使用する労働者数の条件を満たせば NPO 法人も対象となる 支援対象 (1) 専門家派遣 相談等支援事業 賃金制度の見直しなど 相談 専門家派遣 セミナー開催されている (2) 業務改善助成金 ( 中小企業最低賃金引き上げ支援対策費補助金 ) 次の事項を実施した場合に 4) の業務改善に要した経費の2 分の1が助成される 1) 賃金引き上げ計画の策定 2) 引き上げ後の賃金支払い実績 3) 業務改善の内容及び就業規則に対する労働者からの意見聴取 4) 賃金引き上げに資する業務改善を行い費用を支払うこと等 (1) 専門家派遣 相談等支援事業 : 無料相談 (2) 業務改善助成金業務改善に要した経費の2 分の1 上限 100 万円 ( 常時使用する労働者の数が30 人以下の事業場にあっては4 分の3) 対象経費例 : 就業規則の作成や改定にかかる社労士の手数料 賃金制度整備見直しのためのコンサルタント経費 労働能率増進に資する設備 機械の導入費用 新設備導入に必要な労働者の操作研修の費用 開催期間 問合せ先 岩手労働基準部賃金室 電話 :019-604-3008 宮城労働局労働基準部賃金室 電話 :022-299-8841 福島労働局労働基準部賃金室 電話 :024-536-4604 116
人材育成についての相談をしたいと思ったら 職業能力開発サービスセンター 支援種別雇用関係 ( 情報 ) 支援元各都道府県職業能力開発 サービスセンター 人材育成に取り組みたい法人 NPO 法人も相談可能 支援対象 組織内における人材育成の取組を推進していくために 都道府県に窓口を設置し 人材育成の計画策定やキャリア コンサルティングなど 地域の状況に合わせた相談 支援を行う 以下の相談 支援については 社会保険労務士や中小企業診断士 経営コンサルタントの資格を持つ者や 従業員の職業能力の開発 向上に資するような職業能力開発についての企画 指導について 民間企業において豊富な経験をしている者が無料で行っている 職業能力開発促進法に基づく事業内職業能力開発計画の作成支援 職業能力開発推進者の専任の選任 支援 キャリア コンサルティングの導入 活用支援 企業内における職業能力評価制度の構築支援 労働者の職業能力開発 キャリア形成支援に関する各種情報の提供 無料の相談 支援 問合せ先 岩手県職業能力開発協会 サービスセンター 電話 :019-613-4620 宮城県職業能力開発協会 サービスセンター 電話 :022-271-9223 福島県職業能力開発協会 サービスセンター 電話 :024-525-8680 キャリア形成支援サイト http://www.career.javada.or.jp/ 117
従業員の能力向上を図りたいと思ったら 在職者訓練 支援種別雇用関係 ( 研修 ) 支援元厚生労働省職業能力開発局 職業能力開発課 応募地域 主に中小企業に在職している方が対象 ( 含む NPO 法人 ) 国が実施する在職者訓練については NPO 法人も利用可能 都道府県が実施する在職者訓練については 各都道 府県の定める条件による 主にNPO 法人 中小企業に勤める方々を対象に 従事されている業務に必要な専門知識及び技能 技術の向上を図るための比較的短期間の職業訓練がある (1) 国 ( 独立行政法人高齢 障害 求職者雇用支援機構 ) が実施する在職者訓練は 生産現場が抱える課題解決のため 生産性の向上や業務改善 新たな製品づくりに必要な専門的知識及び技能 技術を習得する職業訓練 (2) 都道府県が実施する訓練の場合は 機械 機器操作等の基礎的な取扱いを習得させる訓練等地域の人材ニーズを踏まえた基礎的な訓練を実施する 訓練例は以下の通り 機械加工科 機械製図科 建築科 情報ビジネス科 等 各セミナー開講日の 2 週間前までに申し込む 各職業訓練支援センター ( ポリテクセンター ) 等により異なるため 要確認 問合せ先 (1) 独立行政法人高齢 障害 求職者雇用支援機構 ( 詳細は最寄りのポリテクセンター ポリテクカレッジに問い合わせること ) ポリテクセンターポリテクカレッジ URL:http://www.jeed.or.jp/location/poly/index.html URL:http://www.jeed.or.jp/location/college/2.html (2) 都道府県職業能力開発主管課詳細は各都道府県に問い合わせること 厚生労働省の HPを参照 http://www.mhlw.go.jp/bunya/nouryoku/jarnal/tokusyu/2009_04.html 118
福利厚生を充実させたいと思ったら 勤労者財産形成促進制度 支援種別雇用関係 ( 福利厚生 ) 支援元独立行政法人勤労者退職金 共済機構 勤労者の給与積立 ( 資産づくり ) を助けたい NPO 法人等の事業主 NPO 法人も対象となる 従業員の資産づくりを事業主と国が支援する制度 事業主が 勤労者の給与から天引きをして積み立てる 財形貯蓄制度 には 一般財形貯蓄 財形住宅貯蓄 財形年金貯蓄 の 3つがある また 勤労者が マイホーム取得やリフォームを行う場合 長期 低利な住宅融資 財形持家転貸融資 などを受けることができるようになる 財形住宅貯蓄 及び 財形年金貯蓄 は 合計 550 万円までの利子等が非課税になる 常用労働者数が300 人以下の企業に勤めているものが平成 26 年 4 月 1 日 ~ 平成 27 年 3 月 31 日の期間に新規に財形持家転貸融資の申し込みをする際 通常金利が 0.91% であるところ 0.2% 引き下がり 0.71% で融資される 申込 問合せ先独立行政法人勤労者退職金共済機構勤労者財産形成事業本部 サポートダイヤル :03-6731-2935 http://www.zaikei.taisyokukin.go.jp/ 119
退職金を積み立てたいと思ったら 中小企業退職金共済制度 支援種別雇用関係 ( 福利厚生 助成 ) 支援元独立行政法人勤労者退職金 共済機構 応募地域 中小企業者等 常時使用する労働者数の条件を満たせば NPO 法人も対象となる 支援対象 独自に退職金制度を持つことが困難な中小企業等について 退職金制度の整備を支援する 法律で定められた社外積立型の退職金制度 初めて加入した事業者には一定期間の助成がある 掛け金の一部を国が助成 (1) 一般の中退共に初めて加入した事業主に対して 掛け金月額の 2 分の1( 上限 5000 円 ) を従業員ごとに加入後 4か月目から1 年間 国が助成するパートタイマー等短時間労働者の特例掛金 ( 掛金月額 4000 円以下 ) 加入者については上乗せ助成がある 掛金月額 2000 円の場合 300 円掛金月額 3000 円の場合 400 円掛金月額 4000 円の場合 500 円 (2)18000 円以下の掛け金を増額する事業主に対して 増加分の 3 分の1を増額した月から1 年間 国が助成する 中退共制度の掛金は 税法上損金として扱える 問合せ先 独立行政法人勤労者退職金共済機構 中小企業退職金共済事業本部 電話 :03-6907-1234 120
若手人材を確保したいと思ったら ジョブカフェ事業 支援種別雇用関係 ( 情報発信等 ) 支援元経済産業省 若者を採用する意欲のある NPO 法人等 各都道府県に設置された ジョブカフェ ( 若年者のためのワンストップサービスセンター ) では 若者へのカウンセリング等の就職支援や魅力発信等の人材確保支援をワンストップで提供している ジョブカフェにおけるサービスの一例 魅力情報発信冊子やHP 等の媒体により 地域の中小企業の魅力情報を求職者に発信する 人材確保 定着支援コンサルティング 職場定着支援事業経営者 人事担当者 若手社員等を対象に 新入社員とのコミュニケーション力向上のための研修等を実施し 早期離職を防止する 企業と若者との接点提供企業説明会や若者との交流イベントの開催等により 若者に対し魅力を PRする機会を提供する 都道府県によって提供されているサービスは異なる 詳細は各都道府県のジョブカフェに 問合せ先 ジョブカフェいわて 電話 :019-621-1171 みやぎジョブカフェ 電話 :022-264-4510 ふるさと福島就職情報センター 電話 :024-525-0047 121
若者を採用するための支援策を知りたいと思ったら 若者応援企業宣言 事業 支援種別 雇用関係 支援元 厚生労働省 ( マッチング PR 機会等 ) 次の1から7の基準 ( 宣言基準 ) をすべて満たす組織であれば 若者応援企業 を宣言することができる 1 学卒求人など 若者対象のいわゆる 正社員求人 をハローワークに提出すること 2 若者応援企業宣言 の事業目的に賛同していること 3 以下の就職関連情報を開示していること 社内教育 キャリアアップ制度等 過去 3 年度分の新卒者の採用実績及び定着状況 過去 3 年度分の新卒者以外の正規雇用労働者 (35 歳未満 ) の採用実績と定着状況 前年度の有給休暇および育児休業の実績 前年度の所定外労働時間 ( 月平均 ) の実績 4 労働関係法令違反を行っていないこと 5 事業主都合による解雇または退職勧奨を行っていないこと 6 新規学卒者の採用内定取消を行っていないこと 7 都道府県労働局 ハローワークで扱っている助成金の不支給措置を受けていないこと 若者応援企業 を宣言することで 以下の支援やメリットがある 1 就職面接会などで重点的にマッチング支援就職面接会などの開催についてハローワークから積極的に案内をすることで 若者を採用する機会が増え より適した人材の採用が期待される 2 会社の魅力をアピール都道府県労働局のホームページで就職関連情報を公表するので 魅力を広くアピールすることができる 3 若者応援企業 の名称を使用することができる 若者応援企業 の名称を一定期間使用することができ 若者の採用 育成に積極的であることを広くアピールすることができる 4 若者の職場定着が期待できる詳細な就職関連情報を公表するので 職場環境 雰囲気 業務内容などがイメージしやすくなり より適した人材の応募が見込まれ 採用後の職場定着が期待できる 平成 27 年度実施検討中 参考情報 : 平成 26 年度は 3 月に募集開始 問合せ先 公共職業安定所 ( ハローワーク ) 又は都道府県労働局 122